JP3791779B2 - 画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置 - Google Patents

画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、定着装置から排出されたカール状態の排出用紙を矯正して排出用紙収容部に排出する画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置に関し、詳しくは、個々に変化している排出用紙のカール状態を簡単な手法で矯正し得るようにする対策に係わる。
【0002】
【従来の技術】
一般に、画像形成装置に用いられる用紙は、画像形成工程を通過することによって表面にトナーが付着し、そのトナーを定着装置の熱によって定着させることで、排出用紙収容部に排出されるようになっている。
【0003】
しかし、排出用紙収容部に排出された排出用紙は、画像形成工程を通過する前の初期状態に比べて変形つまりカールしている場合が多く、このように排出用紙がカールしていると、排出用紙収容部に積層された際に嵩張り、排出用紙収容部に設定枚数分の排出用紙を排出することができなかったり、排出用紙のスタッキング性に問題が生じたりする。
【0004】
このような問題の発生の主原因は、定着装置において用紙を定着する際にニップ部間を通過する加熱ローラと加圧ローラとの温度差によるところが大きい。
【0005】
すなわち、加熱ローラは、用紙の表面にトナーを溶融して定着(固着)する上で定着温度(例えば200゜C)にコントローラされているものの、加圧ローラ自身は温度コントロールされてはおらず、加熱ローラからの熱の伝播により加圧ローラを加温(例えば130〜140゜C)しているため、加圧ローラに比べて高温となっている。このように温度差がある加熱ローラと加圧ローラとの間のニップ間に用紙が挿通されると、加熱ローラ側の用紙表面と加圧ローラ側の用紙裏面との水分蒸発量に差異が生じ、1枚の用紙の表裏での熱収縮が異なってカールが発生することになる。
【0006】
また、その他の要因としては、用紙個々の吸湿状態、画像形成時の連続処理枚数、定着装置から排出用紙収容部までの搬送路形状などが掲げられる。
【0007】
このため、従来より、定着装置から排出用紙収容部までの搬送路上にカール矯正用ローラを配置し、定着装置から排出されたカール状態の排出用紙を矯正して排出用紙収容部に排出するようにしたカール矯正装置は知られている。このカール矯正装置は、用紙搬送方向と直行する方向に延びる軸にそれぞれ回転自在に支持された一対の搬送ローラを備え、そのうちの用紙カール方向(巻き方向)となる表面側に配されたカール矯正ローラの周速度を用紙裏面側の搬送ローラの周速度に対し変化させておくことで、一対のローラのニップ部間で用紙を扱き、カール状態の排出用紙を矯正することが行われるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のカール矯正装置では、一定の周速度差となるローラのニップ部間で用紙を扱いてカール状態の排出用紙を矯正するものであるため、用紙個々の吸湿状態、画像形成時の連続処理枚数、定着装置から排出用紙収容部までの搬送路形状などといった要因によっても排出用紙にカールが発生する以上、このような要因によっても排出用紙のカール状態が変化し、一定の周速度差によって排出用紙を扱くだけでは、個々に変化している排出用紙のカール状態を矯正することができない。
【0009】
そこで、一旦排出工程に排出された排出用紙を定着装置に再度戻して加熱ローラと加圧ローラとの間のニップ部間に通過させることによって、カール状態の排出用紙を元通り矯正するようにしたものが提案されている(特開平5−216361号公報参照)。
【0010】
しかしながら、このような手法では、定着装置の逆回転のみならず、感光体を含む画像形成プロセス全体の可逆回転機構が必要となり、画像形成プロセスを逆回転させることによる弊害、例えば感光体クリーニング部からの廃トナーのこぼれ、現像部でのトナーやキャリアのこぼれなどによるトナー類の機内飛散のおそれがあることを考慮すると、現実性に乏しいものとなる。
【0011】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、個々に変化している排出用紙のカール状態を、弊害を招くことなく簡単な手法で矯正することができる画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、定着装置から排出されたカール状態の排出用紙を矯正して排出用紙収容部に排出する画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置を前提とする。そして、上記排出用紙を排出用紙収容部とは逆方向に導くスイッチバック手段と、このスイッチバック手段により逆方向に導かれた排出用紙のカール状態を検出する検出手段と、ニップ部での圧力分布を設定可能な一対のローラを有し、上記スイッチバック手段に導かれた排出用紙を上記ローラ間のニップ部を通して排出用紙収容部に案内する用紙搬送手段とを備え、上記検出手段により検出された排出用紙のカール状態に基づいて上記ローラ間のニップ部での圧力分布を設定し、このニップ部に排出用紙を通してカール状態を矯正するようにしている。
【0013】
この特定事項により、用紙個々の吸湿状態、画像形成時の連続処理枚数、定着装置から排出用紙収容部までの搬送路形状などの要因によって排出用紙に個々に異なるカールが発生していても、このような要因により変化している排出用紙のカール状態が検出手段によって正確に検出され、この検出手段により検出した排出用紙のカール状態に基づいてローラ間のニップ部での圧力分布が設定されることになり、ニップ部に通した排出用紙のカール状態を確実に矯正することが可能となる。
【0014】
しかも、排出用紙のカール状態を矯正する上で、画像形成プロセスを逆回転させる必要もなく、感光体クリーニング部からの廃トナーのこぼれ、現像部でのトナーやキャリアのこぼれなどによるトナー類の機内飛散といった弊害を招くこともない。
【0015】
特に、検出手段を具体的に示すものとして、以下の構成が掲げられる。
【0016】
つまり、スイッチバック手段によって導かれた排出用紙が搬送路上で一旦停止したときにその搬送路上における搬送方向の複数箇所で排出用紙のカール状態を検出する複数の反射型センサを検出手段に備えている。
【0017】
この特定事項により、排出用紙のカール状態がより正確に検出され、排出用紙のカール状態をより確実に矯正することが可能となる。
【0018】
特に、用紙搬送手段を具体的に示すものとして、以下の構成が掲げられる。
【0019】
つまり、定着装置から排出された排出用紙をニップ部を通してスイッチバック手段に案内する第1ローラおよび第2ローラと、スイッチバック手段に案内された排出用紙を上記第2ローラとの間のニップ部を通して排出用紙収容部に案内する第3ローラとを用紙搬送手段に備えている。
【0020】
この特定事項により、第1ないし第3ローラによって、定着装置から排出された排出用紙がスイッチバック手段に、スイッチバック手段に案内された排出用紙が排出用紙収容部にそれぞれ案内され、第1および第3ローラとの間にそれぞれニップ部を有する第2ローラの兼用によって、用紙搬送手段の省スペース化および部品点数の削減化を共に図ることが可能となる。
【0021】
また、第1ローラと第2ローラとの互いの軸中心同士を連結する第1の連結線と、第2ローラと第3ローラとの互いの軸中心同士を連結する第2の連結線とが鈍角に交叉するように第1ないし第3ローラを配置して、上記第1ローラと第2ローラとの間のニップ部を通した排出用紙を第2ローラと第3ローラとの間のニップ部に対し略90゜変更された角度で通して排出用紙収容部に案内するようにしている場合には、用紙搬送手段の各ローラの配置レイアウトがコンパクトなものとなり、省スペース化をより図ることが可能となる。しかも、第1の連結線と第2の連結線とが鈍角に交叉することで、第1ローラと第2ローラとの間のニップ部を通した排出用紙を第2ローラと第3ローラとの間のニップ部に対し略90゜変更させた方向で無理なく円滑に通過させることが可能となる。
【0022】
更に、第1ローラの表面硬度を第2ローラと同等もしくはそれよりも高い表面硬度に、第3ローラの表面硬度を第2ローラよりも低い表面硬度にそれぞれ設定している場合には、定着装置から排出された排出用紙をニップ部を通してスイッチバック手段に案内する際に第1ローラと第2ローラとの間のニップ部において排出用紙の用紙カール方向(巻き方向)となる表面側とは反対側の裏面側に巻き癖(カールを矯正する方向の癖)を付けるように排出用紙が通されて、検出手段によるカール状態の検出前段階で排出用紙のカール状態がある程度矯正される。そして、スイッチバック手段に案内された排出用紙を第2ローラとの間のニップ部を通して排出用紙収容部に案内する際に第2ローラと第3ローラとの間のニップ部において排出用紙の用紙カール方向(巻き方向)となる表面側とは反対側の裏面側に巻き癖(カールを矯正する方向の癖)を付けるように排出用紙が通される。これによって、検出手段により検出された排出用紙のカール状態に基づいて第2ローラと第3ローラとの間のニップ部を通した個々の排出用紙のカール状態を確実に矯正することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
図1は、本形態に係る用紙給紙機構を適用した画像形成装置1の内部を示す概略構成図である。本画像形成装置1は、多機能型のものであって、複写機、印刷機及びファクシミリ装置としての機能を兼ね備えている。この画像形成装置1は、プリンタ2、スキャナ3、自動原稿搬送装置4、排紙処理装置5及び多段給紙装置6を装備している。以下、各部の構成について説明する。
【0025】
自動原稿搬送装置4は、原稿搬送機構41を備えており、原稿セットトレイ40に載置された原稿をプラテンガラス30上に搬送して位置決めし、スキャナ3によって画像が読み取られた原稿を原稿排出トレイ42へ搬送して排出するようになっている。また、搬送不可能な原稿をプラテンガラス30上に配置し得るように、自動原稿搬送装置4の一辺(図1における奥側の一辺)は枢支され、装置4全体の開閉が可能に構成されている。
【0026】
スキャナ3は、自動読み取りモード及びマニュアル操作読み取りモードのいずれかを選択して設定することが可能となっている。前者の自動読み取りモードを選択した場合は、自動原稿搬送装置4によるプラテンガラス30上への原稿の搬送と連動して、スキャナ3が原稿の画像を読み取る。後者のマニュアル操作読み取りモードを選択した場合は、マニュアル操作に応答して、プラテンガラス30上に配置された原稿の画像をスキャナ3が読み取る。いずれのモードであっても、第1及び第2走査ユニット31,32を相互に所定の速度関係を維持しつつ移動させ、プラテンガラス30上に配置された原稿の画像を第1走査ユニット31によって露光し、第1及び第2走査ユニット31,32によって原稿からの反射光をレンズ33へと導き、レンズ33によって原稿の画像を光電変換素子(CCD)34上に結像する。このCCD34は、原稿の画像を主走査方向に繰り返し走査して読み取り、原稿画像に基づく画像データを出力するようになっている。そして、スキャナ3は、原稿画像に基づく画像データによって、用紙としての記録用紙Pの種別がつけられるようになっている。
【0027】
プリンタ2は、スキャナ3からの画像データや外部装置(例えばパーソナルコンピュータ)からの画像データを入力し、この画像データによって示される画像を記録用紙Pに記録するものである。
【0028】
このプリンタ2に備えられたプリンタ制御部24は、電子写真プロセス部20を制御したり、外部装置からの画像データを受け入れるためのインターフェイスの役目を果たす。画像制御部25は、外部装置からの画像データに所定の画像処理を施したり、画像データに応じて光走査ユニット22を駆動制御する。
【0029】
電子写真プロセス部20は、感光体ドラム200、帯電ローラ201、光走査ユニット22、現像ユニット202、転写ユニット203、クリーニングユニット204、及び除電ユニット(図示せず)等を備えている。感光体ドラム200は、図示しないドラムモータ(電力消費装置)によって一方向に回転している。帯電ローラ201は、感光体ドラム200表面を均一に帯電させる。光走査ユニット22は、画像データに応じて変調された光ビーム(光像)を形成し、光ビームによって感光体ドラム200表面を主走査方向に繰り返し走査して、感光体ドラム200表面に静電潜像を形成する。現像ユニット202は、トナーを感光体200表面に供給する。このトナーが感光体ドラム200表面の静電潜像に付着して、トナー像が形成される。転写ユニット203は、下方から搬送されてきた記録用紙Pと感光体ドラム200とを重ね合わせ、トナー像を感光体ドラム200から記録用紙Pへと転写する。クリーニングユニット204は、感光体ドラム200表面に残留しているトナーを除去する。除電ユニットは、感光体ドラム200表面の電荷を除去する。
【0030】
電子写真プロセス部20の上方には、定着装置23が配置されている。定着装置23は、図2に示すように、加熱部材である加熱ローラ231と、この加熱ローラ231を加熱する加熱手段としてのハロゲンヒータ232と、加熱ローラ231を回転駆動させる駆動手段(図示せず)と、上記加熱ローラ231と対をなすように対向配置された加圧ローラ233とを備えている。そして、定着装置23は、記録用紙Pを加熱ローラ231と加圧ローラ233との間のニップ部で加熱および加圧して、トナー像を記録用紙Pに定着させる。図1に示すように、このトナー像が定着された後の記録用紙Pは、各排出ローラ28によって搬送され、排紙処理装置5の中継パスユニット8へと受け渡される。
【0031】
また、記録用紙Pの裏面にも画像を記録する場合には、記録用紙Pの搬送が一旦停止され、記録用紙Pが中継パスユニット8からプリンタ2へと逆向きに搬送される。プリンタ2では、後述する3連搬送ローラ群103によって記録用紙Pを反転用搬送ブースB内の反転用搬送路250へと導き、記録用紙Pを反転用搬送路250通じて再び電子写真プロセス20へと搬送し、これにより記録用紙Pの表裏を反転させ、記録用紙Pの裏面に画像を記録する。
【0032】
また、プリンタ2の下部には用紙給紙部21が備えられている。この用紙給紙部21は、記録用紙Pを積層して収容する用紙収容カセット210と、用紙収容カセット210から記録用紙Pを1枚ずつ分離して取り出し、記録用紙Pを電子写真プロセス部20へと供給する取り出しユニット211とを備えている。この取り出しユニット211により取り出された記録用紙Pは、転写ユニット203へと搬送され、更に定着装置23を介して各排出ローラ28により搬送される。この記録用紙Pは、定着装置23の中央(後述する加熱ローラ231の軸線方向中央)に対し搬送方向と直行する中央を基準にして位置合わせしたセンタ基準で搬送される。尚、用紙収容カセット210は、画像形成装置本体から引き出すことができ、引き出した状態で、記録用紙Pを用紙収容カセット210に補給できるようになっている。
【0033】
排紙処理装置5は、オプションであって、画像形成装置1に対して着脱自在であり、中継パスユニット8及び後処理ユニット9を備えている。
【0034】
中継パスユニット8は、プリンタ2から記録用紙Pを受け取って、記録用紙Pを後処理ユニット9へと搬送する中継パス84と、プリンタ2から記録用紙Pを一旦受け取り、記録用紙Pをプリンタ2へと戻すスイッチバックパス83と、プリンタ2からの記録用紙Pを中継パス84及びスイッチバックパス83のいずれかに導くゲート板81とを有する。ゲート板81は、揺動可能であり、その先端を上方に向けると、記録用紙Pが中継パス84へと導かれ、またその先端を下方に向けると、記録用紙Pがスイッチバックパス83へと導かれる。
【0035】
中継パス84には、一方向に回転する搬送ローラ85が設けられており、搬送ローラ85によって記録用紙Pを後処理ユニット9へと導く。また、スイッチバックパス83には、記録用紙Pを載置する載置板86、及び正逆回転可能な搬送ローラ87が設けられている。この搬送ローラ87だけでなく、プリンタ2の各搬送ローラ28も正逆回転可能である。記録用紙Pをスイッチバックパス83へと導いたときには、記録用紙Pの後端をプリンタ2の搬送ローラ28間に挟み込み、記録用紙Pを載置板86上に載せた状態で、各搬送ローラ87,28を停止して、記録用紙Pの搬送を一旦停止する。この後、各搬送ローラ87,28を逆回転し、記録用紙Pをプリンタ2へと逆向きに搬送する。プリンタ2では、先に述べた様に分岐爪251により記録用紙Pを反転用搬送路250へと導き、記録用紙Pを反転用搬送路250を経て再び電子写真プロセス20へと搬送し、記録用紙Pの裏面に画像を記録する。
【0036】
後処理ユニット9では、記録用紙Pをプリンタ2から中継パス84を通じて受け取り、記録用紙Pに対して後処理を施す。この後処理としては、ステープル処理やソート処理等がある。そして、この処理を行った記録用紙Pを、排出用紙収容部としての複数の排紙トレイ56,59のうちの一つに対して排紙するようになっている。
【0037】
上記プリンタ2及び排紙処理装置5は多段給紙装置6上に載置されている。また、スキャナ3及び自動原稿搬送装置4は、システムラック7上に載置されている。多段給紙装置6の底には、各移動コロ69及び各固定部68が設けられている。各固定部68を多段給紙装置6の底にねじ込んで、各固定部68を床面から離間させ、各移動コロ69によって多段給紙装置6を支持すれば、多段給紙装置6を移動させることができる。この状態で、多段給紙装置6、プリンタ2及び排紙処理装置5をシステムラック7の内側に移動させて配置する。この後、各固定部68を回転し突出させて、各固定部68を床面に接触させることにより多段給紙装置6を固定する。このとき、排紙処理装置5の中継パスユニット8とスキャナ3との間には、空間が形成される。
【0038】
上記多段給紙装置6は、オプションであって、画像形成装置1に対して着脱自在である。多段給紙装置6においては、複数種類の記録用紙Pをそれぞれの用紙収容カセット61,62,63に収容している。本形態の多段給紙装置6にあっては、上方に位置して比較的大サイズ(例えばA3サイズ)の記録用紙Pを収容可能な上側カセット61と、この上側カセット61の下方において並設され、使用頻度の高いサイズ(例えばA4サイズ)の記録用紙Pをそれぞれ収容可能な一対の下側カセット62,63とを備えている。
【0039】
多段給紙装置6の内部には鉛直方向に延びる用紙ガイド通路65が設けられており、各カセット61,62,63から取り出された記録用紙Pは、この用紙ガイド通路65を経てプリンタ2へ供給されるようになっている。このプリンタ2の下面には用紙ガイド通路65に対応した位置に用紙受口27が形成されており、用紙ガイド通路65を経た記録用紙Pは用紙受口27を通過してプリンタ2に導かれるようになっている。
【0040】
上記上側カセット61の排紙側(図中左側)には取り出しユニット611が設けられている。この取り出しユニット611は、上側カセット61に収容されている記録用紙Pを1枚ずつ分離して取り出し、その記録用紙Pを用紙ガイド通路65及び用紙受口27を経て電子写真プロセス部20(次工程)へと送り出すようになっている。尚、この上側カセット61は、給紙装置フレーム66から図中手前側に引き出すことができ、引き出した状態で、記録用紙Pの補給が可能となっている。
【0041】
次に、本発明の特徴部分の構成を図2に基づいて説明する。
【0042】
図2に示すように、定着装置23の搬送方向上流側には、定着装置23から排出されたカール状態の記録用紙P(排出用紙)を矯正して排紙トレイ56,59に排出するカール矯正装置10が設けられている。このカール矯正装置10は、記録用紙Pを排紙処理装置5の中継パスユニット8(排紙トレイ56,59)とは逆方向(図では左側)に導くスイッチバック手段としての正逆回転可能な上下一対のスイッチバックローラ101,101と、このスイッチバックローラ101,101により逆方向に導かれた記録用紙Pのカール状態を検出する検出手段102と、定着装置23から排出された記録用紙Pをスイッチバックローラ101,101に案内する一方、スイッチバックローラ101,101に案内された記録用紙Pを排紙トレイ56,59に案内する用紙搬送手段としての3連搬送ローラ群103とを備えている。上記3連搬送ローラ群103は、図3にも示すように、定着装置23から排出された記録用紙Pをニップ部を通してスイッチバックローラ101,101に案内する第1ローラ103および第2ローラ104と、スイッチバックローラ101,101に案内された記録用紙Pを上記第2ローラ104との間のニップ部を通して排紙処理装置5の中継パスユニット8に案内する第3ローラ105とを備えている。
【0043】
図4に示すように、上記スイッチバックローラ101,101は、定着装置23から排出されて3連搬送ローラ群103の第1ローラ103と第2ローラ104との間のニップ部を通して案内された記録用紙Pを反転用搬送ブースB内の反転用搬送路250または検出手段102に案内するものであって、検出手段102に記録用紙Pが案内される場合は、記録用紙Pの案内方向後端を挟持する一方、反転用搬送ブースB内の反転用搬送路250に記録用紙Pを案内する場合にはそのまま受け渡すようになっている。この場合、記録用紙Pの反転用搬送路250または検出手段102への切り換えは、図示しない分岐爪によって行われ、表裏に画像を記録された記録用紙Pも検出手段102に案内される。
【0044】
上記検出手段102は、反転用搬送ブースB内の上部に設けられており、スイッチバックローラ101,101によって逆方向に導かれた記録用紙Pを保持する搬送路としての略水平なペーパガイド102aと、このぺーパガイド102a上で記録用紙Pを一旦停止させたときにそのペーパガイド102a上における案内方向所定間隔置きの5箇所で記録用紙Pのカール状態を検出する複数の反射型センサS1〜S5とを備えている。図5の(a)および(b)に示すように、この各反射型センサS1〜S5は、それぞれの位置において発光してから記録用紙Pに到達するまでに要する時間t1と、記録用紙Pに到達して反射してから受光するまでに要する時間t2とを検出し、この検出値を制御装置(図示せず)にそれぞれ出力する。そして、制御装置では、各反射型センサS1〜S5からの発光時間t1(発光してから記録用紙Pに到達するまでに要する時間t1)と反射時間t2(反射してから受光するまでに要する時間t2)との和を算出し、記録用紙Pのカール状態を判定する。
【0045】
具体的に例示すると、カールのない平滑な記録用紙の場合には、
S1(t1+t2)≒S2(t1+t2)≒S3(t1+t2)≒S4(t1+t2)≒S5(t1+t2
となるのに対し、
図5の(a)および(b)に示すようなカール状態の記録用紙Pの場合には、
S2(t1+t2)>S3(t1+t2)>S4(t1+t2)>S1(t1+t2)>S5(t1+t2
となり、この結果から、記録用紙Pのカール状態(カールの度合い)が判明する。
【0046】
図2および図3に示すように、上記3連搬送ローラ群103の第2ローラ103bは、その軸に駆動モータ(図示せず)の出力軸が連結され、この第2ローラ103bに対しニップ部を介して摺接する第1ローラ103aおよび第3ローラ103cをそれぞれ矢印方向に従動させるようになっている。また、第1ないし第3ローラ103a〜103cは、第1ローラ103aと第2ローラ103bとの互いの軸中心同士を連結する第1の連結線mと、第2ローラ103bと第3ローラ103cとの互いの軸中心同士を連結する第2の連結線nとが略90゜で交叉するように配置されていて、定着装置23から第1ローラ103aと第2ローラ103bとの間のニップ部を通した記録用紙Pが第2ローラ103bと第3ローラ103cとの間のニップ部に対し略90゜変更された角度で通されて排紙処理装置5の中継パスユニット8に案内されるようになっている。更に、上記第1ローラ103aの表面硬度は第2ローラ103bよりも高い表面硬度に、第3ローラ103cの表面硬度は第2ローラ103bよりも低い表面硬度にそれぞれ設定されている。
【0047】
また、上記第3ローラ103cは、第2ローラ103bとの互いの軸中心同士を連結する第2の連結線n上において第2ローラ103bに対する進退方向(図3に矢印で示す)に移動可能に構成されている。この第3ローラ103cの進退方向への移動によって、第2ローラ103bと第3ローラ103cとの間のニップ部での圧力分布が設定変更できるようになっている。そして、検出手段102により検出された各反射型センサS1〜S5の発光時間t1と反射時間t2との和から記録用紙Pの個々のカール状態を制御装置により判定し、この記録用紙Pのカール状態に基づいて第2ローラ103bと第3ローラ103cとの間のニップ部での圧力分布を設定し、このニップ部に記録用紙Pを通してカール状態を矯正するようにしている。
【0048】
ここで、定着装置23から排出された記録用紙Pの搬送経路について説明する。この場合、表裏に画像を記録された記録用紙Pも同様に扱われるものとする。
【0049】
まず、定着装置23から記録用紙Pが排出されると、3連搬送ローラ群103の第1ローラ103aと第2ローラ103bとの間のニップ部を通してスイッチバックローラ101,101に案内する。このとき、分岐爪によって記録用紙Pを反転用搬送路250または検出手段102への案内に切り換える。
【0050】
そして、スイッチバックローラ101,101を逆回転させて検出手段102に記録用紙Pが案内されると、スイッチバックローラ101,101の逆回転を停止させて記録用紙Pの案内方向後端を挟持し、ぺーパガイド102a上で記録用紙Pを一旦停止させる。それから、各反射型センサS1〜S5のそれぞれの位置において発光時間t1と反射時間t2とを検出し、この検出値を制御装置にそれぞれ出力して、各反射型センサS1〜S5からの発光時間t1と反射時間t2との和を算出し、記録用紙Pのカール状態を判定する。そして、記録用紙Pのカール状態に基づいて第3ローラ103cを第2の連結軸n上で進退方向に移動させることによって、第2ローラ103bと第3ローラ103cとの間のニップ部での圧力分布を設定する。
【0051】
その後、スイッチバックローラ101,101を正回転させて記録用紙Pを第2ローラ103bと第3ローラ103cとの間のニップ部に搬送し、このニップ部に記録用紙Pを通してカール状態を矯正しながら、排紙処理装置5の中継パスユニット8に案内する。
【0052】
したがって、本実施形態では、記録用紙個々の吸湿状態、画像形成時の連続処理枚数、定着装置23から排紙処理装置5の中継パスユニット8までの搬送路形状などの要因によって記録用紙Pに個々に異なるカールが発生していても、このような要因により変化している記録用紙Pのカール状態が水平なぺーパガイド102a上における記録用紙Pの案内方向所定間隔置きの5箇所の反射型センサS1〜S5によって正確に検出され、この検出値(各反射型センサS1〜S5からの発光時間t1および反射時間t2)から判定した個々の記録用紙Pのカール状態に基づいて第2ローラ102bと第3ローラ103cとの間のニップ部での圧力分布を設定する。その場合、第1ローラ103aの表面硬度を第2ローラ103bよりも高い表面硬度に、第3ローラ103cの表面硬度を第2ローラ103bよりも低い表面硬度にそれぞれ設定しているので、定着装置23から排出された記録用紙Pをニップ部を通してスイッチバックローラ101,101に案内する際に第1ローラ103aと第2ローラ103bとの間のニップ部において記録用紙Pの用紙カール方向(巻き方向)となる表面側(図では左面側)とは反対側の裏面側(図では右面側)に巻き癖(カールを矯正する方向の癖)を付けるように記録用紙Pが通されて、検出手段102によるカール状態の検出前段階で記録用紙Pのカール状態がある程度矯正される。そして、スイッチバックローラ101,101によってぺーパガイド102a上の記録用紙Pを排紙処理装置5の中継パスユニット8に案内する際に第2ローラ103bと第3ローラ103cとの間のニップ部において記録用紙Pの用紙カール方向(巻き方向)となる表面側(図では下面側)とは反対側の裏面側(図では上面側)に巻き癖(カールを矯正する方向の癖)を付けるように記録用紙が通される。これにより、各反射型センサS1〜S5の検出値から判定した個々の記録用紙Pのカール状態に基づいて圧力分布を設定した第2ローラ102bと第3ローラ103cとの間のニップ部に通した個々の記録用紙Pのカール状態を確実に矯正することができる。
【0053】
しかも、記録用紙Pのカール状態を矯正する上で、画像形成プロセスを逆回転させる必要もなく、感光体クリーニング部からの廃トナーのこぼれ、現像部でのトナーやキャリアのこぼれなどによるトナー類の機内飛散といった弊害を招くこともなく、カール矯正装置10を簡単な構成とすることができる。
【0054】
また、3連搬送ローラ群103が、定着装置23からの記録用紙Pをスイッチバックローラ101,101に案内する第1ローラ103aおよび第2ローラ103bと、スイッチバックローラ101,101からの記録用紙Pを第2ローラ103bとの間のニップ部を通して排紙処理装置5の中継パスユニット8に案内する第3ローラ103cとで構成されているので、第1および第3ローラ103a,103cとの間にそれぞれニップ部を有する第2ローラ103bの兼用によって、省スペース化および部品点数の削減化を共に図ることができる。
【0055】
更に、第1ローラ103aと第2ローラ103bとの軸中心同士を連結する第1の連結線mと、第2ローラ103bと第3ローラ103cとの軸中心同士を連結する第2の連結線nとが略90゜で交叉するように第1ないし第3ローラを配置し、第1ローラ103aと第2ローラ103bとの間のニップ部を通した記録用紙Pを第2ローラ103bと第3ローラ103cとの間のニップ部に対し略90゜変更された角度で通して排紙処理装置5の中継パスユニット8に案内しているので、3連搬送ローラ群103の各ローラ103a〜103cの配置レイアウトがコンパクトなものとなり、省スペース化をより図ることができる。しかも、第1の連結線mと第2の連結線nとが略90゜で交叉することで、第1ローラ103aと第2ローラ103bとの間のニップ部を通した記録用紙Pを第2ローラ103bと第3ローラ103cとの間のニップ部に対し略90゜変更させた方向で無理なく円滑に通過させることができる。
【0056】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、上記実施形態では、3連搬送ローラ群103により用紙搬送手段を構成したが、ニップ部での圧力分布を設定可能な一対の第2および第3ローラのみによって用紙搬送手段が構成されていてもよい。
【0057】
また、上記実施形態では、第1ローラ103aと第2ローラ103bとの軸中心同士を連結する第1の連結線mと、第2ローラ103bと第3ローラ103cとの軸中心同士を連結する第2の連結線nとを略90゜で交叉させるように第1ないし第3ローラ103a〜103cを配置したが、第1ローラと第2ローラとの軸中心同士を連結する第1の連結線と、第2ローラと第3ローラとの軸中心同士を連結する第2の連結線とが鈍角(例えば80゜〜120゜)で交叉するように第1ないし第3ローラが配置されていてもよい。
【0058】
更に、上記実施形態では、第1ローラ103aの表面硬度を第2ローラ103bよりも高い表面硬度に設定したが、第1ローラの表面硬度が第2ローラと同等の表面硬度に設定されていてもよい。この場合、定着装置から排出された記録用紙は、第1ローラと第2ローラとの間のニップ部を通してスイッチバックローラに案内する際に記録用紙のカール状態が検出手段による検出前段階で矯正されることはないものの、スイッチバックローラへの案内が円滑に行われる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、以下のような効果が発揮される。先ず、検出手段により検出された排出用紙のカール状態に基づいて圧力分布を設定したローラ間のニップ部に排出用紙を通してカール状態を矯正することで、排出用紙に個々に異なる要因により発生するカール状態を正確に検出し、その正確な排出用紙のカール状態に基づくローラ間のニップ部での圧力分布でもって、排出用紙のカール状態を確実に矯正することができる。しかも、排出用紙のカール状態を矯正する上で画像形成プロセスを逆回転させる必要もなく、トナー類の機内飛散といった弊害を確実に防止することができる。
【0060】
また、搬送路上における搬送方向の複数箇所で排出用紙のカール状態を複数の反射型センサにより検出することで、排出用紙のカール状態をより正確に検出し、排出用紙のカール状態をより確実に矯正することができる。
【0061】
そして、定着装置からの排出用紙をニップ部を通してスイッチバック手段に案内する第1ローラおよび第2ローラと、スイッチバック手段からの排出用紙を上記第2ローラとの間のニップ部を通して排出用紙収容部に案内する第3ローラとによって排出用紙搬送手段を構成することで、第1および第3ローラとの間にそれぞれニップ部を有する第2ローラを兼用し、用紙搬送手段の省スペース化および部品点数の削減化を共に図ることができる。
【0062】
また、第1ローラと第2ローラとの軸中心同士を連結する第1の連結線と、第2ローラと第3ローラとの軸中心同士を連結する第2の連結線とを鈍角で交叉させることで、用紙搬送手段の各ローラの配置レイアウトをコンパクトにして省スペース化をより図ることができる。しかも、第1ローラと第2ローラとの間のニップ部を通した排出用紙を第2ローラと第3ローラとの間のニップ部に対し略90゜変更させた方向で無理なく円滑に通過させることができる。
【0063】
更に、第1ローラの表面硬度を第2ローラと同等もしくはそれよりも高い表面硬度に、第3ローラの表面硬度を第2ローラよりも低い表面硬度にそれぞれ設定することで、検出手段によるカール状態の検出前段階で排出用紙のカール状態をある程度矯正することもでき、検出手段により検出した排出用紙のカール状態に基づいて第2ローラと第3ローラとの間のニップ部を通した個々の排出用紙のカール状態を確実に矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る排出用紙のカール矯正装置を備えた画像形成装置の要部を正面から見た断面図である。
【図2】カール矯正装置の3連搬送ローラ群付近の構成を示す断面図である。
【図3】3連搬送ローラ群のニップ部での接触状態を示す断面図である。
【図4】カール矯正装置の検出手段付近の構成を示す断面図である。
【図5】(a)はカール状態の記録用紙が案内された検出手段付近の断面図である。
(b)は検出手段の反射型センサによる検出状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
23 定着装置
56,59 排紙カセット(排出用紙収納部)
10 カール矯正装置
101 スイッチバックローラ(スイッチバック手段)
102 検出手段
103 3連搬送ローラ群(用紙搬送手段)
103a 第1ローラ
103b 第2ローラ(一対のローラ)
103c 第3ローラ(一対のローラ)
P 記録用紙(排出用紙)
S1〜S5 反射型センサ
m 第1の連結線
n 第2の連結線

Claims (5)

  1. 定着装置から排出されたカール状態の排出用紙を矯正して排出用紙収容部に排出する画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置において、
    上記排出用紙を排出用紙収容部とは逆方向に導くスイッチバック手段と、
    このスイッチバック手段により逆方向に導かれた排出用紙のカール状態を検出する検出手段と、
    ニップ部での圧力分布を設定可能な一対のローラを有し、上記スイッチバック手段に導かれた排出用紙を上記ローラ間のニップ部を通して排出用紙収容部に案内する用紙搬送手段とを備え、
    上記検出手段により検出された排出用紙のカール状態に基づいて上記ローラ間のニップ部での圧力分布を設定し、このニップ部に排出用紙を通してカール状態が矯正されるようにしたことを特徴とする画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置。
  2. 上記請求項1に記載の画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置において、
    検出手段は、スイッチバック手段によって導かれた排出用紙が搬送路上で一旦停止したときにその搬送路上における搬送方向の複数箇所で排出用紙のカール状態を検出する複数の反射型センサを備えていることを特徴とする画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置。
  3. 上記請求項1に記載の画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置において、
    用紙搬送手段は、
    定着装置から排出された排出用紙をニップ部を通してスイッチバック手段に案内する第1ローラおよび第2ローラと、
    スイッチバック手段に案内された排出用紙を上記第2ローラとの間のニップ部を通して排出用紙収容部に案内する第3ローラと
    を備えていることを特徴とする画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置。
  4. 上記請求項3に記載の画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置において、
    第1ないし第3ローラは、第1ローラと第2ローラとの互いの軸中心同士を連結する第1の連結線と、第2ローラと第3ローラとの互いの軸中心同士を連結する第2の連結線とが鈍角に交叉するように配置されていて、
    上記第1ローラと第2ローラとの間のニップ部を通した排出用紙が第2ローラと第3ローラとの間のニップ部に対し略90゜変更された角度で通されて排出用紙収容部に案内されるようになっていることを特徴とする画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置。
  5. 上記請求項3または請求項4に記載の画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置において、
    第1ローラの表面硬度は第2ローラと同等もしくはそれよりも高い表面硬度に、第3ローラの表面硬度は第2ローラよりも低い表面硬度にそれぞれ設定されていることを特徴とする画像形成装置における排出用紙のカール矯正装置。
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