JP3023269B2 - 紙葉類収納繰出装置 - Google Patents

紙葉類収納繰出装置

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JP3023269B2
JP3023269B2 JP5317151A JP31715193A JP3023269B2 JP 3023269 B2 JP3023269 B2 JP 3023269B2 JP 5317151 A JP5317151 A JP 5317151A JP 31715193 A JP31715193 A JP 31715193A JP 3023269 B2 JP3023269 B2 JP 3023269B2
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純一 有川
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Laurel Bank Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙葉類収納繰出装置に
係わり、特に、紙葉類を安定した状態で繰り出すことが
できる分離ローラに関する技術である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の紙葉類収納繰出装置とし
て、本出願人は先に特願平4−257001号に示され
る提案をした。この出願に示される紙葉類収納繰出装置
は、紙葉類を集積部に取り込む収納方向に搬送するとと
もに、繰出時には集積部内の紙葉類を繰出方向に搬送す
る正逆回転可能な収納繰出ローラと、該収納繰出ローラ
に対向しかつその周面が接触する位置に設けられた正逆
回転可能な分離ローラと、駆動部の駆動力を収納繰出ロ
ーラと分離ローラにそれぞれ伝達する駆動伝達機構部と
を有するものである。
【0003】そして、以上のように構成された駆動伝達
機構部では、駆動部の駆動により、収納時に収納繰出ロ
ーラと分離ローラとを紙葉類収納方向に回転させ、ま
た、繰出時にこれら収納繰出ローラと分離ローラとを紙
葉類繰出方向に回転させるとともに、繰出時における収
納繰出ローラのトルクと、分離ローラのトルクとの大き
さの差に基づき、分離ローラへの駆動力の伝達経路を切
り換えるようにしている。すなわち、駆動伝達機構部で
は、その内部に駆動切換手段(トルクリミッタ)が具備
されており、この駆動切換手段によって、通常の繰出時
においては、これら収納繰出ローラと分離ローラとを紙
葉類繰出方向に回転させるようにしているが、このとき
収納繰出ローラと分離ローラとの間に2枚の紙葉類が挟
持されて、これら収納繰出ローラと分離ローラのトルク
に差が生じ、さらに、このトルク差が一定値以上となっ
た場合には、駆動部から分離ローラに対する駆動力の伝
達経路を断つとともに、逆方向の駆動力を伝達させる他
方の伝達経路を接続し、これにより、分離ローラを逆方
向である収納方向に回転させて、二重送りされた紙葉類
の1枚を集積部内に戻すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な繰出収納ローラと分離ローラとを互いに対向し接触す
るように配置する紙葉類収納繰出装置において、これら
繰出収納ローラ、分離ローラのトルク差に基づき分離ロ
ーラの回転方向を決定する駆動伝達機構部は、駆動部か
らの駆動力伝達経路が少なくとも2系統必要であり、こ
れによって全体構成が複雑となり、これに伴って部品点
数が多くなるという問題がある。
【0005】そして、このような問題を解決するため
に、例えば収納繰出ローラと分離ローラとを別の駆動部
によりそれぞれ駆動するとともに、このような駆動部に
よって、繰出時において収納繰出ローラに繰出方向の駆
動力を付与し、一方、分離ローラに、収納繰出ローラよ
り低い収納方向の駆動力を付与するようにし、これによ
り、紙葉類が1枚の正常繰出時に、収納繰出ローラを繰
出方向に回転させるとともに、該収納繰出ローラに従動
させて分離ローラも繰出方向に回転させるようにしてい
る。そして、このとき繰り出される紙葉類が二重送りと
なった異常時には、二重となった紙葉類の間の摩擦力が
小さいことから、収納繰出ローラから伝達された分離ロ
ーラを従動させる力が、分離ローラ専用の駆動部より伝
達された、分離ローラを収納方向に回転させる駆動力よ
り小さくなり、これによって該分離ローラが収納方向に
回転されて、二重送りとなった紙葉類の1枚を集積部に
返却させるようにしている。
【0006】しかしながら、このような個別の駆動部に
よってこれら収納繰出ローラ、分離ローラをそれぞれ駆
動したとしても、例えば、繰出時において、分離ローラ
を駆動する駆動部の駆動力が小さいと、該分離ローラは
接触する収納繰出ローラに従動されて回転して、集積部
内の紙葉類が連なって搬送されたり、複数枚の紙葉類が
重なったまま繰り出されてしまい、逆に、分離ローラを
駆動する駆動力が大きすぎると、該分離ローラは、繰出
方向に回転する収納繰出ローラとは逆に収納方向に回転
されてしまうため、集積部内の紙葉類が繰り出されにく
くなってしまうなど、その設定が難しいという問題があ
った。
【0007】本発明は、収納繰出ローラに対向し接触す
る位置にある分離ローラの駆動力を自在に設定可能とす
ることによって、繰り出される紙葉類の二重送りや繰出
不良などを防止し、安定した繰出動作を行わせることが
できるとともに、全体構成を簡素化することも可能な紙
葉類収納繰出装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、発明では、収納繰出ローラと対向しかつその周面
が接触する位置に設けられて、該収納繰出ローラにより
繰り出される紙葉類の搬送状態を調整する分離ローラを
有し、収納繰出ローラを紙葉類収納方向、紙葉類繰出方
向のいずれかに駆動させることにより、紙葉類の収納、
繰出を行うようにした紙葉類収納繰出装置において、前
記分離ローラに対して紙葉類収納方向への駆動力を付与
するDCモータと、前記収納繰出ローラにより繰り出さ
れた紙葉類の搬送状態を検知する状態検知センサと、前
記状態検知センサの検知信号に基づきDCモータに印加
する駆動電圧を制御する制御部とを具備し、前記状態検
知センサとして、紙葉類の二重送りを検知する二重送り
検知センサと、紙葉類の搬送間隔を検知する搬送間隔検
知センサとが設けられ、前記制御部は、二重送り検知セ
ンサの検知信号に基づき紙葉類の二重送りを検知した場
合、搬送間隔検知センサの検知信号に基づき紙葉類間の
間隔が予め設定した間隔よりも短いことを検知した場合
に、DCモータの駆動電圧を所定値上げるとともに変更
後の電圧を新たな駆動電圧に設定し、また、搬送間隔検
知センサの検知信号に基づき紙葉類間の間隔が予め設定
した間隔よりも長いことを検知した場合に、DCモータ
の駆動電圧を所定値下げ、変更後の電圧を新たな駆動電
圧に設定するとともに、 分離ローラの回転方向を検知す
るロータリーエンコーダを有し、 前記制御部は、DCモ
ータに印加する駆動電圧の初期設定時において、収納繰
出ローラを繰出方向に回転させるとともに、DCモータ
に印加する駆動電圧を最小電圧から所定値ずつ段階的に
上昇させて、分離ローラに対して紙葉類の収納方向に駆
動力を付与し、このとき、収納繰出ローラから紙葉類を
介して伝達される従動力よりもDCモータの駆動力が大
きくなって、分離ローラが繰出方向から収納方向に逆転
されたことがロータリーエンコーダにて検知された場合
に、回転方向が逆転したときのDCモータへ印加した駆
動電圧よりも所定値小さい電圧を最 適な駆動電圧として
設定することを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】発明では、分離ローラに対して紙葉類収納方
向への駆動力を付与するDCモータと、繰り出された紙
葉類の搬送状態を検知する状態検知センサと、状態検知
センサの検知信号に基づきDCモータに印加する駆動電
圧を制御する制御部とを具備したので、該制御部によっ
て、状態検知センサの検知信号に基づき、紙葉類の搬送
が最適な状態(すなわち、二重送りが無く、搬送間隔が
最適)となるようにDCモータの駆動電圧を設定するこ
とができる。また、発明では、DCモータに印加する
駆動電圧を制御することにより紙葉類の安定な繰出を可
能とし、従来のようにトルクリミッタを使用して、繰出
収納ローラと分離ローラのトルク差に基づき分離ローラ
の回転方向を決定するものではないので、繰出収納ロー
ラと分離ローラと間隔を厳密に定める必要がなく、ま
た、全体構成が複雑化することも防止できる。また、
発明では、制御部の制御内容を適宜変更することによ
り、分離ローラの収納方向の回転力を最適値に設定する
ことができ、かつその回転力の設定も容易に行うことが
できる。しかも、発明では、制御部により、二重送り
検知センサの検知信号に基づき紙葉類の二重送りを検知
した場合、搬送間隔検知センサの検知信号に基づき紙葉
類間の間隔が予め設定した間隔よりも短いことを検知し
た場合に、DCモータの駆動電圧を所定値上げるととも
に変更後の電圧を新たな駆動電圧に設定し、また、搬送
間隔検知センサの検知信号に基づき紙葉類間の間隔が予
め設定した間隔よりも長いことを検知した場合に、DC
モータの駆動電圧を所定値下げ、変更後の電圧を新たな
駆動電圧に設定するようにしたので、このようなDCモ
ータに対する駆動電圧を紙葉類の搬送状態に応じて適宜
設定変更することができ、これにより紙葉類を二重送り
が無くかつ搬送間隔が最適な状態で繰り出すことができ
る。さらに、本発明では、制御部により、DCモータに
印加する駆動電圧の初期設定時において、収納繰出ロー
ラを繰出方向に回転させるとともに、DCモータに印加
する駆動電圧を最小電圧から所定値ずつ段階的に上昇さ
せて、分離ローラに対して紙葉類の収納方向に駆動力を
付与し、このとき、収納繰出ローラから紙葉 類を介して
伝達される従動力よりもDCモータの駆動力が大きくな
って、分離ローラが繰出方向から収納方向に逆転された
ことがロータリーエンコーダにて検知された場合に、回
転方向が逆転したときのDCモータへ印加した駆動電圧
よりも所定値小さい電圧を最適な駆動電圧として設定す
るようにしたので、初期設定後の繰出時において、紙葉
類が1枚で送られる正常な場合には紙葉類を介して分離
ローラが収納繰出ローラにより従動させられるが、収納
繰出ローラと分離ローラとの間に二重送りの紙葉類が挟
持された異常な場合には、これら収納繰出ローラと分離
ローラとの間の摩擦が小さくなって、該分離ローラの回
転方向が繰出方向から収納方向に逆転し、これにより二
重送りされた紙葉類の1枚を返却させることができる。
すなわち、本発明では、繰出時に二重送りが発生し、収
納繰出ローラと分離ローラとの間の摩擦力が僅かに小さ
くなるだけで、繰出方向に従動される分離ローラの回転
方向を、繰出方向から収納方向に直に逆転させることが
できる。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。まず、図1を参照して紙幣入出金機にお
ける紙幣収納繰出装置の全体構成を説明すると、この図
において符号1で示すものは入金紙幣及び出金紙幣が1
枚ずつ一定間隔で搬送される搬送経路であって、この搬
送経路1の末端は、入金紙幣が出金紙幣として再利用さ
れる集積部2に接続されている。また、集積部2近傍の
搬送経路1には、入金紙幣を収納する収納方向、及び出
金紙幣を繰り出す繰出方向に正逆回転可能な収納繰出ロ
ーラ3、送りローラ4、分離ローラ5が設けられ、ま
た、集積部2の上部位置には集積部2内に収納された紙
幣を搬送経路1に蹴り出すための蹴り出しローラ6が設
けられている。なお、これらローラ3〜6の周面には高
摩擦部材が設けられるとともに、収納繰出ローラ3と送
りローラ4、収納繰出ローラ3と分離ローラ5とは周面
が互いに接触する位置関係に設けられている。
【0017】前記収納繰出ローラ3、送りローラ4、蹴
り出しローラ6は同一の駆動部7により駆動されるもの
であって、該駆動部7によって、矢印(イ)で示す入金
紙幣を収納する収納方向、矢印(ロ)で示す出金紙幣を
繰り出す繰出方向に、前記ローラ3・4・6を回転させ
る駆動力を付与するようにし、これにより、紙幣繰出時
には、蹴り出しローラ6が集積部2内の紙幣を搬送経路
1に蹴り出し、また、収納繰出ローラ3及び送りローラ
4は、蹴り出しローラ6によって繰り出された紙幣を挟
持して搬送経路1に沿って出金方向に搬送するように
し、また、紙幣収納時には、収納繰出ローラ3及び送り
ローラ4間に入金紙幣を挟持して集積部2内に送り込む
ようにしている。また、集積部2から繰り出された紙幣
は、より搬送速度の大きい搬送経路1を構成する搬送手
段(図示略)によって搬送されることにより所定の間隔
が設けられることになる。
【0018】また、前記分離ローラ5は、専用の駆動部
であるDC(直流)モータ8により駆動されるものであ
って、このDCモータ8によって、紙幣を集積部2に対
して収納させる方向に駆動力(すなわち、矢印(ハ)方
向への駆動力)を付与するようにし、これによって、紙
幣収納時において、収納繰出ローラ3との間に入金紙幣
を挟持して集積部2に送り込むとともに、紙幣繰出時に
おいて、蹴り出しローラ6によって繰り出された紙幣が
二重送りである場合に、2枚の内の1枚の紙幣を集積部
2に返却させるようにしている(詳細は後述する)。
【0019】また、前記集積部2内部には、紙幣を上面
に集積状態で載置して昇降可能なエレベータ部9が設け
られており、紙幣収納時に、エレベータ9上の紙幣の上
面と蹴り出しローラ6との間に一定の間隔が形成される
ように該エレベータ9を位置させるようにし、また、紙
幣繰出時には図1に示すようにエレベータ9上の紙幣の
上面を蹴り出しローラ6に対して一定の圧力で接触させ
るようにしている。
【0020】また、前記搬送経路1の途中には、透過光
量に基づき紙幣の二重送りを検知する二重送り検知セン
サ10、紙幣により遮られる光のON/OFFを検知す
る搬送間隔検知センサ11とか設けられており、これら
センサ10・11の検知信号は共にCPU15(後述す
る)に出力されるようになっている。そして、このCP
U15では、二重送り検知センサ10により検知される
透過光量と予め定めたしきい値とを比較し、二重送り検
知センサ10により検知される透過光量がしきい値より
小さい場合に、該紙幣が二重送りであると判定し、ま
た、搬送間隔検知センサ11にて光を検知するON時
間、光が紙幣により遮られたOFF時間を計測し、これ
らON時間、OFF時間に基づき、紙幣の搬送間隔を検
知するようにしている(後述する)。
【0021】また、DCモータ8には、該DCモータ8
の出力軸の回転方向を検知するロータリーエンコーダ1
3が設けられており、このロータリーエンコーダ13の
出力信号に基づき、分離ローラ5の回転方向(繰出方向
(ニ)への回転か、収納方向(ハ)への回転か)を判定
するようにしている。
【0022】次に、上記紙幣収納繰出装置を制御するた
めの機能ブロック図を図2を参照して説明する。この図
2において、符号15で示すものはCPUであって、こ
のCPU15には、紙幣収納繰出装置の制御内容を記憶
するROM16と、集積部2内の紙幣収納枚数、二重送
り検知センサ10で検知された透過光量と比較される透
過光量のしきい値、搬送間隔検知センサ11で検知され
たON時間と比較される時間しきい値等の各種データが
記憶されるRAM17と、前述したような収納繰出ロー
ラ3、送りローラ4、蹴り出しローラ6を駆動するため
の駆動部7と、分離ローラ5を駆動するためのDCモー
タ8と、搬送経路1に沿って搬送される紙幣を検知する
二重送り検知センサ10、搬送間隔検知センサ11と、
分離ローラ5の回転方向を検知するロータリーエンコー
ダ13とがそれぞれ接続されている。また更に、CPU
15には、駆動電圧初期設定(後述する)を開始させる
ための設定スタートスイッチ18、繰出動作(後述す
る)を開始させるための繰出スタートスイッチ19がそ
れぞれ設けられている。
【0023】次に、CPU15の制御内容を図3のフロ
ーチャートを参照して説明する。なお、この図3に示す
フローチャートは、紙幣を集積部2から繰り出す繰出動
作(図4参照)の前段階で行われる駆動電圧初期設定の
ための準備フローである。
【0024】《ステップ1》設定スタートスイッチ18
が押されたことを条件として、駆動部7を駆動して、収
納繰出ローラ3を繰出方向(ロ)に回転させるととも
に、DCモータ8を駆動して、分離ローラ5に対して収
納方向(ハ)の回転力を付与する。
【0025】《ステップ2》ロータリエンコーダ13の
検知信号を読み取り、これによって分離ローラ5の回転
方向を検知する。なお、設定スタートスイッチ18の押
下時には、DCモータ8に対しては予め設定された最小
電圧(例えば0〔V〕に近似した最小値)を印加させる
ようにし、これにより分離ローラ5は、繰出方向(ロ)
に回転駆動される収納繰出ローラ3に従動されて、矢印
(ニ)で示される繰出方向に回転されることになる。す
なわち、このステップ2では、分離ローラ5の繰出方向
(ニ)の回転を検知することになる。 《ステップ3》ロータリーエンコーダ13の検知信号に
基づき、分離ローラ5が紙幣の繰出方向である矢印
(ニ)方向に回転しているか否かを判断し、分離ローラ
5が紙幣の繰出方向(ニ)に回転しているYESの場合
にステップ4に進み、また、分離ローラ5が紙幣の収納
方向(ハ)に回転しているNOの場合にステップ5に進
む。なお、フロー開始時には、前述したようにDCモー
タ8に最小電圧が印加されて、分離ローラ5は繰出方向
(ニ)に従動されることになるので、ステップ4に進む
ことになる。
【0026】《ステップ4》DCモータ8に印加する電
圧を所定値上げ、これにより分離ローラ5に対して紙幣
の収納方向(ハ)の駆動力を一段階アップした後、先の
ステップ3に戻り、このステップ3にて、ロータリーエ
ンコーダ13の検知信号に基づき、分離ローラ5が紙幣
の繰出方向(ニ)に回転しているか否かを判断する。な
お、このステップ4では、DCモータ8の電圧を、予め
設定した最小電圧から所定値ずつ段階的に上昇させ、分
離ローラ5に対して収納方向(ハ)への駆動力を除々に
アップさせるようにする。また、このステップ4におい
て上昇させるDCモータ8の印加電圧の最小電圧、及び
上幅はRAM17に予め記憶しておくようにし、また、
このステップ4にて変更した後のDCモータ8の印加電
圧は、RAM17に記憶するとともに、このステップ4
を経由する毎に書き換えるようにする。
【0027】《ステップ5》ステップ3にて、分離ロー
ラ5が、該分離ローラ5に接触する収納繰出ローラ3の
繰出方向(ロ)への回転力に抗して、収納方向(ハ)に
回転したと判断した場合には、このステップ5にて、D
Cモータ8の印加電圧の値を決定する。すなわち、この
ステップ5では、ステップ4にてRAM17に記憶した
印加電圧の一段階前の印加電圧を、駆動電圧初期設定
(図3のフロー)後に行う繰出動作においてのDCモー
タ8の最適な印加電圧(以下、駆動電圧という)に決定
し、この駆動電圧をRAM17に対して新たに設定す
る。
【0028】《ステップ6》上述した駆動部7、DCモ
ータ8の駆動を停止した後、本フローチャートを終了す
る。なお、DCモータ8に対する駆動電圧の設定は、繰
出スタートスイッチ18の押下時に開始したが、これに
限定されず、電源ON時に行うようにしても良い。ま
た、ステップ2・4で述べたDCモータ8へ印加する最
小電圧及び、最小電圧をアップさせる上幅(所定値)は
任意に変更可能である。
【0029】次に、図4のフローチャートを参照して、
図3のフローチャートの後に行われる紙幣の繰出動作に
ついて説明する。なお、この繰出動作は図2に示すCP
U15により実行される。 《ステップ10》繰出スタートスイッチ19が押下され
たことを条件として、エレベータ部9を、その上面に載
置された紙幣の最上面が蹴り出しローラ6に所定の力で
接触するまで上昇後、停止させ、この状態で駆動部7を
駆動して、収納繰出ローラ3、送りローラ4、蹴り出し
ローラ6を繰出方向(ロ)に回転させ、これにより集積
部2内の紙幣を搬送経路1に繰り出す。また、駆動部7
の駆動と同時に、DCモータ8に対して先のステップ5
で設定した駆動電圧を印加して、分離ローラ5を収納方
向(ハ)への駆動力を付与するが、このとき紙幣を介し
て分離ローラ5に接触される収納繰出ローラ3の従動力
の方が、DCモータ8による分離ローラ5の収納方向
(ハ)への駆動力より強いので、該分離ローラ5は収納
方向(ハ)へは回転せず、繰出方向(ニ)に回転するこ
とになる。なお、前記エレベータ部9の昇降、停止は図
示しないセンサ手段とエレベータ駆動部により行なう。
また、繰出スタートスイッチ19を押下するに際して
は、図示しない枚数入力手段により繰出枚数を入力して
おくようにする。
【0030】《ステップ11》二重送り検知センサ10
の透過光量データに基づき、搬送経路1を通じて出金さ
れる紙幣が二重送りとなっているか否かを判断し、二重
送りされているYESの場合にステップ12に進み、二
重送りされていないNOの場合にステップ13に進む。
【0031】《ステップ12》ステップ11にて、分離
ローラ5を収納方向(ハ)に駆動するDCモータ8の駆
動力が小さく、紙幣が2枚重なってもそのまま繰り出し
てしまうと判断したことにより、このステップ12で
は、このような二重送りの不具合を防止するためにDC
モータ8に印加する駆動電圧を所定値である一段階アッ
プさせる。一方、ステップ14(後述する)において紙
幣の搬送間隔が小さいと判断された場合においても、同
様にDCモータ8に印加する駆動電圧を一段階アップし
て、分離ローラ5の収納方向(ハ)への回転力をアップ
させ、これにより紙幣の搬送間隔を適正値に戻すように
する。
【0032】《ステップ13》ステップ11にて紙幣の
二重送りが無いと判定された場合(ステップ11のN
O)には、このステップ14にて、紙幣間隔検知センサ
11から出力された検知信号に基づき、紙幣の間隔(時
間t)を検知し、該紙幣の間隔(時間t)が適正である
か否かを判定する。すなわち、このステップ13では、
検知された紙幣の間隔(時間t)が予め記憶させておい
た適正値a,b間から外れているか否か(但し、a<
b)を判定し、この判定の結果、紙幣の間隔(時間t)
が適正値a,b間に無いYESの場合にステップ14に
進み、また、紙幣の間隔(時間t)が適正値a,b間に
あるNOの場合にステップ17に進む。
【0033】《ステップ14》紙幣の間隔(時間t)が
適正値aより小さいか、適正値bより大きいかを判定
し、その結果、紙幣の間隔(時間t)が適正値aより小
さい場合に次のステップ12に進み、また、紙幣の間隔
(時間t)が適正値bより大きい場合に次のステップ1
5に進む。そして、このステップ14の判定結果に基づ
きステップ12に進んだ場合には、このステップ12に
て、二重送りの場合と同様に、DCモータ8に印加する
駆動電圧を一段階アップさせて、紙幣の搬送間隔を修正
する。
【0034】《ステップ15》ステップ14にて紙幣の
間隔(時間t)が適正値bより大きいと判断した場合に
は、このステップ15にて、DCモータ8に印加する駆
動電圧を所定値ダウンして、分離ローラ5の収納方向
(ハ)への回転力を一段階ダウンさせ、これにより紙幣
の搬送間隔を縮小して適正値に戻すようにする。
【0035】《ステップ16》ステップ12及びステッ
プ15(後述する)にて変更した駆動電圧をRAM17
に更新記憶させ、更にこの変更後の駆動電圧に基づき、
DCモータ8を駆動させて紙幣の繰出動作を続行する。 《ステップ17》ステップ10にて入力した繰出枚数の
紙幣が全て繰り出されたか否かを判定し、全て繰り出さ
れていないNOの場合に元のステップ11に戻り、ま
た、既に繰り出されたYESの場合に、本フローチャー
トを終了する。なお、繰出枚数は、搬送経路1の途中に
設けた計数センサ(図示略)等からの検知信号に基づき
計数を行う。また、ステップ13・14にて紙幣の搬送
間隔が適正か否かを判断するようにしたが、これは、紙
幣の搬送間隔が適正でないと、紙幣の繰出枚数が誤計数
される、下流側に設けられた金種正損判別部にて適正な
紙幣判別を行えない、あるいは紙幣同士が接触してジャ
ムが発生する恐れがあるからであり、よってこのような
トラブルは、ステップ13・14の判断結果に基づき未
然に防止するようにしている。
【0036】以上詳細に説明したように本実施例に示す
紙幣収納繰出装置によれば、図4のフローチャートで示
すように、二重送り検知センサ10の検知信号に基づき
紙幣の二重送りを検知した場合(ステップ11のYE
S)、及び/又は搬送間隔検知センサ11の検知信号に
基づき紙幣間の間隔が予め設定した間隔よりも短いこと
を検知した場合(ステップ14の小)に、DCモータ8
の駆動電圧を一段階上げるとともに、一段階上げた電圧
を新たな駆動電圧に設定し(ステップ12)、また、搬
送間隔検知センサ11の検知信号に基づき紙幣間の間隔
が予め設定した間隔よりも長いことを検知した場合に
(ステップ14の大)、DCモータ8の駆動電圧を一段
階下げ、その一段階下げた電圧を新たな駆動電圧に設定
したので(ステップ15)、紙幣を二重送りが無くかつ
搬送間隔が最適な状態で繰り出すことができ、これによ
って安定した紙幣の繰出を行うことが可能となる。
【0037】一方、上述した紙幣の繰出動作の前段階の
初期設定時において、図3のフローチャートで示すよう
に、収納繰出ローラ3を繰出方向(ロ)に回転させると
ともに(ステップ1〜ステップ2)、DCモータ8に印
加する駆動電圧を最小電圧から所定値ずつ段階的に上昇
させて、分離ローラ5に対して紙幣の収納方向(ハ)に
駆動力を付与し(ステップ3〜ステップ4)、収納繰出
ローラ3から紙幣を介して伝達される従動力よりもDC
モータ8の駆動力が大きくなって、分離ローラ5が繰出
方向(ニ)から収納方向(ハ)に逆転されたことがロー
タリーエンコーダ13にて検知された場合に(ステップ
3のNO)、回転方向が逆転したときにDCモータ8へ
印加した駆動電圧よりも一段階前の所定値小さい電圧
を、最適な駆動電圧として設定するようにしたので(ス
テップ5〜ステップ6)、初期設定後の繰出時(上述し
た図4のフロー)において、紙幣が1枚で送られる正常
な場合には紙幣を介して分離ローラ5が収納繰出ローラ
3により従動させられるが、収納繰出ローラ3と分離ロ
ーラ5との間に二重送りの紙幣が挟持された異常な場合
(収納繰出ローラ3と分離ローラ5との間の摩擦力が小
さくなった場合)、該分離ローラ5の回転方向が繰出方
向(ニ)から収納方向(ハ)に逆転し、これにより二重
送りされた紙幣の1枚を返却させることができる。すな
わち、本実施例に示す紙幣収納繰出装置によれば、繰出
時に二重送りが発生し、収納繰出ローラ3と分離ローラ
5との間の摩擦力が僅かに小さくなるだけで、収納繰出
ローラ3により繰出方向(ニ)に従動される分離ローラ
5の回転方向を、繰出方向(ニ)から収納方向(ハ)に
直に逆転させることができ、これによって安定した紙幣
繰出を行うことが可能となる。
【0038】なお、紙幣収納時にはDCモータ8をOF
Fにするか、DCモータ8をOFFとするとともにその
負荷がかからないようにDCモータ8との間の駆動力伝
達系の接続を断つようにしても良い。また、これに限定
されず、紙幣収納時には、収納繰出ローラ3の回転速度
に応じて分離ローラ5が繰出方向(ニ)に回転するよう
に、DCモータ8を制御しても良い。また、上記実施例
ではDCモータ8の駆動力を可変させる方法として電圧
を強弱する方法を用いているが、その他に一定電圧で電
圧を付与する時間の長さをコントロールする(したがっ
てかかる電圧は一定)ことによって駆動力の調整を行う
PWM(パルス・ワイズ・モジュレイション)方法など
があり、いずれを用いても良い。
【0039】また、上記実施例では、搬送経路1に沿う
ように、透過光量に基づき紙幣の二重送りを検知する二
重送り検知センサ10、発光素子と受光素子とから構成
されて、紙幣により遮られる光のON/OFF時間を検
知する搬送間隔検知センサ11を個別に設けたが、これ
に限定されず、二重送り検知センサ10の検知信号に基
づき紙幣の搬送間隔を検知しても良い。また、前記二重
送り検知センサ10、搬送間隔検知センサ11は紙幣が
繰り出される収納繰出ローラ3の位置に近い方が望まし
く、また、これら二重送り検知センサ10、搬送間隔検
知センサ11の検知点を同じ位置に設けるようにしても
良い。さらに、二重送り検知センサ10では紙幣を透過
する透過光量に基づいて二重送りを検知するようにした
が、これに限定されず、搬送される紙幣の厚さから二重
送りを直接検知しても良い。
【0040】また、上記実施例は紙葉類として紙幣を例
に挙げたが、これに限定されず、宝くじ、債券、証券の
ような紙葉類であっても良い。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、発明で
は、分離ローラに対して紙葉類収納方向への駆動力を付
与するDCモータと、繰り出された紙葉類の搬送状態を
検知する状態検知センサと、状態検知センサの検知信号
に基づきDCモータに印加する駆動電圧を制御する制御
部とを具備したので、該制御部によって、状態検知セン
サの検知信号に基づき、紙葉類の搬送が最適な状態(す
なわち、二重送りが無く、搬送間隔が最適)となるよう
にDCモータの駆動電圧を設定することができ、これに
よって紙葉類を安定な状態で繰り出すことができる。ま
た、発明では、DCモータに印加する駆動電圧を制御
することにより紙葉類の安定な繰出を可能とし、従来の
ようにトルクリミッタを使用して、繰出収納ローラと分
離ローラのトルク差に基づき分離ローラの回転方向を決
定するものではないので、繰出収納ローラと分離ローラ
と間隔を厳密に定める必要がなく、また、全体構成が複
雑化することも防止できる効果が得られる。また、
明では、制御部の制御内容を適宜変更することにより、
分離ローラの収納方向の回転力を最適値に設定すること
ができ、かつその回転力の設定も容易に行うことができ
る効果が得られる。しかも、発明では、制御部によ
り、二重送り検知センサの検知信号に基づき紙葉類の二
重送りを検知した場合、搬送間隔検知センサの検知信号
に基づき紙葉類間の間隔が予め設定した間隔よりも短い
ことを検知した場合に、DCモータの駆動電圧を所定値
上げるとともに変更後の電圧を新たな駆動電圧に設定
し、また、搬送間隔検知センサの検知信号に基づき紙葉
類間の間隔が予め設定した間隔よりも長いことを検知し
た場合に、DCモータの駆動電圧を所定値下げ、変更後
の電圧を新たな駆動電圧に設定するようにしたので、こ
のようなDCモータに対する駆動電圧を紙葉類の搬送状
態に応じて適宜設定変更することができ、これにより紙
葉類を二重送りが無くかつ搬送間隔が最適な状態で繰り
出すことができ、安定した紙葉類繰出を行うことが可能
となる。さらに、本発明では、制御部により、DCモー
タに印加する駆動電圧の初期設 定時において、収納繰出
ローラを繰出方向に回転させるとともに、DCモータに
印加する駆動電圧を最小電圧から所定値ずつ段階的に上
昇させて、分離ローラに対して紙葉類の収納方向に駆動
力を付与し、このとき、収納繰出ローラから紙葉類を介
して伝達される従動力よりもDCモータの駆動力が大き
くなって、分離ローラが繰出方向から収納方向に逆転さ
れたことがロータリーエンコーダにて検知された場合
に、回転方向が逆転したときのDCモータへ印加した駆
動電圧よりも所定値小さい電圧を最適な駆動電圧として
設定するようにしたので、初期設定後の繰出時におい
て、紙葉類が1枚で送られる正常な場合には紙葉類を介
して分離ローラが収納繰出ローラにより従動させられる
が、収納繰出ローラと分離ローラとの間に二重送りの紙
葉類が挟持された異常な場合には、これら収納繰出ロー
ラと分離ローラとの間の摩擦が小さくなって、該分離ロ
ーラの回転方向が繰出方向から収納方向に逆転し、これ
により二重送りされた紙葉類の1枚を返却させることが
できる。 すなわち、本発明では、繰出時に二重送りが発
生し、収納繰出ローラと分離ローラとの間の摩擦力が僅
かに小さくなるだけで、繰出方向に従動される分離ロー
ラの回転方向を、繰出方向から収納方向に直に逆転させ
ることができ、これによって安定した紙葉類繰出が可能
となる。
【0042】
【0043】
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】紙葉類収納繰出装置の一実施例を示す概略構成
図。
【図2】図1の制御回路を示す機能ブロック図。
【図3】DCモータ8の駆動電圧初期設定のためのフロ
ーチャート。
【図4】図3で設定した駆動電圧に基づきDCモータ8
を動作させるためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 搬送経路 2 集積部 3 収納繰出ローラ 4 送りローラ 5 分離ローラ 6 蹴り出しローラ 7 駆動部 8 DCモータ 10 二重送り検知センサ(状態検知センサ) 11 搬送間隔検知センサ(状態検知センサ) 13 ロータリーエンコーダ 15 CPU(制御部) (イ) 収納方向 (ロ) 繰出方向 (ハ) 収納方向 (ニ) 繰出方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 7/00 - 7/20 B65H 43/00 - 43/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納繰出ローラと対向しかつその周面が
    接触する位置に設けられて、該収納繰出ローラにより繰
    り出される紙葉類の搬送状態を調整する分離ローラを有
    し、収納繰出ローラを紙葉類収納方向、紙葉類繰出方向
    のいずれかに駆動させることにより、紙葉類の収納、繰
    出を行うようにした紙葉類収納繰出装置において、 前記分離ローラに対して紙葉類収納方向への駆動力を付
    与するDCモータと、 前記収納繰出ローラにより繰り出された紙葉類の搬送状
    態を検知する状態検知センサと、 前記状態検知センサの検知信号に基づきDCモータに印
    加する駆動電圧を制御する制御部とを具備し、 前記状態検知センサとして、紙葉類の二重送りを検知す
    る二重送り検知センサと、紙葉類の搬送間隔を検知する
    搬送間隔検知センサとが設けられ、 前記制御部は、二重送り検知センサの検知信号に基づき
    紙葉類の二重送りを検知した場合、搬送間隔検知センサ
    の検知信号に基づき紙葉類間の間隔が予め設定した間隔
    よりも短いことを検知した場合に、DCモータの駆動電
    圧を所定値上げるとともに変更後の電圧を新たな駆動電
    圧に設定し、また、搬送間隔検知センサの検知信号に基
    づき紙葉類間の間隔が予め設定した間隔よりも長いこと
    を検知した場合に、DCモータの駆動電圧を所定値下
    げ、変更後の電圧を新たな駆動電圧に設定するととも
    に、 分離ローラの回転方向を検知するロータリーエンコーダ
    を有し、 前記制御部は、DCモータに印加する駆動電圧の初期設
    定時において、収納繰出ローラを繰出方向に回転させる
    とともに、DCモータに印加する駆動電圧を最小電圧か
    ら所定値ずつ段階的に上昇させて、分離ローラに対して
    紙葉類の収納方向に駆動力を付与し、このとき、収納繰
    出ローラから紙葉類を介して伝達される従動力よりもD
    Cモータの駆動力が大きくなって、分離ローラが繰出方
    向から収納方向に逆転されたことがロータリーエンコー
    ダにて検知された場合に、回転方向が逆転したときのD
    Cモータへ印加した駆動電圧よりも所定値小さい電圧を
    最適な駆動電圧として設定する ことを特徴とする紙葉類
    収納繰出装置。
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