JP5244540B2 - 貨幣処理機および貨幣処理機システム - Google Patents

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この発明は、貨幣の処理を行う貨幣処理機および貨幣処理機システムに関するものであり、特に貨幣処理機における異常発生時の復旧操作の案内制御に係るものである。
従来から、貨幣の入出金などの様々な処理を行う貨幣処理機にあっては、ジャムなどの異常が発生した場合に不慣れな操作員でも復旧操作ができるように、操作箇所の画像や復旧操作の手順を、復旧操作の進捗に応じて段階的に表示する案内制御を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−227906号公報
ところで、上述した貨幣処理機の入出金に係る操作、例えば、伝票金額や取引科目等の必要事項をキーボードから入力する操作や、紙幣を投入口にセットして取引開始時にスタート釦を押下する操作などは、業務上行う日常的な操作であるため、操作員毎の技能レベルの差はあまり見受けられない。
これに対して、異常発生というイレギュラーな状況の操作については、貨幣処理機内部の構造の理解度、操作経験に基づく習熟度などによって、操作員の技能レベルの差が顕著に現れてしまう。
しかしながら、上述した貨幣処理機における復旧操作の従来の案内制御は、不慣れな操作員向け、すなわち段階的に復旧操作の手順を案内する案内制御であるため、貨幣処理機の扉の開放操作やユニットの開操作等を案内に従って段階的に進めていかないと、異常発生箇所の案内表示を確認できない。そのため、習熟した操作員は、貨幣処理機の開閉等の手順を熟知しているにもかかわらず、異常が発生した箇所に到達するまでの操作手順の案内表示に合わせて操作を進める必要があり、操作が煩雑で無駄な時間がかかってしまうという課題がある。
そこで、この発明は、操作員の技能レベルに応じた復旧操作の案内を行い、とりわけ習熟した操作員による操作が煩雑になるのを防止する貨幣処理機および貨幣処理機システムを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、異常状態からの復旧操作に当たる操作員を特定する操作員特定手段(例えば、実施の形態における操作員特定手段13)と、操作員の技能レベルを記憶する技能レベル記憶手段(例えば、実施の形態における技能レベル記憶手段21)と、前記操作員特定手段により特定された操作員の技能レベルを前記技能レベル記憶手段の記憶情報から検索する技能レベル検索手段(例えば、実施の形態における技能レベル検索手段14)と、異常状態から復旧するための操作手順を技能レベル毎に誘導ガイドとして記憶する誘導ガイド記憶手段(例えば、実施の形態における誘導ガイドパターン記憶手段20)と、異常の内容および前記技能レベル検索手段により特定された技能レベルに応じて前記誘導ガイド記憶手段に記憶された誘導ガイドを特定する誘導ガイド特定手段(例えば、実施の形態における誘導ガイド特定手段17)と、該誘導ガイド特定手段により特定された誘導ガイドを表示する表示手段(例えば、実施の形態における表示部4)と、技能レベルを判定する技能レベル判定手段と、該技能レベル判定手段の判定結果に基づいて前記技能レベル記憶手段の記憶情報を更新する技能レベル更新手段と、印字出力可能な印字手段と、を備え、前記表示手段または前記印字手段は、操作員の技能レベルを出力可能に構成され、最新の復旧操作に基づいて判定された操作員の技能レベルと共に、該判定結果に係る寸評を出力することを備えることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の発明において、前記技能レベル更新手段は、異常状態からの復旧操作が終了した時点で前記技能レベル記憶手段の記憶情報を更新することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記技能レベル判定手段は、操作員による復旧操作の操作経験回数、復旧操作の操作時間、および操作間違い回数のうち、少なくとも何れか一つに基づいて技能レベルを判定することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項1から3の何れか一項に記載の発明において、前記表示手段に表示される誘導ガイドを手動で選択可能なガイド選択手段(例えば、実施の形態におけるガイド切替釦)を備えることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、異常状態からの復旧操作に当たる操作員を特定する操作員特定手段と、操作員の技能レベルを記憶する技能レベル記憶手段と、前記操作員特定手段により特定された操作員の技能レベルを前記技能レベル記憶手段の記憶情報から検索する技能レベル検索手段と、異常状態から復旧するための操作手順を技能レベル毎に誘導ガイドとして記憶する誘導ガイド記憶手段と、異常の内容および前記技能レベル検索手段により特定された技能レベルに応じて前記誘導ガイド記憶手段に記憶された誘導ガイドを特定する誘導ガイド特定手段と、該誘導ガイド特定手段により特定された誘導ガイドを表示する表示手段と、技能レベルを判定する技能レベル判定手段と、該技能レベル判定手段の判定結果に基づいて前記技能レベル記憶手段の記憶情報を更新する技能レベル更新手段と、を備え、前記誘導ガイドは、複数の誘導画面データを備え、復旧操作に習熟した操作員用の前記誘導ガイドは、異常発生内容および異常発生個所の詳細情報のみを表示するようにされて、復旧操作に不慣れな操作員用の前記誘導ガイドよりも、誘導画面データ数が相対的に少なくされ、前記技能レベル判定手段は、操作員による復旧操作の操作経験回数、復旧操作の操作時間、および操作間違い回数のうち、少なくとも何れか二つの合計により技能レベルを判定することを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、請求項5に記載の発明において、前記技能レベル更新手段は、異常状態からの復旧操作が終了した時点で前記技能レベル記憶手段の記憶情報を更新することを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、請求項5又は6に記載の発明において、前記表示手段に表示される誘導ガイドを手動で選択可能なガイド選択手段(例えば、実施の形態におけるガイド切替釦)を備えることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、請求項5から7の何れか一項に記載の発明において、印字出力可能な印字手段(例えば、実施の形態における印字部7)を備え、前記表示手段または前記印字手段は操作員の技能レベルを出力可能に構成されていることを特徴とする。
請求項に記載した発明は、請求項に記載の発明において、前記表示手段または前記印字手段は、最新の復旧操作に基づいて判定された操作員の技能レベルと共に、該判定結果に係る寸評を出力することを特徴とする。
請求項10に記載した発明は、前記請求項1から9の何れか一項に記載の貨幣処理機を複数備え、前記貨幣処理機毎に前記技能レベル記憶手段を備え、各技能レベル記憶手段は、該技能レベル記憶手段が設けられた前記貨幣処理機に係る技能レベルを記憶することを特徴とする。
請求項1,5に記載した発明によれば、異常が検出されて操作員特定手段により復旧操作を行う操作員が特定されると、技能レベル記憶手段に記憶された当該操作員の技能レベルを技能レベル検索手段により検索し、さらに、この検索された技能レベルに対応する誘導ガイドを誘導ガイド特定手段によって特定して、この誘導ガイドを表示手段に表示することができる。
したがって、異常状態からの復旧操作に不慣れな技能レベルの低い操作員から、復旧操作に習熟した技能レベルが高い操作員まで、復旧操作に当たる操作員の技能レベルに応じた最適な誘導ガイドを表示することができるため、例えば、技能レベルが低い操作員には段階的に誘導ガイドを表示して操作の円滑化を図る一方、技能レベルが高い操作員には異常箇所に到達するまでの扉の開放などの誘導ガイドの表示を省略して操作が煩雑になるのを防止することができる効果がある。
さらに、技能レベル判定手段により操作員の技能レベルを判定して技能レベルに変化があった場合に技能レベル記憶手段に記憶されている技能レベルの記憶情報を更新することで最新の技能レベルに基づいて操作員への復旧操作の誘導ガイドを選択して表示させることができるため、操作員は常に最適な誘導ガイドを参照しながら復旧操作を行うことができる効果がある。
請求項2,6に記載した発明によれば、技能レベルの更新タイミングを復旧操作が終了した時点とすることで、技能レベルが変化した直後のタイミングで更新することができ、したがって、技能レベル記憶手段に記憶された技能レベルの記憶情報を最新のものにすることができる。
請求項3,5に記載した発明によれば、技能レベル判定手段により、操作員による復旧操作の操作経験回数、復旧操作の操作時間、操作間違い回数の内少なくとも何れか一つに基づいて技能レベルを判定することで、例えば、操作経験回数が少ない場合、復旧操作の操作時間が長い場合、および、操作間違い回数が多い場合に技能レベルが低いと判定すると共に、操作経験回数が多い場合、復旧操作の操作時間が短い場合、および、操作間違い回数が少ない場合に技能レベルが高いと判定することができる。また、これらの組合せ結果に応じて、中間位の技能レベルを判定することもできる。
請求項4,7に記載した発明によれば、ガイド選択手段により操作員が適宜の誘導ガイドを選択可能であるため、技能レベルの高い操作員であっても操作が不安な場合には技能レベルの低い操作員用の誘導ガイドを選択することができ、したがって、復旧操作を円滑に行うことができる効果がある。
請求項1,8に記載した発明によれば、操作員が印字手段または表示手段の出力結果に基づいて自己の技能レベルを確認することができるため、各操作員のスキルアップに貢献することができる効果がある。
請求項1,9に記載した発明によれば、表示手段または印字手段に最新の技能レベルと共に判定結果に係る寸評、例えば、上の技能レベルに到達するまでの復旧操作の操作経験回数などの状況を出力することで、操作員の目標を明確にして操作員の更なるスキルアップに貢献することができる効果がある。
請求項10に記載した発明によれば、例えば、複数の貨幣処理機を一人の操作員が掛け持ちで担当している場合、操作員の技能レベルに応じた誘導ガイドが貨幣処理機毎に個別に可能になるため、貨幣処理機の種類の違いにより同一操作員の技能レベルが異なる場合であっても復旧操作を行う貨幣処理機に対応した技能レベルにより最適な誘導ガイドを選択して表示することができる効果がある。
次に、この発明の実施の形態の貨幣処理機について図面を参照しながら説明する。
図1は、この実施の形態の貨幣処理機である出納機1であって、例えば、顧客の入金、出金等の取引操作や、渉外先への持ち出し金を出金する操作や、渉外先からの持ち帰り金を入金する操作等を行うものである。なお、貨幣処理機としては、出納機1の他に窓口機や両替機、ATM等が存在する。
出納機1の上部には、入金口2、出金口3がそれぞれ設けられ、表示部4に表示される操作メニューを操作部5により操作入力することで、紙幣や硬貨の入金および操作部5により指定した金額の貨幣の出金が可能となっている。また、出納機1には、予め操作員に対して個別に配布されている識別カードのIDを読取るカードリーダ6が設けられている。このカードリーダ6により読み取られたIDは出納機1の制御部9(後述する)へ出力される。また、入出金の結果等は、表示部4に表示されると共に、印字部7によりロール紙などに印字可能になっている。さらに、出納機1は、図2のブロック図に示すように、貨幣処理機構部8、制御部9、記憶部10、音声出力手段11、および、通信手段12を備えている。
貨幣処理機構部8は、操作部5による入金操作が行われると、入金口2へ入金された貨幣を分離して搬送路(図示略)へ繰り出すとともに金種等をセンサ(図示略)により判別して金種別に設けられた貯留庫(図示略)へ搬送する。そして、貨幣処理機構部8は、上記センサの判別結果に基づいて貯留庫へ搬送された貨幣の合計金額の情報を制御部9へ出力する。また、貨幣処理機構部8は、操作部5を介して出金の金額が指定入力されると、この入力された金額の貨幣を貯留庫等から搬送路を介して出金口3へ搬送し払い出す。また、貨幣処理機構部8は、貨幣搬送中などにおける何らかの異常状態を検出する異常検出用のセンサを複数備え、異常を検出した際に異常の発生箇所や異常の種類など、異常の内容を含む情報を制御部9へ出力する。
制御部9は、出納機1の様々な制御処理を行う演算装置やメモリなどを備えており、異常情報が入力されると、異常が発生した旨を表示部4や音声出力手段11を介して操作員へ報知する。また、制御部9には、扉や小束施封ベースなど出納機1の各部位毎に設けられた開閉検知センサやセット検知センサ等の状態センサが接続され、これらの状態センサより扉や小束施封ベース等の状態情報が入力されるようになっている。ここで、上記小束施封ベースとは、所定枚数の紙幣を小束にすべく帯による結束を行う部位である。
また、制御部9は、操作員特定手段13、技能レベル検索手段14、技能レベル判定手段15、技能レベル更新手段16、および、誘導ガイド特定手段17を備えている。
さらに、制御部9は、表示部4の表示制御と印字部7の印字制御とを行うために、表示部4および印字部7へ制御信号を出力する。
操作員特定手段13は、カードリーダ6より入力されたIDに基づいて記憶部10の操作員ID記憶手段19に予め登録されている操作員のIDを参照して操作員を特定する。
技能レベル検索手段14は、記憶部10の技能レベル記憶手段21に記憶されている技能レベルの情報から操作員特定手段13により特定された操作員の技能レベルを検索する。
技能レベル判定手段15は、例えば異常からの復旧操作が終了した直後のタイミングで、復旧操作を行った操作員の操作経験回数(以下、単に操作経験回数と称す)、復旧操作に係る操作時間(以下、単に操作時間と称す)および復旧操作中の操作間違い回数(以下、単に操作間違い回数と称す)に基づいてそれぞれ評価点を求め、この評価点に基づく技能レベルのランク付けを行う。
技能レベル更新手段16は、技能レベル判定手段15により判定された技能レベルが、それまで技能レベル記憶手段21に記憶されていた技能レベルと異なる場合に、技能レベル記憶手段21に記憶されている技能レベルを技能レベル判定手段15により判定された技能レベルへ更新する。
記憶部10は、操作員ID記憶手段19と、誘導ガイドパターン記憶手段20と、技能レベル記憶手段21とを備えて構成されている。
操作員ID記憶手段19は、復旧操作を行う操作員のID、より具体的には、通常の顧客の入金,出金等の取引操作を行う担当の操作員や、渉外先への持ち出し金を出金操作で準備したり、また渉外先からの持ち帰り金を入金操作で入金を行う渉外員や、窓口機や両替機,ATMの資金を回金、回送を行う係員や役席者の中から予め選任された複数名の操作員のIDが登録されるものである。
誘導ガイドパターン記憶手段20は、異常状態から復旧するための操作手順を技能レベル毎(例えば、3つの技能レベル毎)に誘導ガイドとして記憶するものである。ここで誘導ガイドとは、異常が検出された場合に、その異常状態を解消する手順を操作の進捗に合わせて案内するためのものであり、複数の誘導画面データが組み合わされて順番に配列されてなる。具体的には、図3,4に示すように、誘導開始画面データ30から始まって、誘導終了画面データ31までの複数枚の誘導画面データ1〜n又は誘導画面データA,Bにより構成されている。
ここで、図3に示す誘導ガイドパターンの構成は、異常復旧操作に不慣れな操作員向けの構成を示したものである。この不慣れな操作員向けの構成では、誘導ガイドが複数の手順(誘導画面データ)に分けて構成される。例えば、図5に示す誘導画面のように、エラーコードと異常発生ユニットの場所等を含む誘導画面を表示し、次いで、図6に示すように、異常発生箇所に到達するための扉の開放方法の誘導画面を表示し、この図6の表示画面が表示されているときに、開閉検知センサにより出納機1の上部パネルが開放されたことが検知されると、次の手順である図7に示す誘導画面を表示する。そして、図7の誘導画面が表示されているときに、小束施封ベースの引き出しがセット検知センサにより検知されると、図示しない次の手順の誘導画面を表示する。これにより、復旧操作に不慣れな操作員であっても、間違いなく誘導画面データの手順に従って確実に操作を進められる。
さらに、操作員が誤った操作を行った場合について説明すると、例えば、図7の誘導画面データを表示している段階で操作員が小束施封ベースを引き出して次の誘導画面データの表示を行ったものの、操作員が次の誘導画面データの操作を行わずに誤って小束施封ベースを元に戻したことが検知された場合、図7の誘導画面データの表示に戻って、操作員に小束施封ベースを再度引き出すように誘導ガイドを行う。つまり、1つずつ段階的に誘導ガイドを進めて(誘導画面データを表示して)、異常発生箇所へ到達するように案内を行うことで異常発生箇所の復旧操作が進められるようになっている。
一方、図4に示す誘導ガイドパターンの構成は、異常復旧操作に習熟した操作員向けの構成を示したものである。習熟した操作員は、いちいち細分化された複数の誘導画面データを見て確認する必要がなく、あくまで補助的に見て確認できる程度であればよいため、習熟した操作員向けの誘導ガイドパターンの構成においては、誘導画面データ数が相対的に少なく、誘導ガイドが異常発生内容および異常発生箇所の詳細情報のみを端的に表示するように構成されている。
例えば、図8に示すように、誘導画面データの左側部に装置全体の中の何処の部位に異常発生箇所があるかをひと目で確認できるようにパノラマ表示部23が配置され、また異常復旧を必要とする箇所の詳細画像24が誘導画面データの右側部に配置される。ここで、異常復旧を必要とする箇所の詳細画像24については、例えば複数箇所に残留媒体があって排除の必要がある場合、この複数箇所を複数の誘導画面により表示するのではなく、上記詳細画像24の表示画面を2分割もしくは4分割することで1または2の少ない誘導画面にて端的に表示するようになっている。
技能レベル記憶手段21は、操作員毎に、操作経験回数に基づく技能レベル、操作時間に基づいた技能レベル、および、操作間違い回数に基づく技能レベルがそれぞれ記憶されるものである。また、技能レベル記憶手段21に記憶される上記3要素の技能レベルは、上述した技能レベル更新手段16により最新の技能レベルに更新されるようになっている。
また、上述した技能レベル記憶手段21には、下記技能レベルのテーブルを用いて上記3要素が記憶されている。なお、下記技能レベルのテーブルは、操作員の数が操作員A〜Cの3名の場合を一例として示しているが、操作員の数は3名に限られるものではない。
Figure 0005244540
上記技能レベルのテーブルに示すように、操作員毎の技能レベルは3要素別に、3段階評価として0点〜2点の3区分の評価点に基づいて設定される。技能レベルの初期値は、予め操作員別に登録され、各操作員が異常復旧操作を行う都度、技能レベル更新手段16により更新される。なお、技能レベルの初期値については、貨幣処理機をユーザー店舗に納入する際に操作員全てを初心者レベル(技能レベル「0点」)として設定するようにしても良く、また例えば、技能レベルを技能レベル記憶手段21に適宜記憶させる機能を有した実行ソフトをユーザー納入後からバージョンアップ展開して、操作員本人によって自己申告がなされた技能レベル(例えば、「0点」〜「2点」の何れか)を、操作員毎に設定するようにしても良い。
上述した異常復旧操作に係る「操作経験回数」とは、異常復旧操作の経験回数を示すものであり、1回操作を行う毎、より具体的には、異常検出時にカードリーダ6により認証が行われたことに基づいて、その回数がカウントアップされ累積値として更新される。上記技能レベルのテーブルの一例では、操作員Bの「操作経験回数」の現在値が4回であることを示している。また、「操作経験回数」に係る技能レベルの評価基準は、操作経験回数が0回とか1回のように少ない回数の操作員であれば初心者レベルとして評価し、操作経験回数が多い操作員であれば熟練者レベルとして評価を行う。この操作経験回数に係る評価は、例えば、「操作経験回数」が0〜1回の場合に評価点を0点、2〜5回の場合に評価点を1点、6回以上の場合に評価点を2点、というように評価することができる。この点数評価方法を用いた場合、上記テーブルの操作員Bの「操作経験回数」は4回であるので操作経験回数による評価点は1点となる。そして、今後さらに2回以上の異常復旧操作をこなすと「操作経験回数」が6回以上となるため、操作経験回数による評価点は1点から2点に上がることとなる。
上述した異常復旧操作に係る「操作時間」とは、1回の異常復旧操作における操作開始から正常復旧して操作終了する迄に装置内部に設けられたタイマを用いて計時される時間であり、1回の異常復旧操作を行う毎にその操作員の今までの「操作時間」の平均値が算出されて技能レベル更新手段16により更新される。「操作時間」が長い操作員であれば初心者レベルとして評価する一方、短い操作員であれば熟練者レベルとして評価を行う。この操作時間に係る評価は、例えば、「操作時間」が3分以上の場合に評価点を0点、2分以上3分未満の場合に評価点を1点、2分未満の場合に評価点を2点、というように評価することができる。この点数評価方法を用いた場合、上記テーブルの操作員Cの「操作時間」の平均値は、5分であるので評価点は0点となる。
そして、操作員Cについて、仮に次回の異常復旧操作に係る「操作時間」が3分であった場合、操作時間の積算値は8分となり異常復旧操作を行った回数が2回となるので、「操作時間」の平均値は4分に更新されることとなる。なお、上記技能レベルのテーブルにおいて、「操作時間」の平均値は秒単位を切り捨てとしているため、操作員Aの場合、仮に「操作時間」の平均値が1分39秒であっても1分と表記される。上記の構成では、異常復旧操作を1回行うごとに「操作時間」の平均値が算出されて更新される一例を説明したが、この構成に限られず、例えば、異常復旧操作を行った際の「操作時間」を更新して、この操作時間を基に評価点を求めて後述する技能レベルのランク付けを行うようにしても良い。
さらに、上述した異常復旧操作に係る「操作間違い回数」とは、異常復旧操作のステップとして、表示部4で表示される誘導ガイドにより、装置のある1つの部位において、(1)「開閉レバーを開けてください。」(2)「手回しノブを回してください。」(3)「媒体を抜き取ってください。」(4)「開閉レバーを閉めてください。」のように(1),(2),(3),(4)の順番で誘導するのに対して、操作員が順番通りの操作ではなく、例えば(2),(1),(3),(4)の順番などで操作を行った場合、操作間違いが発生したと判定して、1回の「操作間違い回数」としてカウントする。なお、上述のような順番間違え等の軽微な操作間違いを厳正に「操作間違い回数」としてカウントする以外に、例えば、装置のある1つの部位内における操作順番の間違いについては許容し、1つの部位内での操作中に不要な箇所にアクセスしたり、全く別の部位にアクセスしりする重度の操作間違いを行った場合にのみ「操作間違い回数」としてカウントするようにしても良い。
なお、上述した技能レベルのテーブルにおいては、操作員A〜C毎の技能レベルのランク付けを、それぞれ上記3要素の個別の評価点および合計の評価点に基づいてランク付けする一例を示しているが、技能レベルのランク付け方法については、上記構成に限られず、例えば、技能レベル3要素の中の少なくとも何れか1要素を特定して行うようにしても良い。つまり、何れか2要素の合計により行うようにしても良い。
また、技能レベルのランク付け方法として、上記3要素の各1要素の評価点が0点であれば技能レベル「1」、1点であれば技能レベル「2」、2点であれば技能レベル「3」、というようにランク付けしても良い。
また、他の技能レベルのランク付け方法として、技能レベル3要素合計の評価点が2点未満であれば技能レベル「1」、2点以上5点未満であれば技能レベル「2」、5点以上であれば技能レベル「3」というように技能ランク付けしても良い。ただし、この場合、上記した技能レベルのテーブルにおいては、操作員Bの操作間違い回数による技能レベル点数評価は2点で技能レベル「3」となるが、3要素合計の評価点が4点であるから技能レベル「2」となる。このように、技能レベルのランク付けの方法によって技能レベルが変化するため適宜選択して用いればよい。
音声出力手段11は、制御部9の制御指令に基づいて、例えば、誘導ガイドの実施中に誘導画面に対応した操作に関する音声案内を出力するものである。
通信手段12は、装置外の通信ネットワークに接続され、出納機1以外の窓口機、両替機およびATMなどの貨幣処理機に接続されている。この通信手段12を介して接続されるATMなどの他の貨幣処理機には、同様な通信手段12が設けてあり、これら他の貨幣処理機には、上述の出納機1と同様に、制御部9、記憶部10が設けられ、異常検出用のセンサにより異常が検出された場合に、異常復旧操作のための誘導ガイドが行われるようになっている。なお、これら通信手段12を介して接続された複数の貨幣処理機により貨幣処理機システムが構成されている。
なお、上述した実施形態の出納機1においては、誘導ガイドパターンとして不慣れな操作員(初心者)向けのパターンと、習熟した操作員(熟練者)向けのパターンとを2パターン設けた場合について説明したが、例えば、上記初心者向けパターンと熟練者向けパターンの中間に位置する中級者向けの誘導ガイドパターンを設定したり、操作員の習熟度に応じた技能レベルの段階を3パターン以上設定してこれに対応した数の誘導ガイドパターンを設定しても良い。
また、上述した実施形態の出納機1においては、「操作経験回数」についてカードリーダ6による認証が行われたときにカウントアップする場合について説明したが、カードリーダ6に限られるものではなく、例えば、顔認証センサや店舗内に設置される監視カメラなどを用いて認証するようにしても良い。このようにすることで、例えば、一旦操作員Aが認証したものの、異常復旧操作の途中で操作員Bに交代したり、他の操作員が補助員としてついたことを検出することができ、このような場合には操作員Aの習熟度が適正に上昇しないため「操作経験回数」としてカウントアップしないようにすることができる。
さらに、上述した実施形態の出納機1においては、「操作時間」として異常復旧操作の開始から正常復旧して終了するまでの操作時間を貨幣処理機内部のタイマのみを用いて計測する方法について説明したが、より厳密に計測するために、例えば、出納機1に対人(顧客)反応センサや顔認証センサを設けたり、店舗内に設置される監視カメラ等を利用して、操作員の姿勢や顔の向き等を検出し、この検出結果に基づいて操作員が表示部4を見ている状態(誘導ガイドを確認している状態)か否かを判定して、操作員が表示部4を見ていると判定された時間のみを「操作時間」として計測するようにしても良い。異常復旧操作の途中で操作員が出納機から一時的に離れた場合には、この離れている時間を計測対象外としても良い。
また、上述した実施形態の出納機1においては、複数の操作員の技能レベルを3要素別に、3段階評価として「0点」〜「2点」の3区分で点数評価する場合について説明したが、この構成に限られず、点数評価を更に細かく4区分以上、例えば、5段階評価として「0点」〜「4点」の5区分としたり、10段階評価として「0点」〜「9点」の10区分としても良い。
さらには、上述した実施形態の出納機1においては、複数の操作員の技能レベルは、上述した技能レベル3要素別で評価点によって評価設定された上で、技能レベルのランク付けが、3段階評価として「1」〜「3」の3区分でランク付けされる場合について説明したが、この構成に限らず、上述した点数評価に対応して、例えば、5段階評価として「1」〜「5」の5区分としたり、10段階評価として「1」〜「10」の10区分としても良い。
この実施の形態における貨幣処理機である出納機1は上述した構成を備えており、次に、この出納機1における異常復旧操作について説明する。
出納機1の納入直後の初期状態で異常復旧操作を行ったり、不慣れな操作員による異常復旧操作を行う場合、まず、貨幣処理機構部8のセンサにより異常が検出されると、制御部9により異常箇所が特定されて、図5に示すエラーコードと異常発生ユニットの場所等を示す画面が表示部4に表示される。これにより、異常の発生が操作員に報知され、復旧操作に当たる操作員により、各操作員に個別に配布されたIDカードをカードリーダ6に通す認証操作が行われる。
カードリーダ6にIDカードが通されてID情報が読み込まれると、このID情報が制御部9へ入力され、制御部9が、記憶部10の操作員ID記憶手段19の記憶情報を参照してIDが復旧操作を行う権限を有する操作員のものであるか判定する。権限を有する操作員のIDでない場合は、その旨を表示部4へ表示して再度権限を有する操作員による認証操作を促す。
一方、権限を有する操作員である場合、制御部9の技能レベル検索手段14は、記憶部10の技能レベル記憶手段21の記憶情報、すなわち技能レベルのテーブルを検索してID情報に対応した操作員の技能レベル情報を取得する。
次いで、制御部9の誘導ガイド特定手段17は、記憶部10の誘導ガイドパターン記憶手段20より、技能レベル検索手段14により取得した技能レベル、すなわち不慣れな操作員又は習熟した操作員などの技能レベルに対応し、且つ異常の内容に対応した誘導ガイドパターンを取得する。そして、制御部9は、開閉検知センサやセット検知センサの検知結果に基づいて復旧操作の進捗状況を判定し、さらにこの進捗に応じて、上記取得した誘導ガイドパターンを構成する誘導画面の表示制御を順次行う。
また、制御部9は、適正に異常検出用のセンサによる異常の検知が解消され、開閉検知センサやセット検知センサなどにより、扉が閉塞され小束施封ベース等がセットされていることが検知されると、異常復旧操作が終了したと判定して誘導画面の表示制御を終了し、操作経験回数、操作時間、および、操作間違い回数の3要素に基づく技能レベルをそれぞれ技能レベル判定手段15で判定する。この判定の結果、技能レベル記憶手段21に記憶された技能レベルから変化があると判定された場合にだけ、技能レベル更新手段16によって上記3要素に基づく技能レベルを最新の技能レベルとして技能レベル記憶手段21へ記憶する。
また、異常復旧操作の終了タイミングにおいて、制御部9は、技能レベル記憶手段21に記憶されている当該異常復旧操作に当たった操作員の最新の技能レベルを、予め出力先として設定されている表示部4や印字部7による出力制御を行う。この際、表示部4および印字部7による技能レベルの出力に対しては寸評として、例えば、技能レベルの向上傾向が確認される場合には、「今回の処理で、あと2,3回の経験(または、あと数秒のスピードアップ)で、技能アップが見込まれます。頑張って下さい。」、「今回の処理で、技能レベルの1ランクアップが確認されました。」というメッセージを付し、また、技能レベルの下降傾向が懸案された場合には(例えば、操作を間違った場合には)、「今回の処理で、○×ユニットの開閉手順を間違えました。次回間違えると技能レベルがダウンするので、気をつけてください」というメッセージを付す。
したがって、上述した実施の形態の貨幣処理機によれば、異常検出用のセンサにより異常の発生が検出され、カードリーダ6への入力結果および操作員ID記憶手段の記憶情報に基づいて操作員特定手段13により復旧操作を行う操作員が特定されると、記憶部10の技能レベル記憶手段21に記憶された操作員の技能レベルを、制御部9の技能レベル検索手段14により検索し、さらに、この検索された技能レベルに対応する誘導ガイドパターンを誘導ガイド特定手段17によって特定して、この誘導ガイドパターンによる誘導画面を表示部4に表示することができるため、異常状態からの復旧操作に慣れていない技能レベルの低い操作員から、復旧操作に習熟した技能レベルの高い操作員まで、復旧操作に当たる操作員の技能レベルに応じた最適な誘導ガイドを行うことができる。この結果、技能レベルが低い操作員には段階的に誘導ガイドを行い操作の円滑化を図る一方、技能レベルが高い操作員には異常箇所に到達するまでの扉の開放などの誘導画面表示を省略して操作が煩雑になるのを防止することができる。
また、技能レベル判定手段15により操作員の技能レベルを判定して技能レベルに変化があった場合に技能レベル記憶手段21に記憶されている技能レベルの記憶情報を更新することで、上達が認識された場合に技能レベルが上がったり、逆にしばらく操作のブランクがあったりして操作方法を一部忘れた場合等には技能レベルが下がったりするため、最新の技能レベルに基づいて操作員への復旧操作の誘導ガイドパターンを選択して表示させることができ、この結果、最適な誘導ガイドに基づいて各操作員を復旧操作に当たらせることができる。
さらに、技能レベルの更新タイミングを復旧操作が終了した時点とすることで、技能レベルが変化した直後のタイミングで更新することができるため、技能レベル記憶手段21に記憶された技能レベルの記憶情報を最新のものにすることができる。
そして、技能レベル判定手段15により、操作員による復旧操作の操作経験回数、復旧操作の操作時間、操作間違い回数の3要素のうち少なくとも何れか一つに基づいて技能レベルを判定することで、例えば、操作経験回数が少ない場合、復旧操作の操作時間が長い場合、および、操作間違い回数が多い場合に技能レベルが低いと判定すると共に、操作経験回数が多い場合、復旧操作の操作時間が短い場合、および、操作間違い回数が少ない場合に技能レベルが高いと判定することができる。
また、操作員が印字部7および表示部4の出力結果に基づいて自己の技能レベルを確認することができるため、各操作員のスキルアップに貢献することができ、さらに、表示部4および印字部7に最新の技能レベルと共に判定結果に係る寸評として、上の技能レベルに到達するまでの復旧操作の操作経験回数などの状況を付して出力することで、操作員の目標を明確にして操作員の更なるスキルアップに貢献することができる。
さらに、出納機1を含む複数の貨幣処理機を一人の操作員が掛け持ちで担当している場合、貨幣処理機毎に技能レベルを判定して誘導ガイドを行うため、操作員の技能レベルに応じた誘導ガイドを貨幣処理機毎に個別に実施可能となり、この結果、貨幣処理機の種類の相違により同一操作員の技能レベルが異なる場合であっても復旧操作を行う貨幣処理機の種類に対応した技能レベルに応じた最適な誘導ガイドを選択して表示することができる。
なお、上述した実施の形態の出納機1では、誘導ガイド特定手段17により技能レベル記憶手段21の記憶情報に基づいて誘導ガイドパターン記憶手段20に記憶された誘導ガイドから特定の誘導ガイドを取得する場合について説明したが、この構成に限られるものではなく、例えば、誘導ガイドパターンを手動で選択可能なガイド選択手段を設けて、操作員により任意の技能レベルの誘導ガイドパターンを選択できるようにしても良い。
より具体的には、ガイド選択手段として、例えば表示部4のタッチパネルにガイド切替釦として構成したり、操作部5の操作キーボードの特定のキー釦を、ガイド切替釦として構成しても良く、このガイド切替釦を押下する事によって、異常復旧操作の開始前の段階、もしくは異常復旧操作の操作途中の段階であっても、誘導ガイドパターンのレベルを操作員の釦押下による手動操作によって切り替える事が可能な仕組みとする。この場合、ガイド切替釦を1回押す毎に表示部4に現在表示されている誘導ガイドパターンの技能レベルから1ずつランクが下がった技能レベルの誘導ガイドパターンへ切替られる。
例えば、技能レベルが3段階の設定であり、現在の表示が熟練者向け誘導ガイドパターンである場合、ガイド切替釦を1回押すと、中級者向け誘導ガイドパターンに選択切替られ、さらにガイド切替釦を1回押すことにより、初心者向け誘導ガイドパターンに切替られることとなる。なお、熟練者にも拘わらず、ガイド切替釦の押下によって、例えば初心者向けの誘導ガイドパターンに切り替えた場合には、この操作員の技能レベルを自動的にランクダウンして更新するようにしてもよい。これにより、技能レベルの高い操作員であっても操作が不安な場合には適宜技能レベルの低い操作員用の誘導ガイドを選択することができるため、復旧操作の更なる円滑化を図ることができる。
本発明の実施の形態における出納機の正面図である。 本発明の実施の形態における出納機のブロック図である。 本発明の実施の形態における不慣れな操作員向けの誘導ガイドパターンのデータ構成を示す図である。 本発明の実施の形態における習熟した操作員向けの誘導ガイドパターンのデータ構成を示す図である。 異常復旧操作を開始する際の誘導画面を示す図である。 上部パネルの開放手順の誘導画面を示す図である。 小束施封ベースの引き出し手順の誘導画面を示す図である。 異常発生箇所で紙幣を除去する手順の誘導画面を示す図である。
符号の説明
4 表示部(表示手段)
7 印字部(印字手段)
13 操作員特定手段
14 技能レベル検索手段
15 技能レベル判定手段
16 技能レベル更新手段
17 誘導ガイド特定手段
20 誘導ガイドパターン記憶手段(誘導ガイド記憶手段)
21 技能レベル記憶手段

Claims (10)

  1. 異常状態からの復旧操作に当たる操作員を特定する操作員特定手段と、
    操作員の技能レベルを記憶する技能レベル記憶手段と、
    前記操作員特定手段により特定された操作員の技能レベルを前記技能レベル記憶手段の記憶情報から検索する技能レベル検索手段と、
    異常状態から復旧するための操作手順を技能レベル毎に誘導ガイドとして記憶する誘導ガイド記憶手段と、
    異常の内容および前記技能レベル検索手段により特定された技能レベルに応じて前記誘導ガイド記憶手段に記憶された誘導ガイドを特定する誘導ガイド特定手段と、
    該誘導ガイド特定手段により特定された誘導ガイドを表示する表示手段と
    技能レベルを判定する技能レベル判定手段と、
    該技能レベル判定手段の判定結果に基づいて前記技能レベル記憶手段の記憶情報を更新する技能レベル更新手段と、
    印字出力可能な印字手段と、を備え、
    前記表示手段または前記印字手段は、
    操作員の技能レベルを出力可能に構成され、最新の復旧操作に基づいて判定された操作員の技能レベルと共に、該判定結果に係る寸評を出力することを特徴とする貨幣処理機。
  2. 前記技能レベル更新手段は、異常状態からの復旧操作が終了した時点で前記技能レベル記憶手段の記憶情報を更新することを特徴とする請求項に記載の貨幣処理機。
  3. 前記技能レベル判定手段は、操作員による復旧操作の操作経験回数、復旧操作の操作時間、および操作間違い回数のうち、少なくとも何れか一つに基づいて技能レベルを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の貨幣処理機。
  4. 前記表示手段に表示される誘導ガイドを手動で選択可能なガイド選択手段を備えることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の貨幣処理機。
  5. 異常状態からの復旧操作に当たる操作員を特定する操作員特定手段と、
    操作員の技能レベルを記憶する技能レベル記憶手段と、
    前記操作員特定手段により特定された操作員の技能レベルを前記技能レベル記憶手段の記憶情報から検索する技能レベル検索手段と、
    異常状態から復旧するための操作手順を技能レベル毎に誘導ガイドとして記憶する誘導ガイド記憶手段と、
    異常の内容および前記技能レベル検索手段により特定された技能レベルに応じて前記誘導ガイド記憶手段に記憶された誘導ガイドを特定する誘導ガイド特定手段と、
    該誘導ガイド特定手段により特定された誘導ガイドを表示する表示手段と、
    技能レベルを判定する技能レベル判定手段と、
    該技能レベル判定手段の判定結果に基づいて前記技能レベル記憶手段の記憶情報を更新する技能レベル更新手段と、を備え、
    前記誘導ガイドは、複数の誘導画面データを備え、
    復旧操作に習熟した操作員用の前記誘導ガイドは、異常発生内容および異常発生個所の詳細情報のみを表示するようにされて、復旧操作に不慣れな操作員用の前記誘導ガイドよりも、誘導画面データ数が相対的に少なくされ、
    前記技能レベル判定手段は、
    操作員による復旧操作の操作経験回数、復旧操作の操作時間、および操作間違い回数のうち、少なくとも何れか二つの合計により技能レベルを判定することを特徴とする貨幣処理機。
  6. 前記技能レベル更新手段は、異常状態からの復旧操作が終了した時点で前記技能レベル記憶手段の記憶情報を更新することを特徴とする請求項に記載の貨幣処理機。
  7. 前記表示手段に表示される誘導ガイドを手動で選択可能なガイド選択手段を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の貨幣処理機。
  8. 印字出力可能な印字手段を備え、
    前記表示手段または前記印字手段は操作員の技能レベルを出力可能に構成されていることを特徴とする請求項5から7の何れか一項に記載の貨幣処理機。
  9. 前記表示手段または前記印字手段は、
    最新の復旧操作に基づいて判定された操作員の技能レベルと共に、該判定結果に係る寸評を出力することを特徴とする請求項に記載の貨幣処理機。
  10. 前記請求項1から9の何れか一項に記載の貨幣処理機を複数備え、
    前記貨幣処理機毎に前記技能レベル記憶手段を備え、
    各技能レベル記憶手段は、該技能レベル記憶手段が設けられた前記貨幣処理機に係る技能レベルを記憶することを特徴とする貨幣処理機システム。
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