JP2009274442A - 回転速度が異なる胴の正しい位相での連結 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的に連結された状態で異なる回転数で作動する、回転駆動可能な構成部材を、正しい位相で連結可能にする。
【解決手段】回転駆動可能な少なくとも2つの構成部材6,10を、継手11を介して機械的に接続可能である、被印刷体処理機械1の、機械的に連結された回転駆動可能な構成部材2,3,4,6,7,8,9,10の正しい位相での連結方法において、回転駆動可能な少なくとも2つの構成部材6,10は、機械的に連結された状態で、ある速度比となる異なる回転数で作動し、連結プロセスを制御するための制御コンピュータ12がその速度比を認識することができ、正しい位相での連結の際にその速度比を考慮する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転駆動可能な少なくとも2つの構成部材を、継手を介して機械的に接続可能である、被印刷体処理機械の、機械的に連結された回転駆動可能な構成部材の正しい位相での連結のための装置および方法に関する。
特に枚葉紙輪転印刷機では、印刷ユニットの圧胴と紙渡し胴と版胴とブランケット胴とインキ装置および湿し装置とが、歯車列を介して機械的に連結されている。このような印刷機の印刷ユニットにおける個々の構成部材の機械的な連結は、レジスタと見当の正しく合った印刷を可能にするために、印刷動作時に重要である。レジスタと見当が正しく合っているとは、一方では、個々の色分解版が正確に相上下して印刷され、また他方では、色分解版が印刷枚葉紙の縁部に対してしかるべき相対位置で印刷されることを意味する。しかし、印刷動作時のこの固定的な機械的連結は、印刷ジョブの変更を控えているときには欠点となる。印刷ジョブを変更するときには、ブランケット胴にある印刷ユニットのブランケットを洗浄しなくてはならず、さらに、多くの場合には、インキ装置のインキを取り替えなくてはならない。さらに、固定的な機械的連結は、ジョブ変更時の版の交換を困難にする。このような理由から、印刷動作のときには機械的に連結されているが、印刷ジョブの変更のためにその機械的連結を解除することができ、それによって印刷機の個々の胴や構成部材を互いに独立して駆動することができ、複数のプロセスを互いに独立して並行して進めることができるように、枚葉紙輪転印刷機の設計を行うようになってきている。
このような種類の枚葉紙輪転印刷機は、特許文献1から公知である。この枚葉紙輪転印刷機では、印刷ユニットの版胴をその都度ブランケット胴から連結解除することができる。そのために各印刷ユニットには、版胴とブランケット胴の間に、開閉可能な継手が設けられている。このようにして、搬送胴とブランケット胴を含む機械的な歯車列を、版胴から独立して作動させることができる。各印刷ユニットに駆動モータがあり、これによって版胴を独立して駆動することができる。一方、印刷動作時には継手が閉じられ、すべての印刷ユニットの歯車列全体が、すべての胴とともに、メイン駆動モータによって駆動される。インキ装置と湿し装置はそれぞれ版胴に固定的に連結されており、そのため、版胴の角度位置に対する、インキ装置および湿し装置のローラの角度位置は変化しない。版胴をインキ装置および湿し装置とともに、他の胴を含む歯車列に再び連結するためには、それらが所定の相対位置に互いに位置決めされていなくてはならない。このような相対位置が合っていないと、使い物にならない印刷品質になる。この目的のために、および、隣接するブランケット胴と版胴の溝を互いに正しく位置決めするために、版胴とブランケット胴の間の印刷ユニットの継手は、しかるべき所定の位置での連結を可能にするインデックス継手として構成されている。この位置に達すると継手が閉じて、版胴は残りの胴に対して正しい位相で再び連結される。
さらに、特許文献2により、オフセット枚葉紙印刷機のインキ装置で本刷りに近いインキプロフィルを維持する方法および装置が公知である。この場合、継手として構成された二重歯車によって、インキ装置ローラを版胴から連結解除することが可能である。それによってインキ装置を停止させることができる一方、他のすべての胴、たとえば版胴、ブランケット胴、圧胴、紙渡し胴などを独立して回転させることが可能である。インキ装置の停止によって、印刷機の動作が遅い場合におけるインキ装置のアイドリング(空回り)を回避することができる。インキ装置を、他の胴を含む駆動歯車列へ再び連結するために、版胴の所定の位置に対して正しい位相でインキ装置が連結されるようになっている。
欧州特許出願公開明細書第0834398A1号 欧州特許出願公開明細書第0978378A2号
しかしながら、従来技術は、印刷機の印刷ユニットのローラや胴の異なる回転数を考慮していない。たとえばインキ装置ローラと版胴または圧胴とは、動作時に、伝動変速状態(Getriebeuebersetzungen)に基づいて異なる回転数を有している場合が大半である。このように異なる伝動状態の、複数の回転する構成部材において、正しい位相での連結を行う際には、いくつかの構成部材が同じ時間内にたとえば360度を2回回転し、それに対して他の構成部材は1回だけ360度回転するという問題が生じる。このことは、1回の回転において、2倍速で速く回転する構成部材の、1倍速で回転する他の構成部材に対する相対的な角度位置は、一義的に決まらないことを意味している。一方の構成部材は、他方の構成部材と比較すると、1回の回転において、ある角度位置を2度通過するからである。この問題は、回転するすべての構成部材が、歯車列中のそれぞれの有利な位置で正しい位相で再び連結されるわけではないという結果につながりかねない。
したがって、本発明の目的は、機械的に連結された状態で、ある速度比(Uebersetzungsverhaeltnis)となる異なる回転数で作動する、機械的に連結された回転駆動可能な構成部材の正しい位相での連結装置および方法を提供することにある。
この目的は、本発明の請求項1および11によって達成される。本発明の好ましい実施態様は、従属請求項および図面から見て取ることができる。本発明の方法および本発明の装置は、特に枚葉紙輪転印刷機に適用するのに適している。すでに説明したとおり、枚葉紙輪転印刷機は各々の印刷ユニットに、版胴とブランケット胴と圧胴とを有しており、さらに、各印刷ユニットの間に、シート状の被印刷体を1つの印刷ユニットから次の印刷ユニットへ運ぶ紙渡し胴や反転ドラムのような搬送胴がある。さらに印刷ユニットは、異なる速度比で印刷ユニットの胴に連結されている複数のインキ装置ローラを有するインキ装置を備えている。このような異なる速度比により、胴とインキ装置ローラとは同じ回転数で作動しないことになる。そのため異なる伝動状態のローラと胴との相対的な角度位置も互いに一義的に決まらない。たとえば1つのローラが2回または3回回転したとき、これに隣接する胴は1回しか回転しない。そこで本発明では、回転駆動可能な少なくとも2つの構成部材において、正しい位相での連結の際に速度比が考慮される(beruecksichtigt)ようになっている。そのために印刷機の制御コンピュータが、関連する回転駆動可能な構成部材のその都度の速度比を認識(Zugriff)し、駆動モータを介して胴およびローラをしかるべく互いに揃えてから正しい位相で連結させることによって、正しい位相での連結の際にその速度比を考慮に入れる。たとえば回転数の比が1:2または1:3であるようなしかるべき速度比は、しばしば2分の1倍速や3分の1倍速とも呼ばれる。たとえば、いくつかのインキ装置ローラは版胴と比較して2分の1倍速になるように伝動され、それに対して他のローラまたはインキ移しローラは3分の1倍速になるように伝動されることが可能である。ただし、このようなインキ装置ローラやインキ移しローラの関係は版胴に関して可能なだけでなく、歯車列の圧胴やその他の胴に関しても同様に可能である。多くの場合には、版胴とインキ装置ローラの間、または版胴とブランケット胴の間に、継手が設けられるようになっている。切換可能なこの継手によって、インキ装置ローラおよびインキ移しローラを、版胴もしくはブランケット胴から、および版胴もしくはブランケット胴に連結された圧胴から、連結解除することができる。
あるいは、1つの印刷ユニットに複数の継手を設けることも可能であり、たとえば追加の継手が版胴とブランケット胴の間に、またはブランケット胴と圧胴の間に設けられていてよいことは当然である。印刷ユニットを連結する、搬送胴を備えた歯車列も、継手によって分断することができる。
上述した各胴と、たとえばインキ練りローラやインキ移しローラなどのインキ装置ローラと、各胴とインキ装置ローラもしくはインキ移しローラの間にしかるべく配置された継手とによって、様々な継手および駆動装置の位置関係が考えられる。連結解除可能な各部分は電気式の駆動モータを有しているのが好ましく、この駆動モータによって、連結解除された構成部材を独立して回転駆動することができる。このとき圧胴、搬送胴、反転胴のような枚葉紙搬送胴は、印刷機のメイン駆動装置によって一緒に駆動されるのが好ましい。正しい位相での連結を可能にするためには、連結解除された駆動系を駆動モータによって互いに正しい位相で位置決めしなくてはならず、これは、制御コンピュータによって監視され実行される。そのために継手は電気的に操作可能であり、制御コンピュータによって開閉することができる。
本発明の一実施態様では、回転駆動可能な構成部材のうちの少なくとも2つは、角度位置を検出するためのセンサを有するようになっている。異なる回転速度で回転駆動可能な構成部材を正しい位相で連結可能にするために、回転駆動可能な構成部材には、回転駆動可能な構成部材の相互の相対角度位置を検出することができるセンサが設けられている。この角度センサは絶対回転検出器として構成されていてよく、それにより、複数回の回転を通じて、角度位置が一義的に決まる。それにより、2分の1倍速、3分の1倍速、またはその他の速度になるように伝動される回転駆動可能な構成部材についても、角度位置を常時正確に検出して記憶しておくことができる。そして、回転駆動可能な構成部材が再び連結されるときに、以前に記憶された角度位置に対応して、これらの構成部材を駆動モータによって位置決めし、正しい位相で再び連結することができる。
低速になるように伝動されるローラでは、1回転ごとに1つのパルスを生成してパルスが機械制御部によってさらに処理されるように、誘導センサを用いることも可能である。このようにして、センサは1回転中に1回だけ一義的な信号変化を生じさせ、この信号変化が、たとえば1倍速の版胴におけるエンコーダの値とともに求められる。たとえば、1倍速の版胴を基準としたときにインキ移しローラの回転が3分の1倍速であり、インキ練りローラの回転が2分の1倍速であれば、結果的に6分の1倍速の回転周波数が生じる。このようにしても、速度比の異なる回転駆動可能な構成部材を正しい位相で再び連結することが可能である。
連結解除可能な各駆動系は、絶対的な角度位置または基準構成部材に対する相対的な角度位置を検出可能な少なくとも1つの角度センサを有しているのが好ましい。すべてのセンサは、連結プロセスを制御できるようにするために、制御コンピュータにつながれている。複数の印刷ユニットにわたって正しい位相で連結することも可能である。その場合、胴やローラの相対的な角度位置が複数の印刷ユニットにわたって互いに比較され、それにより、回転速度の異なる胴やローラを複数の印刷ユニットにわたって正しい位相で連結することができる。
2つの印刷ユニットを備えている枚葉紙輪転印刷機を示す概略的な側面図である。 1倍速の版胴を基準として、3分の1倍速のインキ移しローラおよび2分の1倍速のインキ練りローラの位相変化を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1の印刷機1は、枚葉紙輪転印刷機の一例を示しているにすぎない。本発明は印刷ユニットの個数に左右されることはないので、ここでは一例として2つの印刷ユニット5だけを示している。印刷ユニット5は基本的に同一構成であり、各印刷ユニット5は版胴7、ブランケット胴6、および圧胴2を備えている。版胴7は印刷画像が施された版を支持しており、それに対してブランケット胴6は、版胴7から被印刷体へ印刷画像を伝えるためのブランケットを有している。被印刷体は、圧胴2とブランケット胴6の間の印刷間隙で印刷される。1つの印刷ユニット5から次の印刷ユニット5へ、シート状の被印刷体が、搬送胴3と反転ドラム4を介して運ばれる。反転装置4によって、シート状の被印刷体に対して両面印刷することが可能になる。すべての胴2,3,4,6,7は、図示しない歯車によって機械的に互いに連結されており、印刷動作のときに共通のメイン駆動モータ17によって駆動される。
さらに、各々の印刷ユニット5は、インキ練りローラ8,9からなるインキ装置を有しており、また、図示しないインキ溝からインキを取り出すインキ移しローラ10を有している。インキ移しローラ10とインキ練りローラ8,9は、同じく互いに機械的に連結されている。
この機械的な連結は、伝動装置15を介して行われており、個々の構成部材が互いに異なる速度になるように伝動される。たとえばインキ移しローラ10は3分の1倍速に設計されており、すなわち、インキ移しローラ10が1回転したときに、版胴7は3回の回転を行う。それに対して、第1のインキ練りローラ8は、版胴7が1回転したときに3.85回だけ回転するように伝動される。それに対して、別のインキ練りローラ9の横振り運動(Changierbewegungen)は2分の1倍速に設計されており、すなわち、2分の1速度のインキ練りローラ9が往復運動を1回したときに、版胴7は2回の回転を行う。このような速度比は、伝動装置15でのギア変速によって生じるものである。このように互いに機械的に連結されたローラ8,9およびインキ移しローラ10は、継手11を介して、他の胴2,3,4,6,7と機械的に連結可能である。電気的に操作可能な継手11を介して、版胴7とブランケット胴6の間で機械的な連結が引き起される。他の胴はブランケット胴6と機械的に連結されており、インキ練りローラ9、版胴7、およびインキ移しローラ10は、インキ練りローラ8と機械的に連結されているので、継手11を閉じることにより、枚葉紙印刷機1のすべてのローラ、胴、およびインキ移しローラ10の完全な機械的連結が生じ、その結果、印刷ユニット5の回転駆動可能なすべての構成部材が、印刷機1全体にわたって互いに機械的に連結され、印刷動作時に共通のメイン駆動モータ17によって駆動される。
しかしながら、印刷ジョブと印刷ジョブの間での設備変更プロセスのためには、電気式に操作可能な継手11によって、インキ装置と版胴7を、他の胴6,2,3,4から連結解除するのが有意義である。継手11が開くとただちに、ローラ8,9、版胴7、およびインキ移しローラ10を、他の胴2,3,4,6に対して回転させることができる。しかし印刷プロセスの前に、連結解除されたインキ装置ローラ8,9、版胴7、およびインキ移しローラ10が、ブランケット胴6または圧胴2に対して正しい位相で再び連結されないと、印刷画像の劣化が生じてしまう。これは、生産時の誤差の変動に応じて、最高の印刷品質が提供される基準位置を、すべての回転する構成部材が互いに有しているからである。回転する構成部材の位置を互いに判定できるようにして、正しい位相での連結を制御できるようにするために、印刷ユニットには、それぞれの回転する構成部材の角度位置を検出する複数のセンサ14が設けられている。一実施形態では、少なくとも、版胴7と、インキ移しローラ10と、2分の1倍速で横振り運動するインキ練りローラ9とに、センサ14が設けられている。2分の1倍速で横振り運動をするインキ練りローラ9と3分の1倍速のインキ移しローラ10に設けられているセンサ14は、1回転ごとに1個のパルスを生成する誘導センサとして構成されている。それに対して版胴7のセンサ14は、エンコーダとして構成されている。印刷機1の制御部の構成部材であってよい制御コンピュータ12は、2分の1倍速で横振り運動するインキ練りローラ9と3分の1倍速のインキ移しローラ10の誘導センサの1回転ごとに、明らかな信号変化を検出し、それを、1倍速の版胴7のエンコーダの値とともに管理する。このとき、1倍速の圧胴7を基準とする3分の1倍速のインキ移しローラの回転および2分の1倍速のインキ練りローラの回転によって、6分の1倍速の回転周波数が結果として生じる。このような回転周波数によって、異なる速度比にもかかわらず、正しい位相での連結が可能である。センサ14の信号が図2にしかるべく示されている。ここで、版胴7は、2分の1倍速のインキ練りローラ9の1回の横振り運動の間に2回回転し、3分の1倍速のインキ移しローラ10の1回転の間に3回回転することがわかる。
印刷動作のときのインキ装置および枚葉紙を運ぶ胴2,3,4,6,7の同期運転中に、制御コンピュータ12は、結果的に生じる6分の1倍速の回転周波数を通じて、個々の回転する構成部材の相互の相対位置を検出することができる。継手11を開くことによって同期運転を終える前に、検出された相対位置が制御コンピュータ12に記憶される。
インキ装置を胴2,3,4,6の歯車列に再び連結しようとするときに、洗浄プロセスと版の交換が完了すると、インキ装置のローラ8,9およびインキ移しローラ10と版胴7の位置を再び歯車列に同期させなければならない。このとき、同期運転時に記憶された、版胴7とインキ練りローラ9とインキ移しローラ10の相対位置が呼び出される。このとき、これらの構成部材の位置決めは、印刷機1の版胴7にある電気式の駆動モータ16とメイン駆動モータ17の制御を通じて行われる。
版胴7に代えて、たとえば圧胴2のような他の胴を基準胴として選択することもできる。この場合には、圧胴2がエンコーダを有することになる。同様に、制御コンピュータ12は複数の印刷ユニット5にわたって、相互の相対位置を決めることもできる。ここに示したエンコーダと誘導センサの組み合わせに代えて、すべてのセンサ14を、それぞれ対応する角度位置を検出するエンコーダとして構成することも可能であることは当然である。エンコーダは、絶対値検出器として、複数回の回転にわたって位置を一義的に検出することができる。センサ14と印刷機1の駆動モータ16,17は、通信接続13を介して印刷機1の制御コンピュータ12に接続されており、同様に、継手11を開閉するための駆動装置も、通信接続13を介して制御コンピュータ12によって制御可能であり、それにより、完全自動化された正しい位相での連結が制御コンピュータ12によって可能である。
1 印刷機
2 圧胴
3 搬送胴
4 反転ドラム
5 印刷ユニット
6 ブランケット胴
7 版胴
8 インキ練りローラ
9 2分の1倍速のインキ練りローラ
10 インキ移しローラ
11 継手
12 制御コンピュータ
13 通信接続
14 センサ
15 伝動装置
16 駆動モータ
17 メイン駆動モータ

Claims (14)

  1. 回転駆動可能な少なくとも2つの構成部材(6,10)を、継手(11)を介して機械的に接続可能である、被印刷体処理機械(1)の、機械的に連結された回転駆動可能な構成部材(2,3,4,6,7,8,9,10)の正しい位相での連結方法において、
    回転駆動可能な少なくとも2つの前記構成部材(6,10)は、機械的に連結された状態で、ある速度比となる異なる回転数で作動し、
    連結プロセスを制御するための制御コンピュータ(12)が前記速度比を認識することができ、正しい位相での連結の際に該速度比を考慮する
    ことを特徴とする、機械的に連結された回転駆動可能な構成部材の正しい位相での連結方法。
  2. 回転駆動可能な前記構成部材(6,9,10)の速度比は1:2または1:3である、請求項1に記載の方法。
  3. 回転駆動可能な少なくとも3つの前記構成部材(6,9,10)が設けられており、少なくとも1つの前記構成部材(9)は1:2の速度比で駆動可能であり、他の前記構成部材(10)は1:3の速度比で駆動可能である、請求項1または2に記載の方法。
  4. 回転駆動可能な前記構成部材のうちの1つは、印刷機(1)の印刷ユニット(5)のブランケット胴(6)であり、回転駆動可能な別の前記構成部材は、前記印刷機(1)のインキ装置のインキ練りローラ(8,9)またはインキ移しローラ(10)である、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 回転駆動可能な前記構成部材のうちの1つは、印刷機(1)のインキ装置のインキ装置ローラ(8,9)であり、回転駆動可能な別の前記構成部材は、前記印刷機(1)の印刷ユニット(5)の圧胴(2)または版胴(7)である、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 回転駆動可能な前記構成部材は、少なくとも1つの継手(11)を介して、閉じた歯車列に機械的に接続可能である、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 回転駆動可能な前記構成部材のうちの少なくとも2つの構成部材(6,10)は、それぞれ駆動モータを介して互いに独立して駆動可能である、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 回転駆動可能な前記構成部材(7,9)のうちの少なくとも2つは、角度位置を検出するためのセンサ(14)を有している、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. センサ(14)の信号が前記制御コンピュータ(12)に供給され、該制御コンピュータ(12)は、正しい位相での連結の際に、前記センサ(14)の前記信号に基づいて前記継手(11)および駆動モータを制御する、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 連結された状態での、回転駆動可能な前記構成部材(6,10)の相互の角度位置が、センサ(14)によって検出されて前記制御コンピュータ(12)に記憶され、回転駆動可能な前記構成部材(6,10)が再び連結されるときに、回転駆動可能な前記構成部材(6,10)は、記憶されている相対的な前記角度位置になるように移動し、その移動した状態で正しい位相で連結される、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 少なくとも1つのローラ(9)と1つの胴(6,7)が、印刷機(1)の作動時に、ある速度比となる異なる回転数で駆動可能である、少なくとも1つの継手(11)を介して機械的に連結可能な、回転駆動可能なローラ(8,9)および胴(2,3,4,6,7)を備えている枚葉紙輪転印刷機(1)において、
    連結プロセスを制御するために前記速度比を認識し、正しい位相での連結の際に前記速度比を考慮に入れる制御コンピュータ(12)が設けられている
    ことを特徴とする、枚葉紙輪転印刷機。
  12. 1つの前記ローラは、前記印刷機(1)のインキ装置のインキ練りローラ(8,9)またはインキ移しローラ(10)であり、前記胴は、前記印刷機の印刷ユニット(5)の版胴(7)またはブランケット胴である、請求項11に記載の枚葉紙輪転印刷機。
  13. 前記版胴(7)の角度位置を検出するためのセンサ(14)と、前記インキ練りローラ(8,9)または前記インキ移しローラ(10)の角度位置を検出するための別のセンサ(14)とが設けられている、請求項12に記載の枚葉紙輪転印刷機。
  14. 圧胴(2)の角度位置を検出するためのセンサ(14)と、前記インキ練りローラ(8,9)または前記インキ移しローラ(10)の角度位置を検出するために別のセンサ(14)とが設けられている、請求項11に記載の枚葉紙輪転印刷機。
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