JP7165925B2 - 電動工具、電動工具の制御方法 - Google Patents

電動工具、電動工具の制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、一般に電動工具及び電動工具の制御方法に関し、より詳細には、モータを備えた電動工具及び電動工具の制御方法に関する。
特許文献1には、電動工具が記載されている。この電動工具は、モータと、モータによって駆動される駆動部と、使用者が操作可能なトリガスイッチと、使用者が操作可能でモータの正転と逆転とを切り替える正逆切替部と、を有している。また電動工具は、トリガスイッチの操作に基づいて前記モータの駆動制御を行う制御部を有している。そして、制御部は、正逆切替部に基づいてモータの回転方向を切り替える通常モードと、トリガスイッチがオンからオフとなると次にトリガスイッチがオンとなった際にモータの回転方向を切り替えるタップ立てモードと、を備えている。
特開2016-112633号公報
特許文献1に記載された電動工具は、タップ立てモードにおいては、トリガスイッチがオンからオフとなった後、更にオンとなると、必ず、モータの回転方向が切り替わる。したがって、トリガスイッチがオンからオフになると、使用者の意思に関係なくモータの回転方向が切り替わることになり、使い勝手が低下することがあった。
本開示は、上記事由に鑑みてなされており、使い勝手を向上させることができる電動工具及び電動工具の制御方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る電動工具は、モータと、前記モータによって駆動される駆動部と、使用者が操作可能なトリガスイッチと、第1正逆切替部と、第2正逆切替部と、制御部と、を備える。前記第1正逆切替部は、前記使用者が操作可能で前記モータの正転と逆転とを切り替えるスライドスイッチを含む。前記第2正逆切替部は、前記トリガスイッチ及び前記第1正逆切替部とは別に設けられた前記モータの正転と逆転とを切り替えるタッチスイッチを含む。前記制御部は、前記トリガスイッチの操作に基づいて前記モータの駆動制御を行う。また前記電動工具は、第1モードと、第2モードと、を有する。前記第1モードは、前記第1正逆切替部の操作に基づいて前記モータの回転方向を切り替える。前記第2モードは、前記第2正逆切替部の操作に基づいて前記モータの回転方向を切り替える。
本開示の一態様に係る電動工具の制御方法は、モータと、前記モータによって駆動される駆動部と、を備える電動工具の制御方法である。第1正逆切替部の操作に基づいて前記モータの回転方向を切り替える第1モードと、第2正逆切替部の操作に基づいて前記モータの回転方向を切り替える第2モードと、を含む。
本開示によれば、使い勝手を向上させることができる、という利点がある。
図1は、本開示に係る電動工具の一実施形態を示す説明図である。 図2は、本開示に係る電動工具の一実施形態のモータの駆動制御系を示すブロック図である。 図3は、本開示に係る電動工具の一実施形態の表示部及びモード切替スイッチを示す説明図である。 図4は、同上における電動工具の一実施形態の第1モードでの動作について説明するフローチャートである。 図5は、同上における電動工具の一実施形態の第2モードでの動作について説明するフローチャートである。 図6は、同上における電動工具の一実施形態の第3モードでの動作について説明するフローチャートである。
以下、本実施形態に係る電動工具1について、説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本開示の様々な実施形態の一部に過ぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
(1)電動工具の構成
本実施形態に係る電動工具1は、手持ち形電動工具である。電動工具1は、モータ10と、モータ10によって駆動される駆動部20と、使用者が操作可能なトリガスイッチ30と、第1正逆切替部40と、第2正逆切替部50と、制御部60と、を備える。すなわち、モータ10と、駆動部20と、トリガスイッチ30と、第1正逆切替部40と、第2正逆切替部50及び制御部60は、電動工具1の構成要素である。電動工具1は、更に、ハウジング100を備える。
ハウジング100は電動工具1の筐体であって、本体部101と、グリップ部102と、ベース部103とを有している。本体部101は前後方向に延びる筒状に形成されている。グリップ部102は、上下方向に延びる筒状に形成されている。グリップ部102は、本体部101の周面のうち下側から上下方向に沿って突出している。ベース部103は、下面が開口した箱状に形成されている。ベース部103は、グリップ部102の下端に形成されている。本体部101の内部には、電池パック104の電池セルによって駆動されるモータ10及び駆動部20が配置されている。
なお、本実施形態では、モータ10の軸部11の軸方向を電動工具1の前後方向として説明する。また本実施形態では、前後方向と直交し、本体部101からのグリップ部102の突出方向に沿った方向を上下方向として説明する。また本実施形態では、前後方向及び上下方向と直交する電動工具1の幅方向を左右方向として説明する。
本実施形態に係る電動工具1には、ベース部103の下面に対して、充電式の電池パック104が着脱可能に取り付けられる。電動工具1は、電池パック104を電源として動作する。電池パック104は、電動工具1の構成要素ではない。ただし、電動工具1は、電池パック104を備えていてもよい。電池パック104は、複数の二次電池(例えば、リチウムイオン電池)を直列接続して構成された組電池と、組電池を収容したケースと、を備えている。電池パック104は、電池パック104の情報を示す電池情報を通信するための、通信用コネクタを備える。電池情報には、例えば、温度情報、残容量情報、定格電圧情報、定格容量情報、回数情報等が含まれる。
駆動部20は、モータ10の回転を利用して先端工具を回転駆動する。すなわち、駆動部20は、モータ10の回転駆動を出力軸21に伝達する機構を有する。本実施形態に係る電動工具1では、駆動部20は、減速機構、クラッチ機構、インパクト機構等を含んでいてもよい。駆動部20はモータ10の軸部11と連結されている。また駆動部20は出力軸21と連結されている。出力軸21は本体部101の前側に露出される装着部22と連結されている。装着部22には、先端工具が着脱可能に装着される。すなわち、本実施形態に係る電動工具1は、先端工具を保持するための装着部22を備える。装着部22に装着可能な先端工具は、ドライバービット、タップ及びドリルビットなどである。そして、モータ10の軸部11が回転すると、駆動部20が駆動され、駆動部20の駆動により出力軸21が回転する。出力軸21の回転により装着部22が回転し、これにより、装着部22に装着された先端工具が装着部22の回転により回転する。
トリガスイッチ30は、グリップ部102の上部で前部に設けられている。トリガスイッチ30は一部がグリップ部102の内部に引き込む手動操作を受け付ける。トリガスイッチ30は、例えば、メカニカルスイッチである。トリガスイッチ30は、手動操作がされると開閉する。
第1正逆切替部40は、使用者が操作可能でモータ10の正転と逆転とを切り替えるスライドスイッチ41を含む。すなわち、使用者はスライドスイッチ41を操作することによりモータ10の回転方向を切り替えることができる。スライドスイッチ41は本体部101の下部で、トリガスイッチ30の後方に設けられている。スライドスイッチ41は左右方向にスライドするように移動自在に形成されている。スライドスイッチ41は、電動工具1を前方から見たときに、ハウジング100の左右のいずれか一方の側面に突出する状態と、ハウジング100の左右のいずれか他方の側面に突出する状態との間でスライド移動する。
そして、本実施形態に係る電動工具1は、第1正逆切替部40の操作に基づいてモータ10の回転方向を切り替える第1モードを有する。すなわち、第1モードは、使用者がスライドスイッチ41を操作することによりモータ10の回転方向が切り替わる。この場合、スライドスイッチ41は、ハウジング100の左右のいずれか一方の側面に突出する状態でモータ10は正転し、ハウジング100の左右のいずれか他方の側面に突出する状態になるとモータ10は逆転する。したがって、使用者はスライドスイッチ41が左右のいずれに突出しているかを、目視又は手の触感で認識することが可能である。スライドスイッチ41は、電動工具1を持っていない方の手で操作することができる。すなわち、グリップ部102を握る手とは反対側の手で操作することができる。
第2正逆切替部50は、トリガスイッチ30及び第1正逆切替部40とは別に設けられ、モータ10の正転と逆転とを切り替えるタッチスイッチ51を含む。すなわち、使用者は第2正逆切替部50のタッチスイッチ51を操作することでもモータ10の回転方向を切り替えることができる。つまり、本実施形態に係る電動工具1は、モータ10の回転方向を切り替える手段として、トリガスイッチ30及び第1正逆切替部40に加えて、第2正逆切替部50を備える。したがって、本実施形態に係る電動工具1は、モータ10の回転方向を切り替える手段が増えて、モータ10の回転方向を切り替えることが行いやすい。
そして、本実施形態に係る電動工具1は、第2正逆切替部50の操作に基づいてモータ10の回転方向を切り替える第2モードを有する。すなわち、第2モードは、使用者がタッチスイッチ51を操作することによりモータ10の回転方向が切り替わる。つまり、モータ10の回転方向が正転する状態にあると、タッチスイッチ51を操作することにより、モータ10の回転方向が逆転する状態に切り替わる。またモータ10の回転方向が逆転する状態にあると、タッチスイッチ51を操作することにより、モータ10の回転方向が正転する状態に切り替わる。
第2正逆切替部50は、トリガスイッチ30に隣接して配置されている。すなわち、タッチスイッチ51は、トリガスイッチ30の周囲の上方、後方あるいは下方において、ハウジング100の外面に露出して設けることができる。またタッチスイッチ51はグリップ部102を握る手(片手)又はその手の指で操作することができる位置にあるのが好ましい。例えば、トリガスイッチ30を操作する指(通常、人差し指)で操作することができる位置にタッチスイッチ51を配置するのが好ましい。本実施形態に係る電動工具1においては、トリガスイッチ30の直ぐ上側で本体部101の前面にタッチスイッチ51を配置する。この場合、グリップ部102を握る手の人差し指がトリガスイッチ30から離れた状態でタッチスイッチ51を操作することができる。すなわち、トリガスイッチ30を操作しない(引き込んでいない)状態でタッチスイッチ51を操作することができる。これにより、モータ10が停止している状態でタッチスイッチ51を操作することができる。すなわち、モータ10が停止している状態で第2正逆切替部50の操作によりモータ10の回転方向を切り替えることができる。
タッチスイッチ51は押す又は触れることにより操作されるものである。タッチスイッチ51は、メカニカルな押ボタンスイッチ、圧力を感知してスイッチングする感圧センサ、又は静電容量の変化を感知してスイッチングするタッチセンサなどが使用可能である。
制御部60は、トリガスイッチ30の操作に基づいてモータ10の駆動制御を行う。すなわち、制御部60は、トリガスイッチ30の開閉に応じてモータ10を動作又は停止させる。つまり、使用者(ユーザ)がトリガスイッチ30を引き込んでスイッチが閉じると、制御部60は、モータ10を動作させる。使用者がトリガスイッチ30を引き込む手動操作を止めてスイッチが開くと、制御部60は、モータ10を停止させる。
制御部60はマイクロコンピュータ(マイコン)61を備えた制御回路を含む。例えば、制御部60は、nチャネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)からなる駆動スイッチを含み、駆動スイッチをオンオフすることで、モータ10への電力の供給を制御し、モータ10を動作又は停止させる。駆動部20は、モータ10から供給される動力により出力軸21を駆動する。これにより駆動部20は、出力軸21に取り付けられた先端工具を駆動する。
本実施形態に係る電動工具1において、制御部60は、第1モードと、第2モードと、を切り替え可能である。また、制御部60は、第1モードと、第2モードと、第3モードと、を切り替え可能である。すなわち、電動工具1がどのように動作するかを決めるモードの切替は制御部60により制御を行う。
本実施形態に係る電動工具1において、第1モードと第2モードとの切り替えは、モード切替スイッチ70にて行う。
モード切替スイッチ70は、グリップ部102の下部よりも前方においてベース部103の上面部に露出して配置されている(図2参照)。また表示部71がモード切替スイッチ70に隣接して、グリップ部102の下部よりも前方においてベース部103の上面部に露出して配置されている。
モード切替スイッチ70は、通常モードかタップ立てモードかの切替を行うスイッチである。例えば、モード切替スイッチ70を操作(例えばオンオフの切り替え操作)する毎に、通常モードとタップ立てモードとを切り替えることができる。このとき、通常モードの場合には表示部71に通常モードである旨が表示され、タップ立てモードの場合には表示部71にタップ立てモードである旨が表示される。表示部71は液晶パネルなどで形成されている。表示部71は、例えば、タップ立てモードと通常モードのいずれかのモードであるかを示すことができる。また表示部71は、モータ10の回転方向を示することが可能となっている。
ここで、通常モードは第1モードを含む。タップ立てモードは第2モード及び第3モードを含む。表示部71においてタップ立てモードが表示されている場合、電動工具1は第2モードと第3モードのいずれか一方のモードである。この場合、第2モードと第3モードのいずれのタップ立てモードかが使用者が認識できるように、タップ立てモードの表示の色を変えたり、文字の大きを変えたりすることができる。
制御部60は、マイコン61を含む制御回路を備え、ベース部103の内部には、マイコン61を含む制御回路が収容されている。
図3に示すように、マイコン61は、トリガスイッチ30、第1正逆切替部40、第2正逆切替部50、表示部71及びモード切替スイッチ70と電気的に接続されている。また、マイコン61は、例えば、PWMインバータ回路の駆動制御を行うスイッチング素子駆動回路63と電気的に接続されている。スイッチング素子駆動回路63は、マイコン61の制御に基づいてPWMインバータ回路67を構成する各スイッチング素子67a~67fと接続されている。スイッチング素子67a~67fをFETで構成した場合に、スイッチング素子駆動回路63は各スイッチング素子67a~67fのゲート端子と接続されている。PWMインバータ回路67の各スイッチング素子67a~67fは、例えば、nチャネルMOSFETで構成される6つのスイッチング素子67a~67fを有する。
スイッチング素子67a,67d、スイッチング素子67b,67e、スイッチング素子67c,67fの各直列回路(アーム)は並列接続される。これら各アームを構成する上段側の各スイッチング素子67a,67b,67cは、電池パック104のプラス端子に接続されている。そして、各アームを構成する下段側の各スイッチング素子67d,67e,67fは、電池パック104のマイナス端子に接続されている。また、各アームにおける上下段のスイッチング素子の接続点69u,69v,69wは、それぞれモータ10のモータコイル10u,10v,10wと接続されている。
また、マイコン61には、モータ10のロータ(図示略)の回転位置を検出する複数の回転位置検出素子66が接続されている。本実施形態に係る電動工具1では、例えば、回転位置検出素子66をモータ10の周方向で120度間隔で設けている。これによって、マイコン61では、モータ10のロータの回転位置や回転の有無を検出することが可能となっている。
(2)電動工具の動作
次に、本実施形態に係る電動工具1の動作例を説明する。
本実施形態に係る電動工具1では、モード切替スイッチ70がオフとオンとで動作が異なるようになっている。具体的には、電動工具1は、モード切替スイッチ70がオフ状態である場合には、通常モードで動作し、モード切替スイッチ70がオン状態である場合には、タップ立てモードで動作する。なお、通常モードが第1モードに対応し、タップ立てモードが第2モード又は第3モードに対応する。
本実施形態に係る電動工具1の制御方法は、第1正逆切替部40の操作に基づいてモータ10の回転方向を切り替える第1モードと、第2正逆切替部50の操作に基づいてモータ10の回転方向を切り替える第2モードと、を含む。また本実施形態に係る電動工具1の制御方法は、トリガスイッチ30の操作に基づいてモータ10の回転方向を切り替える第3モードを更に含む。すなわち、本実施形態に係る電動工具1は、モード毎に操作するスイッチ(第1正逆切替部40、第2正逆切替部50及びトリガスイッチ30)が異なり、各スイッチの操作でモータ10の回転方向を切り替える。
なお、タップとは、ドリルで開けた穴(下穴)にメスネジを加工するための工具である。タップでネジ穴を加工することをタップ立てという。
(第1モード(通常モード)について)
本実施形態に係る電動工具1において、制御部60は、第1モードにおいて、第1正逆切替部40の操作に基づいてモータ10の回転方向を正転から逆転に切り替える制御を行う。また第1正逆切替部40の操作に基づいてモータ10の回転方向を逆転から正転に切り替える制御を行う。すなわち、電動工具1は、第1モードでは、制御部60によるモータ10の制御で、第1正逆切替部40を操作する(スライドスイッチ41をスライド移動させる)毎に、モータ10の回転方向を正転から逆転に切り替える制御、又はモータ10の回転方向を逆転から正転に切り替える制御を行う。
第1モードはモータ10の回転方向を頻繁に切り替えない使用に好適である。第1モードでも、タップ立てを行うことができるが、モータ10の回転方向を切り替える度に、スライドスイッチ41をスライド移動させるため、タップ立ての操作がやや行いにくい。また第1正逆切替部40内部の正転逆転の切替を行う接点を切り替えるので、接点の磨耗が大きくなる場合がある。通常モードは下穴を形成する際に好適なモードである。
図4に示すように、マイコン61は、トリガスイッチ30がオン状態か否かを検出する(ステップS10)。トリガスイッチ30がオン状態であると検出されると(ステップS10:YES)、マイコン61は第1正逆切替部40の状態を検出する(ステップS11)。
マイコン61は、第1正逆切替部40が正転状態である場合(ステップS11:YES)、モータ10を通電させてモータ10を正転で回転させる(ステップS12)。このとき、マイコン61は、例えば、トリガスイッチ30の操作量(引込量)に応じてモータ10の回転数を変化させる構成を採用してもよい。この場合、トリガスイッチ30が引き込まれるほどモータ10の回転数を増加させるようにマイコン61によりスイッチング素子駆動回路63を介してインバータ回路67を制御してモータ10への電流を制御する。
次いで、マイコン61は、トリガスイッチ30がオフ状態か否かを検出する(ステップS13)。トリガスイッチ30がオン状態である場合(ステップS13:NO)、マイコン61は、ステップS12を繰り返す。つまり、トリガスイッチ30がオン状態である場合には、マイコン61はモータ10を正転で回転させ続ける。
一方、トリガスイッチ30がオフ状態である場合(ステップS13:YES)、マイコン61は、モータ10への通電を止め、モータ10を停止させる(ステップS16)。
またステップS11において、マイコン61は、第1正逆切替部40が逆転状態である場合(ステップS11:NO)、モータ10を通電させてモータ10を逆転で回転させる(ステップS14)。このとき、マイコン61は、上記と同様に、トリガスイッチ30の操作量(引込量)に応じてモータ10の回転数を変化させる構成を採用してもよい。
次いで、マイコン61は、トリガスイッチ30がオフ状態か否かを検出する(ステップS15)。トリガスイッチ30がオン状態である場合(ステップS15:NO)、マイコン61は、ステップS14を繰り返す。つまり、トリガスイッチ30がオン状態である場合には、マイコン61はモータ10を逆転で回転させ続ける。
一方、トリガスイッチ30がオフ状態である場合(ステップS15:YES)、マイコン61は、モータ10への通電を止め、モータ10を停止させる(ステップS16)。
なお、通常操作である第1モードで電動工具1を使用しているときには、何かが当たっても回転が変更されるようなことが生じにくいスライドスイッチ41(第1正逆切替部40)を用いてモータ10の回転方向を切り替えるので、作業の信頼性を確保できる。
(第2モード(タップ立てモード)について)
本実施形態に係る電動工具1において、制御部60は、第2モードにおいて、第2正逆切替部50の操作に基づいてモータ10の回転方向を正転から逆転に切り替える制御を行う。また、第2正逆切替部50の操作に基づいてモータ10の回転方向を逆転から正転に切り替える制御を行う。すなわち、電動工具1は、第2モードでは、制御部60によるモータ10の制御で、第2正逆切替部50を操作する(タッチスイッチ51を押す又は触れる)毎に、モータ10の回転方向を正転から逆転に切り替える制御を行う。また第2正逆切替部50を操作する毎に、モータ10の回転方向を逆転から正転に切り替える制御を行う。
第2モードはモータ10の回転方向を頻繁に切り替える使用に好適である。第2モードはトリガスイッチ30の操作及び第2正逆切替部50の操作でタップ立てを行うことができる。したがって、モータ10の回転方向を切り替える度に、スライドスイッチ41をスライド移動させることがなく、タップ立ての操作が行いやすい。また第1正逆切替部40の正転逆転の切替を行う接点を切り替えないので、第1正逆切替部40の接点の磨耗が少なくなる。
第2モードは、第2正逆切替部50を操作しなければ、通常モードと同様の動作となる。ただし、本実施形態に係る電動工具1において、第2モードにおけるモータ10の最高回転速度は、第1モードにおけるモータ10の最高回転速度よりも低速である。すなわち、モータ10は、第1モードよりも第2モードのほうが、最も速い回転速度が低速になるように制御されている。例えば、第1モードにおいて、モータ10の回転速度が速さの異なる4段階(低速、中速、高速、最高速)に設定されている場合、第2モードにおいては、4段階の速度のうちの低速の3段階(低速、中速、高速)までにモータ10の回転速度が設定される。また、第2モードのときは第1正逆切替部40を操作してもモータ10の回転方向を切り替えないようにマイコン61により制御する。
図5に示すように、マイコン61は、トリガスイッチ30がオン状態か否かを検出する(ステップS20)。トリガスイッチ30がオン状態であると検出されると(ステップS20:YES)、マイコン61はモータ10を通電させてモータ10を正転で回転させる(ステップS21)。
続いて、マイコン61は、トリガスイッチ30がオフ状態か否かを検出する(ステップS22)。トリガスイッチ30がオン状態である場合(ステップS22:NO)、マイコン61は、ステップS21を繰り返す。つまり、トリガスイッチ30がオン状態である場合にはマイコン61はモータ10を正転で回転させ続ける。
一方、トリガスイッチ30がオフ状態である場合(ステップS22:YES)、マイコン61は、モータ10への通電を止め、モータ10を停止させる(ステップS23)。
次いで、マイコン61は、第2正逆切替部50がオン状態(操作されたか)か否かを検出する(ステップS24)。第2正逆切替部50がオン状態であると検出されると(ステップS24:YES)、マイコン61は、次にモータ10の回転方向を切り替えて逆転となるように設定する(ステップS25)。ステップS24において第2正逆切替部50がオフ状態(操作されていない)であると検出されると(ステップS24:NO)、マイコン61は、ステップS20を繰り返す。つまり、トリガスイッチ30がオン状態である場合には、モータ10の回転方向を切り替えないで、ステップS21で設定した回転方向、すなわち正転となるようにモータ10を通電させて回転させる。
そして、マイコン61は、トリガスイッチ30がオン状態か否かを検出する(ステップS26)。トリガスイッチ30がオン状態であると検出されると(ステップS26:YES)、マイコン61は、ステップS25で設定した回転方向、すなわち逆転となるようにモータ10を通電させて回転させる(ステップS27)。
続いて、マイコン61は、トリガスイッチ30がオフ状態か否かを検出する(ステップS28)。トリガスイッチ30がオン状態である場合(ステップS28:NO)、マイコン61は、ステップS27を繰り返す。つまり、トリガスイッチ30がオン状態である場合にはマイコン61はモータ10を逆転で回転させ続ける。
また、トリガスイッチ30がオフ状態である場合(ステップS28:YES)、マイコン61は、モータ10への通電を止め、モータ10を停止させる(ステップS29)。
次いで、マイコン61は、第2正逆切替部50がオン状態(操作されたか)か否かを検出する(ステップS30)。第2正逆切替部50がオン状態であると検出されると(ステップS30:YES)、マイコン61は、次にモータ10の回転方向を切り替えて正転となるように設定する(ステップS31)。ステップS30において第2正逆切替部50がオフ状態(操作されていない)であると検出されると(ステップS30:NO)、マイコン61は、ステップS26を繰り返す。つまり、トリガスイッチ30がオン状態である場合には、モータ10の回転方向を切り替えないで、ステップS25で設定した回転方向、すなわち逆転となるようにモータ10を通電させて回転させる。
そして、マイコン61は、トリガスイッチ30がオン状態か否かを検出する(ステップS32)。トリガスイッチ30がオン状態であると検出されると(ステップS32:YES)、マイコン61は、ステップS21から動作を繰り返す。すなわち、マイコン61は、モータ10がステップS31で設定した回転方向と同じ方向(正転)となるようにモータ10を通電させて回転させる。その後はステップS21に移行して上記動作を繰り返す。
上記のように第2モードのときには、操作しにくいスライドスイッチ41(第1正逆切替部40)ではなく、タッチスイッチ51(第2正逆切替部50)を操作してモータ10の回転方向を切り替えるので、タップ立ての操作がし易い。また、トリガスイッチ30を用いてモータ10の回転方向を切り替えることもないので、トリガスイッチ30をオフする度に、使用者の意図と関係なく回転方向が変更されることも少ない。
(第3モード(タップ立てモード)について)
本実施形態に係る電動工具1において、制御部60は、トリガスイッチ30の操作に基づいてモータ10の回転方向を正転から逆転に切り替える制御、及び、トリガスイッチ30の操作に基づいてモータ10の回転方向を逆転から正転に切り替える制御を行う第3モードを更に有する。すなわち、電動工具1は、第3モードでは、制御部60によるモータ10の制御で、トリガスイッチ30がオンからオフとなった後、次にトリガスイッチ30がオンとなるように操作される。この場合に、モータ10の回転方向を正転から逆転に切り替える制御、又はモータ10の回転方向を逆転から正転に切り替える制御を行う。
第3モードはモータ10の回転方向を頻繁に切り替える使用に好適である。第3モードはトリガスイッチ30の操作でタップ立てを行うことができる。したがって、モータ10の回転方向を切り替える度に、スライドスイッチ41をスライド移動させることがなく、タップ立ての操作が行いやすい。また第1正逆切替部40の正転逆転の切替を行う接点を切り替えないので、第1正逆切替部40の接点の磨耗が少なくなる。
本実施形態に係る電動工具1において、第3モードにおけるモータ10の最高回転速度は、第2モードと同様に、第1モードにおけるの最高回転速度よりも低速である。すなわち、モータ10は、第1モードよりも第3モードのほうが、最も速い回転速度が低速になるように制御されている。例えば、第1モードにおいて、モータ10の回転速度が速さの異なる4段階(低速、中速、高速、最高速)に設定されている場合、第3モードにおいては、4段階の速度のうちの低速の3段階(低速、中速、高速)までにモータ10の回転速度が設定される。また、第3モードのときは第1正逆切替部40を操作してもモータ10の回転方向を切り替えないようにマイコン61により制御する。
図6に示すように、マイコン61は、トリガスイッチ30がオン状態か否かを検出する(ステップS40)。トリガスイッチ30がオン状態であると検出されると(ステップS40:YES)、マイコン61はモータ10を通電させてモータ10を正転で回転させる(ステップS41)。
続いて、マイコン61は、トリガスイッチ30がオフ状態か否かを検出する(ステップS42)。トリガスイッチ30がオン状態である場合(ステップS42:NO)、マイコン61は、ステップS42を繰り返す。つまり、トリガスイッチ30がオン状態である場合にはマイコン61はモータ10を正転で回転させ続ける。
一方、トリガスイッチ30がオフ状態である場合(ステップS42:YES)、マイコン61は、モータ10への通電を止め、モータ10を停止させる(ステップS43)。
次いで、マイコン61は、次にモータ10の回転方向を切り替えて逆転となるように設
定する(ステップS44)。
そして、マイコン61は、トリガスイッチ30がオン状態か否かを検出する(ステップS45)。トリガスイッチ30がオン状態であると検出されると(ステップS45:YES)、マイコン61は、ステップS44で設定した回転方向、すなわち逆転となるようにモータ10を通電させて回転させる(ステップS46)。
続いて、マイコン61は、トリガスイッチ30がオフ状態か否かを検出する(ステップS47)。トリガスイッチ30がオン状態である場合(ステップS47:NO)、マイコン61は、ステップS46を繰り返す。つまり、トリガスイッチ30がオン状態である場合にはマイコン61はモータ10を逆転で回転させ続ける。
また、トリガスイッチ30がオフ状態である場合(ステップS47:YES)、マイコン61は、モータ10への通電を止め、モータ10を停止させる(ステップS48)。
次いで、マイコン61は、次にモータ10の回転方向を切り替えて正転となるように設定する(ステップS49)。
そして、マイコン61は、トリガスイッチ30がオン状態か否かを検出する(ステップS50)。トリガスイッチ30がオン状態であると検出されると(ステップS50:YES)、マイコン61は、ステップS31から動作を繰り返す。すなわち、マイコン61は、モータ10がステップS49で設定した回転方向と同じ方向(正転)となるようにモータ10を通電させて回転させる。その後はステップS42に移行して上記動作を繰り返す。
第3モードでは、トリガスイッチ30の操作でモータ10の回転方向を切り替えることができ、タップ立ての際の作業性がよい。
(変形例)
実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
上記電動工具1においては、トリガスイッチ30の直ぐ上側で本体部101の前面にタッチスイッチ51を配置したが、これに限られない。タッチスイッチ51は、グリップ部102を握る手の指で、グリップ部102を離さずに操作可能な位置に配置するのが好ましい。例えば、グリップ部102の上部で、かつトリガスイッチ30の後方で、かつスライドスイッチ41の下方の位置(図1において、点線領域510で示す)に、ハウジング100の表面に露出するようにタッチスイッチ51を配置することが好ましい。この場合、グリップ部102を握る手の親指又は人差し指などでタッチスイッチ51を操作することが可能である。またタッチスイッチ51は、本体部101の後面の位置(図1において、符号511で示す)に露出して配置することができる。この場合、グリップ部102を握る手と反対側の手でタッチスイッチ51を操作することが可能である。
上記電動工具1においては、モード切替スイッチ70で第1モード、第2モード及び第3モードの切り替えを行うが、これに限られない。例えば、第1モードと第2モードとの切り替えは、第1正逆切替部40又は第2正逆切替部50に対する特定の操作にて行うようにしてもよい。すなわち、電動工具1は、第1正逆切替部40又は第2正逆切替部50を操作することで、第1モードと第2モードとが切り替わってもよい。例えば、第2正逆切替部50のタッチスイッチ51を長押しして第1モードから第2モードに又は第2モードから第1モードに切り替わるようにしてもよい。またタッチスイッチ51を押す回数に応じて第1モードから第2モードに又は第2モードから第1モードに切り替わるようにしてもよい。
また第3モードの状態で、タッチスイッチ51を操作することで、第3モードから第2モードに切り替わるようにしてもよい。さらに第2モード又は第3モードの状態から第1正逆切替部40を操作することにより、第1モードの切り替わるようにしてもよい。
表示部71は、警告音などの音でモードを表示(報知)する場合も含む。この場合、音色の違いでモードの違いを表すことができる。また発音時間の長短でモードの違いやモードの切替を表すことができる。
電動工具1は、ネットワークを介したセンター装置からの通信により制御されてもよい。この場合、制御部60に相当する機能はセンター装置が備えることができる。ネットワークは、有線又は無線のいずれであってもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る電動工具(1)は、モータ(10)と、モータ(10)によって駆動される駆動部(20)と、使用者が操作可能なトリガスイッチ(30)と、第1正逆切替部(40)と、第2正逆切替部(50)と、制御部(60)と、を備える。第1正逆切替部(40)は、前記使用者が操作可能でモータ(10)の正転と逆転とを切り替えるスライドスイッチ(41)を含む。第2正逆切替部(50)は、トリガスイッチ(30)及び第1正逆切替部(40)とは別に設けられ、モータ(10)の正転と逆転とを切り替えるタッチスイッチ(51)を含む。制御部(60)は、トリガスイッチ(30)の操作に基づいてモータ(10)の駆動制御を行う。電動工具(1)は、第1正逆切替部(40)の操作に基づいてモータ(10)の回転方向を切り替える第1モードを有する。電動工具(1)は、第2正逆切替部(50)の操作に基づいてモータの回転方向を切り替える第2モードを有する。
この態様によれば、トリガスイッチ(30)及び第1正逆切替部(40)の他に、第2正逆切替部(50)の操作に基づいてモータの回転方向を切り替えることができ、使い勝手を向上させることができる、という利点がある。
第2の態様に係る電動工具(1)は、第1の態様において、制御部(60)は、第2モードにおいて、第2正逆切替部(50)の操作に基づいてモータ(10)の回転方向を正転から逆転に切り替える制御、及び、第2正逆切替部(50)の操作に基づいてモータ(10)の回転方向を逆転から正転に切り替える制御を行う。
この態様によれば、第2正逆切替部(50)の操作に基づいてモータの回転方向を切り替えることができ、使い勝手を向上させることができる、という利点がある。
第3の態様に係る電動工具(1)は、第1又は第2の態様において、制御部(60)は、第1モードと、第2モードと、を切り替え可能である。
この態様によれば、制御部(60)により、第1モードと、第2モードと、を切り替えることで、使い勝手を向上させることができる、という利点がある。
第4の態様に係る電動工具(1)は、第3の態様において、第1モードと第2モードとの切り替えは、モード切替スイッチ(70)にて行う。
この態様によれば、モード切替スイッチ(70)に第1モードと第2モードとの切り替えることができ、使い勝手を向上させることができる、という利点がある。
第5の態様に係る電動工具(1)は、第3の態様において、第1モードと第2モードとの切り替えは、第1正逆切替部(40)又は第2正逆切替部(50)に対する特定の操作にて行う。
この態様によれば、第1正逆切替部(40)又は第2正逆切替部(50)を特定の操作することで、第1モードと第2モードとの切り替えを行うことができ、使い勝手を向上させることができる、という利点がある。
第6の態様に係る電動工具(1)は、第1~5のいずれかの態様において、第2モードにおけるモータ(10)の最高回転速度は、第1モードにおけるモータ(10)の最高回転速度よりも低速である。
この態様によれば、第2モードでタップ立てを行うことで、タップが高速に回転しにくくなり、使い勝手を向上させることができる、という利点がある。
第7の態様に係る電動工具(1)は、第1~6のいずれかの態様において、トリガスイッチ(30)の操作に基づいてモータ(10)の回転方向を正転から逆転に切り替える制御、及び、トリガスイッチ(30)の操作に基づいてモータ(10)の回転方向を逆転から正転に切り替える制御を行う第3モードを更に有する。
この態様によれば、トリガスイッチ(30)の操作でモータ(10)の回転方向を切り替えることができ、使い勝手を向上させることができる、という利点がある。
第8の態様に係る電動工具(1)は、第1~7のいずれかの態様において、第2正逆切替部(50)は、トリガスイッチ(30)に隣接して配置されている。
この態様によれば、トリガスイッチ(30)を操作する指をトリガスイッチ(30)から離して第2正逆切替部(50)を操作することができ、使い勝手を向上させることができる、という利点がある。
第9の態様に係る電動工具(1)の制御方法は、モータ(10)と、モータ(10)によって駆動される駆動部(20)と、を備える電動工具(1)の制御方法である。第1正逆切替部(40)の操作に基づいてモータ(10)の回転方向を切り替える第1モードと、第2正逆切替部(50)の操作に基づいてモータ(10)の回転方向を切り替える第2モードと、を含む。
この態様によれば、第1正逆切替部(40)及び第2正逆切替部(50)の操作に基づいてモータの回転方向を切り替えることができ、使い勝手を向上させることができる、という利点がある。
10 モータ
20 駆動部
30 トリガスイッチ
40 第1正逆切替部
50 第2正逆切替部
60 制御部
70 モード切替スイッチ

Claims (7)

  1. モータと、
    前記モータによって駆動される駆動部と、
    グリップ部の上部で前部に設けられ、 使用者が操作可能なトリガスイッチと、
    前記使用者が操作可能で前記モータの正転と逆転とを切り替えるスライドスイッチを含む第1正逆切替部と、
    前記トリガスイッチ及び前記第1正逆切替部とは別に設けられ、前記モータの正転と逆転とを切り替えるタッチスイッチを含む第2正逆切替部と、
    前記トリガスイッチの操作に基づいて前記モータの駆動制御を行う制御部と、を備え、
    前記第1正逆切替部の操作に基づいて前記モータの回転方向を切り替える第1モードと、
    前記第2正逆切替部の操作に基づいて前記モータの回転方向を切り替える第2モードと、を有し、
    前記制御部は、前記第1モードと前記第2モードとを切り替えて、前記第1モードと前記第2モードとのいずれか一方のモードを選択するように構成され、
    前記第2正逆切替部は、前記トリガスイッチに隣接して配置されている
    電動工具。
  2. 前記制御部は、前記第2モードにおいて、前記第2正逆切替部の操作に基づいて前記モータの回転方向を正転から逆転に切り替える制御、及び、前記第2正逆切替部の操作に基づいて前記モータの回転方向を逆転から正転に切り替える制御を行う、
    請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記第1モードと前記第2モードとの切り替えは、モード切替スイッチにて行う、
    請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記第1モードと前記第2モードとの切り替えは、前記第1正逆切替部又は前記第2正逆切替部に対する特定の操作にて行い、
    前記特定の操作は、前記タッチスイッチを長押しする操作又は前記タッチスイッチを複数回押す操作を含む、
    請求項1又は2に記載の電動工具。
  5. 前記第2モードにおける前記モータの最高回転速度は、前記第1モードにおける前記モータの最高回転速度よりも低速である、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の電動工具。
  6. 前記トリガスイッチの操作に基づいて前記モータの回転方向を正転から逆転に切り替える制御、及び、前記トリガスイッチの操作に基づいて前記モータの回転方向を逆転から正転に切り替える制御を行う第3モードを更に有する、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の電動工具。
  7. 請求項1に記載の電動工具の制御方法であって、
    前記第1正逆切替部の操作に基づいて前記モータの回転方向を切り替える前記第1モードと、
    前記第2正逆切替部の操作に基づいて前記モータの回転方向を切り替える前記第2モードと、を含み、
    前記制御部により、前記第1モードと前記第2モードとを切り替えて、いずれか一方のモードを選択する、
    電動工具の制御方法。
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