JP2015056926A - 車両用電源制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力電圧をPWM制御して車載負荷に与え、電線に含まれる抵抗等による電圧降下の影響を、車載負荷の作動状態に与えない車両用電源制御装置の提供。
【解決手段】検出した電源1,2からの入力電圧値、及び車載負荷10aに与えるべき目標電圧値に基づきデューティ比を演算し、演算したデューティ比により、電源1,2からの入力電圧をPWM制御して車載負荷10aに与える車両用電源制御装置。複数の異なる試験目標電圧値により入力電圧を試験的にPWM制御する試験手段14aと、試験手段14aが異なる試験目標電圧値でPWM制御する都度、車載負荷10aの入力端子へ与えられる電圧値を検出する電圧センサ11aと、電圧センサ11aが検出した電圧値及び試験目標電圧値に基づき、車載負荷10aに与えるべき目標電圧値を補正する為の補正式を導出する導出手段14aとを備え、導出した補正式により、目標電圧値を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、検出した電源からの入力電圧値、及び車載負荷に与えるべき目標電圧値に基づき演算したデューティ比により、電源からの入力電圧をPWM(Pulse Width Modulation)制御して車載負荷に与える車両用電源制御装置に関するものである。
車両に搭載される機器(車載負荷)は、定格が12V前後のものが多く、12V前後でその性能を最適に発揮する。しかし、バッテリは、蓄電量により出力電圧値が変動するので、蓄電量が比較的大きい場合は、その出力電圧値は12V前後より高くなっている。また、オルタネータ(車載発電機)の出力電圧値は、バッテリを充電する為に、それ以上(13〜16V)に設定されている。
その為、近時、省エネルギー(省電力)及び機器の寿命短縮防止等の観点から、バッテリ及びオルタネータからの電源電圧を、12V前後の目標電圧値でPWM制御して機器に供給する車両用電源制御装置が普及しつつある。
特許文献1には、電気負荷へ印加する電圧を所定電圧値に維持することにより、車両の燃費向上を図ることができる車両用電源装置が開示されている。電気負荷群へ印加する電圧値を検出する電圧検出手段と、電気負荷へ印加する電圧値を、電圧検出手段が検出した電圧値に基づき、所定電圧値に維持する電圧維持手段とを備えている。
特許文献2には、PWM制御された電力をブレーキランプへ供給すべき車載電源から電力が供給されるべきデフォガのオン/オフを、デフォガ信号のオン/オフとして検出するようにしてある電源制御装置が開示されている。デフォガ信号のオンを検出した場合は、オフを検出した場合に記憶した電源電圧値より「Vc」(車載電源の内部抵抗及び車載電源から電源制御装置に至る電源配線の抵抗の和とデフォガの負荷電流との積で決まる電圧降下の値)だけ低い電圧値に基づいてPWM制御を行う。
特開2009−38963号公報 特開2010−142054号公報
上述したような車両用電源制御装置では、バッテリ及びオルタネータからの電源電圧値を検出し、検出した電源電圧値に基づきPWM制御しており、電源電圧値を検出した節点から負荷迄の電線に含まれる抵抗、車両用電源制御装置のパターン抵抗及びスイッチング素子のオン抵抗等による電圧降下は考慮されていない。その為、実際に負荷へ印加される電圧は、印加されるべき目標電圧値より低くなっており、負荷の作動状態に影響を与え、負荷性能の仕様を満足しない虞があるという問題がある。例えば、負荷がランプであれば、ランプ照度の不足が生じる虞がある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、出力電圧をPWM制御して車載負荷に与え、電線に含まれる抵抗、及びスイッチング素子のオン抵抗等による電圧降下の影響を、車載負荷の作動状態に与えない車両用電源制御装置を提供することを目的とする。
第1発明に係る車両用電源制御装置は、電源からの入力電圧値を検出し、検出した入力電圧値、及び車載負荷に与えるべき目標電圧値に基づきデューティ比を演算し、演算したデューティ比により、前記電源からの入力電圧をPWM制御して前記車載負荷に与える車両用電源制御装置において、複数の異なる試験目標電圧値により前記入力電圧を試験的にPWM制御する試験手段と、該試験手段が前記複数の異なる試験目標電圧値でPWM制御する都度、前記車載負荷の入力端子へ与えられる電圧値を検出する電圧センサと、該電圧センサが検出した電圧値及び前記試験目標電圧値に基づき、前記車載負荷に与えるべき目標電圧値を補正する為の補正式を導出する導出手段とを備え、該導出手段が導出した補正式により、前記目標電圧値を補正するように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、検出した電源からの入力電圧値、及び車載負荷に与えるべき目標電圧値に基づきデューティ比を演算し、演算したデューティ比により、電源からの入力電圧をPWM制御して車載負荷に与える。試験手段が、複数の異なる試験目標電圧値により入力電圧を試験的にPWM制御し、電圧センサが、試験手段が異なる試験目標電圧値でPWM制御する都度、車載負荷の入力端子へ与えられる電圧値を検出する。導出手段が、電圧センサが検出した電圧値及び試験目標電圧値に基づき、車載負荷に与えるべき目標電圧値を補正する為の補正式を導出し、導出手段が導出した補正式により、目標電圧値を補正する。
第2発明に係る車両用電源制御装置は、検出した前記電源からの入力電圧値の振れ幅が、所定範囲内であるか否かを判定する手段を更に備え、前記試験手段は、該手段が所定範囲内であると判定している間に、試験的にPWM制御し、前記導出手段が補正式を導出するように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、判定する手段が、検出した電源からの入力電圧値の振れ幅が、所定範囲内であるか否かを判定し、判定する手段が所定範囲内であると判定している間に、試験手段が試験的にPWM制御し、導出手段が補正式を導出する。
第3発明に係る車両用電源制御装置は、車両が停止状態又は定速走行状態であるか否かを判定する手段を更に備え、前記試験手段は、該手段が停止状態又は定速走行状態であると判定している間に、試験的にPWM制御し、前記導出手段が補正式を導出するように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、判定する手段が、車両が停止状態又は定速走行状態であるか否かを判定し、判定する手段が停止状態又は定速走行状態であると判定している間に、試験手段が試験的にPWM制御し、導出手段が補正式を導出する。
第4発明に係る車両用電源制御装置は、前記試験手段が試験的にPWM制御してからの経過時間を計測する手段と、該手段が所定時間を計測したか否かを判定する手段とを更に備え、前記試験手段は、該手段が所定時間を計測したと判定した場合に、更に試験的にPWM制御し、前記導出手段が補正式を更新するように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、計測する手段が、試験手段が試験的にPWM制御してからの経過時間を計測し、判定する手段が、計測する手段が所定時間を計測したか否かを判定する。試験手段が、判定する手段が所定時間を計測したと判定した場合に、更に試験的にPWM制御し、導出手段が補正式を更新する。
第5発明に係る車両用電源制御装置は、付近の温度を検出する温度センサと、該温度センサが検出した温度の、前記試験手段が試験的にPWM制御してからの変化を計測する手段と、該手段が計測した変化が所定温度差を超えたか否かを判定する手段とを更に備え、前記試験手段は、該手段が所定温度差を超えたと判定した場合に、更に試験的にPWM制御し、前記導出手段が補正式を更新するように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、温度センサが、付近の温度を検出し、計測する手段が、温度センサが検出した温度の、試験手段が試験的にPWM制御してからの変化を計測する。判定する手段が、計測する手段が計測した変化が所定温度差を超えたか否かを判定し、判定する手段が所定温度差を超えたと判定した場合に、試験手段が更に試験的にPWM制御し、導出手段が補正式を更新する。
第6発明に係る車両用電源制御装置は、前記車載負荷に通流する電流値を検出する電流センサと、該電流センサが検出した電流値の、前記試験手段が試験的にPWM制御してからの変化を計測する手段と、該手段が計測した変化が所定電流値を超えたか否かを判定する手段とを更に備え、前記試験手段は、該手段が所定電流値を超えたと判定した場合に、更に試験的にPWM制御し、前記導出手段が補正式を更新するように構成してあることを特徴とする。
この車両用電源制御装置では、電流センサが、車載負荷に通流する電流値を検出し、計測する手段が、電流センサが検出した電流値の、試験手段が試験的にPWM制御してからの変化を計測する。判定する手段が、計測する手段が計測した変化が所定電流値を超えたか否かを判定し、判定する手段が所定電流値を超えたと判定した場合に、試験手段が更に試験的にPWM制御し、導出手段が補正式を更新する。
本発明に係る車両用電源制御装置によれば、出力電圧をPWM制御して車載負荷に与え、制御電線に含まれる抵抗、及びスイッチング素子のオン抵抗等による電圧降下の影響を、車載負荷の作動状態に与えない車両用電源制御装置を実現することができる。また、車両用電源制御装置、車両システム全体での電圧降下による負荷出力の実効電圧低下が精度良く抑制され、ランプの照度の不足等、負荷性能が基準を満足できないことを防止できる。
本発明に係る車両用電源制御装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る車両用電源制御装置の動作の例を示すフローチャートである。 本発明に係る車両用電源制御装置の動作の例を示すフローチャートである。 実効電圧値−目標電圧値特性の例を示す特性図である。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る車両用電源制御装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
この車両用電源制御装置は、オルタネータ(車載発電機、電源)2が発電し整流した電力が、バッテリ(電源)1に充電されると共に、それぞれのIPD(Intelligent Power Device)9a,9b,9c,9dを通じて、車載負荷10a,10b,10c,10dに給電される。バッテリ1が充電されないときは、バッテリ1からの放電電力が、IPD9a,9b,9c,9dを通じて、それぞれ車載負荷10a,10b,10c,10dに給電される。車載負荷10a,10b,10c,10dは、ここでは、ランプであるが、モータ、ヒータ等であっても良く、特に限定はされない。
オルタネータ2及びバッテリ1が出力する電源電圧値は、入力部(ハードフィルタ)3を通じて電圧検出部4により検出されA/D変換されて出力される。電圧検出部4で出力された電源電圧値は、ソフトフィルタ5に読込まれ、IIR(無限インパルス応答)フィルタ等でディジタルフィルタ処理される。ソフトフィルタ5でディジタルフィルタ処理された電源電圧値は、車載負荷10a,10b,10c,10d毎のデューティ比算出部6a,6b,6c,6dに与えられる。
デューティ比算出部6a,6b,6c,6dは、車載負荷10a,10b,10c,10dのオン/オフを指示する操作信号を与えられ、オンを指示されているときは、ソフトフィルタ5から与えられた電源電圧値が、PWM制御開始電圧値より高いか否かを判定し、高いと判定したときに、目標電圧値設定部8a,・・・に設定されたそれぞれの目標電圧値により(1)式、
デューティ比=(目標電圧値/電源電圧値)2 ×100(%) (1)
を演算してデューティ比を算出し、それぞれのPWM出力部7a,7b,7c,7dへ与える。
PWM出力部7a,7b,7c,7dは、与えられたデューティ比により、それぞれIPD9a,9b,9c,9dをPWM制御し、PWM制御された電源電圧は、それぞれ車載負荷10a,10b,10c,10dに与えられる。尚、IPD9a,9b,9c,9dは、上述した操作信号がオンを指示しており、電源電圧値が低くPWM制御されないときは、電源−車載負荷10a,10b,10c,10d間をオン(接続)状態に維持する。
電圧センサ11aは、車載負荷10aへの入力電圧値(負荷電圧値)(オン期間の波高値)を検出し、補正部14aに与える。
電流センサ12aは、車載負荷10aへの入力電流値(平均値)を検出し、電流値変化判定部13aに与える。
電流値変化判定部13aは、補正部14aが、デューティ比算出部6aの目標電圧値を補正する都度リセットされ、リセットされてからの電流センサ12aから与えられた電流値の変化を計測し、計測した変化が所定電流値を超えたか否かを判定し、所定電流値を超えたと判定したときは、補正部14aへ通知する。
タイマ15aは、補正部14aが、デューティ比算出部6aの目標電圧値を補正する都度リセットされ、リセットされてからの経過時間を計測し、計測した経過時間が所定時間を超えたか否かを判定し、所定時間を超えたと判定したときは、補正部14aへ通知する。
電圧振れ幅判定部16は、電圧検出部4が検出した入力電圧値の振れ幅が所定範囲内であるか否かを逐次判定し、所定範囲内でないと判定したときは、補正部14aへ通知する。
温度センサ17は、この車両用電源制御装置付近の温度を検出し、温度差判定部18に与える。
温度差判定部18は、補正部14aが、デューティ比算出部6aの目標電圧値を補正する都度リセットされ、リセットされてからの温度センサ17から与えられた温度の変化を計測し、計測した変化が所定温度差を超えたか否かを判定し、所定温度差を超えたと判定したときは、補正部14aへ通知する。
走行状態判定部19は、車両の車速情報を与えられ、与えられた車速情報に基づき、車両が停止状態又は定速走行状態であるか否かを判定し、停止状態又は定速走行状態であると判定したときは、補正部14aへ通知する。
補正部14aは、車載負荷10aへ印加すべき目標電圧値(初期値)を記憶しており、車載負荷10aがオンになるときは、目標電圧値設定部8aに目標電圧値(初期値)を設定しておく。
補正部14aは、電圧振れ幅判定部16、走行状態判定部19、温度差判定部18、タイマ15a、電流値変化判定部13a及び電圧センサ11aからの情報に基づき作動し、デューティ比算出部6aの目標電圧値を設定する為の目標電圧値設定部8aに、複数回異なる目標電圧値を設定して、試験的にIPD9aをPWM制御する。
補正部14aは、試験的にIPD9aをPWM制御したときのデューティ比と、電圧センサ11aが検出した車載負荷10aへの負荷電圧値(オン期間の波高値)とに基づき、負荷電圧値の実効電圧値(平均電圧値)を(2)式
実効電圧値=負荷電圧値×√(デューティ比/100) (2)
により算出する。尚、デューティ比は、デューティ比算出部6aから通知される。
補正部14aは、複数組の算出した実効電圧値とそのときの目標電圧値とに基づき、実効電圧値−目標電圧値特性を示す関係式(理想的には等式である)
目標電圧値=a×実効電圧値+b (3)
を導出する。
補正部14aは、導出した(3)式を目標電圧値の補正式とし、(3)式の実効電圧値の項に、車載負荷10aに印加すべき目標電圧値を代入することにより、目標電圧値を補正し、補正した目標電圧値を目標電圧値設定部8aに設定する。
デューティ比算出部6aは、目標電圧値設定部8aに設定された補正後の目標電圧値に基づき、(1)式によりデューティ比を算出し、算出したデューティ比によりIPD9aをPWM制御する。尚、この際のデューティ比は、(3)式の演算結果が加わり、(4)式で演算される。
デューティ比
=((a×目標電圧値+b)/電源電圧値)2 ×100(%) (4)
尚、この車両用電源制御装置は、上述した車載負荷10aに対応する電圧センサ11a、補正部14a、電流センサ12a、電流値変化判定部13a、タイマ15a及び目標電圧値設定部8aと同様に、車載負荷10b,10c,10dにそれぞれ対応する電圧センサ、補正部、電流センサ、電流値変化判定部、タイマ及び目標電圧値設定部を備えているが、図示及び説明は省略している。以下の動作も、車載負荷10aに対応する部分のみ説明し、同様の車載負荷10b,10c,10dにそれぞれ対応する部分の説明は省略する。
また、図1に示す抵抗は、電線に含まれ電圧降下を生じさせる抵抗成分を示すものであり、電線に接続された抵抗素子を示すものではない。
以下に、このような構成の車両用電源制御装置の動作を、それを示す図2,3のフローチャートを参照しながら説明する。
この車両用電源制御装置は、入力部3を通じて電圧検出部4により検出されA/D変換された入力電圧値(電源電圧値)が、ソフトフィルタ5に読込まれ、IIRフィルタ等でディジタルフィルタ処理される。
デューティ比算出部6aは、車載負荷10aのオンを指示する操作信号を与えられたときは、ソフトフィルタ5からのディジタルフィルタ処理された入力電圧値を読込む(S1)。次いで、読込んだ入力電圧値と目標電圧値設定部8aに設定された目標電圧値(初期値)とを使用して(1)式を演算し、デューティ比を算出して、PWM出力部7aに与え、入力電圧(IPD9a)へのPWM制御を開始する(S3)。
次に、補正部14aは、電圧値振れ幅判定部16からの通知信号が、入力電圧値の振れ幅が所定電圧値未満であることを示しているか否かを判定し(S5)、所定電圧値未満であることを示していなければ、ソフトフィルタ5からのディジタルフィルタ処理された入力電圧値を読込み(S8)、入力電圧へのPWM制御を続行し、入力電圧値の振れ幅が所定電圧値未満であることを示しているか否かを判定する(S5)。
補正部14aは、入力電圧値の振れ幅が所定電圧値未満であることを示していれば(S5)、走行状態判定部19からの通知信号が、車両が停止状態又は定速走行状態であることを示しているか否かを判定する(S7)。
補正部14aは、走行状態判定部19からの通知信号が、車両が停止状態又は定速走行状態であることを示していなければ(S7)、ソフトフィルタ5からのディジタルフィルタ処理された入力電圧値を読込み(S8)、入力電圧へのPWM制御を続行し、入力電圧値の振れ幅が所定電圧値未満であることを示しているか否かを判定する(S5)。
補正部14aは、走行状態判定部19からの通知信号が、車両が停止状態又は定速走行状態であることを示していれば(S7)、目標電圧値VT1を目標電圧値設定部8aに設定して、デューティ比算出部6a及びPWM出力部7aにより、試験的に入力電圧をPWM制御する(S9)。
補正部14aは、次に、電圧センサ11aが検出した負荷電圧値VL1を読込み(S11)、(2)式により、実効電圧値(平均電圧値)VE1を算出する(S13)。次いで、目標電圧値VT1及び実効電圧値VE1を記憶しておく(S15)。
補正部14aは、次に、目標電圧値VT2を目標電圧値設定部8aに設定して、デューティ比算出部6a及びPWM出力部7aにより、試験的に入力電圧をPWM制御する(S17)。
補正部14aは、次に、電圧センサ11aが検出した負荷電圧値VL2を読込み(S19)、(2)式により、実効電圧値(平均電圧値)VE2を算出する(S21)。次いで、目標電圧値VT2及び実効電圧値VE2を記憶しておく(S23)。
補正部14aは、次に、記憶しておいた目標電圧値VT1、実効電圧値VE1、目標電圧値VT2及び実効電圧値VE2により、実効電圧値−目標電圧値特性を示す関係式(目標電圧値の補正式)
目標電圧値=a×実効電圧値+b (3)
を導出する(S25)。
補正部14aは、導出した式(3)の実効電圧値に、車載負荷10aへ印加すべき目標電圧値(初期値等)を代入して、目標電圧値を補正し、補正した目標電圧値を目標電圧値設定部8aに設定して、補正した目標電圧値による入力電圧へのPWM制御を開始する(S27)。
補正部14aは、次に、タイマ15a、温度差判定部18a及び電流値変化判定部13aをリセットし(S29)、タイマ15aに経過時間の計測を開始させ(S31)、温度差判定部18aに温度変化の計測を開始させ(S33)、電流値変化判定部13aに電流変化の計測を開始させる(S35)。
補正部14aは、次に、タイマ15aからの通知信号が、経過時間が所定時間以上であることを示しているか否かを判定し(S37)、所定時間以上であることを示していなければ、温度変化判定部18からの通知信号が、温度変化が所定温度差を超えたことを示しているか否かを判定する(S39)。
補正部14aは、温度変化判定部18からの通知信号が、温度変化が所定温度差を超えたことを示していなければ(S39)、電流値変化判定部13aからの通知信号が、電流変化が所定電流値を超えたことを示しているか否かを判定する(S41)。
補正部14aは、電流値変化判定部13aからの通知信号が、電流変化が所定電流値を超えたことを示していなければ(S41)、タイマ15aからの通知信号が、経過時間が所定時間以上であることを示しているか否かを判定する(S37)。
補正部14aは、タイマ15aからの通知信号が、経過時間が所定時間以上であることを示しているとき(S37)、電圧値振れ幅判定部16からの通知信号が、入力電圧値の振れ幅が所定電圧値未満であることを示しているか否かを判定する(S5)。
補正部14aは、温度変化判定部18からの通知信号が、温度変化が所定温度差を超えたことを示しているとき(S39)、電圧値振れ幅判定部16からの通知信号が、入力電圧値の振れ幅が所定電圧値未満であることを示しているか否かを判定する(S5)。
補正部14aは、電流値変化判定部13aからの通知信号が、電流変化が所定電流値を超えたことを示しているとき(S41)、電圧値振れ幅判定部16からの通知信号が、入力電圧値の振れ幅が所定電圧値未満であることを示しているか否かを判定する(S5)。
図4は、実効電圧値−目標電圧値特性の例を示す特性図であり、車載負荷がランプである場合を示す。
図4Aは、目標電圧値をy軸に、実効電圧値をx軸に取り、(3)式のa=1.0555、b=0.237の場合を示す。電圧降下=0である理想形の場合は、y=xとなる。図4Bは、実効電圧値をy軸に、目標電圧値をx軸に取った場合を示す。
1 バッテリ(電源)
2 オルタネータ(電源)
3 入力部
4 電圧検出部
5 ソフトフィルタ
6a,6b,6c,6d デューティ比算出部
7a,7b,7c,7d PWM出力部
8a 目標電圧値設定部
9a,9b,9c,9d IPD
10a,10b,10c,10d 車載負荷
11a 電圧センサ
12a 電流センサ
13a 電流値変化判定部
14a 補正部(試験手段、導出手段)
15a タイマ
16 電圧振れ幅判定部
17 温度センサ
18 温度差判定部
19 走行状態判定部

Claims (6)

  1. 電源からの入力電圧値を検出し、検出した入力電圧値、及び車載負荷に与えるべき目標電圧値に基づきデューティ比を演算し、演算したデューティ比により、前記電源からの入力電圧をPWM制御して前記車載負荷に与える車両用電源制御装置において、
    複数の異なる試験目標電圧値により前記入力電圧を試験的にPWM制御する試験手段と、該試験手段が前記複数の異なる試験目標電圧値でPWM制御する都度、前記車載負荷の入力端子へ与えられる電圧値を検出する電圧センサと、該電圧センサが検出した電圧値及び前記試験目標電圧値に基づき、前記車載負荷に与えるべき目標電圧値を補正する為の補正式を導出する導出手段とを備え、該導出手段が導出した補正式により、前記目標電圧値を補正するように構成してあることを特徴とする車両用電源制御装置。
  2. 検出した前記電源からの入力電圧値の振れ幅が、所定範囲内であるか否かを判定する手段を更に備え、前記試験手段は、該手段が所定範囲内であると判定している間に、試験的にPWM制御し、前記導出手段が補正式を導出するように構成してある請求項1に記載の車両用電源制御装置。
  3. 車両が停止状態又は定速走行状態であるか否かを判定する手段を更に備え、前記試験手段は、該手段が停止状態又は定速走行状態であると判定している間に、試験的にPWM制御し、前記導出手段が補正式を導出するように構成してある請求項1又は2に記載の車両用電源制御装置。
  4. 前記試験手段が試験的にPWM制御してからの経過時間を計測する手段と、該手段が所定時間を計測したか否かを判定する手段とを更に備え、前記試験手段は、該手段が所定時間を計測したと判定した場合に、更に試験的にPWM制御し、前記導出手段が補正式を更新するように構成してある請求項1から3の何れか1項に記載の車両用電源制御装置。
  5. 付近の温度を検出する温度センサと、該温度センサが検出した温度の、前記試験手段が試験的にPWM制御してからの変化を計測する手段と、該手段が計測した変化が所定温度差を超えたか否かを判定する手段とを更に備え、前記試験手段は、該手段が所定温度差を超えたと判定した場合に、更に試験的にPWM制御し、前記導出手段が補正式を更新するように構成してある請求項1から4の何れか1項に記載の車両用電源制御装置。
  6. 前記車載負荷に通流する電流値を検出する電流センサと、該電流センサが検出した電流値の、前記試験手段が試験的にPWM制御してからの変化を計測する手段と、該手段が計測した変化が所定電流値を超えたか否かを判定する手段とを更に備え、前記試験手段は、該手段が所定電流値を超えたと判定した場合に、更に試験的にPWM制御し、前記導出手段が補正式を更新するように構成してある請求項1から5の何れか1項に記載の車両用電源制御装置。
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