JP5098274B2 - 現金処理装置 - Google Patents
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Description
図において1は硬貨(現金)の入出金処理を行う硬貨処理機、2は紙幣(現金)の入出金処理を行う紙幣処理機であり、この両処理機については後で詳しく説明する。
3はLCD等による表示部で、各種の処理操作の案内、現金処理のための入力画面や入力された情報、及び金種別の入出金金額や入出金の合計金額等を表示する。
5はカードリーダ(カード読取部)で、当該現金処理装置の利用者が使用するIDカードの情報を読取る機能を有している。
6は伝票記録部(プリンタ)で、硬貨処理機1や紙幣処理機2で行われた入金処理や出金処理の金額、金種別枚数等を伝票に記録(印字)して出力するものである。
7は記憶部で、入金・出金処理履歴等や、各店舗毎に設定される出金実施条件、各店舗毎に設定される1日についての金種毎の出金限度枚数、各店舗における金種毎の出金枚数を記憶するテーブルを有し、またこの記憶部7には後述する主制御部が実行する制御プログラムが格納され、更に主制御部による処理結果も記憶するものとなっている。
硬貨処理機1は、レジスタから回収した硬貨を一括して受け入れる硬貨入金口11と、この硬貨入金口11に受け入れた硬貨を1枚ずつ分離する図示しない分離部と、硬貨の金種等を鑑別すると共に鑑別した硬貨を金種毎に計数する硬貨鑑別部12と、この硬貨鑑別部12で鑑別計数された硬貨を一時保留する硬貨一時保留部13と、レジスタ用の釣銭準備金として使用する硬貨を金種別に収納する複数の釣銭用硬貨収納庫(釣銭用現金収納庫)14、入金硬貨を金種別に収納する硬貨回収庫(現金回収庫)15と、釣銭用の硬貨を出金するための硬貨出金庫16と、硬貨リジェクト口17と、硬貨処理機1からの硬貨回収庫15の着脱を確認するためのセンサと、動作中や締上げ処理前に硬貨回収庫15の取外しを防止するための電磁ロック手段と、図示しない記憶部に格納された制御プログラムに基づいて硬貨処理機1全体の動作制御を行う制御部18を有している。
また、硬貨入金口11と硬貨鑑別部12との間には分離部により分離された硬貨を搬送する搬送ベルト等による搬送路が設けられ、釣銭用硬貨収納庫14と硬貨回収庫15及び硬貨出金庫16との間には、釣銭用硬貨収納庫14から排出される硬貨を硬貨回収庫15と硬貨出金庫16のいずれかに導く振分け手段と、通過する硬貨を金種毎に計数する計数手段が設けられている。
この釣銭用硬貨収納庫14にも硬貨を搬送路に繰出す繰出し手段が設けられている。
一方、紙幣処理機2は、入金処理時にレジスタから回収した紙幣を一括して受け入れると共に出金処理時に釣銭としての紙幣を排出する紙幣入出金口21と、この紙幣入出金口21に受け入れた紙幣を1枚ずつ分離する図示しない分離部と、紙幣の金種等を鑑別すると共に鑑別した紙幣を金種毎に計数する紙幣鑑別部22と、この紙幣鑑別部22で鑑別計数された紙幣を集積して一時保留する紙幣一時保留部23と、レジスタ用の釣銭準備金として使用する特定金種(例えば、五千円、千円)の紙幣を金種別に収納する釣銭用紙幣収納庫(釣銭用現金収納庫)24と、入金紙幣を金種別に収納する紙幣回収庫(現金回収庫)25と、出金処理時のリジェクト紙幣等を収納する紙幣リジェクト庫26と、これらの間で紙幣を搬送ベルト等で挟持して搬送する搬送路と、紙幣処理機2からの紙幣回収庫25の着脱を確認するためのセンサと、動作中や締上げ処理前に紙幣回収庫25の取外しを防止するための電磁ロック手段と、図示しない記憶部に格納された制御プログラムに基づいて紙幣処理機2全体の動作制御を行う制御部27を備えている。
前記各釣銭用紙幣収納庫24に対しては、収納する紙幣の金種毎に保管基準額が設定されており、その保管基準額を保つために入金処理された紙幣を収納するようになっている。
この釣銭用紙幣収納庫24にも紙幣の集積手段が紙幣を搬送路に繰出す繰出し手段と共に設けられている。
図2は前記記憶部7のテーブルに記憶(登録)される出金実施条件の例を示す図で、現金処理装置を利用する店舗毎に設定される。
この出金実施条件は「設定項目」と「設定単位」により構成されており、「設定項目」には出金の有効か無効かを示す情報、出金限度額、及び出金限度回数、出金限度枚数がそれぞれ書込まれ、「設定単位」には店舗またはレジが書き込まれる。
また、「設定項目」の出金限度額には1日を単位とする出金可能な金額が書き込まれ、その「設定単位」として「店舗No.」が書き込まれる。
更に、「設定項目」の出金限度枚数には1日を単位とする金種毎の出金可能な枚数が書き込まれ、その「設定単位」として「店舗No.」が書き込まれる。
図3は前記「設定項目」の出金限度枚数で、「店舗No.」に該当する店舗に対して設定された紙幣及び硬貨の金種毎の限度枚数設定されており、そして出金が行われる度に出金された金種毎が出金枚数として累計して記憶されるようになっている。
尚、以下の説明において、主制御部8や制御部18、27による制御の説明については、必要な説明を除いて省略する。
図4はレジ担当者がレジスタで釣銭として補充する現金を出金させる場合のその出金処理の手順を示すフローチャートで、図中のSはステップを示し、以下このステップに従って説明する。
また、利用者はカード挿入後、操作部4を操作して自分の個人ID(利用者ID)、パスワードを入力する(S2)。
表示部3に表示されたメニュー画面を見て利用者が操作部4を操作して処理項目を選択すると、主制御部8はメニュー画面に「出金」の処理項目を含まれている場合、選択された処理項目が「出金」か否かを判断する(S5)。
選択された処理項目が「出金」の場合、主制御部8は利用者のIDカードから読取った前記の店舗No.に基づいて記憶部7のテーブルに記憶されている出金実施条件から該当する店舗No.を検索し(S6)、その店舗No.に対応する図3の出金限度枚数を参照して金種枚数入力画面を表示する(S7)。
図5は出金限度枚数に達した金種がある場合の金種枚数入力画面例を示す図で、出金限度枚数に達した金種が100円硬貨である場合を示している。つまり過去の出金で100円硬貨の出金枚数が出金限度枚数に達している場合、この100円硬貨は出金不可であるので、この100円の金種を削除した金種枚数入力画面を表示する。
尚、図示していないが金種毎の出金可能な枚数を併せて表示するようにしてもよい。
この金種枚数入力画面を見て利用者が操作4を操作し、出金したい金種と、金種毎の枚数を入力すると(S8)、主制御部8は記憶部7のテーブルに記憶されている釣銭収納庫入出金履歴等により得られる硬貨処理機1の釣銭用硬貨収納庫14の金種毎の硬貨の収納枚数、及び紙幣処理機2の釣銭用紙幣収納庫24の金種毎の紙幣の収納枚数から出金可能か否かを判断する(S9)、
この場合、1金種でも枚数が足りないことで出金できない金種があると、出金不可を通知する画面を表示して終了するが、出金できない金種を利用者に表示して金種を変更するよう促し、再入力させることもようにしてもよい。
出金が終了すると主制御部8は今回の出金処理結果に基づいて入金・出金処理履歴、釣銭収納庫入出金履歴を更新すると共に、図2の出金実施条件の出金限度回数、図3の出金枚数を更新し(S12)、伝票記録部6で処理結果を伝票に記録してレジ担当者に発行する(S13)。
以上説明した実施例によれば、利用者のカードから読取った情報により店舗及びレジスタを特定し、その店舗に対する出金金額が出金限度額に達している場合、もしくはレジスタに対する出金回数が出金限度回数に達している場合は、利用者に実施しようとする処理をメニュー画面から選択させる際に、出金処理の項目を削除したメニュー画面を表示するようにしているため、利用者はメニュー画面を見ることで出金ができないことを容易に認識することができ、無駄な操作を行わずに済むという効果が得られる。
2 紙幣処理機
3 表示部
4 操作部
5 カードリーダ
6 伝票記録部
7 記憶部
8 主制御部
11 硬貨入金口
12 硬貨鑑別部
13 硬貨一時保留部
14 釣銭用硬貨収納庫
15 硬貨回収庫
15a 記憶部
16 硬貨出金庫
17 硬貨リジェクト口
18 制御部
21 紙幣入出金口
22 紙幣鑑別部
23 紙幣一時保留部
24 釣銭用紙幣収納庫
25 紙幣回収庫
25a 記憶部
26 紙幣リジェクト庫
27 制御部
Claims (2)
- 複数の店舗の従業員である利用者がそれぞれ店舗毎のカードを使用してレジスタの釣銭として使用する現金の出金処理、レジスタから回収した現金の入金処理等を行う現金処理装置において、
各店舗について1日の現金の出金限度額及び店舗毎のレジスタについての出金限度回数を記憶した記憶部を備え、
前記利用者のカードから読取った情報により店舗及びレジスタを特定し、その店舗に対する出金金額が出金限度額に達している場合、もしくはレジスタに対する出金回数が出金限度回数に達している場合、利用者に実施しようとする処理をメニュー画面から選択させる際に、出金処理の項目を削除したメニュー画面を表示することを特徴とする現金処理装置。 - 請求項1に記載の現金処理装置において、
前記記憶部に各店舗について1日の金種毎の現金の出金限度枚数を記憶させ、
メニュー画面で出金処理が選択されたとき、利用者の店舗における当日出金した金種のうち、出金した枚数が出金限度枚数に達した場合は、該当する金種を削除した金種及び枚数入力用の画面を表示することを特徴とする現金処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2006265593A JP5098274B2 (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | 現金処理装置 |
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-
2006
- 2006-09-28 JP JP2006265593A patent/JP5098274B2/ja active Active
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