JP3498932B2 - シート給送装置 - Google Patents

シート給送装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーナ爪分離方式
のシート給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数枚のシートを積載収納する給紙部か
らコーナ爪分離方式で最上位のシートを分離給送するシ
ート給送装置では、シートをピックアップする給紙コロ
に最上位のシートを押圧させて所望の給紙圧を得るため
に、スプリング力を利用してシートを押し上げるように
した構造のものが多く用いられている。つまり、図6に
例示するように、給紙部である給紙カセット101内に
は複数枚のシート102を積載する底板103を回動自
在に設け、この底板103をコイルスプリング104に
よって押し上げることで最上位のシート102aを半月
状の給紙コロ105に押圧させる構造である。このよう
な構造のものでは、シート102と給紙コロ105との
間には所望の給紙圧が確保されているため、駆動された
給紙コロ105の回転によりシート102がピックアッ
プされ、分離爪106によって最上位のシート102a
が他のシート102から分離されて給紙カセット101
から給送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6に例示するような
コーナ爪分離方式では、シート102と給紙コロ105
との間の給紙圧の許容変化幅が狭い。つまり、給紙圧が
大きすぎるとシートの重送が発生し、給紙圧が小さすぎ
るとシートの不給送が発生する。ところが、シート10
2と給紙コロ105との間の給紙圧をコイルスプリング
104により生じさせる図6に例示するようなシート給
送装置では、給紙圧は底板103に積載されたシート1
02の重量に応じて大きく変化してしまう。このため、
シートサイズやシート積載量等、各種の制限を設けて給
紙圧の制御を行っているのが現状である。このような制
限の具体例としては、 .給紙トレイ毎に積載収納するシートサイズを固定的
に定め、そのシート専用のスプリング力を設定する。
【0004】.シートサイズに応じてコイルスプリン
グを入れ替える。
【0005】.シートの積載枚数を制限する。
【0006】.シートのサイズを制限する。
【0007】等である。したがって、図6に例示するよ
うなシート給送装置では、各種の使用上の制約を生じさ
せてしまうという問題がある。
【0008】これに対し、コーナ爪分離方式ではなくリ
バースローラ方式の分離機構を備えたシート給送装置で
はあるが、シートと給紙コロとの間の給紙圧をシートの
積載量に拘らず一定にすることができるシート給送装置
が特開平5−229674号公報に開示されている。こ
れは、シートを押し上げて最上位のシートを給紙コロに
押圧させる押圧レバーをスプリングによって付勢する構
造を基本とする。そして、押圧レバーの回動角度をロー
タリエンコーダにより検出し、この検出結果からシート
の積載量を推定し、これに応じてスプリングの引張力を
調節してシートと給紙コロとの間の給紙圧を一定に制御
する、という発明である。
【0009】特開平5−229674号公報に開示され
た発明によれば、シートと給紙コロとの間の給紙圧が一
定になるために、シートの積載量が変化しても安定した
シート給送を行うことができる。その反面、シートの重
量によって大きな力がかかる押圧レバーを付勢するスプ
リングの引張力を調節するという構造上、微妙な調節は
不得手であり、また、シートの積載重量が非常に重くな
る場合には対応することができない。したがって、近年
では一般化している大容量給紙トレイや、例えばA2サ
イズ等の大サイズのシートを積載収納できる給紙部を備
えた画像形成装置への適用には向かない。
【0010】本発明の目的は、シートの積載重量に拘ら
ず、シートの消費に伴う積載重量の変化が生じても、シ
ートと給紙コロとの間の給紙圧を常に一定に維持して安
定したシート給送を行うことができるシート給送装置を
得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数枚のシートを積載収納する給紙部からコーナ爪分離
方式で最上位のシートを分離給送するシート給送装置に
おいて、第一のモータに駆動されて給紙部に積載収納さ
れたシートを持ち上げる押上機構と、第二のモータに駆
動されて回転することにより、給紙部に積載収納された
最上位のシートをピックアップする給紙コロと、この給
紙コロを最上位のシートに対して接離自在に保持する給
紙コロ保持機構と、給紙コロが最上位のシートに当接す
る方向に給紙コロ保持機構を付勢する付勢手段と、給紙
コロが最上位のシートに対して所定の給紙圧で当接する
位置に位置する場合に状態が変化するセンサの出力に基
づき給紙コロの定位置を検出する検出手段と、この検出
手段が給紙コロの定位置を検出するまで第一のモータの
駆動力を押上機構に伝達する押圧力均一化手段と、給紙
部から水平方向に給送されたシートを垂直方向に搬送す
る中継搬送ローラ対と、この中継搬送ローラ対のニップ
部にシートを案内する上下一対のガイド板とを備え、上
側に位置するガイド板はシートを案内する案内位置とこ
の案内位置から退避する退避位置との間で自重で回動自
在に取り付けられており、シートの給送時には案内位置
から退避位置に退避する。
【0012】 したがって、給紙コロは付勢手段の付勢
力によって最上位のシートに当接しているため、給紙コ
ロが第二のモータに駆動されて回転するとシートがピッ
クアップされ、コーナ爪分離方式で最上位のシートが他
のシートから分離されて給送される。シートが消費され
てその枚数が減少すると、付勢手段の付勢力によって給
紙コロの位置が定位置からずれる。すると、このずれが
検出手段によって検出され、この検出結果に従い押圧力
均一化手段が第一のモータを駆動し、押上機構を動作さ
せる。これにより、シートが押し上げられ、これに伴い
給紙コロが定位置に復帰する。これをもって押圧力均一
化手段による第一のモータの駆動が停止され、給紙コロ
が定位置に位置決めされる。したがって、シートと給紙
コロとの間の給紙圧が常に略一定になり、シートの給送
動作が安定する。しかも、一定の給紙圧は給紙コロを付
勢する付勢手段に依存して得られるため、給紙圧を一定
にする動作にシートの積載重量が関係せず、このため、
大容量給紙トレイや大サイズのシートを積載収納できる
給紙部を備えた画像形成装置への適用も容易である。
らに、給紙コロから中継搬送ローラ対のニップ部にシー
トが受渡されると、シートの張力によって上側に位置す
るガイド板が退避位置に退避する。このため、シートの
搬送抵抗が減少する。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、付勢手段は、スプリング力を利用して給紙
コロ保持機構を付勢する。したがって、スプリングの引
張力又は伸び力によって給紙コロを保持する給紙コロ保
持機構が付勢される。このため、スプリングを掛け変え
てスプリング力を変更するだけでシートと給紙コロとの
間の給紙圧が自由に設定される。
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図5に基づいて説明する。図1は、シート給送装置1
(図1には図示せず)が適用される複写機2を示す斜視
図である。この複写機2は、下部に多段式給紙トレイ3
を備える。この多段式給紙トレイ3は、装置本体に組み
込まれているものが二段、その下方に位置するオプショ
ン設定の後付けが二段の合計四段の構成となっている。
【0016】図2は、オプション設定の後付け用の多段
式給紙トレイ3の概略構造を示す縦断正面図である。こ
の多段式給紙トレイ3は、複数枚のシート4を積載収納
する給紙部としての二段のトレイ本体5が引出自在に設
けられ、各トレイ本体5にはシート4が載置される底板
6が回動自在に設けられている。これらの底板6の回動
方向は、シート4の先端を給紙口7に向けて持ち上げる
方向である。給紙口7は、多段式給紙トレイ3に組み込
まれており、同様に多段式給紙トレイ3に組み込まれた
垂直配置の給紙経路8に連通している。このような多段
式給紙トレイ3は、トレイ本体5から最上位のシート4
を分離給送するシート給送装置1と、給紙経路8まで給
紙されたシート4を搬送する中継搬送ローラ対9とを内
蔵する。
【0017】図3はシート給送装置を示す縦断正面図、
図4はその斜視図、図5はシート給送装置における動力
伝達系を示す斜視図である。まず、トレイ本体5には、
第一のモータ10を駆動源として、シート4を載置する
底板6を押し上げて上昇させる押上機構11が設けられ
ている。この押上機構11は、第一のモータ10の回転
軸10aに連結されて駆動回転する上昇駆動軸12a
と、この上昇駆動軸12aの端部に固定されて底板6を
押し上げる押上レバー12bとによって構成されてい
る。そして、トレイ本体5には、シート4の先端部両端
を僅かに覆うコーナ爪13を備えたコーナ爪フレーム1
4も設けられている。底板6の回動方向と同一方向に回
動自在に取り付けられ、押上機構11によって押し上げ
られたシート4と共に押し上げられる構造である。
【0018】次いで、それぞれのトレイ本体5に積載収
納されたシート4の上方に位置させて、一対の給紙コロ
15が設けられている。これらの給紙コロ15は、補助
ローラ16を備えた回転自在の給紙コロ軸17に固定さ
れている。この給紙コロ軸17は、給紙コロ保持機構1
8によって、給紙コロ15がトレイ本体5に積載収納さ
れたシート4に接離自在となるように保持されている。
つまり、給紙コロ軸17の近傍にはこの給紙コロ軸17
と平行に三分割された回転自在の給紙コロ駆動軸19が
配設され、この給紙コロ駆動軸19に回動自在に取り付
けられた揺動アーム20の先端に給紙コロ軸17が回転
自在に取り付けられ、ここに、給紙コロ保持機構18が
構成されている。
【0019】ここで、給紙コロ15は、第二のモータ2
1に駆動されて回転する。つまり、図4及び図5に示す
ように、第二のモータ21の図示しない回転軸に固定さ
れた駆動ギヤ22からギヤ列(G1〜G7)を介して給
紙コロ駆動軸19に回転が伝達され、この給紙コロ駆動
軸19に固定された駆動ギヤ23から給紙コロ軸17に
固定された従動ギヤ24にアイドラギヤ25を介して回
転が伝達され、これによって給紙コロ15が回転駆動さ
れる構造である。なお、駆動ギヤ23は、給紙コロ15
の駆動逆方向の回転を許容するワンウェイクラッチOC
を備える。また、ギヤ列(G1〜G7)中のギヤG3か
ら駆動力が取り出され、この駆動力がギヤ列(G8〜G
14)を介して給紙経路8中の中継搬送ローラ対9に伝
達されるように構成されている。図5より明らかなよう
に、各ギヤ列(G1〜G7)、(G8〜G14)は、単
一の第二のモータ21の駆動力を二段あるトレイ本体5
のそれぞれに対応する給紙コロ15及び中継搬送ローラ
対9に伝達することができるような配列構成となってい
る。また、給紙コロ駆動軸19と中継搬送ローラ対9と
に動力を伝達するギヤG5、G7、G11、及びG14
には、その動力伝達を断続する電磁クラッチECが設け
られている。
【0020】次いで、トレイ本体5に積載収納された最
上位のシート4に給紙コロ15が当接する方向に給紙コ
ロ保持機構18の揺動アーム20を付勢する付勢手段と
して、コイルスプリング26が設けられている。このコ
イルスプリング26は、揺動アームの一部とトレイ本体
5に一体的に備えられたフレーム27との間に掛け渡さ
れている。このようなコイルスプリング26の引張力が
作用することで、揺動アーム20は給紙コロ駆動軸19
を中心として回動し、給紙コロ軸17に固定された給紙
コロ15が最上位のシート4に当接している。
【0021】次いで、トレイ本体5に設けられたフレー
ム27には、揺動アーム20の自由端の一部である検出
片28を検出する光電検知センサ構造のセンサ29が取
り付けられている。このセンサ29の取り付け位置は、
給紙コロ15が最上位のシート4に対して所定の給紙圧
で当接する位置に位置する場合に揺動アーム20の検出
片28が光路を遮り、状態が変化するような位置であ
る。
【0022】その他の構造物としては、通過センサ30
とガイド板31とが設けられている。通過センサ30
は、光電検知センサを一部に含み、中継搬送ローラ対9
のニップ部をシート4が通過したことを検知する。ガイ
ド板31は、下ガイド板31aと上ガイド板31bとか
らなり、給紙口7を形成する。上ガイド板31bは、給
紙コロ駆動軸19に回動自在に取り付けられ、給紙口7
を形成する案内位置Aと給紙口7から退避する退避位置
Bとの間を自重によって回動する。
【0023】さらに、シート給送装置1における各電気
電子部品は、複写機2に設けられた図示しない制御部に
よって制御される。つまり、複写機2に設けられた制御
部はマイクロコンピュータ構成であり、メモリに格納さ
れた動作プログラムに従って各部を集中的に制御する。
【0024】次にシート給送装置1の動作について説明
する。まず、複写機2に設けられた制御部の制御動作で
第一のモータ10及び第二のモータ21が駆動され、こ
れによって押上機構11の上昇駆動軸12aが回転駆動
されて押上レバー12bが底板5を押し上げる。これに
より、底板5に載置されたシート4が持ち上げられる。
すると、給紙コロ保持機構18を構成する揺動アーム2
0が揺動し、その先端に保持された給紙コロ15がスプ
リング26の付勢力に抗して持ち上げられて最上位のシ
ート4に対する給紙圧を上昇させる。
【0025】そして、シート4の上昇に応じて揺動する
揺動アーム20の自由端に設けられた検出片28がセン
サ29の光路を遮ると、センサ29の出力が変化する。
このセンサ29の出力変化は複写機2の制御部に送信さ
れ、制御部においては給紙コロ15が定位置に位置付け
られたと認識する。つまり、センサ29の出力に基づき
給紙コロ15の定位置が検出される(検出手段)。する
と、これをトリガとして、複写機2の制御部は第一のモ
ータ10の駆動を停止する。これにより、シート4の上
昇動作が停止し、給紙コロ15が定位置に位置付けられ
る。つまり、最上位のシート4に対する給紙コロ15の
給紙圧が理想的な状態になる。
【0026】そこで、給紙コロ駆動軸19に動力を伝達
するギヤG5及びG7に設けられた電磁クラッチECを
オンにし、給紙コロ駆動軸19に動力を伝達する。これ
により、給紙コロ15が第二のモータ21に駆動されて
回転し、シート4がピックアップされてコーナ爪分離方
式で最上位のシート4が他のシート4から分離されて給
紙口7に給送される。
【0027】その後、シート4が消費されてその枚数が
減少すると、スプリング26の付勢力によって給紙コロ
15の位置が定位置からずれる。このずれが大きくな
り、揺動アーム20の自由端に設けられた検出片28が
センサ29の光路を遮らない位置まで変位すると、これ
がセンサ29の出力を監視する検出手段によって検出さ
れ、この検出結果に従い第一のモータ10が再び駆動さ
れる。これにより、押圧機構11が動作し、シート4が
押し上げられ、これに伴い給紙コロ15が定位置に復帰
する。これをもって第一のモータ10の駆動が停止さ
れ、給紙コロ15が定位置に位置決めされる(押圧力均
一化手段)。したがって、シート4と給紙コロ15との
間の給紙圧が常に略一定になり、シート4の給送動作が
安定する。しかも、一定の給紙圧は給紙コロ15を付勢
するスプリング26に依存して得られるため、給紙圧を
一定にする動作にシート4の積載重量が関係しない。こ
のため、シート4の積載重量に拘らずシート給送動作が
安定する。
【0028】ここで、トレイ本体5から給送されたシー
ト4は中継搬送ローラ対9によって搬送され、給紙口7
から給紙経路8に送られる。この際、シート4が中継搬
送ローラ対9のニップ部を通過したことが通過センサ3
0によって検出され、この検出から100ms後に、給
紙コロ駆動軸19に動力を伝達するギヤG5及びG7に
設けられた電磁クラッチECが切られる。これにより、
給紙コロ15はワンウェイクラッチOCの作用で自由回
転可能となる。また、シート4の給送時には、給紙コロ
15と中継搬送ローラ対9との間でシート4が張設され
るため、上ガイド板31bは、シート4を案内する案内
位置Aから退避位置Bに退避する。このため、シート4
の搬送抵抗が減少する。
【0029】さらに、本実施の形態では、スプリング2
6によるスプリング力を利用して給紙コロ15を付勢す
る。このため、スプリング26を掛け変えてスプリング
力を変更するだけでシート4と給紙コロ15との間の給
紙圧を自由に設定することができ、各装置に最適な所望
の給紙圧を容易に得ることができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、最上位のシート
に対して接離自在に保持された給紙コロを付勢して最上
位のシートに当接させ、給紙コロが最上位のシートに対
して所定の給紙圧で当接する位置からずれた場合にこれ
を検出し、この場合にはシートを押し上げて給紙コロを
定位置に復帰させるようにしたので、シートと給紙コロ
との間の給紙圧を常に一定にすることができ、したがっ
て、コーナ爪分離方式の分離給送方式を用いたとして
も、シートの給送動作を安定させることができる。しか
も、一定の給紙圧は給紙コロを付勢する付勢力に依存し
て得られるため、給紙圧を一定にする動作にシートの積
載重量が関係せず、したがって、大容量給紙トレイや大
サイズのシートを積載収納できる給紙部を備えた画像形
成装置にも容易に適用することができる。さらに、給紙
部から水平方向に給送されたシートを垂直方向に搬送す
る中継搬送ローラ対と、この中継搬送ローラ対のニップ
部にシートを案内する上下一対のガイド板とを備え、上
側に位置するガイド板はシートを案内する案内位置とこ
の案内位置から退避する退避位置との間で自重で回動自
在に取り付けられており、シートの給送時には案内位置
から退避位置に退避するので、シートの搬送抵抗を減少
させてシートの搬送状態を円滑にすることができる。ま
た、シートの搬送状態が円滑になるため、給紙コロと中
継搬送ローラ対との間の距離を短くして装置の小型化を
図ることも可能である。
【0031】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、付勢手段はスプリング力を利用して給紙コ
ロ保持機構を付勢するので、スプリングを掛け変えてス
プリング力を変更するだけでシートと給紙コロとの間の
給紙圧を自由に設定することができ、したがって、各装
置に最適な所望の給紙圧を容易に得ることができる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態として、シート給送装置
が適用される複写機を示す斜視図である。
【図2】シート給送装置を含む多段式給紙トレイの概略
構造を示す縦断正面図である。
【図3】シート給送装置を示す縦断正面図である。
【図4】その斜視図である。
【図5】シート給送装置における動力伝達系を示す斜視
図である。
【図6】コーナ爪分離方式のシート給送装置の従来の一
例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
4 シート 5 給紙部 9 中継搬送ローラ対 10 第一のモータ 11 押上機構 15 給紙コロ 18 給紙コロ保持機構 21 第二のモータ 26 付勢手段 29 センサ 31 ガイド板 A 案内位置 B 退避位置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/24 B65H 1/14 310 B65H 3/06 340 B65H 3/68 G03G 15/00 514

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシートを積載収納する給紙部か
    らコーナ爪分離方式で最上位のシートを分離給送するシ
    ート給送装置において、 第一のモータに駆動されて前記給紙部に積載収納された
    シートを持ち上げる押上機構と、 第二のモータに駆動されて回転することにより、前記給
    紙部に積載収納された最上位のシートをピックアップす
    る給紙コロと、 この給紙コロを前記最上位のシートに対して接離自在に
    保持する給紙コロ保持機構と、 前記給紙コロが前記最上位のシートに当接する方向に前
    記給紙コロ保持機構を付勢する付勢手段と、 前記給紙コロが前記最上位のシートに対して所定の給紙
    圧で当接する位置に位置する場合に状態が変化するセン
    サの出力に基づき前記給紙コロの定位置を検出する検出
    手段と、 この検出手段が前記給紙コロの定位置を検出するまで前
    記第一のモータの駆動力を前記押上機構に伝達する押圧
    力均一化手段と、 前記給紙部から水平方向に給送されたシートを垂直方向
    に搬送する中継搬送ローラ対と、 この中継搬送ローラ対のニップ部にシートを案内する上
    下一対のガイド板とを備え、 上側に位置する前記ガイド板はシートを案内する案内位
    置とこの案内位置から退避する退避位置との間で自重で
    回動自在に取り付けられており、シートの給送時には前
    記案内位置から前記退避位置に退避することを 特徴とす
    る給送装置。
  2. 【請求項2】 付勢手段は、スプリング力を利用して給
    紙コロ保持機構を付勢することを特徴とする請求項1記
    載のシート給送装置。
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