JP2009203595A - ポリエステル繊維の難燃加工剤とその加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カチオン可染ポリエステル混率の高い素材においても優れた耐久難燃性を発現し得るポリエステル繊維用の難燃加工剤及びこれを用いた加工方法を提供する。
【解決手段】下記一般式(I)で表される化合物を含有する難燃剤成分が界面活性剤及び/又は水溶性高分子により水中に乳化又は分散されてなる難燃加工剤を用いる。
【化1】
Figure 2009203595

但し、一般式(I)におけるA,A,Aは、臭素原子で水素原子を置換した臭素化アルキル基、アルキル基又はアルケニル基を表し、そのうち少なくとも1つは臭素化アルキル基であり、これらA,A,Aは、同一であっても異なっていてもよい。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリエステル繊維又はこれによりなる布帛等の繊維製品に対し難燃性を付与することができる難燃加工剤、及びそれを用いた難燃加工方法に関する。
従来、ポリエステル繊維又はこれによりなる布帛等の繊維製品に対して後加工により難燃性を付与するための難燃加工剤としては、ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)などの臭素系化合物を水に分散または乳化させたものが一般に使用されてきた(特許文献1)。
しかし、HBCDはポリエステル繊維又はこれによりなる布帛等の繊維製品に対する収着率が低く、環境中に排出される量が多いため、環境負荷が大きいという問題があった。
また、吸尽加工に使用されてきたHBCDは難分解・高蓄積性を有することが判明し、脱HBCDの要求もある。
これに対し有機リン酸エステルのようなリン化合物を使用した難燃加工剤も使用されているが、縮合リン酸エステルでは、表面付着はあっても繊維内部への収着は少なく、表面付着物は、還元洗浄(RC)等アルカリソーピングや、水洗等で脱落する。その為に耐久難燃性不足となりやすい。
他方、低分子量リン酸エステルを難燃加工剤として用いる場合には、加工上がり後の収着性は良好であるが、実用上で水洗濯やドライクリーニングにより難燃加工剤が脱落し易い傾向があり、耐久難燃性が不足していた。
また、カーテン用途の耐久難燃性では、レギュラーポリエステル(Reg−PET)の耐久難燃性は得られたとしても、カチオン可染ポリエステル(CD−PET)が混ざっているもの、特にその混合率(CD混率)が50%以上のものでは、耐久難燃性の発現が困難であった。
上記のような問題を解決するために、例えば9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド(以下、HCAという)及びHCA誘導体を含有する水分散体又は水乳化体である難燃加工剤が提案されている(特許文献2,3)。
しかし、リン系難燃剤で難燃性能を満足させようとすると難燃剤を大量に処理する必要があり、その処理量の多さから風合の低下と加工生地の色相変化の低下が生じる場合がある。
また、リン系難燃剤は排水にリンを含むため、海水、湖水等の富栄養化が懸念されている。
これらの諸問題を解決し、特にカチオン可染ポリエステルの混紡品のような難燃性発現がより難しい生地でも充分な耐久難燃性を付与しうる難燃加工剤は未だ得られていなかった。
特開平7−70924号公報 特開2002−275473号公報 特開2003−306679号公報
本発明は、上記に鑑みて、リン系難燃加工剤特有の難燃性不足の問題を解消し、CD混率の高い素材においても優れた耐久難燃性を発現する難燃加工剤、及びこれを用いた難燃加工方法を提供することを目的とする。
本発明のポリエステル繊維の難燃加工剤は、上記の課題を解決するために、下記一般式(I)に表される化合物を含有する難燃剤成分が界面活性剤及び水溶性高分子のいずれか一方又は双方により水中に乳化又は分散されてなるものとする。
Figure 2009203595
但し、一般式(I)におけるA,A,Aは、臭素原子で水素原子を置換した臭素化アルキル基、アルキル基又はアルケニル基を表し、少なくとも1つは臭素化アルキル基であり、A,A,Aは、同一であっても異なっていてもよい。
上記において、界面活性剤が下記一般式(II)で表されるものであることが好ましい。
Figure 2009203595
但し、一般式 (II)におけるXは水素原子またはアニオン性基を表し、Yは次式で表される置換基を示し、m及びnは、m=1〜5、n=1〜200の数を表し、Rは炭素数2〜4のアルキレン基を表す。Xは水素原子のみ又はアニオン性基のみであっても、混合物であってもよい。
Figure 2009203595
本発明のポリエステル繊維の難燃加工方法は、上記本発明の難燃加工剤を、高温吸尽法による処理により、または、浸漬若しくはコーティングにより、ポリエステル繊維またはこれよりなる繊維製品に付与した後、80℃以上の熱処理を施すものとする。
上記一般式で表される化合物の水分散体もしくはO/W型エマルションは、ポリエステル繊維に染色同浴法やパッド・ドライ・サーモキュア法等で処理することにより効果的な収着を示し、加工布への収着率が非常に高い。
従って本発明の難燃加工剤によれば、CD混率の高い複合素材でも、従来の臭素系難燃加工剤HBCD以上の優れた耐久難燃性を発揮する。また、難燃加工処理後、環境中に排出される難燃剤の量がHBCDに比べて少量であり、環境影響が非常に少ない。
本発明で用いる難燃剤成分は上記一般式(I)で表される化合物である。具体的な例としては、トリス(1,2−ジブロモエチル)イソシアヌレート、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート、トリス(2,3−ジブロモイソブチル)イソシアヌレート、1,3−ビス(2,3−ジブロモプロピル)−5−アリルイソシアヌレート、1,3−ビス(2,3−ジブロモエチル)−5−エチルイソシアヌレート等があげられる。中でも、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレートを好適に用いることができる。
難燃剤成分としては、上記一般式(1)で表される難燃剤成分に、臭素系難燃化合物、リン系難燃化合物、窒素系難燃化合物及び無機系難燃化合物から選ばれた1種又は2種以上を併用することもできる。
併用可能な臭素系難燃化合物の具体例としては、ヘキサブロモシクロヘプタン、テトラブロモシクロヘプタン、テトラブロモシクロオクタン、ヘキサブロモシクロドデカン(以下、HBCDと表記する)、その他臭素化シクロアルカン、ポリブロモジフェニルエーテル、テトラブロモビスフェノール(以下、TBBAと表記する)、TBBA・エポキシオリゴマー、TBBA・カーボネートオリゴマー、TBBA・ビス(ジブロモプロピルエーテル)、その他TBBA誘導体、ビス(ペンタブロモフェニル)エタン、1,2−ビス(2,4,6−トリスブロモフェノキシ)エタン、1,2−ビス(2,4,6−トリスブロモフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,6−or(2,4)ジブロモモノフェノール、その他多ベンゼン環化合物、エチレンビステトラブロモフタルイミド、その他フタル酸化合物、トリブロモフェニルアリルエーテル、トリブロモフェニルアクリレート、ペンタブロモベンジルアリルエーテル、ペンタブロモベンジルアクリレート、その他、ブロモアクリレートモノマー、臭素化ポリスチレン、ポリ臭素化スチレン、ヘキサブロモベンゼン、2,4−ジアミノ−6−(3,3,3−トリブロモ−1−プロピル)−1,3,5−トリアジンのメチロール化合物などが挙げられるが、この限りではない。
特に、HBCD、テトラブロモシクロオクタン、下記化学式(III)で表されるトリス(トリブロモネオペンチル)フォスフェート、化学式(IV)で表されるTBBA・ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)、TBBA・ビス(2,3−ジブロモメチルプロピルエーテル)などを好適に用いることができる。
Figure 2009203595
Figure 2009203595
但し、式(IV)において、RはH又はCHである。
本発明で併用するリン系難燃化合物の具体例としては、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルフェニルホスフェート、その他芳香族リン酸エステル、芳香族縮合リン酸エステル等のリン化合物、また下記化学式(V)、(VI)で表される芳香族リン化合物、化学式(VI)で表される化合物のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、亜鉛塩、又はアミン塩、あるいは下記化学式(VIII)で表されるホスファゼン化合物などが挙げられるが、この限りではない。
Figure 2009203595
Figure 2009203595
化学式(V)、(VI)中、R、Rは炭素数1〜24のアルキル基、炭素数2〜22のアルケニル基、炭素数1〜10のヒドロキシアルキル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、−OH 基、炭素数1〜10のアルコキシ基、置換基を有していてもよいアラルキルオキシ基、又は下記化学式(VII)で表される基を示す。
Figure 2009203595
化学式(VII)中、Rは水素原子、炭素数1〜24のアルキル基又は炭素数5〜6の脂環アルキル基を表わす。
Figure 2009203595
化学式(VIII)中、R,Rは同一でも異なっていてもよく、それぞれ炭素数1〜24のアルキル基、炭素数2〜22のアルケニル基又は置換基を有していてもよいアリール基を表し、oは3〜10の整数を表す。
特にトリフェニルホスフェート、リン酸ジフェニルモノオルソキセニル、2−ナフチルジフェニルホスフェート、下記化学式(IX)で表される10−ベンジル−9,10−ジヒドロキシ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイドを好適に用いることができる。
Figure 2009203595
本発明で併用する窒素系難燃化合物の具体例としては、グアニジン系化合物、グアニル尿素系化合物、メラミン系化合物及びポリリン酸アンモニウム塩などが挙げられるが、この限りではない。特にポリ化リン酸メラミン、硫酸メラミン、メラミンシアヌレート、リン酸グアニル尿素を好適に用いることができる。
本発明で併用する無機系難燃化合物の具体例としては、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムが挙げられるが、この限りではない。
一般式(1)で表される難燃剤成分及び併用難燃剤成分を水中に分散もしくは乳化するにあたっては界面活性剤が使用できる。界面活性剤としては、公知の非イオン界面活性剤とアニオン界面活性剤の組み合わせ、もしくはいずれか一つを使用することができる。
非イオン界面活性剤の具体的な例としては、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステルアルキレンオキサイド付加物、高級アルキルアミンアルキレンオキサイド付加物、脂肪酸アミドアルキレンオキサイド付加物、アルキルグリコシド、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。
アニオン界面活性剤の具体的な例としては、高級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩や、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、更には、高級アルコールリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル塩等が挙げられる。また、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボキシレート塩、ポリカルボン酸塩、ロート油、石油スルホネート、アルキルジフェニルエーテルスルホネート塩等が挙げられる。
本発明においては、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤を使用することもできる。
両性界面活性剤の具体的な例としては、アルキルベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルジエチレントリアミノ酢酸、ジアルキルジエチレントリアミノ酢酸、アルキルアミンオキシド等が挙げられる。
カチオン界面活性剤の具体的な例としては、モノアルキルアミン塩、ジアルキルアミン塩、トリアルキルアミン塩、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、臭化アルキルトリメチルアンモニウム、よう化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、臭化ジアルキルジメチルアンモニウム、よう化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化アルキルベンザルコニウム等が挙げられる。
本発明において、当該難燃剤成分を水分散もしくはO/W型エマルション化するには、一般式(II)で表される非イオン界面活性剤又はアニオン界面活性剤を用いるのが特に好ましい。
非イオン界面活性剤として、具体的には、ポリオキシアルキレンモノベンジル化フェニルエーテル、ポリオキシアルキレンジベンジル化フェニルエーテル、ポリオキシアルキレントリベンジル化フェニルエーテル、ポリオキシアルキレンモノスチレン化フェニルエーテル、ポリオキシアルキレンジスチレン化フェニルエーテル及びポリオキシアルキレントリスチレン化フェニルエーテルの一種又は二種以上の混合物が特に好適に使用できる。
一般式(II)で表されるアニオン界面活性剤のアニオン性基の例としては、次のものが挙げられる。
Figure 2009203595
Figure 2009203595
上記各式におけるM及びM’は、水素原子、金属原子、アンモニウムまたは炭化水素基を示す。
アニオン界面活性剤として、具体的には、ポリオキシアルキレンモノベンジル化フェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンジベンジル化フェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレントリベンジル化フェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンモノベンジル化フェニルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンジベンジル化フェニルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレントリベンジル化フェニルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンモノスチレン化フェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンジスチレン化フェニルエーテル硫酸エステル塩及びポリオキシアルキレントリスチレン化フェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンモノスチレン化フェニルエーテルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンジスチレン化フェニルエーテルリン酸エステル塩、及びポリオキシアルキレントリスチレン化フェニルエーテルリン酸エステルの一種又は二種以上の混合物が特に好適に使用できる。
上記界面活性剤のポリオキシアルキレンの付加モル数は1〜200が好ましく、より好ましくは10〜50である。
本発明において、上記のような界面活性剤の使用量は特に限定されないが、通常、難燃剤成分に対して2〜15重量%の範囲内で用いられる。界面活性剤がこれより少ないと充分な分散効果が得られ難く、これより多いと加工布に可燃性物質である界面活性剤が残り、充分な難燃効果が得られない。
上記一般式(1)で表される難燃剤成分、併用する難燃剤成分及び界面活性剤は、市販のものを利用することができ、また、周知の方法により製造することもできる。得られた化合物が混合物であり、単体が必要な場合は蒸留等の周知の分離手段によって分離すればよい。
本発明においては、水溶性高分子(保護コロイド剤)で難燃成分を分散することもできる。水溶性高分子で難燃成分を分散した場合、分散体の粘度を好適に調整でき、スラリーの沈降を抑制し、均一に微分散することが可能となる。また、製品化後も製品分離を生じない。使用可能な水溶性高分子の例としては、カルボキシメチルセルロース塩、キサンタンガム(ザンタンガム)、アラビアガム、ローカストビーンガム、アルギン酸ナトリウム、自己乳化型ポリエステル化合物、水溶性ポリエステル、ポリビニルアルコール(PVA)、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、可溶性でんぷん、カルボキシメチルでんぷん、カチオン化でんぷん等などを挙げることができる。この中でも、カルボキシメチルセルロース塩及びキサンタンガムが、得られる溶液の物性やその安定性などの観点から好ましい。
上記自己乳化型ポリエステル化合物は、具体的には、ビスヒドロキシアルキルテレフタレートまたはビスヒドロキシアルキルテレフタレートとビスヒドロキシアルキルイソフタレートとの混合物と、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールおよびポリブチレングリコールから選ばれるポリアルキレングリコールとの縮重合物であり、分子量300〜50000、好ましくは5000〜20000のものである。そして、ポリアルキレングリコール部分は、1〜150モル、好ましくは50〜100モルの酸化アルキレン単位からなる。
また、上記水溶性ポリエステルは、具体的には、ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体の末端スルホン酸Na変成物であり、分子量が3000〜60000のものである。
本発明の難燃加工剤には、分散状態を安定させるため、水溶性高分子、アルコール類、芳香族系溶剤類、グリコールエーテル類、アルキレングリコール類、テルペン類等の有機溶剤を含有させてもよい。
また、本発明の難燃加工剤の加工時にキャリヤー成分又はキャリヤー成分含有品を使用することにより、一般に難燃加工が難しいとされるレギュラーポリエステル/カチオン可染ポリエステル/再生ポリエステル混素材等の難燃化が困難な素材に対しても、収着性の向上、難燃性の向上が可能となる。
ここでキャリヤー成分とは、難燃加工剤をポリエステル繊維に均一に高収着させることが可能な、ポリエステル繊維と難燃加工剤の両方との親和性が強い剤である。
上記のキャリヤー成分を有する化合物として、安息香酸ベンジル、安息香酸メチル、芳香族ハロゲン化合物、N−アルキルフタルイミド類、メチルナフタレン、ジフェニル、ジフェニルエステル類、ナフトールエステル類、フェノールエーテル類およびヒドロキシジフェニル類などを挙げることができる。この中でも安息香酸ベンジル、ポリオキシアルキレンモノナフチルエーテルが好ましい。
本発明の難燃加工剤には、さらに、紫外線吸収剤や酸化防止剤等の各種樹脂添加剤を配合することもできる。
本発明の難燃加工剤は、後述するように、染料と同時に繊維内に収着させる染色同浴法、また水で希釈した液に繊維を浸漬して所定の付着量になるようにマングルで絞り、乾燥、熱セットを行うパッド・ドライ・サーモキュア法、樹脂バインダーと本品及び/或いは難燃助剤等とを混合、増粘させ、繊維にコートするコーティング法等の方法で加工できる。
本発明の難燃加工方法は、ポリエステル繊維に対し後加工処理により上記難燃加工剤を付与し、80℃以上の熱処理を施す行程よりなるものであり、このような後加工処理の例としては、高温吸尽法やパッドサーモ法、コーティング法等が挙げられる。
高温吸尽法では、難燃加工剤を添加した処理浴中にポリエステル繊維を浸漬し、高温(通常80℃以上、好ましくは110〜140℃)で所定時間(例えば2〜60分間)処理することにより、難燃剤を繊維に収着させる。好ましくは、難燃剤を染料と同時に繊維に収着させる染色同浴法を用いる。すなわち、難燃加工剤を染色浴に添加しておいて、この染色浴中にポリエステル繊維を浸漬して、高温にて吸尽処理を行うことが効率的であり、好ましい。
また、パッドサーモ法では、難燃加工剤を含む液にポリエステル繊維を浸漬し、所定の付着量になるようにマングル等で絞り、乾熱処理や、加熱スチーム処理などの蒸熱処理によって熱処理を行うことにより、難燃剤を繊維に収着させる。熱処理温度は通常110〜210℃の範囲内である。好ましくは、浸漬後、マングルで絞り、乾燥、熱セットを行うパッド・ドライ・サーモキュア法により処理する。
コーティング法では、樹脂バインダーと本品及び/或いは難燃助剤等を混合・増粘し、繊維にコートする。
なお、処理対象のポリエステル繊維には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、及びポリトリメチレンテレフタレート(PTT)の他、これらにイソフタル酸、イソフタル酸スルホネート、アジピン酸、ポリエチレングリコールなどの第3成分を共重合したもの、特に、カチオン可染ポリエステル等が含まれる。その他、糸を生成する際、顔料を練り込んで作る原着糸も使用できる。また、処理対象の繊維製品には、各種の糸、織編物、不織布、ロープなどが含まれ、上記繊維の異なった糸を使用した交織布、複合素材であってもよく、例えばポリエステル原着糸交織布等が含まれる。繊維製品は、他の合成繊維、天然繊維、又は半合成繊維が混紡等により組み合わされたものであってもよい。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
1.難燃加工剤の調製
下記表1に示す配合(重量%)に従って、実施例及び比較例の処方液を混合撹拌し、スラリーを得た後、このスラリーと同じ容積の直径2.0mmのガラスビーズを混合攪拌し、これをアイメックス(株)製サンドグラインダーに充填し、2時間粉砕処理した。粉砕処理後100メッシュのろ布によりガラスビーズと分散体とを分離した。
下記表1に示す配合(重量%)に従って、実施例及び比較例の各難燃加工剤を調製した。なお、界面活性剤(1)〜(4)は、石井義朗著「非イオン界面活性剤」(誠文堂新光社)第2章に記載の方法により製造した。
Figure 2009203595
2.染色同浴法における評価
上記実施例及び比較例の分散直後の難燃加工剤を用いて、レギュラーポリエステル/カチオン可染ポリエステル混素材(CD混率50%)に対し染色同浴法により難燃加工を施した。
詳細には、染色機としてMini−Color(テクサム技研製)を用い、次に示す染色浴処方について、浴比1:10で、60℃から昇温して、130℃で30分間処理した。難燃加工剤の処理量は、10%o.w.f(on the weight of fiber(繊維重量に対する比率))であった。処理後、80℃まで降温してから織物を取り出し、湯水洗5分間の後、下記の還元洗浄浴処方、浴比1:30、80℃で10分間還元洗浄を行い、更に、湯水洗5分間の後、180℃で30秒間ヒートセットを行った。
[染色浴処方]
Dianix Red AC−E 0.20 %owf
Dianix Yellow AC−E 0.12 %owf
Dianix Blue AC−E 0.02 %owf
Kayacryl Black BS−ED 0.30 %owf
酢 酸 1.0 g/l
無水酢酸ナトリウム 3.0 g/l
難燃剤 x %owf
[還元洗浄浴処方]
ハイドロサルファイトナトリウム 2.0 g/L
ソーダ灰 1.0 g/L
トライポール TK 1.0 g/L
上記において、難燃加工剤の収着量及び難燃性を調べた。結果を表2に示す。なお、難燃性の評価方法は以下の通りである。
[難燃性]
難燃加工した織物について、加工上りのものと、これを下記条件で水洗濯又はドライクリーニングしたものについて、JIS L 1091 A−1法(45°ミクロバーナー法)及びJIS L 1091 D法(45°コイル法)にて難燃性を測定した。45°ミクロバーナー法では、1分加熱後及び着炎3秒後ともに、残炎が3秒以下で、残塵が5秒以下であり、かつ炭化面積が30cm以下のものを「○」とし、それ以外を「×」とした。45°コイル法においては接炎回数が3回以上であるものを「○」とし、2回以下であるものを「×」とした。なお、比較のために、未処理の織物についても難燃性を測定した。
(水洗濯)JIS K 3371に従って、弱アルカリ性第1種洗剤を1g/Lの割合で用い、浴比1:40として、60℃±2℃で15分間水洗濯した後、40℃±2℃で5分間のすすぎを3回行い、遠心脱水を2分間行い、その後、60℃±5℃で熱風乾燥する処理を1回として、これを5回行った。
(ドライクリーニング)試料1gにつき、テトラクロロエチレン12.6mL、チャージソープ(ノニオン界面活性剤/アニオン界面活性剤/水=10/10/1(重量比))0.265gを用いて、30℃±2℃で15分間の処理を1回とし、これを5回行った。
Figure 2009203595
表2に示された結果から分かるように、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレートを用いた実施例の難燃加工剤はいずれも優れた耐久難燃性を有していた。
3.水溶性高分子を用いた難燃加工剤
表3に示した界面活性剤と水溶性高分子とを含む配合を用いた以外は上記実施例及び比較例と同様にして難燃加工剤を調製し、その分散状態を評価した。結果を表3に示す。分散状態の評価は、微分散化後、7日間室温にて放置後の分散体が沈殿や二相分離していないものを「◎」、二相分離しているが再分散可能なものを「○」、二相分離しており再分散不可能であったものを「×」とした。
また、水溶性高分子のみの配合系を含み、配合以外は上記実施例及び比較例と同様にした例を表4に示した。本表に示されたように、水溶性高分子のみの配合系でも分散は可能である。
また、これらの難燃加工剤の収着量及び難燃性を上記実施例と同様に評価した。結果を表5に示す。
Figure 2009203595
Figure 2009203595
Figure 2009203595
表5に示された結果から分かるように、いずれの実施例でも良好な難燃性が得られた。
4.他の難燃原体の併用
表6に示した配合を用いた以外は上記実施例と同様にして難燃加工剤を調製し、収着量を調べ、難燃性及び風合を評価した。結果を表7に示す。
なお、難燃性の評価は、上記と同様にJIS L 1091 A−1法(45°ミクロバーナー法)及びJIS L 1091 D法(45°コイル法)にて行った。但し、45°コイル法においては接炎回数が5回以上のものを「◎」、3〜5回のものを「○」、2回以下のものを「×」とした。
また、風合の評価は、ブランクを対照として官能一対比較を行い、対照とほぼ同じ場合を「◎」、対照より若干硬い場合を「○」、対照より明らかに硬い場合を「×」とした。
Figure 2009203595
Figure 2009203595
トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレートを単独で使用すると、その構造に由来すると考えられる加工布の風合の硬さが問題となる場合があるが、表7に示された結果から分かるように、他の難燃原体を併用することにより、難燃性能を維持しつつ、風合の改善ができることが確認された。
また、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレートとHBCDとを併用することで、相乗的な効果により、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート単独使用或いはHBCD単独使用の場合を上回る難燃性が得られることも確認できた。
5.難燃加工が難しい生地の加工
供試布をレギュラーポリエステル/カチオン可染ポリエステル/再生ポリエステル混素材(50/30/20)とし、表8に示した配合を用いた以外は上記実施例と同様にして、難燃加工剤を調製し、難燃加工を行って、難燃加工剤の収着量と難燃性を評価した。結果を表9に示す。
Figure 2009203595
Figure 2009203595
表9に示された結果から、一般に難燃加工が難しいとされるレギュラーポリエステル/カチオン可染ポリエステル/再生ポリエステル混素材に対しても、本発明の難燃加工剤の加工時にキャリヤー成分又はキャリヤー成分含有品を使用することにより、収着性の向上、難燃性の向上が可能であることが分かった。また、キャリヤー成分を含有する難燃加工剤でも同等の効果が得られることが確認できた。
6.加工性向上の処方
表10に示す配合(重量%)に従って、上記実施例及び比較例と同様にして各難燃加工剤を調製し、レギュラーポリエステル/カチオン可染ポリエステル混素材(CD混率50%)に対し難燃加工を行った。
還元洗浄を行わず活性剤によるソーピングのみの場合と、還元洗浄を行った場合とについて、ヒートセット後の生地(汚れ)状態及び難燃性の評価を行った。また、還元洗浄を行った場合については、耐光堅牢性の評価も行った。
生地状態の評価は、ヒートセット後、生地全体に対して汚れている割合を面積測定により評価した。汚れが0%の物を「○」、汚れが1%以上ものについては割合をパーセント表示で示した。
難燃性の評価は、上記実施例と同様に行い、加工上り、水洗濯5回後、ドライクリーニング5回後において45°ミクロバーナー法、45°コイル法で全て「○」のものを「○」とし、1つでも「×」があるものを「×」とした。
耐光堅牢性の評価は、JIS L 7751(紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法)に準じ、ブラックパネル温度63℃×24時間照射後に、JIS L 0804(変退色用グレースケール)にて評価した。
Figure 2009203595
表10に示すように、TBBA誘導体、ポリプロピレングリコール、又は水溶性ポリエステルを併用する事で、還元洗浄を行わず、ソーピングのみでも良好な仕上がりとなり、難燃性能を維持しつつ、加工工程を簡略化できることが確認できた。
また、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレートを単独で使用すると、その構造に由来すると考えられる高収着性から、生地表面への付着が多くなり、耐光堅牢度が低下して、耐光性が低いHBCDと同程度の耐光堅牢度しか得られないという問題が生じ得るが、表10の実施例45〜48に示すように水溶性ポリエステルを併用することで、表面への過剰付着を防ぎ、耐光堅牢度をより向上させることが可能であることが確認できた。
7.パッドサーモ法(パッド・ドライ・サーモキュア法)による評価
表11に示した難燃加工剤を用いて、ポリエステル系繊維織物(レギュラーポリエステル100%織物トロピカル)に対し、パッド・ドライ・サーモキュア法により難燃加工を施した。
詳細には、難燃加工剤を水で10重量%に希釈した液に、上記織物を浸漬した後、マングルで絞り率70%に絞り、110℃で2分間乾燥し、180℃で2分間キュアした。その後、薬剤としてソーダ灰1.0g/L及びトライポールTK(第一工業製薬(株)製)1.0g/Lを用い、浴比1:30、80℃で10分間ソーピングを行い、更に、湯水洗5分間の後、乾燥した。
これにより難燃加工されたポリエステル系繊維織物について、上記実施例と同様にして収着量及び難燃性を調べた。また、ブランクとして、未処理の織物についても難燃性を測定した。結果を表11に示す。
Figure 2009203595
表11に示された結果から分かるように、実施例の難燃加工剤はパッド・ドライ・サーモキュア法による難燃加工においても、いずれも優れた難燃性を示した。
8.バックコート法による評価
下記表12に示すコーティングの処方にて、固形物換算の塗布量が70g/m(Dry)となるように、ポリエステル系繊維織物(レギュラーポリエステル100%織物)に塗布した。この後、150℃での90秒間の加熱により、乾燥と難燃剤化合物の収着とを行わせ、難燃性を評価した。結果を表12に示す。
難燃性は、JIS D−1201 FMVSS(302)燃焼性試験機(水平法)により以下の基準で評価した;
◎:自消性、火源消化後すぐに炎が消える
○:自消性、火源消化後も残炎あるが、測定開始点以内で消火する
××:可燃性(全焼)
Figure 2009203595
表12に示された結果から分かるように、実施例の難燃加工剤はバックコート法による評価においても、いずれも優れた難燃性を示した。
本発明の難燃加工剤又は難燃加工方法はポリエステル繊維製品全般、例えばカーテン、布製ブラインド、絨毯その他の敷物、壁張り材等の各種インテリア用途、カーシート用表皮材のような自動車内装材料、ソファーその他の表皮材、暗幕、緞帳等に広く用いられる。

Claims (4)

  1. 下記一般式(I)で表される化合物を含有する難燃剤成分が界面活性剤及び/又は水溶性高分子により水中に乳化又は分散されてなる、ポリエステル繊維用の難燃加工剤。
    Figure 2009203595
    但し、一般式(I)におけるA,A,Aは、臭素原子で水素原子を置換した臭素化アルキル基、アルキル基又はアルケニル基を表し、そのうち少なくとも1つは臭素化アルキル基であり、これらA,A,Aは、同一であっても異なっていてもよい。
  2. 前記界面活性剤が下記一般式 (II)で表されるものであることを特徴とする、請求項1記載のポリエステル系繊維用の難燃加工剤。
    Figure 2009203595
    但し、一般式 (II)におけるXは水素原子またはアニオン性基を表し、Yは次式で表される置換基を示し、m及びnは、m=1〜5、n=1〜200の数を表し、Rは炭素数2〜4のアルキレン基を表す。Xは水素原子のみ又はアニオン性基のみであっても、混合物であってもよい。
    Figure 2009203595
  3. 請求項1又は2に記載の難燃加工剤を、高温吸尽法による処理により、または、浸漬またはコーティングによりポリエステル系繊維またはこれよりなる繊維製品に付与した後、80℃以上の熱処理を施すことを特徴とするポリエステル系繊維の難燃加工方法。
  4. キャリヤー成分を併用する事を特徴とする、請求項3に記載のポリエステル系繊維の難燃加工方法。
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