JP4308035B2 - Dc/dcコンバータ、及びプログラム。 - Google Patents

Dc/dcコンバータ、及びプログラム。 Download PDF

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Description

本発明は、DC/DCコンバータに関し、特に直流電圧を任意の倍率で昇圧及び降圧ができるDC/DCコンバータ、及びプログラムに関する。
DC(直流)電圧を電圧変換するDC/DCコンバータは様々な装置に使用される。例えば、太陽電池を使用した発電装置、風力発電装置、燃料電池システム、ハイブリッド自動車等である。特に、自動車のように空間的、重量的な制約が強い技術領域にDC/DCコンバータを適用する場合、DC/DCコンバータヘの小型化・軽量化の要求が非常に強くなる。
図11は、従来よりよく知られている昇圧型DC/DCコンバータの回路構成図である。図11に示す回路では、スイッチSWが交互にオン/オフされる。スイッチSWのオン時にインダクターLに磁気エネルギーが蓄積され、スイッチSWのオフ時にインダクターLに蓄積された磁気エネルギーが電力として出力側に供給される。この時、電源電圧にインダクターLからの出力分が加わるので全体として昇圧された電圧が出力部で得られる。
しかし、このような昇圧方式では、インダクターLの磁気飽和を防止しつつ十分な昇圧を行うためには、重く大型のコアを用いたインダクターLが必要である。これは、DC/DCコンバータ全体の小型化・軽量化の阻害要因となる。
そこで、携帯電話等の小型化・軽量化の必要性が強い機器においては、フライング・キャパシタと呼ばれるコンデンサを使用するチャージポンプ回路が電圧変換方式として提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、従来より、スイッチドキャパシタンス方式を用いた安定化電源回路も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
これらの方式では、フライング・キャパシタを電力の授受用に使用するのが一般的である。図12は、フラング・キャパシタを用いたDC/DCコンバータの従来例およびその動作状態を示す図であり、スイッチSW11、SW12等の交互切換により、図12(a)及び図12(b)に示す状態が交互に繰り返される。
すなわち、図12(a)に示す状態では、SW11→ON、SW14→ON、SW12→OFF、SW13→OFFとされ、図12(b)に示す状態では、SW11→OFF、SW14→OFF、SW12→ON、SW13→ONとされる。
図12(a)に示す状態のとき、所定時間、電源E→SW1→フライング・キャパシタC11→SW14→電源Eのルートで電流I1が流れ、フライング・キャパシタC11には電荷が蓄積される。このとき、前回の動作タイミングにおいて出力キャパシタC12の正極には正電荷が蓄積されていたので、この電荷が出力側に放電される。
一方、図12(b)に示す状態のとき、所定時間、電源E→SW13→フライング・キャパシタC11→SW12→出力側のルートで電流I2が流れる。このとき、前の動作タイミングでフライング・キャパシタC11に蓄積されていた電荷が出力側に放電され、この分が電源電圧Eに加算されて出力側では昇圧された電圧が取り出せる(電源電圧のほぼ2倍)。また、同時に出力キャパシタC12の正電極には電流Icにより充電され、この後、再び図12(a)に示す状態となる。
特開2003−61339号公報 特開2003−111388号公報
しかしながら、上記図12を用いて説明したような、従来の方法では2倍の固定した電圧を出力できるが、1倍〜2倍(キャパシターの数によってはそれ以上)の中間的な値を必要に応じて柔軟に選択して出力することはできない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、小型、軽量、安価であって、所望の中間的な電圧を任意出力できる可変昇圧型の、DC/DCコンバータ、及びプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明のDC/DCコンバータは、DC電源入力部と、直列に接続された第1及び第2のキャパシタと、前記第1及び第2のキャパシタに接続された出力部とを備えたDC/DCコンバータであって、第1の接続点を介して前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの正極側及び前記出力部の正極側に接続する第1のスイッチと、前記第1の接続点を介して前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第2のスイッチと、第2の接続点を介して前記DC電源入力部の負極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第3のスイッチと、前記第2の接続点を介して前記DC電源入力部の負極側を、前記第2のキャパシタの負極側及び前記出力部の負極側に接続する第4のスイッチと、前記DC電源入力部の正極側と前記第1の接続点との間に、又は、前記DC電源入力部の負極側と前記第2の接続点との間に介挿されたインダクターとを有し、動作モードに応じて前記第1〜第4のスイッチそれぞれの通電を切り替えて、前記インダクター及び前記第1及び第2のキャパシタを選択的に機能させることによって、昇圧、導通、回生の何れかの動作を行うことを特徴とする。
このような構成により、第1から第4のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜SW4)をオン/オフ制御し、DC電源入力部の直流電源からインダクター(例えば、図1に示すインダクターL)を通して第1のキャパシタ(例えば、図1に示すキャパシタC1)および第2のキャパシタ(例えば、図1に示すキャパシタC2)を交互に充電する。この際に、電源からインダクターを通して第1のキャパシタおよび第2のキャパシタを交互に充電すると共に、インダクターの放出電流によっても第1のキャパシタおよび第2のキャパシタを充電する(昇圧)。
また、回生モード時に、第1から第4のスイッチをオン/オフ制御し、第1のキャパシタおよび第2のキャパシタに蓄積された回生電力をインダクターを通して電源側に返還する。この際に、第1のキャパシタおよび第2のキャパシタからインダクターを通して電源側に回生電力を交互に返還するとともに、インダクターの放出電流によっても電源側に回生電力を返還する(回生)。また、第1から第4のスイッチをオン/オフ制御し、DC電源入力部の電圧をそのまま出力部に出力する(導通)。
これにより、同一の回路で、スイッチの動作を変化させるだけで、昇圧回路、導通回路、回生回路のいずれにも使用できる。また、第1から第4のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜SW4)をオン/オフ制御により、出力電圧を、固定された倍圧ではなく、昇圧時/降圧(回生)時に適宜任意の中間的な値にすることもできる。また、基本的に昇圧はキャパシタによる電圧積み上げ効果で達成されるので、電流制御のために用いられるインダクターは、従来型(図11を参照)よりも大幅に小型のものでよい(例えば、20μH)。すなわち、DC/DCコンバータの小型化、軽量化、低価格化の実現を図れる。また、インダクターは、逆方向の降圧動作時には降圧器のインダクターとして機能し、回生逆方向降圧も可能となる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、指示された動作モードと、前記DC電源入力部及び前記出力部の電圧に基づき、前記第1〜第4のスイッチのオン/オフ制御を行うスイッチング手段を更に有することを特徴とする。
このような構成により、第1〜第4のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜SW4)を指示された動作モードでオン/オフ制御すると共に、DC電源入力部の電圧と出力部の電圧を比較して、複数のスイッチをオン/オフ制御する。
これにより、例えば、指示されたモードが昇圧モードの場合に出力部の電圧を任意の値に設定できる。また、負荷がモータ(交流モータのインバータやブラシモータを含む)であり回生ブレーキ動作により出力部の電圧が急に上昇したときに、これを検出して回生機能を作動させるように第1〜第4のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜SW4)をオン/オフ制御することができる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、前記第1〜第4のスイッチをフライホイールダイオード付きのトランジスタスイッチとしたことを特徴とする。
このような構成により、第1〜第4のスイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW1〜SW4)をオン/オフ制御する場合において、一方方向にのみ電流が流れ、且つその電流の方向がフライホイールダイオードの順方向であるスイッチがある場合には、当該スイッチのオン/オフ制御を行わず、フライホイールダイオードのスイッチング作用(整流作用)を利用する。
これにより、オン/オフ制御するスイッチ数を減らし、スイッチング制御を簡易化できる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、前記トランジスタスイッチは、IGBTであることを特徴とする。
これにより、高速、大電流、高圧のスイッチング制御が可能となる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、前記第1及び第2のキャパシタは、フイルムコンデンサであることを特徴とする。
これにより、フイルムキャパシタの電荷の蓄積効率のよさ(電解キャパシタは80%程度で、フイルムキャパシタは98%程度)、小型、軽量、低価格という利点を利用でき、DC/DCコンバータの高効率化、小型化、低価格化を実現できる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、前記第1及び第2のキャパシタは、セラミックコンデンサであることを特徴とする。
これにより、蓄電効率はフィルムコンデンサと同等レベルを維持しつつ更に小型化が図られる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、昇圧モード時には、前記第1及び第4のスイッチを常時オフとし、前記第2及び第3のスイッチを交互にオン/オフさせることで、前記第2のスイッチのオン時に前記第2のスイッチ及び前記第4のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、前記第3のスイッチのオン時に前記第1のスイッチのフライホイールダイオード及び前記第3のスイッチを導通させ、導通モード時には、前記第1〜第4のスイッチを常時オフとし、前記第1及び第4のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、第1の回生モード時には、前記第2及び第3のスイッチを常時オフとし、前記第1及び第4のスイッチを交互にオン/オフさせることで、前記第1のスイッチのオン時に前記第1のスイッチ及び前記第3のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、前記第4のスイッチのオン時に前記第2のスイッチのフライホイールダイオード及び前記第4のスイッチを導通させ、第2の回生モード時には、前記第1のスイッチのみをオン/オフさせ、前記第2及び第3のスイッチは常時オフとし、前記第4のスイッチは常時オンとして、前記第1のスイッチのオン時に前記第1及び第4のスイッチを導通させ、前記第1のスイッチのオフ時に前記第2及び第3のスイッチのフライホイールダイオードを導通させることを特徴とする。
このような構成により、昇圧モード時には、第1及び第4のスイッチ(例えば、図6に示すスイッチSW1、SW4)を常時オフとし、第2及び第3のスイッチ(例えば、図6に示すスイッチSW2、SW3)を交互にオン/オフさせることで、第2のスイッチのオン時に第2のスイッチ及び第4のスイッチのフライホイールダイオード(例えば、図6に示すフライホイールダイオードD4)を導通させ、第2のキャパシタ(例えば、図6に示すキャパシタC2)を充電する。また、第3のスイッチのオン時に第1のスイッチのフライホイールダイオード(例えば、図1に示すフライホイールダイオードD1)及び第3のスイッチを導通させ、第1のキャパシタ(例えば、図6に示すキャパシタC1)を充電する。
また、導通モード時には、第1〜第4のスイッチ(例えば、図7に示すSW1〜SW4)を常時オフとし、第1及び第4のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、DC電源入力部の電圧をそのまま出力部に出力する。
また、第1の回生モード時には、第2のスイッチ(例えば、図8に示すSW2)及び第3のスイッチSW3(例えば、図8に示すSW3)を常時オフとし、第1のスイッチ(例えば、図8に示すSW1)及び第4のスイッチ(例えば、図8に示すSW2)を交互にオン/オフさせることで、第1のスイッチのオン時に、第1のスイッチ及び第3のスイッチのフライホイールダイオード(例えば、図8に示すフライホイールダイオードD3)を導通させ、第1のキャパシタ(例えば、図8に示すキャパシタC1)に蓄積された回生電力をDC電源側に返還する。
また、第4のスイッチのオン時に、第2のスイッチのフライホイールダイオード(例えば、図8に示すフライホイールダイオードD2)及び第4のスイッチを導通させ、第2のキャパシタ(例えば、図8に示すキャパシタC2)に蓄積された回生電力をDC電源側に返還する。
また、第2の回生モード時には、第1のスイッチ(例えば、図9に示すSW1)のみをオン/オフさせ、第2のスイッチ(例えば、図9に示すSW2)及び第3のスイッチ(例えば、図9に示すSW3)は常時オフとし、第4のスイッチ(例えば、図9に示すSW4)は常時オンとして、第1のスイッチのオン時に第1のスイッチ及び第4のスイッチを導通させ、第1のキャパシタ(例えば、図9に示すキャパシタC1)および第2のキャパシタ(例えば、図9に示すキャパシタC2)に蓄積された回生電力を電源側に返還する。また、第1のスイッチのオフ時に第2及び第3のスイッチのフライホイールダイオード(例えば、図9に示すフライホイールダイオードD2およびD3)を導通させ、インダクター(例えば、図9に示すインダクターL)に蓄積された電磁エネルギーを電源側に返還する。
これにより、同一の回路で、スイッチの動作を変化させるだけで、昇圧回路、導通回路、回生回路のいずれにも使用できる。また、出力電圧を、固定された電圧ではなく、昇圧時/降圧(回生)時に適宜任意の中間的な値にすることもできる。また、基本的に昇圧はキャパシタによる電圧積み上げ効果で達成されるので、電流制御のために用いられるインダクターは、従来型(図11を参照)よりも大幅に小型のものでよい(例えば、20μH)。すなわち、DC/DCコンバータの小型化、軽量化、低価格化の実現を図れる。また、インダクターは、逆方向の降圧動作時には降圧器のインダクターとして機能し、回生逆方向降圧も可能となる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、更に、前記第1及び第4のスイッチを常時オフとして、回生動作を阻止する回生阻止モードを有することを特徴とする。
これにより不要な回生を阻止したい場合に回生阻止モードを実現することができる。
また、本発明のDC/DCコンバータは、前記第1のスイッチは、前記DC電源入力部側から前記出力部側に向かって一方向に通電する第1のダイオードと置換され、前記第4のスイッチは、前記出力部側から前記DC電源入力部側に向かって一方向に通電する第2のダイオードと置換されることを特徴とする。
これにより、スイッチの数を減らすことができる。
また、本発明のコンピュータプログラムは、DC電源入力部と、直列に接続された第1及び第2のキャパシタと、前記第1及び第2のキャパシタに接続された出力部と、第1の接続点を介して前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの正極及び前記出力部の正極側に接続する第1のスイッチと、前記第1の接続点を介して前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第2のスイッチと、第2の接続点を介して前記DC電源入力部の負極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第3のスイッチと、前記第2の接続点を介して前記DC電源入力部の負極側を前記第2のキャパシタの負極側及び前記出力部の負極側に接続する第4のスイッチと、前記DC電源入力部の正極側と前記第1の接続点との間に、又は、前記DC電源入力部の負極側と前記第2の接続点との間に介挿されたインダクターとを有するDC/DCコンバータにおいて、前記第1〜第4のスイッチの制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、昇圧、導通、回生の何れかの動作モードに応じて前記第1〜第4のスイッチそれぞれ通電を制御し、前記インダクター及び前記第1及び第2のキャパシタを選択的に機能させる処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、指示された動作モードと、入力電圧検出部により検出される前記DC電源入力部及び出力電圧検出部により検出される前記出力部の電圧に基づいて、前記第1〜第4のスイッチの通電制御処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、前記第1のスイッチは、前記DC電源入力部側から前記出力部側に向かって一方向に通電する第1のダイオードと置換され、前記第4のスイッチは、前記出力部側から前記DC電源入力具側に向かって一方向に通電する第2のダイオードと置換されることを特徴とする。
本発明のDC/DCコンバータにおいては、同一の回路で、スイッチ(例えば、図1に示すスイッチSW〜SW4)の動作を変化させるだけで、昇圧回路、導通回路、回生(降圧)回路のいずれにも使用できる。また、出力電圧を、固定された倍電圧ではなく、昇圧時/降圧時に適宜任意の中間的な値にすることができる。また、基本的に昇圧はキャパシタ(例えば、図1に示すキャパシタC1、C2)による電圧積み上げ効果で達成されるので、電流制御のために用いられるインダクター(例えば、図1に示すインダクターL)は、従来型(図11を参照)よりも大幅に小型のものでよい。すなわち、本発明によれば、DC/DCコンバータの小型化、軽量化、低価格化の実現を図れる。また、インダクターは、逆方向の降圧動作時には降圧器のインダクターとして機能し、回生逆方向降圧)も可能である。
また、キャパシタにフィルムコンデンサを用いることで、フイルムキャパシタの電荷の蓄積効率のよさ(電解キャパシタは80%程度で、フイルムキャパシタは98%程度)、小型、軽量、低価格という利点を利用でき、DC/DCコンバータの高効率化、小型化、低価格化を実現できる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明によるDC/DCコンバータの原理的構成例を示す図である。本発明のDC/DCコンバータは、昇圧(例えば、DC電源入力部の電源電圧の1倍〜2倍に昇圧する)機能、電源回生機能を有する。
図1に示すDC/DCコンバータは、DC電源入力部の電源E、磁気エネルギーを蓄積するインダクターL、複数のスイッチSW1〜SW4を備えるスイッチング部1、第1のキャパシタC1、第2のキャパシタC2、出力部を有する。なお、第1のキャパシタC1と第2のキャパシタC2は直列接続されている。
図2は、キャパシタを用いた基本回路を示す図である。本発明のDC/DCコンバータは、図2(a)に示すスイッチング部1と2つの直列に接続キャパシタC1とC2からなる回路を基本に、さらに、図2(b)に示すように、インダクターL追加した点に特徴を有する。図2(a)に示した回路自体が、2倍昇圧回路、導通回路、回生回路としての機能を有しており、インダクターLを追加して、その機能を拡張している。詳細については後述する。
図1に戻り、制御回路部2中の、入力電圧検出部3は、電源電圧Eを検出する機能を有し、出力電圧検出部4は、出力部の出力電圧を検出する機能を有する。電圧比較部5は、入力電圧検出部3により検出された電源電圧Eと、出力電圧検出部4により検出された出力電圧とを比較する機能を有する。
また、回生負荷検出部6は、電圧比較部5おける電源電圧と出力電圧の比較結果を基に、例えば、2倍昇圧時に「出力電圧>2×電源電圧E」になるなど出力部の電圧が必要以上に上昇した場合に、回生負荷(回生ブレーキ時のモータなど、電力を発生している状態にある負荷)が接続されていると判断する機能を有している。また、スイッチング制御部10は、スイッチング部1内のスイッチSW1〜SW4のオン/オフ制御を行う機能を有する。また、スイッチング制御部10は、スイッチング部1内のスイッチSW1〜SW4のオン/オフ時間のデューティー制御を行い、出力部の電圧を任意の値に調整する機能も有している。
なお、この制御回路部2内の電圧比較部5およびスイッチング制御部10は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、制御回路部2内にメモリおよびCPU等のコンピュータシステムを設け、電圧比較部5およびスイッチング制御部10の機能を実現するためのプログラム(図示せず)をメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
図1に示す構成により、本発明のDC/DCコンバータにおいては、第1のスイッチSW1、第2のスイッチSW2、第3のスイッチSW3、第4のスイッチSW4のオン/オフ制御を調整することにより、昇圧モード(例えば、電源電圧の1倍〜2倍の間の任意の電圧に昇圧)、導通モード(整流モード)、電源回生モードの3種類の動作モードを実現することができる。動作モードの選択はアプリケーション等によって決められる。本発明を電気自動車に採用する場合、例えば、高速運転時に2倍昇圧モードが用いられ、低速運転時に1倍昇圧モードが用いられる。
なお、図2(a)に示す回路(インダクターLのない回路)自体が、前述したように、2倍昇圧モード、導通モード(1倍昇圧モード)、回生モードの機能を有するが、このうち、2倍昇圧モードについて簡単に説明しておく。なお、他のモードについては、実施例の中で合わせて説明される。
図3は、2倍昇圧モードについて説明するための図であり、図2(a)に示す回路中のスイッチSW1とスイッチSW4をダイオードに置き換えたものである。すなわち、図3に示す2倍昇圧モードでは、スイッチSW1(ダイオードD1置き換え)、スイッチSW4(ダイオードD4で置き換え)に流れる電流の方向は各々について常に一定方向であり、ダイオードのスイッチング作用(整流作用)を利用するにとどめ、スイッチング制御するスイッチ数自体を減らすように工夫したものである。
図3において、まず最初に、SW3をオンとし、スイッチSW2をオフとし、キャパシタC1を電源電圧Eに充電する。次に、スイッチSW2をオンとし、スイッチSW3をオフとし、キャパシタC2を電源電圧Eに充電する。このスイッチング制御を交互に繰り返す。これにより、キャパシタC1及びキャパシタC2それぞれは電圧Eに充電され、キャパシタC1とキャパシタC2は直列に接続されているので、出力部に約2Eの電圧出力を得ることができる。
なお、図3は、スイッチSW1をダイオードD1に、スイッチSW4をダイオードD4に置き換えた例を示しているが、本発明のDC/DCコンバータでは、ダイオードのスイッチング作用(電流を一方向に流す作用)が利用できる場合には、ダイオードをスイッチの変わりに積極的に利用している。具体的な例については、実施例の項で示される。
次に、本発明の実施例について説明する。図4は、本発明のDC/DCコンバータにおける昇圧モードについて説明するための図である。
図4に示すDC/DCコンバータは、DC電源入力部(電源電圧V1)、入力側の平滑コンデンサ(電解コンデンサ)C4、インダクターL、2個(一対)のIGBT素子を内蔵するIGBT部1およびIGBT部2、キャパシタC1、C2、C3を有する。なお、キャパシタC1、C2、C3はフィルムコンデンサである。また、制御回路部2は図1に示したものである。この電解コンデンサC4は、電源のインピーダンスを下げるために設けられている(例えば、電源が回路部から離れ電源配線が長くなった場合、電源のインピーダンスが上昇し、制御の誤動作を招くことがあるが電解コンデンサC4はこれを防止する。)
IGBT部1の上側のIGBT素子(SW1)及びフライホイールダイオードD1が、図1に示すスイッチSW1に相当し、IGBT部1の下側のIGBT素子(SW2)及びフライホイールダイオードD2が、図1に示すスイッチSW2に相当し、IGBT部2の上側のIGBT素子(SW3)及びフライホイールダイオードD3が、図1に示すスイッチSW3に相当し、また、IGBT部2の下上側のIGBT素子(SW4)及びフライホイールダイオードD4が、図1に示すスイッチSW4に相当する。
図4に示すDC/DCコンバータでは、スイッチSW1とスイッチSW4は常時オフとし、図4(b)に示すように、IGBT部1のスイッチSW2と、IGBT部2のスイッチSW3を交互にオン/オフするようにゲート電圧が制御回路部2から印加される。
また、図4(b)に示すように、各スイッチSW2およびSW3のオン時間のデューティー(DUTY)を0〜50%(実際には、スイッチSW1とスイッチSW2の短絡防止用のデッドタイムを考慮して50%以下の値、例えば45%など)の間に変化させることにより、入力の電圧を1〜2倍に昇圧して出力することができる。すなわち、デューティー比を変化させることにより、出力電圧を任意の値に連続的に可変にすることができる。詳細は後述する。
図5は、本発明のDC/DCコンバータにおける降圧動作時のモード(回生モード)について説明するための図である。回生モードでは、回生負荷側から電力が返還されるため、図4と比較して、入力と出力とが反対となる。
この降圧動作モード(回生モード)では、スイッチSW2とスイッチSW3は常時オフとし、図5(b)に示すように、IGBT部1のスイッチSW1と、IGBT部2のスイッチSW4を交互にオン/オフするようにゲート電圧が印加される。
また、図5(b)に示すように、各スイッチSW1およびSW4のオン時間のデューティー(DUTY)を0〜50%(実際には、スイッチSW1とスイッチSW2の短絡防止用のデッドタイムを考慮して50%以下の値、例えば45%など)の間に変化させることにより、入力の電圧(回生電圧V2)を、例えば1〜0.5倍に適宜降圧して出力することができる。なお、降圧率が低い場合は、スイッチSW4を常時オンし、スイッチSW1だけをオン/オフする(この動作については後述する)。
続いて、各モード動作について詳細に説明する。先ず、図6の昇圧動作の説明図を参照して、本発明のDC/DCコンバータにおける昇圧動作について説明する。本発明のDC/DCコンバータでは、キャパシタC1とC2を交互に充電するのと同時に、インダクターLに磁気エネルギーを蓄積させて昇圧を行う。図6(a)および図6(b)は、キャパシタC2を充電する場合の動作を示し、図6(c)および図6(d)にキャパシタC1を充電する場合の動作を示している。
最初に、キャパシタC2の充電動作について説明する。図6(a)および図6(b)を参照して、時刻t1に、IGBT部1内のスイッチSW2にゲート電圧が印加されスイッチSW2がオンすると(他のスイッチSW1、スイッチSW3、スイッチSW4はオフ)、電源E→インダクターL→スイッチSW2→キャパシタC2→フライホイールダイオードD4→電源Eのルートで充電電流I1が流れる。このとき、キャパシタC2が電源Eにより充電される(図6(b)のI1:C2の充電電流波形を参照)。この時、インダクターLに磁気エネルギーが蓄積される。また、同時にキャパシタC1、C2はキャパシタC3と負荷Rにも接続されているので、キャパシタC3が充電されるとともに、負荷Rに出力電流が流れる。
次に、時刻t2において、スイッチSW2がオフすると(他のスイッチSW1、スイッチSW3、スイッチSW4もオフ)、インダクターLに蓄積された磁気エネルギーによる充電電流I2が、インダクターL→フライホイールダイオードD1→キャパシタC1→キャパシタC2→フライホイールダイオードD4→電源Eのルートで流れる((図6(b)のI2:L放出電流波形を参照)。
続いて、キャパシタC1の充電動作について説明する。図6(c)および図6(d)を参照して、時刻t3に、IGBT部2内のスイッチSW3にゲート電圧が印加されスイッチSW3がオンすると(他のスイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW4はオフ)、電源E、→インダクターL→フライホイールダイオードD1→キャパシタC1→スイッチSW3→→電源Eのルートで充電電流I3が流れる。このとき、キャパシタC1が電源Eにより充電される(図6(d)のI3:C1の充電電流波形を参照)。この時、インダクタLに磁気エネルギーが蓄積される。また、同時にキャパシタC1、C2はキャパシタC3と負荷Rにも接続されているので、キャパシタC3が充電されるとともに、負荷Rに出力電流が流れる。
次に、時刻t4において、スイッチSW3がオフすると(他のスイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW4もオフ)、インダクターLに蓄積された磁気エネルギーによる充電電流I4が、インダクターL→フライホイールダイオードD1→キャパシタC1→キャパシタC2→フライホイールダイオードD4→電源Eのルートで流れる((図6(d)のI4:L放出電流波形を参照)。
このように、2個直列にされたキャパシタC1、C2へ電源Eから交互に充電電流(I1およびI3)を流すことと、キャパシタC1、C2への充電電流(I1およびI3)でインダクターLに磁気エネルギーを蓄積し、このインダクターLの放出電流(I2およびI4)によりキャパシタC1、C2を充電することにより昇圧動作を行わせることができる。
図4(b)に示したように、各スイッチSW2およびSW3のオン時間のデューティー(DUTY)を0〜50%(実際には、スイッチSW2とスイッチSW3の短絡防止用のデッドタイムを考慮して50%以下の値、例えば45%など)の間に変化させることにより、入力の電圧を1〜2倍に任意に昇圧して出力することができる。すなわち、デューティー比を変化させ、電源EからのキャパシタC1、C2への充電電流およびインダクターLによる放出電流を制御(調整)することにより、出力電圧を任意の値に連続的に可変にすることができる。
本発明のDC/DCコンバータでは、昇圧回路としてだけでなく、整流回路としても機能させることもできる。図7は、スイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW3およびスイッチSW4を常時オフとし、通常の整流回路(導通回路:1倍昇圧回路)として動作させる場合の例を示したものである。
スイッチSW1乃至スイッチSW4のスイッチングが停止すると、電源Eから、インダクターL、IGBT部1のフライホイールダイオードD1、負荷R、フライホイールダイオD4の電流ルートにより、負荷Rに電流I1が流れる。この場合、キャパシタC1、C2は昇圧に特に寄与せず、出力電圧は、入力電圧の約1倍となる。
次に、本発明のDC/DCコンバータおける降圧モード(回生モード)の動作について説明する。例えば、出力側の負荷としてモータなどが使用されており、モータの回転数を減速制御(回生ブレーキ動作)し、出力(負荷)側の電圧が上昇した場合に、出力(負荷)側の電圧を降圧して(入力側にエネルギーを還し)、入力側のバッテリ等の電源を充電することができる。
図8は、降圧モード(回生モード)の動作について説明するための図である。回生モードでは、IGBT部1のスイッチSW2とIGBT部2のスイッチSW3を常時オフとし、IGBT部1のスイッチSW1と、IGBT部2のスイッチSW4を交互にオン/オフ制御する。
降圧率が高い場合、すなわち回生負荷が大きく回生電圧が大きい場合、例えば、図8に示す回生時の電源Eg(出力部の電圧)と、負荷Rg(DC電源入力部の電源)に印加する電圧比が、「1:0.5」〜「1:0.8」程度の場合には、スイッチSW1とスイッチSW4を交互にオン/オフし、キャパシタC1とキャパシタC2を交互にオン/オフする。
最初に、スイッチSW1をオンし、キャパシタC1に蓄積された回生電荷を放電させる場合の動作について説明する。図8(a)および図8(b)を参照して、時刻t1において、スイッチSW1がオン(他のスイッチSW2、スイッチSW3、スイッチSW4はオフ)のときは、キャパシタC1→スイッチSW1→インダクターL→負荷Rg→フライホイールダイオードD3→キャパシタC1のルートで電流I1が流れる。このとき、負荷Rg(DC電源入力部の電源)がキャパシタC1により充電される((図8(b)のI1:C1放電電流波形を参照)。またこの時、インダクターレに磁気エネルギーが蓄積される。
次に、時刻t2において、スイッチSW1がオフすると(他のスイッチSW2、スイッチSW3、スイッチSW4もオフ)、インダクターLに蓄積された磁気エネルギーによる充電電流I2が、インダクターL→負荷Rg→フライホイールダイオードD3→フライホイールダイオードD2→インダクターLのルートで流れる((図8(b)のI2:L放出電流波形を参照)。
このようにして、キャパシタC1に蓄積された回生電力が電源側に返還され、キャパシタC1の電圧が降下する。
次に、キャパシタC2の放電動作について説明する。図8(c)および図8(d)を参照して、時刻t3に、IGBT部2内のスイッチSW4にゲート電圧が印加されスイッチSW4がオンすると(他のスイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW3はオフ)、キャパシタC2、→フライホイールダイオードD2→インダクターL→負荷Rg→スイッチSW4→キャパシタC2ルートで放電電流I3が流れる。このとき、負荷Rg(DC電源入力部の電源)がキャパシタC2により充電される(図8(d)のI3:C2の放電電流波形を参照)。また、この時、インダクターLに磁気エネルギーが蓄積される。
次に、時刻t4において、スイッチSW4がオフすると(他のスイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW3もオフ)、インダクターLに蓄積された磁気エネルギーによる充電電流I4が、インダクターL→負荷Rg→フライホイールダイオードD3→フライホイールダイオードD2→インダクターLのルートで流れる((図8(d)のI4:L放出電流波形を参照)。
このようにして、キャパシタC2に蓄積された回生電力が電源側に返還され、キャパシタC2の電圧が降下する。
このように、キャパシタC1とC2を交互に放電することで、出力部に接続された回生負荷からの回生電力を入力部に返還することが可能となる。なお、回生電力が増大し、出力部の電圧が上昇して、逆方向(出力部→DC電源入力部)へ還す電力が大きくなっても、回生電流が大きくなるだけで、常に同一のデューティー比のまま動作させることができる。
また、図9は、降圧率が低い場合(回生負荷が小さい場合)の動作について説明するための図である。降圧率の低い場合、例えば、図9に示す回生時の電源Eg(出力部の電圧)と、負荷Rg(DC電源入力部の電源)に印加する電圧比が、「1:0.8」〜「1:1」程度の場合には、スイッチSW2およびスイッチSW3をオフとし、スイッチSW4を常時オンとし、スイッチSW1のみをオン/オフさせて制御を行う。
最初に、時刻t1において、スイッチSW1をオンとし、キャパシタC1→スイッチSW1→インダクターL→負荷Rg→スイッチSW4→キャパシタC2のルートで電流I1が流れる。このとき、負荷Rg(DC電源入力部の電源)がキャパシタC1およびキャパシタC2により充電される((図9(b)のI1:C1、C2の放電電流波形を参照)。また、この時、インダクターLに磁気エネルギーが蓄積される。
次に、時刻t2において、スイッチSW1がオフすると、インダクターLに蓄積された磁気エネルギーによる充電電流I2が、インダクターL→負荷Rg→フライホイールダイオードD3→フライホイールダイオードD2のルートで流れる((図9(b)のI2:L放出電流波形を参照)。
このように、降圧率の低い場合(回生負荷が小さい場合)は、スイッチSW1のオン/オフ制御だけで回生を行うことができる。
図10は、本発明を用いた実際の回路における各部の波形測定例を示す図であり、昇圧動作時の波形を示したものである(図6参照)。
図10中の、符号a1は、スイッチSW2をオン/オフするためのゲート波形、a2は、DC電源入力部から回路に流れる電流波形、a3は、スイッチSW2の電流波形、a4は、インダクターLの出力側とDC電源入力部の負極側との間の電圧波形、a5は、スイッチSW4の電流波形、a6は、スイッチSW1の電流波形を示している。
なお、電流a5の円で囲んだ部分の電流波形b1及びb2の部分については、電流a3と電流a6を加えた波形となっている。
以上説明したように、本発明のDC/DCコンバータにおいては、出力電圧を、固定された倍圧ではなく、昇圧時/降圧時に適宜任意の中間的な値にすることができる。また、基本的に昇圧はキャパシタによる電圧積み上げ効果で達成されるので、電流制御のために用いられるインダクターLは、従来型(図11を参照)よりも大幅に小型のものでよい(例えば、20μH)。これにより、本発明によれば、DC/DCコンバータの小型化、軽量化、低価格化の実現を図れる。
また、インダクターLは、逆方向の降圧動作時には降圧器のインダクターとして機能し、回生逆方向降圧も可能である。
また、キャパシタC1、C2などにフィルムコンデンサを用いることで、フイルムキャパシタの電荷の蓄積効率のよさ(電解キャパシタは80%程度で、フイルムキャパシタは98%程度)、小型、軽量、低価格という利点を利用でき、DC/DCコンバータの高効率化、小型化、低価格化を実現できる。
また、スイッチSW1とスイッチSW2を1つのIGBT部1で形成し、スイッチSW3とスイッチSW4を他のもう一つのIGBT部2で形成できる(2Wayタイプ)、従って、スイッチング回路の小型、軽量化、配線の簡略化が図れる。
また、出力電圧を2個のキャパシタC1、C2で分圧しているので高耐圧のキャパシタが不要となるため、低価格のものが使える。通常の回路においてキャパシタを直列で使用する場合は、電圧の偏りを防ぐ為のブリーダ抵抗が必要となるが、本発明ではそれも不要の為、その分電力変換効率が向上する。また、スイッチング制御するスイッチの数は常に2個以下であり、スイッチング制御が容易である。また、同一の回路で、スイッチングする素子を変化させるだけで、昇圧回路、導通回路、回生回路のいずれにも使用できる。
なお、実施例ではインダクターLが電源の正極側にある場合を説明したが、インダクターLは電源の負極側にあっても同様の機能/効果を実現することができる。
また、実施例では第1及び第2のキャパシタがフィルムコンデンサの場合を説明したが、セラミックコンデンサ等の他のコンデンサを用いてもよい。セラミックコンデンサを使用した場合、蓄電効率はフィルムコンデンサと同等レベルを維持しつつ更に小型化が図られる。
更に本発明によれば、不要な回生を阻止したい場合に回生阻止モードを実現することもできる。この回生阻止モードではスイッチSW1、SW4を常時オフとし、それぞれのフライホイールダイオードを機能させればよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明のDC/DCコンバータは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、本発明の原理を3倍以上の昇圧回路に適用することも可能である。
本発明においては、可変昇圧型のDC/DCコンバータの小型化、軽量化、低価格化を実現でき、また、電力変換の高効率化を実現できる効果を有するので、本発明は、ソーラーセルが太陽光から発電し、発電電圧を系統電圧レベルまで上昇させるインバータヘの入力(FC(燃料電池)、風力発電なども同様)、自動車のハイブリット゛システムのモータ駆動電圧の昇圧、一般のバッテリ電圧以上の電圧が必要な負荷を使用するシステム、自動車等の移動体や設置場所が狭い家庭用電気機器への用途等に利用できる。
本発明によるDC/DCコンバータの原理的構成例を示す図。 キャパシタを用いた基本回路を示す図。 図2に示す基本回路の2倍昇圧の原理を説明するための図。 本発明のDC/DCコンバータにおける昇圧モードについて説明するための図。 本発明のDC/DCコンバータにおける降圧モードについて説明するための図。 昇圧動作の例を示す図。 通常の整流回路(1倍昇圧回路)として動作させる例を示す図。 降圧動作の例を示す図その1。 降圧動作の例を示す図その2. 具体的な回路における各部の波形測定例を示す図。 従来の昇圧型DC/DCコンバータの例を示す図。 従来のフライングキャパシタを用いたDC/DCコンバータの例を示す図。
符号の説明
1 スイッチング部
2 制御回路部
3 入力電圧検出部
4 出力電圧検出部
5 電圧比較部
6 回生負荷検出部
10 スイッチング制御部
C1、C2、C3 キャパシタ
D1、D2、D3、D4 ダイオード
L インダクター
SW1、SW2、SW3、SW4 スイッチ

Claims (12)

  1. DC電源入力部と、直列に接続された第1及び第2のキャパシタと、前記第1及び第2のキャパシタに接続された出力部とを備えたDC/DCコンバータであって、
    第1の接続点を介して前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの正極側及び前記出力部の正極側に接続する第1のスイッチと、
    前記第1の接続点を介して前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第2のスイッチと、
    第2の接続点を介して前記DC電源入力部の負極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第3のスイッチと、
    前記第2の接続点を介して前記DC電源入力部の負極側を、前記第2のキャパシタの負極側及び前記出力部の負極側に接続する第4のスイッチと、
    前記DC電源入力部の正極側と前記第1の接続点との間に、又は、前記DC電源入力部の負極側と前記第2の接続点との間に介挿されたインダクターとを有し、
    動作モードに応じて前記第1〜第4のスイッチそれぞれの通電を切り替えて、前記インダクター及び前記第1及び第2のキャパシタを選択的に機能させることによって、昇圧、導通、回生の何れかの動作を行う
    ことを特徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 前記第1及び第2のキャパシタは、フイルムコンデンサであることを特徴とする請求項1に記載のDC/DCコンバータ。
  3. 前記第1及び第2のキャパシタは、セラミックコンデンサであることを特徴とする請求項1に記載のDC/DCコンバータ。
  4. 指示された動作モードと、前記DC電源入力部及び前記出力部の電圧に基づき、前記第1〜第4のスイッチのオン/オフ制御を行うスイッチング手段を
    更に有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のDC/DCコンバータ。
  5. 前記第1〜第4のスイッチをフライホイールダイオード付きのトランジスタスイッチとしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のDC/DCコンバータ。
  6. 前記トランジスタスイッチは、IGBTであることを特徴とする請求項に記載のDC/DCコンバータ。
  7. 昇圧モード時には、前記第1及び第4のスイッチを常時オフとし、前記第2及び第3のスイッチを交互にオン/オフさせることで、前記第2のスイッチのオン時に前記第2のスイッチ及び前記第4のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、前記第3のスイッチのオン時に前記第1のスイッチのフライホイールダイオード及び前記第3のスイッチを導通させ、
    導通モード時には、前記第1〜第4のスイッチを常時オフとし、前記第1及び第4のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、
    第1の回生モード時には、前記第2及び第3のスイッチを常時オフとし、前記第1及び第4のスイッチを交互にオン/オフさせることで、前記第1のスイッチのオン時に前記第1のスイッチ及び前記第3のスイッチのフライホイールダイオードを導通させ、前記第4のスイッチのオン時に前記第2のスイッチのフライホイールダイオード及び前記第4のスイッチを導通させ、
    第2の回生モード時には、前記第1のスイッチのみをオン/オフさせ、前記第2及び第3のスイッチは常時オフとし、前記第4のスイッチは常時オンとして、前記第1のスイッチのオン時に前記第1及び第4のスイッチを導通させ、前記第1のスイッチのオフ時に前記第2及び第3のスイッチのフライホイールダイオードを導通させる
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のDC/DCコンバータ。
  8. 更に、前記第1及び第4のスイッチを常時オフとして、回生動作を阻止する回生阻止モードを有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のDC/DCコンバータ。
  9. 前記第1のスイッチは、前記DC電源入力部側から前記出力部側に向かって一方向に通電する第1のダイオードと置換され、
    前記第4のスイッチは、前記出力部側から前記DC電源入力部側に向かって一方向に通電する第2のダイオードと置換される
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のDC/DCコンバータ。
  10. DC電源入力部と、
    直列に接続された第1及び第2のキャパシタと、
    前記第1及び第2のキャパシタに接続された出力部と、
    第1の接続点を介して前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの正極及び前記出力部の正極側に接続する第1のスイッチと、
    前記第1の接続点を介して前記DC電源入力部の正極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第2のスイッチと、
    第2の接続点を介して前記DC電源入力部の負極側を、前記第1のキャパシタの負極側及び前記第2のキャパシタの正極側に接続する第3のスイッチと、
    前記第2の接続点を介して前記DC電源入力部の負極側を前記第2のキャパシタの負極側及び前記出力部の負極側に接続する第4のスイッチと、
    前記DC電源入力部の正極側と前記第1の接続点との間に、又は、前記DC電源入力部の負極側と前記第2の接続点との間に介挿されたインダクターと
    を有するDC/DCコンバータにおいて、前記第1〜第4のスイッチの制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    昇圧、導通、回生の何れかの動作モードに応じて前記第1〜第4のスイッチそれぞれ通電を制御し、前記インダクター及び前記第1及び第2のキャパシタを選択的に機能させる処理をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  11. 指示された動作モードと、入力電圧検出部により検出される前記DC電源入力部及び出力電圧検出部により検出される前記出力部の電圧に基づいて、前記第1〜第4のスイッチの通電制御処理をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記第1のスイッチは、前記DC電源入力部側から前記出力部側に向かって一方向に通電する第1のダイオードと置換され、
    前記第4のスイッチは、前記出力部側から前記DC電源入力具側に向かって一方向に通電する第2のダイオードと置換される
    ことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のプログラム。
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