JP2013120306A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長尺用紙用の排紙トレイを設けていない画像形成装置による長尺用紙の印刷・排紙を行う際に、ユーザが長尺用紙の排出完了まで待機して用紙を受け止めなくても、長尺用紙の落下・散乱・汚れを防ぐ画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 長尺用紙を排出する際には、画像形成装置の排紙ローラまたは反転ローラによって用紙後端を挟持した状態で画像形成動作を停止させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば電子写真方式、静電記憶方式の複写機、プリンタなどの画像形成装置に関する。
図1で、画像形成装置としてのレーザプリンタ全体の構成について説明する。
なお、以下の説明では、第1ステーションをイエロー(Y)色のトナー画像形成用のステーション、第2ステーションをマゼンタ(M)色のトナー画像形成用のステーション、第3ステーションをシアン(C)色のトナー画像形成用のステーション、第4ステーションをブラック(K)色のトナー画像形成用のステーションとしている。
(画像形成部)
第1ステーションでは、1aは像担持体としてのOPC感光ドラムである。感光ドラム1aは金属円筒上に感光して電荷を生成するキャリア生成層、発生した電荷を輸送する電荷輸送層などからなる機能性有機材料が複数層積層されたものであり、最外層は電気的導電性が低くほぼ絶縁である。帯電手段として帯電ローラ2aが感光ドラムに当接され、感光ドラムの回転にともない、従動回転しなから感光ドラム表面を均一に帯電する。帯電ローラには直流電圧もしくは交流電圧を重畳した電圧が印加され、帯電ローラと感光ドラム表面の当接ニップ部から上下流側の微小な空気ギャップで放電が発生することにより感光ドラムは帯電される。感光ドラム1a上の転写残トナーをクリーニングするクリーニングユニット3a、及び現像手段としての現像ユニット8aは、現像ローラ4a、非磁性一成分現像剤5a、現像剤塗布ブレード7aからなり、上述の1a〜8aは、画像形成装置から着脱自在な一体型のプロセスカートリッジ9aとなっている。
11aは露光手段であり、レーザー光を多面鏡によって走査させるスキャナユニットまたはLEDアレイから構成され、画像信号に基づいて変調された走査ビーム12aを感光ドラム1a上に照射する。
また、帯電ローラ2a、現像ローラ4a、1次転写ローラ81aのそれぞれは、帯電ローラ2aへの電圧供給手段である帯電バイアス電源20a、現像ローラ4aへの電圧供給手段である現像バイアス電源21a、一次転写ローラ81aへの電圧供給手段である一次転写バイアス電源84aに接続されている。
以上が第1ステーションの構成であり、第2、第3、第4ステーションも同様の構成をしており、同一の番号の後ろにb、c、dとなっている。
中間転写ベルト80は、その張架部材として二次転写対向ローラ86、駆動ローラ87、テンションローラ83の3本のローラにより支持されており、適当なテンションが維持されるようになっている。駆動ローラ87を駆動させることにより中間転写ベルト80は感光ドラム1a〜1dに対して順方向に略同速度で移動する。
また、中間転写ベルト80は、矢印方向に回転し、一次転写ローラ81aは中間転写ベルト80をはさんで感光ドラム1aと反対側に配置されている。
また、一次転写ローラ81aの中間転写ベルト80回転方向下流側には除電部材23aが配置されている。駆動ローラ87、テンションローラ83及び除電部材23a、二次転写対向ローラ86は電気的に接地されている。
像担持体としての感光体ドラム1は、アルミニウム製シリンダの外周面に有機光導電体層(OPC)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1はその両端部をフランジによって回転自在に支持しており、一方の端部に図示しない駆動モータから駆動力を伝達することにより、図に対して反時計回りに回転駆動される。
各帯電手段2は、ローラ状に形成された導電性のローラで、これを感光体ドラム1表面に当接させると共に、帯電バイアス電源20によって帯電バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム1表面を一様に帯電させるものである。
露光手段11はポリゴンミラーを有し、このポリゴンミラーには図示しないレーザーダイオードから画像信号に対応する画像光が照射される。
現像手段4は、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のトナーを収納したトナー収納部4a1〜4d1、感光体表面に隣接し、図示しない駆動部により回転駆動されると共に、現像バイアス電源21により現像バイアス電圧を印可することにより現像を行う現像ローラ4a〜4d等から構成される。
また、中間転写ベルト80の内側には、4個の感光体ドラム1a〜1dに対向して、中間転写ベルト80に当接する一次転写ローラ81a〜81dがそれぞれ併設されている。これら一次転写ローラ81a〜81dは一次転写バイアス電源84a〜84dで接続されており、一次転写ローラ81a〜81dから正極性の電化が中間転写ベルト80を介して感光体ドラム1に接触中の中間転写ベルト80に、感光体ドラム1上の負極性の各色トナー像が順次転写され、多色画像が形成される。
(給送部)
本体カセット40から給紙する際には、カセットピックアップローラ44を駆動させることによって、本体カセット底板が上昇し、本体カセット40内に設置されたシートPを押し上げる。押し上げられたシートPの最上の一枚が、カセットピックアップローラ44と当接し、カセットピックアップローラ44の回転により、一枚ずつシートが分離給送され、レジストローラ45まで搬送される。
手差し給紙トレイ10から給紙する際には、手差し給紙トレイ紙有無センサ31によって手差し給紙トレイ10にシートPがセットされていることを検知する。手差し給紙トレイ10にシートがセットされているときにプリントコマンドを受信すると、手差し給紙トレイ引き込みローラ41と手差し給紙トレイ搬送ローラ42によってシートを搬送し、手差し給紙トレイ紙先端検知センサ32がシートの先端を検知してから所定時間または所定ステップ搬送を行うことで、シートをカセットピックアップローラ44の直下まで搬送する。手差し給紙トレイ10から搬送されたシートの先端がカセットピックアップローラ44の直下に到達したところで、カセットピックアップローラ44を駆動させることによって、本体カセット底板が上昇し、本体カセット40内にシートが設置されていれば、本体カセット40内に設置されたシートPを押し上げる。押し上げられたシートPの最上の一枚、または本体カセット底板が、手差し給紙トレイ10から搬送したシートを押し上げ、手差し給紙トレイ10から搬送したシートがカセットピックアップローラ44と当接し、カセットピックアップローラ44の回転により、シートが分離給送され、レジストローラ45まで搬送される。
(シート搬送詳細)
給送部10、40より給送されたシートは、レジストローラ45によって二次転写部に搬送する。
二次転写部を構成する用紙担持体としての中間転写ベルト80は、二次転写対向ローラ86、駆動ローラ87、テンションローラ83の3本のローラで張架支持され、すべての感光体ドラム1a〜1dに対向して配設されている。中間転写ベルト80は、感光体ドラム1に対向する外周面にトナーを静電吸着させるべく、駆動ローラ87によって循環移動する。これにより中間転写ベルト80の外周に多色画像が形成され、ベルト上に形成された画像は二次転写位置である二次転写ローラ82と中間転写ベルト80の当接部まで搬送される。
シートの搬送に際しては、前記二次転写ローラ82に電圧を印加することで、対向している設置された二次転写対向ローラ86に電界を形成し、中間転写ベルト80及びシートの間に誘電分極を発生させて両者に静電吸着力を生じさせるようになっている。
(定着部)
定着手段46は、シート上に形成した画像に熱及び圧力を加えてトナー像を定着させるものであり、図示しない定着ベルトと図示しない弾性加圧ローラとを有している。弾性加圧ローラは定着ベルトを挟み、図示しないベルトガイド部材と所定の圧接力をもって所定幅の定着ニップ部を形成している。
定着ニップ部が所定の温度に立ち上がって温調された状態において、画像形成部から搬送された未定着トナー画像が形成されたシートが定着ニップ部の定着ベルトと弾性加圧ローラとの間に画像面が上向き、即ち定着ベルト面に対向して導入され、定着ニップ部において画像面が定着ベルトの外面に密着して定着ベルトと一緒に定着ニップ部を挟持搬送されていく。
この定着ニップ部を定着ベルトと一緒にシートが挟持搬送されていく過程において、定着ベルトで加熱され、シート上の未定着トナー画像が加熱定着される。
以降のシート搬送経路は、片面印刷と自動両面印刷時で異なる。
(片面印刷時のシート搬送)
片面印刷の場合、印刷済みのシートはそのまま機外に排出すべく、以下の制御を行う。
排紙センサ34が定着手段46を通過したシートの先端を検知した時に、搬送経路切り替えフラッパ61を図上実線で書かれたポジションに設定する。さらに排紙ローラ52を図示しない駆動源によって図上反時計回りに駆動することで、シートは排紙ローラ52、およびその下流に位置する排紙経路を通って機外に排出され、排紙トレイ70に積載される。
(自動両面印刷時のシート搬送)
自動両面印刷の場合、片面印刷済みのシートの裏面に対してもう一度、未定着トナー画像の形成と転写、定着を行うべく、シートの反転と両面搬送経路を搬送させる以下の制御を行う。
排紙センサ34が定着手段46を通過したシートの先端を検知した時に、搬送経路切り替えフラッパ61を図上破線で書かれたポジションに設定する。さらに反転ローラ47を図示しない駆動源によって図上反時計回りに駆動することで、シートは反転ローラ47のある反転部へと搬送される。シートが反転ローラ47へと搬送される際、自重により図上実線で書かれたポジションになっている逆流防止フラッパ62を、シートの先端が図上破線で書かれたポジションへと押し上げる。次に、シートの後端が逆流防止フラッパ62の下流側、つまり反転ローラ47側に抜けた時、逆流防止フラッパ62は自重により再び図上実線で書かれたポジションへと戻る。一方、シートの後端が排紙センサ34を通過したのを検知してから所定時間または所定ステップ数が経過したときに、反転ローラ47の回転方向を図上時計回りへと切り替える。
尚、シートの後端が排紙センサ34を通過してから反転ローラ47の回転方向を切り替えるまでの所定時間または所定ステップ数は、シートの後端が逆流防止フラッパ62を抜けて逆流防止フラッパ62が図上実線で書かれたポジションに戻ってから、シートの後端が反転ローラ47を抜けてしまう前までの間で最適に調整された値とする。
シートの後端が逆流防止フラッパ62によりも反転ローラ47側にあり、逆流防止フラッパ62が図上実線で書かれたポジションの時に反転ローラ47の回転方向を図上時計回りに切り替えると、シートは機内に向かって引き込まれていき、逆流防止フラッパ62によってシートが両面搬送ローラ48のある経路へと搬送されていく。
反転ローラ47の回転方向を図上時計回りに切り替えてからは、両面搬送ローラ48、49、50、51を全て図上反時計回りに回転させることで、シートは順次機内へと引き込まれていき、シートの先端がレジストローラ45まで搬送されたところで反転ローラ47、両面搬送ローラ48、49、50、51、レジストローラ45の回転を停止する。
一方、シートを反転・搬送している間に画像形成部では、前述と同様の手順でシート裏面に転写すべきトナー像を形成しておく。
以降は(シート搬送詳細)、(定着部)、および(片面印刷時のシート搬送)と同様の手順でシートが搬送され、機外の排紙トレイ70へと積載される。
図2は、画像形成装置のシステム構成を説明するためのブロック図である。
コントローラ部201は、ホストコンピュータ200、エンジン制御部202と相互に通信が可能となっている(図2の220、222)。
コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印字条件を受け取る。コントローラ部201は、受け取った印字条件を基に、転写材毎の印字情報(給紙口、転写材サイズ、印字モード等)を付加した印字動作の予約を行う印字予約コマンドをエンジン制御部202へ送信し、受け取った画像情報を解析してビットデータに変換する。コントローラ制御部201は、画像情報の解析が終了した時点で、エンジン制御部202へ印字動作の開始を指示するための印字開始コマンドを送信する。エンジン制御部202は、印字開始コマンドを受信すると、第一ステーションに対するビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号(図2の221)を出力し、給紙動作を開始し、給紙された転写材がレジストローラで一時待機させた後、中間転写体上に形成されたトナー画像が2次転写位置に到達するのに合わせて、レジストローラから転写材を再給紙する。
上述のような電子写真複写機やプリンタ等の画像形成装置では、通常のサイズ、紙種の用紙は給紙カセットから自動的に給紙されるが、それ以外のサイズの用紙や特殊な紙種の用紙は一枚ずつ手差しにより給紙されるのが一般的である。
そのため、画像形成装置の給紙搬送路の途中に用紙を挿入できる位置に手差し給紙口を設け、その外側に手差しトレイが着脱又は収納可能に設けられている。
給紙カセットに収納できないような長さの用紙も、手差し給紙口から手差しにより給紙することで印刷を可能とした電子写真複写機やプリンタ等の画像形成装置が発明されてきた。
しかしながら、上述のように通常よりも長い用紙のための給紙カセットや排紙トレイを設けることなく、通常よりも長い用紙の印刷を可能とする画像形成装置において、通常よりも長い用紙の印刷は、通常サイズの用紙の印刷に比べて、給紙および排紙の利便性が格段に低下する。例えば排紙においては、用紙の長さが、画像形成装置に設けられた排紙トレイのサイズをある程度以上超えている場合、機外に排出した用紙が、排紙トレイから飛び出した部分の重さによって落下・散乱する。画像形成装置の設置環境によっては、印刷した用紙が落下して汚れてしまうことになる。これを防ぐためには、長い用紙を印刷する際には、印刷が終了して用紙が排出されるまで、ユーザが画像形成装置の傍らで待機していなければならない。
また、排紙トレイが本体部に収納可能な画像形成装置において、排紙トレイが収納された状態で印刷した用紙が落下・散乱するのを防ぐ技術として、排紙部の排紙ローラで用紙の後端を挟んで止める方法などが知られている(特許文献1参照)。
特開平5−188680号公報
しかしながら、上記従来例では、排紙ローラで挟まれた用紙をユーザが引き抜くまでの間、次の印字動作を開始することができない。
本発明は、長尺用紙用の排紙トレイを設けていない従来の画像形成装置による長尺用紙の印刷・排紙における上記の難点にかんがみ、ユーザが長尺用紙の排出完了まで待機して用紙を受け止めなくても、長尺用紙の落下・散乱・汚れを防ぐ画像形成装置を提供することを課題とする。
なお、以下で用いる長尺用紙とは、画像形成装置本体に設けられた排紙トレイに乗り切らず、自重で落下してしまうような長さの紙のことである。長尺用紙の最短の長さは、画像形成装置の排紙トレイのサイズや、印刷に対応する紙の種類によって最適に設定し、それより長い紙を長尺用紙であると判断する。
この問題を解決するために、本出願に係わる発明は次のような構成を備える。
請求項1に記載の画像形成装置においては、
画像形成装置本体の排紙口に、排紙を受ける排紙トレイと、排紙を排紙口から排出する排紙ローラと、前記排紙ローラで排紙を保持したまま前記排紙ローラを一時停止させる排紙部保持手段と、排紙口における排紙の有無を検知する排紙口紙有無検知手段と、
を備える排紙部、および、
自動両面印刷のための両面搬送路と、用紙搬送方向を反転して前記両面搬送路に用紙を送り込む反転ローラと、前記反転ローラで排紙を保持したまま前記反転ローラを一時停止させる反転部保持手段と、反転時に用紙を排出する反転口と、反転口における用紙の有無を検知する反転口紙有無検知手段と、を備える反転部、と、
用紙の搬送先を前記排紙部または前記反転部に切り替える用紙搬送経路切り替え手段と、
用紙のサイズ情報を受信する用紙サイズ受信手段と、
前記用紙サイズ受信手段によって受信する用紙サイズと、前記排紙トレイに積載した時に落下の恐れがある用紙サイズと等しい長さL1とを比較する用紙サイズ比較手段と、
前記排紙口紙有無検知手段および前記反転口紙有無検知手段からの紙有無検知信号と、
を有した画像形成装置において、
前記用紙サイズ比較手段による比較結果と、前記排紙口紙有無検知手段からの出力信号と、前記反転口紙有無検知手段からの出力信号から、
印字済みの用紙の排紙先として前記排紙口と前記反転部のどちらかを前記用紙搬送経路切り替え手段によって選択し、
前記排紙部保持手段または前記反転部保持手段によって用紙を保持したまま停止する
ことを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置においては、
前記用紙サイズ比較手段のよる比較結果から、前記L1よりも長い用紙サイズであると判断した場合の画像形成時に、
前記排紙口紙有無検知手段からの出力信号と、前記反転口紙有無検知手段からの出力信号から、印字済みの用紙の排紙先として前記排紙口と前記反転部のどちらかを前記用紙搬送経路切り替え手段によって選択し、
前記排紙部保持手段または前記反転部保持手段によって用紙を保持したまま停止する
ことを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置においては、
前記L1よりも長いサイズの印字を行う際に、前記反転口紙有無検知手段からの紙有無検知信号と、前記排紙口紙有無検知手段からの紙有無検知信号により、前記反転口と前記排紙口に保持した用紙が存在しないと判断した場合には、
排紙先として前記反転口を選択し、前記反転部保持手段によって用紙を保持したまま停止する
ことを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置においては、
前記排紙口紙有無検知手段からの紙有無検知信号により、前記排紙口には用紙が存在しないと判断し、前記反転口紙有無検知手段からの紙有無検知信号により、前記反転口に保持した用紙が存在すると判断した場合には、後続の両面印字の印字動作を禁止する
ことを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置においては、
前記排紙口紙有無検知手段からの紙有無検知信号により、前記排紙口には用紙が存在しないと判断し、前記反転口紙有無検知手段からの紙有無検知信号により、前記反転口に保持した用紙が存在すると判断した場合で、後続の印字の用紙サイズが前記L1よりも長い場合は、排紙先として前記排紙口を選択し、前記排紙部保持手段によって用紙を保持したまま停止することを特徴とする。
請求項6に記載の画像形成装置においては、
前記排紙口紙有無検知手段からの紙有無検知信号により、前記排紙口に保持した用紙が存在すると判断した場合は、後続の全ての印字動作を禁止する
ことを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置においては、
前記両面搬送路には、用紙を搬送する両面搬送ローラと、前記両面搬送路における用紙の有無を検知する両面搬送路紙有無検知手段と、前記反転ローラと前記両面搬送ローラで両面搬送路に引き込んだ排紙を保持したまま前記反転ローラと前記両面搬送ローラを一時停止させる両面保持手段と、
保持した用紙の長さL2と、前記反転ローラから前記排紙トレイまでの最短距離L3と、を比較し、前記反転ローラから両面搬送路に排紙を引き込む距離L4を算出する引き込み距離算出手段と、
を有した画像形成装置において、
前記用紙サイズ比較手段によって、前記L1よりも長い用紙サイズであると判断し、排紙先として前記反転部を選択した場合の画像形成時に、
前記引き込み距離算出手段によって少なくともL4=L2-L3の式で算出される引き込み距離L4だけ、用紙を前記両面搬送路に引き込んでから、前記両面保持手段によって用紙を保持したまま停止することを特徴とする。
請求項8に記載の画像形成装置においては、
前記両面搬送路紙有無検知手段から前記反転ローラを経由して前記排紙トレイまでの最短搬送距離となる長さL5と、用紙サイズとを比較し、排紙先を選択する排紙先選択手段を有した画像形成装置において、
前記排紙先選択手段によって前記用紙サイズよりも前記L5の方が長いと判断した場合は、排紙先として前記排紙口を選択し、前記排紙部保持手段によって用紙を保持したまま停止することを特徴とする。
請求項9に記載の画像形成装置においては、
前記反転口紙有無検知手段からの紙有無検知信号と、前記両面搬送路紙有無検知手段からの紙有無検知信号によって、両面搬送路で保持された用紙が引き抜かれ始めたことを検知する、引き抜かれ始め検知手段と、
を有した画像形成装置において、
前記引き抜かれ始め検知手段が前記反転口と前記両面搬送路が紙有りを検知している状態から、前記反転口が紙有りで、前記両面搬送路紙が紙無しを検知している状態に変化したことで、両面搬送路で保持した用紙の引き抜かれ始めを検知した際に、引き抜かれ始めている用紙を前記両面搬送ローラと前記反転ローラによって自動で排出する
ことを特徴とする。
本発明によれば、長尺用紙用の排紙トレイを設けていない画像形成装置による長尺用紙の印刷・排紙を行った際に、ユーザが長尺用紙の排出完了まで画像形成装置の傍らで待機して用紙を受け止めなくても、長尺用紙の落下・散乱・汚れを防ぎ、さらに画像形成装置で用紙が保持された状態でも、条件によって後続の画像形成動作を継続することが可能となり、長尺用紙の印刷を行うユーザの利便性を飛躍的に向上させることができる。
画像形成装置としてのレーザプリンタの全体構成図である。 画像形成装置としてのレーザプリンタの概略システム図である。 実施形態1にかかわるエンジン制御部のフローチャートである。 実施形態2にかかわるエンジン制御部のフローチャートである。 実施形態2にかかわるエンジン制御部の判断基準の図である。 実施形態3にかかわるエンジン制御部のフローチャートである。
[実施例1]
本実施形態は、コントローラ部から指定される用紙サイズによって、排出した用紙が排紙トレイから落下することを予測し、排紙の落下が予測される場合に、排紙部または反転部で用紙を保持したまま画像形成動作を停止させることで、長尺用紙の落下・散乱・汚れを防ぐ方法についてのものである。
図1は、本出願に係わる発明を適用可能なレーザビームプリンタの断面を示している。
なお、画像形成装置(レーザビームプリンタ)自体は図1及び図2において説明したとおりのものであるので、その説明は省略する。
<印字開始コマンド受信時の処理>
図3は、エンジン制御部202がコントローラ201からの印字開始コマンドを受信した時の、本実施形態におけるエンジン制御部のフローチャートである。
エンジン制御部202は印字開始コマンドを受信すると(301)、印字予約コマンド受信時に受け取った印字情報から、印字する転写材が長尺用紙であるかどうかを判断する(302)。
印字する転写材が、画像形成装置本体の排紙トレイが落下させないで積載可能な用紙の長さを超えている場合は長尺用紙と判断し、それ以外は長尺用紙ではないと判断する。
以降の制御は、印字後の長尺用紙を保持したまま停止する制御と、通常の画像形成動作手順に従って印字後の用紙を排出する制御に分岐する。
<<印字後の長尺用紙を保持する制御>>
転写材が長尺用紙であると判断した場合、排紙ローラ52に保持した用紙が存在するかどうかを確認する。排紙ローラ52で保持した用紙が存在する場合には、用紙が取り除かれるまで待機する(303)。
排紙ローラ52で保持した用紙が無い、または取り除かれた場合、反転ローラ47で保持した用紙が存在するかどうかを確認する。反転ローラ47で保持した用紙が存在しない場合には、制御Iを選択し、反転ローラ47で保持した用紙が存在する場合には、制御IIを選択する。
<<<制御I>>>
制御Iでは、反転部に用紙が存在しないため、印字後の長尺用紙を反転部で保持し、ユーザによる長尺用紙の引き抜きを待機する。反転部の長尺用紙が引き抜かれるまでの間、後続の画像形成が片面印字である場合には、画像形成動作を許可する。
制御IIが選択された場合には、まず、画像形成動作を開始する(310)。次に、長尺用紙の搬送先を反転部に設定するため、搬送経路切り替えフラッパ61を図1上破線で記されたポジションに変更する(311)。長尺用紙の搬送を続け、長尺用紙の後端が反転ローラ47を抜けてしまう直前で反転ローラ47の駆動を停止する(312)。
長尺用紙の後端が反転ローラ47を抜ける直前で駆動を停止するためには、長尺用紙の後端が排紙センサ34を抜けるのを監視し、排紙センサ34を抜けてから所定時間経過または所定ステップ数搬送したところで、反転ローラ47の駆動を停止する。所定時間または所定ステップ数は、搬送速度や駆動ローラ径、駆動源の性能によって最適に求めた値を使用する。
長尺用紙を反転ローラ47で保持して停止した後は、反転部の長尺用紙が引き抜かれるまで待機する(313)。待機中は反転ローラ47で保持した用紙が引き抜かれることを検知するために、反転センサ35の出力信号を監視する。
<<<制御II>>>
制御IIでは、印字後の長尺用紙を排紙部で保持し、ユーザによる長尺用紙の引き抜きを待機する。排紙部の長尺用紙が引き抜かれるまでの間、後続の画像形成動作は全て禁止する。
制御IIが選択された場合には、まず、印字が両面予約かどうかを判断し(320)、両面予約である場合は、反転部で保持された長尺用紙が取り除かれるまで待機し、片面印字の場合は、画像形成動作を開始する(321)。次に、長尺用紙の搬送先を排紙部に設定するため、搬送経路切り替えフラッパ61を図1上実線で記されたポジションに変更する(322)。長尺用紙の搬送を続け、長尺用紙の後端が定着手段46を抜けてから排紙センサ34を抜けてしまう直前で排紙ローラ52、53の駆動を停止する(323)。
長尺用紙の後端が排紙センサ34を抜ける直前で駆動を停止するためには、長尺用紙の後端がレジセンサ33を抜けるのを監視し、レジセンサ33を抜けてから所定時間経過または所定ステップ数搬送したところで、排紙ローラ52、53の駆動を停止する。所定時間または所定ステップ数は、搬送速度や駆動ローラ径、駆動源の性能によって最適に求めた値を使用する。
長尺用紙を排紙ローラ52で保持して停止した後は、排紙部の長尺用紙が引き抜かれるまで待機する(324)。待機中は排紙ローラ52、53で保持した用紙が引き抜かれることを検知するために、排紙センサ34の出力信号を監視する。
<<印字後の用紙を排出する制御>>
転写材が長尺用紙ではないと判断した場合、排紙ローラ52に保持した用紙が存在するかどうかを確認する。排紙ローラ52で保持した用紙が存在する場合には、用紙が取り除かれるまで待機する(340)。
排紙ローラ52で保持した用紙が無い、または取り除かれた場合、反転ローラ47で保持した用紙が存在するかどうかを確認する(341)。反転ローラ47で保持した用紙が存在しない場合には、画像形成を開始し、通常の画像形成動作手順に従って転写材を搬送、排出する(342)。反転ローラ47で保持した用紙が存在する場合には、印字が両面予約かどうかを判断し、両面予約である場合は、反転部で保持された長尺用紙が取り除かれるまで待機する(343)。片面印字の場合は、画像形成動作を開始し、通常の画像形成動作手順に従って転写材を搬送し、排出する(342)。
つまり、本実施形態では、長尺用紙を排出する際には、まず、反転部の反転ローラ47で長尺用紙を掴んだまま停止する。反転部で保持した長尺用紙がユーザによって取り除かれるまでの間は、両面印字を禁止するが、片面印字は許可する。反転部で保持された長尺用紙が取り除かれる前に、再び長尺用紙が印字された場合は、排紙部の排紙ローラ52で長尺用紙を掴んだまま停止する。排紙部で保持した長尺用紙がユーザによって取り除かれるまでの間は、全ての印字動作を禁止する。
以上説明したように、本実施形態によれば、コントローラ部から指定される用紙サイズによって、排出した用紙が排紙トレイから落下することを予測し、排紙の落下が予測される場合に、排紙部または反転部で用紙を保持したまま画像形成動作を停止させることで、長尺用紙の落下・散乱・汚れを防ぐ。また、長尺用紙はまず反転部に保持することで、反転部で長尺用紙が保持されている間も片面の印字動作を続行することが可能となる。
[実施例2]
実施形態2は、実施形態1で、反転部で用紙を保持したまま停止する場合に、反転部から機外に垂れ下がった長尺用紙が、排紙部に覆い被さり、片面印字の排紙性能に影響が出てしまうような場合に、長尺用紙を両面搬送路に引き込んだ際に排紙口の排紙性能に影響しない距離である場合、排紙を反転部で反転し、両面搬送路に引き込んだ状態で用紙を保持することで、長尺用紙の落下・散乱・汚れを防ぎながら、長尺用紙以外の片面印字は画像形成動作を継続させる方法についてのものである。
図1は、本出願に係わる発明を適用可能なレーザビームプリンタの断面を示している。
なお、画像形成装置(レーザビームプリンタ)自体は図1及び図2において説明したとおりのものであるので、その説明は省略する。
<印字開始コマンド受信時の処理>
図4は、エンジン制御部202がコントローラ201からの印字開始コマンドを受信した時の、本実施形態におけるエンジン制御部のフローチャートである。
エンジン制御部202は印字開始コマンドを受信すると(401)、印字予約コマンド受信時に受け取った印字情報から、印字する転写材が長尺用紙であるかどうかを判断する(402)。
印字する転写材が、画像形成装置本体の排紙トレイが落下させないで積載可能な用紙の長さを超えている場合は長尺用紙と判断し、それ以外は長尺用紙ではないと判断する。
以降の制御は、印字後の長尺用紙を保持したまま停止する制御と、通常の画像形成動作手順に従って印字後の用紙を排出する制御に分岐する。
<<印字後の長尺用紙を保持する制御>>
転写材が長尺用紙であると判断した場合、排紙ローラ52に保持した用紙が存在するかどうかを確認する。排紙ローラ52で保持した用紙が存在する場合には、用紙が取り除かれるまで待機する(403)。
排紙ローラ52で保持した用紙が無い、または取り除かれた場合、用紙サイズによって排出先の選択を行う(404)。
図5で、用紙サイズによる排出先の選択方法を説明する。
本実施形態においては、反転部から機外に出て垂れ下がった長尺用紙が、排紙トレイ70の上に覆い被さることにより、排紙部からの排紙を邪魔してしまうため、反転部から機外に出て垂れ下がってしまう部分が排紙トレイ70に届くかどうかを判断基準とする。
具体的には、長尺用紙の長さが、反転ローラ47から両面再給紙センサ36までの距離Ldupと、反転ローラ47から排紙トレイ70までの最短距離Loutの合計より短い場合、長尺用紙を両面搬送路で保持している間は排紙を邪魔しないため、両面搬送路に長尺用紙を引き込んで保持する。
一方、長尺用紙の長さが、LdupとLoutの合計より長い場合には、長尺用紙を両面搬送路で保持している間に排紙を邪魔してしまうため、排紙部で長尺用紙を保持する。
排出先の選択を行った結果により、長尺用紙を両面搬送路に引き込んだ状態で保持する場合には、制御Ibを、長尺用紙を排紙部で保持する場合には、制御IIbを選択する。
<<<制御Ib>>>
制御Ibでは、印字後の長尺用紙を両面搬送路で保持し、ユーザによる長尺用紙の引き抜きを待機する。反転部の長尺用紙が引き抜かれるまでの間、後続の画像形成が片面印字である場合には、画像形成動作を許可する。
制御Ibが選択された場合には、まず、反転ローラ47に保持した用紙が存在するかどうかを確認する。反転ローラ47で保持した用紙が存在する場合には、用紙が取り除かれるまで待機する(411)。反転ローラ47で保持した用紙が無い、または取り除かれた場合、画像形成動作を開始する(412)。次に、長尺用紙の搬送先を反転部に設定するため、搬送経路切り替えフラッパ61を図1上破線で記されたポジションに変更する(413)。長尺用紙の搬送を続け、長尺用紙の後端が反転ローラ47を抜けてしまう直前で反転ローラ47の回転方向を反転し、両面搬送路に引き込む。両面搬送路に引き込んだ長尺用紙が両面再給紙センサ36に到達したところで、反転ローラ47、両面搬送ローラ48、49、50の駆動を停止することで、長尺用紙を両面搬送路に引き込んだ状態で保持する(414)。あとは、ユーザによる長尺用紙の引き抜きを待機し(415)、反転部の長尺用紙が引き抜かれるまでの間、後続の画像形成が片面印字である場合には、画像形成動作を許可する。
待機中は両面搬送路で保持した用紙が引き抜かれることを検知するために、両面再給紙センサ36および反転センサ35の出力信号を監視する。
<<<制御IIb>>>
制御IIbでは、印字後の長尺用紙を排紙部で保持し、ユーザによる長尺用紙の引き抜きを待機する。排紙部の長尺用紙が引き抜かれるまでの間、後続の画像形成動作は全て禁止する。
制御IIbが選択された場合には、まず、印字が両面予約かどうかを判断し(421)、両面予約である場合は、反転部で保持された長尺用紙が取り除かれるまで待機し(422)、片面印字の場合は、画像形成動作を開始する(423)。次に、長尺用紙の搬送先を排紙部に設定するため、搬送経路切り替えフラッパ61を図1上実線で記されたポジションに変更する(424)。長尺用紙の搬送を続け、長尺用紙の後端が定着手段46を抜けてから排紙センサ34を抜けてしまう直前で排紙ローラ52、53の駆動を停止する(425)。
長尺用紙の後端が排紙センサ34を抜ける直前で駆動を停止するためには、長尺用紙の後端がレジセンサ33を抜けるのを監視し、レジセンサ33を抜けてから所定時間経過または所定ステップ数搬送したところで、排紙ローラ52、53の駆動を停止する。所定時間または所定ステップ数は、搬送速度や駆動ローラ径、駆動源の性能によって最適に求めた値を使用する。
長尺用紙を排紙ローラ52で保持して停止した後は、排紙部の長尺用紙が引き抜かれるまで待機する(426)。待機中は排紙ローラ52、53で保持した用紙が引き抜かれることを検知するために、排紙センサ34の出力信号を監視する。
<<印字後の用紙を排出する制御>>
転写材が長尺用紙ではないと判断した場合、排紙ローラ52に保持した用紙が存在するかどうかを確認する。排紙ローラ52で保持した用紙が存在する場合には、用紙が取り除かれるまで待機する(431)。
排紙ローラ52で保持した用紙が無い、または取り除かれた場合、反転ローラ47で保持した用紙が存在するかどうかを確認する(432)。反転ローラ47で保持した用紙が存在しない場合には、画像形成を開始し、通常の画像形成動作手順に従って転写材を搬送、排出する(434)。反転ローラ47で保持した用紙が存在する場合には、印字が両面予約かどうかを判断し、両面予約である場合は、反転部で保持された長尺用紙が取り除かれるまで待機する(433)。片面印字の場合は、画像形成動作を開始し、通常の画像形成動作手順に従って転写材を搬送し、排出する(434)。
つまり、本実施形態では、長尺用紙を排出する際には、まず、長尺用紙の長さによって、長尺用紙を両面搬送路に引き込んだ状態で停止させるのか、排紙部で停止させるのかを判断する。長尺用紙を両面搬送路に引き込んだ状態でユーザによる引き抜きを待機している間は、両面印字を禁止するが、片面印字は許可する。反転部で保持された長尺用紙が取り除かれる前に、再び長尺用紙が印字された場合、もしくは、両面搬送路に引き込んでも排紙トレイ70に届いてしまう長さの長尺用紙である場合は、排紙部の排紙ローラ52で長尺用紙を掴んだまま停止する。排紙部で保持した長尺用紙がユーザによって取り除かれるまでの間は、全ての印字動作を禁止する。
また、本実施形態では、両面搬送路に引き込んだ長尺用紙はユーザによって引き抜かれるまで画像形成装置本体の機内に保持されたままとなっているが、例えば、両面搬送路で長尺用紙を保持した状態で所定時間、次の印字予約を受信しなかった場合や、両面搬送路で保持した長尺用紙が存在する時に両面印字予約を受信した場合に、長尺用紙を反転ローラ47から抜けない程度に機外方向に排出し、保持した用紙が存在することをユーザに知らせる機能などを付加しても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、反転部で用紙を保持したまま停止する場合に、長尺用紙を両面搬送路に引き込んだ際に排紙口の排紙性能に影響しない距離である場合は、排紙を反転部で反転し、両面搬送路に引き込んだ状態で用紙を保持することで、長尺用紙の落下・散乱・汚れを防ぎながら、長尺用紙以外の片面印字は画像形成動作を継続させることが可能となる。
[実施例3]
実施形態3は、実施形態2で、両面搬送路に引き込んだ状態で用紙を保持したままユーザによる用紙の引き抜きを待機している時に、用紙の引き抜きを検知した際に両面搬送路の駆動ローラを逆転駆動させることで、ユーザの用紙引き抜きを補助する方法についてのものである。
図1は、本出願に係わる発明を適用可能なレーザビームプリンタの断面を示している。
なお、画像形成装置(レーザビームプリンタ)自体は図1及び図2において説明したとおりのものであるので、その説明は省略する。
図6は、エンジン制御部202がコントローラ201からの印字開始コマンドを受信した時の、本実施形態におけるエンジン制御部のフローチャートである。なお、両面搬送路に長尺用紙を引き込むまでの制御(601〜614)は、実施形態2で説明した401〜414と同様のものであるので、その説明は省略する。
<両面搬送路の引き抜き検知>
両面搬送路に長尺用紙を引き込んで停止した後は、保持した長尺用紙がユーザによって引き抜かれるのを待機する(615)。
待機中は両面搬送ローラ48、49、50で保持した用紙が引き抜かれることを検知するために、両面再給紙センサ36と反転センサ35の出力信号を監視する。両面再給紙センサ36と反転センサ35が紙有りを検知している状態から、反転センサ35が紙有りで両面再給紙センサ36が紙無しを検知している状態になった時に、ユーザによる長尺用紙の引き抜きが始まった、と判断する。
<両面搬送路からの自動排紙>
両面搬送路で保持した長尺用紙がユーザによって引き抜かれ始めたことを検知してからは、引き抜き動作に必要な力を軽減し、印字後の長尺用紙に無用なダメージを与えないために、両面搬送路内の長尺用紙を自動で排出する制御を行う(616)。
具体的には、両面搬送ローラ48、49、50を図示しない駆動源によって図上時計回りに回転させ、反転ローラ47もまた図示しない駆動源によって図上反時計回りに回転させる。このとき駆動させるローラの搬送速度はすべて同じ速度になるよう駆動源を制御し、各ローラ間で挟持した長尺用紙にループや引っ張り合いが起きないようにする。
長尺用紙が両面搬送路から排出されていき、反転センサ35が紙無しを検知したところで、反転ローラ47および両面搬送ローラ48、49、50の回転を停止すべく、駆動源を停止させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、両面搬送路に引き込んだ状態で用紙を保持したままユーザによる用紙の引き抜きを待機している時に、用紙の引き抜きを検知した際に両面搬送路の駆動ローラを逆転駆動させることで、ユーザの用紙引き抜きを補助し、ユーザの利便性をさらに向上することが可能となる。
なお、上述の実施形態は本発明の趣旨に基づいて種々変更することが可能であり、これらを発明の範囲から排除するものではない。
また、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
34‥‥排紙センサ
35‥‥反転センサ
36‥‥両面再給紙センサ
61‥‥搬送経路切り替えフラッパ
62‥‥逆流防止フラッパ
47‥‥反転ローラ
48‥‥両面搬送ローラ
49‥‥両面搬送ローラ
50‥‥両面搬送ローラ
52‥‥排紙ローラ
53‥‥排紙ローラ
70‥‥排紙トレイ

Claims (9)

  1. 画像形成装置本体の排紙口に、排紙を受ける排紙トレイと、排紙を排紙口から排出する排紙ローラと、前記排紙ローラで排紙を保持したまま前記排紙ローラを一時停止させる排紙部保持手段と、排紙口における排紙の有無を検知する排紙口紙有無検知手段と、
    を備える排紙部、および、
    自動両面印刷のための両面搬送路と、用紙搬送方向を反転して前記両面搬送路に用紙を送り込む反転ローラと、前記反転ローラで排紙を保持したまま前記反転ローラを一時停止させる反転部保持手段と、反転時に用紙を排出する反転口と、反転口における用紙の有無を検知する反転口紙有無検知手段と、を備える反転部、と、
    用紙の搬送先を前記排紙部または前記反転部に切り替える用紙搬送経路切り替え手段と、
    用紙のサイズ情報を受信する用紙サイズ受信手段と、
    前記用紙サイズ受信手段によって受信する用紙サイズと、前記排紙トレイに積載した時に落下の恐れがある用紙サイズと等しい長さL1とを比較する用紙サイズ比較手段と、
    前記排紙口紙有無検知手段および前記反転口紙有無検知手段からの紙有無検知信号と、
    を有した画像形成装置において、
    前記用紙サイズ比較手段による比較結果と、前記排紙口紙有無検知手段からの出力信号と、前記反転口紙有無検知手段からの出力信号から、
    印字済みの用紙の排紙先として前記排紙口と前記反転部のどちらかを前記用紙搬送経路切り替え手段によって選択し、
    前記排紙部保持手段または前記反転部保持手段によって用紙を保持したまま停止する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙サイズ比較手段のよる比較結果から、前記L1よりも長い用紙サイズであると判断した場合の画像形成時に、
    前記排紙口紙有無検知手段からの出力信号と、前記反転口紙有無検知手段からの出力信号から、印字済みの用紙の排紙先として前記排紙口と前記反転部のどちらかを前記用紙搬送経路切り替え手段によって選択し、
    前記排紙部保持手段または前記反転部保持手段によって用紙を保持したまま停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記L1よりも長いサイズの印字を行う際に、前記反転口紙有無検知手段からの紙有無検知信号と、前記排紙口紙有無検知手段からの紙有無検知信号により、前記反転口と前記排紙口に保持した用紙が存在しないと判断した場合には、
    排紙先として前記反転口を選択し、前記反転部保持手段によって用紙を保持したまま停止する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記排紙口紙有無検知手段からの紙有無検知信号により、前記排紙口には用紙が存在しないと判断し、前記反転口紙有無検知手段からの紙有無検知信号により、前記反転口に保持した用紙が存在すると判断した場合には、後続の両面印字の印字動作を禁止する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記排紙口紙有無検知手段からの紙有無検知信号により、前記排紙口には用紙が存在しないと判断し、前記反転口紙有無検知手段からの紙有無検知信号により、前記反転口に保持した用紙が存在すると判断した場合で、後続の印字の用紙サイズが前記L1よりも長い場合は、排紙先として前記排紙口を選択し、前記排紙部保持手段によって用紙を保持したまま停止することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記排紙口紙有無検知手段からの紙有無検知信号により、前記排紙口に保持した用紙が存在すると判断した場合は、後続の全ての印字動作を禁止する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記両面搬送路には、用紙を搬送する両面搬送ローラと、前記両面搬送路における用紙の有無を検知する両面搬送路紙有無検知手段と、前記反転ローラと前記両面搬送ローラで両面搬送路に引き込んだ排紙を保持したまま前記反転ローラと前記両面搬送ローラを一時停止させる両面保持手段と、
    保持した用紙の長さL2と、前記反転ローラから前記排紙トレイまでの最短距離L3と、を比較し、前記反転ローラから両面搬送路に排紙を引き込む距離L4を算出する引き込み距離算出手段と、
    を有した画像形成装置において、
    前記用紙サイズ比較手段によって、前記L1よりも長い用紙サイズであると判断し、排紙先として前記反転部を選択した場合の画像形成時に、
    前記引き込み距離算出手段によって少なくともL4=L2-L3の式で算出される引き込み距離L4だけ、用紙を前記両面搬送路に引き込んでから、前記両面保持手段によって用紙を保持したまま停止する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記両面搬送路紙有無検知手段から前記反転ローラを経由して前記排紙トレイまでの最短搬送距離となる長さL5と、用紙サイズとを比較し、排紙先を選択する排紙先選択手段を有した画像形成装置において、
    前記排紙先選択手段によって前記用紙サイズよりも前記L5の方が長いと判断した場合は、排紙先として前記排紙口を選択し、前記排紙部保持手段によって用紙を保持したまま停止する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記反転口紙有無検知手段からの紙有無検知信号と、前記両面搬送路紙有無検知手段からの紙有無検知信号によって、両面搬送路で保持された用紙が引き抜かれ始めたことを検知する、引き抜かれ始め検知手段と、
    を有した画像形成装置において、
    前記引き抜かれ始め検知手段が前記反転口と前記両面搬送路が紙有りを検知している状態から、前記反転口が紙有りで、前記両面搬送路紙が紙無しを検知している状態に変化したことで、両面搬送路で保持した用紙の引き抜かれ始めを検知した際に、引き抜かれ始めている用紙を前記両面搬送ローラと前記反転ローラによって自動で排出する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020160329A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社沖データ 画像形成装置

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