JP5496125B2 - シート搬送装置、画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像形成装置 Download PDF

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本発明は、シート搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
画像形成装置では、トナー像が形成されたシートを加熱加圧してシートにトナー像を定着させる定着処理が施される。
ところで、シートのトナー像が形成された面と、形成されていない面とでは、熱吸収率が異なることから、定着処理後のシートはカールしていることがよくある。
トナー像が定着したシートがカールしていると、トナー像が定着したシートが排出トレイに積み上げられたとき、シートの束の嵩は、シートがカールしていないときと比べて高くなる。そして、排出トレイには、トナー像が定着したシートが排出口から排出されて順次積み上げられるから、排出トレイに積み上げられたシートの束の嵩がシートのカールにより高くなると、排出口がシートの束でふさがってしまうおそれがある。
そのため、特許文献1及び2には、シートのカールを矯正する点が記載されている。このようなシートのカールを矯正するには、シートが高温であることが望ましいとされている。
特開2004−26419号公報 特開2009−29554号公報
ところで、特許文献1及び2には、シートのカールを矯正する点は記載されているが、カールを矯正した後のシートを冷却する点が記載されていない。
カールが矯正された後のシートは、搬送経路を通って後段の部材(例えば排出トレイ)に向かうこととなる。カールが矯正されたシートを十分に冷却せずに排出トレイに積み重ねると、排出トレイ上に積層されたシート同士が接着するおそれがある。また、シート上のトナー像を構成するトナーが十分に冷却されていないことに起因して、トナー像がこすれて乱れるおそれもある。
本発明は、カールを矯正した後のシートを好適に冷却することが可能なシート搬送装置、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係るシート搬送装置は、シートを搬送する搬送経路と、前記搬送経路上において前記シートのカールを矯正するカール矯正部と、前記カール矯正部よりも前記シートの搬送方向下流側に配置され、ハウジングと、前記カール矯正部を通過した前記シートをさらに前記搬送方向下流側に向けて搬送するために前記ハウジング内部に形成されたシート搬送路と、前記カール矯正部に対向して前記ハウジングに設けられ、前記カール矯正部を通過した前記シートを受け入れるための開口とを含む搬送ユニットと、前記開口を通じて前記ハウジングの内部に空気流を取り込むための給気ダクトと、前記給気ダクトに前記空気流を送り込む給気部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、搬送ユニットには、カール矯正部を通過したシートを受け入れるための開口が、カール矯正部と対向して設けられている。これにより、シートはカールの矯正処理が施された後搬送ユニットの開口に受け入れられる。そして、搬送ユニットには、シートをさらに搬送方向下流側に向けて搬送するためのシート搬送路が形成されており、開口を通じて搬送ユニット内部には、給気部により送り込まれた空気流が取り込まれるから、シートは、空気流により冷却されつつ、シート搬送路により搬送方向下流側に向けて搬送される。その結果、カール矯正部を通過した後のシートがさらに搬送方向下流側に搬送される前にシートを好適に冷却することが可能となる。
この構成によれば、開口を通じて取り込まれた空気流を、ハウジング内部において開口よりもさらに搬送方向下流側に向けて整流する整流部材が配置されているから、ハウジング内部において空気流がより搬送方向下流側に到達しやすい。
これにより、搬送ユニット内部を搬送されるシートの搬送方向下流側の位置にも空気流が当たりやすくなるから、シートにおいて空気流が当たる面積が増える。その結果、シートをさらに好適に冷却することが可能となる。
上記構成において、前記ハウジングの上部には、前記開口を通じて取り込まれた前記空気流を排気するための排気口が配置されていることが好ましい。
この構成によれば、ハウジングの上部には、開口を通じて取り込まれた空気流を排気するための排気口が配置されているから、開口と排気口との間で空気流の経路が形成される。これにより、ハウジング内部に空気流を好適に取り込むことができるから、ハウジング内部のシート搬送路により搬送されるシートをさらに好適に冷却することが可能となる。
また、本発明の他の局面に係る画像形成装置は、先述のシート搬送装置と、画像をシートに形成する画像形成部と、前記画像形成部により前記シートに定着された画像を定着させる定着部と、を備え、前記定着部によりも前記シート搬送方向下流側に、前記カール矯正部が配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、先述のシート搬送装置を備えるから、カールを矯正した後のシートを好適に冷却することが可能となる。
本発明によれば、カールを矯正した後のシートを好適に冷却することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構造を示す断面図である。 搬送ユニットの斜視図であって、上ガイド部材が開放されている状態を示す図である。 搬送ユニットを裏面側から見た斜視図である。 デカーラー装置の外観の一例を示した斜視図である。 図4におけるA−A線に沿うデカーラー装置の概略断面図である。 デカーラー装置を取り外した状態の搬送ユニットを右側から見たときの図である。 搬送ユニットを後方側から見た斜視図である。 搬送ユニットが装置本体の収容空間に装着されている状態を示す斜視図である。 搬送ユニットが装置本体から引き出されている状態を示す斜視図である。 搬送ユニットと装置本体との接続態様を説明するための模式的な図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置Aの内部構造を示す断面図である。ここでは、画像形成装置Aとして複写機を例示するが、画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリ装置、或いは、これらの機能を備える複合機であってもよい。
画像形成装置Aは、本発明の一実施形態に係るシート搬送装置1を含んでいる。画像形成装置Aは、略直方体形状の筐体構造を有する装置本体10と、装置本体10上に配置される自動原稿給送装置20とを備える。装置本体10の内部には、複写する原稿画像を光学的に読み取る読取ユニット25と、シートに画像形成処理を行う画像形成部30と、画像形成部30へ搬送されるシートを貯留する給紙部40と、シートを給紙部40から画像形成部30を経由してシート排出口10Eまで搬送する搬送経路50と、搬送経路50の一部を構成するシート搬送路を内部に有する搬送ユニット60とが収容されている。
自動原稿給送装置20は、装置本体10の上面に回動自在に取り付けられている。自動原稿給送装置20は、装置本体10における所定の原稿読取位置(第1コンタクトガラス241が組み付けられた位置)に向けて、複写される原稿シートを自動給送する。一方、ユーザーが手置きで原稿シートを所定の原稿読取位置(第2コンタクトガラス242の配置位置)に載置する場合は、自動原稿給送装置20は上方に開けられる。自動原稿給送装置20は、原稿シートが載置される原稿トレイ21と、原稿シートを、原稿読取位置(第1コンタクトガラス241が組み付けられた位置)を経由して搬送する原稿搬送部22と、読取後の原稿シートが排出される原稿排出トレイ23とを含む。
読取ユニット25は、装置本体10の上面に取り付けられている、自動原稿給送装置20から自動給送される原稿シートの読取用の第1コンタクトガラス241、又は手置きされる原稿シートの読取用の第2コンタクトガラス242を通して、原稿シートの画像を光学的に読み取る。読取ユニット25内には、光源、移動キャリッジ、反射ミラー等を含む走査機構と、撮像素子とが収容されている(図略)。走査機構は、原稿シートに光を照射し、その反射光を撮像素子に導く。撮像素子は、前記反射光をアナログ電気信号に光電変換する。前記アナログ電気信号は、A/D変換回路でデジタル電気信号に変換された後、画像形成部30に入力される。
画像形成部30は、トナー画像を生成しこれをシート上に転写する作像部31と、前記トナー像をシートに定着させる定着部36とを含む。作像部31は、フルカラーのトナー像を形成するために、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各トナー像を形成する4つのユニット32Y、32M、32C、32Bkを含む画像形成ユニット32と、該画像形成ユニット32の上に隣接して配置された中間転写ユニット33と、中間転写ユニット33上に配置されたトナー補給部34とを含む。
各画像形成ユニット32Y、32M、32C、32Bkは、感光体ドラム321と、この感光体ドラム321の周囲に配置された、帯電器322、露光器323、現像装置324、一次転写ローラー325及びクリーニング装置326とを含む。
感光体ドラム321は、その軸回りに回転し、その周面に静電潜像及びトナー像が形成される。感光体ドラム321としては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。帯電器322は、感光体ドラム321の表面を均一に帯電する。露光器323は、レーザー光源とミラーやレンズ等の光学系機器とを有し、感光体ドラム321の周面に、原稿画像の画像データに基づく光を照射して、静電潜像を形成する。
現像装置324は、感光体ドラム321上に形成された静電潜像を現像するために、感光体ドラム321の周面にトナーを供給する。現像装置324は、2成分現像剤用のものであり、攪拌ローラー、磁気ローラー、及び現像ローラーを含む。攪拌ローラーは、2成分現像剤を攪拌しながら循環搬送することで、トナーを帯電させる。磁気ローラーの周面には2成分現像剤層が担持され、現像ローラーの周面には、磁気ローラーと現像ローラーとの間の電位差によってトナーが受け渡されることにより形成されたトナー層が担持される。現像ローラー上のトナーは、感光体ドラム321の周面に供給され、前記静電潜像が現像される。
一次転写ローラー325は、中間転写ユニット33に備えられている中間転写ベルト331を挟んで感光体ドラム321とニップ部を形成し、感光体ドラム321上のトナー像を中間転写ベルト331上に一次転写する。クリーニング装置326は、クリーニングローラー等を有し、トナー像転写後の感光体ドラム321の周面を清掃する。
中間転写ユニット33は、中間転写ベルト331、駆動ローラー332、従動ローラー333及びテンションローラー334を備える。中間転写ベルト331は、これらローラー332、333、334に架け渡された無端ベルトであって、該中間転写ベルト331の外周面には、複数の感光体ドラム321からトナー像が重ね塗りされる(一次転写)。駆動ローラー332は中間転写ベルト331を周回させるための駆動力が付与されるローラーであり、その周面に対向して二次転写ローラー35が配置されている。駆動ローラー332と二次転写ローラー35とのニップ部は、中間転写ベルト331に重ね塗りされたフルカラーのトナー像をシートに転写する二次転写部35Aとなる。なお、従動ローラー333は、中間転写ベルト331の周回に応じて従動するローラー、テンションローラー334は中間転写ベルト331に所定の張力を付与するローラーである。
トナー補給部34は、イエロー用トナーコンテナ34Y、マゼンタ用トナーコンテナ34M、シアン用トナーコンテナ34C、及びブラック用トナーコンテナ34Bkを含む。これらトナーコンテナ34Y、34C、34M、34Bkは、それぞれ各色のトナーを貯留するものであり、YMCBk各色に対応する画像形成ユニット32Y、32M、32C、32Bkの現像装置324に、図略の供給経路を通して各色のトナーを供給する。
定着部36は、誘導加熱方式で加熱される定着ベルトを外周に備えた定着ローラー361と、該定着ローラー361に押圧当接されて定着ニップ部を形成する加圧ローラー362とを含む。上記二次転写部35Aにおいてトナー像が二次転写されたシートは、上記定着ニップ部を通過し、加熱及び加圧されることで、トナー像がシート表面に定着される。
給紙部40は、画像形成処理が施されるシートを収容する2段の給紙カセット40A、40Bを備える。これら給紙カセット40A、40Bは、装置本体20の前方から手前方向に引出可能である。給紙カセット40A、40Bは、自動給紙用に設けられたカセットであるが、装置本体10の右側面10Rには、手差し給紙用の給紙トレイ46も設けられている。給紙トレイ46は、その下端部において装置本体10に対して開閉自在に取り付けられている。ユーザーは、手差し給紙を行う場合、図示の通り給紙トレイ46を開き、その上にシートを載置する。
給紙カセット40A(40B)は、複数のシートが積層されてなるシート束を収納するシート収容部41と、前記シート束を給紙のためにリフトアップするリフト板42とを備える。給紙カセット40A(40B)の右端側の上部には、ピックアップローラー43と、給紙ローラー44とリタードローラー45とのローラー対が配置されている。ピックアップローラー43及び給紙ローラー44の駆動により、給紙カセット40A内のシート束の最上層のシートが1枚ずつ繰り出され、搬送経路50の上流端へ搬入される。一方、給紙トレイ46に載置されたシートは、同様にピックアップローラー461及び給紙ローラー462の駆動によって、搬入経路50へ搬入される。
搬送経路50は、給紙部40から作像部31を経由して定着部36の出口までシートを搬送する主搬送路50Aと、シートに対して両面印刷を行う場合に片面印刷されたシートを作像部31に戻すための反転搬送路50Bと、主搬送路50Aの下流端から反転搬送路50Bの上流端へシートを向かわせるためのスイッチバック搬送路50Cと、主搬送路50Aの下流端から装置本体10の左側面10Lに設けられたシート排出口10Eまでシートを水平方向に搬送する水平搬送路50Dとを含む。この水平搬送路50Dの大半は、搬送ユニット60の内部に備えられているシート搬送路60Pで構成されている。
主搬送路50Aの、二次転写部35Aよりも上流側には、レジストローラー対51が配置されている。シートは、レジストローラー対51にて一旦停止され、スキュー矯正が行われた後、画像転写のための所定のタイミングで、二次転写部35Aに送り出される。この他、主搬送路50Aには、シートを搬送するための搬送ローラー52が複数配置されている。他の搬送路50B、50C、50Dも同様である。
搬入経路50の最下流端には、排紙ローラー53を備えた排紙ユニット530が、搬送ユニット60に隣接して配置されている。排紙ローラー53は、装置本体10の左側面10Lに配置される図略の後処理装置に、シート排出口10Eを通してシートを送り込む。なお、後処理装置が取り付けられない画像形成装置では、シート排出口10Eの下方にシート排出トレイが設けられる。
搬送ユニット60は、定着部36から搬出されるシートを、シート排出口10Eまで搬送するユニットである。本実施形態の画像形成装置Aは、定着部36が装置本体10の右側面10R側に配置され、シート排出口10Eは、右側面10Rと対向する装置本体10の左側面10L側に配置されている。従って、搬送ユニット60は、装置本体10の右側面10Rから左側面10Lに向けて、シートを水平方向に搬送する。
搬送ユニット60は、下ガイド部材60Aと、上ガイド部材60Bとで構成されるハウジング60Hと、下ガイド部材60A及び上ガイド部材60Bの間において水平方向に延びるシート搬送路60Pとを含む。シート搬送路60Pの右端側(上流端側)には、定着部36から搬出されるシートを受け入れるための搬入口(開口)611が、シート搬送路60Pの左端側(下流端側)には、シートを排紙ユニット530へ送り出すための搬出口612がそれぞれ設けられている。
搬送ユニット60は、装置本体10に設けられた収容空間(読取ユニット25とトナー補給部との間に設けられる空間)に、装置本体10から前方(図1の紙面の手前)に引き出し可能に装着されている。例えばシートジャムが生じた場合、ユーザーは搬送ユニット60を装置本体10から引き出してジャム処理を行う。
また、搬送ユニット60の搬入口611側(右端側)には、シートのカールを矯正するデカーラー装置613(カール矯正部)が脱着可能に取り付けられている。デカーラー装置613は、トナー像が転写されたシートが定着部36で加熱加圧されることによって、シートが保有してしまうことがあるカール癖を矯正する装置である。デカーラー装置613は、定着部36よりも、シートの搬送方向下流側に配置されており、鉄ローラーのような剛性ローラーとスポンジローラーのような弾性ローラーとを含み、これらローラーのニップ部にシートが通過されることで、前記カール癖が矯正される。
搬送ユニット60の近傍には、搬送ユニット60(ハウジング60H)内部に空気流を取り込むための給気ダクトDが配置されている。給気ダクトDは、略L字状の構成とされており、給気ダクトDの端部D1が、搬送ユニット60とデカーラー装置613とが相対する箇所に対向しており、当該箇所からハウジング60H内に空気流を送り込む。給気ダクトDの他方の端部である端部D2は、搬送ユニット60の右側面に位置しており、端部D2の近傍には、端部D2から給気ダクトD内部に空気流を送り込むシロッコファン(給気部)Fが配置されている。
これら、搬送ユニット60、デカーラー装置613、給気ダクトD、シロッコファンF、及び搬送装置50により、本発明の一実施形態に係るシート搬送装置1が構成されている。
以下、シート搬送装置1について、図2〜図7を用いて詳細に説明する。図2は、搬送ユニット60の斜視図であって、上ガイド部材60Bが開放されている状態を示す図である。図3は、搬送ユニット60を裏面側から見た斜視図である。
図2を参照して、下ガイド部材60Aは、左右方向に延びる複数のリブ62Aを備える。これらリブ62Aの先端縁は、ハウジング60H内を搬送されるシートの下面をガイドする下側ガイド面となる。上ガイド部材52も同様に、左右方向に延びる複数のリブ62Bを備え、これらリブ62Bの先端縁が上側ガイド面となる。シート搬送路60Pは、下側ガイド面と上側ガイド面とが、所定間隔をおいて対向配置されることで形成される。
下ガイド部材60Aに対し上ガイド部材60Bは、搬送ユニット60の後端部(引き出し方向奥部)の側においてヒンジ結合部603により回動自在に連結されている。具体的には、下ガイド部材60Aの後方板602Aと、上ガイド部材60Bの後縁部602Bとが、ヒンジ結合部603により連結されている。下ガイド部材60Aは、上面開口を備える箱状の部材であり、上ガイド部材60Bがその上面開口をカバーする態様で、搬送ユニット60のハウジング60Hが形成される。上ガイド部材60Bは、下ガイド部材60Aに対して常時閉状態とされ、装置本体10に収容される。搬送ユニット60が装置本体から引き出されると、ユーザーは、上ガイド部材60Bの前縁部601Bに突設されている取っ手604Bを持って、上ガイド部材60Bを上方へ開放することができる。
図4は、デカーラー装置613の外観の一例を示した斜視図である。図4(a)は、下方に湾曲したシートのカールを矯正する位置である第1位置にあるデカーラー装置613の斜視図であり、図4(b)は、上方に湾曲したシートのカールを矯正する位置である第2位置にあるデカーラー装置613の斜視図である。尚、第2位置は、第1位置から180度反転された位置である。
デカーラー装置613は、筐体613Aと、筐体613Aに回転可能に支持される第1ローラー613B及び第2ローラー613Cとを含む。筐体613Aは、第1ローラー613Bの両端部及び第2ローラー613Cの両端部を回転可能に支持する支持板613Dを備える。支持板613Dは、駆動機構613Eが構築される第1支持板613Fと、第1支持板613Fに対向する第2支持板613Gとを含む。第1支持板613F及び第2支持板613Gはともに略円板形状をなす。第1支持板613F及び第2支持板613Gは、これらの間で延びる複数の接続板613Hにより接続される。
第1ローラー613Bは、第1支持板613Fと第2支持板613Gとの間で延びるシャフト613Iと、シャフト613Iの周面から半径方向に延出する環状の複数の弾性部材613Jとを含む。複数の弾性部材613Jは、所定間隔を以て、シャフト613Iの長手方向軸に沿って整列される。尚、弾性部材613Jの間隔は、カールの矯正処理を施与されるシートの幅寸法に応じて定められ、一定であってもよく、一定でなくともよい。弾性部材613Jは、例えば、ゴムやスポンジのような弾性変形可能な材料から形成される。
第2ローラー613Cは、弾性部材613Jよりも硬質に形成された円柱状のローラーである。第2ローラー613Cは、第1ローラー613Bに対して略平行に、第1支持板613Fと第2支持板613Gとの間で延びる。
図5は、図4におけるA−A線に沿うデカーラー装置613の概略断面図である。図5と併せて、図4を参照しつつ、デカーラー装置613が更に説明される。
第2ローラー613Cは、第1ローラー613Bの弾性部材613Jに食い込むように圧接される。この結果、弾性部材613Jの周面は、内方(シャフト613Iに向かう方向)に弾性変形した面S1(以下、変形面S1と称する)となり、湾曲したニップ部が形成される。シートがニップ部を通過する間、シートのカールが矯正されることとなる。
図2中の矢印は、シートの搬送方向を示す。第1位置にあるデカーラー装置613中、上流側に位置する接続板613Hは、便宜的に第1接続板613H(1)及び第2接続板613H(2)と称される。第1位置にあるデカーラー装置613中、下流側に位置する接続板613Hは、便宜的に第3接続板613H(3)及び第4接続板613H(4)と称される。
第1接続板613H(1)及び第4接続板613H(4)は、略水平方向に真っ直ぐ延びる。第2接続板613H(2)は、支持板613Dの内方から外方に向けて、第1接続板613H(1)から離間する方向に屈曲する。第3接続板613H(3)は、支持板613Dの内方から外方に向けて、第4接続板613H(4)から離間する方向に屈曲する。第1接続板613H(1)及び第2接続板613H(2)は、第1ローラー613Bと第2ローラー613Cとの間の接触部(ニップ部)に向けて狭まるシートの第1搬送路500を形成する。第3接続板613H(3)及び第4接続板613G(4)は、第1ローラー613Bと第2ローラー613Cとの間の接触部(ニップ部)から拡がるシートの第2搬送路501を形成する。
以下の説明において、第1位置にあるデカーラー装置613のニップ部の縁のうち、ニップ部に向かうシートを受け入れる縁を始端縁613K(1)と称し、ニップ部を通過したシートが排出される縁を終端縁613K(2)と称する。尚、以下の説明において、デカーラー装置613が第2位置にあるとき、始端縁613K(1)はニップ部を通過したシートが排出される縁となり、終端縁613K(2)はニップ部に向かうシートを受け入れる縁となる。
図4(a)のような第1位置にあるデカール装置613は、下方に湾曲したシートのカールを矯正することができる。下方に湾曲したシートは、始端縁613K(1)により受け入れられて、上方に湾曲した変形面S1に沿って、第1ローラー613Bと第2ローラー613Cとの間で形成されるカール矯正部を通過し、終端縁613K(2)から排出される。この結果、下方へのシートの湾曲量が低減されることとなる。
一方、デカール装置613が、図4(b)のような第2位置にあるとき、第2ローラー613Cは、第1ローラー613Bの上方に位置するため、変形面S1は下方に湾曲する。
上方に湾曲したシートは、終端縁613K(2)により受け入れられて、下方に湾曲した変形面S1に沿って、第1ローラー613Bと第2ローラー613Cとの間で形成されるカール矯正部を通過し、始端縁613K(1)から排出される。その結果、第2位置にあるデカール装置613は、上方に湾曲したシートのカールを矯正することとなる。
第2ローラー613Cは、第1支持板613Fの外面上に形成される駆動機構613Eを介して駆動力を受け、回転する。第1ローラー613Bは、第2ローラー613Cの回転に追従して、回転する。これにより、カール矯正部を通過するシートは下流へ搬送されることとなる。
駆動機構613Eでは、第1支持板613Fの外面から突出した円筒形状の複数の支持筒613Mの先端によって、略扇形のギア板613Lが支持される。ギア板613Lは、第1支持板613Fに対して相対的に回転することはできない。ギア板613Fには、略扇形の切り欠き部が形成され、この切り欠き部を通じて、第1ギア613Nが外方へ突出する。ギア板613Lの外面中心から外方にシャフト613Oが延出する。シャフト613Oに入力ギア613Pが回転可能に取り付けられる。
入力ギア613Pは、図略のモーターのシャフトの先端に取り付けられたギアと噛み合っており、モーターの回転に伴って回転する。入力ギア613Pは、第1ギア613Nと噛み合っており、入力ギア613Pの回転が第1ギア613Nに伝達される。
そして、第1ギア613Nは、第2ギア613Qと噛み合っており、第2ギア613Qの回転によって、第2ローラー613Cが回転する。このため、第1ギア613Nが回転すると第2ギア613Qが回転し、結果的に、第2ローラー613Cが第2回転軸C2周りに回転する。そして、第1ローラー613Bは第2ローラー613Cに追従して、第2回転軸C2の延出方向に沿う第1回転軸C1周りに回転する。
これにより、図略のモーターの回転により入力ギア613Pが回転すると、その回転力が、第1ギア613N、第2ギア613Q、第2ローラー613Cの順に伝わるから、第2ローラー613Cが第2回転軸C2周りに回転する。そして、第1ローラー613Bは、第2ローラー613Cに追従して回転するから、第1回転軸C1周りに回転する。
図2及び図3に戻り、下ガイド部材60Aは、上述の下側ガイド面の前方部に前ブロック601Aを有する。前ブロック601Aには、上ガイド部材60Bが閉じられた状態で上述した取っ手604Bが嵌合される凹部604Aが設けられている。前ブロック601Aのさらに前方には、化粧ブロック614が取り付けられている。化粧ブロック614の左右方向の略中央部には、搬送ユニット60をユーザーが引き出す際に把持するグリップ615が備えられている。
また、下ガイド部材60Aの右側下縁及び左側下縁には、ガイドレール616が取り付けられている(左側下縁のものは図略)。ガイドレール616は、装置本体10の側に取り付けられている図略のガイドレールを嵌め合わされ、搬送ユニット60の引き出しを案内する。
下ガイド部材60Aには、ほぼ等間隔で左右方向に配列された、2個の単位ローラーで1組の第1、第2、第3搬送ローラー631A、632A、633Aが組み付けられている。これらローラー631A、632A、633Aの一部は、下ガイド面を規定するリブ62Aの先端縁よりも上方に突出し、回転駆動力が与えられることによって、シート搬送路60Pを通過するシートに搬送力を与える。なお、上ガイド部材60Bには、これら搬送ローラー631A、632A、633Aと各々対向する位置に、搬送ローラー631A、632A、633Aと搬送ニップを形成する従動コロ631B、632B、633Bが取り付けられている。
第1、第2、第3搬送ローラー631A、632A、633Aには、それぞれ第1、第2、第3駆動軸651、652、653が、同軸で一体的に取り付けられている。これら駆動軸651、652、653が軸回りに回転することで、搬送ローラー631A、632A、633Aも回転する。この回転に伴い、搬送ニップを形成している従動コロ631B、632B、633Bも従動回転する。
第2、第3駆動軸652、653の後端には、装置本体10の側に備えられている第1、第2駆動モーター71M、72M(図10参照)から回転駆動力の入力を受ける第1、第2ユニット側カップリング661、662が取り付けられている。
これに対し、第1駆動軸651の後端には、カップリングが取り付けられていない。カップリングに代えて、第1駆動軸651の前端には、第1ギアローラー651Eが装着されている。また、第2駆動軸652の後端にも、第2ギアローラー652Eが装着されている。これらギアローラー651E、652Eは、ハウジング60Hの前方板605Aよりも外方に突出している。内周面にギア溝を備えた無端ベルト66が、ギアローラー651E、652E間に架け渡されている。第2駆動軸652の回転力は、無端ベルト66を介して第1駆動軸651に与えられる。従って、第2駆動軸652のカップリング661に回転力が与えられると、第1駆動軸651及び搬送ローラー631Aも回転する。
また、下ガイド部材60Aには、シート搬送路60Pにシートが存在するか否かを検知するために、第1、第2アクチュエーター64A、64Bが左右方向に間隔を置いて配置されている。第1アクチュエーター64Aは、シート搬送路60Pの上流側におけるシートジャムを、第2アクチュエーター64Bは、シート搬送路60Pの下流側におけるシートジャムを専ら検出する。
第1アクチュエーター64Aは、シート搬送路60Pに突出した第1姿勢(図2はこの第1姿勢を示している)と、シート搬送路60Pを通過するシートと干渉して傾倒する第2姿勢との間で姿勢変更するシート検知片641Aと、後方板602A(ハウジング60H)の外部に配置され、シート検知片641Aと連動して姿勢変更する揺動片643Aと、シート検知片641Aと揺動片643Aとを連結する連結棒642Aとを含む。連結棒642Aはリブ62Aで回動自在に支持されている。第2アクチュエーター64Bも同様に、シート検知片641B、連結棒642B及び揺動片643Bを備える。
シート検知片641Aの一部は、前記第1姿勢のとき、リブ62Aの先端縁(下側ガイド面)よりも突出する。シート搬送路60Pをシートが通過するとき、当該シートはシート検知片641Aを押下し、下側ガイド面内に没入させる。この没入の際、第1アクチュエーター64Aは、連結棒642Aの軸回りに揺動し、揺動片643Aも連動して揺動する。第2アクチュエーター64Bの動作も同様である。
図6は、デカーラー装置613を取り外した状態の搬送ユニット60を右側から見たときの図である。図6(a)は、搬送ユニット60を右側から見た斜視図、図6(b)は、搬送ユニット60を右側から見た平面図、図6(c)は、図6(a)の拡大図である。
搬送ユニット60は、下ガイド部材60Aが上ガイド部材60Bで覆われた状態で、下ガイド部材60Aと上ガイド部材60Bとの間で空間が形成されるとともに、ハウジング60Hの右側面に、断面が前後方向に長い長方形の開口69が形成される。
デカーラー装置613は、搬出口613Rが開口69に対向するようにして、搬送ユニット60に取り付けられている。これにより、開口69は、デカーラー装置613によりカールが矯正されたシートを受け付ける。
給気ダクトDは、端部D1が開口69に対面するように配置されている。端部D2には、シロッコファンFからの空気流が送り込まれ、さらに、端部D2に送り込まれた空気流は、給気ダクトDを通じて端部D1に送り込まれる。端部D1に送り込まれた空気流は、開口69に向けて送り込まれる。
開口69には、給気ダクトDからの空気流を搬送ユニット60の左側に向けて整流する整流部材691が複数配置されている。
この構成によれば、デカーラー装置613によりカールが矯正されたシートが、デカーラー装置613から開口69に受け渡される。そして、開口69に受け渡されたシートは、搬送ローラー631A、631B、631Cによってシート搬送路60Pを搬送される。このとき、開口69により受け入れられた空気流がハウジング60H内部に取り込まれるから、シート搬送路60Pを搬送されるシートに空気流が当たってシートが冷却される。
そして、開口69に受け入れられた空気流は、開口69に配置された整流部材691によりシート搬送路60Pの左側に向けて整流されるから、シート搬送路60Pを搬送されるシートの左側にも空気流が当たる。このため、シートをより好適に冷却することができる。
図2に戻り、搬送ユニット60の上ガイド部材60Bには、複数の排気口Hが形成されている。これらの排気口Hは、図2及び図6における実線矢印で示すような空気流がハウジング60H内に取り込まれたとき、空気流を、図6における点線矢印で示すように、排気口Hを通じてハウジング60Hの外部に排気する。
このように、上ガイド部材60Bには、複数の排気口Hが形成されているから、ハウジング60H内部において、開口69と排気口Hとの間で空気流の経路が形成される。これにより、ハウジング60Hに空気流を好適に取り込むことができるから、シート搬送路60Pを搬送されるシートをさらに好適に冷却することが可能となる。
図7は、搬送ユニット60を後方側から見た斜視図である。
第1、第2ユニット側カップリング661、662と、第1、第2アクチュエーター64A、64Bの揺動片643A、643Bとは、搬送ユニット60のハウジング60Hの最後部を画定する後方板602Aよりも外側に突出して配置されている。この他、後方板602Aには、搬送ユニット60のアース端子67と、搬送ユニット60を位置決めするための一対のガイドピン681、682が突設されている。
図8は、搬送ユニット60が装置本体10の収容空間に装着されている状態を示す斜視図である。図9は、搬送ユニット60が装置本体10から引き出されている状態を示す斜視図である。図10は、搬送ユニット60と装置本体10との接続態様を説明するための模式的な図である。
図8及び図9を参照して、装置本体10の搬送ユニット60を受け入れる収容空間の奥部には、搬送ユニット60の後方板602Aと対向する対向壁70が備えられている。搬送ユニット60が装置本体10に装着されているとき(図8)、後方板602Aと対向壁70とは近接する。一方、搬送ユニット60が装置本体10から引き出された状態のとき(図9)、後方板602Aと対向壁70とは互いに離間する。
対向壁70には、第1、第2本体側カップリング71、72と、透過型のフォトインタラプターからなる第1、第2光学センサー73A、73Bと、アース板74と、一対のピン孔751、752とが備えられている。さらに、図10の模式図も参照して、装置本体10には、第1、第2本体側カップリング71、72にそれぞれ連結される第1、第2モーター71M、72Mと、制御部75とが備えられている。
第1、第2本体側カップリング71、72は、搬送ユニット60が装置本体10の所定位置に装着された装着状態で、それぞれ搬送ユニット60の第1、第2ユニット側カップリング661、662と係合する。第1モーター71Mは回転駆動力を発生し、その駆動力は、係合状態にある第1本体側カップリング71と第1ユニット側カップリング661とを通して第2駆動軸652に伝達される。
また、上述の通り、無端ベルト66を通して、駆動力は第1駆動軸651にも伝達される。この駆動力によって、第1、第2搬送ローラー631A、632Aは回転駆動される。第2モーター72Mも回転駆動力を発生し、その駆動力は、係合状態にある第2本体側カップリング72と第2ユニット側カップリング662とを通して第3駆動軸653に伝達され、第3搬送ローラー633Aは回転駆動される。なお、モーター71M又は72Mの一方を省き、ベルトドライブ方式で本体側カップリング71、72に駆動力を与えるようにしても良い。
第1、第2光学センサー73A、73Bは、シートがシート搬送路60Pを通過したか否か、若しくは、シートがシート搬送路60Pで滞留(ジャム)しているか否かを検知するセンサーであって、検査光を発生する発光素子と、前記検査光を受光する受光素子、及び両素子の光路に配置される遮光空間とを備えている。搬送ユニット60が前記装着状態であるとき、第1、第2アクチュエーター64A、64Bの揺動片643A、643Bは、第1、第2光学センサー73A、73Bの前記遮光空間に進入可能な状態となる。
この状態で、シートがシート搬送路60Pの上流側に差し掛かり、第1アクチュエーター64Aのシート検知片641Aがシートと干渉して傾倒すると、揺動片643Aも揺動して姿勢変更する。かかる姿勢変更により、揺動片643Aは第1光学センサー73Aの前記遮光空間に進入し、前記光路を遮断する。これにより、前記受光素子は検査光を受光しない状態となる。その後、シートの後端がシート検知片641Aを通過すると、シート検知片641Aは第1アクチュエーター64Aの重力バランスによって復帰揺動する。この揺動によって、揺動片643Aは前記遮光空間から退避し、光路の遮断は解消される。以降は、前記受光素子は検査光を受光する状態となる。第2アクチュエーター64Bについても同様である。
制御部75は、第1、第2モーター71M、72Mの動作を制御すると共に、第1、第2光学センサー73A、73Bの出力に基づいてシートの搬送ユニット60の通過態様を判定する。制御部75は、画像形成処理が作像部31で実行されると、そのシートがハウジング60H内に搬入されるタイミングで、第1、第2モーター71M、72Mに駆動信号を与える。これにより、第1、第2、第3搬送ローラー631A、632A、633Aは回転駆動され、シートを搬送する。
また、制御部75は、第1、第2光学センサー73A、73Bが短時間でON(受光)−OFF(遮光)を示す信号を出力している場合、シート搬送路60Pを正常に通過したと判定する。一方、OFF(遮光)状態が所定の閾値よりも長い期間継続した場合、シート搬送路60Pにおいてシートジャムが発生したと判定する。この場合、制御部75は、操作パネル等にシートジャムの発生をユーザーに報知する情報を表示させる。
そしてまた、制御部75は、シロッコファンFを駆動させるためのモーターMの回転を制御することにより、シロッコファンFの駆動を制御する。尚、シロッコファンFを駆動させるモーターMは、装置本体10内の適所に配置されている。
制御部75は、第1光学センサー73Aの出力に基づいて、シートがハウジング60H内に搬入されたことを検出するから、シートがハウジング60H内に搬入されたことを検出したとき、シロッコファンFを駆動させて、空気流を、給気ダクトDを通じてハウジング60H内に取り込ませる。これにより、シートがハウジング60H内に搬入されるタイミングで空気流をハウジング60H内に取り込ませる。
以上の動作は、搬送ユニット60が装置本体10に対して装着状態とされている場合の動作である。これに対し、搬送ユニット60が装置本体10から引き出された引き出し状態では、第1、第2本体側カップリング71、72と第1、第2ユニット側カップリング661、662との係合は解除される。また、第1、第2アクチュエーター64A、64Bの揺動片643A、643Bは、第1、第2光学センサー73A、73Bから離間し、もはや前記遮光空間に進入し得ない状態となる。一方で、ユーザーがジャム処理を終える等して、引き出し状態から装着状態に搬送ユニット60が復帰されると、これらも元の状態に復帰する。
以上説明した通り、本発明のシート搬送装置1によれば、搬送ユニット60のハウジング60Hには、デカーラー装置613によりカールが矯正されたシートを受け入れるための開口69が、デカーラー装置613と対向して設けられている。これにより、シートはカールの矯正処理が施された後開口69に受け入れられる。
そして、ハウジング60H内には、シートをさらに搬送方向下流側に向けて搬送するためのシート搬送路60Pが形成されており、開口69を通じてハウジング60H内部には、シロッコファンFにより送り込まれた空気流が給気ダクトDを通じて取り込まれるから、シートは、空気流により冷却されつつ、シート搬送路60Pにより搬送方向下流側に向けて搬送される。
その結果、デカーラー装置613を通過した後のシートがさらに搬送方向下流側に搬送される前にシートを好適に冷却することが可能となる。
A 画像形成装置
1 シート搬送装置
D 給気ダクト
F シロッコファン
H 排気口
30 画像形成部
36 定着部
50 搬送経路
60 搬送ユニット
60H ハウジング
60P シート搬送路
613 デカーラー装置
69 開口
691 整流部材

Claims (3)

  1. シートを搬送する搬送経路と、
    前記搬送経路上において前記シートのカールを矯正するカール矯正部と、
    前記カール矯正部よりも前記シートの搬送方向下流側に配置され、ハウジングと、前記カール矯正部を通過した前記シートをさらに前記搬送方向下流側に向けて搬送するために前記ハウジング内部に形成されたシート搬送路と、前記カール矯正部に対向して前記ハウジングに設けられ、前記カール矯正部を通過した前記シートを受け入れるための開口とを含む搬送ユニットと、
    前記開口を通じて前記ハウジングの内部に空気流を取り込むための給気ダクトと、
    前記給気ダクトに前記空気流を送り込む給気部と、
    前記開口において、前記シートの搬送方向と直交する方向に複数配置され、前記開口を通じて取り込まれた前記空気流を、前記ハウジング内部において前記開口よりも前記シートの搬送方向下流側に向けて整流する整流部材と、
    を備えることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記ハウジングの上部には、前記開口を通じて取り込まれた前記空気流を排気するための排気口が配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置と、
    画像をシートに形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により前記シートに定着された画像を定着させる定着部と、を備え、
    前記定着部よりも前記シート搬送方向下流側に、前記カール矯正部が配置されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
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