JP3652295B2 - シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置 - Google Patents

シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置に関し、特にシートをシート積載手段に積載する際、シートが分離部に進入するのを規制するシャッタ部材を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置及び画像読取装置においては、画像形成部、或いは画像読取部にシートを給送するためのシート給送装置を備えている。そして、このようなシート給送装置としては、例えば特公平6−71947号公報に開示されているもののように、ピックアップローラ、分離ローラの他、分離ローラとピックアップローラとの間のシート搬送通路に、シートをシート積載手段に積載する際、シートが分離部に進入するのを規制するシャッタ部材を備えると共に、このシャッタ部材及びピックアップローラを一つの軸上に配設された駆動カムにより駆動するようにしたものがある。
【0003】
図11及び図12は、このような構成の従来のシート給送装置を示すものであり、図11及び図12において、32はシートSを載置するシート給送トレイ、35はシートSを搬送ローラ側33,34に搬送する分離ローラ、38はピックアップローラである。なお、このピックアップローラ38は、分離ローラ35よりもシート給送トレイ32側で第1軸36を中心に回動するローラホルダ37の回動端側に取付けられている。
【0004】
また、39は分離ローラ35に接触し、分離ローラ35と共に分離部を構成するシート重送防止用の分離パット、50は分離パット39を分離ローラ35に押圧する分離バネ、41は第2軸40を中心に回動自在に軸支され、例えばシート給送トレイ32にシートSを載置する際、分離ローラ35とピックアップローラ38との間でシートSの先端に当接してシートSが分離部に進入するのを規制するシャッタである。
【0005】
ところで、このピックアップローラ38とシャッタ41は、回転駆動を制御するスプリングクラッチ機構45の従動軸である第3軸42に同軸上に配置されたピックアップローラ駆動用カム52と、シャッタ駆動カム51の回転によりそれぞれ回動するようになっている。
【0006】
ここで待機時には、ピックアップローラ駆動カム52が、図12に示す位置で待機するようになっており、このときローラホルダ37の回動端側に取付けられたピックアップローラ38はシートSと離間した非接触位置となる。一方、シャッタ41は、シャッタ駆動カム51が同図に示す非接触位置にあるので同図に示すようにシート進入規制位置となる。
【0007】
一方、シート給送を行う場合は、不図示の駆動源からの駆動がスプリングクラッチ機構45を介して第3軸42に伝達され、これによりシャッタ駆動カム51及びピックアップローラ駆動カム52が矢印方向に回転する。
【0008】
そして、このようにピックアップローラ駆動カム52が回転すると、やがてピックアップローラ駆動カム52のカム面がローラホルダ37との接触面から外れ、ローラホルダ37が自重により下降する。これにより、先端のピックアップローラ38がシート搬送方向に回転している状態でシート給送トレイ32に載置されているシートSに接触する。
【0009】
また、シャッタ駆動カム51が回転すると、シャッタ駆動カム51によりシャッタ41が下方より押し上げられ、第2軸40を中心に矢印方向に回動してシート進入可能位置に移動する。これにより、シート搬送通路44が開放され、シートSが搬送されて分離部に進入して行くようになる。
【0010】
なお、このようにシートSが搬送された後、さらに第3軸42が回転すると、やがてピックアップローラ駆動カム52の回転によりローラホルダ37が持ち上げられ、これによりピックアップローラ38が搬送面から待避位置に移動する。さらに、続いてシャッタ駆動カム51の回転により下方からの支持が解除されることにより、シャッタ41が自重により降下する。これにより、シートSは、シャッタ41を軽く載置した状態で搬送される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構成の従来のシート給送装置において、シャッタ41がシート進入可能位置に移動しているときにシートSが搬送されるので、分離部に到達するまでシートSを押えるものがなくなる。そして、このようにシートSを押えるものがない場合、例えば載置されたシートSの高さが分離部のニップよりも高いときには、シートSは図12における一点鎖線に示す状態になる。
【0012】
ここで、シートSがこのような状態になると、シートSの分離部に対する進入角度が安定しなくなるので、シートSの先端が分離ローラ35に当接するようになり、この結果、シートSの重送が発生する場合があった。また、シートの先端部が上方にカールしている場合にも同様の不具合が発生する場合があった。
【0013】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、分離部に対するシート進入角度を安定させてシート給送性能を向上させることのできるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートに接離自在に設けられたシート給送手段と、前記シート給送手段により送り出されたシートを1枚ずつ分離する分離部とを備えたシート給送装置において、前記シート給送手段を前記シートに接離自在に保持する、装置本体に回動自在に設けられたアーム部材と、前記分離手段と前記シート給送手段との間のシート搬送通路に配設され、前記シートの前記分離部への進入を規制するシャッタ部材と、前記シート給送手段をシート給送時には前記シートに接触させ、待機時には前記シートから離間させるよう前記アーム部材を回動させる第1カムと、前記シャッタをシート給送時には前記シートの分離部への進入が可能な位置に移動させ、待機時にはシートの分離部への進入を規制する位置に移動させる第2カムと、を備え、前記第1カム及び第2カムにより、シート給送時には前記シャッタ部材をシート進入可能位置に移動させた後に前記アーム部材を回動させて前記シート給送手段をシートに接触させ、前記シートが分離手段まで搬送されるまでに前記シャッタ部材をシート進入規制位置に向って移動させた後、前記アーム部材を回動させて前記シート給送手段をシートから離間させるようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、少なくとも前記分離部又は前記シート給送手段を駆動する駆動源と、前記駆動源からの駆動を少なくとも前記分離部又は前記シート給送手段の駆動軸に選択的に伝達するクラッチ機構と、を備え、前記第1カム及び第2カムは前記駆動軸に設けられていることを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、前記第1カム及び第2カムを一体的に形成したことを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、前記シャッタ部材は、前記シート進入規制位置に向って移動した際、前記搬送されているシートの先端以外の箇所に当接した場合には、該シートの搬送を妨げないように構成されていることを特徴とするものである。
【0018】
また本発明は、前記シャッタ部材は、前記シートの先端以外の箇所に当接した場合には、該シートの搬送を妨げないよう軽量部材で形成されていることを特徴とするものである。
【0019】
また本発明は、前記分離部は、分離ローラと、前記分離ローラに圧接する高摩擦部材とで構成され、前記シャッタ部材はシート進入規制位置に向って移動した際、前記搬送されているシートの先端以外の箇所に当接し、前記シートを前記分離ローラと前記高摩擦部材とのニップ部に案内することを特徴とするものである。
【0020】
また本発明は、画像形成装置において、画像形成部と、前記画像形成部に前記シートを給送する上記のいずれかに記載のシート給送装置を備えたことを特徴とするものである。
【0021】
また本発明は、画像読取装置において画像読取部と、前記画像読取部に前記シートを給送する上記のいずれかに記載のシート給送装置を備えたことを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明の第1の実施に形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の要部側面断面図であり、図2はその要部平面図である。
【0024】
同図において、13は画像形成装置、1はシート給送装置であり、このシート給送装置1は、シートSを積載収納するシート積載手段であるシート給送トレイ2と、シート給送トレイ2に収納されたシートSを搬送ローラ3,4に搬送する分離ローラ5と、分離ローラ5よりもシート給送トレイ2側で、分離ローラ5のローラ軸(以下、第1軸という)6を支点として回動自在なアーム部材であるローラホルダ7と、ローラホルダ7の回動端に回転自在に取付けられたシート給送手段であるピックアップローラ8と、分離ローラ5に接触し、分離ローラ5と共に分離部を構成するシート重送防止用の高摩擦部材である分離パット9と、分離パット9を分離ローラ5に押圧する分離バネ50とを備えている。
【0025】
さらに、このシート給送装置1は、分離ローラ5とピックアップローラ8との間のシート搬送通路44に配設され、シートSの分離部への進入を規制するシャッタ部材であるシート進入防止用のシャッタ11を備えている。なお、このシャッタ11は画像形成装置本体13Aの対向する側板46,47に、第2軸10を介して回動自在に保持されている。
【0026】
なお、12は画像形成装置本体13Aの対向する側板46,47に回転自在に取付けられた第3軸であり、この第3軸12には画像形成装置本体13Aに設けられた不図示の駆動源からの駆動をシート給送装置1に伝達するクラッチギア14がクラッチ機構であるスプリングクラッチ機構15を介して連結されている。
【0027】
ここで、このスプリングクラッチ機構15は、図3に示すようにクラッチギア14の軸端に形成されたボス16及び第3軸12の端部に形成されたボス17に外嵌されたコイルスプリング18と、コイルスプリング18に外嵌された円筒状クラッチカバー19と、クラッチカバー19に外嵌固定された円筒状のラッチ20とを備えている。
【0028】
また、このスプリングクラッチ機構15は、図4及び図5に示すようにラッチ20に係脱自在に係合する爪片21と、その爪片21をラッチ20に係脱させるためのソレノイド22とを備えている。
【0029】
ところで、コイルスプリング18は、クラッチギア14のボス16及び第3軸12のボス17を締付ける方向に巻かれると共に、一端はクラッチカバー19に係合され、他端は第3軸12のボス17に固定されている。
【0030】
そして、シート給送動作が開始される前は、コイルスプリング18をクラッチギア14のボス16から離れた状態、つまり緩んだ状態とするよう爪片21をラッチ20に係合し、クラッチカバー19を制御(回転規制状態)するようにしている。これにより、クラッチギア14の回転が第3軸12に伝達されないようになっている。
【0031】
一方、シート給送動作の際には、ソレノイド22が作動し、これにより爪片21がラッチ20から外れるようになっており、このように爪片21がラッチ20から外れると、コイルスプリング18がクラッチギア14のボス16及び第3軸12のボス17を締付けるようになり、これにより画像形成装置本体13の駆動がクラッチギア14を介して駆動軸である第3軸12に伝達されるようになる。
【0032】
なお、このようにソレノイド22により一旦、爪片21がラッチ20から外れた場合でも、クラッチカバー19が1回転すると、即ち第3軸12が1回転すると、この第3軸12と一体的に回転したラッチ20が爪片21に係合する位置に戻り、再び爪片21と係合するようになっている。これにより、第3軸12が1回転すると、画像形成装置本体13Aの駆動は第3軸12に伝達されないようになる。
【0033】
ところで、図2において、8Aはピックアップローラ8の回転駆動機構であり、この回転駆動機構8Aは、第3軸12に固定された軸ギア23と、軸ギア23の回転をローラホルダ7側に伝達するアイドラギア28と、分離ローラ5の第1軸6に固定された分離ローラギア24と、その分離ローラギア24に対向してピックアップローラ8の回転軸27に軸支されたピックアップローラギア26と、ピックアップローラギア26と分離ローラギア24との間に介在され、ローラホルダ7に回転自在に保持されたアイドラギア25とから構成されている。
【0034】
また、29は第3軸12に固定され、第1軸6に回動自在に支持されたローラホルダ7を回動させる第1カム、30は第3軸12に固定され、シャッタ11を回動させる第2カムである。
【0035】
次に、このように構成されたシート給送装置1のシート給送動作について説明する。
【0036】
シート給送動作が開始されると、まず図5に示すようにソレノイド22がオンとなって爪片21がクラッチカバー19のラッチ20から外れ、これに伴ってスプリングクラッチ機構15が作用し、画像形成装置本体13Aの駆動がクラッチギア14を介して第3軸12に伝達される。
【0037】
これにより、第3軸12に固定されている第1カム29、第2カム30及び軸ギア23が回転する。ここで、このように軸ギア23が回転すると、この軸ギア23の回転は、アイドラギア28、分離ギア24、アイドラギア25、ピックアップローラギア26に伝達され、これにより分離ローラ5とピックアップローラ8がシート搬送方向に第3軸12の1回転分回転する。
【0038】
また、第1カム29が回転すると、第1カム29のカム面がローラホルダ7のカム受け面から外れるようになり、この結果、図6に示すようにローラホルダ7は第1軸6を中心に下方回動する。これにより、ローラホルダ7の回動端側のピックアップローラ8が回転しながらシートSに接触し、シートSが分離ローラ5側に搬送されるようになる。
【0039】
さらに、第2カム30が回転すると、第2カム30のカム面がシャッタ11の下面に接触するようになり、これにより図7に示すようにシート進入防止位置にあったシャッタ11が持ち上げられてシート搬送通路44から退避し、シートSの進入が可能となる。
【0040】
そして、このようにピックアップローラ8が回転しながらシートSに接触すると共に、シャッタ11がシート搬送通路44から退避することにより、シートSの給送が可能となる。
【0041】
一方、このようにシートSを送り出した後、さらに第3軸12が回転すると、図8に示すように第1カム29のカム面が、ローラホルダ7のカム受け面7aを押し下げるため、ローラホルダ7は第1軸6を中心に回動してピックアップローラ8が上昇を開始し始める。そして、第3軸12の駆動がスプリングクラッチ機構15によって遮断された時、ピックアップローラ8は最も上昇した位置で停止する。
【0042】
また、このようにシートSを送り出した後、さらに第3軸12が回転すると、図9に示すように第2カム30の外径面に沿ってシャッタ11は下降し始め、やがて第2カム30とシャッタ11が非接触となると、シャッタ11は自重によりシートSの進入を規制する位置に戻って停止する。
【0043】
なお、スプリングクラッチ機構15は1回転するとラッチ20が、ソレノイド22のオフにより係止位置に戻っている爪片21に引っ掛かるため、第3軸12の回転が遮断される。これにより、シャッタ11は、図9のシート進入規制位置で待機し、ピックアップローラ8は、図8のシートセット可能位置(退避位置)で待機するようになり、このような初期状態に戻ったとこころでシート給送動作が完了する。なお、この後、次のシートを給送する場合は、これまで説明した動作を設定枚数分繰り返すこととなる。
【0044】
ところで、本実施の形態において、第1カム29、第2カム30の形状及び取付け位置は次のように設定されている。
【0045】
即ち、まず第2カム30によってシャッタ11を持ち上げ、上まで上がりきった後、第1カム29によってローラホルダ7を介してピックアップローラ8を落下させる。
【0046】
次に、ピックアップローラ8により搬送されたシートSが分離ローラ5まで搬送された後、第2カム30によってシャッタ11を降ろした後、スプリングクラッチ機構15が1回転するまでに第1カム29によってローラホルダ7を介してピックアップローラ8を持ち上げるように第1カム29、第2カム30の形状及び取付け位置が設定されている。
【0047】
これにより、シート給送時には、シャッタ11がシート進入可能位置に移動した後にピックアップローラ8をシートSに接触させてシートSを送り出し、シートSが分離ローラ5まで搬送されるまでにシャッタ11を降下させ、この後ピックアップローラ8をシートSから離間させてシート給送完了とすることを繰り返す。
【0048】
ここで、このようにシャッタ11を降下させ、その後ピックアップローラ8をシートSから離間させることにより、搬送されているシートが分離部(分離ローラ5と分離パット9)のニップに到達する前にシートSの先端以外の箇所にシャッタ11を当接させることができ、これによりシートSを押えることができる。
【0049】
そして、このようにシートSが分離部のニップに到達する前に、シートSを押えることにより、シャッタ11がシートSを分離部のニップに案内する案内部材として作用するようになる。この結果、シート給送角度を安定させることができ、シート給送性能を向上させることができる。なお、このようにシートに当接した際、シートSの搬送を妨げないようシャッタ11は軽量部材で形成されている。
【0050】
ところで、これまではシャッタ11とピックアップローラ8を駆動するのに2つのカム(第1カム29,第2カム30)を用いたが、本発明はこれに限らず2つのカムを一体的に形成しても良い。
【0051】
次に、このような構成の本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0052】
図10は、本実施の形態に係るシート給送装置の構成を示す図である。なお、同図において、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0053】
同図において、43は第3軸12に固着されたカムであり、このカム43は既述した構成の第1カム29と第2カム30の機能を有するカム形状を有したものである。
【0054】
そして、このようなカム43を備えることにより、第3軸12の回転によってカム43が回転し、このカム43の回転に伴い、まず初めにローラホルダ7が第1軸6を中心に下方回動する。これにより、ローラホルダ7の回動端側のピックアップローラ8が回転しながらシートSに接触し、シートSが分離ローラ5側に搬送されるようになる。次に、シャッタ11を持ち上げてシート給送可能にする。
【0055】
この後、ピックアップローラ8により搬送されたシートSが分離ローラ5まで搬送された後、シャッタ11を降ろした後、スプリングクラッチ機構15が1回転するまでにローラホルダ7を介してピックアップローラ8を持ち上げて待機位置として動作を終える。
【0056】
そして、このようにシャッタ11及びローラホルダ7(ピックアップローラ8)を回動を1つのカム43により行うように構成することにより、コストダウンが可能となる。
【0057】
なお、これまでの説明においては、クラッチ機構として、スプリングクラッチを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、他の機構であっても良い。
【0058】
また、これまでは画像形成装置に用いられたシート給送装置について述べてきたが、本発明に係るシート給送装置を画像読取部を備えた画像読取装置にも適用することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明したように本発明のように、シート給送時にはシャッタをシート進入可能位置に移動させた後にアーム部材を回動させてシート給送手段をシートに接触させ、シートが分離部まで搬送される前にシャッタをシート進入防止位置に移動させた後、アーム部材を回動させてシート給送手段をシートから離間させるように構成することにより、シート給送角度を安定させることができ、シート給送性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の要部側面断面図。
【図2】上記シート給送装置の要部平面図。
【図3】上記シート給送装置に設けられたスプリングクラッチ機構の断面図。
【図4】上記スプリングクラッチ機構の構成を説明する平面図。
【図5】上記スプリングクラッチ機構の構成を説明する側面図。
【図6】上記シート給送装置のシート給送時におけるピックアップローラと第1カムとの関係を示す図。
【図7】上記シート給送装置のシート給送時におけるシャッタと第2カムとの関係を示す図。
【図8】上記シート給送装置のシートを分離部に搬送した後のピックアップローラと第1カムとの関係を示す図。
【図9】上記シート給送装置のシートを分離部に搬送した後のシャッタと第2カムとの関係を示す図。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装置の断面図。
【図11】従来のシート給送装置の要部平面図。
【図12】従来のシート給送装置の要部断面図。
【符号の説明】
1 シート給送装置
2 シート給送トレイ
5 分離ローラ
6 第1軸
7 ローラホルダ
8 ピックアップローラ
9 分離パット
11 シャッタ
12 第3軸
13 画像形成装置
15 スプリングクラッチ機構
29 第1カム
30 第2カム
43 カム
44 シート搬送通路
S シート

Claims (8)

  1. シート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートに接離自在に設けられたシート給送手段と、前記シート給送手段により送り出されたシートを1枚ずつ分離する分離部とを備えたシート給送装置において、
    前記シート給送手段を前記シートに接離自在に保持する、装置本体に回動自在に設けられたアーム部材と、
    前記分離手段と前記シート給送手段との間のシート搬送通路に配設され、前記シートの前記分離部への進入を規制するシャッタ部材と、
    前記シート給送手段をシート給送時には前記シートに接触させ、待機時には前記シートから離間させるよう前記アーム部材を回動させる第1カムと、
    前記シャッタをシート給送時には前記シートの分離部への進入が可能な位置に移動させ、待機時にはシートの分離部への進入を規制する位置に移動させる第2カムと、
    を備え、
    前記第1カム及び第2カムにより、シート給送時には前記シャッタ部材をシート進入可能位置に移動させた後に前記アーム部材を回動させて前記シート給送手段をシートに接触させ、前記シートが分離手段まで搬送されるまでに前記シャッタ部材をシート進入規制位置に向って移動させた後、前記アーム部材を回動させて前記シート給送手段をシートから離間させるようにしたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 少なくとも前記分離部又は前記シート給送手段を駆動する駆動源と、
    前記駆動源からの駆動を少なくとも前記分離部又は前記シート給送手段の駆動軸に選択的に伝達するクラッチ機構と、
    を備え、
    前記第1カム及び第2カムは前記駆動軸に設けられていることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記第1カム及び第2カムを一体的に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装置。
  4. 前記シャッタ部材は、前記シート進入規制位置に向って移動した際、前記搬送されているシートの先端以外の箇所に当接した場合には、該シートの搬送を妨げないように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記シャッタ部材は、前記シートの先端以外の箇所に当接した場合には、該シートの搬送を妨げないよう軽量部材で形成されていることを特徴とする請求項4記載のシート給送装置。
  6. 前記分離部は、分離ローラと、前記分離ローラに圧接する高摩擦部材とで構成され、前記シャッタ部材はシート進入規制位置に向って移動した際、前記搬送されているシートの先端以外の箇所に当接し、前記シートを前記分離ローラと前記高摩擦部材とのニップ部に案内することを特徴とする請求項4又は5記載のシート給送装置。
  7. 画像形成部と、前記画像形成部に前記シートを給送する前記請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 画像読取部と、前記画像読取部に前記シートを給送する前記請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置を備えたことを特徴とする画像読取装置。
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