JP2005085787A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】交互に反転する台形形状のパッドを形成して小型で生産性の良好な半導体集積回路を提供する。
【解決手段】半導体集積回路1は、半導体チップの外周部に複数並んで形成されているIOセルロジック部2にそれぞれ接続されたメタル配線3にそれぞれ接続されてパッド4a、4bを、台形形状に形成するとともに、相隣接する当該パッド4a、4bを、当該台形形状の底辺と頂辺が交互に反転した状態で並べて形成している。したがって、パッド4a、4bのピッチサイズを小さくすることができるとともに、ワイヤーボンディング6を台形の幅が広い部分で実施することで、プロービング跡の無い部分にワイヤーボンディング6を行うことができ、同一サイズのチップサイズよりも多くのパッド4a、4bを形成することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路に関し、詳細には、交互に反転する台形形状のパッドを形成して小型で生産性の良好な半導体集積回路に関する。
半導体集積回路は、その中央部に基本回路部が構成され、基本回路部の外側に、複数のIOセルロジック部が基本回路部を取り囲むように配置されている。IOセルロジック部のさらに外側、すなわち半導体集積回路の最外周部には、外部装置との電気的な接続を取るためのボンディングパッドが複数配置され、当該パッドとIOセルロジック部とがメタル配線で接続されている。
そして、従来、図4に示すように、半導体集積回路100では、入出力バッファ回路であるIOセルロジック部101にメタル配線102を介してパッド103が接続されており、従来の半導体集積回路100では、IOセルロジック部101から同じ長さ(図4では、15μm)のメタル配線102がIOセルロジック部101の延長方向に形成されて、当該メタル配線102の先端に同じ大きさで同じ四角形状(図4では、65μmと60μmの四角)のパッド103が形成されている。したがって、この従来の半導体集積回路100では、同じ大きさで同じ四角形状のパッド103が並列に並んだ並列配列方式となっている。
ところが、近年、半導体集積回路のチップサイズは、微細化が進み、年々縮小傾向に有るが端子数(IOセルの数)の増加に伴ない、上記図4に示したような並列配列方式では、パッドピッチで半導体集積回路のチップサイズが決まってしまい、チップサイズが大きくなるという問題がある。
そこで、従来、図5に示すような千鳥配列方式が用いられてきている(特許文献1、特許文献2、特許文献3等参照)。
この千鳥配列方式では、図5に示すように、所定間隔で並んで形成されているIOセルロジック部111に、長さの異なる2種類のメタル配線112a、112bが交互に接続されており、各メタル配線112a、112bの先端に、それぞれ同じ大きさで同じ四角形状(図5では、65μmと60μmの四角)のパッド113a、113bが形成されている。そして、図5では、長い方のメタル配線112bと、短い方のメタル配線112aに接続されているパッド113aとの横方向の間隔が10μmとなる間隔で形成されている。
したがって、図4に示した並列配列方式では、6本のIOセルロジック部111に接続するパッド103を形成すると、その横方向のサイズが420μmであったが、図5に示した千鳥配列方式では、同じく6本のIOセルロジック部111に接続するパッド113a、113bを形成すると、その横方向のサイズが、360μmとなる。
このように、ゲートアレイ方式を採用する論理半導体集積回路は、ゲート(論理回路)の大規模化に伴う外部端子数の増加に対応するために、ボンディングパッドを半導体集積回路の外周に沿って2列あるいは3列に配置すると共に、各列間でボンディングパッドの位置を所定ピッチ(例えば、半ピッチ)ずらす千鳥配列方式を採用している。この千鳥配列方式によれば、ボンディングパッドの実効的なピッチが縮小され、同一サイズの半導体集積回路に、より多くのボンディングパッドを形成することができる。
特開平10−74790号公報 特開平9−283632号公報 特許第3130724号公報
しかしながら、並列配列方式では、図4に示したように、IOセルロジック部101が太く、パッド103の形状を正方形から長方形に変えても、一辺の長さを短くすることは困難である。
また、図5に示した千鳥配列方式では、一辺の長さ、すなわち、IOセルロジック部11の配列方向の長さについては短くすることはできるが、パッド113a、113bを2段構造にする必要があるため、2段構造のパッド113a、113b部分の面積が広くなり、半導体集積回路全体の規模が大きくなるという問題があった。
さらに、図6に示すように、半導体集積回路では、各パッド113a、113bは、対向するリード114に、ワイヤーボンディング115で接続されるが、ワイヤーボンディング115の角度(図6に破線Cr1で示す角度)が狭くなり、既存のリードを使用することができず、専用のリード114を形成する必要があり、チップ作成の時間が長時間かかるとともに、ワイヤー同士の接触のおそれが発生し、アセンブリの歩留まりが低下するという問題がある。
そこで、請求項1記載の発明は、半導体チップの外周部に複数並んで形成されているIOセルロジック部にそれぞれ接続されるパッド領域を、台形形状に形成するとともに、相隣接する当該パッド領域を、当該台形形状の底辺と頂辺が交互に反転した状態で並べて形成することにより、パッドのピッチサイズを小さくするとともに、プロービングを台形の幅が狭い部分で実施して、ワイヤーボンディングを台形の幅が広い部分で実施することで、プロービング跡の無い部分にワイヤーボンディングを行い、同一サイズのチップサイズよりも多くのパッドを形成して、外部端子の数を増やすことができるとともに、接続信頼性の良好な半導体集積回路を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の半導体集積回路は、半導体チップの外周部に複数並んで形成されているIOセルロジック部にそれぞれ接続されてパッド領域が形成されている半導体集積回路であって、前記パッド領域は台形形状に形成されているとともに、相隣接する当該パッド領域が、当該台形形状の底辺と頂辺が交互に反転した状態で並んで形成されていることにより、上記目的を達成している。
請求項1記載の発明の半導体集積回路によれば、半導体チップの外周部に複数並んで形成されているIOセルロジック部にそれぞれ接続されるパッド領域を、台形形状に形成するとともに、相隣接する当該パッド領域を、当該台形形状の底辺と頂辺が交互に反転した状態で並べて形成するので、パッドのピッチサイズを小さくすることができるとともに、プロービングを台形の幅が狭い部分で実施して、ワイヤーボンディングを台形の幅が広い部分で実施することで、プロービング跡の無い部分にワイヤーボンディングを行うことができ、同一サイズのチップサイズよりも多くのパッドを形成して、外部端子の数を増やすことができるとともに、接続信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図3は、本発明の半導体集積回路の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の半導体集積回路の一実施例を適用した半導体集積回路1の要部拡大平面図である。
図1において、半導体集積回路1は、図4に示した千鳥配列方式の半導体集積回路100の場合に適用したものであり、所定長さ、例えば、200μmを有する複数のIOセルロジック部2に、例えば、15μmと短いメタル配線3が接続されており、各メタル配線3は、全て同じ長さに形成されている。各メタル配線3の先端部には、それぞれ台形形状に形成されているとともに、当該外形の向きが逆のパッド4aとパッド4bが、交互に形成されている。
すなわち、パッド4aは、メタル配線3側の辺が長い底辺となっており、例えば、60μmの長さを有し、上辺が短く、例えば、メタル配線3の幅と同じ長さとなっている。
また、パッド4bは、パッド4aと同じ形状であるが、底辺と上辺が反転した状態で、メタル配線3に接続されている。
したがって、相隣接するパッド4aとパッド4bとは、その傾斜面が平行となっており、このパッド4aとパッド4bとの平行な傾斜面の間隔は、所定の短い間隔、例えば、10μmとなっている。
また、各パッド4a及びパッド4bは、同じ高さ、例えば、65μmに形成されている。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の半導体集積回路1は、所定間隔で形成されているIOセルロジック部2に短いメタル配線3が形成され、当該各メタル配線3の先端に同じ台形形状のパッド4aとパッド4bが交互に反転させた状態で、形成されている。
したがって、本実施例の半導体集積回路1と図5に示した千鳥配列方式の半導体集積回路110とでは、IOセルロジック部1、111の配列方式の長さは同じであるが、図5の従来の千鳥配列方式の半導体集積回路111では、パッド113a、113bを2段構造としていたため、IOセルロジック部111の長手方向の半導体集積回路110の長さが、370μmであったが、本実施例の半導体集積回路1は、270μmと、従来の半導体集積回路110よりも100μmも短くすることができ、半導体集積回路1のサイズをより一層小さくすることができる。
さらに、図5に示した千鳥配列方式の場合、図6に示したように、ワイヤーボンディング115の角度(図6に破線Cr1で示す角度)が狭くなり、既存のリードを使用することができなかったが、本実施例の半導体集積回路1では、図2に示すように、各パッド4a、4bを、リード5にワイヤーボンディング6で接続する場合、破線Cr0で示すワイヤーボンディング6の角度が、図6の千鳥配列方式の半導体集積回路110の場合の破線Cr1で示す角度よりも大きくなる。
したがって、専用のリードを形成することなく、隣接するワイヤー同士の接触を避けることができ、チップ作成の時間短縮化することができるとともに、アセンブリの歩留まりを向上させることができる。
なお、図1の半導体集積回路1は、図5に示した千鳥配列方式の場合に適用したものであり、また、左方向から右方向に見た場合、メタル配線3側の辺が長い底辺であるパッド4aが左端に形成され、次に、メタル配線3の幅と同じ長さの短い底辺のパッド4bが隣接して形成されているが、図4に示した並列配列方式の場合と同様のものに適用してもよく、また、パッド4aとパッド4bの配置は、上記配置に限るものではなく、例えば、図3に示すように、メタル配線3の幅と同じ長さの短い底辺のパッド4bが左端に形成され、次に、メタル配線3側の辺が長い底辺であるパッド4aが隣接して形成されるようになっていてもよい。
この場合、図5に示した千鳥配列方式方式の場合に比較して、同一辺であっても、1個のIOセルロジック部2分だけ多く形成することができ、半導体集積回路1のサイズを小さくして、外部端子の数を増やすことができる。
このように、本実施例の半導体集積回路1は、半導体チップの外周部に複数並んで形成されているIOセルロジック部2にそれぞれ接続されたメタル配線3にそれぞれ接続されてパッド4a、4bを、台形形状に形成するとともに、相隣接する当該パッド4a、4bを、当該台形形状の底辺と頂辺が交互に反転した状態で並べて形成している。
したがって、パッド4a、4bのピッチサイズを小さくすることができるとともに、プロービングを台形の幅が狭い部分で実施して、ワイヤーボンディング6を台形の幅が広い部分で実施することで、プロービング跡の無い部分にワイヤーボンディング6を行うことができ、同一サイズのチップサイズよりも多くのパッド4a、4bを形成して、外部端子の数を増やすことができるとともに、接続信頼性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
パーソナルコンピュータ、各種電気機器に用いられるIOセルロジック部を内蔵する半導体集積回路に適用することができる。
本発明の半導体集積回路の一実施例を適用した半導体集積回路の要部拡大平面図。 図1の半導体集積回路のパッドをワイヤーボンディングでリードと接続している状態の平面図。 本発明の半導体集積回路の他の例を適用した半導体集積回路の要部拡大平面図。。 従来の並列配列方式の半導体集積回路の要部拡大平面図。 従来の千鳥配列方式の半導体集積回路の要部拡大平面図。 図6の千鳥配列方式の半導体集積回路のパッドをワイヤーボンディングでリードと接続している状態の平面図。
符号の説明
1 半導体集積回路
2 IOセルロジック部
3 メタル配線
4a、4b パッド
5 リード
6 ワイヤーボンディング

Claims (1)

  1. 半導体チップの外周部に複数並んで形成されているIOセルロジック部にそれぞれ接続されてパッド領域が形成されている半導体集積回路であって、前記パッド領域は台形形状に形成されているとともに、相隣接する当該パッド領域が、当該台形形状の底辺と頂辺が交互に反転した状態で並んで形成されていることを特徴とする半導体集積回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8115321B2 (en) * 2009-04-30 2012-02-14 Lsi Corporation Separate probe and bond regions of an integrated circuit
WO2023154079A1 (en) * 2022-02-08 2023-08-17 Sandisk Technologies Llc Bonded assembly containing different size opposing bonding pads and methods of forming the same

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