JPH08208058A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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Publication number
JPH08208058A
JPH08208058A JP7290266A JP29026695A JPH08208058A JP H08208058 A JPH08208058 A JP H08208058A JP 7290266 A JP7290266 A JP 7290266A JP 29026695 A JP29026695 A JP 29026695A JP H08208058 A JPH08208058 A JP H08208058A
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JP
Japan
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paper
feeding
paper feed
tray
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP7290266A
Other languages
English (en)
Inventor
Chiyuujirou Yokoyama
忠治郎 横山
Haruhiko Hori
春彦 堀
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7290266A priority Critical patent/JPH08208058A/ja
Publication of JPH08208058A publication Critical patent/JPH08208058A/ja
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給紙装置で必要とされるモータの個数を削減
して、コストダウン、装置の小型化を達成する。 【構成】 第1の給紙トレイ121 と、その直下に設け
られた第2の給紙トレイ21と、第1の給紙トレイ121 内
の用紙を用紙送り出し位置に押し上げる第1の押上手段
と、第2の給紙トレイ内の用紙を用紙送り出し位置に押
し上げる第2の押上手段と、第1の給紙トレイ内にて最
適な高さに押し上げられている用紙を送り出す第1の用
紙送出手段と、第2の給紙トレイ内にて最適な高さに押
し上げられている用紙を送り出す第2の用紙送出手段
と、モータと、モータの回転駆動力を第1の用紙押上手
段又は第2の用紙送出手段に伝達するべく連結する駆動
伝達手段と、を有する給紙装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給紙トレイを有する給
紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給紙トレイに収納された複数枚の
用紙を、給紙トレイ内に設けられた用紙積載板を上昇さ
せることにより、給紙トレイ上方に配設されたローラ等
の給紙手段に適切な圧力で当接させ、最上層から順に1
枚づつ捌き出して給紙する給紙装置が提供されている。
また、所望のサイズの用紙を選択して給紙できるよう
に、各々異なるサイズの用紙が収納された複数の給紙ト
レイを有し、オペレータの入力操作により選択された給
紙トレイから用紙を給紙する給紙装置も提供されてい
る。例えば、特開昭63−202523号には、多段に
積み重ねるように設けられた複数の給紙トレイを備え、
選択された給紙トレイ内の用紙積載板を押上レバーによ
り下方から押し上げて用紙の先端側(給紙口側)を適切
な高さに設定し、当該給紙トレイ内の用紙を最上層から
順に1枚づつ捌き出す装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の装
置では、給紙トレイ内の用紙積載板を押し上げる手段
(例:押上レバー)を駆動するための押上用モータと、
用紙を捌き出す手段(例:給紙ローラ)を駆動するため
の給紙用モータとをそれぞれ必要としており、コストア
ップの要因となっている。また、複数の給紙トレイを有
するものでは、給紙トレイの数が増えると、その分だけ
押上用モータと給紙用モータの個数が増加してしまい、
一層のコストアップを招くという問題がある。また、特
に、各給紙トレイが上下方向に積み重ねるように多段に
配置される場合には、押上用モータと給紙用モータによ
って各段の大きさ(各給紙トレイの占めるスペース)が
大きくなり、装置が全体として大型化するという問題も
ある。
【0004】上記の問題に鑑み、本発明は、給紙トレイ
内に収納されている用紙を該給紙トレイの用紙送り出し
位置に移動させ、該送り出し位置に於いて送り出す給紙
装置に於いて、必要とされるモータの数を削減し、もっ
て、コストダウン、装置の小型化等を実現することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、給紙トレ
イ内に収納されている用紙を該給紙トレイの用紙送り出
し位置に移動させ、該送り出し位置に於いて送り出す給
紙装置であって、第1の給紙トレイと、前記第1の給紙
トレイの直下に設けられた第2の給紙トレイと、前記第
1の給紙トレイ内の用紙を該第1の給紙トレイの用紙送
り出し位置に移動させる第1の用紙移動手段と、前記第
2の給紙トレイ内の用紙を該第2の給紙トレイの用紙送
り出し位置に移動させる第2の用紙移動手段と、前記第
1の給紙トレイ内の用紙を該第1の給紙トレイの用紙送
り出し位置に於いて送り出す第1の用紙送出手段と、前
記第2の給紙トレイ内の用紙を該第2の給紙トレイの用
紙送り出し位置に於いて送り出す第2の用紙送出手段
と、モータと、前記モータの回転駆動力を伝達するべく
前記第1の用紙移動手段と前記第2の用紙送出手段とを
該モータに連結する駆動伝達手段と、を有する給紙装置
を提供することにより達成される。
【0006】上記の給紙装置によれば、前記第1の給紙
トレイが給紙用に選択された場合には、前記モータと前
記第1の用紙移動手段とが連結されて該モータの駆動力
が該第1の用紙移動手段に伝達される。これにより、前
記第1の給紙トレイ内の用紙が該第1の給紙トレイの用
紙送り出し位置に移動されて、該第1の給紙トレイから
の用紙の送り出しが可能となる。また、前記第2の給紙
トレイが給紙用に選択された場合には、前記モータと前
記第2の用紙送出手段とが連結されて該モータの駆動力
が該第2の用紙送出手段に伝達される。これにより、前
記第2の給紙トレイ内に収納されており該第2の給紙ト
レイの用紙送り出し位置に移動されている用紙が、該送
り出し位置に於いて送り出される。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、本発明の第1の実施例を図
面を参照しつつ説明する。本実施例の給紙装置は、各々
異なるサイズの用紙を収納した上下2段の給紙トレイを
備えてなり、複写機等の画像形成装置に接続して用いら
れる。本実施例の装置は、画像形成装置からの制御信号
に基づいて、上段給紙トレイ又は下段給紙トレイの何れ
か一方から選択的に用紙を給紙する。給紙された用紙上
には、画像形成装置に於いて公知のプロセスにより画像
が形成される。
【0008】図1は、本実施例の給紙装置の全体構成を
示す正面図であり、該給紙装置は図の右手に於いて、図
示されない複写機等の画像形成装置に接続されている。
図1に於いて、21は下段給紙トレイ、121 は上段給紙ト
レイである。
【0009】下段給紙トレイ21が選択されている場合に
は、該下段給紙トレイ21内の用紙積載板19上に積載され
ている複数枚の用紙Pが、ピックアップローラ3 により
繰り出された後、給送ローラ1 と分離ローラ2 で捌かれ
て、最上層の一枚のみが画像形成装置の搬送路へ送り出
される。一方、上段給紙トレイ121 が選択されている場
合には、該上段給紙トレイ121 内の用紙積載板119 に積
載されている複数枚の用紙Pが、ピックアップローラ10
3 により繰り出された後、給送ローラ101 と分離ローラ
102 で捌かれて、最上層の一枚のみが画像形成装置の搬
送路へ送り出される。
【0010】下段給紙トレイ21の押上手段は、該トレイ
内下部の用紙積載板19と、その下方の押上レバー20より
構成される。用紙積載板19は、下段給紙トレイ21の底部
に設けられた不図示の長孔(図1の左右方向に延びる長
孔)を通過して時計回り方向に回動される押上レバー20
により押し上げられて最適な高さに保持される。この押
上レバー20は、モータM により回転駆動される回転軸20
a に固定されており、回転軸20a の時計回り方向への回
転に連動して同方向に回動することにより、用紙積載板
19を押し上げる。なお、上述の最適な高さとは、ピック
アップローラ3が用紙Pの最上面に適切な圧力で当接す
る高さであり、これは、ピックアップローラ3 を軸支す
るピックアップフレーム4 の先端の突片4bがフォトセン
サ14の光路を遮断する高さに等しい。
【0011】上段給紙トレイ121 の押上手段は、該トレ
イ内下部の用紙積載板119 と、その下方の押上レバー4c
より構成される。用紙積載板119 は、上段給紙トレイ12
1 の底部に設けられた不図示の長孔(図1の左右方向に
延びる長孔)を通過して時計回り方向に回動される押上
レバー4cにより押し上げられて、最適な高さに保持され
る。この押上レバー4cは、下段給紙トレイ21のピックア
ップフレーム4 の上面部に一体的に固定されている。即
ち、押上レバー4cは、ピックアップフレーム4の回動に
連動して回動する。なお、上述の最適な高さとは、ピッ
クアップローラ103 が用紙Pの最上面に適切な圧力で当
接する高さであり、これは、ピックアップローラ103 を
軸支するピックアップフレーム104 の先端の突片104bが
フォトセンサ114 の光路を遮断する高さに等しい。
【0012】図2は、図1に示されたピックアップフレ
ーム4 及び該ピックアップフレーム4 に支持される給紙
用ローラ群の駆動伝達機構の詳細を示す上面図である。
下段給紙トレイ21用のピックアップローラ3 は、その内
部に設けられたワンウエイクラッチ11を介してピックア
ップローラ軸6 の周面に取り付けられており、このピッ
クアップローラ軸6 は、ピックアップフレーム4 に固定
された軸受け40によって回動可能に支持されている。
【0013】また、下段給紙トレイ21用の給送ローラ1
は、その内部に設けられたワンウエイクラッチ10を介し
て給送ローラ軸5 の周面に取り付けられており、この給
送ローラ軸5 は、不図示の画像形成装置本体の側板に固
定された軸受けによって回動可能に支持されている。ま
た、この給送ローラ軸5 の周面には、電磁クラッチ12を
介してピックアップフレーム4 が取り付けられている。
【0014】上記構成に於いて、ワンウエイクラッチ1
0,11 の駆動伝達方向は同じ方向に揃えられている。ま
た、給送ローラ軸5 にはプーリ7 が固定され、ピックア
ップローラ軸6 にはプーリ8 が固定されている。さら
に、プーリ7 とプーリ8 とは、駆動ベルト9 によって連
結されている。
【0015】したがって、電磁クラッチ12のオフ(遮
断)状態で給送ローラ軸5 をワンウエイクラッチ10の駆
動伝達方向(正方向)へ回転させると、給送ローラ1 も
同方向へ回転し、且つ、駆動ベルト9 で連結されている
ピックアップローラ軸6 と該ピックアップローラ軸6 に
ワンウエイクラッチ11で連結されているピックアップロ
ーラ3 も同方向へ回転する。また、電磁クラッチ12のオ
ン(伝達)状態で給送ローラ軸5 をワンウエイクラッチ
10の遮断方向(逆方向)へ回転させると、電磁クラッチ
12で連結されたピックアップフレーム4 も上記遮断方向
(逆方向)へ回転するが、給送ローラ1 とピックアップ
ローラ3 とは、各々のワンウエイクラッチ10,11 が遮断
状態であるため回転しない。なお、本実施例に於いて
は、ワンウエイクラッチ10,11 の駆動伝達方向、即ち、
給送ローラ1 及びピックアップローラ3 の回転方向は図
1に於いて反時計回り方向に設定され、一方、ワンウエ
イクラッチ10,11 の遮断方向、即ち、ピックアップフレ
ーム4 の回動方向は図1に於いて時計回り方向に設定さ
れている。
【0016】また、上記給送ローラ軸5 には分離ローラ
2 がギアで連結されており、給送ローラ5 の周面と分離
ローラ2 の周面が接する位置で両周面が逆の方向へ移動
するように構成されている。この分離ローラ2 は、図1
に示されるように軸2aによって分離ローラフレーム22に
取り付けられており、この分離ローラフレーム22は、一
端を分離ローラフレーム軸22a を介して不図示の画像形
成装置本体の側板に支持され、他端をバネ23によって上
方へ付勢されている。このため、給送ローラ1と分離ロ
ーラ2との間には、常に適切な捌き圧が加えられる。
【0017】なお、上段給紙トレイ121 用の給紙用ロー
ラ群(ピックアップローラ103,給送ローラ101,分離ロー
ラ102)を駆動するための機構(不図示)は、上述した下
段給紙トレイ21用の給紙用ローラ群(ピックアップロー
ラ3,給送ローラ1,分離ローラ2)を駆動するための機構と
略同様であるが、電磁クラッチ12を備えていない点が異
なる。即ち、上段給紙トレイ121 は、本実施例では最上
段の給紙トレイであるため、その上には給紙トレイが無
く、したがって、ピックアップフレーム104 上部から延
設されるべき押上レバーも無い。このため、ピックアッ
プフレーム104を給送ローラ軸101 に連結させるべき電
磁クラッチも設けられていない。
【0018】図5は、本実施例の装置が接続される図示
されない画像形成装置の制御部に入出力される、本実施
例の装置に関連する信号を示す説明図である。図5に於
いて、画像形成装置の制御部200 には、本実施例の装置
からフォトセンサ14,114の検出信号が入力される。ま
た、制御部200 からは、前記本実施例の装置からの検出
信号、又は、画像形成装置本体においてオペレータによ
り入力された指示に基づく信号等に基づいて、本実施例
の装置の各駆動モータ及び電磁クラッチに対して制御信
号が出力される。制御部200 には、上記の信号の他に画
像形成装置自体の動作のための各種の信号が入出力され
るが、本発明とは関係しないため、説明を省略する。
【0019】次に、本実施例の給紙装置の動作を説明す
る。本実施例の装置が接続された画像形成装置に於い
て、オペレータの入力等により、下段給紙トレイ21を選
択すべき旨が指令されると、制御部200 からの制御信号
により下段押上モータM が時計回り方向(正方向)に回
転駆動される(図5参照)。これにより、回転軸20a が
時計回り方向に回転し、これに連動して、押上レバー20
も時計回り方向に回動して用紙積載板19を押し上げる。
この時、電磁クラッチ12はオフであり、ピックアップフ
レーム4 に支持されたピックアップローラ3 は自重で用
紙P の上面に当接している(図1参照)。
【0020】こうして用紙積載板19が押し上げられ、そ
の結果、フォトセンサ14によりピックアップフレーム4
の先端の突片4bが検出されると、下段押上モータM が停
止され、用紙積載板19は、その高さに保持される。この
時、ピックアップローラ3 は、用紙P の上面に最適な圧
力で当接されている。なお、給紙により用紙が減少し、
ピックアップフレーム4 が下降して、フォトセンサ14で
上記突片4bが検出されなくなると、再び下段押上モータ
M が正方向に回転駆動されて、用紙積載板19が押し上げ
られる。そして、前記同様、フォトセンサ14により突片
4bが検出される高さに於いて用紙積載板19が停止され
て、その高さに保持される。以下、これを繰り返すこと
により、用紙積載板19は常にピックアップローラ3 の最
適な給紙圧が得られる高さに保持される。
【0021】下段押上モータM が停止されると、次に、
制御部200 から給紙タイミング毎に送られて来る制御信
号に応じて、電磁クラッチ12のオフ状態で下段給紙モー
タ17が時計回り方向(正方向)に回転駆動される。この
回転は、ギア16とギア15を介して給送ローラ軸5 に伝達
される。これにより、給送ローラ軸5 にワンウエイクラ
ッチ10を介して連結されている給送ローラ1 と、給送ロ
ーラ軸5 に駆動ベルト9 等を介して連結されているピッ
クアップローラ軸6 と、ピックアップローラ軸6 にワン
ウエイクラッチ11を介して連結されているピックアップ
ローラ3 とが、各々反時計回り方向に回転される。こう
して、下段給紙トレイ21内の用紙P が最上層から順に1
枚づつ繰り出される(図3の(a)参照)。
【0022】一方、画像形成装置に於いて、上段給紙ト
レイ121 を選択すべき旨が指令されると、制御部200 か
ら制御信号が出力され、まず、電磁クラッチ12がオンさ
れて、下段給紙モータ17とピックアップフレーム4 とが
給送ローラ軸5 を介して連結された後、下段給紙モータ
17が反時計回り方向(逆方向)に回転駆動される。この
回転は、ギア16とギア15を介し、さらに、給送ローラ軸
5 を介してピックアップフレーム4 に伝達され、ピック
アップフレーム4 が時計回り方向に回転駆動される(図
3の(b)参照)。このため、ピックアップフレーム4
と一体である押上レバー4cが時計回り方向に回動して、
用紙積載板119 を押し上げる。この時、ピックアップフ
レーム104 に支持されたピックアップローラ103 は、自
重で用紙P の上面に当接している(図4参照)。
【0023】こうして用紙積載板119 が押し上げられ、
その結果、フォトセンサ114 によりピックアップフレー
ム104 の先端の突片104bが検出されると、電磁クラッチ
12オン状態で下段給紙モータ17が停止されて、用紙積載
板119 はその高さに保持される。この時、ピックアップ
ローラ103 の用紙P 上面への当接圧力が最適となるよう
に予め調整されている。なお、給紙により用紙が減少
し、ピックアップフレーム104 が下降して、フォトセン
サ114 で上記突片104bが検出されなくなると、再び下段
給紙モータ17が反時計回り方向(逆方向)に回転駆動さ
れて、用紙積載板119 が押し上げられる。そして、前記
の下段トレイ21の用紙積載板19の場合と同様に昇降を繰
り返すことにより、適切な高さに保持される。
【0024】下段給紙モータ17が停止されると、次に、
制御部200 から給紙タイミング毎に送られて来る制御信
号に応じて上段給紙モータ(不図示。図5参照)が時計
回り方向(正方向)に回転される。この回転は、上述の
下段給紙トレイ21からの給紙の場合と同様に給送ローラ
軸105 に伝達され、給送ローラ101 とピックアップロー
ラ103 とが各々反時計回り方向に回転される。こうし
て、上段給紙トレイ121内の用紙P が最上層から順に1
枚づつ繰り出される。
【0025】次に、画像形成装置に於いて再び下段給紙
トレイ21を選択すべき旨が指令された場合は、まず、下
段押上モータM が反時計回り方向(逆方向)に回転駆動
されて押上レバー20が一旦下げられた後に、前述の場合
と同様に用紙積載板19が最適な位置まで上昇されて、給
紙動作が行われる。即ち、用紙積載板19を一旦下げた後
に給紙を行っているため、下段給紙トレイ21に用紙が補
給されていた場合でも、突片4bがフォトセンサ14より高
くなることを防止できる。
【0026】このように、本実施例では、上段給紙トレ
イ121 用の押上レバー4cを下段給紙トレイ21用の給紙用
ローラ群を支持するピックアップフレーム4 と一体に構
成した上、給紙用ローラ群と給紙用モータ17とをワンウ
エイクラッチ10,11 で一方向にのみ駆動伝達可能に連結
するとともに、ピックアップフレーム4 と給紙用モータ
17とを電磁クラッチ12により駆動伝達・遮断自在に連結
することにより、単一の給紙用モータ17によって押上レ
バー4cと給紙用ローラ群を選択的に駆動するようにし
て、モータの数を削減している。
【0027】なお、本実施例では、給紙トレイが2段の
装置を例にとって説明しているが、本実施例の構成は、
給紙トレイが3段以上の装置にも適用することができ
る。また、給紙待機状態(非給紙状態)に於いて、電磁
クラッチ12をオンし、ピックアップフレーム4 を図1に
示された位置と図4に示された位置との中間位置に設定
すると、その後、何れの給紙トレイが選択された場合で
も、短時間で給紙可能状態に移行することができる。図
6は、かかる待機状態を示す図である。かかる待機位置
にピックアップフレーム4 を停止させるための制御は、
例えばピックアップフレーム4 を一旦上昇又は下降させ
て突片4bがフォトセンサ14によって検出された時点か
ら、タイマ制御により一定時間反時計回り方向にピック
アップフレーム4 を回動させた後、停止させること等が
考えられる。
【0028】また、上記実施例では、給紙用モータ17の
回転方向を変えることで押上レバー4cと給紙用ローラ群
の回転方向を逆向きとしているが、給紙用モータ17の回
転方向は変えないで、駆動力の伝達系の構成を変えるこ
とによって両者の回転方向が逆向きとなるようにしても
よい。図7は、かかる駆動伝達機構の構成の一例を示す
上面図である。図に於いて、201 は駆動モータ、202 、
203 は電磁クラッチ、204 は中間軸、205 は給送ローラ
軸、206 〜210 はギアである。ギア206a及び206bは、モ
ータ201 と同軸にて連動して回転し、それぞれギア210
、207 に駆動を伝達する。ギア210 と給送ローラ軸205
とは電磁クラッチ202により駆動伝達・遮断自在に連結
されており、一方、ギア207 と中間軸204 とは電磁クラ
ッチ203 により駆動伝達・遮断自在に連結されている。
また、給送ローラ軸205 と中間軸204 とはギア208 、20
9 を介して連結されており、常に互いに逆の方向に回転
するようになっている。
【0029】かかる構成に於いて、電磁クラッチ202 を
オン(伝達)、電磁クラッチ203 をオフ(遮断)とし
て、モータ201 を回転させると、ギア206a、210 により
給送ローラ軸205 に駆動が伝達され、給送ローラ軸205
はモータ201 の回転方向とは逆の方向に回転する。この
とき、ギア207 はギア206bから駆動を伝達されて回転す
るが、電磁クラッチ203 がオフされているので中間軸20
4 は回転しない。
【0030】一方、電磁クラッチ202 をオフ(遮断)、
電磁クラッチ203 をオン(伝達)として、モータ201 を
回転させると、ギア206b、207 により、中間軸204 に駆
動が伝達され、中間軸204 はモータ201 の回転方向とは
逆の方向に回転する。さらに、ギア208 、209 により、
中間軸204 から給送ローラ軸205 に駆動が伝達され、給
送ローラ軸205 はモータ201 の回転方向と同方向に回転
する。このとき、ギア210 はギア206aから駆動を伝達さ
れてモータ201 の回転方向と逆の方向に回転するが、電
磁クラッチ202 がオフされているので給送ローラ軸205
にかかる駆動は伝達されない。
【0031】このように、上記の駆動伝達機構によれ
ば、モータの回転方向を変えることなく、給送ローラ軸
の回転方向を正逆自在に制御することができる。従っ
て、かかる駆動伝達機構を上記実施例の装置の下段給紙
モータ17から給送ローラ軸5 への駆動伝達に適用するこ
とにより、下段給紙モータ17の回転方向を変えることな
く、押上レバー4cと給紙用ローラ群の回転方向が逆向き
となるように制御することが可能となる。なお、押上レ
バー4cと給紙用ローラ群の回転方向を逆向きに制御する
ことは、上記実施例の給紙トレイの構成で、押し上げ動
作と給紙動作を実現するために必要なことである。
【0032】次に、本発明の第2の実施例について、図
8及び図9を参照して説明する。本実施例の給紙装置
は、上記第1の実施例の装置と同様に、各々異なるサイ
ズの用紙を収納した上下2段の給紙トレイを備えてな
り、複写機等の画像形成装置に接続して用いられる。
【0033】本実施例の給紙装置の構成は、上記第1の
実施例の装置と略同一であるが、各給紙トレイの押上手
段を当該給紙トレイ用の給紙用ローラ群を駆動するモー
タによって駆動するようにした点が異なる。即ち、上記
第1の実施例の装置では、上段側の給紙トレイ用の押上
手段を、かかる上段側の給紙トレイの直下段の給紙トレ
イ用の給紙用ローラ群を駆動するモータによって駆動す
るようにしているが、本実施例の装置では、これを、上
段側の給紙トレイ用の給紙用ローラ群を駆動するモータ
によって駆動する。
【0034】図8は、本実施例の給紙装置に適用される
駆動伝達機構の構成を示す側面図である。図に於いて、
301 は駆動モータ、302 、303 は電磁クラッチ、304 〜
310 はギア、311 は給送ローラ軸、312 、313 は中間
軸、314 は押上レバー軸である。ギア304 は、モータ30
1 と同軸にて連動して回転し、ギア305 、306 に駆動を
伝達する。ギア305 と中間軸312 とは電磁クラッチ302
により駆動伝達・遮断自在に連結されており、一方、ギ
ア306 と中間軸313 とは電磁クラッチ303 により駆動伝
達・遮断自在に連結されている。また、給送ローラ軸31
1 と中間軸312 とは、ギア307 、308 を介して連結さ
れ、常に互いに逆の方向に回転するようになっており、
一方、押上レバー軸314 と中間軸313 とは、ギア309 、
310 を介して連結され、やはり常に互いに逆の方向に回
転するようになっている。
【0035】かかる構成に於いて、電磁クラッチ302 を
オン(伝達)、電磁クラッチ303 をオフ(遮断)とすれ
ば、給送ローラ軸311 のみにモータ301 の駆動を伝達す
ることができ、逆に、電磁クラッチ302 をオフ(遮
断)、電磁クラッチ303 をオン(伝達)とすれば、押上
レバー314 のみにモータ301 の駆動を伝達することがで
きる。
【0036】図9は、図8に示した駆動伝達機構を用い
た本実施例の給紙装置の構成の一部を示す正面図であ
る。なお、本実施例の装置の全体構成は、上述のとお
り、上記第1の実施例の装置と略同一であるので、図示
及び説明を省略する。
【0037】図に於いて、図8で示した部材は図8に於
けるのと同じ番号を付してある。316 はピックアップロ
ーラ軸であり、給送ローラ軸311 から図示されない駆動
伝達機構により駆動を伝達され、給送ローラ軸311 と同
方向に回転するようになっている。317 はピックアップ
ローラであり、ピックアップローラ軸316 の周面に取付
けられ、ピックアップローラ軸316 の回転に連動して回
転する。ピックアップローラ軸316 と給送ローラ軸311
とは、共にピックアップフレーム315 に軸支されてい
る。
【0038】318 は押上レバーである。押上レバー318
は、押上レバー軸314 に固定され、押上レバー軸314 の
回転に連動して同方向に回動するようになっている。か
かる押上レバー318 は、前記のピックアップローラ317
により繰り出されるべき用紙が積載された給紙トレイの
用紙積載板(不図示)を昇降させる。
【0039】かかる構成に於いて給紙を行う場合には、
まず、モータ301 が図9に於いて時計回り方向(正方
向)に回転され、ギア304 、306 、310 等を介して押上
レバー軸314 を時計回り方向に回転駆動する。これによ
り、押上レバー318 が時計回り方向に回動して、図示さ
れない用紙積載板を押し上げる。このとき、電磁クラッ
チ303 はオン(伝達)、電磁クラッチ302 はオフ(遮
断)とされており、給送ローラ軸311 、ピックアップロ
ーラ軸316 等の給送系には駆動は伝達されない。
【0040】用紙積載板が押し上げられ、上記第1の実
施例の装置と同様の機構により、最適な高さにて停止さ
れると、モータ301 は一旦停止され、電磁クラッチ303
がオフ(遮断)、電磁クラッチ302 がオン(伝達)に変
更された後、反時計回り方向に回転され、ギア304 、30
5 、308 等を介して給送ローラ軸311 を反時計回り方向
に回転駆動する。
【0041】これにより、ピックアップローラ317 が反
時計回り方向に回転し、図示されない用紙積載板に積載
された用紙を最上層から順に1枚づつ繰り出していく。
このとき、電磁クラッチ303 はオフ状態のため、押上レ
バー318 には駆動は伝達されない。
【0042】なお、本実施例では、上下2段の給紙トレ
イを有する給紙装置を例にとって説明したが、本実施例
の構成は、給紙トレイが1つの装置、又は、給紙トレイ
が3段以上の装置にも適用することができる。なお、上
記2つの実施例はいずれも、トレイ内の用紙の先端を適
切な高さに設定する手段として押上手段を採用している
が、押上手段に代えて、用紙積載板を引き上げる手段を
採用した場合にも、本発明を適用することができる。こ
の場合、引上手段を駆動する給紙用モータは上記第1の
実施例の装置の如く直下段の給紙トレイ用の給紙用モー
タではなく、上記第2の実施例の装置の如く当該給紙ト
レイ用の給紙用モータであることが望ましい。なお、直
上段の給紙トレイ用の給紙用モータを用いてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、第1の給紙トレイが給紙用に選択された場合には、
モータの駆動力が第1の用紙移動手段に伝達され、第1
の給紙トレイ内の用紙が第1の給紙トレイの用紙送り出
し位置に移動されて、第1の給紙トレイからの用紙の送
り出しが可能となる。また、第2の給紙トレイが給紙用
に選択された場合には、モータの駆動力が第2の用紙送
出手段に伝達され、第2の給紙トレイの用紙送り出し位
置に移動されている用紙が、該送り出し位置に於いて送
り出される。即ち、1個のモータを第1の給紙トレイ内
の用紙の移動用と第2の給紙トレイの用紙の送り出し用
に共用できるため、モータの個数を削減することがで
き、装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の給紙装置の全体構成を示す模式
図であり、下段トレイ21が選択された状態を示す図であ
る。
【図2】第1の実施例の装置のピックアップフレーム4
及び該ピックアップフレーム4に支持される給紙用ロー
ラ群の駆動伝達機構の詳細を示す図である。
【図3】(a)は下段トレイ21が選択されている場合の
ピックアップフレーム4 及び該ピックアップフレーム4
に支持される給紙用ローラ群の駆動状態を示す模式図で
あり、(b)は上段トレイ121 が選択されている場合の
ピックアップフレーム4及び該ピックアップフレーム4
に支持される給紙用ローラ群の駆動状態を示す模式図で
ある。
【図4】第1の実施例の装置の全体構成を示す模式図で
あり、上段トレイ121 が選択された状態を示す図であ
る。
【図5】第1の実施例の装置が接続される画像形成装置
の制御部に入出力される信号を示す説明図である。
【図6】第1の実施例の装置の全体構成を示す模式図で
あり、給紙待機状態を示す図である。
【図7】第1の実施例の装置に適用される駆動伝達機構
の構成の一例を示す図である。
【図8】第2の実施例の給紙装置に適用される駆動伝達
機構の構成の一例を示す図である。
【図9】第2の実施例の装置の構成の一部を示す模式図
である。
【符号の説明】
1,101 給送ローラ 2,102 分離ローラ 3,103 ピックアップローラ 4,104 ピックアップフレーム 20,4c 押上レバー 5,105 給送ローラ軸 6,106 ピックアップローラ軸 7,8 プーリ 9 駆動ベルト 11,10 ワンウエイクラッチ 12 電磁クラッチ 15,16 連結ギア 17 下段給紙モータ 19,119 用紙積載板 21 下段給紙トレイ 121 上段給紙トレイ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙トレイ内に収納されている用紙を該
    給紙トレイの用紙送り出し位置に移動させ、該送り出し
    位置に於いて送り出す給紙装置であって、 第1の給紙トレイと、 前記第1の給紙トレイの直下に設けられた第2の給紙ト
    レイと、 前記第1の給紙トレイ内の用紙を該第1の給紙トレイの
    用紙送り出し位置に移動させる第1の用紙移動手段と、 前記第2の給紙トレイ内の用紙を該第2の給紙トレイの
    用紙送り出し位置に移動させる第2の用紙移動手段と、 前記第1の給紙トレイ内の用紙を該第1の給紙トレイの
    用紙送り出し位置に於いて送り出す第1の用紙送出手段
    と、 前記第2の給紙トレイ内の用紙を該第2の給紙トレイの
    用紙送り出し位置に於いて送り出す第2の用紙送出手段
    と、 モータと、 前記モータの回転駆動力を伝達するべく前記第1の用紙
    移動手段と前記第2の用紙送出手段とを該モータに連結
    する駆動伝達手段と、 を有する給紙装置。
JP7290266A 1994-10-20 1995-10-11 給紙装置 Pending JPH08208058A (ja)

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JP6-282749 1994-10-20
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009242011A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Sharp Corp 給紙装置及び画像形成装置
EP1816524A3 (en) * 2006-02-06 2010-11-03 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image forming device with optional paper cassette
JP2015205745A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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