JP2016096805A - 電動機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの回転方向を正方向から逆方向に切り替え可能な電動機器において、モータの回転方向を逆方向から正方向に切り替える操作を不要にして、操作性を向上する。
【課題を解決するための手段】主電源がオン状態であるとき(S610:YES)、トリガスイッチが操作されると(S620:YES)、逆転フラグがクリア状態か否かを判断し、逆転フラグがクリア状態であれば(S640:YES)、モータを正方向に駆動し(S650)、逆転フラグがセット状態であれば(S640:NO)、モータを逆方向に駆動する(S670)、充電式草刈機において、トリガスイッチの操作が停止されると(S620:NO)、逆転フラグをクリアした後、モータの駆動を停止するよう構成する。この結果、使用者は、次回駆動時に逆転スイッチを操作して逆転フラグをクリア状態に切り替えることなく、モータを正転駆動させることができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、モータにより動作する電動機器に関する。
この種の電動機器には、使用者により操作される操作スイッチとして、モータの駆動指令を入力するための駆動スイッチや、モータの回転方向を通常時の正方向から逆方向へ切り替えるための正転逆転切替スイッチを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−117267号公報
ところで、正転逆転切替スイッチを備えた電動機器においては、正転逆転切替スイッチを操作してモータの回転方向を正方向から逆方向に切り替えると、その後、正転逆転切替スイッチを再度操作してモータの回転方向を逆方向から正方向に切り替えるまでは、モータを正方向に回転させることができなかった。
このため、例えば、特許文献1に記載の草刈機のように、モータの回転方向を逆方向に切り替えた後、モータの回転方向が直ぐに正方向に切り替えられる確率が高い電動機器においては、モータの回転方向を逆方向から正方向に切り替える操作が煩わしいものとなっていた。
つまり、草刈機において、モータを逆方向に回転させるのは、草刈作業時に回転刃に絡みついた草を取り除くときであり、回転刃に絡みついた草を除去できた後は、モータの回転方向が正方向に戻す必要があるが、このための正転逆転切替スイッチの操作は使用者にとって煩わしく、草刈時の作業効率が低下するという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、モータの回転方向を通常時の正方向から逆方向に切り替え可能な電動機器において、モータの回転方向を逆方向から正方向に切り替えるための操作を不要にして、電動機器を効率よく使用できるようにすることを目的とする。
本発明の電動機器には、モータと、モータを駆動制御するための制御部と、制御部にモータの駆動指令を入力するための駆動スイッチと、モータの回転方向を通常時の正方向から逆方向に切り替える逆転指令を入力するための逆転スイッチと、が備えられる。
そして、制御部は、逆転スイッチを介して逆転指令が入力された後、駆動スイッチを介して駆動指令が入力されると、モータを逆方向に駆動し、その後、駆動指令を介して駆動指令が再度入力されたときには、モータを正方向に駆動する。
このため、本発明の電動機器によれば、使用者は、逆転スイッチ、駆動スイッチの順に操作することにより、モータを通常時の回転方向(正方向)とは異なる逆方向に回転させることができる。
また、モータを逆方向に回転させてから、駆動スイッチを再度操作すれば、モータを正方向に回転させることができる。
そして、このようにモータの回転方向を逆方向から正方向に変更する際には、単に駆動スイッチを操作するだけでよく、モータの回転方向を正方向に戻すために、逆転スイッチを操作する必要はない。
よって、本発明の電動機器によれば、モータの回転方向を逆方向から正方向に切り替えるためのスイッチ操作を不要にして、上述した草刈機等の電動機器を、効率よく使用できるようになる。
ここで、制御部は、逆転スイッチを介して逆転指令が入力された後、駆動スイッチから駆動指令が入力されて、モータを逆方向に駆動するときのモータの駆動時間を、予め設定された設定時間以下に制限するように構成してもよい。
つまり、例えば、草刈機においては、モータを逆方向に回転させることにより、回転刃に絡みついた草を除去することができるが、草の除去に必要なモータの駆動時間は、回転刃の大きさやモータの回転速度等で決まり、好ましくは概ね1秒〜30秒程度となっており、より好ましくは概ね1秒〜10秒程度となっている。
このため、草刈機の場合、モータを逆方向に回転させて草を除去する際には、モータの駆動時間を、草の除去に必要な駆動時間(例えば1秒〜30秒)以下に制限するようにすれば、駆動スイッチが長時間操作された際に、モータが不必要に駆動されるのを防止できる。
またこの場合、モータの逆方向への駆動によって、電力が無駄に消費されるのを抑制し、電動機器の省電力化を図ることが可能となる。
一方、制御部は、逆転スイッチを介して逆転指令が入力された後、駆動スイッチから駆動指令が入力されると、その後、駆動スイッチから駆動指令が入力されなくなるまで、モータを逆方向に駆動するように構成してもよい。
このようにすれば、使用者は、駆動スイッチの操作期間中、モータを逆方向に駆動させることができるようになる。従って、この技術を、例えば、ねじ締め用の電動工具に適用すれば、電動工具を使用してねじ締め作業を行っているときに、電動工具のモータを一時的に逆方向に回転させてねじを外す際に、ねじが外れるまでモータを逆方向に回転させることが可能となり、その作業を効率よく行うことができる。
また次に、制御部は、モータを逆方向に駆動する際の駆動速度を、モータを正方向に駆動する際の駆動速度以下に設定するよう構成してもよい。
このようにすれば、例えば、草刈機において、モータを通常時とは異なる逆方向に駆動する際の駆動速度が、モータを正方向へ駆動する際の駆動速度よりも高くなり、回転刃に絡みついた草を除去する際に、除去した草を再度回転刃に絡みつかせてしまうという問題を防止できる。また、例えば、ねじ締め用の電動工具において、ねじを外す際の工具ビットの回転速度が高くなりすぎ、ねじを傷つけてしまう、という問題を防止できる。
一方、制御部は、逆転スイッチを介して逆転指令が入力された後、駆動スイッチから駆動指令が入力されて、モータを逆方向に駆動するときの駆動時間を、予め設定された設定時間以下に制限する機能と、逆転スイッチを介して逆転指令が入力された後、駆動スイッチから駆動指令が入力されると、その後、駆動スイッチから駆動指令が入力されなくなるまで、モータを逆方向に駆動する機能とを有し、外部から入力される選択指令に従い、その2つの機能の何れか一方を選択して動作するよう構成してもよい。
このようにすれば、使用者は、モータを逆方向に駆動する際、設定時間経過後にモータを自動停止させるか、駆動スイッチの操作を止めることによりモータを停止させるか、を選択できるようになり、電動機器の使い勝手を向上できる。
またこのように、電動機器の機能を選択する場合、機能選択専用のスイッチを設けるようにしてもよく、電動機器に備えられている所定のスイッチを利用するようにしてもよい。
そして、所定のスイッチを利用する場合、制御部は、所定のスイッチが設定時間以上連続的に操作されたときに、上記2つの機能の中から選択する機能を切り替えるように構成してもよい。
このようにすれば、所定のスイッチを機能選択兼用のスイッチとして利用でき、スイッチの数を少なくできる。
なお、この場合、機能選択兼用の所定のスイッチとしては、例えば、逆転スイッチを用いることができる。
また、逆転スイッチは、モータの回転方向を一時的に逆転させるために用いられるものであり、モータの駆動速度等、電動機器の動作を設定するためのスイッチに比べ、使用頻度が低くなることが考えられる。例えば、草刈機の場合、逆転スイッチは、駆動速度設定用のスイッチに比べて、使用頻度が低くなる。
このため、逆転スイッチを、他の操作スイッチと共に同一の操作パネルに設ける場合には、逆転スイッチの操作部の大きさを、他の操作スイッチの操作部に比べて小さくするようにしてもよい。
また、草刈機のように、使用者が把持する把持部(所謂グリップ)が備えられる電動機器においては、逆転スイッチの操作部は、使用者が把持部を把持した状態で操作可能な位置に設けるようにしてもよい。
そして、この場合、把持部の近傍に逆転スイッチと他の操作スイッチを配置する際には、逆転スイッチよりも他の操作スイッチが操作し易くなるよう、逆転スイッチの操作部を、他の操作スイッチの操作部に比べて、把持部から離れた位置に配置するようにしてもよい。
なお、逆転スイッチと共に同一の操作パネルに設ける、或いは、逆転スイッチと共に把持部近傍に設ける、他の操作スイッチとしては、例えば、モータの駆動速度を設定するためのスイッチを挙げることができる。
実施形態の充電式草刈機の全体構成を表す斜視図である。 充電式草刈機のグリップ部分を拡大して表す斜視図である。 操作パネルの操作に伴う動作状態の変化及び表示パネルの表示変化を表す説明図である。 充電式草刈機の電気的構成を表すブロック図である。 図3のMCUにて実行される制御処理を表すフローチャートである。 図6のS160にて実行されるスイッチ設定処理を表すフローチャートである。 図6のS210にて実行される報知制御処理を表すフローチャートである。 図6のS200にて実行されるモータ制御処理を表すフローチャートである。 図6のS230にて実行される省電力モード処理を表すフローチャートである。 変形例1の充電式草刈機の電気的構成を表すブロック図である。 変形例1のスイッチ設定処理を表すフローチャートである。 変形例1の報知制御処理を表すフローチャートである。 変形例1のモータ制御処理を表すフローチャートである。 変形例2のスイッチ設定処理を表すフローチャートである。 変形例2の報知制御処理を表すフローチャートである。 変形例3のスイッチ設定処理を表すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1に示すように、本実施形態の草刈機10は、モータ22(図4参照)によって駆動される回転刃23を備え、回転刃23の回転により草刈作業を行うための作業機である。
草刈機10は、前後方向に延びる細長い円筒形をした支持棹11と、支持棹11の前端部に設けられたカッタユニット20と、支持棹11の後端部に設けられたコントローラユニット30とを備えている。
カッタユニット20は、支持棹11の前端部に固定された前端ハウジング21を備えており、前端ハウジング21には、モータ22が収容されている。
また、前端ハウジング21からは、モータ22により回転駆動される駆動軸(図示省略)が下方に向けて突出されており、その駆動軸には、回転刃23が着脱可能に取り付けられている。
コントローラユニット30は、支持棹11の後端部に固定された後端ハウジング31を備えており、後端ハウジング31には、モータ22を駆動制御する制御回路50(図4参照)が収容されている。なお、本実施形態では、モータ22は、ブラシレスモータにて構成されている。
また、後端ハウジング31の後部には、草刈機10に電源供給を行うための直流電源として、2つのバッテリパック32が着脱可能に取り付けられており、各バッテリパック32は、制御回路50に電気的に接続されている。
また、支持棹11の前後方向の中間部には、支持棹11の中心軸に対し直交するよう、パイプを湾曲させることによりU字状に形成されたハンドル12が固定されている。
このハンドル12の両端部には、作業者が左右の手で把持するための筒状のグリップ14、16が設けられている。
そして、右側のグリップ16には、長手方向の中間部に、操作スイッチとしてのトリガスイッチ18と、トリガロックレバー19とが設けられている。
トリガスイッチ18は、使用者がグリップ16側に引くことにより、モータ22の駆動指令を入力するためのスイッチであり、グリップ16周囲で回転刃23側を向いた前面側に設けられている。
また、トリガロックレバー19は、トリガスイッチ18がグリップ16側に引かれるのを規制した状態(ロック状態)から解除するためのものであり、グリップ16周囲でコントローラユニット30側を向いた後面側に設けられている。
そして、トリガロックレバー19は、グリップ16側に押すと、トリガスイッチ18のロック状態を解除するようになっており、この状態で、使用者は、トリガスイッチ18をグリップ16側に延いて、モータ22の駆動指令を入力できるようになる。
また、右側のグリップ16の先端部分には、使用者がグリップ16を把持した状態で、草刈機10の動作状態を切り替えることができるようにするための操作入力部40が設けられている。
図2に示すように、操作入力部40には、操作パネル42と、表示パネル46とが備えられている。
操作パネル42は、操作面が、グリップ16の中心軸と略平行で、しかも、トリガロックレバー19と同様に後面側(換言すればコントローラユニット30側)を向くように配置されている。これは、使用者がグリップ16を把持した状態で、親指で操作し易いようにするためである。
また、操作パネル42には、主電源のオン・オフ及びモータ22の駆動速度の切り替えを行うための兼用操作部として、押下時にオン状態となる押しボタン式の電源スイッチ43が設けられている。
また、操作パネル42には、モータ22の回転方向を正転方向から逆回転させる指令を入力するための逆転スイッチ44も設けられている。なお、逆転スイッチ44も、電源スイッチ43と同様、押下時にオン状態となる押しボタン式のスイッチである。
電源スイッチ43と逆転スイッチ44とは、グリップ16の中心軸に直交する方向に配列されており、グリップ16の先端が上方であるとしたとき、電源スイッチ43が左側に位置し、逆転スイッチ44が右側に位置するように配置されている(図3参照)。
また、逆転スイッチ44の操作部(換言すれば操作パネル42における操作可能領域)は、電源スイッチ43の操作部に比べて小さく、且つ、電源スイッチ43よりもグリップ16の先端側に位置するように配置されている。
これは、逆転スイッチ44は、回転刃23を、草刈を行う正転方向から(具体的には反時計回りから時計回りに)逆回転させて、回転刃23に絡みついた草を取り除くために一時的に使用されるものであるからである。
つまり、逆転スイッチ44は、メインの電源スイッチ43に比べて使用頻度が低いサブスイッチである。そこで、本実施形態では、逆転スイッチ44の操作部を、電源スイッチ43の操作部よりも小さくし、且つ、グリップ16において使用者が把持する部分よりも離れた位置に配置することで、電源スイッチ43を操作し易くしている。
次に、表示パネル46は、操作入力部40において、操作パネル42よりもグリップ16の先端側に位置するように設けられており、グリップ16の中心軸と直交する方向に並べられた2つの表示部47、48を備える。
この2つの表示部47、48の内、グリップ16の先端が上方であるとしたときに右側に位置する表示部47は、主電源のオン・オフ状態を表示するための主電源表示部であり、主電源がオン状態であるときに点灯される(図3参照)。
また、グリップ16の先端が上方であるとしたときに左側に位置する表示部48は、電源スイッチ43の操作によって切り替えられるモータ22の駆動速度を表示するための速度表示部であり、LED等からなる3つの表示素子にて構成されている(図3参照)。
これは、本実施形態では、モータ22の駆動速度を、高速・中速・低速の3段階に切り替えることができるためであり、速度表示部48は、高速・中速・低速の順に点灯する表示素子の数を減らすことで、モータ22の駆動速度を表示する。
つまり、速度表示部48の3つの表示素子は、グリップ16の中心軸に沿って上下に配置されている。そして、高速では3つの表示素子を全て点灯し、中速では、最下部と中央の2つの表示素子を点灯し、低速では、最下部の表示素子だけを点灯することで、駆動速度を表示する。
また、表示パネル46の表示面は、操作パネル42の操作面に対して、グリップ16の先端側に向けて所定角度(例えば15°)傾斜している。これは、使用者が左右のグリップ14、16を把持して、草刈機10を持ち上げ、草刈作業を行う際に、表示パネル46の表示面が使用者の顔を向くようにするためである。
つまり、本実施形態では、表示パネル46の表示面を操作パネル42の操作面に対し傾斜させることで、表示パネル46の視認性を確保している。
次に、操作パネル42に設けられた電源スイッチ43及び逆転スイッチ44の操作に応じて変化する草刈機10の動作設定状態、及び、表示パネル46の主電源表示部47及び速度表示部48の点灯状態について、図3を用いて説明する。
図3に示す表の最上段に示すように、主電源がオフ状態であるとき、電源スイッチ43を所定時間以上押下(以下、長押しという)すると、主電源がオン状態になって、草刈機10が動作可能状態となり、主電源表示部47が点灯される。
また、このときのモータ22の駆動速度には、前回、主電源がオフ状態になったときの駆動速度が設定され、速度表示部48は、その駆動速度に対応した表示素子が点灯される。なお、図3に示す表の最上段では、全ての表示素子が点灯されているので、駆動速度が高速であることを表している。
一方、図3に示す表の2段目に示すように、主電源がオン状態であるとき、電源スイッチ43を長押しすると、主電源がオフ状態になって、草刈機10が動作停止状態となり、表示パネル46の各表示部47、48が全て消灯される。
なお、本実施形態では、主電源のオン状態からオフ状態への切り替えは、電源スイッチ43を長押ししたときだけでなく、トリガスイッチ18が所定時間以上操作されないときにも、自動で実施される。
そして、主電源がオン状態であるときには、草刈機10は動作可能状態となるため、草刈機10の動作モードは、通常電力消費モードとなる。また、主電源がオフ状態であるときには、電源スイッチ43が長押しされるのを待機する待機状態となるため、草刈機10の動作モードは、通常電力消費モードに比べて消費電力が少ない低電力消費モードとなる。
次に、図3に示す表の3段目に示すように、主電源がオン状態であるとき、電源スイッチ43を所定時間より短い時間押下(以下、短押しという)すると、モータ22の駆動速度が切り替えられる。なお、この駆動速度の切り替えは、高速→中速→低速→高速…の順に行われる。
また、この駆動速度の切り替えに応じて、速度表示部48の表示も切り替えられ、例えば、駆動速度が高速から中速に切り替えられたときには、図3に示すように、速度表示部48の3つの表示素子の内の2つが点灯する。
また次に、図3に示す表の最下段に示すように、主電源がオン状態であるとき、逆転スイッチ44を操作すると、モータ22の回転方向の設定が、正転方向から逆転方向に切り替えられる。
そして、このようにモータ22の回転方向が反転されると、主電源表示部47が、通常の点灯状態から、点滅状態に切り替えられる。このため、使用者は、主電源表示部47の表示状態を確認することで、主電源のオン・オフ状態だけでなく、トリガスイッチ18を操作したときのモータ22の回転方向を把握することができる。
次に、こうした操作パネル42の操作に基づく草刈機10の動作状態の切り替え、及び、表示パネル46への表示は、モータ22の駆動を制御する制御回路50にて実行される。
図4に示すように、制御回路50は、モータ22へ通電することによりモータ22を駆動するモータ駆動部52、モータ22に流れる電流を検出する電流検出部54、及び、MCU(Micro Control Unit )60を備える。
MCU60は、モータ22に設けられた回転センサ24及び電流検出部54からの検出信号に基づき、モータ22が予め設定された駆動速度で回転するよう、モータ駆動部52を介して、モータ22を駆動制御する。
また、MCU60には、上述したトリガスイッチ18、電源スイッチ43、逆転スイッチ44、主電源表示部47、及び、速度表示部48も接続されている。
そして、MCU60は、電源スイッチ43及び逆転スイッチ44の操作状態に応じて、主電源のオン・オフ状態の切り替え、モータ22の駆動速度の設定、モータ22の回転方向の設定、等を行い、トリガスイッチ18が操作されると、モータ22を駆動する。
また、MCU60は、主電源表示部47及び速度表示部48の点灯状態を制御することで、図3に示したように、主電源のオン・オフ状態、モータ22の駆動速度、及び、モータ22の回転方向を表示する。
また、制御回路50には、バッテリパック32から電力供給を受けて、MCU60に電源電圧(直流定電圧)Vccを供給するレギュレータ部56が備えられている。
そして、MCU60には、主電源がオフ状態となって、レギュレータ部56からの電源供給が遮断されても、そのとき設定されている制御条件(モータ22の駆動速度等)を保持できるように、制御条件を記憶するための不揮発性メモリ58が設けられている。
次に、モータ22の駆動制御や制御条件の設定等を行うために、MCU60にて実行される制御処理を、図5〜図9のフローチャートを用いて説明する。
図5に示すように、MCU60は、レギュレータ部56から電源供給を受けて起動すると、S110(Sはステップを表す)にて、当該制御処理で用いる各種パラメータを初期設定する初期設定処理を実行する。
なお、レギュレータ部56は、電源スイッチ43が長押しされて、MCU60内の起動回路からウェイクアップ信号を受けることによりMCU60への電源供給を開始するように構成されている。
このため、本実施形態では、このレギュレータ部56の起動によって、主電源がオン状態となり、MCU60が制御処理を開始することにより、草刈機10の動作モードが、通常動作可能な通常電力消費モードとなる。
次に、続くS120では、不揮発性メモリ58から、モータ22の駆動速度等の制御条件を読み出す設定読出処理を実行し、続くS130にて、予め設定された制御周期が経過したか否かを判断する。
そして、S130では、所定の制御周期が経過していないと判断すると、再度S130の処理を実行することで、所定の制御周期が経過するのを待ち、所定の制御周期が経過したと判断すると、S140以降の処理を実行する。つまり、MCU60は、所定の制御周期で、S140以降の処理を周期的に実行する。
S140では、ウォッチドッグタイマ(WDT)をクリアするWDTクリア処理を実行し、続くS150にて、トリガスイッチ18、電源スイッチ43、及び、逆転スイッチ44からの信号(スイッチ信号)を確認する。
そして、S160では、S150にて確認した電源スイッチ43及び逆転スイッチ44からのスイッチ信号に基づき、主電源のオン・オフ状態、モータ22の駆動速度、及び、モータ22の逆回転の要否、を設定するスイッチ設定処理を実行する。
次に、S170では、電流検出部54にて検出された電流や、バッテリパック32から供給されるバッテリ電圧を、A/D変換して取り込むA/D変換処理を実行する。
また、S180では、モータ22に設けられた回転センサ24からの検出信号を取り込み、モータ22の回転数を求める回転数取得処理を実行する。
そして、続くS190では、S170でのA/D変換結果や、S180で取得したモータ22の回転数等から、バッテリ電圧の低下、モータ22の回転異常、等の各種異常を確認する異常確認処理を実行する。
次に、S200では、トリガスイッチ18が操作されているか否かを判断し、トリガスイッチ18が操作されていれば、モータ22を予め設定された駆動速度で駆動する、モータ制御処理を実行する。
また、S210では、主電源表示部47及び速度表示部48を介して、主電源のオン・オフ状態や、駆動速度等の制御条件を使用者に報知する、報知制御処理を実行し、続くS220にて、駆動速度等の制御条件を不揮発性メモリ58に記憶する設定記憶処理を実行する。
また続くS230では、電源スイッチ43が長押しされて主電源がオフ状態に切り替えられたときや、トリガスイッチ18が所定時間以上操作されないときに、レギュレータ部56からMCU60自身への電源供給を遮断したり、スリープ状態に入ったりする、省電力モード処理を実行する。
そして、このS230の処理実行後は、再度S140に移行し、上述したS140以降の処理を再度実行する。
なお、S230の処理で、MCU60がスリープ状態に入ったときには、草刈機10は動作停止状態になり、消費電力が略ゼロになるので、草刈機10の動作モードは、通常電力消費モードから、低電力消費モードに移行することになる。
次に、上記一連の処理の内、本発明に係る主要な処理であるスイッチ設定処理(S160)、報知制御処理(S210)、モータ制御処理(S200)、及び、省電力モード処理(S230)について説明する。
図6に示すように、スイッチ設定処理では、まず、S310にて、電源スイッチ43が長押しされたか否かを判断する。そして、電源スイッチ43が長押しされていれば、S320に移行して、電源フラグがセットされているか否かを判断する。
電源フラグは、主電源がオン状態で、草刈機10の動作モードが通常消費電力モードであるときにセット状態となるフラグである。
そして、S320にて電源フラグがセットされていると判断されると、S330にて電源フラグをクリアした後、S410に移行し、S320にて電源フラグがクリアされていると判断されると、S340にて電源フラグをセットした後、S410に移行する。
一方、S310にて、電源スイッチ43は長押しされていないと判断された場合には、S350に移行して、電源スイッチ43は短押しされたか否かを判断し、電源スイッチ43は短押しされていな場合には、S410に移行する。
次に、S350にて、電源スイッチ43が短押しされたと判断された場合には、S360に移行し、現在設定されているモータ22の動作モードは、高速モードであるか否か(換言すれば、モータ22の駆動速度は高速であるか否か)を判断する。
S360にて、モータ22の動作モードは高速モードであると判断されると、S370に移行して、モータ22の動作モードを中速モードに変更することで、モータ22の駆動速度を中速に設定し、S410に移行する。
次に、S360にて、モータ22の動作モードは、高速モードではないと判断されると、S380に移行して、現在設定されているモータ22の動作モードは、中速モードであるか否か(換言すれば、モータ22の駆動速度は中速であるか否か)を判断する。
S380にて、モータ22の動作モードは中速モードであると判断されると、S390に移行して、モータ22の動作モードを低速モードに変更することで、モータ22の駆動速度を低速に設定し、S410に移行する。
また、S380にて、モータ22の動作モードは中速モードではないと判断された場合には、現在のモータ22の動作モードは低速モードであるので、S400に移行して、モータ22の動作モードを高速モードに変更することで、モータ22の駆動速度を高速に設定し、S410に移行する。
このようにS310〜S400では、電源スイッチ43の操作状態(長押し/短押し)に応じて、電源フラグ(換言すれば主電源)のオン・オフ状態の切り替え、及び、モータ22の動作モード(換言すれば駆動速度)の設定を行う。
次に、S410では、逆転スイッチ44が操作されて、オン状態になっているか否かを判断する。そして、逆転スイッチ44がオン状態になっていなければ(つまり、逆転スイッチ44が操作されていなければ)、当該スイッチ設定処理を終了する。
また、逆転スイッチ44が操作されて、オン状態になっていれば、S420に移行して、逆転フラグがクリアされているか否かを判断する。
逆転フラグは、モータ22を草刈用の正方向に回転させるか、或いは、回転刃23に絡みついた草を取り除くために逆方向に回転させるか、を指示するフラグであり、セット状態であるとき、モータ22を逆回転させることを指示するように設定されている。
そして、S420にて、逆転フラグがクリアされていると判断されると、S430に移行して、逆転フラグをセットし、当該スイッチ設定処理を終了する。
また、S420にて、逆転フラグはクリアされていないと判断された場合には、S440に移行して、逆転フラグをクリアし、当該スイッチ設定処理を終了する。
次に、図7に示すように、報知制御処理では、まず、S500にて、電源フラグがセットされているか否かを判断する。そして、電源フラグがセットされていなければ、S510にて、表示パネル46の表示部47、48を全て消灯させて、当該報知制御処理を終了する。
なお、この処理により、使用者は、表示パネル46の状態から、草刈機10が動作停止状態(換言すれば低電力消費モード)であることを把握できる。
次に、S500にて、電源フラグがセットされていると判断されると、S520に移行して、逆転フラグはセットされているか否かを判断する。
そして、逆転フラグがセットされていなければ、S530に移行して、主電源表示部47を点灯させることで、草刈機10の主電源はオン状態であること(換言すれば草刈機10は通常動作可能であること)と、モータ22(延いては回転刃23)の回転方向は、草刈が可能な正方向であることを報知し、S550に移行する。
また、S520にて、逆転フラグがセットされていると判断されると、S540に移行して、主電源表示部47を所定周期で点滅させることにより、草刈機10の主電源はオン状態であり、モータ22(延いては回転刃23)の回転方向は、逆方向であることを報知し、S550に移行する。
次に、S550では、モータ22の動作モードは高速モードであるか否かを判断する。そして、モータ22の動作モードが高速モードであれば、S560に移行して、速度表示部48の3つの表示素子を全て点灯させることで、モータ22の駆動速度が高速に設定されていることを報知し、当該報知制御処理を終了する。
また、S550にて、モータ22の動作モードは高速モードではないと判断されると、S570に移行して、モータ22の動作モードは中速モードであるか否かを判断する。
そして、モータ22の動作モードが中速モードであれば、S580に移行して、速度表示部48の3つの表示素子の内の2つを点灯させることで、モータ22の駆動速度が中速に設定されていることを報知し、当該報知制御処理を終了する。
また、S570にて、モータ22の動作モードは中速モードではないと判断された場合には、S590に移行する。S590では、現在設定されているモータ22の動作モードは低速モードであるので、速度表示部48の3つの表示素子の内の1つを点灯させることで、モータ22の駆動速度が低速に設定されていることを報知し、当該報知制御処理を終了する。
このように、報知制御処理では、主電源表示部47及び速度表示部48の表示状態を切り替えることで、主電源のオン・オフ状態、及び、モータ22の駆動速度及び逆回転駆動の設定状態、を報知する。従って、使用者は、これら各状態を容易に把握することができる。
次に、図8に示すように、モータ制御処理では、まず、S610にて、電源フラグがセットされているか否かを判断する。そして、電源フラグがセットされていなければ、モータ22の駆動を制御する必要がないので、そのままモータ制御処理を終了する。
一方、S610にて、電源フラグがセットされていると判断されると、S620に移行して、トリガスイッチ18がオン状態になっているか否かを判断する。
そして、トリガスイッチがオン状態になっていれば、S640にて、逆転フラグがクリアされているか否かを判断する。
S640にて、逆転フラグがクリアされていると判断されると、S650に移行して、モータ22を現在設定されている駆動速度(高速、中速、又は、低速)にて、正方向に回転させる、正転駆動処理を実行し、当該モータ制御処理を終了する。
また、S640にて、逆転フラグはクリアされていない(換言すれば、逆転フラグがセットされている)と判断されると、S660に移行して、続くS670にて実行される逆転駆動処理の実行時間(つまり、モータ22の逆方向への駆動時間)が、所定時間に達したか否かを判断する。
そして、S660にて、逆転駆動処理の実行開始後、所定時間が経過していないと判断されると、S670に移行して、モータ22を逆方向に回転させる逆転駆動処理を実行し、当該モータ制御処理を終了する。
なお、逆転駆動処理では、モータ22の逆方向への駆動時間を計時するようにされており、S660では、その計時時間を用いて、逆転駆動処理の実行時間は所定時間に達したか否かを判断する。
また、逆転駆動処理にて、モータ22を逆方向へ回転させるのは、回転刃23に絡みついた草を取り除くためであるので、このときのモータ22の駆動速度は、草を取り除くことができる速度であればよく、予め設定された一定速度であってもよいし、高速・中速・低速の各モードに対応して設定された逆回転用の駆動速度であってもよい。
但し、この駆動速度は、モータ22の正方向への回転時よりも高いと、回転刃23から取り除いた草を逆方向に絡みつかせてしまうことも考えられるので、モータ22の正方向への駆動速度以下に設定するとよい。
次に、S660にて、逆転駆動処理の実行開始後、所定時間が経過していると判断された場合には、S680に移行する。そして、S680では、モータ22の駆動を停止させる、モータ停止処理を実行し、当該モータ制御処理を終了する。
また、S620にて、トリガスイッチ18はオン状態になっていないと判断された場合には、S690に移行して、逆転駆動処理にて計時されるモータ22の逆方向への駆動時間をクリアすると共に、逆転フラグをクリアする。そして、S690の処理実行後は、S680に移行して、モータ22の駆動を停止させ、当該モータ制御処理を終了する。
このように、モータ制御処理では、トリガスイッチ18が操作された際に、図6のスイッチ設定処理にて設定された制御条件に従い、モータ22を駆動することになる。
よって、使用者は、トリガスイッチ18を操作することによって、所望の駆動速度でモータ22(延いては回転刃23)を回転させて、草刈作業を行うことができる。
また、使用者は、逆転スイッチ44を操作することにより、モータ22(延いては回転刃23)を逆回転させて、回転刃23に絡みついた草を取り除くこともできるし、電源スイッチ43を操作することにより、草刈機10の動作を停止させることもできる。
また、S660の判定処理により、モータ22を逆回転させる際の時間が、所定時間に制限されるので、使用者が逆回転で草刈作業を行うことを防止することができる。さらにモータ22の逆回転による無駄な電力消費を抑えることができる。
なお、この所定時間には、モータ22を逆回転させて回転刃23に絡みついた草を除去するのに必要な時間を設定すればよく、回転刃23の大きさや逆回転時のモータ22の駆動速度等で異なるものの、概ね1秒〜30秒程度の時間を設定すればよい。
次に、図9に示すように、省電力モード処理では、まず、S710にて、電源フラグがセットされているか否かを判断し、電源フラグがセットされていれば、S720に移行する。
S720では、トリガスイッチ18が操作されない時間(操作無し時間)が、予め設定された所定時間に達したか否かを判断し、操作無し時間が所定時間に達していなければ、当該省電力モード処理を終了する。
一方、S720にて、トリガスイッチ18の操作無し時間が所定時間に達したと判断されるか、S710にて、電源フラグはセットされていないと判断された場合には、S730に移行する。
そして、S730では、レギュレータ部56からMCU60への電源電圧Vccの供給を停止させることで、MCU60自身を低電力消費モード状態にするスリープ処理を実行する。
なお、このスリープ処理の実行により、MCU60は動作を停止し、草刈機10は動作停止状態となる。
以上説明したように、本実施形態の草刈機10においては、逆転スイッチ44が、押下時にオン状態となる押しボタン式のスイッチにて構成されている。
そして、逆転スイッチ44が操作(押下)されてオン状態になる度に、モータ22の回転方向を示す逆転フラグがセット状態又はクリア状態に切り替えられる(S410〜S440)。
逆転フラグがセット状態である場合、モータ22は、S670の逆転駆動処理にて逆方向に駆動されることから、使用者は、逆転スイッチ44を操作してから、トリガスイッチ18(換言すればモータ22の駆動スイッチ)を操作することにより、回転刃23を逆回転させて、回転刃23に絡みついた草を除去することができる。
また、この逆回転時のモータ22の駆動時間は、S660の処理によって、予め設定された所定時間以下に制限されることから、使用者が、トリガスイッチ18を操作し続けたとしても、モータ22は、逆方向への駆動開始後、所定時間が経過した時点で自動で停止することになる。
このため、モータ22を逆回転させて、回転刃23に絡みついた草を除去する際に、モータ22を不必要に駆動してしまうのを防止し、無駄な電力消費を抑制できる。
また、モータ22を逆回転させてから、使用者がトリガスイッチ18の操作を止めれば、S690の処理にて、逆転フラグがクリアされる。このため、使用者が次にトリガスイッチ18を操作した際には、モータ22は正方向に回転することになる。
このため、使用者は、モータ22を逆回転させて回転刃23に絡みついた草を除去した際、逆転スイッチ44を操作して、モータ22の回転方向を切り替えることなく、草刈作業を再開することができるようになり、草刈作業を効率よく行うことができる。
なお、本実施形態では、制御回路50が、本発明の制御部に相当し、トリガスイッチ18が、本発明の駆動スイッチに相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、モータ22を逆方向に駆動するときの駆動時間を、所定時間(例えば1秒〜30秒)以下に制限するものとして説明した。
これに対し、トリガスイッチ18が操作されてモータ22の逆方向への駆動を開始すると、その後、トリガスイッチ18が操作されなくなるまで(換言すればトリガスイッチ18がオフ状態になるまで)、モータ22の逆方向への駆動を継続するように構成してもよい。
このようにすれば、モータ22は、トリガスイッチ18を介して入力される使用者の指示に応じて逆回転することになり、モータ22(延いては回転刃23)を長く逆回転させたい使用者に対しては、使い勝手を向上することができる。
また、この場合、モータ22の逆方向への駆動時間を所定時間以下に制限する機能と、モータ22の逆方向への駆動を、トリガスイッチ18が操作されて駆動指令が入力されている間実行する機能とを、使用者がスイッチ操作によって選択できるようにしてもよい。
以下、このように、モータ22の逆転駆動時の動作(機能)を選択できるようにした草刈機について、上記実施形態の変形例として説明する。
[変形例1]
変形例1の草刈機の構成は、上記実施形態の草刈機10と略同様であり、上記実施形態の草刈機10との異なる点は、図10に示すように、逆転モードスイッチ62と逆転モード表示部64とを備えた点である。
逆転モードスイッチ62は、モータ22の逆方向への駆動時に、駆動時間を制限するか否かを、使用者が外部操作によって選択するためのスイッチであり、そのスイッチの操作部は、例えば、電源スイッチ43や逆転スイッチ44と共に操作パネル42に設けられる。
また、逆転モード表示部64は、逆転モードスイッチ62を介して設定された、モータ22の逆転駆動時の動作を表示するためのものであり、この逆転モード表示部64を構成する表示素子は、例えば、主電源表示部47及び速度表示部48と共に表示パネル46に設けられる。
また、MCU60にて実行される制御処理は、基本的には、上記実施形態と同じであるが、スイッチ設定処理、報知制御処理及びモータ制御処理の一部が異なる。
以下、これら各処理において、上記実施形態と異なる点について説明する。
図11に示すように、変形例1のスイッチ設定処理においては、S300にて、図6に示したS310〜S400の処理にて実現される電源スイッチ設定処理を実行した後、S810に移行し、逆転モードスイッチ62は操作されたか否かを判断する。
そして、逆転モードスイッチ62が操作されていなければ、S410に移行し、上記実施形態と同様の手順でS410移行の処理を実行した後、スイッチ設定処理を終了する。
一方、S810にて、逆転モードスイッチ62が操作されたと判断されると、S820に移行して、現在、連続フラグがセットされているか否かを判断する。
連続フラグは、モータ22の逆転駆動時に、トリガスイッチ18が操作されなくなるまでモータ22を駆動するのか、或いは、モータ22の駆動時間を制限するのか、を表すフラグである。
そして、変形例1では、連続フラグがセットされているときには、モータ22の駆動を継続し、連続フラグがクリアされているときには、モータ22の駆動時間を制限することを表すものとする。
次に、S820にて、連続フラグがセットされていると判断されると、S830にて、連続フラグをクリアした後、S410に移行する。逆に、S820にて、連続フラグはセットされていないと判断されると、S840にて、連続フラグをセットした後、S410に移行する。
このため、変形例1のスイッチ設定処理によれば、上記実施形態と同様に、使用者からの指令に従い電源フラグ及び逆転フラグが設定されるだけでなく、逆転モードスイッチ62からの指令に従い連続フラグが設定されることになる。
次に、図12に示すように、変形例1の報知制御処理においては、S530又はS540にて主電源表示部47を点灯又は点滅させると、S542に移行して、連続フラグがセットされているか否かを判断する。
そして、連続フラグがセットされていなければ、S544にて、逆転モード表示部64を消灯させ、S546にて、逆転モード表示部64を点灯させることにより、モータ22の逆転駆動時の動作を使用者に報知し、S550に移行する。
この結果、使用者は、逆転モード表示部64が点灯していれば、モータ22を逆転駆動する際、トリガスイッチ18の操作期間中連続的にモータ22を駆動できることを認識できる。また、使用者は、逆転モード表示部64が消灯していれば、トリガスイッチ18を操作していても所定時間が経過すればモータ22が自動停止されることを認識できる。
次に、図13に示すように、変形例1のモータ制御処理においては、S640にて、逆転フラグがセットされていると判断されると、S645に移行して、連続フラグがセットされているか否かを判断する。
そして、S645にて、連続フラグがセットされていると判断されると、モータ22の逆転駆動時の駆動時間を制限する必要がないので、S670に移行して、逆転駆動処理を実行し、続くS675にて、逆転駆動フラグをセットした後、当該モータ制御処理を終了する。
また、S645にて、連続フラグはセットされていないと判断されると、モータ22の逆転駆動時の駆動時間を所定時間以下に制限する必要があるので、S660に移行し、逆転駆動処理の実行時間が所定時間に達したか否かを判断する。
そして、S660にて、逆転駆動処理の実行時間が所定時間に達していないと判断された際には、S670に移行して、S670、S675の処理を実行した後、当該モータ制御処理を終了する。
また、S660にて、逆転駆動処理の実行時間が所定時間に達したと判断された場合には、S680にてモータ停止処理を実行し、当該モータ制御処理を終了する。
次に、S620にて、トリガスイッチ18はオン状態になっていないと判断された場合には、S692に移行して、逆転駆動フラグはセットされているか否かを判断する。
そして、S692にて逆転駆動フラグがセットされていると判断されるか、或いは、S610にて電源フラグはセットされていないと判断された場合には、S694にて逆転駆動フラグをクリアし、S696にて逆転フラグをクリアした後、S698に移行する。
また、S692にて、逆転駆動フラグはセットされていないと判断された場合には、そのままS698に移行する。
そして、S698では、モータ22の駆動時間をクリアし、当該モータ制御処理を終了する。
このように、変形例1によれば、モータ22の逆方向への駆動時には、連続フラグがセットされているかによって、トリガスイッチ18の操作が停止されるまでモータ22を連続的に駆動するのか、或いは、モータ22の駆動時間を所定時間以下に制限するのか、が切り替えられることになる。
そして、連続フラグは、使用者による逆転モードスイッチ62の操作によって、セット状態・クリア状態が切り替えられることから、使用者は、モータ22の逆転駆動時の動作を任意に設定できることになり、草刈機の使い勝手を向上することが可能となる。
[変形例2]
変形例1では、モータ22を逆方向に駆動する際の駆動時間を所定時間以下に制限するか否かを使用者が選択できるようにするために、逆転モードスイッチ62を設け、その選択結果を報知できるようにするために、逆転モード表示部64を設けている。
しかし、モータ22の逆転駆動時の動作モードの切り替え及び報知のためには、必ずしも逆転モードスイッチ62や逆転モード表示部64を設ける必要はなく、他の操作スイッチ或いは他の表示部を利用するようにしてもよい。
そこで、変形例2では、スイッチ設定処理及び報知制御処理を、それぞれ、図11、図12に示したものから、図14、図15に例示するように変更することで、図4に示した回路構成で変形例1と同様の効果が得られるようにした、草刈機について説明する。
図14に示すように、変形例2のスイッチ設定処理においては、S300にて電源スイッチ設定処理を実行した後、S410に移行し、逆転スイッチ44が操作されか否かを判断する。
そして、逆転スイッチ44が操作されていなければ、スイッチ設定処理を終了し、逆転スイッチ44が操作されていれば、S415に移行する。
S415では、逆転スイッチ44の操作時間が所定時間以上であるか否か(換言すれば、逆転スイッチ44が長押しされたか否か)を判断する。
S415にて、逆転スイッチ44が長押しされたと判断されると、S820〜S840の処理を実行し、S415にて、逆転スイッチ44が長押しされていないと判断されると、S420〜S440の処理を実行する。
つまり、変形例2では、逆転スイッチ44が操作された際、その操作が長押しであれば、S820〜S840の処理にて連続フラグの設定状態を反転させ、逆転スイッチ44の操作が長押しでなければ、S420〜S440の処理にて逆転フラグの設定状態を反転させる。
従って、変形例2では、逆転スイッチ44を、変形例1の逆転モードスイッチ62としても機能させることができ、使用者は、逆転モードスイッチ62を使用することなく、連続フラグの設定(換言すれば、モータ22の逆転駆動時に駆動時間を制限するか否か)を切り替えることができる。
また、図15に示すように、変形例2の報知制御処理では、S520にて、逆転フラグがセットされていると判断されたときに、S542に移行して、連続フラグがセットされているか否かを判断する。
そして、連続フラグがセットされていなければ、S548にて、主電源表示部47を低速で点滅させ、連続フラグがセットされていれば、S549にて、主電源表示部47を高速で点滅させる。
また、S548又はS549にて、主電源表示部47を低速若しくは高速で点滅させた後は、S550に移行し、モータ22の正方向への駆動時の駆動速度を速度表示部48に表示させる、S550〜S590の処理を実行する。
このように、変形例2では、主電源表示部47を点滅させて、モータ22の駆動方向が逆方向に設定されていることを報知する際に、主電源表示部47の点滅速度を高速又は低速することで、モータ22の逆転駆動時に駆動時間を制限するか否かを同時に報知する。
従って、本変形例2によれば、逆転モード表示部64を設けることなく、モータ22を逆方向に駆動する際の駆動時間を制限するか否かを報知することができる。
なお、変形例2では、逆転スイッチ44を利用して、逆転モードスイッチ62としての機能を実現し、主電源表示部47を利用して、逆転モード表示部64としての機能を実現しているが、これらの機能は、他の操作スイッチ若しくは他の表示部を利用して実現するようにしてもよい。
また、逆転モードスイッチ62及び逆転モード表示部64の何れか一方の機能を、他の操作スイッチ若しくは他の表示部を利用して実現し、他方の機能は、専用のスイッチ若しくは表示部を設けることで、実現するようにしてもよい。
[変形例3]
変形例2では、スイッチ設定処理において、逆転スイッチ44が操作された際に、その操作が長押しであったか否かを判断し、長押しであれば、連続フラグの設定状態を反転させ、長押しでなければ、逆転フラグの設定状態を反転させる。
これに対し、変形例3では、スイッチ設定処理を、図16に示すフローチャートに沿って実行する。
すなわち、変形例3のスイッチ設定処理においては、図16に示すように、S300にて電源スイッチ設定処理を実行した後、S410に移行し、逆転スイッチ44が操作されか否かを判断する。
そして、逆転スイッチ44が操作されていなければ、スイッチ設定処理を終了する。また、逆転スイッチ44が操作されていれば、S420に移行して、逆転フラグがクリアされているか否かを判断し、逆転フラグがクリアされていなければ、S440にて逆転フラグをクリアした後、スイッチ設定処理を終了する。
一方、S420にて、逆転フラグがクリアされていると判断された場合には、S430にて、逆転フラグをセットした後、S415に移行し、逆転スイッチ44の操作時間が所定時間以上であるか否か(換言すれば、逆転スイッチ44が長押しされたか否か)を判断する。
そして、S415にて、逆転スイッチ44が長押しされたと判断されると、S830にて、連続フラグをクリアした後、スイッチ設定処理を終了する。
また、S415にて、逆転スイッチ44は長押しされていないと判断された場合には、S840にて連続フラグをセットした後、スイッチ設定処理を終了する。
このように、変形例3では、逆転スイッチ44が操作されると、逆転スイッチ44の操作時間にかかわらず、逆転フラグの設定状態を反転させる。
そして、その反転動作によって、逆転フラグがセットされると、逆転スイッチ44の操作時間が長いか否か(つまり長押しであるか否か)を判定して、長押しであれば連続フラグをクリアし、長押しでなれば連続フラグをセットすることで、モータ22の逆転駆動時の動作を設定する。
従って、変形例3では、逆転スイッチ44を一回操作するだけで、モータ22の逆方向への駆動の設定、及び、モータ22の逆転駆動時に駆動時間を所定時間以下に制限するか否かの設定、を行うことができるようになる。よって、変形例3によれば、変形例2に比べて、モータ22を逆転駆動させる際の設定操作を、より簡単にすることができる。
[他の変形例]
上記実施形態及び変形例1−3では、電源スイッチ43や逆転スイッチ44を複数の指令を入力する兼用操作部として機能させるに当たって、入力する指令の切り替えを、電源スイッチ43や逆転スイッチ44の操作時間(長押し/短押し)によって行うものとして説明した。しかし、こうした兼用操作部の操作方法は一例であり、スイッチの操作時間や操作回数等、予め設定された操作条件によって、入力する指令を変更できるようにすればよい。
また、上記実施形態では、逆転スイッチ44は、押下されたときにオン状態となる押しボタン式のものであると説明したが、例えば、スライド式のスイッチであってもよく、或いは、接点のオン・オフ状態を自己保持可能なスイッチであってもよい。
また、上記実施形態では、本発明をバッテリパックから電力供給を受けて動作する充電式の草刈機に適用した場合について説明したが、本発明は、例えば、電動工具等、モータを備えた電動機器であれば、上記実施形態と同様に適用することができる。
また、本発明は、バッテリパックから電力供給を受ける充電式の電動機器であっても、商用電源から交流電力を受けて動作する電動機器であっても、上記実施形態と同様に適用できる。
10…草刈機、11…支持棹、12…ハンドル、14,16…グリップ、18…トリガスイッチ、19…トリガロックレバー、20…カッタユニット、21…前端ハウジング、22…モータ、23…回転刃、24…回転センサ、30…コントローラユニット、31…後端ハウジング、32…バッテリパック、40…操作入力部、42…操作パネル、43…電源スイッチ、44…逆転スイッチ、46…表示パネル、47…主電源表示部、48…速度表示部、50…制御回路、52…モータ駆動部、54…電流検出部、56…レギュレータ部、58…不揮発性メモリ、60…MCU、62…逆転モードスイッチ、64…逆転モード表示部。
そして、制御部は、逆転スイッチを介して逆転指令が入力された後、駆動スイッチを介して駆動指令が入力されると、モータを逆方向に駆動し、その後、駆動スイッチを介して駆動指令が再度入力されたときには、モータを正方向に駆動する。
実施形態の充電式草刈機の全体構成を表す斜視図である。 充電式草刈機のグリップ部分を拡大して表す斜視図である。 操作パネルの操作に伴う動作状態の変化及び表示パネルの表示変化を表す説明図である。 充電式草刈機の電気的構成を表すブロック図である。 図3のMCUにて実行される制御処理を表すフローチャートである。 図5のS160にて実行されるスイッチ設定処理を表すフローチャートである。 図5のS210にて実行される報知制御処理を表すフローチャートである。 図5のS200にて実行されるモータ制御処理を表すフローチャートである。 図5のS230にて実行される省電力モード処理を表すフローチャートである。 変形例1の充電式草刈機の電気的構成を表すブロック図である。 変形例1のスイッチ設定処理を表すフローチャートである。 変形例1の報知制御処理を表すフローチャートである。 変形例1のモータ制御処理を表すフローチャートである。 変形例2のスイッチ設定処理を表すフローチャートである。 変形例2の報知制御処理を表すフローチャートである。 変形例3のスイッチ設定処理を表すフローチャートである。
そして、トリガロックレバー19は、グリップ16側に押すと、トリガスイッチ18のロック状態を解除するようになっており、この状態で、使用者は、トリガスイッチ18をグリップ16側に引いて、モータ22の駆動指令を入力できるようになる。
そして、このS230の処理実行後は、再度S130に移行し、上述したS130以降の処理を再度実行する。
なお、S230の処理で、MCU60がスリープ状態に入ったときには、草刈機10は
動作停止状態になり、消費電力が略ゼロになるので、草刈機10の動作モードは、通常電力消費モードから、低電力消費モードに移行することになる。
そして、逆転モードスイッチ62が操作されていなければ、S410に移行し、上記実施形態と同様の手順でS410以降の処理を実行した後、スイッチ設定処理を終了する。
一方、S810にて、逆転モードスイッチ62が操作されたと判断されると、S820に移行して、現在、連続フラグがセットされているか否かを判断する。

Claims (10)

  1. モータと、
    前記モータを駆動制御するための制御部と、
    前記制御部に前記モータの駆動指令を入力するための駆動スイッチと、
    前記モータの回転方向を通常時の正方向から逆方向に切り替える逆転指令を入力するための逆転スイッチと、
    を備え、前記制御部は、前記逆転スイッチを介して前記逆転指令が入力された後、前記駆動スイッチを介して前記駆動指令が入力されると、前記モータを前記逆方向に駆動し、その後、前記駆動指令を介して前記駆動指令が再度入力されたときには、前記モータを前記正方向に駆動するよう構成されている、電動機器。
  2. 前記制御部は、前記逆転スイッチを介して前記逆転指令が入力された後、前記駆動スイッチから前記駆動指令が入力されて、前記モータを前記逆方向に駆動するときの前記モータの駆動時間を、予め設定された設定時間以下に制限するよう構成されている、請求項1に記載の電動機器。
  3. 前記制御部は、前記逆転スイッチを介して前記逆転指令が入力された後、前記駆動スイッチから前記駆動指令が入力されると、その後、前記駆動スイッチから前記駆動指令が入力されなくなるまで、前記モータを前記逆方向に駆動するよう構成されている、請求項1に記載の電動機器。
  4. 前記制御部は、前記モータを前記逆方向に駆動する際の駆動速度を、前記モータを前記正方向に駆動する際の駆動速度以下に設定するよう構成されている、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電動機器。
  5. 前記制御部は、
    前記逆転スイッチを介して前記逆転指令が入力された後、前記駆動スイッチから前記駆動指令が入力されて、前記モータを前記逆方向に駆動するときの駆動時間を、予め設定された設定時間以下に制限する機能と、
    前記逆転スイッチを介して前記逆転指令が入力された後、前記駆動スイッチから前記駆動指令が入力されると、その後、前記駆動スイッチから前記駆動指令が入力されなくなるまで、前記モータを前記逆方向に駆動する機能と、
    を有し、外部から入力される選択指令に従い、前記2つの機能の何れか一方を選択して動作するよう構成されている、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の電動機器。
  6. 前記制御部は、当該電動機器に備えられた所定のスイッチが設定時間以上連続的に操作されたときに、前記2つの機能の中から選択する機能を切り替えるように構成されている、請求項5に記載の電動機器。
  7. 前記機能の選択に用いられる前記所定のスイッチは、前記逆転スイッチであることを特徴とする請求項6に記載の電動機器。
  8. 前記逆転スイッチは、他の操作スイッチと共に同一の操作パネルに設けられ、且つ、前記他のスイッチに比べて操作部の大きさが小さい、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の電動機器。
  9. 使用者が把持するための把持部を備え、
    前記逆転スイッチの操作部は、使用者が前記把持部を把持した状態で操作可能な位置で、且つ、他の操作スイッチの操作部に比べて前記把持部から離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の電動機器。
  10. 前記他の操作スイッチは、前記モータの駆動速度を設定するためのスイッチであることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の電動機器。
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