JP2003067065A - バッテリ内蔵型電力変換装置 - Google Patents

バッテリ内蔵型電力変換装置

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JP2003067065A
JP2003067065A JP2001257348A JP2001257348A JP2003067065A JP 2003067065 A JP2003067065 A JP 2003067065A JP 2001257348 A JP2001257348 A JP 2001257348A JP 2001257348 A JP2001257348 A JP 2001257348A JP 2003067065 A JP2003067065 A JP 2003067065A
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voltage
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inverter
boost converter
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JP2001257348A
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Shinichiro Sumiyoshi
眞一郎 住吉
Tadashi Sadahira
匡史 貞平
Kazuo Fujishita
和男 藤下
Tomoya Fujinami
知也 藤濤
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 AC120VやAC230Vを出力するに
は、バッテリのセル数を比例的に増やす必要があり、内
部インピーダンスが大きくなり、損失が増大する、バッ
テリの全体容量が大きくなる。また、バッテリセルの直
列数を多くすると各セル間の容量バラツキが拡大し、電
力を取り出す際、最も小さい容量のセルで出力電力量が
決定されることから、使用性が悪くなるという課題を有
していた。 【解決手段】 バッテリセルの直列数を出力する交流電
圧のピーク電圧以下になるように制限し、バッテリ13
電圧を必要とする交流電圧のピーク電圧以上に昇圧する
第2の昇圧コンバータ17をバッテリ13とインバータ
14の間に接続して、バッテリ13電圧に関わらず、イ
ンバータ14の入力電圧が交流電圧のピーク電圧以上で
且つ一定となるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池で発電し
た電力を家庭電化機器や車載機器の電源として使用可能
な電力形態に変換するバッテリ内蔵型電力変換装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来使用しているバッテリ内
蔵型電力変換装置の構成を示す接続図である。ここでバ
ッテリ内蔵型電力変換装置の発電手段は太陽電池として
いる。太陽電池1と、太陽電池の直流出力を昇圧してバ
ッテリに充電する昇圧コンバータ2と、バッテリ3と、
バッテリ3の直流電圧を交流電圧に変換するインバータ
4が並列に接続され、インバータ4はそれぞれにダイオ
ードが並列接続された4個のスイッチング素子とリアク
トルとコンデンサで構成されている。インバータ4の出
力は交流出力コンセント5を通じて出力されるものであ
る。バッテリ3は出力したい交流電圧(通常正弦波)の
ピーク以上の電圧が必要であることから、例えば出力電
圧がAC100Vの場合、ピークが141Vであるか
ら、バッテリのセル電圧を1.2Vとした場合、120
本直列で構成される。
【0003】以下に動作を説明する。昇圧コンバータ2
は日照によって変化する太陽電池1の最大出力を追尾す
る制御を行うことで、太陽電池1から得られた電力をバ
ッテリ3に充電しているものである。インバータ4はバ
ッテリ3の直流電圧をパルス幅変調制御(PWM)する
ことに高周波のパルス電圧列に変換し、得られたパルス
電圧はリアクトルとコンデンサを通過することで高周波
のリップルが除去されるため、インバータ4の出力とし
て正弦波状の電圧波形が生成される。インバータ4の出
力は、交流出力コンセント5を介して50Hzまたは6
0Hzの交流電圧(通常100V)として、家庭で使用
する電気機器に電力を供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成ではインバータの交流出力電圧の振幅がバッテ
リセルの直列数に依存することから、例えば国外の機器
を動作するためにAC120VやAC230Vを出力す
るには、AC100Vの時に比べてバッテリのセル数を
比例的に増やす必要があり、個別設計が必要となるとと
ともに、内部インピーダンスが大きくなり、損失が増大
する。しかもバッテリの全体容量が大きくなり、形状・
重量とも大きくなる。また、バッテリセルの直列数を多
くすると各セル間の容量バラツキが拡大し、電力を取り
出す際、最も小さい容量のセルで出力電力量が決定され
ることから、使用性が悪くなるという課題を有してい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の構成が有
している課題を解決するもので、バッテリセルの直列数
を出力する交流電圧のピーク電圧以下になるように制限
し、バッテリ電圧を必要とする交流電圧のピーク電圧以
上に昇圧する第2の昇圧コンバータをバッテリとインバ
ータの間に接続して、バッテリ電圧に関わらず、インバ
ータの入力電圧が交流電圧のピーク電圧以上で且つ一定
となるように制御するバッテリ内蔵型電力変換装置を提
供する構成としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、第1
の昇圧コンバータが太陽電池を最大電力点で動作させる
と共に、昇圧してバッテリを充電し、第2の昇圧コンバ
ータはバッテリ電圧をインバータの交流出力電圧のピー
ク電圧以上に昇圧するバッテリ内蔵型電力変換装置とし
ているもので、使用するバッテリ電圧が交流出力電圧の
ピーク以下でも第2の昇圧コンバータがバッテリ電圧を
昇圧することで、インバータが交流出力を可能とする電
圧を生成できるため、バッテリ直列数に自由度を有して
システムの容量変更が容易なバッテリ内蔵電力変換装置
を実現することができるものである。
【0007】請求項2に記載した発明は、特に請求項1
記載の発明において、第2の昇圧コンバータを制御する
制御回路を備え、制御回路が複数の出力電圧設定値を有
し、前記出力電圧設定値に応じて第2の昇圧コンバータ
の出力電圧を可変するバッテリ内蔵型電力変換装置とし
ているもので、交流出力電圧の大きさに応じて第2の昇
圧コンバータの出力電圧を可変させることで、使用する
地域によって電圧定格の異なる交流機器に対してで電力
を供給することができるため、使用機器の範囲拡大が図
れるバッテリ内蔵型電力変換装置を実現できるものであ
る。
【0008】請求項3に記載した発明は、特に請求項2
記載の発明において、インバータの出力電流を検知する
出力電流検知手段を有し、前記出力電流検知手段の検出
値に応じて第2の昇圧コンバータの出力電圧を可変する
バッテリ内蔵型電力変換装置としているもので、第2の
昇圧コンバータの出力電圧を出力電流の大きさに応じて
変更することで、特に出力電流が小さいときには交流出
力電圧を維持しつつ、スイッチング損失を小さくするこ
とができることから、使用時間の延長が可能になるバッ
テリ内蔵型電力変換装置を実現することができるもので
ある。
【0009】請求項4に記載した発明は、特に請求項3
記載の発明において、出力電流検出手段の検出値が所定
値以下のときは、第2の昇圧コンバータを間欠発振する
バッテリ内蔵型電力変換装置としているもので、制御回
路内に出力電流のしきい値を設けて、出力電流検出値と
比較して、しきい値以下であれば第2の昇圧コンバータ
のスイッチング動作を商用周波の間欠動作とすること
で、低損失でシステムとしての使用時間を延長すること
のできるバッテリ内蔵型電力変換装置を実現することが
できるものである。
【0010】請求項5に記載した発明は、特に請求項4
記載の発明において、出力電流検知手段の検出値が無負
荷に相当する値を検知した場合、第2の昇圧コンバータ
の動作を停止するバッテリ内蔵型電力変換装置としてい
るもので、出力電流検出手段の出力がゼロになった場
合、無負荷と判断して、第2の昇圧コンバータを停止す
ることで、不必要な電力消費(損失)を抑えることがで
きるため、長時間使用が可能なバッテリ内蔵型電力変換
装置を実現することができるものである。
【0011】請求項6に記載した発明は、特に請求項5
記載の発明において、出力電流検知手段が所定値以上の
電流を検知した際、第2の昇圧コンバータの動作を停止
させた後、インバータを停止するバッテリ内蔵型電力変
換装置としているもので、出力電流検出手段20の出力
がしきい値を超えた場合、使用機器の不具合と判断し
て、第2の昇圧コンバータを停止して、一定時間の後で
インバータの動作を停止することで、インバータを構成
するスイッチング素子に耐圧をこえる電圧が印加される
ことがなく、仮に機器の短絡事故があったとしても安全
に停止するバッテリ内蔵型電力変換装置を実現すること
ができるものである。
【0012】請求項7に記載した発明は、特に請求項6
記載の発明において、電気二重層コンデンサと切換手段
を直列に接続し、電気二重層コンデンサと切換手段がバ
ッテリと並列接続される構成において、バッテリ交換時
に前記切換手段をオンするバッテリ内蔵型電力変換装置
としているもので、電気二重層コンデンサをバッテリ交
換時のバックアップとして使用することで、家電機器の
連続使用時にバッテリ交換による使用の中断を発生させ
ることのない利便性の高いバッテリ内蔵型電力変換装置
を実現できるものである。
【0013】請求項8に記載した発明は、特に請求項6
記載の発明において、第2の昇圧コンバータと数10μ
F以下のフィルムコンデンサとインバータが並列に接続
され、第2の昇圧コンバータはインバータの出力に接続
される機器が発生する無効電力をバッテリに回生するバ
ッテリ内蔵型電力変換装置としているもので、バッテリ
とインバータをつなぐ電力変換部を2つのスイッチング
素子構成の双方向コンバータとして双方向の電力フロー
を実現することで、双方向コンバータの出力に必要であ
った大容量のコンデンサ(通常、電解コンデンサで寿命
が短い)を小容量で長寿命のフィルムコンデンサに変更
できることから、装置の長寿命化が図れるバッテリ内蔵
型電力変換装置を実現できるものである。
【0014】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は本実施例の
構成を示すブロック図である。本実施例のバッテリ内蔵
型電力変換装置は、太陽電池11を入力電源として使用
し、太陽電池11の直流電力を第1の電力変換装置12
を介してバッテリ13に充電する。バッテリ13に蓄電
された電力は第2の昇圧コンバータ17で昇圧され、イ
ンバータ14によって交流電圧に変換される。インバー
タ14はQ1、Q2、Q3、Q4の4個のスイッチング
素子によるフルブリッジとリアクトルとコンデンサで構
成され、フルブリッジの中間端子には高周波フィルタと
して機能するリアクトルとコンデンサが接続されてい
る。また、インバータ14の出力は交流出力コンセント
に供給され、家庭電化製品のプラグと接続可能な構成に
なっている。
【0015】以上の様に構成されたバッテリ内蔵型電力
変換装置について図2の各部波形を参照して動作を説明
する。第1の昇圧コンバータ12は、太陽電池11から
得られる直流電力を安定な直流電力に変換し、バッテリ
13を充電する。さらに第1の昇圧コンバータは日照条
件によって大幅に変化する太陽電池11の最大電力点
(電圧、電流)を追尾する。第2の昇圧コンバータはバ
ッテリ13の電圧を通常正弦波である交流出力電圧のピ
ーク値(例えば、交流出力電圧がAC100Vの場合、
ピーク電圧は141V)以上に昇圧する。ここで、バッ
テリ13はセルが複数直列に接続された構成であり、前
述のピーク電圧以下の電圧になるように構成されてい
る。インバータ14は昇圧コンバータ17出力の直流電
圧をパルス幅変調制御(PWM)して平均値が正弦波状
となる高周波のパルス電圧に変換する。得られたパルス
電圧はリアクトルとコンデンサを通過させることで高周
波のリップルを除去して、正弦波状の電圧波形を交流出
力コンセント15に50Hzまたは60Hzの交流電圧
(通常100V)を発生させる。ここでフルブリッジの
各素子の動作の一例を説明する。図示の通り、出力電圧
として交流電圧を得る場合、出力電圧Vo≧0の時はQ
1を高周波でスイッチングして、Q2とQ3をオフ、Q
4をオンし、Vo<0の時はQ2を高周波スイッチング
してQ1とQ4をオフ、Q3をオンする動作を行う。
【0016】以上のように本実施例によれば、使用する
バッテリ電圧が交流出力電圧のピーク以下でも第2の昇
圧コンバータがバッテリ電圧を昇圧することで、インバ
ータが交流出力を可能とする電圧を生成できるため、バ
ッテリ直列数に自由度を有してシステムの容量変更が容
易なバッテリ内蔵電力変換装置を実現することができ
る。
【0017】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。図3は本実施例
の構成を示すブロック図である。図3において図1の回
路構成と異なるのは、第2の昇圧コンバータ17の出力
電圧を検知する出力電圧検知手段18と出力電圧設定手
段を有し、制御回路16内に入力した点である。上記以
外の構成要素は第1の実施例と同等であり、説明を省略
する。
【0018】以上のように構成されたバッテリ内蔵型電
力変換装置について動作を説明する。第2の昇圧コンバ
ータ17の出力電圧を検知する出力電圧検知手段18
は、複数の設定値が切換可能な出力電圧設定手段19で
決定される出力電圧設定値と制御回路16内で比較さ
れ、両者が一致するようにフィードバック制御される。
ここで、出力電圧設定値は交流電圧の大きさに比例して
変化させるものである。例えば、交流出力電圧が100
Vの場合、そのピーク値である141V以上の設定値が
与えられ、また交流出力電圧230Vの場合は直流35
0Vといったように設定される。前述の通り交流電圧の
ピーク値以上の電圧に設定すれば交流電圧出力は可能だ
が、スイッチング損失を低減するには、交流出力電圧の
ピークに近い設定値にすることが望ましいことはいうま
でもない。
【0019】以上のように本実施例によれば、交流出力
電圧の大きさに応じて第2の昇圧コンバータの出力電圧
を可変させることで、使用する地域によって電圧定格の
異なる交流機器に対してで電力を供給することができる
ため、使用機器の範囲拡大が図れるバッテリ内蔵型電力
変換装置を実現できる。
【0020】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を参照しながら説明する。図4は本実施例
の構成を示すブロック図である。図4において図1の回
路構成と異なるのは、交流出力電流を検知する出力電流
検知手段20を有し、その値を制御回路16に入力した
点である。上記以外の構成要素は従来例と同等であり、
説明を省略する。
【0021】以上のように構成されたバッテリ内蔵型電
力変換装置について図5を参照して動作を説明する。交
流出力コンセントに接続された機器の消費電流を出力電
流検知手段20で検出し、第2の昇圧コンバータ17の
出力電圧設定値を出力電流の大きさに対して変更して、
出力電圧を可変する。消費電力が小さい時は第2の昇圧
コンバータ17の出力電圧を大きく設定し、消費電力が
大きく定格電流に近づくにしたがって第2の昇圧コンバ
ータ17の出力電圧設定値を大きくして、電流によるイ
ンバータ14内部のスイッチング素子及びリアクトルで
の電圧降下を補償することで、スイッチング素子のオン
時間を大きく変更することなく、出力交流電圧値を維持
することにより、低電位差でスイッチングして損失を最
小化する。
【0022】以上のように本実施例によれば、第2の昇
圧コンバータの出力電圧を出力電流の大きさに応じて変
更することで、特に出力電流が小さいときには交流出力
電圧を維持しつつ、スイッチング損失を小さくすること
ができることから、使用時間の延長が可能になるバッテ
リ内蔵型電力変換装置を実現することができる。
【0023】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について図面を参照しながら説明する。図6は本実施例
の動作を示す波形図である。構成要素は従来例と同等で
あり、説明を省略する。
【0024】以上のように構成されたバッテリ内蔵型電
力変換装置について動作を説明する。出力電流検知手段
20の出力は制御回路16内のしきい値と比較され、し
きい値以上(消費電力大)の場合、第2の昇圧コンバー
タ17は常時昇圧のためのスイッチングを行い、インバ
ータ14の入力電圧を所定値に制御する。ここで、制御
回路16内で設定されたしきい値以下(消費電力小)に
なった場合、第2の昇圧コンバータ17は間欠発振し
て、交流の1周期毎に動作と不動作を繰り返す。第2の
昇圧コンバータの出力には定格電流出力が可能な比較的
容量の大きい図示していないコンデンサが配置されてお
り、電流出力が小さい場合、商用1周期ごとに昇圧して
も常時電圧は一定される。これにより第2の昇圧コンバ
ータ17の損失は概ね半減する。
【0025】以上のように本実施例によれば、制御回路
内に出力電流のしきい値を設けて、出力電流検出値と比
較して、しきい値以下であれば第2の昇圧コンバータの
スイッチング動作を商用周波の間欠動作とすることで、
低損失でシステムとしての使用時間を延長することので
きるバッテリ内蔵型電力変換装置を実現することができ
る。
【0026】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
について図面を参照しながら説明する。図7は本実施例
の動作を示す波形図である。構成要素は従来例と同等で
あり、説明を省略する。
【0027】以上のように構成されたバッテリ内蔵型電
力変換装置について動作を説明する。インバータ14は
交流電圧を発生して、家電機器に電力を供給するもので
あるが、無負荷で電圧を生成した場合でも第2の昇圧コ
ンバータ17及びインバータ14内部損失により、バッ
テリ13の電力が消費される。ここで出力電流検知手段
20の出力がゼロの場合、第2の昇圧コンバータ17の
出力には1周期の間定格電力出力があっても電圧が低下
しない程度の容量をもつコンデンサが配置されているた
め、第2の昇圧コンバータ17の動作を停止して、損失
を低減する。このときインバータ14のスイッチング動
作を続けることで、インバータの交流出力電圧を維持す
る。さらに、インバータ14の低損失化による効果を得
るために、無負荷状態が一定時間続いたことを検知した
時点で、制御回路16はインバータ14の動作を停止さ
せて、負荷への電電圧供給を停止してもよい。
【0028】以上のように本実施例によれば、出力電流
検出手段の出力がゼロになった場合、無負荷と判断し
て、第2の昇圧コンバータを停止することで、不必要な
電力消費(損失)を抑えることができるため、長時間使
用が可能なバッテリ内蔵型電力変換装置を実現すること
ができる。
【0029】(実施例6)以下、本発明の第6の実施例
について図面を参照しながら説明する。図8は本実施例
の動作を示す波形図である。構成要素は従来例と同等で
あり、説明を省略する。
【0030】以上のように構成されたバッテリ内蔵型電
力変換装置について動作を説明する。インバータ14の
出力に接続された交流出力コンセント15に家電機器が
繋がっている状態において機器内部の交流短絡が発生し
た場合、インバータ14の出力には定格を大幅に越えた
過電流が流れる。その際、出力電流検知手段20の出力
は制御回路16内部のしきい値を越える。そこで、イン
バータ14は動作している状態で、まず第2の昇圧コン
バータ17を停止する。するとバッテリ13の電力はイ
ンバータ14に供給されないので、インバータ14の入
力電圧がスイッチング素子の耐圧をオーバーすることが
ない。また、インバータ14が動作していても出力電流
には制限がかかり、短絡状態が続いても接続された機器
に障害を与えることも防ぐことができる。
【0031】以上のように本実施例によれば、出力電流
検出手段20の出力がしきい値を超えた場合、使用機器
の不具合と判断して、第2の昇圧コンバータを停止し
て、一定時間の後でインバータの動作を停止すること
で、インバータを構成するスイッチング素子に耐圧をこ
える電圧が印加されることがなく、仮に機器の短絡事故
があったとしても安全に停止するバッテリ内蔵型電力変
換装置を実現することができる。
【0032】(実施例7)以下、本発明の第7の実施例
について図面を参照しながら説明する。図9は本実施例
の構成を示すブロック図である。図9において、図4の
回路構成と異なるのは、切換手段21と大容量電力デバ
イスである電気二重層コンデンサ22を直列に接続し
て、バッテリ13と並列に接続した点である。上記以外
の構成要素は第3の実施例と同等であり、説明を省略す
る。
【0033】以上のように構成されたバッテリ内蔵型電
力変換装置について動作を説明する。バッテリ13に充
電する際、切換手段21をオンして電気二重層コンデン
サ22にも蓄電しておく。続いて切換手段21をオフし
ておき、、交流コンセント15に接続された機器が連続
使用によってバッテリ容量がゼロに近づき、交換が必要
な場合、切換手段21をオンして電気二重層コンデンサ
22に蓄電されている電力を使用して機器の連続運転状
態を維持する。交換用に用意していたバッテリ13に切
り換える間、電気二重層コンデンサが交流出力電圧を所
定値(例えばAC100V)に維持し、バッテリ13の
交換後、切換手段21をオフする。
【0034】以上のように本実施例によれば、電気二重
層コンデンサをバッテリ交換時のバックアップとして使
用することで、家電機器の連続使用時にバッテリ交換に
よる使用の中断を発生させることのない利便性の高いバ
ッテリ内蔵型電力変換装置を実現できる。
【0035】(実施例8)以下、本発明の第8の実施例
について図面を参照しながら説明する。図10は本実施
例の構成を示すブロック図である。図10において、図
4の回路構成と異なるのは、第2の昇圧コンバータ17
をスイッチング素子2個による双方向動作が可能なハー
フブリッジ構成の双方向コンバータ23とし、また、出
力段には大容量のコンデンサを配置せずに数10μF程
度のフィルムコンデンサ24を配置した点である。上記
以外の構成要素は第3の実施例と同等であり、説明を省
略する。
【0036】以上のように構成されたバッテリ内蔵型電
力変換装置について動作を説明する。交流出力コンセン
ト15に接続された家電機器がモータのように回生電力
を発生する負荷の場合、発生した回生電力は双方向コン
バータ23の出力に配置されたフィルムコンデンサ24
を充電するが、容量が小さく数10μF程度しかないた
め、インバータ14の入力電圧がインバータ14を構成
するスイッチング素子の耐圧を超えないように、双方向
コンバータ23を構成するハーフブリッジのハイサイド
のスイッチング素子をオンして、電力をバッテリに回生
する。
【0037】以上のように本実施例によればバッテリと
インバータをつなぐ電力変換部を2つのスイッチング素
子構成の双方向コンバータとして双方向の電力フローを
実現することで、双方向コンバータの出力に必要であっ
た大容量のコンデンサ(通常、電解コンデンサで寿命が
短い)を小容量で長寿命のフィルムコンデンサに変更で
きることから、装置の長寿命化が図れるバッテリ内蔵型
電力変換装置を実現できる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、使用す
るバッテリ電圧が交流出力電圧のピーク以下でも第2の
昇圧コンバータがバッテリ電圧を昇圧することで、イン
バータが交流出力を可能とする電圧を生成できるため、
バッテリ直列数に自由度を有してシステムの容量変更が
容易なバッテリ内蔵電力変換装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるバッテリ内蔵型電
力変換装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施例であるバッテリ内蔵型電
力変換装置の各部動作を示す波形図
【図3】本発明の第2の実施例であるバッテリ内蔵型電
力変換装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第3の実施例であるバッテリ内蔵型電
力変換装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第3の実施例であるバッテリ内蔵型電
力変換装置の各部動作を示す特性図
【図6】本発明の第4の実施例であるバッテリ内蔵型電
力変換装置の各部動作を示す波形図
【図7】本発明の第5の実施例であるバッテリ内蔵型電
力変換装置の各部動作を示す波形図
【図8】本発明の第6の実施例であるバッテリ内蔵型電
力変換装置の各部動作を示す波形図
【図9】本発明の第7の実施例であるバッテリ内蔵型電
力変換装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の第8の実施例であるバッテリ内蔵型
電力変換装置の構成を示すブロック図
【図11】従来のバッテリ内蔵型電力変換装置の構成を
示す回路図
【符号の説明】
11 太陽電池 12 第1の昇圧コンバータ 13 バッテリ 14 インバータ 15 交流出力コンセント 16 制御回路 17 第2の昇圧コンバータ 18 出力電圧検知手段 19 出力電圧設定手段 20 出力電流検知手段 21 切換手段 22 電気二重層コンデンサ 23 双方向コンバータ 24 フィルムコンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤下 和男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤濤 知也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5G003 AA06 BA01 CA04 CA12 CC02 DA16 GB03 GB06 5G066 CA08 DA08 FB15 HB06 HB09 JB03 5H007 AA05 AA07 BB07 CA01 CB04 CB05 CC12 DA06 FA02 FA03 GA08 5H030 AA03 AA04 AS03 BB07 BB21 FF42 FF43 FF44 5H420 BB03 BB12 CC02 DD03 EA11 EA45 EB16 EB39 LL03 LL05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池と、第1の昇圧コンバータと、
    バッテリと、第2の昇圧コンバータと、インバータを有
    し、前記第1の昇圧コンバータは太陽電池を最大電力点
    で動作させると共に、昇圧して前記バッテリを充電し、
    前記第2の昇圧コンバータはバッテリ電圧を前記インバ
    ータの交流出力電圧のピーク電圧以上に昇圧するバッテ
    リ内蔵型電力変換装置。
  2. 【請求項2】 第2の昇圧コンバータを制御する制御回
    路を備え、前記制御回路は複数の出力電圧設定値を有
    し、前記出力電圧設定値に応じて第2の昇圧コンバータ
    は出力電圧を可変する請求項1記載のバッテリ内蔵型電
    力変換装置。
  3. 【請求項3】 インバータの出力電流を検知する出力電
    流検知手段を有し、前記出力電流検知手段の検出値に応
    じて第2の昇圧コンバータの出力電圧を可変する請求項
    2記載のバッテリ内蔵型電力変換装置。
  4. 【請求項4】 出力電流検出手段の検出値が所定値以下
    のときは、第2の昇圧コンバータを間欠発振する請求項
    3記載のバッテリ内蔵型電力変換装置。
  5. 【請求項5】 出力電流検知手段の検出値が無負荷に相
    当する値を検知した場合、第2の昇圧コンバータの動作
    を停止する請求項4記載のバッテリ内蔵型電力変換装
    置。
  6. 【請求項6】 出力電流検知手段が所定値以上の電流を
    検知した際、第2の昇圧コンバータが動作を停止した
    後、インバータを停止する請求項5記載のバッテリ内蔵
    型電力変換装置。
  7. 【請求項7】 バッテリと並列接続される前記電気二重
    層コンデンサおよび切換手段を備え、前記電気二重層コ
    ンデンサと前記切換手段は直列に接続され、前記バッテ
    リ交換時に前記切換手段をオンする請求項6記載のバッ
    テリ内蔵型電力変換装置。
  8. 【請求項8】 双方向コンバータと、数10μF以下の
    フィルムコンデンサと、インバータとが並列に接続さ
    れ、前記双方向コンバータは前記インバータの出力に接
    続される機器が発生する無効電力をバッテリに回生する
    請求項6記載のバッテリ内蔵型電力変換装置。
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