JPH0683221A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0683221A
JPH0683221A JP4254133A JP25413392A JPH0683221A JP H0683221 A JPH0683221 A JP H0683221A JP 4254133 A JP4254133 A JP 4254133A JP 25413392 A JP25413392 A JP 25413392A JP H0683221 A JPH0683221 A JP H0683221A
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JP
Japan
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sheet material
roller
image forming
fixing
forming apparatus
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Application number
JP4254133A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Koyanagi
小柳  倫明
Saijiro Endo
才二郎 遠藤
Takeshi Tanabe
健 田辺
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シート載置手段70に載置されているシート材
の除湿及び防湿を効果的に行い、画像形成装置の大型化
及び高コスト化を抑えると共にシート材の搬送異常を防
ぐ。 【構成】現像材が付着しているシート材を熱定着して前
記現像材をシート材に定着させる定着装置1と、シート
材が載置されているシート載置手段70とをダクト75
により結合すると共に前記定着装置1が発する熱を集
め、前記シート載置手段70に送風するファン74を設
けることにより新規に除湿装置を設けることなくシート
載置手段70に載置されているシート材の除湿及び防湿
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定着装置及びシート材
積載手段を有した画像形成装置に係り、詳しくは、定着
を行う複数のローラ対を備えることにより、装置の大型
化を防ぐと共に大きなローラ対を用いないことによる低
消費電力を可能にし、また、シート材載置手段に載置さ
れるシート材の除湿及び防湿を行ってシート材の搬送中
に生じるジャム等の搬送異常を防ぐことの出来る画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
〈従来の技術1〉従来、画像形成装置において、シート
材載置手段内に放置されたシート材は、機外の環境条件
に影響されやすく、特に湿度の影響が大きく、このため
給紙不良や再転写による画像ヌケが発生する原因となっ
ていた。そこで、シート材載置手段に環境ヒータを取り
付け、シート材載置手段内に放置されたシート材の湿気
を取る方法が提案されている。 〈従来の技術2〉また、近年複写機等の画像形成装置の
普及に伴い、コピーの使用枚数が増加し、加えて、オフ
ィスの省力化、自動化等のいわゆるOA(オフィスオー
トメーション)化の進展により、画像形成処理スピード
(コピースピード)も高速化が望まれている。この要請
に応じコピースピード50枚/分以上の高速機、さらに
は100枚/分以上の超高速機が市販され始めている。
【0003】一方、電子写真方式をとる画像形成装置で
は、シート材上の未定着の現像剤を定着させる定着方式
として熱定着方式が多く使われている。このため、高速
機、超高速機における熱定着器は、定着の確実性を満た
すため、定着ローラの肉厚やローラ径を大きくし、また
熱容量の大きなものが用いられている。さらには、その
定着ローラに十分な熱エネルギを与えるために大きな熱
量を発生するハロゲンヒータを用いていた。 〈従来の技術3〉さらに、従来、画像形成装置に用いら
れている定着装置、排紙装置の概略図を図13に示し、
同図に沿って説明する。現像、転写プロセスにより、ト
ナー像が転写されたシート材83は搬送ベルト84によ
り、定着ローラ対81,82に送り込まれる。定着ロー
ラ81のローラ内には、ヒータ85が設けられており、
内部より定着ローラ81を熱している。
【0004】定着ローラ81の表面には温度検知器であ
るサーミスタ86が当接しており、定着ローラ81の表
面温度を検知して、ヒータ86をON−OFFすること
で、定着ローラ81の表面温度は常に所定温度に保たれ
ている。また、加圧ローラ82はバネ(不図示)によ
り、定着ローラ81に付勢されており、また加圧ローラ
82の表面には、シリコンゴム等の弾性体が配設されて
おり、この弾性体が押圧され、定着ローラ81との間に
いわゆるニップを形成している。このように構成された
定着ローラ対81,82にシート材83が挟み込まれる
と、定着ローラ81の熱と加圧ローラ82の圧力とによ
り、シート材83上のトナー像は溶融され、シート材8
3に押しつけられ、定着されることになる。定着ローラ
対81,82を出たシート材83は、定着ローラ81に
巻き付く様に搬送され、分離爪81Aにより、定着ロー
ラ81から分離され、ガイド板87,88にガイドされ
て、排紙ローラ対89,90により画像形成装置本体外
へと排出される。
【0005】図14は、定着ローラ対81,82により
形成されたニップの形状である。通常、加圧ローラ82
は、その両端部X,Yで定着ローラ82に押圧されてい
る。両端部を押圧することで、加圧ローラ82及び定着
ローラ81は、中央部にたわみを生じ、その結果、加圧
ローラ82の表面に配設されているシリコンゴムのつぶ
れ量は、中央部に比べ両端部で大きくなる。このため、
定着ローラ81と加圧ローラ82とで形成されるニップ
形状は、図14(b) に示される形状となる。即ち、中央
部のニップ幅NBに比べ、両端部のニップ幅NAが大き
くなる。また、定着ローラ81の形状は、図14(a) に
示されるように、鼓形状をしており、中央部の外径が、
両端部の外径に比べて小さい。このように定着ローラ8
1を鼓形状とし、またニップの形状を先述したような形
状を取らせることにより、定着ローラ対81,82に挟
まれたシート材83は、進行方向に対し左右方向(図中
矢印(m),(n))にしごかれ、その結果シート材8
3にシワが発生することを防いでいる。また、それと同
時に左右方向にシート材83をしごくことにより、定着
ローラ対81,82のニップを通過した直後のシート材
83は、図14(a)に示されるように上向きの凸形状と
なる。
【0006】一方、図15に示されるように、定着ロー
ラ81からシート材83を分離する分離爪80Aは、定
着ローラ81の中心線と平行に配設されている。つま
り、その分離爪先端は定着ローラ81の中心線に対して
平行に配置され、定着ローラ81に当接している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
〈第1の発明の課題〉しかしながら、上記従来の技術1
では、シート材載置手段1個に対し、1個ずつの環境ヒ
ータが必要となり、フルサイズのシート材に対応するた
めには、大きなサイズのヒータを配置しなければなら
ず、コストアップにつながるという問題があった。
【0008】また、シート材載置手段内に温風を吹き込
み、除湿を行わせる場合には、シート材の吸湿が起こる
のは、画像形成装置の停止時において、装置温度が下が
っているときであるため、画像形成装置の起動時におい
ては確かな成果を得られなかった。
【0009】そこで、第1の発明は、画像形成装置が発
生する熱を有効に利用することにより、大掛かりなヒー
タを複数用いなくてもシート材の除湿及び防湿が可能な
画像形成装置を提供することを目的とする。 〈第2の発明の課題〉また、上記従来の技術2では、画
像形成スピードの高速化に伴い、定着性を確保するため
に、大きな熱容量を得るための大きな径のローラと、肉
厚を必要とし、さらにこのため、大きな発熱量をもつハ
ロゲンヒータを必要とすると共に、準備時間が長くなっ
たり、画像形成装置の消費電力が大きくなったりする問
題があった。
【0010】そのため、画像形成装置が大型化し、メン
テナンスも複雑化し、さらには設置スペースの確保困難
や、メンテナンススペースの確保困難となってきてお
り、小型でメンテナンス容易な高速機、超高速機の提供
が強く望まれていた。特に準備時間は、ユーザにとって
不要な時間であり、高速機、超高速機において、定着性
を損なうことのない、準備時間の短縮可能な装置の提供
が強く望まれていた。
【0011】また、近年のOA化の進展により、画像形
成装置の機能が多機能化してきており、両面の画像形成
や多重の画像形成の機能が多く使われてきている。この
両面、多重機能は、高速機や超高速機などには、標準的
に装備されており、また、中低速機(20〜40cp
m)でも標準装備もしくは、オプション対応で装備され
ている。この両面、多重の画像形成では、一度シート材
に画像形成させた後に中間トレイに一度スタックし、再
度そのシート材の裏面もしくは同一面に画像形成させ定
着させる工程となっている。
【0012】一方従来の熱定着方式では、熱と加圧力に
よって必然的にカールが発生し、そのカール方向やカー
ル量は、環境や紙種やサイズなどでバラツキが大きく、
中間トレイにシート材を収納スタックさせる際、カール
で丸まって収納できなかったり、先端部が折れたり、搬
送途中でジャムしたり、再給紙の際にカールの影響で2
回目の画像形成時が出来なかったり、転写抜けが発生し
たりして画像品質を低下させたりすることがあった。
【0013】また、定着装置を通過したシート材が機外
に排出されて、ソータ、フィニッシャ及びトレイ等に収
納する際にも、カールによる収納不良やジャム等が発生
することがあった。
【0014】さらに、最近では、地球環境保護のエコロ
ジーの立場から、森林資源の保護のため、再生紙がコピ
ー紙として使われ始めてきている。この再生紙の繊維は
再生処理によってダメージを受け、紙の腰(剛性)が弱
くなっており、さらに、紙繊維のスキ目方向のバラツキ
具合を示す配向角度が大きいため(繊維の方向性が一様
でない)、通常のコピー紙に比べて熱定着方式における
熱と加圧力によって大きなカールが発生しやすく、また
搬送性が著しく劣る欠点を有している。加えて、両面多
重機能を装備している画像形成装置においては、先に説
明したカールに起因する様々な欠点がより顕著になり、
再生紙等を含めたシート材に対する信頼性を高めた画像
形成装置の提供が強く望まれていた。
【0015】そこで、第2の発明は、複数の定着ローラ
対(ローラ対)を設けることにより、装置の大型化を防
ぐと共に消費電力が少なくし、また、定着装置を通過す
ることによるシート材のカールの発生を防止した画像形
成装置を提供とすることを目的とする。 〈第3の発明の課題〉さらに、従来の技術3において述
べた様にシート材83は上向きの凸形状で定着ローラ対
81,82から搬出されてくるので、図15において示
される4個の分離爪80A,80Bのうち真中の2個の
分離爪80Aに対する負荷が両端の2個の分離爪80B
に比べて大きくなる。そのため、シート材83上に形成
された画像を、分離爪80Bでかじりとってしまい画像
を損なうという現象が生じる問題が有った。また、分離
爪80Bの負荷が大きいため分離爪80Bの先端の摩耗
が両端の分離爪80Aの先端に比べて早く摩耗するとい
った問題が有った。
【0016】そこで、第3の発明は、複数の分離爪の摩
耗が不揃いになることを防ぐと共に、複数の分離爪が一
様な分離力でシート材を分離する様にすることにより画
質を損なわない画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】
<第1の発明の手段>本発明は、上記事情に鑑み成され
たものであって、第1の発明の手段として、多数のシー
ト材を載置するシート材載置手段と、該シート材載置手
段から給紙された前記シート材に現像剤を付着させる画
像形成部と、該画像形成部により現像剤が付着された前
記シート材を搬送する搬送部と、該搬送部により搬送さ
れて前記シート材に付着している現像剤を熱定着させる
定着装置と、を備えて画像形成する画像形成装置におい
て、前記定着装置と前記シート材載置手段とを結ぶダク
トと、該ダクトに前記定着装置の熱を集めて送る集送手
段と、を備えて、前記シート材載置手段に載置されてい
る前記シート材に、前記定着装置の熱風を吹きかけて前
記シート材の除湿及び防湿をしてなる、ことを特徴とす
る。
【0018】例えば、前記搬送部が、搬送される前記シ
ート材を保持して位置ずれを防ぐ吸引ファンと、前記定
着装置と前記シート材載置手段とを結ぶダクトと、を備
えて、前記吸引ファンが前記ダクトの中間部に位置し
て、前記シート材を保持すると共に前記定着装置が発す
る熱を集めて前記シート材載置手段に送ることにより、
該シート材載置手段に載置されている前記シート材の除
湿及び防湿をしてなる。
【0019】また、前記シート材載置手段側に取り付け
られた前記ダクトの熱排出口が、前記シート材載置手段
に載置されているシート材の縁部に排気される様に設け
てなる。 <第2の発明の手段>また、第2の発明の手段として、
定着ローラと該定着ローラに所定圧で当接する加圧ロー
ラとからなるローラ対がニップ部を構成して、未定着現
像剤が付着しているシート材を前記ニップ部で圧接し、
前記未定着現像剤を前記シート材に定着し、搬送させて
なる定着装置を有する画像形成装置において、前記定着
装置が、前記シート材が最初に通過する第1のローラ対
と、次に通過する第2のローラ対とを有し、前記第1と
第2とのローラ対が隣接して配設されて、前記シート材
が連続して前記2つのローラ対の前記ニップ部を通過し
て、前記未定着現像剤を前記シート材に定着してなる、
ことを特徴とする。
【0020】例えば、前記2対のローラ対の、一方の前
記ローラ対が有する前記定着ローラが前記シート材の表
面に当接する時、他方の前記ローラ対の前記定着ローラ
は前記シート材の裏面に当接すべく、逆の配置関係で配
設されて、一方の前記ローラ対を通過する際に生じる前
記シート材のカールを、他方の前記ローラ対を通過する
ことで補正してなる。
【0021】また、前記2対のローラ対のうち、前記シ
ート材上の前記未定着現像剤が接触する側のそれぞれの
ローラ内部に前記未定着剤を定着せしめる熱源を配置し
てなる。
【0022】また、前記定着装置が、該定着装置に給紙
される前記シート材をガイドする入口ガイド部を有し、
該入口ガイド部が、前記第1のローラ対の前記ニップ部
の位置より上方に前記シート材を給紙すべく配設され
て、前記シート材の前記未定着現像剤付着面が凸面を形
成してなる。
【0023】また、前記定着ローラが、該定着ローラか
らシート材を分離すると共に該シート材の搬送ガイド面
となる分離爪を有してなる。
【0024】また、前記加圧ローラが、該加圧ローラか
らシート材を分離すると共に該シート材の搬送ガイド面
となる分離爪を有してなる。
【0025】さらに、前記第1のローラ対を通過した前
記シート材が、前記第2のローラ対の前記定着ローラに
最初に最初に当接すべく、前記第1のローラ対のうち下
側に配設されたローラが有する前記分離爪の搬送ガイド
面を前記第2のローラ対の前記定着ローラ側に傾斜して
なる。 <第3の発明の手段>さらに、第3の発明の手段とし
て、所定圧で当接してニップ部を構成し、該ニップ部で
シート材をニップして該シート材を搬送する2つのロー
ラからなるローラ対が複数の分離爪を有し、該分離爪の
爪が前記ローラに当接して前記ローラ対から搬出される
前記シート材を前記ローラから分離してなる画像形成装
置において、前記ローラの中央部の直径がその端部の直
径より細い逆クラウン形状をしてなる、ことを特徴とす
る。
【0026】例えば、前記ローラの中央部に当接する前
記分離爪の位置が端部に当接する分離爪の位置に比べ、
対向するローラ方向とは逆方向の位置にずれて配設され
てなる。
【0027】
【作用】
<第1の発明の作用>現像材が付着しているシート材を
熱定着して前記現像材をシート材に定着させる定着装置
と、シート材が載置されているシート載置手段とをダク
トにより結合すると共に前記定着装置が発する熱を集
め、前記シート載置手段に送風する集送手段を設けて、
シート載置手段に載置されているシート材の除湿及び防
湿を行う。 <第2の発明の作用>定着ローラと加圧ローラとからな
る定着ローラ対を2対用い、該定着ローラ対の定着ロー
ラと加圧ローラとの上下関係が2つの定着ローラ対で逆
になる様に配設することにより、定着装置を小型化及び
低消費電力化を行うと共に定着装置通過によりシート材
にカールが発生しない様にする。 <第3の発明の作用>画像形成装置内で用いられている
2つのローラを有するローラ対のローラ形状を、その中
央部を端部より細くしてシート材を対角線方向にしごく
と共に前記ローラが有する分離爪の配設位置を細い中央
部は対向するローラ方向とは逆方向の位置にずれて配設
することで一様な分離力でシート材を分離する。
【0028】
【実施例】
〈第1の発明の実施例1〉以下、本実施例を図面に沿っ
て説明する。図1は、画像形成装置の概略構成を示す側
面図で、画像形成装置51は、原稿を載置する原稿台5
2と原稿像を担持する潜像担持体たる感光ドラム40と
をその中央部に有している。前記原稿台52に載置され
た原稿の原稿像光は、ミラー53,54,55,56及
び結像レンズ57によって感光ドラム40上に結像され
る。また、感光ドラム40の周囲上方(図1において上
方向)には、一次帯電器41が配設されて感光ドラム4
0を一様に帯電する。この一次帯電器41により帯電し
た感光ドラム40に前述した原稿像光が照射されること
により原稿の潜像が形成される。そして該潜像は、感光
ドラム40の回転方向Rの下流に配設されている現像装
置44によって潜像にトナーを付着して現像される。こ
れによって前記潜像は可視像化される。この可視像は現
像装置44よりも下流の転写装置59によってシート材
に転写される。一方前記シート材は、画像形成装置51
の下部に設けられたシート材載置手段70から給紙ロー
ラ71により1枚づつ給紙され搬送路Tに沿って搬送さ
れ、前記可視像の転写に供せられる。このように画像形
成されたシート材は、搬送部73により搬送路Tに沿っ
て搬送される。なお、前記搬送部73には吸引ファンが
設けられており、この吸引ファンによりシート材は搬送
ベルトに固定されて定着装置1に送られる。
【0029】図2は、上記構成の画像形成装置51にシ
ート材の吸湿を防止する防止手段を設けたもので、定着
装置1が発する熱気を送風装置74によって、シート材
載置手段70につながるダクト75に送り込み、シート
材載置手段内に収納された紙の除湿が行なう。ダクト7
5の吹き出し口の先端はシート材載置手段70に納めら
れたシート材の端部に向けられ、図4に示すダクト吹き
出し口76のようにシート材載置手段内のシート材先端
部や、図5に示すダクト吹き出し口77のようにシート
材後端部、或は図6に示すダクト吹き出し口78のよう
になっている。
【0030】これは、シート材の吸湿はシート材端部よ
り生じるのでダクト75の吹き出し口を、シート材先端
部及び後端部又は給紙に関与するシート材先端部に位置
させることで、これらの部分を特に除湿を行うためであ
る。
【0031】さらに、本実施例の画像形成装置51は、
画像形成が行われない時に生じるシート材の吸湿を防止
するために、シート材載置手段内のシート材が50℃以
上になるように定着装置1の温度を調節し送風装置74
によってダクト75よりシート材載置手段内に熱気を送
る除湿モードが備えられている。
【0032】なお、シート材載置手段内のシート材面の
温度を50℃以上とすることは、シート材の周囲温度が
32℃、湿度85%の場合における条件である。従っ
て、温度または湿度が変化する場合は、これらの条件に
適した温度にする必要がある。
【0033】以上により、シート材載置手段70内に放
置されたシート材が、画像形成を行わないときに吸湿す
ることを防ぐことが可能となる。 〈第1の発明の実施例2〉本実施例を図3に沿って説明
する。なお、画像形成装置の基本的構成は第1の発明の
実施例1と略同じなので、同一符号を付して相違点のみ
を説明する。
【0034】本実施例では、第1の発明の実施例1にお
ける送風装置74の機能を搬送部73のファンによって
行うことを特徴としている。そして、搬送部73のファ
ンによって定着装置1の熱気はダクト79に吸い込ま
れ、シート材載置手段70に導かれてシート材のを除湿
が行われる。
【0035】以上のように、搬送部のファンを利用する
ことによって、画像形成装置の簡略化が可能となる。 〈第2の発明の実施例1〉本発明の第1実施例を図面に
沿って説明する。図7は定着装置ユニット(以下、定着
装置とする)の構成を示す側面図で、定着装置1は、4
個のローラ2,3,15,16を有している。前記ロー
ラ2及びローラ16は定着ローラであり、またローラ3
及びローラ15は加圧ローラであって、定着ローラ2に
加圧ローラ3が、また定着ローラ16に加圧ローラ15
がそれぞれ所定圧で当接して、該当接部においてニップ
を形成している。該定着ローラ2は、アルミニウムや鉄
系の金属材料で作られ、その肉厚tは2mmと薄く、外
径は40mmである。また、定着ローラ2及び定着ロー
ラ16の表面は、テフロン(商標)等のフッ素系樹脂で
コーティングされて、トナーの付着が防止されている。
一方の加圧ローラ3は、芯金部3aとゴム部3bとから
構成され、外径40mmで、ゴム厚t1 =5mmからな
っている。また、加圧ローラ15は、円筒状の芯金部1
5aとゴム部15bとから構成され、外径40mmで、
ゴム厚t2 =3mm(t2 <t1 )となっている。
【0036】なお、これらローラ対が所定圧で当接する
ために加圧ローラ3,15には、加圧アーム5,18が
それぞれ設けられている。そして、該加圧アーム5,1
8の一端には回転軸4,17が設けられ、他端にねじ
6,19が係合している。このねじ6,9は、定着装置
枠体32に取り付けられてねじを締めることにより、加
圧ローラ3,15が定着ローラ2,16に当接する力を
発生している。
【0037】さらに、定着ローラ2には分離爪8、加圧
ローラ3には分離爪9、定着ローラ16には分離爪2
2、加圧ローラ15には分離爪21が設けられ、それぞ
れの分離爪8,9,21,22の一端8a,9a,21
a,22aにはバネ10,11,23,24が係合して
おり、これらのバネ10,11,23,24の他端は固
定端1b,1c,1e,1fに係合することで付勢さ
れ、分離爪8は定着ローラ2に、分離爪9は加圧ローラ
3に、分離爪22は定着ローラ16に、そして分離爪2
1は加圧ローラ15に当接している。また、通史するシ
ート剤12上の未定着現像剤13と接触する側の前記定
着ローラ2及び加圧ローラ15には、それぞれのローラ
の長手方向にハロゲンヒータ25,26が配設され、こ
のハロゲンヒータの熱がそれぞれのローラを加熱してお
り、さらにこれらのローラ表面には温度検知器(サーミ
スタ)30,31が当接しおりこれによって定着ローラ
2及び加圧ローラ15の表面温度が制御されている。ま
た、定着ローラ2及び加圧ローラ15には、ローラ表面
上の残留現像剤を除去し、かつ、シート材剥離性向上の
ためのオイルを所定量含油したウェブ27がそれぞれウ
ェブローラ28,29を介して当接している。そして、
ウェブ27は供給側27aより、定常的に送り出され、
巻きとり側27bによりD方向へ巻きとられていく。さ
らに、シート材12の入口には入口ガイド32が設けら
れ、該入口ガイド32は、定着ローラ2と加圧ローラ3
とのニップ部より、定着ローラ2側に配設されている。
また、分離爪8,9は定着ローラ2と加圧ローラ3とか
ら排紙されたシート材12をガイドして定着ローラ16
と加圧ローラ15との給紙している。この際分離爪9の
ガイド面は左下がりの傾斜を持つ様に配設されている。
上記構成において、図7の右側より未定着現像剤13
の付着したシート材12が搬送部(不図示)によって搬
送されてくる。搬送されたシート材12は、定着ローラ
2と加圧ローラ3とに挟まれ、定着ローラ2の熱と加圧
ローラ3の圧力によりシート材12に定着する。なお、
定着ローラ2と圧ローラ3とのニップ部を通過したシー
ト材12は、上側(図1において定着ローラ2側)にカ
ールする。また、入口ガイド32が、定着ローラ2と加
圧ローラ3とのニップ部より上側(定着ローラ2側)に
配設されているので、搬送されたシート材12は下向き
(加圧ローラ3の方向)に曲がる。これによって、シー
ト材12にシワが発生しない様になっている。
【0038】定着ローラ2と加圧ローラ3とのニップ部
を通過したシート材12は、分離爪8,9により定着ロ
ーラ2若しくは加圧ローラ3から分離されて次の定着ロ
ーラ16及び加圧ローラ15のニップに送られる。この
際、分離爪9のガイド面は、左下がりの傾斜を持つ様に
配設されているので先述したような理由でシート材12
にシワが発生するのを防いでいる。なお、定着ローラ1
6と加圧ローラ15とを通過することによりシート材1
2は、下向き(定着ローラ16側)にカールする様にな
る。 従って、右側のローラ対によりシート材が上方向
にカールしても左側のローラ対で下方向にカールするた
め、最終的にカールの発生を防ぐことが可能となってい
る。さらに、シート材12上の未定着現像材13に接す
る側のローラに少なくとも熱源で在る歯炉現ランプ2
5、26が配設されているので未定着現像剤13に直接
的に熱が伝達され、安定した定着性が確保出来る。
【0039】以上より、高速機などの紙送り速度が速
く、紙に十分な圧力と熱が得られない場合でも、少なく
とも2対以上の定着ローラ対により、紙に十分な圧力と
熱を与えることができ、高速機での定着性を確保するこ
とが可能となり、また2対の定着ローラ対を用いること
により定着ローラ対の小径化が可能となり、従来の定着
装置に比べ小型化が実現出来ると共にメンテナンスの容
易化が可能となった。さらに、シート材12に発生する
シワの発生を防止することが可能となった。 <第2の発明の実施例2>第2の発明の実施例2を図8
に沿って説明する。なお、本実施例における定着装置
は、第2の発明の実施例1と略同じであるので、同一符
号を付して相違点のみを説明する。
【0040】本実施例における定着装置1は、2つの定
着ローラ対に位置が逆転している。即ち、図8における
定着ローラ35と加圧ローラ34は、図7における定着
ローラ16と加圧ローラ15とそれぞれ同じもので有
り、また、図8における定着ローラ36と加圧ローラ3
7は、図7における定着ローラ2と加圧ローラ35とそ
れぞれおないもので有る。この様に、定着ローラ対の組
み合わせを交換しても、分離爪9の形状を以下の様にす
るならば、第2の発明の実施例1と同様の効果を得るこ
とが可能となる。
【0041】加圧ローラ35の分離爪9は、傾斜がやや
左上に傾いた形状をしている。これによって、右側の定
着ローラ35及び加圧ローラ34を通過したシート材1
2を定着ローラ36に最初に当接させることが可能にな
り、左側の定着ローラ対によるシワの発生を防止してい
る。 <第2の発明の実施例3>次に、先述した定着装置1を
画像形成装置に適用したものを図9に沿って説明する。
なお、本実施例における定着装置は、第2の発明の実施
例1と略同じであるので、同一符号を付して相違点のみ
を説明する。
【0042】図9において40は矢印J方向に回転する
円筒状の像担持体たる感光ドラムである。該感光ドラム
40の上方には一次帯電器41が配設されて、前記感光
ドラム40の表面を一様に帯電する。この帯電した感光
ドラム40の表面は露光ビーム42によって露光され静
電潜像が形成される。該静電潜像は、前記感光ドラム4
0の回転方向に順次配設された現像装置43,44のい
ずれか又は両方によってトナー像として現像される。前
記現像装置43には非磁性の有彩色トナーが収納されて
おり、また前記現像装置44には磁性の黒トナーが収納
されているので、多色の画像形成が可能である。前記ト
ナー像は、感光ドラム40の回転に伴って、該感光ドラ
ム40の下方の転写帯電器45が配設された転写部に到
来する。
【0043】前記転写部には、シート材載置手段C1,
C2のいずれかから選択的に取り出されたシート材が、
反走路46に沿って搬送される。そしてシート材は、レ
ジストローラ対47によって前記トナー像と位置合わせ
が行われる。この後前記転写帯電器45によってトナー
像がシート材に転写される。
【0044】次に、上記転写帯電器45と並んで配設さ
れた分離帯電器48によって、転写時にシート材に付与
された電荷が除電されてシート材は感光ドラム40から
分離し、搬送路49によって第1の発明の実施例1又は
前述した定着装置1に至りトナー像がシート材に定着固
定される。
【0045】以上説明した画像形成装置においてシート
材の片面に画像形成を行う場合には、9図に実線で示す
位置にフラッパF1を設定してシート材をそのまま矢印
E方向、即ち画像形成装置の機外に排出する。一方、両
面ないし多重の画像形成を実行する際には、定着装置1
からでたシート材を上記フラッパF1を9図の二点鎖線
で示す位置に設定して矢印G方向に搬送する。両面コピ
ーの場合はさらにフラッパF2を図9に実線で示す位置
に設定してシート材を中間トレイ50に収納した後、こ
れから取り出して矢印Hに沿って進行させて、反走路4
6に再度給紙する。シート材が搬送されている際には新
しい潜像が前述と同様の手法で感光ドラム40に形成さ
れている。これによって、次の画像がシート材に形成さ
れて両面ないし多重の画像形成が行われる。
【0046】また、片面に多重の画像形成を行う場合に
は、第1面の画像形成終了後、矢印G方向に進行するシ
ート材を、フラッパF2を図9に二点鎖線で示す位置に
おいてそのまま矢印H方向に進行させて搬送路46に供
給して、上記と同様に2回目以降の画像形成動作を実行
すれば良い。このようにして、本発明の定着装置1を用
いることで先述したようなカールの発生を防げるので、
定着装置1以降の搬送路E、G、Hでのジャムの発生が
防止出来る。しかも中間トレイへの収納性も大幅に向上
出来る。また、転写帯電器45並びに分離帯電器48に
よる際転写や転写抜けを防止でき、高画質の画像を形成
することが可能となる。 <第3の発明の実施例1>本実施例を図10に沿って説
明する。図10は定着装置における定着ローラ対81、
82を示した部分図で、分離爪80A、80Bは、定着
ローラ81の中心線とは平行に配設されず、分離爪80
Bの方が分離爪80Aより上方(図10において上方
向)に配設されている。つまり、両端の分離爪80Aに
対して真中の2つの分離つめ80Bは若干上側に位置し
ている。図11、図12は、その断面図を簡略化して示
したもので、分離爪80Aは、定着ローラ81の点に
当接し、分離爪80Bは、の点で当接している。
【0047】一方従来の技術3で述べた様に定着ローラ
81,82を通過した直後にシート材83は、上向き
(図11及び図12において上方)に凸状になってい
る。このため、仮に分離爪80A,80Bがないと、シ
ート材83が定着ローラ81から分離する分離点,
は、図12に示す様になる。は、シート材83の両端
部付近の分離点であり、はシート材83の中央部付近
の分離点である。従ってシート材83が、自然に分離す
る分離点に応じた部位に分離爪が配設されるため、シー
ト材83の分離に際して、分離爪80Bに負荷が集中す
ることが無くなり4か所の分離爪80A,80B各々均
等に負荷が分散することが可能になる。このことから、
定着ローラ対81、82からシート材83を分離する際
のダメージも各分離爪に対して略均等となり、真中に配
設された分離爪80Bの耐久寿命がローラ端部に配設さ
れた分離爪80Aに比べて短くなることが無くなる。
【0048】また、真中に配設された分離爪80Bによ
るシート材83上の画像の損傷も画像上を分離爪80
A,80Bが摺動して行く圧力が小さくなるので低減さ
れる。
【0049】上記説明において、分離爪の数を便宜上4
つに限定して説明したが、幾つであっても構わない。
【0050】また、定着ローラ81の中心線に対して平
行で無く凸状に配置されるならばその平行位置とのずれ
の大きさも特に定める必要は無くシート材83の種類、
周囲の環境等により設定すれば良い。
【0051】さらに、本発明は、定着ローラ対にのみ限
定されるものでは無く、感光ドラムとそれに当接する帯
電ローラと感光ドラム上に設けられた分離爪に対しても
同様に適用可能であり、特にローラ対の種類にはこだわ
らない。
【0052】
【発明の効果】
<第1の発明の効果>現像材が付着しているシート材を
熱定着して前記現像材をシート材に定着させる定着装置
と、シート材が載置されているシート載置手段とをダク
トにより結合すると共に前記定着装置が発する熱を集
め、前記シート載置手段に送風する集送手段を設けて、
シート載置手段に載置されているシート材の除湿及び防
湿を行った。これにより、除湿専用の装置を設ける必要
がなくなり、画像形成装置の小型化が可能になると共に
低コスト化が可能になった。また、シート材の除湿が行
われているので搬送途中で生じるジャム等の搬送異常を
低減することが可能となり画像形成装置の信頼性が向上
した。 <第2の発明の効果>定着ローラと加圧ローラとからな
る定着ローラ対を2対用い、該定着ローラ対の定着ロー
ラと加圧ローラとの上下関係が2つの定着ローラ対で逆
になる様に配設することにより、定着装置を小型化及び
低消費電力化を行うと共に定着装置通過によりシート材
にカールが発生しない様にする。これにより、大掛かり
な定着ローラ対及び発熱量の大きいヒータ等を用いる必
要がなくなり、装置の小型化及び低消費電力化が可能に
なると共に低コスト化が可能になった。また、定着装置
を通過したシート材のカールを防止したので搬送途中で
生じるジャム等の搬送異常を低減することが可能とな
り、画像形成装置の信頼性が向上した。 <第3の発明の作用>画像形成装置内で用いられている
2つのローラを有するローラ対のローラ形状を、その中
央部を端部より細くしてシート材を対角線方向にしごく
と共に前記ローラが有する分離爪の配設位置を細い中央
部は対向するローラ方向とは逆方向の位置にずれて配設
することで一様な分離力でシート材を分離する。これに
より、分離爪の一部が異常に摩耗し易いといった問題が
無くなると共に一様な分離力でシート材をローラから分
離するので形成された画像を引っ掻き画質を損ねること
が無くなった。従って、画像形成装置の信頼性が向上す
ると共に高画質の画像を得ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例1の説明に適用される画像
形成装置の構成側面図。
【図2】第1の発明の実施例1の説明に適用される画像
形成装置の構成側面図。
【図3】第1の発明の実施例2の説明に適用される画像
形成装置の構成側面図。
【図4】第1の発明の実施例1の説明に適用されるシー
ト載置手段の斜視図。
【図5】第1の発明の実施例1の説明に適用されるシー
ト載置手段の斜視図。
【図6】第1の発明の実施例1の説明に適用されるシー
ト載置手段の斜視図。
【図7】第2の発明の実施例1及び実施例2の説明に適
用される定着装置の構成側面図。
【図8】第2の発明の実施例2の説明に適用される定着
装置の構成側面図。
【図9】第2の発明の実施例3の説明に適用される画像
形成装置の構成側面図。
【図10】第3の発明の実施例1の説明に適用されるロ
ーラ対の斜視図。
【図11】第3の発明の実施例1の説明に適用されるロ
ーラ対の断面図。
【図12】第3の発明の実施例1の説明に適用されるロ
ーラ対の断面図。
【図13】従来の技術3の説明に適用されるローラ対の
断面図。
【図14】従来の技術3の説明に適用されるローラ対の
斜視図。
【図15】従来の技術3の説明に適用されるローラ対の
斜視図。
【符号の説明】
1 定着装置 2,16,29,35 定着ローラ 3,15,34,37 加圧ローラ 8,9,21,22,80A,80B 分離爪 12,83 シート材 13 未定着現像材 32 入口ガイド部 70 シート載置手段 73 搬送部 74 ファン(集送る手段) 75,79 ダクト 76,77,78 熱排出口 81,82 ローラ対

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラと該定着ローラに所定圧で当
    接する加圧ローラとからなるローラ対がニップ部を構成
    して、未定着現像剤が付着しているシート材を前記ニッ
    プ部で圧接し、前記未定着現像剤を前記シート材に定着
    し、搬送させてなる定着装置を有する画像形成装置にお
    いて、 前記定着装置が、前記シート材が最初に通過する第1の
    ローラ対と、 次に通過する第2のローラ対とを有し、 前記第1と第2とのローラ対が隣接して配設されて、前
    記シート材が連続して前記2つのローラ対の前記ニップ
    部を通過して、前記未定着現像剤を前記シート材に定着
    してなる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記2対のローラ対の、一方の前記ロー
    ラ対が有する前記定着ローラが前記シート材の表面に当
    接する時、他方の前記ローラ対の前記定着ローラは前記
    シート材の裏面に当接すべく、逆の配置関係で配設され
    て、 一方の前記ローラ対を通過する際に生じる前記シート材
    のカールを、他方の前記ローラ対を通過することで補正
    してなる、 請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記2対のローラ対のうち、前記シート
    材上の前記未定着現像剤が接触する側のそれぞれのロー
    ラ内部に前記未定着剤を定着せしめる熱源を配置してな
    る、 請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記定着装置が、該定着装置に給紙され
    る前記シート材をガイドする入口ガイド部を有し、該入
    口ガイド部が、前記第1のローラ対の前記ニップ部の位
    置より上方に前記シート材を給紙すべく配設されて、前
    記シート材の前記未定着現像剤付着面が凸面を形成して
    なる、 請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記定着ローラが、該定着ローラからシ
    ート材を分離すると共に該シート材の搬送ガイド面とな
    る分離爪を有してなる、 請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記加圧ローラが、該加圧ローラからシ
    ート材を分離すると共に該シート材の搬送ガイド面とな
    る分離爪を有してなる、 請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のローラ対を通過した前記シー
    ト材が、前記第2のローラ対の前記定着ローラに最初に
    最初に当接すべく、前記第1のローラ対のうち下側に配
    設されたローラが有する前記分離爪の搬送ガイド面を前
    記第2のローラ対の前記定着ローラ側に傾斜してなる、 請求項5又は6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 多数のシート材を載置するシート材載置
    手段と、該シート材載置手段から給紙された前記シート
    材に現像剤を付着させる画像形成部と、該画像形成部に
    より現像剤が付着された前記シート材を搬送する搬送部
    と、該搬送部により搬送されて前記シート材に付着して
    いる現像剤を熱定着させる定着装置と、を備えて画像形
    成する画像形成装置において、 前記定着装置と前記シート材載置手段とを結ぶダクト
    と、 該ダクトに前記定着装置の熱を集めて送る集送手段と、
    を備えて、 前記シート材載置手段に載置されている前記シート材
    に、前記定着装置の熱風を吹きかけて前記シート材の除
    湿及び防湿をしてなる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記搬送部が、搬送される前記シート材
    を保持して位置ずれを防ぐ吸引ファンと、 前記定着装置と前記シート材載置手段とを結ぶダクト
    と、を備えて、 前記吸引ファンが前記ダクトの中間部に位置して、前記
    シート材を保持すると共に前記定着装置が発する熱を集
    めて前記シート材載置手段に送ることにより、該シート
    材載置手段に載置されている前記シート材の除湿及び防
    湿をしてなる、 請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記シート材載置手段側に取り付けら
    れた前記ダクトの熱排出口が、前記シート材載置手段に
    載置されているシート材の縁部に排気される様に設けて
    なる、 請求項8記
    載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 所定圧で当接してニップ部を構成し、
    該ニップ部でシート材をニップして該シート材を搬送す
    る2つのローラからなるローラ対が複数の分離爪を有
    し、該分離爪の爪が前記ローラに当接して前記ローラ対
    から搬出される前記シート材を前記ローラから分離して
    なる画像形成装置において、 前記ローラの中央部の直径がその端部の直径より細い逆
    クラウン形状をしてなる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記ローラの中央部に当接する前記分
    離爪の位置が端部に当接する分離爪の位置に比べ、対向
    するローラ方向とは逆方向の位置にずれて配設されてな
    る、 請求項11記載の画像形成装置。
JP4254133A 1992-08-28 1992-08-28 画像形成装置 Pending JPH0683221A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08262890A (ja) * 1995-03-28 1996-10-11 Seiko Denshi Kiki Kk 電子写真記録装置
US7343130B2 (en) * 2004-04-01 2008-03-11 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus and fixing apparatus
US7883084B2 (en) * 2008-07-01 2011-02-08 Kyocera Mita Corporation Sheet feeding device and image forming apparatus with warm air unit for blowing air toward upper face of sheet stack

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