JP2008251612A - 太陽光電池を用いた独立型電源の制御システム並びに最大電力追従方法及び鉛蓄電池満充電方法 - Google Patents

太陽光電池を用いた独立型電源の制御システム並びに最大電力追従方法及び鉛蓄電池満充電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽光電池を用いた独立型電源の制御システムにおいて、太陽光電池から最大電力を取り出しかつ太陽光電池の発電電圧が蓄電池の充電可能電圧未満のときも充電に利用可能とする。
【解決手段】太陽光電池からの入力電力により充電される蓄電池と余剰電力を蓄積する電気二重層キャパシタとを備えた独立型電源の制御システムにおいて、太陽光電池からの入力電力から最大電力を得るように太陽光電池からの入力電圧の昇圧及び/又は降圧を含む制御を行う手段と、最大電力における電圧が蓄電池の充電電圧未満であるとき、最大電力における電圧を昇圧して蓄電池の充電電圧以上となった場合に蓄電池を充電する手段と、蓄電池が満充電状態ではなくかつ最大電力が蓄電池の充電電力と負荷消費電力の和以上であるとき、その余剰電力により前記電気二重層キャパシタを充電する手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光電池を用いた独立型電源の制御システム並びにこれに関連する最大電力追従方法及び鉛蓄電池満充電方法に関する。
従来、太陽光電池を用いた独立型電源システムが構築されている。独立型電源システムは、商用系統と連係しないために太陽光電池の発電状況によって負荷へ供給可能な電力が大きく変動する可能性があり、負荷に対しできるだけ安定した電力を供給するために種々の制御が行われている。
特許文献1には、太陽光電池と、電力変換装置と、複数の充電器と、複数の蓄電池と、電気二重層キャパシタとを組み合わせた独立型太陽光発電システムが開示されている。特許文献1では、太陽光電池からの入力電力により先ず電気二重層キャパシタを充電し、次いで複数の蓄電池を充電していく制御を行っており、発電電力に応じて複数の蓄電池のうちの充電個数及び放電個数を調整し、また充電方式を調整する制御を行っている。また、電力変換装置は、いわゆるMPPT(Maximum Power Point Tracker、最大電力点追従)制御を行っている。MPPTは、太陽光電池から常に最大電力を得るために太陽光電池からの入力電流と入力電力との積が最大となるように自動的に追従しながら入力電圧を調整する。従来は、入力電圧を降圧するタイプのMPPTが主流であった。
特許文献1では、太陽光電池からの入力電圧が蓄電池を充電可能な電圧に満たない場合は、電気二重層キャパシタに蓄積された電力により蓄電池を充電したり、あるいは電気二重層キャパシタに蓄積された電力を直接負荷に供給したりする制御を行っている。
特開2001−69688号公報
しかしながら、特許文献1では、太陽光電池の発電電力に応じて複数の蓄電池及び電気二重層キャパシタの充電/放電を制御することにより発電効率を向上させることを目的としているが、各蓄電池及び電気二重層キャパシタはこの制御において頻繁に充放電を繰り返すことになるため、特に蓄電池が短寿命となる問題がある。
ここで、後述する図3Aの一部を参照して太陽光電池に想定される発電状況を説明する。なお、太陽光電池からの発電電力は、蓄電池の充電に利用され、蓄電池から負荷へ電力供給されるものとする。図3A(a)のグラフは、横軸が一日の時間を示し、縦軸が太陽光電池の発電電圧を示す。一日中晴れの日には、日の出とともに太陽が昇りそれに伴い太陽光電池の発電が始まる(A区間)が、十分な日射量を得ていないため、発電電圧が蓄電池の充電可能電圧まですぐには上がらず、徐々に充電可能電圧まで近づいていく。太陽光電池は、通常南方に向けられるため、太陽が南中する正午前後が最大発電量となり電圧も最大となる(B区間)。太陽光電池の発電電圧が充電可能電圧以上となるB区間でのみ蓄電池を充電でき、負荷へ電力供給できることになる。夕暮れ時は徐々に電圧も低下し(C区間)、夜間は発電電圧が無くなる。A区間及びC区間並びに夜間においては、蓄電池は放電する。
蓄電池への充電を行う場合、蓄電池に対し充電可能電圧以上の電圧を印加する必要があり、また太陽光電池と制御システム間のケーブル損失/接続端子抵抗等による電圧降下があるため、発電電圧が十分でない場合は蓄電池を充電することができない。図3A(a)のA区間及びC区間は、太陽光電池がある程度の発電を行っているにも拘わらず、これを利用することができない。
さらに、図3A(b)(c)、図3B(d)を参照すると、曇天や降雨/降雪等によってB区間において発電電圧が一時的に充電可能電圧以下に低下する時間帯が生じる場合がある。また、そのような電圧低下の時間帯が頻繁に生じる場合もある。発電電圧が、充電可能電圧を境界として上下に変動すると、蓄電池が1日のうちで数回以上の充電と放電を行うことになり、蓄電池の寿命が短くなる。そこで、発電電圧の変動に依らず、蓄電池の充電と放電を1日1回とすることが理想的である。
一方、発電電圧が、蓄電池の満充電電圧以上であると太陽光電池の公称出力電圧を大きく外れ、効率よい発電がされなくなるため、発電電圧が高すぎる場合にも適度な電圧に調整する必要がある。
また、過剰な発電電圧からシステムを保護する必要もある。さらに、過剰放電から蓄電池を保護する必要もある。
さらに、独立型電源システムにおいて鉛蓄電池を用いる場合、昼間の発電時は急速充電を行うため、一般に開放型の鉛蓄電池を使用する。長期間に亘って充放電を頻繁に繰り返すと液面が減少し、容量が低下し、満充電電圧も低下していく。この結果、鉛蓄電池の満充電電圧を判断することが困難となり、鉛蓄電池を確実に満充電することができなくなるという問題がある。
以上の現状に鑑み本発明は、太陽光電池を用いた独立型電源の制御システムにおいて、太陽光電池から最大電力を取り出すことができ、太陽光電池の発電電圧が蓄電池の充電可能電圧未満のときも充電に利用することができ、蓄電池の1日の充放電回数を1日1回とでき、余剰電力も無駄にせず蓄積でき、また蓄電池を効率よく充電するために充電電圧と充電電流を最適に調整できることを目的とする。また、蓄電池が鉛蓄電池の場合、いつの時点においても確実に満充電することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を提供する。
請求項1に係る、太陽光電池を用いた独立型電源の制御システムは、太陽光電池からの入力電力により充電される蓄電池と余剰電力を蓄積する電気二重層キャパシタとを備え、
太陽光電池からの入力電力から最大電力を得るように太陽光電池からの入力電圧の昇圧及び/又は降圧を含む制御を行う手段と、
前記最大電力における電圧が前記蓄電池の充電電圧未満であるとき、前記最大電力における電圧を昇圧して前記蓄電池の充電電圧以上となった場合に前記蓄電池を充電する手段と、
前記蓄電池が満充電状態ではなくかつ前記最大電力が前記蓄電池の充電電力と負荷消費電力の和以上であるとき、その余剰電力により前記電気二重層キャパシタを充電する手段とを有する。
請求項2に係るシステムは、請求項1において、前記最大電力における電圧を昇圧しても前記蓄電池の充電電圧未満である場合に、前記電気二重層キャパシタからの放電電力を加えて前記蓄電池を充電する手段をさらに有する。
請求項3に係るシステムは、請求項1又は2において、前記蓄電池が満充電状態でありかつ前記最大電力が負荷消費電力以上であるとき、その余剰電力により前記電気二重層キャパシタを充電する手段をさらに有する。
請求項4に係るシステムは、請求項1〜3のいずれかにおいて、PWM方式により前記蓄電池の充電を行いデューティ比を調整することにより充電電流を制御する手段をさらに有する。
請求項5に係るシステムは、請求項1〜4のいずれかにおいて、太陽光電池からの入力電力を接続又は遮断する第1の接点ブレーカをさらに有し、太陽光電池からの入力電圧が予め設定された電圧以上となったとき、前記第1の接点ブレーカを遮断状態とする手段をさらに有する。
請求項6に係るシステムは、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記蓄電池から負荷への出力電力を接続又は遮断する第2の接点ブレーカをさらに有し、前記蓄電池の電圧が過放電電圧以下となったとき、前記第2の接点ブレーカを遮断状態とする手段をさらに有する。
請求項7に係る独立型電源の制御システムにおける最大電力点追従方法は、請求項1〜6のいずれかに記載の太陽光電池を用いた独立型電源の制御システムに適用される、太陽光電池からの入力電力から最大電力を得るための最大電力点追従方法であって、
太陽光電池からの入力電圧を最初の第1比較電圧として設定する第1ステップと、
前記第1比較電圧とそのときの電流である第1比較電流との積として第1比較電力を算出する第2ステップと、
前記第1比較電圧を所定電圧だけ上げて第2比較電圧として設定し、前記第2比較電圧とそのときの電流である第2比較電流との積として第2比較電力を算出する第3ステップと、
前記第1比較電圧を所定電圧だけ下げて第3比較電圧として設定し、前記第3比較電圧とそのときの電流である第3比較電流との積として第3比較電力を算出する第4ステップと、
前記第1比較電力、前記第2比較電力及び前記第3比較電力を比較して、いずれが最大電力であるかを判断する第5ステップと、
前記第5ステップにおいて前記第1比較電力が最大であるときは、前記第1比較電圧を、太陽光電池から最大電力を得る電圧として決定する第6ステップと、
前記第5ステップにおいて前記第2比較電力又は前記第3比較電力が最大であるときは、前記第2比較電圧又は前記第3比較電圧を前記第1比較電圧に置き換えて、前記第1比較電力が最大となるまで前記第2ステップから前記第5ステップまでを繰り返した後、その時点での前記第1比較電圧を、最大電力を得る電圧として決定する第7ステップとを有することを特徴とする。
請求項8に係る独立型電源の制御システムにおける鉛蓄電池の満充電方法は、前記蓄電池が鉛蓄電池である請求項1〜6のいずれかに記載の太陽光電池を用いた独立型電源の制御システムに適用され、前記鉛蓄電池を満充電させる方法であって、
所定のトリガー電圧を設定する第1ステップと、
前記鉛蓄電池を前記トリガー電圧で一定時間定電流充電することにより、前記鉛蓄電池の開放電圧が前記トリガー電圧に達するか否かを判断する第2ステップと、
前記第2ステップにおいて前記鉛蓄電池の開放電圧が前記トリガー電圧に達しなかった場合は、前記鉛蓄電池が満充電状態となったと判断する第3ステップと、
前記第2ステップにおいて前記鉛蓄電池の開放電圧が前記トリガー電圧に達した場合は、所定の電圧だけ上げた次のトリガー電圧を設定して前記第2ステップを繰り返し、前記鉛蓄電池の開放電圧が前記トリガー電圧に達しなくなった時点で前記鉛蓄電池が満充電状態となったと判断する第4ステップとを有することを特徴とする。
本発明では、太陽光電池を用いた独立型電源の制御システムにおいて、太陽光電池からの入力電力から最大電力を得るように太陽光電池からの入力電圧の昇圧及び/又は降圧を含む制御を行う手段を有する(請求項1、7)。太陽光電池は、日射量、温度及び負荷などによって動作点が変化して、取り出せる電力が変化する。常に太陽光電池からその時点での日射で得られる最大の出力を取り出せるように制御する。従来は、主として入力電圧を下げる降圧型MPPT制御が主流であったが、本システムでは、降圧型MPPT制御に加えて、入力電圧を上げる昇圧型MPPT制御も行う。これにより動作点の追従範囲を広くとることができ、より大電流を得ることができる。
本発明では、上記により得られた最大電力における電圧が蓄電池の充電電圧未満であるとき、最大電力における電圧を昇圧して蓄電池の充電電圧以上となった場合に蓄電池を充電する。ここで、「充電電圧」とは、充電可能な最低電圧である充電可能電圧以上の範囲において設定された適宜の電圧を称し、蓄電池の種類や充電方式によって適宜設定される。晴天時の朝方や夕方又は曇天時など、太陽光電池から最大電力を取り出してもなお蓄電池の充電電圧に達しないときに、昇圧することにより充電可能となる。従来は、この昇圧充電機能がないため、充電電圧未満(より厳密には充電可能電圧未満)のときには蓄電池を充電できず、発電電力が無駄となっていた。
本発明では、蓄電池が満充電状態ではなくかつ最大電力が蓄電池の充電電力と負荷消費電力の和以上であるとき、その余剰電力により電気二重層キャパシタを充電する。晴天時など、太陽光電池の発電良好時に余剰電力が発生した場合には、電気二重層キャパシタへ充電するので、発電電力を無駄にせず利用できる。電気二重層キャパシタは、充放電回数を10万回以上繰り返すことが可能であり、かつ、電圧/電流に左右されにくい特性があるため、満充電係数にとらわれない。加えて、電圧を高くし電流量を少なくすることで充電時間を短縮することも可能であるため、発電電力における余剰電力による充電を十分に吸収できる。
また、本発明では、最大電力における電圧を昇圧しても蓄電池の充電電圧未満である場合に、電気二重層キャパシタからの放電電力により蓄電池を充電する(請求項2)。曇天時など最大電力における電圧を昇圧しても充電電圧に達しないときは、電気二重層キャパシタから放電させ、これにより蓄電池を充電することにより、蓄電池の充放電サイクルの回数(特に1日における回数)を抑制し、寿命を延ばすことができる。
また、本発明では、蓄電池が満充電状態でありかつ最大電力が負荷消費電力以上であるとき、その余剰電力により電気二重層キャパシタを充電する(請求項3)。蓄電池の充電が不要であるときも、負荷消費電力以上の余剰電力があれば、電気二重層キャパシタに充電して無駄にしない。
また、本発明では、PWM(pulse width modulation)方式により蓄電池の充電を行いデューティ比を調整することにより充電電流を制御する(請求項4)。PWM方式では、DC−DCコンバータのスイッチング用FET(field effect transistor)のゲートに印加する制御信号の周波数とデューティ比を調整することにより、出力電圧と出力電流を設定することができる。これにより、蓄電池の充電電圧及び容量を自在に設定することができ、様々な蓄電池の特性及び充電方式(定電流(バルク)充電、吸収充電、定電圧(フロート)充電)に合わせた効率よい充電制御を行うことができる。
さらに、本発明では、太陽光電池からの入力電力を接続又は遮断する第1の接点ブレーカを有する。そして、太陽光電池からの入力電圧が予め設定された電圧以上となったとき、第1の接点ブレーカを遮断状態とする(請求項5)。従来は、発電過剰となった場合は制御回路の回路動作で太陽光電池からの入力を遮断していたが、遮断することにより入力電圧が上昇し、制御回路の入力部の耐電圧を超えてしまうと制御回路を損傷するおそれがあった。本発明では、発電過剰となった場合は接点ブレーカを遮断するため、太陽光電池からの入力電圧が制御回路の入力部に印加されない。
さらに、本発明では、蓄電池から負荷への出力電力を接続又は遮断する第2の接点ブレーカを有する。そして、蓄電池の出力電圧が過放電電圧以下となったとき、第2の接点ブレーカを遮断状態とする(請求項6)。従来は、放電制御を行っていなかったため、発電が不足するときに蓄電池の放電深度が100%となるまで負荷が電力消費を続けることがあったが、本発明では、蓄電池の放電深度が所定の値以下となったときに負荷を遮断して蓄電池の過放電を防止し、蓄電池の損傷を回避できる。
さらに、本発明による独立型電源の制御システムにおける鉛蓄電池の満充電方法は、所定のトリガー電圧を設定して、一定時間の定電流充電でこのトリガー電圧に達するか否かを判断し、達しない場合は満充電状態とする。達した場合は、所定の電圧だけトリガー電圧を上げて再び一定時間の定電流充電を行いトリガー電圧に達するか否かを判断する。これを繰り返して、トリガー電圧に達しなくなったときを満充電状態とする。前述したように、鉛蓄電池を長期間使用すると満充電電圧の判断が困難となる。本発明では、このような定電流充電方法を行うことにより、鉛蓄電池の満充電電圧を判断することができる。これにより、初期の満充電電圧が長期使用によって変化した場合であっても、その時点の最大容量となるように鉛蓄電池を確実に充電することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による太陽光電池(PV)を用いた独立型電源の制御システムの概略構成図である。図1中、太線は電力線を示し、細線は制御信号線を示す。本システムは、太陽光電池2からの発電電力を接点ブレーカ3を介して入力される効率制御部4と、充放電制御部5と、電気二重層キャパシタ7と、蓄電池6とを備えている。
太陽光電池2の発電電力は、ラインP8を介して負荷9へ供給されるか、ラインP9を介して蓄電池6を充電するために供給される。また、蓄電池6の放電により接点ブレーカ8を介して負荷9へ電力供給される。
接点ブレーカ3は、太陽光電池の発電電力(以下、「PV入力電力」と称する)が過剰であって蓄電池6及び電気二重層キャパシタ7も受容できない場合に、CPU45またはCPU56の制御により遮断される。これにより、制御システムの回路を保護する。また、接点ブレーカ8は、蓄電池6が過放電となるおそれがある場合に、CPU56の制御により遮断され、負荷9を切り離す。これにより、蓄電池6を保護する。
効率制御部4は、太陽光電池2から入力するPV入力電力からMPPT制御により最大電力を取り出すための機能を備え、CPU45からの信号により制御される。入力部のPV入力用電流計/電圧計41は、PV入力電力における電圧及び電流(以下、それぞれ「PV入力電圧」及び「PV入力電流」と称する)を計測し、計測データ信号をCPU45へ送信するとともに、PV入力電力を分岐回路42へ通過させる。
分岐回路42は、PV入力電力を入力され、ラインP2と、ラインP3と、ラインP4のいずれかの選択されたラインに出力する。ラインP2は、PV入力電力をそのまま変換されずに充放電制御部5へ送る。ラインP3は、PV入力電力の電圧を昇圧するために昇圧回路43へ送る。ラインP4は、PV入力電力の電圧を降圧するために降圧回路44へ送る。ラインP2〜P4のいずれへ出力するかの選択はCPU45からの信号により制御される。
昇圧回路43及び降圧回路44は、DC−DCコンバータにより構成され、スイッチング用FETのゲートに対しCPU45からPWM信号を送信することにより制御される。昇圧回路43及び降圧回路44のそれぞれのオン/オフもまたCPU45からの信号により制御される。これにより、PV入力電圧を昇圧又は降圧するように調整し、PV入力電力から最大電力を取り出せる電圧を設定する。また、昇圧回路43は、PV入力電圧が蓄電池充電電圧に満たないときに蓄電池充電電圧まで昇圧するためにも用いられる。
充放電制御部5は、効率制御部4の出力電力(以下、「充電用入力電力」と称する)を入力され、蓄電池を最適に充電するように電圧及び/又は電流に変換し、必要に応じて電気二重層キャパシタを充電及び放電する機能を備え、CPU56からの信号により制御される。
入力部の充電用電流計/電圧計51は、充電用入力電力における電圧及び電流(以下、それぞれ「充電用入力電圧」及び「充電用入力電流」と称する)を計測し、計測データ信号をCPU56へ送る。また、充電用入力電力をラインP6及び/又はラインP10に出力する。ラインP6は、充電用入力電力の全てまたは一部を電流制御回路52へ送る。ラインP10は、充電用入力電力の全てまたは一部を電気二重層キャパシタ制御回路54へ送る。またさらに、電気二重層キャパシタ7からの放電電力がラインP11を通して入力された場合は、ラインP6を通して電流制御回路52へ送り、電流制御回路52から蓄電池6を充電するために供給される。電気二重層キャパシタ7の充放電の実行及び停止並びに充放電を実行する際の電圧及び電流は、電流制御回路52と電気二重層キャパシタ制御回路54により制御される。
電流制御回路52は、DC−DCコンバータにより構成され、スイッチング用FETのゲートに対しCPU56からPWM信号を送信することにより制御される。電流制御回路52は、CPU56からの制御により蓄電池6の充電の実行及び停止、並びにその充電における電圧及び電流を設定する。この設定は、蓄電池6の種類、充電方式または現時点の蓄電池電圧に応じて最適に行われる。蓄電池6は、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池等の二次電池であればいずれも利用できる。鉛蓄電池は、安価であるので好適である。
蓄電池6は、接点ブレーカ9を介して負荷9に接続される。CPU56は、負荷9における消費電力の計測データを受信することにより、1日に必要な負荷消費電力を算出することができる。
蓄電池出力用電流計/電圧計53は、電流制御回路52から送られる充電電力における電圧及び電流を計測し、計測データ信号をCPU56へ送る。また、電流制御回路52からの入力を遮断することにより、蓄電池6の出力電圧及び出力電流を計測でき、その計測データ信号をCPU56へ送る。
電気二重層キャパシタ制御回路54は、DC−DCコンバータにより構成され、スイッチング用FETのゲートに対しCPU56からPWM信号を送信することにより制御される。なお、このDC−DCコンバータは、電気二重層キャパシタの充電及び放電において双方向に働くことができる。CPU56からの制御により電気二重層キャパシタ7の充放電の実行及び停止、並びにその充放電における電圧及び電流を設定する。
電気二重層キャパシタ7を充電する際には、ラインP10から入力される充電電力に対して、適切な電気二重層キャパシタ入力電圧及び電気二重層キャパシタ入力電流を設定し、電気二重層キャパシタ7へ送る。電気二重層キャパシタ7から放電する際には、電気二重層キャパシタ7からの放電電力に対して適切な電気二重層キャパシタ出力電圧及び電気二重層キャパシタ出力電流を設定し、ラインP11及び充電用電流計/電圧計51を介して電流制御回路52へ送る。
電気二重層キャパシタ用電流計/電圧計55は、電気二重層キャパシタ制御回路54からの充電電力おける電気二重層キャパシタ入力電圧及び電気二重層キャパシタ入力電流を計測し、計測データ信号をCPU56へ送る。さらに、電気二重層キャパシタ7からの放電電力における電気二重層キャパシタ出力電圧及び電気二重層キャパシタ出力電流を計測し、計測データ信号をCPU56へ送る。
CPU45及びCPU56は、例えば、ワンチップマイクロプロセッサであるPIC(Peripheral Interface Controller:周辺機器接続制御用IC)により構成できる。なお、図1に示したハードウェア構成は、本発明の一実施例であり、以下に示す本発明の制御フローと同じ機能を実現可能であれば多様なハードウェア構成が可能である。
蓄電池6の容量と電気二重層キャパシタ7の容量は、その設備設計において無日照日数分の蓄電池があると仮定し、電気二重層キャパシタ容量は1日分の無日照保障量とすることが最適である。つまり、1日の充電放電回数を軽減することのみを優先させた場合、日照時間(12時間以下)分の蓄電池容量でも十分である。その際、電気二重層キャパシタの特性上、その電圧は、蓄電池電圧の2倍必要となる。
晴天日の次は必ず曇天や降雨等になるから、晴天日の過剰発電分をキャパシタに蓄積し、その後の曇天や降雨等の際に取り出すことで、蓄電池の消耗を十分に抑制することが可能である。さらに、日照時間より長い充電及び負荷への電力供給を行うことも可能となる。
図2A及び図2Bは、図1の独立型電源の制御システムにおいて実行される協調発電充電処理の制御フローの概略である。図2A及び図2Bの制御フローは、独立型電源が稼働状態にあるとき繰り返し実行される。この繰り返しにより、図2A及び図2Bの制御フローの一部として含まれる後述の図4A〜図10の各フローもまた繰り返されることとなる。
なお、以下のフロー図の説明における主要な電力、電圧及び電流の定義をまとめて示す。
・「PV入力電力」:太陽光電池2の発電電力により効率制御部4へ入力される電力。
・「PV入力電圧」:PV入力電力における電圧。
・「PV入力電流」:PV入力電力における電流。
・「充電用入力電力」:効率制御部4から出力され充放電制御部5へ入力される電力。
・「充電用入力電圧」:充電用入力電力における電圧。
・「充電用入力電流」:充電用入力電力における電流。
・「蓄電池電圧」:蓄電池6の太陽光電池接続時の出力電圧。
・「蓄電池開放電圧」:蓄電池6の太陽光電池遮断時の出力電圧。
・「蓄電池満充電電圧」:蓄電池6を満充電したときの電圧。
・「蓄電池過放電電圧」:蓄電池6が過放電となる限界の電圧。
・「蓄電池充電電圧」:蓄電池6を充電するために設定された電圧。
・「蓄電池充電可能電圧」:蓄電池6を充電できる最低電圧。
以下の説明においては、適宜、図1に示した符号を用いる場合がある。
ステップ201:蓄電池電圧、PV入力電圧、充電用入力電圧及び充電用入力電力を取得する。充電用入力電力は、充電用入力電圧と充電用入力電圧の積として算出される。
ステップ202、203:蓄電池電圧が満充電電圧より大きいか否かを判断する(ステップ202)。蓄電池電圧が満充電電圧より大きい場合は、蓄電池の充電不要を意味し、後述する図2Bのフロー図へ移行し、その場合は蓄電池の充電を行わない。一方、蓄電池電圧が満充電電圧以下の場合は、ステップ203において、接点ブレーカ3をオンとし、太陽光電池と制御システム1とを接続する。これにより、太陽光電池からのPV入力電力が制御システムに入力可能となる。
ステップ204、205、206:蓄電池電圧が蓄電池過放電電圧より大きいか否かを判断する(ステップ204)。蓄電池電圧が蓄電池過放電電圧より大きい場合は、ステップ205において負荷9をオン(すなわち接点ブレーカ8をオン)して負荷9への電力供給を可能とする。蓄電池電圧が蓄電池過放電電圧以下の場合は、ステップ206において負荷9をオフ(すなわち接点ブレーカ8をオフ)し負荷9を遮断して蓄電池が過放電状態となることを回避する。
ステップ207、208、209、210:最大出力電圧フラグが「1」か「0」かを判断する(ステップ207)。最大出力電圧フラグは、PV入力電力から最大電力を取り出せる電圧となっているか否かを示すフラグである。最大出力電圧フラグが「0(すなわち最大電力ではない状態)」の場合は、ステップ208において昇圧フラグをリセットした後、ステップ209の昇圧・降圧MPPT制御処理(後述する図4及び図5で説明)を実行し、最大電力を得るためのMPPT制御を行う。昇圧フラグは、後述するステップ219の昇圧制御処理が行われたか否かを示すフラグである。一方、ステップ207で最大出力電圧フラグが「1(すなわち最大電力を得る状態)」の場合は、ステップ211へ進む。これは、図1において効率制御部4から充放電制御部5へ、最大電力としての充電用入力電力が送られることに相当する。その後、ステップ210の蓄電池充電処理へ進む。
ステップ211、216、219、210:充電用入力電圧が、蓄電池充電電圧(設定された所定の電圧)以下であるか否かを判断する(ステップ211)。充電用入力電圧が蓄電池充電電圧以下である場合は、そのままの電圧では蓄電池を充電できないためステップ216へ進む。ステップ216において昇圧フラグが「1」か「0」かを判断する。昇圧フラグは、PV入力電力に対して昇圧回路43による処理が既に実行されたか否かを示すフラグである。昇圧フラグが「0」である場合は、ステップ219において昇圧制御処理(後述する図6で説明)を実行する。昇圧制御処理219では、PV入力電力におけるPV入力電圧に対して昇圧回路43を用いた昇圧を行う。これにより、充電用入力電圧を蓄電池充電電圧まで昇圧する。なお、昇圧制御処理219を行った後の充電用入力電力は、必ずしも最大電力ではないが、これにより蓄電池の充電が可能となる。その後、ステップ210の蓄電池充電処理へ進む。
ステップ212、213、214、215、210:ステップ211において充電用入力電圧が蓄電池充電電より大きい場合は、蓄電池を充電可能である。先ず、ステップ211において最大出力電圧フラグを「0」にリセットする。続いて余剰電力があるか否かを判断するためにステップ213に進む。ステップ213では、次式により余剰電流を算出する。
式1:余剰電流=(充電用入力電力−(蓄電池充電電力+負荷消費電力))/充電用入力電圧
次にステップ214において、上式1により算出された余剰電流が正か負かを判断しする。余剰電流が正の場合は、その余剰電流により電気二重層キャパシタを充電するためにステップ215の電気二重層キャパシタ充電処理(後述する図7で説明)を実行し、ステップ210の蓄電池充電処理へ進む。ステップ214で余剰電流が負の場合は、電気二重層キャパシタの充電は行わず、ステップ210の蓄電池充電処理へ進む。
ステップ217、218、210:ステップ216において昇圧フラグが「1」の場合は、既に昇圧制御処理219が実行されたことを意味する。その場合、ステップ217ヘ進み、電気二重層キャパシタから電力補充可能か否かを判断する。ステップ217では、電気二重層キャパシタ出力電圧が充電電圧より大きいか否かを判断する。電気二重層キャパシタ出力電圧が充電電圧より大きい場合は、ステップ218において電気二重層キャパシタ放電処理を実行し、ステップ210の蓄電池充電処理へ進む。ステップ217で電気二重層キャパシタの出力電圧が充電電圧以下である場合は、電気二重層キャパシタの放電処理は行わず、ステップ210の蓄電池充電処理へ進む。
ステップ220、221:ステップ202において蓄電池が満充電状態であると判断された場合は、図2Bのステップ220において、PV入力電圧が接点ブレーカ3の遮断電圧未満であるか否かを判断する。PV入力電圧が接点ブレーカ3の遮断電圧未満である場合は、ステップ221において接点ブレーカ3をオンし、PV入力電力を入力可能とする。
ステップ222、223、224:さらに余剰電力があるか否かを判断する(ステップ222)。ステップ222では、次式により余剰電流を算出する。
式2:余剰電流=(充電用入力電力−(負荷消費電力))/充電用入力電圧
上式2では、上式1における蓄電池充電電力が不要であるので、負荷消費電力との差分を余剰電力としている。ステップ223において、上式2により算出された余剰電流が正か負かを判断しする。余剰電流が正の場合は、その余剰電流により電気二重層キャパシタを充電するためにステップ224の電気二重層キャパシタ充電処理(後述する図7で説明)を実行し、処理を終了する。ステップ223で余剰電流が負の場合は、電気二重層キャパシタの充電は行わず、処理を終了する。
ステップ225:ステップ220において、PV入力電圧が接点ブレーカ3の遮断電圧以上である場合は、過剰発電であるため、ステップ225において接点ブレーカ3をオフし、PV入力電力を遮断する。これにより、制御システム1を保護する。その後、処理を終了する。
図3A及び図3Bは、1日における太陽光電池の発電状況の種々のパターンを示す図である。各グラフは、横軸が一日の時間を示し、縦軸が太陽光電池の発電電圧を示す。グラフには、蓄電池充電可能電圧を示している。以下、図3A及び図3Bのグラフを参照して、図2A及び図2Bに示した制御フローの実際の流れを例示する。
なお、蓄電池の充電状態の仮定として、図2Aのステップ202の判断において蓄電池電圧は満充電電圧以下(ステップ203へ進む)であり、またステップ204の判断によりステップ205またはステップ206を経て、さらにステップ207において最大出力電圧フラグが「1」であり、最大電力点に追従済みであるとする。よって、以下では、ステップ211以降の流れについて示す。
図3A(a)は、晴天の日の例である。
図3A(a)のA区間では、PV入力電圧が、蓄電池の充電可能電圧以下(すなわち充電電圧以下)であり、次の2通りの流れが可能である。
(1)ステップ211→216→219→210
(2)ステップ211→216→217→210
A区間は、1日の始まりであるので電気二重層キャパシタは放電可能な程度に充電さていないので、ステップ218の放電処理はできない。
図3A(a)のB区間では、PV入力電圧が、蓄電池の充電可能電圧より大きく(ここでは、充電可能電圧=充電電圧とする)であり、次の2通りの流れが可能である。
(1)ステップ211→212→213→214→215→210
(2)ステップ211→212→213→214→210
B区間では、十分な発電が行われるため余剰電力により電気二重層キャパシタを充電できる可能性がある。
図3A(a)のC区間では、PV入力電圧が、蓄電池の充電可能電圧以下(すなわち充電電圧以下)であり、次の3通りの流れが可能である。
(1)ステップ211→216→219→210
(2)ステップ211→216→217→210
(3)ステップ211→216→217→218→210
C区間は、十分な発電が行われたB区間の後であるから、A区間と異なり電気二重層キャパシタが十分充電されている可能性があり、よってステップ218の放電処理が可能となる。
図3A(b)は、曇天や降雨等の日の例である。
図3A(b)の全区間では、次の3通りの流れが可能である。
(1)ステップ211→216→219→210
(2)ステップ211→216→217→210
(3)ステップ211→212→213→214→210
充電用入力電圧は、昇圧制御処理により充電電圧まで昇圧されるが、余剰電力により電気二重層キャパシタを充電する余裕はない。
図3A(c)は、昼間に晴天と曇天の変化が頻繁にあった日の例である。
図3A(c)の白抜き矢印で示す区間において可能な制御フローは、図3A(a)のA区間のそれと同じである。
図3A(c)の黒矢印で示す2つの区間において可能な制御フローは、図3A(a)のB区間のそれと同じである。
図3A(c)の通常矢印で示す2つの区間において可能な制御フローは、図3A(a)のC区間のそれと同じである。
図3B(d)は、曇天等でかつ日照量の変化が大きかった日の例である。
図3B(d)の白抜き矢印で示す区間において可能な制御フローは、図3A(a)のA区間のそれと同じである。
図3B(d)の黒矢印で示す4つの区間において可能な制御フローは、次の3通りである。これらの区間のPV入力電圧は、充電可能電圧に近いため、昇圧制御処理により充電可能電圧まで確実に昇圧できる。
(1)ステップ211→216→219→210
(2)ステップ211→212→213→214→210
(3)ステップ211→212→213→214→215→210
図3B(d)の通常矢印で示す4つの区間において可能な制御フローは、図3A(a)のC区間のそれと同じである。
図3B(e)の白抜き矢印で示す区間において可能な制御フローは、図3A(a)のA区間のそれと同じである。
図3B(e)の黒矢印で示す2つの区間において可能な制御フローは、図3A(a)のB区間のそれと同じである。
図3B(e)の通常矢印で示す2つの区間において可能な制御フローは、図3A(a)のC区間のそれと同じである。
図3B(f)の白抜き矢印で示す区間において可能な制御フローは、図3A(a)のA区間のそれと同じである。
図3B(f)の黒矢印で示す区間において可能な制御フローは、図3B(d)の黒矢印で示す4つの区間のそれと同じである。
図3B(f)の通常矢印で示す区間において可能な制御フローは、図3A(a)のC区間のそれと同じである。
図4A及び図4Bは、図2Aに示した昇圧・降圧MPPT制御処理209の詳細な制御フローである。この処理では、PV入力電力から最大電力を得る電圧を決定する。この制御フローにおいて用いる「A点電圧」、「B点電圧」、「C点電圧」及び「制御電圧」は、それぞれ変数である。「A点電圧」が、最終的に最大電力点の電圧値となる。「制御電圧」は、後述する図5の昇圧・降圧回路制御処理で用いられる基準電圧として用いられる。なお、「A点電圧」、「B点電圧」及び「C点電圧」は、それぞれ特許請求の範囲における第1比較電圧、第2比較電圧及び第3比較電圧に対応する。
ステップ401、402、403:既にMPPT制御中であるかこれから開始するかを判断する。既に制御中(この昇圧・降圧MPPT制御処理209の2回目以降の繰り返し)である場合は、ステップ403へ進み、これから開始する場合は、ステップ402において、A点電圧をPV入力電圧に設定し、ステップ403へ進む。PV入力電圧は、図2Aのステップ201で取得されている。
ステップ403、404:ステップ403においてA点入力電流を取得する。これは、PV入力電力の電圧をA点電圧としたときの電流である。次に、ステップ404においてA点電圧とA点電流の積としてA点入力電力を算出する。
ステップ405、406:ステップ405においてB点電圧をA点電圧+1Vと設定し、ステップ406において制御電圧をB点電圧に設定する。すなわち、B点電圧はA点電圧より所定の電圧だけ大きくなるように設定する。
ステップ407:昇圧・降圧回路制御処理(後述する図5で説明)を実行する。昇圧・降圧回路制御処理では、PV入力電圧を制御電圧と比較し、PV入力電圧が制御電圧と同じになるように昇圧回路または降圧回路により調整する。この時点で、PV入力電圧がB点電圧と同じになる。
ステップ408、409、410:ステップ408において、MPPT終了フラグが「1」か「0」かを判断する。MPPT終了フラグは、図5に示す昇圧・降圧回路制御処理においてFETデューティ比が0%または100%になって制御の限界点に達したか否かを示すフラグである。MPPT終了フラグが「1」であれば、図4Bのステップ419へ進む。MPPT終了フラグが「0」であれば、ステップ409でB点入力電流を取得する。これは、PV入力電力の電圧をB点電圧としたときの電流である。次に、ステップ410においてB点電圧とB点電流の積としてB点入力電力を算出する。
ステップ411、412:ステップ411においてC点電圧をA点電圧−1Vと設定し、ステップ412において制御電圧をC点電圧に設定する。すなわち、C点電圧はA点電圧より所定の電圧だけ小さくなるように設定する。
ステップ413:昇圧・降圧回路制御処理(後述する図5で説明)を実行する。昇圧・降圧回路制御処理では、PV入力電圧を制御電圧と比較し、PV入力電圧が制御電圧と同じになるように昇圧回路または降圧回路により調整する。この時点で、PV入力電圧がC点電圧と同じになる。
ステップ414、415、416:ステップ414において、MPPT終了フラグが「1」か「0」かを判断する。MPPT終了フラグが「1」であれば、図4Bのステップ419へ進む。MPPT終了フラグが「0」であれば、ステップ415において、C点入力電流を取得する。これは、PV入力電力の電圧をC点電圧としたときの電流である。次に、ステップ416においてC点電圧とC点電流の積としてC点入力電力を算出する。
ステップ417:図4Bのステップ417においてA点入力電力とB点入力電力とを比較し、A点入力電力が大きければステップ418へ進み、B点入力電力が大きければステップ422へ進む。
ステップ418、419、420、421:上記ステップ417でA点入力電力がB点入力電力より大きいときは、ステップ418においてA点入力電力とC点入力電力とを比較し、A点入力電力が大きければ、A点電圧が最大電力が得られる電圧である(図4Bの下図参照)。続いてステップ419で最大出力電圧フラグを「1」に設定する。これにより、最大電力点追従処理が完了したことを示す。ステップ420で制御電圧をA点電圧として、ステップ421で昇圧・降圧回路制御処理(後述する図5で説明)を実行することにより、PV入力電圧を制御電圧(すなわち最大電力点であるA点電圧)と同じにする。これによりPV入力電圧が、最大電力を得る電圧に設定される。
ステップ422、424:上記ステップ417でA点入力電力がB点入力電力以下であるときは、ステップ422でB点入力電力をC点入力電力を比較する。B点入力電力が大きければB点入力電力が最大であるので、ステップ424においてA点電圧をB点電圧とするように置き換える(図4Bの下図参照)。まだ、最大点に達していない可能性があるので、ステップ425で最大出力電圧フラグを「0」とし、ステップ420で制御電圧をA点電圧として、ステップ421で昇圧・降圧回路制御処理を実行することにより、PV入力電圧を制御電圧(すなわちA点電圧)と同じにして処理を終了する。
ステップ423:上記ステップ418でA点入力電力がC点入力電力以下であるときは、C点入力電力が最大であるので、ステップ423においてA点電圧をC点電圧とするように置き換える(図4Bの下図参照)。まだ、最大点に達していない可能性があるので、ステップ425で最大出力電圧フラグを「0」とし、ステップ420で制御電圧をA点電圧として、ステップ421で昇圧・降圧回路制御処理を実行することにより、PV入力電圧を制御電圧(すなわちA点電圧)と同じとして処理を終了する。また、上記ステップ422でB点入力電力がC点入力電力以下のときも、C点入力電力が最大であるので、ステップ423においてA点電圧をC点電圧とするように置き換える。
上記ステップ408又は414において、MPPT終了フラグが「1」であるとき(FETデューティ比の制御限界となったとき)は、ステップ419に進み、最大出力電圧フラグを「1」とし、ステップ420で制御電圧(この時点ではB点電圧又はC点電圧となっている)をA点電圧とする。つまり、B点電圧又はC点電圧を1V加算又は減算する直前のA点電圧の値に戻し、このA点電圧を最大電力点をみなす。その後、ステップ421で昇圧・降圧回路制御処理(後述する図5で説明)を実行することにより、PV入力電圧を制御電圧(すなわち最大電力点であるA点電圧)と同じにする。これによりPV入力電圧が、最大電力を得る電圧に設定される。
図5は、図4Aに示したステップ407、413及び421の昇圧・降圧回路制御処理の詳細な制御フローである。この処理では、図4Aのステップ406、412及び420でそれぞれ設定された制御電圧と等しくなるようにPV入力電圧を制御する。
ステップ501、525、526:PV入力電圧が制御電圧に等しいか否かを判断する(ステップ501)。PV入力電圧が制御電圧に等しければ、昇圧・降圧の処理は不要であるのでステップ525へ進み、昇圧回路をオフし、昇圧MPPTフラグを「0」にリセットする。さらに、ステップ526へ進み、降圧回路をオフし、降圧MPPTフラグを「0」にリセットする。その後、この処理を終了する。昇圧MPPTフラグ及び降圧MPPTフラグはそれぞれ、PV入力電圧に対して昇圧MPPT処理及び降圧MPPT処理を行ったか否かを示すフラグである。
ステップ501、502:ステップ501でPV入力電圧と制御電圧が等しくない場合は、ステップ502でPV入力電圧が制御電圧より小さいか否かを判断する。PV入力電圧が制御電圧より小さい場合は、PV入力電圧を昇圧するためにステップ503へ進み、PV入力電圧が制御電圧より大きい場合は、PV入力電圧を降圧するためにステップ514へ進む。
ステップ503、504、505、506:ステップ503で昇圧回路をオンし、降圧回路をオフし、降圧MPPTフラグを「0」にリセットする。ステップ504で昇圧MPPTフラグが「1」か「0」か判断する。初回のフローでは「0」であるので、ステップ505において昇圧MPPTフラグを「1」にセットし、ステップ506において昇圧回路のFETデューティ比を初期値の50%にし、ステップ507へ進む。FETデューティ比とは、DC−DCコンバータのスイッチングFETのゲートに対しCPUが送信するPWM制御信号のデューティ比を意味する(以下、同じ)。2回目以降の繰り返しフローでは既に昇圧MPPTフラグが「1」となっているので、ステップ507へ進む。
ステップ507、508、509:FETデューティ比が0%または100%に達しているか否かを判断する。FETデューティ比が0%または100%でなければ、まだ制御可能な範囲であるのでステップ508に進み、PV入力電圧を取得する。FETデューティ比が0%または100%に達していれば、制御限界であるのでステップ509に進み、MPPT終了フラグを「1」とし、昇圧回路をオフし、昇圧MPPTフラグを「0」にリセットする。ステップ509の場合は、制御限界を迎えたために制御電圧への制御に失敗したとみなす。
ステップ510、511、512:取得したPV入力電圧が制御電圧より小さいか否かを判断する(ステップ510)。PV入力電圧が制御電圧より小さい場合は、ステップ511に進み昇圧回路のFETデューティ比を1%上げる。FETデューティ比が上がった分だけPV入力電圧が昇圧される。PV入力電圧が制御電圧より大きい場合は、ステップ512に進み昇圧回路のFETデューティ比を1%下げる。FETデューティ比が下がった分だけPV入力電圧が降圧される。
ステップ513:PV入力電圧が制御電圧と等しくなったか否かを判断する。等しくなければ、ステップ507へ戻りFETデューティ比の調整を繰り返す。等しくなったならば処理を終了する。
ステップ514、515、516、517:ステップ514で降圧回路をオンし、昇圧回路をオフし、昇圧MPPTフラグを「0」にリセットする。ステップ515で降圧MPPTフラグが「1」か「0」か判断する。初回のフローでは「0」であるので、ステップ505において降圧MPPTフラグを「1」にセットし、ステップ517において降圧回路のFETデューティ比を初期値の50%に設定し、ステップ518へ進む。2回目以降の繰り返しフローでは既に降圧MPPTフラグが「1」となっているので、ステップ518へ進む。
ステップ518、519、520:FETデューティ比が0%または100%に達しているか否かを判断する。FETデューティ比が0%または100%でなければ、まだ制御可能な範囲であるのでステップ519に進み、PV入力電圧を取得する。FETデューティ比が0%または100%に達していれば、制御限界であるのでステップ520に進み、MPPT終了フラグを「1」とし、降圧回路をオフし、降圧MPPTフラグを「0」にリセットする。ステップ520の場合は、制御限界を迎えたために制御電圧への制御に失敗したとみなす。
ステップ521、522、523:取得したPV入力電圧が制御電圧より大きいか否かを判断する(ステップ521)。PV入力電圧が制御電圧より大きい場合は、ステップ522に進み降圧回路のFETデューティ比を1%上げる。FETデューティ比が上がった分だけPV入力電圧が降圧される。PV入力電圧が制御電圧より小さい場合は、ステップ523に進み降圧回路のFETデューティ比を1%下げる。FETデューティ比が下がった分だけPV入力電圧が昇圧される。
ステップ524:PV入力電圧が制御電圧と等しくなったか否かを判断する。等しくなければ、ステップ518へ戻りFETデューティ比の調整を繰り返す。等しくなったならば処理を終了する。
図6は、図2Aに示したステップ219の昇圧回路制御処理の詳細な制御フローである。図2Aのステップ211で充電用入力電圧が充電電圧に満たなかった場合に、この処理によりPV入力電圧を充電電圧まで昇圧する。例えば、太陽光電池の装置能力が80アンペアとすると、最大の80アンペアの約20分の1である4〜5A程度の昇圧回路を用いればよい。(図示しないが、逆に充電用入力電圧が必要以上に充電電圧より高い場合は、降圧回路により充電電圧まで降圧することにより、発電電流よりも多い電流量を得ることができる。)
ステップ601、602、603、604、605:ステップ601においてPV入力電圧が充電電圧以下か否かを判断する。PV入力電圧が充電電圧を超えていれば、処理を終了する。PV入力電圧が充電電圧以下の場合は、ステップ602において昇圧回路をオンとする。ステップ603において昇圧フラグが「0」か「1」か判断する。初回のフローでは昇圧フラグは「0」となっているので、ステップ604で昇圧フラグを「1」とし、ステップ605で昇圧回路のFETデューティ比を初期値の50%に設定し、ステップ606へ進む。2回目以降の繰り返しフローでは既に昇圧フラグが「1」となっているので、ステップ606へ進む。
ステップ606、607:FETデューティ比が0%または100%に達しているか否かを判断する。FETデューティ比が0%または100%でなければ、まだ制御可能な範囲であるのでステップ607に進み、PV入力電圧を取得する。FETデューティ比が0%または100%に達していれば、制御限界であるので処理を終了し、その時点でPV入力電圧が充電電圧と等しくなったとみなす。
ステップ608、609、610:取得したPV入力電圧が充電電圧より小さいか否かを判断する(ステップ608)。PV入力電圧が制御電圧より小さい場合は、ステップ609において昇圧回路のFETデューティ比を1%上げる。FETデューティ比が上がった分だけPV入力電圧が昇圧される。PV入力電圧が制御電圧より大きい場合は、ステップ610において昇圧回路のFETデューティ比を1%下げる。FETデューティ比が下がった分だけPV入力電圧が降圧される。
ステップ611:PV入力電圧が充電電圧と等しくなったか否かを判断する。等しくなければ、ステップ606へ戻りFETデューティ比の調整を繰り返す。等しくなったならば処理を終了する。
図7A及び図7Bは、図2Aに示したステップ215の電気二重層キャパシタ充電処理の詳細な制御フローである。この処理では、電気二重層キャパシタを充電するための最適な電気二重層キャパシタ入力電圧及び電気二重層キャパシタ入力電流を設定する。
ステップ701、711、712:余剰電流(図2Aのステップ212のように算出)が正か負かを再度判断する。余剰電流が負であれば、電気二重層キャパシタを充電できないため、ステップ711へ進み、電気二重層キャパシタ制御回路のスイッチングFETのゲートを制御するPWM信号のデューティ比を0%とし、ステップ712で電気二重層キャパシタ制御回路をオフとし、処理を終了する。余剰電流が正であれば、電気二重層キャパシタを充電するためにステップ702へ進む。
ステップ702、703:電気二重層キャパシタ出力電圧が満充電電圧未満であるか否かを判断する。満充電状態であれば充電できないため、ステップ711及び712を実行して処理を終了する。満充電状態でなければ充電可能であるため、ステップ703へ進み、電気二重層キャパシタ制御回路をオンとする。
ステップ704、705、706:電気二重層キャパシタ制御回路充電フラグが「0」であるか「1」であるかを判断する(ステップ704)。電気二重層キャパシタ制御回路充電フラグは、既に電気二重層キャパシタ充電処理を行ったか否かを示すフラグである。初回の処理フローであれば「0」であるから、ステップ705において電気二重層キャパシタ制御回路充電フラグを「1」に設定し、ステップ706において電気二重層キャパシタ制御回路のFETデューティ比を初期値の50%に設定する。一方、ステップ704において電気二重層キャパシタ制御回路充電フラグが「1」であれば、2回目以降の繰り返しフローであるのでステップ707へ進む。
ステップ707、708、709、710:ステップ707〜710では、電気二重層キャパシタ入力電圧を定格電圧未満とするように制御する。ステップ707では、電気二重層キャパシタ入力電圧を取得する。ステップ708において、電気二重層キャパシタ入力電圧が定格電圧未満か否かを判断する。定格電圧未満であれば、図7Bのステップ713へ進む。定格電圧以上であれば、ステップ709において、電気二重層キャパシタ制御回路のFETデューティ比が100%であるか否かを判断する。100%であれば、制御限界であるので、図7Bのステップ718へ進み、充電異常処理を行って処理を終了する。100%でなければ、ステップ710において電気二重層キャパシタ制御回路のFETデューティ比を1%上げる。FETデューティ比を上げた分だけ電気二重層キャパシタ入力電圧は低下する。再び、ステップ707に戻って処理を繰り返し、ステップ708で電気二重層キャパシタ入力電圧が定格電圧未満となったならば、図7Bのステップ713へ進む。
ステップ713、714、716、717:ステップ713〜717では、電気二重層キャパシタ入力電流を定格電流以下とするように制御する。ステップ713で電気二重層キャパシタ入力電流を取得する。ステップ714において、電気二重層キャパシタ入力電流が定格電流以下か否かを判断する。定格電流以下でなければ、ステップ716において電気二重層キャパシタ制御回路のFETデューティ比を1%下げる。FETデューティ比を下げた分だけ電気二重層キャパシタ入力電流は減少する。ステップ717において、電気二重層キャパシタ制御回路のFETデューティ比が0%であるか否かを判断する。0%であれば、制御限界であるので、ステップ718へ進み、充電異常を示す充電異常終了フラグを「1」に設定して処理を終了する。0%でなければ、再びステップ713に戻って処理を繰り返し、ステップ714で電気二重層キャパシタ入力電流が定格電流以下となったならば、ステップ715へ進む。
ステップ715:電気二重層キャパシタ入力電流が余剰電流以下であるか否かを判断する。余剰電流以下であれば、処理を終了する。一方、余剰電流を超えていれば、電気二重層キャパシタ入力電流をさらに小さくするためにステップ716へ進み、ステップ717、713、714、715の処理を繰り返す。その途中に、ステップ717で制御限界となった場合は、ステップ718の充電異常処理を行って処理を終了する。充電異常となった場合を除き、処理終了時の電気二重層キャパシタ入力電圧及び入力電流により電気二重層キャパシタの充電が行われる。
図8A及び図8Bは、図2Aに示したステップ218の電気二重層キャパシタ放電処理の詳細な制御フローである。この処理では、電気二重層キャパシタから放電するための最適な電気二重層キャパシタ出力電圧及び電気二重層キャパシタ出力電流を設定する。
ステップ801、802、803、804:電気二重層キャパシタ制御回路をオンとする(ステップ801)。ステップ802において、電気二重層キャパシタ制御回路放電フラグが「0」であるか「1」であるかを判断する。電気二重層キャパシタ制御回路放電フラグは、既に電気二重層キャパシタ放電処理を行ったか否かを示すフラグである。初回の処理フローであれば「0」であるから、ステップ803において電気二重層キャパシタ制御回路放電フラグを「1」に設定し、ステップ804において電気二重層キャパシタ制御回路のFETデューティ比を初期値の0%に設定する。一方、ステップ802において電気二重層キャパシタ制御回路放電フラグが「1」であれば、2回目以降の繰り返しフローであるのでステップ805へ進む。
ステップ805、806、807、808:ステップ805〜808では、電気二重層キャパシタ出力電圧を定格電圧以下とするように制御する。ステップ805では、電気二重層キャパシタ出力電圧を取得する。ステップ806において、電気二重層キャパシタ出力電圧が定格電圧以下か否かを判断する。定格電圧以下であれば、図8Bのステップ810へ進む。定格電圧以下でなければ、ステップ807において、電気二重層キャパシタ制御回路のFETデューティ比が100%であるか否かを判断する。100%であれば、制御限界であるので、図8Bのステップ813へ進み、放電異常処理を行って処理を終了する。100%でなければ、ステップ808において電気二重層キャパシタ制御回路のFETデューティ比を1%を上げる。FETデューティ比を上げた分だけ電気二重層キャパシタ出力電圧は低下する。再び、ステップ805に戻って処理を繰り返し、ステップ806で電気二重層キャパシタ出力電圧が定格電圧以下となったならば、図8Bのステップ810へ進む。
ステップ809、810、811、812、813:ステップ809〜812では、電気二重層キャパシタ出力電流を定格電流以下とするように制御する。ステップ809で電気二重層キャパシタ出力電流を取得する。ステップ810では、電気二重層キャパシタ出力電流が定格電流以下か否かを判断する。定格電流以下であれば処理を終了する。定格電流以下でなければ、ステップ811において電気二重層キャパシタ制御回路のFETデューティ比が0%であるか否かを判断する。0%であれば、制御限界であるので、ステップ813へ進み、放電異常を示す放電異常終了フラグを「1」に設定して処理を終了する。0%でなければ、ステップ812においてFETデューティ比を1%下げる。FETデューティ比を下げた分だけ電気二重層キャパシタ出力電流は減少する。再びステップ809に戻って処理を繰り返し、ステップ810で電気二重層キャパシタ出力電流が定格電流以下となったならば、処理を終了する。放電異常となった場合を除き、処理終了時の電気二重層キャパシタ出力電圧及び出力電流により電気二重層キャパシタの放電が行われ、蓄電池及び負荷へ電力供給される。
図9A及び図9Bは、図2Aに示したステップ210の蓄電池充電処理の詳細な制御フローである。蓄電池は、鉛蓄電池とする。この処理では、蓄電池を充電するための最適な充電用入力電圧及び充電用入力電流を設定する。
ステップ901:ステップ901でいずれの形式で充電処理を行うかを判別する。蓄電池の種類などの条件によって、最初に実行される充電形式が予め設定されているものとする。充電形式の種類は、定電圧充電、吸収充電及び定電流充電から選択される。定電圧充電を行う場合はステップ902へ進む。吸収充電を行う場合は、図9Bのステップ908へ進む。定電流充電を行う場合は、図9Bのステップ915へ進む。
ステップ902、903:定電圧充電では、ステップ902で定電圧充電中であるか否かを判断する。既に定電圧充電中であればステップ904へ進む。定電圧充電中でなければ、ステップ903において電流制御回路デューティ比を初期値の50%に設定する。
ステップ904、905、906、907:ステップ904において、蓄電池電圧が定電圧充電の設定電圧以上であるか、未満であるか、または設定電圧と同じであるかを判断する。蓄電池電圧が設定電圧以上である場合は、ステップ905において電流制御回路のFETデューティ比を1%上げる。FETデューティ比を上げた分だけ充電用入力電圧が低下する。蓄電池電圧が設定電圧未満であれば、ステップ906において電流制御回路のFETデューティ比を1%下げる。FETデューティ比を下げた分だけ充電用入力電圧が上昇する。設定電圧と同じになっている場合は、ステップ907において吸収充電に移行する。その後、処理を終了する。
ステップ908、909:吸収充電では、ステップ908で吸収充電中であるか否かを判断する。既に吸収充電中であればステップ910へ進む。吸収充電中でなければ、ステップ909において電流制御回路デューティ比を初期値の50%に設定する。
ステップ910:指定時間が経過したか否かを判断する。指定時間が経過していなければステップ911へ進む。指定時間が経過していれば、ステップ914に進み定電流充電に移行する。
ステップ911、912、913:ステップ911において、蓄電池電圧が定電圧充電の設定電圧より大きいか否かを判断する。設定電圧より大きい場合は、ステップ912において電流制御回路のFETデューティ比を1%上げる。FETデューティ比を上げた分だけ充電用入力電圧が低下する。設定電圧以下であれば、ステップ913において電流制御回路のFETデューティ比を1%下げる。FETデューティ比を下げた分だけ充電用入力電圧が上昇する。その後、処理を終了する。
ステップ915:定電流充電処理の詳細は、図10で説明する。
図10は、図9Bに示したステップ915の定電流充電処理の詳細な制御フローである。前述したように、鉛蓄電池を長期間使用すると満充電電圧の判断が困難となる。本発明では、鉛蓄電池の満充電電圧を判断するために以下の方法を用いている。鉛蓄電池の定電流充電処理において、所定の電圧毎にトリガー電圧を設定し、鉛蓄電池をそのトリガー電圧で一定時間充電することにより、鉛蓄電池の開放電圧がそのトリガー電圧に達するか否かを判断する。トリガー電圧に達した場合は、所定の電圧だけ上げた次のトリガー電圧を設定して一定時間充電することにより、次のトリガー電圧に達するか否かを判断する。これを繰り返して、開放電圧がトリガー電圧に達しなくなったとき、満充電状態になったと判断する。これにより、初期の満充電電圧が変化した場合であっても、その時点の最大容量となるように鉛蓄電池を確実に充電することができる。
ステップ101、102:現時点の電流制御回路のFETデューティ比が0%でないか否かを判断する(ステップ101)。0%でなければ充電中であるため、ステップ102で指定時間を経過したか否かを判断する。指定時間を経過していなければ、処理を終了する。指定時間を経過したならば、ステップ103へ進む。ステップ101で電流制御回路のFETデューティ比が0%のときもステップ103へ進む。
ステップ103、104、105、106:ステップ103において、現時点の電流制御回路のFETデューティ比を保存する。続いてステップ104で電流制御回路のFETデューティ比を0%に設定し、ステップ105において蓄電池開放電圧を取得する。FETデューティ比を0%に設定するのは、蓄電池開放電圧を取得するためである。その後、ステップ106で、保存していた定電流制御回路のFETデューティ比に復帰させる。
ステップ107、108、109、110:ステップ107において、蓄電池開放電圧がトリガー電圧未満であるか否かを判断する。蓄電池開放電圧がトリガー電圧以上である場合は、まだ満充電電圧に達していないとみなし、ステップ108に進む。ステップ108でトリガー電圧を0.1V上げ、ステップ109で「n回目充電回数」を保存する。ここで「n回目充電回数」は、1つのトリガー電圧における充電回数を示す。ステップ110で「n」のカウントを1つ増し、処理を終了する。ここで「n」は、0.1Vずつ上げていくトリガー電圧の設定回数を示す(例えば、n=0のときのトリガー電圧が10.0V、n=1のときのトリガー電圧が10.1V...など)。ステップ107において、蓄電池開放電圧がトリガー電圧未満である場合は、ステップ111へ進む。
ステップ111、112、113、114:ステップ111において、電流制御回路のFETデューティ比を1%上げる。ステップ112において、n回目のトリガー電圧における充電回数を示す「n回目充電回数」のカウントを1つ増す。ステップ113においてnが「0」でないか否かを判断する。nが「0」であれば、処理を終了する。「0」以外であればステップ114において、「n回目充電回数」が「(n−1)回目充電回数」以上となったか否かを判断する。「(n−1)回目充電回数」以上となっていない場合は、処理を終了する(FETのデューティ比を上げた状態でn回目の充電を持続し、ステップ101から繰り返す)。「(n−1)回目充電回数」以上となった場合は、それ以上充電しても蓄電池電圧は上がらないので、ステップ115において電流制御街路のFETデューティ比を0%とし、処理を終了する(満充電となったとみなされる)。
本発明による太陽光電池(PV)を用いた独立型電源の制御システムの概略構成図である。 図1の制御システムにおいてCPU45及び/またはCPU56により実行される協調発電充電処理の制御フロー(1)の概略図である。 図1の制御システムにおいてCPU45及び/またはCPU56により実行される協調発電充電処理の制御フロー(2)の概略図である。 (a)〜(c)は、1日における太陽光電池の発電状況の種々のパターンを示す図である。 (d)〜(f)は、1日における太陽光電池の発電状況の種々のパターンを示す図である。 図2Aに示した昇圧・降圧MPPT制御処理209の詳細な制御フロー(1)である。 図2Aに示した昇圧・降圧MPPT制御処理209の詳細な制御フロー(2)である。 図4Aに示したステップ407、413及び421の昇圧・降圧回路制御処理の詳細な制御フローである。 図2Aに示したステップ219の昇圧回路制御処理の詳細な制御フローである。 図2Aに示したステップ214の電気二重層キャパシタ充電処理の詳細な制御フロー(1)である。 図2Aに示したステップ214の電気二重層キャパシタ充電処理の詳細な制御フロー(2)である。 図2Aに示したステップ218の電気二重層キャパシタ放電処理の詳細な制御フロー(1)である。 図2Aに示したステップ218の電気二重層キャパシタ放電処理の詳細な制御フロー(2)である。 図2Aに示したステップ210の蓄電池充電処理の詳細な制御フロー(1)である。 図2Aに示したステップ210の蓄電池充電処理の詳細な制御フロー(2)である。 図9Bに示したステップ916の定電流充電処理の詳細な制御フローである。
符号の説明
1 独立型電源の制御システム
2 太陽光電池(PV)
3 接点ブレーカ
4 効率制御部
41 PV入力用電流計/電圧計
42 分岐回路
43 昇圧回路
44 降圧回路
45 CPU
5 充放電制御部
51 充電用電流計/電圧計
52 電流制御回路
53 蓄電池出力用電流計/電圧計
54 電気二重層キャパシタ制御回路54
55 電気二重層キャパシタ電流計/電圧計
56 CPU
6 蓄電池
7 電気二重層キャパシタ
8 接点ブレーカ
9 負荷

Claims (8)

  1. 太陽光電池からの入力電力により充電される蓄電池と余剰電力を蓄積する電気二重層キャパシタとを備えた独立型電源の制御システムにおいて、
    太陽光電池からの入力電力から最大電力を得るように太陽光電池からの入力電圧の昇圧及び/又は降圧を含む制御を行う手段と、
    前記最大電力における電圧が前記蓄電池の充電電圧未満であるとき、前記最大電力における電圧を昇圧して前記蓄電池の充電電圧以上となった場合に前記蓄電池を充電する手段と、
    前記蓄電池が満充電状態ではなくかつ前記最大電力が前記蓄電池の充電電力と負荷消費電力の和以上であるとき、その余剰電力により前記電気二重層キャパシタを充電する手段とを有することを特徴とする、太陽光電池を用いた独立型電源の制御システム。
  2. 前記最大電力における電圧を昇圧しても前記蓄電池の充電電圧未満である場合に、前記電気二重層キャパシタからの放電電力を加えて前記蓄電池を充電する手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の、太陽光電池を用いた独立型電源の制御システム。
  3. 前記蓄電池が満充電状態でありかつ前記最大電力が負荷消費電力以上であるとき、その余剰電力により前記電気二重層キャパシタを充電する手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の、太陽光電池を用いた独立型電源の制御システム。
  4. PWM方式により前記蓄電池の充電を行いデューティ比を調整することにより充電電流を制御する手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の、太陽光電池を用いた独立型電源の制御システム。
  5. 太陽光電池からの入力電力を接続又は遮断する第1の接点ブレーカをさらに有し、太陽光電池からの入力電圧が予め設定された電圧以上となったとき、前記第1の接点ブレーカを遮断状態とする手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の、太陽光電池を用いた独立型電源の制御システム。
  6. 前記蓄電池から負荷への出力電力を接続又は遮断する第2の接点ブレーカをさらに有し、前記蓄電池の電圧が過放電電圧以下となったとき、前記第2の接点ブレーカを遮断状態とする手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の、太陽光電池を用いた独立型電源の制御システム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の太陽光電池を用いた独立型電源の制御システムに適用される、太陽光電池からの入力電力から最大電力を得るための最大電力点追従方法であって、
    太陽光電池からの入力電圧を最初の第1比較電圧として設定する第1ステップと、
    前記第1比較電圧とそのときの電流である第1比較電流との積として第1比較電力を算出する第2ステップと、
    前記第1比較電圧を所定電圧だけ上げて第2比較電圧として設定し、前記第2比較電圧とそのときの電流である第2比較電流との積として第2比較電力を算出する第3ステップと、
    前記第1比較電圧を所定電圧だけ下げて第3比較電圧として設定し、前記第3比較電圧とそのときの電流である第3比較電流との積として第3比較電力を算出する第4ステップと、
    前記第1比較電力、前記第2比較電力及び前記第3比較電力を比較して、いずれが最大電力であるかを判断する第5ステップと、
    前記第5ステップにおいて前記第1比較電力が最大であるときは、前記第1比較電圧を、太陽光電池から最大電力を得る電圧として決定する第6ステップと、
    前記第5ステップにおいて前記第2比較電力又は前記第3比較電力が最大であるときは、前記第2比較電圧又は前記第3比較電圧を前記第1比較電圧に置き換えて、前記第1比較電力が最大となるまで前記第2ステップから前記第5ステップまでを繰り返した後、その時点での前記第1比較電圧を、最大電力を得る電圧として決定する第7ステップとを有することを特徴とする、独立型電源の制御システムにおける最大電力追従方法。
  8. 前記蓄電池が鉛蓄電池である請求項1〜6のいずれかに記載の太陽光電池を用いた独立型電源の制御システムに適用され、前記鉛蓄電池を満充電させる方法であって、
    所定のトリガー電圧を設定する第1ステップと、
    前記鉛蓄電池を前記トリガー電圧で一定時間定電流充電することにより、前記鉛蓄電池の開放電圧が前記トリガー電圧に達するか否かを判断する第2ステップと、
    前記第2ステップにおいて前記鉛蓄電池の開放電圧が前記トリガー電圧に達しなかった場合は、前記鉛蓄電池が満充電状態となったと判断する第3ステップと、
    前記第2ステップにおいて前記鉛蓄電池の開放電圧が前記トリガー電圧に達した場合は、所定の電圧だけ上げた次のトリガー電圧を設定して前記第2ステップを繰り返し、前記鉛蓄電池の開放電圧が前記トリガー電圧に達しなくなった時点で前記鉛蓄電池が満充電状態となったと判断する第4ステップとを有することを特徴とする、独立型電源の制御システムにおける鉛蓄電池の満充電方法。
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