JP6208932B2 - ポリエステル繊維用難燃加工剤、及びそれを用いた難燃性ポリエステル繊維製品の製造方法 - Google Patents
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Description
下記化合物(a1)〜(a3)からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(A)、及び下記リン化合物(b1)〜(b5)からなる群から選択される少なくとも1種のリン化合物(B1)を含有し、かつ、前記化合物(A)の含有量と前記リン化合物(B1)の含有量との質量比(A:B1)が1:100〜50:100であることを特徴とするものである。
<化合物(a1)>
下記一般式(1):
−SO 3 M ・・・(1a)
で表されるアニオン性基を示し、R2はそれぞれ独立に炭素数2〜4のアルキレン基を示し、aは(R2−O)で表されるアルキレンオキシ基の平均付加モル数であって5〜1000の整数を示す。但し、(R2−O)aで表されるアルキレンオキシ鎖の総量に対するエチレンオキシ基の含有量は90質量%以上である。]
で表される化合物。
<化合物(a2)>
下記一般式(2):
のうちのいずれかで表されるアニオン性基、炭素数1〜22のアルキルカルボニル基、炭素数2〜22のアルケニルカルボニル基、及び炭素数2〜22のアルキニルカルボニル基からなる群から選択されるいずれかを示し、bは(R5−O)で表されるアルキレンオキシ基の平均付加モル数であって、それぞれ独立に、0〜1000の整数を示し、cは1〜10の整数を示し、cが2以上の場合、複数存在するR6は同一でも異なっていてもよい。但し、全てのbの合計は3〜1000であり、(R5−O)bで表されるアルキレンオキシ鎖の総量に対するエチレンオキシ基の含有量は90質量%以上である。]
で表される化合物。
<化合物(a3)>
下記一般式(3):
で表される化合物。
<リン化合物(b1)>
下記一般式(4):
で表されるリン化合物。
<リン化合物(b2)>
下記一般式(5):
で表される基からなる群から選択されるいずれかの基を示す。]
で表されるリン化合物。
<リン化合物(b3)>
下記一般式(6):
で表されるリン化合物。
<リン化合物(b4)>
下記一般式(7):
で表されるリン化合物。
<リン化合物(b5)>
下記一般式(8):
で表されるリン化合物。
<ハロゲン化合物(B2)>
下記一般式(9):
で表されるハロゲン化合物。
本発明に係る化合物(A)は、下記化合物(a1)〜(a3)からなる群から選択される少なくとも1種である。
本発明に係る化合物(a1)は、下記一般式(1)で表される化合物である。
のうちのいずれかで表されるアニオン性基、炭素数1〜22のアルキルカルボニル基、炭素数2〜22のアルケニルカルボニル基、及び炭素数2〜22のアルキニルカルボニル基からなる群から選択されるいずれかを示す。
本発明に係る化合物(a2)は、下記一般式(2)で表される化合物である。
本発明に係る化合物(a3)は、下記一般式(3)で表される化合物である。
(リン化合物(B1))
本発明に係るリン化合物(B1)は、本発明のポリエステル繊維用難燃加工剤における難燃成分であり、下記リン化合物(b1)〜(b5)からなる群から選択される少なくとも1種である。
本発明に係るリン化合物(b1)は、下記一般式(4)で表される化合物である。
本発明に係るリン化合物(b2)は、下記一般式(5)で表される化合物である。
で表される基からなる群から選択されるいずれかの基を示す。
本発明に係るリン化合物(b3)は、下記一般式(6)で表される化合物である。
本発明に係るリン化合物(b4)は、下記一般式(7)で表される化合物である。
本発明に係るリン化合物(b5)は、下記一般式(8)で表される化合物である。
で表される化合物であることが好ましく、フェノキシエチルジフェニルホスフェートであることがより好ましい。
本発明のポリエステル繊維用難燃加工剤としては、より優れた難燃性が発揮される傾向にあるという観点から、難燃成分(B)として、下記のハロゲン化合物(B2)をさらに含有することが好ましい。
本発明においては、前記化合物(A)が界面活性剤成分としても機能するが、本発明のポリエステル繊維用難燃加工剤としては、ポリエステル繊維用難燃加工剤の製品安定性、処理液安定性がより向上するという観点から、前記化合物(A)、前記難燃成分(B)に加えて、他の界面活性剤(C)をさらに含有することが好ましい。このような界面活性剤(C)としては、非イオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種が挙げられ、1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
で表されるポリオキシアルキレンスチレン化アリールエーテル、下記一般式(12):
で表されるポリオキシアルキレンベンジル化アリールエーテル、アルキルアミンアルキレンオキサイド付加物、脂肪族アミドアルキレンオキサイド付加物が挙げられる。
で表され、かつ、重合度t+u+2の平均値が2〜30であるフェノールホルムアルデヒド系縮合物、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物等のナフタレンスルホン酸塩系縮合物、クレオソート油スルホン酸塩系縮合物、リグニンスルホン酸塩、メラミンスルホン酸塩系縮合物、ビスフェノールスルホン酸塩系縮合物が挙げられる。
で表される繰り返し単位を意味する。前記式(13a)で表される末端基は、フェノール末端基又はクレゾール末端基であり、前記式(13c)で表される繰り返し単位は、フェノール又はクレゾールとホルムアルデヒドとを縮合させることによって形成される繰り返し単位である。
で表される繰り返し単位を意味する。前記式(13b)で表される末端基は、スルホン酸基、スルホン酸塩基、メチルスルホン酸基及びメチルスルホン酸塩基のうちのいずれかのアニオン性基を有するフェノール末端基又はクレゾール末端基であり、前記式(13d)で表される繰り返し単位は、スルホン酸基、スルホン酸塩基、メチルスルホン酸基及びメチルスルホン酸塩基のうちのいずれかのアニオン性基を有するフェノール又はクレゾールとホルムアルデヒドとを縮合させることによって形成される繰り返し単位である。
Pn=(1+v)/[2v(1−w)+(1−v)]
で表され、反応率を100%(p=1)とすると、
Pn=(1+v)/(1−v)
となり、フェノールホルムアルデヒド系縮合物の数平均重合度を求めることができる。但し、本発明においては、前記式(13)に示すように、フェノール骨格数の平均を平均重合度としているため、本発明にかかるフェノールホルムアルデヒド系縮合物の平均重合度は、(Pn+1)/2となる。
本発明のポリエステル繊維用難燃加工剤において、前記化合物(A)の含有量と、前記リン化合物(B1)の含有量との質量比(A:B1)としては、1:100〜50:100であることが好ましく、5:100〜25:100であることがより好ましく、5:100〜15:100であることがさらに好ましい。また、前記難燃成分(B)として前記ハロゲン化合物(B2)を併用する場合には、前記化合物(A)の含有量と、前記難燃成分(B)の含有量との質量比(A:(B1+B2))としては、1:100〜50:100であることが好ましく、5:100〜25:100であることがより好ましく、5:100〜15:100であることがさらに好ましい。前記化合物(A)の含有量が前記下限未満である場合、得られる難燃性ポリエステル繊維製品の風合い、耐久難燃性、及び難燃成分のポリエステル繊維への吸尽性が低下する傾向にあり、他方、前記上限を超える場合には、化合物(A)の量に見合う風合い、耐久難燃性及び吸尽性の向上効果が少なくなり、また、得られる難燃性ポリエステル繊維製品の堅牢度が低下する傾向にある。
本発明の難燃性ポリエステル繊維製品の製造方法は、前記本発明のポリエステル繊維用難燃加工剤を用いてポリエステル繊維を処理するものである。本発明の製造方法によれば、前記本発明のポリエステル繊維用難燃加工剤をポリエステル繊維製品に付与することにより、耐久性に優れた十分な難燃性を有し、かつ、堅牢度が維持され風合い硬化が十分に抑制された難燃性ポリエステル繊維製品を得ることができる。
各実施例及び比較例で得られたポリエステル繊維用難燃加工剤について、レーザ回折式/散乱式 粒度分布測定装置LA−920(株式会社 堀場製作所製)を用いて粒径を測定し、百分率積算値が小粒径側から50%の粒径を50%積算粒径とした。
ポリエステル繊維用難燃加工剤の製造直後(分散直後)と20℃×30日静置後の外観を目視で観察し下記の基準:
A:分離や沈降及び増粘がない
B:分離や沈降及び増粘があるが、簡単な撹拌で使用可能
C:分離や沈降及び増粘が発生しており、簡単な撹拌では使用不可
に従って判定した。
各実施例及び比較例で使用したポリエステル未加工布(難燃剤未処理布)の風合いを10(柔軟)、化合物(A)を使用せず、難燃成分としてFRBr1のみ、界面活性剤(C)成分としてTSP20Sのみを使用して得られた難燃性ポリエステル繊維製品(比較例2)の風合いを1(粗硬)として、得られた難燃性ポリエステル繊維製品の風合いを触感で10段階で評価した。性能がわずかに良好な場合は等級に「+」をつけ、性能がわずかに劣る場合には等級に「−」を付した。
各実施例及び比較例で得られた難燃性ポリエステル繊維製品について、JIS L 0849(2004)に記載されている摩擦に対する染色堅牢度試験方法と同様の方法で摩擦堅牢度試験を行い、級数を判定した。なお、本実施例においては、JIS L 0849(2004) 5.1b)に記載の摩擦試験機II形(学振形)を使用し、JIS L 0849(2004) 7.2b)に記載の湿潤試験のみを行った。
各実施例及び比較例で得られた難燃性ポリエステル繊維製品について、JIS L0842(2004)に記載の紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅牢度試験方法で63℃、40時間の処理を施し、「変退色用グレースケール」を使用してJIS L0804(2004)に記載の判定方法に従って判定した。
各実施例及び比較例で使用したポリエステル未加工布(難燃剤未処理布)の質量をW1、難燃剤処理布(難燃剤処理、ソーピングなし)の質量をW2、難燃剤処理布をソーピング処理した布(加工上がり)の質量をW3、難燃加工剤の固形分中の難燃成分の割合をRとし、吸尽率を以下の式:
吸尽率(%)=〔(W3−W1)×100〕/〔(W2−W1)× R/100〕
により求めた。なお、難燃剤未処理布、難燃剤処理布(難燃剤処理、ソーピングなし)、難燃剤処理布をソーピング処理した布(加工上がり)の質量は、20℃、65%RHの環境下で24時間放置した後に測定した質量である。
各実施例及び比較例で得られた難燃性ポリエステル繊維製品について、加工上がり(水洗い洗濯前)と、加工上がりを水洗い洗濯及びドライクリーニングしたものについて、45°ミクロバーナー法と接炎試験(コイル法)により難燃性を評価した。なお、水洗い洗濯とドライクリーニングは以下の方法で行った。
JIS L 1091(1999) 8.1.1のA−1法を用いて、残炎時間と燃焼面積を測定した。なお、残炎時間が3秒以内かつ燃焼面積が30cm2以下である場合を「A」、それ以外の場合を「B」と判定した。
JIS L 1091(1999) 8.4のD法を用いて、接炎回数を測定した。接炎回数は5回測定の平均値とした。接炎回数が多いほど難燃性能に優れていると判断する。
各実施例及び比較例で得られた難燃性ポリエステル繊維製品について、JIS K 3371(1994)に記載の弱アルカリ性第1種洗濯用合成洗剤を1g/Lの割合で用い、浴比1:40として、60±2℃で15分間水洗濯した後、40℃±2℃で5分間のすすぎを3回行い、遠心脱水を2分間行う処理を1サイクルとし、これを5サイクル行った後、60℃±5℃で熱風乾燥した以外は、JIS L 1091(1999)に記載の方法にて水洗い洗濯を行った。
各実施例及び比較例で得られた難燃性ポリエステル繊維製品1gにつき、テトラクロロエチレン12.6mL、チャージソープ0.265gを用いて、30℃±2℃で15分間クリーニングする処理を1サイクルとして、これを5サイクル行った後、つり下げ乾燥した以外は、JIS L 1091:1999に記載の方法にてドライクリーニングを行った。
<化合物(A):ペンタエリスリトールとオレイン酸2モルとエチレンオキサイド15モルとの反応物(一般式(2)で表される化合物)>
先ず、ペンタエリスリトール136質量部(1.0モル)、オレイン酸280質量部(1.0モル)及びパラトルエンスホン酸1質量部を反応容器に仕込み、窒素ガス気流下にて加熱昇温して205〜215℃において約6時間脱水反応させ、その後冷却して、ペンタエリスリトールのオレイン酸エステルを得た。
<化合物(A):ペンタエリスリトールとオレイン酸2モルとエチレンオキサイド25モルとの反応物(一般式(2)で表される化合物)>
先ず、ペンタエリスリトール136質量部(1.0モル)、オレイン酸280質量部(1.0モル)及びパラトルエンスホン酸1質量部を反応容器に仕込み、窒素ガス気流下にて加熱昇温して205〜215℃において約6時間脱水反応させ、その後冷却して、ペンタエリスリトールのオレイン酸エステルを得た。
<化合物(A):トリメチロールプロパンとエチレンオキサイド20モルとオレイン酸1モルとの反応物(一般式(2)で表される化合物)>
先ず、トリメチロールプロパン134質量部(1.0モル)及び苛性ソーダ2質量部をオートクレーブに仕込み、加熱昇温して約130℃にした後、エチレンオキサイド880質量部(20モル)を温度150〜160℃、圧力0.39MPa以下において付加させた。エチレンオキサイド付加反応終了後、冷却し、氷酢酸によりpH7に中和してトリメチロールプロパンのエチレンオキサイド20モル付加物を得た。
<化合物(A):POE(13)ポリグリセリルエーテルとオレイン酸1モルとの反応物(一般式(2)で表される化合物)>
POE(13)ポリグリセリルエーテル(SC−E750、平均分子量750、阪本薬品工業株式会社製)750質量部(1.0モル)、オレイン酸280質量部(1.0モル)及び濃硫酸5質量部を反応容器に仕込み、窒素ガス気流下にて加熱昇温して180〜200℃において約3時間脱水反応させ、その後冷却して、POE(13)ポリグリセリルエーテルとオレイン酸1モルとの反応物を得た。
<化合物(A):ポリエチレングリコール(分子量600)の硫酸化物(一般式(1)で表される化合物)>
先ず、ポリエチレングリコール(平均分子量600)600質量部(1.0モル)を反応釜に仕込み、ホモミキサーで撹拌しながら、窒素気流下、105〜115℃においてスルファミン酸106.7質量部(1.1モル)を20分間隔で2分割して加えた。その後、105〜115℃において約4時間反応させ、水、イソプルピルアルコール及びアンモニア水を加え、pH8のポリエチレングリコール(分子量600)の硫酸化物を50質量%含む黄色液状組成物を得た。
<化合物(A):ペンタエリスリトールとオレイン酸2モルとエチレンオキサイド15モルとの反応物の硫酸化物=合成例1の化合物の硫酸化物(一般式(2)で表される化合物)>
合成例1で得られた化合物1320質量部(1.0モル)を反応釜に仕込み、ホモミキサーで撹拌しながら、窒素気流下、105〜115℃においてスルファミン酸126.1質量部(1.3モル)を20分間隔で4分割して加えた。その後、105〜115℃において約4時間反応させ、水、イソプルピルアルコール及びアンモニア水を加え、pH8の合成例1の化合物の硫酸化物を50質量%含む黄色液状組成物を得た。
<化合物(A):ポリエチレングリコール(平均分子量600)とプロピレンオキサイド1.7モルとエチレンオキサイド6.8モルとの反応物(一般式(1)で表される化合物)>
先ず、ポリエチレングリコール(平均分子量600)600質量部(1.0モル)及び苛性ソーダ2質量部をオートクレーブに仕込み、加熱昇温して約130℃にした後、プロピレンオキサイド100質量部(1.7モル)及びエチレンオキサイド300質量部(6.8モル)の混合物を温度150〜160℃、圧力0.39MPa以下にて付加させた。付加反応終了後、冷却し、氷酢酸によりpH7に中和してポリエチレングリコール(平均分子量600)とプロピレンオキサイド1.7モルとエチレンオキサイド6.8モルとの反応物を得た。
<界面活性剤(C):(一般式(13)で表される化合物)>
反応容器に、クレゾール86質量部(0.8モル)、ヒドロキシトリルメタンスルホン酸ナトリウム269質量部(1.2モル)、37質量%ホルマリン溶液130質量部(ホルムアルデヒド1.6モル)、水酸化ナトリウム8質量部及び水625質量部を仕込み、約100℃において5時間反応させて、クレゾールとヒドロキシトリルメタンスルホン酸ナトリウムとのモル比が1:1.5である一般式(13)で表される化合物の水分散物を得た。残留ホルムアルデヒド濃度が0.1%未満であったことから、反応率を100%として、フェノール系加工物とホルムアルデヒドの原料モル比から、この化合物の平均重合度を求めたところ5であった。
<界面活性剤(C):(一般式(13)で表される化合物)>
反応容器に、クレゾール130質量部(1.2モル)、ヒドロキシトリルメタンスルホン酸ナトリウム179質量部(0.8モル)、37質量%ホルマリン溶液130質量部(ホルムアルデヒド1.6モル)、水酸化ナトリウム8質量部及び水602質量部を仕込み、約100℃において5時間反応させて、クレゾールとヒドロキシトリルメタンスルホン酸ナトリウムとのモル比が1:0.67である一般式(13)で表される化合物の水分散物を得た。合成例8と同様の方法でこの化合物の平均重合度を求めたところ5であった。
(比較合成例1)
<ポリエステル樹脂>
反応容器にテレフタル酸ジメチル77.6質量部(0.4モル)、イソフタル酸ジメチル19.4質量部(0.1モル)、ポリエチレングリコール(平均分子量:3100)387.5質量部(0.125モル)、モノエチレングリコール68.2質量部(1.1モル)及び三酸化アンチモン0.1質量部、酢酸亜鉛0.1質量部を仕込み、窒素ガスを通入した。この混合物を130℃において加熱した後、130℃から180℃まで2時間かけてゆっくり昇温してエステル交換反応を行った。さらに、180℃から250℃まで2時間かけてゆっくり昇温した後、窒素ガスの通入を停止した。その後、減圧して0.7kPaの圧力下、260℃において30分間反応させてエステル交換反応を行い、ポリエステル樹脂500質量部を得た。このポリエステル樹脂の重量平均分子量は、36,000であった。次に、このポリエステル樹脂100質量部を、N,N−ジメチルホルムアミド50gに溶解させた後、熱水850質量部を加えて乳化させ、ポリエステル樹脂液を得た。
<ペンタエリスリトールのオレイン酸2モルエステル>
ペンタエリスリトール136質量部(1.0モル)、オレイン酸560質量部(2.0モル)及びパラトルエンスホン酸1質量部を反応容器に仕込み、窒素ガス気流下にて加熱昇温して205〜215℃において約6時間脱水反応させ、その後冷却して、ペンタエリスリトールの2モルオレイン酸エステルを得た。
先ず、分散染料(Kayalon Polyester Black ECX300)3%o.w.f.、分散均染剤(ニッカサンソルトRM−3406、日華化学(株)製)0.5g/L、80質量%酢酸0.3cc/Lを含む染色浴にレギュラーポリエステルサテン未染色布を浴比1:20にて浸漬し、130℃において30分間染色加工処理を行った。その後、ソーピング剤(サンモールRC−700E、日華化学(株)製)2g/L、水酸化ナトリウム2g/L、ハイドロサルファイト2g/Lを含むソーピング浴を用いて、80℃において20分間ソーピング処理を行った後、水洗×5分を2回行い、熱風乾燥機中で80℃において1時間乾燥させてポリエステル染色布(ポリエステル未加工布)を得た。
ポリエステル繊維用難燃加工剤の組成を表1〜4に示す組成としたこと以外は実施例1と同様にしてポリエステル繊維用難燃加工剤及び難燃性ポリエステル繊維製品を得た。
リン化合物(B1)としてFRP1 40質量部、界面活性剤(C)としてTSP20S(トリスチレン化フェノールのエチレンオキサイド20モル付加物の硫酸エステルナトリウム塩)1質量部、及びイオン交換水(イオン交換水1)24質量部を混合し、マイルダーで予備分散させた後、0.5mmのガラスビーズを充填したビーズミル(DYNO−MILL KDL型、ウィリー・エ・バッコーフェン社製)を用いて微粒子化処理を施して乳化分散せしめた。次いで、Rhodopol23(キサンタンガム、ローディア社製)0.2質量部をイオン交換水(イオン交換水2)9.8質量部に溶解させた溶液を加え、均一撹拌した後、化合物(A)としてPEG600(ポリエチレングリコール(平均分子量600))2質量部、をイオン交換水(イオン交換水3)23質量部に溶解させた溶液を加え、均一撹拌してポリエステル繊維用難燃加工剤を得たこと以外は、実施例1と同様に操作を行って難燃性ポリエステル繊維製品を得た。なお、得られたポリエステル繊維用難燃加工剤における50%積算粒径は0.55μmであった。
(比較例1〜7、10〜13、17〜18、20)
ポリエステル繊維用難燃加工剤の組成を表1〜8に示す組成としたこと以外は実施例5と同様にしてポリエステル繊維用難燃加工剤及び難燃性ポリエステル繊維製品を得た。
化合物(A)としてPEG600を5質量部、難燃成分としてFRP1を4質量部とFRBr1を36質量部、界面活性剤(C)としてTSP20S 1質量部、及びイオン交換水(イオン交換水1)44質量部を混合し、マイルダーで予備分散させた後、0.5mmのガラスビーズを充填したビーズミル(DYNO−MILL KDL型、ウィリー・エ・バッコーフェン社製)を用いて微粒子化処理を施して乳化分散せしめた。次いで、Rhodopol23(キサンタンガム、ローディア社製)0.2質量部をイオン交換水(イオン交換水2)9.8質量部に溶解させた溶液を加え、均一撹拌してポリエステル繊維用難燃加工剤を得たこと以外は、実施例5と同様に操作を行って難燃性ポリエステル繊維製品を得た。なお、得られたポリエステル繊維用難燃加工剤における50%積算粒径は0.55μmであった。
難燃成分としてFRP6 40質量部、界面活性剤(C)としてTSP20S 3質量部、及びイオン交換水(イオン交換水1)47質量部を混合し、ホモジナイザーを用いて乳化分散せしめた。次いで、Rhodopol23(キサンタンガム、ローディア社製)0.2質量部をイオン交換水(イオン交換水2)9.8質量部に溶解させた溶液を加え、均一撹拌してポリエステル繊維用難燃加工剤を得たこと以外は、実施例1と同様に操作を行って難燃性ポリエステル繊維製品を得た。なお、得られたポリエステル繊維用難燃加工剤における50%積算粒径は0.29μmであった。
難燃成分としてFRP7(クレジルジフェニルホスフェート)を用いたこと以外は比較例8と同様に操作を行ってポリエステル繊維用難燃加工剤及び難燃性ポリエステル繊維製品を得た。
ポリエステル繊維用難燃加工剤の組成を表7に示す組成としたこと以外は実施例19と同様にしてポリエステル繊維用難燃加工剤及び難燃性ポリエステル繊維製品を得た。
(比較例21)
ポリエステル染色布(ポリエステル未加工布)をそのままポリエステル繊維製品とした。
FRP2:10−ベンジル−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナントレン−10−オキサイド
FRP3:レゾルシノールジ2,6−キシレニルホスフェート
FRP4:5,5−ジメチル−2−(2’フェニルフェノキシ)−1,3,2−ジオキサフォスフォリナン−2−オキシド
FRBr1:トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌレート
HBCD:ヘキサブロモシクロドデカン
FRP5:トリス(ジクロロプロピル)ホスフェート
FRP6:レゾルシノールジフェニルホスフェート
FRP7:クレジルジフェニルホスフェート。
PEG600:ポリエチレングリコール(平均分子量600)
PEG1000:ポリエチレングリコール(平均分子量1000)
PEG2000:ポリエチレングリコール(平均分子量2000)
PEG4000:ポリエチレングリコール(平均分子量4000)
TW−O120V:モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO)(花王株式会社製、レオドールTW−O120V)。
エパン450:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(第一工業製薬(株)製)
D−400:ポリプロピレングリコール(第一工業製薬(株)製、ハイフレックスD−400)
T−30:モノ牛脂アルキルトリメチルアンモニウムクロライド30%水溶液(ライオン株式会社製、アーカードT−30)、不揮発分換算で5質量%使用
TR:ジトリデシルスルホコハク酸ナトリウム70%水溶液(花王株式会社製、ペレックスTR)、不揮発分換算で5質量%使用
SP−O:ソルビタンモノオレート(花王株式会社製、レオドールSP−O10V)(20質量部)をトリスチレン化フェノールのエチレンオキサイド30モル付加物(5質量部)で乳化させた溶液をソルビタンモノオレートが不揮発分換算で5質量%となるように使用
TSP20S:トリスチレン化フェノールのエチレンオキサイド20モル付加物の硫酸エステルナトリウム塩
TSP20:トリスチレン化フェノールのエチレンオキサイド20モル付加物
TSCP20:トリスチレン化クミルフェノールのエチレンオキサイド20モル付加物
Claims (5)
- 下記化合物(a1)〜(a3)からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(A)、及び下記リン化合物(b1)〜(b5)からなる群から選択される少なくとも1種のリン化合物(B1)を含有し、かつ、前記化合物(A)の含有量と前記リン化合物(B1)の含有量との質量比(A:B1)が1:100〜50:100であることを特徴とするポリエステル繊維用難燃加工剤。
<化合物(a1)>
下記一般式(1):
−SO 3 M ・・・(1a)
[式(1a)中、Mは水素原子又は1価のカチオン基を示す。]
で表されるアニオン性基を示し、R2はそれぞれ独立に炭素数2〜4のアルキレン基を示し、aは(R2−O)で表されるアルキレンオキシ基の平均付加モル数であって5〜1000の整数を示す。但し、(R2−O)aで表されるアルキレンオキシ鎖の総量に対するエチレンオキシ基の含有量は90質量%以上である。]
で表される化合物。
<化合物(a2)>
下記一般式(2):
のうちのいずれかで表されるアニオン性基、炭素数1〜22のアルキルカルボニル基、炭素数2〜22のアルケニルカルボニル基、及び炭素数2〜22のアルキニルカルボニル基からなる群から選択されるいずれかを示し、bは(R5−O)で表されるアルキレンオキシ基の平均付加モル数であって、それぞれ独立に、0〜1000の整数を示し、cは1〜10の整数を示し、cが2以上の場合、複数存在するR6は同一でも異なっていてもよい。但し、全てのbの合計は3〜1000であり、(R5−O)bで表されるアルキレンオキシ鎖の総量に対するエチレンオキシ基の含有量は90質量%以上である。]
で表される化合物。
<化合物(a3)>
下記一般式(3):
で表される化合物。
<リン化合物(b1)>
下記一般式(4):
で表されるリン化合物。
<リン化合物(b2)>
下記一般式(5):
で表される基からなる群から選択されるいずれかの基を示す。]
で表されるリン化合物。
<リン化合物(b3)>
下記一般式(6):
で表されるリン化合物。
<リン化合物(b4)>
下記一般式(7):
で表されるリン化合物。
<リン化合物(b5)>
下記一般式(8):
で表されるリン化合物。 - 下記ハロゲン化合物(B2)をさらに含有することを特徴とする請求項1に記載のポリエステル繊維用難燃加工剤。
<ハロゲン化合物(B2)>
下記一般式(9):
で表されるハロゲン化合物。 - 前記リン化合物(B1)の含有量と前記ハロゲン化合物(B2)の含有量との質量比(B1:B2)が1:99〜50:50であることを特徴とする請求項2に記載のポリエステル繊維用難燃加工剤。
- 前記化合物(A)の含有量と前記リン化合物(B1)及び前記ハロゲン化合物(B2)の合計含有量との質量比(A:(B1+B2))が、1:100〜50:100であることを特徴とする請求項2又は3に記載のポリエステル繊維用難燃加工剤。
- 請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のポリエステル繊維用難燃加工剤を用いてポリエステル繊維を処理することを特徴とする難燃性ポリエステル繊維製品の製造方法。
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