JP6565200B2 - メダル選別装置 - Google Patents

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本発明は、例えばスロットマシンなどの遊技機に備えられるメダル選別装置に関する。
従来、スロットマシンの投入口の内方には、メダルの真偽選別と投入枚数を計数するためのメダル選別装置が内蔵されている。メダル選別装置は、メダル選別装置本体をなす基板に開閉板が開閉自在に対設された構造を有する。開閉板は常時、基板側に付勢されており、基板と開閉板との対向面間にメダル通路が形成されている。
また、メダル選別装置には、スロットマシンに設けられたイジェクトボタンが押されると、これに連動して開閉板を回転させて開閉板を開くイジェクト部が設けられている。メダル通路にメダルが詰まった場合は、遊技者がイジェクトボタンを押すことで、開閉板を開き、基板と開閉板との間の隙間から詰まったメダルを排除することができる。
ところで、このようなメダル選別装置に対しては、不正器具を投入口から挿入して、メダルの投入を行わずにメダルカウントを増加させる不正行為が知られている。このような不正行為は、通路幅が広がっている方が不正器具を挿入し易いため、イジェクトボタンを押した状態で実施されることが多い。
従来、このような不正行為への対策として、メダル通路の入口付近に、不正器具の挿入を検知する異物検知レバーを設けることが知られている。しかしながら、異物検知レバーを設けても、イジェクトボタンを押した状態で不正器具が挿入されると、不正器具が異物検知レバーによる検知を掻い潜ってしまい、不正器具の挿入を検知できないことがある。これは、開閉板が開くことでメダル通路の通路幅(メダルの厚み方向の寸法)が広がって異物検知レバーと通路壁との間に隙間ができ、不正器具がこの隙間を通って挿入されるためである。
そこで、さらなる対策として、特許文献1には、異物検知レバーの検知片を複数設け、複数の検知片の動きを検出することで不正器具の挿入を検知する構成が記載されている。
また、特許文献2には、メダル通路の途中に該メダル通路から分岐したメダル排除用のメダル排除通路を設け、開閉板を開く駆動手段のON/OFFに連動させて、メダル通路あるいはメダル排除通路の何れか一方を開口し、他方を閉鎖して通路を切換えることで、不正器具の侵入を防ぎ、かつメダルの排除も実施できる構成が記載されている。
特開2006−072687号公報(2006年03月16日公開) 特開2008−148728号公報(2008年07月03日公開)
しかしながら、特許文献1の構成は、不正器具の挿入の検知精度を上げることは可能であるが、不正器具の挿入を物理的に困難にするものではない。これに対し、特許文献2の構成では、メダル排除通路が開口されたメダル受付拒否状態では確実に不正器具を防ぐことができる。しかしながら、メダル通路が開口したメダル受付状態では、イジェクトボタンが押されてメダル通路が広げられると、挿入された不正器具が検知レバーを掻い潜る可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、その目的は、本来、不正器具を挿入し易いはずのメダル通路の通路幅が広がった状態で、不正器具の挿入が物理的に困難なメダル選別装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のメダル選別装置は、対向する基板と開閉板との対向面間に、メダルを自重により縦方向から横方向へと転動させて通過させるL字状のメダル通路が設けられ、当該メダル選別装置の外部から力が加わると、返却部が前記開閉板を回転させて開くメダル選別装置であって、前記開閉板は、前記基板の上部に設けられた軸支部にて回転自在に軸支され、該軸支部は、軸の延長線が前記メダル通路の入口よりも下方に位置するように配設されていることを特徴としている。
上記構成によれば、開閉板が開いた状態では、メダル通路における軸支部よりも上に位置する入口側の通路幅が必然的に、開閉板が閉じている状態の通路幅よりも狭くなる。これにより、不正器具の挿入を物理的に挿入し難い構成とすることができる。
しかも、軸支部を上記のように配設したことで、軸の延長線が位置するメダル通路の縦方向部分における、開閉板が開いた場合の通路幅の広がりを小さくできる。メダル通路の縦方向部分における、開閉板が開いた場合の通路幅の広がりが大きい従来構成では、メダル通路の縦方向部分に配設された検知片を、開閉板が開いた状態で開閉板側のメダル通路の壁面に接触するように設けた場合、検知片の付勢力が強くなり過ぎてメダルの通過に支障を来すこととなる。しかしながら、通路幅の広がりが小さくなったことで、たてえ接触するように設計したとしても、検知片の付勢力が強くなり過ぎることを回避して、メダルの通過に支障を来すことがない。
それゆえ、本発明のメダル選別装置では、以下のようなより好ましい構成とすることができる。
すなわち、本発明のメダル選別装置は、さらに、前記基板における前記メダル通路の縦方向部分に、前記メダル通路の通路空間に向けて前記メダル通路の外部より付勢された常時突出の検知片が出没自在に設けられ、前記開閉板側の前記メダル通路の壁面における前記検知片の先端部が対向する部位に凹部が形成され、前記検知片の先端部は、前記開閉板を閉じた状態で前記凹部に入り込んでいる一方、前記開閉板を開いた状態で前記凹部上の前記メダル通路の壁面の延長面に実質的に達している構成とすることができる。
上記構成によれば、たとえ不正器具が、狭められた入口から挿入できるように薄型可されたとしても、検知片にて確実に不正器具の挿入を検知することが可能となる。なお、検知片の先端部が延長面に実質的に達している状態とは、先端部が延長面に実際に達している状態、延長面を超えて達している状態、延長面の極めて近傍にまで達しているが届いてはいない状態を含む。
しかも、上記構成によれば、開閉板が閉じた状態で、検知片の先端部を凹部に逃がしているので、開閉板が閉じた状態と開閉板が開いた状態とで、検知片の傾きを同じにできる。したがって、不正器具等の異物を検知する際の基準を等しくすることができるといった効果も併せて奏する。
また、本発明のメダル選別装置は、さらに、前記基板における前記メダル通路の縦方向部分に、前記メダル通路の通路空間に向けて前記メダル通路の外部より付勢された常時突出の検知片が出没自在に設けられ、前記検知片の先端部は、前記開閉板を開いた状態で前記開閉板側の前記メダル通路の壁面に実質的に達している構成としてもよい。
上記構成によっても、たとえ不正器具が、狭められた入口から挿入できるように薄型可されたとしても、検知片にて確実に不正器具の挿入を検知することが可能となる。これにおいても、検知片の先端部が壁面に実質的に達している状態とは、先端部が壁面に実際に達している状態、壁面を超えて達している状態、壁面の極めて近傍にまで達しているが届いてはいない状態を含む。
本発明によれば、本来、不正器具を挿入し易いはずのメダル通路の通路幅が広がった状態で、不正器具の挿入が物理的に困難なメダル選別装置を提供できるという効果を奏する。
本実施の形態のメダルセレクタを備えたスロットマシンの外観斜視図である。 上記スロットマシンの前面扉を片開き式に開口した内部構造を示す斜視図である。 上記メダルセレクタの正面側を示す外観斜視図である。 上記メダルセレクタの正面図である。 上記メダルセレクタの背面側を示す外観斜視図である。 上記メダルセレクタの背面図である。 上記メダルセレクタの基板の内側の面を示す正面図である。 上記メダルセレクタの開閉板の内側の面を示す斜視図である。 図4のA−A線矢視断面図と、その要部拡大図である。 図4のA−A線矢視断面図に相当する、メダルが通過している状態の断面図である。 図4のB−B線矢視断面図に相当する、スロットマシン側のイジェクトボタンの押圧に連動して開閉板が開かれた状態の断面図である。 上記メダルセレクタにおける、適正なメダルが通過する状態を示す正面図である。 上記メダルセレクタにおける、詰まったメダルを排除する様子を示す正面図である。 図4のA−A線矢視断面図に相当する、開閉板が開かれた状態の断面図と、その要部拡大図である。 図4のA−A線矢視断面図に相当する、開閉板が開かれると共に不正器具が挿入された状態の断面図と、その要部拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。本実施の形態では、遊技機の一例として、遊技ホールに設置されるスロットマシンを示す。
図1は、本実施の形態のメダルセレクタ(メダル選別装置)1を備えたスロットマシン11の外観斜視図である。図2はスロットマシン11の前面扉11aを片開き式に開口した内部構造を示す斜視図である。
図1に示すように、スロットマシン11には、接客対応される前面上部にパネル12とリール部13とが設けられ、前面中央に3個のストップボタン14が設けられている。また、前面左側にはスタートレバー15と掛け数設定ボタン16aと精算ボタン16bとが設けられ、前面右側にはイジェクトボタン17とメダルMを1枚ずつ投入するための投入口18とが設けられ、前面下部には、メダルMを受ける受皿19が設けられている。
図2に示すように、スロットマシン11の前面扉11aの内側には、上部より下部にかけてリールカバー24と、メダルの適否を選別するメダルセレクタ1と、メダル払出シュート26と、返却口27とが、この順に設けられている。一方、スロットマシン本体11bの内部空間上部には、メダルセレクタ1の信号を処理し、またスロットマシン11の各部を制御する制御部11cが設置されている。内部空間中央部には、外周面の絵柄の位置を回転・停止して遊技利用させる3列のリール部13が設置され、内部空間下部には、メダルの取り込み・払い出し用のメダル払出装置21、電源装置22、オーバフロータンク23が設置されている。
遊技者は、スロットマシン11を遊技利用するとき、投入口18(図1参照)にメダルMを1枚ずつ投入する。投入口18に投入されたメダルMは、一旦メダルセレクタ1(図2参照)に導かれ、ここで適否が選別される。メダルセレクタ1で受付が許可されたメダルMは、メダルセレクタ1の出口に接続されているメダル搬送通路25aを介してメダル払出装置21の上部に備えられているホッパタンク21aに受入れられる。一方、メダルセレクタ1で受付が拒否されたメダルMは、メダル払出シュート26および返却口27を介して受皿19(図1参照)へと返却される。なお、メダルセレクタ1で受付が拒否されたメダルM以外に、所定枚数を超えて投入された余剰のメダルMや、リール回転中やクレジット精算中、電源OFF時などに投入されたメダルMも、メダル払出シュート26および返却口27を介して受皿19へと返却される。
精算ボタン16b(図1参照)は、遊技者がホッパタンク21aに貯留されているメダルMの返却を要求するボタンである。遊技者が遊技を中止するために精算ボタン16bを押すと、ホッパタンク21aに貯留されていたメダルMが受皿19へと返却される。
イジェクトボタン17(図2参照)は、メダルセレクタ1からメダル通路内に詰まったメダルMを排除させるためのボタンである。遊技者がイジェクトボタン17を押すと、これに連動してメダルセレクタ1側のイジェクト部が後述するように開閉板29(図3参照)を開き、詰まっていたメダルMを排除する。排除されたメダルMも受皿19へと返却される。
次に、メダルセレクタ1の構成について説明する。図3はメダルセレクタ1の正面側を示す外観斜視図、図4はメダルセレクタ1の正面図である。図5はメダルセレクタ1の背面側を示す外観斜視図、図6はメダルセレクタ1の背面図である。また、図7はメダルセレクタ1の基板28の内側の面を示す正面図、図8はメダルセレクタ1の開閉板29の内側の面を示す斜視図である。なお、以下において、基板28および開閉板29における互いに対向する側を内側と称し、その反対側を裏側と称する。
図3〜図6に示すように、メダルセレクタ1は、メダルセレクタ1の本体をなす平面視コの字状の基板28と開閉板29とが開閉自在に対設された構造を有する。これら基板28と開閉板29との対向面間に、メダルMを自重により縦方向から横方向へと転動させて通過させるメダル通路33が設けられている。開閉板29は、基板28の上部に設けられた軸支部45にて回転自在に軸支されると共に、常時、基板28側に付勢されている。本実施の形態のメダルセレクタ1においては、この軸支部45の位置に特徴があり、これについては後述する。
メダル通路33は、図7に示すように、前述の投入口18(図1参照)に接続対応する入口34と下方の出口35とを有するL字状に形成されている。メダル通路33は、入口34から下方に延びる縦辺部L1と、斜め下方に延びて出口35に至る横辺部L2と、これら両辺部L1,L2を湾曲状に連通接続する湾曲部L3とを備えている。
基板28には、図5、図6に示すように、基板28の裏側に配設された支軸36を支点として揺動可能な可動ガイド板37が設けられている。可動ガイド板37は、そのガイド部38を基板28の開口部39からメダル通路33の上部に臨設し、このガイド部38でメダルMの上端側を搬送方向にガイドするように構成されている(図4参照)。
さらに、可動ガイド板37には、基板28の裏側に位置する排出部材としてのブロッカー40が一体に折り曲げ形成されている。ブロッカー40は、図4に示すように、下端ブロック部40aをメダル通路33下流側の開口部33aから該メダル通路33に出没可能に構成されている。
また、基板28の裏側には、図5、図6に示すように、ソレノイド41で駆動される可動板42が設けられ、この可動板42の遊端42aが可動ガイド板37の上端37aに対向して配置されている。
ソレノイド41のON時、可動板42の遊端42aで可動ガイド板37の上端37aが押圧されて、そのガイド部38でメダルMの上端側を搬送ガイドすると共に、ブロッカー40の下端ブロック部40aをメダル通路33の開口部33aから裏面側に後退させ、有効と選別された正規のメダルはメダル払出装置21へ搬送する一方、無効と選別された不適合の大きさのメダル類は開閉板29の排出口29aから排出して、外部の返却口27に返却するように構成されている(図4参照)。
ソレノイド41のOFF時には、ガイド部38によりメダルMの上端側の搬送ガイドを解除すると共に、ブロッカー40の下端ブロック部40aをメダル通路33の開口部33aからメダル通路33側へ突出させて、メダルMの受入れを中止するよう構成されている(図4参照)。
また、メダル通路33の横辺部L2は、該横辺部L2の上下に対設される可動ガイド板37と通路の下面を形成する案内プレート33b(図7参照)との上下に平行する平行間隔により直径の小さなメダルを通路外に排除する外形選別を実施し、正規の大きさのメダルのみを通過させて計数するように構成されている。
これにより、出口35からは遊技機専用に設けられた一定の大きさの円板形状を有する適正な大きさのメダルMのみが受入れられる。この出口35の直前部においてメダル通路33を形成する基板28の通路壁には、図7に示すように、メダル通路33の横辺部L2を通過するメダルMを探知して計数する第1センサS1と第2センサS2とが、この通路方向に順に取付けられている。
これらのセンサS1,S2は投受光してメダルMの通過を検知する光学式検知センサで構成することができる。メダルMがメダル通路33に沿って下流側に移動し、このメダルMが両センサS1,S2の光軸をこの順に遮ることで、メダルMの通過を検出する。具体的には、メダルの進行方向を検出すると共に、センサ出力時間、位相差、出力順位などを検出し、メダルの真偽判定・通過メダル枚数の計数を実施するため、適正なメダルの直径より小さくなるように配置された2つのセンサS1,S2を有している。
また、メダル通路33の入口34から下方に延びるメダル通路33の縦辺部L1には、不正対策手段を兼ねた異物検知レバーセンサ43が配設されている。異物検知レバーセンサ43は、図5、図6に示すように、検知レバー(検知片)44と、この検知レバー44を付勢するコイルバネ46と、そのレバーの動きを検知する第3センサS3とを組合せて構成される。
検知レバー44は、メダル通路33の通路空間に向けてメダル通路33の外部より付勢され、出没自在で常時突出している。具体的には、基板28の裏側における縦辺部L1対応位置に水平に架設された支軸47に検知レバー44の上端部が軸支され、検知レバー44の下側の先端部44aが、コイルバネ46により縦辺部L1の壁面に設けられた開口窓48よりメダル通路33の通路空間に出没自在に突出付勢されている。
検知レバー44の先端部44aは、図7に示すように、複数の突端に分離されており、開閉板29側のメダル通路33の壁面における、検知レバー44の先端部44aが対向する部位には、図8に示すように、開閉板29が閉じた状態で、検知レバーの各突端が入り込む複数の凹部49が形成されている。
図9に、図4のA−A線矢視断面図とその要部拡大図を示す。図9に示すように、検知レバー44は、コイルバネ46に付勢されることで、常時、その先端部44aを基板28の裏側から内側のメダル通路33に向けて斜め下向きに軽く突出させている。そして、詳細については後述するが、検知レバー44の先端部44aは、開閉板29を閉じた状態で凹部49に入り込み、開閉板29を開いた状態で凹部49上のメダル通路33の壁面の延長面に実質的に達するように構成されている
図10に、図4のA−A線矢視断面図に相当する、メダルが通過している状態の断面図を示す。図10に示すように、検知レバー44は、入口34からメダルMがメダル通路33内に入ると、メダルMに押されて開口窓48内に没入する。
さらに、基板28には、図5、図6に示すように、スロットマシン11に設けられたイジェクトボタン17に連動して開閉板29を回転させて開閉板29を開くイジェクト部(返却部)50が設けられている。イジェクト部50は、基板28の裏側に水平に架設された支軸53を支点として揺動可能な可動片51を備えている。図7に示すように、可動片51は、その一遊端の押圧部51aが基板28の壁面に設けられた開口窓52より基板28の内側に突出しており、常時、開閉板29の内側の面に当接している。もう一方の遊端は、スロットマシン11に設けられたイジェクトボタン17が当接する当接部51bと、基板28の外側の面と当接して可動片51のそれ以上の回転を規制するストッパー部51cとなっている。
図11に、メダルセレクタ1における、スロットマシン側のイジェクトボタン17の押圧に連動して開閉板29が開かれた状態を示す。なお、図11は、開閉板29の状態は異なるが、図4のB−B線矢視断面図に相当する。図11に示すように、スロットマシン11側のイジェクトボタン17が押されると、その先端部が可動片51の当接部51bに当接して可動片51を図において逆時計回り回転させる。この回転により、可動片51の押圧部51aが開閉板29を内側から外側に向かって押し出し、開閉板29が支軸30を支点として回転して開く。これにより、基板28と開閉板29との対向面間に形成されるメダル通路33は、通路の底が抜けた状態となり、メダルセレクタ1の底部に、詰まったメダルMを排除するための隙間Dが形成される。
図12は、メダルセレクタ1における、適正なメダルが通過する状態を示す正面図である。ソレノイド41のON時、メダル通路33を降下してきた適正なメダルMは、その上端側が可動ガイド板37のガイド部38で搬送ガイドされて出口35からメダル払出装置21(図2参照)へと搬送される。また、図示してはいないが、メダル通路33を降下してきたメダルが適正径よりも小さい小径メダルであった場合は、ソレノイド41のON時であっても、その上端側が可動ガイド板37のガイド部38に当たらないために搬送ガイドされず、開閉板29の排出口29aから排出されて、外部の返却口27に返却される。
図13は、メダルセレクタ1における、詰まったメダルを排除する様子を示す正面図である。図13に示すように、メダル通路33に詰まったメダルMは、スロットマシン11側のイジェクトボタン17が押圧されることで、メダルセレクタ1の開閉板29が広げられ、メダルセレクタ1の底部に形成された間隙Dから排除される。
次に、メダルセレクタ1における特徴的な構成について説明する。開閉板29を回転自在に支持する軸支部45は、図6に示すように、支軸30と、開閉板29側に設けられた軸受31とを有し、支軸30に開閉板29を基板28側へ付勢するコイルバネ32が挿通されている。本実施の形態のメダルセレクタ1では、軸支部45は、基板28の上部に、軸支部45の延長線、より詳細には支軸30の中心の延長線X(図中、二点鎖線)がメダル通路33の入口34よりも下方に位置するように配設されている。軸支部45は、基板28側に配設された
図14に、メダルセレクタ1における、開閉板29が開かれた状態の断面図と、その要部拡大図を示す。図14は、開閉板29の状態は異なるが、図4のA−A線矢視断面図に相当し、図9とは開閉板29の状態が異なる関係にある。
図14に示すように、軸支部45を上述のように配設することで、イジェクトボタン17が押されるなどして開閉板29が開いた状態では、メダル通路33における支軸30(図6参照)よりも上に位置する入口34側の通路幅W2が、必然的に通常の通路幅W1(図9の要部拡大図参照)よりも狭くなる。これにより、不正器具の挿入を物理的に困難にすることができる。
しかも、軸支部45を上述のように配設した場合、軸支部45を他の位置、例えば、出口35のある基板28の側部に、鉛直方向に沿って軸支部45を設けた場合等に比べて、イジェクトボタン17が押された際の、異物検知レバーセンサ43が配された縦辺部L1における通路幅の広がりを小さくできる。通路幅の広がりが大きい場合、開閉板29が開いた状態でも、異物検知レバーセンサ43の検知レバー44の先端部44aがメダル通路33の壁面に当接するような設計とすると、検知レバー44の付勢力が強くなり過ぎ、メダルMの通過に支障を来す。しかしながら、通路幅の広がりが小さくなったことで、上記のように設計したとしても、検知レバー44の付勢力が強くなり過ぎることを回避して、メダルMの通過に支障を来すことがない。
そこで、本実施の形態のメダルセレクタ1では、上述したように、検知レバー44は、開閉板29を閉じた状態でその先端部44aが凹部49に入り込んでいる一方、開閉板29を開いた状態で凹部49上のメダル通路33の壁面の延長面に実質的に達するように構成されている。なお、検知レバー44の先端部44aが延長面に実質的に達している状態とは、先端部44aが、延長面に実際に達している状態、延長面を超えて達している状態、延長面の極めて近傍にまで達しているが届いてはいない状態を含む。
図15に、メダルセレクタ1における、開閉板29が開かれると共に不正器具60が挿入された状態の断面図を示す。図15に示すように、不正器具60が、狭められた入口34から挿入できるように薄型可されたものであっても、検知レバー44に確実に接触するため、異物検知レバーセンサ43にて検知することができる。
しかも、開閉板29が閉じた状態で、検知レバー44の先端部44aを凹部49に逃がしているので、開閉板29が閉じた状態と開閉板29が開いた状態とで、検知レバー44の傾きを同じにでき、不正器具等の異物を検知する際の基準を等しくすることができる。基準が等しくなることで、検知レバー44の動きを検知する第3センサS3として、従来あるものを使用することができる。
なお、本実施の形態のメダルセレクタ1では、開閉板29側のメダル通路33の壁面に凹部49を設けたが、該凹部49を設けない構成としてもよい。すなわち、異物検知レバーセンサの検知レバーを、開閉板29を開いた状態で、開閉板側のメダル通路33の壁面に先端部が実質的に達しているように構成してもよい。
これにおいても、検知レバーの先端部が壁面に実質的に達している状態とは、先端部が壁面に実際に達している状態、壁面を超えて達している状態、壁面の極めて近傍にまで達しているが届いてはいない状態を含む。
また、本実施の形態のメダルセレクタ1では、支軸30は水平に配設されているが、延長線Xが入口34よりも下方となる位置であれば、必ずしも水平である必要はない。また、軸支部45においては、支軸30が開閉板29側に設けられ、軸受31が基板28側に設けられていてもよい。
本発明は、基板に開閉板が開閉自在に対設され、基板と開閉板との対向面間にメダル通路が形成されているメダル選別装置に適用することができる。
1 メダルセレクタ
11 スロットマシン
17 イジェクトボタン
18 投入口
28 基板
29 開閉板
30 支軸
33 メダル通路
34 入口
35 出口
43 異物検知レバーセンサ
44 検知レバー(検知片)
44a 先端部
45 軸支部
46 コイルバネ
47 支軸
48 開口窓
49 凹部
50 イジェクト部(返却部)
51 可動片
52 開口窓
53 支軸
60 不正器具
L1 縦辺部
L2 横辺部
L3 湾曲部
S3 第3センサ

Claims (1)

  1. 対向する基板と開閉板との対向面間に設けられた、メダルを自重により縦方向から横方向へと転動させて通過させるL字状のメダル通路と、外部から力が加わると、前記開閉板を回転させて開く返却部と、を備えたメダル選別装置であって、
    前記開閉板は、前記基板の上部に設けられた軸支部にて回転自在に軸支され、該軸支部は、軸の延長線が前記メダル通路の入口よりも下方に位置するように配設され、
    前記基板における前記メダル通路の縦方向部分に、前記メダル通路の通路空間に向けて前記メダル通路の外部より付勢された常時突出の検知片が出没自在に設けられ、
    前記開閉板側の前記メダル通路の壁面における前記検知片の先端部が対向する部位に凹部が形成され、
    前記検知片の先端部は、前記開閉板を閉じた状態で前記凹部に入り込んでいる一方、前記開閉板を開いた状態で前記凹部上の前記メダル通路の壁面の延長面に実質的に達しているメダル選別装置。
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