JP2003134842A - 昇降圧コンバータ及びこれを用いた系統連系インバータ - Google Patents

昇降圧コンバータ及びこれを用いた系統連系インバータ

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JP2003134842A
JP2003134842A JP2001318950A JP2001318950A JP2003134842A JP 2003134842 A JP2003134842 A JP 2003134842A JP 2001318950 A JP2001318950 A JP 2001318950A JP 2001318950 A JP2001318950 A JP 2001318950A JP 2003134842 A JP2003134842 A JP 2003134842A
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power
transistor
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Takeshi Uematsu
武 上松
Katsuaki Tanaka
克明 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の直流電源を並列に使用する場合に好適
な系統連系インバータを提供する。 【解決手段】 第1の直流電源11から供給される直流
電圧及び第2の直流電源12から供給される直流電圧を
脈流に変換するコンバータ21〜23と、コンバータ2
1〜23から供給される脈流を交流に変換するインバー
タ24とを備え、コンバータ21〜23が、第1の直流
電源11に直列に接続される第1及び第2のトランジス
タと、第2の直流電源12に直列に接続される第3及び
第4のトランジスタと、インバータ24の入力端間に直
列に接続された第5及び第6のトランジスタと、第1及
び第2のトランジスタの節点と第5及び第6のトランジ
スタの節点との間に接続された第1のリアクトルと、第
3及び第4のトランジスタの節点と第5及び第6のトラ
ンジスタの節点との間に接続された第2のリアクトルと
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降圧コンバータ
及びこれを用いた系統連系インバータに関し、さらに詳
細には、複数の直流電源を並列に使用する場合に好適な
昇降圧コンバータ及びこれを用いた系統連系インバータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、太陽電池や燃料電池などの直
流電源より供給される直流電力を系統に連系して交流電
力に変換する回路として、系統連系インバータが知られ
ている。系統連系インバータの例としては、特開200
0−152651号公報に記載されている。
【0003】図8は、同公報に記載された従来の系統連
系インバータの回路図である。
【0004】図8に示されるように、同公報に記載され
た従来の系統連系インバータは、入力電源1より供給さ
れる直流電圧を昇圧するとともに波形成形を行う昇圧コ
ンバータ2と、昇圧コンバータからの出力を平滑する中
間段コンデンサ3と、出力電流Ioを正弦波に波形成形
するインバータ4と、出力電圧を平滑するフィルタ5
と、昇圧コンバータ2及びインバータ4の動作を制御す
る制御回路6とを備えており、制御回路6は、入力電源
1の電圧が系統電圧よりも低い状態においては、昇圧コ
ンバータ2を高周波でスイッチングさせるとともにイン
バータ4を系統電圧の極性に応じて低周波でスイッチン
グさせ、入力電源1の電圧が系統電圧よりも高い状態に
おいては、昇圧コンバータ2のスイッチングを停止させ
るとともにインバータ4を高周波でスイッチングさせて
いる。
【0005】これによって、入力電源1の電圧が系統電
圧よりも低い状態においては、昇圧コンバータ2によっ
て昇圧及び波形成形が行われるとともに、入力電源1の
電圧が系統電圧よりも高い状態においては、インバータ
4によって波形成形が行われることになる。
【0006】図8に示される従来の系統連系インバータ
においては、昇圧コンバータ2の出力は直流であり、そ
の電圧を十分に安定させる必要があることから、中間段
コンデンサ3には非常に大きな容量(約5000μF)
が要求される。このため、かかる中間段コンデンサ3と
しては電解コンデンサが一般的に用いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
電解コンデンサは大型であり、しかも他のコンデンサと
比べて寿命が短いことから、このような部品を用いると
系統連系インバータ全体が大型化するばかりでなく、信
頼性が低下するという問題が生じる。ここで、電解コン
デンサの寿命を長くし信頼性を高めるためには、複数の
電解コンデンサを並列に用いることが有効であるが、こ
の場合、さらなる大型化をもたらしてしまうという問題
があった。
【0008】他方、近年においては、太陽電池や燃料電
池等の直流電源は様々なシチュエーションでの利用が広
がっており、今後、その利用形態はますます多様化する
ものと予想される。例えば、異なる種類の直流電源を並
列に使用したり、同じ種類の直流電源であっても互いに
性能の異なる直流電源を並列に使用するといった状況が
想定される。また、全く同じ直流電源であっても、互い
に異なる条件下で並列に使用するといった状況も想定さ
れる。
【0009】このように複数の直流電源を並列に使用す
る場合においては、各直流電源からの直流電力を交流電
力に変換する回路には、それぞれの直流電源に対して最
適な制御を行うことが求められる。
【0010】したがって、本発明の目的は、複数の直流
電源を並列に使用する場合に好適な昇降圧コンバータ及
びこれを用いた系統連系インバータを提供することであ
る。
【0011】また、本発明のさらに他の目的は、中間段
コンデンサとして電解コンデンサを用いる必要のない系
統連系インバータを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
第1及び第2の直流電源からの電力を交流負荷及び系統
の少なくとも一方に供給する系統連系インバータであっ
て、前記第1の直流電源から供給される第1の直流電圧
及び前記第2の直流電源から供給される第2の直流電圧
を脈流に変換するコンバータと、前記コンバータから供
給される前記脈流を交流に変換するインバータとを備
え、前記コンバータが、前記第1の直流電源に直列に接
続される第1及び第2のトランジスタと、前記第2の直
流電源に直列に接続される第3及び第4のトランジスタ
と、前記インバータの入力端間に直列に接続された第5
及び第6のトランジスタと、前記第1及び第2のトラン
ジスタの節点と前記第5及び第6のトランジスタの節点
との間に接続された第1のリアクトルと、前記第3及び
第4のトランジスタの節点と前記第5及び第6のトラン
ジスタの節点との間に接続された第2のリアクトルとを
有していることを特徴とする系統連系インバータによっ
て達成される。
【0013】本発明によれば、第1及び第2の直流電源
の利用効率を効果的に高めることが可能となる。また、
本発明によれば、中間段コンデンサに要求される容量値
が小さいことから、中間段コンデンサとして電解コンデ
ンサを用いる必要がなくなり、装置全体のサイズを小型
化することが可能となる。
【0014】本発明の好ましい実施態様においては、前
記コンバータの動作を制御する制御回路をさらに備え、
前記制御回路は、前記交流負荷及び前記系統の少なくと
も一方に供給すべき電力が前記第1の直流電源より供給
される電力を上回っていることに応答して、前記第1の
直流電源より供給される電力及び前記第2の直流電源よ
り供給される電力の両方が前記交流負荷及び前記系統の
少なくとも一方に供給されるよう前記コンバータを制御
する。
【0015】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記制御回路は、前記交流負荷及び前記系統の少な
くとも一方に供給すべき電力が前記第1の直流電源より
供給される電力を下回っていることに応答して、前記第
1の直流電源より供給される電力が前記第2の直流電源
に供給されるよう前記コンバータを制御する。
【0016】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記制御回路は、前記第1及び第2のトランジスタ
からなるアームをPWM駆動しながら、前記第5及び第
6のトランジスタからなるアームをPWM駆動する。
【0017】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、第1及び第2のトランジスタからなるアームをPW
M駆動しながら第5及び第6のトランジスタからなるア
ームをPWM駆動していることから、これらのデューテ
ィを適切に設定することにより簡単に昇降圧動作を行う
ことができ、さらに、昇圧動作と降圧動作の切り替わり
をスムーズに行うことができる。
【0018】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記制御回路は、前記第1の直流電圧が交流負荷及
び系統の前記少なくとも一方の電圧の絶対値よりも低い
場合には、前記第1のトランジスタのデューティが前記
第5のトランジスタのデューティよりも大きくなるよう
に前記コンバータを制御する。
【0019】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記制御回路は、前記第1の直流電圧が交流負荷及
び系統の前記少なくとも一方の電圧の絶対値よりも高い
場合には、前記第1のトランジスタのデューティが前記
第5のトランジスタのデューティよりも小さくなるよう
に前記コンバータを制御する。
【0020】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第1の直流電源が発電装置である。
【0021】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第1の直流電源が太陽電池または燃料電池であ
る。
【0022】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第2の直流電源がバッテリーである。
【0023】本発明のかかる目的はまた、第1の入力端
間に供給される直流電圧及び第2の入力端間に供給され
る直流電圧を脈流に変換する昇降圧コンバータであっ
て、前記第1の入力端間に直列に接続された第1及び第
2のトランジスタと、前記第2の入力端間に直列に接続
された第3及び第4のトランジスタと、出力端間に直列
に接続された第5及び第6のトランジスタと、前記第1
及び第2のトランジスタの節点と前記第5及び第6のト
ランジスタの節点との間に接続された第1のリアクトル
と、前記第3及び第4のトランジスタの節点と前記第5
及び第6のトランジスタの節点との間に接続された第2
のリアクトルとを有していることを特徴とする昇降圧コ
ンバータによって達成される。
【0024】本発明によれば、第1及び第2の入力端間
に電力を供給する直流電源の利用効率を効果的に高める
ことが可能となる。
【0025】本発明の好ましい実施態様においては、前
記第1の入力端間に供給される電力及び前記第2の入力
端間に供給される電力が前記出力端間に供給されるよう
前記第1乃至第6のトランジスタを制御し、或いは、前
記第1の入力端間に供給される電力に供給される電力が
前記出力端間及び前記第2の入力端間に供給されるよう
前記第1乃至第6のトランジスタを制御する制御回路を
さらに備える。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施態様について詳細に説明する。
【0027】図1は、本発明の好ましい実施態様にかか
る系統連系インバータ10の回路図である。
【0028】図1に示されるように、本実施態様にかか
る系統連系インバータ10は、第1の直流電源11及び
第2の直流電源12からの直流電力を受け、これを交流
に変換して交流負荷13及び系統14に供給する回路で
あり、第1の直流電源11の両端間に直列に接続された
第1のトランジスタQ11及び第2のトランジスタQ1
2からなる第1のアーム21と、0第2の直流電源12
の両端間に直列に接続された第3のトランジスタQ21
及び第4のトランジスタQ22からなる第2のアーム2
2と、第5のトランジスタQ31及び第6のトランジス
タQ32からなる第3のアーム23と、第1及び第2の
トランジスタQ11、Q12の節点Aと第5及び第6の
トランジスタQ31、Q32の節点Cとの間に接続され
たエネルギー蓄積用の第1のリアクトルL1と、第3及
び第4のトランジスタQ21、Q22の節点Bと上記節
点Cとの間に接続されたエネルギー蓄積用の第2のリア
クトルL2と、第3のアーム23の両端間に接続された
中間コンデンサCBと、中間コンデンサCBの両端間に
接続されたインバータ24と、インバータ24の出力と
系統14との間に接続された平滑回路25と、第1乃至
第3のアーム21〜23及びインバータ24の動作を制
御する制御回路26とを備えている。
【0029】また、第1のアーム21を構成する第1及
び第2のトランジスタQ11、Q12には、それぞれ並
列に接続されたダイオードD1及びD2が備えられてい
る。同様に、第2のアーム22を構成する第3及び第4
のトランジスタQ21、Q22には、それぞれ並列に接
続されたダイオードD3及びD4が備えられている。さ
らに同様に、第3のアーム23を構成する第5及び第6
のトランジスタQ31、Q32には、それぞれ並列に接
続されたダイオードD5及びD6が備えられている。
【0030】このような構成において、第1のアーム2
1、第1のリアクトルL1及び第3のアームは、第1の
昇降圧コンバータを構成し、第2のアーム22、第2の
リアクトルL2及び第3のアーム23は、第2の昇降圧
コンバータを構成する。また、節点Bと節点Cとの間に
は、第2のリアクトルL2に流れるリアクトル電流i2
を検出するリアクトル電流モニタM1が備えられてい
る。
【0031】以下に詳述するが、第1の昇降圧コンバー
タが昇圧動作及び降圧動作のいずれを行う場合も、第1
のアーム21及び第3のアーム23はPWM駆動され
る。また、第2の昇降圧コンバータが昇圧動作を行う場
合には、第3のトランジスタQ21がオン状態、第4の
トランジスタQ22がオフ状態に保持される。一方、第
2の昇降圧コンバータが降圧動作を行う場合には、第5
のトランジスタQ31がオン状態、第6のトランジスタ
Q32がオフ状態に保持されつつ、第3のトランジスタ
Q21と第4のトランジスタQ22が交互にオン状態と
なる。中間コンデンサCBは、第1及び第2のリアクト
ルL1、L2とともにフィルタを構成する。その容量値
としては、第1及び第2の昇降圧コンバータが昇圧動作
を行う際に発生するリップル電流を吸収するのに十分な
値が求められ、具体的には、インダクタンスが5μH程
度のリアクトルL1を用いた場合には、数μF〜数十μ
F程度に設定すればよい。このため、中間コンデンサC
Bとしては、特に限定されるものではないが、フィルム
コンデンサを用いることが好ましい。フィルムコンデン
サは電解コンデンサと比べてその寿命が非常に長いた
め、本実施態様にかかる系統連系インバータ10の信頼
性を損ねることはない。また、必要とする容量値が比較
的小さいため、系統連系インバータ10の大型化が防止
される。
【0032】インバータ24は、いわゆるフルブリッジ
回路であり、直列に接続された第7のトランジスタQ4
1及び第8のトランジスタQ42からなる第4のアーム
と、直列に接続された第9のトランジスタQ51及び第
10のトランジスタQ52からなる第5のアームと、そ
れぞれ第7〜第10のトランジスタQ41、Q42、Q
51、Q52に並列に接続されたダイオードD7〜D1
0とを備える。図1に示されるように、第7及び第8の
トランジスタQ41、Q42からなる第4のアーム及び
第9及び第10のトランジスタQ51、Q52からなる
第5のアームは、いずれも中間コンデンサCBの両端
間、すなわち、第1及び第2の昇降圧コンバータの出力
端間に接続されており、第7及び第8のトランジスタQ
41、Q42の節点と第9及び第10のトランジスタQ
51、Q52の節点との間に、平滑回路25を介して交
流負荷13及び系統14が接続される。
【0033】平滑回路25は、ノイズ除去用のリアクト
ルL3及びコンデンサCOからなる。
【0034】さらに、平滑回路25と交流負荷13及び
系統14との間には、出力電流ioを検出する出力電流
モニタM2が備えられている。
【0035】制御回路26は、第1及び第3のアーム2
1、23からなる第1の昇降圧コンバータの動作を制御
するための第1の昇降圧コンバータ制御回路27と、第
2のアームの動作を制御するための第2の昇降圧コンバ
ータ制御回路28と、インバータ24の動作を制御する
ためのインバータ制御回路29とを備えている。
【0036】図2は、第1の昇降圧コンバータ制御回路
27の構成を概略的に示すブロック図である。
【0037】図2に示されるように、昇降圧コンバータ
制御回路27は、全波整流器31と、ピーク電圧検出回
路32と、減算器33と、補償器34と、加算器35
と、正弦波生成器36と、乗算器37と、減算器38
と、補償器39と、加算器40と、搬送波発生回路41
と、ゲート回路42と、昇降圧コンバータ駆動回路43
とを備える。
【0038】全波整流器31は、出力電流モニタM2の
検出値m2を受けてこれを整流する回路であり、その出
力はピーク電圧検出回路32に供給される。全波整流器
31としては、例えば、ダイオードによるフルブリッジ
回路を用いることができる。
【0039】ピーク電圧検出回路32は、全波整流器3
1からの出力を直流化し、その直流電圧にπ/2を乗じ
ることによって、全波整流器31より供給される交流電
圧のピーク値を算出する。得られたピーク値は、減算器
33に供給される。
【0040】減算器33は、出力電流の波高値の目標値
Ipeakからピーク電圧検出回路32の出力値を減算
する回路であり、その出力は補償器34に供給される。
出力電流の波高値の目標値Ipeakは、本実施態様に
かかる系統連系インバータ10の運転状況に応じて外部
から与えられる。
【0041】補償器34は、制御性能の改善と安定化を
図るための回路であり、例えば、増幅器を用いることが
できる。
【0042】加算器35は、補償器34の出力値と第1
の直流電源11の最大電力時の電圧E1とを加算する
回路であり、その出力である制御信号S3はゲート回路
42に供給される。かかる制御信号S3は、第1の直流
電源11の最大電力時の電圧E1を、現在の出力電流
の検出値m及び出力電流の波高値の目標値Ipeakに
基づいて補正した直流信号である。
【0043】正弦波生成器36は、正弦波sinを生成
する回路であり、その周波数としては系統14の周波数
と実質的に一致させられる。
【0044】乗算器37は、正弦波生成器36の出力で
ある正弦波sinと出力電流の波高値の目標値Ipea
kとを乗じる回路であり、その出力である出力電流の目
標値m’は減算器38に供給される。
【0045】減算器38は、乗算器37の出力である出
力電流の目標値m’から出力電流モニタM2の検出値m
2を減算する回路であり、その出力は補償器39に供給
される。
【0046】補償器39は、制御性能の改善と安定化を
図るための回路であり、例えば、増幅器を用いることが
できる。
【0047】加算器40は、補償器39の出力値と出力
電圧Voの検出値とを加算する回路であり、その出力で
ある制御信号S1はゲート回路42に供給される。かか
る制御信号S1は、系統14の電圧波形を、現在の出力
電流の検出値m2及び出力電流の波高値の目標値Ipe
akに基づいて補正した正弦波信号である。
【0048】搬送波発生回路41は、搬送波S2を発生
する回路であり、かかる搬送波S2はゲート回路42に
供給される。搬送波S2の周波数は、系統14の周波数
よりも十分に高く設定され、特に限定されるものではな
いが、約16KHz程度に設定することが好ましい。
【0049】ゲート回路42は、制御信号S1、制御信
号S3及び搬送波S2を受け、制御信号S1と搬送波S
2を比較することによって昇降圧コンバータ制御信号c
1及びc2を生成するとともに、制御信号S3と搬送波
S2を比較することによって昇降圧コンバータ制御信号
c5及びc6を生成する回路である。その詳細について
は後述する。
【0050】昇降圧コンバータ駆動回路43は、昇降圧
コンバータ制御信号c1、c2、c5、c6を増幅して
昇降圧コンバータ駆動信号C1、C2、C5、C6を生
成し、これらを第1のトランジスタQ11、第2のトラ
ンジスタQ12、第5のトランジスタQ31及び第6の
トランジスタQ32のゲートにそれぞれ供給することに
より第1の昇降圧コンバータを駆動する回路である。し
たがって、昇降圧コンバータ駆動回路43には、それぞ
れ昇降圧コンバータ制御信号c1、c2、c5、c6を
受け昇降圧コンバータ駆動信号C1、C2、C5、C6
を出力する4つのバッファ回路が含まれている。
【0051】図3は、第2の昇降圧コンバータ制御回路
28の構成を概略的に示すブロック図である。
【0052】図3に示されるように、第2の昇降圧コン
バータ制御回路28は、搬送波S4を発生する搬送波発
生回路51と、リアクトル電流i2の目標値を生成する
リアクトル電流値生成回路52と、リアクトル電流i2
の目標値からリアクトル電流モニタM2の検出値m2を
減算する減算器53と、減算器53の出力を受ける補償
器54と、補償器54の出力値と中間コンデンサCBの
電圧目標値とを加算する加算器55と、昇降圧コンバー
タ制御信号c3、c4を生成するゲート回路56と、昇
降圧コンバータ制御信号c3、c4を受けて昇降圧コン
バータ駆動信号C3、C4を生成する昇降圧コンバータ
駆動回路57とを備える。
【0053】搬送波発生回路51により生成される搬送
波S4は、第1及び第2の昇降圧コンバータのスイッチ
ング周期と同じ周期をもった三角波である。したがっ
て、搬送波S2及びS4は、互いに同じ周期を有してい
る。
【0054】リアクトル電流値生成回路52は、第2の
直流電源12の電力目標値及び中間コンデンサCBの電
圧目標値に基づいてリアクトル電流i2の目標値を生成
する回路であり、第2の直流電源12の電力目標値や中
間コンデンサCBの電圧目標値としては、本実施態様に
かかる系統連系インバータ10の運転状況に応じて外部
から与えられる。
【0055】補償器54は、制御性能の改善と安定化を
図るための回路であり、例えば、増幅器を用いることが
できる。
【0056】ゲート回路56は、加算器55の出力及び
第2の搬送波S4を受け、これらを比較することによっ
て昇降圧コンバータ制御信号c3、c4を生成する。
【0057】昇降圧コンバータ駆動回路57は、昇降圧
コンバータ制御信号c3、c4を増幅して昇降圧コンバ
ータ駆動信号C3、C4を生成し、これらを第3及び第
4のトランジスタQ21、Q22のゲートにそれぞれ供
給することにより第2のアームを駆動する回路である。
したがって、昇降圧コンバータ駆動回路57には、それ
ぞれ昇降圧コンバータ制御信号c3、c4を受け昇降圧
コンバータ駆動信号C3、C4を出力する2つのバッフ
ァ回路が含まれている。
【0058】図4は、インバータ制御回路29の構成を
概略的に示すブロック図である。
【0059】図4に示されるように、インバータ制御回
路29は、出力電圧Voを受けてインバータ制御信号c
7、c8、c9、c10を生成するインバータ制御信号
生成回路61と、インバータ制御信号c7、c8、c
9、c10を受けてインバータ駆動信号C7、C8、C
9、C10を生成するインバータ駆動回路62とを備え
る。
【0060】インバータ制御信号生成回路61は、出力
電圧Voの極性を検出し、これに基づいてインバータ制
御信号c7〜c10を生成する。より具体的には、出力
電圧Voの極性が正である場合には、インバータ制御信
号c7及びc10をハイレベル、インバータ制御信号c
8及びc9をローレベルとし、逆に、出力電圧Voの極
性が負である場合には、インバータ制御信号c8及びc
9をハイレベル、インバータ制御信号c7及びc10を
ローレベルとする。
【0061】インバータ駆動回路62は、インバータ制
御信号c7〜c10を増幅してインバータ駆動信号C7
〜C10を生成し、これらを第7〜第10のトランジス
タQ41、Q42、Q51、Q52のゲートにそれぞれ
供給することによりインバータ24を駆動する回路であ
る。したがって、インバータ駆動回路62には、それぞ
れインバータ制御信号c7〜c10を受けインバータ駆
動信号C7〜C10を出力する4つのバッファ回路が含
まれている。
【0062】次に、本実施態様にかかる系統連系インバ
ータ10の動作について説明する。
【0063】上述した構成を有する系統連系インバータ
10は、第1の昇降圧コンバータが主となり、第2の昇
降圧コンバータが従となる。すなわち、本実施態様にか
かる系統連系インバータ10においては、交流負荷13
が必要とする電力に応じ、第1の直流電源11の利用効
率が最大となるように第1の昇降圧コンバータの動作が
制御される一方、交流負荷13が必要とする電力が第1
の直流電源11より供給される電力を上回っている場合
には、第2の直流電源12から交流負荷13へ電力供給
が行われるように第2の昇降圧コンバータの動作が制御
され、交流負荷13が必要とする電力が第1の直流電源
11より供給される電力を下回っている場合には、第1
の直流電源11から第2の直流電源12へ電力供給が行
われるように第2の昇降圧コンバータの動作が制御され
る。
【0064】まず、第1の昇降圧コンバータ及びインバ
ータ24の動作について説明する。
【0065】第1の昇降圧コンバータは、第1の直流電
源11からの入力電圧E1が系統14の電圧Voの絶対
値よりも低い場合には昇圧動作を行い、第1の直流電源
11からの入力電圧E1が系統14の電圧Voの絶対値
よりも高い場合には降圧動作を行う。第1の昇降圧コン
バータに対する昇圧制御及び降圧制御は、第1のトラン
ジスタQ11のデューティd11と第5のトランジスタ
Q31のデューティd31の比を制御することによって
行われる。次式は、これを説明するための式である。
【0066】 E3=(Epv×d11)/d31 (1) 式(1)において、E3は第1の昇降圧コンデンサの出
力電圧、すなわち、中間コンデンサCBの両端電圧であ
る。
【0067】式(1)から明らかなように、第1の昇降
圧コンデンサの出力電圧E3は、第1のトランジスタQ
11のデューティd11と第5のトランジスタQ31の
デューティd31の比によって決まり、第1のトランジ
スタQ11のデューティd11の方が第5のトランジス
タQ31のデューティd31よりも大きい場合には昇圧
動作、逆に、第5のトランジスタQ31のデューティd
31の方が第1のトランジスタQ11のデューティd1
1よりも大きい場合には降圧動作となる。
【0068】次に、第1のトランジスタQ11のデュー
ティd11及び第5のトランジスタQ31のデューティ
d31の決定方法について説明する。
【0069】図5は、制御信号S1のレベルが制御信号
S3のレベルよりも高い状態におけるゲート回路42の
動作を示すタイミング図であり、第1の直流電源11か
らの入力電圧E1が系統14の電圧Voの絶対値よりも
低い場合にこのような状態となる。尚、図5は、非常に
短い期間を拡大して示していることから、実質的に正弦
波である制御信号S1のレベルは直線的に示されてい
る。
【0070】図5に示されるように、ゲート回路42
は、制御信号S1と搬送波S2を比較し、制御信号S1
が搬送波S2よりも高い期間においては昇降圧コンバー
タ制御信号c1をハイレベルとし、逆に、制御信号S1
が搬送波S2よりも低い期間においては昇降圧コンバー
タ制御信号c2をハイレベルとする。さらに、ゲート回
路42は、制御信号S3と搬送波S2を比較し、制御信
号S3が搬送波S2よりも高い期間においては昇降圧コ
ンバータ制御信号c5をハイレベルとし、逆に、制御信
号S3が搬送波S2よりも低い期間においては昇降圧コ
ンバータ制御信号c6をハイレベルとする。
【0071】これにより、昇降圧コンバータ制御信号c
1とc2は互いに逆相信号となり、昇降圧コンバータ制
御信号c5とc6は互いに逆相信号となるので、第1及
び第2のトランジスタQ11、Q12からなるアーム
と、第5及び第6のトランジスタQ31、Q32からな
るアームは、いずれも同時にPWM駆動されることにな
る。但し、第1のトランジスタQ11と第2のトランジ
スタQ12が同時にオンしたり、第5のトランジスタQ
31と第6のトランジスタQ32が同時にオンすること
がないよう、昇降圧コンバータ制御信号c1とc2の間
及び昇降圧コンバータ制御信号c5とc6の間にはデッ
ドタイムが挿入される。
【0072】このような動作が行われることから、制御
信号S1のレベルが制御信号S3のレベルよりも高い状
態においては、第1のトランジスタQ11のデューティ
d11の方が第5のトランジスタQ31のデューティd
31よりも必然的に大きくなり、第1の昇降圧コンバー
タは昇圧動作を行う。第1の昇降圧コンバータが昇圧動
作を行う場合、図5に示されるように、第1のトランジ
スタQ11、第2のトランジスタQ12、第5のトラン
ジスタQ31及び第6のトランジスタQ32の導通状態
としては、第1のトランジスタQ11と第5のトランジ
スタQ31がオンしている状態(状態1)、第1のトラ
ンジスタQ11と第6のトランジスタQ32がオンして
いる状態(状態3)及び第2のトランジスタQ12と第
6のトランジスタQ32がオンしている状態(状態4)
を繰り返すことになる。第1の昇降圧コンバータが昇圧
動作を行う場合には、第2のトランジスタQ12と第5
のトランジスタQ31がオンしている状態(状態2)は
存在しない。
【0073】図6は、制御信号S1のレベルが制御信号
S3のレベルよりも低い状態におけるゲート回路42の
動作を示すタイミング図であり、第1の直流電源11か
らの入力電圧E1が系統14の電圧Voの絶対値よりも
高い場合にこのような状態となる。尚、図6は、非常に
短い期間を拡大して示していることから、実質的に正弦
波である制御信号S1のレベルは直線的に示されてい
る。
【0074】図6に示されるように、制御信号S1のレ
ベルが制御信号S3のレベルよりも低い状態において
は、第3トランジスタQ31のデューティd31の方が
第1のトランジスタQ11のデューティd11よりも必
然的に大きくなり、第1の昇降圧コンバータは降圧動作
を行う。第1の昇降圧コンバータが降圧動作を行う場
合、図6に示されるように、第1のトランジスタQ1
1、第2のトランジスタQ12、第5のトランジスタQ
31及び第6のトランジスタQ32の導通状態として
は、第1のトランジスタQ11と第5のトランジスタQ
31がオンしている状態(状態1)、第2のトランジス
タQ12と第5のトランジスタQ31がオンしている状
態(状態2)及び第2のトランジスタQ12と第6のト
ランジスタQ32がオンしている状態(状態4)を繰り
返すことになる。第1の昇降圧コンバータが降圧動作を
行う場合には、第1のトランジスタQ11と第6のトラ
ンジスタQ32がオンしている状態(状態3)は存在し
ない。
【0075】以上説明した動作により、第1の昇降圧コ
ンバータの出力端間の電圧波形は脈流波形となって系統
14の電圧の絶対値と実質的に一致し、これがインバー
タ24によって正弦波に変換された後、系統14に供給
される。
【0076】以上のような動作においては、第1の昇降
圧コンバータを構成する第1のトランジスタQ11、第
2のトランジスタQ12、第5のトランジスタQ31及
び第6のトランジスタQ32のオン/オフは、制御信号
S1及びS3と搬送波S2とを比較することにより決定
されることから、第1の昇降圧コンバータによる降圧動
作と昇圧動作との切り替えが自動的に行われることにな
り、昇圧動作と降圧動作の切り替わりをスムーズに行う
ことができる。
【0077】また、中間コンデンサCBは第1の昇降圧
コンバータが昇圧動作を行う際に発生するリップル電流
を吸収すればよいことから、その容量値としては数μF
〜数十μF程度でよく、小型なフィルムコンデンサを用
いることができる。これにより、系統連系インバータ1
0全体を小型化することが可能となる。また、上述の通
り、フィルムコンデンサは電解コンデンサと比べてその
寿命が非常に長いことから、本実施態様にかかる系統連
系インバータ10の信頼性が大幅に高められる。
【0078】次に、第2の昇降圧コンバータの動作につ
いて説明する。
【0079】リアクトル電流値生成回路52の出力であ
るリアクトル電流i2の目標値は、上述の通り、第2の
直流電源12の電力目標値及び中間コンデンサCBの電
圧目標値に基づいて生成されるため、これらが一定であ
る場合、補償器54に対する入力値はリアクトル電流モ
ニタM1の検出値m1が高いほど低くなり、リアクトル
電流モニタM1の検出値m1が低いほど高くなる。
【0080】補償器54の出力には、加算器55によっ
て中間コンデンサCBの電圧目標値が加算され、これに
より制御信号波S5が生成される。かかる制御信号波S
5は、図7に示されるようにゲート回路56にて搬送波
S4と比較され、これに基づいて、昇降圧コンバータ制
御信号c3、c4が生成される。具体的には、制御信号
波S5が搬送波S4よりも高い期間においては昇降圧コ
ンバータ制御信号c3をハイレベルとし、逆に、制御信
号波S5が搬送波S4よりも低い期間においては昇降圧
コンバータ制御信号c4をハイレベルとする。これによ
り、昇降圧コンバータ制御信号c3とc4は互いに逆相
信号となるので、第3及び第4のトランジスタQ21、
Q22はPWM駆動されることになる。但し、第3のト
ランジスタQ21と第4のトランジスタQ22が同時に
オンすることがないよう、昇降圧コンバータ制御信号c
3とc4の間にはデッドタイムが挿入される。
【0081】かかる動作により、第2のリアクトルL2
に流れるリアクトル電流i2に基づいて、第3のトラン
ジスタQ21のデューティd21が定められることにな
る。したがって、本実施態様においては、第1のトラン
ジスタQ11のデューティd11及び第3のトランジス
タQ21のデューティd21を制御することによって、
第2の直流電源12から交流負荷13へ電力供給を行
い、或いは、第1の直流電源11から第2の直流電源1
2へ電力供給を行うことが可能となる。
【0082】これにより、本実施態様によれば、例え
ば、第1の直流電源11として太陽電池や燃料電池等の
発電装置を選択し、第2の直流電源12としてバッテリ
ーを選択すれば、発電装置より供給される電力に比して
交流負荷13に必要とされる電力が上回っている場合に
は、バッテリーを放電させて交流負荷13への電力供給
を行い、逆に、発電装置より供給される電力に比して交
流負荷13に必要とされる電力が下回っている場合に
は、バッテリーを充電させることができる。このため、
交流負荷13が必要とする電力及び発電装置により発電
される電力の少なくとも一方が変動する場合であって
も、発電装置の利用効率を効果的に高めることができ
る。
【0083】さらに、本実施態様によれば、系統14か
らの電力供給及び系統14への電力供給を削減すること
ができるので、第1及び第2の直流電源11、12の能
力並びに交流負荷13の使用環境によっては、交流負荷
13を系統14から完全に切り離し、閉じた電力供給シ
ステムを構築することが可能となる。
【0084】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0085】例えば、上記実施態様においては、第3の
アーム23に2つのアーム(第1及び第2のアーム2
1、22)及び2つのリアクトル(第1及び第2のリア
クトルL1、L2)を接続することによって2つの電源
を利用可能に構成しているが、第3のアーム23に3以
上のアーム及び3以上のリアクトルを接続することによ
って3以上の電源を利用可能に構成しても構わない。
【0086】また、本発明において第1及び第2の直流
電源11、12として適用可能な電源の組み合わせとし
ては、太陽電池または燃料電池とバッテリーに限定され
ず、他の組み合わせからなる電源についても適用可能で
ある。例えば、第1及び第2の直流電源11、12とし
て、太陽電池と燃料電池といった異なる種類の発電装置
を選択してもよく、また、太陽電池同士といった同じ種
類の発電装置を選択してもよい。この場合、発電特性や
発電性能、発電条件等の違いに基づく電源の利用効率の
低下を最小限に抑えることが可能となる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の直流電源を並列に使用する場合に好適な昇降圧コ
ンバータ及びこれを用いた系統連系インバータを提供す
ることが可能となる。また、本発明によれば、中間段コ
ンデンサに要求される容量値が小さいことから、中間段
コンデンサとして電解コンデンサを用いる必要がなくな
り、装置全体のサイズを小型化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様にかかる系統連系イ
ンバータ10の回路図である。
【図2】第1の昇降圧コンバータ制御回路27の構成を
概略的に示すブロック図である。
【図3】第2の昇降圧コンバータ制御回路28の構成を
概略的に示すブロック図である。
【図4】インバータ制御回路29の構成を概略的に示す
ブロック図である。
【図5】制御信号S1のレベルが制御信号S3のレベル
よりも高い状態におけるゲート回路42の動作を示すタ
イミング図である。
【図6】制御信号S1のレベルが制御信号S3のレベル
よりも低い状態におけるゲート回路42の動作を示すタ
イミング図である。
【図7】ゲート回路56の動作を示すタイミング図であ
る。
【図8】従来の系統連系インバータの回路図である。
【符号の説明】
10 系統連系インバータ 11 第1の直流電源 12 第2の直流電源 13 交流負荷 14 系統電源 21 第1のアーム 22 第2のアーム 23 第3のアーム 24 インバータ 25 平滑回路 26 制御回路 27 第1の昇降圧コンバータ制御回路 28 第2の昇降圧コンバータ制御回路 29 インバータ制御回路 31 全波整流器 32 ピーク電圧検出回路 33 減算器 34 補償器 35 加算器 36 正弦波生成器 37 乗算器 38 減算器 39 補償器 40 加算器 41 搬送波発生回路 42 ゲート回路 43 昇降圧コンバータ駆動回路 51 搬送波発生回路 52 リアクトル電流値生成回路 53 減算回路 54 補償器 55 加算回路 56 ゲート回路 57 昇降圧コンバータ駆動回路 58 昇降圧コンバータ制御信号生成回路 61 インバータ制御信号生成回路 62 インバータ駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G066 HA30 HB05 5H007 AA00 AA06 BB07 CA01 CB05 CC01 CC12 DA04 DA05 DA06 DC02 DC05 EA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の直流電源からの電力を交
    流負荷及び系統の少なくとも一方に供給する系統連系イ
    ンバータであって、前記第1の直流電源から供給される
    第1の直流電圧及び前記第2の直流電源から供給される
    第2の直流電圧を脈流に変換するコンバータと、前記コ
    ンバータから供給される前記脈流を交流に変換するイン
    バータとを備え、前記コンバータが、前記第1の直流電
    源に直列に接続される第1及び第2のトランジスタと、
    前記第2の直流電源に直列に接続される第3及び第4の
    トランジスタと、前記インバータの入力端間に直列に接
    続された第5及び第6のトランジスタと、前記第1及び
    第2のトランジスタの節点と前記第5及び第6のトラン
    ジスタの節点との間に接続された第1のリアクトルと、
    前記第3及び第4のトランジスタの節点と前記第5及び
    第6のトランジスタの節点との間に接続された第2のリ
    アクトルとを有していることを特徴とする系統連系イン
    バータ。
  2. 【請求項2】 前記コンバータの動作を制御する制御回
    路をさらに備え、前記制御回路は、前記交流負荷及び前
    記系統の少なくとも一方に供給すべき電力が前記第1の
    直流電源より供給される電力を上回っていることに応答
    して、前記第1の直流電源より供給される電力及び前記
    第2の直流電源より供給される電力の両方が前記交流負
    荷及び前記系統の少なくとも一方に供給されるよう前記
    コンバータを制御することを特徴とする請求項1に記載
    の系統連系インバータ。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、前記交流負荷及び前記
    系統の少なくとも一方に供給すべき電力が前記第1の直
    流電源より供給される電力を下回っていることに応答し
    て、前記第1の直流電源より供給される電力が前記第2
    の直流電源に供給されるよう前記コンバータを制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の系統連系インバー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記制御回路は、前記第1及び第2のト
    ランジスタからなるアームをPWM駆動しながら、前記
    第5及び第6のトランジスタからなるアームをPWM駆
    動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項
    に記載の系統連系インバータ。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は、前記第1の直流電圧が
    交流負荷及び系統の前記少なくとも一方の電圧の絶対値
    よりも低い場合には、前記第1のトランジスタのデュー
    ティが前記第5のトランジスタのデューティよりも大き
    くなるように前記コンバータを制御することを特徴とす
    る請求項4に記載の系統連系インバータ。
  6. 【請求項6】 前記制御回路は、前記第1の直流電圧が
    交流負荷及び系統の前記少なくとも一方の電圧の絶対値
    よりも高い場合には、前記第1のトランジスタのデュー
    ティが前記第5のトランジスタのデューティよりも小さ
    くなるように前記コンバータを制御することを特徴とす
    る請求項4または5に記載の系統連系インバータ。
  7. 【請求項7】 前記第1の直流電源が発電装置であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    系統連系インバータ。
  8. 【請求項8】 前記第1の直流電源が太陽電池または燃
    料電池であることを特徴とする請求項7に記載の系統連
    系インバータ。
  9. 【請求項9】 前記第2の直流電源がバッテリーである
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載
    の系統連系インバータ。
  10. 【請求項10】 第1の入力端間に供給される直流電圧
    及び第2の入力端間に供給される直流電圧を脈流に変換
    する昇降圧コンバータであって、前記第1の入力端間に
    直列に接続された第1及び第2のトランジスタと、前記
    第2の入力端間に直列に接続された第3及び第4のトラ
    ンジスタと、出力端間に直列に接続された第5及び第6
    のトランジスタと、前記第1及び第2のトランジスタの
    節点と前記第5及び第6のトランジスタの節点との間に
    接続された第1のリアクトルと、前記第3及び第4のト
    ランジスタの節点と前記第5及び第6のトランジスタの
    節点との間に接続された第2のリアクトルとを有してい
    ることを特徴とする昇降圧コンバータ。
  11. 【請求項11】 前記第1の入力端間に供給される電力
    及び前記第2の入力端間に供給される電力が前記出力端
    間に供給されるよう前記第1乃至第6のトランジスタを
    制御し、或いは、前記第1の入力端間に供給される電力
    に供給される電力が前記出力端間及び前記第2の入力端
    間に供給されるよう前記第1乃至第6のトランジスタを
    制御する制御回路をさらに備えることを特徴とする請求
    項10に記載の昇降圧コンバータ。
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