JP4770717B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

画像形成装置、特に記録材の供給異常を検知する検知手段を有する画像形成装置に関する。
従来、記録材の供給部において記録材の1枚分離を行う捌き手段を有する画像形成装置が知られ、この捌き手段は供給ローラと供給ローラの逆方向に回転する捌きローラの組み合わせで構成され、供給ローラに対する捌きローラの押圧(ニップ圧)で記録材の1枚分離を行っている。
また、この捌き手段による記録材の1枚分離は、供給ローラと記録材間、及び記録材と記録材間、及び記録材と捌きローラ間との摩擦係数、及びニップ圧により左右される。
このため、異なる摩擦係数や厚さを有する記録材の種類(例えば普通紙、コート紙、等)、湿度等、様々な状態変化にかかわらず同一条件で確実に1枚分離を行い記録材を供給することが困難であった。
これらに対応するため、捌き手段による分離後の記録材の厚さを検知する厚さ検知手段の検知結果に基づいて捌きローラの後戻し力を調整する方法(例えば特許文献1参照。)、テスト通紙を行い適正ニップ圧を取得する方法(例えば特許文献2参照。)、また、外気温湿度に基づいて記録材を乾燥させるエアー加熱手段を設けた方法(例えば特許文献3参照。)、が知られている。
特開平8−217290号公報 特開2004−284794号公報 特開2001−48366号公報
しかし特許文献1に記された発明は、給紙毎に捌きローラの後戻し力を調整し調整結果をそれ以降の給紙にフィードバックしないため、毎回後戻し力を調整することによって後戻し力の調整機構が劣化しやすく後戻し力の調整機構のメンテナンスのため生産性を低下してしまうという問題点があった。
特許文献2に記載された発明は、テスト通紙を行なうことにより重送とノーフィードの限界値の間となるような捌きローラの押圧力を設定するため、記録材の種類が変わる度にテスト通紙を行わなければならず、生産性を低下してしまうという問題点があった。
特許文献3に記載された発明は、除湿ヒータにより記録材を一定の条件で乾燥しているが、重送やノーフィードは上述したように様々な条件の組み合わせにより発生するため安定して重送やノーフィードを防止できないという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、記録材の種類及び周囲条件が変わっても長期的に重送やノーフィードを防止可能な生産性の高い画像形成装置を提供することを目的とする。
1.記録材を収納する記録材収納手段と、該記録材収納手段から記録材を分離供給する分離供給手段と、記録材が複数枚同時に供給される重送を検知する重送検知手段と、記録材を供給できないノーフィードを検知するノーフィード検知手段と、空気を加熱する加熱部材と該加熱部材に向けて空気を吹き付ける送風部材と前記加熱部材により加熱された加熱空気を記録材最上表面及び記録材側面に向けて吹き出す空気の送風路とを有する、前記記録材収納手段に格納された記録材を加熱する加熱手段と、前記送風路の内部の前記加熱空気の温度を検知する加熱空気検知部材と、重送の検知頻度又はノーフィードの検知頻度が所定値を超えた場合、前記分離供給手段の分離供給条件を算定し、前記加熱空気検知部材の検知温度が所定値になるように前記加熱部材を加熱し、前記加熱部材による加熱中に、前記加熱空気検知部材が検知した温度の上昇率が1°/1分未満の場合、前記加熱部材の発熱量を上昇率が1°/1分未満の場合に比べ1.5倍〜2倍増加させる制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
2.記録材を収納する記録材収納手段と、該記録材収納手段から記録材を分離供給する分離供給手段と、記録材が複数枚同時に供給される重送を検知する重送検知手段と、記録材を供給できないノーフィードを検知するノーフィード検知手段と、空気を加熱する加熱部材と該加熱部材に向けて空気を吹き付ける送風部材と前記加熱部材により加熱された加熱空気を記録材最上表面及び記録材側面に向けて吹き出す空気の送風路とを有する、前記記録材収納手段に格納された記録材を加熱する加熱手段と、前記記録材収納手段上面の温度を検知する収納カセット上面温度検知部材と、重送の検知頻度又はノーフィードの検知頻度が所定値を超えた場合、前記分離供給手段の分離供給条件を算定し、前記収納カセット上面温度検知部材の検知温度が所定値になるように前記加熱部材を加熱し、前記加熱部材による加熱中に、前記収納カセット上面温度検知部材が検知した温度の上昇率が1°/1分未満の場合、前記加熱部材の発熱量を上昇率が1°/1分未満の場合に比べ1.5倍〜2倍増加させる制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
3.記録材を収納する記録材収納手段と、記録材が複数枚同時に供給される重送を検知する重送検知手段と、記録材を供給できないノーフィードを検知するノーフィード検知手段と、記録材を下流方向に向けて付勢する供給ローラと、記録材を上流方向に向けて付勢する捌きローラと、前記供給ローラに対する前記捌きローラの押圧力を加減する押圧力変化手段と、重送の検知頻度又はノーフィードの検知頻度が所定値を超えた場合、分離供給条件を算定し、前記分離供給条件に基づき前記押圧力変化手段の前記押圧力を加減させる制御手段とを有する、前記記録材収納手段から記録材を分離供給する分離供給手段とを備えた画像形成装置において、前記画像形成装置内部の温度を検知する画像形成装置温度検知部材と、前記分離供給手段の前記供給ローラ又は前記捌きローラに空気を吹き付ける空気吹きつけ手段とをさらに有し、前記制御手段は、前記画像形成装置温度検知部材の検知温度が前記記録材収納手段の上面の温度を検知する収納カセット上面温度検知部材の検知温度以上となっている間、前記空気吹きつけ手段により前記供給ローラ又は前記捌きローラに空気を吹き付けさせることを特徴とする画像形成装置。
4.前記分離供給条件の算定は、任意の記録材に対するノーフィードの発生がない最低の前記押圧力であるノーフィード限界押圧力と重送の発生がある最低の前記押圧力である重送限界押圧力との中間の押圧力を算定することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
5.複数の種類の記録材と各種類に対応する前期押圧力を記憶した記録材・押圧テーブルとをさらに有し、前記制御手段は該記録材・押圧テーブルに記憶された記録材と対応する前期中間の押圧力とを追加修正することを特徴とする前記に記載の画像形成装置。
6.前記制御手段は、前記分離供給手段の記録材分離供給枚数が所定の枚数以上となった場合前記分離供給条件を取得することを特徴とする前記1または2項に記載の画像形成装置。
本発明によれば、例えば吸湿した用紙の供給時に重送やノーフィードが発生した場合、用紙を早急に乾燥したいにもかかわらず、電源電圧の低下や低温時等により加熱風の温度が直ちに上がらない場合、過通電により加熱風の温度上昇を急峻にすることで重送やノーフィードの発生を軽減可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。なお、本発明の構成は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲内において適宜変更可能である。
本発明の画像形成装置は記録材に画像を形成するものであれば良く、複写機、プリンタ、FAX(ファクシミリ)、複合多機能端末(MFP:Multi−Function Peripheral)等が挙げられる。
以下タンデム型フルカラー複写機と称せられる画像形成装置を例に取り説明する。
図1は、画像形成装置の1例を示す断面構成図である。
タンデム型フルカラー複写機1は、原稿画像読取部10と原稿搬送部20と画像形成部30と給紙部40と定着装置50と定着済みの記録材を収納する排紙トレイ60とを有する。
画像形成装置で用いられる記録材は紙、OHPシート等が挙げられ、以下記録材を用紙と記す。
そして、画像の形成を行う画像形成部30の上部には、原稿画像読取部10と原稿搬送部20が配置されており、原稿搬送部20により搬送される原稿dの画像が原稿画像読取部10の光学系によりラインイメージセンサCCD上に結像されて読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、図示しない画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われ、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)各色毎のデジタル画像データとなる。
Y、M、C、Kの各色に対応する第1の像担持体としてのドラム状の感光体(以下感光体とも記す)1Y、1M、1C、1Kは各色に対応する帯電装置2Y、2M、2C、2Kにより一様に帯電される。
各色に対応する露光装置3Y、3M、3C、3Kは、各色毎のデジタル画像データに基づいて感光体1Y、1M、1C、1Kに潜像を形成する。
新規トナーを補給する各色のトナー補給装置4Y、4M、4C、4Kから各色のトナーが現像装置5Y、5M、5C、5Kに供給され、感光体1Y、1M、1C、1K上に形成された各色に対応する潜像はトナーにより顕像化される。
現像装置5Y、5M、5C、5Kは、垂直方向に縦列配置されており、感光体1Y、1M、1C、1Kの図示左側方にはローラ71、72、73、74を巻回して回動可能に張架された半導電性エンドレスベルト状の第2の像担持体である中間転写体70が配置されている。
そして、中間転写体70はローラ71によりローラ71に接続された図示しない駆動装置により矢印方向に駆動されている。
1次転写手段としての各色に対応する1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kは、図示しない制御手段により画像の種類に応じて選択的に作動され、それぞれ対応する感光体1Y、1M、1C、1Kに中間転写体70を押圧する。
このようにして、現像装置5Y、5M、5C、5Kにより感光体1Y、1M、1C、1K上に形成された各色のトナー画像は、1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kにより回動する中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kにより中間転写体70にトナー画像を転写した後、感光体1Y、1M、1C、1Kは、クリーニング手段7Y、7M、7C、7Kにより残留トナーが除去される。
なお、画像の形成に関連する、感光体1Y、1M、1C、1Kと帯電装置2Y、2M、2C、2Kと露光装置3Y、3M、3C、3Kとトナー補給装置4Y、4M、4C、4Kと現像装置5Y、5M、5C、5Kと1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kと、クリーニング手段7Y、7M、7C、7Kと中間転写体70とローラ71、72、73、74と2次転写ローラ75とクリーニング手段77と、を画像形成部30とも記す。
記録材収納手段である給紙カセット401内に収容された記録媒体としての用紙Pは、分離供給手段である給紙ユニット41により給紙され、複数の中間ローラ405、406、407、408等及びレジストローラ409を経て、2次転写手段としての2次転写ローラ部に搬送され、2次転写ローラ75により中間転写体上の合成されたトナー画像が用紙P上に一括転写される。
ここで、各給紙カセットの給紙ユニット41から給紙された用紙Pは、用紙が複数枚同時に供給される重送を検知する重送検知手段44により重送が検知され、用紙を供給できないノーフィードを検知するノーフィード検知手段45によりノーフィードが検知される。
また、2次転写ローラ75は、ここを用紙が通過して2次転写が行われる時にのみ、中間転写体70及び用紙をローラ72に圧接される。
カラー画像が転写された用紙は、加熱ローラ61と圧着ローラ62とを有する定着装置50により定着処理され、排紙ローラ76に挟持されて、排出口26から排紙トレイ60に向けて排紙され集積される。
一方、2次転写ローラ75により用紙にカラー画像を転写した後、用紙を曲率分離した中間転写体70は、クリーニング手段77により残留トナーが除去される。
操作パネル90はタッチパネル等で構成され、各種情報を表示するとともに各種キーを表示し、キーの選択情報が制御手段80に入力される。
図2は、給紙ユニットの1例を示す断面構成図である。
給紙ユニット41は、給紙カセット401に集積された用紙束の一番上に位置する用紙Pを引き出すピックアップローラ411と、ピックアップローラ411により引き出された用紙Pを給紙する給紙ローラ412と、給紙ローラ412と共に引き出された用紙の1枚分離を行う捌きローラ413と、捌きローラ413を給紙ローラ412に向けて付勢(押圧)する付勢手段42とを有している。
そして給紙ローラ412と捌きローラ413のニップ部Nにおいてピックアップローラ411で引き出された用紙の1枚分離が行われる。
ピックアップローラ411は給紙ローラ412によりベルト等により図示反時計方向に回転され、最上層の用紙をニップ部Nに向けて引き出す。
給紙ローラ412は給紙ローラ駆動部材4121により図示反時計方向に回転駆動され用紙Pを下流方向に付勢する。
また、捌きローラ413は捌きローラ駆動部材414により図示時計方向に回転駆動され用紙Pを上流方向に付勢する。
付勢手段42は、供給ローラ412に対する捌きローラ413の押圧力を加減する押圧力変化手段43を有し、押圧力変化手段43は、捌きローラ413の回転軸4131を回転自在に支持する軸受け421と、一端が軸受け421に接し軸受け4131を給紙ローラ412に向けて付勢する弾性部材422(例えば圧縮バネ)と、弾性部材422を伸縮自在に支持する支持部材423と、弾性部材422の他端に接し弾性部材422の自由長を変化させ捌きローラ413の給紙ローラ412への押圧力を変化させる押圧力変化部材424と、押圧力変化部材424の位置を変化させる押圧力変化部材移動手段425とを有している。
押圧力変化部材424は一方に支持部材423が貫通する穴4241が空き、他方にネジ部材431が螺合するネジ穴4242が空き、モータ432の作動によりネジ部材431が正負回転し、押圧力変化部材424の位置を変化(図示上下)させる。
以上により、制御手段80がモータ432の正負回転を制御することにより、捌きローラ413の給紙ローラ412に対する押圧力Fを制御可能としている。
又、制御手段80は、紙種(押圧力)に応じ押圧力変化部材424の位置を位置a(押圧力小)、b(押圧力中)、c(押圧力大)に変化させる。
給紙ローラ412と捌きローラ413とを冷却する給紙ローラ冷却手段4122は、ファンと不図示のダクトを有し、ダクトの一方で画像形成装置外部から空気を取り込む。また、ダクトは給紙ローラ412の表面近傍で給紙ローラの長手方向に長い開口となり、ファンの作動により給紙ローラ412と捌きローラ413の表面を均一に冷却する。
図3は、用紙の加熱手段に係る説明図である。
周囲温度センサ46は給紙トレー外部に配設されており、給紙ユニット設置環境の温度を測定し、測定値を制御手段80に入力する。
周囲湿度センサ47は給紙トレー外部に配設されており、給紙ユニット設置環境の湿度を測定し、測定値を制御手段80に入力する。
給紙カセット温度センサ48は各給紙カセットの上部に配設されており、給紙カセット内温度を測定し制御手段80に入力する。
給紙ローラ温度センサ4121は給紙ローラ412の表面温度を測定し、測定値を制御手段80に入力する。
加熱手段49は給紙カセットに収納された記録材束(主に最上面及び側面)を加熱するもので、送風手段491と加熱ヒータ492と加熱風温度センサ493と加熱風ダクト494とを有している。そして、加熱風温度センサ493の測定温度に基づき送風手段491と加熱ヒータ492をON/OFFして給紙カセット401に集積された用紙束の最上面及び側面を加熱して記録紙Pを除湿する。
なお、周囲湿度センサ47の測定値に基づいて記録紙の含水率が給紙異常を発生しない値になるように加熱手段49で記録紙を加熱しても良い。
図4は、画像形成装置のブロック図である。
画像形成装置は制御手段80により制御され、制御手段80は、CPU(セントラルプロセッシングユニット)802及び、RAM803及び、ROM804及び、各種装置・手段・部材、又検出(検知)手段等の入出力をCPU802の制御の元にコントロールするI/Oコントローラ806及び、これらを相互に接続するバス801を有している。
ROM804は予め画像形成装置全体を制御するプログラムが記憶されており、CPU802により該プログラムがRAM803に読み出され、後述する制御が行われる。
RAM803はバッテリーバックアップされており複数の用紙の種類に対応する捌きローラ413の押圧力Fを記憶した後述する記録材種・押圧力テーブル8031が記憶され、必要に応じてCPU802により紙種とその押圧力情報が追加又は修正される。
操作パネル90は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、各種操作画面の表示を行い操作画面上で選択された操作情報(各種キーの選択情報)が制御手段80に入力される。
操作パネル90は用紙種類入力手段、及び用紙を給紙する給紙カセットを選択するカセット選択手段としても機能し、例えば使用する種類の用紙を収納する給紙カセットが選択され、当該給紙カセットから用紙が供給される。
なお、用紙の種類の入力は、普通紙、コート紙等を選択することで行われる。
原稿画像読取部10及び原稿搬送部20は制御手段80の制御の元、I/Oコントローラ806を介して、操作パネル90から原稿画像読取指示情報が入力されると、必要に応じて原稿搬送部20を作動して原稿を搬送し、原稿画像読取部10により原稿画像を読み込み、原稿画像情報を制御手段80に入力する。そして、制御手段80は原稿画像読取部10により読み込んだ原稿画像情報を処理してデジタル画像情報とし、該デジタル画像情報をRAM803に記憶させる。
画像形成部30は、制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、RAM803から読み出されたデジタル画像情報に基づいてトナー画像を形成する。そして、操作パネル90から入力された給紙カセット情報に基づき当該給紙カセットから給紙された用紙上にトナー画像を転写させる。
給紙部40は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、所定の給紙カセットから用紙を給紙する。
具体的には、給紙ユニット41で給紙カセット内に集積された用紙を1枚分離しながら給紙する。
定着装置50は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、加熱ローラ61の温度調整が行われる。
重送検知手段44は超音波センサ等を有し、制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して重送検知情報を制御手段80に入力する。
ノーフィード検知手段45は光電センサ等を有し、制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介してノーフィード検知情報を制御手段80に入力する。
周囲温度センサ46は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、測定値を制御手段80に入力する。
周囲湿度センサ47は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、測定値を制御手段80に入力する。
給紙カセット温度センサ48は給紙カセット内温度を制御手段80に入力する。
給紙ローラ温度センサ4121は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、測定値を制御手段80に入力する。
給紙ローラ温度センサ4121は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、測定値を制御手段80に入力する。
加熱手段49は送風手段491と加熱ヒータ492と加熱風温度センサ493を有し、制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、加熱風温度センサ493の測定温度に基づき送風手段491と加熱ヒータ492を制御し、給紙カセットに集積された用紙を加熱して除湿する。
なお、これは従来の捌き手段に風の加熱手段を付加することで利用できる。
給紙ローラ冷却手段4122は制御手段80の制御の元I/Oコントローラ806を介して、ON/OFFされ、給紙ローラと捌きローラを冷却する。
図5は記録材種・押圧力テーブルの説明図である。
記録材種・押圧力テーブル8031には複数の紙種に対する押圧力の値が記憶され、後述するように必要に応じて紙種及び押圧力値が追加又は修正される。
紙種欄は複数の紙種(A、B、C,D、E)が記憶され、押圧力欄は実験等により得た各紙種に対する押圧力(fa、fb、fc、fd、fe)が予め記憶されている。また、必要に応じて新たな紙種(A’)に対する押圧力(fnj’)或いは、登録された紙種に対する追加又は修正された押圧力(fnj)が記憶される。
以下、用紙の給紙に係る制御方法について説明する。なお、特に記載がなければ以下の制御は制御手段80により行われる。
図6は画像形成装置の基本的な給紙に係る制御フロー図である。
1、操作パネル90により選択された紙種を読み込む(ステップS11)。
2、RAM803から記録材種・押圧テーブル8031を読み込み、ステップS11で読み込んだ紙種に対応する押圧力を取得する(ステップS12)。
3、給紙ユニット42のモータ432を制御して、押圧力変化部材424の位置を、ステップS12で取得した押圧力に相当する位置に移動(設定)させる(ステップS13)。
4、給紙ローラ駆動部材4121と捌きローラ駆動部材414の回転により給紙と1枚分離を行う(ステップS14)。
図7は画像形成装置の給紙に係る適正押圧を得る制御フロー図である。
1、記録材種・押圧力テーブル8031(図5)を参照して操作パネル90から選択された紙種(例えばA)に対応する押圧力を求める(例えばfa)。そして、付勢手段42のモータ432を制御して押圧力変化部材424の位置を移動させ、押圧力faに相当する位置にセットして給紙する(ステップS101)。
2、ノーフィード検知手段であるノーフィード検知センサ45を監視してノーフィードを検知(給紙したに関わらず用紙を検知しない)する(yes)と次ステップに歩進し、しないと(no)ステップS105にジャンプする(ステップS102)。
3、ノーフィードの検知回数から頻度を算出する(ステップS103)。
4、算出したノーフィードの検知頻度と予め決められた所定値(例えば1/1000)と比較して検知頻度が所定値以上となると(yes)ステップS108にジャンプし、未満の場合(no)はエンドへジャンプする(ステップS104)。
5、重送検知手段である重送検知センサ44を監視して重送を検知する(yes)と次ステップに歩進し、検知しないと(no)ノーフィード、重送のいずれも無しと判断してエンドにジャンプしする(ステップS105)。
6、重送の検知回数から頻度を算出する(ステップS106)。
7、算出した重送の検知頻度と予め決められた所定値(例えば1/1000)と比較して検知頻度が所定値以上となると(yes)ステップS108にジャンプし、未満の場合(no)はエンドへジャンプする(ステップS107)。
8、押圧力値を最低値(どのような紙種及び条件においても必ずノーフィードとなる押圧力値f0)に設定し、付勢手段42のモータ432を制御して押圧力変化部材424の位置を押圧力f0に相当する位置に移動させ、セットして給紙する(ステップS108)。
9、ノーフィード検知センサ45を監視してノーフィードを検知する(yes)とステップS111にジャンプし、検知しないと(no)次ステップに歩進する(ステップS109)。
10、押圧力値を所定値(例えば現押圧力値の3%〜25%、好ましくは10%程度)増加させて給紙し、ノーフィードを検知するまで繰り返すためステップS109にジャンプする(ステップS110)。
11、ノーフィードを検知しなくなる最低の押圧力(ノーフィードの発生がない最低の押圧力)をノーフィードなし押圧(ノーフィード限界押圧力)fnとしてRAM803に記憶する(ステップS111)。
12、重送検知センサ44を監視して重送を検知する(yes)とステップS114にジャンプし、しないと(no)次ステップに歩進する(ステップS112)。
13、押圧値を所定値(例えば現押圧力値の3%〜25%、好ましくは10%程度)増加させて給紙し、重送を検知するまで繰り返すためステップS112にジャンプする(ステップS113)。
14、重送を検知し始める最低の押圧力(重送の発生がある最低の押圧力)を重送なし押圧力(重送限界押圧力)fjとしてRAM803に記憶する(ステップS114)。
15、ノーフィードの発生がない最低の前記押圧力であるノーフィード限界押圧力と重送の発生がない最大の前記押圧力である重送限界押圧力との間、即ちノーフィード及び重送の発生がない領域の中間の適正押圧力を求める。重送限界押圧力fjとノーフィード限界押圧力fnとの中間〈{(fj−fn)/2}+fn〉の押圧力を新たな押圧(適正押圧)力fnjとして算出する(ステップS115)。
16、ステップS101で選択された紙種(例えばA)を読み出す(ステップS116)。
17、記録材種・押圧力テーブル8031(図5)を読み出して、ステップS116で読み出した紙種(例えばA)に新たな押圧力fnjを追加する(ステップS117)。
なお、新たな紙種として追加しても良い(図5のA’/fnj)。いずれとするかは予め操作パネルから指定しておく。
ステップS101では同一紙種であれば最新の追加された押圧力により給紙する。
また、操作パネルからどの押圧力を使用するか入力するようにしても良い。
図8は画像形成装置の給紙に係る第2の制御フロー図である。
1、各給紙ユニットの給紙回数情報、又は排紙ローラ76近傍に配設された不図示の用紙検知センサの検知情報により各給紙ユニットの給紙枚数をカウントする(ステップS201)。
2、給紙枚数のカウント値と所定値(例えば1000枚毎〜10000枚毎、好ましくは5000枚毎〜10000枚毎)とを比較してカウント値が所定値以上になると紙粉又はコート紙表面のコート成分の付着量が多くなった、或いはローラが摩耗した、或いはローラの表面状態が変化した、等によるノーフィード或いは重送の可能性があると判断し次ステップにジャンプし未満の場合は更にカウントを継続するためステップS201にジャンプする(ステップS202)。
3、ステップS203〜ステップS212は上述したステップS108〜ステップS117と同様なので説明を省略する(ステップS203〜ステップS212)。
以上により、ノーフィード又は重送の検知毎に押圧力の調整をせず、所定頻度に達した場合、或いは所定枚数通紙毎に調整するので、たまたま発生した例えば紙粉の付着によるノーフィード又は重送による調整のオーバーアクションをしてしまう可能性も低く、記録材の種類又は周囲条件が変わっても長期的に安定した給紙が可能となる。
図9、10、11を参照して説明する給紙カセット内の用紙を除湿する場合の給紙に係る制御は、ノーフィ−ドや重送がローラと用紙或いは用紙同士の摩擦係数に関係し、高湿度となると該摩擦係数が高くなりノーフィード、特に重送の要因となることから、用紙に加熱した空気を吹きかけて用紙の摩擦係数を調節しようとしたものである。
また、ローラに空気を吹き付けてローラへの紙粉等の付着軽減及びローラと用紙間の摩擦係数を一定且つ安定にしようとしたものである。
図9は画像形成装置の給紙に係る第3の制御フロー図である。
このフローは、ステップS101〜ステップS117で説明した記録材種・押圧力テーブル8031(図5)に新たな押圧力を追加又は修正する工程に、温度が上昇した給紙ローラ412、捌きローラ413を、給紙カセット冷却手段4122をONとして給紙ローラ412、捌きローラ413の摩擦係数を温度上昇以前に戻すため給紙ローラ412、捌きローラ413を冷却する工程を加えたものである。
この場合は、図7でステップS117の次にエンドとせず下記フローに継続する。
ステップS101〜ステップS117に関する部分はすでに説明したので省略する。
1、給紙カセット温度センサ48の測定値taを読み込む(ステップS301)。
2、給紙ローラ温度センサ4121の測定値tbを読み込む(ステップS302)。
3、給紙カセット温度センサ48の測定値と給紙ローラ温度センサ4121の測定値を比較して、給紙カセット温度センサ48の測定値taより給紙ローラ温度センサ4121の測定値tbが等しいか1〜20°高いと(yes)次ステップへ歩進し、低いと(no)ステップS305にジャンプする(ステップS303)。
4、給紙ローラ冷却手段4122をONとして給紙ローラ412と捌きローラ413の表面温度を下げる(ステップS304)。
5、給紙ローラ冷却手段4122をOFFとしてローラ温度を画像形成装置内部温度に維持する(ステップS305)。
なお、周囲温度センサ46の測定値と給紙ローラ温度センサ4121の測定値とを比較しても良い。
図10は給紙カセット内の用紙を除湿する場合の給紙に係る第1の制御フロー図である。
この場合は、図7でステップS117の次にエンドとせず下記フローに継続する。
1、ステップS401〜ステップS407まではステップS101〜ステップS107と同様なので説明を省略する。
2、ブロワ、又はシロッコファン等を有する送風手段491により加熱風ダクト494に向けて送風し、給紙カセット内の用紙最上面及び用紙束端面に加熱風を吹きかける。
そのとき加熱風温度センサ493で加熱風ダクト494内の風の温度を測定し、次ステップに歩進する(ステップS408)。
3、加熱ヒータ492に通電・加熱し加熱風ダクト494内の風を加熱する(ステップS409)。
4、ステップS408での加熱風温度センサ493の測定値と所定値(例えば加熱前の温度+10°)とを比較し、測定値が所定値未満の場合(yes)は用紙の加熱により用紙の湿度が低減し、ノーフィード、特に重送が軽減可能と判断してエンドに進む。
そして、以上となった場合(no)はステップS408にジャンプして加熱を繰り返す。
なお、ノーフィードを検知した場合、加熱ヒータ492をOFF、送風手段491をONにしても良い。
図11は給紙カセット内の用紙を除湿する場合の給紙に係る第2の制御フロー図である。
この場合は、図7でステップS117の次にエンドとせず下記フローに継続する。
1、ステップS501〜ステップS507まではステップS101〜ステップS107と同様なので説明を省略する。
2、ブロワ、又はシロッコファン等を有する送風手段491により加熱風ダクト494に向けて送風し、給紙カセット内の用紙最上面及び用紙束端面に加熱風を吹きかける。
そのとき、給紙カセット温度センサ48で給紙カセット内の風の温度を測定し、次ステップに歩進する(ステップS508)。
3、加熱ヒータ492に通電・加熱し加熱風ダクト494内の風を加熱する(ステップS509)。
4、ステップS508での給紙カセット温度センサ48の測定値と所定値(例えば加熱前の温度+10°)とを比較し、測定値が所定値未満の場合(yes)は用紙の加熱により用紙の湿度が低減でき、ノーフィード、特に重送が軽減可能と判断してエンドに進む。
そして、以上となった場合(no)はステップS508にジャンプして加熱を繰り返す。
図12は給紙カセット内の用紙を除湿する場合の給紙に係る第3の制御フロー図である。
以下に記す給紙カセット内の用紙を除湿する場合の給紙に係る制御は、加熱ヒータによる加熱空気の温度上昇が遅い場合、ノーフィード、特に重送の改善時間が延びてしまうのを軽減するものである。
この場合は、図10でステップS410の次にエンドとせず下記フロー(ステップS601)に継続し、図11でステップS510の次にエンドとせず下記フロー(ステップS611)に継続する。
1、加熱風温度センサ493で加熱風ダクト494内の風の温度を測定し、次ステップに歩進する(ステップS601)。
2、所定時間毎(例えば1分)に加熱風温度センサ493の測定値から時間に対する温度勾配を算出する(ステップS602)。
3、算出した温度勾配が所定値(例えば1°/1分)未満の場合(yes)はより加熱ヒータ492の発熱を上げる(過通電)ため次ステップに歩進し、所定値に達していれば(no)過通電の必要がないのでエンドにジャンプする(ステップS603)。
4、加熱ヒータ492の発熱を上げる(過通電)ため例えば供給電圧を1.5〜2倍に増加させ、温度勾配が所定値に達するまで繰り返しステップS603にジャンプする(ステップS604)。
5、給紙カセット温度センサ48で給紙カセット温度を測定し、次ステップに歩進する(ステップS611)。
2、所定時間毎(例えば1分)に給紙カセット温度センサ48の測定値から時間に対する温度勾配を算出する(ステップS612)。
3、算出した温度勾配が所定値(例えば1°/1分)未満の場合(yes)はより加熱ヒータ492の発熱を上げるため次ステップに歩進し、所定値に達していれば(no)過通電の必要がないのでエンドにジャンプする(ステップS613)。
4、加熱ヒータ492の発熱を上げるため例えば供給電圧を1.5〜2倍に増加(過通電)させ、温度勾配が所定値に達するまで繰り返しステップS613にジャンプする(ステップS614)。
以上により、例えば吸湿した用紙の供給時に重送やノーフィードが発生した場合、用紙を早急に乾燥したいにもかかわらず、電源電圧の低下や低温時等により加熱風の温度が直ちに上がらない場合過通電により加熱風の温度上昇を急峻にすることで重送やノーフィードの発生を軽減可能となる。
画像形成装置の1例を示す断面構成図である。 給紙ユニットの1例を示す断面構成図である。 用紙の加熱手段に係る説明図である。 画像形成装置のブロック図である。 記録材種・押圧力テーブルの説明図である。 画像形成装置の基本的な給紙に係る制御フロー図である。 画像形成装置の給紙に係る適正押圧力を得る制御フロー図である。 画像形成装置の給紙に係る第2の制御フロー図である。 画像形成装置の給紙に係る第3の制御フロー図である。 給紙カセット内の用紙を除湿する場合の給紙に係る第1の制御フロー図である。 給紙カセット内の用紙を除湿する場合の給紙に係る第2の制御フロー図である。 給紙カセット内の用紙を除湿する場合の給紙に係る第3の制御フロー図である。
符号の説明
40 給紙部
41 給紙ユニット
42 付勢手段
44 重送検知手段
45 ノーフィード検知手段
48 給紙カセット温度センサ
49 加熱手段
80 制御手段
90 操作パネル
411 ピックアップローラ
412 給紙ローラ
413 捌きローラ
424 押圧力変化部材
491 送風手段
492 加熱ヒータ
493 加熱風温度センサ
803 RAM
8031 記録材種・押圧力テーブル
F 押圧力
P 用紙

Claims (6)

  1. 記録材を収納する記録材収納手段と、
    該記録材収納手段から記録材を分離供給する分離供給手段と、
    記録材が複数枚同時に供給される重送を検知する重送検知手段と、
    記録材を供給できないノーフィードを検知するノーフィード検知手段と、
    空気を加熱する加熱部材と該加熱部材に向けて空気を吹き付ける送風部材と前記加熱部材により加熱された加熱空気を記録材最上表面及び記録材側面に向けて吹き出す空気の送風路とを有する、前記記録材収納手段に格納された記録材を加熱する加熱手段と、
    前記送風路の内部の前記加熱空気の温度を検知する加熱空気検知部材と、
    重送の検知頻度又はノーフィードの検知頻度が所定値を超えた場合、前記分離供給手段の分離供給条件を算定し、前記加熱空気検知部材の検知温度が所定値になるように前記加熱部材を加熱し、前記加熱部材による加熱中に、前記加熱空気検知部材が検知した温度の上昇率が1°/1分未満の場合、前記加熱部材の発熱量を上昇率が1°/1分未満の場合に比べ1.5倍〜2倍増加させる制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録材を収納する記録材収納手段と、
    該記録材収納手段から記録材を分離供給する分離供給手段と、
    記録材が複数枚同時に供給される重送を検知する重送検知手段と、
    記録材を供給できないノーフィードを検知するノーフィード検知手段と、
    空気を加熱する加熱部材と該加熱部材に向けて空気を吹き付ける送風部材と前記加熱部材により加熱された加熱空気を記録材最上表面及び記録材側面に向けて吹き出す空気の送風路とを有する、前記記録材収納手段に格納された記録材を加熱する加熱手段と、
    前記記録材収納手段上面の温度を検知する収納カセット上面温度検知部材と、
    重送の検知頻度又はノーフィードの検知頻度が所定値を超えた場合、前記分離供給手段の分離供給条件を算定し、前記収納カセット上面温度検知部材の検知温度が所定値になるように前記加熱部材を加熱し、前記加熱部材による加熱中に、前記収納カセット上面温度検知部材が検知した温度の上昇率が1°/1分未満の場合、前記加熱部材の発熱量を上昇率が1°/1分未満の場合に比べ1.5倍〜2倍増加させる制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 記録材を収納する記録材収納手段と、
    記録材が複数枚同時に供給される重送を検知する重送検知手段と、
    記録材を供給できないノーフィードを検知するノーフィード検知手段と、
    記録材を下流方向に向けて付勢する供給ローラと、記録材を上流方向に向けて付勢する捌きローラと、前記供給ローラに対する前記捌きローラの押圧力を加減する押圧力変化手段と、重送の検知頻度又はノーフィードの検知頻度が所定値を超えた場合、分離供給条件を算定し、前記分離供給条件に基づき前記押圧力変化手段の前記押圧力を加減させる制御手段とを有する、前記記録材収納手段から記録材を分離供給する分離供給手段とを備えた画像形成装置において、
    前記画像形成装置内部の温度を検知する画像形成装置温度検知部材と、
    前記分離供給手段の前記供給ローラ又は前記捌きローラに空気を吹き付ける空気吹きつけ手段とをさらに有し、
    前記制御手段は、前記画像形成装置温度検知部材の検知温度が前記記録材収納手段の上面の温度を検知する収納カセット上面温度検知部材の検知温度以上となっている間、前記空気吹きつけ手段により前記供給ローラ又は前記捌きローラに空気を吹き付けさせることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記分離供給条件の算定は、任意の記録材に対するノーフィードの発生がない最低の前記押圧力であるノーフィード限界押圧力と重送の発生がある最低の前記押圧力である重送限界押圧力との中間の押圧力を算定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 複数の種類の記録材と各種類に対応する前期押圧力を記憶した記録材・押圧テーブルとをさらに有し、前記制御手段は該記録材・押圧テーブルに記憶された記録材と対応する前期中間の押圧力とを追加修正することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記分離供給手段の記録材分離供給枚数が所定の枚数以上となった場合前記分離供給条件を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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