JPH0532356A - 画像形成装置の給紙装置 - Google Patents

画像形成装置の給紙装置

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JPH0532356A
JPH0532356A JP3209961A JP20996191A JPH0532356A JP H0532356 A JPH0532356 A JP H0532356A JP 3209961 A JP3209961 A JP 3209961A JP 20996191 A JP20996191 A JP 20996191A JP H0532356 A JPH0532356 A JP H0532356A
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JP
Japan
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roller
paper
sheet
feed
feeding
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Application number
JP3209961A
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English (en)
Inventor
Takuo Matsumura
拓夫 松村
Tsutomu Tashiro
田代  勉
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置の給紙部から送り出される用紙
に、重送やミスフィードが発生した場合に、その検知情
報に応じて、用紙さばき機構におけるニップ圧力等を自
動的に制御出来るようにする。 【構成】 給紙装置をナジャーローラ5と、フィードロ
ーラ11とリタードローラ15とを組み合わせた用紙さ
ばき機構10により構成し、ナジャーローラ5にはステ
ッピングモータ8による駆動機構を、リタードローラ1
5にはステッピングモータ22による駆動機構を配置す
る。また、用紙搬送路3には、ミスフィード検知センサ
S1と重送検知センサS2とを配置して、それ等のセン
サにより得られた重送とミスフィードの情報を制御装置
に入力し、ナジャーローラによるノーマルフォースと、
リタードローラによるニップ圧力とを調整する作用を行
わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】本発明は電子複写機等の画像形成
装置における給紙装置に関し、特に、給紙トレイ等から
給紙する際に、ミスフィードや重送が生じたことを検知
手段により検知した際に、ナジャーローラを用紙に対し
て押圧する力を変更するか、または、用紙さばき機構に
おけるニップ圧力を調整する等の手段を用い得るように
構成してなる画像形成装置の給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機やプリンタ等の画像形成装置
においては、カット紙を収容する給紙トレイ等を給紙部
に装着し、該用紙収容装置から給紙装置等により1枚ず
つ給紙する手段を用いている。一般の画像形成装置に用
いられる給紙装置としては、用紙トレイに収容される用
紙の送り出し側端部に位置するナジャーローラと、その
下流部に配置される用紙さばき機構とから構成される。
前記用紙さばき機構は、用紙に対して送り方向に駆動さ
れるフィードローラと、さばき作用を行うためのパッド
またはローラ部材とを対向して配置したものが用いられ
る。前記用紙さばき機構としては、一般の小型の装置で
は、フィードローラとリタードパッドを組み合わせたも
ので構成されるが、単位時間当たりのコピー作成枚数の
多い電子複写機等では、フィードローラとリタードロー
ラとを組み合わせた装置が使用される。
【0003】前記フィードローラとリタードローラとを
組み合わせた給紙装置は、例えば、特開平2−2313
24号公報等に示されるように、リタードローラに対し
てトルクリミッター等を介して駆動手段を接続し、該リ
タードローラを給紙方向と逆方向に駆動するようにす
る。そして、前記フィードローラとリタードローラとの
間に1枚の用紙のみが入った場合には、リタードローラ
が停止して、フィードローラによる給紙の作用のみが行
われるが、2枚以上の用紙が両ローラの間に入った場合
には、上の用紙に対してはフィードローラによる送りの
作用が、下の用紙に対しては戻し方向にリタードローラ
を駆動するようにされ、それによって用紙さばき作用が
行われる。
【0004】前述したように構成される給紙装置を用い
る場合に、例えば、薄い用紙の場合と厚い用紙の場合と
では、ナジャーローラによる送りの作用と、用紙さばき
機構によるさばき作用とが同一の状態では行い得ないと
いう問題がある。ところが、従来の給紙装置において
は、平均的な性質を有する用紙を対象にして、ローラに
よる押圧力等を設定しているために、送り出し不良(ミ
スフィード)や、重送が発生した場合には、メンテナン
ス要員を呼んで、点検修理を行わせるようにしている。
また、OHP用のフィルム等を用いてコピーを作成する
場合でも、該フィルムのようなシートに対しては、用紙
とは異なる条件で、各ローラの押圧力等を設定すること
が必要である。
【0005】そこで、前述したような問題を解決するた
めに、例えば、特開平2−62335号公報等に示され
るように、用紙さばき機構を構成する送り部材とリター
ド部材との間で、ニップ圧力を調整する手段を用いるこ
とが提案されている。前記従来例に示される装置では、
給紙作用を行うためのベルト部材に対して、さばき作用
を行うパッド部材を配置し、揺動アームを用いて該パッ
ド部材を揺動させることにより、両部材の間のニップ圧
力を調整出来るように構成している。そして、トレーシ
ングペーパー等のような薄い紙や、OHPフィルムのよ
うな分離性の悪いシート部材、通常の複写用の用紙等に
対して、さばき部での圧力を変化させることによって対
応させ、重送等が発生することを防止出来るようにされ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例に示されたような用紙さばき機構では、給紙トレイ
から給紙する用紙に応じて、リタード部材による押圧力
を調節することが必要であり、用紙の種類が変化する都
度、その押圧力を調整することが面倒であるという問題
がある。また、用紙の重送が発生した場合には、その給
紙装置で重送が生じない状態になるまで、リタード部材
に対する調整の作業を繰り返して行う必要があり、不慣
れなオペレータには、大きな負担を強いる原因となる。
さらに、用紙の重送やミスフィードは、用紙の含水率等
によっても変化することがある。
【0007】前述したような問題に加えて、リタード部
材による押圧力を強くすると、重送は減少するが、ミス
フィードが多くなり、押圧力を弱くすると、その反対の
減少が発生するという問題がある。また、給紙トレイに
収容される用紙に対して、ナジャーローラによる押圧力
(ノーマルフォース)の強弱により、ミスフィードの発
生条件が変化するという問題もあり、それ等の条件を正
確に設定することは困難である。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の給紙装
置の問題を解消するもので、給紙装置の下流部に、ミス
フィード検知センサと重送検知センサの双方またはその
うちの一つの検知手段を配置し、その検知情報を制御装
置に入力することにより、用紙さばき機構におけるニッ
プ圧力を調整すること、および、ナジャーローラによる
用紙への押圧力を調整する作用を、自動的に行い得るよ
うな装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、給
紙トレイ等に収容される用紙に対して、該用紙の送り出
し部の上部に押圧されるナジャーローラと、該ナジャー
ローラの下流部に用紙さばき機構を配置し、用紙を1枚
ずつさばいて送り出す給紙装置に関する。本発明の給紙
装置においては、前記給紙装置の下流部に配置する用紙
搬送路の所定の位置に、ミスフィード検知センサおよび
/または重送検知センサによる検知手段を配置し、前記
検知手段からの検知情報にもとづいて制御の動作を指令
する制御装置を設け、前記用紙さばき機構を構成するフ
ィードローラとリタードローラとの間のニップ圧力を調
整する手段を設け、前記用紙搬送路に配置した検知情報
により、両ローラの間のニップ圧力を調整するようにし
ている。また、本発明においては、ナジャーローラに対
して用紙との押圧力を調整する手段を設け、ミスフィー
ド検知センサによる検知情報に応じて、ナジャーローラ
により押圧力の調整を行うことができる。さらに、一定
数の用紙を給紙する間に、前記検知手段からの情報が、
連続して正常な給紙が行われている状態にある場合に
は、前記各ローラに対する押圧力を弱めるような制御を
行う手段を用いることができる。
【0010】前述したように構成したことにより、本発
明の画像形成装置の給紙装置においては、検知手段から
の情報に応じて用紙さばき機構におけるニップ圧力を、
随時自動的に調整することができ、オペレータに負担を
強いることなしに、給紙状態を調整することができる。
また、正常な給紙が行われている間は、ニップ圧力やナ
ジャーローラの押圧力を順次弱くする動作を行うことに
より、ローラ部材等に対する負担を軽減することがで
き、それ等の部材の磨耗等を防止することができる。
【0011】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の給紙装置を説明する。図1においては、給紙ト
レイ1に収容される用紙Pを、給紙装置2のナジャーロ
ーラ5により送り出し、用紙さばき機構10を構成する
フィードローラ11とリタードローラ15とにより、用
紙のさばき作用を行い、用紙搬送路3に設けた搬送ロー
ラ装置4により、画像記録部に向けて給紙する装置を示
している。前記給紙装置2の所定の位置には、ミスフィ
ード検知センサS1と重送検知センサS2とを配置し、
それ等の検知手段により、用紙の重送とミスフィードと
を検知するようにしている。前記ミスフィード検知セン
サとしては、通常の用紙センサーを用いることが出来る
もので、給紙装置に対する駆動信号が出力された後で、
そのセンサに用紙が検知される時間を計測することによ
り、ミスフィードの検知機構を構成することができる。
また、重送検知センサS2としては、例えば、実開平2
−35952号公報等に示されるような紙の厚さを検知
する機構、または、透過形フォトセンサー等を用いるこ
とも出来る。
【0012】前記検知手段による検知情報は、制御装置
のCPU31に入力され、該制御装置のメモリに設定さ
れる値と比較して、制御値がその制御対象装置に対して
出力される。本発明においては、前記検知情報に応じて
作動する部材を、用紙さばき機構10のリタードローラ
15を、フィードローラ11に対して押圧する圧力を調
整する手段を用いている。前記用紙さばき機構におい
て、フィードローラ11とリタードローラ15との間の
ニップ圧力を調整するために、本発明においては、固定
位置に配置するフィードローラ11に対してリタードロ
ーラ15を押圧する機構を設けている。
【0013】前記リタードローラ15に対しては、その
軸15aに対して下部から押し上げる手段を設けている
もので、該押圧手段としては、軸を支持するアーム部材
16と、該アーム部材16を揺動させるためのリニアス
テッピングモータ20とから構成する。なお、以下に説
明する本発明の用紙さばき機構において、リタードロー
ラ15は一般にフリクションリタード方式と呼ばれる駆
動機構を設けたものを用いており、リタードローラ15
をトルクリミッター機構を介して駆動手段に接続し、該
リタードローラ15を用紙搬送方向と反対方向に駆動す
ることにより、重送紙をトレイ側に戻すような手段を構
成している。
【0014】前記アーム部材16は略L字状に構成さ
れ、その中央部を支軸17により支持し、該アーム部材
の水平腕部材の先端部がリタードローラの軸17を押し
上げる状態に配置され、垂直部の端部がスプリング21
を介してリニアステッピングモータ20に接続される。
前記リニアステッピングモータ20は、一般に使用され
ているステッピングモータを用いることができるもの
で、モータドライバ33からの信号により作動され、ア
ーム部材16を軸17を中心にして揺動させることによ
り、リタードローラ15をフィードローラに対して押
圧、または離間させる方向に移動させる。前述したよう
に構成される本発明の給紙装置において、用紙搬送路3
に配置する2つのセンサS1、S2により、用紙の重送
とミスフィードとが検知されると、その検知情報は、制
御装置のCPU31に入力され、該制御装置において、
予め設定されている制御情報に応じて、用紙さばき機構
におけるニップ圧力の調整の動作を行うようにする。
【0015】本発明の制御装置は、該2のブロック図に
示されるように構成される。前記図2の制御装置30で
は、ミスフィード検知センサS1と重送検知センサS2
とからの検知情報を、I/Oインタフェース34を介し
て入力し、A/D変換手段35を介してその検知情報を
CPU31に入力させる。また、ミスフィード検知セン
サS1での用紙の検知情報は、一般の電子複写機におけ
るジャム検知と同様に、給紙装置が作動してから、タイ
マー36から出力される信号により、時間をカウントす
る方式を用いている。したがって、タイマー36では、
発振器36bとカウンタ36aとを用いて、時間を測定
する方式を用いている。そして、前記CPU31では、
2つのセンサからの信号を用いて、メモリ32に予め設
定されている基準値と比較し、モータドライバ33を介
してステッピングモータ20に対する駆動信号を出力
し、用紙さばき機構におけるニップ圧力の調節を行うよ
うにする。
【0016】前記制御装置30における制御は、図3に
示されるフローチャートにしたがって行われる。つま
り、前記図3のフローチャートにおいて、ミスフィード
検知センサS1により検知される情報により、ステップ
a−1でミスフィードの情報に対する処理が行われ、ミ
スフィードが生じた場合に、a−2のステップに移行
し、ニップ圧力を低下させるように、ステッピングモー
タを一定量逆転方向に駆動する。また、次のステップa
−3で、重送が検知された場合には、ローラ間のニップ
圧力が弱いものと判断し、ローラ間のニップ圧力を増加
させるように、ステッピングモータを正転方向に一定量
駆動する制御を行うようにする。
【0017】そして、前記ステッピングモータを正・逆
方向に駆動した際には、その回転量(スプリングを引く
駆動プーリの回転角度)をメモリに記憶(ステップa−
5)し、次の制御の動作に対応させるようにする。前述
したようなステッピングモータに対する駆動の制御は、
2つのセンサから異常を検知した情報が制御装置に入力
される都度、CPU31から出力される。そして、前記
用紙さばき機構において、両ローラの間のニップ圧力を
調整する動作を、前記フローチャートにしたがって繰り
返して行うことにより、給紙装置での用紙に対するさば
き作用を良好に行い得る状態を設定し、用紙の重送とミ
スフィードが生じない条件を設定出来るようにする。
【0018】なお、前記給紙装置における重送と、ミス
フィードの関係は、前記実施例に示されるように、フィ
ードローラ11とリタードローラ15の間でのニップ圧
力が大きい場合には、さばき性能は向上されるが、ミス
フィードが発生する頻度が高くなる。また、ニップ圧力
が小さい場合には、ミスフィードが少なくなるものの、
重送が発生しやすいという、相反する条件を持ってい
る。したがって、単純に用紙さばき機構でのニップ圧力
を問題にした場合には、図1に示される機構および図3
のフローチャートに示されるように、リタードローラの
押圧力を調整することにより、問題を解決することが可
能になる。
【0019】給紙装置におけるミスフィードの発生原因
としては、前述したように、用紙さばき機構におけるニ
ップ圧力の問題の他に、給紙トレイから用紙を送り出す
ためのフィードローラの部分で、フィードローラと用紙
との押圧力(ノーマルフォース)の問題もある。そこ
で、本発明においては、図4に示されるように、給紙ト
レイから用紙を送り出す際に、ナジャーローラ5の用紙
に対する押圧力を制御して、ミスフィードが発生するこ
とを防止する手段を用いることも出来る。前記図4に示
される例においては、給紙トレイをエレベータトレイ2
5で構成し、該トレイを巻き上げモータ27によりワイ
ヤ26を用いて巻き上げる方式を用いている。また、前
記ナジャーローラ5は、フィードローラ11の軸11a
に支持されるアーム部材6に設けられ、該アーム部材6
に対してスプリング7を設けて、該スプリング7によ
り、ナジャーローラ5を用紙に向けて押圧する方向に付
勢している。
【0020】前記図4に示される給紙装置では、ナジャ
ーローラ5によりエレベータトレイ25から給紙する際
に、ミスフィードが発生すると、ノーマルフォースが不
足しているものと判断する。そして、巻き上げモータ2
7を駆動してワイヤ26を介してエレベータトレイ25
のトレイを上昇させ、用紙に対するナジャーローラ5の
押圧力を上昇させるような制御を行うようにする。ま
た、前記給紙トレイには、用紙の高さを検知するセンサ
S3を配置して、トレイに支持される用紙の上昇限度を
検知させるようにし、ミスフィードが生じた場合でも、
ナジャーローラによるノーマルフォースが原因でない場
合に対応させるようにすることができる。なお、前記図
4に示される例でも、用紙さばき機構におけるニップ圧
力が原因で、ミスフィードが発生する場合が想定される
ので、図1のような、リタードローラに対する駆動機構
を併せて設けることも出来る。
【0021】図5に示される例は、前記図1の場合と異
なる方式を用いて、リタードローラの揺動機構を構成し
た場合を示している。前記図5に示される用紙さばき機
構10において、フィードローラ11に押圧されるリタ
ードローラ15は、アーム部材16に支持され、駆動ギ
ヤ19の軸17に支持されることにより、リタードロー
ラ15を揺動させ得るように設けている。また、前記ア
ーム部材16の端部をスプリング21を介してステッピ
ングモータ22に接続し、該ステッピングモータ22を
正逆方向に駆動することにより、フィードローラ11に
対してリタードローラによる押圧力を増減させる作用を
行うようにする。
【0022】前記図5に示される給紙装置10において
は、直線状に構成されたアーム部材16を介してリター
ドローラ15を支持し、該アーム部材16を軸17を中
心にして揺動させるとともに、両部材の軸に駆動ギヤ1
8、19を設けているために、該リタードローラに対す
る駆動を良好な状態で行うことができる。そして、前記
給紙装置10の下流部にミスフィード検知センサS1と
重送検知センサS2との2つのセンサを配置することに
より、図2の制御装置の場合のような制御手段を用い
て、両ローラ間でのニップ圧力の調整を行うことができ
る。なお、前記ステッピングモータ22に対して、リセ
ットスイッチ37を配置しておき、画像形成装置が1つ
のジョブを終了した際、または、スイッチをオフにした
際に、用紙さばき機構の両ローラを離間させる動作を行
うと、その情報によりリセットスイッチ37が作動し
て、コピーの動作中に、CPUに対して入力した制御値
を消すことを指令する。
【0023】前記図4に示されるようなエレベータトレ
イの場合の他に、ナジャーローラ5によるノーマルフォ
ースの調整を行うためには、一般の給紙トレイに対して
も、ナジャーローラ5の押圧力の調節手段を設けること
ができる。図6に示される例では、給紙トレイ1に収容
される用紙に対して、ナジャーローラ5による押圧力を
制御する手段を設け、用紙さばき機構10でも、フィー
ドローラ11に対するリタードローラ15の押圧力を調
整する手段を設けて、前記図1ないし図5等と、図4の
装置を組み合わせた状態の装置を構成することができ。
つまり、前記図6に示される装置では、ナジャーローラ
5を略L字状のアーム部材6で支持し、該アーム部材6
をステッピングモータ8により駆動する手段を用いてい
る。また、リタードローラ15はL字状のアーム部材1
6に支持され、該アーム部材16をステッピングモータ
22を介して駆動する手段を設ける。そして、用紙搬送
路3に配置されたセンサS1、S2による検知情報を用
いて、ナジャーローラ5を揺動させることにより、ノー
マルフォースを制御すること、および、リタードローラ
15とフィードローラ11との間のニップ圧力を調整す
る動作とを、平行して行うことが出来るようにする。
【0024】前記図6に示される給紙装置において、用
紙搬送路3には2つのセンサS1、S2を配置して、そ
の検知情報を図2に示されるように構成された制御装置
に入力する。そして、重送が発生した場合には、用紙さ
ばき機構の性能が十分に発揮されていないものと判断
し、用紙さばき機構におけるニップ圧力を調整する動作
を行うようにする。また、ミスフィードが発生した場合
には、ナジャーローラ5を給紙トレイに向けて押圧する
動作を行うが、それによっても問題が解決しない場合に
は、リタードローラによるニップ圧力を低下させるよう
な制御を行うようにする。それ等の各ステッピングモー
タの動作は、制御装置に予め設定されているプログラム
にしたがって行われる。
【0025】また、本発明の給紙装置において、各装置
が正常の作動して、重送もミスフィードも発生しない場
合には、その状態が設定された枚数以上続いた状態で、
用紙さばき機構におけるニップ圧力を低下させるような
制御を行うことができる。そして、正常な給紙が行われ
ている間は、リタードローラの押圧力を小さくして、リ
タードローラとフィードローラとの2つのローラ部材の
磨耗を少なくすること、および、ローラ部材の駆動力を
低減させることができる。さらに、ナジャーローラにお
けるノーマルフォースは、給紙トレイに収容される用紙
が減少するにつれて、小さい値となるのであるから、前
記ナジャーローラ5に対しては、制御装置に設定された
プログラムにしたがって、用紙に対して強く押圧するよ
うな制御を行うことが出来、給紙トレイからのミスフィ
ードを防止するプログラムを制御装置に設定することも
出来る。
【0026】前記各実施例に示される給紙装置におい
て、2つのセンサを用いずに、ミスフィード検知センサ
または重送検知センサのうちの1つのみを用紙搬送路に
配置し、その1つのセンサからの情報にもとづいて、制
御の動作を行わせるように構成することも出来る。つま
り、用紙搬送路に重送検知センサS2のみを設ける場合
には、該重送検知センサからの情報により、用紙さばき
機構におけるニップ圧力の制御を自動的に行うことが出
来、それによって、重送状態を自動的に解消させること
ができる。
【0027】これに対して、ミスフィードが発生した場
合には、他の検知手段、例えば、画像転写部等に配置さ
れる用紙の検知手段を用いて、その情報を得ることが出
来るので、2つのセンサを接近させて配置した場合に比
較して、検知時間に差が発生するものの、ニップ圧力
と、ノーマルフォースとの制御に対して、それぞれ必要
な情報を得ることは可能である。なお、前記本発明の実
施例に示される給紙装置と、ローラ装置に対する制御手
段は、電子複写機や、プリンタ等のカット紙を用いてコ
ピーを作成する装置一般に適用が可能であり、単位時間
当たりのコピーの作成枚数の多い電子複写機等に適用す
ると、ミスコピーの発生を減少させることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の画像形成装置の給紙装置は、前
述したような構成を有するものであるから、用紙搬送路
に設けた検知手段からの情報に応じて、用紙さばき機構
におけるニップ圧力と、ナジャーローラによるノーマル
フォースの調整の動作を、任意に自動的に調整すること
ができる。したがって、オペレータに負担を強いること
なしに、給紙装置における給紙状態を容易に調整するこ
とができる。また、正常な給紙が行われている間は、ニ
ップ圧力やナジャーローラの押圧力を順次弱くする動作
を行うことにより、ローラ部材等に対する負担を軽減す
ることができ、それ等の部材の磨耗等を防止することが
できる。さらに、本発明の給紙装置では、用紙等が変更
された場合でも、その用紙の性質に応じて、各ローラ装
置による送り力の調節と、さばき性能の変更とを容易に
行うことができ、OHPシート等や、トレーシングペー
パー等の性質の異なる用紙等に対して、容易に適正な制
御値を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の給紙装置の構成を示す説明図であ
る。
【図2】 本発明の制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 図2に示される制御装置における制御の動作
のフローチャートである。
【図4】 エレベータトレイに収容される用紙に対し
て、ノーマルフォースを制御する機構の説明図である。
【図5】 リタードローラに対する駆動機構の他の実施
例の説明図である。
【図6】 ナジャーローラとリタードローラに対して押
圧力調整機構を設ける場合の説明図である。
【符号の説明】
1 給紙トレイ、 5 ナジャーローラ、 6
アーム部材、 8 ステッピングモータ、 10 用紙さばき機
構、 11 フィードローラ、 15 リタードローラ、 16 アーム部材、 20 リニアステッピングモ
ータ、 21 スプリング、 22 ステッピングモータ、 25 エレベータトレイ、 30 制御装置、31
CPU。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙トレイ等に収容される用紙に対し
    て、該用紙の送り出し部の上部に押圧されるナジャーロ
    ーラと、該ナジャーローラの下流部に用紙さばき機構を
    配置し、用紙を1枚ずつさばいて送り出す給紙装置にお
    いて、 前記給紙装置の下流部に配置する用紙搬送路の所定の位
    置に、ミスフィード検知センサおよび/または重送検知
    センサによる検知手段を配置し、前記検知手段からの検
    知情報にもとづいて制御の動作を指令する制御装置を設
    け、 前記用紙さばき機構を構成するフィードローラとリター
    ドローラとの間のニップ圧力を調整する手段を設け、 前記用紙搬送路に配置した検知情報により、両ロ―ラの
    間のニップ圧力を自動的に調整することを特徴とする画
    像形成装置の給紙装置。
  2. 【請求項2】 ナジャーローラに対して用紙との押圧力
    を調整する手段を設け、ミスフィード検知センサによる
    検知情報に応じて、ナジャーローラによる押圧力の調整
    の作用を自動的に行うことを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置の給紙装置。
  3. 【請求項3】 一定数の用紙を給紙する間に、前記検知
    手段からの情報が、 連続して正常な給紙が行われている状態にある場合に
    は、前記各ロ―ラに対する押圧力を弱めるような制御を
    行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形
    成装置の給紙装置。
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