JP2005013519A - 遊技球を用いたスロットマシン - Google Patents

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JP2005013519A
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Abstract

【課題】遊技に関わる操作性を効果的に向上させた遊技球を用いたスロットマシンを提供すること。
【解決手段】ゲームを開始するために操作する開始操作手段6と、賭数を設定するために遊技球の取込を行う遊技球取込手段100と、遊技球取込手段100に供給される遊技球を貯留するための、上面が開放した遊技球貯留凹部300aを備え、該遊技球を待機させる遊技球待機部300が設けられた遊技球待機台12と、を備え、遊技球を用いたスロットマシン1の前面1aにおける左右いずれか一方の端部側に遊技球貯留凹部300aを配設するとともに、他方の端部側に開始操作手段7を配設した。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球を用いて1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能な遊技球を用いたスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスロットマシンとしては、遊技媒体としてメダルを用いてゲームを行うことが可能なスロットマシン(以下メダル式スロットマシン)が一般的であるが、近年、これらメダル式スロットマシンを既存のパチンコ機が設置される遊技島にも設置したいという要望があることから、遊技媒体としてパチンコ球(遊技球)を用いてゲームを行うことが可能なパチンコ球を用いたスロットマシン(以下、スロットマシンと略称する)が提案されている。
【0003】
これらスロットマシンは、前面に設けられる上皿等に貯留されるパチンコ球を内部に取り込むための取込装置を備え、この取込装置によりパチンコ球が内部に取込まれるとともに、これら取込まれたパチンコ球を使用して賭数が設定され、この設定された賭数に基づいてゲームが行われるようになっている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−177440号公報(第3−4頁、第1−2図)
【特許文献2】
特開2002−102415号公報(第3−4頁、第1−2図)
【特許文献3】
特開2003−24505号公報(第2−3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載のスロットマシンにおける上皿は、スロットマシンの左右方向に延びるように形成され、底面が正面から見て左側から右側に向けて傾斜する傾斜面状に形成され、左側から払出されたパチンコ球が自然流下により流下して取込装置に供給されるようになっており、また、パチンコ球を投入可能に形成された貯留凹部が左側に形成されているとともに、ゲームを開始するために操作されるスタートボタンが、前記貯留凹部の配設位置と同じ側(スロットマシンを正面から見て左側)に配設されていることから、遊技者による上皿における貯留凹部への球補給とスタートボタン操作とが同じ手(ここでは左手)にならざるを得ないため、操作性が悪いといった問題を有していた。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、遊技に関わる操作性を効果的に向上させた遊技球を用いたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の遊技球を用いたスロットマシンは、遊技球を用いて1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能な遊技球を用いたスロットマシンにおいて、
前記ゲームを開始するために操作する開始操作手段と、
前記賭数を設定するために遊技球の取込を行う遊技球取込手段と、
前記遊技球取込手段に供給される遊技球を貯留するための、上面が開放した遊技球貯留凹部を備え、該遊技球を待機させる遊技球待機部が設けられた遊技球待機台と、
を備え、
前記遊技球を用いたスロットマシンの前面における左右いずれか一方の端部側に前記遊技球貯留凹部を配設するとともに、他方の端部側に前記開始操作手段を配設したことを特徴としている。
この特徴によれば、ゲームを開始するために操作する開始操作手段と、遊技球取込手段に供給される遊技球を貯留するための遊技球貯留凹部と、がそれぞれ遊技球を用いたスロットマシンの前面における左右端部側にそれぞれ別々に離間して配設されることになり、遊技者によるゲームの開始操作と遊技球貯留凹部への遊技球の投入操作とを左右の手で効率よく行うことが出来るため、ゲームを進行するための操作性が効果的に向上する。
なお、遊技球貯留凹部と開始操作手段とは、遊技球を用いたスロットマシンの前面における左右方向の中央位置を基準として、それぞれが前記中央位置よりも左右端部側に別々に配設されていれば、それぞれが遊技球を用いたスロットマシンの前面における左右方向の端部側に配設されていることになる。
【0008】
本発明の遊技球を用いたスロットマシンは、前記遊技球を払出すための払出装置を備え、
該払出装置と前記遊技球貯留凹部とを遊技球払出通路を介して連通するとともに、前記遊技球を用いたスロットマシンにおける前記遊技球貯留凹部の配設位置側に前記払出装置を配設したことが好ましい。
このようにすれば、遊技球払出通路を極力短寸とすることが出来、これにより払出装置から遊技球貯留凹部に払出されるまでの遊技球払出通路内における球詰まり等の発生を防止することが出来る。
【0009】
本発明の遊技球を用いたスロットマシンは、前記遊技球取込手段による遊技球の取込を行う際に操作される遊技球取込操作手段を備え、
前記遊技球取込操作手段は、前記遊技球を用いたスロットマシンの前面における前記開始操作手段の配設位置側に配設されていることが好ましい。
このようにすれば、遊技球取込操作手段による取込操作と開始操作手段によるゲームの開始操作とを同じ手で操作することが出来るため、遊技球の取込からゲーム開始までの一連の操作を円滑に行うことが出来る。
【0010】
本発明の遊技球を用いたスロットマシンの前記遊技球待機部は、前記遊技球貯留凹部と、該遊技球貯留凹部の遊技球を前記遊技球取込手段に整流して供給する遊技球整流部と、を有し、
前記遊技球を用いたスロットマシンの前面における左右方向に向けて設けられた前記遊技球待機台の上面は、該遊技球待機台の左右方向の中心位置を基準としてほぼ左右対称形状となるように形成されており、
前記遊技球貯留凹部及び該遊技球貯留凹部よりも細長の前記遊技球整流部を前記遊技球待機台の上面に左右方向に向けて凹設し、前記遊技球待機台の上面における前記遊技球整流部の配設位置側に形成された配設スペースに前記開始操作手段を配設したことが好ましい。
このようにすれば、遊技球貯留凹部及び遊技球整流部の形状に応じて遊技球待機台の上面に形成されるスペースを有効に利用して開始操作手段を配設することが出来る。
なお、前記遊技球待機台の上面は、前記遊技球待機台の上面における前記遊技球貯留凹部の配設位置側のスペースよりも前記遊技球整流部の配設位置側のスペースの前後方向の幅寸法の方が幅広に形成されていれば、例えば上面の前後方向の幅寸法が前記遊技球貯留凹部から前記細長の遊技球整流部に向けて幅狭となるように形成される等、遊技球待機台の上面形状が該遊技球待機台の左右方向の中心位置を基準として完全な左右対称とならないものも含まれる。
【0011】
本発明の遊技球を用いたスロットマシンの前記遊技球待機部は、前記遊技球貯留凹部と、該遊技球貯留凹部の遊技球を前記遊技球取込手段に整流して供給する遊技球整流部と、を有し、
前記遊技球整流部は、複数条の通路にて構成されていることが好ましい。
このようにすれば、遊技球貯留凹部から遊技球取込手段への遊技球の供給速度を向上させることで、遊技球取込手段による遊技球の取込速度も向上させることができる。
【0012】
本発明の遊技球を用いたスロットマシンの前記遊技球を用いたスロットマシンの前面における前記遊技球貯留凹部の配設位置側に、前記開始操作手段とは別個に形成され前記ゲームが開始可能な状態であるときに操作を行うことで前記開始操作手段による操作を行うことなく前記ゲームを開始させることが可能な副操作手段を配設したことが好ましい。
このようにすれば、遊技者は遊技球貯留部における遊技球の貯留状況等に応じて左右側の操作手段を使い分けてゲームの開始操作を行うことが出来るため、操作性が向上する。
【0013】
本発明の遊技球を用いたスロットマシンの前記開始操作手段の操作と、前記副操作手段の操作と、は共通の操作検出回路にて検出されることが好ましい。
このようにすれば、開始操作手段及び副開始操作手段の操作を検出するための操作検出回路をそれぞれ別個に設ける必要がないので、製造コストを低減出来るばかりか、開始操作手段及び副開始操作手段の操作を重複して検出する等の誤検出を防止することが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
本発明が適用された遊技球を用いたスロットマシンの第1の実施例を図面を用いて説明すると、図1に示すように、本実施例のスロットマシン1には、外周に複数種の図柄が配列されたベルト2L、2C、2Rが水平方向に並設されており、これらベルト2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄がスロットマシン1の前面に設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
【0016】
各ベルト2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたベルトモータ34L、34C、34Rによって回転されることで、各ベルト2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各ベルト2L、2C、2Rの回転を停止させることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
【0017】
また、スロットマシン1の前面における透視窓3の下方には、ゲームに使用する遊技球としてのパチンコ球を待機させる遊技球待機部としての待機部300(図3参照)が設けられた待機台12が、スロットマシン1の前面から前方に向けて膨出するように、かつ、スロットマシン1の前面における左右方向に向けて延びるように設けられているとともに、更にその下方には、待機部300からオーバーフローしたパチンコ球を貯留する下皿11が設けられている。
【0018】
また、スロットマシン1には、遊技者所有の遊技用価値としてスロットマシン1内部の記憶部(後述する取込払出制御部61に設けられたRAM)に記憶されているパチンコ球数(以下クレジット球数と称す)が表示されるクレジット表示器14、待機台12に貯留されたパチンコ球及びクレジット球数を用いて賭数を設定する際に操作される遊技球取込操作手段としてのMAXBETスイッチ6、クレジット球並びに待機部300に待機されているパチンコ球を精算する際に押圧操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作される開始操作手段としてのスタートスイッチ7、ベルト2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8R等が設けられている。
【0019】
スロットマシン1の内部には、待機部300に待機するパチンコ球を内部に取り込むための取込装置100、当該スロットマシン1が設置される遊技島(図示略)等から供給されたパチンコ球を待機部300または下皿11に払い出すための払出装置200(図1参照)が設けられている。
【0020】
なお、図1に示されるように、待機部300のパチンコ球は、取込装置100に連通するとともに、内部に2条の通路(図示略)を有する取込球供給通路101を介して取込装置100に供給され、該取込装置100に取込まれた取込球は、取込通路102を介して前記遊技島(図示略)に還元されるか、あるいは返却通路103を介して下皿11に返却されるようになっている。また、払出装置200から払出された払出球は、払出通路201を流下して待機台12の左側に設けられた払出口202を介して払出されるようになっている。
【0021】
また、本実施例のスロットマシン1は、図1に示すように、有価価値が記録されたプリペイドカードを受け付けるカードユニット15と並設されており、このカードユニット15からの要求に応じて、受付中のプリペイドカードに記録された有価価値を用いてパチンコ球の貸出を行うことが可能とされている。
【0022】
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、待機部300にて待機しているパチンコ球または内部に記憶されているクレジット球数を使用して賭数を設定する。賭数を設定するには、MAXBETスイッチ6を操作すれば良い。本実施例では、MAXBETスイッチ6が操作されると、待機部300にて待機しているパチンコ球または内部に記憶されているクレジット球数から1ゲームにおいて許容される賭数の最大数である3BET(1BET(最小単位の賭数設定に必要なパチンコ球数)=5球)分のパチンコ球が取り込まれる。
【0023】
次いで、賭数が設定されると、設定された賭数に応じて入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。
【0024】
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各ベルト2L、2C、2Rが回転し、各ベルト2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するベルト2L、2C、2Rの回転が停止し、表示結果が導出表示される。
【0025】
そして全てのベルト2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図柄の組合せが各ベルト2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞にして定められた数のパチンコ球が遊技者に対して付与され、クレジット球数に加算される。また、クレジット球数が上限数(本実施例では250)に達した場合には、パチンコ球が直接待機部300における貯留凹部300a(図3参照)払い出されるようになっている。
【0026】
図5は、スロットマシン1の構成を示すブロック図である。スロットマシン1には、図5に示すように、遊技制御基板40、取込払出制御基板60、演出制御基板90が設けられており、遊技制御基板40によって主に遊技状態が制御され、取込払出制御基板60によってパチンコ球の取込及び払出が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御される。
【0027】
遊技制御基板40には、前述したMAXBETスイッチ6、精算スイッチ10、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R、が接続されているとともに、ベルト2L、2C、2Rの基準位置を検出するベルトセンサ35が接続されており、これら接続されたスイッチ、センサの検出信号が入力されるようになっている。
【0028】
また、遊技制御基板40には、前述したベルトモータ34L、34C、34Rが接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載された後述の遊技制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
【0029】
遊技制御基板40には、所定の手順で演算を行うCPU、CPUの制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM、必要なデータの書き込み及び読み出しを行うRAMを備える遊技制御部41、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路42、ベルトモータ34L、34C、34Rの駆動制御を行うモータ回路43等、が搭載されており、遊技制御部41は、遊技制御基板40に接続されたスイッチ、センサの検出信号を受けて、ゲームの進行に応じた各種の制御を行う。
【0030】
取込払出制御基板60には、前述した取込装置100、払出装置200が接続されており、これら電気部品は、取込払出制御基板60に搭載された後述の取込払出制御部61による制御に基づいて駆動されるようになっている。
【0031】
取込払出制御基板60には、遊技制御部41と同様のCPU、ROM、RAMを備える取込払出制御部61、取込装置100に設けられた取込モータや払出装置200に設けられた払出モータの駆動制御を行うモータ回路62、取込装置100及び払出装置200に設けられた振分ソレノイドの駆動制御を行うソレノイド駆動回路63、取込装置100及び払出装置200に設けられた各種検出スイッチから入力された検出信号が入力されるスイッチ回路64、クレジット表示器14の駆動制御を行う表示駆動回路65等、が搭載されており、取込払出制御部61は、遊技制御基板40に搭載された遊技制御部41から送信されるコマンドや、取込装置100及び払出装置200に設けられた各種検出スイッチからの検出信号を受けて、パチンコ球の取込及び払出やクレジット球の加減算等を行うための各種の制御を行う。また、取込払出制御基板60は、並設されるカードユニット15と接続されており、取込払出制御部61は、カードユニット15に搭載された制御部(図示略)からの要求に応じてパチンコ球の貸出を行う貸出制御を行う。
【0032】
演出制御基板90には、スロットマシン1の前面に配置された液晶表示器51、遊技効果LED52、スピーカ53、54が接続されており、これら電気部品は、演出制御基板90に搭載された後述の演出制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
【0033】
演出制御基板90には、遊技制御部41と同様のCPU、ROM、RAMを備える演出制御部91、演出制御基板90に接続された液晶表示器51の駆動制御を行う液晶駆動回路92、遊技効果LED52の駆動制御を行うランプ駆動回路93、スピーカ53、54からの音声出力制御を行う音声出力回路94等、が搭載されており、演出制御部91は、遊技制御基板40に搭載された遊技制御部41から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御を行う。
【0034】
次に、本実施例における遊技球待機台としての待機台12の詳細な構造を図3に基づいて説明する。
【0035】
待機台12は、図3(a)に示されるように、スロットマシン1の前面1aの幅(左右)方向にわたって設けられ、かつ、前面1aから前方に膨出するように形成されている。待機台12の上面12aには、前述した取込装置100に取込まれるパチンコ球が待機する遊技球待機部としての待機部300が凹設されているとともに、前述したスタートスイッチ7、MAXBETスイッチ6、精算スイッチ10が配設されている。
【0036】
詳しくは、前記待機部300は、取込装置100に供給されるパチンコ球を貯留するための貯留凹部300aと、該貯留凹部300aに連設された整流部300bと、から構成されている。貯留凹部300aは、遊技者がパチンコ球を投入可能なように、上面12aにおけるスロットマシン1に対して前後方向(図中上下方向)に向けて広がるように幅広に形成されており、底面は右側の取込装置100に向けて下方に傾斜する傾斜面とされている。また、この貯留凹部300aは、待機台12の上面12aにおける、スロットマシン1の前面1aを正面から見て左端部側寄り、すなわち、スロットマシン1の前面1aの左右方向中央位置(図中1点鎖線で示す中央線Pの位置)よりも左側に形成されている。
【0037】
一方、整流部300bは、貯留凹部300aの右側端部から右側の取込装置100の上方位置に向けて延びるように左右方向に連設され、その形状は、スロットマシン1に対して前後方向の前後幅が貯留凹部300aの前後幅よりも短寸な細長帯状に形成されており、底面は右側の取込装置100に向けて下方に傾斜する傾斜面とされている。また、整流部300bには、貯留凹部300aに貯留されたパチンコ球を分流して、取込装置100に向けて整流して流下(供給)させるための整流板301が整流部300bの前後幅方向の略中央位置に立設され、該整流板301の両側には2条の整流通路302a、302bがそれぞれ形成されており、これら2条の整流通路302a、302bは、前述したように取込球供給通路101の内部に形成された2条の通路にそれぞれ連通されている。
【0038】
よって、これら2条の整流通路302a、302b及び内部に2条の通路が形成された取込球供給通路101により、パチンコ球を複数列(本実施例では2列)状態で取込装置100に供給することが出来るようになっており、貯留部300から取込装置100へのパチンコ球の供給速度を向上させることで、取込装置100によるパチンコ球の取込速度も向上させることができる。
【0039】
なお、本実施例の整流通路302a、302bは2列の通路にて構成されているが、例えば3列等、整流部に2列以上の通路を構成していてもよい。
【0040】
スタートスイッチ7、MAXBETスイッチ6、精算スイッチ10は、待機台12の上面12aにおける、スロットマシン1の前面1aを正面から見て右端部側寄り、すなわち、スロットマシン1の前面1aの左右方向中央位置(図中1点鎖線で示す中央線Pの位置)よりも右側にそれぞれ配設されている。つまり、中央線Pを挟んで、待機台12の上面12aにおける貯留凹部300aの配設位置の反対側に配設されており、貯留凹部300aと各種スイッチ6、7、10とは、待機台12の上面12aにおける左右方向の両端部側寄りにそれぞれ互いに所定距離離間して配設されていることになる。
【0041】
よって、遊技者は、図3(a)中点線で示されるように、例えばストップスイッチ8L、8C、8Rを押圧操作する右手Rにて、スタートスイッチ7、MAXBETスイッチ6、精算スイッチ10を操作することが出来、反対側の左手Lにて、例えば下皿11等に貯留されたパチンコ球を、待機部300における幅広に形成された貯留凹部300aに投入(補給)することが出来る。
【0042】
詳しくは、遊技者は例えばゲームを行う場合、まず左手L側に配設された貯留凹部300aに左手Lでパチンコ球を投入し、右手R側に配設されたMAXBETスイッチ6を右手Rで押圧操作することで貯留凹部300aに投入されたパチンコ球が取込装置100にて内部に取込まれて賭数が設定され、賭数の設定操作を行った側の手(右手R)でスタートスイッチ7を押圧操作することでベルト2L、2C、2Rが回動して変動表示が開始されてゲームを開始出来ることになる。さらには賭数の設定及びゲーム開始操作を行った側の手(右手R)でストップスイッチ8L、8C、8Rを押圧操作することが出来る。また、貯留部300にパチンコ球がなくなれば、各種スイッチ6、7、8L、8C、8Rを操作する手と反対側の左手Lでパチンコ球を補給すればよい。
【0043】
よって、遊技者によるゲーム操作と貯留凹部300aへのパチンコ球の投入操作とを左右の手で効率よく行うことが出来るため、ゲームを進行するための操作性が効果的に向上する。
【0044】
また、図3に示されるように、MAXBETスイッチ6は、特に待機台12の上面12aにおけるスタートスイッチ7の配設位置と同じ右端部側で、かつ、スタートスイッチ7の配設位置の近傍に配設されているため、賭数を設定するための賭数の設定操作からゲームを開始するためのゲームスタート操作までの一連の操作を同じ手で円滑に行うことが出来る。
【0045】
また、ゲームの進行のために操作が必要となるスタートスイッチ7、MAXBETスイッチ6は、待機台12の左右方向中央位置付近に横並びに配設された右側のストップスイッチ8Rよりも右側寄りに配設されており、賭数の設定、ゲームスタート、ベルトの停止操作までの一連の操作を、右手Rを右側から中央に向けて、さらにスロットマシン1側から遊技者側に向けて順次移動させることが出来るように、右側から中央に向けてMAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8Rの順に配置されているため、より円滑な動きでゲームを進行させる操作を行うことが出来る。
【0046】
さらに、操作台12の上面12aは、図3に示されるように、中心線Pを基準として左右対称な細長形状に形成され、貯留凹部300aよりも前後幅が小寸な細長形状の整流部300bが長手方向に向けて凹設されているため、上面12aにおける貯留凹部300a及び整流部300bのうちの整流部300bの配設位置側(図中右側)には、貯留凹部300aの配設位置側(図中左側)よりも前後方向の幅寸法が広い幅広の上面スペースが形成されており、この幅広の上面スペースに前記スタートスイッチ7、MAXBETスイッチ6及び精算スイッチ10が配設されているため、待機台12の上面12aスペースが有効に利用されている。
【0047】
すなわち、上面12aにおける細長形状の整流部300bの配設位置側に形成されるスペースに前記スタートスイッチ7、MAXBETスイッチ6及び精算スイッチ10を配設することで、待機台12の上面12aスペースを有効に利用できるとともに、待機台12の形状等を貯留凹部300aや整流部300bの形状に合わせて形成する等、形状を複雑化することなく、スタートスイッチ7、MAXBETスイッチ6及び精算スイッチ10を違和感なく配設することが出来る。
【0048】
なお、本実施例における待機台12の上面12aはほぼ左右対称形状であったが、待機台12の上面12aにおける貯留凹部300aの配設位置側の上面スペースよりも整流部300bの配設位置側の上面スペースの前後方向の幅寸法(スロットマシン1の前後方向の幅寸法)の方が幅広に形成されていれば、例えば上面12aの前後方向の幅寸法が貯留凹部300aから細長の整流部300bに向けて幅狭となるように形成される等、待機台12の上面12aの形状が該待機台12の左右方向の中心位置を基準として完全な左右対称とならないものでも、待機台12の上面12aスペースを有効に利用することが出来ることになる。
【0049】
また、払出装置200と貯留凹部300aとを払出通路201を介して連通して貯留凹部300aにパチンコ球が払出されるようにするとともに、図3に示されるようにスロットマシン1における貯留凹部300aの配設位置側に払出装置200を配設することで、払出通路202を極力短寸とすることが出来、これにより払出装置200から貯留凹部300aに払出されるまでの払出通路202内における球詰まり等の発生を防止することが出来る。
【0050】
また、本実施例におけるスタートスイッチ7は、ストップスイッチ8L、8C、8Rの邪魔にならないように、該ストップスイッチ8L、8C、8Rが配設された面(前面)とは異なる上面12aに配設されるとともに、さらに大きく突出しないボタン式スイッチとされていたが、レバー式スイッチであってもよい。
【0051】
(変形例1)
図4には、本発明の変形例が示されている。本変形例における待機台12’において前記実施例における待機台12と相違する点は、スタートスイッチ7に加えて、同じくゲームを開始するための開始操作スイッチであり、スタートスイッチ7の補助的なスイッチとしてのレバー式のサブスタートスイッチ7a(副開始操作手段)が、貯留凹部300aの配設位置と同じ端部側より、すなわち、中央線Pよりも左側、詳しくは、左ストップスイッチ8Lの左側近傍に配設されている。
【0052】
なお、本変形例において、前述の実施例の待機台12と同様の構成部位には同様の符号を付すことによりここでの詳細な説明は省略することにする。
【0053】
本変形例におけるサブスタートスイッチ7aは、図5(a)のブロック図及び図5(b)の回路図に示されるように、スタートスイッチ7及びMAXBETスイッチ6、精算スイッチ10、ストップスイッチ8L、8C、8R等の操作を検出するスイッチ回路42により操作が検出されるようになっている。これら各種操作スイッチのうち、スタートスイッチ7とサブスタートスイッチ7aとは、スイッチ回路42に対して並列に接続されているため、スイッチ回路42においては、スタートスイッチ7並びにサブスタートスイッチ7aのいずれかのスイッチが操作されたことを検出する。
【0054】
すなわち、スタートスイッチ7とは別個に設けられるサブスタートスイッチ7aは、賭数が設定されてゲームが開始可能な状態であるときに操作を行うことでスタートスイッチ7による操作を行うことなくゲームを開始させることが可能な副操作手段である。
【0055】
このように、待機台12’の左右方向における貯留凹部300aの配置位置の反対側に配設されたスタートスイッチ7に加えて、補助的なサブスタートスイッチ7aを、スタートスイッチ7の反対側、すなわち、貯留凹部300aの配設位置と同じ左側に配設することで、遊技者は遊技状況等に応じて左右側のスタートスイッチ7、7aを使い分けてゲームの開始操作を行うことが出来るため、操作性がより向上することになる。
【0056】
また、スタートスイッチ7の操作とサブスタート7aの操作とは共通の操作検出回路であるスイッチ回路42に並列に接続され、スタートスイッチ7並びにサブスタートスイッチ7aのいずれかのスイッチが操作されたことが検出されるように構成されているため、スタートスイッチ7及びサブスタートスイッチ7aの操作を検出するための操作検出回路をそれぞれ別個に設ける必要がないので、製造コストを低減出来るばかりか、スタートスイッチ7及びサブスタートスイッチ7aの操作を重複して検出する等の誤検出を防止することが出来る。
【0057】
(変形例2)
図6には、遊技球待機台のさらに他の変形例としての待機台12’’が示されている。本変形例の待機台12’’における待機部300は、前述の実施例の待機台12、12’の待機部300とは形状が異なっている。なお、本変形例において、前述の実施例の待機台12と同様の構成部位には同様の符号を付すことによりここでの詳細な説明は省略することにする。
【0058】
本変形例における待機部300においては、取込装置100がスロットマシン1の正面から見て左端部側寄り、すなわち、左右方向の中央を示す中央線Pよりも左側に配設され、払出装置200の払出通路201に連通する払出口202が右端部側寄りに配設されていることから、整流部300bが中央線Pよりも左側に形成され、底面は左側に向けて下方に傾斜する傾斜面とされている。また、貯留凹部300aは、待機台12’’の上面12a’’における整流部300bと待機台12’’の前端縁(図中下側の縁部)との間に、中央線Pよりも左側から右側に向けて延びるように形成され、底面は右側に向けて下方に傾斜する傾斜面とされており、中央線Pよりも右側において合流するように形成されている。
【0059】
このように形成される本変形例の待機台12’’においても、スタートスイッチ7、MAXBETスイッチ6、精算スイッチ10は、中央線Pを挟んで、待機台12’’の上面12a’’における貯留凹部300aの配設位置の反対側に配設されており、貯留凹部300aと各種スイッチ6、7、10とは、待機台12’’の上面12a’’における左右方向の両端部側寄りにそれぞれ互いに所定距離離間して配設されていることになる。よって、遊技者によるゲーム操作と貯留凹部300aへのパチンコ球の投入操作とを左右の手で効率よく行うことが出来るため、ゲームを進行するための操作性が効果的に向上する。
【0060】
このように本発明にあっては、取込装置100に取込まれるパチンコ球が貯留される待機部300の形状は限定されるものではなく、本変形例のように、払出装置200や取込装置100が左右いずれ側に配設されていても、貯留凹部300aとスタートスイッチ7とがスロットマシン1の左右方向の端部側にそれぞれ互いに所定距離離間して配設されていれば、前述と同様の作用・効果が得られる。
【0061】
(変形例3)
図7には、待機台12のさらに他の変形例としての待機台12’’’が示されている。本変形例の待機台12’’’は、スロットマシン1’の前面から前方に膨出するように設けられており、該待機台12’’’の上面12a’’’における一方の端部側(図中左側)の一部には上方に突出する突出部305が形成されており、該膨出部305にパチンコ球を投入可能な貯留凹部300aを有する待機部300が凹設されている。また、該貯留凹部300aの直下には取込装置100が配設され、取込球供給通路101を介して連通されている。
【0062】
すなわち、本変形例における待機部300は、所定量のパチンコ球を貯留可能な所定深さを有する凹状に形成された貯留凹部300aからなり、また、該貯留凹部300aは下方に向けて先細りとなるように形成されているため、その下部が取込球供給通路101に流下するパチンコ球を整流する整流部としての機能を有している。このように待機部300全体を構成する貯留凹部300aに投入されたパチンコ球は、取込球供給通路101を介して取込装置100に供給される。
【0063】
このように本発明にあっては、パチンコ球を貯留するとともにパチンコ球を外部から投入可能な貯留凹部300aは、本変形例における貯留凹部300aのように待機台12’’’の上面12a’’’の一部に部分的に形成され、また、貯留凹部300a及び整流部300bからなる待機部300がスロットマシン1’の上下方向に向けて延びるように設けられていてもよい。
【0064】
また、本変形例のように、少なくとも待機部300における貯留凹部300aのみが上方に開放するように設けられてパチンコ球を投入可能となっていれば、整流部300bの上面は開放されていなくてもよい。
【0065】
このように構成される本変形例としての待機台12’’’においても、貯留凹部300aとスタートスイッチ7とが図7に示されるようにスロットマシン1の左右方向の端部側にそれぞれ別々に互いに所定距離離間するように配設されていることになるため、前述と同様の作用・効果が得られる。
【0066】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0067】
本発明の請求項1は、遊技球(パチンコ球)を用いて1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示装置(ベルト8L、8C、8R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能な遊技球を用いたスロットマシン(1、1’)において、
前記ゲームを開始するために操作する開始操作手段(スタートスイッチ7)と、前記賭数を設定するために遊技球の取込を行う遊技球取込手段(取込装置100)と、
前記遊技球取込手段に供給される遊技球を貯留するための、上面が開放した遊技球貯留凹部(貯留凹部300a)を備え、該遊技球を待機させる遊技球待機部(待機部300)が設けられた遊技球待機台(待機台12、12’、12’’、12’’’)と、
を備え、
前記遊技球を用いたスロットマシンの前面(1a)における左右いずれか一方の端部側(中心線Pよりも左側)に前記遊技球貯留凹部を配設するとともに、他方の端部側(中心線Pよりも右側)に前記開始操作手段を配設した。
【0068】
本発明の請求項2は、前記遊技球(パチンコ球)を払出すための払出装置(200)を備え、
該払出装置と前記遊技球貯留凹部(貯留凹部300a)とを遊技球払出通路(払出通路201)を介して連通するとともに、前記遊技球を用いたスロットマシン(1、1’)における前記遊技球貯留凹部の配設位置側(中心線Pよりも左側)に前記払出装置を配設した。
【0069】
本発明の請求項3は、前記遊技球取込手段(取込装置100)による遊技球(パチンコ球)の取込を行う際に操作される遊技球取込操作手段(MAXBETスイッチ6)を備え、
前記遊技球取込操作手段は、前記遊技球を用いたスロットマシン(1、1’)の前面(1a)における前記開始操作手段(スタートスイッチ7)の配設位置側(中心線Pよりも右側)に配設されている。
【0070】
本発明の請求項4は、前記遊技球待機部(待機部300)は、前記遊技球貯留凹部(貯留凹部300a)と、該遊技球貯留凹部の遊技球(パチンコ球)を前記遊技球取込手段(取込装置100)に整流して供給する遊技球整流部(整流部300b)と、を有し、
前記遊技球を用いたスロットマシン(1)の前面(1a)における左右方向に向けて設けられた前記遊技球待機台(待機台12、12’、12’’)の上面(12a、12a’、12a’’)は、該遊技球待機台の左右方向の中心位置(中心線P)を基準としてほぼ左右対称形状となるように形成されており、
前記遊技球貯留凹部及び該遊技球貯留凹部よりも細長の前記遊技球整流部を前記遊技球待機台の上面に左右方向に向けて凹設し、前記遊技球待機台の上面における前記遊技球整流部の配設位置側に形成された配設スペース(上面スペース)に前記開始操作手段(スタートスイッチ7)を配設した。
【0071】
本発明の請求項5は、前記遊技球待機部(待機部300)は、前記遊技球貯留凹部(貯留凹部300a)と、該遊技球貯留凹部の遊技球(パチンコ球)を前記遊技球取込手段(取込装置100)に整流して供給する遊技球整流部(整流部300b)と、を有し、
前記遊技球整流部は、複数条の通路(整流通路302a、302b)にて構成されている。
【0072】
本発明の請求項6は、前記遊技球(パチンコ球)を用いたスロットマシン(1)の前面(1a)における前記遊技球貯留凹部(貯留凹部300a)の配設位置側(中心線Pよりも左側)に、前記開始操作手段(スタートスイッチ7)とは別個に形成され前記ゲームが開始可能な状態であるときに操作を行うことで前記開始操作手段による操作を行うことなく前記ゲームを開始させることが可能な副操作手段(サブスタートスイッチ7a)を配設した。
【0073】
本発明の請求項7は、前記開始操作手段(スタートスイッチ7)の操作と、前記副操作手段(サブスタートスイッチ7a)の操作と、は共通の操作検出回路(スイッチ回路42)にて検出される。
【0074】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0075】
例えば、遊技球貯留部と開始操作手段とは、スロットマシンの前面における左右方向の中央位置よりもそれぞれ左右端部側に別々に配設されていれば、それぞれが左右方向の端部側に配設されていることになり、互いの離間距離は任意に変更可能である。
【0076】
また、本発明においては、前述の実施例のように、MAXBETスイッチ6の操作により取込装置にてパチンコ球の取込が行われて賭数の設定がなされるスロットマシン1だけではなく、例えば図7に示されるスロットマシン1’のように、貯留凹部300aに投入されたパチンコ球が、取込操作手段等による取込操作を行うことなく取込まれて記憶部等にクレジットされ、賭数設定操作手段等によりクレジットを使用することで賭数を設定する遊技球を用いたスロットマシンにも適用可能である。
【0077】
また、上記実施例及び変形例における貯留凹部300aとスタートスイッチ7とは、スロットマシン(1、1’)の前面に膨出するように設けられた左右方向を向く待機台(12、12’’、12’’’)に設けられていたが、例えば貯留凹部300aを設けるための待機台とは別個に、スタートスイッチ7やMAXBETボタン6等を配設するための操作台を設け、貯留凹部300aとスタートスイッチ7とを別々の台に配設しても、スロットマシン1の前面における左右いずれか一方の端部側に貯留凹部300aが配設され、他方の端部側にスタートスイッチ7が配設されていれば本発明に含まれる。
【0078】
また、本発明にあっては、スロットマシン1の前面における左右いずれか一方の端部側に貯留凹部300aが配設され、他方の端部側にスタートスイッチ7が配設されていれば、貯留凹部300aとスタートスイッチ7との上下方向の配置位置関係は問われるものではなく、上記実施例や変形例のように貯留凹部300aとスタートスイッチ7が同高さ位置に配設されていてもよいし、あるいは例えば貯留凹部300aがスタートスイッチ7の配設位置よりも低い高さ位置に配設される等、両者が異なる高さ位置に配設されていてもよい。
【0079】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0080】
(a)請求項1項の発明によれば、ゲームを開始するために操作する開始操作手段と、遊技球取込手段に供給される遊技球を貯留するための遊技球貯留凹部と、がそれぞれ遊技球を用いたスロットマシンの前面における左右端部側にそれぞれ別々に離間して配設されることになり、遊技者によるゲームの開始操作と遊技球貯留凹部への遊技球の投入操作とを左右の手で効率よく行うことが出来るため、ゲームを進行するための操作性が効果的に向上する。
【0081】
(b)請求項2項の発明によれば、遊技球払出通路を極力短寸とすることが出来、これにより払出装置から遊技球貯留凹部に払出されるまでの遊技球払出通路内における球詰まり等の発生を防止することが出来る。
【0082】
(c)請求項3項の発明によれば、遊技球取込操作手段による取込操作と開始操作手段によるゲームの開始操作とを同じ手で操作することが出来るため、遊技球の取込からゲーム開始までの一連の操作を円滑に行うことが出来る。
【0083】
(d)請求項4項の発明によれば、遊技球貯留凹部及び遊技球整流部の形状に応じて遊技球待機台の上面に形成されるスペースを有効に利用して開始操作手段を配設することが出来る。
【0084】
(e)請求項5項の発明によれば、遊技球貯留凹部から遊技球取込手段への遊技球の供給速度を向上させることで、遊技球取込手段による遊技球の取込速度も向上させることができる。
【0085】
(f)請求項6項の発明によれば、遊技者は遊技球貯留部における遊技球の貯留状況等に応じて左右側の操作手段を使い分けてゲームの開始操作を行うことが出来るため、操作性が向上する。
【0086】
(g)請求項7項の発明によれば、開始操作手段及び副開始操作手段の操作を検出するための操作検出回路をそれぞれ別個に設ける必要がないので、製造コストを低減出来るばかりか、開始操作手段及び副開始操作手段の操作を重複して検出する等の誤検出を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された実施例のパチンコ球を使用したスロットマシンを示す正面図である。
【図2】図1のスロットマシンの構成を示すブロック図である。
【図3】(a)は待機台を示す平面図、(b)は待機台を示す正面図である。
【図4】本発明の変形例としての待機台を示す正面図である。
【図5】(a)は、図4のスロットマシンに構成の要部を示すブロック図であり、(b)(a)の要部を示す回路図である。
【図6】待機台の変形例を示す平面図である。
【図7】変形例としてのスロットマシンを示す正面図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン
6 MAXBETスイッチ
7 スタートスイッチ
7a サブスタートスイッチ
12、12’、12’’、12’’’ 待機台
12a、12’a、12a’’、12a’’’ 上面
300 待機部
300a 貯留部
300b 整流部

Claims (7)

  1. 遊技球を用いて1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能な遊技球を用いたスロットマシンにおいて、
    前記ゲームを開始するために操作する開始操作手段と、
    前記賭数を設定するために遊技球の取込を行う遊技球取込手段と、
    前記遊技球取込手段に供給される遊技球を貯留するための、上面が開放した遊技球貯留凹部を備え、該遊技球を待機させる遊技球待機部が設けられた遊技球待機台と、
    を備え、
    前記遊技球を用いたスロットマシンの前面における左右いずれか一方の端部側に前記遊技球貯留凹部を配設するとともに、他方の端部側に前記開始操作手段を配設したことを特徴とする遊技球を用いたスロットマシン。
  2. 前記遊技球を払出すための払出装置を備え、
    該払出装置と前記遊技球貯留凹部とを遊技球払出通路を介して連通するとともに、前記遊技球を用いたスロットマシンにおける前記遊技球貯留凹部の配設位置側に前記払出装置を配設した請求項1に記載の遊技球を用いたスロットマシン。
  3. 前記遊技球取込手段による遊技球の取込を行う際に操作される遊技球取込操作手段を備え、
    前記遊技球取込操作手段は、前記遊技球を用いたスロットマシンの前面における前記開始操作手段の配設位置側に配設されている請求項1または2に記載の遊技球を用いたスロットマシン。
  4. 前記遊技球待機部は、前記遊技球貯留凹部と、該遊技球貯留凹部の遊技球を前記遊技球取込手段に整流して供給する遊技球整流部と、を有し、
    前記遊技球を用いたスロットマシンの前面における左右方向に向けて設けられた前記遊技球待機台の上面は、該遊技球待機台の左右方向の中心位置を基準としてほぼ左右対称形状となるように形成されており、
    前記遊技球貯留凹部及び該遊技球貯留凹部よりも細長の前記遊技球整流部を前記遊技球待機台の上面に左右方向に向けて凹設し、前記遊技球待機台の上面における前記遊技球整流部の配設位置側に形成された配設スペースに前記開始操作手段を配設した請求項1〜3のいずれかに記載の遊技球を用いたスロットマシン。
  5. 前記遊技球待機部は、前記遊技球貯留凹部と、該遊技球貯留凹部の遊技球を前記遊技球取込手段に整流して供給する遊技球整流部と、を有し、
    前記遊技球整流部は、複数条の通路にて構成されている請求項1〜4のいずれかに記載の遊技球を用いたスロットマシン。
  6. 前記遊技球を用いたスロットマシンの前面における前記遊技球貯留凹部の配設位置側に、前記開始操作手段とは別個に形成され前記ゲームが開始可能な状態であるときに操作を行うことで前記開始操作手段による操作を行うことなく前記ゲームを開始させることが可能な副操作手段を配設した請求項1〜5のいずれかに記載の遊技球を用いたスロットマシン。
  7. 前記開始操作手段の操作と、前記副操作手段の操作と、は共通の操作検出回路にて検出される請求項6に記載の遊技球を用いたスロットマシン。
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