JP2010123910A - Tcp型半導体装置及びそのテスト方法 - Google Patents

Tcp型半導体装置及びそのテスト方法 Download PDF

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Abstract

【課題】TCP型半導体装置の製造コストを削減すること。
【解決手段】TCP型半導体装置1は、ベースフィルム10と、ベースフィルム10上に搭載された半導体チップ20と、ベースフィルム10上に形成された複数のリード30とを備える。各リード30は、その一端31aを含み半導体チップ20に接続された第1端子部31と、その他端32aを含み第1端子部31と逆側に位置する第2端子部32と、を有する。各リード30の第2端子部32を含む端子領域RE内で、複数のリード30は第1方向に沿って互いに平行である。複数のリード30は、互いに隣り合う第1リードと第2リードとを含む。第1リードの第2端部32aと第2リードの第2端部32aの位置は、第1方向に沿ってずれている。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置及びそのテスト方法に関する。特に、本発明は、TCP(Tape Carrier Package)型の半導体装置及びそのテスト方法に関する。
半導体装置のテストにおいて用いられるプローブカードが知られている。プローブカードは、テスト対象が有するテスト端子と接触するプローブ(探針)を多数備えている。そして、それぞれのプローブの先端を対応するテスト端子と接触させ、テスタからプローブカードを通してテスト対象にテスト信号を供給し、また、テスト対象から出力信号を取り出すことにより、テストが実施される。この時、ショート不良等が発生しないように、各プローブを対応するテスト端子に1対1で正確に接触させることが必要である。
その一方で、近年、半導体装置の微細化や端子数の増大により、テスト端子間のピッチが小さくなってきている。従って、プローブカードも、テスト端子の狭ピッチ化に対応する必要がある。例えば、テスト端子の狭ピッチ化に伴って、プローブカードの隣り合うプローブの先端間のピッチも小さくすることが考えられる。但し、隣り合うプローブ間で絶縁性を確保する必要があるため、プローブ先端間のピッチを小さくすることにも限界がある。そこで、プローブの先端位置を複数の列に分散させることが提案されている。これにより、プローブ間の絶縁性を確保しつつ、プローブ先端間の実質的なピッチを小さくすることが可能となり、テスト端子の狭ピッチ化に対応することができる。そのようなプローブパターンを有するプローブカードは、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されている。
また、TCP(Tape Carrier Package)型の半導体装置が知られている。TCPの場合、TAB(Tape Automated Bonding)テープ等のベースフィルム上に半導体チップが搭載される。TCP型半導体装置は、COF(Chip On Film)と一般的に呼ばれているものも含む。
図1は、特許文献4に開示されているTCP型半導体装置を概略的に示す平面図である。図1において、ベースフィルム(テープキャリア)110上に半導体チップ120が搭載されている。また、ベースフィルム110上には、複数のリード130と複数のコンタクトパッド140が形成されている。複数のリード130のそれぞれは、複数のコンタクトパッド140のそれぞれと半導体チップ120とを電気的に接続している。
より詳細には、図1に示されるように、各リード130を部分的に覆うようにソルダーレジストSRが形成されている。ソルダーレジストSRは、リード130の上に塗布される樹脂であり、リード130を電気的に絶縁すると共に、腐食等の化学的ストレス及び外力によるリード130への物理的ストレスを緩和する役割を果たす。ソルダーレジストSRが形成されていない領域のリード130は、電気的に外部と接続可能な端子となり、その領域が端子領域となる。半導体チップ120は、ソルダーレジストSRが形成されていない中央の端子領域上に実装され、実装後に樹脂封止される。一方、ソルダーレジストSRが形成されていない外側の端子領域は、外部端子領域であり、コンタクトパッド140と電気的に接続されている。
そのコンタクトパッド140は、半導体チップ120のテスト時に用いられるテスト端子であり、ベースフィルム110上の所定の領域(パッド配置領域RP)中に配置されている。つまり、半導体チップ120のテスト時、プローブカードのプローブは、パッド配置領域RP中のコンタクトパッド140と接触する。そして、コンタクトパッド140及びリード130を通して、半導体チップ120にテスト信号が供給され、また、半導体チップ120から出力信号が取り出される。尚、ここで用いられるプローブカードも、プローブの先端位置が複数の列に分散したプローブパターンを有する。そのようなプローブパターンに対応して、コンタクトパッド140も、図1に示されるように複数の列に分散的に配置されている。
図1において、ベースフィルム110の幅方向及び延在方向は、それぞれx方向及びy方向である。図1で示された構造は、y方向に沿って繰り返し形成されている。テスト終了後、半導体チップ120を1つずつ切り分ける際には、図1中の破線で示されるカットラインCLに沿って、ベースフィルム110及び複数のリード130が切断される。この時、パッド配置領域RP中のコンタクトパッド140は、ベースフィルム110上に残ったままである。
特開平8−94668号公報 特開平8−222299号公報 実開平4−5643号公報 特開2004−356339号公報
近年、半導体チップの端子数は増大しており、テスト時に半導体チップに供給されるテスト信号の数や半導体チップから取り出される出力信号の数も増加している。このことは、図1で示されたTCP型半導体装置におけるコンタクトパッド140の数の増加を意味する。コンタクトパッド140の数の増加は、パッド配置領域RPの増大、すなわち、ベースフィルム110の幅及び長さの増大を招く。結果として、TCP型半導体装置の製造コストが増大してしまう。従って、TCP型半導体装置の製造コストを削減することができる技術が望まれる。
本発明の第1の観点において、TCP型半導体装置及びそのテスト方法が提供される。そのTCP型半導体装置は、ベースフィルムと、ベースフィルム上に搭載された半導体チップと、ベースフィルム上に形成された複数のリードと、を備える。複数のリードの各々は、各リードの一端である第1端部を含み半導体チップに接続された第1端子部と、各リードの他端である第2端部を含み第1端子部と逆側に位置する第2端子部と、を有する。このTCP型半導体装置のテスト時には、専用のコンタクトパッドではなく、各リードの第2端子部がプローブとのコンタクトに用いられる。従って、図1で示されたようなテスト用のコンタクトパッドは設けられず、パッド配置領域はベースフィルム上から排除される。その結果、TCP型半導体装置の製造コストを削減することが可能となる。
テスト時に、専用のコンタクトパッドではなく、各リードの第2端子部がプローブとのコンタクトに用いられる場合、1つのプローブの針先が隣り合う2本のリードに同時に接触してしまい、リード間のショート不良が発生することが懸念される。本発明では、そのような課題を解決することができるTCP型半導体装置及びそのテスト方法も提供される。
本発明の第2の観点において、TCP型半導体装置が提供される。そのTCP型半導体装置は、ベースフィルムと、ベースフィルム上に搭載された半導体チップと、ベースフィルム上に形成された複数のリードと、を備える。複数のリードの各々は、各リードの一端である第1端部を含み半導体チップに接続された第1端子部と、各リードの他端である第2端部を含み第1端子部と逆側に位置する第2端子部と、を有する。各リードの第2端子部を含む端子領域内で、複数のリードは第1方向に沿って互いに平行である。複数のリードは、互いに隣り合う第1リードと第2リードとを含む。第1リードの第2端部と第2リードの第2端部の位置は、第1方向に沿ってずれている。
本発明の第3の観点において、TCP型半導体装置が提供される。そのTCP型半導体装置は、ベースフィルムと、ベースフィルム上に搭載された半導体チップと、ベースフィルム上に形成された複数のリード群と、を備える。複数のリード群の各々は、所定数のリードを含む。所定数のリードの各々は、各リードの一端である第1端部を含み半導体チップに接続された第1端子部と、各リードの他端である第2端部を含み第1端子部と逆側に位置する第2端子部と、を有する。各リードの第2端子部を含む端子領域内で、所定数のリードは第1方向に沿って互いに平行である。所定数のリードのそれぞれの第2端部の位置は、第1方向に沿ってずれている。
本発明の第4の観点において、プローブカードを用いたTCP型半導体装置のテスト方法が提供される。TCP型半導体装置は、ベースフィルムと、ベースフィルム上に搭載された半導体チップと、ベースフィルム上に形成された複数のリード群と、を備える。複数のリード群の各々は、所定数のリードを含む。所定数のリードの各々は、各リードの一端である第1端部を含み半導体チップに接続された第1端子部と、各リードの他端である第2端部を含み第1端子部と逆側に位置する第2端子部と、を有する。各リードの第2端子部を含む端子領域内で、所定数のリードは第1方向に沿って互いに平行である。所定数のリードのそれぞれの第2端部の位置は、第1方向に沿ってずれている。一方、プローブカードは、複数のリード群のそれぞれに接触する複数のプローブ群を有する。複数のプローブ群の各々は、所定数のリードのそれぞれに接触する所定数のプローブを含む。所定数のプローブのそれぞれの先端は、第1方向に沿ってずれている。本発明に係るテスト方法は、(A)複数のプローブ群の所定数のプローブを、複数のリード群の所定数のリードのそれぞれに接触させるステップと、(B)プローブカード及び複数のリード群を通して、半導体チップにテスト信号を供給し、または、前記半導体チップから出力信号を取り出すステップと、を含む。
本発明によれば、TCP型半導体装置の製造コストが削減される。また、TCP型半導体装置のテスト時、1つのプローブが2つの端子に同時に接触する端子間ショートの発生を防止することが可能となる。
図1は、典型的なTCP型半導体装置を概略的に示す平面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の構成を概略的に示す平面図である。 図3は、本実施の形態に係る半導体装置の外部端子領域におけるリード構成の一例を示す平面図である。 図4は、本実施の形態に係る半導体装置のテスト方法を示す概念図である。 図5は、本実施の形態に係る半導体装置のテスト方法を示す概念図である。 図6は、本実施の形態に係る半導体装置の外部端子領域におけるリード構成の変形例を示す平面図である。 図7は、本実施の形態に係る半導体装置の外部端子領域におけるリード構成の他の変形例を示す平面図である。 図8は、本実施の形態に係る半導体装置の外部端子領域におけるリード構成の更に他の変形例を示す平面図である。 図9は、本実施の形態に係る半導体装置の外部端子領域におけるリード構成の更に他の変形例を示す平面図である。 図10は、本実施の形態に係る半導体装置の外部端子領域におけるリード構成の更に他の変形例を示す平面図である。 図11は、本実施の形態に係る半導体装置の外部端子領域におけるリード構成の更に他の変形例を示す平面図である。 図12は、本実施の形態に係る半導体装置の外部端子領域におけるリード構成の更に他の変形例を示す平面図である。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る半導体装置及びそのテスト方法を説明する。
1.全体構成
図2は、本実施の形態に係る半導体装置1の構成を概略的に示す平面図である。本実施の形態に係る半導体装置1は、TCP型の半導体装置である。その半導体装置1は、TABテープ等のベースフィルム(テープキャリア)10、ベースフィルム10上に搭載された半導体チップ20、及びベースフィルム10上に形成された複数のリード30を備えている。各リード30は、その一端(第1端部31a)を含む第1端子部31と、その他端(第2端部32a)を含む第2端子部32とを有する。このうち第1端子部31が、半導体チップ20に接続されている。一方、第2端子部32は、第1端子部31とは逆側に位置している。後に詳しく説明されるように、本実施の形態によれば、図1の場合と異なり、各リード30の第2端子部32(第2端部32a)は、テスト用のコンタクトパッドと接続されていない。
より詳細には、図2に示されるように、各リード30を部分的に覆うようにソルダーレジストSRが形成されている。ソルダーレジストSRは、リード30の上に塗布される樹脂であり、リード30を電気的に絶縁すると共に、腐食等の化学的ストレス及び外力によるリード30への物理的ストレスを緩和する役割を果たす。ソルダーレジストSRが形成されていない領域のリード30は、電気的に外部と接続可能な端子となり、その領域が端子領域となる。半導体チップ20は、ソルダーレジストSRが形成されていない中央の端子領域上に実装され、実装後に樹脂封止される。それらソルダーレジストSRや封止樹脂で覆われている領域は、以下「被覆領域RC」と参照される。
一方、ソルダーレジストSRが形成されていない外側の端子領域は、以下「外部端子領域RE」と参照される。外部端子領域REは、リード30が被覆領域RCから突出している領域であり、リード30のうち被覆領域RCから突出している部分は、外部端子に相当する。図2に示されるように、この外部端子領域REは、各リード30の第2端子部32を含んでいる。尚、外部端子領域REの対向する2辺のうち、半導体チップ20側の辺はソルダーレジストSRが形成されている領域の一辺と一致し、他方の辺は後述されるカットラインCLの一辺と一致している。
この外部端子領域RE中のリード30(外部端子)が、他のデバイスとの接続に用いられる。例えば、半導体チップ20が液晶表示パネル駆動用のICである場合、外部端子領域RE中のリード30は、液晶表示パネルの電極と接続される。それにより、液晶表示パネルとその駆動用の半導体チップ20とが電気的に接続される。尚、その接続工程は、一般に、OLB(Outer Lead Bonding)と呼ばれている。
本実施の形態によれば、半導体チップ20のテスト時、プローブカードとの接触のために専用のコンタクトパッドは用いられない。その代わり、外部端子領域RE中の第2端子部32が、プローブカードとの接触に用いられる。つまり、外部端子領域RE中のリード30は、他のデバイスとの接続だけでなく、テスト時のプローブカードとの接触にも用いられる。従って、本実施の形態によれば、図1で示されたようなテスト用のコンタクトパッド140は設けられず、パッド配置領域RPはベースフィルム10上から排除されている。図2に示されるように、各リード30の第2端子部32(第2端部32a)は、テスト用のコンタクトパッドと接続されていない。
このように、本実施の形態では、パッド配置領域RPが排除されるため、ベースフィルム10の面積を節約することができる。つまり、1つの半導体チップ20に対して要求されるベースフィルム10の領域を、図1の場合と比べて大きく縮小することができる。従って、材料コストを削減し、また、ベースフィルム10上の半導体チップ20の配置効率を向上させることが可能となる。すなわち、半導体装置1の製造コストを削減することが可能となる。
尚、図2において、ベースフィルム10の幅方向及び延在方向は、それぞれx方向及びy方向である。図2で示された構造は、y方向に沿って繰り返し形成されている。そして、破線で示されるカットラインCLで囲まれた領域が、1つの半導体装置に相当する。テスト終了後、半導体装置を1つずつ切り分ける際には、そのカットラインCLに沿ってベースフィルム10が切断される。この時、リード30の切断は行われないことに留意されたい。それは、ベースフィルム10上にはテスト用のコンタクトパッドが形成されておらず、リード30は元々コンタクトパッドに接続されていないからである。
2.外部端子領域
上述の通り、本実施の形態によれば、コンタクトパッドの代わりに、外部端子領域RE中の第2端子部32がプローブカードとの接触に用いられる。この時、ショート不良等が発生しないように、プローブカードの各プローブを対応するリード30に1対1で正確に接触させることが必要である。しかしながら、ベースフィルム10上のリード30間のスペース(間隔)は狭いため、ベースフィルム10が吸湿、温度変化等によって伸縮した場合、一部のプローブの針先が目的のリード30の隣りのリード30にも接触し、ショート不良が発生することが懸念される。そこで、本実施の形態によれば、そのようなリード30間のショート不良を防止するために、外部端子領域REにおけるリード30が次のような特徴を有する。
図3は、外部端子領域REにおけるリード30の構成の一例を示している。図3に示されるように、複数のリード30が外部端子領域REまで延びてきており、それぞれのリード30の第2端子部32が外部端子領域REに含まれている。この外部端子領域RE内で、複数のリード30は、所定の方向(第1方向)に沿って互いに平行である。本例では、第1方向はy方向である。各リード30の幅方向は、y方向と直交するx方向である。複数のリード30は、そのx方向に隣り合うように順番に配置されている。典型的には、各リード30の幅や、隣り合うリード30間のピッチは均一である。
図3に示されるように、本実施の形態によれば、互いに隣り合う2本のリード30のそれぞれの第2端部32aの位置が、y方向(第1方向)に沿ってずれている。例えば、リード30−11とリード30−12は隣り合っており、リード30−11の第2端部32aとリード30−12の第2端部32aの位置は、y方向に沿ってずれている。これにより、リード30−11の第2端子部32の横には、他のリード30が存在しない広いスペースが確保される。リード30−12と30−13との関係、リード30−13と30−14との関係も同様である。
リード30の長さの観点から言えば、次の通りである。つまり、外部端子領域RE内でのy方向に沿った長さを考えたとき、その長さは隣り合う2本のリード30で異なっている。例えば、リード30−11の長さL1はリード30−12の長さL2よりも大きい。また、リード30−12の長さL2はリード30−13の長さL3よりも大きく、リード30−13の長さL3はリード30−14の長さL4よりも大きい。このように、リード30−11〜30−14の長さに関して、「L1>L2>L3>L4」の関係がある。その結果、リード30−11〜30−13の第2端子部32の横には、他のリード30が存在しないスペースが確保される。
リード30の第2端部32aとベースフィルム10のカットラインCLとの間の距離の観点から言えば、次の通りである。つまり、図2及び図3に示されるように、第2端部32aとカットラインCLとの間の距離は、隣り合う2本のリード30で異なっている。例えば、リード30−11の第2端部32aとカットラインCLとの間の距離は、リード30−12の第2端部32aとカットラインCLとの間の距離より短い。
また、リード30−14の両側にはリード30−13とリード30−21が形成されており、それらリード30−13、30−21の長さは、リード30−14の長さよりも大きい。すなわち、リード30−14の第2端部32a(第2端子部32)は、隣りのリード30−13、30−21の間に挟まれている。従って、リード30−13、30−21のうち少なくとも1つに、リード30−14の第2端子部32の少なくとも一部と対向する切り欠き部(凹部)40が形成されていることが好適である。図3の例では、リード30−21が、リード30−14の第2端子部32の少なくとも一部と対向する切り欠き部40を有している。それにより、リード30−14の第2端子部32の横にも十分なスペースが確保される。尚、切り欠き部40の長さは、プローブの針先の直径より大きい。
また、外部端子領域REにおいて、同様のリードパターンが繰り返し形成されてもよい。その場合、複数のリード30は、複数のリード群LGに区分けされる。それら複数のリード群LGは、x方向に配置されている。各々のリード群LGは、所定数のリード30を含み、同様のリードパターンを有する。図3の例では、n個のリード群LG1〜LGnがx方向に配置されており、リード群LGi(i=1〜n)は4本のリード30−i1〜30−i4を含んでいる。各リード群LGiにおいて、リード30−i1〜30−i4のそれぞれの第2端部32aの位置はy方向にずれている。それにより、スペースが確保される。
外部端子領域RE内でのy方向に沿った長さを考えたとき、リード30−i1〜30−i4の長さは、それぞれL1、L2、L3、L4である。長さL1〜L4は互いに異なっている。図3の例では、長さL1〜L4の間に、「L1>L2>L3>L4」の関係がある。よって、各リード群LGiにおいて、リード30−i1が最長リードであり、リード30−i4が最短リードである。そして、各リード群LGiにおいて、リード30−i1〜30−i4は、最長リードから最短リードに向けて長さが順番に短くなるように配置されている。すなわち、各リード群LGiは、“のこぎり歯”状のリードパターンを有している。
図3の例では、同様のリードパターンがx方向に繰り返し現れている。つまり、最長リード30−i1から最短リード30−i4へ向かう配置方向は、リード群LG1〜LGnの間で同じ+x方向である。その結果、最短リード30−i4を除く各リード30の第2端子部32に関して、同じ+x方向側にスペースが確保される。
また、図3において、あるリード群LGに含まれる最短リードは、隣りのリード群LGに含まれる最長リードと隣り合っている。例えば、リード群LG1に含まれる最短リード30−14は、隣りのリード群LG2に含まれる最長リード30−21と隣り合っている。この場合、最長リード30−21は、最短リード30−14の第2端子部32の少なくとも一部と対向する切り欠き部40を有することが好適である。その結果、全てのリード30の第2端子部32に関して、同じ+x方向側にスペースが確保される。
3.テスト方法
図4は、以上に説明された半導体装置1のテスト方法を示す概念図である。半導体装置1のテストでは、プローブカード50が用いられる。プローブカード50は、上記複数のリード30のそれぞれに接触する複数のプローブ60を有している。このプローブカード50も、プローブ60の先端位置が複数の列に分散したプローブパターンを有する。
より詳細には、プローブカード50は、上記複数のリード群LG1〜LGnのそれぞれに接触する複数のプローブ群PG1〜PGnを有している。各プローブ群PGi(i=1〜n)は、リード30−i1〜30−i4のそれぞれに接触するプローブ60−i1〜60−i4を含んでいる。例えば、プローブ群PG1は、リード30−11〜30−14のそれぞれに接触するプローブ60−11〜60−14を含んでいる。テスト時、それぞれのプローブ60が、外部端子領域RE中の対応するリード30のそれぞれに接触させられる。この時、図4に示されるように、各プローブ60の先端部62(以下、「プローブ端部62」と参照される)が、対応するリード30の第2端子部32(第2端部32aの近傍)に接触する。すなわち、複数のプローブ60のプローブ端部62の位置関係は、複数のリード30の第2端部32aの位置関係とほぼ同じである。プローブ群PGiのプローブ60−i1〜60−i4のそれぞれのプローブ端部62は、y方向に沿ってずれている。
テスト時には、各プローブ60を対応するリード30に1対1で正確に接触させることが必要である。ところが、リードピッチLPが非常に小さい場合、1つのプローブ60のプローブ端部62が隣り合う2本のリード30に接触してしまい、ショート不良等が発生する可能性がある。本実施の形態によれば、上述の通り、リード30の第2端子部32の周辺に十分なコンタクトスペースが確保されている。従って、そのようなショート不良が防止される。プローブ端部62の位置が多少ずれたとしても、ショート不良が防止される。
また、TCP型半導体装置の場合、吸湿・乾燥によりベースフィルム10の伸縮が発生する。そのため、リードピッチLPが、プローブピッチからずれる可能性がある。そのような場合であっても、上述の理由により、ショート不良を防止することが可能である。例えば、プローブピッチは、ベースフィルム10が吸湿により伸びてリードピッチLPが拡がった状態に合わせて、あらかじめ設計されているとする。パッケージング工程では、高熱処理のため、ベースフィルム10が乾燥し、リードピッチLPが狭くなる傾向にある。つまり、リードピッチLPが、プローブピッチよりも小さくなる可能性がある。そのような場合であっても、図4で示されたように、リード30の第2端子部32の周辺には十分なコンタクトスペースが確保されているため、ショート不良が防止される。
尚、ベースフィルム10の伸縮等により、リードピッチLPがプローブピッチからずれた場合、次のような処理が実施されてもよい。図5には、リード30−1〜30−3の相対位置関係が示されている。それらリード30−1〜30−3のそれぞれには、プローブ端部62−1〜62−3が接触する。ここで、ベースフィルム10が縮み、リード30−1〜30−3の相対位置関係が、図5中の30−1’〜30−3’で示されるように変わった場合を考える。この場合、リードピッチLPは、より小さいLP’(<LP)に変化する。リード30とプローブ端部62との間の良好なコンタクトを得るためには、見た目のプローブピッチをリードピッチLPの減少に合わせて小さくすればよい。そのために、プローブ60(プローブ端部62)が、z方向(ベースフィルム10の表面に垂直であり、x、y方向と直交する方向)を回転軸として、θ方向に回転させられる。その結果、プローブ端部62−1〜62−3の相対位置関係が、図5中の62−1’〜62−3’で示されるように変わる。すなわち、見た目のプローブピッチが減少する。その後、プローブ端部62−1’〜62−3’が、リード30−1’〜30−3’のそれぞれに接触させられる。このとき、接触面積が最大となるように、プローブ端部62の位置がx方向及びy方向に調整されてもよい。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、テスト時のリード30間のショート不良が防止される。各プローブ60が対応するリード30に1対1で接触した後、テスタからプローブカード50及びリード30を通して、半導体チップ20にテスト信号が供給され、または、半導体チップ20から出力信号が取り出される。これにより、半導体チップ20の入出力や電気特性等のテストが良好に実現される。
4.効果
本実施の形態によれば、半導体チップ20のテスト時、プローブカード50との接触のために専用のコンタクトパッドは用いられない。その代わり、外部端子領域RE中の第2端子部32が、プローブカード50との接触に用いられる。従って、図1で示されたようなテスト用のコンタクトパッド140は設けられず、パッド配置領域RPはベースフィルム10上から排除される。その結果、1つの半導体チップ20に対して要求されるベースフィルム10の領域を、図1の場合と比べて大きく縮小することができる。従って、材料コストを削減し、また、ベースフィルム10上の半導体チップ20の配置効率を向上させることが可能となる。すなわち、半導体装置1の製造コストを削減することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、外部端子領域REにおいて、リード30の第2端子部32の周辺に十分なコンタクトスペースが確保されている。従って、狭いリードピッチLPの状況下においても、テスト時のリード30間のショート不良が防止される。言い換えれば、プローブカード50との接触にコンタクトパッドではなくリード30が用いられるが、ショート不良を防止することが可能である。プローブの位置ずれやベースフィルム10の伸縮が発生した場合であっても、ショート不良を防止することができる。その結果、半導体チップ20のテストが良好に実施される。また、ショート不良によるテスト効率の低下が防止され、テストコストが削減される。
更に、本実施の形態によれば、金属バリに起因するショート不良を軽減することができる。比較例として、図1の場合を考える。比較例では、半導体チップ120がリード130を介してテスト用のコンタクトパッド140と接続されている。従って、半導体チップ120を1つずつ切り分ける際には、カットラインCLに沿ってリード130を切断する必要がある。この時に発生する金属バリが、後にショート不良を引き起こす可能性がある。一方、本実施の形態によれば、テスト用のコンタクトパッド140は設けられていない。図2に示されるように、リード30はカットラインCLで囲まれる領域の内部にだけ形成されている。従って、半導体チップ20を1つずつ切り分ける際には、リード30の切断は行われない。その結果、金属バリに起因するショート不良が軽減される。その上、カットラインCLで半導体装置を打ち抜く治具が金属であるリード30をカットすることがなくなるため、その治具の寿命が延びるという効果も得られる。
5.変形例
図6は、外部端子領域REにおけるリード30の構成の変形例を示している。各リード群LGは、図3で示されたリードパターンと同様のリードパターンを有している。すなわち、各リード群LGに含まれる4本のリード30は、最長リードから最短リードに向けて長さが順番に短くなるように配置されている。但し、最長リードから最短リードへ向かう配置方向は、y方向に沿った線S−S’を挟んで正反対である。つまり、外部端子領域REにおいて、複数のリード30は線S−S’を挟んで対称的に配置されている。線S−S’は、例えば、外部端子領域REの中央付近に位置する。
より詳細には、線S−S’の−x側にはリード群LGA1、LGA2・・・が配置されている。それらリード群LGA1、LGA2・・・に関して、最長リードから最短リードへ向かう配置方向は−x方向である。その結果、各リード30の第2端子部32の−x方向側にスペースが確保される。一方、線S−S’の+x側にはリード群LGB1、LGB2・・・が配置されている。それらリード群LGB1、LGB2・・・に関して、最長リードから最短リードへ向かう配置方向は+x方向である。その結果、各リード30の第2端子部32の+x方向側にスペースが確保される。このような構成によっても、上述と同じ効果が得られる。線S−S’が外部端子領域REの中央付近に位置する場合、−x側のリード群LGAの数と+x側のリード群LGBの数は同じになる。
尚、本例では、完全に左右対称にした場合にリード30の本数が奇数になるが、外部端子領域REの中央付近ではプローブ端部62と第2端子部32との累積位置誤差が少ないため、線S−S’の近くには同じ長さのリード30が複数並んでいてもよい。これにより、リード30の本数が偶数の場合にも対応が可能になる。
図7は、外部端子領域REにおけるリード30の構成の他の変形例を示している。本例では、最短リードの隣りのリード30に切り欠き部40は形成されない。その代わり、最短リードの隣りのリード30は、最短リードの第2端子部32の少なくとも一部と対向する位置に湾曲部70を有している。その湾曲部70は、最短リードの第2端子部32に対して逆側に膨らんでいる。つまり、最短リードの隣りのリード30は、最短リードの第2端子部32の周辺において最短リードからより離れるように形成されている。これにより、最短リードの第2端子部32の周辺に十分なコンタクトスペースが確保される。その結果、上述と同じ効果が得られる。また、切り欠き部40が形成されないため、リード30の幅が部分的に小さくなることがない。
これまでは、リード30のピッチ(または複数のリード30のスペーシング)が等しい場合に切り欠き部40を形成するという方法を述べてきた。これは、外部端子領域REにできるだけ多くのリード30を配置するのに、最小ピッチ(つまり最小スペーシング)でリード30を並べるのが一般的に有利だからである。ただし、ベースフィルム10の幅には、ベースフィルム製造上の規格(例として、35mm、48mm、70mm)がある。ベースフィルムに取れる最大有効外部端子領域REの幅と、必要なリード30の数の関係によっては、必ずしも全てのリード30を最小ピッチ(最小スペーシング)で配置しなくても良い場合がある。
その場合には、切り欠き40を形成しないで、図8に示すように、一番短いリード80−13と、その隣のリード80−21とのスペーシングS1を、他のリード間のスペーシングの最小値S0より切り欠き40の深さ分以上広く取るという方法で、同様の効果をリードの幅を部分的に狭くすることなく実現することができる。
なお、リード80は、リード30が4本周期で長さを変えているのに対して、3本周期で長さを変えている。これは、本発明のTCP型半導体装置を、一般的な表示装置に搭載した場合を考えたとき、出力信号がR、G、Bの三原色を順に出力するために3の倍数になるのに対応するためである。この方法では、表示装置の画素のカラムとリードの長さの周期が一致する。そのため、表示装置の画素のカラム数にかかわらずリードの長さの周期性が保て、リードの設計がしやすいという特徴がある。もちろん、これまでの実施例のように3本以外の周期を採用して、この周期性が崩れても、本発明の効果は変わらない。
図9は、図6の更なる変形例を示している。TCPのベースフィルムが標準的な吸湿状態であるときに合わせてプローブカードを設計した場合、TCPの組み立て工程内でベースフィルムの吸湿量が減少することがある。この場合、ベースフィルムは幅方向に均等に縮むため、テープ幅の中央付近で外部端子とプローブカードの位置合わせをした場合は、プローブカードは相対的に端子より両側外側にずれることになる。そのずれ量は、テープの中央部分では小さく、両端に行くにしたがって累積的に誤差が大きくなる。図9では、ずれ量が小さい中央部分は、通常の長さの等しい外部端子を配置し、ずれ量誤差の大きくなる両端に近い部分に本発明を適用している。
これにより、外部端子を短くする本数を最小限にすることができるため、このTCP型半導体装置を搭載する装置において、端子の接続性を損なう可能性をさらに小さくすることができるようになる。
図10は、図6の別の変形例を示している。プローブカードを、TCPのベースフィルムの吸湿量が小さい場合に合わせて設計した場合は、プローブカードは相対的に端子より両側内側にずれることになる。これに対応するように、リードが順次短くなる方向を図9とは逆の方向にしている。
図11は、図9で示されたTCP型半導体装置に図8で示された方法が適用された場合を示している。この場合、図8及び図9のそれぞれの場合で得られた効果が同時に得られる。
図12は、図10で示されたTCP型半導体装置に図8で示された方法が適用された場合を示している。この場合、図8及び図10のそれぞれの場合で得られた効果が同時に得られる。
以上、本発明の実施の形態が添付の図面を参照することにより説明された。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で当業者により適宜変更され得る。
1 半導体装置
10 ベースフィルム
20 半導体チップ
30 リード
31 第1端子部
31a 第1端部
32 第2端子部
32a 第2端部
40 切り欠き部
50 プローブカード
60 プローブ
62 プローブ端部
70 湾曲部
80 リード
82 第2端子部
82a 第2端部
RC 被覆領域
RE 外部端子領域
CL カットライン
LG リード群
PG プローブ群
SR ソルダーレジスト
S0、S1 リード間のスペーシング

Claims (16)

  1. ベースフィルムと、
    前記ベースフィルム上に搭載された半導体チップと、
    前記ベースフィルム上に形成された複数のリードと
    を備え、
    前記複数のリードの各々は、
    前記各リードの一端である第1端部を含み、前記半導体チップに接続された第1端子部と、
    前記各リードの他端である第2端部を含み、前記第1端子部と逆側に位置する第2端子部と
    を有し、
    前記各リードの前記第2端子部を含む端子領域内で、前記複数のリードは第1方向に沿って互いに平行であり、
    前記複数のリードは、互いに隣り合う第1リードと第2リードとを含み、
    前記第1リードの前記第2端部と前記第2リードの前記第2端部の位置は、前記第1方向に沿ってずれている
    TCP型半導体装置。
  2. 請求項1に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記端子領域内での前記第1方向に沿った長さは、前記第1リードと前記第2リードとで異なる
    TCP型半導体装置。
  3. 請求項1又は2に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記第2端部と前記ベースフィルムのカットラインとの間の距離は、前記第1リードと前記第2リードとで異なる
    TCP型半導体装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記複数のリードは、更に、前記第2リードと隣り合う第3リードを含み、
    前記第2リードの前記第2端部の位置は、前記第1リードの前記第2端部及び前記第3リードの前記第2端部の位置に対して、前記第1方向に沿ってずれている
    TCP型半導体装置。
  5. 請求項4に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記第2リードの前記第2端部は、前記第1リードと前記第3リードとの間に挟まれており、
    前記第1リードと前記第3リードのうち少なくとも1つは、前記第2リードの前記第2端子部の少なくとも一部と対向する切り欠きを有する
    TCP型半導体装置。
  6. 請求項4に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記複数のリードは、更に、前記第3リードと隣り合う第4リードを含み、
    前記第2リードの前記第2端部は、前記第1リードと前記第3リードとの間に挟まれており、
    前記第2リードと前記第1リードまたは前記第3リードとの間隔は、前記第3リードと前記第4リードとの間隔よりも大きい
    TCP型半導体装置。
  7. ベースフィルムと、
    前記ベースフィルム上に搭載された半導体チップと、
    前記ベースフィルム上に形成された複数のリード群と
    を備え、
    前記複数のリード群の各々は、所定数のリードを含み、
    前記所定数のリードの各々は、
    前記各リードの一端である第1端部を含み、前記半導体チップに接続された第1端子部と、
    前記各リードの他端である第2端部を含み、前記第1端子部と逆側に位置する第2端子部と
    を有し、
    前記各リードの前記第2端子部を含む端子領域内で、前記所定数のリードは第1方向に沿って互いに平行であり、
    前記所定数のリードのそれぞれの前記第2端部の位置は、前記第1方向に沿ってずれている
    TCP型半導体装置。
  8. 請求項7に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記所定数のリードは、
    前記端子領域内で前記第1方向に沿った長さが最大である最長リードと、
    前記端子領域内で前記第1方向に沿った長さが最小である最短リードと
    を含み、
    前記所定数のリードは、前記端子領域内での前記第1方向に沿った長さが前記最長リードから前記最短リードに向けて順番に小さくなるように配置されている
    TCP型半導体装置。
  9. 請求項8に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記端子領域において、前記最長リードから前記最短リードへ向かう配置方向は、前記複数のリード群の間で同じである
    TCP型半導体装置。
  10. 請求項8に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記端子領域において、前記最長リードから前記最短リードへ向かう配置方向は、前記第1方向に沿った所定の線を挟んで正反対である
    TCP型半導体装置。
  11. 請求項10に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記端子領域において、前記第1方向に沿った前記所定の線の両側に、長さが等しい複数のリードが配置されている
    TCP型半導体装置。
  12. 請求項10又は11に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記所定の線は、前記端子領域の中央付近に位置する
    TCP型半導体装置。
  13. 請求項8乃至12のいずれか一項に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記複数のリード群は、互いに隣り合う第1リード群と第2リード群とを含み、
    前記第1リード群に含まれる前記最短リードは、前記第2リード群に含まれる前記最長リードと隣り合っており、
    前記第2リード群に含まれる前記最長リードは、前記第1リード群に含まれる前記最短リードの前記第2端子部の少なくとも一部と対向する切り欠きを有する
    TCP型半導体装置。
  14. 請求項8乃至12のいずれか一項に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記複数のリード群は、互いに隣り合う第1リード群と第2リード群とを含み、
    前記第1リード群に含まれる前記最短リードは、前記第2リード群に含まれる前記最長リードと隣り合っており、
    前記第1リード群に含まれる前記最短リードと前記第2リード群に含まれる前記最長リードとの間隔は、前記第1リード群または前記第2リード群中のリード間隔の最小値より大きい
    TCP型半導体装置。
  15. プローブカードを用いたTCP型半導体装置のテスト方法であって、
    前記TCP型半導体装置は、
    ベースフィルムと、
    前記ベースフィルム上に搭載された半導体チップと、
    前記ベースフィルム上に形成された複数のリード群と
    を備え、
    前記複数のリード群の各々は、所定数のリードを含み、
    前記所定数のリードの各々は、
    前記各リードの一端である第1端部を含み、前記半導体チップに接続された第1端子部と、
    前記各リードの他端である第2端部を含み、前記第1端子部と逆側に位置する第2端子部と
    を有し、
    前記各リードの前記第2端子部を含む端子領域内で、前記所定数のリードは第1方向に沿って互いに平行であり、
    前記所定数のリードのそれぞれの前記第2端部の位置は、前記第1方向に沿ってずれており、
    前記プローブカードは、前記複数のリード群のそれぞれに接触する複数のプローブ群を有し、
    前記複数のプローブ群の各々は、前記所定数のリードのそれぞれに接触する所定数のプローブを含み、
    前記所定数のプローブのそれぞれの先端は、前記第1方向に沿ってずれており、
    前記テスト方法は、
    前記複数のプローブ群の前記所定数のプローブを、前記複数のリード群の前記所定数のリードのそれぞれに接触させるステップと、
    前記プローブカード及び前記複数のリード群を通して、前記半導体チップにテスト信号を供給し、または、前記半導体チップから出力信号を取り出すステップと
    を含む
    TCP型半導体装置のテスト方法。
  16. 請求項15に記載のTCP型半導体装置のテスト方法であって、
    前記第1方向と直交し、前記ベースフィルムの表面に垂直な方向は第2方向であり、
    前記接触させるステップは、
    前記複数のプローブ群の前記所定数のプローブを、前記第2方向を回転軸として回転させるステップと、
    前記回転させるステップの後に、前記複数のプローブ群の前記所定数のプローブを、前記複数のリード群の前記所定数のリードのそれぞれに接触させるステップと
    を含む
    TCP型半導体装置のテスト方法。
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