JP2013224010A - 印刷機の版胴位相切替え方法及び装置 - Google Patents

印刷機の版胴位相切替え方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】版胴専用の駆動源を設けることなく、位相の異なった版胴を同位相に設定することのできる印刷機の版胴位相切替え方法及び装置を提供することをその課題とする。
【解決手段】クラッチ53は凸状の係合部53aを有しており、版胴ギヤ51は凹状の印刷用被係合部51a及び同位相用被係合部51bを有している。印刷用被係合部51aと同位相用被係合部51bの回転方向における位相は所定角度異なっている。よって、図2(b)のように係合部53aと印刷用被係合部51aが係合した時、そして図2(c)のように係合部53aと同位相用被係合部51bが係合した時に、版胴ギヤ51とクラッチ53とが一体回転する。すなわち、係合部53aを印刷用被係合部51aと同位相用被係合部51bのどちらかと係合させるかにより、版胴の位相切替えを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷機の一部を構成する版胴の回転駆動系における、版胴の位相を設定する技術に関するものである。
印刷機には、枚葉紙の搬送方向に順次並んで配置された複数の印刷ユニットに、それぞれ版胴が設けられている。各版胴は搬送方向における枚葉紙の印刷位置の都合上、円周方向における位相がそれぞれ異なって配置されている。
これら異なった位相に配置されている版胴を同位相に設定する場合がある。例えば、各版胴の版交換を全て同時に行う場合や、版クランプ装置を同時に清掃する場合やメンテナンス作業を行う場合などである。特許文献1には各版胴を同位相に設定する切替え装置を備えた駆動装置に関する技術の開示がある。
特開2000−272085号公報
特許文献1の構成では、各版胴にそれぞれ版胴駆動モータが設けられ、これら版胴駆動モータによって各版胴は同位相に設定調整される。各版胴を正確に同位相位置に設定するため、各版胴にエンコーダも設置されている。よって、装置の大型化や重量増加となる上、消費電力の増大や制御の複雑化を招く原因となり、改善の余地があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、版胴の周方向回転専用の駆動源を設けることなく、位相の異なった版胴を同位相に設定することのできる印刷機の版胴位相切替え方法及び装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷機の版胴位相切替え方法は、複数の印刷ユニットで構成され、各印刷ユニットは、インキが供給される版を保持する版胴と、該版上のインキが転写されるゴム胴と、該ゴム胴と共に用紙を挟持して搬送する圧胴とを備え、前記全ての印刷ユニットの各胴を同期駆動させる駆動力伝達機構と、該駆動力伝達機構を駆動する一つの駆動源とを有し、該駆動力伝達機構における版胴の駆動伝達部が他の胴の駆動伝達部と接離可能に構成された印刷機の版胴位相切替え方法であって、各印刷ユニットにおける版胴の駆動伝達部と他の胴の駆動伝達部との接離を行いながら、異なる位相で駆動されている印刷ユニットの版胴の位相を前記駆動源の駆動により目標とする版胴の位相に一致させて、印刷ユニットの版胴を同位相に切替えることを特徴とする。
上記構成によれば、例えば印刷作業から、各版胴の版交換を全て同時に行う版交換作業や版クランプ装置を同時に清掃する清掃作業あるいは点検等を行うメンテナンス作業(これら全ての作業を以下において版作業と総称する)を行う場合に、全ての印刷ユニットの版胴を同位相にすることができる。つまり、各印刷ユニットの版胴の駆動伝達部と他の胴の駆動伝達部とを離間して、版胴の駆動伝達部と他の胴の駆動伝達部との連動状態を解除する。この解除状態で駆動源を駆動することによって、異なる位相で駆動されている印刷ユニットの版胴の位相を目標とする版胴の位相に順次一致させて、印刷ユニットの版胴を同位相に切替えることができる。尚、印刷ユニットの版胴が同位相になった時点で版胴の駆動伝達部と他の胴の駆動伝達部とを連動状態にする。
また、本発明に係る印刷機の版胴位相切替え装置は、複数の印刷ユニットを備え、各印刷ユニットは、インキが供給される版を保持する版胴と、該版上のインキが転写されるゴム胴と、該ゴム胴と共に用紙を挟持して搬送する圧胴とを備え、前記全ての印刷ユニットの各胴を同期駆動させる駆動力伝達機構と、該駆動力伝達機構を駆動する一つの駆動源とを有し、各印刷ユニットの版胴は、予め決められた異なる位相で設けられ、該駆動力伝達機構における該版胴の駆動伝達部を他の胴の駆動伝達部と接離可能にする接離手段を設けている印刷機の版胴位相切替え装置であって、前記接離手段は、前記駆動源の駆動により目標とする版胴の位相に印刷ユニットの版胴の位相を順次一致させて全ての印刷ユニットの版胴を同位相に切替えるよう、各印刷ユニットにおける版胴の駆動伝達部と他の胴の駆動伝達部との接離を行う手段であることを特徴とする。
上記構成によれば、例えば印刷作業から版作業を行う場合に、全ての印刷ユニットの版胴を同位相にすることができる。つまり、各印刷ユニットの版胴の駆動伝達部と他の胴の駆動伝達部とを接離手段で離間して、版胴の駆動伝達部と他の胴の駆動伝達部との連動状態を解除する。この解除状態で駆動源を駆動することによって、異なる位相で駆動されている印刷ユニットの版胴の位相を目標とする版胴の位相に順次一致させて、印刷ユニットの版胴を同位相に切替えることができる。尚、印刷ユニットの版胴が同位相になった時点で版胴の駆動伝達部と他の胴の駆動伝達部とを接離手段で連動状態にする。
また、本発明に係る印刷機の版胴位相切替え装置は、前記接離手段は、全ての印刷ユニットの版胴のうちの目標とする版胴以外の版胴に対して設けられ、該版胴の駆動伝達部は、該版胴を一体回転させる版胴軸を備え、前記他の胴の駆動伝達部は、前記版胴軸に動力を伝達する版胴ギヤを備え、前記接離手段は、前記目標とする版胴以外の版胴ギヤから該版胴軸への動力伝達を入り切りするクラッチを有しており、該クラッチ及び該版胴ギヤのどちらか一方には係合部が設けられ、他方には該係合部と係合可能な印刷用被係合部及び同位相用被係合部が設けられており、前記クラッチを備える全ての印刷ユニットの係合部と印刷用被係合部とが係合して印刷を行う一方、前記クラッチを切って該係合を解除した後、前記駆動源の駆動により回転する目標の版胴の位相と他の版胴の位相が一致するまでに前記切られたクラッチを入れることで各印刷ユニットの該係合部と該同位相用被係合部とが係合されて、全ての印刷ユニットの版胴のうちの前記目標とする版胴の位相に近い版胴から順に同位相に切替えられることを特徴とする。
また、本発明に係る印刷機の版胴位相切替え装置は、前記版胴に装着された版の周方向での位置を調整する天地画像調整機構により、該版胴の位相が微調整されることを特徴とする。
また、本発明に係る印刷機の版胴位相切替え装置においては、前記版胴ギヤがねじ歯車からなり、前記ゴム胴に設けられ、該版胴ギヤと噛合するゴム胴ギヤがはすば歯車からなり、該版胴ギヤを該ゴム胴ギヤに対して軸方向に移動可能に構成することにより前記天地画像調整機構が構成されており、該版胴ギヤの該ゴム胴ギヤに対する軸方向への移動により、各印刷ユニットの該版胴の位相が微調整されることを特徴とする。
また、本発明に係る印刷機の版胴位相切替え装置においては、前記各印刷ユニットの係合部と同位相用被係合部とが係合したことを検出する第1検出手段と、該係合したときの版胴の回転角度を検出する第2検出手段とを設けていることを特徴とする。
上記構成によれば、各印刷ユニットの係合部と同位相用被係合部とが係合したことを第1検出手段により検出し、係合したときの版胴の回転角度を第2検出手段により検出することによって、係合が確実に行われたこと及び係合位置までの版胴の回転が正しく行われたことを確認することができ、版胴の異常を直ちに把握することができる。
本発明に係る印刷機の版胴位相切替え方法によれば、印刷機の駆動源(1つの駆動源)を用いて、簡易かつ効率的に各印刷ユニットの版胴を同位相に設定する(切替える)ことが可能となる。
また、上記同位相設定(切替え)が可能な印刷機の版胴位相切替え装置を得ることができる。
また、クラッチと版胴ギヤのどちらかに印刷用被係合部及び同位相用被係合部を設けるという簡易な構成で上記の版胴位相切替え装置を得ることができる。
また、既存の天地見当調整機構を使用して、版胴の位相の微調整が可能となる。
また、はすば歯車に対してねじ歯車を軸移動させるという簡易な構成で、版胴の位相の微調整が可能となる。
(a),(b),(c)は本発明に係る版胴位相切替え装置の版胴の駆動伝達部を簡略化して示す模式図である。 版胴ギヤとクラッチとを簡略化して示す模式図であり、(a)は1つの印刷ユニットに備えるクラッチの係合部と版胴ギヤの印刷用被係合部とが係合する過程を示し、(b)は印刷時の各印刷ユニットのクラッチの係合部と版胴ギヤの印刷用被係合部とが係合している状態を示し、(c)は版交換時の各印刷ユニットのクラッチの係合部と版胴ギヤの同位相用被係合部とが係合している状態を示している。 制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る版胴位相切替え装置を備えた印刷機の一実施形態の概略構成を示す全体側面図であり、(a)は印刷状態を示し、(b)はクラッチを切った状態を示し、(c)はクラッチを切った状態から駆動源を駆動している状態を示している。 本発明に係る版胴位相切替え装置を備えた印刷機の一実施形態の概略構成を示す全体側面図であり、(d)は第1ユニットの版胴の位相に第3ユニットの版胴の位相が一致した状態を示し、(e)は第1ユニットの版胴の位相に第2ユニットの版胴の位相が一致した状態を示し、(f)は第1ユニットの版胴の位相に第4ユニットの版胴の位相が一致した状態を示している。 本発明に係る版胴位相切替え装置を備えた印刷機の一実施形態の概略構成を示す全体側面図であり、全ての版胴が版交換位置に位置している状態を示している。 本発明に係る版胴位相切替え装置の版胴とゴム胴の関係を簡略化して示す一部断面にした平面図である。 クラッチの具体的構成を示す断面図であり、(a)はクラッチOFFの状態であり、(b)はクラッチONの状態である。 版胴の位相合わせ制御を示すフローチャートである。 (a),(b),(c)は本発明に係る版胴位相切替え装置の版胴の駆動伝達部の別実施例を簡略化して示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態においては、版胴位相切替え装置を全自動版交換装置に適用したものである。
図4(a)に示す印刷機は、給紙装置20、印刷部30及び排紙部40を備えている。給紙装置20は、フィーダーボード5を介して枚葉紙Pを印刷部30に供給することができる。印刷部30は、給紙装置20から供給される枚葉紙Pを印刷することができ、複数の印刷ユニット(ここでは4台の印刷ユニット30a〜30d)を備えている。また、排紙部40は、印刷部30にて印刷された印刷物Qを排紙することができる。
この印刷機では、給紙装置20から枚葉紙Pが印刷部30に供給され、当該供給された枚葉紙Pが印刷部30における各印刷ユニット30a〜30dにて印刷された後、当該印刷された印刷物Qが排紙部40にて排紙される。
給紙装置20は複数の枚葉紙Pを収容することができるものであり、上端の枚葉紙Pから1枚ずつ引き出し、フィーダーボード5を介して枚葉紙Pを印刷部30に向けて矢印Z方向に搬送することができるものである。これにより、枚葉紙Pを印刷部30に供給することができる。
印刷部30の各印刷ユニット30a〜30d(以下において、これら4つの印刷ユニットを枚葉紙Pの搬送方向上流側から、第1印刷ユニット30a、第2印刷ユニット30b、第3印刷ユニット30c、第4印刷ユニット30dと言う)は、それぞれ版胴1、ゴム胴2及び圧胴3を主要構成要素の一組として構成されるものである。印刷ユニット30aにおける4aは給紙胴であり、印刷ユニット30b〜30dにおける4はいずれも渡し胴である。また、版胴1には咥え側版クランプ1aと咥え尻側版クランプ1bとが設けられている。図4(a)に示すように、第1〜第4印刷ユニット30a〜30dの版胴1は、枚葉紙Pの印刷位置の都合上、予め決められた異なる位相で設けられている(咥え側版クランプ1aと咥え尻側版クランプ1bの位置を見れば、周方向において異なる位相であることが確認できる)。具体的には、第1印刷ユニット30aの版胴1に対して、第2印刷ユニット30bの版胴1は、所定の第1位相差が存在するように設けられている。また、第3の印刷ユニット30cの版胴1は、第1印刷ユニット30aの版胴1に対して、所定の第2位相差が存在するように設けられている。また、第4の印刷ユニット30dの版胴1は、第1印刷ユニット30aの版胴1に対して、所定の第3位相差が存在するように設けられている。ここでは、所定の第1位相差〜第3位相差は、大きさが異なり、その大きさは、自由に設定することができる。
各印刷ユニット30a〜30dにおいて、版胴1には印刷用の版(図示を省略)が配設される。この版には図示しないインキローラ群及び給水装置からインキ及び水が供給され、版に従ってインキがゴム胴2に転写される。そしてゴム胴2に転写されたインキがゴム胴2及び圧胴3に挟持されつつ搬送されてくる枚葉紙Pにさらに転写される。これにより、給紙装置20から供給される枚葉紙Pに対してそれぞれに設けられた版に対応して印刷を行うことができる。
排紙部40は、搬送部41及び収容部42を備えている。この排紙部40では、印刷ユニット30dの圧胴3にて搬送されてくる印刷物Qは、先端部が搬送部41の保持部(図示省略)に保持され、搬送部41の図中略下側面に沿って搬送されて収容部42に送られる。収容部42は、搬送部41にて搬送されてきた印刷物Qを収容することができる。
前述の各胴1,2,3は、駆動力伝達機構Kにより同期駆動され、駆動力伝達機構Kは、本機モータM(図3参照)の駆動により本機モータMからの駆動力が全ての印刷ユニット30a〜30dにおける各胴1,2,3に伝達される。また、給紙胴4aには、給紙胴4aの回転に応じたパルス信号を出力するエンコーダ60(ロータリーエンコーダ、図3)が設けられている。このエンコーダ60が、第2印刷ユニット〜第4印刷ユニット30b〜30dの係合部53aと同位相用被係合部51bとが係合した版胴1の回転角度を検出する第2検出手段を構成している。この第2検出手段は、給紙胴4aの回転に応じて出力されたパルス信号を制御装置80で換算することで、前記係合した版胴1の回転角度を把握することができるようになっている。なお、本機モータMが本発明における一つの駆動源である。
図1(a),(b),(c)は、第2印刷ユニット30bにおける版胴1の駆動力伝達機構K及び駆動力伝達機構Kを構成する版胴1及びゴム胴2の駆動伝達部を簡略化して示した模式図であり、図2(a),(b),(c)は版胴ギヤ51とクラッチ53との係合状態を簡略化して示した模式図である。図2(a)では、図の左端にクラッチ53を示し、図の左右方向中央に版胴ギヤ51を示し、図の右端にクラッチ53の係合部53aと版胴ギヤ51の印刷用被係合部51aとが係合した状態を示している。版胴1に設けられた版胴軸1cには版胴ギヤ51が回転可能に設けられている。版胴ギヤ51は、本機モータMからの駆動力(以下において単に動力という)が伝達されるゴム胴ギヤ52と噛合しており、ゴム胴ギヤ52の回転に同期して回転する。駆動力伝達機構Kは、本機モータMからの動力を全ての印刷ユニット30a〜30dの圧胴ギヤ(図示せず)に伝達するためのギヤ伝達機構(図示せず)と、圧胴ギヤ(図示せず)と噛み合って圧胴ギヤ(図示せず)に伝達された動力をゴム胴軸2aに伝達するゴム胴ギヤ52と、ゴム胴ギヤ52と噛み合って版胴軸1cに動力を伝達する版胴ギヤ51とを備えている。従って、本機モータMからの動力がギヤ伝達機構(図示せず)を介して全ての印刷ユニット30a〜30dの圧胴ギヤ(図示せず)に伝達されて、全ての圧胴3が回転する。これら圧胴ギヤ(図示せず)に伝達された動力は、全ての印刷ユニット30a〜30dのゴム胴ギヤ52にも伝達され、全てのゴム胴2が回転する。これらゴム胴ギヤ52に伝達された動力は、全ての印刷ユニット30a〜30dの版胴ギヤ51にも伝達され、全ての版胴1が回転する。また、版胴1の駆動伝達部が、版胴1を回転させる動力が伝達される版胴軸1cであり、ゴム胴2の駆動伝達部が、ゴム胴ギヤ52からの動力を伝達する版胴ギヤ51であり、版胴ギヤ51と版胴軸1cとを接離可能とする接離手段が、クラッチ53である。
図1(a),(b),(c)、版胴軸1cには、版胴ギヤ51と版胴1との間に位置するようにクラッチ53が、版胴軸1cの軸方向に移動可能でかつ版胴軸1cと一体回転するように設けられており、クラッチ53と版胴ギヤ51とが後述するように係脱可能に構成されている。クラッチ53は第2〜第4印刷ユニット30b〜30dに設けられており、第1(最初の)印刷ユニット30aには設けられていない。つまり、第1印刷ユニット30aの版胴1は、本機モータMからの動力が常に伝達される構成になっていて、第1印刷ユニット30aの版胴1の位相が、第2〜第4の版胴1の位相を同位相に合わせるための目標の位相として設定されている。ここでは、第1印刷ユニット30aの版胴1の位相を目標の位相に設定しているが、他の印刷ユニット30b〜30dのうちのどの印刷ユニットの版胴1の位相を目標の位相に設定してもよい。クラッチ53は図示しないバネにより、版胴ギヤ51側に常時付勢されており、版胴ギヤ51に係合するように構成されているが、電磁石等の作用により、一時的に版胴1側へ移動して版胴ギヤ51との係合が解除可能にもなっている。
クラッチ53は凸状の係合部53aを有しており、版胴ギヤ51は凹状の印刷用被係合部51a及び同位相用被係合部51bを有している。印刷用被係合部51aと同位相用被係合部51bの回転方向における位相は所定角度異なっている。よって、図1(b)、図2(b)のように係合部53aと印刷用被係合部51aが係合した時、そして図1(c)、図2(c)のように係合部53aと同位相用被係合部51bが係合した時に、版胴ギヤ51とクラッチ53とが一体回転する。すなわち、ゴム胴ギヤ52からの動力が版胴ギヤ51、クラッチ53、版胴軸1cを介して版胴1が回転する。これらが係合していない場合、ゴム胴ギヤ52の回転は版胴ギヤ51には伝達されるが、クラッチ53、版胴軸1cには伝達されない。
前記クラッチ53の詳細が、図8(a),(b)に示されている。尚、図8(a),(b)では、図の右側から、クラッチ53、版胴ギヤ51、版胴1の順に配置しているが、図1(a)では、図の右側から、版胴1、クラッチ53、版胴ギヤ51の順に配置し、版胴1の位置が図8と図1とで異なっているが、版胴1の位置は、いずれの位置であってもよい。図8(a),(b)で示すクラッチ53は、版胴ギヤ51に一体回転するよう中継部材51Hを介して取り付けられた駆動ドライブハブ51Aと、この駆動ドライブハブ51Aからの動力を受けて版胴軸1cに動力を伝達する円盤状のクラッチ板51Bと、バネの付勢力により駆動ドライブハブ51A側に移動付勢されているクラッチ板51Bを駆動ドライブハブ51Aから離間させる電磁石Dを備えたホルダー51Cとを備えている。クラッチ板51Bは、版胴軸1cに一体回転可能でかつ軸方向に移動可能に取り付けられている。駆動ドライブハブ51Aに、前記凹状の印刷用被係合部51a及び同位相用被係合部51bが設けられ、これら印刷用被係合部51a及び同位相用被係合部51bに係合する前記凸状の係合部53aがクラッチ板51Bに設けられている。
具体的には、図8(b)に示すクラッチ53がONの時、すなわち前述の係合時には、電磁石Dは作用せず、バネの付勢力によりクラッチ53と版胴ギヤ51との係合状態が保たれる(図8(b)では、駆動ドライブハブ51Aの印刷用被係合部51aとクラッチ板51Bの係合部53aとの係合状態が保たれる)。図8(a)に示すクラッチ53がOFFの時は、電磁石Dの作用によりクラッチ53のクラッチ板51Bがバネの付勢力に抗して電磁石Dの方へ摺動し、係合状態が解かれる。よってこの場合、ゴム胴ギヤ52の回転は版胴軸1cに伝達されないよう構成されている。
図3は本発明に係る版胴位相切替え装置の制御装置80の構成を示す概略ブロック図であり、制御装置80には、前述の本機モータM、エンコーダ60、各印刷ユニット30b〜30dに設けられたクラッチ53、各印刷ユニット30a〜30dに設けられた後述する原点センサー74、後述する近接センサー70が接続されている。その制御装置80は、演算処理等を行うマイクロプロセッサ81(シーケンサでもよい)、データ及び所定のプログラム(演算式あるいはテーブル等)を記憶するROM82、機械回転数等に関する種々の情報を記憶可能なRAM83を備えるとともに、マイクロプロセッサ81と制御装置80の外部に設けられた装置(図示せず)との間における各種信号のやりとりを仲介するインターフェイス84等を備えて構成されている。
図7に示すように、各版胴1には、キッカー1dが突設しており、これを検知するセンサー74が各ユニット30a〜30dに固定されている。これは通常の印刷機にも備わっている、所謂原点センサーと呼ばれる、版胴1の原点位置を確認するためのセンサーと同様の機構なので、これらを兼用してもよい。また、版胴1に備えたクラッチ53のクラッチ板51Bの位置を検出する近接センサー70(図3参照)が設けられている。この近接センサー70は、第2印刷ユニット〜第4印刷ユニット30b〜30dの係合部53aと同位相用被係合部51bとが係合した(噛み合った)ことを検出する第1検出手段を構成している。尚、第1検出手段を用いて、第2印刷ユニット〜第4印刷ユニット30b〜30dの係合部53aと印刷用被係合部51aとが係合した(噛み合った)ことを検出するようにしてもよい。また、近接センサー70は、図8(a),(b)に示されているように、前記ホルダー51Cに取り付けられている。図8(b)では、係合部53aと同位相用被係合部51b(又は印刷用被係合部51a)とが係合した(噛み合った)場合を示し、クラッチ板51Bが近接センサー70から遠ざかり、この遠ざかったことを近接センサー70で検出することで、前記係合した(噛み合った)ことを検出する。これとは逆に、図8(a)では、係合部53aと同位相用被係合部51b(又は印刷用被係合部51a)とが係合していない(噛み合っていない)場合を示し、クラッチ板51Bが近接センサー70に近づき、この近づいたことを近接センサー70で検出することで、前記係合していない(噛み合っていない)ことを検出する。尚、近接センサー70としては、磁気式のものが一般的に用いられるが、光電式のものであってもよい。
本発明に係る版胴位相切替え装置を適用した全自動版交換装置の動作について、図面及び図9のフローチャートを参照しながら説明する。なお、この動作の制御については、操作者の一回のボタン等による操作指示により、制御装置80が一連の作業を自動的に指示することとなる。
図4(a)に示す印刷位置から各版胴1を同位相にして同時に版交換をする場合、図9のステップS1にて印刷が終了しているかどうかを確認し、印刷が終了しており、ステップS2にて操作者の一回のボタン等による操作指示があると、ステップS3にて第2印刷ユニット30b〜第4印刷ユニット30dに備えている全クラッチ53を解除する。具体的には、図4(b)のように、まず電磁石D(図8(a)参照)を作用させて、第2印刷ユニット30b〜第4印刷ユニット30dのクラッチ53の係合部53aと版胴ギヤ51の印刷用被係合部51aとの係合を解除する(図1、4(b)参照)。図4(b)において、第1印刷ユニット30aの版胴1の位相に対して、第2印刷ユニット30bの版胴1の位相が第1位相差だけずれ、また第3印刷ユニット30cの版胴1の位相が第2位相差だけずれ、また第4印刷ユニット30dの版胴1の位相が第3位相差だけずれていることが確認できる。次に、図9のステップS4及び図4(c)のように本機モータMを駆動して機械を回転させた後、図9のステップS5にて全クラッチ53を接合させる。つまり、図8(b)のように電磁石Dの作用を解除する。するとクラッチ53のクラッチ板51Bは図示しないバネにより版胴ギヤ51方向へ摺動するが、第2印刷ユニット30b〜第4印刷ユニット30dの被係合部51bと係合部53aの位相が異なっており係合が行えず、版胴ギヤ51はクラッチ53と摺接しながら回転する。よって図4(c)の破線で示す3つの版胴1は回転しない。なお、図4、5において、第2印刷ユニット30b〜第4印刷ユニット30dのうちのクラッチ53と版胴ギヤ51が係合していない版胴1を破線で、係合している版胴1を実線で示している。
機械回転を続けると、図9ステップS6に示すように噛み合い位置になったクラッチ53のクラッチ板51Bの係合部53aと駆動ドライブハブ51Aの同位相用被係合部51bとが噛み合う(係合する)。つまり、第3印刷ユニット30cの係合部53aと同位相用被係合部51bが係合位置に位置し、バネの付勢力によりクラッチ53(図8(b)ではクラッチ板51B)が版胴ギヤ51方向へ摺動して両者(図8(b)ではクラッチ板51Bの係合部53aと駆動ドライブハブ51Aの同位相用被係合部51b)が係合することにより、クラッチ53と版胴ギヤ51とが一体回転可能となる。よって版胴1はゴム胴ギヤ52の回転駆動伝達により回転するようになる。換言すれば、回転している第1印刷ユニット30aの版胴1の位相に、回転していない第3印刷ユニット30cの版胴1の位相が一致した状態(同位相)になると同時に、第3印刷ユニット30cの係合部53aと同位相用被係合部51bが係合し、第3印刷ユニット30cの版胴1が第1印刷ユニット30aの版胴1と同位相になった状態で回転する(図5(d)参照)。尚、図9のステップS7にて制御装置80は、近接センサー70からの検出信号に基づいて、クラッチ53が確実に噛み合っているかどうか(係合しているかどうか)を確認し、噛み合っている(係合している)と判断した場合には、噛み合ったクラッチ53の版胴1の角度をエンコーダ60により検出し、版胴1が回転した角度が正しいかどうかを確認する(ステップS8)。
更に機械回転を続けると、第3印刷ユニット30cと同様に、図5(e)のように第2印刷ユニット30bの係合部53aと同位相用被係合部51bが係合位置に位置し、バネの付勢力によりクラッチ53が版胴ギヤ51方向へ摺動して両者が係合することにより、クラッチ53と版胴ギヤ51とが一体回転可能となる。よって版胴1はゴム胴ギヤ52の回転駆動伝達により回転するようになる。つまり、回転している第1印刷ユニット30aの版胴1の位相に、第2印刷ユニット30bの版胴1の位相が一致した状態(同位相)になると同時に、第2印刷ユニット30bの係合部53aと同位相被係合部51bが係合し(図5(e)参照)、第2印刷ユニット30bの版胴1が第1印刷ユニット30aの版胴1と同位相になった状態で回転する(図5(f)参照)。尚、図9のステップS7にて制御装置80は、近接センサー70からの検出信号に基づいて、クラッチ53が確実に噛み合っているかどうか(係合しているかどうか)を確認し、噛み合っている(係合している)と判断した場合には、版胴1の角度をエンコーダ60により検出し、版胴1が回転した角度が正しいかどうかを確認する(ステップS8)。
更に機械回転を続けると、第3印刷ユニット30c及び第2印刷ユニット30bと同様に、図5(f)のように第4印刷ユニット30dの係合部53aと同位相用被係合部51bが係合位置に位置し、バネの付勢力によりクラッチ53が版胴ギヤ51方向へ摺動して両者が係合する(噛み合う)ことにより、クラッチ53と版胴ギヤ51とが一体回転可能となる。よって版胴1はゴム胴ギヤ52の回転駆動伝達により回転するようになる。つまり、回転している第1印刷ユニット30aの版胴1の位相に、第4印刷ユニット30dの版胴1の位相が一致した状態(同位相)になると同時に、第4印刷ユニット30dの係合部53aと同位相被係合部51bが係合し(噛み合い)(図5(f)参照)、第4印刷ユニット30bの版胴1が第1印刷ユニット30aの版胴1と同位相になった状態で回転する(図6参照)。尚、図9のステップS7にて制御装置80は、近接センサー70からの検出信号に基づいて、クラッチ53が確実に噛み合っているかどうか(係合しているかどうか)を確認し、噛み合っている(係合している)と判断した場合には、噛み合っているクラッチ53の版胴1の角度をエンコーダ60により検出し、版胴1が回転した角度が正しいかどうかを確認する(ステップS8)。噛み合った時の版胴1の回転角度が誤っている場合には、ステップ10にて異常であることを報知して位置合わせ制御を終了する。この報知する手段としては、モニターに文字表示する手段の他、ブザーや音声による手段等がある。尚、図9には示していないが、所定角度版胴1が回転しても噛み合わない場合には、異常であると判断して前記報知手段で報知して位置合わせ制御を終了させるようにしてもよい。
前述のように本機モータMからの動力が断たれて回転していない第2印刷ユニット30b〜第4印刷ユニット30dまでの版胴1に対して、目標とする第1印刷ユニット30aの版胴1が本機モータMからの動力により回転することによって、第2印刷ユニット30b〜第4印刷ユニット30dのうちの第1印刷ユニット30aの版胴1の位相に近い位相の版胴1から順に同位相に切替えられる。そして、同位相となった印刷ユニットの係合部53aと同位相被係合部51bが係合して、本機モータMからの動力が伝達されることで、同位相になった版胴1が第1印刷ユニット30aの版胴1と同期して回転する。
これで目標とする第1印刷ユニット30aの版胴1の位相に、第2〜第4印刷ユニット30b〜30dの版胴1のうちの位相が近い版胴1の位相を順次一致させることによって、4つの全ての版胴1の位相が同位相となる。このとき、制御装置80は、全てのユニット30b〜30dの版胴1の位相が同位相となったと判断し(図9のステップS9)、制御を終了する。
このように、従来技術のように各印刷ユニットに版胴専用モータを設けることなく、一つの駆動源を用いて、全ての印刷ユニットの版胴を簡易かつ効率的に同位相に切替えることが可能となる。
そして各印刷ユニットの版交換を行った後、電磁石Dを作用させてクラッチ53の係合部53aと版胴ギヤ51の同位相用被係合部51bとの係合を解除し、本機モータMを回転させて電磁石Dの作用を解除して係合部53と各印刷ユニット30a〜30dの印刷用被係合部51aとを順次係合させることで、4つの版胴1が同位相から図4(a)に示す予め決められた異なる位相に切替わり、再び印刷が可能な状態とするのである。
ここで版胴1の位相を微調整する機構について説明する。前述の通り、各版胴ギヤ51の同位相用被係合部51bをクラッチ53の係合部53aと係合させると、図6のように各版胴1は同位相になるよう設計されている。
ところが、実際に印刷機を組み立てる際、各印刷ユニット30a〜30d間の組み付け誤差等により、全くの同位相とはならない場合がある。また、当初は同位相でも、印刷機の長年の使用による磨耗等により、位相がずれる可能性がある。このため、版胴1の微調整機構(天地画像調整機構)を設ける必要がある。図7に示すとおり、サブフレーム71A、71Bにそれぞれベアリング72、72、73、73を介して版胴1、ゴム胴2は回転可能に設けられている。前述の通り、ゴム胴2のゴム胴ギヤ52が版胴1の版胴ギヤ51に回転を伝えて両者は同期回転する。なお、図7においてはクラッチ53を省略している。
版胴ギヤ51には駆動装置Rが連結されており、駆動装置Rの駆動により版胴51は図7中矢印方向、すなわち版胴軸1c方向に移動可能となっている。版胴ギヤ51がねじ歯車(ウォーム)からなり、ゴム胴ギヤ52が、ねじ歯車と噛み合うはすば歯車(ウォームギヤ)からなり、版胴ギヤ51をゴム胴ギヤ52に対して矢印方向(軸方向)に移動させると、はすば歯車の歯部のねじれ量に相当する分、版胴1がゴム胴2に対して回転する。この微調整機構は通常の印刷機にも備わっている所謂天地見当調整機構と呼ばれる、搬送方向での印刷位置を微調整するための、版胴1の回転方向の調整機構と同様の機構なので、これらを兼用してもよい。
さて微調整機構の動作について説明する。印刷機が組み立てられた後、各版胴1を同位相に設定し、例えば版交換位置で停止させる。この時、制御装置80のRAM83には、各版胴1の原点センサー74がキッカー1dを検知した時から、エンコーダ60が何パルス分信号を出したかが入力される。マイクロプロセッサ81は、ROM82に格納されている、予め設定されたパルス信号とこの結果を比較し、版胴1毎に修正値を算出する。そして制御部80はこの修正値に基づいて各駆動装置Rを駆動させ、各版胴ギヤ51を図7中矢印方向に移動させ、各版胴1の位相の微調整を行う。
なお、この微調整は印刷機の組立時のみに限らず、常時行うようにしてもよい。すなわち、例えば印刷機の版交換において、所望の頻度(例えば1日1回)、前述の版胴1毎のパルス信号出力結果と予め設定されたパルス信号を比較して修正値を算出するようにしておく。その結果を基に、次の版交換時には前述の通り各駆動装置Rを駆動して各版胴ギヤ51を移動させ、各版胴1の位相の微調整を行う。
このように、従来技術のように各版胴にモータやエンコーダを設置することなく、既存の天地見当調整機構や原点センサーを使って、1つの駆動源で各ユニットの版胴を同位相に設定することが実現化される。
また、各印刷ユニット30b〜30dの係合部53aと同位相用被係合部51bとが係合したことを第1検出手段70により検出し、係合したときの版胴1の回転角度を第2検出手段60により検出することによって、係合が確実に行われたこと及び係合位置までの版胴1の回転が正しく行われたことを確認することができ、版胴1の異常(回転異常)を直ちに把握することができる。
図10は本発明の別実施例による版胴の駆動伝達部を簡略化して示す模式図である。前述の実施例と同一の構成については説明を省略する。版胴軸1cには版胴ギヤ61が回転可能に設けられている。版胴1と版胴ギヤ61の版胴1に対向する端面との間には印刷用クラッチ62が、版胴ギヤ61の他端面に対向する位置には同位相用クラッチ63が、それぞれ版胴軸1cに対して軸方向移動可能かつ一体回転するように設けられており、版胴ギヤ61と係脱可能に構成されている。両クラッチ62、63は第2〜第4印刷ユニット30b〜30dに設けられており、最初(第1)の印刷ユニット30aには設けられていない。
印刷用クラッチ62は図示しないバネにより版胴ギヤ61側に常時付勢されており、版胴ギヤ61に係合するように構成されているが、電磁石等の作用により、一時的に版胴ギヤ61から離間する方へ移動して版胴ギヤ61との係合が解除可能にもなっている。同位相用クラッチ63は図示しないバネにより、版胴ギヤ61とは反対側に常時付勢されており、版胴ギヤ61に係合しないように構成されているが、電磁石等の作用により、一時的に版胴ギヤ61に係合する方へ移動して版胴ギヤ61との係合が可能にもなっている。
版胴ギヤ61の軸方向両端面にはそれぞれ、凸状の印刷用係合部61a及び同位相用係合部61bが設けられている。両係合部61a、61bの回転方向における位相は同位相となっている。また、印刷用クラッチ62には凹状の印刷用被係合部62aが、同位相用クラッチ63には凹状の同位相用被係合部63aが、それぞれ設けられている。印刷用被係合部62aと同位相用被係合部63aの回転方向における位相は所定角度異なっている。
図10(b)のように、印刷用クラッチ62がバネの付勢力により版胴ギヤ61の方へ移動し、印刷用係合部61aと印刷用被係合部62aが係合した時、版胴ギヤ61と印刷用クラッチ62とが一体回転する。すなわち、ゴム胴ギヤ52からの動力が版胴ギヤ61、印刷用クラッチ62、版胴軸1cを介して版胴1が回転する。この時、同位相用クラッチ63は図示しないバネの作用により、版胴ギヤ61から離間する方へ移動して版胴ギヤ61との係合が解除されている。
図10(c)のように、同位相クラッチ63が電磁石等の付勢力により版胴ギヤ61の方へ移動し、同位相用係合部61bと同位相用被係合部63aが係合した時、版胴ギヤ61と同位相用クラッチ63とが一体回転する。すなわち、ゴム胴ギヤ52からの動力が版胴ギヤ61、同位相用クラッチ63、版胴軸1cを介して版胴1が回転する。この時、印刷用クラッチ62は図示しない電磁石等の作用により、版胴ギヤ61から離間する方へ移動して版胴ギヤ61との係合が解除されている。これらが係合していない場合、ゴム胴ギヤ52の回転は版胴ギヤ61には伝達されるが、両クラッチ62、63、版胴軸1cには伝達されない。
このように、これら版胴ギヤとクラッチのどちらに係合部と被係合部を設けるかは任意に設定が可能である。また、係合部を凹状とし、被係合部を凸状としてもよい。また、これら版胴ギヤとクラッチの軸方向における配置も任意に設定できる。また、版胴ギヤを2枚にして両クラッチとそれぞれ対応させることも可能である。また、凹凸の係合に限られることはなく、特定の位相で吸着作用のあるギヤとクラッチを用いる事も可能である。
また、図10の別の実施形態においても、前述の実施例のような微調整機構を採用してもよい。
尚、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、前述の実施形態では全自動版交換作業に用いられていたが、版クランプ装置を同時に清掃する作業やメンテナンス作業を行う場合に用いても構わない。
また、前述の実施形態では、枚葉オフセット印刷機であったが、これに限定されず、版胴を有する印刷機であれば輪転紙印刷機やグラビア印刷機やフレキソ印刷機のようなものであってもよい。
また、前述の実施形態では、目標とする版胴1を備える第1印刷ユニット30aにクラッチ53を設けなかったが、目標とする版胴1を備える印刷ユニット30aにもクラッチ53を設けて実施してもよい。
また、前述の実施形態では、噛み合い式のクラッチを用いて動力の伝達を断続させる構成としたが、摩擦式のクラッチを用いて動力の伝達を断続させる構成としてもよい。
また、図10に示した別の実施形態において、クラッチ63と版胴軸1cとの間に、クラッチ63を版胴軸1cに固定するための油圧ホルダーを設けてもよい。この油圧ホルダーは、作動油が入れられた油圧室と、油圧室内の作動油を加圧するピストンとを備えている。従って、ピストンを操作して作動油を加圧することによって、加圧された作動油で油圧室の径方向両端の壁を膨出させることで、クラッチ63を版胴軸1cに固定することができる。また、作動油への加圧を解除することによって、版胴軸1cに固定されているクラッチ63を緩めて固定解除することができる。このように油圧ホルダーを設けることによって、版胴軸1cに対してクラッチ63の位相を無段階に調整することができる利点がある。
また、前述の実施形態では、第2印刷ユニット〜第4印刷ユニット30b〜30dの係合部53aと同位相用被係合部51bとが係合した版胴1の回転角度を検出する第2検出手段が、給紙胴4aの回転に応じたパルス信号を出力するエンコーダ60から構成したが、版胴1の回転角度を直接検出するエンコーダから構成してもよい。
本発明に係る印刷機の版胴位相切替え方法及び装置は、版胴を有する印刷機において極めて有用である。
1…版胴、1c…版胴軸(版胴の駆動伝達部)、2…ゴム胴、3…圧胴、4…渡し胴、30a〜30d…印刷ユニット、51…版胴ギヤ(ゴム胴の駆動伝達部)、51a…印刷用被係合部、51b…同位相用被係合部、52…ゴム胴ギヤ、53…クラッチ(接離手段)、53a…係合部、60…エンコーダ(第2検出手段)、61…版胴ギヤ、61a…印刷用係合部、61b…同位相用係合部、62…印刷用クラッチ、62a…印刷用被係合部、63…同位相用クラッチ、63a…同位相用被係合部、70…近接センサー(第1検出手段)、74…原点センサー、80…制御装置、81…マイクロプロセッサ、82…ROM、83…RAM、84…インターフェイス、M…本機モータ、R…駆動装置

Claims (6)

  1. 複数の印刷ユニットで構成され、各印刷ユニットは、インキが供給される版を保持する版胴と、該版上のインキが転写されるゴム胴と、該ゴム胴と共に用紙を挟持して搬送する圧胴とを備え、前記全ての印刷ユニットの各胴を同期駆動させる駆動力伝達機構と、該駆動力伝達機構を駆動する一つの駆動源とを有し、該駆動力伝達機構における版胴の駆動伝達部が他の胴の駆動伝達部と接離可能に構成された印刷機の版胴位相切替え方法であって、
    各印刷ユニットにおける版胴の駆動伝達部と他の胴の駆動伝達部との接離を行いながら、異なる位相で駆動されている印刷ユニットの版胴の位相を前記駆動源の駆動により目標とする版胴の位相に一致させて、印刷ユニットの版胴を同位相に切替えることを特徴とする印刷機の版胴位相切替え方法。
  2. 複数の印刷ユニットを備え、各印刷ユニットは、インキが供給される版を保持する版胴と、該版上のインキが転写されるゴム胴と、該ゴム胴と共に用紙を挟持して搬送する圧胴とを備え、前記全ての印刷ユニットの各胴を同期駆動させる駆動力伝達機構と、該駆動力伝達機構を駆動する一つの駆動源とを有し、各印刷ユニットの版胴は、予め決められた異なる位相で設けられ、該駆動力伝達機構における版胴の駆動伝達部を他の胴の駆動伝達部と接離可能にする接離手段を設けている印刷機の版胴位相切替え装置であって、
    前記接離手段は、前記駆動源の駆動により目標とする版胴の位相に印刷ユニットの版胴の位相を一致させて印刷ユニットの版胴を同位相に切替えるよう、各印刷ユニットにおける版胴の駆動伝達部と他の胴の駆動伝達部との接離を行う手段であることを特徴とする印刷機の版胴位相切替え装置。
  3. 前記接離手段は、全ての印刷ユニットの版胴のうちの目標とする版胴以外の版胴に対して設けられ、該版胴の駆動伝達部は、該版胴を一体回転させる版胴軸を備え、前記他の胴の駆動伝達部は、前記版胴軸に動力を伝達する版胴ギヤを備え、前記接離手段は、前記目標とする版胴以外の版胴ギヤから該版胴軸への動力伝達を入り切りするクラッチを有しており、該クラッチ及び該版胴ギヤのどちらか一方には係合部が設けられ、他方には該係合部と係合可能な印刷用被係合部及び同位相用被係合部が設けられており、前記クラッチを備える全ての印刷ユニットの係合部と印刷用被係合部とが係合して印刷を行う一方、前記クラッチを切って該係合を解除した後、前記駆動源の駆動により回転する目標の版胴の位相と他の版胴の位相とが一致するまでに前記切られたクラッチを入れることで各印刷ユニットの該係合部と該同位相用被係合部とが係合されて、印刷ユニットの版胴のうちの前記目標とする版胴の位相に近い版胴から順に同位相に切替えられることを特徴とする請求項2記載の印刷機の版胴位相切替え装置。
  4. 前記版胴に装着された版の周方向での位置を調整する天地画像調整機構により、該版胴の位相が微調整されることを特徴とする請求項3記載の印刷機の版胴位相切替え装置。
  5. 前記版胴ギヤがねじ歯車からなり、前記ゴム胴に設けられ、該版胴ギヤと噛合するゴム胴ギヤがはすば歯車からなり、該版胴ギヤを該ゴム胴ギヤに対して軸方向に移動可能に構成することにより前記天地画像調整機構が構成されており、該版胴ギヤの該ゴム胴ギヤに対する軸方向への移動により、各印刷ユニットの該版胴の位相が微調整されることを特徴とする請求項4記載の印刷機の版胴位相切替え装置。
  6. 前記各印刷ユニットの係合部と同位相用被係合部とが係合したことを検出する第1検出手段と、該係合したときの版胴の回転角度を検出する第2検出手段とを設けていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の印刷機の版胴位相切替え装置。
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