JP5815618B2 - 印刷機の制御装置 - Google Patents

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本発明は、印刷機械において、版交換などにおける版胴の位相を設定する制御装置に関するものである。
本出願人は、1つの駆動源のみを用い、印刷機の各ユニットの版胴の位相を同位相にして同時に版交換することにより、版交換作業時間の短縮と効率化を図る技術について、特許文献1の出願をしている。
具体的には、印刷用被係合部と同位相用被係合部とを有する版胴ギヤと、この版胴ギヤから版胴軸への動力伝達を入り切りするクラッチとを備え、クラッチに設けられた係合部と同位相用被係合部とを係合させることにより、各ユニットの版胴を同位相に切り替えて同時版交換を可能にしている。
また、特許文献2には、版胴に取付けられた版に画像形成をすべく、版胴を専用の駆動源により他の胴と切り離して単独回転させ、画像形成終了後に、版胴を元の印刷用の位相に戻す技術の開示がある。
特願2012−272729号 特開2003−127322号公報
これらの版胴の位相切替え作業については、安全かつ確実な切替え作業を行う観点から改善の余地があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、版胴の位相切替え作業を安全かつ確実に行うことができ、装置の耐久性を維持できる印刷機の制御装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成するため、複数の印刷ユニット30a〜30dで構成され、各印刷ユニット30a〜30dはインキが供給される版を保持する版胴1と、該版上のインキが転写されるゴム胴2と、該ゴム胴2と共に用紙を挟持して搬送する圧胴3と、該各胴を同期駆動させる駆動力伝達機構Kとを有し、該駆動力伝達機構Kを駆動する一つの駆動源Mが設けられ、該駆動力伝達機構Kにおける該版胴1の駆動伝達部を他の駆動伝達部と接離可能にする接離手段が設けられ、該駆動源M及び該接離手段を制御可能な制御装置80が設けられた印刷機において、該接離手段による接離を行いながら該一つの駆動源Mにより該版胴1を回転させて該版胴1の位相を切替える位相切替え作業にエラーが生じた場合、該制御装置80は該版胴1の回転速度を減少させ、再度位相切替え作業を行うよう制御することを特徴とする。
また本発明において、該版胴1の駆動伝達部は、該版胴1を一体回転させる版胴軸1cを備え、該他の胴の駆動伝達部は、該版胴軸1cに動力を伝達する版胴ギヤ51を備え、該接離手段は該版胴ギヤ51から該版胴軸1cへの動力伝達を入り切りするクラッチ53を有しており、該クラッチ53及び該版胴ギヤ51のどちらか一方には係合部53aが設けられ、他方には該係合部53aと係合可能な印刷用被係合部51a及び同位相用被係合部51bが設けられており、該クラッチ53に対して該版胴ギヤ51が回転することにより両者の係合が行われるように構成されており、該制御装置80は該位相切替え作業におけるエラーが生じた場合、該版胴ギヤ51の回転速度を減少させるよう制御することを特徴とする。
また本発明は、該位相切替え作業におけるエラーが生じて該版胴ギヤ51の回転速度を減少させた後、再び該位相切替え作業が行われる時、該制御装置80は常に該減少させた回転速度にて位相切替え作業を行うよう制御することを特徴とする。
本発明に係る印刷機の制御装置によれば、安全かつ確実な版胴の位相切替え作業を行うことができ、装置の耐久性を向上させることができる。
また、版胴ギヤの回転速度を減少させることにより、安全かつ確実な係合により、位相切替え作業が安定する上、装置の耐久性を向上させることができる。
また、エラーが生じた後は常に回転速度を減少させて位相切替え作業を行うので、常に安全かつ確実な位相切替え作業を行うことができ、装置の耐久性を向上させることができる。
本発明に係る印刷機の一実施形態の概略構成を示す全体側面図である。 本発明に係る印刷機の一実施形態の概略構成を示す全体側面図であり、全ての版胴が同位相に切替えられた状態を示している。 (a),(b),(c)は本発明に係る印刷機の版胴の駆動伝達部を簡略化して示す模式図である。 版胴ギヤとクラッチとを簡略化して示す模式図である。 制御装置の構成を示すブロック図である。 制御装置の制御を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示す印刷機は、給紙装置20、印刷部30及び排紙部40を備えている。給紙装置20は、フィーダーボード5を介して枚葉紙Pを印刷部30に供給することができる。印刷部30は、給紙装置20から供給される枚葉紙Pを印刷することができ、複数の印刷ユニット(ここでは4台の印刷ユニット30a〜30d)を備えている。また、排紙部40は、印刷部30にて印刷された印刷物Qを排紙することができる。
この印刷機では、給紙装置20から枚葉紙Pが印刷部30に供給され、供給された枚葉紙Pが印刷部30における各印刷ユニット30a〜30dにて印刷された後、印刷された印刷物Qが排紙部40にて排紙される。
給紙装置20は複数の枚葉紙Pを収容することができるものであり、上端の枚葉紙Pから1枚ずつ引き出し、フィーダーボード5を介して枚葉紙Pを印刷部30に向けて矢印Z方向に搬送することができるものである。これにより、枚葉紙Pを印刷部30に供給することができる。
印刷部30の各印刷ユニット30a〜30d(以下において、これら4つの印刷ユニットを枚葉紙Pの搬送方向上流側から、第1印刷ユニット30a、第2印刷ユニット30b、第3印刷ユニット30c、第4印刷ユニット30dと言う)は、それぞれ版胴1、ゴム胴2及び圧胴3を主要構成要素の一組として構成されるものである。印刷ユニット30aにおける4aは給紙胴であり、印刷ユニット30b〜30dにおける4はいずれも渡し胴である。また、版胴1には咥え側版クランプ1aと咥え尻側版クランプ1bとが設けられている。図1に示すように、第1〜第4印刷ユニット30a〜30dの版胴1は、予め定められた異なる位相で設けられている(咥え側版クランプ1aと咥え尻側版クランプ1bの位置を見れば、周方向において異なる位相であることが確認できる)。
各印刷ユニット30a〜30dにおいて、版胴1には印刷用の版(図示を省略)が配設される。この版には図示しないインキローラ群及び給水装置からインキ及び水が供給され、版に従ってインキがゴム胴2に転写される。そしてゴム胴2に転写されたインキがゴム胴2及び圧胴3に挟持されつつ搬送されてくる枚葉紙Pにさらに転写される。これにより、給紙装置20から供給される枚葉紙Pに対してそれぞれに設けられた版に対応して印刷を行うことができる。また、図示しないが、各印刷ユニット30a〜30dには、使用済みの版を版胴1から排出し、新しい版を版胴1に供給可能な版交換装置が設けられている。
排紙部40は、搬送部41及び収容部42を備えている。この排紙部40では、印刷ユニット30dの圧胴3にて搬送されてくる印刷物Qは、先端部が搬送部41の保持部(図示省略)に保持され、搬送部41の図中略下側面に沿って搬送されて収容部42に送られる。収容部42は、搬送部41にて搬送されてきた印刷物Qを収容することができる。
前述の各胴1,2,3は、駆動力伝達機構Kにより同期駆動され、駆動力伝達機構Kは、本機モータM(図5参照)の駆動により本機モータMからの駆動力が全ての印刷ユニット30a〜30dにおける各胴1,2,3に伝達される。また、給紙胴4aには、給紙胴4aの回転に応じたパルス信号を出力するエンコーダ60(ロータリーエンコーダ、図5)が設けられている。エンコーダ60は、第2印刷ユニット〜第4印刷ユニット30b〜30dの係合部53aと同位相用被係合部51bとが係合した版胴1の回転角度を検出可能である。具体的には、給紙胴4aの回転に応じて出力されたパルス信号を制御装置80で換算することで、版胴1の回転角度を把握することができるようになっている。
図3(a),(b),(c)は、第2印刷ユニット30bにおける版胴1の駆動力伝達機構K及び駆動力伝達機構Kを構成する版胴1及びゴム胴2の駆動伝達部を簡略化して示した模式図であり、図4(a),(b),(c)は、版胴ギヤ51とクラッチ53との係合状態を簡略化して示した模式図である。図4(a)では、図の左端にクラッチ53を示し、図の左右方向中央に版胴ギヤ51を示し、図の右端にクラッチ53の係合部53aと版胴ギヤ51の印刷用被係合部51aとが係合した状態を示している。
図3において、版胴1に設けられた版胴軸1cには版胴ギヤ51が回転可能に設けられている。版胴ギヤ51は、本機モータMからの駆動力(以下において単に動力という)が伝達されるゴム胴ギヤ52と噛合しており、ゴム胴ギヤ52の回転に同期して回転する。駆動力伝達機構Kは、本機モータMからの動力を全ての印刷ユニット30a〜30dの圧胴ギヤ(図示せず)に伝達するためのギヤ伝達機構(図示せず)と、圧胴ギヤ(図示せず)と噛み合って圧胴ギヤ(図示せず)に伝達された動力をゴム胴軸2aに伝達するゴム胴ギヤ52と、ゴム胴ギヤ52と噛み合って版胴軸1cに動力を伝達する版胴ギヤ51とを備えている。従って、本機モータMからの動力がギヤ伝達機構(図示せず)を介して全ての印刷ユニット30a〜30dの圧胴ギヤ(図示せず)に伝達されて、全ての圧胴3が回転し、これに伴い全てのゴム胴2、全ての版胴1も回転する。また、版胴ギヤ51と版胴軸1cとを接離可能とする接離手段が、クラッチ53である。
図3(a),(b),(c)に示すように、版胴軸1cには、版胴ギヤ51と版胴1との間に位置するようにクラッチ53が、版胴軸1cの軸方向に移動可能でかつ版胴軸1cと一体回転するように設けられており、クラッチ53と版胴ギヤ51とが後述するように係脱可能に構成されている。クラッチ53は第2〜第4印刷ユニット30b〜30dに設けられており、第1(最初の)印刷ユニット30aには設けられていない。つまり、第1印刷ユニット30aの版胴1は、本機モータMからの動力が常に伝達される構成になっていて、第1印刷ユニット30aの版胴1の位相が、第2〜第4の版胴1の位相を同位相に合わせるための目標の位相として設定されている。ここでは、第1印刷ユニット30aの版胴1の位相を目標の位相に設定しているが、他の印刷ユニット30b〜30dのうちのどの印刷ユニットの版胴1の位相を目標の位相に設定してもよい。クラッチ53は図示しないバネにより、版胴ギヤ51側に常時付勢されており、版胴ギヤ51に係合するように構成されているが、電磁石の作用により、一時的に版胴1側へ移動して版胴ギヤ51との係合が解除可能にもなっている。
クラッチ53は凸状の係合部53aを有しており、版胴ギヤ51は凹状の印刷用被係合部51a及び同位相用被係合部51bを有している。印刷用被係合部51aと同位相用被係合部51bの回転方向における位相は所定角度異なっている。よって、図3(b)、図4(b)のように係合部53aと印刷用被係合部51aが係合した時、そして図3(c)、図4(c)のように係合部53aと同位相用被係合部51bが係合した時に、版胴ギヤ51とクラッチ53とが一体回転する。すなわち、ゴム胴ギヤ52からの動力が版胴ギヤ51、クラッチ53、版胴軸1cを介して版胴1が回転する。これらが係合していない場合、ゴム胴ギヤ52の回転は版胴ギヤ51には伝達されるが、クラッチ53、版胴軸1cには伝達されない。なお、第2〜第4印刷ユニット30b〜30dの係合部53aと同位相用被係合部51bがそれぞれ係合した時、図2に示すように第1〜第4印刷ユニット30a〜30dの版胴1の位相が同位相となるように構成されている。
図5は本発明に係る版胴位相切替え装置の制御装置80の構成を示す概略ブロック図であり、制御装置80には、前述の本機モータM、エンコーダ60、各印刷ユニット30b〜30dに設けられたクラッチ53が接続されている。その制御装置80は、演算処理等を行うマイクロプロセッサ81(シーケンサでもよい)、データ及び所定のプログラム(演算式あるいはテーブル等)を記憶するROM82、機械回転数等に関する種々の情報を記憶可能なRAM83を備えるとともに、マイクロプロセッサ81と制御装置80の外部に設けられた装置(図示せず)との間における各種信号のやりとりを仲介するインターフェイス84等を備えて構成されている。
主に版交換の際、各版胴1が同位相に設定されるが、この手順を簡単に説明する。まず、第2印刷ユニット30b〜第4印刷ユニット30dに備えている全てのクラッチ53の係合部53aと版胴ギヤ51の印刷用被係合部51aとの係合を解除する。つまり、電磁石の作用により、クラッチ53を一時的に版胴1側へ移動させる。次に、本機モータMを駆動して機械を回転させた後、電磁石の作用を解除する。するとクラッチ53は図示しないバネにより版胴ギヤ51方向へ移動するが、同位相用被係合部51bと係合部53aの位相が異なっている時は係合が行えず、版胴ギヤ51はクラッチ53と摺接しながら回転する。
そして機械回転を続けると、位相の合った印刷ユニットの版胴1から順に、それぞれの係合部53aと同位相用被係合部51bとが噛み合う(係合する)。つまり、係合部53aと同位相用被係合部51bが係合位置に位置し、バネの付勢力によりクラッチ53が版胴ギヤ51方向へ摺動して両者が係合することにより、クラッチ53と版胴ギヤ51とが一体回転可能となる。
よって版胴1はゴム胴ギヤ52の回転駆動伝達により回転するようになる。換言すれば、回転している第1印刷ユニット30aの版胴1の位相に、回転していない第2印刷ユニット30b〜第4印刷ユニット30dの版胴1の位相が一致した状態(同位相)になると同時に、係合部53aと同位相用被係合部51bが係合し、第2印刷ユニット30b〜第4印刷ユニット30dの版胴1が第1印刷ユニット30aの版胴1と同位相になった状態で回転する。このように、一つの駆動源を用いて、全ての印刷ユニットの版胴を簡易かつ効率的に同位相に切替えることが可能となっている。そして全ユニットの版胴1の版交換を同時に行うのである。
そして各印刷ユニットの版交換を行った後、電磁石を作用させてクラッチ53を版胴1側に移動させ、クラッチ53の係合部53aと版胴ギヤ51の同位相用被係合部51bとの係合を解除し、本機モータMを回転させて電磁石の作用を解除して係合部53aと各印刷ユニット30a〜30dの印刷用被係合部51aとを係合させ、再び印刷が可能な状態とするのである。
本発明における、版胴1の位相切替え作業における制御装置80の制御について説明する。なお、この制御については、係合部53aと印刷用被係合部51aの係合に関しても、係合部53aと同位相用被係合部51bの係合に関しても同様である。
まずステップS1にて、電磁石をONにする。すなわち、クラッチ53を版胴1側へ移動させて係合部53aとどちらかの被係合部51a、51bとの係合を解除する。次にステップS2にて、本機モータMを駆動し、版胴ギヤ51を回転させる。当初の回転速度の設定値は10m/分である。次にステップS3にて電磁石をOFFする。すると前述の通り、クラッチ53は図示しないバネの付勢力によって版胴ギヤ51方向へ移動するが、どちらかの被係合部51a、51bと係合部53aの位相が異なっているので係合されず、版胴ギヤ51はクラッチ53と摺接しながら回転する。
そしてステップS4にてクラッチ53が係合したかどうかが確認される。具体的には、所定時間内に係合されたかどうか、もしくは正しい被係合部(51a、51b)に係合したかが確認され、問題なく係合されていれば、本制御を終了する。所定時間内の係合については、制御部内に記憶された所定時間とタイマーで計測した時間とを比較する。正しい被係合部への係合については、エンコーダ60の情報を元に確認が行われる。
ここで時間内に係合されなかったり、正しくない係合箇所に係合したりするという、エラーが発生した場合、ステップS5にて、図示しないタッチパネル等の表示手段への表示を行い、ステップS6にてモータMの回転速度を減少させ、再度係合を試み、係合がされれば制御を終了する。なお、この時、前述のタイマーはリセットされる。減速については、例えば、10m/分を9m/分とし、ここでエラーが発生すると、再度ステップS5、S6の制御を行う。この時の速度はさらに減速して8m/分とする。表示手段には減速した速度を、「10m/分 → 9m/分」のように表示させる。また、ステップS6で減速した場合、次回以降の位相切替え作業の際も、この減速した回転速度で位相切替え作業を行うように制御する。
このように、位相切替えの際、うまく係合されなかった場合、本機モータMの回転速度を減少させ、安全確実に係合させるのである。これにより、係合部と被係合部との磨耗減少にもなり、装置全体の耐久性の向上にもつながるのである。
尚、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、前述の実施形態では本機モータMの回転速度を減少させていたが、前述のクラッチ53を版胴ギヤ51方向に付勢する図示しないばねのばね力を調整する機構を設け、係合がうまくいかない場合、ばね力を強めるようにしてもよい。具体的には、クラッチ53の近傍にプレートを版胴軸1cの軸方向に移動可能に設け、このプレートとクラッチ53との間にばねを介在させ、プレートの軸方向移動によりばね力を可変とするのである。
また、前述の実施形態では、モータMの回転速度を減少させた場合、次回以降の切替え作業の際もこの減速した回転速度で切替え作業するように制御されていたが、例えば、回転速度10m/分でエラーになった場合、5m/分に減速させて切替え作業を行い、次回の切替え作業の際は再び10m/分で回転させ、エラーになったら5m/分に減速するような態様としてもよい。
また、前述の実施形態では、枚葉オフセット印刷機であったが、これに限定されず、版胴の位相切替えが可能な印刷機であれば輪転紙印刷機やグラビア印刷機やフレキソ印刷機のようなものであってもよい。
本発明に係る印刷機の制御装置は、版胴の位相切替えが可能な印刷機において極めて有用である。
1…版胴、1c…版胴軸(版胴の駆動伝達部)、2…ゴム胴、3…圧胴、4…渡し胴、30a〜30d…印刷ユニット、51…版胴ギヤ、51a…印刷用被係合部、51b…同位相用被係合部、52…ゴム胴ギヤ、53…クラッチ、53a…係合部、60…エンコーダ、80…制御装置、81…マイクロプロセッサ、82…ROM、83…RAM、84…インターフェイス、K…駆動伝達機構、M…本機モータ、

Claims (3)

  1. 複数の印刷ユニットで構成され、各印刷ユニットはインキが供給される版を保持する版胴と、該版上のインキが転写されるゴム胴と、該ゴム胴と共に用紙を挟持して搬送する圧胴と、該各胴を同期駆動させる駆動力伝達機構とを有し、該駆動力伝達機構を駆動する一つの駆動源が設けられ、該駆動力伝達機構における該版胴の駆動伝達部を他の駆動伝達部と接離可能にする接離手段が設けられ、該駆動源及び該接離手段を制御可能な制御装置が設けられた印刷機において、
    該接離手段による接離を行いながら該一つの駆動源により該版胴を回転させて該版胴の位相を切替える位相切替え作業にエラーが生じた場合、該制御装置は該版胴の回転速度を減少させ、再度位相切替え作業を行うよう制御することを特徴とする印刷機の制御装置。
  2. 該版胴の駆動伝達部は、該版胴を一体回転させる版胴軸を備え、該他の胴の駆動伝達部は、該版胴軸に動力を伝達する版胴ギヤを備え、該接離手段は該版胴ギヤから該版胴軸への動力伝達を入り切りするクラッチを有しており、該クラッチ及び該版胴ギヤのどちらか一方には係合部が設けられ、他方には該係合部と係合可能な印刷用被係合部及び同位相用被係合部が設けられており、該クラッチに対して該版胴ギヤが回転することにより両者の係合が行われるように構成されており、該制御装置は該位相切替え作業におけるエラーが生じた場合、該版胴ギヤの回転速度を減少させるよう制御することを特徴とする請求項1記載の印刷機の制御装置。
  3. 該位相切替え作業におけるエラーが生じて該版胴ギヤの回転速度を減少させた後、再び該位相切替え作業が行われる時、該制御装置は常に該減少させた回転速度にて位相切替え作業を行うよう制御することを特徴とする請求項2記載の印刷機の制御装置。
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