JP5082339B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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この発明は、電力変換装置に関し、特に、電圧制御と充放電制御を行う電力変換装置に関する。
従来、燃料電池のような発電装置とキャパシタ、二次電池等の蓄電装置の両方を備える「ハイブリッド燃料電池システム」(特許文献1参照)が知られている。
この「ハイブリッド燃料電池システム」は、蓄電池と電気二重層コンデンサ(EDLC)を備えた蓄電池装置が設けられており、外部負荷の消費電力が増加して、DC/DCコンバータの出力する電圧が低下すると、蓄電池ないしEDLCから放電する。このとき、蓄電池の放電電流を制限することにより、EDLCが瞬間的な消費電力に対応する電力を放電し、蓄電池が瞬間的に大きな電力を放電することによる蓄電池の寿命低下を防止すると共に、燃料電池発電装置12を安定して動作させながら、外部負荷の消費電力の変化に応じた電力を出力可能となっている。
このような複数の電源システムでは、発電装置の出力電圧を利用したい電圧へ変換するDC−DCコンバータと、蓄電装置の充放電を制御するコンバータを備えている。なお、例えば、燃料電池ノートパソコン等にも、同様な構成が見られる。
特開2002−110210号公報
しかしながら、従来の複数の電源システムにおいては、燃料電池の発電電圧を利用したい電圧へ変換するDC−DCコンバータと、蓄電装置の充放電を制御するためのDC−DCコンバータを別個に持っているため、コンバータの容量が大きくなり、システム全体も大型化してしまうのが避けられなかった。
この発明の目的は、電圧制御と充放電制御を行うDC−DCコンバータのサイズの小型化を図り、システム全体の大型化を防止することができる電力変換装置及び制御方法を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係る電力変換装置は、複数の直流電圧を入力とし、複数の直流電圧を出力する電力変換装置であって、エネルギ蓄積手段であるコイルと、
前記コイルの端子に、複数の入力或いは出力の電位の何れかを選択して接続する複数のスイッチ回路と、前記各スイッチ回路のオン・オフ信号を生成する手段とを備え、前記直流電圧の出力は、前記コイルの端子の少なくとも一方と、半導体スイッチからなる前記スイッチ回路を介して接続され、前記コイルの端子に接続した前記スイッチ回路の内、複数の電位から選択して接続するスイッチ回路は、前記コイルの端子から各電位の経路の導通を双方向で制御可能なスイッチ回路で構成し、前記オン・オフ信号に基づいて、それぞれのスイッチ回路を駆動し、入力する入力電圧相互の電力変換と、出力電圧の電力変換を行うことを特徴としている。
この発明によれば、複数の直流電圧を入力とし、複数の直流電圧を出力する電力変換装置が、エネルギ蓄積手段であるコイルと、前記コイルの端子に、複数の入力或いは出力の電位の何れかを選択して接続する複数のスイッチ回路と、前記各スイッチ回路のオン・オフ信号を生成する手段とを備え前記直流電圧の出力は、前記コイルの端子の少なくとも一方と、半導体スイッチからなる前記スイッチ回路を介して接続され、前記コイルの端子に接続した前記スイッチ回路の内、複数の電位から選択して接続するスイッチ回路は、前記コイルの端子から各電位の経路の導通を双方向で制御可能なスイッチ回路で構成され、オン・オフ信号に基づいて、それぞれのスイッチ回路が駆動され、入力する入力電圧相互の電力変換と、出力電圧の電力変換が行われる。
このため、電圧制御と充放電制御を行うDC−DCコンバータのサイズの小型化を図り、システム全体の大型化を防止することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、この発明の第1実施の形態に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。図1に示すように、電力変換装置10は、コイル11と、コイル11の両端に接続された、複数の半導体スイッチ12〜21及びダイオード22,23と、平滑コンデンサ24,25とを有している。半導体スイッチ12〜21及びダイオード22,23は、2個の半導体スイッチからなる組と半導体スイッチとダイオードからなる組を構成している。
電力変換装置10の入力側の負極端子には、2個の電源(直流電源)26a,26bの共通の負極母線27が、入力側の正極端子には、電源26aの正極母線28aと電源26bの正極母線28bが、それぞれ接続されている。ここで、電源26bは、バッテリー或いはキャパシタ等の蓄電可能な電源である。
電力変換装置10の出力端子には、負荷29aが、正極母線28aと負極母線27の間に接続されている。即ち、負荷29aは、電源26aに接続する構成となる。また、負荷29bが、電力変換装置10の新たな出力端子の正極母線28cと負極母線27の間に接続されている。
半導体スイッチ12〜21は、正極母線28a,28b,28c或いは負極母線27を選択する、単方向に導通する半導体スイッチであり、ダイオード22,23は、還流経路のダイオードである。また、正極の出力端子にそれぞれ接続された平滑コンデンサ24,25は、出力電圧のフィルタ用である。
次に、電力変換装置10の動作を各モード毎に説明する。
[モード1]
モード1は、電源26aから負荷29aへの給電、電源26aから負荷29bへの昇降圧給電を行う。
図2は、図1の回路のモード1における等価回路である。
半導体スイッチ12〜14,18〜20をオフ(OFF)にし、半導体スイッチ15をオン(ON)にする。このようにすると、電力変換装置10の回路構成(図1参照)は、図2の回路構成と等価になる。
電源26aの電圧をV1、電源26bの電圧をV2とし、コンデンサ25の電圧V3を、半導体スイッチ17と半導体スイッチ16のオン・オフによって制御する。V1を昇圧してV3を出力する場合には、半導体スイッチ17をオンすると共に、半導体スイッチ16をパルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)駆動し、そのデューティ比を操作すれば、V3を制御することができる。また、V1を降圧してV3を出力する場合には、半導体スイッチ16はオフし、半導体スイッチ17をPWM駆動することで、デューティ比を操作すれば、V3を制御することができる。
図3は、図1の回路のモード2における等価回路である。
半導体スイッチ12〜16,18〜19をオフし、半導体スイッチ17,20をオンにする。このようにすると、電力変換装置10の回路構成(図1参照)は、図3の回路構成と等価になる。
この場合、V3は、電源26aのV1と等しくなり、負荷29aと負荷29bに同じ電圧を供給することができる。
[モード3]
モード3は、電源26aから電源26bへの充電を行う。
図4は、図1の回路のモード3における等価回路である。
半導体スイッチ13をオン、半導体スイッチ12,14,15,18〜21をオフする。このようにすると、電力変換装置10の回路構成(図1参照)は、図4の回路構成と等価になる。
ここで、V1をV2に昇圧して電源26bに電力を供給、即ち、充電する場合には、半導体スイッチ17をオンし、半導体スイッチ16をPWM駆動する。そのデューティ比を操作することで、電源26bへの昇圧を行い、充電を行う。また、V1を降圧してV2の電源26bを充電する場合には、半導体スイッチ16をオフし、半導体スイッチ17をPWM駆動し、そのデューティ比を操作する。
[モード4]
モード4は、電源26aから電源26bへの充電、V3への昇降圧を行う。
図5は、図1の回路のモード4における等価回路である。
半導体スイッチ12,14,18〜21をオフする。このようにすると、電力変換装置10の回路構成(図1参照)は、図5の回路構成と等価になる。
ここで、V1をV2に昇降圧して電源26bを充電しつつ、V3に昇降圧して出力する場合には、半導体スイッチ17をオンし、半導体スイッチ16をPWM駆動すると共に、半導体スイッチ13と半導体スイッチ15をPWM周期毎に交互に駆動する。半導体スイッチ16のデューティ比を操作することによって、昇圧比を調整し、また、半導体スイッチ13と半導体スイッチ15のオン時間を調整することによって、電源26bへの充電電力とV3の電圧を制御することができる。
このモード4は、モード1とモード3を周期毎に交互に駆動する方法とも見ることができる。
[モード5]
モード5は、電源26bからV3への昇降圧を行う。
図6は、図1の回路のモード5における等価回路である。
半導体スイッチ13〜19をオフし、半導体スイッチ20をオンする。このようにすると、電力変換装置10の回路構成(図1参照)は、図6の回路構成と等価になる。
コンデンサ25のV3を、半導体スイッチ12と半導体スイッチ21のオン・オフによって制御する。V2を昇圧してV3を出力する場合には、半導体スイッチ12をオンし、半導体スイッチ21をPWM駆動する。そのデューティ比を操作することで、V3の電圧を制御することができる。また、V2を降圧してV3を出力する場合には、半導体スイッチ21はオフし、半導体スイッチ12をPWM駆動することで、デューティ比を操作すれば、V3の電圧を制御することができる。
[モード6]
モード6は、電源26bから負荷26bへの直接給電を行う。
図7は、図1の回路のモード6における等価回路である。
半導体スイッチ13,14,16〜21をオフし、半導体スイッチ12,15をオンする。このようにすると、電力変換装置10の回路構成(図1参照)は、図7の回路構成と等価になる。この場合、V3は、電源26bの電圧(V2)と等しくなる。
[モード7]
モード7は、電源26bから負荷29a・電源26aへの給電を行う。
図8は、図1の回路のモード7における等価回路である。
半導体スイッチ13〜17,19,20をオフする。このようにすると、電力変換装置10の回路構成(図1参照)は、図8の回路構成と等価になる。ここで、V2をV1に昇圧し、負荷29aへ電力を供給すると同時に、電源26aを充電する場合には、半導体スイッチ12をオンし、半導体スイッチ21をPWM駆動する。半導体スイッチ21のデューティ比を操作することによって昇圧電圧を制御し、電源26aの電圧(V1)になるように動作させる。V2をV1へ降圧する場合には、半導体スイッチ21をオフし、半導体スイッチ12をPWM駆動する。このデューティ比を操作することで降圧電圧を制御することができ、V1になるように動作させる。
[モード8]
モード8は、電源26bから負荷29a,29b・電源26aへの給電を行う。
図9は、図1の回路のモード8における等価回路である。
半導体スイッチ13〜17,19をオフする。このようにすると、電力変換装置10の回路構成(図1参照)は、図9の回路構成と等価になる。ここで、V2をV3に昇降圧しつつ、電源26aのV1に昇降圧して出力する場合には、半導体スイッチ12をオンし、半導体スイッチ21をPWM駆動すると共に、半導体スイッチ18と半導体スイッチ20をPWM周期毎に交互に駆動する。半導体スイッチ21のデューティ比を操作することによって昇圧比を調整し、半導体スイッチ18,20のオン時間を操作することによって、電源26aへの充電電力と、V3の電圧を制御することができる。
このモード8は、モード5とモード7を周期毎に交互に駆動する方法とも見ることができる。
これらのモードは、電力変換装置10に備えられた制御器のモード選択器によって選択する。
図10は、電力変換装置に備えられた制御器の構成を示すブロック図である。図10に示すように、電力変換装置10に備えられた制御器30は、モード選択器31、自動電圧調整器(Automatic Voltage Regulator:AVR)32、PWM生成器33、及びゲート駆動信号生成器34を有しており、半導体スイッチそれぞれのオン・オフ信号を生成する。
モード選択器32は、各部の電圧を電圧センサ(図示しない)で検出し、V1,V2,V3を得る。そして、電源26bの電圧から、電源26bの充電状態SOC(State of Charge)を推定する。各電圧とSOC、目標とするSOCと、V3の出力電圧指令V3との比較を行って、各モードを選択する。つまり、モード選択器32は、入力電圧の端子、コイル11、出力電圧の端子の接続を選択する。
ここで、SOCよりもSOCが低下する場合には、電源26bを充電し、SOCが超過する場合には、充電を停止する。また、電源26aからの入力が停電するような場合には、電源26bのみで負荷29a,29bへの電力を供給する。
V3(V3≠V1)を電源26aから出力するのであれば、モード1
V3=V1であれば、モード2
V3=0(負荷29bへの出力を停止)とし、電源26bを充電するのであれば、モード3
電源26bを充電し、また、V3を出力するのであれば、モード4
電源26bからのみ負荷29bへ電力を供給する場合には、モード5
V3=V2であれば、モード6
V3=0(負荷bへの出力を停止)とし、電源26bから負荷aへの電力を供給する場合には、モード7
電源26bから負荷29a,29bへの電力を供給する場合には、モード8
これらの動作モード選択を行った後、半導体スイッチのPWMによって、出力電圧を調整するモードであれば、AVR32において、出力電圧指令値と入力電圧からデューティ比値(Duty指令)を演算する。この指令値を、PWM生成器33に入力し、三角波比較を行ってPWMパルスを生成する。このPWM信号と、モード毎に定まる半導体スイッチのオン・オフ状態から、各半導体スイッチのゲート駆動信号を、ゲート駆動信号生成器34において生成する。即ち、AVR32は、半導体スイッチのオン・オフ時間比率(デューティ比)を調整する。
半導体スイッチ14,19は、負荷29bから電源26bへの電流経路であり、負荷29bがモータのように回生する場合には、電源26bへの経路を開通させるためにオンさせる。
図11は、本発明によるモード4での昇降圧動作を示した模擬実験結果である。ここでは、電源26aの電圧を100V(V1=100V)とし、電源26bは充電されていない状態から開始している。また、負荷29a,29bは抵抗負荷である。
図11に示すのは、モード4(図5参照)で半導体スイッチ16をPWM駆動し、半導体スイッチ13と半導体スイッチ15のオン時間の比率を、0.01[sec]と0.025[sec]に変化させ、V3とV2を操作した結果である。この配分操作によって、V2のように降圧・昇圧どちらでも可能であり、V1をV3に昇圧しつつ電源26bを充電することができる。
つまり、半導体スイッチは、複数の入力或いは出力の電位の何れかを選択して、エネルギ蓄積手段としてのコイル11に接続する。そして、電力変換装置10は、各半導体スイッチのオン・オフ信号に基づいてそれぞれの半導体スイッチを駆動し、入力電圧相互の電力変換と出力電圧の電力変換を行う。
このように構成される電力変換装置10を用いることにより、2個の直流電圧の電源26a,26bの充放電と、電源26a,26bの電圧を昇降圧した電圧に変換して出力することができる。本発明により、この充放電と昇降圧の機能を、一つのコイル11を用いて構成することができるため、電力変換装置10の装置体積・質量を増加させずにすみ、小型の電力変換装置を提供することができる。
(第2実施の形態)
図12は、この発明の第2実施の形態に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。図12に示すように、電力変換装置35は、電源26aの正極母線28aにリレー36を設けており、その他の構成及び作用は、第1実施の形態に係る電力変換装置10と同様である。
リレー36は、電源26aが停電した場合にオフし、それ以外でオンしている。つまり、V1を電圧センサ(図示しない)で検出し、検出したV1が所定の電圧以下に低下した場合に停電と判断し、その停電信号を受けてリレー36をオフさせ、電源26aとの接続を、即ち、入力電圧を遮断する。この結果、電源26aからの電力供給が停止するため、モード選択器31でモード8を選択し、電源26bから負荷29a,29bに電力を供給する。
V1が所定の電圧以上になり、停電から回復すると、リレー36をオンする。リレー36がオンしている場合、制御器30は、第1実施の形態におけるモード選択器31の動作と同様の動作を行う。つまり、電力変換装置35は、電源26aのラインにリレー36を設けており、停電時に、電源26aとの接続を遮断する。
上記構成を有することにより、電源26aの停電時、電源26bから負荷29a,29bに電力が供給されることになり、電源26bは、バックアップ電源となる。この電源26bへの充電と、電源26a停止時に電源26bからの放電、電源電圧の昇降圧を、一つのコイル11で構成していることにより、電力変換装置の装置体積・質量を増加させることがなく、電力変換装置の小型化を実現することができる。
(第3実施の形態)
図13は、この発明の第3実施の形態に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。図13に示すように、電力変換装置40は、電力変換装置10の回路に半導体スイッチ41〜44を追加して、新たな電流経路を形成している。その他の構成及び作用は、第1実施の形態に係る電力変換装置10と同様である。
2個の半導体スイッチ41,42からなる組は、電源26aの正極母線28aに接続されており、2個の半導体スイッチ43,44からなる組は、電源26bの正極母線28bに接続されている。
この追加した半導体スイッチ41〜44により、新たに実施できる動作モードについて説明する。
[モード9]
モード9は、電源26a,26bから負荷29bへの給電を行う。
図14は、図1の回路のモード9における等価回路である。図15は、この発明に係る第3実施の形態におけるノコギリ波比較によるPWM信号生成の説明図である。図16は、この発明に係る第3実施の形態における三角波比較によるPWM信号生成の説明図である。図17は、この発明に係る第3実施の形態におけるPWM信号生成の説明図である。
電力変換装置40の半導体スイッチ12〜14,18〜42,44をオフする。このようにすると、電力変換装置40の回路構成(図13参照)は、図14の回路構成と等価になる。
ここで、V1,V2をV3に降圧し、負荷29bへ電力を供給する場合には、半導体スイッチ15をオン、半導体スイッチ16をオフし、半導体スイッチ17と半導体スイッチ43をPWM駆動する。
半導体スイッチ17と半導体スイッチ43を駆動するPWM信号は、図15に示すように、PWM周期毎の始点と終端に半導体スイッチのオン信号が生成されるように、二つの電源(26a,26b)用キャリア波のアップ・ダウンを入れ替えたノコギリ波形からなるキャリア波と、それぞれのDuty指令a,bを比較することによって、生成する。このように、半導体スイッチ17と半導体スイッチ43を駆動することで、電源26a,26bそれぞれから、負荷29bへ電力を供給することができる。
なお、二つの電源(26a,26b)用キャリア波の波形を、図16に示すように、三角波として形成し、このキャリア波とそれぞれのDuty指令a,bを比較してPWM信号を生成しても良い。
降圧時の電圧指令値V3に対し、Duty指令a,bを、
Duty指令a=γa・V3/V1
Duty指令b=γb・V3/V2
とする。γa、γbは、二つの電源26a,26bから生成する電圧の比率を示しており、二つの電源26a,26bから生成する電圧比率を等しくする場合には、γa=γb=0.5とする。また、一方の電源26aからのみ電圧を出力するのであれば、γa=1、γb=0とすればよい。
また、二つの電源26a,26bから昇圧した電圧(V3)を出力する場合には、図17に示すように、PWM周期毎に交互に半導体スイッチ17,43をオンさせて、半導体スイッチ16をPWM駆動することによって、V3に昇圧する。半導体スイッチ16のDuty指令は、二つの電源26a,26bの接続を選択する半導体スイッチ17,43に応じて、次のような値をとる。
半導体スイッチ17オンのとき → Duty指令=1−(V1/V3
半導体スイッチ43オンのとき → Duty指令=1−(V2/V3
このように、各半導体スイッチ17,43のデューティ比を操作することによって、二つの電源26a,26bからの電圧を昇降圧した出力電圧を制御することができる。
図18は、図1の回路のモード8における別構成の等価回路である。図18に示すように、電力変換装置40の半導体スイッチ13〜19,42〜44をオフすることにより、図14の回路構成における動作と同様な動作が可能である。図14に示す回路構成と図18に示す回路構成において、同様の動作が可能であることから、図14に示す回路構成で、半導体スイッチをPWM駆動させ、半導体スイッチ17,43,16の発熱量が増加する場合には、図18に示す回路構成に半導体スイッチを切り替え、半導体スイッチ12,41,21をPWM駆動する。
発熱量は、半導体スイッチ近傍に取り付けた温度センサ(図示しない)から検出し、その検出値と閾値を比較して切り替えを行う。また、半導体スイッチの駆動によって発熱量が事前に推定できるのであれば、半導体スイッチの動作時間を予め定め、所定の時間毎に、図14に示す回路構成と図18に示す回路構成を切り替えてもよい。
このように構成することで、充放電と昇降圧の機能を、一つのコイル11を用いて構成することができるため、電力変換装置の装置体積・質量を増加させずにすみ、小型の電力変換装置を提供することができる。また、二つの電源26a,26bから負荷29a,29bに電力を供給することができるので、例えば、負荷29bの電力が増加する場合等に、二つの電源で電力を分担することによって、個々の電源(電源26aと電源26b)の容量を増加させずに電力を供給することができる。
(第4実施の形態)
図19は、この発明の第4実施の形態に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。図19に示すように、電力変換装置45は、電力変換装置10(図1参照)の出力端子に、負荷29a,29bではなく、交流モータ46を駆動するインバータ47を接続した構成を有している。その他の構成及び作用は、第1実施の形態に係る電力変換装置10と同様である。
インバータ47は、3つの直流電位を選択してモータ端子の電圧を生成するものであり、共通の負極母線27と電源26aの正極母線28aに接続する。このインバータ47は、交流モータ46の各相(U,V,W)毎に、2個の半導体スイッチの組及び半導体スイッチとダイオードの組を組み合わせて形成されており、電力変換装置10により、その動作が制御される。なお、インバータ制御部として機能する電力変換装置10は、正極母線28cの電圧を昇降圧して出力し、その動作は、第1実施の形態と同様である。
電源26a若しくは電源26bは、昇圧して正極母線28cに電圧を供給し、この電圧から、交流モータ46の出力電圧を生成することによって、交流モータ46の回転数が高く、誘起電圧が高い場合にも、モータ端子の印加電圧を高めることができる。このため、交流モータ46の出力を増加させることができる。
一般的に知られている昇圧コンバータ+インバータの電力変換装置の構成では、交流モータ46に供給する電力の全てが昇圧コンバータを通過するが、本実施例においては、モータ出力端子の交流電圧の内、電源26aの電圧で不足する領域のみ、昇圧した正極母線28cから電力を供給する。このため、全ての電力を昇圧する必要がない。
よって、電力変換装置10での損失は、前述の昇圧コンバータよりも小さくなり、効率が向上すると共に、その冷却に必要な放熱器の大きさも低減できるため、装置全体の大きさを小型化することができる。
このような電力変換装置によって、例えば、電源26aを燃料電池、電源26bを二次電池として、燃料電池と二次電池を搭載して交流モータにより駆動する電動車両に適用すれば、効率向上により、車両の燃費が向上すると共に、小型な装置のため、車両への搭載性が向上する。その上、電源26bをバッテリーとした場合、正極母線28bから正極母線28cへの経路の半導体スイッチを短絡させることで、電源26bの電圧を供給することもでき、また、電源26a,26bを昇降圧した電圧を正極母線28cに供給することができるため、電源分+昇降圧分の電圧が使えることになる。
上述したように、この発明に係る電力変換装置は、複数の直流電圧を入力とし、複数の直流電圧を出力する電力変換装置であって、エネルギ蓄積手段であるコイルと、前記コイルの端子に、複数の入力或いは出力の電位の何れかを選択して接続する複数のスイッチ回路と、前記各スイッチ回路のオン・オフ信号を生成する手段とを備え、前記直流電圧の出力は、前記コイルの端子の少なくとも一方と、半導体スイッチからなる前記スイッチ回路を介して接続され、前記コイルの端子に接続した前記スイッチ回路の内、複数の電位から選択して接続するスイッチ回路は、前記コイルの端子から各電位の経路の導通を双方向で制御可能なスイッチ回路で構成し、前記オン・オフ信号に基づいて、それぞれのスイッチ回路を駆動し、入力する入力電圧相互の電力変換と、出力電圧の電力変換を行うことを特徴としている。
これにより、単一のコイルを用い、スイッチの切替を行うことで、複数の直流電圧の電源の充放電と、入力電圧を昇降圧した電圧に変換して出力することができる。この充放電と昇降圧の機能を、一つのコイルを用いて構成することができるため、従来の充放電用電力変換装置と、電圧変換用の電力変換装置に比較して、電力変換装置の装置体積・質量を増加させずにすみ、小型の電力変換装置を提供することができる。また、コイルの一方の端子を出力と接続することによって、コイルにエネルギの蓄積と放出を行うことで、出力電圧を入力電圧に対して昇降圧することができる。また、双方向に導通制御が可能な素子でスイッチを構成することで、複数の異なる電位をコイルに接続する際にも、それらの電位の間での短絡を防止することができ、入力に過大な電流が流れることを防止することができる。このため、スイッチの発熱を抑制し、装置全体の効率と、放熱のための冷却器を小型化することができる。
また、この発明は、複数の直流電圧の入力と出力の正極と負極の何れかを共通とすることが好ましい。これにより、正極と負極の何れかを共通とすることで、配線数を削減することができ、装置全体のサイズを小型化することができる
また、この発明は、複数の直流電圧の入力と出力の正極と負極の何れかを共通とした共通極と、前記共通極と前記コイルの両端子をそれぞれ接続するスイッチ回路、前記複数の直流入力電圧の共通極の他方の極と前記コイルを接続するスイッチ回路、及び前記出力電圧の少なくとも一つを前記コイルの端子に接続するスイッチ回路と、前記半導体スイッチのオン・オフ時間比率を調整する手段とを備え、前記オン・オフ時間比率に基づいて前記半導体スイッチを駆動し、入力電圧相互の電力変換と出力電圧の電力変換を行うことが好ましい。これにより、極を共通とすると共に、コイルの端子と極間を接続するスイッチも共通とすることができるため、装置全体を小型化することができる。
また、この発明は、出力の直流電圧の両端に、入力の直流電圧の内の一方の端子と、前記コイルと、入力の直流電圧の内の他方の端子とを直列に接続する半導体スイッチと、出力の直流電圧の両端に前記コイルを接続する半導体スイッチとを備え、前記半導体スイッチをオン・オフし、入力電圧を降圧して出力電圧を生成することが好ましい。これにより、コイル端子に接続されたスイッチのオン・オフにより、コイル電流の経路を切り替え、入力電圧を降圧することができ、電圧を調整することができる。
また、この発明は、複数の直流電圧入力の何れかの直流電圧の両端に、他の入力の直流電圧の内の一方の端子と、前記コイルと、他の入力の直流電圧の内の他方の端子とを直列に接続する半導体スイッチと、前記複数の直流電圧入力の何れかの直流電圧の両端に、前記コイルを接続する半導体スイッチとを備え、前記半導体スイッチをオン・オフし、前記複数の直流電圧入力の何れか他の入力電圧を降圧して、前記複数の直流電圧入力の何れか他の直流電圧へ電力を供給することが好ましい。これにより、コイル端子に接続されたスイッチのオン・オフにより、コイル電流の経路を切り替え、入力電圧を降圧して、他の入力に電力を供給することができ、他の入力の直流電源を充電することができる。
また、この発明は、入力の直流電圧の両端に前記コイルを接続する半導体スイッチと、出力の直流電圧の両端に前記コイルを接続する半導体スイッチとを備え、前記半導体スイッチをオン・オフし、入力電圧を昇圧して出力電圧を生成することが好ましい。これにより、コイル端子に接続されたスイッチのオン・オフにより、コイル電流の経路を切り替え、入力電圧を昇圧することができ、電圧を調整することができる。
また、この発明は、複数の直流電圧入力の何れかの直流電圧の両端に前記コイルを接続する半導体スイッチと、他の入力の直流電圧の内の何れかの直流電圧の両端に前記コイルを接続する半導体スイッチとを備え、前記半導体スイッチをオン・オフし、前記複数の直流電圧入力の何れかの直流電圧へ電力を供給することが好ましい。これにより、コイル端子に接続されたスイッチのオン・オフにより、コイル電流の経路を切り替え、入力電圧を昇圧して、他の入力に電力を供給することができ、他の入力の直流電源を充電することができる。
また、この発明は、前記半導体スイッチそれぞれのオン・オフ信号を生成する手段は、出力電圧指令値若しくは入力電圧指令値と入力電圧値とから、前記入力電圧の端子と、前記コイルと、前記出力電圧の端子との接続を選択する選択手段を備え、前記選択手段の出力に応じて、前記半導体スイッチのオン・オフ信号を生成することが好ましい。これにより、入力電圧指令値、若しくは、出力電圧指令値を用いて、何れかと入力電圧から、昇降圧に必要なスイッチのオン・オフの時間比率を求め、スイッチのオン・オフ信号の生成と、入力電圧と入力電圧指令値、出力電圧指令値から、電源を選択してスイッチを接続することによって、スイッチのオン・オフを生成することができるため、電圧指令値に応じた出力電圧を生成することができる。また、出力電圧指令値に応じて、不要な経路のスイッチのオフを行うことで、スイッチのオン・オフに必要となる電力を消費せずにすむ。
また、この発明は、前記選択手段は、少なくとも一つの半導体スイッチをPWM駆動すると共に、このPWM駆動の半導体スイッチ以外の半導体スイッチのオン・オフを固定することが好ましい。これにより、PWM駆動することによって、昇降圧を行うと共に、それ以外のスイッチのオン・オフを固定することで、スイッチング時の電力を消費せずにすむため、高効率の電力変換装置を提供することができる。
また、この発明は、複数の入力電圧源から、出力に供給する電力の配分を調整する調整手段を備え、前記調整手段により、前記コイルと前記複数の入力電圧を接続する半導体スイッチ、若しくは前記コイルと前記複数の出力電圧を接続する半導体スイッチを、時間毎に交互にオン・オフすると共に、電力の配分に応じて、前記半導体スイッチのオン・オフの時間比率を調整することが好ましい。これにより、複数の電源からの電力を、スイッチのオン・オフのみによって調整することができ、負荷の要求電力に応じて、それぞれの電力を合成して供給することができる。このため、電源を複数個接続すれば、個々の電源が、負荷の出力よりも小さな出力電源であっても、負荷に電力を供給することができるため、個々の電源容量を大きくとらずにすむ。
また、この発明は、少なくとも一つの入力電圧を遮断するスイッチと、遮断による入力電圧の停止を検出する検出手段とを備え、前記入力電圧の停止を検出した際に、他の入力電圧から出力電圧を供給することが好ましい。これにより、電源の停電時に、他の電源から負荷に電力を供給するバックアップ電源を構成することができ、この電源への充電と放電、電源電圧の昇降圧を一つのコイルで構成しているため、小型の電力変換装置で実現することができる。
なお、上記実施の形態において、コイル11を用いて電圧制御を行ったが、これに限るものではなく、コイル11に代えてコンデンサをエネルギ蓄積手段として用いることにより、電流制御を行っても良い。
この発明の第1実施の形態に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。 図1の回路のモード1における等価回路である。 図1の回路のモード2における等価回路である。 図1の回路のモード3における等価回路である。 図1の回路のモード4における等価回路である。 図1の回路のモード5における等価回路である。 図1の回路のモード6における等価回路である。 図1の回路のモード7における等価回路である。 図1の回路のモード8における等価回路である。 電力変換装置に備えられた制御器の構成を示すブロック図である。 本発明によるモード4での昇降圧動作を示した模擬実験結果である。 この発明の第2実施の形態に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。 この発明の第3実施の形態に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。 図1の回路のモード9における等価回路である。 この発明に係る第3実施の形態におけるノコギリ波比較によるPWM信号生成の説明図である。 この発明に係る第3実施の形態における三角波比較によるPWM信号生成の説明図である。 この発明に係る第3実施の形態におけるPWM信号生成の説明図である。 図1の回路のモード8における別構成の等価回路である。 この発明の第4実施の形態に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。
符号の説明
10,35,40,45 電力変換装置
11 コイル
12〜21,41〜44 半導体スイッチ
22,23 ダイオード
24,25 平滑コンデンサ
26a,26b 電源
27 負極母線
28a,28b,28c 正極母線
29a,29b 負荷
30 制御器
31 モード選択器
32 自動電圧調整器
33 PWM生成器
34 ゲート駆動信号生成器
36 リレー
46 交流モータ
47 インバータ

Claims (11)

  1. 複数の直流電圧を入力とし、複数の直流電圧を出力する電力変換装置であって、
    エネルギ蓄積手段であるコイルと、
    前記コイルの端子に、複数の入力或いは出力の電位の何れかを選択して接続する複数のスイッチ回路と、
    前記各スイッチ回路のオン・オフ信号を生成する手段とを備え、
    前記直流電圧の出力は、前記コイルの端子の少なくとも一方と、半導体スイッチからなる前記スイッチ回路を介して接続され、
    前記コイルの端子に接続した前記スイッチ回路の内、複数の電位から選択して接続するスイッチ回路は、前記コイルの端子から各電位の経路の導通を双方向で制御可能なスイッチ回路で構成し、
    前記オン・オフ信号に基づいて、それぞれのスイッチ回路を駆動し、入力する入力電圧相互の電力変換と、出力電圧の電力変換を行う電力変換装置。
  2. 複数の直流電圧の入力と出力の正極と負極の何れかを共通とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 複数の直流電圧の入力と出力の正極と負極の何れかを共通とした共通極と、
    前記共通極と前記コイルの両端子をそれぞれ接続するスイッチ回路、前記複数の直流入力電圧の共通極の他方の極と前記コイルを接続するスイッチ回路、及び前記出力電圧の少なくとも一つを前記コイルの端子に接続するスイッチ回路と、
    前記半導体スイッチのオン・オフ時間比率を調整する手段とを備え、
    前記オン・オフ時間比率に基づいて前記半導体スイッチを駆動し、入力電圧相互の電力変換と出力電圧の電力変換を行う請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 力の直流電圧の内の一方の端子と、前記コイルと、入力の直流電圧の内の他方の端子とを直列に接続し、かつ、前記コイルと前記他方の端子との間を接続する第1の半導体スイッチと、
    出力の直流電圧の内の一方の端子と入力の直流電圧の内の一方の端子との間に、前記コイルを接続する第2の半導体スイッチとを備え、
    前記第1の半導体スイッチをオフし前記第2の半導体スイッチをオン・オフし、入力電圧を降圧して出力電圧を生成する請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 複数の直流電圧入力の内の第1の直流電圧の両端に、前記第1の直流電圧の内の一方の端子と、前記コイルと、前記第1の直流電圧の内の他方の端子とを直列に接続し、かつ、前記コイルと前記他方の端子とを接続する第3の半導体スイッチと、
    前記複数の直流電圧入力の内の第2の直流電圧の一方の端子と前記第1の直流電圧の一方の端子との間に、前記コイルを接続する第4の半導体スイッチとを備え、
    前記第3の半導体スイッチをオフし前記第4の半導体スイッチをオン・オフし、前記第1の直流電圧の入力電圧を降圧して、前記第2の直流電圧へ電力を供給する請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 入力の直流電圧の両端に前記コイルを接続する半導体スイッチと、
    出力の直流電圧の両端に前記コイルを接続する半導体スイッチとを備え、
    前記半導体スイッチをオン・オフし、入力電圧を昇圧して出力電圧を生成する請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 複数の直流電圧入力の何れかの直流電圧の両端に前記コイルを接続する半導体スイッチと、他の入力の直流電圧の内の何れかの直流電圧の両端に前記コイルを接続する半導体スイッチとを備え、
    前記半導体スイッチをオン・オフし、前記複数の直流電圧入力の何れかの直流電圧へ電力を供給する請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記半導体スイッチそれぞれのオン・オフ信号を生成する手段は、
    出力電圧指令値若しくは入力電圧指令値と入力電圧値とから、前記入力電圧の端子と、前記コイルと、前記出力電圧の端子との接続を選択する選択手段を備え、
    前記選択手段の出力に応じて、前記半導体スイッチのオン・オフ信号を生成する請求項1から7のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  9. 前記選択手段は、
    少なくとも一つの半導体スイッチをPWM駆動すると共に、このPWM駆動の半導体スイッチ以外の半導体スイッチのオン・オフを固定する請求項8に記載の電力変換装置。
  10. 複数の入力電圧源から、出力に供給する電力の配分を調整する調整手段を備え、
    前記調整手段により、前記コイルと前記複数の入力電圧を接続する半導体スイッチ、若しくは前記コイルと前記複数の出力電圧を接続する半導体スイッチを、時間毎に交互にオン・オフすると共に、
    電力の配分に応じて、前記半導体スイッチのオン・オフの時間比率を調整する請求項1から9のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  11. 少なくとも一つの入力電圧を遮断するスイッチと、遮断による入力電圧の停止を検出する検出手段とを備え、
    前記入力電圧の停止を検出した際に、他の入力電圧から出力電圧を供給する請求項1から10のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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