JP2005312249A - 可変電圧型蓄電装置およびハイブリッド型電源装置 - Google Patents

可変電圧型蓄電装置およびハイブリッド型電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
複数の蓄電回路群が直列接続されて構成され、前記複数の蓄電回路群の少なくとも2つが静電容量または擬似容量を有する充放電可能な回路から構成されてなる蓄電ユニットの両端子電圧を、前記充放電可能な回路の充電および放電により調整する。また、蓄電ユニットから負荷に供給する電流と、電源電池から負荷に供給される電流の比を意図的に変更する。
【解決手段】
2つの蓄電回路K1,K2が直列接続されて構成され、蓄電回路K1,K2が静電容量C1,C2からなる充放電可能な回路から構成されている蓄電ユニットと、蓄電回路K1,K2の間で、各回路に蓄積されたエネルギーの交換を行う直流電力変換回路DC/DC(1),DC/DC(2)と、直流電力変換回路を制御する制御装置CNTとを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の蓄電回路群が直列接続されて構成され、前記複数の蓄電回路群の少なくとも2つが静電容量または擬似容量を有する充放電可能な回路から構成された蓄電ユニットを含んでなる可変電圧型蓄電装置およびハイブリッド型電源装置に関し、前記充放電可能な回路の充電および放電を最適化することで、前記蓄電ユニットの両端子電圧の調整を行うことができる前記可変電圧型蓄電装置および当該装置と電池電源とからなるハイブリッド型電源装置に関する。
従来、電動車両、電動工具、無停電電源装置(ビル等の緊急時バックアップ電源を含む)、家電製品、電動玩具等の中には、大容量キャパシタにより蓄電装置を構成し、この蓄電装置を直流電源とするもの、あるいはこの蓄電装置と電池電源とを接続してハイブリッド型電源装置として構成したものがある。
上記電動車両、電動工具等は、電圧依存性が高く、所定電圧以上の電圧供給が必要である。このため、複数のキャパシタにより蓄電装置を構成し、各キャパシタが十分充電されており端子電圧が高いときは当該キャパシタを並列接続し、キャパシタの充電が十分でなく、端子電圧が低いときは当該キャパシタを直列接続して、蓄電装置の端子電圧の低下を防ぐことができる。
図1は、蓄電装置8を2つのキャパシタ811,812により構成し、これらキャパシタ811,812を、スイッチ821,822,823により直列接続または並列接続に切り換えることで端子電圧変更する回路を示している。すなわち、図1の電源装置8では、2つのキャパシタ811,812はスイッチ822を介して直列接続されている。また、キャパシタ811のスイッチ822が接続されていない側の端子と、キャパシタ812のスイッチ822が接続された側の端子とがスイッチ821を介して接続されている。さらに、キャパシタ812のスイッチ822が接続されていない側の端子と、キャパシタ811のスイッチ822が接続された側の端子とがスイッチ823を介して接続されている。図1の電源装置8では、スイッチ821,823をオン、スイッチ822をオフとすることで、キャパシタ811,812を並列接続することができ、スイッチ821,823をオフ、スイッチ822をオンとすることで、キャパシタ811,812を直列接続することができる。
また、図2に示すように蓄電装置9を、キャパシタ91とハーフブリッジコンバータ92とにより構成することもできる。ハーフブリッジコンバータ92は、直列接続された2つのスイッチ921,922と、これらスイッチに並列接続された2つのダイオード923,924と、スイッチ921,922の接続点に一端が接続されたインダクタ925とからなり、インダクタ925の他端にはキャパシタ91の一方の端子が接続され、キャパシタ91の他方の端子は一方のスイッチ(図2ではFETスイッチ922)のインダクタ925が接続されていない側の端子に接続されている。なお、図2では、スイッチ921に並列接続されたダイオード923はインダクタ925が接続された側がアノードAとなり、スイッチ922に並列接続されたダイオード924はインダクタ925が接続された側がカソードKとなる向きとされている。ここで、ダイオード923,924はFETスイッチ921,922の寄生ダイオードまたは意図的に設けられた還流ダイオードである。図2の蓄電装置9では、キャパシタ91を充電するときは、スイッチ922をオフとしたまま、スイッチ921をオン・オフする。これにより、スイッチ921をオンしたときは、蓄電装置9の端子a1,a2に表われている電圧によりキャパシタ91が充電され、スイッチ921をオフしたときは、インダクタ925に蓄積されたエネルギーによりダイオード924、インダクタ925、キャパシタ91の経路で電流が流れる。キャパシタ91を放電するときは、スイッチ921をオフとした状態で、スイッチ922をオンする。これにより、インダクタ925にエネルギーが蓄積される。つぎに、スイッチ922をオフすると、インダクタ925に蓄積されたエネルギーにより、キャパシタ91、インダクタ925、ダイオード923の経路で電流が流れる。
ところが、図1のキャパシタ811,812を直列接続・並列接続となるようにスイッチ821,822,823を切り換える蓄電装置8では、電圧を段階的にしか(図1では2段階にしか)切り換えることができない。
また、図2のハーフブリッジコンバータ92を用いた蓄電装置9では、エネルギーが端子a1,a2からキャパシタ91に蓄積されるときに変換ロスが生じ、蓄積されたエネルギーがキャパシタ91から端子a1,a2から外部に出力される際に変換ロスが生じる。すなわち、2回分の変換ロスが生じる。また、端子a1,a2からキャパシタ91に供給されるエネルギーは、すべてハーフブリッジコンバータ92を通過するので、当該コンバータとして大型のものが必要となる。
本発明の目的は、複数の蓄電回路群が直列接続されて構成され、前記複数の蓄電回路群の少なくとも2つが静電容量または擬似容量を有する充放電可能な回路から構成されてなる蓄電ユニットの両端子電圧を、前記充放電可能な回路の充電および放電により調整する可変電圧型蓄電装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、前記蓄電ユニットから負荷に供給する電流と、電源電池から負荷に供給される電流の比を意図的に変更することができるハイブリッド型電源装置を提供することにある。
本発明の可変電圧型蓄電装置は、複数の蓄電回路群が直列接続されて構成され、前記複数の蓄電回路群を構成する蓄電回路の少なくとも2つが静電容量または擬似容量を有する充放電可能な回路から構成されてなる蓄電ユニットと、前記充放電可能な回路から選ばれた2つの回路との間で、各回路に蓄積されたエネルギーの交換を行う少なくとも1つの直流電力変換回路と、前記直流電力変換回路を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の可変電圧型蓄電装置は、電動車両、電動工具、無停電電源装置(UPS)、家電製品、電動玩具等のみならず、燃料電池システム、太陽電池システムに応用することができる。
ここで、「静電容量または擬似容量を有する充放電可能な回路」は、典型的には誘電体の静電容量を利用して蓄積するキャパシタ、酸化還元反応を伴う擬似容量を利用して蓄電する電気化学キャパシタ、またはキャパシタとして機能する電極を正負電極の何れかに採用した電池(リチウム電池等)を含む回路(以下、「蓄電回路」と言う)である。この回路には、キャパシタとしての機能を持たない二次電池を含むことができる。本明細書において、適宜、上記の素子を「蓄電要素」と言う。
蓄電回路は、1つの蓄電要素により構成されていてもよいし、複数の蓄電要素が直列または並列接続されて構成されていてもよい。本発明の可変電圧型蓄電装置では、蓄電ユニットは、複数の蓄電回路の直列接続により構成することができる。
本発明の可変電圧型蓄電装置は、前記直流電力変換回路によりエネルギーの交換が行われる充放電可能な回路を、静電容量または擬似容量が相互に異なるように構成できる。
本発明の可変電圧型蓄電装置では、前記制御装置は、前記蓄電ユニットの総蓄電量を変えずに、前記蓄電ユニットの端子間電圧を変えるように2つの蓄電回路に蓄積されたエネルギーの交換を行うように構成できる。また、前記制御装置は、前記蓄電ユニットの端子間電圧を変えずに、前記蓄電ユニットの総蓄電量を変えるように、前記2つの蓄電回路に蓄積されたエネルギーの交換を行うように構成することもできる。
本発明の可変電圧型蓄電装置では、前記直流電力変換回路を、前記2つの蓄電回路との間で、一方の回路を放電して他方の回路を充電する機能、および前記他方の回路を放電して前記一方の回路を充電する機能を備えた双方向の前記直流電力変換回路とすることができる。
本発明の可変電圧型蓄電装置では、前記直流電力変換回路を、DC/DCコンバータとすることができる。
また、本発明の可変電圧型蓄電装置では、前記直流電力変換回路をチョッパ回路とすることができる。この場合、前記チョッパ回路は、前記2つの蓄電回路の接続点に接続されたインダクタと、前記2つの蓄電回路のうち、一方の蓄電回路の前記インダクタが接続されていない側の端子と、前記インダクタの他方の端子との間に接続されたスイッチ、および、前記2つの蓄電回路のうち、他方の蓄電回路の前記インダクタが接続されていない側の端子と前記インダクタの他方の端子との間に接続したダイオードとを備えて構成できる。
本発明の可変電圧型蓄電装置では、前記蓄電回路を、電気二重層キャパシタまたは電気化学キャパシタを含むように構成することができる。
本発明のハイブリッド型電源装置は、上記した可変電圧型蓄電装置と、当該装置に備えられた前記蓄電ユニットの両端子間に接続された電池電源を備えることができる。
蓄電ユニットの接続を切り換えることなく、かつ蓄電ユニットに蓄積されたエネルギー量によらず、所定電圧、所定電流を連続可変出力として端子に提供することができる。
また、全電力の一部だけが直流電力変換回路を通過するので、直流電力変換回路は小型でよく電力変換に伴うロスも小さくできる。
さらに、蓄電ユニットから負荷に供給する電流と、電源電池から負荷に供給される電流の比を意図的に変更することができる。
本発明の可変電圧型蓄電装置の基本構成を図3に示す。図3では、充電装置CDから蓄電ユニットUを構成する蓄電回路K1,K2の直列回路にエネルギーが供給されるように構成されている。蓄電回路K1,K2は、図3ではキャパシタC1,C2とから構成されるが、K1,K2を複数のキャパシタの直列接続あるいは並列接続により構成することができる。図3ではキャパシタC1を小さいシンボルで示し、キャパシタC2を大きいシンボルで示すことで、C1の容量がC2の容量よりも小さいことを示してある。蓄電ユニットUには負荷R0が接続されている。可変電圧型蓄電装置は、蓄電回路K1の両端子が入力端子に接続され蓄電回路K2の両端子が出力端子に接続された直流電力変換回路(図3ではDC/DC(1))と、蓄電回路K2の両端子が入力端子に接続され蓄電回路K1の両端子が出力端子に接続された直流電力変換回路(図3ではDC/DC(2))とを備えている。制御装置CNTは、キャパシタC1とC2との間でエネルギーの相互交換が行われ、蓄電ユニットUの両端子電圧が一定となるようにDC/DC(1),DC/DC(2)を制御する。これにより負荷R0には、一定電圧の電力を供給することができる。
図4(A),(B)は図3の基本構成の変更例を示している。図4(A)では、蓄電ユニットUは2つの蓄電回路K1,K2から構成され、K1は並列接続されたキャパシタC11,C12から成り、K2は直列接続されたキャパシタC21,C22とからなる。図4(A)ではキャパシタC21には負荷R21が、キャパシタC22には負荷R22が接続されている。可変電圧型蓄電装置は、蓄電回路K1の両端子が入力端子に接続され蓄電回路K2の両端子が出力端子に接続された直流電力変換回路(図4(A)ではDC/DC(1))と、蓄電回路K2の両端子が入力端子に接続され蓄電回路K1の両端子が出力端子に接続された直流電力変換回路(図4(A)ではDC/DC(2))とを備えている。図4(A)では制御装置は、図示省略してあるが、蓄電回路K1とK2との間でエネルギーの相互交換が行われ、蓄電回路K2の両端子電圧が一定となるようにDC/DC(1),DC/DC(2)を制御している。これにより、負荷R21,22には一定電圧の電力を供給することができる。なお、図4(A)では、蓄電ユニットUの両端子には負荷は接続されていないが、図3に示したような負荷(R0)を接続することもできるし、蓄電回路K2の両端子に負荷を接続することもできる。
図4(B)では、蓄電ユニットUは3つの蓄電回路K1,K2,K3から構成され、蓄電回路K1,K2,K3はキャパシタC1,C2,C3からなる。図4(B)では、蓄電ユニットUの両端に負荷R0が接続されている。可変電圧型蓄電装置は、蓄電回路K1の両端子が入力端子に接続され、蓄電回路K2の両端子が出力端子に接続された直流電力変換回路(図4(B)ではDC/DC(1))と、蓄電回路K2の両端子が入力端子に接続され蓄電回路K3の両端子が出力端子に接続された直流電力変換回路(図4(B)ではDC/DC(2))と、蓄電回路K3の両端子が入力端子に接続され蓄電回路K1の両端子が出力端子に接続された直流電力変換回路(図4(B)ではDC/DC(3))とを備えている。図4(B)では制御装置は、図示省略してあるが、蓄電回路K1とK2との間、K2とK3との間、K3とK1との間でエネルギーの相互交換が行われ、蓄電ユニットUの両端子電圧が一定となるようにDC/DC(1),DC/DC(2),DC/DC(3)を制御している。これにより、負荷R0には一定電圧の電力を供給することができる。なお、図4(B)では、蓄電回路K1,K2,K3の各両端子には負荷は接続されていないが、適宜負荷を接続することができる。この場合、蓄電ユニットUには負荷R0を接続しないようにもできる。
図5は、直流電力変換回路としてDC/DCコンバータを用いた本発明の可変電圧型蓄電装置の第1実施形態を示す説明図である。図5において、可変電圧型蓄電装置1は、2つのキャパシタ(蓄電要素)111,112の直列接続回路と、2つのDC/DCコンバータ121,122と、3つの電圧検出回路131,132,133と、制御装置14を備えている。
キャパシタ111とキャパシタ112の静電容量C1,C2(蓄電容量)は、異なっており、図5では、C1>C2としてある。DC/DCコンバータ121は、入力端子がキャパシタ111の端子間に接続され、出力端子がキャパシタ112の端子間に接続され、DC/DCコンバータ122は、入力端子がキャパシタ112の端子間に接続され、出力端子がキャパシタ111の端子間に接続されている。電圧検出回路131,132は、キャパシタ111,112の端子間電圧V1,V2をそれぞれ検出し、電圧検出回路133は入出力端子a1,a2間の電圧V3を検出する。ここで、V1+V2=V3なので、電圧検出回路131,132,133の何れか1つを省略して計算するようにしてもよい。制御装置14は、DC/DCコンバータ121,122を、所定の制御方式(PWM,PFM等)により制御することができる。
図5では、可変電圧型蓄電装置1の入出力端子a1,a2に、ほぼ一定の電圧(V3=V0)が表われるように、制御装置14は、DC/DCコンバータ121,122を制御して、キャパシタ111,112の端子間電圧V1,V2を調整するものとする。
入出力端子a1,a2に外部から電流が流れ込み続け、V1+V2>V0となったとする。キャパシタの電荷は、静電容量と端子間電圧の積であるので、制御装置14は、DC/DCコンバータ122を制御して、キャパシタ112の電荷(換言すると、キャパシタ112の静電エネルギー)をキャパシタ111に移動させさる。これにより、キャパシタ112の端子電圧V2は低下し、キャパシタ111の端子電圧V1は上昇するが、C1>C2であるので、端子電圧V2の低下の度合いは、端子電圧V1の上昇の度合いよりも大きく、V1+V2=V0とすることができる。
逆に、入出力端子a1,a2から外部から電流が流れ出し続け、V1+V2<V0となったとする。この場合には、制御装置14は、キャパシタ111の電荷をキャパシタ112に移動させさるようにDC/DCコンバータ121を制御し、V1+V2=V0とすることができる。
なお、図5では、キャパシタ111に蓄えられる電荷と、キャパシタ112に蓄えられる電荷との相互のやり取りを電圧検出回路131,132の検出結果(各キャパシタ111,112の端子間電圧の変化)に基づき行なったが、各キャパシタ111,112を流れる電流を検出しこの電流の積分値により前記電荷の相互のやり取りを行なうようにしてもよい。
図5の可変電圧型蓄電装置1では、入出力端子a1,a2に表われる電圧が一定値(V0)となる場合を説明したが、当該電圧を適宜変動させる場合においても、キャパシタ111,112に蓄えられる電荷を調整することにより、入出力端子a1,a2を所望の値に設定することができる。
図6は、直流電力変換回路としてチョッパ回路を用いた本発明の可変電圧型蓄電装置の第2実施形態を示す説明図である。図6において、可変電圧型蓄電装置2は、2つのキャパシタ211,212の直列接続回路と、2つのスイッチ221,222と、2つのダイオード231,232と、インダクタ24と、3つの電圧検出回路251,252,253と、制御装置26を備えている。
スイッチ221,222と、ダイオード231,232と、インダクタ24とが直流電力変換回路を構成している。インダクタ24は、一方の端子がキャパシタ211,212の接続点に接続されている。
スイッチ221は、FETであり、キャパシタ211のインダクタ24が接続されていない側の端子と、インダクタ24の他方の端子との間に接続され、スイッチ221はキャパシタ212のインダクタ24が接続されていない側の端子と、インダクタ24の他方の端子との間に接続されている。
ダイオード231,232は、スイッチ221,222に並列接続されている。ダイオード231,232は、FETの寄生ダイオードまたは意図的に設けられた還流ダイオードであり、ダイオード231はアノードがインダクタ24側を向き、ダイオード232はカソードがインダクタ24側を向いている。
キャパシタ211とキャパシタ212の静電容量C1,C2は、異なっており、図6では、C1>C2としてある。
電圧検出回路251,252は、キャパシタ211,212の端子間電圧V1,V2をそれぞれ検出し、電圧検出回路253は入出力端子a1,a2間の電圧を検出する。制御装置26は、スイッチ221,222の制御端子(G)に、所定の制御方式(PWM,PFM等)による信号を出力することができる。
図6では、可変電圧型蓄電装置2の入出力端子a1,a2に、ほぼ一定の電圧V3=V0が表われるように、制御装置26は、スイッチ221,222を制御してキャパシタ211,212の端子間電圧V1,V2を調整するものとする。
入出力端子a1,a2に外部から電流が流れ込み続け、V1+V2>V0となったとする。制御装置26は、スイッチ221,222を制御して、キャパシタ212の電荷(換言すると、キャパシタ212の静電エネルギー)をキャパシタ211に移動(転流)させさる。すなわち、図7(A)に示すようにスイッチ221をオフ、スイッチ222をオンとして、キャパシタ212のエネルギーをインダクタ24に蓄え、次に図7(B)に示すようにスイッチ222をオフし、ダイオード231を介して、インダクタ24に蓄えたエネルギーをキャパシタ211に移動させる。
これにより、キャパシタ212の端子電圧V2は低下し、キャパシタ211の端子電圧V1は上昇するが、C1>C2であるので、端子電圧V2の低下の度合いは、端子電圧V1の上昇の度合いよりも大きく、V1+V2=V0とすることができる。
逆に、入出力端子a1,a2から外部から電流が流れ出し続け、V1+V2<V0となったとする。制御装置26は、スイッチ221,222を制御して、キャパシタ211の電荷をキャパシタ212に転流させさる。すなわち、図8(A)に示すようにスイッチ221をオン、スイッチ222をオフとして、キャパシタ211のエネルギーをインダクタ24に蓄え、次に図8(B)に示すようにスイッチ221をオフし、インダクタ24に蓄えたエネルギーをキャパシタ212に移動させる。
これにより、制御装置26は、キャパシタ211の電荷をキャパシタ212に移動させさるようにスイッチ221を制御し、V1+V2=V0とすることができる。
図6の直流電力変換回路2では、入出力端子a1,a2に表われる電圧が一定の値となる場合を説明したが、当該電圧を適宜変動させる場合においても、キャパシタ211,212に蓄えられる電荷を調整することにより、入出力端子a1,a2を所望の値に設定することができる。
以上、2つのキャパシタ211,212により、端子a1,a2に接続された負荷に電力を供給する例を述べたが、図9に示すように3つのキャパシタ211,212,213により、端子a1,a2に接続される図示しない負荷に電力を供給することもできる。図9では、キャパシタ211と212との間の電力の授受は図8に示した回路と同じものを用いて制御するとともに、キャパシタ212,213についても図8に示した回路と同じものを用いて制御している。図9の回路では、急速に端子a1,a2の電圧を変化させる場合に、きめ細かい制御を行うことができる。
図10は本発明のハイブリッド型電源装置の実施形態を示す説明図である。図10において、ハイブリッド型電源装置3は、図5または図6に示した可変電圧型蓄電装置(ただし、制御装置は除く。図10では符号31で示す)と、当該装置31の入出力端子a1,a2端子に接続された電池電源32と、制御装置33とからなる。入出力端子a1,a2端子には負荷4が接続されている。図10では負荷4は回生機能を持っているものとする。なお、図10では、電池電源32は、内部抵抗321と起電圧322とで示してあり、自身を流れる電流により電圧変動する。
可変電圧型蓄電装置31は、直列接続したキャパシタ3111,3112と、DC/DCコンバータ3121,3122と、電圧検出回路3131,3132,3133とからなる。
DC/DCコンバータ3121は、キャパシタ3111の端子電圧を入力としてキャパシタ3112の端子に変換電圧を出力し、DC/DCコンバータ3122は、キャパシタ3112の端子電圧を入力としてキャパシタ3111の端子に変換電圧を出力する。電圧検出回路3131,3132は、キャパシタ3111,3112の端子間電圧V1,V2を検出し、電圧検出回路3133は入出力端子(a1,a2)間の電圧V3を検出することができる。なお、図10には示していないが、ハイブリッド型電源装置3には、各所を流れる電流(キャパシタ3111,3112を流れる電流、電池電源32を流れる電流等)を検出するための電流検出回路を適宜設けることができる。
制御装置33は、負荷4に供給する電力、または負荷から回生される電力に応じて端子a1,a2間電圧V3が所望値となるように、キャパシタ3111とキャパシタ3112に蓄積されたエネルギーを交換する制御を行うことができる。負荷4に電力を供給しているときには、V3を下げるほど、電池電源32の放電電力を大きくでき、負荷4から電力が回生されているときには、V3を上げるほど電池電源32の充電電力を大きくできる。
複数のキャパシタの直並列の切替えにより端子電圧を変更する従来の蓄電装置を示す説明図である。 ハーフブリッジコンバータを用いた従来の蓄電装置を示す説明図である。 本発明の直流電力変換回路の基本構成を示すブロック図である。 図3の基本構成の変更例を示すブロック図であり、(A)は蓄電ユニットは2つの蓄電回路から構成された例を示す図、(B)では蓄電ユニットは3つの蓄電回路から構成された例を示す図である。 直流電力変換回路としてDC/DCコンバータを用いた本発明の可変電圧型蓄電装置の第1実施形態を示す説明図である。 直流電力変換回路としてチョッパを用いた本発明の可変電圧型蓄電装置の第2実施形態を示す説明図である。 (A),(B)は図6の可変電圧型蓄電装置において端子間電圧V3を下げるときの動作状態を示す図である。 (A),(B)は図6の可変電圧型蓄電装置において端子間電圧V3を上げるるときの動作状態を示す図である。 本発明の可変電圧型蓄電装置において、負荷の電圧を急激に変化させたい場合の一例を示す図である。 本発明のハイブリッド型電源装置の実施形態を示す説明図である。
符号の説明
1,2,31 可変電圧型蓄電装置
3 ハイブリッド型電源装置
4 負荷
14,26,33 制御装置
24 インダクタ
32 電池電源
111,112,211,212,213,3111,3112 キャパシタ
121,122,3121,3122 DC/DCコンバータ
131,132,133,251,252,253,3131,3132,3133 電圧検出回路
221,222,223,224 スイッチ
231,232 ダイオード
321 内部抵抗
322 起電圧
C1,C2,C3,C11,C12,C21,C22 キャパシタ
CD 充電装置
CNT 制御装置
DC/DC(1),DC/DC(2),DC/DC(3) 直流電力変換回路
K1,K2,K3 蓄電回路
R0,R21,22 負荷
U 蓄電ユニット

Claims (10)

  1. 複数の蓄電回路群が直列接続されて構成され、前記複数の蓄電回路群を構成する蓄電回路の少なくとも2つが静電容量または擬似容量を有する充放電可能な回路から構成されてなる蓄電ユニットと、
    前記充放電可能な回路から選ばれた2つの回路との間で、各回路に蓄積されたエネルギーの交換を行う少なくとも1つの直流電力変換回路と、
    前記直流電力変換回路を制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする可変電圧型蓄電装置。
  2. 前記直流電力変換回路によりエネルギーの交換が行われる充放電可能な回路は、静電容量または擬似容量が相互に異なることを特徴とする請求項1に記載の可変電圧型蓄電装置。
  3. 前記制御装置は、前記蓄電ユニットの総蓄電量を変えずに、前記蓄電ユニットの端子間電圧を変えるように前記直流電力変換回路を制御し、前記2つの回路に蓄積されたエネルギーの交換を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の可変電圧型蓄電装置。
  4. 前記制御装置は、前記蓄電ユニットの端子間電圧を変えずに、前記蓄電ユニットの総蓄電量を変えるように前記直流電力変換回路を制御し、前記2つの回路に蓄積されたエネルギーの交換を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の可変電圧型蓄電装置。
  5. 前記直流電力変換回路が、前記充放電可能な回路から選ばれた2つの回路との間で、一方の回路を放電して他方の回路を充電する機能、および前記他方の回路を放電して前記一方の回路を充電する機能を備えた双方向の前記直流電力変換回路であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の可変電圧型蓄電装置。
  6. 前記直流電力変換回路が、DC/DCコンバータであることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の可変電圧型蓄電装置。
  7. 前記直流電力変換回路がチョッパ回路であることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の可変電圧型蓄電装置。
  8. 前記チョッパ回路は、
    前記充放電可能な回路から選ばれた2つの回路の接続点に接続されたインダクタと、
    前記2つの回路のうち、一方の回路の前記インダクタが接続されていない側の端子と、前記インダクタの他方の端子との間に接続されたスイッチ、および、
    前記2つの回路のうち、他方の回路の前記インダクタが接続されていない側の端子と前記インダクタの他方の端子との間に接続したダイオード、
    を備えたことを特徴とする請求項7に記載の可変電圧型蓄電装置。
  9. 前記静電容量または擬似容量を有する充放電可能な回路が、電気二重層キャパシタまたは電気化学キャパシタを含んで構成されていることを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の可変電圧型蓄電装置。
  10. 請求項1から9の可変電圧型蓄電装置と、当該装置に備えられた前記蓄電ユニットの両端子間に接続された電池電源を備えたことを特徴とするハイブリッド型電源装置。
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