JP2014217510A - 遊技媒体回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回収コンベアの故障停止時に、メダル計数機が停止する可能性を低減することで、遊技者の取得メダル計数動作の中断を無くす可能性を高めること。
【解決手段】遊技媒体貸出機12は、スロットマシン11に隣接して設置され、遊技者による貨幣の投入時に所定数のメダルを払い出し、取得メダルの計数機能による計数後のメダルを、メダル回収コンベア41へ排出させる下方向誘導部29を有する。遊技媒体回収装置を、下方向誘導部29と回収コンベア41との間に、下方向誘導部29から回収コンベア41へ向かって下る傾斜状態に設置され、下方向誘導部29からのメダル落下位置に、メダル通過用の開口31aが形成された傾斜板31と、傾斜板31の開口31aを塞ぐ配置位置から開口31aが全開状態となるまで移動可能なシャッタ板32と、メダルが開口31aを通過して落下する位置に配置された貯留箱34とを備える構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、メダル等の遊技媒体の貸出を行う遊技媒体貸出機及び、遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機といった遊技媒体使用機から排出される遊技媒体を回収する遊技媒体回収装置に関する。
以下、遊技媒体としてのメダルを用いた遊技機であるスロットマシンに、メダル貸出機能及びメダル計数機能を有する遊技媒体貸出機が隣接配置される構成を、例に挙げて説明する。
特許文献1には、遊技機の一例としてスロットマシンが記載されている。即ち、スロットマシンが、遊技者に操作部の操作に応じてリールの回転/停止による遊技を行わせ、この遊技結果に応じてメダル受け皿へメダルの払い戻しを行う。この払い戻しは、メダル払出ホッパー(以降、単にホッパーともいう)に、払い戻しのためのメダルを所定量(例えば200枚)貯留しておき、メダル払出機が、払い戻す枚数のメダルをホッパーから受け取り、計数しながらメダル受け皿へ排出して行われる。
また、ホッパー内に所定量を超えるメダルが流入すると、そのメダルを余剰メダルとしてホッパーから自然落下により排出する。この排出された余剰メダルは余剰メダル計数機で計数されながら、メダル回収路を介して回収コンベアへ落下して回収される。
特許文献2に記載のメダル供給機(遊技媒体貸出機)は、スロットマシンのメダル投入口にメダルを自動的に投入するものである。このメダル供給機では、遊技者により獲得メダル投入口へ投入された獲得メダルが下部ホッパーに貯留された後に、メダル計数機で計数されて排出路から回収ライン(回収コンベア)へ排出されて回収されるようになっている。
特開2001−635号公報 特開2007−260074号公報
しかし、上記特許文献1の遊技機及び特許文献2の遊技媒体貸出機においては、メダルを計数後に回収コンベアへ排出するが、回収コンベアが何らかの故障で停止した場合、メダルが回収コンベア上に溜まり、この溜まるメダルがメダル通路を更に上方へと溜まっていってしまう。この理由から、回収コンベアの上流側の計数機で計数したメダルを回収コンベアへ排出できなくなるので、計数機を停止させてしまう。このため、遊技者の取得メダル計数動作を中断させてしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、回収コンベアの故障停止時に、メダル計数機が停止する可能性を低減することで、遊技者の取得メダル計数動作の中断を無くす可能性を高めることができる遊技媒体回収装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の遊技媒体回収装置は、遊技媒体使用機で使用した遊技媒体を、前記遊技媒体使用機の排出部から回収搬送手段へ向けて排出して回収する遊技媒体回収装置であって、前記排出部よりも下方に配置され、遊技媒体を貯留する貯留箱と、前記排出部と、この排出部よりも下方側に位置する前記回収搬送手段及び前記貯留箱との間に設置され、該排出部から落下した遊技媒体を、該回収搬送手段及び前記貯留箱の何れか一方に誘導する誘導手段とを備えることを特徴とする。
その他の手段については後記する。
本発明によれば、回収コンベアの故障停止時に、メダル計数機が停止する可能性を低減することで、遊技者の取得メダル計数動作の中断を無くす可能性を高めることができる遊技媒体回収装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る遊技媒体貸出機の構成を示し、(a)は遊技媒体貸出機の外観構成を示す正面図、(b)は遊技媒体貸出機の右側面図である。 スロットマシン(遊技機)と遊技媒体貸出機との外観正面図である。 第1実施形態の遊技媒体貸出機の構成を示し、(a)は計数メダル通路を示す斜視図、(b)は払出メダル通路を示す斜視図である。 第1実施形態の遊技媒体貸出機の右側面側の内部構成を示す図である。 第1実施形態の遊技媒体貸出機のメダル貯留機構を示し、(a)は傾斜板の斜視図、(b)は傾斜板の開口を閉塞状態にシャッタ板が位置する様態を示す斜視図、(c)は傾斜板の開口を全開状態にシャッタ板が位置する様態を示す斜視図である。 第1実施形態の遊技媒体貸出機のメダル貯留機構によるメダル貯留動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る遊技媒体貸出機のメダル貯留機構の構成を示し、(a)は傾斜板の開口を第1シャッタ板で塞ぎ、第2シャッタ板が計数メダル通路を開通した状態を示す側面図、(b)は開口を全開とし、第2シャッタ板で計数メダル通路を遮断した状態を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係る遊技媒体貸出機の側面側の内部構成を示す図である。 第3実施形態の遊技媒体貸出機のメダル貯留機構の構成を示し、(a)は傾斜板の開口を閉塞状態にシャッタ板が位置する様態を示す側面図、(b)は傾斜板の開口を全開状態にシャッタ板が位置する様態を示す側面図である。 本発明の第4実施形態に係る遊技媒体貸出機のメダル貯留機構の構成を示す側面図である。 第4実施形態のメダル貯留機構の構成を示し、(a)はメダルが回収コンベアへ落下する状態を示す斜視図、(b)はメダルが貯留箱へ落下する状態を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る遊技媒体貸出機のメダル貯留機構の構成を示し、(a)はメダルが回収コンベアへ落下する状態を示す側面図、(b)はメダルが貯留箱へ落下する状態を示す側面図である。 本発明の第6実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態の構成>
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る遊技媒体貸出機12の外観構成を示す正面図、(b)は遊技媒体貸出機(遊技媒体使用機)12の右側面図である。図2はスロットマシン(遊技媒体使用機)11と遊技媒体貸出機12との外観正面図である。なお、遊技媒体貸出機12は、単に、貸出機12とも記載する。
本実施形態の遊技媒体貸出機12の特徴は、図1(a)及び(b)に示すように、貸出機12の底面の下方に、本発明の特徴要素である遊技媒体回収装置としてのメダル貯留機構30を備えた点にある。なお、メダル貯留機構30は、第1のメダル貯留機構30ともいう。
メダル貯留機構30は、メダル回収コンベア(回収搬送手段)41が故障停止した際に計数後のメダルを、メダル回収コンベア41へ排出しないで、貯留箱34に貯留するものである。このメダル貯留機構30の詳細な説明は、次の貸出機12及びスロットマシン11の基本構成の説明後に行う。なお、メダル回収コンベア41は、単に、回収コンベア41ともいう。
貸出機12は、図2に示すようにスロットマシン11に隣接配置されている。
スロットマシン11は、遊技者が遊技媒体としてのメダルを用いて遊技を行うものである。このスロットマシン11は、正面に、表示窓14aと、リール14R(図13参照)の回転を開始するためのレバー14bと、回転したリール14Rを停止するためのストップボタン14cとを有する遊技操作部14を備える。更に、スロットマシン11は、正面に、メダル投入口13及びメダル受け皿16が設けられており、メダル投入口13へのメダルの投入を条件に、遊技操作部14を操作する遊技者に、表示窓14aから見えるリール14Rの回転/停止による遊技を行わせる。そして、遊技の結果に応じてメダル受け皿16へメダルの払い戻しを行う。
貸出機12は、スロットマシン11で遊技する遊技者に貨幣の投入額に応じた枚数のメダルを貸し出すと共に、遊技者が遊技で取得したメダルを計数するものである。
この貸出機12は、図1(a)及び(b)に示すように、外形が縦長直方体形状を成し、箱形の架台1上に設置されており、上方部分に貨幣投入口21を備え、下方部分に払出計数部22と、ノズル23を備える。更に、貸出機12は、内部に、制御部25と、払出ホッパー26と、計数ホッパー27とを備える。なお、図示はしないが、スロットマシン11も貸出機12と共に架台1上に設置されている。
貨幣投入口21は、遊技者により投入される貨幣の投入口である。
ノズル23は、ノズル本体23aとノズルトップ23bから構成され、払出ホッパー26から払い出されるメダルを、スロットマシン11のメダル受け皿16(図2参照)に誘導する。
制御部25は、貸出機12における各種制御を行う。
払出ホッパー26は、制御部25の指示により所定枚数のメダルを払い出す。
計数ホッパー27は、計数したメダルの枚数を制御部25に伝える。
払出計数部22は、図3(a)に示すように、遊技者が計数のために投入するメダルを受ける計数メダル受皿部24と、計数メダル受皿部24から計数ホッパー27までの計数メダル通路(破線矢印P1で示し、以降、計数メダル通路P1ともいう)の少なくとも一部と、図3(b)に示すように、払出ホッパー26からノズルトップ23bまでの払出メダル通路Pの少なくとも一部とを一体の部材として構成したものである。
なお、図3の斜視図において、貸出機12の「上」、「下」、「左」、「右」、「前(正面)」、「後(背面)」の各方向を矢印で示した。他の図についてもそれにならうものとする。
計数メダル受皿部24は、図3(a)に示すように上方側に開口する開口部を有する。開口部は、払出計数部22の上部に設けられ、鉛直方向の上向きに開口しており、遊技者が計数のために投入するメダルを受ける部分である。なお、開口部は、上向きだけでなく、斜め上方向に開口していてもよい。
更に、貸出機12は、図4に内部構成を示すように、計数ホッパー27の上端にオートスタートセンサ(以降、単にセンサともいう)28を備え、計数ホッパー27の下方に下方向誘導部(排出部)29を備える。
センサ28は、計数メダル受皿部24から投入されたメダルがセンサ28の近傍を通過すると、そのメダルを検知して検知信号を制御部25(図1参照)へ送出する。
制御部25は、その検知信号に応じて計数ホッパー27の計数動作を始動する制御を行う。
なお、図4に示すセンサ28の位置は、払出計数部22の計数メダル受皿部24から計数ホッパー27に至る間の計数メダル通路P1の途中であれば、どの位置でもよい。
また、計数メダル通路P1は、本例では、計数ホッパー27でメダルが計数された後、回収コンベア41へ排出されて回収されるまでの経路も含む。即ち、計数メダル通路P1は、破線で示すように、計数メダル受皿部24から入って計数ホッパー27を通過し、更に下方向誘導部29から下方へ向かい、メダル貯留機構30を通って回収コンベア41へ至る経路をいう。
回収コンベア41は、図4において、上記の「左」及び「右」の方向に延びており、計数ホッパー27で計数後に回収されるメダル、又は、スロットマシン11から回収されるメダルを、図示せぬメダル循環補給装置(循環補給機構ともいう)まで運搬する。メダル循環補給装置は、メダルの自動回収及び自動補給を行うものとして周知であり、回収したメダルを再びスロットマシン11及び貸出機12へ補給する。
次に、図1及び図4に示したメダル貯留機構30について説明する。
メダル貯留機構30は、図4に示すように、下方向誘導部29の下方に、上記の「前」から「後」に下がって斜めに設置された長方形状の傾斜板(遊技媒体誘導部材)31と、この傾斜板31の面に沿って上下にスライド自在に配設された長方形の板状のシャッタ板32と、このシャッタ板32を傾斜板31の面に沿って上下にスライド移動させる駆動部33と、傾斜板31の下方に配置された貯留箱34とを備えて構成されている。
傾斜板31は、下方向誘導部29から下方に自由落下するメダルを受け止め、この受け止めたメダルを回収コンベア41まで滑らせたり、転がらせたりして移動できるように斜めに設置されている。つまり、傾斜板31は、下方向誘導部29の下方に、回収コンベア41に向かって下がる状態で斜めに配置され、その下辺が回収コンベア41の上方に位置するように配置されている。なお、本例では傾斜板31の下辺としているが、その下辺(又は辺と表現)を含む傾斜板31の下部であればよい。以降、傾斜板31、図10に示す傾斜板71については同様とする。
また、傾斜板31は、図5(a)に示すように、下方向誘導部29(図4参照)からのメダルの落下位置又はこの落下位置の上流側か下流側に開口31aが設けられている。更に、傾斜板31は、傾斜方向の両側の辺に、開口31aの形成面に対して垂直に立つ側面を有する。
シャッタ板32は、図5(b)に示すように、当該シャッタ板32の上端部に、細く柔軟なワイヤ等の接続線33aの一端が接続されており、この接続線33aの他端は滑車33bを介して駆動部33に接続されている。このような接続によってシャッタ板32は、通常、傾斜板31に開口31aを塞ぐ状態に配置されている。
このシャッタ板32が傾斜板31を塞ぐ状態では、破線矢印P1で示すように、下方向誘導部29(図4参照)から落下してきたメダルMが、傾斜板31で受け止められ、この位置から滑ったり転がったりして回収コンベア41まで落下する。
また、シャッタ板32は、後述のように回収コンベア41が故障停止した場合、図5(c)に示すように、駆動部33により、矢印Y1方向に開口31aが全て露出(全開)する状態まで引き上げられる。この状態では、破線矢印P1で示すように、下方向誘導部29(図4参照)から落下してきたメダルMは、開口31aを通って貯留箱34の中に落下するようになっている。
駆動部33は、モータを含むアクチュエータにより構成され、接続線33aがモータの回転軸に取り付けられている。この駆動部33は、回収コンベア41が故障停止した際に電源がオンとなって、接続線33aを巻き上げることにより、シャッタ板32を矢印Y1方向に開口31aが全て露出する状態まで引き上げ、この位置でシャッタ板32を保持する動作を行う。
一方、駆動部33は、回収コンベア41の故障が復旧した際に、電源がオフとなって、接続線33aを巻き上げた状態でのシャッタ板32を保持する力が解除され、空転状態となる。この空転状態では、上記の保持されたシャッタ板32が自重で矢印Y2で示す方向に下がって、図5(b)に示すように開口31aを全て塞ぐ状態に戻る。つまり、接続線33aは、開口31aを全て塞ぐ状態のシャッタ板32の上端位置から、駆動部33の接続位置までの長さとされている。
駆動部33の電源のオン又はオフは、制御部25により制御される。即ち、制御部25は、回収コンベア41が故障停止した際に、図示せぬ監視装置から故障停止信号が送られてくると駆動部33の電源をオンとし、回収コンベア41の故障が復旧した際に、監視装置から復旧信号が送られてくると電源をオフとする制御を行う。
つまり、制御部25は、回収コンベア41の故障停止を検知した際に、駆動部33の電源をオンとすることにより、駆動部33に、シャッタ板32を傾斜板31の開口31aを塞ぐ位置から、開口31aが全開状態となるまで移動させて保持する動作を行わせる第1制御を行う。なお、全開状態としなくてもメダルが通過可能な程度の開放状態でもよい。
一方、制御部25は、回収コンベア41の復旧を検知した際に、駆動部33の電源をオフとすることにより、駆動部33に、シャッタ板32を保持状態から開口31aを塞ぐ位置まで移動させる動作を行わせる第2制御を行う。
また、メダル貯留機構30は、図4に示すように、貸出機12が載置された架台1の内部に配置されており、店員等が手動で、架台1の前面に設けられた扉(又は腰板)1aを開けて、貯留箱34を取り出して、入っているメダルを循環補給機構に戻し、空になった貯留箱34を、所定位置にセットしたりできるようになっている。
<第1実施形態の動作>
次に、第1実施形態に係る遊技媒体貸出機12のメダル貯留機構30によるメダル貯留動作を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、図4に示す回収コンベア41が正常動作中に、遊技者が計数メダル受皿部24に、スロットマシン11(図2参照)の遊技で取得した多数のメダルを計数するために投入したとする。この際、回収コンベア41が正常動作中なので、傾斜板31の開口31aはシャッタ板32で塞がれた状態となっている。
上記ステップS1で投入されたメダルは、ステップS2において、図4に示す計数メダル通路P1にて、センサ28の近傍を通過して検知されると、制御部25の制御により計数ホッパー27がメダルの計数動作を行う。この計数後に、ステップS3において、下方向誘導部29から下方の傾斜板31へ落下し、更に傾斜板31の上を滑るか転がるかして回収コンベア41へ落下し、回収される。
ここで、ステップS4において、制御部25が、回収コンベア41が故障停止したか否かを判断する。この判断は、制御部25に、監視装置から故障停止信号が送られてきた際に故障停止、送られてこない場合に故障停止で無い、つまり正常動作中と判断する。
従って、制御部25が、回収コンベア41が正常動作中であると判断(No)すると、上記ステップS1〜S3の動作が繰り返される。
一方、上記ステップS4において、制御部25が回収コンベア41が故障停止したと判断(Yes)すると、ステップS5において、制御部25が駆動部33の電源をオンとする。このオンによって、ステップS6において、駆動部33が、図5(c)に示すように、シャッタ板32を矢印Y1方向に、開口31aが全て露出する状態(開放状態)まで引き上げ、この位置でシャッタ板32を保持する。
これによって、開口31aが露出するので、ステップS7において、破線矢印P1で示すように、下方向誘導部29(図4参照)から落下するメダルMが、開口31aを通過して貯留箱34の中に落下し、貯留される。
ここで、ステップS8において、制御部25が回収コンベア41が復旧したか否かを判断する。この判断は、制御部25に、監視装置から復旧信号が送られてきた際に復旧、送られてこない場合に故障停止中と判断されるものとする。
従って、制御部25が、回収コンベア41が故障停止中であると判断(No)すると、上記ステップS7の貯留動作が継続される。
一方、上記ステップS8において、制御部25が回収コンベア41が復旧したと判断(Yes)すると、ステップS9において、制御部25が駆動部33の電源をオフとする。このオフによって、ステップS10において、駆動部33のシャッタ板32を保持する力が解除され、空転状態となる。この空転状態によって、ステップS11において、上記ステップS6で保持されたシャッタ板32が自重で矢印Y2で示す方向に下がり、図5(b)に示すように開口31aを全て塞ぐ位置に戻る。これによって、上記ステップS1からの動作が可能となる。
また、上記ステップS7でメダルが貯留された貯留箱34は、店員等が手動で、図4に示す架台1の前面の扉1aを開けて取り出す。この取り出しは、例えばステップS7における貯留動作中に、貯留箱34がメダルで満杯となる際にも行われる。この場合は、店員等によって、空の貯留箱34と交換されることになる。
<第1実施形態の効果>
このような第1実施形態の遊技媒体貸出機12は、図4に示すように、スロットマシン11での遊技後に計数したメダルを、排出部としての下方向誘導部29から、メダルを搬送回収する回収搬送手段としての回収コンベア41へ排出する。この際に、下方向誘導部29から排出されるメダルを、遊技媒体回収装置としてのメダル貯留機構30で回収するようにした。
即ち、遊技媒体貸出機12は、図2に示すように、メダルを用いて遊技を行うスロットマシン11に隣接して設置され、図1に示すように、遊技者により貨幣が投入された際に所定数のメダルを払い出す払出機能としての払出ホッパー26と共にメダルの計数機能としての計数ホッパー27を有する払出計数部22と、計数機能による計数後のメダルを、メダルを搬送回収する回収コンベア41へ落下させる下方向誘導部29を有する。
この遊技媒体貸出機12の特徴は、図4に示すように、下方向誘導部29よりも下方に配置され、メダルを貯留する貯留箱34と、傾斜板(遊技媒体誘導部材)31及びシャッタ板32による誘導手段とを有するメダル貯留機構30を備えた点にある。なお、本実施形態では、遊技媒体誘導部材を開口31aを有する板状の傾斜板31としたが、同様に開口31aを有していれば、板状でなくても、樋状や筒状であってもよい。
メダル貯留機構30は、下方向誘導部29よりも下方側に設置された回収コンベア41との間に、回収コンベア41へ向かって下る傾斜状態に設置され、下方向誘導部29からのメダルの落下位置又はこの落下位置の上流側か下流側に、メダルを通過させて落下させる開口31aが形成された傾斜板31と、傾斜板31に、開口31aを塞ぐ状態で配置され、この配置位置から開口31aが開放状態となるまで移動して保持可能なシャッタ板32と、メダルが開口31aを通過して落下する位置に配置され、落下したメダルを貯留する貯留箱34とを備えて構成されている。
この構成によれば、回収コンベア41が通常稼働中は、計数後のメダルが下方向誘導部29から落下すると、シャッタ板32が開口31aを塞いだ状態の傾斜板31をメダルが滑るか転がるかして回収コンベア41へ落下する。
ここで、回収コンベア41が故障停止した際に、店員等が手動で、シャッタ板32を開口31aが全開状態となるまで移動させて保持すると、下方向誘導部29から落下するメダルが開口31aを通過して貯留箱34へ落下して貯留される。このため、回収コンベア41へはメダルが落下しなくなるので、従来のように、メダルが停止した回収コンベア41上に溜まり更にはこの上方の通路に詰まってしまうということが無くなる。従って、回収コンベア41の上流側の計数ホッパー27を停止しなくても済む。このため、遊技者が取得メダル計数動作を中断したり、スロットマシン11での遊技を中断したりすることを無くすことができる。
また、シャッタ板32を、傾斜板31の開口31aを全て塞ぐ配置位置から、開口31aが全開状態となるまで移動させて保持すると共に、保持状態から開口31aを全て塞ぐ配置位置まで移動させて保持する動作を行う駆動部33を更に備える構成とした。
この構成によれば、シャッタ板32の傾斜板31における開口31aを全て塞ぐ配置位置から、開口31aが全開状態となるまで移動させて保持する動作と、保持状態から開口31aを全て塞ぐ配置位置まで移動させて保持する動作とを駆動部33が行うので、店員等が手動で行わなくても済む。従って、シャッタ板32を、迅速かつ適正に移動、保持することができる。
また、回収コンベア41の故障停止を検知した際に、駆動部33に、シャッタ板32を傾斜板31の開口31aを塞ぐ位置から、開口31aが全開状態となるまで移動させて保持する動作を行わせる第1制御と、回収コンベア41の復旧を検知した際に、駆動部33に、シャッタ板32を保持状態から開口31aを塞ぐ位置まで移動させて保持する動作を行わせる第2制御とを行う制御部25を更に備える構成とした。
この構成によれば、制御部25の第1制御により、回収コンベア41が故障停止した場合に、駆動部33が、シャッタ板32を傾斜板31の開口31aを塞ぐ位置から、開口31aが全開状態となるまで移動させて保持する動作を行う。また、回収コンベア41の復旧を検知した際に、制御部25の第2制御により、駆動部33が、シャッタ板32を保持状態から開口31aを塞ぐ位置まで移動させて保持する動作を行う。このような動作を、制御部25の制御によって自動で行うことができる。
<第2実施形態の構成>
図7は、本発明の第2実施形態に係る遊技媒体貸出機12のメダル貯留機構30Aの構成を示し、(a)は傾斜板31の開口31aを第1シャッタ板32で塞ぎ、第2シャッタ板52が計数メダル通路P1を開通した状態を示す側面図、(b)は開口31aを全開とし、第2シャッタ板52で計数メダル通路P1を遮断した状態を示す側面図である。メダル貯留機構30Aは、本発明の遊技媒体回収装置であり、第2のメダル貯留機構30Aともいう。
第2のメダル貯留機構30Aが、上述した第1のメダル貯留機構30と異なる点は、メダル貯留機構30の構成に加え、第2シャッタ板52と、この第2シャッタ板52が接続線53aで滑車53bを介して接続された第2駆動部53とを備えたことにある。
なお、第2のメダル貯留機構30Aでは、第2シャッタ板52及び第2駆動部53を更に備えたため、第1のメダル貯留機構30でのシャッタ板32を第1シャッタ板32、駆動部33を第1駆動部33と称して区別を明確にする。
図7(a)に示すように、第2シャッタ板52は、傾斜板31における開口31aの下側の表面(以降、傾斜板31の表面とも表現する)に対して垂直な方向に移動自在に載置されている。つまり、架台1(図1又は図4参照)に第2シャッタ板52を載置するための載置台55が後述のように取り付けられており、この載置台55に第2シャッタ板52が移動自在に配備されている。載置台55は、傾斜板31の表面に対して垂直な方向に、所定距離離れた位置となるように架台1に取り付けられている。
なお、載置台55が、傾斜板31の表面に対して垂直方向以外の交差方向に、所定距離離れた位置に取り付けられており、これによって、第2シャッタ板52が、傾斜板31の表面に対して交差方向に移動自在に載置されていてもよい。
第2駆動部53は、第1駆動部33と同様にモータを含むアクチュエータを用いて構成されており、第1シャッタ板32が開口31aを塞ぐ状態では、第2シャッタ板52を、傾斜板31の表面からメダルMの直径よりも離れた上方位置に、接続線53aを介して保持する。この保持は、第2駆動部53の回転軸に取り付けられた接続線53aが巻き取られて保持する力により行われている。
その保持状態では、破線矢印P1で示すように、下方向誘導部29(図4参照)から落下してきたメダルMが、傾斜板31で受け止められ、この位置から滑って又は転がって回収コンベア41まで落下する。
一方、第2駆動部53は、図7(b)に示すように、第1シャッタ板32が開口31aを全開する状態では、第2シャッタ板52を、傾斜板31の表面に垂直状態に当接する位置に保持する。言い換えれば、第2シャッタ板52が計数メダル通路P1を遮断した状態とする。この遮断状態は、ここでは第2駆動部53が第2シャッタ板52を上述の上方位置に保持する力を解除して、空転状態となることにより、第2シャッタ板52が自重で傾斜板31の表面までスライドして当接することで行われている。
その遮断状態では、図7(b)に破線矢印P1aで示すように、下方向誘導部29(図4参照)から落下してきたメダルMが、傾斜板31のエッジ等に当たり開口31aから貯留箱34へ落ちず、回収コンベア41の方へ跳ねたとしても、第2シャッタ板52で受け止められる。この受け止められたメダルMは、破線矢印P1bで示すように、貯留箱34へ落下する。従って、メダルMが回収コンベア41の方へ行かないようになっている。つまり、メダルMが確実に貯留箱34へ落下するようになっている。従って、第2シャッタ板52の傾斜板31の表面への交差状態は、上から落下してくるメダルMを受け止めて貯留箱34へ落下させる角度でなければならない。また、メダルMの傾斜板31への落下位置より、開口31aが下流側又は上流側であっても、下方向誘導部29から落下してきたメダルMが、第2シャッタ板52で受け止められて確実に貯留箱34へ落下する。
制御部25(図1参照)は、回収コンベア41が故障停止した際に、図示せぬ監視装置から故障停止信号が送られてくると第1駆動部33の電源をオンとして前述した第1制御を行うと共に、第2駆動部53の電源をオフとして後述の第3制御を行う。即ち、図7(b)に示すように、第1制御によって、第1シャッタ板32が開口31aを全開する状態となり、第3制御によって、第2シャッタ板52が、傾斜板31の表面に交差状態に当接して計数メダル通路P1を遮断する状態となる。
この状態では、回収コンベア41が故障停止しているので、メダルMが回収コンベア41の方へ行かず、確実に貯留箱34へ落下する。
一方、制御部25は、回収コンベア41の故障が復旧した際に、監視装置から復旧信号が送られてくると、第1駆動部33の電源をオフとして前述した第2制御を行うと共に、第2駆動部53の電源をオンとして後述の第4制御を行う。即ち、図7(a)に示すように、第2制御によって、第1シャッタ板32が開口31aを塞ぐ状態となり、第4制御によって、第2シャッタ板52が傾斜板31の表面から上方位置に所定間隔離れて保持される状態となる。
この状態では、回収コンベア41が正常稼働しているので、メダルMが計数メダル通路P1を通って回収コンベア41へ落下する。
<第2実施形態の効果>
このような第2実施形態のメダル貯留機構30Aは、図5に示した第1実施形態のメダル貯留機構30の構成に加え、図7に示すように、傾斜板31の開口31aの下側の表面に、この表面と交差する方向に、表面への当接位置からメダルMが通過可能な間隔に対応する距離離れた上方位置まで移動自在に配置され、この上方位置で保持可能な第2シャッタ板52を更に備える構成とした。
この構成によれば、回収コンベア41が故障停止した際に、図7に示すように、店員等が手動で、第1シャッタ板32が開口31aを全開する状態とした際に、第2シャッタ板52を傾斜板31の表面に交差状態に当接する位置に保持する状態とする。これによって、下方向誘導部29(図4参照)から落下してきたメダルMが、傾斜板31のエッジ等に当たり開口31aから貯留箱34へ落ちず、回収コンベア41の方へ跳ねたとしても、第2シャッタ板52で受け止められ、貯留箱34へ落下する。従って、回収コンベア41の故障停止時に、メダルMを回収コンベア41へ落下させることなく、確実に貯留箱34へ落下させることができる。
また、第2シャッタ板52を、傾斜板31の表面への当接位置から、上方位置まで移動させて保持すると共に、上方位置から表面への当接位置まで移動させる動作を行う第2駆動部53とを更に備える構成とした。
この構成によれば、第2シャッタ板52を、傾斜板31の開口31aの下側の表面への当接位置から、上記の上方位置まで移動させて保持すると共に、上方位置から表面への当接位置まで移動させる動作を、第2駆動部53が行うので、店員等が手動で行わなくても済む。従って、第2シャッタ板52を、迅速かつ適正に移動、保持することができる。
但し、これと同時に、第1シャッタ板32の移動、保持動作は、上述の第1実施形態のように第1駆動部33で行われる。
また、制御部25は、回収コンベア41の故障停止を検知した際に、第1駆動部33に前述した第1制御を行う共に、第2駆動部53に、第2シャッタ板52を傾斜板31の表面に交差状態に当接する位置に移動する動作を行わせる第3制御を行う。更に、制御部25は、回収コンベア41の復旧を検知した際に、第1駆動部33に前述した第2制御を行うと共に、第2駆動部53に、第2シャッタ板52を上方位置まで移動させて保持する動作を行わせる第4制御とを行う構成とした。
この構成によれば、回収コンベア41が故障停止した場合と、復旧した場合との駆動部33及び第2駆動部53の動作を、制御部25の制御によって自動で行うことができる。即ち、制御部25は、回収コンベア41の故障停止を検知すると、第1駆動部33に第1制御を行うと共に、第2駆動部53に第3制御を行い、また、回収コンベア41の復旧を検知すると、第1駆動部33に第2制御を行うと共に、第2駆動部53に第4制御を行う。
<第3実施形態の構成>
図8は、本発明の第3実施形態に係る遊技媒体貸出機12Aの側面側の内部構成を示す図である。
この図8に示す遊技媒体貸出機12Aには、上述した遊技媒体貸出機12(図4参照)の下方向誘導部29(図4参照)に代え、計数ホッパー27の後方側の背面方向に下方にメダル落下口を有する背面方向誘導部(排出部)59が配設されている。
第3実施形態の特徴は、遊技媒体貸出機12Aにおいて、背面方向誘導部59と回収コンベア41との間に、メダル貯留機構30Bを設けた点にある。メダル貯留機構30Bは、本発明の遊技媒体回収装置であり、第3のメダル貯留機構30Bともいう。
また、第1実施形態では計数メダル通路を破線矢印P1で表したが、第3実施形態では、破線矢印P1cで表す。即ち、計数メダル通路P1cは、計数メダル受皿部24から入って計数ホッパー27を通過し、更に背面方向誘導部59から下方へ向かい、回収コンベア41へ至る経路である。
第3のメダル貯留機構30Bは、背面方向誘導部59の下方に、傾斜板31と、シャッタ板61と、回転駆動部62と、貯留箱34とを備えて構成されている。
より詳細には、メダル貯留機構30Bは、図9(a)に示すように、開口31a(図5参照)が形成された傾斜板31と、この傾斜板31の開口31aを塞ぐ位置から、図9(c)に示すように開口31aが全開する予め定められた位置に、下側の一辺を軸として矢印Y4で示すように回転するシャッタ板61と、図9(a)に示す矢印Y5方向から見た図9(b)に示すように、シャッタ板61の下側の一辺に回転軸62aが固定された回転駆動部62と、図9(a)及び(c)に示すように、傾斜板31の開口31aの下方に配置された貯留箱34とを備えて構成されている。
回転駆動部62は、図示せぬモータ及びスプリングを有するスプリングリターン式の電動アクチュエータであり、シャッタ板61を当該シャッタ板61の下側一辺を中心として上側他辺が弧を描くように回転させるものである。
この回転駆動部62は、電源をオンとした際にモータへ通電が行われ、この際のモータの回転力でスプリングが巻き上げられると共に回転軸62aが回転する。この回転によりシャッタ板61が図9(a)に示した傾斜板31の開口31aを塞ぐ位置から回収コンベア41へ向かって(開口31aを塞ぐ位置から該開口31aから離反する方向に向かって)、図9(c)に示すように、予め定められた角度回転し、この位置でシャッタ板61を保持するようになっている。
但し、予め定められた角度とは、図9(c)に示すように、開口31aが上方に向かって全開するようにシャッタ板61が回転移動し、更にシャッタ板61の開口31aを塞ぐ側の閉塞面が、破線矢印P1cで示す背面方向誘導部59(図8参照)からのメダルMの落下方向(鉛直方向)を向く角度である。この角度で保持されるシャッタ板61は、メダルMが回収コンベア41に到達しないように計数メダル通路P1cを遮断する状態となる。なお、図9(c)における破線矢印P1cは、メダルMがシャッタ板61の閉塞面上に落ちた場合の状態を示すものである。
一方、回転駆動部62は、電源をオフとした際にモータへの通電が切れ、モータ通電時の回転力で巻き上げたスプリングの蓄勢力を解除し、この解除によるスプリングの戻しトルクで回転軸62aを逆回転させてシャッタ板61を、開口31aを塞ぐ位置に戻す。つまり、回転駆動部62の電源をオフとすると、シャッタ板61はバネ力で元の開口31aを塞ぐ位置に戻る。
回転駆動部62の電源のオン、オフは、制御部25によって行われる。即ち、制御部25は、回収コンベア41が故障停止した際に、図示せぬ監視装置から故障停止信号が送られてくると回転駆動部62の電源をオンとし、回収コンベア41の故障が復旧した際に、監視装置から復旧信号が送られてくると電源をオフとする制御を行う。
このような構成の遊技媒体貸出機12Aにおいて、回収コンベア41が正常稼働中は、回転駆動部62の電源はオフとなっており、図9(a)に示すように、シャッタ板61が傾斜板31の開口31aを塞いでいる。このため、背面方向誘導部59(図8参照)から破線矢印P1cで示すように落下してきたメダルMが、傾斜板31で受け止められ、この位置から滑ったり転がったりして回収コンベア41へ落下する。
一方、回収コンベア41が故障停止したことが制御部25で検知されると、制御部25の制御によって、回転駆動部62の電源がオンとされる。このオンによって、回転駆動部62の回転力で回転軸62aが回転し、図9(c)に示すように、シャッタ板61が、開口31aを全開して且つ予め定められた角度まで回転し、この回転した位置で保持される。この保持されたシャッタ板61は、計数メダル通路P1cを遮断しているので、破線矢印P1cで示すように落下してきたメダルMは、シャッタ板61に当たって、回収コンベア41の方へは落下せず、貯留箱34へ落下する。
<第3実施形態の効果>
このような第3実施形態のメダル貯留機構30Bは、図9(a)に示すように、傾斜板31に載置されたシャッタ板61の下側の一辺に回転軸62aが固定され、この固定された回転軸62aを回転させることにより、図9(c)に示すように、シャッタ板61を、傾斜板31の開口31aを塞ぐ位置から回収コンベア41に向かって、予め定められた角度回転させて保持する動作を行う回転駆動部62を備える構成とした。
この構成によれば、回転駆動部62の回転力で回転軸62aが回転することにより、シャッタ板61が開口31aが全開し、且つ予め定められた角度まで回転し、この回転した位置で保持される。この保持されたシャッタ板61は、計数メダル通路P1cを遮断しているので、破線矢印P1cで示すように落下してきたメダルMを、シャッタ板61で受け止め、回収コンベア41の方へ落下させず、貯留箱34へ落下させることができる。このような動作を回転駆動部62が自動的に行うので、店員等が手動で行わなくても済む。従って、シャッタ板61を、迅速かつ適正に回転移動、保持することができる。
また、回収コンベア41の故障停止を検知した際に、回転駆動部62に、シャッタ板61を開口31aを塞ぐ位置から予め定められた角度回転させて保持する動作を行わせる制御と、回収コンベア41の復旧を検知した際に、回転駆動部62に、シャッタ板61をその保持状態から開口31aを塞ぐ位置まで回転させて保持する動作を行わせる制御とを行う第2制御部としての制御部25を備える構成とした。
この構成によれば、制御部25の制御によって、回収コンベア41が故障停止した場合に、回転駆動部62が、シャッタ板61を傾斜板31の開口31aを塞ぐ位置から、開口31aが全開して予め定められた角度まで回転させて保持する動作と、回収コンベア41が復旧した場合に、回転駆動部62が、シャッタ板61を保持状態から開口31aを塞ぐ位置まで回転移動させて保持する動作とを、自動で行うことができる。
上述した第3のメダル貯留機構30Bは、傾斜板31の上面側に開口31aの閉塞、開放を行うシャッタ板61を備えた構成となっているが、シャッタ板61を傾斜板31の下面側に配置して、下面側においてシャッタ板61が下方向に回転移動して開口31aを閉塞、開放するように構成してもよい。
これらの構成の第3のメダル貯留機構30Bは、図4に示した貸出機12にも適用可能である。また、第1及び第2のメダル貯留機構30,30Aは、図8に示した貸出機12Aにも適用可能である。
<第4実施形態の構成>
図10は、本発明の第4実施形態に係る遊技媒体貸出機12のメダル貯留機構30Cの構成を示す側面図である。図11は、メダル貯留機構30Cの構成を示し、(a)はメダルが回収コンベア41へ落下する状態を示す斜視図、(b)はメダルが貯留箱34へ落下する状態を示す斜視図である。
但し、メダル貯留機構30Cは、本発明の遊技媒体回収装置であり、第4のメダル貯留機構30Cともいう。また、メダル貯留機構30Cは、本実施形態では図4に示した貸出機12に適用されているとするが、図8に示した貸出機12Aにも適用可能である。
図10に示すように、メダル貯留機構30Cは、下方向誘導部29(図4参照)の下方に、貯留箱34と、傾斜板71及び駆動部74の双方による誘導手段とを備えて構成されている。なお、貯留箱34はその上端が、回収コンベア41よりも低い位置に配置するのが好ましい。
駆動部74は、回転軸74aを有するモータを含むアクチュエータにより構成され、傾斜板71の裏面側の上辺近傍部分に配置され、回転軸74aが貸出機12の架台1(図4参照)の上面に対して垂直方向に上向きとなる状態で配置されている。更に、回転軸74aの先端は、傾斜板71の上辺近傍部分の裏面の幅方向中央位置に固定されている。
駆動部74により回転軸74aが矢印Y8で示す方向に回転すると、この回転によって傾斜板71の下辺が、図11(b)に矢印Y8aで示すように水平方向に回転移動し、貯留箱34の開口の上方に停止し、この位置で保持されるようになっている。
この保持状態から、回転軸74aが図10に示す矢印Y8と逆方向の矢印Y9で示す方向に回転すると、傾斜板71の下辺が、図11(a)に矢印Y9aで示すように水平方向に回転移動し、回収コンベア41の上方に停止し、この位置で保持されるようになっている。
駆動部74による電源のオン、オフ及び傾斜板71の回転移動の制御は、制御部25(図1参照)によって行われる。即ち、制御部25は、回収コンベア41が故障停止した際に、図示せぬ監視装置から故障停止信号が送られてくると、駆動部74の電源をオンとすると共に、回転軸74aを矢印Y8で示す方向に回転させる制御を行う。この制御により、図11(b)に示すように傾斜板71の下辺が回転移動して貯留箱34の開口の上方に位置して停止する。この際、制御部25は、駆動部74の電源をオフする制御を行う。
また、制御部25は、回収コンベア41の故障が復旧した際に、監視装置から復旧信号が送られてくると、駆動部74の電源をオンとすると共に、回転軸74aを矢印Y9で示す方向に回転させる制御を行う。この制御により、図11(a)に示すように傾斜板71の下辺が回転移動して回収コンベア41の上方に位置して停止する。この際、制御部25は、駆動部74の電源をオフする制御を行う。
このような構成のメダル貯留機構30Cを用いた遊技媒体貸出機12において、回収コンベア41が正常稼働中は、図11(a)に示すように、傾斜板71の下辺が回収コンベア41の上方に位置した状態となっている。このため、下方向誘導部29(図4参照)から破線矢印P1で示すように落下してきたメダルMが、傾斜板71で受け止められ、この位置から滑ったり転がったりして回収コンベア41へ落下する。
一方、回収コンベア41が故障停止したことが制御部25で検知されると、制御部25の制御によって、駆動部74の電源がオンとされると共に、回転軸74aが矢印Y8で示す方向に回転する制御が行われる。この制御によって、傾斜板71の下辺が矢印Y8aで示す方向に回転移動し、図11(b)に示すように、傾斜板71の下辺が貯留箱34の開口の上方に位置して停止する。この際、制御部25は、駆動部74の電源をオフする制御を行う。
この制御により図11(b)に示す位置で保持された傾斜板71はその下辺が、貯留箱34の開口の上方に位置しているので、破線矢印P1で示すように落下してきたメダルMは、傾斜板71の上面に落ちて、回収コンベア41の方へは落下せず、貯留箱34へ落下する。或いは、メダルが傾斜板71を介さず、直接、貯留箱34に落ちる場合もある。
<第4実施形態の効果>
このような第4実施形態のメダル貯留機構30Cは、図11(a)及び(b)に示すように、下方向誘導部29(図4参照)と回収コンベア41との間に、回収コンベア41へ向かって下る傾斜状態に設置され、破線矢印P1で示すように下方向誘導部29から落下するメダルMを受け止める面を有する遊技媒体誘導部材としての傾斜板71を備える。この傾斜板71は、この下辺が、回収コンベア41の上方位置と、貯留箱34の上方位置と相互間で移動可能となっている。
この構成によれば、回収コンベア41が通常稼働中は、図11(a)に破線矢印P1で示すように、下方向誘導部29からメダルMが落下すると、傾斜板71の上面に落ちて、滑るか転がるかして回収コンベア41へ落下する。
ここで、回収コンベア41が故障停止した際に、店員等が手動で、図11(b)に示すように傾斜板71を矢印Y8a方向に移動させ、傾斜板71の下辺が貯留箱34の開口の上方に位置する状態で保持させる。これにより、下方向誘導部29から落下するメダルが傾斜板71の上面に落ちて、滑るか転がるかして貯留箱34へ落下して貯留される。従って、メダルが停止した回収コンベア41上に溜まって更に上方の通路に詰まることが無くなるので、遊技者が取得メダル計数動作を中断したり、遊技を中断したりすることを無くすことができる。
また、傾斜板71の下辺が、回収コンベア41の上方位置と、貯留箱34の上方位置と相互間で移動するように、傾斜板71を移動させる動作を行う駆動部74と、回収コンベア41の故障停止を検知した際に、駆動部74に、傾斜板71の下辺を回収コンベア41の上方位置から貯留箱34の上方位置まで移動させて保持する動作を行わせる制御と、回収コンベア41の復旧を検知した際に、駆動部74に、傾斜板71の下辺を貯留箱34の上方位置から回収コンベア41の上方位置まで移動させて保持する動作を行わせる制御とを行う制御部25とを備える構成とした。
この構成によれば、制御部25の制御によって、回収コンベア41が故障停止した場合に、駆動部74が、傾斜板71の下辺を回収コンベア41の上方位置から貯留箱34の上方位置まで移動させて保持する動作と、回収コンベア41が復旧した場合に、駆動部74が、傾斜板71の下辺を貯留箱34の上方位置から回収コンベア41の上方位置まで移動させて保持する動作とを、自動で行うことができる。
<第5実施形態の構成>
図12は、本発明の第5実施形態に係る遊技媒体貸出機12のメダル貯留機構30Dの構成を示し、(a)はメダルが回収コンベア41へ落下する状態を示す側面図、(b)はメダルが貯留箱34へ落下する状態を示す側面図である。
但し、メダル貯留機構30Dは、本発明の遊技媒体回収装置であり、第5のメダル貯留機構30Dともいう。また、メダル貯留機構30Dは、本実施形態では図4に示した貸出機12に適用されているとするが、図8に示した貸出機12Aにも適用可能である。
図12(a)に示すように、メダル貯留機構30Dは、下方向誘導部29(図4参照)の下方に、貯留箱34と、傾斜板(遊技媒体誘導部材)81及び駆動部76の双方による誘導手段とを備えて構成されている。なお、貯留箱34はその上端が、回収コンベア41よりも低い位置に配置するのが好ましい。
傾斜板81は、図12(a)に示すように全体形状は上記の傾斜板71と同形状であって同様に斜めに傾斜して配置されているが、図12(b)に示すように、長手方向の途中で分割できる第1傾斜板(第1部材)81aと第2傾斜板(第2部材)81bとが組み合わさって構成されている。なお、傾斜板81は、第1傾斜板81aと第2傾斜板81bとを組み合わせた形状が、遊技媒体誘導部材としての一実施形態であって、このように板状でなくても、樋状や筒状であってもよい。
第1傾斜板81aは、図12(a)に示すように、駆動部76の回転軸76aに上記の傾斜板71と同様に固定されている。即ち、回転軸76aが第1傾斜板81aの傾斜方向と直交する状態に、上辺近傍部分の一方の側面から他方の側面まで貫通して固定されている。第2傾斜板81bは、図12(a)及び(b)に示すように、その下辺が回収コンベア41の上方に位置する状態で斜めに傾斜して固定されている。
従って、第2傾斜板81bは固定状態で移動しないが、第1傾斜板81aは回転軸76aの回転に伴って図12(b)に矢印Y10aで示すように弧状に移動する。
駆動部76により回転軸76aが図12(a)に矢印Y10で示す方向に回転すると、この回転によって第1傾斜板81aの下辺が、図12(b)に矢印Y10aで示すように下方に弧状に移動し、貯留箱34の開口の上方に停止し、この位置で保持されるようになっている。
この保持状態から、回転軸76aが図12(a)に示す矢印Y10と逆方向の矢印Y11で示す方向に回転すると、第1傾斜板81aの下辺が、図12(a)に矢印Y11aで示すように上方に弧状に移動し、第2傾斜板81bと面一になって停止し、この位置で保持されるようになっている。
駆動部76による電源のオン、オフ及び第1傾斜板81aの移動の制御は、制御部25(図1参照)によって行われる。即ち、制御部25は、回収コンベア41が故障停止した際に、図示せぬ監視装置から故障停止信号が送られてくると、駆動部76の電源をオンとすると共に、回転軸76aを矢印Y10で示す方向に回転させる制御を行う。この制御により、図12(b)に示すように第1傾斜板81aの下辺が下方に弧状に移動して貯留箱34の開口の上方に位置して停止する。この際、制御部25は、駆動部76の電源をオフする制御を行う。
また、制御部25は、回収コンベア41の故障が復旧した際に、監視装置から復旧信号が送られてくると、駆動部76の電源をオンとすると共に、回転軸76aを矢印Y11で示す方向に回転させる制御を行う。この制御により、図12(a)に示すように第1傾斜板81aの下辺が上方に弧状に移動し、第2傾斜板81bと面一になって停止する。この際、制御部25は、駆動部76の電源をオフする制御を行う。
このような構成のメダル貯留機構30Dを用いた遊技媒体貸出機12において、回収コンベア41が正常稼働中は、図12(a)に示すように、第1傾斜板81aと第2傾斜板81bとの面一になって傾斜板81を成し、この傾斜板81の下辺が回収コンベア41の上方に位置した状態となっている。このため、下方向誘導部29(図4参照)から破線矢印P1で示すように落下してきたメダルMが、傾斜板81で受け止められ、この位置から滑ったり転がったりして回収コンベア41へ落下する。
一方、回収コンベア41が故障停止したことが制御部25で検知されると、制御部25の制御によって、駆動部76の電源がオンとされると共に、回転軸76aが矢印Y10で示す方向に回転する制御が行われる。この制御によって、図12(b)に示すように、第1傾斜板81aの下辺が矢印Y10aで示す下方に弧状に移動し、第1傾斜板81aの下辺が貯留箱34の開口の上方に位置して停止する。この際、制御部25は、駆動部76の電源をオフする制御を行う。
この制御により図12(b)に示す位置で保持された第1傾斜板81aはその下辺が、貯留箱34の開口の上方に位置しているので、破線矢印P1で示すように落下してきたメダルMは、第1傾斜板81aに落ちて、回収コンベア41の方へは落下せず、貯留箱34へ落下する。或いは、メダルが第1傾斜板81aを介さず、直接、貯留箱34に落ちる場合もある。
<第5実施形態の効果>
このような第5実施形態のメダル貯留機構30Dは、図12(a)及び(b)に示すように、下方向誘導部29(図4参照)と回収コンベア41との間に、回収コンベア41へ向かって下る傾斜状態に設置され、破線矢印P1で示すように下方向誘導部29から落下するメダルMを受け止める面を有する遊技媒体誘導部材としての傾斜板81を備える。
この傾斜板81は、互いが傾斜状態に一体に組み合わさる上方側の第1部材としての第1傾斜板81aと、下方側の第2部材としての第2傾斜板81bとから成る。第2傾斜板81bは、その下辺が回収コンベア41の上方に位置するように固定状態に配置され、第1傾斜板81aは、第2傾斜板81bとの組合せ側の辺が、貯留箱34の上方位置と、第2傾斜板81bとの組合せ位置との相互間で移動可能となっている。
この構成によれば、回収コンベア41が通常稼働中は、図12(a)に破線矢印P1で示すように、下方向誘導部29からメダルMが落下すると、傾斜板81の上面に落ちて、滑るか転がるかして回収コンベア41へ落下する。
ここで、回収コンベア41が故障停止した際に、店員等が手動で、図12(b)に示すように第1傾斜板81aを矢印Y10a方向に移動させ、第1傾斜板81aの下辺が貯留箱34の開口の上方に位置する状態で保持させる。これにより、下方向誘導部29から落下するメダルが第1傾斜板81aの上面に落ちて、滑るか転がるかして貯留箱34へ落下して貯留される。従って、メダルが停止した回収コンベア41上に溜まって更に上方の通路に詰まることが無くなるので、遊技者が取得メダル計数動作を中断したり、遊技を中断したりすることを無くすことができる。
また、第1傾斜板81aを、この第2傾斜板81bとの組合せ側の辺が、貯留箱34の上方位置と、第2傾斜板81bとの組合せ位置との相互間で移動させる動作を行う駆動部76と、回収コンベア41の故障停止を検知した際に、駆動部76に、第1傾斜板81aを第2傾斜板81bとの組合せ位置から貯留箱の上方位置まで移動させて保持する動作を行わせる制御と、回収コンベア41の復旧を検知した際に、駆動部76に、第1傾斜板81aを貯留箱34の上方位置から第2傾斜板81bとの組合せ位置まで移動させて保持する動作を行わせる制御とを行う制御部25とを備える構成とした。
この構成によれば、制御部25の制御によって、回収コンベア41が故障停止した場合に、駆動部76が、第1傾斜板81aの第2傾斜板81bとの組合せ側の辺を貯留箱34の上方位置まで移動させて保持する動作と、回収コンベア41が復旧した場合に、駆動部76が、第1傾斜板81aの第2傾斜板81bとの組合せ側の辺を貯留箱34の上方位置からの第2傾斜板81bとの組合せ位置まで移動させて保持する動作とを、自動で行うことができる。
<第6実施形態の構成>
図13は、本発明の第6実施形態に係るスロットマシン11の内部構成を示す正面図である。
第6実施形態のスロットマシン11の特徴は、スロットマシン11の下方に配置された余剰メダル計数部19と、この下方に位置する回収コンベア41との間に、上述した第1〜第5のメダル貯留機構30,30A,30B,30C,30Dの何れか1つを配設した点にある。
スロットマシン11は、内部に、3つのリール14Rを有するリール機構部14Mと、メダル補給筒17と、メダル払出部18と、余剰メダル計数部19とを備えている。この余剰メダル計数部19の下部に図示せぬ排出部が備えられている。
3つのリール14Rは、前述した3つの表示窓14a(図2参照)から見えるものであり、リール機構部14Mが、各リール14Rを回転自在に支持し、これを回転させるようになっている。リール機構部14Mは、遊技者がレバー14b(図2参照)の操作を行うと各リール14Rを回転させ、遊技者がストップボタン14c(図2参照)を押下するとリール14Rの回転を停止する。
メダル払出部18は、例えば各リール14Rをストップボタン14cで停止させた際にそれぞれの絵柄が当たりパターンに該当すれば、メダル受け皿16(図2参照)へのメダル払い戻しを行うものである。このためにメダル払出部18は、メダル払出ホッパー(払出貯留手段)18aと、メダル払出機構18bと、排出シュート18cとを有する。
メダル払出ホッパー(以降、単にホッパーともいう)18aは、払い戻しのためのメダルを所定量(例えば200枚)貯留しておくものである。このホッパー18aは、メダル補給筒17から落下してくるメダルMを受け取って貯留する。
メダル払出機構18bは、メダル受け皿16へ払い戻すべき枚数のメダルをホッパー18aから受け取り、この受け取ったメダルをメダル受け皿16へ排出する。
排出シュート18cは、ホッパー18aの上端側面に設けられており、ホッパー18a内に所定量を超えるメダルが溜まった場合に、この溜まったメダルを溢れさせ、これを余剰メダルとしてホッパー18aから下方の余剰メダル計数部19へ自然落下で排出する。
また、メダル補給筒17は、スロットマシン11の外部からホッパー18aへメダルの補給を行うものである。即ち、メダル補給筒17は、スロットマシン11の外部から補給されるメダルを受け取り、この受け取ったメダルを自然落下でホッパー18aへ投入する。但し、ホッパー18aに投入されるメダルには、メダル補給筒17からのメダルの他に、メダル投入口13(図2参照)から投入されるメダルも含まれる。
余剰メダル計数部19は、破線矢印P2で示すように、排出シュート18cから排出された余剰メダルを受け取り、この余剰メダルの枚数を計数後に排出部(図示せず)から落下させる。
<第1のメダル貯留機構30の適用例>
このような構成のスロットマシン11に、第1のメダル貯留機構30(図4及び図5参照)が適用されている場合を説明する。
余剰メダル計数部19の排出部から落下したメダルMは、破線矢印P2aで示すようにメダル貯留機構30を介して回収コンベア41へ落下するか、又は、破線矢印P2bで示すように、メダル貯留機構30の貯留箱34へ落下する。
メダル貯留機構30の動作は、上述の第1実施形態で説明したのと同様であるが、その制御は、スロットマシン11の図示せぬ制御部により行われる。この制御部を、前述した制御部25と区別するためにスロットマシン制御部という。
即ち、スロットマシン制御部は、回収コンベア41が故障停止時に、図示せぬ監視装置から故障停止信号が送られてくると図5(b)及び(c)に示した駆動部33の電源をオンとし、回収コンベア41の故障が復旧した際に、監視装置から復旧信号が送られてくると電源をオフとする制御を行う。
この制御によって、回収コンベア41が故障停止した際に、駆動部33が、図5(b)に示すシャッタ板32を傾斜板31の開口31aを塞ぐ位置から、図5(c)に示す開口31aが全開状態となるまで移動させて保持する動作が行われる。また、回収コンベア41が復旧した際に、駆動部33が、図5(c)に示すシャッタ板32を保持状態から図5(b)に示す開口31aを塞ぐ位置まで移動させて保持する動作が行われる。
従って、回収コンベア41が通常稼働中は、余剰メダル計数部19での計数後のメダルが排出部から落下すると、シャッタ板32が開口31aを塞いだ状態の傾斜板31をメダルMが滑るか、転がるかして回収コンベア41へ落下する。
ここで、回収コンベア41が故障停止した場合、シャッタ板32が、開口31aが全開状態となるまで移動されて保持されるので、余剰メダル計数部19の排出部から落下するメダルが開口31aを通過して貯留箱34へ落下して貯留される。このため、回収コンベア41へはメダルが落下しなくなるので、従来のように、スロットマシン11において、メダルが停止した回収コンベア41上に溜まり更にはこの上方の通路に詰まってしまうということが無くなる。従って、回収コンベア41の上流側の余剰メダル計数部19及びメダル払出部(従来ではメダル払出機と表現)18を停止させることがなくなる。このため、遊技者がスロットマシン11での遊技を中断することを無くすことができる。
上記では、シャッタ板32の移動が、スロットマシン制御部で制御される駆動部33により行われる例を説明した。しかし、第1実施形態の効果で説明した通り、スロットマシン制御部及び駆動部33を備えない構成であって、店員等の手でシャッタ板32の上記移動を行うようにしても良い。
<第2のメダル貯留機構30Aの適用例>
次に、スロットマシン11に第2のメダル貯留機構30A(図7参照)が適用されている場合を説明する。
この場合、図13に示す余剰メダル計数部19の排出部から落下したメダルMは、破線矢印P2aで示すようにメダル貯留機構30Aを介して回収コンベア41へ落下するか、又は、破線矢印P2bで示すように、メダル貯留機構30Aの貯留箱34へ落下する。
このメダル貯留機構30Aの動作は、前述した第2実施形態で説明したと同様である。
即ち、スロットマシン制御部が、回収コンベア41の故障停止を検知した際に、第1駆動部33に前述した第1制御を行う共に、第2駆動部53に前述した第3制御を行い、更に、回収コンベア41の復旧を検知した際に、第1駆動部33に前述した第2制御を行うと共に、第2駆動部53に前述した第4制御を行う。
この構成によれば、回収コンベア41が故障停止した際に、第1及び第3制御によって、図7(b)に示すように、第1シャッタ板32が開口31aを全開する状態となり、更に、第2シャッタ板52が傾斜板31の表面に交差状態に当接する位置に保持状態となる。これによって、余剰メダル計数部19(図13参照)の排出部から落下してきたメダルMが、破線矢印P1aで示すように傾斜板31のエッジ等に当たり開口31aから貯留箱34へ落ちず、回収コンベア41の方へ跳ねたとしても、第2シャッタ板52で受け止められ、破線矢印P1bで示すように貯留箱34へ落下する。従って、回収コンベア41の故障停止時に、メダルMを回収コンベア41へ到達させること無く、確実に貯留箱34へ落下させることができる。
一方、回収コンベア41の故障が復旧した際に、第2及び第4制御によって、図7(a)に示すように、第1シャッタ板32が開口31aを塞ぐ状態となり、第2シャッタ板52が傾斜板31の表面から上方位置に所定間隔開けて保持される状態となる。これによって、余剰メダル計数部19(図13参照)の排出部から落下したメダルMが、第1シャッタ板32で受け止められ、この後、第1シャッタ板32と第2シャッタ板52との隙間を通過できるので、第1シャッタ板32上を滑るか転がるかして、正常稼働中の回収コンベア41へ落下する。
このように、スロットマシン11に第2のメダル貯留機構30Aを適用した場合、余剰メダル計数部19の排出部から落下してきたメダルMが、傾斜板31のエッジ等に当たり開口31aから貯留箱34へ落ちず、回収コンベア41の方へ跳ねたとしても、第2シャッタ板52で受け止められ、貯留箱34へ落下する。従って、回収コンベア41の故障停止時に、メダルMを回収コンベア41へ到達させること無く、確実に貯留箱34へ落下させることができる。
上記では、第1シャッタ板32及び第2シャッタ板52の移動が、スロットマシン制御部で制御される第1駆動部33及び第2駆動部53により行われる例を説明した。しかし、スロットマシン制御部及び第1駆動部33及び第2駆動部53を備えない構成であって、店員等の手で第1シャッタ板32及び第2シャッタ板52の上記移動を行うようにしても良い。
<第3のメダル貯留機構30Bの適用例>
次に、スロットマシン11に第3のメダル貯留機構30B(図8及び図9参照)が適用されている場合を説明する。
この場合、図13に示す余剰メダル計数部19の排出部から落下したメダルMは、破線矢印P2aで示すようにメダル貯留機構30Bを介して回収コンベア41へ落下するか、又は、破線矢印P2bで示すように、メダル貯留機構30Bの貯留箱34へ落下する。
このメダル貯留機構30Bの動作は、上述の第3実施形態で説明したと同様である。
即ち、スロットマシン制御部が、回収コンベア41の故障停止を検知した際に、図9(c)に示すように、回転駆動部62の回転力で回転軸62aが回転することにより、シャッタ板61が開口31aが全開して予め定められた角度まで回転し、この回転した位置で保持される。
これによって、その保持されたシャッタ板61が、余剰メダル計数部19(図13参照)の排出部から落下したメダルMが回収コンベア41へ落下する通路P2a(図13参照)を遮断しているので、破線矢印P2(図13参照)で示すように落下してきたメダルMを、シャッタ板61で受け止め、回収コンベア41の方へ落下させず、貯留箱34へ落下させることができる。
一方、スロットマシン制御部が、回収コンベア41の復旧を検知した際に、図9(a)に示すように、回転駆動部62により、シャッタ板61を上記保持状態から開口31aを塞ぐ位置まで回転させて保持する。
これによって、余剰メダル計数部19の排出部から落下したメダルMがシャッタ板61上を通って正常稼働中の回収コンベア41へ落下する。
このように、スロットマシン11に第3のメダル貯留機構30Bを適用した場合、回収コンベア41の故障停止時に、余剰メダル計数部19の排出部から落下してきたメダルMを、図9(c)を参照するように、シャッタ板61で受け止め、メダルMを回収コンベア41へ到達させることなく、確実に貯留箱34へ落下させることができる。
上記では、シャッタ板61の移動が、スロットマシン制御部で制御される回転駆動部62により行われる例を説明した。しかし、スロットマシン制御部及び回転駆動部62を備えない構成であって、店員等の手でシャッタ板61の上記回転移動を行うようにしても良い。
<第4のメダル貯留機構30Cの適用例>
次に、スロットマシン11に第4のメダル貯留機構30C(図10及び図11参照)が適用されている場合を説明する。
この場合、図13に示す余剰メダル計数部19の排出部から落下したメダルMは、破線矢印P2aで示すようにメダル貯留機構30Cを介して回収コンベア41へ落下するか、又は、破線矢印P2bで示すように、メダル貯留機構30Cの貯留箱34へ落下する。
このメダル貯留機構30Cの動作は、上述の第4実施形態で説明したと同様である。
即ち、スロットマシン制御部が、回収コンベア41の故障停止を検知した際に、その制御部の制御によって、図11(a)に示す駆動部74の電源をオンとすると共に、回転軸74aを矢印Y8(図10参照)で示す方向に回転させる制御を行う。この制御により、図11(b)に示すように傾斜板71の下辺が回転移動して貯留箱34の開口の上方に位置して停止する。この際、制御部25は、駆動部74の電源をオフする制御を行う。
この制御により図11(b)に示す位置で保持された傾斜板71はその下辺が、貯留箱34の開口の上方に位置しているので、破線矢印P1で示すように落下してきたメダルMは、傾斜板71の上面に落ちて、回収コンベア41の方へは落下せず、貯留箱34へ落下させることができる。
一方、スロットマシン制御部が、回収コンベア41の復旧を検知した際に、駆動部74の電源をオンとすると共に、回転軸74aを矢印Y9(図10参照)で示す方向に回転させる制御を行う。この制御により、図11(a)に矢印Y9aで示すように傾斜板71が回転移動してその下辺が回収コンベア41の上方に位置して停止する。更にスロットマシン制御部は、駆動部74の電源をオフさせる。
これによって、余剰メダル計数部19の排出部から落下したメダルMが傾斜板71上を通って正常稼働中の回収コンベア41へ落下する。
このように、スロットマシン11に第4のメダル貯留機構30Cを適用した場合、回収コンベア41の故障停止時に、余剰メダル計数部19の排出部から落下してきたメダルMを、図11(b)を参照するように、貯留箱34の上方に下辺が配置された傾斜板71で受け止め、メダルMを回収コンベア41へ到達させることなく、確実に貯留箱34へ落下させることができる。
上記では、傾斜板71の移動が、スロットマシン制御部で制御される駆動部74により行われる例を説明した。しかし、スロットマシン制御部及び駆動部74を備えない構成であって、店員等の手で傾斜板71の上記回転移動を行うようにしても良い。
<第5のメダル貯留機構30Dの適用例>
次に、スロットマシン11に第5のメダル貯留機構30D(図12参照)が適用されている場合を説明する。
この場合、図13に示す余剰メダル計数部19の排出部から落下したメダルMは、破線矢印P2aで示すようにメダル貯留機構30Dを介して回収コンベア41へ落下するか、又は、破線矢印P2bで示すように、メダル貯留機構30Dの貯留箱34へ落下する。
このメダル貯留機構30Dの動作は、上述の第5実施形態で説明したと同様である。
即ち、スロットマシン制御部が、回収コンベア41の故障停止を検知した際に、その制御部の制御によって、図12(a)に示す駆動部76の電源をオンとすると共に、回転軸76aを矢印Y10で示す方向に回転させる制御を行う。この制御により、図12(b)に示すように第1傾斜板81aの下辺が下方に弧状に移動して貯留箱34の開口の上方に位置して停止する。更に、スロットマシン制御部は、駆動部76の電源をオフさせる制御を行う。
この制御により図12(b)に示す位置で保持された第1傾斜板81aはその下辺が、貯留箱34の開口の上方に位置しているので、破線矢印P1で示すように落下してきたメダルMは、傾斜板71の上面に落ちて、回収コンベア41の方へは落下せず、貯留箱34へ落下させることができる。
一方、スロットマシン制御部が、回収コンベア41の復旧を検知した際に、駆動部76の電源をオンとすると共に、回転軸76aを矢印Y11で示す方向に回転させる制御を行う。この制御により、図12(a)に示すように第1傾斜板81aの下辺が上方に弧状に移動し、第2傾斜板81bと面一になって停止する。更に、スロットマシン制御部は、駆動部76の電源をオフさせる。
これによって、余剰メダル計数部19の排出部から落下したメダルMが傾斜板81上を通って正常稼働中の回収コンベア41へ落下する。
このように、スロットマシン11に第5のメダル貯留機構30Dを適用した場合、回収コンベア41の故障停止時に、余剰メダル計数部19の排出部から落下してきたメダルMを、図12(b)を参照するように、貯留箱34の上方に下辺が配置された傾斜板71で受け止め、メダルMを回収コンベア41へ到達させることなく、確実に貯留箱34へ落下させることができる。
上記では、傾斜板71の移動が、スロットマシン制御部で制御される駆動部76により行われる例を説明した。しかし、スロットマシン制御部及び駆動部76を備えない構成であって、店員等の手で傾斜板71の上記移動を行うようにしても良い。
上述したように第6実施形態のスロットマシン11は、ホッパー18aから溢れたメダルを、余剰メダル計数部19の排出部から、回収コンベア41へ排出する。この際に、余剰メダル計数部19から排出されるメダルを、遊技媒体回収装置としての第1〜第5のメダル貯留機構30,30A〜30Dの何れかで回収するようにした。
但し、上述したスロットマシン11は、排出シュート18cからのメダル落下位置に余剰メダル計数部19を備える構成となっているが、余剰メダル計数部19が無く、この代わりに、排出シュート18cから落下するメダルを、第1〜第5のメダル貯留機構30,30A〜30Dの何れかへ排出する排出部としてのメダル排出通路(図示せず)を備えて構成してもよい。
この構成の場合、ホッパー18aから溢れたメダルが排出シュート18cから落下し、この落下したメダルを、メダル排出通路を介して、回収コンベア41又は、第1〜第5のメダル貯留機構30,30A〜30Dの何れかの貯留箱34へ落下させることができる。
この他、スロットマシン11には、余剰メダル計数部19が無く、この余剰メダル計数部19の位置に、図示せぬオーバーフロー容器(単に、容器ともいう)が配設されている構成のものがある。
オーバーフロー容器は、排出シュート18cから落下するメダルが通過して回収コンベア41へ落下する筒型を成し、筒型の底に開口(排出部)を蓋してメダルが落下しないようにする落下防止板(図示せず)を備える。つまり、オーバーフロー容器の底の開口を落下防止板で塞ぎ、排出シュート18cから落下するメダルを、所定量オーバーフロー容器に貯めることが可能となっている。更に、オーバーフロー容器は、容器内に溜まってゆくメダルの満杯を検知するセンサ(図示せず)を上端部に備えている。
このような構成のスロットマシン11の場合、回収コンベア41が故障停止して警報が出力された際に、店員等が手動で次のような対応を行う必要があった。その警報出力を感知した店員等は、まず、オーバーフロー容器から回収コンベア41へメダルが落下しないように、底の開口に落下防止板を取り付け開口を塞ぐ作業を行う。この作業によって、ホッパー18aから溢れて排出シュート18cから落下するメダルがオーバーフロー容器に貯留されるので、遊技者は遊技を継続して行うことができる。
この間、店員等は回収コンベア41の修復を行う。この修復が長引いた場合、オーバーフロー容器がメダルで満杯となり、これがセンサで検知され、警報が出力される場合がある。この場合、店員等は、満杯となったオーバーフロー容器を取り出し、この中のメダルを循環補給機構に戻し、これにより、空になった容器を元の位置に戻す作業を行う。この作業中は、遊技を中断するケースも生じるが、その作業完了後に、遊技者は遊技を再開することができる。
一方、回収コンベア41の故障停止による警報時に、店員等が手動でオーバーフロー容器に落下防止板を取り付けるのが遅れた場合、停止状態の回収コンベア41上に溜まったメダルが、容器の底の開口(排出部)から容器内を上方へ溜まってゆき、容器内を満たしてしまう。この場合、容器の上端部のセンサが満杯になったことを検知して警報を出力する。この時、遊技は中断される。
この場合、その警報を感知した店員等が手動で、上記のようにオーバーフロー容器を取り出し、この中のメダルを循環補給機構に戻し、空になった容器を元の位置に戻す。これによって、遊技客は遊技を再開することができる。
このように、回収コンベア41が停止して回収コンベア41上にメダルが溜まってゆくと、店員等が手動で、店内の多数のスロットマシン11のオーバーフロー容器に落下防止板を取り付ける作業が発生する。更には、オーバーフロー容器が満杯になった場合、満杯になった容器を取り出してメダルを循環補給機構に戻し、容器を元の位置に戻すといった作業も発生する。これらの作業が、店内の多数のスロットマシン11において発生するので、店員等は膨大な作業に追われることになり、非常に多忙となる不都合が生じていた。この際、遊技客は、遊技ができないという不都合も生じていた。
これらの不都合を、本発明の遊技媒体回収装置を用いれば、上述したように解消することが可能となる。
以上で本実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれに限定されるものではない。
具体的には、本実施形態では、第1〜第5のメダル貯留機構30,30A〜30Dを、スロットマシン11の内部の余剰メダル計数部19の排出部の下方に設けても良い。
また、第1及び第2のメダル貯留機構30,30Aにおけるシャッタ板32,52のスライド移動は、シャッタ板32,52を上下からローラで挟んで、当該ローラを、モータを有する回転駆動部で回転又は逆回転させて行っても良い。
その他、具体的な構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 架台
11 スロットマシン(遊技媒体使用機)
12,12A 遊技媒体貸出機(遊技媒体使用機)
13 メダル投入口
14 遊技操作部
14a 表示窓
14b レバー
14c ストップボタン
14R リール
14M リール機構部
16 メダル受け皿
17 メダル補給筒
18 メダル払出部
18a メダル払出ホッパー(払出貯留手段)
18b メダル払出機構
18c 排出シュート
19 余剰メダル計数部(計数手段)
21 貨幣投入口
23 ノズル
23a ノズル本体
23b ノズルトップ
25 制御部
26 払出ホッパー
27 計数ホッパー
28 オートスタートセンサ
29 下方向誘導部(排出部)
30,30A,30B,30C,30D メダル貯留機構
31 傾斜板
31a 開口
32,61 シャッタ板
33 駆動部(第1駆動部)
33a,53a 接続線
33b,53b 滑車
34 貯留箱
41 メダル回収コンベア(回収搬送手段)
52 第2シャッタ板
53 第2駆動部
55 載置台
59 背面方向誘導部(排出部)
62 回転駆動部
62a,74a,76a 回転軸
71,81 傾斜板
74,76 駆動部
81a 第1傾斜板
81b 第2傾斜板

Claims (13)

  1. 遊技媒体使用機で使用した遊技媒体を、前記遊技媒体使用機の排出部から回収搬送手段へ向けて排出して回収する遊技媒体回収装置であって、
    前記排出部よりも下方に配置され、遊技媒体を貯留する貯留箱と、
    前記排出部と、この排出部よりも下方側に位置する前記回収搬送手段及び前記貯留箱との間に設置され、該排出部から落下した遊技媒体を、該回収搬送手段及び前記貯留箱の何れか一方に誘導する誘導手段と
    を備えることを特徴とする遊技媒体回収装置。
  2. 前記誘導手段は、
    前記排出部と前記回収搬送手段との間に、該回収搬送手段へ向かって下る傾斜状態に設置され、前記排出部から落下した遊技媒体を通過させて更に落下させる開口が形成された遊技媒体誘導部材と、
    前記遊技媒体誘導部材に、前記開口を塞ぐ状態で配置され、この配置位置から開口が開放状態となるまで移動して保持可能なシャッタ板と
    を備えて形成され、
    前記貯留箱は、遊技媒体が前記開口から落下する位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体回収装置。
  3. 前記シャッタ板を、前記遊技媒体誘導部材の開口を塞ぐ位置から、前記開口が開放状態となるまで移動させて保持すると共に、この保持状態から前記開口を塞ぐ位置まで移動させて保持する動作を行う駆動部
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の遊技媒体回収装置。
  4. 前記回収搬送手段の故障停止を検知した際に、前記駆動部に、前記開口を塞ぐ位置から前記開口が開放状態となる位置まで前記シャッタ板を移動させて保持する動作を行わせる第1制御と、前記回収搬送手段の復旧を検知した際に、前記駆動部に、前記シャッタ板をその保持状態から開口を塞ぐ位置まで移動させて保持する動作を行わせる第2制御とを行う制御部
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の遊技媒体回収装置。
  5. 前記遊技媒体誘導部材の前記開口の下部の表面に、この表面と交差する方向に表面への当接位置から遊技媒体が通過可能な間隔に距離を確保した上方位置まで移動自在に配置され、その上方位置で保持可能な第2シャッタ板
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の遊技媒体回収装置。
  6. 前記第2シャッタ板を、前記表面への当接位置から、前記上方位置まで移動させて保持すると共に、その上方位置から前記表面への当接位置まで移動させる動作を行う第2駆動部と
    を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の遊技媒体回収装置。
  7. 前記制御部は、
    前記回収搬送手段の故障停止を検知した際に、前記駆動部に前記第1制御を行うと共に、
    前記第2駆動部に、前記遊技媒体誘導部材の開口の下部の表面に、この表面と交差する方向に表面への当接位置から遊技媒体が通過可能な間隔に対応する距離を確保した上方位置まで移動自在に配置され、その上方位置で保持可能な第2シャッタ板を、前記表面に交差状態に当接する位置に移動する動作を行わせる第3制御と、
    前記回収搬送手段の復旧を検知した際に、前記駆動部に前記第2制御を行うと共に、前記第2駆動部に、前記第2シャッタ板を前記上方位置まで移動させて保持する動作を行わせる第4制御とを行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の遊技媒体回収装置。
  8. 前記遊技媒体誘導部材に載置された前記シャッタ板の下部の一辺に回転軸が設けられ、この設けられた回転軸を回転させることにより、そのシャッタ板を、前記遊技媒体誘導部材の開口を塞ぐ位置から前記開口から離反する方向に向かって、予め定められた角度回転させて保持する動作を行う回転駆動部
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の遊技媒体回収装置。
  9. 前記回収搬送手段の故障停止を検知した際に、前記回転駆動部に、前記シャッタ板を前記開口を塞ぐ位置から、前記開口から離反する方向に予め定められた角度回転させて保持する動作を行わせる制御と、前記回収搬送手段の復旧を検知した際に、前記回転駆動部に、前記シャッタ板をその保持状態から開口を塞ぐ位置まで回転させて保持する動作を行わせる制御とを行う第2制御部
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の遊技媒体回収装置。
  10. 前記誘導手段は、
    前記排出部と前記回収搬送手段との間に、該回収搬送手段へ向かって下る傾斜状態に設置され、該排出部から落下する遊技媒体を受け止める面を有する遊技媒体誘導部材を備えて形成され、
    前記遊技媒体誘導部材は、該遊技媒体誘導部材の下部が、前記回収搬送手段の上方位置と、前記貯留箱の上方位置との相互間で移動可能となっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体回収装置。
  11. 前記遊技媒体誘導部材の下部が、前記回収搬送手段の上方位置と、前記貯留箱の上方位置との相互間で移動するように、該遊技媒体誘導部材を移動させる動作を行う駆動部と、
    前記回収搬送手段の故障停止を検知した際に、前記駆動部に、前記遊技媒体誘導部材の下部を前記回収搬送手段の上方位置から前記貯留箱の上方位置まで移動させて保持する動作を行わせる制御と、前記回収搬送手段の復旧を検知した際に、前記駆動部に、前記遊技媒体誘導部材の下部を前記貯留箱の上方位置から前記回収搬送手段の上方位置まで移動させて保持する動作を行わせる制御とを行う制御部と
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の遊技媒体回収装置。
  12. 前記誘導手段は、
    前記排出部と前記回収搬送手段との間に、該回収搬送手段へ向かって下る傾斜状態に設置され、該排出部からの遊技媒体が落下する面を有する遊技媒体誘導部材を備えて形成され、
    前記遊技媒体誘導部材は、互いが前記傾斜状態に一体に組み合わさる上方側の第1部材と下方側の第2部材とから成り、該第2部材は、その下部が前記回収搬送手段の上方に位置するように固定状態に配置され、該第1部材は、該第2部材との組合せ部分が、前記貯留箱の上方位置と、該第2部材との組合せ位置との相互間で移動可能となっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体回収装置。
  13. 前記第1部材の前記第2部材との組合せ部分が、前記貯留箱の上方位置と、該第2部材との組合せ位置との相互間で移動するように、該第1部材を移動させる動作を行う駆動部と、
    前記回収搬送手段の故障停止を検知した際に、前記駆動部に、前記第1部材の前記第2部材との組合せ部分を前記第2部材との組合せ位置から前記貯留箱の上方位置まで移動させて保持する動作を行わせる制御と、前記回収搬送手段の復旧を検知した際に、前記駆動部に、前記第1部材の前記第2部材との組合せ部分を前記貯留箱の上方位置から前記第2部材との組合せ位置まで移動させて保持する動作を行わせる制御とを行う制御部と
    を備えることを特徴とする請求項12に記載の遊技媒体回収装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015226619A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 株式会社オーイズミ 遊技媒体回収機構

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