JP3013640B2 - 電動モータ駆動式四輪操舵装置 - Google Patents

電動モータ駆動式四輪操舵装置

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JP3013640B2 JP900693A JP900693A JP3013640B2 JP 3013640 B2 JP3013640 B2 JP 3013640B2 JP 900693 A JP900693 A JP 900693A JP 900693 A JP900693 A JP 900693A JP 3013640 B2 JP3013640 B2 JP 3013640B2
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  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動モータにより後輪
舵角を制御する電動モータ駆動式四輪操舵装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電動モータにより後輪舵角を制御
する電動モータ駆動式四輪操舵装置としては、例えば、
特開平4−321470号公報に記載のものが知られて
いる。上記従来出典には、直進走行時における電力消費
の無駄を解消すると共に電動モータの耐久性を向上させ
る目的で、舵角目標値に基づいて直進走行を判断し、直
進走行時には強制的にモータ電流をカットする技術が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電動モータ駆動式四輪操舵装置において、後輪舵角
制御の開始と終了とが同じ車速で行なわれる場合、その
車速の近辺で車速が変化する時、制御の開始と終了が繰
り返されるハンチングが生じ、制御安定性に欠けてしま
う。
【0004】また、極低速時において、リア舵角目標値
がゼロであっても、リア舵角を検出するポテンショメー
タの誤差や路面凹凸等で、フィードバック制御によりモ
ータ駆動指令値が出力される。この時、タイヤの負荷が
高く、モータ駆動電流が多く必要である。
【0005】本発明は、上記課題に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、電動モータにより後輪
舵角を制御する電動モータ駆動式四輪操舵装置におい
て、車両停車時に後輪舵角を中立位置近傍に戻しなが
ら、車速の変化に対して制御安定性を確保することがで
きると共に消費エネルギの低減を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の電動モータ駆動式四輪操舵装置では、モータ駆
動制御の開始と終了の車速条件として、開始側を高車速
とし終了側を車両停止直前の低車速とするヒステリシス
を設定し、この車速条件にしたがってモータ駆動制御を
行なうモータ駆動制御手段を設けた。
【0007】即ち、図1のクレーム対応図に示すよう
に、モータ制御電流の印加による駆動で後輪舵角を制御
する電動モータaと、車速を検出する車速検出手段b
と、車速検出値が第1設定車速以上であるかどうかを判
断する後輪舵角制御開始条件判断手段cと、車速検出値
が第1設定車速より低く車両停止直前の車速の第2設定
車速以下であるかどうかを判断する後輪舵角制御終了条
件判断手段dと、制御開始条件を満足することで前記電
動モータaへのモータ制御電流の出力を開始し、制御終
了条件を満足することで前記電動モータaへのモータ制
御電流の出力を停止するモータ駆動制御手段eとを備え
ている。
【0008】
【作用】車両走行時、後輪舵角制御開始条件判断手段c
において、車速検出手段bからの車速検出値が第1設定
車速以上であるかどうかが判断され、モータ駆動制御手
段eにおいて、後輪舵角の制御を開始する制御開始条件
を満足することで電動モータaへのモータ制御電流の出
力が開始される。
【0009】そして、後輪舵角制御終了条件判断手段d
において、車速検出手段bからの車速検出値が第1設定
車速より低く車両停止直前の車速の第2設定車速以下で
あるかどうかが判断され、モータ駆動制御手段eにおい
て、後輪舵角の制御を終了する制御終了条件を満足する
ことで電動モータaへのモータ制御電流の出力が停止さ
れる。
【0010】したがって、制御開始条件である第1設定
車速と制御終了条件である第2設定車速とにヒステリシ
スが設けられていることで、制御開始と制御終了の車速
条件同じ車速の場合のような制御の開始と終了が繰り返
されるハンチングが防止され、制御安定性が確保され
る。
【0011】また、走行開始時や後輪舵角制御終了後の
走行時、他の制御開始条件である後輪舵角中立位置条件
や後輪舵角目標値設定条件等を満足していても車速検出
値が第1設定車速以上でない限り、電動モータaへのモ
ータ制御電流が出力されず、制御開始条件や制御終了条
件に車速を含まない場合やある低車速を条件とする場合
に比べ、モータ制御電流の出力時間が大幅に短縮され、
消費エネルギの低減が図られる。
【0012】また、後輪舵角制御終了条件を車両停止直
前の車速の第2設定車速以下としているため、車両停車
時に後輪舵角を中立近傍に戻すことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】まず、構成を説明する。
【0015】図2は本発明実施例の電動モータ駆動式四
輪操舵装置が適用された車両を示す全体システム図、図
3は実施例の電動モータ駆動式四輪操舵装置の電動式後
輪ステアリング機構を示す図、図4は実施例装置の4W
Sコントロールユニットを中心とする電子制御系システ
ム図である。
【0016】図2において、1,2は前輪、3,4は後
輪、5は機械式前輪ステアリング機構、6は電動式後輪
ステアリング機構である。
【0017】前記機械式前輪ステアリング機構5は、ド
ライバによって操舵されるステアリングホイール7から
ステアリングシャフト8を介して入力される操舵力を図
外のパワーステアリングにより増大し、増大した操舵力
をラックシャフト9からサイドロッド10,11及びナ
ックルアーム12,13を介して伝達し、前輪1,2に
舵角を与える機構としている。
【0018】前記電動式後輪ステアリング機構6は、4
WSコントロールユニット14からのモータ出力によっ
て制御されるハイキャスモータ15(電動モータaに相
当)の回転力をウォーム16及びウォームホイール17
により減速し、ウォームホイール17の回転運動をピニ
オンシャフト18のギア部とラックシャフト19のギア
部との噛合によりラックシャフト19の直線運動に変換
し、ラックシャフト19からサイドロッド20,21及
びナックルアーム22,23を介して伝達し、後輪3,
4に舵角を与える機構としている。
【0019】前記4WSコントロールユニット14は、
図4に示すように、電源回路14a、センサ電源回路1
4b、入力インターフェース14c、CPU1、CPU
2、監視回路14d、D/A変換14e,14f,14
g,14h,14i、CPU出力監視回路14j、リレ
ー出力ドライバ14k、モータ出力ドライバ14m、パ
ワステソレノイド出力ドライバ14nを有する。
【0020】前記電源回路14aには、バッテリ24か
ら直接のバッテリ電源と、イグニッションスイッチ25
からのイグニッション電源が入力される。
【0021】前記入力インターフェース14cには、ポ
テンショメータによるリア舵角メインセンサ26及びリ
ア舵角サブセンサ27からのセンサ信号と、ステアリン
グセンサ28からのセンサ信号と、車速センサ29(車
速検出手段bに相当)からのセンサ信号と、ストップラ
ンプスイッチ30,ブレーキスイッチ31及びインヒビ
ットスイッチ32からのスイッチ信号が入力される。こ
こで、リア舵角メインセンサ26は前記ピニオンシャフ
ト18の回転量を検出するセンサであり、前記リア舵角
サブセンサ27は前記ラックシャフト19のストローク
量を検出するセンサである。
【0022】前記リレー出力ドライバ14kは、監視回
路14dからの監視出力とワーニングバルブ33からの
ワーニングバルブ出力を入力し、ハイキャスリレー34
に対しハイキャスリレー出力を送出する。
【0023】前記モータ出力ドライバ14mは、ハイキ
ャスリレー34を介したモータ電源により駆動され、C
PU1からD/A変換14g,14hを介した後輪舵角
指令を入力し、ハイキャスモータ15に対しモータ出力
を送出する。
【0024】前記パワステソレノイド出力ドライバ14
nは、CPU1からD/A変換14iを介したパワステ
指令を入力し、パワステソレノイド35に対しパワステ
ソレノイド出力を送出する。
【0025】次に、作用を説明する。
【0026】[後輪舵角制御作動]図5は4WSコント
ロールユニット14により行なわれる後輪舵角制御作動
の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップにつ
いて説明する。
【0027】ステップ50のイグニッションスイッチ2
5のOFFからONへのスイッチ動作により後述する処
理が開始される。
【0028】ステップ51では、4WSコントロールユ
ニット14の初期チェック(例えば、CPU初期チェッ
クなど)が行なわれる。
【0029】ステップ52では、リレー出力ドライバ1
4kからの出力によりハイキャスリレー34を駆動さ
せ、モータ電源を確保する。
【0030】ステップ53では、リア舵角メインセンサ
26からのセンサ値に基づいてリア舵角中立位置復帰処
理を行なうかどうかのリア舵角中立位置復帰開始判断が
行なわれる。
【0031】ステップ54では、ステップ53でリア舵
角中立位置のズレがありリア舵角中立位置復帰処理を行
なうと判断された時、リア舵角中立位置復帰終了判断が
なされるまでモータ15を駆動してリア舵角を中立位置
に戻す。
【0032】具体的なリア舵角中立位置復帰処理は、3
0msec毎にリア舵角中立位置復帰時の目標値を算出し、
モータサーボをかけるスロープ処理により行なわれる。
リア舵角中立位置復帰終了判断は、リア舵角メインセン
サ26からのセンサ値が中立域にある状態が所定時間
(360msec)以上続いた場合に終了と判断される。
【0033】ステップ55では、ステアリング舵角θの
基準となるステアリング舵角中立最新値θcnが算出され
ているかどうかが判断される。このステアリング舵角中
立最新値θcnは、例えば、特開平2−299977号公
報に記載の手法により別のルーチンで算出される。
【0034】ステップ56では、ステップ55でのステ
アリング舵角中立最新値θcnの算出を条件として、車速
Vとステアリング舵角θに基づいてリア舵角目標値δr
が算出される。
【0035】このリア舵角目標値δrは、例えば、旋回
初期、一瞬後輪を逆相に転舵し、その後、後輪を同相に
転舵する位相反転制御則等により算出される。
【0036】ステップ57では、ステップ55で舵角中
立最新値θcnが未算出と判断された時、リア舵角目標値
δrの初期化が行なわれる。
【0037】ステップ58では、下記に示すリア舵角制
御開始条件が判断される(後輪舵角制御開始条件判断手
段cに相当)。
【0038】このリア舵角制御開始条件は、車速が20
km/h(第1設定車速に相当)以上で、且つ、リア舵角目
標値が0±0.01度を満足した後、目標モータ回転角
と中立モータ回転角との偏差が設定値以上となった時で
ある。
【0039】ステップ59では、ステップ58の条件が
成立した場合あるいは既に成立している場合、車速が2
km/h(第2設定車速に相当)以下かどうかというリア舵
角制御終了条件が判断される(後輪舵角制御終了条件判
断手段dに相当)。
【0040】ステップ60では、ステップ59の条件が
不成立である場合、リア舵角目標値δrとリア舵角セン
サ値δrSENとの差による後輪舵角偏差δεを用いた下記
の式によりモータ制御電流値IMが演算される。
【0041】IM=L・δε−m・d(θM)+Kp L;比例定数 m;ダンピング定数 d(θM);モータ回転角速度 Kp;フリクション補正定数 ステップ61では、上記モータ制御電流値IMによるモ
ータ制御電流が出力される。
【0042】ステップ62では、ステップ57でリア舵
角目標値δrの初期化が行なわれた場合、ステップ58
でリア舵角制御開始条件が未成立の場合、ステップ59
でリア舵角制御終了条件が成立した場合、モータ制御電
流の初期化が行なわれる。
【0043】ステップ63では、モータ制御電流の出力
が禁止される。
【0044】なお、ステップ60〜ステップ63は、モ
ータ駆動制御手段eに相当する。
【0045】ステップ64では、イグニッションスイッ
チ25がOFFまたはフェイルセーフが成立しているか
どうかが判断され、Noの場合には、ステップ55から
の処理が繰り返され、Yesの場合には、ステップ65
へ進み、リア舵角制御が禁止される。
【0046】[車速条件による後輪舵角制御作用]旋回
時には、図5に示す上記後輪舵角制御作動にしたがって
後輪舵角が制御されるが、リア舵角制御開始条件とリア
舵角制御終了条件に共に含まれる車速条件に着目して後
輪舵角制御作用を述べる。
【0047】まず、図6に示すように、リア舵角制御開
始条件の車速は20km/hであり、リア舵角制御終了条件
の車速は2km/hであり、両車速条件にヒステリシスが設
けられ、この条件にしたがってモータ制御電流の出力並
びに出力停止がなされる。
【0048】この条件の意味は、走行開始時等におい
て、旋回安定性並びに旋回応答性を目指すリア舵角制御
の実効が図られるのは、車速がある程度増してからであ
り、低車速域では前輪操舵のみでも充分に安定性が図ら
れることで、リア舵角制御開始条件の車速は20km/hと
している。
【0049】また、リア舵角制御終了条件の車速は2km
/hとしているのは、ほとんど停車状態に近い車速までリ
ア舵角制御を続けることで、なるべくステップ54での
リア舵角中立位置復帰処理を行なうことなく、次の制御
開始時にリア舵角の中立位置が出ているようにするため
である。
【0050】このように両車速条件にヒステリシスが設
けらているため、リア舵角制御開始とリア舵角制御終了
の車速条件同じ車速の場合のような制御の開始と終了が
繰り返されるハンチングが防止され、制御安定性が確保
される。
【0051】また、走行開始時や後輪舵角制御終了後の
走行時、他の制御開始条件である後輪舵角中立位置条件
や後輪舵角目標値設定条件等を満足していても車速が2
0km/h以上とならない限り、モータ15へのモータ制御
電流が出力されず、リア舵角制御開始条件やリア舵角制
御終了条件に車速を含まない場合やある低車速を条件と
する場合に比べ、モータ制御電流の出力時間が大幅に短
縮され、消費エネルギの低減が図られる。
【0052】[車速以外の条件による後輪舵角制御開始
作用]旋回時には、図5に示す上記後輪舵角制御作動に
したがって後輪舵角が制御されるが、車速条件以外の条
件に着目して後輪舵角制御開始作用を述べる。
【0053】図5のフローチャートの判断ステップ53
でのリア舵角が中立位置であるという条件と、判断ステ
ップ55でのステアリング舵角中立最新値θcnが算出済
みであるという条件と、判断ステップ58でのリア舵角
目標値δrが0±0.01度であるという条件を共に満
足しないことにはモータ制御電流の出力が開始されな
い。
【0054】つまり、後輪を電動モータを使って操舵す
るシステムは、センタリングスプリングが内蔵されたパ
ワシリンダ駆動式とは異なり、自動的に後輪舵角が中立
位置に復帰せず、前回の制御終了時点での後輪舵角のま
まとなっているし、上記ステップ60のモータ制御電流
値IMの算出式から明らかなように、後輪舵角位置をフ
ィードバックし、モータ制御電流値IMを算出してい
る。
【0055】したがって、制御開始時にリア舵角が中立
位置でなかったり、リア舵角目標値δrが中立域になけ
れば、不要な電流が発生し、後輪舵角が急変してしま
う。
【0056】また、ステアリング舵角中立位置が算出さ
れていない場合、中立位置と実測値との差で得られるス
テアリング舵角θを入力情報として算出されるリア舵角
目標値δrの算出精度が悪くなり、後輪舵角制御精度を
低下させてしまう。
【0057】これに対し、上記のように3つの条件が共
に満足しないことにはモータ制御電流の出力が開始され
ないようにしていることで、モータ15への不要な電流
の発生を防止できると共に、後輪舵角の急変を防止する
ことができる。
【0058】次に、効果を説明する。
【0059】(1)ハイキャスモータ15により後輪舵
角を制御する電動モータ駆動式四輪操舵装置において、
モータ駆動制御の開始と終了の車速条件として、開始側
を20km/hの高車速とし、終了側を車両停止直前の2km
/hの低車速とするヒステリシスを設定し、この車速条件
にしたがってモータ駆動制御を行なう装置としたため、
車両停車時に後輪舵角を中立位置近傍に戻しながら、車
速の変化に対して制御安定性を確保することができると
共に消費エネルギの低減を図ることができる。
【0060】(2)ハイキャスモータ15により後輪舵
角を制御する電動モータ駆動式四輪操舵装置において、
モータ駆動制御の開始条件として、リア舵角が中立位置
であるという条件と、ステアリング舵角中立最新値θcn
が算出済みであるという条件と、リア舵角目標値δrが
0±0.01度であるという条件を設定し、この3つの
条件を共に満足しないことにはモータ駆動制御を開始し
ない装置としたため、後輪舵角制御開始時にモータ15
への不要な電流の発生を防止できると共に、後輪舵角の
急変を防止することができる。
【0061】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0062】例えば、実施例では、開始車速を20km/h
とし、終了車速を2km/hとする例を示したが、例えば、
開始車速を10km/h〜25km/hの範囲内の車速とし、終
了車速を1km/h〜9km/hの範囲内の車速としても良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明にあって
は、電動モータにより後輪舵角を制御する電動モータ駆
動式四輪操舵装置において、モータ駆動制御の開始と終
了の車速条件として、開始側を高車速とし終了側を車両
停止直前の低車速とするヒステリシスを設定し、この車
速条件にしたがってモータ駆動制御を行なうモータ駆動
制御手段を設けたため、車両停車時に後輪舵角を中立位
置近傍に戻しながら、車速の変化に対して制御安定性を
確保することができると共に消費エネルギの低減を図る
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動モータ駆動式四輪操舵装置を示す
クレーム対応図である。
【図2】本発明実施例の電動モータ駆動式四輪操舵装置
が適用された車両を示す全体システム図である。
【図3】実施例の電動モータ駆動式四輪操舵装置の電動
式後輪ステアリング機構を示す図である。
【図4】実施例装置の4WSコントロールユニットを中
心とする電子制御系システム図である。
【図5】実施例装置の4WSコントロールユニットで行
なわれる後輪舵角制御作動の流れを示すフローチャート
である。
【図6】実施例装置でモータ駆動制御の開始と終了の車
速条件を示すヒステリシス特性図である。
【符号の説明】
a 電動モータ b 車速検出手段 c 後輪舵角制御開始条件判断手段 d 後輪舵角制御終了条件判断手段 e モータ駆動制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B62D 113:00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 6/00 B62D 5/04 B62D 7/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ制御電流の印加による駆動で後輪
    舵角を制御する電動モータと、 車速を検出する車速検出手段と、 車速検出値が第1設定車速以上であるかどうかを判断す
    る後輪舵角制御開始条件判断手段と、 車速検出値が第1設定車速より低く車両停止直前の車速
    の第2設定車速以下であるかどうかを判断する後輪舵角
    制御終了条件判断手段と、 制御開始条件を満足することで前記電動モータへのモー
    タ制御電流の出力を開始し、制御終了条件を満足するこ
    とで前記電動モータへのモータ制御電流の出力を停止す
    るモータ駆動制御手段と、 を備えていることを特徴とする電動モータ駆動式四輪操
    舵装置。
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