JP2011101932A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの回転数を複数段の各段において一定回転数に容易に保持できるとともに、モータの低速回転時に高精度に回転数を制御して操作性を向上させる電動工具を提供する。
【解決手段】草刈機を保持するための右手グリップ44には、トリガスイッチ50、引量切替スイッチ70、回転方向切替スイッチ90が設けられている。マイコンは、草刈機の刈刃を駆動するモータへの通電量を、トリガスイッチ50の引量に応じてデューティ比により制御する。引量切替スイッチ70は、使用者の操作により変位するトリガスイッチ50の上限位置を3段階に機械的に規制する。トリガスイッチ50の上限位置は、1段目の上限位置が最も小さく、2段目、3段目の順に上限位置が大きくなる。マイコンにより、3段の段毎にデューティ比が所定の設定数設定されており、各段の操作可能量に対するデューティ比の設定数の割合は、1段目が2段目および3段目よりも高くなっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、工具を駆動するモータの回転数を使用者の操作量に応じて調整する電動工具に関する。
従来、モータにより駆動される電動工具において、使用者が操作することにより変位する回転数調整スイッチの操作量に応じてモータの回転数を制御するものが知られている(例えば、特許文献1、2、3参照。)。通常、回転数調整スイッチの操作量が小さいとモータは低速で回転し、回転数調整スイッチの操作量が大きくなるとモータは高速で回転する。
このような電動工具を用いて作業を行う場合、モータの回転数を固定して一定の作業を行いたいことがある。特許文献1では、回転数調整スイッチの操作量を複数位置で機械的に規制し、規制位置毎に設定された回転数にモータを制御している。これにより、各規制位置まで回転数調整スイッチを操作すれば、規制位置に応じた回転数に固定してモータを回転させて作業ができる。
しかしながら、特許文献1に開示されている構成では、規制位置毎に設定された回転数でしかモータを回転できないので、モータの回転数を細かく設定できないという問題がある。
また、電動工具で作業を行う場合には、作業内容に応じてモータの回転速度を調整することが多い。例えば、ドライバでは、ねじのつら合わせを低速回転域で行い、通常のねじ締めを高速回転域で行う。草刈機では、草のからみ取りを低速回転域で行い、壁際の草刈を中速回転域で行い、通常の草刈を高速回転域で行う。
ここで、低速でモータを回転させて作業を行う場合、回転数調整スイッチの操作量に対してモータの回転数の変化量が大きいと、細かな作業を行うときに作業がしづらいという問題がある。
そこで、モータが低速で回転するときの操作性を向上させるために、モータが高速で回転するときよりも操作量に対する回転数の変化量を小さくすることが考えられる。例えば、特許文献2には、低速回転時にモータの回転数が変化するときの変化量が高速回転時よりも小さいことを表す特性が開示されている。
特公昭47−19838号公報 実開平1−63027号公報 特許第3301533号公報
しかしながら、特許文献2には、低速回転時にモータの回転数が変化するときの変化量が高速回転時よりも小さくなる特性を実現する具体的な方法は何も記載されていない。したがって、電動工具を用いて低速回転時に細かな作業をする場合に操作性の向上を如何に実現させるかは不明である。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、モータの回転数を複数段の各段において一定回転数に容易に保持できるとともに、モータの低速回転時に高精度に回転数を制御して操作性を向上させる電動工具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の電動工具は、工具を駆動するモータと、使用者の操作により変位する回転数調整スイッチと、回転数調整スイッチが変位するときの上限位置を使用者の操作により複数段のいずれかの上限位置に規制する規制部材と、回転数調整スイッチの操作量に基づいてモータに対する通電量をデューティ比により制御し、回転数調整スイッチの操作量の増加に応じてモータの回転数を増加させ、複数段の段毎にデューティ比を所定の設定数設定しており、上限位置が1番小さい1段目において、回転数調整スイッチの操作可能量に対するデューティ比の設定数の割合を1段目以外の他段よりも高くしている制御手段と、を備えている。
尚、回転数調整スイッチの各段における操作可能量とは、1段目は回転数調整スイッチの操作開始から最初の上限位置までの範囲の操作量を表し、2段目からは前段の上限位置、つまり該当段の下限位置から上限位置までの範囲の操作量を表す。
このように、回転数調整スイッチが変位するときの上限位置を使用者が規制部材を操作して複数段のいずれかの上限位置に規制することにより、回転数調整スイッチを各上限位置に容易に保持できる。その結果、上限位置に対応する回転数にモータ回転数を容易に保持できる。したがって、モータ回転数を一定に保持した状態で長時間の作業を容易に実行できる。
また、回転数調整スイッチの操作量の増加に応じてモータの回転数を増加させるので、各段においてモータ回転数を調整するように設定できる。
さらに、1段目において回転数調整スイッチの操作可能量に対するデューティ比の設定数の割合を1段目以外の他段よりも高くしている。言い換えれば、1段目において異なるデューティ比が設定されている操作量の間隔は、1段目以外の他段において異なるデューティ比が設定されている操作量の間隔よりも小さい。あるいは、同じ操作量の範囲であれば、1段目の方が他段よりもデューティ比の設定数が多くなっている。
これにより、1段目においてモータを低速で回転させる場合、回転数調整スイッチの操作量に対して細かくデューティ比を変化させることができるので、モータ回転数を微調整して高い分解能でモータ回転数を制御できる。その結果、低速時における作業性が向上する。
ここで、回転数調整スイッチの各段における操作可能量の大小はどのように設定されていてもよい。
例えば、1段目における回転数調整スイッチの操作可能量が他段における回転数調整スイッチの操作可能量よりも大きくなるように、規制部材が回転数調整スイッチの上限位置を規制してもよい。
この場合、他段よりも操作可能量に対するデューティ比の設定数の割合が高い1段目において、選択できるモータ回転数の範囲が広がるので、低速側において広い回転数範囲でかつ高精度にモータの回転数を調整できる。その結果、低速回転時の作業性が向上する。
また、回転数調整スイッチの複数段のうち少なくとも1段目において、回転数調整スイッチの操作量が上限位置まで増加する場合にはモータ回転数が増加するようにデューティ比を制御するとともに、上限位置から所定位置まで減少する場合には、所定位置までモータ回転数が一定になるヒステリシス特性によりデューティ比を制御してもよい。
この場合、少なくとも1段目において、回転数調整スイッチを例えば指で上限位置に保持している状態で指が緩んでも、モータ回転数は所定位置まで変化しない。これにより、少なくとも1段目において、回転数調整スイッチを上限位置に保持して長時間作業する場合に、モータ回転数を一定に保持しやすくなる。
また、モータは、正回転方向だけでなく、逆回転方向に回転できてもよく、逆回転が選択される場合、1段目以外の他段において、回転数調整スイッチの操作量に対するモータ回転数の増加をどのように制御してもよい。
例えば、使用者の操作によりモータの回転を正回転または逆回転のいずれかに切り替える回転方向切替スイッチを備え、制御手段は、回転方向切替スイッチによりモータの逆回転が選択されると、少なくとも1段目において回転数調整スイッチの操作量が増加するにしたがいモータ回転数を増加させるとともに、それ以外の他段において回転数調整スイッチの操作量に関わらずモータの回転数を一定にしてもよい。
これにより、正回転だけでなく逆回転を選択でき、逆回転が選択されると、少なくとも1段目を含む段数においては、回転数調整スイッチの操作量に応じてモータ回転数を調整して作業ができる。
そして、逆回転時においては、正回転時とは異なる目的で作業が実行されることが多く、モータ回転数も高速である必要がない場合がある。したがって、少なくとも1段目を含む段数以外の他段では、回転数調整スイッチの操作量に関わらず一定のモータ回転数で作業ができた方が却って作業性が向上することがある。
本実施形態による電動式草刈機の全体構成を示す斜視図。 右手グリップを示す側面図。 右手グリップを示す斜視図。 (A)は引量切替スイッチの前面側を示す斜視図、(B)は引量切替スイッチの背面側を示す斜視図。 草刈機の電気的構成を示すブロック図。 (A)はトリガスイッチの引量と速度指令電圧とデューティ比との関係を示す特性図、(B)はトリガスイッチの引量とデューティ比とモータ回転数との関係を示す特性図。 各段のトリガスイッチの引量と速度指令電圧とデューティ比と回転数との特性を示す一覧図。 (A)はトリガスイッチの引量とデューティ比との関係を示すヒステリシス特性図、(B)はトリガスイッチの引量とデューティ比とのヒステリシス特性を示す一覧図。 (A)は逆回転時のトリガスイッチの引量と速度指令電圧とデューティ比との関係を示す特性図、(B)は逆回転時のトリガスイッチの引量と速度指令電圧とデューティ比との関係を示す一覧図。 モータ回転数制御のメインルーチンを示すフローチャート。 モータ制御値の取得ルーチンを示すフローチャート。 モータ制御値の取得ルーチンを示すフローチャート。
以下に、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(草刈機10の全体構成)
図1に、本実施形態の充電式草刈機10の全体構成を示す。草刈機10は、シャフトパイプ12とモータユニット20とバッテリ24と刈刃ユニット30とを備えている。
シャフトパイプ12は、所定の長さの中空棒状に形成されている。シャフトパイプ12の一端側にモータユニット20およびバッテリ24が設けられ、他端側に刈刃ユニット30が設けられている。シャフトパイプ12の内部には、モータユニット20の回転駆動力を刈刃ユニット30に伝達する駆動力伝達シャフト(図示略)が収容されている。
モータユニット20は、モータ22と制御装置100(図5参照)等を収容している。本実施形態のモータ22はブラシ付DCモータである。モータ22は、シャフトパイプ12に収容されている駆動力伝達シャフトを介して、刈刃ユニット30に取り付けられている刈刃36を回転駆動する。制御装置100は、バッテリ24からモータ22への通電を制御する各種電子回路、マイコン102(図5参照)等から構成されている。制御装置100の詳細については後述する。
バッテリ24は、モータユニット20のモータ22に電力を供給する充電式の電源であり、モータユニット20に着脱可能である。
刈刃ユニット30は、ギヤケース32とカバー34とを備えている。ギヤケース32には、シャフトパイプ12に収容されている駆動力伝達シャフトからモータ22の駆動力を刈刃36に伝達する各種ギヤが収容されている。
カバー34は、刈刃36により刈り取られた草が使用者側に飛んでくることを防止するために、刈刃36の使用者側を覆っている。
刈刃36は、円板に形成されており、刈刃ユニット30に着脱可能である。板状の刈刃36に代えてナイロンコードのような紐状の刈刃を刈刃ユニット30に取り付けることもできる。
ハンドル40はU字状に形成されており、シャフトパイプ12のモータユニット20と刈刃ユニット30との間でシャフトパイプ12に接続されている。ハンドル40の両端のうち、モータユニット20から刈刃ユニット30に向けて左側には左手グリップ42が、右側には右手グリップ44がそれぞれ設けられている。左手グリップ42および右手グリップ44は、使用者がそれぞれのグリップを把持して草刈機10を保持するために設けられている。
図2および図3に示すように、右手グリップ44には、トリガスイッチ50、ロックオフスイッチ60、引量切替スイッチ70、回転方向切替スイッチ90が設けられている。
トリガスイッチ50は、例えば操作量である引量に応じて可変抵抗の抵抗値が変化することにより、後述する制御装置100に引量に応じた速度指令電圧を出力する。
図2において、トリガスイッチ50は右手グリップ44から刈刃ユニット30側に最も飛び出した状態である。図2の状態から使用者がトリガスイッチ50を引くと、モータユニット20のモータ22に通電が開始される。モータ22への通電量は、トリガスイッチ50の引量に応じてデューティ比により制御され、引量が大きくなるにしたがってモータ22の回転数は上昇する。すなわち、トリガスイッチ50の引量が大きくなるにしたがって、刈刃36の回転数は上昇する。
ロックオフスイッチ60は、刈刃36の誤作動を防止する押しボタン式のスイッチである。ロックオフスイッチ60が押されていない状態では、ロックオフスイッチ60がトリガスイッチ50に係合することにより、トリガスイッチ50が引かれることを機械的に規制している。
そして、ロックオフスイッチ60が押されていない状態では、バッテリ24からモータユニット20への通電がオフされる。バッテリ24とモータユニット20とを接続する電気回路には図示しない半導体スイッチが設けられている。この半導体スイッチは、ロックオフスイッチ60が押されていないときにオフし、押されているときにオンする。
これにより、ロックオフスイッチ60が押されていない状態では半導体スイッチがオフされ、トリガスイッチ50の位置に関わらず、バッテリ24からモータユニット20への通電が禁止される。したがって、トリガスイッチ50が短絡しても、ロックオフスイッチ60が押されていない限り、刈刃36が誤って回転することを防止できる。
一方、ロックオフスイッチ60が押されている状態では半導体スイッチがオンされるので、トリガスイッチ50の引量に応じてバッテリ24からモータユニット20への通電量がデューティ比により制御される。これにより、トリガスイッチ50の引量に応じて刈刃36の回転数が制御される。
引量切替スイッチ70は、使用者がトリガスイッチ50を引くことにより変位するトリガスイッチ50の上限位置を3段階に機械的に規制するためのスイッチである。トリガスイッチ50が変位する上限位置が規制されることにより、刈刃36の回転数の上限は3段階に切り替えられる。
引量切替スイッチ70は、図2および図3において「1」、「2」、「3」に示すいずれかの位置に回動して停止する。停止位置が「1」、「2」、「3」と変化するにしたがい、トリガスイッチ50の上限位置は大きくなり、刈刃36の回転数の上限も大きくなる。
図4に示すように、引量切替スイッチ70は円板状に形成されており、中心部に設けられたシャフト72が右手グリップ44に回動自在に支持されている。引量切替スイッチ70の径方向両側には突起部74、76がそれぞれ設けられている。突起部74、76は右手グリップ44の外側に飛び出しており、使用者が指で突起部74、76を操作して引量切替スイッチ70を回動できるようになっている。
引量切替スイッチ70の刈刃ユニット30側の前面70aには、回転軸方向に向けて深さの異なる3個の切欠78、80、82が形成されている。切欠78の深さが最も浅く、切欠80、切欠82の順に深くなっている。最も深い切欠82は引量切替スイッチ70を板厚方向に貫通している。
トリガスイッチ50が引量切替スイッチ70と向き合う側には引量切替スイッチ70に向けて突出する図示しない凸部が設けられている。この凸部が引量切替スイッチ70の回転位置に応じて切欠78、80、82のいずれかと向き合うことにより、トリガスイッチ50が変位するときの上限位置が機械的に規制される。
トリガスイッチ50の凸部が切欠78に向き合うときの引量切替スイッチ70の回転位置が図2および図3の「1」に示す位置に対応し、切欠80に向き合うときの引量切替スイッチ70の回転位置が図2および図3の「2」に示す位置に対応し、切欠82に向き合うときの引量切替スイッチ70の回転位置が図2および図3の「3」に示す位置に対応する。
引量切替スイッチ70のモータユニット20側の背面70bには、円周方向に沿って3個の凹部84、86、88が形成されている。引量切替スイッチ70のモータユニット20側には、図示しないコイルスプリングおよびボールが設置されている。ボールはコイルスプリングの荷重により引量切替スイッチ70の背面70bに向けて押し付けられている。
そして、引量切替スイッチ70が回動して凹部84、86、88のいずれかにボールが嵌合することにより、引量切替スイッチ70の回動が規制される。使用者がコイルスプリングの荷重に抗して引量切替スイッチ70に回転力を加えれば、ボールは凹部84、86、88のいずれかから抜けだし回動可能となる。
図2および図3に示す回転方向切替スイッチ90は、モータ22の回転方向、つまり刈刃36の回転方向を、正回転または逆回転のいずれかに切替えるスイッチである。回転方向切替スイッチ90には、例えばロッカースイッチが採用されている。使用者が回転方向切替スイッチ90の左側を選択して押すと、刈刃36の回転方向は正回転方向に設定され、右側を選択して押すと刈刃36の回転方向は逆回転方向に設定される。
(草刈機10の電気的構成)
図5に、草刈機10の電気的構成を示す。バッテリ24からモータ22への通電回路上に半導体スイッチQ1が設置されている。制御装置100は、半導体スイッチQ1のオン、オフ、ならびに半導体スイッチQ1を流れる電流量を制御する回路である。尚、半導体スイッチQ1は、ロックオフスイッチ60によりオン、オフされる前述した半導体スイッチとは異なるスイッチである。
半導体スイッチQ1は、NチャネルMOSFETにて構成されている。半導体スイッチQ1のオフ時にはモータ22への通電が遮断され、オン時にはモータ22への通電が許可される。半導体スイッチQ1のゲートは、制御装置100内においてゲート回路104を介してマイコン102に接続され、ソースがバッテリ24の負極に接続され、ドレインが回転方向切替スイッチ90に接続されている。
制御装置100は、マイコン102とゲート回路104と定電圧電源回路106とを備えている。
マイコン102は、CPU、各種メモリおよび入出力インターフェース等から構成されており、トリガスイッチ50の引量に応じてトリガスイッチ50から出力される速度指令電圧に基づいて半導体スイッチQ1をオン、オフする。
さらに、マイコン102は、トリガスイッチ50がオンされているときは、トリガスイッチ50の引量に応じて設定したデューティ比により、モータ22へ所望の電流が流れるように半導体スイッチQ1をオン、オフするPWM信号をゲート回路104へ出力する。このPWM信号によって半導体スイッチQ1を流れる電流、すなわちモータ22に流れる電流が制御される。
ゲート回路104は、バッテリ24から電源供給を受け、マイコン102からのPWM信号に従って半導体スイッチQ1をオン、オフさせる。
定電圧電源回路(Reg)106は、バッテリ24の電源を所定電圧(例えば5V)の制御用電源Vccに降圧して制御装置100内の各部へ供給する。マイコン102は、定電圧電源回路106からの制御用電源Vccの供給を受けて動作する。
(回転数制御)
次に、トリガスイッチ50の引量に応じたモータ22に対する正回転方向の回転数制御について説明する。
図6の(A)、(B)に、トリガスイッチ50の引量と速度指令電圧とデューティ比と回転数との特性を示し、図7にその一覧を示す。図6の(B)に示す回転数はモータ22の回転数であり、刈刃36の回転数ではない。ただし、モータ22の回転数が増加すれば刈刃36の回転数も増加するので、図6の(B)に示す回転数の数値とは異なるものの、刈刃36の回転数はモータ22の回転数と同じ特性を示す。
トリガスイッチ50が変位するときの上限位置は、前述したように引量切替スイッチ70により3段階に規制されている。1段目の上限位置が最も小さく、2段目、3段目の順に上限位置が大きくなる。すなわち、1段目におけるモータ22の最大回転数が最も小さく、2段目、3段目の順に最大回転数が大きくなる。
また、図6に示すように、1段目においてトリガスイッチ50を引くことができる操作可能量が最も大きく、2段目、3段目の順に操作可能量が小さくなっている。
尚、トリガスイッチ50の各段の操作量とは、1段目はトリガスイッチ50の操作開始から最初の上限位置までの範囲の操作量を表し、2段目からは前段の上限位置、つまり該当段の下限位置から該当段の上限位置までの範囲の操作量を表す。
また、マイコン102において、3段の段毎にデューティ比が所定の設定数設定されており、各段の操作可能量に対するデューティ比の設定数の割合は、1段目が2段目および3段目よりも高くなっている。
マイコン102は、各段において、トリガスイッチ50から出力される速度指令電圧とデューティ比との対応関係を、前述した設定数分、マップとしてマイコン102内のROM等のメモリに記憶している。
(回転数のヒステリシス特性)
使用者が引量切替スイッチ70を1段目に設定している状態でトリガスイッチ50を上限位置まで引くと、引量に応じてデューティ比が上昇し、モータ22の回転数、すなわち刈刃36の回転数は上昇する。使用者が1段目の上限位置にトリガスイッチ50を保持している場合には、刈刃36の回転数は1段目の最高回転数に保持される。
ここで、例えば使用者が長時間の作業により指が疲れ、トリガスイッチ50を上限位置に保持している力が弱まったためにトリガスイッチ50が上限位置から僅かに戻り引量が減少する場合、トリガスイッチ50から出力される速度指令電圧はトリガスイッチ50の引量が上限位置から減少すると低下する。
マイコン102は、トリガスイッチ50が上限位置に保持されている状態から僅かに戻ったことをトリガスイッチ50から出力される速度指令電圧に基づいて検出できる。
そして、マイコン102は、トリガスイッチ50が上限位置から僅かに戻った場合、トリガスイッチ50から出力される速度指令電圧に応じてデューティ比を低下するのではなく、デューティ比を上限位置と同じ値に設定し、ヒステリシス特性を持たせている。
図8では、引量が上限位置の4.5mmから4.4mmまで戻る間は上限位置と同じデューティ比に設定されている。これにより、引量が上限位置の4.5mmから4.4mmまで戻る間、刈刃36の回転数は上限位置と同じ最高回転数に保持される。
(逆回転制御)
次に、トリガスイッチ50の引量に応じた刈刃36に対する逆回転方向の回転数制御について説明する。
マイコン102は、回転方向切替スイッチ90が正回転方向または逆回転方向のいずれに設定されているかを、回転方向切替スイッチ90の出力信号から検出する。
そして、回転方向切替スイッチ90が逆回転方向に設定されている場合、マイコン102は、トリガスイッチ50の引量が1段目の範囲においては、図9に示すように、例えば正回転時と同じ特性に基づいてトリガスイッチ50の引量の増加に応じてモータ22の回転数を増加させる。この場合、正回転時と同様に、引量が上限位置の4.5mmからから4.4mmまで戻る間は上限位置と同じデューティ比に設定してもよい。
一方、マイコン102は、トリガスイッチ50の出力である速度指令電圧からトリガスイッチ50が2段目または3段目において操作されていることを検出すると、図9に示すように、トリガスイッチ50の引量に関わらず2段目および3段目の回転数を1段目の最高回転数に保持する。
(回転数制御ルーチン)
次に、上述の制御を実現するためにマイコン102が実行する処理を具体的に説明する。図10〜図12は、マイコン102がROM等のメモリに記憶されている制御プログラムを実行することにより処理するモータ22の回転数制御ルーチンである。図10〜図12において、「S」はステップを表している。
(メインルーチン)
図10に、モータ22の回転数制御のメインルーチンを示す。図10のルーチンは常時実行される。
まず、メインルーチンにおいて、トリガスイッチ50が引かれているか否かを判定する(S400)。トリガスイッチ50が引かれている場合(S400:Yes)、トリガスイッチ50の引量とともに、回転方向切替スイッチ90により設定された回転方向に基づいてモータ22に対する通電量を制御するPWM信号のデューティ比を取得する(S402)。そして、取得したデューティ比に基づいてモータ22への通電を制御しモータ22を回転駆動する(S404)。
トリガスイッチ50が操作されず引かれていない場合(S400:No)、モータ22の回転を停止する(S406)。
(モータ制御値取得ルーチン)
図11および図12は、モータ22に対する制御値としてPWM信号のデューティ比を取得するルーチンである。
図11において、トリガスイッチ50の引量が図7および図9に示すストロークNo.3より小さい場合(S410:Yes)、回転方向切替スイッチ90により正回転が設定されているか否かを判定する(S412)。
正回転が設定されている場合(S412:Yes)、PWM信号のデューティ比として正回転のデューティレベル1を設定し(S414)、本ルーチンを終了する。
逆回転が設定されている場合(S412:No)、PWM信号のデューティ比として逆回転のデューティレベル1を設定し(S416)、本ルーチンを終了する。
図7および図9に示すように、本実施形態では、正回転および逆回転ともに、トリガスイッチ50の引量がストロークNo.3より小さい場合にはデューティ比として0%が設定される。つまり、トリガスイッチ50の引量がストロークNo.3より小さい場合には、モータ22は回転しない。
トリガスイッチ50の引量がストロークNo.3以上であり(S410:No)、No.4より小さい場合(S418:Yes)、回転方向切替スイッチ90により正回転が設定されているか否かを判定する(S420)。
正回転が設定されている場合(S420:Yes)、PWM信号のデューティ比として正回転のデューティレベル2を設定し(S422)、本ルーチンを終了する。
逆回転が設定されている場合(S420:No)、PWM信号のデューティ比として逆回転のデューティレベル2を設定し(S424)、本ルーチンを終了する。
図7および図9に示すように、本実施形態では、正回転および逆回転ともに、トリガスイッチ50の引量がストロークNo.3以上になると、デューティ比として0%より大きい値が設定される。つまり、トリガスイッチ50の引量がストロークNo.3以上になるとモータ22は回転する。
以下、S426〜S432において、トリガスイッチ50の引量と、回転方向切替スイッチ90により設定される回転方向とに基づいて、引量がストロークNo.13以下の場合に、PWM信号のデューティ比が設定される。
次に、トリガスイッチ50の引量がNo.14以上であり(S426:No)、図12においてストロークNo.15より小さい場合(S434:Yes)、回転方向切替スイッチ90により正回転が設定されているか否かを判定する(S436)。
逆回転が設定されている場合(S436:No)、PWM信号のデューティ比として逆回転のデューティレベル13を設定し(S438)、本ルーチンを終了する。
正回転が設定されている場合(S436:Yes)、ヒステリシスフラグがセットされているか否かを判定する(S440)。
ヒステリシスフラグは、トリガスイッチ50の引量が増加している場合はクリアされている。一方、図8に示すように、トリガスイッチ50が1段目の上限位置であるストロークNo.15に達し、ストロークNo.14’まで戻る間ではセットされている。
ヒステリシスフラグがセットされていない場合(S440:No)、PWM信号のデューティ比として正回転のデューティレベル13を設定するとともにヒステリシスフラグをクリアし(S442)、本ルーチンを終了する。
ヒステリシスフラグがセットされている場合(S440:Yes)、トリガスイッチ50の引量がストロークNo.14’より小さいか否かを判定する(S444)。
トリガスイッチ50の引量がストロークNo.14’より小さい場合(S444:Yes)、トリガスイッチ50の引量がヒステリシス特性に基づいてデューティ比を設定する範囲から外れてストロークNo.14になったと判断し、PWM信号のデューティ比として正回転のデューティレベル13を設定し(S442)、本ルーチンを終了する。
ヒステリシスフラグがセットされており(S440:Yes)、トリガスイッチ50の引量がストロークNo.15より小さくストロークNo.14’以上の場合(S434:Yes、S444:No)、トリガスイッチ50の引量はヒステリシス特性に基づいてデューティ比を設定する範囲内で保持されているか減少していると判断する。この場合には、ヒステリシス特性に基づいて、PWM信号のデューティ比として、上限位置であるストロークNo.15と同じデューティレベル14を設定し(S446)、本ルーチンを終了する。
次に、トリガスイッチ50の引量がストロークNo.16より小さいか否かを判定する(S448)。トリガスイッチ50の引量がストロークNo.16より小さい場合(S448:Yes)、回転方向切替スイッチ90により正回転が設定されているか否かを判定する(S450)。トリガスイッチ50の引量がストロークNo.16より小さい場合は(S448:Yes)、トリガスイッチ50は上限位置であるストロークNo.15に達している。
そして、回転方向切替スイッチ90により正回転が設定されている場合(S450:Yes)、PWM信号のデューティ比として正回転のデューティレベル14を設定するとともにヒステリシスフラグをセットし(S452)、本ルーチンを終了する。
回転方向切替スイッチ90により逆回転が設定されている場合(S450:No)、PWM信号のデューティ比として逆回転のデューティレベル14を設定し(S454)、本ルーチンを終了する。
以下、S456〜S476において、回転方向切替スイッチ90により正回転が設定されている場合には、トリガスイッチ50の引量が増加すると正回転のデューティレベルを増加させ、モータ22の正回転の回転数を上昇させて本ルーチンを終了する。ただし、トリガスイッチ50の引量がストロークNo.22以上の場合には(S464:No)、ストロークNo.22と同じデューティレベル21が設定される。
一方、S456〜S476において、回転方向切替スイッチ90により逆回転が設定されている場合には、トリガスイッチ50の引量が1段目の上限値よりも大きくなっていると判断し、トリガスイッチ50の引量に関わらず、一定のデューティレベル14を設定して本ルーチンを終了する。これにより、逆回転が設定されると、モータ22の回転数は1段目の最高回転数に保持される。
以上説明した上記実施形態では、トリガスイッチ50が変位するときの上限位置を、使用者が引量切替スイッチ70を操作して複数段のいずれかの上限位置に規制することにより、トリガスイッチ50を各上限位置に容易に保持できる。その結果、上限位置に対応する回転数にモータ回転数を容易に保持できる。したがって、モータ回転数を一定に保持した状態で長時間の作業を容易に実行できる。
さらに、1段目において、トリガスイッチ50の操作可能量に対するデューティ比の設定数の割合を1段目以外の他段よりも高くしているので、1段目においてモータ22を低速で回転させる場合、トリガスイッチ50の操作量に対して細かくデューティ比を変化させることができる。これにより、モータ回転数を微調整して高い分解能でモータ回転数を制御できる。その結果、低速時における作業性が向上する。
また、1段目におけるトリガスイッチの操作可能量は、他段におけるトリガスイッチ50の操作可能量よりも大きく設定されている。これにより、他段よりも操作量に対するデューティ比の設定数の割合が高い1段目において、選択できるモータ回転数の範囲が広がるので、低速側において広い回転数範囲で、高精度にモータ回転数を制御できる。その結果、低速回転時における作業性が向上する。
また、トリガスイッチ50の1段目において、トリガスイッチ50が上限位置まで増加する場合にはモータ回転数が増加するようにデューティ比を制御するとともに、上限位置から所定位置であるストロークNo.14’に戻る場合には、ストロークNo.14’までモータ回転数がストロークNo.15と同じで一定になるヒステリシス特性によりデューティ比を制御している。
これにより、1段目において、トリガスイッチ50を指で上限位置に保持している状態で指が緩んでも、モータ回転数はストロークNo.14’まで変化しない。その結果、1段目において、トリガスイッチ50を上限位置に保持して長時間作業する場合に、モータ回転数を一定に保持しやすい。
また、回転方向切替スイッチ90により刈刃36の逆回転を選択できるとともに、逆回転の1段目において、トリガスイッチ50の引量の増加に応じてモータ回転数を増加させている。これにより、草刈機10の作業パターンが増加する。
例えば、通常作業時に正回転により刈刃36にまとわりついた草を、モータ22を逆回転させることにより、使用者が草刈機10を保持しながら取り除くことができる。
本実施形態では、草刈機10が本発明の電動工具に相当し、刈刃36が本発明の工具に相当し、トリガスイッチ50が本発明の回転数調整スイッチに相当し、引量切替スイッチ70が本発明の規制部材に相当し、マイコン102が本発明の制御手段に相当する。
また、トリガスイッチ50の引量が本発明の回転数調整スイッチの操作量に相当する。
また、図10から図12に示すS400からS476の処理が本発明の制御手段であるマイコン102が実行する機能に相当する。
[他の実施形態]
上記実施形態では、トリガスイッチ50の引量を引量切替スイッチ70により3段に機械的に規制した。これに対し、トリガスイッチ50の引量は3段に限るものではなく、複数段に機械的に規制されればよい。
また、1段目以外の他段においても、トリガスイッチ50の引量が上限位置から所定位置まで減少する場合に、上限位置から所定位置までモータ回転数が一定になるヒステリシス特性によりデューティ比を制御してもよい。
また、刈刃36の逆回転が設定される場合、1段目に限らず他段においても、トリガスイッチ50の引量の増加に応じてモータ22の回転数を増加させてもよい。
この場合、2段目においては、トリガスイッチ50の引量の増加に応じてモータ22の回転数を増加させ、3段目においては、トリガスイッチ50の引量に関わらずモータ22の回転数を2段目の最高回転数に保持してもよい。
つまり、電動工具においてモータの逆回転が選択される場合、複数段のうち少なくとも1段目においては、操作量が増加するにしたがいモータの回転数を増加させるモータ制御を実行する。そして、それ以外の他段においては、前述したモータ制御を実行する段数のうちの最高段における最高回転数にモータの回転数を設定し、モータの回転数を一定に保持してもよい。
また、1段目における操作可能量を他段よりも大きくする必要はなく、各段における操作可能量の大小をどのように設定してもよい。
上記実施形態では、正回転だけでなく逆回転を設定できる草刈機10について説明した。これに対し、正回転だけで逆回転を設定できない草刈機に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、本発明を草刈機に適用した例を示したが、これはあくまでも一例であって、モータを駆動源として動作するあらゆる電動工具、例えばヘッジトリマ、ドライバに適用することができる。
上記実施形態に対し、トリガスイッチ50の上限位置を複数段に機械的に規制しない草刈機において、トリガスイッチ50の引量が上限位置から所定位置まで減少する場合に、上限位置から所定位置までモータ回転数が一定になるヒステリシス特性によりデューティ比を制御してもよい。
あるいは、トリガスイッチ50の上限位置を複数段に機械的に規制するが、1段目において、トリガスイッチ50の操作可能量に対するデューティ比の設定数の割合を1段目以外の他段よりも高くしていない草刈機において、1段目におけるトリガスイッチ50の引量が上限位置から所定位置まで減少する場合に、上限位置から所定位置までモータ回転数が一定になるヒステリシス特性によりデューティ比を制御してもよい。
また、電動工具のモータの駆動方法は、本実施形態のようにスイッチ自体でモータに流れる電流の向きを逆にして回転方向を切り替える方法であってもよいし、Hブリッジ回路を使用してもよいし、ブラシレスモータを駆動するインバータ回路を使用してもよい。
上記実施形態では、本発明の制御手段の機能を制御プログラムにより機能が特定されるマイコン102により実現している。これに対し、制御段の機能の少なくとも一部を、回路構成自体で機能が特定されるハードウェアで実現してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
10:草刈機(電動工具)、22:モータ、36:刈刃(工具)、50:トリガスイッチ(回転数調整スイッチ)、70:引量切替スイッチ(規制部材)、90:回転方向切替スイッチ、102:マイコン(制御手段)

Claims (4)

  1. 工具を駆動するモータと、
    使用者の操作により変位する回転数調整スイッチと、
    前記回転数調整スイッチが変位するときの上限位置を前記使用者の操作により複数段のいずれかの上限位置に規制する規制部材と、
    前記回転数調整スイッチの操作量に基づいて前記モータに対する通電量をデューティ比により制御し、前記操作量の増加に応じて前記モータの回転数を増加させ、前記複数段の段毎に前記デューティ比を所定の設定数設定しており、前記上限位置が1番小さい1段目において、前記回転数調整スイッチの操作可能量に対する前記デューティ比の前記設定数の割合を前記1段目以外の他段よりも高くしている制御手段と、
    を備えることを特徴とする電動工具。
  2. 請求項1に記載の電動工具であって、
    前記規制部材は、前記1段目における前記操作可能量が前記他段における前記操作可能量よりも大きくなるように前記上限位置を規制する
    ことを特徴とする電動工具。
  3. 請求項1または2に記載の電動工具であって、
    前記制御手段は、前記複数段のうち少なくとも前記1段目において、前記回転数調整スイッチの操作量が前記上限位置まで増加する場合には前記回転数が増加するように前記デューティ比を制御するとともに、前記上限位置から所定位置まで減少する場合には、前記所定位置まで前記回転数が一定になるヒステリシス特性により前記デューティ比を制御する
    ことを特徴とする電動工具。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の電動工具であって、
    使用者の操作により前記モータの回転を正回転または逆回転のいずれかに切り替える回転方向切替スイッチを備え、
    前記制御手段は、前記回転方向切替スイッチにより前記モータの逆回転が選択されると、少なくとも前記1段目において前記操作量が増加するにしたがい前記回転数を増加させるとともに、それ以外の他段において前記操作量に関わらず前記回転数を一定にする
    ことを特徴とする電動工具。
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