JP2010052942A - 給紙装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小さなスペースでも設置可能な、温風アシストによるシート捌き機構を備えた給紙装置を実現する。
【解決手段】給紙ユニット130は、シート束を収容するシート収納部35と、シート束の上面に向けて温風を吹き付ける上温風ユニット140とを含む。画像形成のために所定の給紙ユニット130が選択されると、リフト板31が上昇駆動されてシート束がピックアップローラ40方向へ上昇すると共に、上温風ユニット140が駆動されて温風吹出口145からシート束Sの上面に向けて温風が吹き付けられる。上温風ユニット140は、密着性が特に高いシート束Sの上面から外周付近に集中して均一に温風を送り込む。
【選択図】図3

Description

本発明は、温風アシストによるシート捌き機構を備えた給紙装置およびこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置において、画像形成部に連続的に給紙されるシート状記録媒体としては、通常、上質紙や複写機メーカが指定した普通紙等のカットシートが用いられていた。このような上質紙や普通紙等のカットシートは、その表面平滑度が低いことからシート間密着力が比較的低い。よって、給紙トレイ等のシート積載部からカットシートを1枚ずつ送り出す際に、複数枚のカットシートが密着して供給される重送を防ぐことは比較的容易であった。また、これらのカットシートを用いた場合、たとえ重送が発生したとしても、分離コロ、分離パッド若しくは分離爪などを設けることによって、比較的良好にカットシートを1枚ずつ送り出すことが可能であった。
しかしながら、近年では、シート状記録媒体の多様化が進んでおり、上質紙や普通紙等の表面平滑度が低いシートのみが用いられるわけではない。特に、画像形成装置のカラー化技術の発展に伴い、白色度を上昇させ光沢を出した塗工紙(シートの両面または片面に、印刷適正の改良を目的として塗料の一種である塗工カラーを塗布した複合シート)等の表面平滑度の高いものも用いられるようになってきている。即ち、上質紙や普通紙だけでなく、上記のような塗工紙、さらにはフィルムシートやトレーシングペーパー等も、同一の機種で使用されるようになっている。ここで、塗工紙、フィルムシート、トレーシングペーパー等は、シート間の密着力が強いことから、シートの重送を防ぐことが難しく、給紙(シートの送り出し)には特別な対策が必要となる。
また、シート積載部に置かれたシート束は、その上面や外周部分が外気に触れているため、湿気を多く含み易い。すなわち、シート束の上面および側面は吸湿により膨潤する一方、シート束の内側は上面や側面と比べて湿気が少ないため膨潤度はより低い。その結果、シート束の内側空間(シート間スペース)が負圧となり、シート同士が密着してしまうことがある。
そこで、大型の複写機等においては、給紙に先立ってシート間の密着を解いてシート束を捌くために、シート束の側面に温風を吹き付ける機構(以下「横温風アシスト」と称する)を有する給紙装置が採用されている。
例えば、特許文献1には、横温風アシストによるシート捌き方法において、シート束の側面に吹き付ける横温風の湿度を適切に調整することにより、シートの乾燥効率を高める技術が開示されている。
特開2001−48366号公報 特開2003−150024号公報 特開2006−264917号公報 特開2007−62894号公報 実公平7−12359号公報
しかしながら、上記の横温風アシストによる従来のシート捌き技術では、温風吹出口から離れた領域にまで温風が届き難いため、特に密着性が強いシートの外周付近に温風を入れてシートを捌くことは容易ではない。すなわち、従来の横温風アシストによる場合、これに要する温風吹付手段、ヒータ手段、駆動源等の構成として、大型のものを用いなければ、良好な捌き効果が得られない。このため、横温風アシストによる従来のシート捌き技術は、収納枚数2000枚から4000枚程度の比較的大型の給送デッキへの適用に限られていた。
本発明の目的は、小さなスペースでも設置可能な、温風アシストによるシート捌き機構を備えた給紙装置およびこれを備えた画像形成装置の提供にある。
本発明の一局面に係る給紙装置は、シート状記録媒体を給紙する給紙装置であって、複数枚のシート状記録媒体からなるシート束を収納するシート収納部と、前記シート収納部に収納された状態のシート束の上面に向けて温風を吹き付ける第1吹出口を有する第1温風ユニットと、を備えることを特徴とする(請求項1)。
上記の構成によれば、温風吹付け(温風アシスト)によるシート捌き機構として、シート束の上面に向けて温風を吹き付ける第1温風ユニットを備えている。この温風は、シート束の外周を覆うように流れる。シート束のうちでもその上面および側面は、吸湿により膨潤しており、密着性が高く捌き難いが、上記の構成により、シート束の上面や外周付近に温風を集中的に送り込むことができる。これにより、シート束の上面や外周部分の吸湿度をすばやく低下させ、当該部分の膨潤状態を解消することによって、シート束の内側(シート状記録媒体同士のスペース)の負圧も解消できる。これにより、シート収納部内に収納されたシート状記録媒体同士の密着力の低下を図り、シート束を給紙に先駆けて効率よく捌くことができる。
また、第1温風ユニットは、吸湿により膨潤しているシート束の上面および外周付近の全体に温風を集中的に送り込むので、従来のような大型の横温風アシストよりもシート捌き効率が高く、給紙装置の小型化が可能である。
上記構成において、前記第1吹出口は、前記シート束の上方に、前記シート束の上面と対向して設けられていることが望ましい(請求項2)。この構成によれば、シート束の上面に向けて温風を的確に吹き付けさせることができる。
上記構成において、前記シート収納部内で給紙方向上流側端が回動自在に支持され、前記シート状記録媒体を積載するシート載置板と、前記シート載置板の給紙方向下流側端を昇降させ、前記シート載置板をシート状記録媒体が給紙可能な第1位置と、該第1位置から退避した第2位置との間で変位させる昇降機構と、をさらに備える構成としてもよい(請求項3)。
上記の片持ち昇降機構(給紙方向上流側端が回動自在に支持されたシート載置板を昇降機構により昇降させる機構)は小型の給紙装置に用いられることが多い。上述のように第1温風ユニットによる温風捌き機構は、シート捌き効率が高いため、少ない温風量のものであっても、シート収納部に収納されたシート状記録媒体を給紙に先駆け効率よく捌くことができる。よって、片持ち昇降機構を備えた小型の給紙装置に第1温風ユニットを組み込めば、十分なシート捌き効果を発揮でき、小型の給紙装置に好適である。
この場合、前記シート載置板が前記第1位置にあるとき前記シート束の上面に当接し、該シート束の最上位のシート状記録媒体を送り出すピックアップローラをさらに備え、前記第1温風ユニットが、前記ピックアップローラの給紙方向上流側に配置されていることが望ましい(請求項4)。
この構成によれば、第1温風ユニットが、前記ピックアップローラの給紙方向上流側に設けられている。このように、シート捌き効率の高い第1温風ユニットを給紙装置内の空きスペースを利用して設置することにより、小型化の給紙装置にも適応可能な温風アシストによるシート捌き機構を実現することができる。
すなわち、片持ち昇降機構を用いた場合、前記ピックアップローラが設けられる給紙方向下流側はシート束が持ち上げられると共に、該ピックアップローラなどが設けられているためにスペース的余裕はそれほどない。一方で、給紙方向上流側はシート束が持ち上げられないので比較的スペースに余裕がある。この余裕のあるスペースに、第1温風ユニットを組み込めば、第1温風ユニットを設置するために装置の外形を大きくする必要はなく、給紙装置の小型化を図ることができる。
上記の構成において、前記シート束の、給紙方向と平行な側面に温風を吹き付ける第2吹出口を含む第2温風ユニットを、さらに含むことが望ましい(請求項5)。
この構成によれば、温風によるシート捌き機構として、シート捌き効率の高い第1温風ユニットに加え、複数のシート状記録媒体からなるシート束の側面に対し温風を吹き付ける第2温風ユニットをさらに含んでいるので、より高いシート捌き効果が得られる。
上記構成において、前記第1位置の状態の前記シート載置板で支持されたシート束の、給紙方向と平行な側面に温風を吹き付ける第2吹出口を有する第2温風ユニットと、前記シート束の上面と前記ピックアップローラとの当接を検出する高さ検知機構とをさらに備え、前記第2吹出口は、給紙方向に沿った垂直断面で前記ピックアップローラとシート束の上面とが当接する点に配向されており、前記第2温風ユニットは、前記高さ検知機構による検知結果に基づいて、前記側面に温風を吹き付けることが望ましい(請求項6)。
この構成によれば、第2温風ユニットは、シート束の上面が前記ピックアップローラと当接する給紙位置にあることを高さ検知機構が検知して動作する。また、第2温風ユニットの第2吹出口は、給紙方向に沿った垂直断面で前記ピックアップローラとシート束の上面とが当接する点に配向されている。このため、前記ピックアップローラにより取り出される正にその位置に存するシート状記録媒体の側面に温風を集中的に当てることができ、当該部分のシート間に効率的に温風を吹き込むことができる。これにより、第2温風ユニットとして大型のものでなくても、給紙に先立って効率的にシート束を捌くことができる構成となる。この結果、高いシート捌き効果を有するにもかかわらず、温風によるシート捌き機構を備えた給紙装置全体の小型化を図ることができる。
上記の構成において、前記ピックアップローラが、前記シート束の給紙方向先端側の上面に接するよう配置され、前記第2吹出口が、前記給紙方向と直交する方向に対して、前記シート束の中央方向側に角度をつけて温風を吹き出すように配向されていることが望ましい(請求項7)。
この構成によれば、第2吹出口から吹き出された温風をシート束のシート間に閉じ込めることができる。すなわち、当該給紙方向と直交する方向に対してシートの中央側に角度をつけて温風を吹き付けた場合は、シートの重みで給紙方向上流側および下流側が垂れ下がって蓋がされた状態になり、温風が外へ逃げてしまうことなく奥まで広範に吹き込める。これにより、同じ温風量であっても給紙に先がけ効率よくシート束を捌くことができる。
上記構成において、前記給紙装置内の温度を制御する温度制御部をさらに備え、前記第1温風ユニットは、空気を取り込み可能な第1吸込口と、該第1吸込口から空気を取り込み前記第1吹出口から吹き出させる空気流を発生する第1送風部と、該第1送風部に取り込まれた空気を加熱する第1加熱部とを含み、前記第2温風ユニットは、空気を取り込み可能な第2吸込口と、該第2吸込口から空気を取り込み前記第2吹出口から吹き出させる空気流を発生する第2送風部と、該第2送風部に取り込まれた空気を加熱する第2加熱部とを含み、前記温度制御部は、前記第1加熱部及び前記第2加熱部の動作を制御することで、前記給紙装置内の温度を制御することが望ましい(請求項8)。
この構成によれば、温度制御部による第1加熱部及び第2加熱部の動作制御によって、前記給紙装置内の温度を、シート束の捌きに適した温度に管理することが可能となる。
この場合、前記第1加熱部の温度を検出する第1温度検出部を備え、前記第1吸込口は、前記給紙装置内の空気を取り込むものであり、前記第2吸込口は、前記給紙装置内または給紙装置外の空気を取り込むものであり、前記温度制御部は、給紙準備期間の開始から、前記第1加熱部及び前記第2加熱部の双方を作動させ、前記第1温度検出部による検出結果が所定の上限温度に達すると、前記第1加熱部の作動を停止させ、前記第1加熱部の作動停止後、前記第1温度検出部による検出結果を前記給紙装置内の温度として、当該給紙装置内の温度を制御する構成とすることができる(請求項9)。
この構成によれば、温度制御部は、給紙準備期間の開始から、第1加熱部および第2加熱部の双方を作動させるように制御する。このため、当該給紙準備期間中に瞬時に給紙装置内の温度を上昇させることによって、給紙装置内のシート束の相対湿度を瞬間的に低下させ、シート束を給紙に先駆け捌き易い状態とすることができる。
また、前記温度制御部は、前記第1温度検知部によって、第1加熱部の温度が上限温度に達したことを検知すると、該第1加熱部の作動を停止させる。ここで、前記第1吸込口からは給紙装置内の空気が取り込まれるため、第1加熱部の作動停止により、該第1加熱部の温度は徐々に低下し、ついには該給紙装置内の温度と略等しくなる。このため、第1温度検知部はこれ以後、給紙装置内の温度を検知する温度検知手段として機能する。これにより、第1温度検知部による検知結果に基づいて給紙装置内の温度を管理することができる。
このような温度制御機構を備えることにより、給紙装置内の温度を、シート束の吸湿度を低下させるのに適切な温度に保つことができる。これにより、給紙に先がけより効率よくシートを捌くことができ、重送等の問題の発生をより確実に防止することができる。
上記構成において、さらに、前記第2加熱部の温度を検出する第2温度検出部を備え、前記温度制御部は、前記第2温度検出部による検出結果が所定の上限温度に達すると、前記第2加熱部の作動を停止させることが望ましい(請求項10)。
この構成によれば、第1加熱部の作動停止後も、第2加熱部は、前記第2加熱部の温度が上限温度に達したことを第2温度検知部が検知するまで作動し続ける。そして、前記温度制御部は、第2加熱部の温度が上限温度に達したことを第2上温度検知部が検知すると、前記第2加熱部の作動も停止するように制御する。この後、給紙装置内の温度を検知している第1温度検知部が、第1加熱部の温度(給紙装置内の温度)が下限温度に低下したことを検知すると、前記温度制御部は、前記第2加熱部が再び作動するように制御する。
このような給紙装置内の温度を制御する温度制御機構を備えることにより、給紙装置内の温度を適切な温度に保つための制御がより容易かつ正確となる。これにより、給紙に先がけ、より効率よくシートを捌くことができ、重送等の問題の発生を確実に防止することができる。
或いは、前記第2加熱部の温度を検出する第2温度検出部を備え、前記第1吸込口は、前記給紙装置内または給紙装置外の空気を取り込むものであり、前記第2吸込口は、前記給紙装置内の空気を取り込むものであり、前記温度制御部は、給紙準備期間の開始から、前記第1加熱部及び前記第2加熱部の双方を作動させ、前記第2温度検出部による検出結果が所定の上限温度に達すると、前記第2加熱部の作動を停止させ、前記第2加熱部の作動停止後、前記第2温度検出部による検出結果を前記給紙装置内の温度として、当該給紙装置内の温度を制御するようにしても良い(請求項11)。
この構成によれば、上記とは逆に、第2温度検知部による検知結果に基づいて給紙装置内の温度を管理することができ、同様な利点を享受できる。
この場合、さらに、前記第1加熱部の温度を検出する第1温度検出部を備え、前記温度制御部は、前記第1温度検出部による検出結果が所定の上限温度に達すると、前記第1加熱部の作動を停止させることが望ましい(請求項12)。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、シート状記録媒体を給紙する上記構成の給紙装置と、前記給紙装置から給紙されたシート状記録媒体に画像を形成する画像形成部を含む装置本体と、を備えることを特徴とする(請求項13)。
この構成によれば、温風によるシート捌き機構として、従来のような大型の横温風アシストよりもシート捌き効率が高い第1温風ユニットを備えた給紙装置を有している。これにより、給紙装置の小型化を図ることができるため、温風によるシート捌き機構を備えた給紙装置を有する画像形成装置全体の小型化を図ることができる。
上記構成において、前記給紙装置は、前記装置本体の下方に複数段積み重ねて装着可能であることが望ましい(請求項14)。
本発明によれば、温風によるシート捌き効率の向上により、小さなスペースでも設置可能な給紙装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る給紙装置を備えたプリンタの外観を示す斜視図である。 図1に示すプリンタの内部構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る給紙装置の構成を示す断面図である。 図3に示す給紙装置における給紙カセットを給紙装置本体から引き出した状態を示す斜視図である。 給紙装置に搭載される位置検知センサを示す説明図である。 給紙装置に搭載される上温風ユニットの温風吹き付け方向を説明するための模式図である。 上温風ユニットの温風吹き付け方向を示す説明図である。 上温風ユニットの搭載位置を説明するための給紙装置の斜視図である。 上温風ユニットの要部構成を示す垂直方向の断面図である。 上温風ユニットの斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る給紙装置の構成を示す斜視図である。 図10の給紙装置に搭載される横温風ユニットの要部を示す水平方向の断面図である。 横温風ユニットの斜視図である。 横温風ユニットの温風吹出口の配置位置を示す説明図である。 横温風ユニットの温風吹出口の配置位置を示す説明図である。 横温風ユニットの温風吹き付け方向を示す説明図である。 横温風ユニットの温風吹き付け状態を説明するための説明図である。 第2実施形態の給紙装置における横温風および上温風の吹き付け方向を説明するための給紙カセットの斜視図である。 横温風および上温風の吹き付け方向を示す説明図である。 本発明の第3、第4実施形態に適用される温度制御部を示す機能ブロック図である。 第3実施形態の温度制御部による給紙ユニット内の温度制御工程を示すフローチャートである。 第3実施形態における温度制御工程を説明するタイムチャートである。 第4実施形態の温度制御部による給紙ユニット内の温度制御工程を示すフローチャートである。 第4実施形態における温度制御工程を説明するタイムチャートである。
以下、本発明のいくつかの実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<第1実施形態>
先ず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施態に係る給紙装置を備えた画像形成装置について説明する。図1は、第1実施形態に係る給紙装置(給紙ユニット130)を備えた画像形成装置(カラープリンタ1)の外観を示す斜視図、図2は、前記画像形成装置の内部構造を示す断面図である。
カラープリンタ1は、図1に示すように、パーソナルコンピュータ(PC)(図示せず)等に直接またはLAN経由で接続されるプリンタ本体200と、プリンタ本体200の下方に設けられ、各種サイズのシートPを当該サイズに合わせてそれぞれ収納可能に構成されたシート供給部100とを備えている。なお、カラープリンタ1は、該カラープリンタXの動作を制御する制御回路など、一般的なカラープリンタに設けられた他の構成要素も有している。
図2に示すように、プリンタ本体200は、トナーコンテナ900Y、900M、900C、900K、中間転写ユニット92、画像形成ユニット93、露光ユニット94、シート供給部100、定着ユニット97、排紙ユニット96、装置本体の筐体90、トップカバー911及びフロントカバー912を備えている。
画像形成ユニット93は、イエロー用トナーコンテナ900Y、マゼンタ用トナーコンテナ900M、シアン用トナーコンテナ900C、ブラック用トナーコンテナ900Kと、その下方に配置され、YMCK各色に対応する現像装置10Y、10M、10C、10Kを有している。
画像形成ユニット93には、さらにそれぞれの色のトナー像を担持する感光体ドラム17(電子写真方式で潜像が形成される感光体)が各々備えられている。感光体ドラム17としては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。各感光体ドラム17には、対応したトナーコンテナ900Y、900M、900C、900Kからそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが供給される。なお、画像形成ユニット93は、上記のようにフルカラー画像を形成することができる構成であるが、これに限定されることはなく、白黒画像やフルカラーではないカラー画像を形成する構成のものであってもよい。
感光体ドラム17の周囲には、帯電器16、現像装置10(10Y、10M、10C、10K)、転写器(転写ローラ)19及びクリーニング装置18等が配置されている。帯電器16は、感光体ドラム17の表面を均一に帯電する。帯電後の感光体ドラム17の表面は、露光ユニット94によって露光され、静電潜像が形成される。現像装置10Y、10M、10C、10Kは、それぞれトナーコンテナ900Y、900M、900C、900Kから供給される各色のトナーを用いて、各々の感光体ドラム17上に形成された静電潜像を現像(可視像化)する。転写ローラ19は、中間転写ベルト921を挟んで感光体ドラム17とニップ部を形成し、感光体ドラム17上のトナー像を中間転写ベルト921上に一次転写する。クリーニング装置18は、トナー像転写後の感光体ドラム17の周面を清掃する。
各現像装置10Y、10M、10C、10Kは、筐体20を備え、この筐体20の内部には、磁性キャリアとトナーとを有する2成分現像剤が収納されている。また、筐体20内には、筐体底部近傍に長手方向を軸方向として並列に2本の攪拌ローラ11、12(現像剤攪拌部材)が回転可能に配置されている。
筐体20の内部底面には、現像剤の循環経路が設定されており、攪拌ローラ11、12は前記循環経路内に配設されている。攪拌ローラ11、12の間の軸方向には、筐体底部から立設された仕切り壁201が設けられている。この仕切り壁201は、前記循環経路を区画するもので、仕切り壁201の周囲を周回するように前記循環経路が形成されている。2成分現像剤は、この循環経路を攪拌ローラ11及び12によって攪拌、搬送されながら帯電される。
2成分現像剤は、攪拌ローラ11及び12によって攪拌されつつ筐体20内を循環し、トナーが帯電されると共に、攪拌ローラ11上の2成分現像剤が上側に位置する磁気ローラ14に吸引されて搬送される。吸引された2成分現像剤は磁気ローラ14上に磁気ブラシ(図示せず)を形成する。磁気ブラシは、ドクターブレード13によって層厚規制される。現像ローラ15上にトナー層は、磁気ローラ14と現像ローラ15との間の電位差によって形成され、該トナー層によって感光体ドラム17上の静電潜像が現像される。
露光ユニット94は、光源やポリゴンミラー、反射ミラー、偏向ミラーなどの各種の光学系機器を有し、前記画像形成ユニット93の各々に設けられた感光体ドラム17の周面に、画像データに基づく光を照射して、静電潜像を形成する。
中間転写ユニット92は、中間転写ベルト921、駆動ローラ922、及び従動ローラ923を備えている。中間転写ベルト921は、複数の感光体ドラム17からトナー像が重ね塗り状態で一次転写され、このトナー像を、給紙ユニット130から供給されるシートPに二次転写部98において二次転写する。駆動ローラ922及び従動ローラ923は、中間転写ベルト921を周回駆動させる。駆動ローラ922及び従動ローラ923は、図略の筐体で回転自在に支持される。
定着ユニット97は、中間転写ユニット92から二次転写されたシートP上のトナー像に対し、定着処理を施す。定着処理の完了したカラー画像付のシートPは、装置本体200の上部に形成された排出ユニット96へ向けて排出される。
排紙ユニット96は、定着ユニット97から搬送されたシートPを、排紙トレイとしてのトップカバー911上に排出する。
シート供給部100は、プリンタ本体200に着脱自在に装着された複数段(本実施形態では3段)の給紙ユニット130(給紙装置)を備えている。給紙ユニット130は、画像形成される複数のシートPからなるシート束Sを収納するものであって、筐体90に対して着脱可能に装着されている。各段の給紙ユニット130には、上記の各サイズのシート束Sがそれぞれ貯留されている。画像形成動作において、選択された給紙ユニット130では、当該給紙ユニット130に設けられたピックアップローラ40の駆動により、シート束Sの最上層のシートPが1枚ずつ取り出されて給紙搬送路133へと繰り出され、画像形成部93へ導入される。
各給紙ユニット130は、プリンタ本体200の下部に複数積み重ねて後付装着可能な搬送機構を具備しており、所望の段数の給紙ユニット130を、いつでも後付でプリンタ本体200に装着できる。すなわち、プリンタ本体200の下部に各給紙ユニット130を複数積み重ねることにより、各給紙ユニット130が有する搬送機構が互いに結合されて、プリンタ本体200へと延びる一本の給紙搬送路133が形成される。これにより、給紙ユニット130の複数積み重ね後付装着を可能としている。
なお、本実施形態ではシート供給部100が3段の給紙ユニット130で構成された例を挙げているが、本発明はこれに限らず、給紙ユニット130が1段または2段、または4段以上の給紙ユニットで構成されたプリンタ等の画像形成装置に対しても同様に適用することができる。
次に、図1、図3乃至図9を参照し、給紙ユニット130の構成について、詳細に説明する。図1に示すように給紙ユニット130は、給紙カセット130Aと、給紙ユニット本体130Bとから構成されている。給紙カセット130Aは、給紙ユニット本体130Bに対して進退スライドする。給紙カセット130Aおよび給紙ユニット本体130Bには、一般的なスライド機構(引き出し機構)を採用することができる。
図3は、給紙ユニット130の断面図、図4は、給紙カセット130Aを給紙ユニット本体130Bから引き出した状態を示す斜視図、図5(A)、(B)は、給紙ユニット130に搭載される位置検知センサ39を示す図、図6は、給紙ユニット130に搭載される上温風ユニット140(第1温風ユニット)の温風吹き付け方向を説明するための斜視図、図7は、上温風ユニット140の温風吹き付け方向を示す模試図、図8は、上温風ユニット140の搭載位置を説明するための給紙ユニット130の斜視図、図9は、上温風ユニット140の要部構成を示す垂直方向の断面図である。
図3および図4に示すように、給紙ユニット130は、シート収納部35の内底面に、複数枚のシートP(シート状記録媒体)からなるシート束Sを積載するリフト板31(シート積載板)を備えている。このリフト板31は、その給紙方向上流側端(図3中の左側端部)が、支持部38により回動可能に支持されている。すなわち、リフト板31は、シート収納部35の内部において、下流端を自由端として支持部38により垂直面内で回動可能となっている。支持部38は、シートPの幅方向(給紙方向と直交する方向)に対向配置されてなるシート収納部35の両側壁部に設けられている。
給紙ユニット130の給紙カセット130Aは、シート収納部35に収納されるシートPの幅方向の位置決めを行う幅合わせカーソル対34a、34bと、シートPの後端を揃える後端カーソル33と、を備えている。幅合わせカーソル対34a、34bは、図示しない案内レールに沿ってそれぞれシート幅方向(図4の矢印AA′方向)に往復移動可能に設けられている。ここではシートPが図4の矢印B方向に送り出されるため、後端カーソル33は案内レール33a、33bに沿ってシート搬送方向と平行(図4の矢印BB′方向)に往復移動可能に設けられている。幅合わせカーソル対34a、34bおよび後端カーソル33が、積載されるシートサイズに合わせて移動された状態で、シート束Sは給紙ユニット130内の所定位置に収納される。給紙ユニット130は、カセットカバー43を備え、その表面側(図4の矢印C方向から見た側)が外部に露出してカラープリンタ1の外装面の一部を構成する。
リフト板31の給紙方向下流部下方には、リフト板31を昇降させる昇降機構として、駆動シャフト36、押し上げ部材32、駆動連結部材(不図示)が設けられている。また、給紙ユニット本体130B側には、前記駆動連結部材に対応する受け部材(不図示)と、当該受け部材に連結する正逆転可能なモータ(不図示)が設けられている。給紙カセット130Aを給紙ユニット本体130Bに収納した状態では、給紙カセット130A側のシート収納部35の駆動連結部材が、給紙ユニット本体130B側の受け部材と係合して連結する。これにより、前記モータの動力を、駆動シャフト36に伝達することができる。リフト板31を給紙位置(第1位置)と、この給紙位置から退避した退避位置(第2位置)との間で変位させる昇降機構は、駆動シャフト36、押し上げ部材32、駆動連結部材、受け部材およびモータにより構成されている。前記給紙位置とは、リフト板31が上昇し、リフト板31に載置されたシート束Sの上面がピックアップローラ40に当接して給紙可能な状態となる位置である。前記退避位置とは、本実施形態ではリフト板31が一番下まで下降した位置である。
また、給紙ユニット130は、図3に示すように、ピックアップローラ40の搬送方向下流側に設けられた給紙ローラ41と、給紙ローラ41の下方に設けられた捌きローラ42とを備えている。さらに、ピックアップローラ40および給紙ローラ41の搬送方向下流側には、搬送ローラ37が設けられている。給紙ローラ41はピックアップローラ40と共に給紙ユニット本体130B側に設けられている一方、捌きローラ42および搬送ローラ37は給紙カセット130A側に設けられている。給紙カセット130Aが給紙ユニット本体130Bに装着された状態では、給紙ローラ41と捌きローラ42とが当接する。
給紙ローラ41は、ピックアップローラ40によりシート束Sから取り出されたシートPを搬送ローラ37へと給紙する。給紙ローラ41は、シートPを下流へ搬送できる方向に回転するのに対して、捌きローラ42は、それとは逆に、シートPを上流へと送り返す方向に回転する。この捌きローラ42により、たとえ搬送ピックアップローラ40により取り出されたシートPが重なっていた場合でも、最上層のシートP以外が搬送ローラ37方向に給紙されるのを防止でき、最上層のシートPのみが給紙ローラ41により搬送ローラ37へと搬送される。搬送ローラ37は、シートPを給紙搬送路133(図2参照)へと搬送する。
また、給紙ユニット130は、図5(A)、(B)に示すように、リフト板31に載置されたシート束Sの最上層のシートPが給紙位置にあることを検出する位置検知センサ39を備えている。位置検知センサ39は、遮光部材39Aと光センサ39Bとから構成されている。光センサ39Bは、ピックアップローラ40付近に固定して設けられた発光素子と、当該発光素子から発光された光を受光する受光素子とからなる。一方、遮光部材39Aは、ピックアップローラ40の支持部材50に設けられている。また、支持部材50は、給紙ローラ41の回動軸を中心に回動可能に設けられている。
これにより、リフト板31に載置されたシート束Sの上面が、リフト板31の上昇により図5(B)に示す給紙位置に移動すると、ピックアップローラ40は、最上層のシートPに押し上げられ給紙ローラ41の回動軸を中心に回転し若干上方へ変位する。このとき、ピックアップローラ40と連動して遮光部材39Aが上方へ持ち上げられ、光センサ39Bの光路を遮光することから、シート束Sの上面が給紙位置にあることを検出できる。
上記構成の給紙ユニット130において、前記モータの作動により、押し上げ部材32がリフト板31の底面と係合しながらリフト板31の下流端側を押し上げる。これにより、リフト板31上に積載されたシート束Sの上面が、給紙カセット130Aの上方に設けられたピックアップローラ40に当接する給紙位置へと変位する。
この時、図5(B)に示すように、ピックアップローラ40の給紙位置への変位を位置検知センサ39が検知すると、前記モータの駆動が停止される。また、給紙中にシートPの減少により位置検知センサ39が非検知となったときには、前記モータが作動され、シート束Sが給紙位置まで持ち上げられる。
なお、本実施形態では、ピックアップローラ40の支持部材50に被検知部(遮光部材39A)を設けているが、これに限定されるものではない。例えば、ピックアップローラ40付近のシート束Sの上面を直接検知するようにしても良いし、光センサ以外の検知機構を用いても良い。
本実施形態にかかる給紙ユニット130は、図2、図3、図6乃至図9に示すように、温風吹付け(温風アシスト)によるシート捌き機構として、上温風ユニット140を備えている。この上温風ユニット140は、給紙ユニット本体130B側に設けられている。図8に示すように、給紙ユニット本体130Bの上面には天板56が架設されており、シート収納空間の上部が当該天板56で塞がれている。天板56には開口部が設けられており、この開口部に上温風ユニット140が取り付けられている。
この上温風ユニット140は、図9に示すように、空気を取り込む吸込口144と、シート収納部35のシート束Sの上面の上方に設けられた温風吹出口145(第1吹出口)と、温風の通過空間となる上温風室143とを含む。温風吹出口145からは、シート収納部35に収容された状態のシート束Sの上面に向けて温風が吹き付けられる。
また、上温風ユニット140は、上温風室143内に、ファン141(第1送風部)およびヒータ142(第1加熱部)を備えている。吸込口144は、上温風室143の上面における、ファン141の上方に設けられている。すなわち、ファン141の回転により上温風室143の空気はヒータ142側に移動し、吸込口144から上温風室143内に外気が取り込まれる。ヒータ142側に移動した空気は、ヒータ142によって加熱され、上温風室143の下面に設けられた温風吹出口145からシート束Sの上面に向けて吹き出される。温風吹出口145は、上温風ユニット140を給紙ユニット130に装着した状態で、当該上温風ユニット140内における給紙方向下流側に形成されている。
図10は、上温風ユニット140の斜視図である。ヒータ142の上面には、図10に示すように、第1温度センサ146(第1温度検出部)が取り付けられている。第1温度センサ146としては、サーミスタからなる抵抗温度センサ等一般的な温度センサを用いることができる。
上記の構成において、画像形成のために所定の給紙ユニット130が選択されると、リフト板31が上昇駆動されてシート束Sがピックアップローラ40方向へ上昇すると共に、上温風ユニット140が駆動されて温風吹出口145からシート束Sの上面に向けて温風が吹き付けられる。
ここで、図7に示すように、シート束Sの中でも、その上面や外周部分は外気に触れているため湿気を多く含み易い。すなわち、シート束Sの上面および側面は吸湿により膨潤する一方、シート束Sの内側は上面や側面と比べて湿気が少ないため膨潤度は相対的に低い。その結果、シート束Sの内側(シート同士のスペース)が負圧となり、シート同士が密着してしまうという現象が生じる。
しかしながら、本実施形態に係る給紙ユニット130によれば、上温風ユニット140を備えることにより、給紙ユニット130内のシート束Sの相対湿度(シート束Sの上面や外周部分とそれ以外の部分の相対湿度)を瞬間的に下げることができる。
すなわち、図6および図7に示すように、上温風ユニット140は、密着性が特に高いシート束Sの上面から外周付近に集中して均一に温風を送り込むことができる。このことは、シート束Sの上面や外周部分の吸湿度をすばやく低下させ、当該部分の膨潤状態を解消する。従って、シート束Sの相対湿度(シート束Sの上面や外周部分とそれ以外の部分の相対湿度)を瞬間的に下げ、シート束Sの内側(シート同士のスペース)の負圧も解消できる。これにより、シート同士の密着力の低下を図り、シート束Sを給紙に先駆けて効率よく捌くことができる。
また、上温風ユニット140は、図3に示すように、ピックアップローラ40の給紙方向上流側であって、給紙ユニット130内における給紙方向後方よりに設けられている。ここで、温風吹出口145は、前述の通り、上温風ユニット140内における給紙方向下流側に設けられているため、シート収容部35に収容されたシート束Sの上面に向けて、温風吹出口145から良好に吹き付けることができる。
このように、シート捌き効率の高い上温風ユニット140を給紙ユニット130内の空きスペースを有効利用して設置することにより、小型の給紙装置にも適応可能な温風アシストによるシート捌き機構を実現することができる。
すなわち、本実施形態に係る給紙ユニット130のように、リフト板31に載置したシート束Sを片持ち昇降機構により昇降させる構成は、比較的小型の給紙装置に用いられることが多い。当該片持ち昇降機構が適用された場合、ピックアップローラ40が設けられる給紙方向下流側はシート束Sが持ち上げられると共に、ピックアップローラ40や給紙ローラ41などのシート搬送機構が設けられているためにスペース的余裕はそれほどない。一方で、給紙方向上流側はシート束Sが持ち上げられないので比較的スペースに余裕がある。この余裕のあるスペースに、本実施形態のように、上温風ユニット140を組み込めば、上温風ユニット140を設置するために給紙ユニット130の外形を大きくする必要はないため、小型の給紙装置にも好適である。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る給紙ユニットについて、図11〜図19を参照して以下に説明する。図11は、第2実施形態に係る給紙ユニット230(給紙装置)の構成を示す斜視図、図12は、給紙ユニット230に搭載される横温風ユニット150(第2温風ユニット)の要部を示す水平方向の断面図、図13は、横温風ユニット150の斜視図、図14および図15は、横温風ユニット150の温風吹出口155の形成位置を示す説明図、図16は、横温風ユニット150による温風吹き付け方向を示す説明図、図17は、横温風ユニット150の温風吹き付け状態を説明するための説明図、図18は、横温風および上温風の吹き付け方向を説明するための給紙ユニット230の斜視図、図19は、横温風および上温風の吹き付け方向を示す説明図である。なお、説明の便宜上、第1実施形態の図面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
第2実施形態に係る給紙ユニット230は、図11に示すように、温風アシストによるシート捌き機構として、前述の第1実施形態の上温風ユニット140に加え、給紙位置にあるシート束Sの側面に温風を吹き付ける横温風ユニット150を備えている。上温風ユニット140の構成等他の構成については、第1実施形態と同じであるためここでの説明は省略する。
横温風ユニット150は、図11に示すように、給紙カセット230Aにおける給紙方向の一方の側面に沿って設けられている。この横温風ユニット150は、図12に示すように、横温風室153内に設けられた、ファン151(第2送風部)およびヒータ152(第2加熱部)を備えている。横温風ユニット150は、上温風ユニット140と異なり、給紙ユニット230内に設けられた吸込口154から、給紙ユニット230内の空気を吸い込む。ファン151の回転により、横温風室153内の空気がヒータ152側へ移動すると、吸込口154から横温風室153内に給紙ユニット230内の空気が取り込まれる。ヒータ152側に移動した空気は、ヒータ152によって加熱され、温風吹出口155(第2吹出口)からシート束Sの側面に向けて吹き出される。
ヒータ152の上面には、図13に示すように、第2温度センサ156(第2温度検出部)が取り付けられている。第2温度センサ156としては、サーミスタからなる抵抗温度センサ等一般的な温度センサを用いることができる。
ここで、給紙位置にあるシート束Sの側面に温風を吹き付ける横温風ユニット150の温風吹出口155は、図14および図15に示すように、シート搬送方向の垂直断面でピックアップローラ40とシート束Sの上面とが当接する点Nに配向している。これにより、図14の状態のように用紙残量が多い場合でも、図15の状態のように用紙残量が少ない場合でも、用紙残量に関わりなく、ピックアップローラ40により取り出される正にその位置に存するシート束Sの側面に温風を集中的に当てることができ、当該部分のシート間に効率的に温風を吹き込むことができる。よって、横温風ユニット150として大型のものでなくても、給紙に先立って効率的にシート束Sを捌くことができる。
さらに、温風吹出口155は、シートの幅方向(シート給紙方向と直交する方向である図16の矢印C方向)に真っ直ぐ(平行に)温風を吹き出すのではなく、図16中矢印Bで示すように、シート束Sの幅方向に対してシート中央方向側に角度を持たせて温風を吹き出すように配向している。その理由は以下の通りである。
図16の矢印C方向に温風を吹き出した場合、図17(B)に示すように、シート束Sの側面から給紙方向下流側へ温風が逃げてしまう。このため、温風がシート束Sの奥まで届き難く、横温風による捌き効率が低くなる。そこで、第2実施形態に係る横温風ユニット150は、図16の矢印Bに示すように、給紙されるシートの中央側に向けて温風を吹き付ける温風吹出口155を形成している。これにより、図17(A)に示すように、温風吹出口155から吹き出された温風をシート束Sのシート間に閉じ込めることができる。すなわち、シート束Sの中央側に向けて温風を吹き付けた場合には、シートPの重みで給紙方向上流側および下流側が垂れ下がって蓋がされた状態になり、温風が外へ逃げてしまうことなくシート間の奥まで広範に温風を吹き込める。これにより、同じ温風量であっても給紙に先がけ効率よくシート束Sを捌くことができる。
第2実施形態の給紙ユニット230によれば、図18に示すように、上温風ユニット140によって、シート束Sの上面に向けて(矢印Aで示す方向に)、温風が吹き付けられると共に、横温風ユニット150によって、ピックアップローラ40により取り出される正にその位置に存するシート束Sの側面に向けて(矢印Bで示す方向に)、温風が吹き付けられる。これにより、上温風ユニット140のみを備えた構成に比べ、給紙に先がけてシート束Sをより効率よく捌くことができる。
上記の構成において、画像形成のために所定の給紙ユニット230が選択されると、リフト板31が上昇駆動されてシート束Sがピックアップローラ40方向へ上昇すると共に、上温風ユニット140が駆動されて温風吹出口145からシート束Sの上面に向けて温風が吹き付けられる。さらに、シート束Sの上面がピックアップローラ40に当接してシート束Sが給紙位置まで上昇したことを位置検知センサ39が検知すると、横温風ユニット150が駆動されて温風吹出口155からも、ピックアップローラ40により取り出される正にその位置に存するシート束Sの側面に向けて温風が吹き付けられる。
図19(A)〜(C)は、上温風ユニット140と横温風ユニット150とによって、シート束Sをいかに効率的捌くことができるかを模式的に示している。最初は、シート束Sの上面および側面が吸湿により膨潤して、シート束Sの内側(シート同士のスペース)が負圧となり、シート同士が密着している。しかし、図19(A)に示すように、上温風ユニット140および横温風ユニット150によるダブルの温風吹き付けにより、すぐさま図19(B)に示す状態へと移行する。
すなわち、上温風ユニット140は、密着性が特に高いシート束Sの上面から外周付近に集中して均一に温風を送り込むことができる。これにより、シート束Sの上面や外周部分の吸湿度をすばやく低下させ、当該部分の膨潤状態を解消する。特に、上温風ユニット140から直接温風を受けるシート束Sの上面と、上温風ユニット140および横温風ユニット150から同時に温風を受けるシート束Sの横温風ユニット150側の側面とは、真っ先に膨潤状態が解消されて、図19(B)に示す状態となる。さらにここからは、すぐさま図19(C)に示す状態(シート束Sが捌かれた状態)へと移行する。
すなわち、上温風ユニット140および横温風ユニット150の温風吹き付けにより、シート束Sの横温風ユニット150とは反対側の側面の膨潤状態も瞬時に解消され、横温風ユニット150からの温風はシート間を貫通してシート束Sの外部へ出て行き、シート束Sが捌かれる。
<第3実施形態>
上記第2実施形態では、上温風ユニット140および横温風ユニット150の双方からシート束Sに温風を吹き付ける態様を例示した。この第3実施形態では、第2実施形態に係る給紙ユニット230の構成を前提として、給紙ユニット230内の温度管理を適切に行うことができる制御構成についての実施形態を示す。
第3実施形態のカラープリンタ1では、給紙ユニット230内の温度を制御する温度制御部70が備えられる。図20は、この温度制御部70の機能的な構成を示す機能ブロック図である。図21は、温度制御部70による給紙ユニット230内の温度制御工程を示すフローチャートである。図22は、給紙ユニット230内の温度制御工程を説明するタイムチャートである。なお、カラープリンタ1の構成については第1実施形態において説明した構成と同様であり、また給紙ユニット230の構成は、先に説明した第2実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
温度制御部70は、給紙ユニット230内の温度を制御するもので、この温度制御のために上温風ユニット140のヒータ142(以下、第1ヒータ142という)と、横温風ユニット150のヒータ152(以下、第2ヒータ152という)とを、第1温度センサ146及び第2温度センサ156の測温結果に基づいてオン−オフ制御する。温度制御部70は、例えばCPU、メモリ(ROMおよびRAM等)、入力インタフェースおよび出力インタフェースにより構成され、機能的に情報入力部71、第1ヒータ判定部72、第2ヒータ判定部73、記憶部74および制御信号出力部75を備えている。
情報入力部71には、第1ヒータ142(第1加熱部)の温度を検知する第1温度センサ146からの検知信号、第2ヒータ152(第2加熱部)の温度を検知する第2温度センサ156からの検知信号、プリンタ本体200側のCPU210からのカセット選択信号、温風要求信号等が入力される。この情報入力部71へ入力された各種信号は、第1ヒータ判定部72や第2ヒータ判定部73へ送られる。
第1ヒータ判定部72は、上温風ユニット140の第1温度センサ146の検知結果が上限温度以上か否かを判定すると共に、当該検知結果が下限温度以下か否かを判定する。第2ヒータ判定部73は、横温風ユニット150の第2温度センサ156の検知結果が上限温度以上か否かを判定すると共に、当該検知結果が下限温度以下か否かを判定する。
記憶部74には、第1ヒータ判定部72および第2ヒータ判定部73が上記の判定を行うためのしきい値(上記の上限温度や下限温度の値)や、当該判定を行うための動作プログラムなどが格納されている。ここで、第1ヒータ142、第2ヒータ152の上限温度及び下限温度は、同一温度に設定してもよいし、別々の温度に設定してもよい。また、記憶部74には、判定結果やその他の情報を一時的に格納する記憶領域が設けられている。
制御信号出力部75は、第1ヒータ判定部72の判定結果に応じた制御信号(ON/OFF制御の信号)を第1ヒータ142に出力すると共に、第2ヒータ判定部73の判定結果に応じた制御信号(ON/OFF制御の信号)を第2ヒータ152に出力する。
次に、図20〜図22を参照し、第3実施形態に係る温度制御部70による給紙ユニット230内の温度制御工程について説明する。
プリンタ本体200側のCPU210からのカセット選択信号および温風要求信号が情報入力部71に入力されることにより、選択されたカセット(給紙ユニット)の給紙準備期間が開始される。これらの入力信号に基づき、第1ヒータ判定部72および第2ヒータ判定部73は、第1ヒータ142および第2ヒータ152をONにする制御信号を、第1ヒータ142および第2ヒータ152に制御信号出力部75を介して出力する(ステップS1)。これにより、上温風ユニット140の第1ヒータ142および横温風ユニット150の第2ヒータ152は、加熱動作を開始する。これと同時に、上温風ユニット140の第1ファン141(第1送風部)および横温風ユニット150の第2ファン151(第2送風部)も動作を開始し、シート束Sの上面および側面への温風吹き付けが開始されることになる。
次に、第2ヒータ判定部73は、情報入力部71を介して入力される第2温度センサ156の検出結果に基づいて、第2ヒータ152の温度が、上限温度以上になったか否を判断する(ステップS2)。本実施形態では、第1ヒータ142および第2ヒータ152の上限温度は共に70℃に設定されている。第2ヒータ152の温度が上限温度よりも低い場合(ステップS2でNO)は、第2ヒータ152による加熱を継続させる。一方、第2ヒータ152の温度が上限温度以上になった場合(ステップS2でYES)は、第2ヒータ判定部73は、第2ヒータ152をOFFにする制御信号を、第2ヒータ152に制御信号出力部75を介して出力する(ステップS3)。これにより、第2ヒータ152による加熱を停止させる。このとき、横温風ユニット150の第2ファン151の動作は継続される。
ところで、横温風ユニット150の吸込口154(以下、第2吸込口154という)は、給紙ユニット130内の空気を取り込むように構成されているのに対し、上温風ユニット140の吸込口144(以下、第1吸込口144という)は、給紙ユニット230の外部の空気を取り込むように構成されている。したがって、図22のタイムチャートに示すように、本実施形態では、横温風ユニット150の第2ヒータ152の方が、上温風ユニット140の第1ヒータ142よりも先に上限温度(70℃)に達することとなる。
ステップS3において第2ヒータ152による加熱が停止された後も、上記の通り第2ファン151の動作が継続されているので、横温風ユニット150は、第2吸込口154より給紙ユニット230内の空気を取り込んでは第2吹出口155から空気を吹き出す動作を継続する。このため、横温風ユニット150内の温度は、第2ヒータ152の余熱が取れた時点で、給紙ユニット230内の温度と略等しくなる。したがって、第2温度センサ156は、これ以後、給紙ユニット230内の温度を検知する温度検知手段として機能する。これにより、第2温度センサ156の検知結果に基づいて、給紙ユニット230内の温度を管理することが可能となる。
次に、第1ヒータ判定部72は、情報入力部71を介して入力される第1温度センサ146の検出結果に基づいて、第1ヒータ142の温度が、上限温度(70℃)以上になったか否を判断する(ステップS4)。第1ヒータ142の温度が上限温度よりも低い場合(ステップS4でNO)は、第1ヒータ142による加熱を継続させる。一方、第1ヒータ142の温度が上限温度以上になった場合(ステップS4でYES)は、第1ヒータ判定部72は、第1ヒータ142をOFFにする制御信号を、第1ヒータ142に制御信号出力部75を介して出力する(ステップS5)。これにより、第1ヒータ142による加熱を停止させる。このとき、上温風ユニット140の第1ファン141の動作は継続される。
この状態では、第1ヒータ142および第2ヒータ152の何れも作動していないため、給紙ユニット230内の温度は、徐々に低下していく。その後、情報入力部71を介して入力される第2温度センサ156の検出結果に基づいて、第2ヒータ判定部73は、給紙ユニット230内の温度が下限温度以下か否を判断する(ステップS6)。ここで、給紙ユニット230内の温度が下限温度よりも高い場合(ステップS6でNO)は、第1ヒータ142はOFF状態で維持される。一方、給紙ユニット230内の温度が下限温度以下の場合(ステップS6でYES)は、第2ヒータ判定部73は、第1ヒータ142をONにする制御信号を、第1ヒータ142に制御信号出力部75を介して出力する(ステップS7)。
本実施形態では、上温風ユニット140の第1吸込口144は、給紙ユニット230の外部の空気を取り込むように構成されている。しかしながら、横温風ユニット150の第2吸込口154が、給紙ユニット230内の空気を取り込むように構成されていれば、上温風ユニット140の第1吸込口144は、給紙ユニット230外の空気を取り込む構成であっても、或いは給紙ユニット230内の空気を取り込む構成であってもよい。
以上のように、第3実施形態に係る給紙ユニット230は、給紙ユニット230内から第2吸込口154を介して横温風室153内に取り込んだ空気を、第2吹出口155から前記シート束Sの給紙方向と平行な側面に空気を吹き付ける第2ファン151と、第2吹込口154から横温風室153に取り込まれた空気を加熱する第2ヒータ152と、第2ヒータ152の温度を検出する第2温度センサ156と、給紙ユニット230外から第1吸込口144を介して取り込んだ空気を、第1吹出口145からシート束Sの上面に向けて空気を吹き付ける第1ファン141と、第1吹込口144から上温風室143内へ取り込んだ空気を加熱する第1ヒータ142と、給紙ユニット230内の温度を制御する温度制御部70とを備える。温度制御部70は、給紙準備期間の開始から、第1ヒータ142および第2ヒータ152の双方を作動させる一方、第2温度センサ156による検出結果が上限温度に達すると、第2ヒータ152の作動を停止させ、第2ヒータ152の作動停止後、第2温度センサ156による検出結果を給紙ユニット230内の温度として、当該給紙ユニット230内の温度を制御するように構成している。
上記の構成によれば、温度制御部70により、給紙準備期間の開始から、第1ヒータ142および第2ヒータ152の双方を作動させるように制御している。このため、当該給紙準備期間中に、瞬時に給紙ユニット230内の温度を上昇させることによって、シート束Sの吸湿度をすばやく低下させ、シート束を給紙に先駆け捌き易い状態とすることができる。
温度制御部70は、第2温度センサ156によって、横温風ユニット150内の温度が上限温度(本実施形態では、70℃)に達したことを検知すると、第2ヒータ152の作動を停止させる。第2ヒータ152の作動停止により、第2吸込口154から給紙ユニット230内の空気を取り込んでいる横温風ユニット150内の第2ヒータ152の温度は徐々に低下し、いずれは該給紙ユニット230内の温度と略等しくなる。したがって、第2温度センサ156はこれ以後給紙ユニット230内の温度を検知する温度検知手段として機能する。これにより、第2温度センサ156による検知結果に基づいて給紙ユニット230内の温度を管理することができる。
一方、第2ヒータ152の作動停止後も上温風ユニット140の第1ヒータ142は、第1温度センサ146が第1ヒータ142の温度が上限温度に達したことが検知するまで作動し続ける。そして、温度制御部70は、第1温度センサ146により、第1ヒータ142の温度が上限温度に達したことを検知すると、第1ヒータ142の作動も停止させるように制御する。
この後、給紙ユニット230内の温度を検知している第2温度センサ156が、給紙ユニット230内の温度(第2ヒータ152の温度)が下限温度(本実施形態では40℃)に低下したことを検知すると、第2ヒータ152が再び作動するように制御する。
このような温度制御機構を備えることにより、給紙ユニット230内の温度をシート束Sの吸湿度の低下に適切な温度に保つことができる。これにより、給紙に先がけより効率よくシートを捌くことができ、重送等の問題の発生をより確実に防止することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係る給紙ユニットについて、図20、図23及び図24を参照して以下に説明する。図23は、第4実施形態に係る温度制御部70′による給紙ユニット230内の温度制御工程を示すフローチャート、図24は、温度制御工程を説明するタイムチャートである。なお、説明の便宜上、第3実施形態の図面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
第4実施形態では、第1温度センサ146の検知結果に基づいて、給紙ユニット230内の温度を管理している点で前述の第3実施形態と異なっている。したがって、第4実施形態では、図9、図10に示す上温風ユニット140の第1吸込口144は、給紙ユニット230内の空気を取り込むように構成され、図11、図12に示す横温風ユニット150の第2吸込口154は、給紙ユニット230の外部の空気を取り込むように構成される。給紙ユニット230のその他の構成については、第3実施形態と同じである。
温度制御部70′の機能構成も、基本的には第3実施形態と同様であるが、第1ヒータ判定部72′および第2ヒータ判定部73′の動作が第3実施形態とは異なる。これは、第4実施形態が、上温風ユニット140に備えられている第1温度センサ146の温度検知結果に基づいて、給紙ユニット230内の温度を管理するためである。
図20に示すように、プリンタ本体200側のCPU210からのカセット選択信号および温風要求信号が情報入力部71に入力されることにより、選択されたカセット(給紙ユニット)の給紙準備期間が開始される。このCPU210からのカセット選択信号の入力に基づき、温度制御部70′の第1ヒータ判定部72′および第2ヒータ判定部73′は、第1ヒータ142および第2ヒータ152をONにする制御信号を、それぞれ第1ヒータ142および第2ヒータ152に制御信号出力部75を介して出力する(ステップS11)。これにより、上温風ユニット140の第1ヒータ142及び横温風ユニット150の第2ヒータ152は、加熱動作を開始する。これと同時に、上温風ユニット140の第1ファン141および横温風ユニット150の第2ファン151も動作を開始し、シート束Sの上面および側面への温風吹き付けが開始されることになる。
次に、第1ヒータ判定部72′は、情報入力部71を介して入力される第1温度センサ146の検出結果に基づいて、第1ヒータ142の温度が、上限温度以上になったか否を判断する(ステップS12)。本実施形態では、第3実施形態と同様に、第1ヒータ142および第2ヒータ152の上限温度は共に70℃に設定している。第1ヒータ142の温度が上限温度よりも低い場合(ステップS12でNO)は、第1ヒータ142による加熱を継続させる。一方、第1ヒータ142の温度が上限温度以上になった場合(ステップS12でYES)は、第1ヒータ判定部72′は、第1ヒータ142をOFFにする制御信号を、第1ヒータ142に制御信号出力部75を介して出力する(ステップS13)。これにより、第1ヒータ142による加熱を停止させる。このとき、第1ファン141の動作は継続される。
上述の通り本実施形態では、横温風ユニット150の第2吸込口154は、給紙ユニット230外の空気を取り込むように構成されているのに対し、上温風ユニット140の第1吸込口144は、給紙ユニット230内の空気を取り込むように構成されている。したがって、図24のタイムチャートに示すように、第4実施形態では、上温風ユニット140の第1ヒータ142の方が、横温風ユニット150の第2ヒータ152よりも先に上限温度(70℃)に達することとなる。
ステップS13において第1ヒータ142による加熱が停止された後も、上記の通り第1ファン141の動作が継続されているので、上温風ユニット140は、第1吸込口144より給紙ユニット230内の空気を取り込んでは第1吹出口145から空気を吹き出す動作を継続する。このため、上温風ユニット140内の温度は、第1ヒータ142の余熱が取れた時点で、給紙ユニット230内の温度と略等しくなる。したがって、第1温度センサ146は、これ以後、給紙ユニット230内の温度を検知する温度検知手段として機能する。これにより、第1温度センサ146の検知結果に基づいて、給紙ユニット230内の温度を管理することが可能となる。
次に、第2ヒータ判定部73′は、情報入力部71を介して入力される第2温度センサ156の検出結果に基づいて、第2ヒータ152の温度が、上限温度(70℃)以上になったか否を判断する(ステップS14)。第2ヒータ152の温度が上限温度よりも低い場合(ステップS14でNO)は、第2ヒータ152による加熱を継続させる。一方、第2ヒータ152の温度が上限温度以上になった場合(ステップS14でYES)は、第2ヒータ判定部73′は、第2ヒータ152をOFFにする制御信号を、第2ヒータ152に制御信号出力部75を介して出力する(ステップS15)。これにより、第2ヒータ152による加熱を停止させる。このとき、横温風ユニット150の第2ファン151の動作は継続される。
この状態では、第1ヒータ142および第2ヒータ152の何れも作動していないため、給紙ユニット230内の温度は、徐々に低下していく。その後、情報入力部71を介して入力される第1温度センサ146の検出結果に基づいて、第1ヒータ判定部72′は、給紙ユニット230内の温度が下限温度以下か否を判断する(ステップS16)。ここで、給紙ユニット230内の温度が下限温度よりも高い場合(ステップS16でNO)は、第2ヒータ152はOFF状態で維持される。一方、給紙ユニット230内の温度が下限温度以下の場合(ステップS16でYES)は、第1ヒータ判定部72′は、第2ヒータ152をONにする制御信号を、第2ヒータ152に制御信号出力部75を介して出力する(ステップS17)。
以上のように、第4実施形態に係る給紙ユニット130は、給紙ユニット230内の温度を制御する温度制御部70′を備える。該温度制御部70′は、給紙準備期間の開始から、第1ヒータ142および第2ヒータ152の双方を作動させる一方、第1温度センサ146による検出結果が上限温度に達すると、第1ヒータ142の作動を停止させるように制御し、第1ヒータ142の作動停止後、第1温度センサ146による検出結果を給紙ユニット230内の温度として、当該給紙ユニット230内の温度を制御する。
上記の構成によれば、温度制御部70′により、給紙準備期間の開始から、第1ヒータ142および第2ヒータ152の双方を作動されるので、当該給紙準備期間中に瞬時に給紙ユニット230内の温度を上昇させることによって、シート束Sの吸湿度をすばやく低下させ、シート束Sを給紙に先駆け捌き易い状態とすることができる。
また、温度制御部70′は、第1温度センサ146によって、上温風ユニット140内の温度が上限温度(本実施形態では、70℃)に達したことを検知すると、第1ヒータ142の作動を停止させる。第1ヒータ142の作動停止により、第1吸込口144から給紙ユニット230内の空気を取り込んでいる上温風ユニット140内の第1ヒータ142の温度は低下し、該給紙ユニット230内の温度と略等しくなる。したがって、第1温度センサ146はこれ以後給紙ユニット230内の温度を検知する温度検知手段として機能する。これにより、第1温度センサ146による検知結果に基づいて給紙ユニット230内の温度を管理することができる。
一方、第1ヒータ142の作動停止後も第2ヒータ152は、第2温度センサ156が第2ヒータ152の温度が上限温度に達したことが検知するまで作動し続ける。そして、温度制御部70′は、第2温度センサ156により、第2ヒータ152の温度が上限温度に達したことを検知すると、第2ヒータ152の作動も停止させるように制御する。
この後、給紙ユニット230内の温度を検知している第1温度センサ146が、給紙ユニット230内の温度(第1ヒータ142の温度)が下限温度(本実施形態では40℃)に低下したことを検知すると、温度制御部70′は、第2ヒータ152が再び作動するように制御する。
上記のような給紙ユニット230内の温度を制御する温度制御機構を備えることにより、第3実施形態と同様に、給紙ユニット230内の温度をシート束Sの吸湿度の低下に適切な温度に保つことができる。これにより、給紙に先がけより効率よくシートを捌くことができ、重送等の問題の発生をより確実に防止することができる。
第4実施形態では、第3実施形態と同様に、第1ヒータ142、第2ヒータ152の上限温度および下限温度は、同一温度に設定している。しかしながら、例えば、給紙準備期間の開始から、上限温度に達するまで作動させ、上限温度に達した後はOFF状態を維持する第1ヒータ142の上限温度を第2ヒータ152の上限温度よりも高く設定する等、適宜別々の温度に設定してもよい。
第4実施形態では、横温風ユニット150の第2吸込口154は、給紙ユニット230の外部の空気を取り込むように構成されている。しかしながら、上温風ユニット140の第1吸込口144が、給紙ユニット230内の空気を取り込むように構成されていれば、第2吸込口154は、給紙ユニット230外の空気を取り込む構成であっても、或いは給紙ユニット130内の空気を取り込む構成であってもよい。
なお、上記の各実施形態では、第1、第2ヒータ142、152、第1、第2ファン141、151が、それぞれ上温風ユニット140および横温風ユニット150にそれぞれ一体的に設けられている構成について説明した。これらの部材は必ずしも一体的に設けられている必要はなく、例えば、ヒータおよびファンのうちの一方が給紙カセット230A側に設けられ、他方が給紙ユニット本体230B側に設けられていてもよい。
本発明の給紙装置は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、或いはそれらの機能を複合的に備えた複合機などのように、画像形成装置全般に適用することができ、特に小型の画像形成装置に好適に用いることができる。
1……カラープリンタ(画像形成装置)、31……リフト板(シート積載板)、32……押し上げ部材(昇降機構)、33……後端カーソル、34a・34b……幅合わせカーソル対、35……シート収納部、36……駆動シャフト(昇降機構)、37……搬送ローラ、38……支持部、39……位置検知センサ、40……ピックアップローラ、41……給紙ローラ、42……捌きローラ、56……天板、100……シート供給部、130……給紙ユニット(給紙装置)、130A……給紙カセット、130B……給紙ユニット本体、133……給紙搬送路、140……上温風ユニット(第1温風ユニット)、141……ファン(第1送風部)、142……ヒータ(第1加熱部)、143……上温風室、144……吸込口、145……温風吹出口(第1吹出口)、146……第1温度センサ(第1温度検出部)、150……横温風ユニット(第2温風ユニット)、151……ファン(第2送風部)、152……ヒータ(第2加熱部)、153……横温風室、154……吸込口、155……温風吹出口(第2吹出口)、156……第2温度センサ(第2温度検出部)、200……プリンタ本体、P……シート(シート状記録媒体)、S……シート束

Claims (14)

  1. シート状記録媒体を給紙する給紙装置であって、
    複数枚のシート状記録媒体からなるシート束を収納するシート収納部と、
    前記シート収納部に収納された状態のシート束の上面に向けて温風を吹き付ける第1吹出口を有する第1温風ユニットと、
    を備えることを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1に記載の給紙装置において、
    前記第1吹出口は、前記シート束の上方に、前記シート束の上面と対向して設けられていることを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項1又は2に記載の給紙装置において、
    前記シート収納部内で給紙方向上流側端が回動自在に支持され、前記シート状記録媒体を積載するシート載置板と、
    前記シート載置板の給紙方向下流側端を昇降させ、前記シート載置板をシート状記録媒体が給紙可能な第1位置と、該第1位置から退避した第2位置との間で変位させる昇降機構と、
    をさらに備えることを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項3に記載の給紙装置において、
    前記シート載置板が前記第1位置にあるとき前記シート束の上面に当接し、該シート束の最上位のシート状記録媒体を送り出すピックアップローラをさらに備え、
    前記第1温風ユニットが、前記ピックアップローラの給紙方向上流側に配置されていることを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の給紙装置において、
    前記シート束の、給紙方向と平行な側面に温風を吹き付ける第2吹出口を有する第2温風ユニットをさらに備えることを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項4に記載の給紙装置において、
    前記第1位置の状態の前記シート載置板で支持されたシート束の、給紙方向と平行な側面に温風を吹き付ける第2吹出口を有する第2温風ユニットと、
    前記シート束の上面と前記ピックアップローラとの当接を検出する高さ検知機構と、をさらに備え、
    前記第2吹出口は、給紙方向に沿った垂直断面で前記ピックアップローラとシート束の上面とが当接する点に配向されており、
    前記第2温風ユニットは、前記高さ検知機構による検知結果に基づいて、前記側面に温風を吹き付けることを特徴とする給紙装置。
  7. 請求項6に記載の給紙装置において、
    前記ピックアップローラが、前記シート束の給紙方向先端側の上面に接するよう配置され、
    前記第2吹出口が、前記給紙方向と直交する方向に対して、前記シート束の中央方向側に角度をつけて温風を吹き出すように配向されていることを特徴とする給紙装置。
  8. 請求項5に記載の給紙装置において、
    前記給紙装置内の温度を制御する温度制御部をさらに備え、
    前記第1温風ユニットは、空気を取り込み可能な第1吸込口と、該第1吸込口から空気を取り込み前記第1吹出口から吹き出させる空気流を発生する第1送風部と、該第1送風部に取り込まれた空気を加熱する第1加熱部とを含み、
    前記第2温風ユニットは、空気を取り込み可能な第2吸込口と、該第2吸込口から空気を取り込み前記第2吹出口から吹き出させる空気流を発生する第2送風部と、該第2送風部に取り込まれた空気を加熱する第2加熱部とを含み、
    前記温度制御部は、前記第1加熱部及び前記第2加熱部の動作を制御することで、前記給紙装置内の温度を制御することを特徴とする給紙装置。
  9. 請求項8に記載の給紙装置において、
    前記第1加熱部の温度を検出する第1温度検出部をさらに備え、
    前記第1吸込口は、前記給紙装置内の空気を取り込むものであり、
    前記第2吸込口は、前記給紙装置内または給紙装置外の空気を取り込むものであり、
    前記温度制御部は、
    給紙準備期間の開始から、前記第1加熱部及び前記第2加熱部の双方を作動させ、
    前記第1温度検出部による検出結果が所定の上限温度に達すると、前記第1加熱部の作動を停止させ、
    前記第1加熱部の作動停止後、前記第1温度検出部による検出結果を前記給紙装置内の温度として、当該給紙装置内の温度を制御することを特徴とする給紙装置。
  10. 請求項9に記載の給紙装置において、
    前記第2加熱部の温度を検出する第2温度検出部をさらに備え、
    前記温度制御部は、前記第2温度検出部による検出結果が所定の上限温度に達すると、前記第2加熱部の作動を停止させることを特徴とする給紙装置。
  11. 請求項8に記載の給紙装置において、
    前記第2加熱部の温度を検出する第2温度検出部をさらに備え、
    前記第1吸込口は、前記給紙装置内または給紙装置外の空気を取り込むものであり、
    前記第2吸込口は、前記給紙装置内の空気を取り込むものであり、
    前記温度制御部は、
    給紙準備期間の開始から、前記第1加熱部及び前記第2加熱部の双方を作動させ、
    前記第2温度検出部による検出結果が所定の上限温度に達すると、前記第2加熱部の作動を停止させ、
    前記第2加熱部の作動停止後、前記第2温度検出部による検出結果を前記給紙装置内の温度として、当該給紙装置内の温度を制御することを特徴とする給紙装置。
  12. 請求項11に記載の給紙装置において、
    前記第1加熱部の温度を検出する第1温度検出部をさらに備え、
    前記温度制御部は、前記第1温度検出部による検出結果が所定の上限温度に達すると、前記第1加熱部の作動を停止させることを特徴とする給紙装置。
  13. シート状記録媒体を給紙する請求項1〜12のいずれかに記載の給紙装置と、
    前記給紙装置から給紙されたシート状記録媒体に画像を形成する画像形成部を含む装置本体と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項13の画像形成装置において、
    前記給紙装置は、前記装置本体の下方に複数段積み重ねて装着可能であることを特徴とする画像形成装置。
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