JP2010113450A - 貨幣処理機および貨幣処理機システム - Google Patents

貨幣処理機および貨幣処理機システム Download PDF

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Abstract

【課題】操作員の技能レベルに応じた復旧操作の案内を行い、とりわけ習熟した操作員による操作が煩雑になるのを防止する貨幣処理機および貨幣処理機システムを提供する。
【解決手段】復旧操作に当たる操作員を特定し、操作員毎に記憶された復旧操作に係る貨幣処理機の属性毎の技能レベルを検索し、技能レベル毎に誘導ガイドとして記憶された異常状態から復旧するための操作手順を、復旧操作に係る貨幣処理機の属性および技能レベルに応じて表示することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、貨幣の処理を行う貨幣処理機および貨幣処理機システムに関するものであり、特に貨幣処理機における異常発生時の復旧操作の案内制御に係るものである。
に関するものである。
従来から、貨幣の入出金などの様々な処理を行う貨幣処理機にあっては、ジャムなどの異常が発生した場合に不慣れな操作員でも復旧操作ができるように、操作箇所の画像や復旧操作の手順を、復旧操作の進捗に応じて段階的に表示する案内制御を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−227906号公報
ところで、上述した貨幣処理機の入出金に係る操作、例えば、伝票金額や取引科目等の必要事項をキーボードから入力する操作や、紙幣を投入口にセットして取引開始時にスタート釦を押下する操作などは、業務上行う日常的な操作であるため、操作員毎の技能レベルの差はあまり見受けられない。
これに対して、異常発生というイレギュラーな状況の操作については、貨幣処理機内部の構造の理解度、操作経験に基づく習熟度などによって、操作員の技能レベルの差が顕著に現れてしまう。
しかしながら、上述した貨幣処理機における復旧操作の従来の案内制御は、不慣れな操作員向け、すなわち段階的に復旧操作の手順を案内する案内制御であるため、貨幣処理機の扉の開放操作やユニットの開操作等を案内に従って段階的に進めていかないと、異常発生箇所の案内表示を確認できない。そのため、習熟した操作員は、貨幣処理機の開閉等の手順を熟知しているにもかかわらず、異常が発生した箇所に到達するまでの操作手順の案内表示に合わせて操作を進める必要があり、操作が煩雑で無駄な時間がかかってしまうという課題がある。
そこで、この発明は、操作員の技能レベルに応じた復旧操作の案内を行い、とりわけ習熟した操作員による操作が煩雑になるのを防止する貨幣処理機および貨幣処理機システムを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、異常状態となった場合に復旧操作の手順を誘導ガイドとして表示する貨幣処理機(例えば、実施の形態における出納機1)において、異常状態からの復旧操作に当たる操作員を特定する操作員特定手段(例えば、実施の形態における操作員特定手段13)と、復旧操作に係る前記貨幣処理機の属性毎の技能レベルを、操作員毎に記憶する技能レベル記憶手段(例えば、実施の形態における技能レベル記憶手段21)と、前記操作員特定手段により特定された操作員の技能レベルを前記技能レベル記憶手段の記憶情報から検索する技能レベル検索手段(例えば、実施の形態における技能レベル検索手段14)と、異常状態から復旧するための操作手順を技能レベル毎に誘導ガイドとして記憶する誘導ガイド記憶手段(例えば、実施の形態における誘導ガイドパターン記憶手段20)と、前記復旧操作に係る貨幣処理機の属性および前記技能レベル検索手段により特定された技能レベルに応じて前記誘導ガイド記憶手段に記憶された誘導ガイドを特定する誘導ガイド特定手段(例えば、実施の形態における誘導ガイド特定手段17)と、該誘導ガイド特定手段により特定された誘導ガイドを表示する表示手段(例えば、実施の形態における表示部4)とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、技能レベルを判定する技能レベル判定手段(例えば、実施の形態における技能レベル判定手段15)と、該技能レベル判定手段の判定結果に基づいて前記技能レベル記憶手段の記憶情報を更新する技能レベル更新手段(例えば、実施の形態における技能レベル更新手段16)を備えることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項2に記載の発明において、前記技能レベル更新手段が、異常状態からの復旧操作が終了した時点で前記技能レベル記憶手段の記憶情報を更新することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記技能レベル判定手段が、前記貨幣処理機の属性としてエラーコードに基づいて前記技能レベルを特定することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の発明において、復旧操作の途中に特別の注意を要する詳細部位が存在する場合、前記誘導ガイドは、前記技能レベルによらず前記特別の注意を要する詳細部位に関する操作手順の画面を含んでいることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、請求項5に記載の発明において、前記特別の注意を要する詳細部位に関する操作手順の画面を前記表示手段へ表示する際に、警告出力を行うことを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、請求項5に記載の発明において、前記特別の注意を要する詳細部位に関する操作手順に、所定のイベントが必要事項として含まれている場合、前記誘導ガイドの最初の操作手順の画面に表示される操作ガイダンス部(例えば、実施の形態における操作ガイダンス部50)に前記所定のイベントの内容を表示することを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、請求項1乃至7の何れか一項に記載の発明において、前記表示手段に表示される誘導ガイドを手動で選択可能なガイド選択手段を備えることを特徴とする。
請求項9に記載した発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記エラーコードに係る異常または前記特別の注意を要する詳細部位に関する異常を、擬似的に発生可能な擬似異常発生手段(例えば、実施の形態における擬似異常発生手段18)を具備することを特徴とする。
請求項10に記載した発明は、請求項9に記載の発明において、前記擬似異常発生手段により擬似的に前記エラーコードに係る異常または前記詳細部位に関する異常を発生させている際に、復旧操作が行われていなくても、前記誘導ガイドを前記表示手段へ表示して自動的に進行させることを特徴とする。
請求項11に記載した発明は、請求項1乃至10の何れか一項に記載の発明において、印字出力可能な印字手段(例えば、実施の形態における印字部7)を備え、前記表示手段または前記印字手段は操作員の技能レベルを出力可能に構成されていることを特徴とする。
請求項12に記載した発明は、請求項11に記載の発明において、前記表示手段または前記印字手段は、最新の復旧操作に基づいて判定された操作員の技能レベルと共に、該判定結果に係る寸評を出力することを特徴とする。
請求項13に記載した発明は、前記請求項2乃至12の何れか一項に記載の貨幣処理機を複数備え、前記貨幣処理機毎に前記技能レベル記憶手段を備え、各技能レベル記憶手段は、該技能レベル記憶手段が設けられた前記貨幣処理機に係る技能レベルを記憶することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、異常状態となった場合に、操作員特定手段により復旧操作に当たる操作員を特定して、特定した操作員の復旧操作に係る貨幣処理機の属性である例えば、復旧操作の種別や復旧操作を行う箇所などに応じた操作員の技能レベルを技能レベル検索手段により検索し、さらに、この検索された技能レベルに対応する誘導ガイドを誘導ガイド特定手段により特定して、この特定した誘導ガイドを表示手段に表示することができる。
したがって、同一の操作員が、復旧操作に係る貨幣処理機の属性に応じて技能レベルにバラツキがある場合であっても、異常状態からの復旧操作に係る貨幣処理機の属性に応じた技能レベルの記憶情報に基づいて、技能レベルが低い場合に段階的な誘導ガイドを表示して操作の円滑化を図る一方、技能レベルが高い場合に異常個所に到達するまでの例えば、扉開放などの操作に係る誘導ガイドの表示を省略して操作が煩雑になるのを防止することができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、技能レベル判定手段により操作員の技能レベルを判定して技能レベルに変化があった場合に技能レベル記憶手段に記憶されている技能レベルの記憶情報を更新することで最新の技能レベルに基づいて操作員への復旧操作の誘導ガイドを選択して表示させることができるため、操作員は常に最適な誘導ガイドを参照しながら復旧操作を行うことができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、技能レベルの更新タイミングを復旧操作が終了した時点とすることで、技能レベルが変化した直後のタイミングで更新することができ、したがって、技能レベル記憶手段に記憶された技能レベルの記憶情報を最新のものにすることができる。
請求項4に記載した発明によれば、復旧操作に係る貨幣処理機の属性として例えば、発生した異常の種別を分類するためのエラーコードに基づいて技能レベルを判定することで、エラーコードに対応した異常発生時の一連の復旧操作による総合的な技能レベルを判定することができるため、技能レベルの更新処理の頻度を低減して当該処理による負荷を軽減することができる。
請求項5に記載した発明によれば、復旧操作中に、特別の注意を要する詳細部位として例えば、技能レベルには無関係で且つ重要な怪我等に注意が必要な箇所や、処置を間違うと現金違算の要因になる箇所、並びに、新貨幣対応等により新規追加部位が存在する場合に、技能レベルによらずに特別の注意を要する詳細部位に係る操作手順を表示手段によって表示することができる。
請求項6に記載した発明によれば、特別の注意を要する詳細部位が存在する場合の誘導ガイドを表示する際に、警告出力として、例えば、背景色が通常色とは異なる赤色や黄色の警告色としたり、警告音を出力したりすることで、操作員へ注意を促すことができる。
請求項7に記載した発明によれば、特別の注意を要する詳細部位が存在して所定のイベントを必要事項として含んだ操作ガイドを開始する際に、操作ガイドの最初の操作画面に表示される操作ガイダンス部へ所定のイベントの内容が表示されるため、所定のイベントを行うために必要な、例えば、収納部から貨幣を取り出すための鍵や、ジャム媒体を除去するために必要となる冶具(ピンセットやスクレーパー等)や、小束施封帯、硬貨包装フィルムおよびインクリボン等の消耗品等を事前に用意することができ、円滑に復旧作業を進めることができる。
請求項8に記載した発明によれば、ガイド選択手段により操作員が適宜の誘導ガイドを選択可能であるため、例えば、技能レベルが比較的高い操作員が、復旧操作の途中で操作に手間取ったり不安を覚えたりした場合に、技能レベルが比較的低い操作員用の誘導ガイドに切換えて円滑な復旧操作を行うことができる。
請求項9に記載した発明によれば、擬似異常発生手段によりエラーコードに係る異常又は特別な注意を要する詳細部位に関する異常を、擬似的に発生させることができるため、未経験のもしくは不得手な異常状態からの復旧操作を、擬似的に発生させた異常状態に対応した誘導ガイドに従って、体験および訓練することができる。
請求項10に記載した発明によれば、擬似異常発生手段により擬似的にエラーコードに係る異常又は特別な注意を要する詳細部位に関する異常を発生させている際に、復旧操作が行われていない状態であっても誘導ガイドを表示手段へ表示して自動的に進行させることができるため、様々な異常状態に対応した復旧操作を表示手段への表示内容を見ながら事前に学習することができる。
請求項11に記載した発明によれば、操作員が印字手段または表示手段の出力結果に基づいて自己の技能レベルを確認することができるため、各操作員のスキルアップに貢献することができる。
請求項12に記載した発明によれば、表示手段または印字手段に最新の技能レベルと共に判定結果に係る寸評、例えば、上の技能レベルに到達するまでの復旧操作の操作経験回数などの状況を出力することで、操作員の目標を明確にして操作員の更なるスキルアップに貢献することができる効果がある。
請求項13に記載した発明によれば、例えば、複数の貨幣処理機を一人の操作員が掛け持ちで担当している場合、操作員の技能レベルに応じた誘導ガイドが貨幣処理機毎に個別に可能になるため、貨幣処理機の種類の違いにより同一操作員の技能レベルが異なる場合であっても復旧操作を行う貨幣処理機に対応した技能レベルにより最適な誘導ガイドを選択して表示することができる効果がある。
次に、この発明の実施の形態における貨幣処理機について図面を参照しながら説明する。
図1は、この実施の形態における貨幣処理機である出納機1を示しており、この出納機1により、例えば、顧客の入金、出金等の取引操作や、渉外先への持ち出し金を出金する操作や、渉外先からの持ち帰り金を入金する操作等が行われる。なお、貨幣処理機としては、出納機1の他に窓口機や両替機、ATM等が存在する。
出納機1の上部には、入金口2、出金口3がそれぞれ設けられ、表示部4に表示される操作メニューを操作部5により操作入力することで、紙幣や硬貨の入金および操作部5により指定した金額の貨幣の出金が可能となっている。また、出納機1には、予め操作員に対して個別に配布されている識別カードからIDを読取るカードリーダ6が設けられている。このカードリーダ6により読み取られたIDは出納機1の制御部9(後述する)へ出力される。また、入出金の結果等が表示部4に表示されると共に、印字部7によりロール紙などに印字可能になっている。
出納機1は、さらに、図2のブロック図に示すように、貨幣処理機構部8、制御部9、記憶部10、音声出力手段11、通信手段12、および、擬似異常発生手段18を備えている。
貨幣処理機構部8は、操作部5による入金操作が行われると、入金口2へ入金された貨幣を分離して搬送路(図示略)へ繰り出すとともに金種等を識別部(図示略)により判別して金種別に設けられた貯留庫(図示略)へ搬送する。そして、貨幣処理機構部8は、上記識別部の判別結果に基づいて貯留庫へ搬送された貨幣の合計金額の情報を制御部9へ出力する。また、貨幣処理機構部8は、操作部5を介して出金の金額が指定入力されると、この入力された金額の貨幣を貯留庫等から搬送路を介して出金口3へ搬送し払い出す。また、貨幣処理機構部8は、貨幣搬送中などにおける何らかの異常状態を検出する異常検出用のセンサを複数備え、異常を検出した際に異常の発生箇所や異常の種類など、異常の内容を含む情報を制御部9へ出力する。
制御部9は、出納機1の様々な制御処理を行う演算装置やメモリなどを備えており、異常情報が入力されると、その異常の内容に対応付けられたエラーコードを特定するとともに、異常が発生した旨を表示部4や音声出力手段11を介して操作員へ報知する。また、制御部9には、扉や小束施封ベースなど出納機1の各部位毎に設けられた開閉検知センサやセット検知センサ等の状態センサが接続され、これらの状態センサより扉や小束施封ベース等の状態情報が入力されるようになっている。ここで、上記小束施封ベースとは、所定枚数の紙幣を小束にすべく帯による結束を行う部位である。
また、制御部9は、表示部4の表示制御と印字部7の印字制御とを行うために、表示部4または印字部7へ制御信号を出力する。
制御部9は、操作員特定手段13、技能レベル検索手段14、技能レベル判定手段15、技能レベル更新手段16、および、誘導ガイド特定手段17をそれぞれ備えている。
操作員特定手段13は、カードリーダ6より入力されたIDに基づいて記憶部10の操作員ID記憶手段19に予め登録されている操作員のIDを参照して操作員を特定する。
技能レベル検索手段14は、記憶部10の技能レベル記憶手段21にエラーコードに対応付けされて記憶されている技能レベルの情報から、エラーコードに基づいて操作員特定手段13により特定された操作員の技能レベルを検索する。
ここで、エラーコードは、出納機1で発生し得る異常状態の種別を管理するためのものであり、例えば、異常が発生した出納機1のユニット(例えばバラ紙幣ユニット,バラ硬貨ユニット,小束紙幣ユニット,包装硬貨ユニット等)と、異常が発生した詳細部位(例えば、識別部,搬送路,一時保留部、収納部等)と、異常発生の種類(例えば、紙幣ジャムや搬送異常,硬貨不正残留等)を4桁のコード等によりコード体系化したものである。そして、このエラーコードは、異常が発生したユニット名や詳細部位などの異常状態の内容が関連付けられて記憶部10に予め記憶されている。これにより、異常が発生した際には、複数のエラーコードの中から、異常状態の内容に合致するエラーコードが検索されるとともに、その異常状態の内容が表示部4に表示されて、発生した異常状態が操作員へ報知される。
技能レベル判定手段15は、例えば、特定のエラーコードに対応した異常状態から復旧操作が終了した直後のタイミングで、復旧操作を行った操作員の当該エラーコードに係る復旧操作の技能レベルのランク付けを行う。より具体的には、当該エラーコードに係る復旧操作の操作経験回数(以下、単に操作経験回数と称す)、当該エラーコードに係る復旧操作の操作時間(以下、単に操作時間と称す)および当該エラーコードに係る復旧操作中に生じた操作間違い回数(以下、単に操作間違い回数と称す)等に基づいてそれぞれ評価点を求め、この評価点に基づく技能レベルのランク付けを行う。
技能レベル更新手段16は、技能レベル判定手段15によりランク付けされた特定のエラーコードに係る技能レベルが、それまで特定のエラーコードに関連付けられて技能レベル記憶手段21に記憶されている技能レベルと異なる場合に、技能レベル記憶手段21に記憶されている技能レベルを技能レベル判定手段15によりランク付けされた技能レベルへ更新する。
誘導ガイド特定手段17は、技能レベル検索手段14により検索された技能レベルおよび制御部9により検索されたエラーコードに基づいて、記憶部10の誘導ガイドパターン記憶手段20に記憶されている誘導ガイド(後述する)を特定するものである。特定のエラーコードに係る復旧操作が開始されると、誘導ガイド特定手段17により特定された誘導ガイドが、復旧操作の進捗に従って1コマの誘導画面データずつ順番に表示部4へ表示される。
記憶部10は、操作員ID記憶手段19と、誘導ガイドパターン記憶手段20と、技能レベル記憶手段21とを備えて構成されている。
操作員ID記憶手段19は、復旧操作を行う操作員のID、より具体的には、通常の顧客の入金,出金等の取引操作を行う担当の操作員や、渉外先への持ち出し金を出金操作で準備したり、また渉外先からの持ち帰り金を入金操作で入金を行う渉外員や、窓口機や両替機,ATMの資金を回金、回送を行う係員や役席者の中から予め選任された複数名の操作員のIDが登録されるものである。
誘導ガイドパターン記憶手段20は、所定の異常状態から復旧するための操作手順を技能レベル毎(例えば、3つの技能レベル毎)およびエラーコード毎に誘導ガイドとして記憶するものである。ここで誘導ガイドとは、異常が検出された場合に、その異常状態を解消する手順を操作の進捗に合わせて案内するためのものであり、複数の誘導画面データが組み合わされて順番に配列されてなる。具体的には、図3,4に示すように、誘導開始画面データ30から始まって、誘導終了画面データ31までの複数枚の誘導画面データ1〜n又は誘導画面データA,Bにより構成されている。
ここで、図3に示す誘導ガイドのパターンは、所定の異常状態からの復旧操作に不慣れな操作員向けのパターンを示したものである。この不慣れな操作員向けのパターンでは、誘導ガイドが複数の手順(誘導画面データ)に分けて構成される。例えば、図5に示す誘導画面のように、「異常復旧処理を開始します」などのメッセージを含む操作ガイダンス部50、および、画面左側のエラーコードと異常発生ユニットの場所等を含む異常情報表示部51を表示し、次いで、図6に示すように、異常発生箇所に到達するための扉の開放方法の誘導画面を表示し、この図6の表示画面が表示されているときに、開閉検知センサにより出納機1の上部パネルが開放されたことが検知されると、次の手順である図7に示す誘導画面を表示する。そして、図7の誘導画面が表示されているときに、小束施封ベースの引き出しがセット検知センサにより検知されると、図示しない次の手順の誘導画面を表示する。これにより、復旧操作に不慣れな操作員であっても、間違いなく誘導画面データの手順に従って確実に操作を進められる。
さらに、操作員が誤った操作を行った場合について説明すると、例えば、図7の誘導画面データを表示している段階で操作員が小束施封ベースを引き出して次の誘導画面データの表示を行ったものの、操作員が次の誘導画面データの操作を行わずに誤って小束施封ベースを元に戻したことが検知された場合、図7の誘導画面データの表示に戻って、操作員に小束施封ベースを再度引き出すように誘導ガイドを行う。つまり、1つずつ段階的に誘導ガイドを進めて(誘導画面データを表示して)、異常発生箇所へ到達するように案内を行うことで異常発生箇所の復旧操作が進められるようになっている。
一方、図4に示す誘導ガイドのパターンは、所定の異常状態からの復旧操作に習熟した操作員向けのパターンを示したものである。この習熟した操作員は、所定の異常状態からの復旧操作の際に、いちいち細分化された複数の誘導画面データを見て確認する必要がなく、あくまで補助的に見て確認できる程度であればよいため、このように習熟した操作員向けの誘導ガイドのパターンは、誘導画面データ数が相対的に少なく、誘導ガイドが異常発生内容および異常発生箇所の詳細情報のみを端的に表示するように構成される。
例えば、図8に示すように、誘導画面データの左側部に装置全体の中の何処の部位に異常発生箇所があるかをひと目で確認できるようにパノラマ表示部23が配置され、また異常復旧を必要とする箇所の詳細画像24が誘導画面データの右側部に配置される。ここで、異常復旧を必要とする箇所の詳細画像24については、例えば複数箇所に残留媒体があって排除の必要がある場合、この複数箇所を複数の誘導画面により表示するのではなく、上記詳細画像24の表示画面を2分割もしくは4分割することで1または2の少ない誘導画面にて端的に表示するようになっている。
また、上述した複数の誘導ガイドのパターンは、技能レベルとは関係ない例えば、PL法対象部位である手ばさみに注意が必要な部位や、ヒーター部(図示略)のように高温やけどに注意が必要な部位や、処置を間違うと現金違算の要因となる対象部位など、特別の注意を要する詳細部位が存在する場合には、不慣れな操作員や習熟した操作員など、全ての技能レベルの操作員に対して共通の操作手順の誘導画面を表示するように構成されている。具体的には、図3の初心者向けの誘導ガイドのパターンの中の「誘導画面データ5」が特別の注意を要する詳細部位の操作手順を含むものである場合、図4の熟練者向けの誘導ガイドのパターンの中にも、例えば、「誘導画面データB」などに「誘導画面データ5」と同様の誘導画面が含まれる。これにより、技能レベルに左右されず、必ず操作員全員に、特別の注意を要する重要な詳細部位に関する誘導ガイドを一律で行う事が可能になる。なお、上述した特別の注意を要する詳細部位以外に、例えば、新貨幣対応等のレベルアップ等で改造された新しい部位(例えば識別部)を、特別の注意を要する詳細部位として設定してもよい。
そして、特別の注意を要する詳細部位別の誘導画面などを表示部4へ表示出力する際、制御部9は、操作員へ特別な警告を行うための警告制御を行う。特別な警告の一例としては、誘導ガイドの画像の背景の通常色がグレーである場合、この通常色とは違う赤色や黄色の警告色にしたり、音声出力手段11によって警告音や警告メッセージを音声出力したりする。これにより、特別の注意を要する詳細部位が存在する場合に、特別な警告を行ってさらなる注意を操作員へ促すことができる。
また、特別の注意を要する詳細部位の操作手順として、例えば、収納部から貨幣を取り出す為の鍵や、特定のジャム媒体を除去する為に必要とする治具(ピンセットやスクレーパー等)や、新品交換で再セットが必要な貨幣処理機特有で使用される消耗品(小束施封帯や硬貨包装フィルムやインクリボン等)等の処理ツールを必要とするなど、特別の処置(イベント)を必要事項として含む場合には、この特別の処置に係る操作手順を、誘導ガイドの最初の誘導画面の操作ガイダンス部50(図5参照)にも出力する。
具体的には、例えば、図3の初心者向けの誘導ガイドの「誘導画面データ5」、もしくは図4の熟練者向けの誘導ガイドの「誘導画面データB」に、特別の処置が必要事項として含まれる場合、初心者向けの誘導ガイド、および、熟練者向けの誘導ガイドにおいて最初に表示部4へ表示される「誘導開始画面データ」の操作ガイダンス部50に特別の処置に係る操作手順が含まれる。
つまりは、前述した「誘導画面データ5」もしくは「誘導画面データB」で「鍵を使って収納部から貨幣を取り出してください」という操作手順のメッセージを含む場合には、図5の「誘導開始画面データ」の操作ガイダンス部50にも、「処置ツールとして鍵が必要です」等の操作手順を表示する。これにより、操作員は誘導ガイドの誘導画面が表示進行されていき、ある特定の誘導画面において初めて処置ツールが必要な事に気付くなどの事態を回避できる。
技能レベル記憶手段21は、復旧操作に係る貨幣処理機の属性として、各貨幣処理機に発生し得る異常状態の内容に対応付けられたエラーコード毎に各操作員の技能レベルが記憶されており、この技能レベル記憶手段21に記憶される技能レベルは、上述した技能レベル更新手段16により最新の技能レベルに更新されるようになっている。
ここで、技能レベル記憶手段21は、下記技能レベルのテーブルを用いて上述したエラーコード別に操作員の技能レベルや評価点が記憶される。なお、下記技能レベルのテーブルは、操作員の数が操作員A〜Cの3名の場合を示しているが、操作員の数は3名に限られるものではない。
Figure 2010113450
上記技能レベルのテーブルに示すように、操作員毎の技能レベルは「101x」、「212x」、「333x」、「A07x」、「C3Fx」などのエラーコード別に3段階評価として0点〜2点の3区分の評価点に基づいてランク付けされる。より具体的には、エラーコード「101x」の一例の場合、操作員Aの評価点は「2点」であり、操作員B及び操作員Cの点数評価は「0点」であり、エラーコード「212x」に対する操作員Aの評価点は「1点」であり、操作員Bの評価点は「2点」であり、さらに、操作員Cの評価点は「0点」である。そして、同様に、「333x」、「A07x」、「C3Fx」に対しても操作員A〜C毎に評価点がそれぞれ関連付けされている。技能レベルのランク付けは、上記テーブルの評価点が0点であれば技能レベル「1」、1点であれば技能レベル「2」、2点であれば技能レベル「3」、というようにランク付けされ、技能レベル「1」の場合は初心者レベルと判定され、技能レベル「3」の場合は熟練者レベルと評価される。
そして、上記技能レベルのテーブルでは、「1010」、「1011」、「1012」・・・「101F」などの類似するエラーコードについて、「101x」という末尾が「x」のエラーコードを用いてグループ管理している。エラーコード「212x」、「333x」、「A07x」、「C3Fx」についても同様にグループ管理している。なお、グループ管理用のエラーコードの末尾を「x」にする場合について説明したが、グループ管理用のエラーコードであることが判別できるものであれば、これに限られるものではない。また、エラーコードについてグループ管理を行う場合について説明したが、この構成に限られず、例えば、全てのエラーコード毎に技能レベルを関連付けて記憶させるようにしてもよい。
上述した技能レベルの初期値は、予め操作員別に登録され、各操作員が復旧操作を行う都度、技能レベル更新手段16により更新される。なお、技能レベルの初期値については、貨幣処理機をユーザー店舗に納入する際に操作員全てを初心者レベル(技能レベル「0点」)として設定するようにしても良く、また例えば、技能レベルを技能レベル記憶手段21に適宜記憶させる機能を有した実行ソフトをユーザー納入後からバージョンアップ展開して、操作員本人によって自己申告がなされた技能レベル(例えば、「0点」〜「2点」の何れか)を、操作員毎に設定するようにしても良い。
上述した評価点は、例えば、エラーコード別の「操作経験回数」、「操作時間」、「操作間違い回数」などの要素に基づいて算出することができる。
例えば、エラーコード別の操作経験回数は、特定のエラーコードに係る復旧操作を1回行う毎、より具体的には、異常検出時にカードリーダ6により認証が行われたことに基づいて、特定のエラーコードに対する操作回数としてカウントアップされ、累積値として記憶部10などに記録される。そして、この累積値が高いほど高評価となり累積値が低いほど低評価となるように評価点を算出する。
また、エラーコード別の操作時間は、1回の復旧操作における操作開始から正常復旧して操作終了する迄に装置内部に設けられたタイマを用いて計時される時間であり、1回の復旧操作を行う毎にその操作員の今までの平均操作時間が算出される。そして、この平均操作時間が短いほど高評価となり、平均操作時間が長いほど低評価となるように評価点を算出する。
さらに、エラーコード別の操作間違い回数は、復旧操作のステップとして、表示部4で表示される誘導ガイドにより、装置のある1つの部位において、(1)「開閉レバーを開けてください。」(2)「手回しノブを回してください。」(3)「媒体を抜き取ってください。」(4)「開閉レバーを閉めてください。」のように(1),(2),(3),(4)の順番で誘導するのに対して、操作員が順番通りの操作ではなく、例えば(2),(1),(3),(4)の順番などで操作を行った場合、操作間違いが発生したと判定して、1回の操作間違い回数としてカウントする。そして、この操作間違い回数が少ないほど高評価となり、多いほど低評価となるように評価点を算出する。なお、上述のような順番間違え等の軽微な操作間違いを厳正に「操作間違い回数」としてカウントする以外に、例えば、装置のある1つの部位内における操作順番の間違いについては許容し、1つの部位内での操作中に不要な箇所にアクセスしたり、全く別の部位にアクセスしりする重度の操作間違いを行った場合にのみ「操作間違い回数」としてカウントするようにしても良い。
音声出力手段11は、制御部9の制御指令に基づいて、例えば、誘導ガイドの実施中に誘導画面に対応した操作に関する音声案内を出力する。
通信手段12は、装置外の通信ネットワークに接続され、出納機1以外の窓口機、両替機およびATMなどの貨幣処理機に接続されている。この通信手段12を介して接続されるATMなどの他の貨幣処理機には、同様な通信手段12が設けてあり、これら他の貨幣処理機には、上述の出納機1と同様に、制御部9、記憶部10が設けられ、異常検出用のセンサにより異常が検出された場合に、復旧操作のための誘導ガイドが行われるようになっている。なお、これら通信手段12を介して接続された複数の貨幣処理機により貨幣処理機システムが構成されている。
擬似異常発生手段18は、エラーコードに対応した異常状態、および、特別の注意を要する詳細部位(後述する)に係る異常状態を擬似的に発生させるものである。この擬似異常発生手段18により、通常の操作取引を行う実運用モードとは異なる例えば操作訓練モードにおいて、操作員が貨幣処理機である出納機1にて実際の操作取引を行わずとも出納機1に擬似的な異常を発生させることができる。擬似異常発生手段18は、操作員が、出納機1の操作部5を介して複数のエラーコードの中から所望のエラーコードを選択すると、この選択されたエラーコードに対応する異常状態を擬似的に発生させる。また、操作員が操作部5を介して複数の詳細部位の中から所望の詳細部位を選択すると、詳細部位に係る擬似的な異常を発生させる。
ここで、擬似的に発生させる異常とは、出納機1の貨幣処理機構部8等において実際に発生する物理的な異常ではなく、あくまで論理的に発生させる異常を意味している。つまり、擬似的に発生させた異常は、単なる異常と比較すると、物理的な異常が発生しない点でのみ相違し、通常の異常復旧処理の仕組みと全く同じシーケンスが適用されて、操作員は異常状態からの復旧操作を行う事が可能となる。そして、エラーコード別で擬似的な異常を発生させた場合、このエラーコードに対応した誘導ガイドが選択され、この誘導ガイドによる誘導画面が表示部4へ表示されることとなる。
例えば図3に示す誘導ガイドのパターンを一例に説明すると、まず表示部4に誘導開始画面データ30が表示され、特定の部位の開閉検知センサ、セット検知センサ等によって、ユニットの引き出し等が検知された場合、次の誘導画面データ1,2,3・・が順次、表示部4へ表示されて復旧操作が進行される。また、上記詳細部位において擬似的に異常を発生させた場合についても同様であり、この詳細部位の誘導画面(例えば図3で示す誘導画面データ3)を含む誘導ガイドが検索・選択されて、この誘導ガイドによる誘導画面が表示部4に表示される。なお、擬似的に異常を発生させた場合に表示させる誘導ガイドは、初心者向けの誘導ガイドのパターンであることが望ましい。
擬似異常発生手段18によれば、出納機1など貨幣処理機の異常については、通常の操作取引を行う実運用モードでは稀にしか発生しない異常や、さらには特定の条件が重ならない限り発生しない、殆どの操作員が復旧操作の経験がないような異常もあり、このような異常が突然発生した場合、初めての復旧操作に困難をきたす虞があるが、前述したようにして、擬似的に異常を発生させる事によって、操作員は本人が希望する異常復旧処理の操作訓練を容易に経験することができるようになる。そして、操作員本人が未だ操作経験していない、もしくは操作習熟度が低い特定のエラーコードに対応する異常や、特定の詳細部位に対応する異常に係る異常復旧処理操作を、容易に訓練実施することができるようになることで、操作員本人の技能レベルの向上効果が期待できるようになる。なお、擬似的な異常を発生させる操作訓練モードの操作内容を、技能レベル判定手段15による技能レベルの判定に反映させて、例えば、一定の割合の点数(例えば、真の異常復旧処理操作における点数に対しての50%の点数)を付与するようにして、前述した技能レベルの点数評価を行うようにしてもよい。なお、上述した擬似異常発生手段18においては、エラーコードに係る異常と特別な注意を要する詳細部位に関する異常の両方を擬似的に発生させる場合について説明したが、何れか一方としてもよい。
さらに、擬似異常発生手段18によって擬似的に異常を発生させる際、操作員による操作部5への入力により、出納機1の各部位毎の開閉検知センサ、セット検知センサ等により検知された状態情報を制御部9で無視(または状態情報の入力を省略)するモードが選択可能になっている。このモードが選択されると、操作員が実際の復旧操作を行う事なく、所定の時間間隔をもって誘導ガイドによる操作手順が時間の進行と共に自動的に進められて、表示部4に順次誘導画面が表示される。
上記の状態情報を無視するモードを選択した場合について図3に示す誘導ガイドのパターンを一例にして説明すると、誘導開始画面データ30がまず表示部4に表示された後、1秒間隔で誘導画面データ1、誘導画面データ2、誘導画面データ3というように順次誘導画面が1コマずつ自動的にスライドショー表示の形式で表示部4に表示される。これにより、操作員は実際に出納機1を操作する必要なく、一連の復旧操作の流れを表示部4で目視し確認することで実際の復旧操作の流れをイメージすることができる(イメージトレーニング効果)。
なお、操作部5への操作入力によって、スライドショー表示の途中で表示進行の一時停止/逆戻し/再開動作を可能にして操作員が確認したい画面を重点的に見られるようにしても良い。
上述した実施形態の出納機1においては、「操作時間」として復旧操作の開始から正常復旧して終了するまでの操作時間を貨幣処理機内部のタイマのみを用いて計測する方法について説明したが、より厳密に計測するために、例えば、出納機1に対人(顧客)反応センサや顔認証センサを設けたり、店舗内に設置される監視カメラ等を利用して、操作員の姿勢や顔の向き等を検出し、この検出結果に基づいて操作員が表示部4を見ている状態(誘導ガイドを確認している状態)か否かを判定して、操作員が表示部4を見ていると判定された時間のみを「操作時間」として計測するようにしても良い。復旧操作の途中で操作員が出納機から一時的に離れた場合には、この離れている時間を計測対象外としても良い。
また、上述した実施形態の出納機1においては、複数の操作員の技能レベルを3段階評価として「0点」〜「2点」の3区分で点数評価する場合について説明したが、この構成に限られず、点数評価を更に細かく4区分以上、例えば、5段階評価として「0点」〜「4点」の5区分としたり、10段階評価として「0点」〜「9点」の10区分としても良い。
さらには、上述した実施形態の出納機1においては、複数の操作員の技能レベルは、上述した技能レベルが点数評価によって評価設定された上で、技能レベルのランク付けが、3段階評価として「1」〜「3」の3区分でランク付けされる場合について説明したが、この構成に限らず、上述した点数評価に対応して、例えば、5段階評価として「1」〜「5」の5区分としたり、10段階評価として「1」〜「10」の10区分としても良い。
この実施の形態における貨幣処理機である出納機1は上述した構成を備えており、次に、この出納機1において実際に異常が発生した際の復旧操作について説明する。
まず、貨幣処理機構部8のセンサにより異常を検出すると、制御部9により異常箇所を特定して、図5に示すエラーコードと異常発生ユニットの場所等を示す画面を表示部4に表示する。この際、特別の注意を要する詳細部位がある場合、その操作手順を操作ガイダンス部50に表示するとともに、特別な警告を行う。これにより、異常の発生が操作員に報知され、復旧操作に当たる操作員により、各操作員に個別に配布されたIDカードをカードリーダ6に通す認証操作が行われるとともに、特別の注意を要する詳細部位があることが操作員に報知されて、操作員により特別の処置を行うための処理ツールなどの準備が行われる。
カードリーダ6にIDカードが通されてID情報が読み込まれると、このID情報が制御部9へ入力される。制御部9は、記憶部10の操作員ID記憶手段19の記憶情報を参照してIDが復旧操作を行う権限を有する操作員のものであるか判定する。権限を有する操作員のIDでない場合は、その旨を表示部4へ表示して再度権限を有する操作員による認証操作を促す。
一方、権限を有する操作員である場合、制御部9の技能レベル検索手段14は、記憶部10の技能レベル記憶手段21の記憶情報、すなわち技能レベルのテーブルを検索してID情報に対応した操作員のエラーコードに対応する技能レベル情報を取得する。
次いで、制御部9の誘導ガイド特定手段17は、記憶部10の誘導ガイドパターン記憶手段20より、技能レベル検索手段14により取得した技能レベルに対応し、且つエラーコードに対応した誘導ガイドを取得する。その後、制御部9により開閉検知センサやセット検知センサの検知結果に基づいて復旧操作の進捗状況を判定しつつ、この進捗に応じて、上記取得した誘導ガイドを構成する誘導画面の表示制御を順次行う。
適正に異常検出用のセンサによる異常の検知が解消され、開閉検知センサやセット検知センサなどにより、扉が閉塞され小束施封ベース等がセットされていることが制御部9により検知されると、制御部9は、復旧操作が終了したと判定して誘導画面の表示制御を終了し、操作経験回数、操作時間、および、操作間違い回数などに基づく技能レベルをそれぞれ技能レベル判定手段15により判定する。この判定の結果、技能レベル記憶手段21に記憶された技能レベルから変化があると判定した場合にだけ、技能レベル更新手段16によって、上記技能レベルを最新の技能レベルとして技能レベル記憶手段21へ記憶する。
また、異常状態からの復旧操作の終了タイミングにおいて、制御部9は、技能レベル記憶手段21に記憶されている当該復旧操作に当たった操作員の最新の技能レベルを、予め出力先として設定されている表示部4や印字部7により出力する制御を行う。この際、表示部4および印字部7による技能レベルの出力に対しては寸評として、例えば、技能レベルの向上傾向が確認される場合には、「今回の処理で、あと2,3回の経験(または、あと数秒のスピードアップ)で、技能アップが見込まれます。頑張って下さい。」、「今回の処理で、技能レベルの1ランクアップが確認されました。」というメッセージを付し、また、技能レベルの下降傾向が懸案された場合には(例えば、操作を間違った場合には)、「今回の処理で、○×ユニットの開閉手順を間違えました。次回間違えると技能レベルがダウンするので、気をつけてください」というメッセージを付す。
したがって、上述した実施の形態の貨幣処理機によれば、異常状態となった場合に、操作員特定手段13により復旧操作に当たる操作員を特定して、特定した操作員の復旧操作に係る貨幣処理機の属性であるエラーコードに応じた操作員の技能レベルを技能レベル検索手段14により検索し、さらに、この検索された技能レベルに対応する誘導ガイドを誘導ガイド特定手段17により特定して、この特定した誘導ガイドを表示部4に表示することができるため、同一の操作員が、復旧操作に係る貨幣処理機の属性に応じて技能レベルにバラツキがある場合であっても、異常状態からの復旧操作に係る貨幣処理機の属性としてのエラーコードに応じた技能レベルの記憶情報に基づいて、技能レベルが低い場合に段階的な誘導ガイドを表示して操作の円滑化を図る一方、技能レベルが高い場合に異常個所に到達するまでの例えば、扉開放などの操作に係る誘導ガイドの表示を省略して操作が煩雑になるのを防止することができる。
また、技能レベル判定手段15により操作員の技能レベルを判定して技能レベルに変化があった場合に技能レベル記憶手段21に記憶されている技能レベルの記憶情報を更新することで、上達が認識された場合に技能レベルが上がったり、逆にしばらく操作のブランクがあったりして操作方法を一部忘れた場合等には技能レベルが下がったりするため、最新の技能レベルに基づいて操作員への復旧操作の誘導ガイドパターンを選択して表示させることができ、この結果、最適な誘導ガイドに基づいて各操作員を復旧操作に当たらせることができる。
さらに、技能レベルの更新タイミングを復旧操作が終了した時点とすることで、技能レベルが変化した直後のタイミングで更新することができるため、技能レベル記憶手段21に記憶された技能レベルの記憶情報を最新のものにすることができる。
また、復旧操作に係る貨幣処理機の属性として発生した異常の種別を分類するためのエラーコードに基づいて技能レベルを判定することで、エラーコードに対応した異常発生時の一連の復旧操作による総合的な技能レベルを判定することができるため、技能レベルの更新処理の頻度を低減して当該処理による負荷を軽減することができる。
そして、復旧操作中に、特別の注意を要する詳細部位として例えば、技能レベルには無関係で且つ怪我等に注意が必要な箇所や、処置を間違うと現金違算の要因になる箇所、並びに、新貨幣対応等により新規追加部位が存在する場合に、技能レベルによらずに特別の注意を要する詳細部位に係る操作手順を表示部4に表示することができる。
また、特別の注意を要する詳細部位が存在する場合の誘導ガイドを表示する際に、警告出力として、背景色が通常色とは異なる赤色や黄色の警告色としたり、警告音を出力したりすることで操作員へ注意を促すことができる。
さらに、特別の注意を要する詳細部位が存在して特別の処置を必要事項として含んだ操作ガイドを開始する際に、操作ガイドの最初の操作画面に表示される操作ガイダンス部50へ特別の処置の内容が表示されるため、特別の処置を行うために必要な、収納部から貨幣を取り出すための鍵や、ジャム媒体を除去するために必要となる冶具や、小束施封帯、硬貨包装フィルムおよびインクリボン等の消耗品等の処置ツールを事前に用意することができ、円滑に復旧作業を進めることができる。
さらに、擬似異常発生手段18によりエラーコードに係る異常又は特別な注意を要する詳細部位に関する異常を、擬似的に発生させることができるため、未経験のもしくは不得手な異常状態からの復旧操作を、擬似的に発生させた異常状態に対応した誘導ガイドに従って、体験および訓練することができる。
そして、擬似異常発生手段18により擬似的にエラーコードに係る異常および詳細部位に関する異常を発生させている際に、復旧操作が行われていない状態であっても誘導ガイドを表示部4へ表示して自動的に進行させることができるため、様々な異常状態に対応した復旧操作を表示部4の表示内容を見ながら事前に学習することができる。
また、操作員が印字部7および表示部4の出力結果に基づいて自己の技能レベルを確認することができるため、各操作員のスキルアップに貢献することができ、さらに、表示部4および印字部7に最新の技能レベルと共に判定結果に係る寸評として、上の技能レベルに到達するまでの復旧操作の操作経験回数などの状況を付して出力することで、操作員の目標を明確にして操作員の更なるスキルアップに貢献することができる。
さらに、出納機1を含む複数の貨幣処理機を一人の操作員が掛け持ちで担当している場合、貨幣処理機毎に技能レベルを判定して誘導ガイドを行うため、操作員の技能レベルに応じた誘導ガイドを貨幣処理機毎に個別に実施可能となり、この結果、貨幣処理機の種類の相違により同一操作員の技能レベルが異なる場合であっても復旧操作を行う貨幣処理機の種類に対応した技能レベルに応じた最適な誘導ガイドを選択して表示することができる。
なお、上述した実施の形態の出納機1では、誘導ガイド特定手段17により技能レベル記憶手段21の記憶情報に基づいて誘導ガイドパターン記憶手段20に記憶された誘導ガイドから特定の誘導ガイドを取得する場合について説明したが、この構成に限られるものではなく、例えば、誘導ガイドのパターンを手動で選択可能なガイド選択手段を設けて、操作員により任意の技能レベルの誘導ガイドのパターンを選択できるようにしても良い。
より具体的には、ガイド選択手段として、例えば表示部4のタッチパネルにガイド切替釦として構成したり、操作部5の操作キーボードの特定のキー釦を、ガイド切替釦として構成しても良く、このガイド切替釦を押下する事によって、異常復旧操作の開始前の段階、もしくは復旧操作の操作途中の段階であっても、誘導ガイドの技能レベルを操作員の釦押下による手動操作によって切り替える事が可能な仕組みとする。この場合、ガイド切替釦を1回押す毎に表示部4に現在表示されている誘導ガイドの技能レベルから1ずつランクが下がった技能レベルの誘導ガイドへ切替られる。
例えば、技能レベルが3段階の設定であり、現在の表示が熟練者向け誘導ガイドである場合、ガイド切替釦を1回押すと、中級者向け誘導ガイドに選択切替られ、さらにガイド切替釦を1回押すことにより、初心者向け誘導ガイドに切替られることとなる。なお、熟練者にも拘わらず、ガイド切替釦の押下によって、例えば初心者向けの誘導ガイドに切り替えた場合には、この操作員の技能レベルを自動的にランクダウンして更新するようにしてもよい。これにより、技能レベルの高い操作員であっても操作が不安な場合には適宜技能レベルの低い操作員用の誘導ガイドを選択することができるため、復旧操作の更なる円滑化を図ることができる。
本発明の実施の形態における出納機の正面図である。 本発明の実施の形態における出納機のブロック図である。 本発明の実施の形態における不慣れな操作員向けの誘導ガイドパターンのデータ構成を示す図である。 本発明の実施の形態における習熟した操作員向けの誘導ガイドパターンのデータ構成を示す図である。 異常復旧操作を開始する際の誘導画面を示す図である。 上部パネルの開放手順の誘導画面を示す図である。 小束施封ベースの引き出し手順の誘導画面を示す図である。 異常発生箇所で紙幣を除去する手順の誘導画面を示す図である。
符号の説明
1 出納機(貨幣処理機)
4 表示部(表示手段)
7 印字部(印字手段)
13 操作員特定手段
14 技能レベル検索手段
15 技能レベル判定手段
16 技能レベル更新手段
17 誘導ガイド特定手段
18 擬似異常発生手段
20 誘導ガイドパターン記憶手段(誘導ガイド記憶手段)
21 技能レベル記憶手段
50 操作ガイダンス部

Claims (13)

  1. 異常状態となった場合に復旧操作の手順を誘導ガイドとして表示する貨幣処理機において、
    異常状態からの復旧操作に当たる操作員を特定する操作員特定手段と、
    復旧操作に係る前記貨幣処理機の属性毎の技能レベルを、操作員毎に記憶する技能レベル記憶手段と、
    前記操作員特定手段により特定された操作員の技能レベルを前記技能レベル記憶手段の記憶情報から検索する技能レベル検索手段と、
    異常状態から復旧するための操作手順を技能レベル毎に誘導ガイドとして記憶する誘導ガイド記憶手段と、
    前記復旧操作に係る貨幣処理機の属性および前記技能レベル検索手段により特定された技能レベルに応じて前記誘導ガイド記憶手段に記憶された誘導ガイドを特定する誘導ガイド特定手段と、
    該誘導ガイド特定手段により特定された誘導ガイドを表示する表示手段とを備えることを特徴とする貨幣処理機。
  2. 技能レベルを判定する技能レベル判定手段と、該技能レベル判定手段の判定結果に基づいて前記技能レベル記憶手段の記憶情報を更新する技能レベル更新手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理機。
  3. 前記技能レベル更新手段は、異常状態からの復旧操作が終了した時点で前記技能レベル記憶手段の記憶情報を更新することを特徴とする請求項2に記載の貨幣処理機。
  4. 前記技能レベル判定手段は、前記貨幣処理機の属性としてエラーコードに基づいて前記技能レベルを特定することを特徴とする請求項2または3に記載の貨幣処理機。
  5. 復旧操作の途中に特別の注意を要する詳細部位が存在する場合、前記誘導ガイドは、前記技能レベルによらず前記特別の注意を要する詳細部位に関する操作手順の画面を含んでいることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の貨幣処理機。
  6. 前記特別の注意を要する詳細部位に関する操作手順の画面を前記表示手段へ表示する際に、警告出力を行うことを特徴とする請求項5に記載の貨幣処理機。
  7. 前記特別の注意を要する詳細部位に関する操作手順に、所定のイベントが必要事項として含まれている場合、前記誘導ガイドの最初の操作手順の画面に表示される操作ガイダンス部に前記所定のイベントの内容を表示することを特徴とする請求項5に記載の貨幣処理機。
  8. 前記表示手段に表示される誘導ガイドを手動で選択可能なガイド選択手段を備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の貨幣処理機。
  9. 前記エラーコードに係る異常または前記特別の注意を要する詳細部位に関する異常を、擬似的に発生可能な擬似異常発生手段を具備することを特徴とする請求項4または5に記載の貨幣処理機。
  10. 前記擬似異常発生手段により擬似的に前記エラーコードに係る異常または前記詳細部位に関する異常を発生させている際に、復旧操作が行われていなくても、前記誘導ガイドを前記表示手段へ表示して自動的に進行させることを特徴とする請求項9に記載の貨幣処理機。
  11. 印字出力可能な印字手段を備え、
    前記表示手段または前記印字手段は操作員の技能レベルを出力可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の貨幣処理機。
  12. 前記表示手段または前記印字手段は、最新の復旧操作に基づいて判定された操作員の技能レベルと共に、該判定結果に係る寸評を出力することを特徴とする請求項11に記載の貨幣処理機。
  13. 前記請求項2乃至12の何れか一項に記載の貨幣処理機を複数備え、
    前記貨幣処理機毎に前記技能レベル記憶手段を備え、
    各技能レベル記憶手段は、該技能レベル記憶手段が設けられた前記貨幣処理機に係る技能レベルを記憶することを特徴とする貨幣処理機システム。
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