JP2003153464A - 独立形太陽光発電装置 - Google Patents

独立形太陽光発電装置

Info

Publication number
JP2003153464A
JP2003153464A JP2001341653A JP2001341653A JP2003153464A JP 2003153464 A JP2003153464 A JP 2003153464A JP 2001341653 A JP2001341653 A JP 2001341653A JP 2001341653 A JP2001341653 A JP 2001341653A JP 2003153464 A JP2003153464 A JP 2003153464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
converter
battery
solar cell
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001341653A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Sumiyoshi
眞一郎 住吉
Tadashi Sadahira
匡史 貞平
Tomoya Fujinami
知也 藤濤
Kazuo Fujishita
和男 藤下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001341653A priority Critical patent/JP2003153464A/ja
Publication of JP2003153464A publication Critical patent/JP2003153464A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽電池で発電した電力をバッテリに充電
し、バッテリの電力を高効率で使用可能な電力形態に変
換すること。 【解決手段】 太陽電池11と、太陽電池電圧を昇圧す
る第1コンバータ12と、バッテリ13と、バッテリを
昇圧する第2コンバータ14と、接続機器に交流を出力
するインバータ15とを有し、第1及び第2コンバータ
12、14の出力とインバータ15入力を並列接続した
ことにより、太陽電池11とインバータ15との間の電
力変換は一回だけとし、高効率の独立形太陽光発電装置
を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池で発電し
た電力をバッテリに充電し、バッテリの電力を家庭電化
機器や車載機器の電源として使用可能な電力形態に変換
する独立形太陽光発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の独立形太陽光発電装置を図14に
基づいて説明する。ここで発電手段は太陽電池1として
いる。太陽電池1で発電した直流電力は第1コンバータ
2でバッテリ3に充電される。バッテリ3の直流電圧を
昇圧する第2コンバータ4の出力には、直流電圧を交流
電圧に変換するインバータ5が接続され、インバータ5
はそれぞれにダイオードが並列接続された4個のスイッ
チング素子とリアクトルとコンデンサで構成されてい
る。インバータ5の出力は交流出力コンセント6を通じ
て出力されるものである。7は制御回路である。
【0003】以下に動作を説明する。第1コンバータ2
は日照によって電圧が変動する太陽電池1の電力を電圧
源であるバッテリ3の電圧に整合させる制御を行い、バ
ッテリ3を充電しているものである。バッテリ3として
例えば鉛蓄電池を使用した場合、バッテリ3の直流電圧
は通常10V〜14V程度になるため、第2コンバータ
4はバッテリ3の電圧を150V以上の直流に昇圧す
る。インバータ5は第2コンバータ4の出力直流電圧を
パルス幅変調制御(PWM)することで高周波のパルス
電圧列に変換し、得られたパルス電圧はリアクトルとコ
ンデンサを通過することで高周波のリップルが除去され
るため、インバータ5の出力として正弦波状の電圧波形
が生成される。ここで、インバータ5の出力を正弦波の
AC100Vにする場合、ピーク電圧は141Vとなる
ことから、インバータ5内のリアクトルの電圧降下を考
慮すると少なくとも第2コンバータ出力(=インバータ
入力電圧)は150V以上が必要である。最終的にイン
バータ5の出力は、交流出力コンセント6を介して50
Hzまたは60Hzの交流電圧(通常100V)とし
て、家庭で使用する電気機器に電力を供給している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、交流出力コンセント6に接続された機器の
定格が大きく、バッテリ3と太陽電池1の両方の電力で
機器を駆動する場合、太陽電池1の発電電力は第1コン
バータ2と第2コンバータ4で共に昇圧のための電力変
換を行うため、双方で損失を発生する。通常は、各コン
バータ2、4の効率が95%程度であれば、第1コンバ
ータ2と第2コンバータ4でそれぞれ電力変換を行うこ
とから、太陽電池1が発電した電力のうち、インバータ
5に入力することができる電力は90%に減じられてし
まう。さらに、損失が大きいことから、冷却に必要なス
ペースも大きくなり、製品の小形化に限界があるという
課題を有していた。
【0005】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、太陽電池とインバータとの間の電力変換は一回だけ
とし高効率の独立形太陽光発電装置を提供することを目
的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の独立形太陽光発電装置は、太陽電池電圧を昇
圧する第1コンバータ及びバッテリを昇圧する第2コン
バータの出力と、接続機器に交流を出力するインバータ
の入力とを並列接続したものである。
【0007】これにより、太陽電池とインバータとの間
の電力変換は一つのコンバータだけとなり高効率なもの
となる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、太陽
電池と、太陽電池電圧を昇圧する第1コンバータと、バ
ッテリと、バッテリを昇圧する第2コンバータと、接続
機器に交流を出力するインバータとを有し、第1及び第
2コンバータの出力とインバータ入力を並列接続した独
立形太陽光発電装置とすることにより、太陽電池とイン
バータとの間の電力変換は一回だけとなり高効率なもの
となる。
【0009】請求項2に記載した発明は、第1コンバー
タの出力と、第2コンバータの入力または出力の間に第
1切換手段を有し、バッテリの放電時は第1コンバータ
出力と第2コンバータ出力を接続し、充電時は第1コン
バータ出力と第2コンバータ入力を接続する請求項1に
記載の独立形太陽光発電装置とすることにより、太陽電
池からバッテリへの充電と太陽電池からインバータへの
放電とも高効率で行える。
【0010】請求項3に記載した発明は、第2コンバー
タは入力と出力間の片相が直接接続され、これと異なる
片相同士が第1切換手段と接続されている請求項1また
は2に記載の独立形太陽光発電装置とすることにより、
第1切換手段の接点を1個にして、安価でかつ高効率の
電力変換ができる。
【0011】請求項4に記載した発明は、第1切換手段
は半導体スイッチで構成される請求項2または3に記載
の独立形太陽光発電装置とすることにより、日照条件や
接続機器の変化によって充電と放電が頻繁に入れ替わる
ような動作状態においても高速かつ高精度の制御が行え
る。
【0012】請求項5に記載した発明は、第2コンバー
タは外部利用可能な複数の直流を出力する請求項1〜4
のいずれか1項に記載の独立形太陽光発電装置とするこ
とにより、直流機器用電源への変更が容易で利便性の高
いものである。
【0013】請求項6に記載した発明は、太陽電池電力
検出手段と交流出力電力検出手段を有し、交流出力電力
が太陽電池電力以上となった場合のみ、第2コンバータ
が昇圧動作する請求項1〜5のいずれか1項に記載の独
立形太陽光発電装置とすることにより、太陽電池からバ
ッテリへの充放電による損失を低減することができ、さ
らに太陽電池電力の不足に対して電力供給を維持できる
高効率かつ高信頼性の装置を実現できるものである。
【0014】請求項7に記載した発明は、インバータ入
力電圧を検出する入力電圧検出手段を有し、入力電圧が
制御回路内部のしきい値以下となったとき、第2コンバ
ータを昇圧動作する請求項1〜6のいずれか1項に記載
の独立形太陽光発電装置とすることにより、太陽電池か
らバッテリへの充放電による損失を低減できるととも
に、より安価な構成で太陽電池電力の不足を検知して接
続機器の動作を確保することができるものである。
【0015】請求項8に記載した発明は、第2切換手段
を有し、バッテリから制御回路への電力供給を選択し、
交流出力電力がゼロでかつ太陽電池が発電しない時はバ
ッテリと制御回路を切り離して、制御回路への電源供給
を停止する請求項1〜7のいずれか1項に記載の独立形
太陽光発電装置とすることにより、制御回路での消費電
力を最小にすることで、蓄電電力を無駄にすることな
く、長時間に渡って接続機器の使用が可能な装置が実現
できるものである。
【0016】請求項9に記載した発明は、第1コンバー
タの電力制御は太陽電池の最大電力点を追尾してなる請
求項1〜8のいずれか1項に記載の独立形太陽光発電装
置とすることにより、太陽電池の発電電力を最大限利用
することのできる高効率の装置を実現できるものであ
る。
【0017】請求項10に記載した発明は、太陽電池ま
たはバッテリから選択的に電力を制御回路に供給する電
力供給選択手段を有する請求項1〜9のいずれか1項に
記載の独立形太陽光発電装置とすることにより、バッテ
リが制御回路を動作することのできる残電力量を有して
いない場合でも、確実に装置を起動することのできる高
い信頼性を実現できるものである。
【0018】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例1につい
て図1を参照しながら説明する。図に示すように、太陽
電池11で発電した電力を第1コンバータ12で昇圧
し、インバータ15に入力する。また、バッテリ13に
蓄電された電力は第2コンバータ14で昇圧され、イン
バータ15に入力される。第1及び第2コンバータ1
2、14で昇圧された電力はインバータ15によって交
流電圧に変換される。インバータ15はQ1〜Q4の4
個のスイッチング素子によるフルブリッジとリアクトル
とコンデンサで構成され、フルブリッジの中間端子には
高周波フィルタとして機能するリアクトルとコンデンサ
が接続されている。ここで、インバータ15の出力は交
流出力コンセント16に供給され、接続機器、すなわち
家庭電化製品等のプラグと接続可能である。
【0019】以上の様に構成された独立形太陽光発電装
置について動作を説明する。第1コンバータ12は、発
電機である太陽電池11から得られる直流電力を安定な
直流電力に変換すると共に正弦波が必要とされる交流出
力電圧のピーク値(例えば、交流出力電圧がAC100
Vの場合、ピーク電圧は141V)以上に昇圧する。ま
た、蓄電手段であるバッテリ13を入力とする第2コン
バータ14は、第1コンバータ12と同様に、バッテリ
13の電圧を前述の交流出力電圧のピーク値以上に昇圧
する。ここで、第1及び第2コンバータ12、14の出
力は並列に接続されているため、各コンバータ12、1
4の出力電圧は同一値となっている。インバータ15は
入力直流電圧をパルス幅変調制御(PWM)して平均値
が正弦波状となる高周波のパルス電圧に変換する。得ら
れたパルス電圧はリアクトルとコンデンサを通過させる
ことで高周波のリップルを除去して、正弦波状の電圧波
形を交流出力コンセント16に50Hzまたは60Hz
の交流電圧(通常100V)を発生させる。太陽電池1
1及びバッテリ13の電力は共に一回の電力変換で所望
の直流電圧に昇圧され、インバータ15に電力を供給す
る。
【0020】以上のように本実施例によれば、電圧の異
なる電力供給源を必要最小の変換回数で同一電圧まで昇
圧することで、特に太陽電池11の発電電力がインバー
タ15出力電力よりも小さく、バッテリ13と太陽電池
11から電力を供給する場合において、高効率での電力
変換が可能となる独立形太陽光発電装置を実現すること
ができる。
【0021】(実施例2)次に、本発明の実施例2につ
いて図2を参照しながら説明する。この実施例において
実施例1と異なるのは、第1コンバータ12の出力に第
1切換手段17、17を追加して、第1コンバータ12
と第2コンバータ14との接続点を入力または出力で選
択できるようにした点である。上記以外の構成要素は実
施例1と同等であり説明を省略する。
【0022】以上のように構成されたバッテリ内蔵型電
力変換装置について動作を説明する。交流出力コンセン
ト16に消費電力の小さい機器が接続されている場合、
太陽電池11で発電した電力が全て交流出力電力として
消費されない。したがって、第2コンバータ14は余剰
電力をバッテリ13に充電するが、それまで第1コンバ
ータ12の出力と第2コンバータ14の出力を接続して
いた第1切換手段17は、第1コンバータ12の出力と
第2コンバータ14の入力を接続することによって、第
1コンバータ12単独で太陽電池11とバッテリ13間
の電力変換を行う。
【0023】以上のように本実施例によれば、第1コン
バータ12の出力と第2コンバータ14の入出力との間
で第1切換手段17、17を用いて切り換えることによ
り、充電と放電の双方において高効率な電力変換が可能
な独立形太陽光発電素須知を実現できる。
【0024】(実施例3)本発明の実施例3について図
3を参照しながら説明する。この実施例において実施例
2と異なるのは、第2コンバータ24の構成を非絶縁形
の1石昇圧チョッパ構成とし、第2コンバータ24は入
力と出力間の片相が直接接続(バッテリ13のマイナス
極を第2コンバータ24の出力電位と共通)され、これ
と異なる片相同士が第1切換手段17と接続すること
で、第1切換手段17の接点を1点としたことである。
上記以外の構成要素は実勢例2と同等であり説明を省略
する。
【0025】以上のように構成された独立形太陽光発電
装置について動作を説明する。バッテリ13の蓄電電力
をインバータ15の入力側に放電する際、第2コンバー
タ24は昇圧動作を行う。最初にスイッチング素子をオ
ンしてリアクトルに電流を蓄積する。次にスイッチング
素子がオフした際、直前にリアクトルに流れていた電流
は維持され、ダイオードを通じてインバータ15に電力
を供給する。この動作を1周期として、通常動作周波数
は10kHz以上で行われる。この時、太陽電池11の
電力を放電する第1コンバータ12は出力が第2コンバ
ータ24出力と接続されており、第2コンバータ24と
同様にインバータ15に電力を供給している。また、バ
ッテリ13に充電が行われる場合は、第1コンバータ1
2の出力は第1切換手段17でバッテリ13と直結され
ており、第2コンバータ24を構成する昇圧チョッパと
は無関係にバッテリ13に電力を注入している。
【0026】以上のように本実施例によれば、第2コン
バータ24に非絶縁形の変換手段を用いることで、第2
コンバータ24と第1コンバータ12間の第1切換手段
17の接点を1点にすることができるため、簡素、安価
でかつ信頼性の高い構成の高効率電力変換が可能な独立
形太陽光発電装置を実現することができる。
【0027】(実施例4)本発明の実施例4について図
4を参照しながら説明する。この実施例において実施例
3と異なるのは、第1切換手段27を2個の半導体スイ
ッチ27(a)、27(b)で構成した点である。上記
以外の構成要素は実施例3と同等であり、説明を省略す
る。
【0028】以上のように構成された独立形太陽光発電
装置について動作を説明する。バッテリ13の電力を放
電する際、第1切換手段27を構成する半導体スイッチ
27(a)がオンし、半導体スイッチ27(b)がオフ
することで、第1コンバータ12の出力と第2コンバー
タ24の出力が直結され、第1及び第2コンバータ1
2、24は昇圧動作を行う。ここで、太陽電池11から
余剰電力が発生した場合、半導体スイッチ27(b)は
オンし、半導体スイッチ27(a)がオフすることで、
第1コンバータ12の出力はバッテリ13と直結され、
バッテリ13に充電が行われる。日照条件や交流出力コ
ンセント16に接続される接続機器が頻繁にオンオフさ
れるような場合は、充電と放電が頻繁に切り換わること
になるが、例えばリレーの様な機械接点に比べて高速か
つ高精度で充電と放電のモード移行が行われる。
【0029】以上のように本実施例によれば、充電と放
電が頻繁に入れ替わるような動作状態において、高速か
つ高精度の制御が維持できるため、装置の高効率な電力
変換が可能な独立形太陽光発電装置を実現することがで
きる。
【0030】(実施例5)本発明の実施例5について図
5を参照しながら説明する。この実施例において実施例
1と異なるのは、独立形太陽光発電装置の筐体19に複
数の直流出力コンセント18を配置して、第1コンバー
タ12及び第2コンバータ14の出力を利用することが
できるようにした点である。すなわち、第2コンバータ
14は外部利用可能な複数の直流を出力するようにして
いる。上記以外の構成要素は実施例1と同等であり説明
を省略する。
【0031】以上のように構成された独立形太陽光発電
装置について動作を説明する。第2コンバータ14及び
これと接続された第1コンバータ12の出力は、通常、
インバータ15出力の交流電圧ピーク値以上(交流電圧
100V以上の場合、ピーク値は141V)の直流電圧
に昇圧されている。ここで第2コンバータ14は昇圧目
標値を141V以上から12Vや24Vに変更して、ス
イッチング動作を行う。得られた直流電圧は筐体19外
部に引き出され、直流出力コンセント18を介して利用
することができる。仮に、バッテリ13の電圧または太
陽電池11の電圧が変動したとしても、第1及び第2コ
ンバータ12、14は出力電圧を維持する。
【0032】以上のように本実施例によれば、第2コン
バータ14の出力を筐体19外部に引き出して直流出力
コンセント18を配置し、制御電圧の目標値を変更する
だけで、直流機器用電源への変更が容易な利便性の高い
独立形太陽光発電装置を実現することができる。
【0033】(実施例6)本発明の実施例6について図
6を参照しながら説明する。この実施例において実施例
1と異なるのは、太陽電池11の出力部に太陽電池電力
検出手段21を、インバータ15の出力に交流電力検出
手段20を配置して、第2コンバータ14の動作を制御
する制御回路22を設けた点である。上記以外の構成要
素は実施例1と同等であり説明を省略する。
【0034】以上のように構成された独立形太陽光発電
装置について図7の波形図を参照して動作を説明する。
接続機器の電力は交流電力検出手段20で検知され、太
陽電池11の発電電力は太陽電池電力検出手段21で検
知されて、両電力検出値は制御回路22で比較される。
ここで、接続機器の使用電力が太陽電池11の電力以下
の場合、太陽電池電力を優先的に使用するために、第1
コンバータ12を動作させて、第2コンバータ14の起
動信号は停止状態とする。また、日照条件などの変化や
接続機器の追加などの理由で太陽電池11の電力が接続
機器の電力以下となった場合、制御回路22は第2コン
バータ14に起動信号を送り、第2コンバータ14はバ
ッテリ13の電力を昇圧してインバータ15に電力を供
給する。
【0035】以上のように本実施例によれば、接続機器
の電力が太陽電池発電電力以下の場合、第2コンバータ
14の動作を停止して、太陽電池11の発電電力を優先
的に使用することによって、太陽電池11からバッテリ
13への充放電による損失を低減することができ、さら
に太陽電池電力の不足に対して電力供給を維持できる高
効率かつ高信頼性の独立形太陽光発電装置を実現するこ
とができる。
【0036】(実施例7)本発明の実施例7について図
8を参照しながら説明する。この実施例において実施例
1と異なるのは、インバータ15の入力電圧を検出する
入力電圧検出手段23を有し、入力電圧が制御回路22
内部のしきい値以下となったとき、第2コンバータ14
を昇圧動作するようにした点である。上記以外の構成要
素は第1の実施例と同等であり説明を省略する。
【0037】以上のように構成された独立形太陽光発電
装置について、図9の波形図を参照して動作を説明す
る。第1及び第2コンバータ12、14の出力電圧と同
じであるインバータ入力電圧は、入力電圧検出手段23
で検知されている。接続機器の使用電力が太陽電池11
の発電電力以下の場合、第2コンバータ14は動作せず
とも第1コンバータ12の動作によってインバータ入力
電圧は交流出力電圧ピーク値以上の電圧に維持されてい
る。ここで、日照条件の変動や接続機器が追加されるな
どの変化があった場合、太陽電池電力が接続機器の消費
電力を下回ることが発生して、第1コンバータ12はイ
ンバータ入力電圧を維持できなくなり入力電圧検出手段
23で得られる入力電圧は制御回路22内部のしきい値
以下に低下する。この変化により制御回路22が第2コ
ンバータ14に起動信号を送ることで昇圧し、バッテリ
13の電力が第2コンバータ14によってインバータ1
5に供給され、接続機器の動作を維持する。
【0038】以上のように本実施例によれば、接続機器
の電力が太陽電池発電電力以下の場合、第2コンバータ
14の動作を停止して、太陽電池11の発電電力を優先
的に使用することによって、太陽電池11からバッテリ
13への充放電による損失を低減でき、さらに安価な構
成で、太陽電池電力の不足を検知して接続機器の動作を
維持することが可能な高信頼性の独立形太陽光発電装置
を実現することができる。
【0039】(実施例8)本発明の実施例8について図
10を参照しながら説明する。この実施例において実施
例6と異なるのは、バッテリ13と制御回路22間に第
2切換手段26を設けた点である。上記以外の構成要素
は第6の実施例と同等であり説明を省略する。
【0040】以上のように構成された独立形太陽光発電
装置について図11の波形図を参照して動作を説明す
る。太陽電池電力検出手段21または交流電力検出手段
20で検出された電力値が正の時、第2切換手段26の
動作信号をオンとして、第2切換手段26は閉路される
ことで、制御回路22を駆動するための電力はバッテリ
13から供給される。ここで太陽電池電力検出手段21
と交流電力検出手段20で検出された電力がともにゼロ
となった時、つまり太陽電池11の発電がなく、接続機
器への電力供給が必要ない場合、制御回路22は第2切
換手段26への動作信号をオフとして第2切換手段26
を開放し、バッテリ13からの電力供給を停止すること
で、バッテリ13の電力消費を最小限とする。
【0041】以上のように本実施例によれば、例えば夜
間のように太陽電池11から発電が得られず、かつ接続
機器が動作していない状況において、制御回路22での
消費電力を最小にすることで、蓄電電力を無駄にするこ
となく、接続機器の使用が長時間にわたって可能な独立
形太陽光発電装置を実現することができる。
【0042】(実施例9)本発明の実施例9について図
12を参照しながら説明する。この実施例において実施
例1と異なるのは、第1コンバータ12の電力制御は太
陽電池11の最大電力点の追尾をしている点であり、そ
の他の構成要素は実施例1と同等であり説明を省略す
る。
【0043】以上のように構成された独立形太陽光発電
装置について図を参照して動作を説明する。一般的に太
陽電池11の電圧−電流の関係は図に示すように垂下特
性を持っており、さらに最大電力点における電圧と電流
は日照に応じて変化する。また太陽電池11の出力電圧
は1セル当たり約0.6Vと低いため、多数のセルを直
列にして電圧を確保しているが、1モジュール当たりの
電圧は通常10数V程度で構成されることが一般的であ
る。交流電圧としてAC100Vを出力する場合、イン
バータ15の入力電圧として141V以上の直流電圧が
必要であるため、第1コンバータ12は自身の入力イン
ピーダンスを変化させて動作点を最大電力点に維持しつ
つ、10数Vから約10倍以上の昇圧を行う。
【0044】以上のように本実施例によれば、日照に応
じて変化する電圧と電流を追尾して、太陽電池11の発
電電力を最大限利用することのできる高効率の独立形太
陽光発電装置を実現できる。
【0045】(実施例10)本発明の実施例10につい
て図13を参照しながら説明する。この実施例において
実施例8と異なるのは、太陽電池11またはバッテリ1
3から選択的に電力を制御回路22に供給する電力供給
選択手段25を有する点である。上記以外の構成要素は
第8の実施例と同等であり説明を省略する。
【0046】以上のように構成された独立形太陽光発電
装置について動作を説明する。ダイオードで構成された
電力供給選択手段25は、バッテリ13の電圧と太陽電
池11の電圧の高い方が制御回路22への電力供給を行
う。通常はバッテリ電圧>太陽電池電圧であることか
ら、第2切換手段26が閉路状態において、バッテリ1
3から制御回路22に電力供給を行っている。仮にバッ
テリ13の残電力量がゼロとなった場合、電力供給選択
手段25と直接接続されている太陽電池11から制御回
路22へ電力が供給され、第1コンバータ12は起動し
てインバータ15に電力を供給すると共に、余剰電力は
バッテリ13に充電される。
【0047】以上のように本実施例によれば、仮にバッ
テリ13の放電が進んだため、バッテリ13が制御回路
22を動作することのできる残電力量を有していない場
合でも、確実に装置が可能な信頼性の高い独立形太陽光
発電装置を実現することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように請求項1〜10項に記載の
発明は、太陽電池とインバータとの間の電力変換を一回
だけとし高効率の独立形太陽光発電装置を提供すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における独立形太陽光発電装
置の回路図
【図2】本発明の実施例2における独立形太陽光発電装
置の回路図
【図3】本発明の実施例3における独立形太陽光発電装
置の回路図
【図4】本発明の実施例4における独立形太陽光発電装
置の回路図
【図5】本発明の実施例5における独立形太陽光発電装
置の回路図
【図6】本発明の実施例6における独立形太陽光発電装
置の回路図
【図7】同実施例6における独立形太陽光発電装置の各
部動作を示す波形図
【図8】本発明の実施例7における独立形太陽光発電装
置の回路図
【図9】同実施例7における独立形太陽光発電装置の各
部動作を示す波形図
【図10】本発明の実施例8における独立形太陽光発電
装置の回路図
【図11】同実施例8における独立形太陽光発電装置の
各部動作を示す波形図
【図12】本発明の実施例9における独立形太陽光発電
装置の太陽電池動作を示す特性図
【図13】本発明の実施例10における独立形太陽光発
電装置の回路図
【図14】従来の独立形太陽光発電装置の構成を示す回
路図
【符号の説明】
11 太陽電池 12 第1コンバータ 13 バッテリ 14、24 第2コンバータ 15 インバータ 16 交流出力コンセント 17、27 第1切換手段 18 直流出力コンセント 19 筐体 20 交流電力検出手段 21 太陽電池電力検出手段 22 制御回路 23 入力電圧検出手段 25 電力供給選択手段 26 第2切換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤濤 知也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤下 和男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5G003 AA06 BA01 CC02 DA07 DA18 GB06 5H420 CC03 CC09 DD03 DD09 DD10 EA11 EA37 EA39 EA45 EB09 FF03 FF04 FF10 FF23 FF24 FF25 KK01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池と、太陽電池電圧を昇圧する第
    1コンバータと、バッテリと、バッテリを昇圧する第2
    コンバータと、接続機器に交流を出力するインバータと
    を有し、第1及び第2コンバータの出力とインバータ入
    力を並列接続した独立形太陽光発電装置。
  2. 【請求項2】 第1コンバータの出力と、第2コンバー
    タの入力または出力の間に第1切換手段を有し、バッテ
    リの放電時は第1コンバータ出力と第2コンバータ出力
    を接続し、充電時は第1コンバータ出力と第2コンバー
    タ入力を接続する請求項1に記載の独立形太陽光発電装
    置。
  3. 【請求項3】 第2コンバータは入力と出力間の片相が
    直接接続され、これと異なる片相同士が第1切換手段と
    接続されている請求項1または2に記載の独立形太陽光
    発電装置。
  4. 【請求項4】 第1切換手段は半導体スイッチで構成さ
    れる請求項2または3に記載の独立形太陽光発電装置。
  5. 【請求項5】 第2コンバータは外部利用可能な複数の
    直流を出力する請求項1〜4のいずれか1項に記載の独
    立形太陽光発電装置。
  6. 【請求項6】 太陽電池電力検出手段と交流出力電力検
    出手段を有し、交流出力電力が太陽電池電力以上となっ
    た場合のみ、第2コンバータが昇圧動作する請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の独立形太陽光発電装置。
  7. 【請求項7】 インバータ入力電圧を検出する入力電圧
    検出手段を有し、入力電圧が制御回路内部のしきい値以
    下となったとき、第2コンバータを昇圧動作する請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の独立形太陽光発電装置。
  8. 【請求項8】 第2切換手段を有し、バッテリから制御
    回路への電力供給を選択し、交流出力電力がゼロでかつ
    太陽電池が発電しない時はバッテリと制御回路を切り離
    して、制御回路への電源供給を停止する請求項1〜7の
    いずれか1項に記載の独立形太陽光発電装置。
  9. 【請求項9】 第1コンバータの電力制御は太陽電池の
    最大電力点を追尾してなる請求項1〜8のいずれか1項
    に記載の独立形太陽光発電装置。
  10. 【請求項10】 太陽電池またはバッテリから選択的に
    電力を制御回路に供給する電力供給選択手段を有する請
    求項1〜9のいずれか1項に記載の独立形太陽光発電装
    置。
JP2001341653A 2001-11-07 2001-11-07 独立形太陽光発電装置 Pending JP2003153464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001341653A JP2003153464A (ja) 2001-11-07 2001-11-07 独立形太陽光発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001341653A JP2003153464A (ja) 2001-11-07 2001-11-07 独立形太陽光発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003153464A true JP2003153464A (ja) 2003-05-23

Family

ID=19155641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001341653A Pending JP2003153464A (ja) 2001-11-07 2001-11-07 独立形太陽光発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003153464A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008251612A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Hideki Kadoshima 太陽光電池を用いた独立型電源の制御システム並びに最大電力追従方法及び鉛蓄電池満充電方法
JP2010193636A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Eiji Shiraishi 電力回生装置
KR101222249B1 (ko) 2012-04-25 2013-01-16 김윤중 사용자의 불편함과 과부하를 방지한 태양광 독립형 인버터 및 이를 이용한 방법.
KR101240534B1 (ko) 2011-05-26 2013-03-11 충북보건과학대학교 산학협력단 전압조정 태양광 시스템
JP2013062927A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Hitachi Information & Control Solutions Ltd 太陽光発電システム及び電源制御装置
JP2014060900A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Sharp Corp 電力変換装置及び蓄電システム並びに蓄電方法
US8994217B2 (en) 2010-06-07 2015-03-31 Samsung Sdi Co., Ltd. Energy storage system

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008251612A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Hideki Kadoshima 太陽光電池を用いた独立型電源の制御システム並びに最大電力追従方法及び鉛蓄電池満充電方法
JP4578498B2 (ja) * 2007-03-29 2010-11-10 秀輝 角島 太陽光電池を用いた独立型電源の制御システム並びに最大電力追従方法及び鉛蓄電池満充電方法
JP2010193636A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Eiji Shiraishi 電力回生装置
US8994217B2 (en) 2010-06-07 2015-03-31 Samsung Sdi Co., Ltd. Energy storage system
KR101240534B1 (ko) 2011-05-26 2013-03-11 충북보건과학대학교 산학협력단 전압조정 태양광 시스템
JP2013062927A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Hitachi Information & Control Solutions Ltd 太陽光発電システム及び電源制御装置
KR101222249B1 (ko) 2012-04-25 2013-01-16 김윤중 사용자의 불편함과 과부하를 방지한 태양광 독립형 인버터 및 이를 이용한 방법.
JP2014060900A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Sharp Corp 電力変換装置及び蓄電システム並びに蓄電方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5081596B2 (ja) 電力供給システム
Chen et al. Double-input PWM DC/DC converter for high-/low-voltage sources
CN105490306B (zh) 一种光伏储能并网供电系统
JP5208374B2 (ja) 系統連系パワーコンディショナおよび系統連系電源システム
US7602626B2 (en) Power conversion apparatus
KR101050308B1 (ko) 인버터
US8928176B2 (en) Energy storage system
JP5082339B2 (ja) 電力変換装置
US20050105224A1 (en) Inverter apparatus connected to a plurality of direct current power sources and dispersed-power-source system having inverter apparatus linked to commercial power system to operate
JP5429050B2 (ja) 電力変換装置
KR101394712B1 (ko) 배터리 수명 연장을 위한 단상 bess 전력 변환 장치 및 그 전원공급방법
JPH1031525A (ja) 太陽光発電システム
JP3284266B2 (ja) インバータ装置およびその起動方法
CN110855170A (zh) 光伏逆变器及电容放电电路
JP2003088130A (ja) バッテリ内蔵型電力変換装置
KR101405147B1 (ko) 자가발전 급수전 제어 장치 및 방법
JP2003153464A (ja) 独立形太陽光発電装置
JP5586096B2 (ja) 電力変換装置
CN112534696B (zh) 光伏逆变器以及用于操作光伏逆变器的方法
JP5895143B2 (ja) 蓄電装置
JP2003067065A (ja) バッテリ内蔵型電力変換装置
CN103368248A (zh) 低功率消耗的备援电力系统
JPH11136879A (ja) 太陽光発電装置
WO2018198190A1 (ja) 電源装置
JP2008035573A (ja) 電気二重層コンデンサを用いた蓄電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050701

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050920