JP2008236863A - 電力変換器及び多入出力電力変換器 - Google Patents

電力変換器及び多入出力電力変換器 Download PDF

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Abstract

【課題】装置全体を小型化しつつ、キャパシタのショートを検出することができ、さらに出力電圧の安定化を図ることができる電力変換器及び多入出力電力変換器を提供する。
【解決手段】DC/DCコンバータ1は、キャパシタC1とキャパシタC2とを直列に接続し、予め設定した動作モードに従った複数のスイッチSW1,SW2,SW3,SW4のスイッチングにより、インダクタL、キャパシタC1及びキャパシタC2を選択して機能させることで、入力された電圧の昇圧、降圧、導通のいずれかの動作を行うものであって、故障検出部7を備える構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力電圧を昇圧、降圧又は回生する電力変換器及び多入出力電力変換器に関する。
従来、入力電圧を昇圧、降圧又は回生する電力変換器として、DC/DCコンバータが、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されているDC/DCコンバータは、スイッチドキャパシタンス方式を採用したものであり、スイッチングにより、インダクタ及びキャパシタを選択的に機能させることによって、昇圧、降圧、回生のいずれかの動作を行うこととしている。
また、複数の電力変換器の出力電圧を検出して、当該出力電圧の安定化を図る電源装置が、例えば、特許文献2に開示されている。
なお、参考まで、特願2006−325694号に記載されたDC/DCコンバータは、複数の電力変換回路でキャパシタを共有することにより、多入出力の電力変換器をコンパクトに実現したものである。
特開2005−224060号公報 特許第3182921号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている電力変換器では、昇圧、降圧、回生の動作を行う際に、過負荷や過電圧が発生した場合は、キャパシタに負担がかかり、当該キャパシタに故障が生じるおそれがあるものの、電流保護機能しか備えられておらず、この電流保護機能による故障検出では、当該キャパシタが故障した場合に発生するキャパシタのショートを検出することができないという問題がある。また、特許文献2に開示されている電源装置では、出力電圧の安定化が図れるものの、各電力変換器に対して電力変換器モジュールを個別に備えているため、装置全体を小型化することができないという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、装置全体を小型化しつつ、キャパシタのショートを検出することができ、さらに出力電圧の安定化を図ることができる電力変換器及び多入出力電力変換器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の電力変換器は、第1キャパシタと第2キャパシタとを直列に接続し、予め設定した動作モードに従った複数のスイッチのスイッチングにより、インダクタ、前記第1キャパシタ及び第2キャパシタを選択して機能させることで、入力された電圧の昇圧、降圧、導通のいずれかの動作を行う電力変換器であって、故障検出手段を備える構成とした。
かかる構成によれば、電力変換器は、故障検出手段によって、第1キャパシタと第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定した範囲の値より高くなった場合又は低くなった場合に、入力された電圧の昇圧又は降圧を停止させる停止信号を出力する。
請求項2に記載の電力変換器は、第1入出力部と、直列に接続された第1及び第2キャパシタと、前記第1及び第2キャパシタに接続された第2入出力部とを備え、前記第1入出力部の正極側又は負極側に接続されたインダクタと、前記第1入出力部の正極側を、前記第1キャパシタの正極側及び前記第2入出力部の正極側に接続する第1スイッチと、前記第1入出力部の正極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第2スイッチと、前記第1入出力部の負極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第3スイッチと、前記第1入出力部の負極側を、前記第2キャパシタの負極側及び前記第2入出力部の負極側に接続する第4スイッチと、前記第1ないし第4スイッチのオン/オフを制御する制御回路部とを有する電力変換器であって、故障検出手段を備える構成とした。
かかる構成によれば、電力変換器は、故障検出手段によって、第1キャパシタと第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の昇降圧を停止させる停止信号を出力する。
請求項3に記載の電力変換器は、入力部と、直列に接続された第1及び第2キャパシタと、前記第1及び第2キャパシタに接続された出力部とを備え、前記入力部の正極側又は負極側に接続されたインダクタと、前記入力部の正極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第1スイッチと、前記入力部の負極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第2スイッチと、前記第1及び第2スイッチのオン/オフを制御する制御回路部とを有する電力変換器であって、故障検出手段を備える構成とした。
かかる構成によれば、電力変換器は、故障検出手段によって、第1キャパシタと第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の昇圧を停止させる停止信号を出力する。
請求項4に記載の電力変換器は、出力部と、直列に接続された第1及び第2キャパシタと、前記第1及び第2キャパシタに接続された入力部とを備え、前記出力部の正極側又は負極側に接続されたインダクタと、前記出力部の正極側を、前記第1キャパシタの正極側及び前記入力部の正極側に接続する第1スイッチと、前記出力部の負極側を、前記第2キャパシタの負極側及び前記入力部の負極側に接続する第2スイッチと、前記第1及び第2スイッチのオン/オフを制御する制御回路部とを有する電力変換器であって、故障検出手段を備える構成とした。
かかる構成によれば、電力変換器は、故障検出手段によって、記第1キャパシタと第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の降圧を停止させる停止信号を出力する。
請求項5に記載の電力変換器は、請求項1ないし4に記載の電力変換器において、前記故障検出手段から出力された停止信号を受信した場合に、導通動作を行う制御手段を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、電力変換器は、制御手段によって、導通動作を行うように制御することで、昇圧又は降圧の動作を行わないようにしている。
請求項6に記載の多入出力電力変換器は、少なくとも2つの入出力部と、直列に接続された複数のキャパシタとを有し、予め設定した動作モードに従ったスイッチのスイッチングにより、複数のインダクタ及び前記複数のキャパシタを選択して機能させることで、入力された電圧の昇圧、降圧、導通のいずれかの動作を行う電力変換回路を複数備え、複数の電力変換回路で前記複数のキャパシタを共有する多入出力電力変換器であって、故障検出手段を備える構成とした。
請求項6に記載の多入出力電力変換器は、故障検出手段によって、キャパシタが直列されているいずれかの中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定した範囲の値より高くなった場合又は低くなった場合に、前記入力された電圧の昇圧又は降圧を停止させる停止信号を出力する。
請求項7に記載の多入出力電力変換器は、少なくとも2つの入出力部を備え、予め設定した動作モードに従ったスイッチのスイッチングにより、複数のインダクタ及び複数のキャパシタを選択して機能させることで、昇圧、降圧、導通のいずれかの動作を行う電力変換回路を複数備えた多入出力電力変換器であって、前記複数の電力変換回路が前記キャパシタを共有しており、前記電力変換回路の少なくとも1つは昇降圧回路であり、前記入出力部が第1入出力部と第2入出力部とを有し、前記キャパシタが直列に接続される第1キャパシタと第2キャパシタとを有し、前記スイッチが、前記第1入出力部の正極側を、前記第1キャパシタの正極側及び前記第2入出力部の正極側に接続する第1スイッチと、前記第1入出力部の正極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第2スイッチと、前記第1入出力部の負極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第3スイッチと、前記第1入出力部の負極側を、前記第2キャパシタの負極側及び前記第2入出力部の負極側に接続する第4スイッチと、を有し、前記第1ないし第4スイッチのオン/オフを制御する制御回路部と、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の昇降圧を停止させる停止信号を出力する故障検出手段と、備える構成とした。
請求項7に記載の多入出力電力変換器は、電力変換回路の少なくとも1つが昇降圧回路であり、故障検出手段によって、第1キャパシタと第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の昇降圧を停止させる停止信号を出力する。
請求項8に記載の多入出力電力変換器は、少なくとも2つの入出力部を備え、予め設定した動作モードに従ったスイッチのスイッチングにより、複数のインダクタ及び複数のキャパシタを選択して機能させることで、昇圧、降圧、導通のいずれかの動作を行う電力変換回路を複数備えた多入出力電力変換器であって、前記複数の電力変換回路が前記キャパシタを共有しており、前記電力変換回路の少なくとも1つは昇圧回路であり、前記入出力部が第1入出力部と第2入出力部とを有し、前記キャパシタが直列に接続される第1キャパシタと第2キャパシタとを有し、前記スイッチが、前記第1入出力部の正極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第1スイッチと、前記第1入出力部の負極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第2スイッチと、を有し、前記第1及び第2スイッチのオン/オフを制御する制御回路部と、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の昇圧を停止させる停止信号を出力する故障検出手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、多入出力電力変換器は、電力変換回路の少なくとも1つが昇圧回路であり、故障検出手段によって、第1キャパシタと第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の昇圧を停止させる停止信号を出力する。
請求項9に記載の多入出力電力変換器は、少なくとも2つの入出力部を備え、予め設定した動作モードに従ったスイッチのスイッチングにより、複数のインダクタ及び複数のキャパシタを選択して機能させることで、昇圧、降圧、導通のいずれかの動作を行う電力変換回路を複数備えた多入出力電力変換器であって、前記複数の電力変換回路が前記キャパシタを共有しており、前記電力変換回路の少なくとも1つは降圧回路であり、前記入出力部が第1入出力部と第2入出力部とを有し、前記キャパシタが直列に接続される第1キャパシタと第2キャパシタとを有し、前記スイッチが、前記第1入出力部の正極側を、前記第1キャパシタの正極側及び前記第2入出力部の正極側に接続する第1スイッチと、前記第1入出力部の負極側を、前記第2キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの負極側に接続する第2スイッチと、を有し、前記第1及び第2スイッチのオン/オフを制御する制御回路部と、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の降圧を停止させる停止信号を出力する故障検出手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、多入出力電力変換器は、電力変換回路の少なくとも1つは降圧回路であり、故障検出手段によって、第1キャパシタと第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の降圧を停止させる停止信号を出力する。
請求項10に記載の多入出力電力変換器は、請求項6ないし9に記載の多入出力電力変換器において、前記故障検出手段から出力された停止信号を受信した場合に、導通動作を行う制御手段を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、多入出力電力変換器は、制御手段によって、導通動作を行うように制御することで、昇圧又は降圧の動作を行わないようにしている。
本発明によれば、中点電位を検出した結果から、キャパシタがショート(故障)した場合を検出することができる。また、多入出力電力変換器であっても、故障検出手段が1つあれば、装置全体を小型化しつつ、キャパシタのショートを検出することができる。そして、停止信号を出力することで、昇降圧を停止させて、出力電圧の安定化を図ることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、電力変換器の回路構成を説明し、次に、昇圧動作及び降圧動作について説明し、さらに、故障検出時の動作、多入出力の電力変換器の回路例、補足(電流による故障検出)について説明する。
(電力変換器の回路構成)
図1は、DC/DCコンバータ(電力変換器)の回路図である。この図1に示すように、DC/DCコンバータ1は、入力された電圧を昇圧、降圧、導通して出力するもので、DC電源入力部(電源電圧V1)と、出力部(出力電圧V2)と、入力側の平滑コンデンサ(電解コンデンサ)C4と、インダクタLと、2個(一対)のIGBT素子を内蔵するIGBT部3及びIGBT部5と、キャパシタC1、C2、C3と、故障検出部(故障検出手段)7と、制御部(制御回路部、制御手段)9と、を備えている。
そして、このDC/DCコンバータ1は、入力された電圧を昇圧、降圧、導通して出力する際に、キャパシタC1及びキャパシタC2のいずれかがショート(故障)した場合に、この故障を検出して、昇圧動作又は降圧動作を停止することができる。
DC電源入力部(電源電圧V1)は、昇圧動作時に、電源(図示せず)に接続され、直流の電圧である電源電圧V1を印可する端子からなり、降圧動作時に降圧された電圧を出力するところである。出力部(出力電圧V2)は、昇圧動作時に、昇圧された出力電圧V2を出力する端子からなるものである。なお、ここでは、昇圧動作時を基準に、DC電源入力部と出力部と命名しているが、このように、降圧動作時には、入力と出力とが逆転する。
平滑コンデンサ(電解コンデンサ)C4は、昇圧動作時に接続される電源(図示せず)のインピーダンスを下げるために設けられているものである。例えば、電源がDC/DCコンバータ1から離れており、当該電源からDC電源入力部までの電源配線が長くなった場合に、電源のインピーダンスが上昇してしまい、制御の誤動作を招くことがあるが、この電解コンデンサC4によってこの誤動作を防止することができる。
インダクタLは、昇圧動作時や降圧動作時に磁気エネルギを蓄積させるものである。また、インダクタLは、逆方向の降圧動作時には降圧器のインダクタとして機能する。
これによって、DC/DCコンバータ1は、例えば、DC電源入力部が2次電池に接続され、出力側にモータが接続されている場合は、モータからの回生電力を降圧してかえすことも可能である。
IGBT部3は、当該IGBT部3の上側3aのIGBT素子SW1及びフライホイールダイオードD1と、当該IGBT部3の下側3bのIGBT素子SW2及びフライホイールダイオードD2とから構成されている。
IGBT部5は、当該IGBT部5の上側5aのIGBT素子SW3及びフライホイールダイオードD3と、当該IGBT部5の下側5bのIGBT素子SW4及びフライホイールダイオードD4とから構成されている。
キャパシタC1、C2、C3はセラミックコンデンサで構成されており、IGBT部3のIGBT素子SW1及びIGBT素子SW2と、IGBT部5のIGBT素子SW3及びIGBT素子SW4とのスイッチングにより、充電放電を繰り返すものである。また、キャパシタC1(第一キャパシタ)とキャパシタC2(第二キャパシタ)とは直列に接続されており、この直列に接続された配線の電位(中点電位)が故障検出部7によって検出されている。なお、セラミックコンデンサを使用した場合、蓄電効率はフィルムコンデンサと同等レベル以上で更に小型化が図られる。
故障検出部7は、中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定した設定範囲の値より高くなった場合又は低くなった場合に、入力された電圧の昇圧又は降圧を停止させる停止信号を出力するものである。この故障検出部7の詳細な構成について図2を参照して説明する。
この図2(a)に示すように、故障検出部7は、抵抗R1と、抵抗R2と、抵抗R3と、抵抗R4と、抵抗R5と、抵抗R6と、抵抗R7と、ダイオードd1と、ダイオードd2と、ダイオードd3と、ダイオードd4と、コンパレータCO1と、コンパレータCO2と、NORゲートNG1とを備えている。
抵抗R1は、一端がキャパシタC1との接続点であるA点と接続され、他端が抵抗R2及び抵抗R4との接続点であるB点と接続されている。抵抗R2は、一端がB点と接続され、他端が抵抗R3及び抵抗R7との接続点であるC点と接続されている。抵抗R3は、一端がC点と接続され、他端がキャパシタC2との接続点であるD点と接続されている。
抵抗R4は、一端がB点と接続され、他端がコンパレータCO1の反転端子(−端子)と接続されている。抵抗R5は、一端がキャパシタC1とキャパシタC2とが直列接続されている中点に接続される接続点であるE点に接続する配線及び抵抗R6の一端の交点と接続され、他端がコンパレータCO1の非反転端子(+端子)と接続されている。抵抗R6は、一端がE点に接続する配線及び抵抗R5の一端の交点と接続され、他端がコンパレータCO2の反転端子と接続されている。抵抗R7は、一端がC点と接続され、他端がコンパレータCO2の非反転端子と接続されている。
ダイオードd1は、アノードが抵抗R5の他端と接続され、カソードが抵抗R4の他端と接続され、整流作用により、抵抗R5を経てコンパレータCO1の非反転端子に流入する電流の一部を、コンパレータCO1の反転端子に流入させるものである。ダイオードd2は、アノードが抵抗R4の他端と接続され、カソードが抵抗R5の他端と接続され、整流作用により、抵抗R4を経てコンパレータCO1の反転端子に流入する電流の一部を、コンパレータCO1の非反転端子に流入させるものである。
ダイオードd3は、アノードが抵抗R7の他端と接続され、カソードが抵抗R6の他端と接続され、整流作用により、抵抗R7を経てコンパレータCO2の非反転端子に流入する電流の一部を、コンパレータCO2の反転端子に流入させるものである。ダイオードd4は、アノードが抵抗R6の他端と接続され、カソードが抵抗R7の他端と接続され、整流作用により、抵抗R6を経てコンパレータCO2の反転端子に流入する電流の一部を、コンパレータCO2の非反転端子に流入させるものである。
コンパレータCO1は、抵抗R4及び抵抗R5を経て、反転端子と非反転端子とに印可される電圧が、予め設定した値(設定範囲の上限)以上になった場合に、キャパシタC1がショートしている(故障している)ことを示す応答(コンパレータCO1出力“1”)を出力するものである。
コンパレータCO2は、抵抗R6及び抵抗R7を経て、反転端子と非反転端子とに印可される電圧が、予め設定した値(設定範囲の下限)以下になった場合に、キャパシタC2がショートしている(故障している)ことを示す応答(コンパレータCO2出力“1”)を出力するものである。
NORゲートNG1は、コンパレータCO1及びコンパレータCO2のいずれか一方から応答が出力された場合に、電力変換器1の昇圧動作又は降圧動作を停止させる停止信号を出力するものである。
そして、接続点であるE点が、キャパシタC1の負極側とキャパシタC2の正極側とを結んでいる中点に当たり、中点電位Eとする。また、B点とC点との間に接続されている抵抗R2の抵抗値を大きくすることで、設定範囲を広くすることができる。つまり、抵抗R2の抵抗値で故障検出の不感帯の電圧幅を設定することができる。そして、中点電位Eがこの設定範囲以上になった場合に、キャパシタC1がショートしていると検出し、設定範囲以下になった場合に、キャパシタC2がショートしていると検出することができる(詳細は、「故障検出時の動作」で行う)。
なお、図2(b)に示した故障検出部7aは、抵抗R2を取り除いたもので、設定範囲が0、つまり、ある電圧値より高くなった場合にキャパシタC1がショートしている又はある電圧値よりも低くなった場合にキャパシタC2がショートしているとして、停止信号を出力するものである。しかしこのままでは、頻繁に停止信号を出力する可能があるので、コンパレータに不感帯を設定することが望ましい。図1に戻る。
制御部9は、予め設定された動作モードによって、IGBT部3のIGBT素子SW1及びIGBT素子SW2と、IGBT部5のIGBT素子SW3及びIGBT素子SW4とのスイッチングを行う(ゲート出力を適宜変更するオンオフ制御をする、詳細は後記)と共に、NORゲートNG1からの停止信号が入力された場合に、昇圧動作又は降圧動作を停止させ、導通動作を行うように制御するものである。
(昇圧動作の概略について)
次に、図1に示したDC/DCコンバータ1の昇圧動作(昇圧動作時のモード)について、図3を参照して説明する。以下、IGBT素子SW1、IGBT素子SW2、IGBT素子SW3、IGBT素子SW4をそれぞれスイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW3、スイッチSW4という。スイッチSW1及びスイッチSW4は常時オフとし、図3(b)に示すように、IGBT部3のスイッチSW2と、IGBT部5のスイッチSW3を交互にオン/オフするようにゲート電圧が制御部9から印加される。つまり、この場合、スイッチSW1及びスイッチSW4が常時オフなので、これら及び故障検出部7を省略して図3(c)のように図示することもできる。
また、図3(b)に示すように、各スイッチSW2及びSW3のオン時間のデューティー(DUTY)を0〜50%(実際には、スイッチSW1とスイッチSW2の短絡防止用のデッドタイムを考慮して50%以下の値、例えば45%など)の間に変化させることにより、DC/DCコンバータ1は、入力された電圧を1〜2倍に昇圧して出力することができる。すなわち、デューティー比を変化させることにより、出力電圧を任意の値に連続的に可変にすることができる。詳細は後述する。
(降圧動作の概略について)
次に、図1に示したDC/DCコンバータ1の降圧動作について、図4を参照して説明する。降圧動作時のモード(回生モード)では、回生負荷側から電力が返還されるため、図3と比較して、入力と出力とが反対となる。
この降圧動作モード(回生モード)では、スイッチSW2及びスイッチSW3は常時オフとし、図4(b)に示すように、IGBT部3のスイッチSW1と、IGBT部5のスイッチSW4を交互にオンオフするようにゲート電圧が制御部9から印加される。つまり、この場合、スイッチSW2及びスイッチSW3は常時オフなので、これら及び故障検出部7を省略して図4(c)のように図示することもできる。
また、図4(b)に示すように、各スイッチSW1およびSW4のオン時間のデューティー(DUTY)を0〜50%(実際には、スイッチSW1とスイッチSW2の短絡防止用のデッドタイムを考慮して50%以下の値、例えば45%など)の間に変化させることにより、入力の電圧(回生電圧V2)を、例えば1〜0.5倍に適宜降圧して出力することができる。なお、降圧率が低い場合は、スイッチSW4を常時オンし、スイッチSW1だけをオンオフする(この動作については後述する)。
続いて、各モード動作の詳細について説明する。
(昇圧動作の詳細について)
まず、図5の昇圧動作の説明図を参照して、本発明のDC/DCコンバータ1における昇圧動作について説明する。本発明のDC/DCコンバータ1では、キャパシタC1とC2を交互に充電するのと同時に、インダクタLに磁気エネルギを蓄積させて昇圧を行う。図5(a)及び図5(b)は、キャパシタC2を充電する場合の動作を示し、図5(c)及び図5(d)にキャパシタC1を充電する場合の動作を示している。
最初に、キャパシタC2の充電動作について説明する。図5(a)及び図5(b)を参照して、時刻t1に、IGBT部3内のスイッチSW2にゲート電圧が印加されスイッチSW2がオンすると(他のスイッチSW1、スイッチSW3、スイッチSW4はオフ)、電源E→インダクタL→スイッチSW2→キャパシタC2→フライホイールダイオードD4→電源Eのルートで充電電流I1が流れる。このとき、キャパシタC2が電源Eにより充電される(図5(b)のI1:C2の充電電流波形を参照)。この時、インダクタLに磁気エネルギが蓄積される。また、同時にキャパシタC1、C2はキャパシタC3と負荷Rにも接続されているので、キャパシタC3が充電されると共に、負荷Rに出力電流が流れる。
次に、時刻t2において、スイッチSW2がオフすると(他のスイッチSW1、スイッチSW3、スイッチSW4もオフ)、インダクタLに蓄積された磁気エネルギによる充電電流I2が、インダクタL→フライホイールダイオードD1→キャパシタC1→キャパシタC2→フライホイールダイオードD4→電源Eのルートで流れる((図6(b)のI2:L放出電流波形を参照)。
続いて、キャパシタC1の充電動作について説明する。図5(c)及び図5(d)を参照して、時刻t3に、IGBT部5内のスイッチSW3にゲート電圧が印加されスイッチSW3がオンすると(他のスイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW4はオフ)、電源E→インダクタL→フライホイールダイオードD1→キャパシタC1→スイッチSW3→電源Eのルートで充電電流I3が流れる。このとき、キャパシタC1が電源Eにより充電される(図5(d)のI3:C1の充電電流波形を参照)。この時、インダクタLに磁気エネルギが蓄積される。また、同時にキャパシタC1、C2はキャパシタC3と負荷Rにも接続されているので、キャパシタC3が充電されると共に、負荷Rに出力電流が流れる。
次に、時刻t4において、スイッチSW3がオフすると(他のスイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW4もオフ)、インダクタLに蓄積された磁気エネルギーによる充電電流I4が、インダクタL→フライホイールダイオードD1→キャパシタC1→キャパシタC2→フライホイールダイオードD4→電源Eのルートで流れる((図5(d)のI4:L放出電流波形を参照)。
このように、DC/DCコンバータ1では、2個直列にされたキャパシタC1、C2へ電源Eから交互に充電電流(I1及びI3)を流すことと、キャパシタC1、C2への充電電流(I1及びI3)でインダクタLに磁気エネルギを蓄積し、このインダクタLの放出電流(I2及びI4)によりキャパシタC1、C2を充電することにより昇圧動作を行わせることができる。
なお、前記した図3(b)に示したように、各スイッチSW2及びSW3のオン時間のデューティー(DUTY)を0〜50%(実際には、スイッチSW2とスイッチSW3の短絡防止用のデッドタイムを考慮して50%以下の値、例えば45%など)の間に変化させることにより、入力の電圧を1〜2倍に任意に昇圧して出力することができる。すなわち、デューティー比を変化させ、電源EからのキャパシタC1、C2への充電電流およびインダクタLによる放出電流を制御(調整)することにより、出力電圧を任意の値に連続的に可変にすることができる。
なお、DC/DCコンバータ1では、昇圧回路としてだけでなく、整流回路としても機能させることもできる。図6は、スイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW3及びスイッチSW4を常時オフとし、通常の整流回路(導通回路:1倍昇圧回路)として動作させる場合の例を示したものである。
そして、DC/DCコンバータ1は、スイッチSW1乃至スイッチSW4のスイッチングが停止すると、電源Eから、インダクタL、IGBT部1のフライホイールダイオードD1、負荷R、フライホイールダイオD4の電流ルートにより、負荷Rに電流I1が流れる。この場合、キャパシタC1、C2は昇圧に特に寄与せず、出力電圧は、入力電圧の約1倍となる。
(降圧動作の詳細について)
次に、図7の降圧動作の説明図を参照して、本発明のDC/DCコンバータ1における降圧動作について説明する。本発明のDC/DCコンバータ1おける降圧モード(回生モード)の動作について説明する。例えば、出力側の負荷としてモータなどが使用されており、モータの回転数を減速制御(回生ブレーキ動作)し、出力(負荷)側の電圧が上昇した場合に、出力(負荷)側の電圧を降圧して(入力側にエネルギを還し)、入力側のバッテリ等の電源を充電することができる。
図7は、降圧モード(回生モード)の動作について説明するための図である。DC/DCコンバータ1は、回生モードでは、IGBT部3のスイッチSW2とIGBT部5のスイッチSW3を常時オフとし、IGBT部3のスイッチSW1と、IGBT部5のスイッチSW4を交互にオンオフ制御する。
なお、DC/DCコンバータ1では、降圧率が高い場合、すなわち、回生負荷が大きく回生電圧が大きい場合、例えば、図7に示す回生時の電源Eg(出力部の電圧)と、負荷Rg(DC電源入力部の電源)とに印加する電圧比が、「1:0.5」〜「1:0.8」程度の場合には、スイッチSW1とスイッチSW4を交互にオンオフし、キャパシタC1とキャパシタC2とを交互にオンオフする。
最初に、スイッチSW1をオンし、キャパシタC1に蓄積された回生電荷を放電させる場合の動作について、図7(a)及び図7(b)を参照して説明する。DC/DCコンバータ1では、時刻t1において、スイッチSW1がオン(他のスイッチSW2、スイッチSW3、スイッチSW4はオフ)の時は、キャパシタC1→スイッチSW1→インダクタL→負荷Rg→フライホイールダイオードD3→キャパシタC1のルートで電流I1が流れる。このとき、負荷Rg(DC電源入力部の電源)がキャパシタC1により充電される((図7(b)のI1:C1放電電流波形を参照)。また、この時、インダクタLに磁気エネルギが蓄積される。
次に、DC/DCコンバータ1では、時刻t2において、スイッチSW1がオフすると(他のスイッチSW2、スイッチSW3、スイッチSW4もオフ)、インダクタLに蓄積された磁気エネルギによる充電電流I2が、インダクタL→負荷Rg→フライホイールダイオードD3→フライホイールダイオードD2→インダクタLのルートで流れる((図7(b)のI2:L放出電流波形を参照)。
このようにして、DC/DCコンバータ1では、キャパシタC1に蓄積された回生電力が電源側に返還され、キャパシタC1の電圧が降下する。
次に、キャパシタC2の放電動作について、図7(c)及び図7(d)を参照して説明する。DC/DCコンバータ1では、時刻t3に、IGBT部5内のスイッチSW4にゲート電圧が印加されスイッチSW4がオンすると(他のスイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW3はオフ)、キャパシタC2→フライホイールダイオードD2→インダクタL→負荷Rg→スイッチSW4→キャパシタC2のルートで放電電流I3が流れる。この時、負荷Rg(DC電源入力部の電源)がキャパシタC2により充電される(図7(d)のI3:C2の放電電流波形を参照)。また、この時、インダクタLに磁気エネルギが蓄積される。
次に、DC/DCコンバータ1では、時刻t4において、スイッチSW4がオフすると(他のスイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW3もオフ)、インダクタLに蓄積された磁気エネルギによる充電電流I4が、インダクタL→負荷Rg→フライホイールダイオードD3→フライホイールダイオードD2→インダクタLのルートで流れる(図7(d)のI4:L放出電流波形を参照)。
このようにして、DC/DCコンバータ1では、キャパシタC2に蓄積された回生電力が電源側に返還され、キャパシタC2の電圧が降下する。
このように、DC/DCコンバータ1では、キャパシタC1とキャパシタC2とを交互に放電することで、出力部に接続された回生負荷からの回生電力を入力部に返還することが可能となる。なお、回生電力が増大し、出力部の電圧が上昇して、逆方向(出力部→DC電源入力部)へ還す電力が大きくなっても、回生電流が大きくなるだけで、常に同一のデューティー比のまま動作させることができる。
また、図8は、降圧率が低い場合(回生負荷が小さい場合)の動作について説明するための図である。DC/DCコンバータ1では、降圧率の低い場合、例えば、図8に示す回生時の電源Eg(出力部の電圧)と、負荷Rg(DC電源入力部の電源)に印加する電圧比が、「1:0.8」〜「1:1」程度の場合には、スイッチSW2及びスイッチSW3をオフとし、スイッチSW4を常時オンとし、スイッチSW1のみをオンオフさせて制御を行っている。
最初に、DC/DCコンバータ1では、時刻t1において、スイッチSW1をオンとし、キャパシタC1→スイッチSW1→インダクタL→負荷Rg→スイッチSW4→キャパシタC2のルートで電流I1が流れる。この時、負荷Rg(DC電源入力部の電源)がキャパシタC1及びキャパシタC2により充電される((図8(b)のI1:C1、C2の放電電流波形を参照)。また、この時、インダクタLに磁気エネルギが蓄積される。
次に、DC/DCコンバータ1では、時刻t2において、スイッチSW1をオフすると、インダクタLに蓄積された磁気エネルギによる充電電流I2が、インダクタL→負荷Rg→フライホイールダイオードD3→フライホイールダイオードD2のルートで流れる((図8(b)のI2:L放出電流波形を参照)。
このように、DC/DCコンバータ1は、降圧率の低い場合(回生負荷が小さい場合)は、スイッチSW1のオンオフ制御だけで回生を行うことができる。
図9は、本発明を用いた実際の回路における各部の波形測定例を示す図であり、昇圧動作時の波形を示したものである(図5参照)。
図9中の、符号a1は、スイッチSW2をオンオフするためのゲート波形、a2は、DC電源入力部から回路に流れる電流波形、a3は、スイッチSW2の電流波形、a4は、インダクタLの出力側とDC電源入力部の負極側との間の電圧波形、a5は、スイッチSW4の電流波形、a6は、スイッチSW1の電流波形を示している。
なお、電流a5の円で囲んだ部分の電流波形b1及びb2の部分については、電流a3と電流a6を加えた波形となっている。
(故障検出時の動作)
次に、DC/DCコンバータ1において、昇圧動作時又は降圧動作時にキャパシタC1又はキャパシタC2がショートした場合(故障が発生した場合)の動作について、図10を参照して説明する。図10は、t0からの中点電位Eの変移(キャパシタC1の故障発生時、又は、キャパシタC2の故障発生時)と、コンパレータCO1及びコンパレータCO2の出力と、停止信号の出力(停止出力)との時間的な関係を示した図である。なお、図10において、ABCDは、接続点と対応しており、AB間が抵抗R1に印可されている電圧、BC間が抵抗R2に印可されている電圧、CD間が抵抗R3に印可されている電圧を表している。
図10に示すように、時刻t1の時点で、キャパシタC1において、故障が発生した場合、中点電位Eが上昇し始め、Δt1後、設定範囲の上限を超える。そうすると、コンパレータCO1からキャパシタC1がショートしている(故障している)ことを示す応答(コンパレータCO1出力“1”)が出力され、コンパレータCO2からは何も出力されない。そして、故障検出部7のNORゲートNG1でコンパレータCO1及びコンパレータCO2からの応答についてNORがとられ、少なくとも一方から応答が出力されている場合に停止出力(停止信号の出力)がなされる。
また、時刻t2の時点で、キャパシタC2において、故障が発生した場合、中点電位Eが下降し始め、Δt2後、設定範囲の下限を超える。そうすると、コンパレータCO2からキャパシタC2がショートしている(故障している)ことを示す応答(コンパレータCO2出力“1”)が出力され、コンパレータCO1からは何も出力されない。そして、故障検出部7のNORゲートNG1でコンパレータCO1及びコンパレータCO2からの応答についてNORがとられ、少なくとも一方から応答が出力されている場合に停止出力(停止信号の出力)がなされる。
(多入出力の電力変換器の回路例)
次に、多入力の電力変換器の回路例について、図11を参照して説明する。
図11に示すように、多入力の電力変換器(マルチポート電力変換器)1Aは、入力された電圧を昇圧、降圧、導通して出力するもので、直列に接続されたキャパシタC1及びキャパシタC2が、4つのDC−DCコンバータC、D、E、Fによって共有されたものである。そして、このような場合であっても、電力変換器1Aでは、キャパシタC1及びキャパシタC2の中点電位を検出し、この中点電位の変化から故障発生を検出する故障検出部7を備えることで、キャパシタC1の故障と、キャパシタC2の故障とを検出することができる。また、この故障検出部7から停止信号が出力された場合、制御部9によって、昇圧動作又は降圧動作を停止させることができる。なお、故障検出部7の回路の詳細は前記したものと同様であるので、その説明は省略する。
ちなみに、DC−DCコンバータCは、FC(燃料電池)に接続され、DC−DCコンバータDは、モータINV(モータのインバータ)と、バッテリ(例えば、12V直流電源)とに接続されている。DC−DCコンバータEは、A/C(エアコン)に接続され、DC−DCコンバータFは、A/P(補機)に接続されている。
(補足(電流による故障検出)等)
本発明のDC/DCコンバータ1においては、直列に接続されたキャパシタC1とキャパシタC2との中点電位の変化から、故障を検出することとしているが、例えば、インダクタLの電流の変化から、故障を検出する場合、以下に記載する理由から不可能であることを、図12を参照して説明する。
例えば、キャパシタC2が故障した場合、IGBT部5のHi側ゲート(SW3)がオンの場合におけるインダクタL1の電流変化の傾きと、IGBT部3のLo側ゲート(SW2)がオンの場合におけるインダクタL1の電流変化の傾きとは大幅に変わらないので、当該キャパシタC2の故障を検出することができない。
また、このまま、IGBT部3及びIGBT部5のスイッチングを行うと、IGBT部5のHi側ゲート(SW3)によるスイッチングしても、キャパシタC1には充電できず、IGBT部3のLo側ゲート(SW2)によるスイッチングにより、インダクタL1に蓄えられていた電圧が断続的にキャパシタC1に充電されるだけで、同じDutyでは十分昇圧できず、出力電圧が大幅に低下することになる。これにより、電流の変化から故障検出するシステムは、ダウンすることになる。この電流の変化を検出するには、Dutyと入出力の電圧とから昇圧率を常時監視する必要があり非常に煩雑になってしまう。これにより、やはり、直列に接続されたキャパシタC1及びキャパシタC2の中点電位を検出する本発明のDC/DCコンバータ1の方が簡単確実に当該キャパシタC1及びキャパシタC2の故障を検出することができる。
以上説明したように、DC/DCコンバータ1では、直列に接続したキャパシタC1及びキャパシタC2の中点電位を故障検出部7によって、検出することで、当該キャパシタC1及びキャパシタC2の故障を検出することができる。また、マルチポート電力変換器1Aのような多入力の電力変換器であっても、故障検出部7が1つあれば、当該変換器全体を小型化しつつ、キャパシタC1及びキャパシタC2のショートを検出することができる。そして、この故障検出部7が停止信号を出力することで、制御部9によって昇降圧を停止させて、出力電圧の安定化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、インダクタLが電源の正極側にある場合を説明したが、インダクタLは電源の負極側にあっても同様の機能・効果を実現することができる。また、実施形態ではキャパシタC1及びキャパシタC2がセラミックコンデンサの場合を説明したが、フィルムコンデンサ等の他のコンデンサを用いてもよい。
更に本発明によれば、不要な回生を阻止したい場合に回生阻止モードを実現することもできる。この回生阻止モードではスイッチSW1、SW4を常時オフとし、それぞれのフライホイールダイオードを機能させればよい。
そして、本発明のDC/DCコンバータ1は、前記の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、本発明の原理を3倍以上の昇圧回路に適用することも可能である。
そしてまた、本発明においては、可変昇圧型のDC/DCコンバータの小型化、軽量化、低価格化を実現でき、また、電力変換の高効率化を実現できる効果を有するので、本発明は、ソーラーセルが太陽光から発電し、発電電圧を系統電圧レベルまで上昇させるインバータヘの入力(FC(燃料電池)、風力発電なども同様)、自動車のハイブリッドシステムのモータ駆動電圧の昇圧、一般のバッテリ電圧以上の電圧が必要な負荷を使用するシステム、自動車等の移動体や設置場所が狭い家庭用電気機器への用途等に利用できる。
本発明の実施形態に係る電力変換器(DC/DCコンバータ)の回路図である。 図1に示した電力変換器の故障検出部の詳細を示した図である。 昇圧動作の概略を説明するための図である。 降圧動作の概略を説明するための図である。 昇圧動作の詳細を説明するための図である。 通常の整流回路として動作させる場合の例を示した図である。 降圧動作の詳細を説明するための図である。 降圧率が低い場合(回生負荷が小さい場合)の動作について説明するための図である。 図1に示した電力変換器の各部の波形測定例を示す図であり、昇圧動作時の波形を示したものである。 中点電位の変移と、2つのコンパレータの出力と、停止出力との時間的な関係を示した図である。 多入出力の電力変換器の回路例を示した図である。 電流の変化から故障を検出する場合について説明するための図である。
符号の説明
1 DC/DCコンバータ(電力変換器)
3、5 IGBT部(スイッチ)
7 故障検出部(故障検出手段)
9 制御部(制御手段、制御回路部)
C1、C2、C3、C4 キャパシタ
L インダクタ

Claims (10)

  1. 第1キャパシタと第2キャパシタとを直列に接続し、予め設定した動作モードに従った複数のスイッチのスイッチングにより、インダクタ、前記第1キャパシタ及び第2キャパシタを選択して機能させることで、入力された電圧の昇圧、降圧、導通のいずれかの動作を行う電力変換器であって、
    前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定した範囲の値より高くなった場合又は低くなった場合に、前記入力された電圧の昇圧又は降圧を停止させる停止信号を出力する故障検出手段
    を備えることを特徴とする電力変換器。
  2. 第1入出力部と、直列に接続された第1及び第2キャパシタと、前記第1及び第2キャパシタに接続された第2入出力部とを備え、
    前記第1入出力部の正極側又は負極側に接続されたインダクタと、
    前記第1入出力部の正極側を、前記第1キャパシタの正極側及び前記第2入出力部の正極側に接続する第1スイッチと、
    前記第1入出力部の正極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第2スイッチと、
    前記第1入出力部の負極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第3スイッチと、
    前記第1入出力部の負極側を、前記第2キャパシタの負極側及び前記第2入出力部の負極側に接続する第4スイッチと、
    前記第1ないし第4スイッチのオン/オフを制御する制御回路部と
    を有する電力変換器であって、
    前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の昇降圧を停止させる停止信号を出力する故障検出手段
    を備えることを特徴とする電力変換器。
  3. 入力部と、直列に接続された第1及び第2キャパシタと、前記第1及び第2キャパシタに接続された出力部とを備え、
    前記入力部の正極側又は負極側に接続されたインダクタと、
    前記入力部の正極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第1スイッチと、
    前記入力部の負極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第2スイッチと、
    前記第1及び第2スイッチのオン/オフを制御する制御回路部と
    を有する電力変換器であって、
    前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の昇圧を停止させる停止信号を出力する故障検出手段
    を備えることを特徴とする電力変換器。
  4. 出力部と、直列に接続された第1及び第2キャパシタと、前記第1及び第2キャパシタに接続された入力部とを備え、
    前記出力部の正極側又は負極側に接続されたインダクタと、
    前記出力部の正極側を、前記第1キャパシタの正極側及び前記入力部の正極側に接続する第1スイッチと、
    前記出力部の負極側を、前記第2キャパシタの負極側及び前記入力部の負極側に接続する第2スイッチと、
    前記第1及び第2スイッチのオン/オフを制御する制御回路部と
    を有する電力変換器であって、
    前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の降圧を停止させる停止信号を出力する故障検出手段
    を備えることを特徴とする電力変換器。
  5. 前記故障検出手段から出力された停止信号を受信した場合に、導通動作を行う制御手段を備えることを特徴とする請求項1ないし4に記載の電力変換器。
  6. 少なくとも2つの入出力部と、直列に接続された複数のキャパシタとを有し、予め設定した動作モードに従ったスイッチのスイッチングにより、複数のインダクタ及び前記複数のキャパシタを選択して機能させることで、入力された電圧の昇圧、降圧、導通のいずれかの動作を行う電力変換回路を複数備え、複数の電力変換回路で前記複数のキャパシタを共有する多入出力電力変換器であって、
    前記キャパシタが直列されているいずれかの中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定した範囲の値より高くなった場合又は低くなった場合に、前記入力された電圧の昇圧又は降圧を停止させる停止信号を出力する故障検出手段
    を備えることを特徴とする多入出力電力変換器。
  7. 少なくとも2つの入出力部を備え、予め設定した動作モードに従ったスイッチのスイッチングにより、複数のインダクタ及び複数のキャパシタを選択して機能させることで、昇圧、降圧、導通のいずれかの動作を行う電力変換回路を複数備えた多入出力電力変換器であって、前記複数の電力変換回路が前記キャパシタを共有しており、
    前記電力変換回路の少なくとも1つは昇降圧回路であり、
    前記入出力部が第1入出力部と第2入出力部とを有し、
    前記キャパシタが直列に接続される第1キャパシタと第2キャパシタとを有し、
    前記スイッチが、
    前記第1入出力部の正極側を、前記第1キャパシタの正極側及び前記第2入出力部の正極側に接続する第1スイッチと、
    前記第1入出力部の正極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第2スイッチと、
    前記第1入出力部の負極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第3スイッチと、
    前記第1入出力部の負極側を、前記第2キャパシタの負極側及び前記第2入出力部の負極側に接続する第4スイッチと、を有し、
    前記第1ないし第4スイッチのオン/オフを制御する制御回路部と、
    前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の昇降圧を停止させる停止信号を出力する故障検出手段と、
    を備えることを特徴とする多入出力電力変換器。
  8. 少なくとも2つの入出力部を備え、予め設定した動作モードに従ったスイッチのスイッチングにより、複数のインダクタ及び複数のキャパシタを選択して機能させることで、昇圧、降圧、導通のいずれかの動作を行う電力変換回路を複数備えた多入出力電力変換器であって、前記複数の電力変換回路が前記キャパシタを共有しており、
    前記電力変換回路の少なくとも1つは昇圧回路であり、
    前記入出力部が第1入出力部と第2入出力部とを有し、
    前記キャパシタが直列に接続される第1キャパシタと第2キャパシタとを有し、
    前記スイッチが、
    前記第1入出力部の正極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第1スイッチと、
    前記第1入出力部の負極側を、前記第1キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの正極側に接続する第2スイッチと、を有し、
    前記第1及び第2スイッチのオン/オフを制御する制御回路部と、
    前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の昇圧を停止させる停止信号を出力する故障検出手段と、
    を備えることを特徴とする多入出力電力変換器。
  9. 少なくとも2つの入出力部を備え、予め設定した動作モードに従ったスイッチのスイッチングにより、複数のインダクタ及び複数のキャパシタを選択して機能させることで、昇圧、降圧、導通のいずれかの動作を行う電力変換回路を複数備えた多入出力電力変換器であって、前記複数の電力変換回路が前記キャパシタを共有しており、
    前記電力変換回路の少なくとも1つは降圧回路であり、
    前記入出力部が第1入出力部と第2入出力部とを有し、
    前記キャパシタが直列に接続される第1キャパシタと第2キャパシタとを有し、
    前記スイッチが、
    前記第1入出力部の正極側を、前記第1キャパシタの正極側及び前記第2入出力部の正極側に接続する第1スイッチと、
    前記第1入出力部の負極側を、前記第2キャパシタの負極側及び前記第2キャパシタの負極側に接続する第2スイッチと、を有し、
    前記第1及び第2スイッチのオン/オフを制御する制御回路部と、
    前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとが直列されている中点の電位である中点電位を検出し、この検出した中点電位の値が予め設定された範囲の値より高く又は低くなった場合に、入力電圧の降圧を停止させる停止信号を出力する故障検出手段と、
    を備えることを特徴とする多入出力電力変換器。
  10. 前記故障検出手段から出力された停止信号を受信した場合に、導通動作を行う制御手段を備えることを特徴とする請求項6ないし9に記載の多入出力電力変換器。
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