JP4683672B1 - メダル遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メダル投げ込み方式のメダル遊技機において、一度に大量のメダルが投入された場合にもメダルセレクタにおけるオーバーフローを効果的に且つ簡単に防止できる投げ込み式メダル投入口用ゲート装置を提供する。
【解決手段】 一括投入された多量のメダルを筐体10内のメダルセレクタ30に導入する経路にメダル通路52を設ける。メダル通路52に、メダルセレクタ30を経由しない経路を形成するためにメダル排出口を設ける。メダル排出口を開閉し電源オフ時に開状態となるシャッターを設ける。電源オン時で且つメダルが投入されたときに、メダルセレクタ30におけるメダルの過剰な滞留が回避されるようにシャッターを開放する。以後、投入メダルは、メダル排出口からメダル排出路24などを経て前扉20の前面に設けられたメダル払出口から受け皿に戻る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチスロ機に代表される回胴式遊技機等のメダル遊技機に使用されるメダル投入口用ゲート装置、及びそれを用いたメダル遊技機に関し、より詳しくは、メダル投げ込み方式のメダル遊技機におけるメダル投入口と組み合わされて、下流側のメダルセレクタにおけるオーバーフローを防止するためのメダル投入口用ゲート装置、及びそれを用いたメダル遊技機に関する。
回胴式遊技機における通常のゲーム運びは大凡、次のようなものである。機内に予め所定数のメダルを投入しておく。最大投入枚数は50枚に制限されている。メダルの掛け数を1〜3の範囲内で設定し、スタートボタンを押す。ストップボタンを押す。3つのドラムが停止したときの図柄の配列形態とメダルの掛け数とによって決まる所定数のメダルが受け皿に払い出される。機内の投入枚数が減ると、メダルを再度購入するか、受け皿、或いは大箱から取り出して、再度メダルの投入を行う。
回胴式遊技機内へのメダルの投入操作については、現在はメダルが1枚通過するスリット状のメダル投入口から1枚ずつ投入が行われている。しかしながら、メダルは機内で、更には店内で繰り返し使用されるため、多くの人の手に触れており、衛生上の観点からメダルに触れることに抵抗感を感じる人は少なくない。特に女性の遊技者に抵抗感を感じる人が多い。このような状況を受けて、複数枚のメダルを機内へ一括して投入する、いわゆる投げ込み投入が考えられている(特許文献1及び2)。
投げ込み投入とは、遊技機の前扉の前面に設けられた大おきな投入皿へ複数枚のメダルを一度に投入する操作である。投入皿に投入されたメダルは、前扉の背後に設置されたメダルセレクタに送られる。メダルセレクタは投入されたメダルの真偽を判定するものであり、正規のメダルのみをカウントして機内に取り込む。非正規のメダルは、セレクタで排除されて前扉正面のメダル払出口から受け皿へ排出される。セレクタは、メダルカウンタを兼ねており、正規のメダルの投入枚数をカウントする。投入枚数が50枚に達すると、それより後に投入されたメダルは、非正規のメダルと同様にセレクタで排除されて前扉前面のメダル払出口から受け皿に排出される。
ここで、セレクタは、通常はメダルが1枚ずつ投入されることを前提として、メダルを1枚ずつ通過させてチックする構成になっているが、複数枚のメダルが一括投入れさても、それらを順番にチェックできるように、通常はメダルの整列機構を備えている(特許文献1、2及び3)。このようなセレクタを備えていれば、一応は投げ込み投入にも対応することが可能であるが、投げ込み投入が可能な遊技機であるならば、メダルに出来るだけ手を触れたくないとういうのが遊技者の心理であり、その心理のため、大箱から投入皿へ大量のメダルを同時に投入するというような極端な行為も当然に予想される。
そのような場合、セレクタへ大量のメダルが一度に流入することから、セレクタにおけるメダル処理が間に合わなくなり、そのメダル受けにメダルが急激に溜まってメダル受けから溢れ出る危険性が生じる。セレクタのメダル受け内にメダルが留まっている限りはセレクタの作動により、51枚目以降のメダルは排除されて前扉前面のメダル払出口から受け皿に排出されるが、セレクタにおけるメダル受けからメダルが溢れ出た場合、それらのメダルについては、前扉前面の受け皿に戻ることもなければ、カウントされることもないという、遊技者にとって極めて不利な状況が生じる。また、当然のことながら、メダルのオーバーフローは遊技機の故障の原因にもなる。
特開2008−43478号公報 特開2008−113678号公報 特開2003−62320号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、メダル投げ込み方式のメダル遊技機において、一度に大量のメダルが投入された場合にもメダルセレクタにおけるオーバーフローを効果的に且つ簡単に防止できる投げ込み式メダル投入口用ゲート装置、及びそれを用いたメダル遊技機を提供することにある。
請求項1に係る本発明のメダル遊技機は、上記の目的を達成するために、メダル通路の上流側に設けられたメダルを貯留する皿状のメダル受けの投入口、又は漏斗状の入口である投入口から投入されたメダルを一時的に滞留するメダル貯留部が筐体内に設けられ、該メダル貯留部が滞留するメダルを整列機で整列し、正規メダルをカウントしてメダル払出装置へ送る一方、他のメダルをメダル払出口から受け皿に戻すメダルセレクタを備えるメダル遊技機において、前記投入口から投入されたメダルをメダル出口から前記メダル貯留部に排出するメダル通路が形成され、該メダル通路の外側面に取付けられた電磁石により、該メダル通路中のメダル排出口をシャッターで開閉し、該シャッターが開状態のときにメダル排出口からメダルを排出する一方、該シャッターが閉状態のときにメダル出口からメダルを排出すると共に、前記シャッターと連動する可動式ストッパーを備える電磁式開閉機構が設けられ、メダル排出口の下流側の縁部から下方へ突出した堰状の障壁を具なえたゲート装置と、前記メダル排出口より上流側のメダル通路に取付けられ、投入されたメダルを検知する近接センサと、前記ゲート装置が備える電磁石のオン状態とオフ状態を制御する制御装置とを具備し、前記制御装置は、近接センサがメダル通路へ投入されたメダルを検知した場合、電磁石をオフ状態からオン状態にして、前記シャッターを開状態から閉状態にすると共に、電磁石がオン状態で、メダルセレクタにてカウントされたメダルの枚数が所定数に達すると、電磁石をオフ状態に切り替え、前記可動式ストッパーは、該シャッターが開状態のときにメダル排出口より下流側のメダル通路内に侵入して、メダル出口からのメダルの排出を阻止する一方、該シャッターが閉状態のときにメダル通路から退避して、メダル出口からのメダルの排出を許容することを特徴とする。
請求項2に係る本発明のメダル遊技機は、請求項1に記載のメダル遊技機において、前記制御装置は、電磁石がオン状態で、近接センサがメダルを検知しなくなると、電磁石をオフ状態に切り替えることを特徴とする。
請求項3に係る本発明のメダル遊技機は、請求項1又は請求項2に記載のメダル遊技機において、前記シャッターの閉状態は、メダル通路内に侵入したメダルがメダル出口から排出されるメダル排出口の半開状態であることを特徴とする。
本発明の投げ込み式メダル投入口用ゲート装置においては、大量のメダルが一度に投入された場合、それらのメダルがメダル通路を経てメダルセレクタへ送られ、メダルセレクタでは処理が追いつかずにメダルが滞留するが、過剰な滞留が回避されるように、メダル通路に設けられたメダル排出口が開放し、メダルセレクタを経由せずにメダルが排出されるので、メダルセレクタでのメダルの過剰な滞留によるオーバーフローが防止される。
メダル通路におけるメダル排出口を開閉するシャッターは、メダルをメダルセレクタへ導く閉状態のとき、メダル排出口を全閉状態とする全閉形式でもよいが、メダルを落下させない範囲内でメダル排出口を開放する半開き形式でもよい。後者の半開き形式の場合、流通するメダルに付着するゴミなどの異物がメダル排出口から排出され、メダル通路への異物の蓄積が防止される。
前記シャッターは電源オフ時に開状態となる構成が好ましい。この構成によると、電源オフ時に投入されたメダルが排出口からメダルセレクタを経由せずに排出されることから、電源オフ時のバイパス機構を当該ゲート装置が兼ねることが可能となる。前記メダル通路は、前記シャッターが開状態のときにメダル通路の出口からのメダル排出を阻止する可動式ストッパーをメダル通路の出口近傍に有する構成が好ましい。この構成によると、シャッターが開状態ときに、投入されたメダルがメダル通路の出口から誤って排出される事態が回避される。
本発明のメダル遊技機は、投げ込み式のメダル投入口から一括投入された複数枚のメダルを、メダル通路を経由して、機内に設けられたメダル貯留部に一旦貯留すると共に、貯留した複数枚のメダルを計数して機内に取り込む一方、貯留部に貯留した他の貯留メダルをメダル出口より機外に排出可能なメダル遊技機において、前記メダル通路中に形成されたシャッター及びメダル排出口からなるメダル排出部と、シャッターの開状態と閉状態とを制御する制御部とを具備し、前記制御部は、シャッターを閉状態にすることにより投入メダルをメダル貯留部に導く一方、シャッターを開状態にすることにより投入メダルを貯留部に導くことなく、メダル排出口を経由して機外に排出することを特徴とする。
本発明の投げ込み式メダル投入口用ゲート装置は、投げ込み方式のメダル遊技機に採用されることにより、大箱から大量のメダルを一括投入するような状況が生じてもメダルセレクタにおけるオーバーフローを確実に防止することができ、メダルセレクタの保護にもつながるので、ホールでのメンテナンスを容易ならしめることができる。
また、本発明のメダル遊技機は、メダル投入部に上記ゲート装置を装備することにより、大箱から大量のメダルを一括投入するような状況が生じてもメダルセレクタにおけるオーバーフローが確実に防止され、メダルセレクタの保護にもつながるので、ホールでのメンテナンスが容易である。
本発明の投げ込み式メダル投入口用ゲート装置の一例について、そのゲート装置を備えた回胴式遊技機の主要部の斜視図である。 同ゲート装置を備えた回胴式遊技機の主要部の別角度からの斜視図である。 同ゲート装置近傍の詳細構造を示す斜視図である。 同ゲート装置のメダル通過時の動作を示すゲート装置近傍の斜視図である。 同ゲート装置のメダル通過時の動作を示すゲート装置近傍の背面図である。 同ゲート装置のメダル遮断時の動作を示すゲート装置近傍の斜視図である。 同ゲート装置のメダル遮断時の動作を示すゲート装置近傍の別角度からの斜視図である。 本発明の投げ込み式メダル投入口用ゲート装置の他の一例について、そのゲート装置近傍の詳細構造を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の投げ込み式メダル投入口用ゲート装置は、メダル投げ込み方式のメダル遊技機、特に回胴式遊技機に使用される。この回胴式遊技機は、図1及び図2に示すように、前面が開放した縦に長い直方体の筐体10と、筐体10の前面開口部を閉じる開放可能な前扉20とを備えている。筐体10内には、投入されたメダルの真偽を判定するメダルセレクタ30、メダルセレクタ30により正規と判断されたメダルを貯留するメダル払出装置40などが設けられている。
回胴式遊技機の前扉20は、左側をヒンジ軸とする片開き構造である。正面の中段部には、投げ込み投入された複数のメダルを一括して受け、それらのメダルをメダルセレクタ30へ選択的に導く投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50が取付けられている。正面の下段部には、受け皿21が一体的に形成されており、その受け皿21に向かってメダル払出口22が開口している。前扉20の裏面には、メダルセレクタ30により非正規と判断されたメダルをメダル払出口22に導く第1メダル排出路23が一体的に形成されている。
前扉20に取り付けられたメダルセレクタ30は、投入されたメダルを一時的に滞留させるホッパー31(メダル貯留部)、ホッパー31に投入されたメダルを整列させる回転円板式の整列機32、整列機32で整列されたメダルの真偽を順次判定するセレクタ本体33などからなる。セレクタ本体33及びカウンター34にて正規と判定されたメダルはメダル払出装置40へ送られる。非正規と判定されたメダルは、前記前扉20の第1メダル排出路23を経てメダル払出口22から受け皿21に戻る。なお、このカウンター34は、一般にメダルMの通過を検出する2つの光学式センサからなり、回胴式遊技機を制御する制御装置(図示せず)がそれらの信号の順序や時間及びタイミング等を計測することにより判定する。
投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50は、ここでは図3〜7に示すように、投げ込み投入された大量のメダルMを一時的に貯留する皿状のメダル受け51、メダル受け51の下流側に一体的に連設された角筒状のメダル通路52、並びにメダル通路52に取付けられた電磁式開閉機構及び近接センサ53を備えている。メダル受け51は横に長く中央部が正面側へ突出した横長タイプであり、前扉20の前面側に突出して設けられた受け部25に収容固定される。メダル受け51の底部は、下流側のメダル通路52に向けて底面が下降傾斜している。メダル通路52の入口52aは投げ込み投入口である。なお、本実施例においてメダル受け51を設けているが、メダルMを上部から一括投入するための漏斗状の入口52aだけの構造としても良い。
角筒状のメダル通路52は、メダル受け51の横方向一端部に一体的に連設されており、前扉20の裏側に前扉20に沿って配置されている。このメダル通路52は、複数枚のメダルMが重なって通過できる横幅及び高さを有しており、それらのメダルMが自重で下流側へ流動するように下流側に向かって下降傾斜している。メダル通路52の底板部には、メダル通過方向に長い長方形のメダル排出口52bが全幅にわたって設けられている。メダル排出口52bの下流側には、メダル排出口52bの下流側の縁部から下方へ突出した堰状の障壁52cが一体的に設けられている。
投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50のメダル通路52に取付けられた電磁式開閉機構は、メダル通路52の片方の外側面に取付けられた電磁石54と、電磁石54により直接駆動されてメダル通路52のメダル排出口52bを開閉するスライド式のシャッター55と、電磁石54により間接駆動され、シャッター55と同期して動作することにより、メダル排出口52bの開放時にメダル通路52のメダル排出口52bからのメダル排出を阻止する可動式ストッパー56とを備えている。
スライド式のシャッター55は、メダル通路52の側壁下部に設けたスリットを通してメダル通路52内に出入りする金属板であり、電磁石54がオフ状態のときにはメダル通路52内から退出して底部のメダル排出口52bを全開し、電磁石54がオン状態のときにはメダル通路52内に侵入して、底部のメダル排出口52bを1/3程度閉止した半開状態にする。半開状態では、メダル通路52内に侵入したメダルMがメダル排出口52bから落下することなくメダル通路52を通過しメダル出口52dから排出される。
ここで、メダル通路52の出口52dは、メダルセレクタ30のホッパー31に臨んでおり、底部のメダル排出口52bは、前扉20の裏面に一体的に設けられた第2メダル排出路24を介して第1メダル排出路23に連通している。これにより、メダル通路52の出口52dから排出されたメダルMは、メダルセレクタ30に投入され、メダル排出口52bから排出されたメダルMは、第2メダル排出路24及び第1メダル排出路23を経てメダル払出口22から受け皿21に排出される。
可動式ストッパー56は、メダル通路52の側壁外面に軸支されたL字形の回動レバーであり、メダル通路52のメダル排出口52bより下流側においてスライド式のシャッター55と連動するように設けられている。具体的には、軸支部56bの外側に形成された係合部56aが、シャッター55の一部を切り起こして形成した係合部55aと係合しており、電磁石54がオフ状態、すなわちシャッター55が退出状態のときに、軸支部56bより内側のL字部がメダル通路52の側に回動することにより、L字部の先端側の爪部56cがメダル通路52内の中央部にメダル排出口52bより下流側で垂直に侵入し、メダル出口52dからのメダルMの排出を阻止する。電磁石54がオン状態、すなわちシャッター55が侵入状態のときには、軸支部56bより内側のL字部がメダル通路52から退避する方向へ回動することにより、L字部の先端側の爪部56cがメダル通路52内から退出し、メダル出口52dからのメダルMの排出を許容する。
なお、電磁式開閉機構と共にメダル通路52に取付けられた近接センサ53は、メダル通路52の天板部上に、メダル排出口52bより上流側に位置して設けられている。この近接センサ53は金属検知器であり、メダル通路52の天板部に設けた開口部(図示せず)を通してメダル通路52へのメダルMの投入を検知する。ただし、近接センサ53は金属検知器に限らず、光学式センサなどメダルの通過又は接近を検出できるものであればよい。
投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50における電磁石54のオンオフ切り替えタイミングは、ここでは次のように設定されている。当該遊技機が電源オフから電源オンに切り替わり、且つ近接センサ53がメダルMを検知したときに、電磁石54がオフ状態からオン状態に切り替わる。これにより、当該遊技機が電源オフのときは、電磁石54もオフ状態である。電源オンでも近接センサ53がメダルMを検知しないときには電磁石54はオフ状態であり、電源オンで近接センサ53がメダルMを検知したときに始めて電磁石54はオン状態となる。
また、電磁石54がオン状態でも、メダルセレクタ30にてカウントされたメダルMの枚数が50枚に達すると、電磁石54はオン状態からオフ状態に切り替わる。メダルセレクタ30にてカウントされたメダルMの枚数が50枚未満の所定枚数(例えば30枚)に戻ると、電磁石54は再びオフ状態からオン状態に切り替わる。つまり、メダルMが投入可能な場合に電磁石54はオン状態となる一方、メダルMが投入不能な場合に電磁石54はオフ状態となる。
以上の説明から明らかなように、制御装置(図示せず)は電磁石54のオン状態とオフ状態を制御している。即ち、投げ込み式のメダル投入口から一括投入された複数枚のメダルを、メダル通路を経由して、機内に設けられたメダル貯留部に一旦貯留すると共に、貯留した複数枚のメダルを計数して機内に取り込む一方、貯留部に貯留した他の貯留メダルをメダル出口より機外に排出可能なメダル遊技機において、前記メダル通路中に形成されたシャッター及びメダル排出口からなるメダル排出部と、シャッターの開状態と閉状態とを制御する制御部とを具備し、制御装置は、シャッターを閉状態にすることにより投入メダルをメダル貯留部に導く一方、シャッターを開状態にすることにより投入メダルを貯留部に導くことなく、メダル排出口を経由して機外に排出するのである。
次に、本実施形態の投げ込み式メダル投入口用ゲート装置及びこれを備えたメダル投げ込み方式の回胴式遊技機の機能について説明する。
当該遊技機が電源オフのとき、投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50における電磁式開閉機構の電磁石54はオフ状態である。電磁石54がオフ状態であると、図6及び図7に示すように、投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50におけるスライド式のシャッター55はメダル通路52内から退出して底部のメダル排出口52bを全開する。また、可動式ストッパー56は、爪部56cがメダル通路52内の中央部に垂直に侵入し、メダル出口52dからのメダルMの排出を阻止する。このため、投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50のメダル受け51に投入されたメダルMは、全てメダル通路52のメダル排出口52bからメダル通路52外へ排出され、第1メダル排出路24及び第2メダル排出路23を経てメダル払出口22から受け皿21に戻る。
すなわち、電源オフのときは、法律で定められているとおり、メダルMが機内に投入されても機内に取り込まれることはなく、全て機外の受け皿21に戻るのである。投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50は、この電源オフ時のメダル排出機構を兼ねている。
当該遊技機が電源オンになり、且つ近接センサ53がメダルMを検知すると、投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50における電磁式開閉機構の電磁石54もオフ状態からオン状態に切り替わる。電磁石54がオン状態になると、図4及び図5に示すように、投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50におけるスライド式のシャッター55はメダル通路52内に侵入して底部のメダル排出口52bをメダルMが排出されない半開状態にする。また、可動式ストッパー56は、爪部56cがメダル通路52内から上方へ退出し、メダル出口52dからのメダルMの排出を許容する。このため、投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50のメダル受け51に投入されたメダルMは、メダル通路52を通過してメダル出口52dからメダルセレクタ30のホッパー31内に投入される。
メダルセレクタ30のホッパー31内に投入されたメダルMは、セレクタ本体33及びカウンター34でメダルMの真偽を順次判定され、正規と判定されたメダルはメダル払出装置40へ送られる。非正規と判定されたメダルは、前扉20の第1メダル排出路23を経てメダル払出口22から受け皿21に戻る。
投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50のメダル受け51に大箱などから大量のメダルMが一度に投入された場合、それらのメダルMは投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50のメダル通路52を経てメダルセレクタ30のホッパー31内に連続的に投入される。この状態が続くと、ホッパー31からメダルMが溢れ出る危険があるが、カウンター34でのカウント枚数が50枚に到達した時点で、電磁式開閉機構の電磁石54がオン状態からオフ状態に切り替わる。
電磁石54がオフ状態になると、図6及び図7に示すように、投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50におけるスライド式のシャッター55はメダル通路52内から退出して底部のメダル排出口52bを全開する。また、可動式ストッパー56は、爪部56cがメダル通路52内の中央部に垂直に侵入し、メダル出口52dからのメダルMの排出を阻止する。これらのため、この時点以降のメダルMは、全てメダル通路52のメダル排出口52bからメダル通路52外へ排出され、第1メダル排出路24及び第2メダル排出路23を経てメダル払出口22から受け皿21に戻る。その結果、メダルセレクタ30のホッパー31内に滞留するメダルMは、カウンター34でのカウント枚数が50枚に到達した時点より増えず、ホッパー31から溢れ出る事態が回避される。
すなわち、投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50のメダル受け51に大箱などから大量のメダルMが一度に投入された場合でも、メダルセレクタ30のホッパー31からのメダルMのオーバーフローが防止される。
メダル通路52内をメダルMが通過するシャッター55の閉止時にも、そのシャッター55は半開状態に維持されるので、メダル排出口52bからゴミなどの異物が排出され、メダル通路52内の異物蓄積によるメダルMの詰まりが防止される。
シャッター55の全開時に可動式ストッパー56がメダル通路52のメダル出口52dを閉じるので、メダル通路52に進入したメダルMの全てが、メダル排出口52bから確実に排出される。
近接センサ53がメダルMを検知しなくなると、節電のために、メダルセレクタ30の状況に関係なく電磁石54がオフ状態となる。これにより、投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50におけるスライド式のシャッター55はメダル通路52内から退出して底部のメダル排出口52bを全開する。また、可動式ストッパー56は、爪部56cがメダル通路52内の中央部に垂直に侵入し、メダル出口52dからのメダルMの排出を阻止する。
投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50は、上記実施形態では横長のメダル受け51の横方向一端部にメダル通路52が一体的に連設された横型であるが、図8に示すように、矩形のメダル受け51の奥にメダル通路52を連設した縦型でもよい。矩形のメダル受け51は前扉20から正面側へ突出し、メダル通路52は前扉20の側へ突出する。
いずれの投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50も、メダル受け51とメダル通路52が一体化されているが、メダル受け51を前扉20の前面に一体的に形成し、ゲート装置50の主要部であるメダル通路52のみを前扉20の背面側に取り付ける構成でもよく、両者を前扉20に一体化する構成でもよい。更には、メダル受け51そのものが存在せず、メダル入口52a(投げ込み投入口)を大きくした構成のものでもよい。
投げ込み式メダル投入口用ゲート装置50における電磁石54のオンオフ切り替えタイミングについては、前述の実施形態ではメダルセレクタ30によるメダルMのカウント数を基準として、ホッパー31からのオーバーフローを防止する方式としたが、メダルセレクタ30におけるホッパー31内のメダルMの蓄積量を検出し、その検出量に基づいて電磁石54のオンオフ切り替えを行ってホッパー31からのオーバーフローを防止する方式でもよく、特にその方式を限定するものではない。
10 筐体
20 前扉
21 受け皿
22 メダル払出口
23 第1メダル排出路
24 第2メダル排出路
25 受け部
30 メダルセレクタ
31 ホッパー
32 整列機
33 セレクタ本体
34 カウンター
40 メダル払出装置
50 投げ込み式メダル投入口用ゲート装置
51 メダル受け
52 メダル通路
52a 入口(メダル投入口)
52b メダル排出口
52c 障壁
52d メダル出口
53 近接センサ
54 電磁石
55 シャッター
55a 係合部
56 可動式ストッパー
56a 係合部
56b 軸支部
56c 爪部
M メダル

Claims (3)

  1. メダル通路の上流側に設けられたメダルを貯留する皿状のメダル受けの投入口、又は漏斗状の入口である投入口から投入されたメダルを一時的に滞留するメダル貯留部が筐体内に設けられ、該メダル貯留部が滞留するメダルを整列機で整列し、正規メダルをカウントしてメダル払出装置へ送る一方、他のメダルをメダル払出口から受け皿に戻すメダルセレクタを備えるメダル遊技機において、
    前記投入口から投入されたメダルをメダル出口から前記メダル貯留部に排出するメダル通路が形成され、該メダル通路の外側面に取付けられた電磁石により、該メダル通路中のメダル排出口をシャッターで開閉し、該シャッターが開状態のときにメダル排出口からメダルを排出する一方、該シャッターが閉状態のときにメダル出口からメダルを排出すると共に、前記シャッターと連動する可動式ストッパーを備える電磁式開閉機構が設けられ、メダル排出口の下流側の縁部から下方へ突出した堰状の障壁を具なえたゲート装置と、
    前記メダル排出口より上流側のメダル通路に取付けられ、投入されたメダルを検知する近接センサと、
    前記ゲート装置が備える電磁石のオン状態とオフ状態を制御する制御装置とを具備し、
    前記制御装置は、近接センサがメダル通路へ投入されたメダルを検知した場合、電磁石をオフ状態からオン状態にして、前記シャッターを開状態から閉状態にすると共に、電磁石がオン状態で、メダルセレクタにてカウントされたメダルの枚数が所定数に達すると、電磁石をオフ状態に切り替え、
    前記可動式ストッパーは、該シャッターが開状態のときにメダル排出口より下流側のメダル通路内に侵入して、メダル出口からのメダルの排出を阻止する一方、該シャッターが閉状態のときにメダル通路から退避して、メダル出口からのメダルの排出を許容すること、
    を特徴とするメダル遊技機。
  2. 請求項1に記載のメダル遊技機において、
    前記制御装置は、電磁石がオン状態で、近接センサがメダルを検知しなくなると、電磁石をオフ状態に切り替えること、
    を特徴とするメダル遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のメダル遊技機において、
    前記シャッターの閉状態は、メダル通路内に侵入したメダルがメダル出口から排出されるメダル排出口の半開状態であること、
    を特徴とするメダル遊技機。
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