JP2007267454A - 車両用バッテリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低電圧で作動する電装品をDC/DCコンバータを用いることなく接続できるようにするとともに、各バッテリ電圧のバランスが崩れるのを防止する。
【解決手段】複数のバッテリのうち高圧側に接続された第1バッテリ2aと、低圧側に接続された第2バッテリ2bと、2つのバッテリ2a,2bの電圧を比較する比較手段6と、比較手段6により第1バッテリ2aと第2バッテリ2bとの電圧差が第1所定値以上であると判定されると、2つのバッテリ2a,2bの電圧差を解消する電圧差解消手段7と、直列接続された複数のバッテリ全体2を充電する充電手段4とを備えて構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のバッテリを直列接続して個々のバッテリの電圧よりも高い電圧を得るようにした車両用バッテリ装置に関するものである。
従来より、多くのトラックやバスではバッテリの電圧は24Vに設定されており、12Vのバッテリを2個直列に接続することにより24Vを得ている。また、図4に示すように、バッテリ2はエンジン3により発電駆動されるオルタネータ4によって充電される。
一方、乗用車ではバッテリ電圧は12Vに設定されている。また、生産・販売されている車両の個体数としては乗用車の方がバスやトラックに比べて圧倒的に多く、このためアフターマーケットで販売される車両用の電装品はほとんどが12V仕様となっている。
このような12V仕様の電装品9を24Vバッテリ2の車両に搭載する場合には、車両1の電圧と電装品9の作動電圧とが異なるので車両に電装品9を直接取り付けることはできない。このため、従来は、例えば図4に示すような2通りの接続手法により電装品9を接続していた。
ひとつは、電装品9と24V回路との間にDC/DCコンバータ11を介装し、24Vの電圧を12Vに降圧する手法(第1の従来技術という)であって、もうひとつは、電装品9を直列接続された2つの12Vバッテリ2a,2bのうち一方のバッテリ2bのみに接続して電力を供給する手法(第2の従来技術という)である。なお、特許文献1には第1の従来技術と同様の技術が開示されている。
特開平11−262195号公報
しかしながら、従来の技術では以下のような課題があった。まず、第1の従来技術ではDC/DCコンバータ11を設ける分だけコスト増を招くことになる。ここで、電装品として例えばCDプレーヤのような電流消費の小さいものを接続するのであれば、DC/DCコンバータ11も小型で済みコスト増もあまり大きくならないが、消費電流の大きい電装品を取り付ける場合には、大電流に対応したDC/DCコンバータ11を設ける必要があり、コストが大幅に増大する場合がある。
ここで、電装品としてはオーディオ等のアフターマーケット用品に限らず、例えばトラックメーカがサプライヤから購入し、車両製造ラインで装着するような装備品も含まれる。特に、ABS(アンチロックブレーキシステム)のように普及率の高い装置は、あえて24V仕様の製品を設計,製造するよりも、12V仕様の製品(汎用品)をサプライヤから購入したほうがコストを抑制することができる。
一方、ABSにはブレーキ油圧を制御するための種々のアクチュエータやモータが設けられているが、これらのモータやアクチュエータは頻繁に作動するようなものではないが、作動時には消費する電流が非常に大きいため、DC/DCコンバータ11を介して12V仕様のABSを接続する場合には、DC/DCコンバータ11にはABS作動時の大電流に対する十分な耐久性が要求される。
このように、ABS等の大電流が流れる電装品を装着する場合には、DC/DCコンバータ11自体が大型化且つ高価なものとなり、重量増やコスト増を招くことになる。
また、第2の従来技術のように、直列に接続した2つの12Vバッテリ2a,2bのうち一方のバッテリ2bに電装品を接続した場合、一方のバッテリ2bのみ電力が消費されて電圧が低下するため、2つのバッテリ2a,2bの充電率のバランスが崩れる。このように充電率のバランスが崩れた状態でオルタネータ4により充電が実行されると、他方のバッテリ2aが過充電となって、耐久性が低下する。
つまり、オルタネータ4では2個のバッテリ2a,2bの合計電圧に基づいて充電を開始及び停止するので、例えば第1バッテリ2aの電圧が12V、第2バッテリ2bの電圧が10Vの合計22Vとなって充電を開始した場合、充電後バッテリ電圧が合計24Vに達した時には各バッテリの電圧はそれぞれ13V,11Vとなってしまい、もともと電圧が12Vあった第1バッテリ2aが、過充電状態となってしまう。
そして、このような過充電が繰り返されるとバッテリ2の耐久性が大幅に劣化してしまい、短期間でバッテリ2を交換しなければならなくなるという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、低電圧で作動する電装品をDC/DCコンバータを用いることなく接続できるようにするとともに、各バッテリ電圧のバランスが崩れるのを防止できるようにした、車両用バッテリ装置を提供することを目的とする。
このため、本発明の車両用バッテリ装置は、車両に搭載された複数のバッテリを直列に接続することによって前記バッテリが単体で出力する電圧よりも高圧の電圧を出力する車両用バッテリ装置において、該複数のバッテリのうち高圧側に接続された第1バッテリと、該第1バッテリよりも低圧側に接続された第2バッテリと、該第1バッテリの電圧と該第2バッテリの電圧とを比較する比較手段と、該比較手段により該第1バッテリと該第2バッテリとの電圧差が第1所定値以上であると判定されると、該第1バッテリと該第2バッテリとの電圧差を解消する電圧差解消手段と、該直列接続された複数のバッテリのうち最も高圧側に接続されたバッテリに電圧を加えることで該直列接続された複数のバッテリ全体を充電する充電手段とを備えることを特徴としている(請求項1)。
また、該電圧差解消手段は、該第1バッテリを放電させるのが好ましい(請求項2)。
また、該充電手段は、該第1バッテリの電圧と該第2バッテリの電圧との合計が第2所定値未満になると、該第1及び第2バッテリの充電を開始するのが好ましい(請求項3)。
また、該電圧差解消手段は、該充電手段により該充電を開始する前には、該電圧差が該第1所定値未満になるまで該第1バッテリを放電させるのが好ましい(請求項4)。
また、該電圧差解消手段は、該電圧差が該第1所定値よりも小さい値に設定された第3所定値未満になるまで該第1バッテリを放電させるのが好ましい(請求項5)。
また、該車両はトラック又はバスであって、該複数のバッテリが第1バッテリと第2バッテリとから構成されるとともに、該第1及び該第2バッテリはいずれも12ボルトのバッテリであって、該第2バッテリにはABSが接続されるのが好ましい(請求項6)。
本発明の車両用バッテリ装置によれば、比較手段により第1バッテリと第2バッテリとの電圧差が第1所定値以上であると判定されると、電圧差解消手段により第1バッテリと第2バッテリとの電圧差が解消されるので、各バッテリ電圧の平衡化を図ることができる。したがって、バッテリ充電時に、一方のバッテリが過充電になるような事態を回避でき、バッテリの耐久性低下を防止することができる。
また、DC/DCコンバータ等の機器を用いずに24V仕様の電装品と12Vの電装品とを接続できるので、コスト増等を回避することができる(以上、請求項1)。
また、電圧差解消手段は、第1バッテリを放電させることでバッテリ電圧の平衡化を図るので、2つのバッテリを容易に且つ確実に平衡化させることができる利点がある。したがって、より確実にバッテリの過充電を防止することができる(請求項2)。
また、第1バッテリと第2バッテリとの合計電圧が第2所定値未満になると、第1及び第2バッテリの充電を開始するので、バッテリ電圧の低下を防止できる(請求項3)。
また、充電開始前には、必ず電圧差が第1所定値未満になるまで第1バッテリを放電させるので、やはり確実にバッテリの過充電を防止することができる(請求項4)。
また、電圧差解消手段は、電圧差が第1所定値よりも小さい値に設定された第3所定値未満になるまで第1バッテリを放電させるので、正確にバッテリ電圧の平衡化を図ることができる(請求項5)。
また、本装置をトラックやバス等に適用し、第2バッテリにABSを接続することで、12V仕様の汎用のABSを搭載することができ、コストの抑制を図ることができる(請求項6)。
以下、図面により、本発明の一実施形態にかかる車両用バッテリ装置について説明すると、図1に示すように、車両1には24Vのバッテリ2が搭載されている。ここで、バッテリ2はそれぞれの電圧が12Vの第1バッテリ2a及び第2バッテリ2bを備えて構成されており、これらの2つのバッテリ2a,2bを直列に接続することで24Vの電源として機能している。
また、車両1にはエンジン3が搭載されるとともに、このエンジン3の近傍にはオルタネータ(充電手段)4が設けられている。また、エンジン3とオルタネータ4とはベルト5を介して接続されており、これによりオルタネータ4はエンジン3の駆動力によって駆動されるようになっている。
また、本実施形態では、第1バッテリ2aのほうが高圧側に接続され、第2バッテリ2bは第1バッテリ2aよりも低圧側に接続されている。具体的には、図1に示すように、第1バッテリ2aの一方の端子(+側端子)はオルタネータ4に接続されるとともに、他方の端子(−側端子)は第2バッテリ2bの一方の端子(+側端子)に接続されている。また、第2バッテリ2bの他方の端子(−側端子)はボディ等のグラウンド(GND)に接続されてアースされている。
そして、通常は、第1バッテリ2aの+側端子に24V仕様の電装品(又は、第1電装品という)8の+側が接続され、−側はGNDにアースされる。これにより、第1電装品8に24Vの電力が供給されて第1電装品8が作動可能となる。
一方、第1バッテリ2aと第2バッテリ2bとの間には12Vの電圧を取り出すための端子2cが設けられており、この端子2cとGNDとの間に12V仕様の電装品(又は第2電装品という)9が接続できるようになっている。そして、この端子2cとGNDとの間に第2電装品9を接続することにより、第2電装品9に第2バッテリ2bから12Vの電力が供給されるようになっている。なお、本実施形態では、第2電装品9としてABSが第2バッテリ2bに接続されている。
ところで、従来技術の課題として説明したように、このように12V仕様の電装品に一方のバッテリからのみ電力を供給すると、一方のバッテリのみ電力を消費してしまい、2つのバッテリの充電率のバランスが崩れてしまうことになる。また、バランスが崩れると、電力消費の少ないバッテリが過充電となり耐久性が低下するという課題がある。
そこで、本装置では、2つの12Vバッテリ2a,2bが電力的に平衡状態を保持するようにして、バッテリ2a,2bの電圧バランスが崩れるのを防止するように構成されている。以下、詳しく説明すると、本装置には、図2に示すように、第1バッテリ2aの電圧Vaと第2バッテリ2bの電圧Vbとをそれぞれ検出するとともに、これらの電圧の差ΔVを所定値(第1所定値)と比較するコンパレータ(比較手段;図1では省略)6と、コンパレータ6により電圧差ΔVが所定値以上となると2つのバッテリ2a,2bの電圧差を解消するバランサ(電圧差解消手段)7とが設けられている。
このうち、コンパレータ6では第1バッテリ2aの電圧Vaと第2バッテリ2bの電圧Vbとに基づいて電圧差ΔV(=Va−Vb)を算出するようになっている。そして、算出された電圧差ΔVが予め設定された所定値VTH1 以上になったか否かを判定するようになっている。
また、バランサ7は、図1に示すように、オンオフスイッチSと抵抗Rとを備えており、これらのスイッチSと抵抗Rとが直列に接続されている。また、スイッチSはバッテリ24に接続され、抵抗Rは2つのバッテリ2a,2bとの間(つまり、端子2cと等しい電位)に接続されている。
そして、バランサ7では、コンパレータ6により2つのバッテリの電圧差ΔVが所定値VTH1 以上となったと判定されると、スイッチSがオンになる(閉じる)ようになっている。この場合、スイッチがオンとなると、第1バッテリ2aから抵抗Rに電力が供給されて、抵抗Rにより電力が熱エネルギとなって消費されるようになっている。
つまり、12V仕様の電装品(第2電装品)9を接続して第2バッテリ2bから電力を供給すると、第2バッテリ2bの方が早く電圧が低下してしまい、2つのバッテリ2a,2bの電圧バランスが崩れる。そこで、第1バッテリ2aの電圧Vaと第2バッテリVbとの電圧差ΔVが所定値VTH1 以上となると、第1バッテリ2aの電力を放熱により低下させ、第1バッテリ2aと第2バッテリ2bとで電力の平衡化を図るようにしているのである。
また、図1では省略するが、本装置には、図2に示すように、第1バッテリ2aの電圧Vaと第2バッテリ2bの電圧Vbとを加算する加算手段10が設けられており、この加算手段10により2つのバッテリ2a,2bの電圧の和(すなわち24Vバッテリ2の電圧)が算出されるようになっている。なお、本実施形態では、VaとVbとを加算しているが、バッテリ2aの正極側の電位を直接求めるようにしても良い。
そして、この加算手段10により、Va+Vbが第2所定値VTH2 (例えば28V)未満であると判定された場合には、オルタネータ4を作動させてバッテリ2a,2bを充電するようになっている。なお、このようなVa+Vbの算出はコンパレータ6で行っても良いし、オルタネータ4内で行ってもよい。
また、オルタネータ4を作動させて充電を実行する際には、必ずその前にコンパレータ6で電圧差ΔVを算出し、バランサ7によりバッテリ間の電圧差を解消してから充電を行うようにしても良い。これにより、バッテリ2a,2bの電圧バランスが不均衡な状態で充電を行うような事態を確実に回避できる。
また、本実施形態では、バランサ7が作動してスイッチSがオンとなった後は、電圧差ΔVが第3所定値VTH3 (≦VTH1 )未満となると、スイッチSがオフになる(開く)ようになっている。したがって、放電終了時には、2つのバッテリ2a,2bの電圧を高い精度でバランスさせることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用バッテリ装置は、上述のように構成されているので、例えば図3に示すフローチャートにしたがって、電圧制御が実行される。
まず、ステップS1において、第1バッテリ電圧Va及び第2バッテリ電圧Vbを取得する。次に、ステップS2に進み、第1バッテリ電圧Vaと第2バッテリ電圧Vbとの差ΔVが第1閾値VTH1 以上か否かを判定し、ΔVが第1閾値VTH1 以上であれば、2つのバッテリ2a,2bのバランスが崩れていると判定できるので、この場合にはステップS3に進んで、第1バッテリ2aの放電を行う。つまり、この場合には、スイッチSをオンにして、抵抗Rで電力を消費させる。
そして、ステップS4において、第1バッテリ電圧Vaと第2バッテリ電圧Vbとの差ΔVが第3閾値VTH3(≦VTH1 )未満となったと判定されると第1バッテリ2aの放電により2つのバッテリ2a,2bの電力が平衡状態となったと判定して、ステップS5において第1バッテリの放電を終了し、リターンする。また、ステップS4でΔVが第3閾値VTH3以上と判定されると、ΔV<VTH3となるまで放電を継続する。
一方、ステップS2で電圧差ΔVが第1閾値VTH1 未満と判定された場合にはステップS6に進み、第1バッテリ電圧Vaと第2バッテリ電圧Vbとの和、(即ち24Vバッテリ2の電圧)が第2閾値VTH2 未満か否かを判定する。
そして、第2閾値VTH2 未満であれば、ステップS7に進んで、オルタネータ4を作動させてバッテリ2a,2bを充電し、リターンする。また、第2閾値VTH2 以上であればそのままリターンする。なお、この充電制御(ステップS6及びS7)については従来と同じ制御である。
以上詳述したように、本装置によれば、コンパレータ6により第1バッテリ2aと第2バッテリ2bとの電圧差が第1所定値以上であると判定されると、バランサ7により第1バッテリ2aと第2バッテリ2bとの電圧差が解消されるので、各バッテリの電圧状態を平衡化させることできる。
したがって、バッテリ充電時に、一方のバッテリが過充電になるような事態を回避でき、バッテリの耐久性低下を防止することができる。
また、本装置では、スイッチSと抵抗Rとからなるバランサ7を追加するのみで、DC/DCコンバータ等の機器を用いずに24V仕様の電装品8と12Vの電装品9とを接続できるので、コスト増等を回避できる。
また、バランサ7は、第1バッテリ2aと第2バッテリ2bとの電圧差が所定値VTH1 未満になるまで第1バッテリを放電させるので、2つのバッテリを容易に且つ確実に平衡化させることができる利点がある。したがって、より確実にバッテリの過充電を防止することができる。
また、第1バッテリ2aと第2バッテリ2bとの合計電圧が第2所定値VTH2 未満になると、オルタネータ4を作動させて第1及び第2バッテリ2a,2bの充電を開始するので、従来同様、バッテリ電圧の低下を防止できる。また、充電開始前には、必ず電圧差が第1所定値未満になるまで第1バッテリを放電させるようにすれば、一層確実にバッテリの過充電を防止することができる。
また、本装置は特にトラックやバス等に適用するのが好ましく、また、第2電装品9としてはABSが特に有効である。これは、ABSのように普及率の高い装置は、あえて24V仕様の製品を設計,製造するよりも、12V仕様の汎用品をサプライヤから購入したほうがコストを抑制することができるからである。ただし、ABSは作動時には消費する電流が非常に大きいため、DC/DCコンバータを用いて接続しようとすると大型のDC/DCコンバータが必要となり、重量増やコスト増を招くことになる。
そこで、DC/DCコンバータを用いずに、ABSを第2バッテリ2bに直接接続することが考えられるが、この場合には、ABS作動時に大電流が消費されるため、第2バッテリ2bのみ電圧が低下して、2つのバッテリ2a,2bのバランスが崩れてしまう。
これに対して、本装置のように、第1バッテリ電圧Vaと第2バッテリ電圧Vbとを比較するコンパレータ6と、2つのバッテリの電圧差ΔVが第1所定値以上VTH1 であると、第1バッテリVaを放電して電圧差を解消するバランサ7とを設けることにより、このような課題を解決することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば上述の実施形態では2個のバッテリを直列接続した場合について説明したが、3個以上のバッテリを直列接続した場合にも適用可能である。この場合少なくとも相対的に電位の高い方のバッテリが第1バッテリとなり電位の低いバッテリが第2バッテリとなる。
また、本実施形態において、バランサ7には第1バッテリ2aの電力を放電するために抵抗Rを設けたが、電力を消費する手段であれば、他の手段を設けても良い。例えば12Vで作動する他の電装品(オーディオ等)で消費させるようにしてもよい。
また、バランサは、電圧の高い第1バッテリ2aの電力を消費することで第1及び第2バッテリ2a,2bの平衡化を図るように構成されているが、電圧の低い第2バッテリ2bに電力を供給することで第1及び第2バッテリ2a,2bの平衡化を図るようにしても良い。また、第2電装品9としてはABSに限られるものではなく種々の12V仕様の電装品を適用可能である。
本発明の一実施形態にかかる車両用バッテリ装置の構成について説明するための概略的な回路図である。 本発明の一実施形態にかかる車両用バッテリ装置の要部構成の機能に着目して示す模式的なブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる車両用バッテリ装置の作用について説明するためのフローチャートである。 従来技術について説明するための図である。
符号の説明
1 車両
2 バッテリ
2a 第1バッテリ
2b 第2バッテリ
3 エンジン
4 オルタネータ(充電手段)
5 ベルト
6 コンパレータ(比較手段)
7 バランサ(電圧差解消手段)
8 24V仕様の電装品(又は第1電装品)
9 12V仕様の電装品(又は第2電装品)
10 加算手段

Claims (6)

  1. 車両に搭載された複数のバッテリを直列に接続することによって前記バッテリが単体で出力する電圧よりも高圧の電圧を出力する車両用バッテリ装置において、
    該複数のバッテリのうち高圧側に接続された第1バッテリと、
    該第1バッテリよりも低圧側に接続された第2バッテリと、
    該第1バッテリの電圧と該第2バッテリの電圧とを比較する比較手段と、
    該比較手段により該第1バッテリと該第2バッテリとの電圧差が第1所定値以上であると判定されると、該第1バッテリと該第2バッテリとの電圧差を解消する電圧差解消手段と、
    該直列接続された複数のバッテリのうち最も高圧側に接続されたバッテリに電圧を加えることで該直列接続された複数のバッテリ全体を充電する充電手段とを備える
    ことを特徴とする、車両用バッテリ装置。
  2. 該電圧差解消手段は、該第1バッテリを放電させる
    ことを特徴とする、請求項1記載の車両用バッテリ装置。
  3. 該充電手段は、該第1バッテリの電圧と該第2バッテリの電圧との合計が第2所定値未満になると、該第1及び第2バッテリの充電を開始する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両用バッテリ装置。
  4. 該電圧差解消手段は、充電手段により該充電を開始する前には、該電圧差が該第1所定値未満になるまで該第1バッテリを放電させる
    ことを特徴とする、請求項2記載の車両用バッテリ装置。
  5. 該電圧差解消手段は、該電圧差が該第1所定値よりも小さい値に設定された第3所定値未満になるまで該第1バッテリを放電させる
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の記載の車両用バッテリ装置。
  6. 該車両はトラック又はバスであって、該複数のバッテリが第1バッテリと第2バッテリとから構成されるとともに、該第1及び該第2バッテリはいずれも12ボルトのバッテリであって、該第2バッテリにはABSが接続されている
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の車両用バッテリ装置。
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