JP3024665B2 - 電動モータ駆動式四輪操舵装置 - Google Patents

電動モータ駆動式四輪操舵装置

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JP3024665B2
JP3024665B2 JP844093A JP844093A JP3024665B2 JP 3024665 B2 JP3024665 B2 JP 3024665B2 JP 844093 A JP844093 A JP 844093A JP 844093 A JP844093 A JP 844093A JP 3024665 B2 JP3024665 B2 JP 3024665B2
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充 大池
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動モータにより後輪
舵角を制御する電動モータ駆動式四輪操舵装置、特にモ
ータロックの検出技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動モータを用いた電動式パワー
ステアリング装置としては、例えば、特開平1−266
065号公報に記載のものが知られている。
【0003】この従来出典には、指令値がゼロであるに
もかかわらず電動モータへの実電流値を検出したらフェ
ールと判断し、モータ駆動回路への電源供給を遮断する
技術が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
動式パワーステアリング装置にあっては、指令値を入力
してこれを電動モータへの実電流値に変換するモータ駆
動回路のフェールを検出することができても、電動モー
タ自体がギアの噛み込み等でロック状態にあることを検
出することはできない。また、電動式パワーステアリン
グ装置の場合、電動モータによる出力は、前輪操舵力の
アシスト力となることで、電動モータへの実電流値と前
輪舵角との対比を行なったとしてもモータロックを検出
することができない。
【0005】一方、電動モータ駆動式四輪操舵装置にお
いて、電動モータがギアの噛み込みやロッドが動かなく
なったこと等を原因としてモータロック状態になった場
合、高電流を長時間(例えば、10sec )流し続けてい
ると、モータ焼き付きを招くことで、モータロック状態
になったら誤検出なくしかもモータ焼き付きを起こす前
にモータロック状態を検出することが要求される。
【0006】本発明は、上記課題に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、電動モータにより後輪
舵角を制御する電動モータ駆動式四輪操舵装置におい
て、モータロック状態を誤検出なくしかも早期に検出す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の電動モータ駆動式四輪操舵装置では、電動モー
タに最大指令電流値に対してやや低い設定電流値以上の
モータ電流が流れているにもかかわらず後輪舵角の変動
がない状態が、モータ正常時の走行であり得る時間以上
でモータ焼き付き時間未満の所定時間だけ継続した場
合、モータロック状態であると検出するモータロック監
視手段を設けた。
【0008】即ち、図1のクレーム対応図に示すよう
に、モータ制御電流の印加による駆動で後輪舵角を制御
する電動モータaと、前記電動モータaへ実際に流れて
いるモータ電流値を検出するモータ電流値検出手段b
と、後輪舵角を検出する後輪舵角検出手段cと、前記モ
ータ電流値が最大指令電流値に対してやや低い設定電流
値以上であるかどうかを判断するモータ電流値判断手段
dと、後輪舵角に変動があるかどうかを判断する後輪舵
角変動判断手段eと、前記電動モータaに設定電流値以
上のモータ電流が流れているにもかかわらず後輪舵角の
変動がない状態が、モータ正常時の走行であり得る時間
以上でモータ焼き付き時間未満の所定時間だけ継続した
場合、モータロック状態であると検出するモータロック
監視手段fとを備えている。
【0009】
【作用】後輪舵角制御時、モータ電流値判断手段dにお
いて、モータ電流値が最大指令電流値に対してやや低い
設定電流値以上であるかどうかが判断され、後輪舵角変
動判断手段eにおいて、後輪舵角検出手段cにより検出
される後輪舵角に変動があるかどうかが判断される。
【0010】そして、モータロック監視手段fにおい
て、モータ制御電流の印加による駆動で後輪舵角を制御
する電動モータaに設定電流値以上のモータ電流が流れ
ているにもかかわらず後輪舵角の変動がない状態が、モ
ータ正常時の走行であり得る時間以上でモータ焼き付き
時間未満の所定時間だけ継続した場合、モータロック状
態であると検出される。
【0011】したがって、モータロック判断の電流基準
であるモータ電流値を、最大指令電流値に対してやや低
設定電流値としているため、モータ電流値を低い値に
設定した場合のように、ロック異常のない正常な電動モ
ータaを低い電流により駆動させていても走行路面負荷
により後輪舵角の変動がない時にモータロック誤検出を
防止することができる。
【0012】また、モータロック判断の時間基準である
モータ電流が流れているにもかかわらず後輪舵角の変動
がない状態の継続時間を、モータ正常時の走行であり得
る時間以上の所定時間としているため、ロック異常のな
い正常な電動モータaであってもモータロック条件を満
足する状態が瞬間的には考えられる突起乗り越し等の時
にモータロック誤検出を防止することができる。
【0013】さらに、モータロック判断の時間基準であ
るモータ電流が流れているにもかかわらず後輪舵角の変
動がない状態の継続時間を、モータ焼き付き時間未満の
所定時間としているため、ロック状態となっている電動
モータaのモータ焼き付きが発生する前にモータロック
状態を検出することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】まず、構成を説明する。
【0016】図2は本発明実施例の電動モータ駆動式四
輪操舵装置が適用された車両を示す全体システム図、図
3は実施例の電動モータ駆動式四輪操舵装置の電動式後
輪ステアリング機構を示す図、図4は実施例装置の4W
Sコントロールユニットを中心とする電子制御系システ
ム図である。
【0017】図2において、1,2は前輪、3,4は後
輪、5は機械式前輪ステアリング機構、6は電動式後輪
ステアリング機構である。
【0018】前記機械式前輪ステアリング機構5は、ド
ライバによって操舵されるステアリングホイール7から
ステアリングシャフト8を介して入力される操舵力を図
外のパワーステアリングにより増大し、増大した操舵力
をラックシャフト9からサイドロッド10,11及びナ
ックルアーム12,13を介して伝達し、前輪1,2に
舵角を与える機構としている。
【0019】前記電動式後輪ステアリング機構6は、4
WSコントロールユニット14からのモータ出力によっ
て制御されるハイキャスモータ15(電動モータaに相
当)の回転力をウォーム16及びウォームホイール17
により減速し、ウォームホイール17の回転運動をピニ
オンシャフト18のギア部とラックシャフト19のギア
部との噛合によりラックシャフト19の直線運動に変換
し、ラックシャフト19からサイドロッド20,21及
びナックルアーム22,23を介して伝達し、後輪3,
4に舵角を与える機構としている。
【0020】前記4WSコントロールユニット14は、
図4に示すように、電源回路14a、センサ電源回路1
4b、入力インターフェース14c、CPU1、CPU
2、監視回路14d、D/A変換14e,14f,14
g,14h,14i、CPU出力監視回路14j、リレ
ー出力ドライバ14k、モータ出力ドライバ14m、パ
ワステソレノイド出力ドライバ14nを有する。
【0021】前記電源回路14aには、バッテリ24か
ら直接のバッテリ電源と、イグニッションスイッチ25
からのイグニッション電源が入力される。
【0022】前記入力インターフェース14cには、ポ
テンショメータによるリア舵角メインセンサ26(後輪
舵角検出手段cに相当)及びリア舵角サブセンサ27か
らのセンサ信号と、ステアリングセンサ28からのセン
サ信号と、車速センサ29からのセンサ信号と、ストッ
プランプスイッチ30,ブレーキスイッチ31及びイン
ヒビットスイッチ32からのスイッチ信号が入力され
る。ここで、リア舵角メインセンサ26は前記ピニオン
シャフト18の回転量を検出するセンサであり、前記リ
ア舵角サブセンサ27は前記ラックシャフト19のスト
ローク量を検出するセンサである。
【0023】前記リレー出力ドライバ14kは、監視回
路14dからの監視出力とワーニングバルブ33からの
ワーニングバルブ出力を入力し、ハイキャスリレー34
に対しハイキャスリレー出力を送出する。
【0024】前記モータ出力ドライバ14mは、ハイキ
ャスリレー34を介したモータ電源により駆動され、C
PU1からD/A変換14g,14hを介した後輪舵角
指令を入力し、ハイキャスモータ15に対しモータ出力
を送出する。
【0025】前記パワステソレノイド出力ドライバ14
nは、CPU1からD/A変換14iを介したパワステ
指令を入力し、パワステソレノイド35に対しパワステ
ソレノイド出力を送出する。
【0026】次に、作用を説明する。
【0027】[モータロック監視作動]図5は4WSコ
ントロールユニット14の監視回路14dにより行なわ
れるモータロック監視作動の流れを示すフローチャート
で、以下、各ステップについて説明する(モータロック
監視手段fに相当)。
【0028】ステップ50では、モータ電流値Iが読み
込まれる。
【0029】このモータ電流値Iは、モータ出力ドライ
バ14mを実際に流れる電流を測定することで得られる
(モータ電流値検出手段bに相当)。
【0030】ステップ51では、モータ電流値Iが設定
電流値I0 以上かどうかが判断される(モータ電流値判
断手段dに相当)。
【0031】ここで、設定電流値I0 は、最大指令電流
値が20Aであるのに対しやや低い15Aに設定してい
る。
【0032】ステップ52では、ステップ51の条件を
満足した時、リア舵角メインセンサ26から後輪舵角セ
ンサ値δrSENが読み込まれる。
【0033】ステップ53では、センサ信号変化量Δδ
rが今回読み込まれた後輪舵角センサ値δrSENと5msec
前に読み込まれた後輪舵角センサ値δrSEN-5との差によ
り演算される。
【0034】ステップ54では、ステップ53でのセン
サ信号変化量Δδrが設定変化量K以下かどうかが判断
される(後輪舵角変動判断手段eに相当)。
【0035】ここで、設定変化量Kは、サイドロッド2
0,21がロックしてもギア減速機構等によるガタ分
(max=0.1mm)の後輪舵角変動がある。そこで、
0.1mm=0.033°として設定している。なお、後
輪舵角センサ値はmVの単位で得られることで、この
0.033°をmVに変換した60mVを設定変化量K
として与えている。
【0036】ステップ55では、ステップ54の条件を
満足した時、タイマが起動する。
【0037】ステップ56では、タイマが示すタイマ値
Tが設定タイマ値T0 以上かどうかが判断される。
【0038】ここで、設定タイマ値T0 は、ロック異常
のない正常なハイキャスモータ15であってもモータロ
ック条件を満足する状態が瞬間的には考えられる突起乗
り越し等の時間(約1sec 程度)以上で、ロック状態の
ハイキャスモータ15に対し15A以上のモータ電流を
印加し続けた場合にモータ焼き付きが生じる時間(10
sec 程度)未満の2sec という時間に設定している。な
お、2sec という長い時間に設定していてもモータロッ
ク状態では後輪舵角が変化せず、車両挙動の急変もない
ことで問題はない。
【0039】ステップ57では、ステップ56の時間条
件を満足した場合、モータロック異常と判断される。こ
の異常判断に基づいて、後輪舵角制御を禁止し、ワーニ
ングバルブ33を点灯させるフェールセーフ処理が行な
われる。
【0040】ステップ58では、ステップ51でモータ
電流値IがI<I0 と判断された場合、あるいは、ステ
ップ54でセンサ信号変化量ΔδrがΔδr>Kと判断
された場合、タイマリセット処理が行なわれる。
【0041】ステップ59では、ハイキャスモータ15
はロックのない正常な状態であると判断される。この判
断に基づき、通常の後輪舵角制御が行なわれる。
【0042】[モータロックのない正常時]ハイキャス
モータ15が正常である時で、I≧I0 の条件を満足し
ない時には、図5のフローチャートにおいて、ステップ
50→ステップ51→ステップ58→ステップ59へと
進む流れとなり、ハイキャスモータ15はロックのない
正常な状態であると判断されるし、また、I≧I0 の条
件を満足したとしても、図5のフローチャートにおい
て、ステップ50→ステップ51→ステップ52→ステ
ップ53→ステップ54→ステップ58→ステップ59
へと進む流れとなり、ハイキャスモータ15はロックの
ない正常な状態であると判断される。
【0043】つまり、ステップ51のモータ電流値条件
を満足した場合、ハイキャスモータ15が正常である場
合、大きなモータ電流値Iに基づくハイキャスモータ1
5の駆動により後輪舵角が大きく変化することで、ステ
ップ54の条件を満足せず、ハイキャスモータ15はロ
ックのない正常な状態であると判断される。
【0044】したがって、モータロック判断の電流基準
であるモータ電流値Iを、最大指令電流値の20Aに対
してやや低い設定電流値I0 =15Aとしているため、
モータ電流値を低い値に設定した場合のように、ロック
異常のない正常なハイキャスモータ15を低い電流によ
り駆動させていても走行路面負荷により後輪舵角の変動
がない時にモータロック誤検出を防止することができ
る。
【0045】[モータロックのない正常時で突起乗り越
し時等]ハイキャスモータ15が正常である時で、突起
乗り越し時等においては、走行抵抗が瞬間的に過大にな
ることからI≧I0 の条件を満足するモータ電流値Iを
流しているにもかかわらず、後輪舵角がほとんど変化し
ない場合があり、この時には、図5のフローチャートに
おいて、ステップ50→ステップ51→ステップ52→
ステップ53→ステップ54→ステップ55→ステップ
56へと進む流れとなる。しかし、ステップ51及びス
テップ54の条件を共に満足するのは瞬間的であること
で、ステップ56の時間条件を満足するには至らず、突
起乗り越した後、走行抵抗が小さくなったらステップ5
4の後輪舵角変化量の条件を満足しなくなり、図5のフ
ローチャートにおいて、ステップ50→ステップ51→
ステップ52→ステップ53→ステップ54→ステップ
58→ステップ59へと進む流れとなり、ハイキャスモ
ータ15はロックのない正常な状態であると判断され
る。
【0046】したがって、モータロック判断の時間基準
であるモータ電流が流れているにもかかわらず後輪舵角
の変動がない状態の継続時間(設定タイマ値T0 )を、
モータ正常時の走行であり得る時間(1sec 程度)以上
の2sec としているため、ロック異常のない正常なハイ
キャスモータ15であってもモータロック条件を満足す
る状態が瞬間的には考えられる突起乗り越し等の時にモ
ータロック誤検出を防止することができる。
【0047】[モータロック異常時]ハイキャスモータ
15がギアの噛み込みやロッドの停止等の原因によりロ
ック状態にあり、I≧I0 の条件を満足するモータ電流
値Iを流している場合には、モータ電流値Iを流してい
るにもかかわらず後輪舵角の変化がないことで、図5の
フローチャートにおいて、ステップ50→ステップ51
→ステップ52→ステップ53→ステップ54→ステッ
プ55→ステップ56へと進む流れとなり、この流れが
繰り返され、ステップ56の時間条件を満足すると、ス
テップ57へ進み、ハイキャスモータ15はロック異常
であると判断される。
【0048】したがって、モータロック判断の時間基準
であるモータ電流が流れているにもかかわらず後輪舵角
の変動がない状態の継続時間(設定タイマ値T0 )を、
モータ焼き付き時間(10sec 程度)未満の2sec とし
ているため、ロック状態となっているハイキャスモータ
15のモータ焼き付きが発生する前にモータロック状態
を検出することができ、この検出に基づくフェールセー
フ処理によりハイキャスモータ15の焼き付きを防止す
ることができる。
【0049】次に、効果を説明する。
【0050】(1)ハイキャスモータ15により後輪舵
角を制御する電動モータ駆動式四輪操舵装置において、
ハイキャスモータ15に最大指令電流値20Aに対して
やや低い設定電流値15A以上のモータ電流が流れてい
るにもかかわらず後輪舵角の変動がない状態が、モータ
正常時の走行であり得る時間以上でモータ焼き付き時間
未満の2sec だけ継続した場合、モータロック状態であ
ると検出するモータロック監視ロジック処理を行なう装
置としたため、モータロック状態を誤検出なくしかも早
期に検出することができる。
【0051】(2)後輪舵角変動があるかないかの判断
基準であるセンサ信号変化量Δδrの設定変化量Kを、
ギア減速機構等によるガタ分(max=0.1mm)を考
慮し、ガタ分の最大値で与えるようにしたため、ガタ分
の最大値より大きく設定した場合の正常時における誤検
出を防止できるし、また、ガタ分の最大値より小さく設
定した場合のロック異常時の誤検出をも防止することが
できる。
【0052】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0053】例えば、設定電流値I0 (15A)や設定
タイマ値T0 (2sec )や設定変化量K(60mV)は
実施例の値に限られるものではなく、制御システムによ
ってあるいはシステムが搭載される車両によって適宜設
定することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明にあって
は、電動モータにより後輪舵角を制御する電動モータ駆
動式四輪操舵装置において、電動モータに最大指令電流
値に対してやや低い設定電流値以上のモータ電流が流れ
ているにもかかわらず後輪舵角の変動がない状態が、モ
ータ正常時の走行であり得る時間以上でモータ焼き付き
時間未満の所定時間だけ継続した場合、モータロック状
態であると検出するモータロック監視手段を設けたた
め、モータロック状態を誤検出なくしかも早期に検出す
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動モータ駆動式四輪操舵装置を示す
クレーム対応図である。
【図2】本発明実施例の電動モータ駆動式四輪操舵装置
が適用された車両を示す全体システム図である。
【図3】実施例の電動モータ駆動式四輪操舵装置の電動
式後輪ステアリング機構を示す図である。
【図4】実施例装置の4WSコントロールユニットを中
心とする電子制御系システム図である。
【図5】実施例装置の4WSコントロールユニットの監
視回路で行なわれるモータロック監視作動の流れを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
a 電動モータ b モータ電流値検出手段 c 後輪舵角検出手段 d モータ電流値判断手段 e 後輪舵角変動判断手段 f モータロック監視手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B62D 113:00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 5/04 B62D 6/00 B62D 7/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ制御電流の印加による駆動で後輪
    舵角を制御する電動モータと、 前記電動モータへ実際に流れているモータ電流値を検出
    するモータ電流値検出手段と、 後輪舵角を検出する後輪舵角検出手段と、 前記モータ電流値が最大指令電流値に対してやや低い
    定電流値以上であるかどうかを判断するモータ電流値判
    断手段と、 後輪舵角に変動があるかどうかを判断する後輪舵角変動
    判断手段と、 前記電動モータに設定電流値以上のモータ電流が流れて
    いるにもかかわらず後輪舵角の変動がない状態が、モー
    タ正常時の走行であり得る時間以上でモータ焼き付き時
    間未満の所定時間だけ継続した場合、モータロック状態
    であると検出するモータロック監視手段と、 を備えていることを特徴とする電動モータ駆動式四輪操
    舵装置。
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