JPH0731064A - 非接触形充電器 - Google Patents

非接触形充電器

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JPH0731064A
JPH0731064A JP5191682A JP19168293A JPH0731064A JP H0731064 A JPH0731064 A JP H0731064A JP 5191682 A JP5191682 A JP 5191682A JP 19168293 A JP19168293 A JP 19168293A JP H0731064 A JPH0731064 A JP H0731064A
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charged
section
charging
voltage
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JP5191682A
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Minoru Takahashi
実 高橋
Takashi Urano
高志 浦野
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充電部上に被充電部がない場合に交流磁束の
発生を間欠的に停止して電力損失を防ぐとともに、被充
電部以外の金属製異物が置かれた場合に電磁誘導による
過熱を防止する。 【構成】 商用電源Sから電力供給を受けて一次巻線N
1を設けた一次側コイル部1で交流磁束を発生する磁束
発生部20と、磁束発生部20を駆動制御する駆動制御
部22とを有する充電部3と、一次側コイル部1に電磁
結合する二次巻線N2を設けた二次側コイル部2を有し
ていて二次巻線N2の誘起電圧を整流平滑して二次電池
Bを充電する被充電部4とを具備している。そして、駆
動制御部22によって被充電部4の有無を判別し、当該
被充電部4が無い場合に前記磁束発生部20への駆動信
号の供給を間欠的に停止する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話機、電
動歯ブラシ、電動ひげそり等の電源として利用される二
次電池(充電式電池)を充電するための充電器に係り、
とくに二次電池を含む被充電部と充電部とが接続端子を
持たず、電磁誘導によって充電部から被充電部に電力供
給を行い、二次電池を充電することができる非接触形充
電器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電池を電源とする機器は多く、携
帯型の機器が増加する中で、ニッケル−カドミウム(N
i−Cd)電池等の繰り返し充電の行える二次電池が用
いられおり、コードレス電話機、ラップトップ、ノー
ト、パームトップ型パソコン等がその用途の代表であ
る。そして、その二次電池を充電するのに一般に接触形
充電器が用いられている。
【0003】このような接触形充電器は、図14の回路
図で示すように、充電部50と二次電池Bを内蔵した被
充電部51(例えばコードレス電話機では子機に対応)
とからなっている。充電部50は、商用電源(AC10
0V)からの交流入力を絶縁型トランスT1の一次側に
入力し、二次側のブリッジ整流器D10及び平滑用コン
デンサC10で構成された整流平滑回路で5V〜7Vの
二次電池を充電する直流電圧を作成し、抵抗Rにより簡
易的に定電流にして該直流電圧を充電部側の接触子P
1,P2から出力するものである。被充電部51は二次
電池Bに接続した接触子P3,P4を有している。そし
て、この接触形充電器は、充電時に充電部側と被充電部
側の接触子同士を接触させ、被充電部51の二次電池B
に通電し充電する構造となっている。
【0004】ところで、上記接触形充電器は、外部に接
触子P1乃至P4が露出しているため、該接触子P1乃
至P4が錆びたり、表面酸化や腐食が発生して接触不良
となる恐れがある。また、充電部側の接触子P1,P2
の間、又は被充電部側の接触子P3,P4の間に硬貨、
クリップ等の導電性異物が置かれたりすると、それぞれ
の接触子間が短絡し、充電部50の故障や被充電部51
の二次電池の破壊が生じてしまう恐れがある。
【0005】そこで、上記接触形充電器の欠点を改善す
る充電器として、図15及び図16に示すような、非接
触形充電器が知られている。この従来の非接触形充電器
は、電動歯ブラシ等に利用されているもので、商用電源
からの電力供給を受け、一次巻線41を設けた一次側コ
イル部42で交流磁束を発生する充電部31と、前記一
次側コイル部42に電磁結合する二次巻線43を設けた
二次側コイル部44を有する被充電部32とで構成され
ている。前記充電部31は、中央に載置凹部33を有す
る非磁性樹脂製のケース34内に交流磁束を発生するた
めの一次側コイル部42を収納固定したものであり、前
記被充電部32は、非磁性樹脂製の円筒状ケース35内
に二次側コイル部44と、ブリッジ整流器D10及び平
滑用コンデンサC10で構成された整流平滑回路と、定
電流化するための抵抗Rと、二次電池Bを収納したもの
である。 この従来の非接触形充電器では、充電部31
の載置凹部33に被充電部32を載置し、一次側コイル
部42と二次側コイル部44とを電磁結合することで、
電磁誘導により充電部31から被充電部32へ電力供給
が行われ、被充電部32の二次巻線43に発生した誘起
電圧を前記整流平滑回路で整流平滑し、抵抗Rで定電流
化して二次電池Bを充電している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図15,1
6の従来の非接触形充電器では、商用電源周波数で一次
側コイル部42を励磁するため、電磁結合のための一次
及び二次側コイル部42,44の磁気コア45,46は
硅素鋼板を用いるのが一般的である。この場合の問題点
は、以下の通りである。 (1) 過電流に対する充電部31側の制御が無いた
め、二次電池Bが発熱したり、一次側コイル部42の励
磁電流により当該一次側コイル部42が発熱し、被充電
部32も熱くなる。 (2) 各コイル部42,44の磁気コア45,46と
して硅素鋼板を使い、しかもコア体積も大きいため、充
電部31及び被充電部32が重くなり、とくに携帯する
被充電部32の重さは、二次電池Bを含むとかなりの重
量となる。 (3) 被充電部32が充電部31に結合されていない
場合の対策が無い。このため、充電部31の載置凹部3
3に金属製コインやクリップ等の金属製異物が誤って置
かれ、充電部31の発生する交流磁界に起因して金属製
異物に電磁誘導作用によりショート電流(渦電流)が流
れ、金属製異物が熱くなるという不具合があり、この発
熱による高温化は、製品の安全性の面で大きな問題であ
った。また、充電部31上に被充電部32がない場合、
充電部31の継続動作による電力使用の無駄が生じる欠
点がある。
【0007】なお、一次側コイル部を高周波で励磁し、
高周波を用いた電磁誘導で一次側と二次側コイル部とを
結合する構成も提案されているが、やはり上記(3)項
の問題点が残る。すなわち、被充電部が充電部に電磁結
合されていない場合の対策が無く、充電部に金属製コイ
ンやクリップ等の金属製異物が誤って置かれ、金属製異
物に電磁誘導作用によりショート電流が流れ、金属製異
物が熱くなるという不具合がある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑み、充電部上に被
充電部がない場合に交流磁束の発生を間欠的に停止して
電力損失を防ぐとともに、被充電部以外の金属製異物が
置かれた場合に電磁誘導による過熱を防止することがで
きる小型、軽量の非接触形充電器を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の非接触形充電器は、商用電源から電力供給
を受け、一次巻線を設けた一次側コイル部で交流磁束を
発生する充電部と、前記一次側コイル部に電磁結合する
二次巻線を設けた二次側コイル部を有していて前記二次
巻線の誘起電圧を整流平滑して二次電池を充電する被充
電部とを有する場合において、前記一次側コイル部と二
次側コイル部とが電磁結合された状態ではトランスを構
成し、前記充電部は、前記商用電源からの交流入力を整
流平滑する整流平滑回路と、該整流平滑回路の直流出力
が印加された前記一次巻線の電流をスイッチング素子で
スイッチングする他励型フォワードコンバータ回路の一
次側回路部分からなる磁束発生部と、前記スイッチング
素子に駆動信号を出力するための発振部と、前記商用電
源からの入力電流に比例した検出信号により前記被充電
部の有無を判別して当該被充電部が無い場合に前記スイ
ッチング素子への駆動信号の供給を間欠的に停止する駆
動制御部とを備えた構成としている。
【0010】また、前記一次側コイル部と二次側コイル
部の少なくともいずれか一方が磁気コアに巻線を設けた
ものであることが望ましい。
【0011】さらに、前記被充電部が充電完了間際で前
記充電部に対して軽負荷となる状態では前記駆動制御部
によって前記スイッチング素子への駆動信号の供給を間
欠的に停止する構成としてもよい。
【0012】
【作用】本発明の非接触形充電器においては、充電部側
で被充電部の有無を判別し、被充電部が無い場合に他励
型フォワードコンバータ回路の一次側のスイッチング素
子の駆動を間欠的に停止しているため、被充電部が結合
されていないときの電力消費を低減でき、また誤って充
電部に金属製コイン、クリップ等の金属製異物が載置さ
れた場合においても、スイッチング素子の駆動を間欠的
に停止するため、金属製異物に発生する渦電流による発
熱も間欠的になり、従来技術の欠点であった金属製異物
が高温になるのを防止することができる。また、充電部
と被充電部とが電磁結合状態となっているときは、前記
一次側コイル部と二次側コイル部とがトランスを構成
し、充電部と被充電部内の回路で他励型フォワードコン
バータ回路を構成しており、一次側コイル部で高周波の
交流磁束を発生して効率的に二次側に電力を伝送でき、
前記一次側及び二次側コイル部の小型、軽量化が可能と
なり、充電部及び被充電部を大幅に軽量化することがで
きる。
【0013】なお、前記被充電部が充電完了間際で前記
充電部に対して軽負荷となる状態では前記駆動制御部で
前記スイッチング素子の駆動を間欠的に停止する構成と
する場合、二次電池の過充電を防止することができると
ともに電力消費を抑えることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る非接触形充電器の実施例
を図面に従って説明する。
【0015】図1は本発明の第1実施例の回路図であ
り、図2はその構造図である。これらの図において、3
は充電部、4はこれによって非接触で充電される被充電
部(例えば、コードレス電話機の子機や電動歯ブラシの
本体等)である。
【0016】前記充電部3は、一次巻線N1及び磁束リ
セット用巻線N3をフェライト等の一次側磁気コア11
に設けた一次側コイル部1により高周波の交流磁束を発
生する磁束発生部20と、該磁束発生部20に高周波の
駆動信号を出力するための高周波発振器21と、前記駆
動信号の出力制御を行う駆動制御部22と、一次側整流
平滑回路23とを備え、図2のようにこれら回路の構成
部品24A乃至24Dを搭載した回路基板25を、非磁
性樹脂製のケース5内に収納固定したものであり、該ケ
ース5は被充電部4を載置するための載置凹部6を有し
ている。
【0017】被充電部4は、前記一次側コイル部1に電
磁結合可能な二次巻線N2をフェライト等の二次側磁気
コア12に設けた二次側コイル部2と、二次側整流平滑
回路26と、定電流回路27とを有し、図2のようにこ
れら回路の構成部品28A,28Bを搭載した回路基板
29を、非磁性樹脂製のケース7内に収納固定したもの
である。また、被充電部4のケース7内にはニッケル−
カドミウム電池等の繰り返し充電の行える二次電池Bが
内蔵されている。
【0018】前記充電部3のケース5は被充電部4を載
置する受台として用いられるものであり、被充電部4は
充電部3に対して分離可能で、充電完了後は任意の位置
に移動可能である。図2のように充電部3上に被充電部
4が載置された状態では、一次巻線N1及び磁束リセッ
ト用巻線N3をフェライト等の一次側磁気コア11に設
けた一次側コイル部1と、二次巻線N2をフェライト等
の二次側磁気コア12に設けた二次側コイル部2とは電
磁結合して高周波トランスTを構成するようになってい
る。すなわち、一次側及び二次側コイル部1,2の一次
側及び二次側磁気コア11,12は、フェライト等の磁
性体でそれぞれE型形状等を成しており、充電部3の載
置凹部6に被充電部4を載置した状態において、両磁気
コア11,12の端面が近接対向配置されるように充電
部3内と被充電部4内にそれぞれ配置固定されている。
【0019】図1に示すように、前記充電部3は、一次
側コイル部1で高周波の交流磁束を発生する磁束発生部
20を備え、該磁束発生部20はスイッチング素子とし
てのMOS−FET Q1を有しており、該MOS−F
ET Q1は高周波発振器21からの高周波の駆動信号
を制御する駆動制御部22の出力によって一次巻線N1
に流れる電流をオン、オフするものである。そして、磁
束発生部20が有するMOS−FET Q1、一次巻線
N1、磁束リセット用巻線N3及びトランス磁束リセッ
ト用ダイオードD5で他励型フォワードコンバータ回路
の一次側回路部分を構成している。なお、磁束リセット
用巻線N3はMOS−FET Q1のオフ期間中、トラ
ンス磁束リセット用ダイオードD5を通して前記磁束リ
セット用巻線N3にリセット電流を流して、トランスT
をリセットするためのものである。前記充電部3では、
交流電源S(商用電源AC100V)が接続されている
交流電源入力端IP1,IP2間に交流電圧が供給さ
れ、整流用ダイオードD1及び平滑用コンデンサC1か
らなる一次側整流平滑回路23で整流平滑された直流電
圧が前記磁束発生部20に供給されている。一次側整流
平滑回路23は、交流電源Sから入力された交流電圧を
半波整流するものであり、前記整流用ダイオードD1の
カソード側とアース間に平滑用コンデンサC1が接続さ
れ、交流電源入力端IP2とアース間に電流検出用抵抗
R5が接続されている。この電流検出用抵抗R5は、充
電部3の電力消費に伴う入力電流をアースに対して負電
圧になるように電圧変換し、前記商用電源からの入力電
流に比例した検出信号を得るための電流検出部を構成し
ている(但し、商用電源の電圧を一定と考えれば、検出
信号は入力電力にも比例する。)。
【0020】前記駆動制御部22は、前記MOS−FE
T Q1の駆動を制御するために設けられており、前記
電流検出部より出力された検出信号(抵抗R5の両端の
電圧)から前記被充電部4の有無を判別して当該被充電
部4が無い場合に前記MOS−FET Q1の駆動を間
欠的に停止するものである。該駆動制御部22は、カッ
プリングコンデンサC3、非反転増幅器16、コンパレ
ータ17、OR回路18、低周波発振器19及びAND
ゲートQ2で構成されている。
【0021】前記カップリングコンデンサC3は、前記
電流検出用抵抗R5両端の電圧信号の直流分を除去する
ものである。
【0022】前記非反転増幅器16は、反転入力端が接
地され、非反転入力端がカップリングコンデンサC3を
介して前記電流検出部の出力端15に接続されており、
カップリングコンデンサC3を経た電圧信号を増幅する
ものである。
【0023】前記コンパレータ17の反転入力端には基
準電圧VREFが印加され、非反転入力端は前記非反転増
幅器16の出力端cと接続されている。該コンパレータ
17は、非反転増幅器16から出力された電圧信号を基
準電圧VREFと比較して、基準電圧VREFより高い場合、
ハイレベルの電圧信号を出力し、基準電圧VREF以下の
場合、ローレベルの電圧信号を出力するものである。前
記基準電圧VREFは、充電部3上に被充電部4が載置さ
れている場合に、コンパレータ17がハイレベルの電圧
信号を出力するように設定されている。
【0024】前記OR回路18は、ダイオードD3,D
4と両ダイオードのカソード側とアース間に接続された
コンデンサC6とで構成されており、一方の入力端であ
るダイオードD4のアノード側が前記コンパレータ17
の出力端dと接続され、他方の入力端であるダイオード
D3のアノード側が低周波発振器19の出力端eと接続
されている。前記低周波発振器19は、パルス幅である
ハイレベル期間(1/50sec以上)よりローレベル期
間を十分に大きくしたパルス波形を発生するものであ
る。通常ローレベル期間は数秒程度に設定されている。
【0025】前記ANDゲートQ2は、出力端hが前記
MOS−FET Q1のゲートと接続されており、一方
の入力端は高周波発振器21の出力端gと接続され、他
方の入力端はOR回路18の出力端fと接続されてい
る。
【0026】前記高周波発振器21は、可聴周波数以上
(20kHz以上)の適切な高周波の駆動信号を常時発
振するものである。この駆動信号は例えばデューティー
50%の方形波である。
【0027】駆動制御部22の非反転増幅器16及びコ
ンパレータ17に対する正電圧供給部は分圧用抵抗R
1,R2で構成され、平滑用コンデンサC1の両端の電
圧をそれらの抵抗R1,R2で分圧した正電圧が正電圧
供給端13から非反転増幅器16及びコンパレータ17
の正電源入力端子に供給されている。また、非反転増幅
器16及びコンパレータ17に対する負電圧供給部は整
流用ダイオードD2、分圧用抵抗R3,R4及び平滑用
コンデンサC2で構成されている。そして、平滑用コン
デンサC2の両端の電圧をそれらの抵抗R3,R4で分
圧した負電圧が負電圧供給端14から非反転増幅器16
及びコンパレータ17の負電源入力端子に供給されてい
る。
【0028】前記被充電部4において、トランスTの二
次側磁気コア12には二次巻線N2が設けられており、
その二次巻線N2両端に、共振用コンデンサC4が接続
されているとともに、二次巻線N2に発生した誘起電圧
を整流平滑する二次側整流平滑回路26が接続されてい
る。二次側整流平滑回路26は、整流用ダイオードD
6,D7、平滑用コンデンサC5及び平滑用チョークコ
イルL1から構成されており、平滑用コンデンサC5の
両端の電圧が直流出力として、定電流回路27を介し直
流出力端OP1,OP2間に出力されるようになってい
る。これらの被充電部4内の回路は他励型フォワードコ
ンバータ回路の二次側回路部分を構成している。前記直
流出力端OP1,OP2間にはニッケル−カドミウム
(Ni−Cd)電池等の二次電池Bが接続されている。
【0029】次に、図1の非接触形充電器の一連の動作
について、図3乃至図5の電圧波形図をもとに説明す
る。なお、図3乃至図5では、それぞれ縦軸は電圧を、
横軸は時間を示している。
【0030】まず、交流電源S(商用電源AC100
V、周波数50又は60Hz)から、交流電源入力端I
P1,IP2に図3(a)に示す正弦波の電圧波形を有
する交流電圧が印加され、該交流電圧は一次側整流平滑
回路23にて半波整流される。そして、充電部3におけ
る電力消費に伴う入力電流を、電流検出部としての検出
用抵抗R5でアースに対して負電圧になるように電圧変
換し、入力電流に比例した検出信号を出力端15より出
力する。
【0031】ここから、充電部3に被充電部4が載置さ
れていない場合、すなわち一次側コイル部1と二次側コ
イル部2とが電磁結合しておらず、充電部3に対する負
荷が無い場合の動作について説明する。
【0032】前記電流検出用抵抗R5の電圧変換による
出力端15での電圧波形は、図3(b)の太実線で示す
ようにピークが浅い負電圧になっている。この負電圧の
検出信号は、前記駆動制御部22のカップリングコンデ
ンサC3で、直流分を除去された後、非反転増幅器16
の非反転入力端に入力されて増幅され、図3(c)の太
実線で示すような電圧波形の交流信号として、非反転増
幅器16の出力端cから出力される。なお、前記カップ
リングコンデンサC3による直流分除去により、同図
(c)の如く、負電圧側の面積S1と正電圧側の面積S
2が同一面積になっている。そして、コンパレータ17
において、非反転増幅器16から出力された電圧信号の
正電圧側電位V1を基準電圧VREFと比較すると、基準電
圧VREFより低いので、出力端dからはローレベルの電
圧信号が出力される(図示省略)。OR回路18では、
前記コンパレータ17の出力端dからの出力信号と前記
低周波発振器19の出力端eからの出力信号とがOR演
算される。この無負荷の場合、前記コンパレータ17の
出力端dと接続されているOR回路18の一方の入力端
がローレベルになっているため、他方の入力端と接続さ
れている低周波発振器19の出力端eからの出力信号が
そのまま出力される。低周波発振器19の出力端eから
の出力信号は、図4(e)に示すように、パルス幅であ
るハイレベル期間t1(1/50sec以上)よりローレベ
ル期間t2を十分に大きくしたパルス波形である。従っ
て、OR回路18の出力端fからの出力信号の電圧波形
は、図4(f2)に示すように同波形となる。それか
ら、ANDゲートQ2において、前記OR回路18の出
力端fからの出力信号と高周波発振器21の出力端gか
らの出力信号とがAND演算される。高周波発振器21
の出力端gからの出力信号は、図4(g)に示すよう
に、可聴周波数以上の適切な周波数(例えば100kH
z)で、ほぼデューティー50%の連続した高周波パル
ス波形である。従って、ANDゲートQ2の出力端hか
らは、図5(h2)に示すように、OR回路18の出力
信号がハイレベルである期間t1の間、高周波発振器2
1の高周波の駆動信号が駆動制御部22内のANDゲー
トQ2を通して間欠出力され、期間t2の間はローレベ
ル信号が出力される。従って、MOS−FET Q1
は、ゲートに前記高周波の駆動信号が入力されている期
間t1の間、高速スイッチング動作を行い、期間t2の間
はオフ状態で休止している。この場合、期間t1に比べ
て充分に長い期間t2が休止期間となるから、充電部3
の消費電力を低減し、併せて充電部3の発熱を防止する
ことができる。
【0033】次に、充電部3に被充電部4が載置され
(一次側コイル部1と二次側コイル部2とが電磁結合さ
れた状態であり、充電部3と被充電部4とが近接した状
態)、被充電部4の二次電池Bの未充電容量が十分ある
場合、すなわち一次側コイル部1と二次側コイル部2と
が電磁結合して高周波トランスTを構成しており、充電
部3に対して十分な負荷がかかっている場合の動作につ
いて説明する。
【0034】前記電流検出用抵抗R5の電圧変換による
出力端15での電圧波形は、図3(b)の2点鎖線で示
すように、前記無負荷の場合(太実線)よりピークが深
い負電圧になっている。この負電圧信号は、前記駆動制
御部22のカップリングコンデンサC3で、直流分を除
去された後、非反転増幅器16の非反転入力端に入力さ
れて増幅され、図3(c)の2点鎖線で示すような電圧
波形の交流信号として、非反転増幅器16の出力端cか
ら出力される。なお、前記カップリングコンデンサC3
による直流分除去により、前記無負荷の場合と同様に、
同図(c)の負電圧側の面積と正電圧側の面積が同一面
積になっている。この場合、非反転増幅器16から出力
された電圧信号の正電圧側電位V3は基準電圧VREFより
高くなっており、コンパレータ17において、図3
(d)及び図4(d)に示すように、正電圧側電位V3
が基準電圧VREFより高くなっている間、出力端dから
ハイレベルの電圧信号が出力される。OR回路18で
は、前記コンパレータ17の出力端dと接続されている
一方の入力端がハイレベルに維持されるため、他方の入
力端に加えられている低周波発振器19の出力信号のレ
ベルに関係なくハイレベル信号が出力され、OR回路1
8の出力端fからの出力信号の電圧波形は、図4(f
1)に示すようになる(実際にはコンパレータ17の出
力はローレベルになる期間があり、OR回路18の出力
も短期間ローレベルになる場合があるが、無視でき
る。)。それから、ANDゲートQ2におけるAND演
算により、ANDゲートQ2の出力端hからは、図5
(h1)に示すように、高周波発振器21からの高周波
駆動信号が連続出力される。従って、MOS−FET
Q1は、高周波駆動信号により連続して高速スイッチン
グ動作を行う。
【0035】前述したように、充電部3内の磁束発生部
20は他励型フォワードコンバータ回路の一次側回路部
分を構成し、被充電部4内の二次側コイル部2及び二次
側整流平滑回路26が他励型フォワードコンバータ回路
の二次側回路部分を構成しているので、MOS−FET
Q1のオン期間中に電力が一次側コイル部1から二次
側コイル部2に伝達される。そして、二次側コイル部2
に誘起した電圧を二次側整流平滑回路26で整流、平滑
した直流出力により定電流回路27を通して二次電池B
が充電される。この場合の充電はMOS−FET Q1
の連続スイッチング動作によって充分な電力で実行され
る。
【0036】なお、被充電部4の二次電池Bが充電され
て行き、充電完了間際になると、充電部3に対する負荷
が軽くなり、前記商用電源からの入力電力が小さくな
る。このため、入力電流も減少して前記電流検出用抵抗
R5の電圧変換による出力端15での電圧波形は、徐々
に負電圧のピークが浅くなり、非反転増幅器16から出
力された電圧信号の正電圧側電位が基準電圧VREF以下
となると、前記無負荷の場合と同様に、MOS−FET
Q1の駆動は間欠的に停止される。従って、充電部3
に被充電部4が載置されていても、被充電部4の二次電
池Bが十分充電されている場合には過充電にならないよ
うになっている。
【0037】ここで、図6において、二次巻線N2の両
端間に接続された共振用コンデンサC4の作用について
説明する。前記MOS−FET Q1のスイッチング動
作に伴うMOS−FET Q1のドレイン電流波形は図
6(j)のようになっている。これに対する二次巻線N
2の両端間の電圧波形は、仮に共振用コンデンサC4が
設けられていない場合、二次巻線N2の分布容量等によ
り図1中点線で示す巻線間容量CLが等価的に存在する
ために二次巻線N2と巻線間容量CLとによるMOS−
FET Q1のスイッチング周波数に無関係な並列共振
が生じ、図6(k2)の如き電圧波形となる。これで
は、二次側整流平滑回路26で整流後の直流出力電圧が
低下する。そこで、本実施例では図1で示すように、二
次巻線N2の両端間に共振用コンデンサC4を設けるこ
とにより、並列共振周波数を低下させてMOS−FET
Q1のスイッチング周波数に略一致させることがで
き、図6(k1)のような実質的に正弦波の電圧波形に
し、整流後の直流出力電圧の低下を防いでいる。
【0038】また、図1の第1実施例において、被充電
部4が外れた状態で、図7に示すように前記充電部3の
ケース5の載置凹部6に虫ピン、クリップ、金属製コイ
ン等の金属製異物8が載せられた場合、一次側コイル部
1の発生する交流磁界により金属製異物8に電磁誘導作
用によりショート電流が流れて、充電部3に対して幾分
負荷が生じるが、この場合、前記電流検出用抵抗R5の
電圧変換による出力端15での電圧波形は、図3(b)
に図示した無負荷時の太実線のピークよりやや深いピー
クを有する負電圧になる。そして、カップリングコンデ
ンサC3で直流分除去後の電圧信号を非反転増幅器16
で増幅した出力端cの電圧信号は、図8のように、無負
荷時(1点鎖線c1)のピークよりやや深いピークを有
する太実線c2の如き波形になっている。但し、この太
実線c2の波形のピークは本来の被充電部4が充電部3
上に載置されているときの2点鎖線c3のピークよりも
かなり小さい。従って、金属製異物8に対応した太実線
2の電圧信号の正電圧側電位V2は、コンパレータ17
の出力がハイレベルになる基準電圧VREFを越えること
はない。このため、駆動制御部22のANDゲートQ2
から出力される駆動信号は、前記無負荷あるいは軽負荷
のときと同様に、MOS−FET Q1の駆動を間欠的
に停止するものになる。従って、金属製異物8に電磁誘
導により渦電流が発生しても、一次側コイル部1の交流
磁束発生が間欠的であり、停止期間が長いため、金属製
異物8が高温になることはない。
【0039】以上の第1実施例の動作において、被充電
部4の二次電池Bが充電済みである時や充電部3に対し
て無負荷である場合の充電部3への入力電力(消費電
力)と、被充電部4が電磁結合されていて充電を実行す
る場合の入力電力(消費電力)の比は、できるだけ大き
く設定することが望ましく、一次側コイル部1の一次巻
線N1のインダクタンスは励磁電流を少なくするために
できるだけ大きくすることが好ましい。
【0040】以上の第1実施例の構成によると、充電部
3上に被充電部4が載置されているか否か、及び被充電
部4の二次電池Bの充電状態は、電流検出部としての電
流検出用抵抗R5において充電部3での消費電力、すな
わち商用電源からの入力電流に比例した検出信号を取り
出し、該検出信号を駆動制御部22で判別することで識
別できる。
【0041】この駆動制御部22によって、充電部3上
に被充電部4が載置されていると判別した場合は、MO
S−FET Q1を連続駆動させ、充電部3上に被充電
部4が載置されていない場合は、MOS−FET Q1
の駆動を間欠的に停止し、充電部3での電力損失を低減
し、発熱を防止可能である。
【0042】また、被充電部4の二次電池Bが充電完了
間際であったり、充電済みである場合は、MOS−FE
T Q1の駆動を間欠的に停止することができ、過充電
を防止することができるとともに電力損失を抑えること
ができる。
【0043】さらに、誤って充電部3に金属製異物8が
載置された場合においても、被充電部無しと判別してM
OS−FET Q1の駆動を間欠的に停止するようにで
き、金属製異物に発生する渦電流による発熱も間欠的に
なるので、従来装置の欠点であった金属製異物が高温に
なるのを防止することができる。
【0044】また、高周波発振器21による高周波駆動
信号でMOS−FET Q1を高周波駆動し、トランス
Tの一次側コイル部1で高周波の交流磁束を発生してい
るため、一次側及び二次側コイル部1,2に用いる磁気
コア11,12として小型のフェライトコア等を採用で
き、トランスTの小型化が可能となり、被充電部4を大
幅に軽量化することができる。
【0045】図9は本発明の第2実施例を示している。
この場合、図9の回路図に示すように、一次側整流平滑
回路23Aがブリッジ整流器D8と平滑用コンデンサC
1とで構成されており、該一次側整流平滑回路23Aに
よって交流電源入力端IP1,IP2間に接続された交
流電源Sからの交流入力を全波整流するものである。な
お、充電部3のその他の構成は前記第1実施例と同様で
あり、結合時にトランスTを成す一次側コイル部1、二
次側コイル部2、及び被充電部4も同様の構成になって
いる。
【0046】ここで、上記第2実施例における一連の動
作について図10の電圧波形図をもとに説明する。な
お、図10では、それぞれ縦軸は電圧を、横軸は時間を
示している。
【0047】まず、交流電源Sから、交流電源入力端I
P1,IP2に図10(a)に示す電圧波形を有する交
流電圧が印加され、該交流電圧は一次側整流平滑回路2
3Aにて全波整流され、前記電流検出用抵抗R5の電圧
変換により図10(b)で示す電圧波形が出力端15か
ら出力される。そして、前記駆動制御部22のカップリ
ングコンデンサC3で直流分を除去され、非反転増幅器
16にて増幅され、図10(c)で示す電圧波形の交流
信号が得られる。図10(b),(c)に示すように、
無負荷の場合(太実線)より、被充電部4での充電に伴
う有負荷の場合(2点鎖線)の方が負電圧のピークが深
くなっている(これらの関係は第1実施例の場合と同
様)。但し、図10(c)において無負荷の場合も有負
荷の場合も非反転増幅器16の出力信号の正電圧側電位
4,V5は、全波整流したことにより前記第1実施例の
半波整流の場合よりも高くなっている。従って、コンパ
レータ17の基準電圧VREFは、無負荷時の正電圧側電
位V4乃至軽負荷時(二次電池Bの充電完了直前乃至充
電済み、又は金属製異物載置時)の正電圧側電位(図示
略)より高く、二次電池Bを充電している有負荷時の正
電圧側電位V5より低くなるように設定されている。そ
して、非反転増幅器16から出力された電圧信号の正電
圧側電位V4,V5は、コンパレータ17において、基準
電圧VREFと比較され、基準電圧VREFより高くなってい
る有負荷の場合だけ、図10(d)に示す如く、正電圧
側電位V5が基準電圧VREFを越えている間、出力端dか
らハイレベルの電圧信号が出力される。以後の動作は前
述の第1実施例と同様である。
【0048】図11及び図12で本発明の第3実施例を
説明する。この場合、充電部3は、フェライト等のU型
の一次側磁気コア11Aに一次巻線N1及び磁束リセッ
ト用巻線N3を巻回した一次側コイル部1Aを有してい
る。また、被充電部4は、フェライト等のI型の一次側
磁気コア12Aに二次巻線N2を巻回した二次側コイル
部2Aを有している。その他の構成は前述の第1実施例
又は第2実施例と同じである。
【0049】この第3実施例の場合、充電部3に対して
被充電部4が載置されて電磁結合状態となっていると
き、図12のように、一次側コイル部1AのU型コア1
1Aと、二次側コイル部2AのI型コア12Aとが実質
的な閉磁路をなすように近接対向し、やはり効率の良い
高周波トランスを構成することができる。
【0050】図13はさらに一次側コイル部及び二次側
コイル部の変形例を示すもので、フェライト等のU型の
一次側磁気コア11Bに一次巻線N1及び磁束リセット
用巻線N3を巻回して一次側コイル部1Bを構成すると
ともに、フェライト等のU型の二次側磁気コア12Bに
二次巻線N2を巻回して二次側コイル部2Bを構成して
いる。この場合も、一次側コイル部1BのU型コア11
Bと、二次側コイル部2BのU型コア12Bとが実質的
な閉磁路をなすように近接対向し、やはり効率の良い高
周波トランスを構成することができる。
【0051】なお、前記各実施例では、電磁結合時に高
周波トランスを構成する一次側コイル部と二次側コイル
部を磁気コアに巻線を設けた構成としたが、一次側コイ
ル部と二次側コイル部のどちらか一方、又は両方とも磁
気コアを用いない空芯コイルとする構成としても良い。
この場合、磁気コアが無い分、軽量化を図ることができ
る。
【0052】また、低周波発振器の代わりに商用電源入
力波形を波形整形する低周波発生器(波形整形器)で図
4(e)と同等の波形を作成してもよい。
【0053】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明これに限定されることなく請求項の記載の範
囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者に
は自明であろう。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の非接触形
充電器によれば、充電部内の駆動制御部で当該充電部に
電磁結合されるべき被充電部の有無を判別し、被充電部
が無い場合に交流磁束を発生するための磁束発生部内の
スイッチング素子の駆動を間欠的に停止しているため、
充電部の電力損失の低減及び発熱の低減を図ることがで
きる。また、誤って充電部に金属製異物が載置された場
合においても、被充電部無しと判断して前記スイッチン
グ素子の駆動を間欠的に停止するため、金属製異物に渦
電流が生じる現象も間欠的になるので、従来の欠点であ
った金属製異物が高温になるのを防止することができ、
安全性を高めることができる。また、トランスの一次側
コイル部で高周波の交流磁束を発生でき、トランスの小
型化が可能となり、被充電部を大幅に軽量化することが
できる。
【0055】また、前記被充電部が充電完了間際で前記
充電部に対して軽負荷となる状態において、前記駆動制
御部で前記スイッチング素子の駆動を間欠的に停止する
構成とする場合、二次電池の過充電を防止することがで
きるとともに電力の損失を抑えることができる。
【0056】従って、軽負荷時や無負荷時の電力損失が
少なく、小型の充電器を必要とする家電製品等の用途に
好適な非接触形充電器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非接触形充電器の第1実施例を示
す回路図である。
【図2】第1実施例の機械的構造の概略を示す構成図で
ある。
【図3】第1実施例において、充電部の各部における電
圧を示す波形図である。
【図4】図3と同様に充電部の各部における電圧を示す
波形図である。
【図5】第1実施例において、充電部のスイッチング素
子のゲートに入力される駆動信号の電圧を示す波形図で
ある。
【図6】第1実施例において、充電部のスイッチング素
子のドレイン電圧及び被充電部の二次巻線間の電圧を示
す波形図である。
【図7】第1実施例において、充電部に金属製異物が載
置された状態の構成図である。
【図8】第1実施例において、充電部のコンパレータの
非反転入力端に入力される電圧信号の波形図である。
【図9】本発明に係る非接触形充電器の第2実施例を示
す回路図である。
【図10】第2実施例において、充電部の各部における
電圧を示す波形図である。
【図11】本発明の第3実施例を示す構成図である。
【図12】第3実施例の一次側及び二次側コイル部を示
す斜視図である。
【図13】一次側及び二次側コイル部の変形例を示す斜
視図である。
【図14】従来の接触形充電器を示す回路図である。
【図15】従来の非接触形充電器の概略正断面図であ
る。
【図16】図12の従来例の概略平断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 一次側コイル部 2,2A,2B 二次側コイル部 3 充電部 4 被充電部 11,11A,11B 一次側磁気コア 12,12A,12B 二次側磁気コア 16 非反転増幅器 17 コンパレータ 18 OR回路 19 低周波発振器 20 磁束発生部 21 高周波発振器 22 駆動制御部 23 一次側整流平滑回路 26 二次側整流平滑回路 27 定電流回路 B 二次電池 T トランス N1 一次巻線 N2 二次巻線 N3 磁束リセット用巻線 Q1 MOS−FET Q2 ANDゲート OP1,OP2 出力端子 IP1,IP2 交流電源入力端 C1乃至C5 コンデンサ R1乃至R5 抵抗 D1乃至D5 ダイオード L1 チョークコイル S 交流電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源から電力供給を受け、一次巻線
    を設けた一次側コイル部で交流磁束を発生する充電部
    と、前記一次側コイル部に電磁結合する二次巻線を設け
    た二次側コイル部を有していて前記二次巻線の誘起電圧
    を整流平滑して二次電池を充電する被充電部とを有する
    非接触形充電器において、 前記一次側コイル部と二次側コイル部とが電磁結合され
    た状態ではトランスを構成し、 前記充電部は、前記商用電源からの交流入力を整流平滑
    する整流平滑回路と、該整流平滑回路の直流出力が印加
    された前記一次巻線の電流をスイッチング素子でスイッ
    チングする他励型フォワードコンバータ回路の一次側回
    路部分からなる磁束発生部と、前記スイッチング素子に
    駆動信号を出力するための発振部と、前記商用電源から
    の入力電流に比例した検出信号により前記被充電部の有
    無を判別して当該被充電部が無い場合に前記スイッチン
    グ素子への駆動信号の供給を間欠的に停止する駆動制御
    部とを備えていることを特徴とする非接触形充電器。
  2. 【請求項2】 前記一次側コイル部と二次側コイル部の
    少なくともいずれか一方が磁気コアに巻線を設けたもの
    である請求項1記載の非接触形充電器。
  3. 【請求項3】 前記被充電部が充電完了間際で前記充電
    部に対して軽負荷となる状態では、前記駆動制御部によ
    って前記スイッチング素子への駆動信号の供給を間欠的
    に停止する請求項1又は2記載の非接触形充電器。
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