JPH07137883A - 紙葉類繰出し装置 - Google Patents

紙葉類繰出し装置

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JPH07137883A
JPH07137883A JP5311205A JP31120593A JPH07137883A JP H07137883 A JPH07137883 A JP H07137883A JP 5311205 A JP5311205 A JP 5311205A JP 31120593 A JP31120593 A JP 31120593A JP H07137883 A JPH07137883 A JP H07137883A
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JP
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feeding
roller
feed
paper sheet
delivery
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JP5311205A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Komata
順昭 小俣
Yutaka Machida
豊 町田
Junichi Shiose
淳一 塩瀬
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、紙葉類の繰出し段階で繰出し不良
紙葉類を検知した場合は、検知した繰出し不良紙葉類そ
のものを修正して、適正な繰出し状態で繰出すことがで
きる紙葉類繰出し装置の提供を目的とする。 【構成】この発明は、紙葉類収納部に収納された紙葉類
の繰出し対応側に接触して紙葉類を繰出し始動するピッ
クアップローラと、繰出し始動された紙葉類を一枚出し
規制するフィードローラとゲートローラとを備えた紙葉
類の繰出し装置であって、上記ピックアップローラの繰
出し始動時に送り動作される紙葉類の初期送り状態を検
知する初期送り状態検知手段と、上記初期送り状態検知
手段が検知した紙葉類の初期送り状態に応じて、上記各
ローラの出力を、その紙葉類の繰出し段階で調整制御す
るローラ調整出力制御手段を備えた紙葉類繰出し装置で
あることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば紙幣等の紙葉
類を取扱う自動取引機に内部構成されるような紙葉類の
繰出し装置に関し、さらに詳しくは紙葉類の繰出し能力
を高めた紙葉類繰出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、紙葉類繰出し装置は、図10〜
図12に示すように、紙葉類収納部101に収納された
紙葉類102…の上面に接触して紙葉類を繰出し始動す
るピックアップローラ103,103と、このピックア
ップローラ103,103より繰出し始動された紙葉類
102を挟持して一枚出し規制するオーバラップ形のフ
ィードローラ104,104とゲートローラ105,1
05からなる一枚出し規制部106と、この一枚出し規
制部106の対向隙間を調整する隙間調整機構107
と、一枚出し規制されて繰出された紙葉類の繰出し状態
を検知する繰出し状態検知センサ108とを備えて、紙
葉類102を一枚ずつ繰出し動作している。このとき、
繰出し状態検知センサ108の検知結果から繰出し調整
が必要であれば、隙間調整や押圧調整等を施して、紙葉
類のスキュ、連出し、空出し等を未然に解消している。
【0003】図中、109はフィードローラの電磁クラ
ッチ、110はフィードローラの一回転検知センサ、1
11〜113はピックアップローラの電磁ブレーキと電
磁クラッチとタイミングベルト、114は押圧板を示
す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、紙葉類の繰
出し調整時は、次に繰出される紙葉類に対しては調整で
きるものの、スキュ等を発生した繰出し不良紙葉類その
ものは調整できず、このためにスキュした紙葉類が搬送
路に導かれてジャムの発生原因になるなどの不安定要素
を有する問題を有していた。
【0005】そこでこの発明は、紙葉類の繰出し段階で
繰出し不良紙葉類を検知した場合は、検知した繰出し不
良紙葉類そのものを修正して、適正な繰出し状態で繰出
すことができる紙葉類繰出し装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、紙葉類収納
部に収納された紙葉類の繰出し対応側に接触して紙葉類
を繰出し始動するピックアップローラと、繰出し始動さ
れた紙葉類を一枚出し規制するフィードローラとゲート
ローラとを備えた紙葉類の繰出し装置であって、上記ピ
ックアップローラの繰出し始動時に送り動作される紙葉
類の初期送り状態を検知する初期送り状態検知手段と、
上記初期送り状態検知手段が検知した紙葉類の初期送り
状態に応じて、上記各ローラの出力を、その紙葉類の繰
出し段階で調整制御するローラ調整出力制御手段を備え
た紙葉類繰出し装置であることを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明によれば、紙葉類の繰出し時に、初期
送り状態検知手段がスキュ等の繰出し異常を検知したと
き、この検知した紙葉類の繰出し異常状態に応じて、ロ
ーラ調整出力制御手段が、ピックアップローラ、フィー
ドローラ、ゲートローラの各ローラの調整出力を、その
紙葉類の繰出し段階で調整制御する。
【0008】
【発明の効果】この結果、紙葉類の繰出し始動時に、ス
キュ等の繰出し異常が発生しても、その時点でスキュ発
生した紙葉類そのものを調整しながら繰出すため、ピッ
クアップローラを経てフィードローラおよびゲートロー
ラの一枚出し規制部より繰出された時は、繰出し不良が
完全に解消されて、適正な繰出し状態で繰出される。し
たがって、後段の搬送路には全ての紙葉類を適正な状態
で搬送供給でき、ジャム等の不安定要素を解消して紙葉
類処理系のダウンを回避することができ、信頼性の高い
安定した繰出しが得られる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は紙幣繰出し装置を示し、図1〜図3にお
いて、この紙幣繰出し装置11は、スタッカ12に積層
された紙幣13の上面繰出し側に配設される左右のピッ
クアップローラR1 ,R2 と、その後段側に配設される
左右のフィードローラR3,R4 および左右のゲートロ
ーラR5 ,R6 と、ピックアップローラの近傍位置に配
設される第1〜第3送り検知センサS1 〜S3 と、フィ
ードローラの近傍位置に配設される繰出し確認検知セン
サS4 と、左右のピックアップローラ用のロータリエン
コーダE1 ,E2 と、ピックアップローラ用の左右の押
圧力調整機構14,15と、一枚出し規制用の左右の隙
間調整機構16,17とから構成される。
【0010】上述のスタッカ12は、積層された紙幣1
3の全体を押圧板18で下方より上方に押圧し、この押
圧された上方対向位置に左右に独立するピックアップロ
ーラR1 ,R2 を対設し、これらのピックアップローラ
R1 ,R2 に受止められた最上面の紙幣13が繰出し可
能に待機されている。
【0011】これら左右のピックアップローラR1 ,R
2 は、各々独立した駆動モータM1,M2 によって独立
して駆動されるものであって、各駆動モータM1 ,M2
のモータ回転軸19,20の回転力を、駆動ベルト2
1,22を介してピックアップローラR1 ,R2 側の回
転軸23,24に動力伝達することにより、スタッカ1
2上面の紙幣13を1枚ずつ繰出し始動している。
【0012】また、左右のモータ回転軸19,20上に
は、ピックアップローラR1 ,R2の回転に連動して、
その実際の回転量を正確に捉えるロータリエンコーダE
1 ,E2 を装着している。 また、左右のピックアップ
ローラR1 ,R2 に対しては、左右の押圧力調整機構1
4,15を接続して、両ピックアップローラR1 ,R2
の押圧接触力を個々に独立して調整操作すべく構成して
いる。
【0013】上述の押圧力調整機構14,15は、左右
同機構のため一側について説明すると、モータ回転軸1
9を傾動支点とする押圧アーム25を介してピックアッ
プローラR1 を保持し、このアーム基端側にバネ26を
介した押圧アクチュエータ27を設け、この押圧アクチ
ュエータ27の駆動に基づいて押圧アーム25を上下動
させ、このアーム下動時に、該押圧アーム25の先端に
枢着したピックアップローラR1 が下向きに下動して、
集積された紙幣13…の上面を押圧している。また、押
圧アーム25を上動させることでピックアップローラR
1 の押圧力が解除される。この押圧/解除度合いは押圧
アクチュエータ27に装備されたロードセル式の押圧力
検知センサS5 によって検知される。
【0014】一方、スタッカ12の紙幣繰出し位置に
は、左右の駆動モータM3 ,M4 によって独立して回転
駆動する左右のフィードローラR3 ,R4 と、繰出し方
向の回転を規制した左右のゲートローラR5 ,R6 とを
オーバラップ形に対設しており、これら左右に対設した
オーバラップ形のローラR3 ,R5 ・R4 ,R6 間で一
枚出し規制している。この一枚出し規制の調整度合い
は、左右の隙間調整機構16,17により個々に独立し
て調整操作すべく構成している。
【0015】上述の左右の隙間調整機構16,17は左
右同機構のため一側について説明すると、ゲートローラ
軸28の下方に隙間アクチュエータ29の出力により上
下動する進退ロッド30を設け、この進退ロッド30の
上端にバネ31を介してゲートローラ軸28を装着し、
隙間アクチュエータ29を駆動して進退ロッド30を上
下動させることによりゲートローラR5 が上下動し、ゲ
ートローラR5 はフィードローラR3 の対向方向に進退
移動して、このゲートローラR5 とフィードローラR3
間の隙間を調整する。この隙間調整度合いは隙間アクチ
ュエータ29に装備されたロードセル式の隙間検知セン
サS6 によって検知され、また左右に独立するゲートロ
ーラR5 ,R6 を個別に独立して所定量だけ微調整す
る。
【0016】ところで、第1〜第3送り検知センサS1
〜S3 は紙幣の初期送り状態を検知するものであって、
先ず、第1送り検知センサS1 をスタッカ12上方の中
央位置に配設し、これより後方の両ピックアップローラ
R1 ,R2 を挟む両側位置に、第2,第3送り検知セン
サS2 ,S3 を配設している。そして、これら各送り検
知センサS1 ,S2 ,S3 の検知データに基づいて、ピ
ックアップローラR1,R2 の繰出し始動時に、送り動
作される紙幣の初期送り状態を検知する。
【0017】また、フィードローラR3 ,R4 の後段側
には繰出し確認検知センサS4 を配設し、このセンサS
4 で、一枚出し規制されて繰出された紙幣13の繰出し
状態を検知確認する。図中、32…は繰出しガイド板で
ある。
【0018】図4は紙幣繰出し装置の制御回路ブロック
図を示し、CPU41はROM42に格納されたプログ
ラムに沿って各回路装置を制御し、その制御データを読
出し可能にRAM43で記憶する。
【0019】すなわち、CPU41は各種の検知入力系
S1 〜S6 ,E1 ,E2 の検知データに基づいて、各種
のピックアップローラ用回転数コントローラ44、フィ
ードローラ用回転数コントローラ45、ピックアップロ
ーラ用押圧コントローラ46、ゲートローラ用隙間コン
トローラ47等の駆動出力系を制御し、これらのコント
ローラ44〜47により左右の各駆動モータM1 〜M4
および左右の各アクチュエータ27,48,29,49
が駆動調整される。
【0020】ところで、CPU41は紙幣の繰出し時
に、第1〜第3送り検知センサS1 〜S3 の紙幣の初期
送り状態検知データと、左右のロータリエンコーダE1
,E2の紙幣の初期送り状態検知データから 各ピックアップローラR1 ,R2 の回転数とその駆動時
間、各フィードローラR3 ,R4 の回転数とその駆動時
間、各押圧力調整機構14,15の押圧調整値、各隙間
調整機構16,17の隙間調整値、を制御する。
【0021】これにより、紙幣の繰出し始動時にスキュ
等の繰出し異常が発生しても、その時点でスキュ発生し
た紙幣そのものを調整しながら繰出すため、ピックアッ
プローラR1 ,R2 を経てフィードローラR3 ,R4 お
よびゲートローラR5 ,R6より繰出された時は、繰出
し不良が完全に解消され、適正な繰出し状態で繰出され
る。したがって、後段の搬送路には、全ての紙幣13…
を適正な状態で搬送供給でき、紙幣繰出し時および紙幣
搬送時に及ぼす不安定要素を的確に解消できる。
【0022】このように構成された紙幣繰出し装置の処
理動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
今、紙幣の繰出し信号が入力されると、この繰出しに先
立って、CPU41はスタッカ12に繰出し待機されて
いる紙幣13にかかる押圧値が適正か否かを検知判定
し、不適であれば、左右の押圧力調整機構14,15に
より、両ピックアップローラR1 ,R2 の押圧接触力を
最適になるように調整する(ステップn1〜n3 )。
【0023】CPU41は押圧力の適正を確認すると、
モータM1 ,M2 を駆動してピックアップローラR1 ,
R2 を回転始動させ、これと同期するロータリエンコー
ダE1 ,E2 からローラの回転数を求め(ステップn4
〜n5 )、続いてモータM3 ,M4 を駆動してフィード
ローラR3 ,R4 を回転始動させ、このときに初期送り
移動する紙幣の送り状態を第1〜第3送り検知センサS
1〜S3 より求め(ステップn6 〜n7 )、これらの値
からCPU41はローラ回転数のエンコーダ値に対して
送り移動量が適正か否かを判定し、適正であれば、適正
状態で繰出されていると判定し、適正繰出し状態で紙幣
13はフィードローラR3 ,R4 とゲートローラR5 ,
R6間に導かれ、ここで一枚出し規制されながら繰出さ
れる。そして、繰出された紙幣を繰出し確認検知センサ
S4 で検知確認して紙幣の一枚出し動作が終了する(ス
テップn8 〜n10)。
【0024】この紙幣の初期送り時に、第1〜第3送り
検知センサS1 〜S3 がスキュ等の繰出し異常を検知し
た場合は、この検知した紙幣の繰出し異常状態に応じ
て、各ピックアップローラR1 ,R2 の回転数とその駆
動時間、各フィードローラR3 ,R4 の回転数とその駆
動時間、各押圧力調整機構14,15の押圧調整値、各
隙間調整機構16,17の隙間調整値、を制御し、これ
らの調整出力を、その紙幣の繰出し段階で調整制御する
(ステップn11)。
【0025】一方、繰出し確認検知センサS4 の繰出し
完了位置で繰出し異常を検知した場合は、既述した調整
出力を施して、次の紙幣に対する繰出しに備える(ステ
ップn12〜n14)。
【0026】図6は紙幣繰出し装置の他の実施例を示
し、これは一つのモータを一側のピックアップローラと
フィードローラとの共通駆動源に利用したものであっ
て、一側の駆動モータM5 のモータ回転軸61の回転力
を、各駆動ベルト62,63を介してピックアップロー
ラR7 側の回転軸64と,フィードローラR8 側の回転
軸65に動力伝達して、両ローラR7 ,R8 を同期して
回転駆動し、また各回転軸64,65上に備えた各クラ
ッチ/ブレーキ66,67をON・OFF制御して動力
伝達を切換えている。
【0027】他側の駆動モータM6 についても同様に、
そのモータ回転軸68の回転力を、各駆動ベルト69,
70を介してピックアップローラR9 側の回転軸71
と,フィードローラR10側の回転軸72に動力伝達し
て、両ローラR9 ,R10を同期して回転駆動し、また各
回転軸71,72上に備えた各クラッチ/ブレーキ7
3,74をON・OFF制御して動力伝達を切換えてい
る。このように、2つのモータM5 ,M6 を共通駆動源
にして、4つのローラR7 〜R10を同期あるいは独立し
て駆動制御できるため、モータ数の削減を図ることがで
きる。
【0028】図7〜図8は紙幣繰出し装置の他の実施例
を示し、先ず、図7に示すように、スタッカ81を挟む
繰出し方向の前後位置に、略同機構の前繰出し一枚出し
規制部82と、後繰出し一枚出し規制部83を配設し、
ピックアップローラR11の正転駆動に基づいてスタッカ
81より前繰出し一枚出し規制部82側に繰出された紙
幣84は、これより正規の紙幣搬送路85へと導かれ
る。
【0029】一方、紙幣損傷等で前繰出し不適な場合に
は、ピックアップローラR11の逆転駆動に基づいてスタ
ッカ81より紙幣84を後繰出し一枚出し規制部83側
に繰出して、これよりサブ搬送路86を介して正規の紙
幣搬送路85へと合流させる。また、著しくスキュする
など繰出しに適さない場合は、後繰出し一枚出し規制部
83側に設けたリジェクトボックス87に回収処理す
る。
【0030】また、図8に示すように、2つのモータM
7 ,M8 を共通駆動源にして、左右のピックアップロー
ラR11,R12と、左右のフィードローラR13,R14との
4つのローラR11〜R14を同期あるいは独立して駆動制
御を図ると共に、ピックアップローラR11,R12の回転
数をタコジェネレータ88,89を用いて計数すること
もでき、また紙幣の初期送り状態を検知するA〜C送り
検知センサS7 〜S9のうち、前繰出し一枚出し規制部
82の繰出し側にA送り検知センサS7 を配設し、左右
のピックアップローラR11,R12の両側位置にB,C送
り検知センサS8 、S9 を配設して、これらセンサの位
置を前後位置および左右位置に変位させて、その各セン
サS7 〜S9 の位置関係から初期送り状態を検出するこ
とができ、この場合はA送り検知センサS7 を送り方向
に大きく変位させて初期送り状態を検出するように構成
している。
【0031】次に、図7および図8の紙幣処理装置の繰
出し動作を図9のフローチャートを参照して説明する。
今、紙幣の繰出し信号が入力されて、スタッカ81より
紙幣43を繰出し動作すると(ステップn21)、ピック
アップローラR11,R12で繰出された紙幣は左右のB,
C送り検知センサS8 ,S9 と、繰出し直後のA送り検
知センサS7 とで監視され、このときB,C送り検知セ
ンサS8 ,S9 で測定した送り移動量が、タコジェネレ
ータ88,89により求めたピックアップローラ回転量
(パルス数)と比べて適正か否かを判定し(ステップn
22〜n23)、適正と判定すれば、続いてB,C送り検知
センサS8 ,S9 で測定した送り移動量の差が適正か否
かを判定し、同様に適正であれば、A送り検知センサS
7 で測定した送り移動量が適正か否かを判定し(ステッ
プn24〜n25)、適正の場合は、紙幣繰出し方向の紙幣
長さの差が小さく適正状態に繰出されていると判定し、
スタッカ位置での繰出し完了時点でピックアップローラ
OFF動作する(ステップn26〜n28)。
【0032】仮に、送り移動量のセンサ値の一つでも、
ピックアップローラ回転量と異なっていれば、紙幣の繰
出しを中止し、逆転して紙幣を元の位置に戻し、再繰出
し処理を実行する(ステップn29〜n31)。
【0033】再繰出し時でも、繰出し不適な場合は紙幣
の繰出し方向を逆転して繰出し動作する(ステップn3
2)。
【0034】また、紙幣の繰出しに際して、スタッカ8
1からの初期送り時に、B,C送り検知センサS8 ,S
9 で測定した送り移動量に差があれば、隙間調整処理を
施して、この繰出し段階でセンサ値に応じた適正な繰出
し修正を施して、安定した繰出しを実行させる(ステッ
プn33〜n34)。
【0035】上述のように、紙幣の繰出し始動時に、ス
キュ等の繰出し異常が発生しても、その時点でスキュ発
生した紙幣そのものを調整しながら繰出すため、ピック
アップローラを経てフィードローラおよびゲートローラ
の一枚出し規制部より繰出された時は、繰出し不良が完
全に解消されて、適正な繰出し状態で繰出される。した
がって、後段の搬送路には全ての紙幣を適正な状態で搬
送供給でき、ジャム等の不安定要素を解消して紙幣処理
系のダウンを回避することができ、信頼性の高い安定し
た繰出しが得られる。
【0036】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の紙葉類繰出し装置は、実施例の紙
幣繰出し装置11に対応し、以下同様に、紙葉類収納部
は、スタッカ12,81に対応し、紙葉類は、紙幣1
3,84に対応し、初期送り状態検知手段は、第1〜第
3送り検知センサS1 〜S3 およびロータリエンコーダ
E1 ,E2 と、A〜C送り検知センサS7 〜S9 および
タコジェネレータ88,89とに対応し、ローラ調整出
力制御手段は、CPU41に対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の紙幣繰出し装置の要部外観斜視図。
【図2】この発明の紙幣繰出し装置の要部側面図。
【図3】この発明の紙幣繰出し装置の要部正面図。
【図4】この発明の紙幣繰出し装置の制御回路ブロック
図。
【図5】この発明の紙幣繰出し装置の処理動作を示すフ
ローチャート。
【図6】この発明の他の実施例の紙幣繰出し装置を示す
外観斜視図。
【図7】この発明の他の実施例の紙幣の繰出し装置の概
略側面図。
【図8】この発明の他の実施例の紙幣繰出し装置を示す
外観斜視図。
【図9】この発明の他の実施例の紙幣繰出し装置の処理
動作を示すフローチャート。
【図10】従来の紙葉類繰出し装置の要部斜視図。
【図11】従来の紙葉類繰出し装置の要部側面図。
【図12】従来の紙葉類繰出し装置の要部縦断正面図。
【符号の説明】
11…紙幣繰出し装置 12,81…スタッカ 13,84…紙 幣 41…CPU 88,89…タコジェネレータ R1 ,R2 ,R7 ,R9 ,R11,R12…ピックアップロ
ーラ R3 ,R4 ,R8 ,R10,R13,R14…フィードローラ R5 ,R6 …ゲートローラ S1 〜S3 …第1〜第3送り検知センサ E1 ,E2 …ロータリエンコーダ S7 〜S9 …A〜C送り検知センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類収納部に収納された紙葉類の繰出し
    対応側に接触して紙葉類を繰出し始動するピックアップ
    ローラと、繰出し始動された紙葉類を一枚出し規制する
    フィードローラとゲートローラとを備えた紙葉類の繰出
    し装置であって、上記ピックアップローラの繰出し始動
    時に送り動作される紙葉類の初期送り状態を検知する初
    期送り状態検知手段と、上記初期送り状態検知手段が検
    知した紙葉類の初期送り状態に応じて、上記各ローラの
    出力を、その紙葉類の繰出し段階で調整制御するローラ
    調整出力制御手段を備えた紙葉類繰出し装置。
JP5311205A 1993-11-16 1993-11-16 紙葉類繰出し装置 Pending JPH07137883A (ja)

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