JP2009190118A - 電動回転工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】コードレス型電動回転工具において、電動モータのロック状態(負荷状態)に対応して適切なロック状態を検出することが可能な電動回転工具を提供する。
【解決手段】
電動回転工具30は、ブラシレス直流モータ2と、インバータ回路部3と、制御回路部4とを含み、制御回路部4は、ステータ巻線2dの駆動電流がロック電流閾値Irを超えたことを検出する電流検出手段18と、ロータ2aの回転数がロック回転数閾値Nrより低下したことを検出する回転数検出手段17と、インバータ回路部3の半導体スイッチング素子3aの駆動制御信号を出力する演算手段20とを具備し、モータ2のPWM駆動信号のPWMデューティーに対応してロック電流閾値Irおよびロック回転数閾値Nrを設定し、モータ電流Iが設定されたロック電流閾値Irを超え、かつその回転数Nがロック回転数閾値Nrより低下した時に、ロック状態であると判別する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動回転工具に関し、特に、駆動源としてブラシレスDCモータを用いる電動回転工具のロック検出技術に関する。
従来、ボルトやナット、またはネジ等の締付け作業には、インパクトドライバやドライバドリルのような留め具の締付け電動回転工具が知られている。かかるインパクトドライバでは、電動モータの回転力を減速して伝達する動力伝達軸にハンマを含むインパクト機構を介して結合されたアンビルを有し、ハンマとアンビルとを打撃的に係合する動作を繰り返すことにより、間欠的な回転打撃力をアンビルに保持されたドライバビット等の先端工具に伝達するように構成される。このインパクト回転工具では、ネジ等の締付け作業において、ドライバビットに強力な負荷トルクが加わった場合、予め設定した締付けトルクで動作するクラッチ機構の機能により、電動モータの減速出力軸とアンビル(ドライバビット)との結合が一時的に遮断され、電動モータの減速出力軸が空転するように構成される。
また、ドライバドリルをドライバモードとして使用する場合には、電動モータの減速出力軸とスピンドルとの間にトルク調整機構を含むクラッチ機構が配置され、スピンドルに取付けられたドライバの負荷が回転トルクより大きくなると、スピンドルへの回転伝達が遮断されるクラッチモードとなる。
他方、金属等へ穴開けする切削作業では、ドライバドリルまたはドリルが電動回転工具として使用される。切削電動回転工具では、ドリル電動モータの減速出力軸は、クラッチ機構を介すことなく、アンビルまたはスピンドルから離れないようにドリル動作を行うものが一般的である。特に、ドライバドリルでは、上述したように留め具の締付け作業を行う場合はクラッチモードに、金属板等の切削作業を行う場合はドリルモードに予め切替える回転工具が一般的である。
しかし、ドライバドリルのようにドリルモードで使用する電動回転工具においては、切削作業における負荷が電動モータの許容トルク以上になると、電動モータにはロック状態による大電流が流れて、急激な温度上昇を来たすことになる。この温度上昇を一旦冷却するために、モータを停止させて締付け作業または切削作業を一時中断する必要がある。このため作業効率が低下するという問題がある。また、電動モータのロックによる過大電流に基づいて急激な温度上昇を生じ、モータ部絶縁層の焼損やモータ駆動回路の半導体スイッチング素子の熱的損傷を生ずるという問題もある。
従って、上述したような問題点を解消するために、本発明の一つの目的は、充電式電池パックを使用するコードレス型の電動回転工具において、電動モータの負荷状態に対応して適切なロック状態を検出することが可能な電動回転工具を提供することにある。
本発明の他の目的は、ブラシレス直流モータを使用するコードレス型電動回転工具に適用して好適なロック検出手段を有する電動回転工具を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、電動モータがロック状態になってから焼損しない範囲内の所定時間までロック運転させることが可能な、電動モータの過電流保護手段を有する電動回転工具を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、充電式電池パックを使用するコードレス型の電動回転工具において、電池パックの一充電当たりにおける作業量の効率を向上させた電動回転工具を提供することにある。
上記本発明の目的を達成するために、本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次のとおりである。
本発明の一つの特徴によれば、ハウジング部と、前記ハウジング部内に装着されたモータ部と、ドリル等の先端工具を着脱自在に取付ける先端工具取付部と、前記モータ部の回転出力を前記先端工具取付部へ駆動力として伝達する動力伝達部と、前記モータ部を制御する制御回路部と、トリガ操作部を有し、該トリガ操作部の押込量に応答して前記モータ部の動作を制御するためのスイッチトリガと、前記モータ部および前記制御回路部に給電する電池パックとを具備する電動回転工具において、前記モータ部は、ロータおよびステータ巻線を有するブラシレス直流モータと、前記ロータを回転駆動させるために前記ステータ巻線に駆動電流を供給するための半導体スイッチング素子から成るインバータ回路部と、を具備し、前記制御回路部は、前記ステータ巻線の前記駆動電流が所定のロック電流閾値を超えたことを検出する電流検出手段と、前記ロータの回転数が所定のロック回転数閾値より低下したことを検出する回転数検出手段と、前記スイッチトリガ、前記電流検出手段および前記回転数検出手段の検出信号に基づいて前記インバータ回路部の前記半導体スイッチング素子を駆動する制御信号を出力する演算手段と、を具備し、前記制御回路部は、前記電流検出手段によって検出した前記駆動電流値が前記ロック電流閾値を超え、かつ前記回転数検出手段によって検出した前記回転数が前記ロック回転数閾値より低下したことを検出した時に、前記ブラシレス直流モータはロック状態にあると判別する。
本発明の他の特徴によれば、前記制御回路部は、前記ブラシレス直流モータのロック状態を判別する前記ロック電流閾値および前記ロック回転数閾値を、前記半導体スイッチング素子を駆動するPWM駆動信号のPWMデューティーの大きさに対応して可変させた値に設定する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記制御回路部は、ロック状態において前記ブラシレス直流モータを運転することが可能なロック運転可能時間を、前記ロック電流閾値の大きさに対応して所定時間設定しておき、前記ロック電流閾値を検出した時点でロック状態にあると判別し、判別した時点から前記ロック運転可能時間の間、前記ブラシレス直流モータを運転させ、前記ロック運転可能時間を経過後に前記ブラシレス直流モータの運転を停止させる。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記制御回路部は、前記モータ部または前記インバータ回路部の温度を測定する温度測定回路手段をさらに具備し、前記制御回路部は、ロック状態と判別する前記ロック電流閾値と、前記モータ部または前記インバータ回路部の温度と、に基づいて前記ロック運転可能時間を設定する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記ロック運転可能時間は、前記温度測定回路手段で測定された、ロック時点での前記モータ部または前記インバータ回路部の温度が、ロック状態において焼損温度に上昇する温度上昇時間を推定して設定されている。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記制御回路部は、ロック状態の判別時における前記駆動電流が前記ロック電流閾値より大きい電流値である場合、前記ロック運転可能時間内において、該駆動電流を前記ロック電流閾値より小さい所定の電流制限値に制限する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記制御回路部は、前記駆動電流を前記ロック電流閾値から前記電流制限値に制限するために、前記半導体スイッチング素子の駆動信号の前記PWMデューティーを小さく制限する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記制御回路部は、ブラシレス直流モータの回転方向を制御する回転方向設定手段をさらに具備し、前記制御回路部は、ブラシレス直流モータがロック状態にあると判別した場合、前記ブラシレス直流モータの運転を停止させ、前記回転方向設定手段の情報に基づいて前記ブラシレス直流モータの回転方向を逆回転方向に設定し、その後、前記ブラシレス直流モータを前記逆回転方向に所定時間、回転させ、停止させる。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記制御回路部は、前記ブラシレス直流モータの前記逆回転方向の運転を停止させた後、前記ブラシレス直流モータの回転方向を正回転方向に再設定し、前記ブラシレス直流モータを正回転方向に起動可能に制御する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記制御回路部は、前記スイッチトリガの前記トリガ操作部のトリガ押込量に応答して、前記インバータ回路部の前記半導体スイッチング素子を駆動する前記PWM駆動信号のPWMデューティーを可変させるように制御する。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記制御回路部は、前記ブラシレス直流モータがロック状態にあることを判別した場合、前記胴体ハウジング部に装着された表示手段を点灯させる。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記電動回転工具は、ドライバドリル、ドリル、インパクトドライバ、ドライバまたはディスクグラインダから選択された一つの工具である。
本発明のさらに他の特徴によれば、前記電池パックはリチウムイオン電池等の二次電池によって構成される。
上記本発明の特徴によれば、モータ駆動信号のPWMデューティーの大きさに応じてロック電流閾値(Ir)およびロック回転数閾値(Nr)を設定するので、PWMデューティーが小さく、回転トルクの小さい作業時においても、ドリルモード等の負荷トルクに対応してモータのロック電流を正確もしくは適切に検出することができる。すなわち、電動モータの負荷の大きさに対応した適切なロック状態を検出することができる。これにより、モータ部およびインバータ回路部(モータ駆動回路部)の焼損を防止することが可能となる。また、負荷状態に対応したロック検出が可能となるので、電池パックの一充電当たりの作業効率を向上させることができる。
上記本発明の他の特徴によれば、ロック状態に突入してからロック状態におけるロック許容時間(Tstop)の間、焼損しないロック許容範囲内でモータを運転できるので、モータ駆動回路部の半導体スイッチング素子によるスイッチングノイズやモータのノイズ(スパイク電圧)の影響を受けないロック検出および過電流保護が達成できる。また、モータ部またはモータ駆動回路部が焼損しない範囲内で可及的にモータを運転するので、ドリル作業等の途中でモータの停止を行うことなく、作業を継続できる場合があり、作業効率を向上させることができる。従って、電池パックの一充電当たりの作業効率をより向上させることができる。
上記本発明のさらに他の特徴によれば、ロック検出後において、所定時間、モータの回転方向を逆回転するように制御するので、ロック解除を自動的に行うことが可能である。
本発明のさらに他の目的、ならびに本発明のさらに他の新規な特徴は、本明細書の以下の記述および添付図面からさらに明らかにされるであろう。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の実施態様に係るコードレスタイプのドライバドリルの全体構造図、図2は図1に示したドライバドリルのA−A線に沿うブラシレス直流モータ部の部分断面図、図3は図1に示したドライバドリルの全体を示す機能ブロック図である。
[電動回転工具の組立構成]
図1に示すように、ドライバドリル30は、胴体ハウジング部1a内にブラシレス直流モータ2が収納されており、ブラシレス直流モータ2の駆動力を伝達する動力伝達部5により、スピンドル(出力軸)5eに装着されたチャック5cに着脱自在に保持されるドライバまたはドリルの先端工具(図示なし)に回転力を与える。すなわち、胴体ハウジング部1aの左端部側には、ブラシレス直流モータ2を駆動するためのインバータ回路部(回路基板)3が収容され、胴体ハウジング部1aの中間部および右端部側には、ブラシレス直流モータ2の回転出力軸2e方向に回転力を伝達し、モータ2の回転数を減速するための減速機構部5aと、減速機構部5aの出力軸に得られる回転トルクをスピンドル5eの負荷に応答してスピンドル5eに伝達するか否かを制御するトルク調整部5bとが収容されている。
トルク調整部5bは、モード切替およびトルク調整ダイヤル(クラッチダイヤル)5dを有し、ダイヤル5dによってドライバモードまたはドリルモードを設定できるように構成されている。また、ダイヤル5dがドライバモードを選択している場合、トルク調整ダイヤル5dを複数段階の所定の回転角度に回転させることによって、トルク調整部5bは、ダイヤル5dの回転角度に従って減速機構部5aの出力軸からスピンドル5eに伝達される回転トルクを負荷に対応する所望の締付けトルクに調整することができる。このトルク調整部5bに装着されるトルク調整ダイヤル5dは、例えば10段階のトルク設定が可能である。もし、設定した締付けトルク(滑り出しトルク)以上の負荷トルクがスピンドル5eに加わると、トルク調整部5bのクラッチ機構により減速機構部5aの出力軸はスピンドル5eとの結合から遮断されて空転することになり、これによってモータ2のロックが防止される。このようにダイヤル5dがドライバモードに設定されている場合は、モータ部2およびインバータ回路部3には空転によりロック電流が流れないので、モータ部2およびインバータ回路部3のロック電流に基づく焼損が防止される。
一方、ダイヤル5dをドリルモードに設定する場合は、ダイヤル5dを最大限の回転角度に回転させて減速機構部5aで得られる回転力を、クラッチ機構を介さずにスピンドルに伝達させるように切替える。このドリルモードにおいて負荷がスピンドルの締付けトルクより大きい場合、クラッチ機能が無くなるので、スピンドルに保持された先端工具はロックされ、モータ2はロック状態となる。このロック状態によってモータ部2およびインバータ回路部3には好ましくない過大な駆動電流が流れて、モータ部2およびインバータ回路部3の半導体スイッチング素子3aが焼損する原因となるので、これを防止するために、本発明に従って、後述するロック検出手段が設けられる。
減速機構部5aは、一般技術によって構成され、ブラシレス直流モータ2の回転出力軸2eのピニオンギアに噛合う、例えば、2段の遊星歯車減速機構(変速ギアケース)(図示なし)から構成される。
トルク調整部5bは、例えば、減速機構部5aの回転出力軸(図示なし)に対するスピンドル5eの押圧力をコイルバネ(図示なし)の付勢力で調整し、そのコイルバネの付勢力を調整することによって締付けトルク(負荷トルク)を調整できるように構成する。もし、スピンドル5eへの締付けトルクがコイルバネによる減速機構部5aへの付勢力を超えると、減速機構部5aの回転出力軸は空転してスピンドル5eへの回転伝達を遮断するクラッチ機能を有する。上記クラッチ機能の負荷トルク(締付けトルク)の調整は、ドライバモードにおいてクラッチ調整ダイヤル5dを複数段階の所定の回転角度に回転させて上記コイルバネの付勢力を調整することによって行われる。
ブラシレス直流モータ2は、本実施形態では3相ブラシレス直流モータからなる。ブラシレス直流モータ2は、図2に示すように、円筒状の外形をもつステータ2cと、ステータ2cのティース部2hの内周部内に同心軸状に設けられ、回転出力軸2e方向に延びるN極およびS極の永久磁石(マグネット)が埋め込まれた内部磁石配置形であるロータ(マグネットロータ)2aと、ステータ2cの3相巻線U、V、Wからなるステータ巻線(電機子巻線)2dとから構成される。
ステータ巻線2dは、ステータヨーク2cのティース部2hを取り囲むように、樹脂材料からなる絶縁層(図示なし)を介してスロット2g内に巻回されている。ロータ2aの近傍には、ロータ2aの回転位置を検出するために、回転方向に60°毎に配置された3つの回転位置検出素子(ホールIC)10、11、12(図3参照)が配置される。スター結線されたステータ2cの3相巻線2d(U、V、W)には、インバータ回路部3より回転位置検出素子10、11、12の位置検出信号に基づいて電気角120°の通電区間に制御された電流が供給される。なお、ブラシレス直流モータ2のロータ2bの回転位置検出手段(10、11、12)は、ホールICによって電磁結合的に検出する他に、ステータ巻線2dの誘起起電圧(逆起電力)を、フィルタを通して論理信号として取出すことによってロータ位置を検出するセンサレス方式を採用することもできる。
図1に示すように、胴体ハウジング部1aは、ハンドルハウジング部1bと共に一体に形成された合成樹脂材料からなり、ハンドルハウジング部1bと一体に形成される、ブラシレス直流モータ2の回転軸中心に沿った垂直面で2分される断面形状が半円状の胴体ハウジング部1aの一対を準備し、予め、図1の部分断面図で示すような一方の胴体ハウジング部1aに、ブラシレス直流モータ2のロータ回転軸2eやステータ2c等の組込みを行い、しかる後、図1に示すように一対のハウジング部材1a、1bの他方を重ねて、ネジ締め等で一対のハウジング部材1a、1bを締結させる方法が取られる。したがって、一対の胴体ハウジング部1aおよびハンドルハウジング部1bの締結体(完成体)において、ステータ2cの外周面は、胴体ハウジング部1aと一体形成された複数のステータ保持部(リブ部)によって把持または挟持される。
モータ2の右端部側には冷却用ファン24が設けられ、冷却用ファン24近傍の胴体ハウジング部1aには、図示されていないが、排気口(通風口)が形成されている。一方、胴体ハウジング部1aの左端部には吸気口(通風口)21が形成され、この吸気口21から冷却用ファン24の近傍に形成される上記排気口に至る通路23は、冷却用空気の流通路を形成し、インバータ回路部3の半導体スイッチング素子3aの温度上昇、およびモータ2のステータ巻線2dの温度上昇を抑制する。特に、ドライバモードまたはドリルモードにおいて、モータ2の負荷状況によってはスイッチング素子Q1〜Q6に大電流が流れてスイッチング素子Q1〜Q6の発熱が大きくなるので、冷却用ファン24によってインバータ回路部3を強制的に空冷する必要がある。
なお、インバータ回路部3は、円形状の回路基板からなり、モータ2のステータ2cの一端部側を全面的に覆っている。一方、ステータ2cの他端部側には、防塵カバー22が設けられ、インバータ回路部3と同様に、ステータ2cの他端部側面を覆っている。これらインバータ回路部3および防塵カバー22の両者は、ステータ2cと共に、ロータ2aを閉塞または密封する防塵構造(密閉構造)を形成している。これにより、モータ2への粉塵の侵入を防止できる。
ハンドルハウジング部1bの下端部には、ブラシレス直流モータ2の駆動電源となる電池パック8が着脱可能に装着されている。また、電池パック8の上部には、モータ2のインバータ回路部3を制御するための制御回路部((回路基板)4が、紙面を横切る方向に延在するように設けられている。
一方、ハンドルハウジング部1bの上端部にはスイッチトリガ7が配設され、スイッチトリガ7のトリガ操作部7aがバネ力によって付勢された状態でハンドルハウジング部1bから突出している。作業者がトリガ操作部7aをバネ力に抗してハンドルハウジング部1b内方向へ把持することによって、トリガ押込量(操作量)を調整し、モータ2の回転数を制御することができる。本実施態様によれば、スイッチトリガ7は、トリガ押込量をインバータ回路部3の半導体スイッチング素子3aを駆動するPWM駆動信号のPWMデューティーに変換するために、後述する印加電圧設定回路14(図3参照)に電気的接続されている。
電池パック8は、スイッチトリガ7および制御回路部4へ駆動電源を供給し、かつインバータ回路部3へ駆動電力を供給するように電気的接続されている。電池パック8を構成する二次電池は、リチウムイオン電池が使用されている。リチウムイオン電池は、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池に比較して約3倍のエネルギー密度を持ち、小形軽量であるという利点をもっている。このため、ハンドルハウジング部1b内に収納する電池パック8の収納部分を少なくすることができるので、ハンドルハウジング部1bの把持部には電池パックの収納を省略し、その把持部の外周長を他の電池種を使用する場合より短く形成し、握り易いハンドル形状にすることができる。このリチウムイオン電池の電源電圧は、例えば、14.4Vに設定される。
[電動回転工具の回路的構成]
ブラシレス直流モータ2のインバータ回路部3および制御回路部4について、図3を参照して説明する。
インバータ回路部(電力変換器)3は、3相ブリッジ形式に接続された6個の半導体スイッチング素子3aを有し、半導体スイッチング素子3aは、本実施態様によれば、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)Q1〜Q6から構成されている。ブリッジ接続された6個のトランジスタQ1〜Q6の各ゲートは、制御回路部4の制御信号出力回路13に接続され、また、6個のトランジスタQ1〜Q6のコレクタまたはエミッタはスター結線されたステータ巻線2d(巻線:U、V、W)に接続される。これによって、6個のトランジスタQ1〜Q6は、制御信号出力回路13から入力されたスイッチング素子のPWM駆動信号H1〜H6によってスイッチング動作を行い、インバータ回路部3に印加される電池パック8の直流電圧を、3相(U相、V相、W相)の駆動電圧Vu、Vv、Vwに変換して、ステータ巻線2d(3相巻線U、V、W)へ電力を供給する。
制御回路部4は、図1に示したスイッチトリガ7および制御回路基板4の回路装置を含み、インバータ回路部3へPWM駆動信号を出力するために設けられている。機能的には処理プログラムとデータに基づいて、制御信号出力回路13の出力駆動信号を形成するための演算部20と、上記3つのホールIC10、11、12の出力信号に基づいてロータ2aとステータ2cのステータ巻線U、V、Wとの関係位置を検出し、演算部20へ通常のロータ2aの位置情報を出力する回転子位置検出部16と、ホールIC10、11、12から一定間隔で出力される信号の時間間隔からモータ2の回転数を検出する回転数検出回路17と、モータ部2およびインバータ回路部3のスイッチング素子3aの近傍にサーミスタ(感熱素子)19aを設けて、モータ部2またはスイッチング素子3aの温度上昇を感熱素子19aによって測定し、その測定信号を演算部20へ出力する温度上昇測定回路19と、モータ2の駆動電流を常に検出して、その情報を演算部20に出力する電流検出回路18と、上記したスイッチトリガ7のトリガ操作部7aによるトリガ押込量に応答してスイッチトリガ7において発生する出力制御信号に対応するPWM信号のPWMデューティーを設定するための印加電圧設定回路14と、モータ2の正逆切替レバー9(図1参照)による正方向回転または逆方向回転の操作を検出してモータ2(ロータ2a)の回転方向を設定するための回転方向設定回路15と、から構成されている。
演算部20は、印加電圧設定回路14の情報を基にインバータ回路部3のスイッチング素子Q1〜Q6の駆動信号をPWM制御してモータ部2への印加電圧Vu、Vv、Vwを制御する。また、回転方向設定回路15と回転子位置検出回路16の情報を基に、所定のスイッチング素子Q1〜Q6を所定の順序にスイッチングすることによってステータ巻線U、V、Wに印加電圧Vu、Vv、Vwを所定の順序に供給するように制御し、これによって、設定した回転方向にモータ2を回転させるように制御する。この演算部20は、図示されていないが、処理プログラムとデータに基づいて駆動信号を出力するためのCPU、後述するような制御フローを実行する処理プログラムや制御データを記憶するためのROM、データを一時記憶するためのRAM、時間をカウントするためのタイマ等を含むマイコンによって構成されている。
制御回路部4は、6個の半導体スイッチング素子3a(Q1〜Q6)の各ゲートを駆動するスイッチング駆動信号(3相信号)のうち、3個の負電源側スイッチング素子Q4、Q5、Q6をパルス幅変調信号(PWM信号)H4、H5、H6として供給し、スイッチトリガ7(図1参照)のトリガ操作部7aのトリガ押込量に応答する印加電圧設定回路14の出力信号に基づいて、PWM信号のパルス幅のデューティー比(以下、「PWMデューティー」と称する)を変化させることによりモータ2への電力を調整し、モータ2の起動および速度を制御する。スイッチトリガ7のトリガ操作部7aのトリガ押込量(d)とPWMデューティー(PWM DUTY)との関係図の一例を図4に示す。なお、PWM信号は、3個の負電源側スイッチング素子Q4、Q5、Q6に供給する代わりに、正電源側スイッチング素子Q1、Q2、Q3のインバータ駆動信号H1〜H3をPWM信号として形成しても、結果的に、電池パック8の直流電圧から各ステータ巻線U、V、Wへ供給する印加電圧を制御することができる。
以上の構成により、制御回路部4は、回転方向設定回路15によって設定された正回転方向または逆回転方向の回転設定信号、回転子位置検出回路16の位置検出信号、回転数検出回路17の回転数検出信号、電流検出回路18のモータ電流検出信号、および印加電圧設定回路14のPWMデューティー設定信号に基づいて、制御信号出力回路13からインバータ回路部3へPWM駆動信号H1〜H6を出力し、半導体スイッチング素子Q1〜Q6のスイッチングを交互に制御することにより、3相交流電圧がモータ2のステータ巻線U、V、Wへ出力されるように制御する。この制御回路部4の制御により、モータの起動または停止を行う。また、制御回路部4は、PWM駆動信号H1〜H6のPWMデューティーを調整することによりモータ電流およびモータ回転数(回転速度)を制御する。
[電動回転工具のロック検出および過電流保護のための制御フロー]
(制御フローの第1の実施形態)
図6は、電動回転工具30の制御回路部4がモータ2のロック検出を行う制御フローの第1の実施形態を示す。
上記ドライバドリル30のモータ2が起動し(ステップ400)、ドリルモードで切削作業をしている場合、モータ2の過負荷等によってロック状態になった時、モータ2のステータ巻線U、V、Wには、ロック電流閾値Ir(ロック状態になった時のモータ電流)以上の大電流が流れ始め、かつモータの回転数はロック回転数閾値Nr(ロック状態になった時のモータ回転数)以下に低下し始める。このロック電流閾値Irおよびロック回転数閾値Nrは、図5に示すように、モータ2を駆動するインバータ回路部3におけるPWM駆動信号のPWMデューティーの設定値によって変化する。すなわち、PWMデューティーが大きければロック時の電流Irが大きくなり、また、ロック時の回転数Nrは急激に低下する。図5において、PWMデューティーPWM DUTYと電流閾値Irおよび回転数閾値Nrは比例関係にある。このため、本実施形態によれば、ロック状態を判別する電流閾値Irおよび回転数閾値Nrを、PWMデューティーの大きさに従って可変させる。
図6のロック検出のための制御フローチャートにおいて、ステップ401で、スイッチトリガ7がオン操作されているか否かを判断し、オンしている場合、印加電圧設定回路14を介してスイッチトリガ7のトリガ操作量(トリガ押込量)dを検出し(ステップ402)、演算部20によって、モータ2のPWM駆動信号のPWMデューティーを設定する。さらに、ステップ404で、PWM駆動信号のPWMデューティーに基づいて、図5に示す特性図より、ロック状態に突入したことを判定するロック回転数閾値Nrおよびロック電流閾値Irを演算部20の比較部に設定する。この場合、PWMデューティーの大きさによって回転数閾値Nrおよび電流閾値Irを設定すれば良く、図5の特性図に示されるような比例関係に限られるものではない。
さらに、ステップ405において、回転数検出回路17によって運転時のモータ2の回転数Nを検出し、ステップ406において、検出回転数Nが、ステップ404で設定したロック回転数閾値Nr以下に低下しているか否かを判別する。検出回転数Nがロック回転数閾値Nr以下に低下している場合、ステップ407において、電流検出回路18によってモータ電流Iを検出する。引き続いてステップ408において、検出モータ電流Iが、ステップ404で設定したロック電流閾値Ir以上に過大電流となっているか否かを判別する。もし、検出モータ電流Iがロック電流閾値Ir以上と判別されれば、モータ2は、ロック状態であることを検出し(ステップ409)、必要に応じて、演算部20の検出信号に基づいて電動回転工具30の先端工具の先端を照明する照明用ライト(例えば、LED)25(図1参照)等の表示灯に点滅表示する。この表示灯25の点灯により、作業者はロック状態と判断して作業の中断等の後処置を容易にすることができる。
なお、ステップ406において検出回転数Nがロック回転数閾値Nr以下でない場合、またはステップ408において検出電流Iがロック電流閾値Irに達していない場合は、ステップ401に戻り、モータ2の継続運転を可能にする。このとき、ステップ401においてスイッチトリガ7がオンされなければ、モータ2は停止される(ステップ410)。
以上のロック検出手段を有するドライバドリル30によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)ロック検出手段の基本的な構成は、モータ電流(負荷電流)Iおよびモータ回転数Nを同時に検出しているので、負荷状態(負荷トルク)に応じたロック状態を適切もしくは正確に検出することができる。例えば、比較的大きな回転トルクを出力している場合、モータ電流のみを比較的低いロック電流閾値Irに設定すると、正常運転の出力不足にある通常状態をロック状態として誤検出することになり、正確なロック状態の判別が不可能となるが、上記実施態様によれば、ロック回転数閾値Nrも検出するので、そのような不具合が防止できる。
(2)上記実施態様によれば、図5に示すように、モータ駆動信号のPWMデューティーの大きさに応じてロック電流閾値Irおよびロック回転数閾値Nrを設定するので、PWMデューティーが小さく、回転トルクの小さい作業時においても、ドリルモード等の過負荷時におけるモータ2のロック電流を適切に検出することができる。例えば、図7に示すように、モータの回転トルクが比較的小さい作業時において、PWMデューティーが25%のロック回転数閾値をNr1、ロック電流閾値をIr1に設定した場合、PWMデューティーが100%のロック回転数閾値をNr2(Nr2>Nr1)、ロック電流閾値をIr2(Ir2>Ir1)の設定に対して検出不能となるが、PWMデューティーが25%で回転トルクが比較的小さい作業に対して正確なロック状態(ロック許容範囲Ra1の状態)を検出できる。他方、PWMデューティーが100%の大きな回転トルクの運転に対しては、別途、ロック回転数閾値Nr2およびロック電流閾値Ir2が設定されるので、PWMデューティーが100%の場合にも適切なロック状態(ロック許容範囲Ra2の状態)を検出でき、逆に、PWMデューティーが25%の時の運転に対して過負荷状態となるような制御は禁止される。
(3)以上のロック検出の機能により、モータ部2およびモータ駆動回路部3の熱的損傷を防止することが可能である。また、効率のよいロック検出が可能となり、電池パック8の一充電当たりの作業効率を向上させることができる。
(制御フローの第2の実施形態)
図8は、電動回転工具30の制御回路部4が、モータ2のロック状態を検出し、ロック状態のモータ2の過電流から保護する制御フローの第2の実施形態を示す。なお、図8に示す第2の実施形態に係る制御フローの判断または処理ステップ(工程)において、図6に示す上記第1の実施形態に係る制御フローの判断または処理ステップと同一するステップは、同一の参照番号を付してそのステップの詳細な説明を省略する。
本実施態様では、ロック検出手段によりモータ2がロック状態へ突入したことを検出した後に、さらに、モータ2の運転を停止させるまでのモータ停止手段を含んでいる。図8に示すように、モータ2の起動ステップ400からロック検出ステップ409までのロック検出フローは、上記第1の実施態様と同一である。本実施態様では、ステップ409においてモータの回転数および電流のロック閾値を検出、すなわち、ロック状態に突入したことを検出した場合、そのロック状態がモータ部に焼損もしくは電流破壊等の損傷を与えないような許容時間、ロック状態のままモータ2を運転させた後に、該モータ2の運転を停止させることを基本的な制御フローとしている。このモータ停止は、次のような制御フローにより実行される。
ステップ409でロック状態の突入を検出した後、ステップ420において、演算部20のロック運転計測タイマ(図示なし)をスタートさせ、ロック状態の時間(ロック開始時間)Trockをカウントする。
次に、ステップ421において、演算部20のロック運転計測タイマ(図示なし)によりロック開始時間Trockが、所定時間(ロック許容時間)Tstopをカウントアップしたか否かを判断する。もしロック開始時間Trockがロック許容時間Tstopを経過すれば、ステップ422においてモータ2を停止させる。これによって、モータ2は過電流から保護され、焼損が防止される。
ここで、ロック許容時間Tstopは、モータ部2およびインバータ回路部3に焼損を与えないような許容時間に決定される。本実施形態によれば、インバータ回路部3およびモータのステータ巻線2dに流れるモータ電流(スイッチング電流)のロック電流閾値Irによる温度上昇を考慮してモータ部2やインバータ回路部3に焼損が生じない制限温度Ttr(以下、「焼損温度Ttr」と称する)まで通電可能な許容時間Tstopとして実験的に決定する。すなわち、ロック電流閾値Irに対応するロック許容時間Tstopを実験的に決定しておき、演算部20のメモリに記憶しておく。
図9は、モータのロック電流閾値Irによる上昇温度Tempと上昇時間Timeとの関係を示した特性図である。図9に示すように、焼損温度Ttrを限界許容温度とした場合、モータロック電流閾値Irが100Aの場合のロック許容時間Tstop1は、ロック電流閾値Irが25Aの場合のロック許容時間Tstop2に比較して短時間となる。この場合、図10に示すように、ロック電流閾値Irの大きさに対する単位時間当たりの温度上昇率(Temp/Time)は、モータ電流が大きいほど指数関数的に増加する。
図11は、ロック状態に突入した後のロック許容時間Tstopにおけるモータ電流Iおよびモータ回転数Nの変化を示す特性図である。ロック電流閾値Irを超えたロック状態において、モータ電流Iは飽和するように変化する。この飽和電流状態で、モータ部2またはインバータ回路部3は、図9に示すように、モータの焼損温度Ttrに達する。
上記制御フローにおいて、もし、ステップ420でロック運転計測タイマがカウントをスタートしていない場合は、ステップ423でロック運転計測タイマをスタートさせてロック開始時間Trockをカウントする。さらに、ステップ424においてモータ電流のロック電流閾値Irの大きさからモータ2のロック許容時間(モータ停止時間)Tstopを設定し、上述したステップ421におけるロック開始時間Trockとロック許容時間Tstopとの比較を行う。ステップ421において、もしロック開始時間Trockがロック許容時間Tstopより少ない時間であれば、ステップ401に戻り、スイッチトリガ7を再操作することができる。
以上のロック検出手段およびモータ停止手段を有するドライバドリル30によれば、上記した第1の実施態様と同様な効果を得ることができる。
さらに、ロック状態に突入してからロック状態におけるロック許容時間Tstopの間、焼損しないロック許容範囲Ra(図7参照)で運転できるので、半導体スイッチング素子(3a)によるスイッチングノイズやモータのノイズ(スパイク電圧)の影響を受けない正確なロック検出および過電流保護を達成することができる。また、モータ2が焼損しない範囲内で可及的に運転できるので、ドリル作業等の途中でモータ停止を行うことなく、作業を継続できる場合があり、作業効率を向上させることができる。従って、電池パック8の一充電当たりの作業効率も向上させることができる。
(制御フローの第3の実施形態)
図12は、電動回転工具30の制御回路部4が、モータ2のロック状態を検出し、ロック状態のモータ2の過電流から保護する制御フローの第3の実施形態を示す。なお、図12に示す第3の実施形態に係る制御フローの判断または処理ステップ(工程)において、上記第1および第2の実施形態に係る制御フローの判断または処理ステップと同一するステップは、同一の参照番号を付してそのステップの詳細な説明を省略する。
図12に示す本実施態様が、上記図8に示す第2の実施態様と異なる点は、ステップ424におけるモータ停止タイマの設定において、上記第2の実施態様では、ロック許容時間Tstopを、モータ電流の大きさ、すなわち、ロック電流閾値Irの大きさのみに基づいて一義的に決定したが、本第3の実施態様ではモータ部の周囲温度も考慮して決定するものである。
すなわち、本実施態様では、制御回路部4の感熱素子19aおよび温度上昇測定回路19(図3参照)によって、ロック状態に入る直前のモータ部2またはインバータ回路部3の周囲温度Tempを検出し、その検出温度Tempおよびロック電流閾値Irに基づいて、演算部20によりロック許容時間Tstopを決定している。これにより、正確もしくは適切なロック許容時間Tstopを設定することができる。
図13の特性図は、ロック電流閾値IrがIr=Ir3で互いに同一電流値Ir3に設定されているが、ロック状態直前のモータ部の周囲温度Tcが、Tc1およびTc2と互いに異なる場合のロック許容時間Tstopを示している。ロック許容時間Tstopは、周囲温度Tcが低いTc1(Tc1<Tc2)の場合、Tc2の場合より長い時間Tstop4(Tstop4>Tstop3)となり、焼損温度Ttrに上昇するまでのロック状態の許容範囲が大きくなり、無駄のないロック検出とモータ停止が可能となる。この場合、焼損温度Ttrは、ロック状態に入る直前のモータ部2またはインバータ回路部3の周囲温度Tcと、ロック状態に入る時のロック電流閾値Irと、ロック許容時間Tstopとの情報に基づいて算定(推定)する。モータのロック時のように、瞬間的に大電流が流れると、モータ部2およびインバータ回路部3は急激に温度上昇するが、サーミスタ等の感熱素子19aは、熱抵抗等があるために急激な温度上昇に追従できない。このため、温度上昇測定回路19のみではロック時のモータ部2およびインバータ回路部3の温度上昇を正確に測定できない。上記のように温度上昇を推定することによりロック時の温度上昇からより実際的もしくは確実に保護することができる。なお、ロック許容時間Tstopは、周囲温度Tcが低い程、長い時間に設定できる理由は、モータ部の発熱温度と周囲温度Tcとの温度差が大きくなり、放熱効果が良くなり、焼損温度Ttrに到達する時間が長くなるためである。
また、図14の特性図に示すように、周囲温度Tcに対するロック許容時間Tstopの依存性は、モータ電流Iの大きさによって異なる。モータ電流Iが大きい程、ロック許容時間Tstopは短くなる。この理由は、モータ電流Iが大きいほどモータ部の発熱量が多くなるからである。
以上のロック検出手段およびモータ停止手段を有するドライバドリル30によれば、上記した第1および第2の実施態様の場合と同様な効果を得ることができる。特に、第3の実施態様によれば、ロック状態に入った時点からモータ部が焼損する直前までのロック状態の許容時間Tstopを有効に活用できるので、作業効率をより向上させることができる。
(制御フローの第4の実施形態)
図15は、電動回転工具30の制御回路部4が、モータ2のロック状態を検出し、ロック状態のモータ2の過電流から保護する制御フローの第4の実施形態を示す。なお、図15に示す第4の実施形態に係る制御フローの判断または処理ステップ(工程)において、上記第1実施形態乃至第3の実施形態に係る制御フローの判断または処理ステップと同一するステップは、同一の参照番号を付してそのステップの詳細な説明を省略する。
図15に示す第4の実施態様において、ステップ400乃至ステップ409のロック検出のための制御フローは、図6に示す上記第1の実施態様と同様な制御フローであり、その詳細な説明を省略する。
ステップ409でロック検出を行った後、ステップ430においてスイッチトリガ7がオンされているか否かを再びチェックする。もしステップ430でスイッチトリガ7がオンされていると判断されれば、上記第2の実施態様と同様に、ステップ431において、演算部20のロック運転計測タイマをスタートさせ、ロック状態の時間(ロック開始時間)Trockをカウントする。
次に、ステップ432に進み、電流検出回路18によってモータ電流Iを検出する。検出したモータ電流Iは、ステップ433において電流制限値Isと比較される。
図16(a)の特性図に示すように、この電流制限値Isは、ステップ408で設定されたロック電流閾値Irの大きさに対応して決定される電流値で、ロック電流閾値Irと焼損温度Ttrとの関係を考慮して、ロック電流閾値Irより小さい値、すなわち、Is<Irの関係に設定される。この電流制限値IsをIs<Irの関係に設定することにより、モータ部2またはインバータ回路部3がロック状態に入った場合、その焼損温度Ttrまでの温度上昇を極力長い時間に延長させようとするものである。すなわち、電流制限値Isの設定により、ロック状態でモータを運転状態に保持できる許容時間Tstopをさらに延長させることができる。なお、Is<Irの関係は、演算部20のメモリ部に予め記憶させておく。
ステップ433で検出したモータ電流Iが電流制限値Isより大きい場合、ステップ434において、モータ電流IをIsに設定するために、図16(b)に示すように、モータの駆動信号のPWMデューティーを、A(%)からB(%)へ徐々に低減させるように制御する。PWMデューティーを低減させた後、ステップ435で1msecの期間(インターバル)をおき、引き続くステップ436において、演算部20のロック運転計測タイマによりロック開始時間Trockが、所定時間(ロック許容時間)Tstopをカウントアップしたか否かを判断する。もしロック開始時間Trockがロック許容時間Tstopを経過すれば、ステップ437においてモータ2を停止させる。これによって、モータ2は過電流から保護され、焼損が防止される。
上記第4の実施形態の制御フローにおいて、ステップ430において、スイッチトリガ7がオンされない場合はステップ438でモータ2は停止される。また、ステップ431でロック運転計測タイマがカウントをスタートしていない場合は、ステップ439でロック運転計測タイマをスタートさせてロック開始時間Trockをカウントする。さらに、ステップ440においてモータ電流のロック電流閾値Irの大きさからモータ2のロック許容時間(モータ停止時間)Tstopを設定し、上述したステップ436に進み、ロック開始時間Trockとロック許容時間Tstopとの比較を行う。ステップ436において、もしロック開始時間Trockがロック許容時間Tstopより少ない時間であれば、ステップ430に戻り、スイッチトリガ7を操作することができる。
以上のロック検出手段およびモータ停止手段を有するドライバドリル30によれば、上記した第1乃至第3の実施態様の場合と同様な効果を得ることができる。特に、第4の実施態様によれば、ロック状態に入った時点からモータ部が焼損する直前までのロック状態の許容時間Tstopを有効に活用できるので、作業効率をより向上させることができる。また、ロック時のモータ電流の調整は、モータの駆動信号のPWMデューティーを変えることによって容易にできる。
(制御フローの第5の実施形態)
図17は、上記第1の実施態様の制御フローに従ってロック状態を検出した場合、モータ回転をロックした時の回転と逆方向に回転させて自動的にロック状態を解除するための逆回転制御を実行するための制御フローを示す。
ステップ450で、ロック状態を検出したら、ステップ451でモータ2の運転を停止する。次に、ステップ452において、これまでの回転方向設定回路15の情報に基づいて、ロック状態になった時のモータ回転方向に対して逆回転方向の回転を設定する。
次に、ステップ453においてスイッチトリガ7をオンさせて逆回転運転させる。逆回転運転させたら、ステップ454において逆回転運転開始タイマ(図2に図示なし)により逆回転の運転時間Tarのカウントを開始する。続いて、ステップ455において逆回転運転を所定時間Tsr(所定回転量)だけ回転したか否かを判別する。この逆回転設定時間Tsrは、ドリル作業のようにロック時における電動回転工具30と負荷との係合を解除するために必要な逆回転量を与えるための時間である。
ステップ455において逆回転時間Tarが所定設定時間Tsrを越えれば、ステップ456においてモータの逆回転を停止させ、再び、ステップ457において回転方向設定回路15の情報に基づいて正回転方向に設定する。しかる後、ステップ458において、スイッチトリガ7をオンさせ、ステップ459でモータ2を正回転方向に起動させる。
以上の制御フローによれば、負荷によりモータ2がロックした場合、ロック時の回転方向に対して逆回転方向の回転を与えるので、自動的なロック解除が可能となる。
以上の実施態様の説明から明らかにされるように、本発明によれば、電動モータの負荷状態に対応する電動モータのロック電流閾値(ロック検出電流)およびロック回転数閾値(ロック検出回転数)の大きさを検出してロック状態を判別するので、電動モータの負荷状態に対応したロック状態を検出することができる。これにより、モータ部の焼損をより確実に防止することができる。
また、本発明によれば、ブラシレス直流モータのPWM駆動信号のPWMデューティーに対応するロック検出電流およびロック検出回転数を設定してロック状態の検出をおこなうので、ブラシレス直流モータを動力駆動源とする電動回転工具に適用して好適となる。
さらに、本発明によれば、モータがロック状態になってから焼損しない範囲内の所定時間まで、モータをロック運転させるので、ロック状態における作業の無駄な中断を低減させることができる。
さらに、本発明によれば、上記作業の無駄な中断の低減に加え、負荷状態またはPWM駆動信号のPWMデューティーに対応してロック状態を検出するので、電池パックの一充電当たりにおける作業量の効率を向上させることができる。
なお、上記実施形態では、ブラシレス直流モータとして3相ブラシレス直流モータを使用した場合について説明したが、3相以外のブラシレス直流モータを使用することもできる。また、本発明は、上記実施態様で説明したドライバドリル以外に、ドリル、ドライバ、インパクトドライバ、ディスクグラインダ等の他の電動回転工具に適用することもできる。さらに、電動回転工具の電池パックの二次電池としてリチウムイオン電池を使用したが、ニカド電池、ニッケル水素電池等の他の二次電池で構成できる。特に、リチウムイオン電池を使用する場合は、電池パックの小型、軽量化が可能となり、電動回転工具の作業効率の向上と、小型、軽量化による操作性の向上とが期待できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本発明の実施形態に係る電動回転工具の全体構造図。 図1に示した電動回転工具のA−A線に沿うブラシレス直流モータの断面図。 図1に示した電動回転工具の機能ブロック図。 図1に示した電動回転工具におけるスイッチトリガの押込量とPWM信号のデューティーとの関係を示す特性図。 図2に示した電動回転工具におけるブラシレス直流モータのPWM信号のデューティーとロック電流閾値およびロック回転数閾値との関係を示す特性図。 図2示した電動回転工具におけるロック検出手段の第1の実施態様に係る制御フローチャート。 図2に示した電動回転工具におけるブラシレス直流モータのロック電流閾値とロック回転数閾値との関係を示す特性図。 図2示した電動回転工具におけるロック検出手段およびモータ停止手段の第2の実施態様に係る制御フローチャート。 図2に示した電動回転工具におけるブラシレス直流モータのロック電流による発熱温度と温度上昇時間との関係示す特性図。 図2に示した電動回転工具におけるブラシレス直流モータのロック電流による発熱温度と温度上昇率との関係示す特性図。 図2に示した電動回転工具におけるブラシレス直流モータのロック電流およびロック回転数と時間との関係示す特性図。 図2示した電動回転工具におけるロック検出手段およびモータ停止手段の第3の実施態様に係る制御フローチャート。 図2に示した電動回転工具におけるブラシレス直流モータのロック電流による発熱温度と温度上昇時間との関係示す特性図。 図2に示した電動回転工具におけるブラシレス直流モータのロック電流による発熱温度と温度上昇時間との関係示す特性図。 図2示した電動回転工具におけるロック検出手段およびモータ停止手段の第4の実施態様に係る制御フローチャート。 図2に示した電動回転工具におけるブラシレス直流モータのロック電流およびPWM信号のデューティーと時間との関係示す特性図。 図2示した電動回転工具におけるロック検出手段およびモータ停止手段の第5の実施態様に係る制御フローチャート。
符号の説明
1:ハウジング 1a:胴体ハウジング部 1b:ハンドルハウジング部
2:ブラシレス直流モータ 2a:ロータ(マグネットロータ)
2b:永久磁石 2c:ステータ(ステータヨーク) 2d:ステータ巻線
2e:出力回転軸 2f:絶縁層 2g:スロット 2h:ティース部
3:インバータ回路部 3a:半導体スイッチング素子 4:制御回路部
5:動力伝達部 5a:減速機構部 5b:トルク調整部
5c:チャック(先端工具取付部) 5d:モード切替およびトルク調整ダイヤル
5e:スピンドル 7:スイッチトリガ 7a:トリガ操作部
8:電池パック(リチウムイオン二次電池) 9:正逆切替レバー
10、11、12:回転位置検出素子(ホールIC) 13:制御信号出力回路
14:印加電圧設定回路 15:回転方向設定回路 16:回転子位置検出回路
17:回転数検出回路 18:電流検出回路 19:温度上昇測定回路
19a:感熱素子(サーミスタ) 20:演算部 21:吸気口
22:防塵カバー 23:空気流通路 24:冷却用ファン
25:表示灯(照明用ライト) 30:電動回転工具
H1〜H6:PWM駆動信号 Ir:ロック電流閾値 Nr:ロック回転数閾値
Tstop:ロック許容時間 Q1〜Q6:半導体スイッチング素子(IGBT)
U、V、W:3相ステータ巻線

Claims (14)

  1. ハウジング部と、前記ハウジング部内に装着されたモータ部と、ドリル等の先端工具を着脱自在に取付ける先端工具取付部と、前記モータ部の回転出力を前記先端工具取付部へ駆動力として伝達する動力伝達部と、前記モータ部を制御する制御回路部と、トリガ操作部を有し、該トリガ操作部の押込量に応答して前記モータ部の動作を制御するためのスイッチトリガと、前記モータ部および前記制御回路部に給電する電池パックとを具備する電動回転工具において、
    前記モータ部は、ロータおよびステータ巻線を有するブラシレス直流モータと、前記ロータを回転駆動させるために前記ステータ巻線に駆動電流を供給するための半導体スイッチング素子から成るインバータ回路部と、を具備し、
    前記制御回路部は、前記ステータ巻線の前記駆動電流が所定のロック電流閾値を超えたことを検出する電流検出手段と、前記ロータの回転数が所定のロック回転数閾値より低下したことを検出する回転数検出手段と、前記スイッチトリガ、前記電流検出手段および前記回転数検出手段の検出信号に基づいて前記インバータ回路部の前記半導体スイッチング素子を駆動する制御信号を出力する演算手段と、を具備し、
    前記制御回路部は、前記電流検出手段によって検出した前記駆動電流値が前記ロック電流閾値を超え、かつ前記回転数検出手段によって検出した前記回転数が前記ロック回転数閾値より低下したことを検出した時に、前記ブラシレス直流モータはロック状態にあると判別することを特徴とする電動回転工具。
  2. 前記制御回路部は、前記ブラシレス直流モータのロック状態を判別する前記ロック電流閾値および前記ロック回転数閾値を、前記半導体スイッチング素子を駆動するPWM駆動信号のPWMデューティーの大きさに対応して可変させた値に設定することを特徴とする請求項1に記載された電動回転工具。
  3. 前記制御回路部は、ロック状態において前記ブラシレス直流モータを運転することが可能なロック運転可能時間を、前記ロック電流閾値の大きさに対応して所定時間設定しておき、前記ロック電流閾値を検出した時点でロック状態にあると判別し、判別した時点から前記ロック運転可能時間の間、前記ブラシレス直流モータを運転させ、前記ロック運転可能時間を経過後に前記ブラシレス直流モータの運転を停止させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された電動回転工具。
  4. 前記制御回路部は、前記モータ部または前記インバータ回路部の温度を測定する温度測定回路手段をさらに具備し、
    前記制御回路部は、ロック状態と判別する前記ロック電流閾値と、前記モータ部または前記インバータ回路部の温度と、に基づいて前記ロック運転可能時間を設定することを特徴とする請求項3に記載された電動回転工具。
  5. 前記ロック運転可能時間は、前記温度測定回路手段で測定された、ロック時点での前記モータ部または前記インバータ回路部の温度が、ロック状態において焼損温度に上昇する温度上昇時間を推定して設定されていることを特徴とする請求項4に記載された電動回転工具。
  6. 前記制御回路部は、ロック状態の判別時における前記駆動電流が前記ロック電流閾値より大きい電流値である場合、前記ロック運転可能時間内において、該駆動電流を前記ロック電流閾値より小さい所定の電流制限値に制限することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか一つに記載された電動回転工具。
  7. 前記制御回路部は、前記駆動電流を前記ロック電流閾値から前記電流制限値に制限するために、前記半導体スイッチング素子の駆動信号の前記PWMデューティーを小さく制限することを特徴とする請求項6に記載された電動回転工具。
  8. 前記制御回路部は、ブラシレス直流モータの回転方向を制御する回転方向設定手段をさらに具備し、
    前記制御回路部は、ブラシレス直流モータがロック状態にあると判別した場合、前記ブラシレス直流モータの運転を停止させ、前記回転方向設定手段の情報に基づいて前記ブラシレス直流モータの回転方向を逆回転方向に設定し、その後、前記ブラシレス直流モータを前記逆回転方向に所定時間、回転させ、停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載された電動回転工具。
  9. 前記制御回路部は、前記ブラシレス直流モータの前記逆回転方向の運転を停止させた後、前記ブラシレス直流モータの回転方向を正回転方向に再設定し、前記ブラシレス直流モータを正回転方向に起動可能に制御することを特徴とする請求項8に記載された電動回転工具。
  10. 前記制御回路部は、前記スイッチトリガの前記トリガ操作部のトリガ押込量に応答して、前記インバータ回路部の前記半導体スイッチング素子を駆動する前記PWM駆動信号のPWMデューティーを可変させるように制御することを特徴とする請求項2乃至請求項9のいずれか一つに記載された電動回転工具。
  11. 前記制御回路部は、前記ブラシレス直流モータがロック状態にあることを判別した場合、前記胴体ハウジング部に装着された表示手段を点灯させることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載された電動回転工具。
  12. 前記電動回転工具は、ドライバドリル、ドリル、インパクトドライバ、ドライバまたはディスクグラインダから選択された一つの工具であることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一つに記載された電動回転工具。
  13. 前記電池パックは二次電池によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか一つに記載された電動回転工具。
  14. 前記電池パックはリチウムイオン二次電池で構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか一つに記載された電動回転工具。
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