JP2010088777A - 遊技機用の貯留皿とこの貯留皿を備える遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機の貯留皿において遊技球の詰まりを発生させない。
【解決手段】 横一列に並んだ五個の遊技球をほぼ同時に取込み可能に開口された投入口271a〜271eを備える遊技機に配設され、遊技球を貯留するとともに、遊技球を投入口271a〜271eに向けて転動させる凹形状の流路からなる遊技機用の上皿21であって、凹形状の流路幅を、投入口271a〜271eに至るまでの全流路に亘り、当該投入口271a〜271eとほぼ同一幅で形成した構成としてある。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技媒体として遊技球を使用する遊技機に配設される貯留皿と、この貯留皿を備える遊技機に関し、特に、複数の遊技球が投入されることで一の遊技を行うことができる遊技機に配設される貯留皿と、この貯留皿を備える遊技機に関する。
一般に、遊技場に設置される遊技機としてスロットマシン(回胴式遊技機)が知られている。
スロットマシンは、遊技者が遊技媒体を投入してスタートレバーを操作することにより、所定の絵柄や文字,数字等の図柄(以下「図柄」と総称する)を表示した複数(通常は3個)のリールが回転を開始し、各リールに対応した複数(通常は3個)の停止ボタンを任意のタイミングで押下することで回転するリールが停止し、停止したリールの図柄の配列に応じて所定数の遊技媒体が払い出されるという遊技機である。
このようなスロットマシンでは、遊技媒体として、メダルが広く用いられているが、近年では、遊技球(玉)を用いて遊技を行うスロットマシンもある。
この遊技球を用いて遊技を行うスロットマシンでは、メダルの売上との整合を取る必要があることから、例えば、メダル一枚につき遊技球五個を対応させるようにしている。このため、一の遊技を行う場合には、五の倍数個の遊技球を投入するようになっている。
また、遊技球を用いたスロットマシンにおいては、投入前の遊技球を貯留するための貯留皿が備えられている。
貯留皿は、上皿や上受け皿と称され、通常、遊技者の操作に係るスタートレバーや停止ボタンなどが配設され、遊技機前方に膨出した操作台の上面に凹設されている。
この貯留皿は、遊技球を貯留するだけでなく、貯留した遊技球を転動させて遊技機内部に投入させる凹形状の流路として形成されている。この流路を上方から見ると、遊技球が遊技機から払出される払出口付近から少し下流に進んだあたりが最も流路幅が広く、さらに下流へ行くと徐々に流路幅が狭くなっていき、最も下流では一列〜数列(例えば三列)の遊技球が転がり得る程度の流路幅になっている(例えば、特許文献1、第151頁−第5図参照)。
そして、貯留皿に貯留された遊技球は、投入スイッチとなる所謂BETスイッチが押されると、その押されたスイッチの種類又は操作回数に応じた数量が投入される。
ここで、貯留皿から遊技球を所定数ずつ取り込んで遊技機に投入する取込装置が提案されている。
この取込装置は、BETスイッチが押圧されることに応じて貯留皿に貯留された遊技球を遊技機内部に投入する取込装置であって、貯留皿の下方に設けられている。
貯留皿の下流域は、この取込装置へ遊技球を誘導するため、取込準備球経路が3条に分流されている。この取込装置は、その各条に対応して取込準備球検出スイッチやスプロケットなどが備えられており、所定数の遊技球を取込装置内で準備できるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−305020号公報
貯留皿に貯留された遊技球は、流路に沿って下流へ転動し、遊技機に設けられた投入口から取込装置を介して、遊技機内部へ投入される。
ところが、凹形状の流路は、ある程度の数量の遊技球を貯留可能とするために、広めに確保されているが、投入口との関係から、下流部分や投入口付近で、流路幅を狭めざるを得ず、この部分で遊技球の詰まりを生じさせていた。
このような遊技球の詰まりは、遊技者を不快にさせるとともに、遊技の円滑な進行の妨げにもなっていた。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、簡易な構造で、遊技球の詰まりを発生させない画期的な貯留皿とこの貯留皿を備えた遊技機の提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明の遊技機用の貯留皿は、横一列に並んだ複数の遊技球をほぼ同時に取込み可能に開口された投入口を備える遊技機に配設され、遊技球を貯留するとともに、遊技球を前記投入口に向けて転動させる凹形状の流路からなる遊技機用の貯留皿であって、前記凹形状の流路幅を、前記投入口に至るまでの全流路に亘り、当該投入口とほぼ同一幅で形成した構成としてある。
また、本発明の遊技機は、横一列に並んだ複数の遊技球をほぼ同時に取込み可能に開口された投入口を備え、遊技球を貯留するとともに、遊技球を前記投入口に向けて転動させる凹形状の流路からなる貯留皿が配設される遊技機であって、前記貯留皿が、請求項1〜8のいずれか一項に記載の遊技機用の貯留皿からなる構成としてある。
本発明の遊技機用の貯留皿と、この貯留皿を備える遊技機によれば、凹形状の流路幅を、投入口に至るまでの全流路に亘り、投入口とほぼ同一幅に形成することで、遊技球の詰まりを発生させないことができる。
以下、本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[遊技機(スロットマシン)本体]
まず、図1、図2を参照して、本実施形態に係る遊技機(スロットマシン)の本体の構成について説明する。
本実施形態の遊技機は、遊技媒体として遊技球を用いるスロットマシンとしてある。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係るスロットマシン本体の構成を示す外観図であって、図1は正面図、図2は内部構成を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のスロットマシン1は、複数のリール41a,41b,41cを回転させることによって遊技球を獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
具体的には、スロットマシン1は、マイクロコンピュータ等を備えた図示しない制御手段及び必要な機械,装置等が前扉1a及び外枠1bの前面又は背面の所定箇所にそれぞれ配置されている。そして、前扉1aは、外枠1bにヒンジ13を介して開閉可能に取り付けられ、外枠1bの前面開口部を覆う構造となっている。
前扉1aには、ほぼ中央部分に表示窓11が設けられ、この表示窓を介して、各リール41を外部から視認することができるようになっている。
表示窓11は、通常、無色透明又は有色透明の樹脂製パネル等からなり、三つの各リール41a,41b,41cの周囲に描かれた複数の図柄のうち、縦方向に連続して隣接する複数(通常三つ)の図柄をそれぞれ視認,識別できる。
表示窓11の下側には、遊技者の操作に係るスタートレバー24,停止ボタン25,1BETスイッチ22,MAXBETスイッチ23等の操作手段や、本発明の貯留皿となる上皿21を備える操作台2が設けられている。操作台2は、前扉1aの前面から前方に向けて張り出した凸型形状の遊技者操作用台であって、遊技者が操作しやすいように各操作手段が集中して取り付けられている。
スタートレバー24は、三つの各リール41の回転を開始させるゲームスタート手段であり、このスタートレバー24が遊技者の操作によって押下されることで、制御手段にスタート信号が出力され、本体内部の各リール41が一斉に(又は順次)回転するようになっている。
また、このスタートレバー24の押下によりスタート信号が入力されることで、制御手段において内部抽せんが行われる。
停止ボタン25は、回転するリール41を停止させる停止手段であり、三つのリール(左)41a,リール(中)41b,リール(右)41cに対応して、停止ボタン(左)25a,停止ボタン(中)25b,停止ボタン(右)25cが備えられている。これら各停止ボタン25が遊技者の任意のタイミングで押下されることで、制御手段にストップ信号が出力され、対応する各リール41の回転が停止されるようになっている。
従って、遊技者がスタートレバー24及び停止ボタン25を操作することにより、三つのリール41を回転及び停止させて、各リール41に付された図柄を所定の入賞配列となるよう揃えるスロットマシン遊技を行うことができる。
1BETスイッチ22は、上皿21に貯留された遊技球を投入する球投入用のスイッチであって、一回の押下につき一ゲームに投入可能な最小の球数(通常五個)を投入することができる最小個数賭け用の投入ボタンである。
MAXBETスイッチ23は、1BETスイッチ22と同様、上皿21に貯留された遊技球を投入する球投入用のスイッチである。ただし、MAXBETスイッチ23は、一回の押下につき一ゲームに投入可能な最大の球数(通常十個又は、十五個)を投入することができる最大個数賭け用の投入ボタンである。
これら1BETスイッチ22又はMAXBETスイッチ23が押下されると、メダル信号が制御手段に出力され、押下されたボタンの種類又はその回数に応じた数の遊技球が取込装置27を介して遊技機内部に投入されることになる。
さらに、操作台2には、上皿21に貯留されている遊技球を精算する(抜き取って下皿3に排出する)際に操作される精算スイッチ26が設けられている。
また、その他の操作手段として、取込済球表示器、残額表示器、返却スイッチ、球貸スイッチなどを設けることもできる。
取込済球表示器は、1BETスイッチ22又はMAXBETスイッチ23の操作により取り込まれた遊技球数を表示する。
残額表示器は、スロットマシン1に並設されたカードユニット(図示せず)に挿入したプリペイドカードから読み出された有価価値の残額を表示する。
返却スイッチは、カードユニット(図示せず)に挿入したプリペイドカードを返却させる際に操作されるスイッチである。
球貸スイッチは、残額表示器に表示された有価価値の残額の範囲内で遊技球の貸し出しを受ける際に操作されるスイッチである。
なお、操作台2の上面に形成されている上皿21の詳細については、後述する。
前扉1aの前面において操作台2のさらに下方には、下皿3が備えられている。
下皿3は、払出装置(図示せず)から払い出された遊技球や、精算スイッチ26が操作されることで上皿21から流下した遊技球を貯留させておく玉収容部である。
また、前扉1aの前面上方には、スピーカ12が備えられている。
スピーカ12は、遊技者に対してメロディ音やメッセージ音等の各種の音声を発生するようになっており、例えば、制御手段で内部抽せんが行われ、所定の大当たりや小役に当せんした場合や、入賞図柄が揃って大当たりや小役に入賞した場合等に、所定の演出音声や内部当たりを告知する音声等を発するようになっている。
外枠1bの中央付近には、図2に示すように、三個のリール41a,41b,41cを回転及び停止制御するドラムユニット4、その他の機械,装置等が備えられている。
ドラムユニット4は、三つのリール41a,41b,41cと、モータ駆動回路(図示せず)を有している。
リール41は、既存のスロットマシンにおけるものと同様、外周に複数(通常21個)の絵柄や文字等の図柄が描かれた円筒状に形成され、縦方向(図面上下方向)に回転する三つのリール(左)41a,リール(中)41b,リール(右)41cが横方向(図面左右方向)に一列に並んで配設されている。
各リール41に描かれる図柄は、各リール41ごとに等間隔で配設され、例えば「チェリー」や「BAR」,「リプレイ」等の文字や、スロットマシン1のキャラクターや果物等を示す絵柄等が、所定の順番で表示されており、通常、各リール41に21個ずつの図柄が表示されるようになっている。
そして、それらリール41の図柄が、対応する停止ボタン25が押下操作されることで、上述した表示窓11の入賞ラインに沿って所定の組合せで停止し、入賞が決定される。
モータ駆動回路(図示せず)は、三つのリール41a〜41cを回転自在に保持するステッピングモータ(図示せず)を回転駆動し、各リール41の回転の始動,定速回転及び停止の制御を行う。
回胴位置検出部(図示せず)は、回転中の各リール41の位置を検出して位置信号を制御手段に出力する。
また、リール41を停止させる際には、制御手段で行われる内部抽せんの結果に応じてリール41の停止位置が制御されて、遊技者の停止ボタン25を押すタイミングに基づき、一定範囲内(通常、図柄4コマの範囲内)で対応するリール41の図柄が特定配列となるよう、各リール41が停止制御される。
これにより、スタートレバー24からのスタート信号を契機として制御手段で内部抽せんが行われ、制御手段からの制御信号によりドラムユニット4が制御されることで、停止ボタン25が押下されるタイミングに基づき、一定範囲内で内部抽せんの結果に応じた停止位置で各リール41が停止される。
[上皿]
次に、本実施形態のスロットマシン1の構成のうち、上皿21から取込装置27にかけての構成について、図3〜図6を参照して説明する。
図3〜図6は、上皿から取込装置にかけての構成を示す図面であって、図3は上皿の平面図、図4は上皿を前扉側から見た斜視図、図5は図3の傾斜方向の断面図(A−A断面)、図6は図3の幅方向の断面図(B−B断面)である。
上皿21は、操作台2の上面に凹設された部分であって、スロットマシン遊技に使用する遊技球を貯留(待機)するとともに、貯留した遊技球を投入口に向けて転動させる凹形状の流路として形成された玉収容部であり、本発明の貯留皿として機能する。
この上皿21への遊技球の供給は、スロットマシン1に隣接して設置された台間玉貸機(図示せず)の玉排出用ノズルを介して供給したり、当該スロットマシン1をCR機とした場合、カードに記録された玉残度数の限度内で所望の個数の遊技球を本体内部から貸し出(払出)すことで供給したり、あるいは、遊技者自身が貸し出された遊技球をこの上皿21に直接手で入れたりすることで供給する。
この上皿21に供給された遊技球は、図2に示すように、前扉1aの裏面側から装着される取込装置27に誘導される。
取込装置27は、横一列に並んだ五個の遊技球をほぼ同時に取込み可能に開口された投入口271と、図示しないストッパーと、遊技球を検出する検出センサと、を有し、1BETスイッチ22やMAXBETスイッチ23が押下されたタイミングで、各BETスイッチ及びスロットマシン1の遊技状態に対応した数の遊技球(五個又は十個又は十五個)がスロットマシン内部に投入されるようになっている。
ここで、メダルを用いて遊技を行うスロットマシンの場合、一の遊技が行える最小メダル枚数は一枚である。このメダル一枚は、遊技球を用いて遊技を行うスロットマシンでは、遊技球五個に相当する。
そこで、本実施形態のスロットマシン1投入口271は、横一列に並んだ五個の遊技球をほぼ同時に取込み可能に開口されている。これにより、一の遊技が行える最小単位個数の遊技球をほぼ同時のタイミングで取込むことができるため、必要かつ十分な遊技球数が最短の時間で取込可能となり、時間効率を向上させることができる。
上皿21は、図3に示すように、左側(上流側)から右側(下流側)に向かって次第に下がるような勾配(例えば約8%)を有し、上皿底面となる流路底面210と、流路底面210の上流側に形成した上流壁面21cと、前扉1aの前面となる後方壁面21bと、この後方壁面21bと平行に設けられ、遊技者側に形成した前方壁面21aとに囲まれた凹形状の直線的な流路として形成されている。
この上皿21に貯留された遊技球は、その転動範囲を前方壁面21aと後方壁面21bとに制限され、流路底面210を下流側(右側)へ向かって転動し、取込装置27に形成された投入口271に流れ込むようになっている。
凹形状の流路幅は、前方壁面21aと後方壁面21bとの距離で定まり、同図に示すように、上流側から下流側の取込装置27に開口された投入口271に至るまでの全流路に亘り、投入口271とほぼ同一の流路幅Wで形成されている。
従来の遊技球を使用するパチンコ機やスロットマシンの上皿の流路幅は、遊技球が遊技機内部から払出される払出口14の近傍で広く、下流に向かうに従って次第に幅を狭めるように形成されていたため、幅を狭めた付近で玉詰まりが発生していたが、本発明の上皿の流路幅Wは、上流から投入口271に至るまで、同一の幅で形成したため、遊技球が停滞することなく投入口271に流れ込み、玉詰まりが生じることがない。
これにより、遊技者を不快にさせることもなく、遊技の円滑な進行が図れる。
また、本実施形態の取込装置27の投入口271は、横一列に並んだ五個の遊技球をほぼ同時に取り込み可能に開口されているため、これに応じて、上皿21の流路幅Wも、遊技球五個分が横一列で転がり得る程度の幅となっている。
ここで、遊技球の直径は11mmであるため、流路幅Wは、少なくとも55mm以上となる。また、流路底面210は、長手方向に約250mmの長さを有する。各壁面21a〜21cの高さ(深さ)を考慮すると、本実施形態の上皿21は、従来の上皿(約250〜300個)と同等か、それ以上の遊技球の貯留容量(約300〜400個)を確保することができるようになっている。
本実施形態の取込装置27に形成された投入口271は、横一列に並んだ五個の遊技球を個別に取込可能な五つの領域(投入口271a〜271e)に区画されている。各投入口271a〜271eは、ほぼ一の遊技球が流入可能な大きさ(例えば、12mm×12mm)に開口されている。
そして、この各投入口271a〜271eに対応して、上皿21の流路底面210に、半円状に凹設された五つのレーン211a〜211eを設けてある。
レーン211a〜211eは、流路底面210を一の遊技球が転動し得るR状に窪ませた樋で、この各レーン211a〜211eに嵌った遊技球が一列に整列し、各投入口271a〜271eに順次誘導されるようになっている。
このR状に窪んだ半径は、図6に示すように、遊技球の半径r(約5.5mm)より大きな半径R(例えば、8mm)で形成してある。
これにより、遊技球と仕切板212との接触が線接触とならず、点接触となるため、接触抵抗を極力抑えることができるとともに、遊技球の半径rより大きな半径Rで形成することで、遊技場の店員が各レーン211a〜211eを清掃する際の負担が軽減される。
また、各レーン211a〜211eに遊技者が指を挿入したときにも、指通りが良くなり、上皿21からの遊技球の取り出しを容易に行うことができる。
さらに、各レーン211a〜211eの遊技球が転動する面には、ステンレス板213が敷設されている。
このステンレス板213によって、遊技球との接触摩擦が少なくなり、遊技球がステンレス板213上を滑らかに転動するようになっている。
そのうえ、このステンレス板213によって、各レーン211a〜211e底面の遊技球による磨耗が防止しでき、耐久性が向上する。
また、各レーン211a〜211eの間には、図3及び図4に示すように、各レーン211a〜211e間を仕切る4つの仕切板212が、流路底面210の傾斜方向に沿って立設されている。
仕切板212は、投入口271を五つの領域に区画する壁面に沿って連設され、遊技球を各投入口271a〜271eに確実に分流するように構成されている。
このように半円状に凹設された五つのレーン211a〜211eと、各レーンの間に立設された4つの仕切板212と、前方壁面21aと、後方壁面21bとにより、上皿21に貯留された遊技球が、各レーン211a〜211eに一列に整列し、対応する投入口271a〜271eに確実に誘導されるようになっている。
また、各レーン211a〜211eと、仕切板212と、前方壁面21aと、後方壁面21bとによって、遊技球に作用する力は、幅方向に作用することがなく、傾斜(重力)方向のみに作用し、遊技球が噛合って停滞する玉詰まりの発生をなくすことができる。
さらに、各投入口271a〜271eの上側を覆うカバー28が設けられている。これにより、各投入口271a〜271eに進入する遊技球の上下方向の可動空間を制限し、上下に重なった遊技球を一段にして、各投入口271a〜271eに誘導することができるようになっている。
また、遊技球を用いて遊技を行うスロットマシンの場合、遊技球五個が一遊技可能な最小単位個数であるため、レーン数をこの遊技球五個に対応する五つのレーン211a〜211eとすることで、最短時間で遊技球五個を取込むことができ、最も効率よく遊技を進行させることができる。
また、各仕切板212は、図3及び図5に示すように、遊技球が払出される払出口14の中央付近で、仕切板212の上端面と流路底面210とが同一面、所謂面一となり、投入口271a〜271eに近づくに従い、仕切板212の高さが高くなるように形成されている。つまり、払出口14の近傍では、仕切板212は、僅かではあるが凸設されている。これにより、払出口14から払出された遊技球の勢いを抑えるとともに、この払出口14から払出された遊技球や払出口14より上流側に位置する遊技球を適度に分散させながら、各レーン211a〜211eに徐々に誘導し、各レーン211a〜211eにほぼ均等に振り分けることができる。
同様に、各レーン211a〜211eも、払出口14の左側端部付近では流路底面210と面一となり、払出口14の左側端部付近から下流側に向けて凹設されているため、この窪みで払出口14から払出された遊技球の勢いを抑えるとともに、この払出口14から払出された遊技球や払出口14より上流側に位置する遊技球を適度に分散させながら、各レーン211a〜211eに徐々に誘導し、各レーン211a〜211eにほぼ均等に振り分けることができる。
また、仕切板212は、流路底面210と面一に接続しつつ、投入口271a〜271eに近づくに従い、徐々に仕切板212の高さが高くなることから、この仕切板212が遊技球の転動を妨げる障害物(傾斜方向に沿って急激に突出する壁)とならないため、玉止まりが発生しにくい。また、仕切板212の上端面は、図6に示すように、断面が半円状となる、所謂R形状に形成されていることから、仕切板212の上端面での玉止まりも発生しない。
以上のように、本実施形態の貯留皿とこの貯留皿を備える遊技機は、遊技球が転動する流路幅を、取込装置に設けられた投入口に至るまでの全流路に亘り、当該投入口とほぼ同一幅とすることで、遊技球の玉詰まりが解消され、遊技者を不快にさせることもなく、遊技の円滑な進行を図ることができる。
また、遊技球の貯留容量を減らすことなく、かつ、遊技球五個を最小単位個数とするスロットマシン遊技を最も効率的に進行させることができる。
以上、本発明の貯留皿とこの貯留皿を備える遊技機の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る貯留皿とこの貯留皿を備える遊技機は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、上述の実施形態においては、遊技球を用いたスロットマシンについて説明したが、本発明の遊技機は、スロットマシンに限るものではなく、遊技球を用いた各種遊技機(パチンコ機、雀球機、アレンジボールなど)も含まれる。
また、本実施形態の上皿21は、流路を直線状に形成したが、流路幅が均一な曲線状に形成することもできる。
また、本実施形態の上皿21は、流路断面(幅方向)が矩形状のU字溝として形成したが(図6参照)、流路断面を逆ハの字状に形成することもできる。すなわち、流路底面210付近の流路幅Wを投入口とほぼ同一幅とするとともに、前方壁面21aと後方壁面21bを上方に開くように傾斜させることもできる。
また、本実施形態の上皿21の流路幅Wは、横一列に五個並んだ遊技球をほぼ同時に取込み可能に開口された投入口271の幅に対応させて、五個の遊技球が転動し得る流路幅としたが、投入口271がほぼ同時に取込むことができる横一列に並んだ遊技球の数に応じて、流路幅Wを適宜変更できることはいうもでもない。
例えば、投入口271が三個の遊技球が横一列に並ぶ幅を有するのであれば、これに応じて上皿21の流路幅Wも三個の遊技球が転動し得る幅とすることができる。さらに、投入口271が十個又は十五個の遊技球が横一列に並ぶ幅を有するのであれば、上皿21の流路幅Wもこれに応じて、十個又は十五個の遊技球が転動し得る幅とすることができる。
なお、投入口271がほぼ同時に取込むことができる横一列に並んだ遊技球の数と、この数に応じた流路幅Wは、一遊技可能な最小単位となる遊技球数の倍数とすることが好ましい。
本発明は、遊技球を用いて遊技を行う遊技機に好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図である。 本発明の一実施形態に係る遊技機の内部構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る遊技機の上皿の平面図である。 本発明の一実施形態に係る遊技機の上皿から取込装置にかけての構成を示す斜視図である。 図3に示す上皿の傾斜方向の断面図(A−A断面)である。 図3に示す上皿の幅方向の断面図(B−B断面)である。
符号の説明
1 遊技機(スロットマシン)
14 払出口
2 操作台
21 上皿
210 流路底面
211 レーン
212 仕切板
27 取込装置
271 投入口

Claims (10)

  1. 横一列に並んだ複数の遊技球をほぼ同時に取込み可能に開口された投入口を備える遊技機に配設され、遊技球を貯留するとともに、遊技球を前記投入口に向けて転動させる凹形状の流路からなる遊技機用の貯留皿であって、
    前記凹形状の流路幅を、前記投入口に至るまでの全流路に亘り、当該投入口とほぼ同一幅で形成したことを特徴とする遊技機用の貯留皿。
  2. 前記投入口が横一列に並んだ複数の遊技球を個別に取込可能な複数領域に区画されている場合において、
    遊技球を前記各領域に分流する仕切板を設けた請求項1記載の遊技機用の貯留皿。
  3. 前記仕切板は、前記投入口から離れるに従い前記流路底面に対してその高さが低くなり、当該流路の所定位置でその上端面が当該流路底面と同一面となる請求項2記載の遊技機用の貯留皿。
  4. 前記所定の位置を、遊技球が払出される払出口の近傍とした請求項3記載の遊技機用の貯留皿。
  5. 前記流路底面に、遊技球を前記各領域に誘導する半円状のレーンを凹設した請求項2〜4のいずれか一項に記載の遊技機用の貯留皿。
  6. 前記レーンを、前記払出口の近傍で前記流路底面と同一面となるとなるよう形成した請求項5記載の遊技機用の貯留皿。
  7. 半円状に凹設したレーンの半径を遊技球の半径より大きくした請求項5又は6記載の遊技機用の貯留皿。
  8. 前記投入口が、横一列に並んだ五個の遊技球をほぼ同時に取込み可能に開口され、
    前記流路幅が、この五個の遊技球が横一列に並ぶ幅を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の遊技機用の貯留皿。
  9. 横一列に並んだ複数の遊技球をほぼ同時に取込み可能に開口された投入口を備え、遊技球を貯留するとともに、遊技球を前記投入口に向けて転動させる凹形状の流路からなる貯留皿が配設される遊技機であって、
    前記貯留皿が、請求項1〜8のいずれか一項に記載の遊技機用の貯留皿からなることを特徴とする遊技機。
  10. 前記投入口が、横一列に並んだ五個の遊技球をほぼ同時に取込み可能に設けられた請求項9記載の遊技機。
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