JP3791581B2 - シート供給装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積載されたシートを供給するシート供給装置及び画像形成装置に関し、特にシート間の密着性の高いシートを分離・給送する供給装置及びそれを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタや複写機等の画像形成装置においては、一般に、画像が形成される媒体として、連続的な給紙を可能とするカットシートが用いられており、これらのシート(用紙)は、従来、複写機メーカー指定の普通紙や上質紙が用いられていた。これらの普通紙や上質紙は表面平滑度が低いことから用紙間密着力が低く、給紙トレイ等の用紙積載部からシートを1枚ずつ繰り出す際にも複数枚のシートが密着して供給される重送を防ぐことが比較的容易であった。しかしながら、近年では、記録媒体の多様化に伴い、表面平滑度の高いものも含めて多種シートの搬送が要求されるようになってきており、特に、カラー化技術の進展に伴い白色度を上昇させ光沢を出した塗工紙(シートPの両面または片面に印刷適正の改良を目的として塗料の一種である塗工カラーを塗布した複合シート)や、フィルムシート、トレーシングペーパー等に対しても同一の機種による搬送要求が高くなっている。この塗工紙や、フィルムシート、トレーシングペーパー等はシート間の密着力が強いことから重送を防ぐことが難しく、シートの供給には特別な対策が必要となる。
【0003】
例えば塗工紙を例にとって説明すると、この塗工紙は、上質になるほど塗工量が増して光学的性質である白色光沢度が上昇すると共に、原紙表面の凹凸が減って表面平滑度が高くなる。一方で、表面平滑度が高くなると、接したときの紙同士の間隔が狭くなり、その間隔に空気を通さない状態となって生じた負圧が維持され、シート間(用紙間)の密着が強くなる。特に高湿の環境下で塗工紙等の平滑シートが積載されている場合には、シート同士が吸着して密着度がより高くなる。フィルムシートやトレーシングペーパー等も表面平滑度が高く、シート間密着力が高い。
【0004】
このような用紙間の密着が強い平滑シートを、そのシートが積載された給紙トレイから1枚ずつ繰り出す際には、通常の普通紙を給紙する装置のままでは1枚ずつ分離して搬送することが非常に難しくなる。特に、シートの表面に所定の押圧力にて接触回転してシートを引き込む引込ロールと、シートを捌くときに供給ロールと分離ロールを一定圧にて押圧して分離する方式を用いた給紙装置では、平滑シートを分離搬送する際に通常の普通紙の分離搬送に比べて約30倍もの押圧力が必要となる。このような平滑シートに対する密着を事前に解消する方法として、本出願人は特開平11―5643号公報にて、積載されたシートの側面からエアーを吹き付ける技術について提案している。かかる技術によれば、平滑シートにおける密着力の解消に大きな効果を上げることが出来る。
【0005】
一方、シート間の密着については、シートが積載されている環境条件、とりわけ温湿度条件が大きく影響していることが発明者等の研究により明らかになった。具体的には、複数種類のシートにおける実験において、温度10℃湿度15%、及び温度20℃湿度55%の環境下ではシート間の密着を解くのに5〜10Nの力で足りるのに対し、温度20℃湿度85%及び温度28℃湿度85%の環境下では密着を解くのに10〜30Nもの力が必要となる。この結果は、シート間の密着に湿度条件が大きく影響することを明らかにするものである。即ち、シート間の密着を解くためには、低湿度の条件下にて給紙を行うことが有効である。
かかる課題に対して明記されているものではないが、特開平6−32473号公報には、除湿ヒータによって熱せられた空気をシート束の側面に吹き付ける給紙装置が提案されている。この技術によれば、積載されたシートを熱風により乾燥させることが可能であり、上記の実験結果から明らかなように、シート間の密着解消に対して非常に効果があり、重送防止に対して有効な技術となり得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように用紙側面からエアーを吹き付けて密着を解いてから給紙する技術により平滑シートの搬送性能を格段に上昇させることができるが、特開平11―5643号公報に開示された技術では、高湿下においてシートの密着を解くには不充分である。また、特開平6−32473号公報のように熱風を吹き付けることによりシートの捌き性能は上昇するものの、必要以上の熱風を吹き付けると、シートが乾燥し過ぎてしまい、画像に対するディフェクト等の悪影響が生じてしまう。
【0007】
また更に、特開昭59−163242号公報や、特開平4−94337号公報、特開平4−217529号公報には、シート積載トレイの置かれた環境下における湿度を測定し、ヒータによって暖める技術について開示されているが、これらはあくまでもシート積載トレイ周辺における特定箇所の湿度を測定しているものに過ぎず、吹き付ける熱風の湿度を測定するものではない。積載されたシートは、もともと外気と同じ湿度に保たれており、単純な空気流にて乾燥させることは難しく、これらの公報に記載された技術のように、トレイ周辺の湿度測定に基づくヒータの制御では、シート乾燥に不充分か、シートの乾燥し過ぎによる画像トラブルが多発してしまう。即ち、従来の技術では、シートの密着解消とシートの乾燥し過ぎを防止するための木目細かな湿度制御を行うことができなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の技術的課題を解決するために、本発明のシート供給装置は、図1に示すように、シートPを収容するシート収容手段1と、このシート収容手段1に収容されたシートPを順次供給するシート供給手段2と、このシート収容手段1に収容されたシートPに対してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段3と、このエアー吹き付け手段3により吹き付けられるエアーを加熱するエアー加熱手段4と、このエアー加熱手段4により加熱される前のエアーの温度を検出する加熱前エアー温度検出手段5と、この加熱前エアー温度検出手段5により検出されたエアーの温度に基づいてエアー加熱手段4による加熱動作を制御する制御手段6とを備えたことを特徴としている。
【0009】
また、この制御手段6は、エアー加熱手段4による加熱動作を制御することによりエアー吹き付け手段3から吹き付けるエアーの湿度を制御することを特徴とすれば、シートPの乾燥し過ぎによる画質ディフェクトを防止しながらシートPの密着を解消し、シート供給の改善を図ることが可能となる。
【0010】
更に、本発明のシート供給装置は、シートPを収容するシート収容手段1と、このシート収容手段1に収容されたシートPを順次供給するシート供給手段2と、シート収容手段1に収容されたシートPに対してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段3と、このエアー吹き付け手段3により吹き付けられるエアーを加熱するエアー加熱手段4と、このエアー加熱手段4により加熱される前のエアーの湿度を検出する加熱前エアー湿度検出手段7と、この加熱前エアー湿度検出手段7により検出されたエアーの湿度に基づいてエアー加熱手段4による加熱動作を制御する制御手段6とを備えたことを特徴としている。
【0011】
更にまた、本発明のシート供給装置は、シートPを収容するシート収容手段1と、このシート収容手段1に収容されたシートPを順次供給するシート供給手段2と、シート収容手段1に収容されたシートPに対してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段3と、このエアー吹き付け手段3により吹き付けられるエアーが流れるエアー流路8を構成すると共に、このエアー流路8に流れるエアーを加熱するためのヒータ4が備えられたダクト9と、このダクト9に対してエアーが吸入されるエアー吸入部10の近傍に設けられダクト9に供給されるエアーの温度または湿度を検出する検出手段5、7と、この検出手段5、7により検出されたエアーの温度または湿度に基づいてダクト9に設けられたヒータ4の加熱温度を制御する制御手段6とを備えたことを特徴としている。
【0012】
ここで、特に塗工紙等のシート間密着度の強いシートPを捌く際に、湿度を50%以内に保つことが好ましく、画質に影響を与えない湿度としては20%以上に保つことが好ましい。その為、この制御手段6による制御としては、加熱前エアー温度検出手段(検出手段)5又は加熱前エアー湿度検出手段(検出手段)7による検出結果に基づいて、予め記憶(プログラム)されている関数等から算出された値によりエアー加熱手段(ヒータ)4を制御するように構成すれば、吹き付けるエアーの湿度を具体的に制御することが可能となる。更に、この予め記憶(プログラム)されている関数としては、エアーの温湿度から算出される蒸気圧曲線に基づくものが適応できるが、離散的な関数であっても連続的な関数であっても、その関数の内容は問わない。例えば6段階程度のスポット的な制御であれば、一定の制御機能が果たせると共に制御の簡潔化を図ることができる点から好ましい。
【0013】
また、本発明を画像形成装置として把えると、シート供給装置から供給されたシートPに対して画像形成を施す画像形成部を更に備え、制御手段6は、シート収容手段1に収容されたシートPの密着を解くために相対湿度を下げると共に、この相対湿度が画像形成部により画像形成される際に画質に影響を及ぼさない所定湿度以上となるように、エアー加熱手段4による加熱動作又はヒータ4の加熱温度を制御することを特徴としている。
【0014】
ここで、シートPの密着を解くための相対湿度とは、前述のとおり相対湿度が約50%以下であり、この画質に影響を及ぼさない所定湿度以上とは、前述のとおり相対湿度が約20%以上のレベルである。本発明の画像形成装置に対してかかる制御を実施することにより、シートPの搬送性能の維持と画質の維持との均衡を図ることが可能となる。
【0015】
また、本発明のシート供給装置は、シートを収容するシート収容手段と、このシート収容手段に収容されたシートを順次供給するシート供給手段と、シート収容手段に収容されたシートに対してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段と、このエアー吹き付け手段により吹き付けられるエアーを除湿するエアー除湿手段と、このエアー除湿手段により除湿される前のエアーの温度又は湿度を検出する除湿前エアー状態検出手段と、この除湿前エアー状態検出手段により検出されたエアーの温度又は湿度に基づいて前記エアー除湿手段による除湿動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とすれば、エアーを加熱する以外に、例えばエアーを冷却することで、吹き付けるエアーを除湿することも可能となる。
【0016】
更に、このエアー吹き付け手段は、エアーが供給されるエアー流路を形成するダクトを備え、このエアー除湿手段は、ダクト内に設けられると共に、ダクトを通過するエアーに対して除湿動作を実行するように構成すれば、吹き付けるエアーに対して効率的に除湿を実行できる点で好ましい。
【0017】
また更に、このエアー吹き付け手段は、供給されるエアーが流れるエアー流路を有すると共に、エアー除湿手段は、このエアー流路の一部を冷却することにより除湿することを特徴とすれば、エアー流路を流れるエアーを結露させることで除湿することが可能となり、簡単な構成でエアーの除湿を制御することが可能となる。
【0018】
次に、上述した技術的手段の作用について説明する。
シート収容手段1に積載されたシートPに対してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段3は、例えば回転するファンにより構成され、ファンの回転によりダクト9を介してエアーを吸入し、吸入したエアーをシートPに対して吹き付けるように構成されている。このダクト9は、エアー吸入部10からエアーを吸入し、エアー流路8を介してエアー吹き付け手段3にエアーを供給するとともに、吸入したエアーを加熱するエアー加熱手段(ヒータ)4を備えている。
【0019】
例えば、シート供給手段2が駆動する所定時間前に、エアー吹き付け手段3のファンが駆動するものとする。このファンの駆動によりダクト9のエアー吸入部10からエアーが吸入されるが、このとき、エアー吸入部10の近傍に配設されている加熱前エアー温度検出手段(検出手段)5又は/及び加熱前エアー湿度検出手段(検出手段)7による検出内容が制御手段6に入力される。この検出手段5、7によって温湿度が検出されるエアーは、ダクト9に流入する前のエアーであり、積載されたシートPが存在する外気環境と同等と考えられる。この検出手段5、7による検出結果に基づいて、制御手段6はダクト9に設けられたエアー加熱手段(ヒータ)4の加熱制御を実施する。エアー吸入部10から流入したエアーは、エアー加熱手段(ヒータ)4により加熱され、所定の湿度が保たれた状態にてエアー吹き付け手段3の吹出し口からシートPに対して吹き出される。その結果、シート収容手段1に収容されているシートPには、所定の湿度が保たれた新鮮なエアーが吹き付けられることとなり、シートPの供給時における湿度が最適な状態に維持される。
【0020】
【発明の実施の形態】
◎ 実施の形態1
以下、添付図面に示す好適な実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図2は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態を示している。同図において、シート供給装置としての画像形成装置21は、原稿画像を読み取る画像読み取り装置(IIT)23及びパーソナルコンピュータ(PC)等からなる外部機器25と通信回線27を介して接続される受信部29が備えられ、この受信部29からの画像情報に基づいて画像書込装置31を制御する画像記録制御部33が設けられている。この画像記録制御部33は、画像書込装置31の制御の他、後述するシート供給部60の制御やエアー吹出装置71の制御、他のシート搬送系の制御をも実行している。また、画像形成装置21は、画像書込装置31によって静電潜像が書込まれる像担持体35と、この像担持体35の円周方向に沿って配設されて像担持体35を帯電する帯電器37と、帯電された像担持体35上にトナーを用いて現像する現像装置39が設けられ、転写ローラ43により搬送されたシートに対して像担持体35上のトナー像を転写している。更に、シートに転写された画像を定着させる定着装置45と、定着されたシートを排出する排出ローラ47と、この排出ローラ47によって排出されたシートを積載する排出トレイ49と、転写に用いられずに余ったトナーを回収するクリーナ41とが備えられている。
【0021】
更に、この画像形成装置21には、シートをサイズ別あるいは給紙方向別に収容する複数(本実施の形態では4つ)のシート供給トレイ59が上下段に設けられており、これらのシート供給トレイ59には、その内部に設けられた図示しないボトムプレートが、図示しないモータの駆動により昇降するように構成されている。このシート供給トレイ59の上方にはシート供給部60が設けられ、ボトムプレートにより上昇されたシートの上面に接触してシートを分離搬送し、分離搬送されたシートはシート搬送部51を介して像担持体35等からなる画像形成部に搬送される。また、各シート供給トレイ59にはシートの側面に対向させてエアーを吹き付けるエアー吹出装置71が設けられている。
【0022】
図3は、シート供給部60を示す斜視図である。シート供給部60には、積載されたシートPの上面に摩擦接触してシートPを順に繰り出す引込ロール(ピックアップロール)61、引込ロール61から繰り出されたシートPを捌くと共に下流部へ向けて搬送する搬送ロール(フィードロール)62、搬送ロール62に押圧された状態でシートPを1枚ごとに捌く捌きロール(リタードロール)63が備えられている。ここで、この引込ロール61、搬送ロール62及び捌きロール63は、互いに同一形状および同一サイズのロールで構成され、シートPに対して摩擦接触することによりシートPの搬送作用を実行するように構成される。
この搬送ロール62は、図示しない駆動ギアとフィードクラッチを介して図示しないフィードモータからの動力を受け取ることで駆動される。一方、引込ロール61は、搬送ロール62の軸62aを回動中心としてアーム81を介して回動するように構成され、ギア類82により搬送ロール62の駆動に連動して回転する。更に、引込ロール61は、画像記録制御部33からの駆動信号を受けて動作するソレノイド83の作動により、リンク84を介してシートPの上面に落下し、所定の押圧力を持った状態で回転駆動することによりシートPを繰り出すことを可能としている。また、アーム81の動きは、フォトセンサ85によって検出され、シートPの高さが一定範囲に収まるように制御されている。
更に、捌きロール63は、ピボット87を回動中心とするサポート88を介し、スプリング89により弱い圧力をもって搬送ロール62に接せられる。更に、捌きロール63は、軸63aに設けられたトルクリミッタ90を介して回動する第1ギア91及び固定された第2ギア92に連結されている。
【0023】
図4は、シート供給トレイ59の平面図である。シート供給トレイ59の給紙方向上流側には、シートPの給紙方向の後端面を規制するエンドガイド65が設けられ、給紙方向に直交する方向の側面には側面固定式ガイド67と、その対向した位置にはシートPのサイズによって移動可能に構成された側面可動式ガイド69が配設されている。この側面固定式ガイド67の近傍にはエアー吹出装置71が配設され、側面固定式ガイド67に設けられたエアー吹出口73を介してシートPにエアーが吹き付けられるように構成されている。このエアー吹出装置71は、図の矢印方向に回転するファン(図示せず)が設けられて、高圧のエアーを供給できるように構成されている。また、このエアー吹出装置71の一端にはエアーが入り込むための切り欠き72が設けられ、この切り欠き72はダクト100の内側に対して開口している。
【0024】
このダクト100は、エアー吹出装置71に対してエアーを供給するためのエアー流路をその内側に形成するものであり、ダクト100の一端であるエアー吸入路101が開口され、その他端であるダクト他端102が閉じた管構造を有している。また、ダクト100にはニクロム線からなるヒータ103が設けられ、ダクト100の管内に設けられたアルミ製のヒートシンク(図示せず)に貼り付くように配設されると共に、このダクト100におけるエアー吸入路101の外側近傍には、サーミスタや熱電対等からなる温度センサ104と、抵抗変化タイプの高分子湿度センサや抵抗セラミック湿度センサ等からなる湿度センサ105が設けられている。更にダクト100には、ヒータ103の温度を調節するための温度センサ106が取り付けられている。
【0025】
今、シート供給トレイ59に積載されたシートPに対してエアーを吹き付けるためにエアー吹出装置71のファンが回転すると、外気のエアーがエアー吸入路101からダクト100内に吸入される。このエアーはエアー吸入路101に吸入される前に温度センサ104及び湿度センサ105に接触し、これによって外気の温度、湿度を検出することが可能となる。この検出結果は画像記録制御部33に入力され、画像記録制御部33は、この検出結果に基づいてヒータ103のON/OFFを制御する。外気のエアーは、このヒータ103を有するダクト100内を通過することにより、温湿度が制御された状態にてシートPに対して吹き付けられる。
【0026】
図5は、吹き出し空気の相対湿度とシート供給時のミスフィード,重送との関係、及び吹き出し空気の相対湿度と画質ディフェクトとの関係を示す説明図である。発明者等による研究の結果、塗工紙を含めて約20種類のシートにおける実験において、温度10℃湿度15%、及び温度20℃湿度55%の環境下に放置されたシートでは密着を解くのに5〜10Nの力が必要であり、温度20℃湿度85%及び温度28℃湿度85%の環境下に放置されたシートでは密着を解くのに10〜30Nの力が必要となることが明らかになった。これらの実験結果から、発明者等は、シート間の密着に関して、温度条件の影響は少なく湿度条件の影響が強いことを発見するに至った。具体的には、図5に示すように、相対湿度が50%以上になるとシートのミスフィードや重送が多発する密着解消不良発生領域に属してしまい、40%〜50%では、場合によっては密着解消不良が発生するグレー領域に該当するのである。
【0027】
一方、画質の面から見ると、発明者等による研究の結果、シートPへの相対湿度が21%以下ではシートPの電気抵抗が増え、例えばトナー像を転写するときにトナーが乗り難く転写機能が弱まって画像のヌケ等の画質ディフェクトが多発することが明らかとなった。これが図5に示す吹出し空気の相対湿度21%以下である用紙過乾燥発生領域である。また、相対湿度が21%〜25%は、場合によっては画質ディフェクトが発生するグレー領域である。以上の研究結果により、シート供給性能を一定量、維持するためには相対湿度50%以下、画質ディフェクトを防止するためには相対湿度21%以上が好ましく、更に、シート供給性能を上昇させ、画質ディフェクトを生じさせない安全領域としては、25%以上40%以下の相対湿度が最も好ましいことを見出すに至ったのである。
【0028】
図6は、吹き付けられるエアーが通過するためのダクト100で、そのダクト100に設けられたヒータ103の温度を常に一定とする場合のシート供給性能及び画質性能を示す表である。図6では、外気のエアーが存在する2つの機外温湿度(28℃,85%及び10℃,85%)の状態において、ヒータ103の温度を50℃に固定した場合の実験結果を示している。機外温湿度28℃,85%の場合、ダクト100を経てエアー吹出装置71のエアー吹出口73から供給される吹出し空気の温湿度は45℃,37%である。この場合には、図5に示す安全領域に相対湿度が位置するために、シートの供給性能及び画質性能も良好に保つことが可能である。一方、機外温湿度10℃,85%の場合には、吹出し空気の温湿度は41℃,13%となる。この吹出し空気の湿度は13%と非常に低くなり、図5に示す用紙過乾燥発生領域に入ってしまう。その結果、画像のヌケ等の画質ディフェクトが多発してしまう。即ち、ヒータ103の温度が一定の場合、低温高湿下ではシートPが乾燥し過ぎてしまい、画質性能的に好ましくないことが理解できる。
【0029】
図7は、図6と異なり、ヒータ103の温度上昇量を一定に制御する場合のシート供給性能及び画質性能を示している。図7では、外気のエアーが存在する3つの機外温湿度(28℃,85%、10℃,85%及び28℃,50%)の状態において、ヒータ103の温度上昇量を+22degと一定にした場合の実験結果を示している。低温高湿下における機外温湿度10℃,85%の場合に、図6におけるヒータ103の温度一定の場合には画質ディフェクトが生じていたが、図7における温度上昇量を一定にした場合には、吹出し空気の温湿度が27℃,27%となり、図5に示す相対湿度の安全領域に属するように制御できる。即ち、温度上昇量を一定に制御することにより、低温高湿下における画質ディフェクトを防止することが可能である。しかしながら、機外温湿度28℃,50%では吹出し空気の温湿度が45℃,22%となり、相対湿度が図5に示す安全領域を超え、低湿度のグレー領域に存在してしまい、画像のヌケ等が発生する場合がある。したがって、高温低湿下においてはヒータ103の温度上昇量を一定に制御するだけではシートPを過乾燥する危険性も存在することが理解できる。
【0030】
図8は、外気の相対湿度に対し、ヒータ103の温度上昇値を回帰曲線を基に制御した場合のシート供給性能及び画質性能を示す表である。
本実施の形態における回帰曲線は、ヒータ103の温度上昇値(℃)をYとし、外気の相対湿度(%RH)をXとすると、
Y=0.3674X−9.0967
とした近似式で表現できる。かかる近似式を基に、6つの機外温湿度(28℃,85%、10℃,85%、28℃,80%、28℃,70%、28℃,60%、28℃,50%)の状態においてヒータ103の温度上昇値を制御した場合の性能結果を図8に示している。
【0031】
この図8および前述の回帰曲線から理解できるように、ヒータ103の加熱による温度上昇値の制御は、外気の温度に影響されず、外気の相対湿度に対して決定される。その結果、28℃,85%及び10℃,85%では同一の温度上昇値(+22deg)であり、結果として吹出し空気の湿度も37%及び30%に保たれ、図5に示す安全領域に維持できる。また、28℃,80%から相対湿度が10%ずつ下がり70%、60%、50%となった場合、ヒータ103の温度上昇値は+20deg、+17deg、+13deg、+9degとなる。そのときの吹出し空気の相対湿度は、それぞれ37%、36%、35%、34%となり、何れも図5に示す安全領域に維持できていることが理解できる。即ち、外気の相対湿度を基にヒータ103の温度上昇値を回帰曲線にて制御することで、機外温湿度が低温高湿、高温低湿の何れの場合であっても、シート供給性能及び画質性能に最適なエアーの吹出しを可能とすることができる。
【0032】
以上説明したように、本実施の形態によれば、シートPに対して吹出されるエアーがダクト100を通過する際に、ダクト100に設けられたヒータ103により乾燥されて吹き付けられ、シート間の密着を解くことが可能となり、塗工紙等のシート間密着力の強いシートPに対しても重送等の供給不良の発生が防止できる。また、ダクト100に流入する前のエアーにおける温度状態、または湿度状態に基づいてヒータ103の温度上昇量を制御することにより、過乾燥を防止でき、過乾燥を理由とする画像ヌケ等の画質ディフェクトを未然に防止することが可能となる。
【0033】
尚、本実施の形態では、図7における外気の温度に基づく制御、及び図8に基づく外気の湿度に基づく制御を別々に実施していたが、この温度および湿度の両者の条件を加味してヒータ103の温度上昇を制御することも可能である。
また、図8にて説明した外気の湿度に基づく回帰曲線による連続的な制御の変わりに、例えば6段階程度のスポット的な制御を実施することも可能である。かかる制御によってもシートの密着解消と画質ディフェクトの防止に所定の効果を得ることができると共に、画像記録制御部33による制御を比較的簡単にすることができる。
また、本実施の形態では、エアー吹出装置71を単独なものとして説明したが、複数のエアー吹出装置を設けることや、複数のエアー吹出し口を設けることにより、シートPの全体に対してエアー吹き付けを実施することも可能である。かかる構成によれば、シートPの全体に対して適度に乾燥された新鮮なエアーが吹き付けられ、シート供給性能の向上と画質ディフェクトの防止に有効である。
【0034】
◎ 実施の形態2
実施の形態1では、エアーが通過するためのダクト100に対してヒータ103を設けて吹き付けるエアーの湿度を制御したが、実施の形態2では、ダクトに冷却板を設けて流路の一部を冷却することでエアーの湿度を制御している。
尚、実施の形態1と同様な構成要素については、実施の形態1と同様の符号を付し、ここではその詳細な説明を省略する。
【0035】
図9は、本実施の形態におけるシート供給トレイ59に併設されたエアー吹出し機構を示している。本実施の形態でも、実施の形態1と同様に、切り欠き72、エアー吹出口73を有するエアー吹出装置71が側面固定式ガイド67に設けられ、本実施の形態では、エアー吹出装置71にエアーを供給するための冷却ダクト110が設けられている。この冷却ダクト110には、冷却板111と、この冷却板111を冷やすペルチェ素子112が備えられており、冷却ダクト110の一部に段差を有すると共に、その段差に冷却板111が配設されて流れるエアーが充分に冷却板111に接触できるように構成されている。このペルチェ素子112は、直流電流により冷却を自由に行える電子冷却素子からなり、所謂ペルチェの効果、即ち、二つの異なった導体若しくは半導体をつないで直流電流を流すとそれぞれの接合部でジュール熱以外の熱の吸収、又は発生が見られる現象を利用している。このペルチェ素子112に与えられる電流は、画像記録制御部33により制御されており、冷却板111が冷却することで結露した水は、水回収タンク113に収容されるように構成されている。更に、冷却ダクト110には湿度センサ109が備えられている。
【0036】
今、シート供給トレイ59に積載されたシートPに対してエアーを吹き付けるためにエアー吹出装置71のファンが回転すると、外気のエアーがエアー吸入路114から冷却ダクト110内に吸入される。このエアーはエアー吸入路114に吸入される前に温度センサ104及び湿度センサ105に接触し、これによって外気の温度、湿度を検出することが可能となる。この検出結果は画像記録制御部33に入力され、画像記録制御部33は、この検出結果に基づいて、ペルチェ素子112を制御する。エアー吸入路114に吸入される前のエアーに対する温度センサ104及び湿度センサ105の検出結果が、シートPの密着を解くために不適切な状態、即ち湿度の高い状態にあると判断された場合には、画像記録制御部33はペルチェ素子112における半導体素子に対して電流を流すように指示する。この指示に基づいてペルチェ素子112が作動することで冷却板111が冷却される。その結果、冷却ダクト110内を流れるエアーが冷却板111に接触して結露する。この結露現象により冷却ダクト110内のエアーは除湿され、エアー吹出装置71により乾燥したエアーがシートPに吹き付けられる。一方、冷却板111を通過したエアーは、その湿度が湿度センサ109により検出され、その結果が画像記録制御部33に出力されることにより、湿度センサ109の検出結果に基づいてペルチェ素子112の動作が制御されている。
【0037】
以上のように、本実施の形態によれば、吹き出し前のエアーの状態に基づいて、冷却ダクト110内のエアーを直接、乾燥させることが可能となる。その結果、簡易な構成にてシートPに対して乾燥された新鮮なエアーを吹き付けることが可能となり、実施の形態1と同様に、シート供給性能の向上と画質ディフェクトの防止を図ることができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、外気の温度又は湿度に基づいてシートに対して吹き付けるエアーの湿度を所定のレベルに納めることが可能となり、シート供給性能の向上とシートを出力する際の品質維持を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る装置の概要を示す説明図である。
【図2】 実施の形態に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図3】 本実施の形態におけるシート供給部を説明するための斜視図である。
【図4】 本実施の形態におけるシート供給トレイの平面図である。
【図5】 吹出し空気の相対湿度と、シート供給性能及び画像性能との関係を示す説明図である。
【図6】 ヒータの温度を一定とした場合のシート供給性能及び画像性能を示す表である。
【図7】 本実施の形態におけるヒータの温度上昇量を一定とした場合のシート供給性能及び画像性能を示す表である。
【図8】 本実施の形態におけるヒータの温度上昇量を外気の相対湿度を基に制御した場合のシート供給性能及び画像性能を示す表である。
【図9】 実施の形態2におけるエアー吹き出し機構を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…シート収容手段、2…シート供給手段、3…エアー吹き付け手段、4…エアー加熱手段/ヒータ、5…加熱前エアー温度検出手段/検出手段、6…制御手段、7…加熱前エアー湿度検出手段/検出手段、8…エアー流路、9…ダクト、10…エアー吸入部、21…画像形成装置、31…画像書込装置、33…画像記録制御部、35…像担持体、37…帯電器、39…現像装置、43…転写ローラ、45…定着装置、59…シート供給トレイ、60…シート供給部、61…引込ロール、62…搬送ロール、63…捌きロール、65…エンドガイド、67…側面固定式ガイド、69…側面可動式ガイド、71…エアー吹出装置、72…切り欠き、73…エアー吹出口、100…ダクト、101…エアー吸入路、102…ダクト他端、103…ヒータ、104…温度センサ、105…湿度センサ、106…温度センサ、110…冷却ダクト、111…冷却板、112…ペルチェ素子、113…水回収タンク、P…シート(用紙)。

Claims (8)

  1. シートを収容するシート収容手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートを順次供給するシート供給手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートに対してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段と、
    前記エアー吹き付け手段により吹き付けられるエアーを加熱するエアー加熱手段と、
    前記エアー加熱手段により加熱される前のエアーの温度を検出する加熱前エアー温度検出手段と、
    前記加熱前エアー温度検出手段により検出されたエアーの温度に基づいて前記エアー加熱手段による加熱動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記制御手段は、前記エアー加熱手段による加熱動作を制御することにより前記エアー吹き付け手段から吹き付けるエアーの湿度を制御することを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。
  3. シートを収容するシート収容手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートを順次供給するシート供給手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートに対してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段と、
    前記エアー吹き付け手段により吹き付けられるエアーを加熱するエアー加熱手段と、
    前記エアー加熱手段により加熱される前のエアーの湿度を検出する加熱前エアー湿度検出手段と、
    前記加熱前エアー湿度検出手段により検出されたエアーの湿度に基づいて前記エアー加熱手段による加熱動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシート供給装置。
  4. シートを収容するシート収容手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートを順次供給するシート供給手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートに対してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段と、
    前記エアー吹き付け手段により吹き付けられるエアーが流れるエアー流路を構成すると共に、当該エアー流路に流れるエアーを加熱するためのヒータが備えられたダクトと、
    前記ダクトに対してエアーが吸入されるエアー吸入部の近傍に設けられ当該ダクトに供給されるエアーの温度または湿度を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたエアーの温度または湿度に基づいて前記ダクトに設けられた前記ヒータの加熱温度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシート供給装置。
  5. 請求項1乃至4何れか1項記載のシート供給装置から供給されたシートに対して画像形成を施す画像形成部を備え、
    請求項1乃至4何れか1項記載のシート供給装置に設けられた前記制御手段は、前記シート収容手段に収容されたシートの密着を解くために相対湿度を下げると共に、当該相対湿度が前記画像形成部により画像形成される際に画質に影響を及ぼさない所定湿度以上となるように、前記エアー加熱手段による加熱動作又は前記ヒータの加熱温度を制御することを特徴とする画像形成装置。
  6. シートを収容するシート収容手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートを順次供給するシート供給手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートに対してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段と、
    前記エアー吹き付け手段により吹き付けられるエアーを除湿するエアー除湿手段と、
    前記エアー除湿手段により除湿される前のエアーの温度又は湿度を検出する除湿前エアー状態検出手段と、
    前記除湿前エアー状態検出手段により検出されたエアーの温度又は湿度に基づいて前記エアー除湿手段による除湿動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシート供給装置。
  7. 前記エアー吹き付け手段は、エアーが供給されるエアー流路を形成するダクトを備え、
    前記エアー除湿手段は、前記ダクト内に設けられると共に、当該ダクトを通過するエアーに対して除湿動作を実行することを特徴とする請求項6記載のシート供給装置。
  8. 前記エアー吹き付け手段は、供給されるエアーが流れるエアー流路を有すると共に、
    前記エアー除湿手段は、前記エアー流路の一部を冷却することにより除湿することを特徴とする請求項6記載のシート供給装置。
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