JP2006095974A - 天地調整機構及び印刷装置 - Google Patents

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Atsushi Kanai
淳 金井
Yutaka Kaneda
裕 金田
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Abstract

【課題】 耐久性に優れ、天地調整範囲の幅に限界がない天地調整機構を提供する。
【解決手段】 第1ドラム25及び第2ドラム36の回転伝達機構52に配置された中間歯車58の位相調整ギア部58cに、歯車列から成る天地駆動機構部Ha3を連結し、天地駆動機構部Ha2の回転駆動によって中間歯車58の入力ギア側と出力ギア側の回転位相を可変することによって第1ドラム25と第2ドラム36間の回転位相を調整する天地調整機構HAであって、中間歯車58の位相調整ギア部58cに、天地駆動機構部Ha2と同期して回転駆動するバックラッシュ防止機構部Ha1を連結し、バックラッシュ防止機構部Ha1は、回転入力側の天地用第1歯車61Aに噛み合う第1歯車体62aと、回転出力側の天地用第3歯車63Aに噛み合う第2歯車体62bと、第1歯車体62aと第2歯車体62bとの間に介在された巻きバネ62cを有する天地用第2歯車62Aを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ドラムの回転位相を調整する天地調整機構及びこれを搭載した印刷装置に関する。
天地調整機構を備えた従来の印刷装置として、図9及び図10に示すものがある(例えば、特許文献1参照)。
この孔版印刷装置100は、図9に示すように、給紙部101と排紙部102との間に第1印刷部103と第2印刷部104とこれらの間に配置された中間搬送部105とを備えている。第1印刷部103は、第1ドラム106と第1プレスロール107を有する。第1ドラム106の外周面には穿孔製版された孔版原紙108が巻装され、この孔版原紙108の内面側には第1色のインクが供給されている。第1プレスロール107は、第1ドラム106の外周面を押圧する押圧位置と第1ドラム106の外周面より離間する離間位置との間で変移自在に設けられ、印刷時には第1ドラム106のクランプ部106aが第1プレスロール107に対向する範囲では離間位置に、それ以外の位置では押圧位置に位置するように変移されるようになっている。
第2印刷部104は、第2ドラム109と第2プレスロール110を有する。第2ドラム109の外周面には穿孔製版された孔版原紙111が巻装され、この孔版原紙111の内面側には第2色のインクが供給されている。第2プレスロール110は、第1プレスロール107と同様な構成であり、印刷時にはクランプ部109aとの干渉を回避するため離間位置と押圧位置との間を変移するようになっている。
次に、第1ドラム106と第2ドラム109の回転駆動系及びこれに組み込まれた天地調整機構150を説明する。
図10に示すように、第1ドラム106と第2ドラム109は、単一のメインモータ120とこの駆動力を伝達する動力伝達機構121によって回転されるようになっている。動力伝達機構121は、メインモータ120の回転によって回転する第1歯車122とこの第1歯車122に噛み合う第2歯車123と、この第2歯車123に噛み合う第1ドラム106のドラム歯車124と、第2歯車123に同軸上で固定された第1プーリ125と、この第1プーリ125に一端が掛けられたタイミングベルト126と、このタイミングベルト126の他端側が掛けられた第2プーリ127と、この第2プーリ127に同軸上で固定された第3歯車128と、この第3歯車128に噛み合う第2ドラム109のドラム歯車129とを備えている。
天地調整機構150は、第1ドラム106と第2ドラム109を結ぶ直線に直交する方向で、タイミングベルト126に掛けられた一対の移動プーリ130,130を有する。この一対の移動プーリ130,130はU方向及びD方向に移動自在な移動プレート131の両端にそれぞれ支持されている。この移動プレート131にはラック132が固定され、該ラック132にピニオン133が噛み合っている。このピニオン133は天地調整用モータ134の駆動で回転するようになっている。
つまり、メインモータ120が回転すると、タイミングベルト126が移動して第1ドラム106及び第2ドラム109が同一方向に同期して回転されるようになっている。また、天地調整用モータ134が回転すると、移動プレート131がU方向又はD方向に移動し、この移動プレート131の移動によってタイミングベルト126が所定のテンションを維持した状態でベルト掛け状態を変更するべくU方向又はD方向に移動するようになっている。このタイミングベルト126の移動によって第1ドラム106と第2ドラム109が互いに逆方向に同期して回転されるようになっている。これにより、第1ドラム106と第2ドラム109の相対的回転位置が変移されるようになっている。
上記孔版印刷装置100の印刷動作を説明する。孔版原紙108,111が巻装された第1及び第2ドラム106,109は、メインモータ120の回転力を動力伝達機構121が伝達することによって回転され、この回転に同期して給紙部101より印刷用紙130が第1ドラム106と第1プレスロール107間に給紙されるようになっている。この給紙された印刷用紙130は第1プレスロール107で第1ドラム106の孔版原紙108に押圧されつつ搬送されるようになっている。この押圧搬送過程で孔版原紙108の穿孔より第1色のインク画像が印刷用紙130に転写される。
第1ドラム106と第1プレスロール107より排出された印刷用紙140は、中間搬送部105によって第2印刷部側104に搬送されるようになっている。そして、中間搬送部105の最下流より第2ドラム109の回転に同期して第2ドラム109と第2プレスロール110間に給紙される。この給紙された印刷用紙140は第2プレスロール110で第2ドラム109の孔版原紙111に押圧されつつ搬送される。この押圧搬送過程で孔版原紙111の穿孔より第2色のインク画像が印刷用紙140に転写される。第2ドラム109と第2プレスロール110より排出された印刷用紙140は排紙部102によって搬送され、搬送された印刷用紙140が排紙台141に載置される。
上記印刷動作において、印刷物における第1色のインク画像位置と第2色のインク画像位置がずれている場合に、天地調整用モータ134を駆動すると、第1ドラム106と第2ドラム109間のドラム回転位相が可変される。これにより、印刷物の第1色と第2色の画像ずれを解消できる。
しかし、上記従来例では、第1ドラム106と第2ドラム109間のドラム回転位相を可変するのにタイミングベルト126を使用しているので、耐久性が悪いという問題があった。そこで、ドラムの歯車伝達機構に位相調整歯車を介在し、この位相調整歯車に歯車列を用いた天地調整機構を連結したものが提案されている。この天地調整機構は、耐久性に優れているが、歯車間のバックラッシュによるドラム回転位相ずれが発生した。そのため、歯車間のバックラッシュを防止する手段を講じる必要がある。
バックラッシュ防止手段としては、位相調整ギア部にバネを作用させる手段が容易に考えられる。つまり、バネ力によって位相調整ギア部を一回転方向に押し付け、この押し付け力によって位相調整歯車や天地調整機構内のバックラッシュを防止する。
特開平11−138961号公報
しかしながら、前記従来のバネによるバックラッシュ防止手段は、位相調整ギア部の回転範囲がバネの有効伸縮範囲に限られるため、天地調整範囲の幅が限定されるという問題があった。
そこで、本発明は、耐久性に優れ、且つ、天地調整範囲の幅に限界がない天地調整機構及びこれを搭載した印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、ドラムの回転伝達機構に介在された位相調整歯車の位相調整ギア部に、歯車列から成る天地駆動機構部を連結し、この天地駆動機構部の回転駆動によって前記位相調整歯車の入力ギア側と出力ギア側の回転位相を可変することによって前記ドラムの回転位相を調整するようにした天地調整機構において、前記位相調整歯車の位相調整ギア部に、前記天地駆動機構部と同期して回転駆動するバックラッシュ防止機構部を連結し、このバックラッシュ防止機構部は、回転入力側の歯車に噛み合う第1歯車体と、回転出力側の歯車に噛み合う第2歯車体と、これら第1歯車体と第2歯車体との間に介在されたバネを有するバックラッシュ防止歯車とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の天地調整機構であって、前記バックラッシュ防止歯車より回転入力側に、駆動源とウォーム歯車及びウォームホイールの歯車列が配置されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の天地調整機構であって、前記天地駆動機構部と前記バックラッシュ防止機構部は、それぞれ別個の駆動源を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載の天地調整機構であって、前記バックラッシュ防止機構部は、前記天地駆動機構部の駆動源の駆動力によって回転駆動するように構成されたことを特徴とする。
請求項5の発明は、ドラムの回転伝達機構に介在された位相調整歯車の位相調整ギア部に、歯車列から成る天地駆動機構部を連結し、この天地駆動機構部の回転駆動によって前記位相調整歯車の入力ギア側と出力ギア側の回転位相を可変することによって前記ドラムの回転位相を調整するように構成し、前記位相調整歯車の位相調整ギア部に、前記天地駆動機構部と同期して回転駆動するバックラッシュ防止機構部を連結し、このバックラッシュ防止機構部は、回転入力側の歯車に噛み合う第1歯車体と、回転出力側の歯車に噛み合う第2歯車体と、これら1歯車体と第2歯車体との間に介在されたバネを有するバックラッシュ防止歯車とから成る天地調整機構を備えた印刷装置であって、第1ドラム及び第1プレス部材を有する第1印刷部と、第2ドラム及び第2プレス部材を有する第2印刷部とを有し、これら第1ドラムと第2ドラムを単一の駆動源によって回転させる回転伝達機構に介在された前記位相調整歯車の位相調整ギア部に、前記天地駆動機構部と前記バックラッシュ防止機構部から成る前記天地調整機構を連結したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、天地駆動機構部が耐久性に優れた歯車列で構成されているため、天地調整機構は耐久性に優れたものとなる。また、位相調整歯車の位相調整ギア部にはバックラッシュ防止機構部のバックラッシュ防止歯車内のバネによる押し付け力が作用する状態に設定する。そして、天地駆動機構部が回転駆動すると、位相調整歯車の位相調整ギア部が回転され、ドラムの位相が可変される。この天地駆動機構部の回転駆動に際し、バックラッシュ防止機構部も同期して回転駆動し、位相調整歯車の位相調整ギア部にはその回転位置に関わらずバックラッシュ防止歯車より常に同じ大きさの押し付け力が作用し、この押し付け力によって位相調整歯車や天地駆動機構部等のバックラッシュの発生が防止される。つまり、位相調整歯車の位相調整ギア部が360度回転しても一定の押し付け力がバックラッシュ防止歯車から作用するため、天地調整範囲の幅には限界がない。その上、位相調整歯車にはどの回転位置でも一定の押し付け力が作用するため、バックラッシュを確実に、しかも、天地調整機構に無理な負荷を作用させることなく行うことができる。
請求項2の発明によれば、ウォーム歯車のセルフロック効果によりバネのバネ力によって駆動源が回転しない。従って、駆動源の回転ロックを行うための手段が別途必要ない。
請求項3の発明によれば、バックラッシュ防止機構部のみを回転駆動することによりバックラッシュ防止歯車のバネ力を可変できるため、位相調整歯車の位相調整ギア部への押し付け力を容易に調整できる。
請求項4の発明によれば、駆動源の個数を削減できるため、構成の簡略化、低コスト化を図ることができる。
請求項5の発明によれば、印刷装置において、第1ドラムと第2ドラム間のドラム回転位相を調整できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図8は本発明の天地調整機構を孔版印刷装置に適用した場合を示し、図1は孔版印刷装置の全体概略構成図、図2は歯車伝達機構及びこれに付随した機構の概略構成図、図3は中間歯車の構成図、図4は天地調整機構の一部平面図、図5は図4中A−A線に沿う断面図、図6は図4中B−B線に沿う断面図、図7は図6中C−C線に沿う断面図、図8は天地用第2歯車の斜視図である。
図1において、孔版印刷装置(印刷装置)1は、原稿読取部(図示せず)と、製版部2と、給紙部3と、第1印刷部4と、中間搬送部5と、第2印刷部6と、排紙部7と、第1排版部8及び第2排版部9とから主に構成されている。
原稿読取部は、装置本体10の上部に設けられ、印刷に供される原稿を画像データとして読み取る。この読み取った画像データは、第1ドラム25の色インク用と第2ドラム36の色インク用の各製版データとして生成するようになっている。また、製版データは所定の指令(拡大、縮小等)に基づいて加工可能である。
製版部2は、装置本体10に水平移動自在に設けられた製版ユニット11を有し、この製版ユニット11は製版ユニット移動手段(図示せず)によって孔版原紙12を第1ドラムに供給する第1原紙供給位置(図1の仮想線位置)と孔版原紙12を第2ドラムに供給する第2原紙供給位置(図1の実線位置)との間で移動されるようになっている。製版ユニット11は、ロールされた長尺状の孔版原紙12を収容する原紙収容部13と、原紙収容部13に収容された孔版原紙12を搬送下流側にガイドする複数の搬送ロール14と、これら搬送ロール14の搬送下流側に配置されたサーマルヘッド15と、このサーマルヘッド15の対向位置に配置され、ライトパルスモータ(図示せず)の駆動力により回転するプラテンロール16と、プラテンロール16及びサーマルヘッド15に対して孔版原紙12の搬送下流側に配置され、ライトパルスモータ(図示せず)の駆動力により回転する一対の原紙送りロール17,17と、この一対の原紙送りロール17,17とプラテンロール16及びサーマルヘッド15との間に配置された原紙カッタ18とを有する。
給紙部3は、印刷媒体である印刷用紙20が積層される給紙台21と、この給紙台21から最上位置の印刷用紙20のみを搬送させる1次給紙ロール22,23と、この一次給紙ロール22,23によって搬送された印刷用紙20を後述する第1ドラム25の回転に同期して第1ドラム25と第1プレスロール27間に給紙する一対の2次給紙ロール24,24とを有する。1次給紙ロール22,23は給紙クラッチ(図示せず)を介して駆動源であるメインモータM1(図2に示す)の回転が選択的に伝達されるになっている。一対の2次給紙ロール24,24にはカム機構(図示せず)を介してメインモータM1の回転が伝達され、第1ドラム25の回転に同期して回転駆動されるようになっている。1次給紙ロール22,23や一対の2次給紙ロール24,24には各給紙クラッチ(図示せず)を介してメインモータM1の回転が選択的に伝達されるように構成されている。
また、給紙部3には1次給紙ロール22,23と2次給紙ロール24,24間の用紙搬送経路を検出ポイントとするペーパーセンサS1と、2次給紙ロール24,24と第1ドラム25間の用紙搬送経路を検出ポイントとする2次給紙センサS2が設けられている。ペーパーセンサS1は、1次給紙ロール22,23から印刷用紙20が所定の許容タイミング内に搬送されて来るか否かを検出するようになっている。2次給紙センサS2は、2次給紙ロール24,24から印刷用紙20が所定の許容タイミング内に搬送されて来るか否かを検出するようになっている。
第1印刷部4は、多孔構造によるインク通過性の部材で外周壁25aが構成され、メインモータM1の駆動力によって図1の矢印A方向に回転される第1ドラム25と、この第1ドラム25の外周壁25aに設けられ、孔版原紙12の先端をクランプするクランプ部26と、第1ドラム25内に配置され、外周壁25aの内周面側にスキージロール(図示せず)よりインクを供給する第1インク供給手段(図示せず)と、第1ドラム25の外周壁25aの外側で、かつ、スキージロールに対向する位置に配置された第1プレス部材である第1プレスロール27とを備えている。
この第1プレスロール27の構成は、プレス用ソレノイド(図示せず)のオフ状態では第1ドラム25の外周面より十分に退避する待機位置に位置されるようになっている。また、プレス用ソレノイドのオン状態では第1ドラム25の外周面を押圧可能な位置に位置される。この押圧可能な位置では、カム機構(図示せず)によって第1ドラム25の外周面を押圧する押圧位置と第1ドラム25の外周壁25aより離間する離間位置との間を変位し、第1ドラム25のクランプ部26が第1プレスロール27に対向する回転位置では離間位置に、その以外の回転位置では押圧位置に位置するように変位されるようになっている。つまり、第1プレスロール27は、印刷時では第1ドラム25のクランプ部26との干渉を回避しつつ第1ドラム25の外周面を押圧するようになっている。
また、第1印刷部4は、第1ドラム25の用紙搬送下流側の近傍に配置された分離爪28と分離ノズル29とを有する。分離爪28は、第1ドラム25の外周面とこれに貼り付いた状態で搬送されて来る印刷用紙20の先端との間に挿入されるようになっている。これによって、第1ドラム25の外周面に貼り付いて回転しようとする印刷用紙20を強制的に第1ドラム25の外周面から引き剥がすおうになっている。分離爪28の先端部にはエアーノズル(図示せず)が設けられ、このエアーノズルからは第1分離ポンプ50(図2に示す)により圧縮された先端分離エアーが印刷用紙20の剥離タイミングで吐出されるようになっている。これにより、第1ドラム25の外周壁25aに貼り付いている印刷用紙20の先端部だけを圧縮された先端分離エアーで引き剥がすようになっている。分離ファン30により発生させた分離エアーは、分離ノズル29より、第1ドラム25の外周面とこれに貼り付いた状態で搬送されて来る印刷用紙20との間に吹き付けるようになっている。分離ファン30は第1ドラム25の回転中は常に駆動され、この分離エアーによって、分離爪28に設けられたエアーノズルから吐出される先端分離エアーにより先端部だけを引き剥がされた印刷用紙20の全体を強制的に第1ドラム25の外周面から引き剥がすようになっている。
そして、第1印刷部4は、製版部2から搬送される孔版原紙12の先端をクランプ部26でクランプし、このクランプした状態で第1ドラム25を回転して孔版原紙12を第1ドラム25の外周壁25aに巻装し、第1ドラム25の回転に同期して搬送されて来る印刷用紙20を第1プレスロール27にて第1ドラム25の孔版原紙12に押圧することによって印刷用紙20に孔版原紙12の穿孔部分からインクを転写して第1色の画像を印刷するようになっている。
中間搬送部5は、第1ドラム25の用紙搬送下流側位置と後述する第2ドラム36の用紙搬送上流側位置に配置された一対のベルト掛けプーリ31,31と、この一対のベルト掛けプーリ31,31に掛けられた無限端ベルト32と、この無限端ベルト32の用紙搬送面に印刷用紙20を吸引する吸引ファン33と、無限端ベルト32を移動させるベルト駆動手段(図示せず)とを備えている。また、中間搬送部5は第1ドラム25から剥離された印刷用紙20を受け取り、受け取った印刷用紙20を第2ドラムの回転に同期して第2ドラム36と第2プレスロール38間に給紙するようになっている。
また、中間搬送部5には中間センサS3が設けられている。中間センサS3は、第1印刷部4から印刷用紙20が所定の許容タイミング内に分離されて来るか否かを検出するようになっている。
第2印刷部6は、第1印刷部4と同一構成であり、外周壁36aがメインモータM1の駆動力によって図1の矢印B方向に回転する第2ドラム36と、この第2ドラム36の外周壁36aに設けられ、孔版原紙12の先端をクランプするクランプ部37と、第2ドラム36内に配置され、外周壁36aの内周面側にスキージロール(図示せず)よりインクを供給する第2インク供給手段(図示せず)と、第2ドラム36の外周壁36aの外側で、かつ、スキージロールに対向する位置に配置された第2プレス部材である第2プレスロール38とを備えている。この第2プレスロール38の構成は、第1プレスロール27と同様であり、説明を省略する。
また、第2印刷部6は、第2ドラム36の用紙搬送下流側の近傍に配置された分離爪39と分離ノズル40とを有する。分離爪39は、第2ドラム36の外周面とこれに貼り付いた状態で搬送されて来る印刷用紙20の先端との間に挿入されるようになっている。これにより、第2ドラム36の外周面に貼り付いて回転しようとする印刷用紙20を強制的に第2ドラム36の外周面から引き剥がすようになっている。分離爪39の先端部にはエアーノズル(図示せず)が設けられ、このエアーノズルからは第2分離ポンプ51により圧縮された先端分離エアーが印刷用紙20の剥離タイミングで吐出されるようになっている。これにより、第2ドラム36の外周面に貼り付いている印刷用紙20の先端だけを圧縮された先端分離エアーで引き剥がすようになっている。分離ファン41により発生させた分離エアーは、分離ノズル40より、を第2ドラム36の外周壁36aとこれに貼り付いた状態で搬送されて来る印刷用紙20との間に吹き付けられるようになっている。分離ファン41は第2ドラム36の回転中は常に駆動され、この分離エアーによって、分離爪39に設けられたエアーノズルから吐出される先端分離エアーにより先端部だけ引き剥がされた印刷用紙20の全体を強制的に第2ドラム36の外周面から引き剥がすようになっている。
そして、第2印刷部6は、製版部2から搬送される孔版原紙12の先端をクランプ部37でクランプし、このクランプした状態で第2ドラム36が回転されて孔版原紙12が第2ドラム36の外周壁36aに巻装され、第2ドラム36の回転に同期して搬送されて来る印刷用紙20を第2プレスロール38にて第2ドラム36の孔版原紙12に押圧することによって印刷用紙20に孔版原紙12の穿孔部分からインクを転写して第2色の画像を印刷するようになっている。
排紙部7は、第2ドラム36より剥離された印刷用紙20を搬送するベルト搬送機構42と、このベルト搬送機構42より排出された印刷用紙20を載置する排紙台43とを備えている。ベルト搬送機構42は、一対のプーリ42a,42aと、この一対のプーリ42a,42a間に掛けられた無限端ベルト42bと、この無限端ベルト42bの用紙搬送面に印刷用紙20を吸引する吸引ファン42cと、無限端ベルト42bを移動させるベルト駆動手段(図示せず)とを備えており、第2ドラム36より分離された印刷用紙20を排紙台43まで搬送し、排紙台43上に載置するようになっている。また、ベルト搬送機構42には排紙センサS4が設けられている。排紙センサS4は、第2印刷部6から印刷用紙20が所定の許容タイミング内に排出されて来るか否かを検出するようになっている。
第1排版部8は、第1ドラム25に巻装された孔版原紙12の先端がクランプ解除され、このクランプ解除された孔版原紙12を第1ドラム25より引き剥がしながら搬送する一対の排版ロール44,44と、この一対の排版ロール44,44によって搬送されて来る孔版原紙12を収納する排版ボックス45とを有する。
第2排版部9は、第2ドラム36に巻装された孔版原紙12の先端がクランプ解除され、このクランプ解除された孔版原紙12を第2ドラム36より引き剥がしながら搬送する一対の排版ロール46,46と、この一対の排版ロール46,46によって搬送されて来る孔版原紙12を収納する排版ボックス47とを有する。
第1ドラム25及び第2ドラム36は、単一のメインモータM1の駆動力が回転伝達機構52を介して伝達されて回転される。回転伝達機構52には電磁ブレーキ70が接続されていると共に、回転伝達機構52から第1及び第2分離ポンプ50,51が駆動力を得て駆動されるように構成されている。
図2に示すように、回転伝達機構52は、駆動源であるメインモータM1の回転軸53に固定された第1歯車54と、これに噛み合う第2歯車55と、これに噛み合う第3歯車56と、この第3歯車56に噛み合い、第1ドラム25に固定された第1ドラム歯車57と、第1ドラム歯車57に噛み合う位相調整歯車である中間歯車58と、この中間歯車58に噛み合い、第2ドラム36に固定された第2ドラム歯車64とを備えている。第1ドラム歯車57は中間歯車58の入力ギア側である外周ギア部58fに、第2ドラム歯車64は中間歯車58の出力ギア側である中継ギア部58eにそれぞれ噛み合っており、後述する天地調整機構HAが駆動しない状態では中間歯車58の外周ギア部58fと中継ギア部58eは同一方向に同一周速度で回転するようになっている。
メインモータM1が回転すると、第1歯車54、第2歯車55、第3歯車56、第1ドラム歯車57の順に回転が伝達されて第1ドラム25が回転されるようになっている。また、第1ドラム歯車57の回転が中間歯車58及び第2ドラム歯車64の順に回転が伝達されて第2ドラム36が回転される。これにより、第1ドラム25と第2ドラム36は、同一方向に同期して回転されるようになっている。
また、回転伝達機構52に介在された位相調整歯車である中間歯車58には、天地調整機構HAが連結されている。図2に示すように、この天地調整機構HAは、バックラッシュ防止機構部Ha1と天地駆動機構部Ha2とから構成されている。
図2,図4に示すように、バックラッシュ防止機構部Ha1は、駆動源であるであるバックラッシュ防止用モータM2と、この回転軸に固定されたウォーム歯車59Aと、このウォーム歯車59Aに噛み合うウォームホイール60Aと、このウォームホイール60Aに同軸上で一体に固定された天地用第1歯車61Aと、この天地用第1歯車61Aに噛み合うバックラッシュ防止歯車である天地用第2歯車62Aと、この天地用第2歯車62Aに噛み合う天地用第3歯車63Aとを備え、この天地用第3歯車63Aが中間歯車58の位相調整ギア部58cに噛み合っている。
図4〜図8に示すように、天地用第2歯車62Aは、天地用第1歯車61Aに噛み合う大径の第1歯車体62aと、天地用第3歯車63に噛み合う小径の第2歯車体62bを備え、第1歯車体62aの支軸62dに第2歯車体62bが挿入されている。これにより、第1歯車体62aと第2歯車体62bは同一の回転中心を中心として互いに回転自在に配置されている。第1歯車体62aの支軸62dの外周にはバネである巻きバネ62cが巻き付け状態で配置され、この巻きバネ62cの一端が第1歯車体62aに、他端が第2歯車体62bにそれぞれ掛止されている。つまり、第1歯車体62aと第2歯車体62bとの間には巻きバネ62cが介在されており、この巻きバネ62cのバネ力によって第1歯車体62aと第2歯車体62bに互いに逆方向の押し付け力(回転トルク)を作用させている。
図2に示すように、天地駆動機構部Ha2は、前述したバックラッシュ防止機構部Ha2の構成と略同一構成を有し、駆動源であるバックラッシュ防止用モータM3、ウォーム歯車59B、ウォームホイール60B、天地用第1歯車61B、天地用第2歯車62B、天地用第3歯車63Bとから構成され、天地用第3歯車が中間歯車58の位相調整ギア部58cに噛み合っている。しかし、天地用第2歯車62Bは、天地用駆動機構部Ha1のものと異なり、第1歯車体62aと第2歯車体62bとが一体に設けられ、天地用駆動機構部Ha1側の天地用第2歯車62Aのように巻きバネは介在されていない。
図3に示すように、中間歯車58は、支軸58aと、この支軸58aに回転自在に支持された歯車本体58bと、支軸58aに同じく回転自在に支持された中継ギア部58eとを有している。この支軸58aには太陽ギア58dと位相調整ギア部58cが固定されている。この中継ギア部58eに前述したように第2ドラム歯車64が噛み合っている。中継ギア部58eは回転中心を中心とする円筒部を有し、この円筒部の内周面に内周ギア部58gがそれぞれ形成されている。外周ギア部58bに前述したように第1ドラム歯車57が噛み合っている。歯車本体58fの外周面に外周ギア部58bが形成されており、側面には3つの遊星ギア部58hが回転自在に支持されている。各遊星ギア部58hは、太陽ギア部58dと内周ギア部58gにそれぞれ噛み合っている。太陽ギア部58dが固定された位相調整ギア部58cに前述したように天地用第3歯車63が噛み合っている。
天地調整用モータM3及びバックラッシュ防止用モータM2は、天地調整モードが選択されると、同一方向、同一回転速度で同期して回転されるようになっている。天地調整用モータM3が回転すると、ウォーム歯車59B、ウォームホイール60B、天地用第1歯車61B、天地用第2歯車62B、天地用第3歯車63Bの順に伝達されて中間歯車58の位相調整ギア部58cが回転される。位相調整ギア部58cが回転されると、太陽ギア部58dが回転して内周ギア部58gと3つの遊星ギア部58hが互いに逆方向に回転される。これによって、内周ギア部58gの中継ギア部58eと太陽ギア部58dの支軸58aが互いに逆方向に回転し、その結果、第1ドラム25と第2ドラム36が互いに逆方向に回転するようになっている。これにより、第1ドラム25と第2ドラム36の相対的回転位置が可変されるようになっている。また、天地調整用モータM3に同期してバックラッシュ防止用モータM2が回転すると、この回転がウォーム歯車59A、ウォームホイール60A、天地用第1歯車61A、天地用第2歯車62A、天地用第3歯車63Aの順に伝達される。そして、天地用第2歯車62A内の第1歯車体62aと第2歯車体62bが一体ではなく巻きバネ62cを介して連結されているため、巻きバネ62cのバネ力に基づく回転トルクを中間歯車58の位相調整ギア部58cに作用させるようになっている。
次に、電磁ブレーキ70の接続系と第1及び第2分離ポンプ50,51の駆動系を説明する。
図2に示すように、第2ドラム36にはドラム負荷歯車65が一体に固定され、このドラム負荷歯車65には負荷用第1歯車66、負荷用第2歯車67、負荷用第3歯車68及び負荷用第4歯車69の順に噛み合っており、この負荷用第4歯車69が電磁ブレーキ70の出力軸70aに固定されている。つまり、電磁ブレーキ70の回転負荷は、第2ドラム36に作用するようになっている。
また、ドラム負荷歯車65には第1及び第2ポンプ用歯車71,72がそれぞれ噛み合っている。第1ポンプ用歯車71の側面の偏芯位置には第1分離ポンプ50のクランク部材50aの先端が連結されている。第2ポンプ用歯車72の側面の偏芯位置には第2分離ポンプ51のクランク部材51aの先端が連結されている。
次に、上記孔版印刷装置1の2色印刷時の製版、印刷制御動作を説明する。
2色製版モードが選択されると、第1ドラム25側の製版・排版処理が実行される。まず、制御部(図示せず)が第1ドラム25に孔版原紙12が巻装されているか否かをチェックし、巻装されている場合には孔版原紙12を第1ドラム25より取り除き排版ボックス45に排版する。
排版処理が終了すると、原稿読み取り動作により読み取った第1色の製版データに基づき孔版原紙12にサーマルヘッド15にて感熱穿孔する。そして、製版された孔版原紙12の先端を第1クランプ部26でクランプし、このクランプした状態で第1ドラム25が回転されて孔版原紙12が第1ドラム25の外周壁25aに巻装される着版処理が行われる。これで第1ドラム25側の製版動作が終了する。次に、第1ドラム25の製版動作が終了すると、第2ドラム36の製版・排版処理が実行される。まず、製版ユニット11は製版ユニット移動手段(図示せず)によって、第1ドラム25側の第1原紙供給位置から、第2ドラム36側の第2原紙供給位置へと移動される。次に、制御部(図示せず)が第2ドラム36に孔版原紙12が巻装されているか否かをチェックし、巻装されている場合には孔版原紙12を第2ドラム36より取り除き排版ボックス47に排版する。読み取った第2色の製版データに基づき孔版原紙12にサーマルヘッド15にて感熱穿孔する。そして、第1ドラム25と同様に、製版された孔版原紙12が第2ドラム36に巻装される着版処理が行われ、これで第2ドラム36側の製版動作が終了する。
次に、2色印刷モードが選択されると、メインモータM1が回転して第1及び第2ドラム25,36が回転され、この回転に同期して給紙部3より印刷用紙20が第1ドラム25に給紙される。この給紙された印刷用紙20は第1プレスロール27で第1ドラム25の孔版原紙12に押圧されることによって印刷用紙20に第1色の画像が印刷される。第1色の画像が印刷された印刷用紙20は第1ドラム25の外周面より分離爪28、先端分離エアー及び分離エアーによって剥離されて中間搬送部5に導かれる。中間搬送部5では、印刷用紙20を無限端ベルト32の移動で搬送し、印刷用紙20を第2ドラム36に給紙する。
この給紙された印刷用紙20は第2プレスロール38で第2ドラム36の孔版原紙12に押圧されることによって印刷用紙20に第2色の画像が印刷される。第2色の画像が印刷された印刷用紙20は第2ドラム36の外周面より分離爪39、先端分離エアー及び分離エアーによって剥離されてベルト搬送機構42に導かれる。ベルト搬送機構42では、印刷用紙20を無限端ベルト42bの移動で搬送し、ベルト搬送機構42の最下流より排紙台43に排出される。排紙台43に排紙された印刷用紙20はここに積層状態で載置される。
次に、天地調整機構HAの動作を説明する。
中間歯車58の位相調整ギア部58cには、バックラッシュ防止機構部Ha1の天地用第2歯車62A内の巻きバネ62cによる所定の押し付け力が作用する状態に設定されている。そして、上記した印刷動作において、第1色のインク画像位置と第2色のインク画像位置がずれた位置で印刷された場合には、ユーザが天地調整モードを選択する。すると、天地調整用モータM3が回転駆動して中間歯車58の位相調整ギア部58cが回転される。この位相調整ギア部58cが回転すると、内周ギア部58gと太陽ギア部58dが互いに逆方向に回転し、第1ドラム25と第2ドラム36間のドラム回転位相が可変される。これにより、印刷物の第1色と第2色の画像ずれを解消できる。
また、天地調整用モータM3の回転駆動に同期してバックラッシュ防止用モータM2も回転駆動し、中間歯車58の位相調整ギア部58cにはその回転位置に関わらず天地用第2歯車62Aの巻きバネ62cより常に同じ大きさの押し付け力が作用する。この押し付け力によって中間歯車58や天地駆動機構部Ha2等のバックラッシュの発生が防止される。つまり、中間歯車58の位相調整ギア部58cが360度回転しても一定の押し付け力が天地用第2歯車62Aから作用するため、天地調整範囲の幅には限界がない。また、天地調整機構HAは、その天地駆動機構部Ha2が歯車列から構成されている。これにより、天地調整機構HAは、耐久性に優れ、かつ、天地調整範囲の幅には限界がない。その上、中間歯車58にはどの回転位置でも一定の押し付け力が作用するため、バックラッシュを確実に、しかも、天地調整機構HAに無理な負荷を作用させることなく行うことができる。
この実施形態では、天地用第2歯車62Aより回転入力側にはバックラッシュ防止用モータM2とウォーム歯車59A及びウォームホイール60Aの歯車列が配置されているので、ウォーム歯車59Aのセルフロック効果により巻きバネ62cのバネ力によってバックラッシュ防止用モータM2が回転しない。従って、バックラッシュ防止用モータM2の回転ロックを行うための手段が別途必要ない。
この実施形態では、天地駆動機構部Ha2とバックラッシュ防止機構部Ha1は、それぞれ別個の駆動源(天地調整用モータM3とバックラッシュ防止用モータM2)を有するので、バックラッシュ防止機構部Ha1のみを回転駆動することによりバックラッシュ防止歯車である天地用第2歯車62Aのバネ力を可変できるため、中間歯車58の位相調整ギア部58cへの押し付け力を容易に調整できる。
また、バックラッシュ防止機構部Ha1は、天地駆動機構部Ha2の天地用調整モータM3の駆動力によって回転駆動するよう構成することもできる。このように構成すれば、駆動源の個数を削減できるため、構成の簡略化、低コスト化を図ることができる。
この実施形態において、天地用第2歯車62Aによって天地用第3歯車63Aを押し付ける方向は、通常では第1及び第2ドラム25,36が回転した時に中間歯車58が寄せられる方向が好ましい。この逆方向とすると、第1及び第2ドラム25,36の負荷変動に加え、通常では第1及び第2ドラム25,36が回転した時の負荷も抑える力が必要となるためである。
この実施形態では、第2歯車62Aの第1歯車体62aと第2歯車体62bとの間に介在されるバネは、巻きバネ62cであるため、天地用第2歯車62Aをコンパクトで、かつ、シンプルに構成できるという利点がある。但し、第1歯車体62aと第2歯車体62bとの間に介在されるバネは巻きバネ62c以外のバネであっても良い。
この実施形態では、天地調整機構HAの1つの歯車のみをバックラッシュ防止用歯車(天地用第2歯車62A)としたが、複数の歯車をバックラッシュ防止用歯車として構成しても良い。
尚、前記実施形態では、孔版印刷装置が2つのドラム(第1及び第2ドラム)を有する場合を説明したが、3つ以上のドラムを有する場合にも、また、単一のドラムを有する場合にも本発明を適用可能である。さらに、孔版以外の印刷装置にも本発明を適用可能である。
本発明の一実施形態を示し、孔版印刷装置の全体概略構成図である。 本発明の一実施形態を示し、歯車伝達機構及びこれに付随した機構の概略構成図である。 本発明の一実施形態を示し、中間歯車の構成図である。 本発明の一実施形態を示し、天地調整機構の一部平面図である。 本発明の一実施形態を示し、図4中A−A線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態を示し、図4中B−B線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態を示し、図6中C−C線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態を示し、天地用第2歯車の斜視図である。 従来例の孔版印刷装置の概略構成図である。 従来例の動力伝達機構の構成図である。
符号の説明
1 孔版印刷装置(印刷装置)
25 第1ドラム(ドラム)
27 第1プレスロール(第1プレス部材)
36 第2ドラム(ドラム)
38 第2プレスロール(第2プレス部材)
52 回転伝達機構
58 中間歯車(位相調整歯車)
58c 位相調整ギア部
59A ウォーム歯車
60A ウォームホイール
61A 天地用第1歯車(歯車)
62A 天地用第2歯車(バックラッシュ防止歯車)
62a 第1歯車体
62b 第2歯車体
62c 巻きバネ(バネ)
63A 天地用第3歯車(歯車)
HA 天地調整機構
Ha1 バックラッシュ防止機構部
Ha2 天地駆動機構部
M1 メインモータ(駆動源)
M2 バックラッシュ防止用モータ(駆動源)
M3 天地調整用モータ(駆動源)

Claims (5)

  1. ドラムの回転伝達機構に介在された位相調整歯車の位相調整ギア部に、歯車列から成る天地駆動機構部を連結し、この天地駆動機構部の回転駆動によって前記位相調整歯車の入力ギア側と出力ギア側の回転位相を可変することによって前記ドラムの回転位相を調整するようにした天地調整機構において、
    前記位相調整歯車の位相調整ギア部に、前記天地駆動機構部と同期して回転駆動するバックラッシュ防止機構部を連結し、このバックラッシュ防止機構部は、回転入力側の歯車に噛み合う第1歯車体と、回転出力側の歯車に噛み合う第2歯車体と、これら第1歯車体と第2歯車体との間に介在されたバネを有するバックラッシュ防止歯車とを備えたことを特徴とする天地調整機構。
  2. 請求項1記載の天地調整機構であって、
    前記バックラッシュ防止歯車より回転入力側に、駆動源とウォーム歯車及びウォームホイールの歯車列が配置されたことを特徴とする天地調整機構。
  3. 請求項1記載の天地調整機構であって、
    前記天地駆動機構部と前記バックラッシュ防止機構部は、それぞれ別個の駆動源を有することを特徴とする天地調整機構。
  4. 請求項1記載の天地調整機構であって、
    前記バックラッシュ防止機構部は、前記天地駆動機構部の駆動源の駆動力によって回転駆動するように構成されたことを特徴とする天地調整機構。
  5. ドラムの回転伝達機構に介在された位相調整歯車の位相調整ギア部に、歯車列から成る天地駆動機構部を連結し、この天地駆動機構部の回転駆動によって前記位相調整歯車の入力ギア側と出力ギア側の回転位相を可変することによって前記ドラムの回転位相を調整するように構成し、前記位相調整歯車の位相調整ギア部に、前記天地駆動機構部と同期して回転駆動するバックラッシュ防止機構部を連結し、このバックラッシュ防止機構部は、回転入力側の歯車に噛み合う第1歯車体と、回転出力側の歯車に噛み合う第2歯車体と、これら1歯車体と第2歯車体との間に介在されたバネを有するバックラッシュ防止歯車とから成る天地調整機構を備えた印刷装置であって、
    第1ドラム及び第1プレス部材を有する第1印刷部と、第2ドラム及び第2プレス部材を有する第2印刷部とを有し、これら第1ドラムと第2ドラムを単一の駆動源によって回転させる回転伝達機構に介在された前記位相調整歯車の位相調整ギア部に、前記天地駆動機構部と前記バックラッシュ防止機構部から成る前記天地調整機構を連結したことを特徴とする印刷装置。
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