JP4226434B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
本明細書中ではパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはコインやパチンコ玉など他の媒体も含む。また、「メダル(遊技媒体)投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどによりベットすることを含む。さらに、当選役抽選により当選役に当たったことを当選、当選した当選役を構成する図柄を入賞有効ライン上に揃えることが可能な状態を内部入賞、内部入賞した当選役を構成する図柄が入賞有効ライン上に揃えられた状態を入賞とする。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技媒体となっているメダルに一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このため、遊技者はメダルを大量に獲得するということを目的の一つとして遊技を行おうとするのが一般である。
スロットマシンでは、遊技を行って当選役が入賞すると、ホッパー装置(払い出し装置)が駆動されて当選役の種類に応じた枚数のメダルが払い出される。ホッパー装置はスロットマシンの筐体内部に収納されており、ホッパー装置のメダル排出口から排出されたメダルがスロットマシンのメダル払い出し口から筐体外部に払い出される。
しかしながら、上記のようなスロットマシンでは、メダル払い出し口が外部に露呈しているため、払い出し口から例えば針金などの異物を挿入し、払い出し口に挿入した異物をホッパー装置のメダル排出口からホッパー装置内に侵入させてホッパー装置を誤動作させることによって、当選役が入賞していないにも関わらずメダルの払い出しを行わせる不正行為が行われることがあった。このため、ホッパー装置のメダル排出口に開閉自在なシャッターを設け、メダルの払い出し時にのみシャッターを開放するなどの手段が講じられているが、メダルの払い出し時に異物をホッパー装置内に侵入させてホッパー装置を誤作動させることが可能となるため、上述したような不正行為を完全に防止することができなかった。
本発明は、メダルなどの遊技媒体の払い出し口から異物を挿入することによって不正に遊技媒体の払い出しを行わせることを防止することができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、筐体に取り付けられた前面扉を有し、前記前面扉は前記筐体外部に遊技媒体を払い出す払い出し口を備えた遊技機において、遊技者に付与する遊技媒体を前記筐体内部で払い出す払い出し装置と、前記払い出し装置から払い出された遊技媒体を貯留する貯留部を備え、遊技が行われて遊技媒体を遊技者に払い出すことが決定された場合に前記貯留部に貯留している遊技媒体を前記筐体外部に払い出す遊技媒体貯留装置と、前記払い出し装置から前記遊技媒体貯留装置に遊技媒体を払い出す契機と、前記遊技媒体貯留装置から前記筐体外部に遊技媒体を払い出す契機とが異なるように、前記払い出し装置及び前記遊技媒体貯留装置の駆動を制御する制御装置とを設け、前記貯留部を、遊技媒体を前記筐体外部に払い出すことを可能にする払い出し位置と、遊技媒体を前記筐体外部に払い出すことを不可能とするとともに遊技媒体の貯留を可能とする貯留位置との間で変位自在にし、かつ、側壁が前方に向けて低くなるとともに両側壁に連なる壁面を後ろ側に備えた箱形に形成し、前記制御装置は、前記貯留部を前記貯留位置から前記払い出し位置に変位させることによって前記筐体外部に遊技媒体の払い出しを行わせ、その払い出し後に前記貯留部の先端が前記払い出し口の上方で前記前面扉の内壁に当接するように前記貯留部を前記貯留位置に変位させるものである。
なお、前記遊技媒体貯留装置は、複数の前記貯留部を有し、かつ、それぞれの前記貯留部に向けて分岐して前記払い出し装置から払い出された遊技媒体をそれぞれの前記貯留部に案内する通路及び前記通路ごとに遊技媒体が通過することを可能にする通過可能位置と遊技媒体が通過することを不可能にする通過不能位置との間で変位自在な通路遮断部材を有し、前記制御装置は、前記払い出し装置から前記遊技媒体貯留装置に遊技媒体を払い出す契機と異なる契機に、前記通路遮断部材を前記通過不能位置から前記通過可能位置に変位させて、互いに異なる前記筐体外部への払い出し個数に応じた個数の遊技媒体を前記貯留部ごとに貯留させ、かつ前記筐体外部に払い出す遊技媒体の個数に応じて、前記筐体外部に遊技媒体の払い出しを行わせる前記貯留部を決定することが好ましい。
また、前記遊技媒体貯留装置は、複数の前記貯留部を有し、前記制御装置は、前記筐体外部に払い出す遊技媒体の個数が前記貯留部の各々で貯留している遊技媒体の個数よりも多い場合には、いずれかの前記貯留部が前記払い出し位置に変位している間に他の前記貯留部に前記払い出し装置から遊技媒体を払い出し、前記払い出し位置に変位している前記貯留部を前記貯留位置に変位させた後に他の前記貯留部を前記貯留位置から前記払い出し位置に変位させて遊技媒体を前記筐体外部へ払い出すことが好ましい。
また、前記遊技媒体貯留装置は、複数の前記貯留部を有し、前記制御装置は、前記筐体外部への遊技媒体の払い出しの終了後に前記貯留部を前記貯留位置に変位させて、前記筐体外部への遊技媒体の払い出しを行った前記貯留部に前記払い出し装置から遊技媒体を払い出すことが好ましい。
本発明の遊技機は、払い出し装置から遊技媒体貯留装置に遊技媒体を払い出す契機と、遊技媒体貯留装置から筐体外部に遊技媒体を払い出す契機とが異なるので、筐体の遊技媒体の払い出し口から挿入された異物が払い出し装置の遊技媒体の排出口に侵入されることを防止でき、遊技媒体の払い出し口から異物を挿入することによって不正に遊技媒体の払い出しを行わせることを防止することができる。
また、筐体外部に払い出す遊技媒体の個数に応じて、筐体外部に遊技媒体の払い出しを行わせる貯留部を決定するので、払い出し装置から直接筐体外部に遊技媒体を払い出す場合よりも短い時間でかつ正確な個数の遊技媒体の払い出しを行うことができる。
また、払い出し装置から遊技媒体貯留装置に遊技媒体を払い出す契機と異なる契機に、通路遮断部材を通過不能位置から通過可能位置に変位させるので、遊技媒体の払い出し時に、筐体の遊技媒体の払い出し口から挿入された異物が払い出し装置の遊技媒体の排出口に侵入されることを防止でき、遊技媒体の払い出し口から異物を挿入することによって不正に遊技媒体の払い出しを行わせることを防止することができる。
また、貯留部を貯留位置から払い出し位置に変位させることによって筐体外部に遊技媒体の払い出しを行わせるので、遊技媒体の払い出し時とは異なる時に、筐体の遊技媒体の払い出し口から挿入された異物が払い出し装置の遊技媒体の排出口に侵入されることを防止でき、遊技媒体の払い出し口から異物を挿入することによって不正に遊技媒体の払い出しを行わせることを防止することができる。
図1に示すように、スロットマシン10は、筐体11の前面扉12に表示窓13が設けられ、表示窓13の奥に第1リール14a、第2リール14b、第3リール14cが回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3リール14a〜14cの外周には複数種類の図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では表示窓13を通して1リール当たり3個の図柄が観察可能になる。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ラインが横3本斜め2本の合計5本を上限に設定することが可能になる。
ゲームの開始に先立ってメダル投入口16から1枚のメダルを投入したときには中央横一本の入賞有効ラインが有効化され、2枚では横3本、3枚ではさらに斜め2本を加えた5本の入賞有効ラインが有効化される。また、メダルは50枚を限度にクレジット(貯留)することが可能になっており、クレジットされているメダルの枚数は、クレジット枚数表示器17により表示される。なお、表示窓13から1リール当たり例えば4個ずつの図柄を観察できるようにしておき、横4本の入賞有効ラインのほかに、各リールごとに図柄を一個ずつ組み合わせるように折れ曲がった別の入賞有効ラインを設定することも可能である。
スタートレバー18が操作されると第1〜第3リール14aが一斉に回転される。ストップボタン19a〜19cは、これらを操作することにより、各ボタンに対応した第1〜第3リール14a〜14cが個別に停止される。ストップボタン19a〜19cの上方の操作パネルには、メダルがクレジットされた状態でゲームを行うときに操作されるベットボタン20、ペイアウトボタン21などの各種の操作ボタンが設けられている。これらの操作ボタンの機能はいずれも周知であるのでその詳細については省略する。
筐体11の下部にはメダル受け皿22が設けられており、メダル受け皿22には、ゲームで入賞が得られたときに得られる配当メダルが払い出し口23から払い出される。
図2に示すように、筐体11内の下部にはホッパー装置30、筐体11の背面側の内壁面でその上部にはメイン基板31が設けられている。メイン基板31にはCPU(制御装置)31a及びメモリ31bが設けられている。CPU31aはメモリ31bのROM領域に格納された遊技を実行するためのプログラムに基づいて遊技の処理を行う。ホッパー装置30はCPU31aによって駆動制御される。メモリ31bのROM領域には、入賞した当選役の種類ごとに払い出すメダルの枚数を決めた配当テーブルが格納されており、CPU31aはこの配当テーブルから読みとったメダルの枚数に応じてホッパー装置30を所定時間駆動する。ホッパー装置30には予め複数枚のメダルが収納されており、ホッパー装置30が駆動されると、入賞した当選役の種類に応じた枚数のメダルが払い出される。
また、筐体11内でホッパー装置30と払い出し口23との間のスペースには、メダル貯留装置32及びメダル案内装置33からなる遊技媒体貯留装置34が設けられている。メダル貯留装置32は筐体11の幅方向に2個並べて取り付けられている。メダル貯留装置32は、ホッパー装置30から払い出されたメダルを貯留するとともに、遊技が行われて当選役が入賞し、遊技媒体を遊技者に払い出すことが決定された場合に貯留しているメダルを払い出し口23からメダル受け皿22に払い出す。2個のメダル貯留装置32はそれぞれ同じ構成であるが、筐体11に向かって右側のメダル貯留装置32はメダルを10枚、左側のメダル貯留装置32はメダルを5枚貯留する。詳しくは後述するように、メダル案内装置33には、ホッパー装置30から払い出されるメダルの枚数(10枚又は5枚)に対応したメダル貯留装置32に、ホッパー装置30から払い出されたメダルを案内する通路が形成されている。
図3に示すように、メダル貯留装置32は、貯留器(貯留部)40、この貯留器40を支持する一対の支持部41、モータ42、モータ42が収納されるモータ収納部43、モータ43とともに回転するギヤ44から構成されている。
貯留器40は、メダル収納部40aと一対の取付部40bと軸40cから構成されている。メダル収納部40aは、長手方向の断面がL字形状に形成されている。また、両側の側壁は後方から前方に向かってその高さが低くなる三角形状で、側壁の後方側の端部は側壁と直交する矩形状の壁面に連なるように形成されている。メダル収納部40aでは、これらの壁面で囲まれた部分にメダルが貯留される。取付部40bは、矩形状の板がメダル収納部40aの底面の両側端から下方に突出するように形成されている。一対の軸40cは取付部40bの外側の側面から、この側面と直交する方向にそれぞれ突出し、互いに同軸心となるように形成されている。
支持部41はL字形状に形成されており、長手方向の長さが長いほうの壁には孔41aが形成され、長手方向の長さが短いほうの壁には一対の孔41bが形成されている。孔41aは軸40cの直径よりも一回り大きく、かつ貫通されて形成されており、孔41aには軸40cが挿通される。孔41bにはビス41cが挿通され、ビス41cによって筐体11の底面に固定される。一方の軸40cは孔41aから突出し、その先端部分にはギヤ44が一体となるように取り付けられている。
ギヤ44は、モータ42の駆動軸の先端に設けられたギヤ42aに噛み合っている。モータ42はモータ収納部43に収納されると、ギヤ42aがギヤ44に噛み合うように位置決めされる。モータ42はCPU31aによってその駆動が制御される。
これにより、貯留器40は、図4に示す払い出し口23からメダルを払い出すことを不可能にするとともに、メダルの貯留を可能にする貯留位置と、図5に示す払い出し口23からメダルを払い出すことを可能にする払い出し位置との間で回動される。なお、貯留器40がメダルを貯留位置に位置するときには、メダル収納部40aの先端40bが前面扉12の内壁に当接しているため、メダル収納部40a内のメダルがこぼれ落ちることがなく、また、貯留器40がメダルを払い出し位置に位置するときには、メダル払い出し口23にメダルを案内するメダル案内板21aに収納部40aの先端40bが位置するようになっているため、メダル収納部40a内のメダルが払い出し口23から払い出される。
図6に示すように、メダル案内装置33はビス50によってホッパー装置30に取り付けられている。メダル案内装置33には、後端にメダル入口33a、先端に一対のメダル排出口33b,33cが設けられ、メダル入口33aとメダル排出口33b,33cとを結ぶようにメダル通路33dが設けられている。
メダル入口33aは矩形状の開口からなり、メダル入口33aがホッパー装置30のメダル排出口30aを覆うように、メダル案内装置33はホッパー装置30に取り付けられている。
また、メダル排出口33bはメダルの貯留枚数が5枚と設定されたメダル貯留装置32の貯留器40の上方、メダル排出口33cはメダルの貯留枚数が10枚と設定されたメダル貯留装置32の貯留器40の上方に位置するように、メダル案内装置33はホッパー装置30に取り付けられている。
メダル通路33dは後端から先端に向かって二方向に分岐しており、一方の通路がメダル排出口33b、他方の通路がメダル排出口33cまで延びている。メダル通路33dの分岐した部分の近傍には、メダル振り分け部(通路遮断部材)51が設けられている。
メダル振り分け部51は軸51aを中心に回動自在に取り付けられており、軸51aにはモータ52が連結されている。モータ52はメダル案内装置33の底面側に取り付けられており、メイン基板31のCPU31aによって駆動制御される。
貯留枚数が5枚のメダル貯留装置32にメダルを貯留させる場合には、メダル振り分け部51は時計回りに所定の角度まで回動され、図中に示すA位置(払い出し枚数が5枚のメダルの通過可能位置で払い出し枚数が10枚のメダルの通過不能位置)で停止される。貯留枚数が10枚のメダル貯留装置32にメダルを貯留させる場合には、メダル振り分け部51は反時計回りに所定の角度まで回動され、図中に示すB位置(払い出し枚数が10枚のメダルの通過可能位置で払い出し枚数が5枚のメダルの通過不能位置)で停止される。これにより、ホッパー装置30からのメダルの払い出し枚数に応じて、払い出されたメダルを振り分けてメダル貯留装置32に案内することができる。
次に、上述したスロットマシン10の作用について説明する。図7に示すように、ゲームの開始に先立ってメダルを投入し、スタートレバー18を操作することによって第1〜第3リール14a〜14c回転させる。また、スタートレバー18が操作されると、メイン基板31のCPU31aによって当選役抽選が行われ、ハズレ又は当選役の種類が決定される。
当選役抽選が行われた結果、メダルが5枚払い出される当選役に当選し、遊技者がストップボタン19a〜19cを操作して当選役を入賞すると、CPU31aは、5枚のメダルが貯留されたメダル貯留装置32のモータ42を駆動する。これにより、貯留器40が貯留位置から払い出し位置に回動し、メダル収納部40a内のメダルが払い出し口23からメダル受け皿22に払い出される。このとき、CPU31aはメダル案内部33のモータ52を駆動し、メダル振り分け部51を反時計回りに回動させてB位置にセットする。これにより、払い出し口23から異物が挿入されても、挿入された異物がホッパー装置30内に侵入されることを防止できる。
当選役抽選が行われた結果、メダルが10枚払い出される当選役に当選し、遊技者がストップボタン19a〜19cを操作して当選役を入賞すると、CPU31aは、10枚のメダルが貯留されたメダル貯留装置32のモータ42を駆動する。これにより、貯留器40が貯留位置から払い出し位置に回動し、メダル収納部40a内のメダルが払い出し口23からメダル受け皿22に払い出される。このとき、CPU31aはメダル案内部33のモータ52を駆動し、メダル振り分け部51を時計回りに回動させてA位置にセットする。これにより、払い出し口23から異物が挿入されても、挿入された異物がホッパー装置30内に侵入されることを防止できる。
メダルの払い出しを終了した後は、CPU31aは、貯留器40を払い出し位置から貯留位置に回動する。貯留器40が貯留位置に回動されると、ホッパー装置30が駆動され、メダル貯留装置32に貯留させるメダルが払い出される。
メダル貯留装置32からメダルが5枚払い出された場合、CPU31aはホッパー装置30を駆動し、ホッパー装置30からメダルを5枚払い出させるとともに、メダル案内装置33のモータ52を駆動し、メダル振り分け部51を時計回りに回動させ、メダル振り分け部51をA位置にセットする。これにより、ホッパー装置30から払い出されたメダルは、貯留枚数が5枚のメダル貯留装置32に案内され、貯留器40で貯留された状態となる。
メダル貯留装置32からメダルが10枚払い出された場合、CPU31aはホッパー装置30を駆動し、ホッパー装置30からメダルを10枚払い出させるとともに、メダル案内装置33のモータ52を駆動し、メダル振り分け部51を時計回りに回動させ、メダル振り分け部51をB位置にセットする。これにより、ホッパー装置30から払い出されたメダルは、貯留枚数が10枚のメダル貯留装置32に案内され、貯留器40で貯留された状態となる。
メダル貯留装置32に貯留されたメダルは、メダルの払い出し枚数が5枚又は10枚の当選役に当選すると再び払い出される。予め設定された枚数のメダルがメダル貯留装置32に貯留され、メダル貯留装置32は払い出し口23の近傍に配置されているため、ホッパー装置30から直接筐体外部にメダルを払い出す場合よりも短い時間でかつ正確な枚数のメダルの払い出しを行うことができる。
このように、メダルの払い出しを行わない状態では、メダル貯留装置32の貯留器40が貯留位置に位置し、しかも、メダル収納部40aの先端40bが前面扉12の内壁に当接した状態となっているため、払い出し口23から異物を挿入してもホッパー装置30のメダル排出口30aに異物が侵入することを防止することが可能になり、ホッパー装置30を誤動作させて、不正にメダルの払い出しを行わせることを防止できる。また、貯留器40が払い出し位置に位置するときには、メダル振り分け部51がメダル案内装置33のメダル通路33dを遮断するとともに、貯留器40の駆動によってメダル貯留部40aにメダルが貯留できなくなるため、払い出し口23から異物を挿入してもホッパー装置30のメダル排出口30aに異物が侵入することを防止でき、また、不正に払い出されるメダルを払い出し口23に到達させないようにすることができる。
なお、貯留器40の位置を検出するセンサを設け、貯留器40が変位したことを検出した場合にホッパー装置30の駆動を停止することが好ましい。これにより、貯留器40を異物などによって貯留位置から払い出し位置に変位させてメダルを払い出させる不正行為を防止することができる。
上記実施形態では、メダル貯留装置32を2個設け、それぞれのメダルの貯留枚数を5枚及び10枚としたが、メダル貯留装置32の個数、貯留するメダルの枚数は適宜の枚数に設定してよい。また、メダル貯留装置を1個にする場合はメダル案内装置33を設けなくてもよい。また、メダル貯留装置の構成は、メダルを貯留して筐体外部に貯留されているメダルを払い出すことができれば適宜の構成にしてよい。
上記実施形態では、メダル貯留装置32によるメダルの払い出し中は、メダル振り分け部51によってメダル案内装置33のメダル通路33dが塞がれるようにしたが、メダル振り分け部51とは別個に設けられたシャッターなどの部材でメダル通路33dを塞ぐようにしてもよい。
上記実施形態では、当選役に当選して5枚又は10枚のメダルが払い出された場合を例に説明したが、他の枚数の当選役に当選した場合も本発明を適用することができる。
図8に示すように、例えば、メダルが15枚払い出される当選役を設けた場合、遊技者がストップボタン19a〜19cを操作して当選役を入賞したときに、CPU31aが、10枚のメダルが貯留されたメダル貯留装置32及び5枚のメダルが貯留されたメダル貯留装置32のモータ42を同時又は順次に駆動するようにすればよい。
さらには、図9に示すように、例えば、メダルが20枚払い出される当選役を設けた場合、遊技者がストップボタン19a〜19cを操作して当選役を入賞したときに、CPU31aは、先ず5枚のメダルが貯留されたメダル貯留装置32を駆動し、5枚のメダルの払い出しが終了した後に、10枚のメダルが貯留されたメダル貯留装置32を駆動する。そして、10枚のメダルが貯留されたメダル貯留装置32を駆動している間に、ホッパー装置30及びメダル案内装置33を駆動して5枚のメダルを貯留器40に貯留させる。さらに、10枚のメダルの払い出しが終了した後に、再び5枚のメダルが貯留されたメダル貯留装置32を駆動することによって20枚のメダルの払い出しを行う。このように、払い出されるメダルの枚数に応じて、メダル貯留装置32を組み合わせて駆動することによって、メダル貯留装置32を払い出されるメダルの枚数毎に設けなくてもよくなる。
スロットマシンの外観図である。 スロットマシンの筐体内の下部を示す斜視図である。 メダル貯留装置の分解斜視図である。 メダル案内装置の断面図である。 メダル貯留装置の貯留器が貯留位置に位置するときの状態を示す説明図である。 メダル貯留装置の貯留器が払い出し位置に位置するときの状態を示す説明図である。 メダルの払い出しの流れを示すフローチャートである。 他の実施形態のメダルの払い出しの流れを示すフローチャートである。 他の実施形態のメダルの払い出しの流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 スロットマシン
31 メイン基板
31a CPU
31b メモリ
32 メダル貯留装置
33 メダル案内装置
40 貯留器(貯留部)

Claims (4)

  1. 筐体に取り付けられた前面扉を有し、前記前面扉は前記筐体外部に遊技媒体を払い出す払い出し口を備えた遊技機において、
    遊技者に付与する遊技媒体を前記筐体内部で払い出す払い出し装置と、
    前記払い出し装置から払い出された遊技媒体を貯留する貯留部を備え、遊技が行われて遊技媒体を遊技者に払い出すことが決定された場合に前記貯留部に貯留している遊技媒体を前記筐体外部に払い出す遊技媒体貯留装置と、
    前記払い出し装置から前記遊技媒体貯留装置に遊技媒体を払い出す契機と、前記遊技媒体貯留装置から前記筐体外部に遊技媒体を払い出す契機とが異なるように、前記払い出し装置及び前記遊技媒体貯留装置の駆動を制御する制御装置とを設け、
    前記貯留部を、遊技媒体を前記筐体外部に払い出すことを可能にする払い出し位置と、遊技媒体を前記筐体外部に払い出すことを不可能とするとともに遊技媒体の貯留を可能とする貯留位置との間で変位自在にし、かつ、側壁が前方に向けて低くなるとともに両側壁に連なる壁面を後ろ側に備えた箱形に形成し、
    前記制御装置は、前記貯留部を前記貯留位置から前記払い出し位置に変位させることによって前記筐体外部に遊技媒体の払い出しを行わせ、その払い出し後に前記貯留部の先端が前記払い出し口の上方で前記前面扉の内壁に当接するように前記貯留部を前記貯留位置に変位させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技媒体貯留装置は、複数の前記貯留部を有し、かつ、それぞれの前記貯留部に向けて分岐して前記払い出し装置から払い出された遊技媒体をそれぞれの前記貯留部に案内する通路及び前記通路ごとに遊技媒体が通過することを可能にする通過可能位置と遊技媒体が通過することを不可能にする通過不能位置との間で変位自在な通路遮断部材を有し、
    前記制御装置は、前記払い出し装置から前記遊技媒体貯留装置に遊技媒体を払い出す契機と異なる契機に、前記通路遮断部材を前記通過不能位置から前記通過可能位置に変位させて、互いに異なる前記筐体外部への払い出し個数に応じた個数の遊技媒体を前記貯留部ごとに貯留させ、かつ前記筐体外部に払い出す遊技媒体の個数に応じて、前記筐体外部に遊技媒体の払い出しを行わせる前記貯留部を決定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技媒体貯留装置は、複数の前記貯留部を有し、
    前記制御装置は、前記筐体外部に払い出す遊技媒体の個数が前記貯留部の各々で貯留している遊技媒体の個数よりも多い場合には、いずれかの前記貯留部が前記払い出し位置に変位している間に他の前記貯留部に前記払い出し装置から遊技媒体を払い出し、前記払い出し位置に変位している前記貯留部を前記貯留位置に変位させた後に他の前記貯留部を前記貯留位置から前記払い出し位置に変位させて遊技媒体を前記筐体外部へ払い出すことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記遊技媒体貯留装置は、複数の前記貯留部を有し、
    前記制御装置は、前記筐体外部への遊技媒体の払い出しの終了後に前記貯留部を前記貯留位置に変位させて、前記筐体外部への遊技媒体の払い出しを行った前記貯留部に前記払い出し装置から遊技媒体を払い出すことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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