JP2011032588A - ポリエステル系繊維品の難燃加工剤と難燃加工方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明によれば、トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート100重量部に対して、ビフェニリルジフェニルホスフェートとナフチルジフェニルホスフェートから選ばれる少なくとも1種の芳香族リン酸エステル60〜350重量部をノニオン系界面活性剤とアニオン系界面活性剤の存在下に水に乳化させ、又は、分散させてなることを特徴とするポリエステル系繊維品の難燃加工剤が提供される。
【選択図】なし
Description
で示されるノニオン界面活性剤から選ばれる少なくとも1種が好ましく用いられる。
実施例1
(難燃加工剤Aの製造)
難燃剤として2−ビフェニリルジフェニルホスフェート37重量部とトリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート37重量部、界面活性剤として2−ブチルオクタノールの酸化エチレン12モルと酸化プロピレン12モル付加体12重量部及びトリスチレン化フェノール酸化エチレン10モル付加物のスルホコハク酸エステルナトリウム塩3重量部を90℃下で混合し、均一化した後、冷却し、有機溶剤エチレングリコールモノイソブチルエーテル11.0重量部を添加し、上記難燃剤を含む自己乳化型の難燃加工剤Aを得た。
(難燃加工剤Bの製造)
難燃剤として2−ナフチルジフェニルホスフェート95重量%およびトリフェニルホスフェート5重量%からなる芳香族リン酸エステル17重量部とトリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート22重量部、界面活性剤としてジスチレン化フェノールエチレンオキサイド10モル付加物2重量部とトリスチレン化フェノールエチレンオキサイド10モル付加物の硫酸エステルのアンモニウム塩1重量部及びシリコーン系消泡剤0.1重量部を水30重量部と混合し、これを0.8mmのガラスビーズを充填したミルに仕込み、上記難燃剤の平均粒子径が1.0μmとなるまで粉砕し、105℃の温度で30分乾燥させたときの不揮発分濃度が40%となるように調整して、上記難燃剤を含む水分散型の難燃加工剤Bを得た。
(難燃加工剤Cの製造)
難燃剤として2−ビフェニリルジフェニルホスフェート30重量部とトリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート10重量部、界面活性剤として2−ブチルオクタノールの酸化エチレン12モルと酸化プロピレン12モル付加体3重量部及びトリスチレン化フェノールエチレンオキサイド10モル付加物の硫酸エステルのアンモニウム塩3重量部を90℃下で混合し、均一化した後、シリコーン系消泡剤0.1重量部と共に水54重量部に乳化分散させて、不揮発分濃度が40重量%になるように調整して、上記難燃剤を含む水乳化型の難燃加工剤Cを得た。
(難燃加工剤Dの製造)
難燃剤として2−ビフェニリルジフェニルホスフェート74重量部と界面活性剤として 2−ブチルオクタノールの酸化エチレン12モルと酸化プロピレン12モル付加体12重量部及びトリスチレン化フェノール酸化エチレン10モル付加物のスルホコハク酸エステルナトリウム塩3重量部を90℃下で混合し、均一化した後、冷却し、有機溶剤エチレングリコールモノイソブチルエーテル11.0重量部を添加し、上記難燃剤を含む自己乳化型の難燃加工剤Dを得た。
(難燃加工剤Eの製造)
難燃剤としてトリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート40重量部、界面活性剤としてジスチレン化フェノールエチレンオキサイド10モル付加物2重量部、トリスチレン化フェノールエチレンオキサイド10モル付加物の硫酸エステルのアンモニウム塩1重量部及びシリコーン系消泡剤0.1重量部を水30重量部と混合し、これを0.8mmのガラスビーズを充填したミルに仕込み、上記難燃剤の平均粒子径が1.0μmとなるまで粉砕し、105℃の温度で30分乾燥させたときの不揮発分濃度が40%となるように調整して、上記難燃剤を含む水分散型の難燃加工剤Eを得た。
(難燃加工剤Fの製造)
難燃剤として1,2,5,6,9,10−ヘキサブロモシクロドデカン40重量部、界面活性剤としてジスチレン化フェノールエチレンオキサイド10モル付加物2重量部、トリスチレン化フェノールエチレンオキサイド10モル付加物の硫酸エステルのアンモニウム塩1重量部及びシリコーン系消泡剤0.1重量部を水30重量部と混合し、これを0.8mmのガラスビーズを充填したミルに仕込み、上記難燃剤の平均粒子径が1.0μmとなるまで粉砕し、105℃の温度で30分乾燥させたときの不揮発分濃度が40%となるように調整して、上記難燃剤を含む水分散型の難燃加工剤Fを得た。
(a)ポリエステル系繊維品がカチオン可染ポリエステル繊維を含む布帛である場合)
実施例4
経糸としてカチオン可染ポリエステル繊維からなる84デシテックス36フィラメントのポリエステル繊維を用い、緯糸として黒原着ポリエステル繊維からなる167デシテックス48フィラメントのポリエステル繊維を用いて、密度縦360本/2.54cm×横100本/2.54cm、両面朱子織とした織物に通常の方法によって精練、プレセットを施して、試料ポリエステル繊維布帛aとした。このカチオン可染ポリエステル混織布帛の混率は57.6%である。
染浴は分散染料(0.017%omfのDianix Yellow AC−E new、0.01%omfのDianix Red AC−E01及び0.005%omfのDianix Blue AC−E)0.032%omf、カチオン染料(0.07%omfのKayacryl Yellow 3RL−ED及び0.004%omfのKayacryl Blue GSL−ED)0.074%omf及び本発明による難燃剤4.0%omfをそれぞれ配合して、氷酢酸(80%)でpH3.5〜5.0に調整し、浴比1:15とした。
実施例4において、本発明による難燃加工剤Aに代えて、本発明による難燃加工剤Bを用いた以外は、同様にして、本発明による難燃加工ポリエステル繊維布帛を得た。このような難燃加工したポリエステル繊維布帛について、難燃剤の付着量、初期の難燃性能、水洗濯及びドライクリーニング後の難燃性能を測定した。結果を表1に示す。
実施例4において、本発明による難燃加工剤Aに代えて、本発明による難燃加工剤Cを用いた以外は、同様にして、本発明による難燃加工ポリエステル繊維布帛を得た。このような難燃加工ポリエステル繊維布帛について、難燃剤の付着量、初期の難燃性能、水洗濯及びドライクリーニング後の難燃性能を測定した。結果を表1に示す。
実施例4において、本発明による難燃加工剤Aに代えて、比較例としての難燃加工剤Dを難燃剤として5.6%omfの濃度で用いた以外は、同様にして、比較例による難燃加工ポリエステル繊維布帛を得た。このような難燃加工ポリエステル繊維布帛について、難燃剤の付着量、初期の難燃性能、水洗濯及びドライクリーニング後の難燃性能を測定した。結果を表1に示す。
実施例4において、本発明による難燃加工剤Aに代えて、比較例としての難燃加工剤Eを難燃剤として5.6%omfの濃度で用いた以外は、同様にして、本発明による難燃加工ポリエステル繊維布帛を得た。このような難燃加工ポリエステル繊維布帛について、難燃剤の付着量、初期の難燃性能、水洗濯及びドライクリーニング後の難燃性能を測定した。結果を表1に示す。
実施例4において、本発明による難燃加工剤Aに代えて、比較例としての難燃加工剤Fを難燃剤として5.6%omfの濃度で用いた以外は、同様にして、本発明による難燃加工ポリエステル繊維布帛を得た。このような難燃加工ポリエステル繊維布帛について、難燃剤の付着量、初期の難燃性能、水洗濯及びドライクリーニング後の難燃性能を測定した。結果を表1に示す。
難燃加工において、染色を同時に行わないとき、難燃加工前の被処理布帛の重量をW0、難燃加工した処理布帛の重量をWとすれば、難燃加工前後の布帛の重量変化率ΔWが難燃剤の付着量Rである。従って、難燃剤の付着量Rは、式
難燃性能は、JIS L 1091のA−1法(ミクロバーナー法)とJIS L 1091のD法(コイル法)にて評価した。ミクロバーナー法においては、1分間加熱、着炎3秒加熱共に残炎が3秒以内、残じんが5秒以内、炭化面積が30cm2以内のときを○とし、これらの条件に満たないときを×とした。コイル法においては、接炎回数が3回以上であれば、難燃性能にすぐれるといえる。
JIS K 3371に従って、弱アルカリ性第1種洗剤を1g/Lの割合で用い、浴比1:40として、60±2℃で15分間水洗濯した後、40±2℃で5分間の濯ぎを3回行い、遠心脱水を2分間行い、その後、60±5℃で熱風乾燥する処理を1サイクルとして、これを5サイクル行った。
試料1gにつき、テトラクロロエチレン12.6mL、チャージソープ0.265g(チャージソープの重量組成はノニオン系界面活性剤(ノニルフェノールエーテルのエチレンオキサイド10モル付加物)/アニオン系界面活性剤(ジオクチルコハク酸ナトリウム塩)/水=10/10/1を用いて、30±2℃で15分間クリーニングする処理を1サイクルとして、これを5サイクル行った。
実施例7
経糸としてレギュラーポリエステル繊維からなる84デシテックス36フィラメントのポリエステル繊維を用い、緯糸としてレギュラーポリエステル繊維77%、黒原着ポリエステル繊維8%、カチオン可染ポリエステル繊維15%からなる20番手ポリエステル紡績双糸を用いて、密度縦360本/2.54cm×横100本/2.54cm、両面朱子織とした織物に通常の方法によって精練、プレセットを施して、試料ポリエステル繊維布帛bとした。このカチオン可染ポリエステル混織布帛のカチオン可染ポリエステル繊維の混率は9%、ポリエステル系紡績糸の混率は63%である。
染浴は分散染料(Dianix Black CC−R)1.5%omf、カチオン染料(Kayacryl Yellow 3RL−ED)1.5%omf及び本発明による難燃剤又は比較例としての難燃剤をそれぞれ7.4%omf配合して、氷酢酸(80%)でpH3.5〜5.0に調整し、浴比1:15とした。
実施例7において、本発明による難燃加工剤Aに代えて、本発明による難燃加工剤Bを用いた以外は、同様にして、本発明による難燃加工ポリエステル繊維布帛を得た。このような難燃加工ポリエステル繊維布帛について、難燃剤の付着量、初期の難燃性能、水洗濯及びドライクリーニング後の難燃性能、摩擦堅牢度、風合いを測定した。結果を表2に示す。
実施例7において、本発明による難燃加工剤Aに代えて、本発明による難燃加工剤Cを用いた以外は、同様にして、本発明による難燃加工ポリエステル繊維布帛を得た。このような難燃加工ポリエステル繊維布帛について、難燃剤の付着量、初期の難燃性能、水洗濯及びドライクリーニング後の難燃性能、摩擦堅牢度、風合いを測定した。結果を表2に示す。
実施例7において、本発明による難燃加工剤Aに代えて、比較例としての難燃加工剤Dを用いた以外は、同様にして、本発明による難燃加工ポリエステル繊維布帛を得た。このような難燃加工ポリエステル繊維布帛について、難燃剤の付着量、初期の難燃性能、水洗濯及びドライクリーニング後の難燃性能、摩擦堅牢度、風合いを測定した。結果を表2に示す。
実施例7において、本発明による難燃加工剤Aに代えて、比較例としての難燃加工剤Eを用いた以外は、同様にして、本発明による難燃加工ポリエステル繊維布帛を得た。このような難燃加工ポリエステル繊維布帛について、難燃剤の付着量、初期の難燃性能、水洗濯及びドライクリーニング後の難燃性能、摩擦堅牢度、風合いを測定した。結果を表2に示す。
実施例7において、本発明による難燃加工剤Aに代えて、比較例としての難燃加工剤Fを用いた以外は、同様にして、本発明による難燃加工ポリエステル繊維布帛を得た。このような難燃加工ポリエステル繊維布帛について、難燃剤の付着量、初期の難燃性能、水洗濯及びドライクリーニング後の難燃性能、摩擦堅牢度、風合いを測定した。結果を表2に示す。
前述したと同じ方法によって求めた。但し、上記実施例7〜9及び比較例7〜9においては、被処理ポリエステル繊維布帛に染色処理と同時に難燃加工を施したので、難燃加工前後の布帛の重量変化率から染色処理のみによる重量変化率を減じたものを難燃剤の付着率とした。
難燃性能は、JIS L 1091のA−1法(ミクロバーナー法)とJIS L 1091のD法(コイル法)にて評価した。ミクロバーナー法においては、1分間加熱、着炎3秒加熱ともに残炎が3秒以内、残じんが5秒以内、炭化面積が30cm2以内のときを○とし、これらの条件に満たないときを×とした。コイル法においては、接炎回数が3回以上であれば、難燃性能にすぐれるといえる。
JIS K 3371に従って、弱アルカリ性第1種洗剤を1g/Lの割合で用い、浴比1:40として、60±2℃で15分間水洗濯した後、40±2℃で5分間の濯ぎを3回行い、遠心脱水を2分間行い、その後、60±5℃で熱風乾燥する処理を1サイクルとして、これを5サイクル行った。
試料1gにつき、テトラクロロエチレン12.6mL、チャージソープ0.265g(チャージソープの重量組成はノニオン系界面活性剤(ノニルフェノールエーテルのエチレンオキサイド10モル付加物)/アニオン系界面活性剤(ジオクチル琥珀酸ナトリウム塩)/水=10/10/1を用いて、30±2℃で15分間クリーニングする処理を1サイクルとして、これを5サイクル行った。
JIS L 0849の摩擦に対する染色堅牢度試験方法によって乾燥状態での摩擦試験を行い、汚染用グレースケールで判定した。
実施例7で用いたものと同じ両面朱子織としたカチオン化染ポリエステル混織布帛に通常の方法によって精練、プレセットした後、分散染料(Dianix Black CC−R)1.5%omfとカチオン染料(Kayacryl Yellow 3RL−ED)1.5%omfを用いて染色して、被処理ポリエステル繊維布帛とした。これを以下に示すように難燃加工して、本発明による難燃加工ポリエステル系繊維品を得た。
難燃加工剤A15重量%と水85重量%とからなる難燃処理液をパディング法にて上記被処理ポリエステル繊維布帛にピックアップ70%にて付着させた。引き続き、130℃で3分間乾燥した後、170℃で1分間熱処理を施した。次いで、無水炭酸ナトリウム2g/L、ノニオン系精練剤2g/Lを溶解させた温湯を用いて、80℃で15分間ソーピングした。次いで60℃で10分間湯洗いした後、5分間水洗し、乾燥後、170℃で1分間熱処理を行って難燃加工ポリエステル繊維布帛を得た。この難燃加工ポリエステル布帛について、難燃剤の付着量、初期の難燃性能、水洗濯及びドライクリーニング後の難燃性能、摩擦堅牢度、風合いを測定した。結果を表2に示す。
前述したと同じ方法によって求めた。但し、実施例10において、被処理ポリエステル繊維布帛に染色処理を施した後に、パディング法にて難燃加工を行ったので、難燃加工前後の布帛の重量変化率を難燃剤の付着量とした。実施例10において、被処理ポリエステル繊維布帛に染色処理のみを行った時の重量変化率は+0.7%であった。
前述したと同じ方法によって求めた。
(水洗濯)
前述したと同じ方法によって求めた。
(ドライクリーニング(DC))
前述したと同じ方法によって求めた。
(摩擦堅牢度)
前述したと同じ方法によって求めた。
実施例7において、本発明による難燃加工剤Aに代えて、比較例1で調製した難燃加工剤Dと比較例2で調製した難燃加工剤Eをそれぞれの配合比率を種々に変えながら、難燃剤として合計で5.0%omfとして用いた以外は、同様にして、難燃加工ポリエステル繊維布帛を得た。このような難燃加工ポリエステル繊維布帛について、難燃剤の付着量、初期の難燃性能、水洗濯及びドライクリーニング後の難燃性能を測定した。結果を表3に示す。
前述したと同じ方法によって求めた。実施例11〜14及び比較例10〜12においては、被処理ポリエステル繊維布帛に染色処理と同時に難燃加工を施したので、難燃加工前後の布帛の重量変化率から染色処理のみによる重量変化率を減じたものを難燃剤の付着率とした。
難燃性能は、JIS L 1091のA−1法(ミクロバーナー法)とJIS L 1091のD法(コイル法)にて評価した。ミクロバーナー法においては、1分間加熱、着炎3秒加熱共に残炎が3秒以内、残じんが5秒以内、炭化面積が30cm2以内のときを○とし、これらの条件に満たないときを×とした。コイル法においては、接炎回数が3回以上であれば、難燃性能にすぐれるといえる。
JIS K 3371に従って、弱アルカリ性第1種洗剤を1g/Lの割合で用い、浴比1:40として、60±2℃で15分間水洗濯した後、40±2℃で5分間の濯ぎを3回行い、遠心脱水を2分間行い、その後、60±5℃で熱風乾燥する処理を1サイクルとして、これを5サイクル行った。
試料1gにつき、テトラクロロエチレン12.6mL、チャージソープ0.265g(チャージソープの重量組成はノニオン系界面活性剤(ノニルフェノールエーテルのエチレンオキサイド10モル付加物)/アニオン系界面活性剤(ジオクチルコハク酸ナトリウム塩)/水=10/10/1を用いて、30±2℃で15分間クリーニングする処理を1サイクルとして、これを5サイクル行った。
Claims (9)
- トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート100重量部に対して、ビフェニリルジフェニルホスフェートとナフチルジフェニルホスフェートから選ばれる少なくとも1種の芳香族リン酸エステル60〜350重量部をノニオン系界面活性剤とアニオン系界面活性剤の存在下に水に乳化させ、又は、分散させてなることを特徴とするポリエステル系繊維品の難燃加工剤。
- 請求項1に記載の難燃加工剤によってポリエステル系繊維品を難燃加工することを特徴とするポリエステル系繊維品の難燃加工方法。
- 請求項1に記載の難燃加工剤をポリエステル系繊維品に付着させ、100〜200℃の温度範囲で熱処理することを特徴とするポリエステル系繊維品の難燃加工方法。
- 請求項1に記載の難燃加工剤をポリエステル系繊維品に60〜140℃の温度で浴中処理することを特徴とするポリエステル系繊維品の難燃加工方法。
- 請求項2から4のいずれかに記載の難燃加工方法によって得られる難燃加工ポリエステル系繊維品。
- 請求項1に記載の難燃加工剤によって難燃加工してなることを特徴とする難燃加工ポリエステル系繊維品。
- 請求項3又は4に記載の難燃加工方法において、ポリエステル系繊維品がカチオン可染ポリエステル繊維を含む布帛である難燃加工方法。
- 請求項3又は4に記載の方法において、ポリエステル系繊維品がカチオン可染ポリエステル繊維と共にポリエステル系繊維紡績糸を含む布帛である難燃加工方法。
- 請求項7は8に記載の難燃加工方法によって得られる難燃加工ポリエステル系繊維品。
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