JP2014117267A - 電動草刈機 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な電力消費を抑えつつ、刈刃に絡んだ草を効果的に取り除くことができる電動草刈機を提供する。
【解決手段】使用者は、ダイヤル13を操作することにより、モータ20を制御するための所定の制御目標値を連続的又は段階的に調整できる。マイコン21は、操作スイッチ12がオンされている場合に、正逆切り替えレバー14により回転方向が正転方向に設定されているときは、ダイヤル13により調整されている制御目標値に基づいてモータへの通電を制御し、正逆切り替えレバー14により回転方向が逆転方向に設定されているときは、ダイヤル13により設定されている制御目標値にかかわらず予め設定された一定の逆転時制御目標値に基づいてモータ20への通電を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータにより動作する電動草刈機に関する。
直流電源により駆動されるモータを備え、このモータにより刈刃を回転駆動させるよう構成された草刈機が知られている。このような草刈機として、モータの回転方向(ひいては刈刃の回転方向)を、草刈りのための回転方向である正転方向、及び刈刃に絡まった草を取り除くための回転方向である逆転方向の何れかに切り替え可能に構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の草刈機は、切り替え手段を備え、この切り替え手段により直流電源からモータへの通電方向を切り替えることによって回転方向を切り替えることが可能に構成されている。
実開平4−97524号公報
しかし、単にモータへの通電方向を切り替えることで回転方向を切り替える構成では、正転時と逆転時とで同じ回転数となってしまうため、特に逆転時において種々の問題が生じる。例えば、逆転時においては草の絡みを取り除くための必要最小限の回転数で刈刃を回転させれば十分であるため、逆転時にも正転時と同じように高回転させると、電力が無駄に消費されることになる。
草刈機としては、ユーザがトリガスイッチを引き操作することで、その引き量に応じた回転数で刈刃が回転するよう構成されたものも知られている。そのような構成の草刈機では、逆転の際、使用者がトリガスイッチの引き量を少なめにすることで、低速回転させて電力の無駄を省くことは一応可能である。しかし、そのような構成の草刈機の場合、ユーザによるトリガスイッチの操作状態によっては、やはり、回転数が高くなりすぎる可能性があり、逆に回転数が低すぎて刈刃に絡んだ草をうまく除去できない可能性もある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、無駄な電力消費を抑えつつ、刈刃に絡んだ草を効果的に取り除くことができる電動草刈機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の電動草刈機は、刈刃を回転駆動するモータと、モータへその動作用の電力を供給する電力源と、使用者によりオン・オフ操作される操作スイッチと、電力源からモータへの通電を制御する制御部と、使用者により操作され、モータを制御するための所定の制御目標値を連続的又は段階的に調整するための調整部と、使用者により操作され、モータの回転方向を正転方向又は逆転方向の何れかに切り替えるための正逆切り替えスイッチとを備える。制御部は、操作スイッチがオンされている場合に、正逆切り替えスイッチにより回転方向が正転方向に設定されているときは、調整部により調整されている制御目標値に基づいてモータへの通電を制御し、正逆切り替えスイッチにより回転方向が逆転方向に設定されているときは、調整部により設定されている制御目標値にかかわらず予め設定された一定の逆転時制御目標値に基づいてモータへの通電を制御する。
このように構成された本発明の電動草刈機によれば、正転時には調整部により調整された制御目標値に基づく通電制御が行われるのに対し、逆転時には調整部による調整内容とは無関係に一定の逆転時制御目標値に基づく通電制御が行われる。そのため、逆転時には、無駄な電力消費を抑えつつ、刈刃に絡んだ草を効果的に取り除くことができる。
制御目標値として具体的に何を用いるかについては種々考えられ、例えばデューティ比を用いるようにしてもよい。即ち、制御目標値を、モータへの通電をデューティ制御するためのデューティ比の目標値である目標デューティ比とする。制御部は、正逆切り替えスイッチにより回転方向が逆転方向に設定されているときは、調整部により設定されている目標デューティ比にかかわらず、予め設定された一定の逆転時目標デューティ比に基づいてモータへの通電をデューティ制御する。
このように、逆転時において一定の逆転時目標デューティ比にて通電を制御することで、モータの逆転時の通電制御を簡素化することができる。
制御目標値として、例えば回転速度を用いるようにしてもよい。即ち、モータの回転速度を検出する回転速度検出部を備え、制御目標値を、モータの回転速度の目標値である目標回転速度とする。制御部は、正逆切り替えスイッチにより回転方向が逆転方向に設定されているときは、調整部により設定されている目標回転速度にかかわらず、回転速度検出部により検出された回転速度が予め設定された一定の逆転時目標回転速度に一致するようにモータへの通電をフィードバック制御する。
このように、逆転時においてモータの回転速度が一定の逆転時目標回転速度となるようにフィードバック制御することで、モータにかかる負荷の変動にかかわらず、モータの回転速度が一定速度に制御されて、刈刃に絡んだ草を効果的に取り除くことができる。
モータや電力源としては様々なタイプのものを用いることができるが、例えばモータがブラシレスモータであって電力源がバッテリである場合は、本発明の電動草刈機を次のような構成にすることができる。即ち、バッテリからの直流電力を三相の交流電力に変換してモータへ供給するための、複数の半導体スイッチング素子を有するインバータを備える。制御部は、複数の半導体スイッチング素子のオン・オフを個別に制御することによってモータへの通電を制御する。ブラシレスモータは、エネルギー効率が良く、高出力でしかもメンテナンスが容易であるため、電動草刈機における刈刃駆動用のモータとして好適である。
実施形態の充電式草刈機の全体構成を表す斜視図である。 充電式草刈機の電気的構成を表すブロック図である。 モータ制御処理を表すフローチャートである。 図3のモータ制御処理におけるS20の正逆切り替えレバー検出処理を表すフローチャートである。 図3のモータ制御処理におけるS40の出力デューティ設定処理を表すフローチャートである。 図3のモータ制御処理におけるS50のモータ駆動時間処理を表すフローチャートである。 図3のモータ制御処理におけるS60のモータ出力処理を表すフローチャートである。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の充電式草刈機1は、シャフトパイプ2と、制御ユニット3と、刈刃4と、モータユニット6と、バッテリ7と、ハンドル8とを備えている。
シャフトパイプ2は、所定の長さの中空棒状に形成されている。シャフトパイプ2の一端側に制御ユニット3及びバッテリ7が設けられ、他端側にモータユニット6及び刈刃4が設けられている。シャフトパイプ2の他端側には、刈刃4により刈り取られた草等が使用者側に飛んでくることを防止るためのカバー5が設けられている。
モータユニット6は、刈刃4を回転駆動するためのモータ20(図2参照)や、モータ20の回転駆動力を刈刃4に伝達するためのギヤ機構(図示略)等を備えている。なお、本実施形態のモータ20はブラシレスモータである。
バッテリ7は、モータ20及び制御ユニット3へ電力を供給するための、繰り返し充電可能な電源である。本実施形態のバッテリ7はリチウムイオン2次電池により構成されているが、これはあくまでも一例である。また、バッテリ7の電圧は例えば14.4V又は18Vであるが、これもあくまでも一例である。バッテリ7は、制御ユニット3に対して着脱可能に構成されている。
制御ユニット3は、マイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)21(図2参照)を含む、モータ20を駆動・制御するための各種電子回路等により構成されている。シャフトパイプ2の内部には、制御ユニット3とモータユニット6とを接続する配線が収容されている。
制御ユニット3には、主電源スイッチ11及びダイヤル13が、使用者が操作可能な状態で設けられていると共に、通電ランプ15及びお知らせランプ16が、使用者が視認可能な状態で設けられている。
主電源スイッチ11は、充電式草刈機1を使用可能な状態にするためのスイッチである。使用者が主電源スイッチ11をオンすると、バッテリ7から制御ユニット3へ電源が供給されて制御ユニット3が起動(詳しくはマイコン21が起動)し、これによりマイコン21による各種制御が開始される。つまり、主電源スイッチ11をオンすることで、充電式草刈機1による草刈り(刈刃4の回転駆動)が可能な状態となる。
通電ランプ15は、充電式草刈機1が使用可能な状態かどうかを表示するためのランプであり、例えばLEDにより構成されている。主電源スイッチ11がオンされてマイコン21が起動すると、マイコン21により通電ランプ15が点灯される。マイコン21が動作を停止すると、通電ランプ15は消灯する。
お知らせランプ16は、バッテリ7の状態を表示するためのランプであり、例えばLEDにより構成されている。具体的には、バッテリ7の充電容量が低下したり、バッテリ7が高温になったり、バッテリ7からの放電電流が過大(過電流状態)になったりするなど、バッテリ7が正常な状態ではなくなった場合に、マイコン21がお知らせランプ16を点灯又は点滅させることでその旨が報知される。
ダイヤル13は、マイコン21がモータ20を制御する際の駆動デューティ比(以下単に「デューティ」という)[%]の目標値である目標デューティDtを設定するために使用者により回転操作されるものである。目標デューティDtは、ダイヤル13の位置(回転方向の位置)に応じた値に設定される。使用者がダイヤル13を回すと、目標デューティDtが所定の調整範囲内で連続的に変化する。使用者は、ダイヤル13によって、目標デューティDtを上記調整範囲内における所望の値に調整することができる。
ハンドル8は、U字状に形成されており、シャフトパイプ2の長さ方向における中間位置近傍でシャフトパイプ2に接続されている。ハンドル8の両端のうち一端側(図1では左側)には使用者が右手で把持する右手グリップ9が、他端側(図1では右側)には使用者が左手で把持する左手グリップ10が、それぞれ設けられている。
右手グリップ9の先端側には、使用者により操作される操作スイッチ12、正逆切り替えレバー14及びロックオフスイッチ17が設けられている。
正逆切り替えレバー14は、モータ20の回転方向、つまり刈刃4の回転方向を、正回転又は逆回転の何れかに切り替えるためのスイッチである。正逆切り替えレバー14には、例えばロッカースイッチが採用されている。使用者が正逆切り替えレバー14の一方側(例えば左側)を押すと刈刃4の回転方向は正回転(例えば左回転)に設定され、使用者が正逆切り替えレバー14の他方側(例えば右側)を押すと刈刃4の回転方向は逆回転(例えば右回転)に設定される。
正回転は、草を刈り取る際に設定すべき回転方向であり、逆回転は、刈刃4に絡まった草を取り除く際に設定すべき回転方向である。
操作スイッチ12は、刈刃4の回転又は停止を指示するためのスイッチである。主電源スイッチ11のオンによりマイコン21が起動した状態で、使用者が操作スイッチ12をオンする(例えば指で引き操作する)と、ダイヤル13で調整された目標デューティDtでのモータ20への通電が行われる。
ただし、ダイヤル13の調整値に応じた目標デューティDtでのモータ駆動が行われるのは、回転方向が正方向に設定されている場合、即ち草の刈り取りを行う場合である。回転方向が逆方向に設定されている場合、即ち刈刃4に絡まった草を取り除くために逆回転させる際は、本実施形態では、ダイヤル13の調整値に関係なく、予め定められた一定の逆転デューティDrで一定の規定逆転時間Trの間、モータ20が駆動される。逆転開始後、規定逆転時間Trが経過したら、操作スイッチ12がオンされていてもモータ20の回転は停止される。
逆転時のデューティを一定の逆転デューティDrにし、且つ逆転させる時間を一定の規定逆転時間Trとしているのは、次の理由による。即ち、仮に、逆転時もダイヤル13に応じた目標デューティDtでモータ20を回転させるようにすると、逆転時にダイヤル13が目標デューティDtの低いレベルに設定されていると、刈刃4に絡んでいる草をうまく取り除くことができない可能性がある。
逆に、逆転時にダイヤル13が目標デューティDtの高いレベルに設定されていると、逆転時にもその高い目標デューティDtに従って大きい駆動力で高回転する。逆転時は草の絡み取りが目的であることから、逆転時に要求される駆動力は必然的に比較的小さい値(絡みを取るのに必要十分な値)で足りる。このように大きな駆動力を必要としない逆転時に、正転時と同様に大きな駆動力で刈刃4を回転させることは、バッテリ7の電力を無駄に消費することになる。
また、逆転時の回転数が高いと、製品を販売等する国や地域によっては、販売等に必要な規格申請の際に、逆転が絡み取り機能と判定されず(つまり逆転時も通常の草刈り作業と同等の作業が可能になるとみなされて)、規格申請の結果が不合格となるおそれもある。
正転時、即ち草を刈り取る際にダイヤル13に応じて駆動力調整(回転数調整)を行えるのは使用者にとって使い勝手がよい。しかし、絡んだ草を取り除くための逆転時の駆動力は、草を取り除くのに適した一定の駆動力とした方がむしろ使い勝手がよく、消費電力や規格申請の面からも好ましい。更に、逆転時は草の絡み取りが目的であるため、刈刃4を長時間回転させる必要性も低い。
このような理由から、本実施形態の充電式草刈機1は、逆転時には、ダイヤル13の位置にかかわらず草の絡み取りに適した一定の逆転デューティDrでモータ20が駆動され、且つ、逆転開始から一定の規定逆転時間Trが経過したら操作スイッチ12の状態にかかわらず逆転が停止されるように構成されている。
逆転デューティDrを具体的にどのような値にするかについては、例えば、草の絡みをとるのに必要なトルクや回転数等を考慮して理論的或いは実験的に適宜決めればよい。例えば、草の絡みを取り除くために最低限必要な回転数が所定の所要最低回転数だとすると、少なくともその所要最低回転数で回転させることが可能な値に逆転デューティDrを設定すればよい。また例えば、刈刃に絡んだ草による負荷を考慮した場合に最低限必要なトルクが所定の所要最低トルクだとすると、その所要最低トルク以上のトルクで回転させることが可能な値に逆転デューティDrを設定すればよい。また例えば、所要最低回転数(又は所要最低トルク)で草の絡みを取り除くことは可能であるものの、負荷変動やバッテリ電圧変動等などの使用中の様々な状況変化を考慮すると所定最低回転数(又は所定最低トルク)よりも所定量大きい回転数(又はトルク)(例えば3000回転/分)で逆転させた方が好ましく且つ草を取り除くのに十分である場合は、その回転数(又はトルク)で回転させることが可能な値に逆転デューティDrを設定すればよい。また、規格申請をクリアするための回転数の上限が所定の回転数上限値に定められている場合は、その回転数上限値又はそれ以下の回転数で回転させることが可能な値に逆転デューティDrを設定すればよい。
操作スイッチ12は、ロックオフスイッチ17を押した状態でなければオンすることはできない。ロックオフスイッチ17は、刈刃4の誤動作を防止するための押しボタン式のスイッチである。ロックオフスイッチ17が押されていない状態では、ロックオフスイッチ17が操作スイッチ12に機械的に係合することにより、操作スイッチ12の動きが規制され、オンされない。
次に、充電式草刈機1の電気的構成及び動作について、図2のブロック図を用いて具体的に説明する。図2に示すように、充電式草刈機1は、既述の主電源スイッチ11、操作スイッチ12、ダイヤル13、正逆切り替えレバー14、通電ランプ15、お知らせランプ16及びマイコン21を備えている。
充電式草刈機1は、更に、ゲート回路22と、インバータ23と、レギュレータ24とを備えている。図1に示した制御ユニット3には、少なくともマイコン21、ゲート回路22、インバータ23及びレギュレータ24が含まれる。
レギュレータ24は、バッテリ7の電圧を降圧して直流の所定電圧値の制御用電圧を生成する。レギュレータ24で生成された制御用電圧は、マイコン21の動作用電源や各ランプ15,16の駆動用電源などとして用いられる。
マイコン21は、CPU、各種メモリ及び入出力インタフェース等から構成されている。マイコン21では、CPUがメモリに記憶されている各種プログラムを実行することで、ダイヤル13の調整値や正逆切り替えレバー14の設定状態等に基づくモータ20のデューティ制御や、各ランプ15,16の駆動制御などの、各種の制御が実行される。
なお、図2では図示を省略したが、バッテリ7からレギュレータ24及びインバータ23への通電経路上には、バッテリ7からレギュレータ24及びインバータ23への通電を遮断するための半導体スイッチが設けられている。この半導体スイッチがオフされているときに主電源スイッチ11がオンされると、半導体スイッチがオンされ、レギュレータ24への電力供給が開始されてマイコン21が動作を開始する。マイコン21は、動作中は常時、半導体スイッチをオン状態に維持させる。
マイコン21が動作を開始した後、使用者による操作等が何らされないまま一定時間が経過した場合は、マイコン21は、自ら半導体スイッチをオフさせる。つまり、マイコン21は、充電式草刈機1の未使用状態が一定時間続いたらバッテリ7と制御ユニット3との電気的接続を遮断してバッテリ7からの放電を停止させる、省電力制御機能を備えている。なお、省電力制御機能として上記のようにバッテリ7と制御ユニット3との電気的接続を遮断することはあくまでも一例である。例えばマイコン21をスリープモードに移行させて消費電力を低減するなど、他の方法で省電力を実現するようにしてもよい。
マイコン21は、主電源スイッチ11のオンにより動作を開始した後、その動作中にダイヤル13が操作されたら、その操作状態に応じて(つまりダイヤル13の位置に応じて)目標デューティDtを設定する。マイコン21は、その動作中に正逆切り替えレバー14が操作されたら、その操作状態に応じて回転方向を設定する。マイコン21は、その動作中に操作スイッチ12がオンされたら、モータ20を駆動させるためのデューティである制御デューティDcを演算してその制御デューティDcを示す制御信号をゲート回路22へ出力する。
制御デューティDcとして目標デューティDtをそのまま出力するようにしてもよいが、本実施形態では、制御デューティDcを周期的に所定量ずつ(例えば所定の増加量dc%ずつ)増加させながら最終的に目標デューティDtに到達させるようにしている。
なお、既述の通り、逆転時には制御デューティDcが一定の逆転デューティDrに制御される。その逆転時においても、本実施形態では、制御デューティDcを周期的に所定量ずつ増加させながら最終的に逆転デューティDrに到達させるようにしている。
その他、マイコン21は、制御ユニット3内の温度(例えばマイコン21の近傍或いはインバータ23の近傍など)が高温になった場合に制御ユニット3を保護する保護機能を備えている。具体的には、マイコン21は、制御ユニット3内に設けられた図示しないサーミスタ等の温度検出素子により制御ユニット3内の温度を検出し、その検出した温度が所定の温度以上になった場合に、モータ20を強制的に停止させて通電ランプ15を点滅させる。
なお、マイコン21は、主電源スイッチ11がオンされて動作を開始したとき、その動作開始から所定の時間以内に操作スイッチ12がオンされても、モータ20の制御・駆動を行わない。そのため、使用者が仮に操作スイッチ12をオンしたまま主電源スイッチ11をオンしても、マイコン21は動作を開始して通電ランプ15の点灯はさせるものの、モータ20は回転しない。この場合、モータ20を回転させるためには、使用者は操作スイッチ12を一旦オフにしてから再びオンする必要がある。
インバータ23は、図2に示すように、6つの半導体スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6(いずれもMOSFET)からなる三相ブリッジ回路にて構成されている。三相ブリッジ回路で構成されたインバータ23は、バッテリからの直流電力を三相の交流電力に変換してモータ20へ供給する。
インバータ23の各半導体スイッチング素子Q1〜Q6は、それぞれ、ゲート回路22によりオン・オフ駆動される。ゲート回路22は、マイコン21から入力される、制御デューティDcを示す制御信号に基づいて、各スイッチング素子Q1〜Q6をデューティ駆動する。そのため、制御デューティDcが大きくなるほど、モータ20に流れる電流が大きくなって、モータ20の回転駆動力が大きくなり、回転数も高くなる。
また、モータ20の近傍には、モータ20の回転数を検出するための、回転数検出用センサ25が設けられ、その検出値がマイコン21へ入力するよう構成されている。回転数検出用センサ25により検出されるモータ20の回転数は、後述する図3のモータ制御処理の中で用いられる。なお、ここでいう回転数とは、単位時間(例えば1分)あたりの回転数、即ち回転速度を意味している。
次に、マイコン21が実行するモータ制御処理について、図3〜図7を用いて説明する。主電源スイッチ11がオンされてマイコン21が起動すると、マイコン21内のCPUが、メモリに記憶されているモータ制御処理プログラム(図3)を読み込んで処理を開始する。図3のモータ制御処理は、S10からS60の一連の処理が全体として予め決められた周期で繰り返されるように構成されている。
マイコン21のCPUは、図3のモータ制御処理を開始すると、S10で、操作スイッチ検出処理を実行する。この操作スイッチ検出処理は、操作スイッチ12がオンされているかそれともオフされているかを検出する処理である。
S20では、正逆切り替えレバー検出処理を実行する。この正逆切り替えレバー検出処理は、モータ駆動中に正逆切り替えレバー14が切り替え操作されたらその切り替え操作された旨を示すフラグをセットしたり、モータ20の回転数が所定の基準低回転数Nx以下の状態で正逆切り替えレバー14が切り替え操作されたらその切り替え後の回転方向を示すフラグをセットしたりする処理である。
S20の正逆切り替えレバー検出処理の詳細は、図4に示す通りである。CPUは、図4に示す正逆切り替えレバー検出処理に進むと、S110で、操作スイッチ12がオンされているか否かを判断する。操作スイッチ12がオンされていれば、S120で、モータ駆動出力中か否か、即ち制御デューティDcを示す制御信号をゲート回路22へ出力中か否かを判断する。
S120で、モータ駆動出力中でなければこの正逆切り替えレバー検出処理を終了し、図3に戻ってS30のダイヤル位置検出処理に進む。S120で、モータ駆動出力中ならば、S130で、正逆切り替えレバー14の状態が正転側に設定されているか否か判断する。
S130で、正逆切り替えレバー14の状態が正転側に設定されていると判断した場合は、S140で、モータ駆動出力正転判定フラグがセットされているか否かを判断する。このモータ駆動出力正転判定フラグは、正逆切り替えレバー14が正転側に設定されていることをCPUが認識したことを示すフラグであり、後述するS220でセットされるものである。
S140で、モータ駆動出力正転判定フラグがセットされている場合は、この正逆切り替えレバー検出処理を終了してS30(図3)のダイヤル位置検出処理に進む。S140で、モータ駆動出力正転判定フラグがセットされてない場合は、モータ20が逆回転中に正逆切り替えレバー14が正転側に切り替え設定されたことが想定されるため、S160で、正逆切り替えレバー変更判定フラグをセットして、この正逆切り替えレバー検出処理を終了する。
S130で、正逆切り替えレバー14の状態が正転側ではない(つまり逆転側に設定されている)と判断した場合は、S150で、モータ駆動出力逆転判定フラグがセットされているか否かを判断する。このモータ駆動出力逆転判定フラグは、正逆切り替えレバー14が逆転側に設定されていることをCPUが認識したことを示すフラグであり、後述するS230でセットされるものである。
S150で、モータ駆動出力逆転判定フラグがセットされている場合は、この正逆切り替えレバー検出処理を終了してS30(図3)に進む。S150で、モータ駆動出力逆転判定フラグがセットされてない場合は、モータ20が正回転中に正逆切り替えレバー14が逆転側に切り替え設定されたことが想定されるため、S160で、正逆切り替えレバー変更判定フラグをセットして、この正逆切り替えレバー検出処理を終了する。
S110で、操作スイッチ12がオフされていた場合は、S170で、正逆切り替えレバー変更判定フラグが解除されているか否か判断する。正逆切り替えレバー変更判定フラグが解除されていればS190へ進み、解除されていない場合は、S180でその正逆切り替えレバー変更判定フラグを解除して、S190に進む。つまり、回転中にS160で正逆切り替えレバー変更判定フラグがセットされても、操作スイッチ12がオフされたらそのフラグは解除される。
S190では、モータ回転数を取得する。S200では、S190で取得したモータ回転数が所定の基準低回転数Nx以下か否かを判断する。モータ回転数が基準低回転数Nxより高い場合は、この正逆切り替えレバー検出処理を終了してS30(図3)に進む。モータ回転数が基準低回転数Nx以下の場合は、S210で、正逆切り替えレバー14の状態が正転側に設定されているか否か判断する。S210で正逆切り替えレバー14が正転側に設定されていれば、S220でモータ駆動出力正転判定フラグをセットして、この正逆切り替えレバー検出処理を終了し、S30(図3)に進む。S210で正逆切り替えレバー14が正転側に設定されていない場合(つまり逆転側に設定されている場合)は、S230でモータ駆動出力逆転判定フラグをセットして、この正逆切り替えレバー検出処理を終了し、S30(図3)に進む。
S30では、ダイヤル位置検出処理を実行する。このダイヤル位置検出処理は、ダイヤル13の回転方向の位置を検出する処理である。このダイヤル位置検出処理での検出結果は、正逆切り替えレバー14が正転側に設定されている場合に、次のS40の出力デューティ設定処理で用いられる。
S40では、出力デューティ設定処理を実行する。この処理は、モータ20を駆動するために実際にゲート回路22へ出力する制御信号のデューティ(制御デューティDc)を設定する処理である。
S40の出力デューティ設定処理の詳細は、図5に示す通りである。CPUは、図5に示す出力デューティ設定処理に進むと、S310で、正逆切り替えレバー14の状態が正転側に設定されているか否か判断する。
S310で、正逆切り替えレバー14の状態が正転側に設定されている場合は、S320で、目標デューティDtをダイヤル13の位置に対応したデューティに設定する。S310で、正逆切り替えレバー14の状態が逆転側に設定されている場合は、S330で、目標デューティDtを一定の逆転デューティDrに設定する。つまり、既述の通り、逆転時にはダイヤル13の位置とは無関係に、目標デューティDtが一定の逆転デューティDrに設定されるのである。
S340では、操作スイッチ12がオンされているか否か判断する。S340で、操作スイッチ12がオフされている場合は、S380で制御デューティDcを0にクリアして、この出力デューティ設定処理を終了し、S50(図3)に進む。
S340で、操作スイッチ12がオンされている場合は、S350で、現在の制御デューティDcに所定の増加率dc%を加えた値を新たな制御デューティDcに設定する。S360では、その増加率dc%だけ増加させた新たな制御デューティDcが目標デューティDtより小さいか否か判断する。新たな制御デューティDcが目標デューティDtより小さい場合は、そのままこの出力デューティ設定処理を終了し、S50(図3)に進む。
S360で、制御デューティDcが目標デューティDt以上と判断された場合は、S370で、制御デューティDcを目標デューティDtに設定する。このように、出力デューティ設定処理では、制御デューティDcを初期値(本例では0)から増加率dc%ずつ上昇させていきながら最終的に目標デューティDtに到達させる。また、目標デューティDtは、正転時にはダイヤル13の位置に対応した値であり、逆転時にはダイヤル13とは無関係の一定の逆転デューティDrである。
S50では、モータ駆動時間処理を実行する。この処理は、主に、逆転時の駆動時間を計測して規定逆転時間Trが経過したかを判定したり、操作スイッチ12がオフされてからの経過時間を計測したりする処理である。
S50のモータ駆動時間処理の詳細は、図6に示す通りである。CPUは、図6に示すモータ駆動時間処理に進むと、S410で、モータ駆動出力中か否かを判断する。モータ駆動出力中の場合は、S420で、出力中時間計測フラグがセットされているか否か判断する。このフラグは、モータ20の駆動出力中の経過時間計測が行われているか否かを示すフラグであり、S450でセット、又はS520で解除されるものである。
S420で、出力中時間計測フラグがセットされている場合は、S460に進む。S420で、出力中時間計測フラグがセットされていない場合は、S430で時間カウントをクリアし、S440で出力停止時間計測フラグを解除し、S450で出力中時間計測フラグをセットして、S460に進む。なお、S430の時間カウントとは、ソフトウェアによる計時用のカウント値を示すものである。
S460では、モータ駆動出力正転判定フラグ(図4のS220でセット)がセットされているか否か判断する。モータ駆動出力正転判定フラグがセットされている場合は、S490で時間カウントに1を加算(つまり計時値を更新)して、このモータ駆動時間処理を終了し、S60(図3)に進む。
S460で、モータ駆動出力正転判定フラグがセットされていない場合(つまりモータ駆動出力逆転判定フラグがセットされて逆転している場合)は、S470で、時間カウントが示す経過時間が規定逆転時間Trより短いか否かを判断する。経過時間が規定逆転時間Trより短い場合はS490に進んで計時を継続するが、経過時間が規定逆転時間Tr以上になった場合は、S480で逆転終了判定フラグをセットして、S490に進む。つまり、逆転させるべき規定の時間が経過したことを判定した上で、計時自体はさらに続けるようにする。
S410で、モータ駆動出力中ではないと判断した場合は、S500で、出力停止時間計測フラグがセットされているか否か判断する。このフラグは、モータ20の駆動が停止された後の経過時間計測が行われているか否かを示すフラグであり、S530でセット、又はS440で解除されるものである。
S500で、出力停止時間計測フラグがセットされている場合は、S490に進む。S500で、出力停止時間計測フラグがセットされていない場合は、S510で時間カウントをクリアし、S520で出力中時間計測フラグを解除し、S530で出力停止時間計測フラグをセットし、S540で逆転終了判定フラグを解除して、S490に進む。
図6のモータ駆動時間処理が終了すると、S60(図3)のモータ出力処理に進む。S60のモータ出力処理は、主に、操作スイッチ12がオンされていて且つ正転時には制御デューティDcに従ってモータを駆動させ、逆転時又は操作スイッチ12がオフされた後はその経過時間に応じてフリーラン(惰性でそのまま回転させること)やブレーキ処理などを行って最終的には停止させるための処理である。
S60のモータ出力処理の詳細は、図7に示す通りである。CPUは、図7に示すモータ出力処理に進むと、S610で、操作スイッチ12がオンされているか否か判断する。操作スイッチ12がオンされている場合は、S620で、正逆切り替えレバー変更判定フラグ(図4のS160でセット、S180で解除)が解除されているか否か判断する。正逆切り替えレバー変更判定フラグが解除されている場合は、S630でモータ駆動出力済判定フラグをセットして、S640へ進む。
S640では、モータ駆動出力正転判定フラグがセットされているか否かを判断する。モータ駆動出力正転判定フラグがセットされている場合は、S650でモータ駆動出力(正転)処理を実行する。具体的には、現在設定されている制御デューティDcを示す制御信号をゲート回路22へ出力することで、その制御デューティDcでのモータ駆動(正転)を実行する。
S640でモータ駆動出力正転判定フラグがセットされていると判断されなかった場合は、S660で、逆転終了判定フラグが解除されているか否かを判断する。逆転終了判定フラグが解除されている場合は、S670で、モータ駆動出力(逆転)処理を実行する。具体的には、現在設定されている制御デューティDc(最終的な目標は逆転デューティDr)を示す制御信号をゲート回路22へ出力することで、その制御デューティDcでのモータ駆動(逆転)を実行する。
S610で操作スイッチ12がオフされていると判断した場合、S620で正逆切り替えレバー変更判定フラグが解除されていないと判断した場合、及びS660で逆転終了判定フラグが解除されていないと判断した場合は、S680で、モータ駆動出力停止中であるか否か、即ち制御デューティDcを示す制御信号のゲート回路22への出力を停止しているか否かを判断する。モータ駆動出力停止中でない場合は、S740で、制御デューティDcを示す制御信号の出力を停止することでモータ駆動出力を停止させる。モータ駆動出力が既に停止中である場合は、S690で、時間カウントが示す経過時間が所定のフリーラン設定時間T1以上になっているか否かを判断する。
本実施形態では、フリーラン設定時間T1は正転時と逆転時とで異なっており、正転時のフリーラン設定時間T1aよりも逆転時のフリーラン設定時間T1bの方が短い。つまり、逆転時は正転時に比べてより早くフリーランを終えてブレーキ処理に移行するようにしている。S690の判断処理では、正転時は正転時フリーラン設定時間T1aに基づいて判断され、逆転時は逆転時フリーラン設定時間T1bに基づいて判断される。
S690で、時間カウントが示す経過時間がフリーラン設定時間T1にはまだ達していない場合は、このモータ出力処理を終了するが、経過時間がフリーラン設定時間T1以上の場合は、S700で、モータ駆動出力済判定フラグ(S630でセット)がセットされているか否か判断する。モータ駆動出力済判定フラグがセットされていない場合は、このモータ出力処理を終了するが、モータ駆動出力済判定フラグがセットされている場合は、S710で、時間カウントが示す経過時間が所定のブレーキ設定時間T2より短いか否かを判断する。
本実施形態では、ブレーキ設定時間T2は正転時と逆転時で同じ値であるが、正転時のブレーキ設定時間T2と逆転時のブレーキ設定時間T2は異なる値であってもよい。
S710で、時間カウントが示す経過時間がブレーキ設定時間T2よりも短い場合は、S720でブレーキ処理を行って、このモータ出力処理を終了する。S720のブレーキ処理は、モータ20にブレーキをかけることができる限り種々の方法を採用できるが、本実施形態ではいわゆる短絡ブレーキを採用している。
S710で、時間カウントが示す経過時間がブレーキ設定時間T2以上の場合は、S730でブレーキ終了処理を行って、このモータ出力処理を終了する。S730のブレーキ終了処理は、ブレーキ処理(本例では短絡ブレーキ)を終了して、モータの駆動を完全に停止させる(即ちインバータ23を構成する各半導体スイッチング素子Q1〜Q6を全てオフさせる)。
以上説明した本実施形態の充電式草刈機1によれば、正転時にはダイヤル13により調整された目標デューティDtに基づく通電制御が行われるのに対し、逆転時にはダイヤル13による調整内容とは無関係に一定の逆転デューティDrが目標デューティDtとして設定されて通電制御が行われる。そのため、逆転時には、無駄な電力消費を抑えつつ、刈刃に絡んだ草を効果的に取り除くことができる。
なお、本実施形態において、充電式草刈機1は本発明の電動草刈機の一例に相当し、マイコン21は本発明の制御部の一例に相当し、ダイヤル13は本発明の調整部の一例に相当し、正逆切り替えレバー14は本発明の正逆切り替えスイッチの一例に相当し、回転数検出用センサ25は本発明の回転速度検出部の一例に相当する。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、制御目標値が駆動デューティ比である場合を例に挙げて説明したが、モータ20を制御する際の制御目標値は、駆動デューティ比以外であってもよい。例えば、モータ20の回転数の目標値である目標回転数をダイヤル13で調整できるようにする。マイコン21は、回転数検出用センサ25により検出される回転数が目標回転数となるようにモータ20をフィードバック制御(いわゆる速度フィードバック制御)する。具体的には、マイコン21は、回転方向が正転方向に設定されているときは、ダイヤル13で調整されている目標回転数に従い、モータ20の回転数がその目標回転数に一致するようにフィードバック制御を行う。回転方向が逆転方向に設定されているときは、マイコン21は、ダイヤル13で調整されている目標回転数にかかわらず、モータ20の回転数が予め設定された一定の逆転時目標回転数に一致するようにフィードバック制御を行う。この逆転時目標回転数は、刈刃4に絡んだ草等を除去するために必要かつ十分な範囲内における所定の回転数である。
このように、速度フィードバックによってモータ20を制御するよう構成された充電式草刈機に対しても本発明を適用でき、上記実施形態と同等の効果を得ることができる。上記実施形態のように目標デューティを設定してモータ20を制御する方法、及び速度フィードバック制御によりモータ20を制御する方法のそれぞれに特有のメリットがある。前者の場合、実際の回転数と目標回転数との偏差に基づく制御演算などの各種制御演算が不要であるため、その分制御内容を簡素化できるというメリットがある。後者の場合、モータ20にかかる負荷の変動やバッテリ7の残容量の変動などの、モータ20の回転に影響を与える各種変動要因にかかわらず回転数を一定に制御できるため、それら各種変動要因にかかわらず刈刃4に絡んだ草を効果的に取り除くことができるというメリットがある。
ダイヤル13による目標デューティDtの調整は、上記実施形態のように無段階・連続的な調整に限らず、段階的な調整であってもよい。
上記実施形態では、モータ20がブラシレスモータであってモータ20の電力源が繰り返し充電可能なバッテリ7である場合を例に挙げて説明したが、これらはあくまでも一例である。本発明は、ブラシレスモータ以外の他のモータに対しても適用可能であり、バッテリ7以外の他の電力源であっても適用可能である。
例えば、ブラシ付きの直流モータ及びこれを双方向駆動させるための各種駆動回路(例えばHブリッジやハーフブリッジなど)を備えた電動草刈機に対しても、本発明を適用可能である。電力源としても、例えば一次電池であってもいいし、交流電源であってもよい。
1…充電式草刈機、2…シャフトパイプ、3…制御ユニット、4…刈刃、5…カバー、6…モータユニット、7…バッテリ、8…ハンドル、9…右手グリップ、10…左手グリップ、11…主電源スイッチ、12…操作スイッチ、13…ダイヤル、14…正逆切り替えレバー、15…通電ランプ、16…お知らせランプ、17…ロックオフスイッチ、20…モータ、21…マイコン、22…ゲート回路、23…インバータ、24…レギュレータ、25…回転数検出用センサ、Q1〜Q6…半導体スイッチング素子。

Claims (4)

  1. 刈刃を回転駆動するモータと、
    前記モータへその動作用の電力を供給する電力源と、
    使用者によりオン・オフ操作される操作スイッチと、
    前記電力源から前記モータへの通電を制御する制御部と、
    使用者により操作され、前記モータを制御するための所定の制御目標値を連続的又は段階的に調整するための調整部と、
    使用者により操作され、前記モータの回転方向を正転方向又は逆転方向の何れかに切り替えるための正逆切り替えスイッチと、
    を備え、
    前記制御部は、前記操作スイッチがオンされている場合に、前記正逆切り替えスイッチにより前記回転方向が正転方向に設定されているときは、前記調整部により調整されている前記制御目標値に基づいて前記モータへの通電を制御し、前記正逆切り替えスイッチにより前記回転方向が逆転方向に設定されているときは、前記調整部により設定されている前記制御目標値にかかわらず予め設定された一定の逆転時制御目標値に基づいて前記モータへの通電を制御する
    ことを特徴とする電動草刈機。
  2. 請求項1に記載の電動草刈機であって、
    前記制御目標値は、前記モータへの通電をデューティ制御するためのデューティ比の目標値である目標デューティ比であり、
    前記制御部は、前記正逆切り替えスイッチにより前記回転方向が逆転方向に設定されているときは、前記調整部により設定されている前記目標デューティ比にかかわらず、予め設定された一定の逆転時目標デューティ比に基づいて前記モータへの通電をデューティ制御する
    ことを特徴とする電動草刈機。
  3. 請求項1に記載の電動草刈機であって、
    前記モータの回転速度を検出する回転速度検出部を備え、
    前記制御目標値は、前記モータの回転速度の目標値である目標回転速度であり、
    前記制御部は、前記正逆切り替えスイッチにより前記回転方向が逆転方向に設定されているときは、前記調整部により設定されている前記目標回転速度にかかわらず、前記回転速度検出部により検出された回転速度が予め設定された一定の逆転時目標回転速度に一致するように前記モータへの通電をフィードバック制御する
    ことを特徴とする電動草刈機。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電動草刈機であって、
    前記モータは、ブラシレスモータであり、
    前記電力源は、バッテリであり、
    更に、前記バッテリからの直流電力を三相の交流電力に変換して前記モータへ供給するための、複数の半導体スイッチング素子を有するインバータを備え、
    前記制御部は、前記複数の半導体スイッチング素子のオン・オフを個別に制御することによって前記モータへの通電を制御する
    ことを特徴とする電動草刈機。
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