JPH0316304B2 - - Google Patents
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- JPH0316304B2 JPH0316304B2 JP59049887A JP4988784A JPH0316304B2 JP H0316304 B2 JPH0316304 B2 JP H0316304B2 JP 59049887 A JP59049887 A JP 59049887A JP 4988784 A JP4988784 A JP 4988784A JP H0316304 B2 JPH0316304 B2 JP H0316304B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel steering
- rear wheel
- vehicle
- yaw angular
- steering
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Links
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 23
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 16
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/06—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
- B62D7/14—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
- B62D7/15—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
- B62D7/159—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels characterised by computing methods or stabilisation processes or systems, e.g. responding to yaw rate, lateral wind, load, road condition
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mathematical Physics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は四輪自動車等の車両の前後輪操舵装置
に関する。
に関する。
(従来技術)
本出願人は既に前輪の転舵のみならず後輪をも
転舵し、特に車両が一定の車速以上、つまり高速
走行時に於て後輪を前輪と同位相方向へ転舵し、
車両の操縦応答性を飛躍的に向上させ得るように
した車両の操舵装置(特開昭56−5270号,特願昭
57−134888号等)を種々提案している。
転舵し、特に車両が一定の車速以上、つまり高速
走行時に於て後輪を前輪と同位相方向へ転舵し、
車両の操縦応答性を飛躍的に向上させ得るように
した車両の操舵装置(特開昭56−5270号,特願昭
57−134888号等)を種々提案している。
ところで、このような車両の操舵装置に於ては
高速走行時に運転者がステアリングハンドルを操
舵した場合、前輪及び後輪が同時に同方向へ転舵
される。この為前後輪のタイヤに同時に横すべり
角、つまり同時に横力が発生するためハンドルを
操舵した直後である旋回初期には車体のヨー方向
の回転運動に加え、車体の横方向の並進運動を伴
うことになる。
高速走行時に運転者がステアリングハンドルを操
舵した場合、前輪及び後輪が同時に同方向へ転舵
される。この為前後輪のタイヤに同時に横すべり
角、つまり同時に横力が発生するためハンドルを
操舵した直後である旋回初期には車体のヨー方向
の回転運動に加え、車体の横方向の並進運動を伴
うことになる。
この並進運動は当該回転運動がそれ程大きくな
らない旋回初期にはかなり顕著となつて現れる。
しかし、当該回転運動がある程度大きくなる旋回
後半では車体に働く遠心力が大きくなり、これが
前後輪のタイヤに生ずる前記横力と釣合うため旋
回走行が定常状態に近くなると並進運動は小さく
なる。つまり、第3図の如きカーブLを旋回走行
する場合、車両Cは旋回初期では斜め前方(ハン
ドル操舵方向)へ向う並進運動が大きく生じ、こ
の後に回転運動を伴う旋回を始めることになり走
行運動のモードが円滑に行われなくなる。この走
行軌跡を点線X1で示す。なお実線X2は正規
(前輪操舵のみの場合)の走行軌跡を示す。この
ことは換言すると前後輪が同位相方向に転舵され
ている旋回状態では車両の位置制御についての応
答性は良いが姿勢(向き)制御に対しての減衰
(収まり)は良好に行われないことを意味する。
らない旋回初期にはかなり顕著となつて現れる。
しかし、当該回転運動がある程度大きくなる旋回
後半では車体に働く遠心力が大きくなり、これが
前後輪のタイヤに生ずる前記横力と釣合うため旋
回走行が定常状態に近くなると並進運動は小さく
なる。つまり、第3図の如きカーブLを旋回走行
する場合、車両Cは旋回初期では斜め前方(ハン
ドル操舵方向)へ向う並進運動が大きく生じ、こ
の後に回転運動を伴う旋回を始めることになり走
行運動のモードが円滑に行われなくなる。この走
行軌跡を点線X1で示す。なお実線X2は正規
(前輪操舵のみの場合)の走行軌跡を示す。この
ことは換言すると前後輪が同位相方向に転舵され
ている旋回状態では車両の位置制御についての応
答性は良いが姿勢(向き)制御に対しての減衰
(収まり)は良好に行われないことを意味する。
一方、これを改善するには、例えば前車軸に対
する後車軸のロール鋼性を高めたり、或いはホイ
ールベースを短くする等の公知の技術によつて旋
回初期から回転運動を大きくすれば良いが、これ
では当該回転運動が旋回後半まで続くことになり
旋回後半では車体の尻振りが大きくなる不具合を
生ずる。
する後車軸のロール鋼性を高めたり、或いはホイ
ールベースを短くする等の公知の技術によつて旋
回初期から回転運動を大きくすれば良いが、これ
では当該回転運動が旋回後半まで続くことになり
旋回後半では車体の尻振りが大きくなる不具合を
生ずる。
(発明の目的)
本発明の目的は車両の旋回性能を向上すべくこ
の種車両の前後輪転舵装置の改良を図つたもの
で、車両の旋回初期には回転運動を大きくし、他
方旋回後半には回転運動を小さく、つまり回転運
動を適度に減衰させることにより旋回走行時の運
動モードが円滑に行われるようにした車両の前後
輪操舵装置を提供することにある。
の種車両の前後輪転舵装置の改良を図つたもの
で、車両の旋回初期には回転運動を大きくし、他
方旋回後半には回転運動を小さく、つまり回転運
動を適度に減衰させることにより旋回走行時の運
動モードが円滑に行われるようにした車両の前後
輪操舵装置を提供することにある。
(発明の構成)
本発明は斯かる目的を達成すべく特に後輪を一
定の車速以上で前輪の転舵角に略比例し且つ前輪
と同位相方向へ転舵せしめる後輪操舵系を備える
車両の前後輪操舵装置に適用し、その主要構成と
するところは、車両のヨー角加速度又はヨー角速
度を検出するヨー方向運動検出手段と、この検出
手段からの検出結果によつてヨー角加速度又はヨ
ー角速度に略比例した所定の後輪転舵補正情報を
得る演算手段と、この後輪転舵補正情報を前記後
輪操舵系の後輪転舵制御情報に加える加算手段と
を具備し、前記回転運動を車両に発生するヨー角
加速度又はヨー角速度として検出し、この大きさ
に対応して旋回後半に回転運動を減衰させるよう
にしたことを特徴とする。
定の車速以上で前輪の転舵角に略比例し且つ前輪
と同位相方向へ転舵せしめる後輪操舵系を備える
車両の前後輪操舵装置に適用し、その主要構成と
するところは、車両のヨー角加速度又はヨー角速
度を検出するヨー方向運動検出手段と、この検出
手段からの検出結果によつてヨー角加速度又はヨ
ー角速度に略比例した所定の後輪転舵補正情報を
得る演算手段と、この後輪転舵補正情報を前記後
輪操舵系の後輪転舵制御情報に加える加算手段と
を具備し、前記回転運動を車両に発生するヨー角
加速度又はヨー角速度として検出し、この大きさ
に対応して旋回後半に回転運動を減衰させるよう
にしたことを特徴とする。
(実施例)
以下には本発明をさらに具体化した好適な実施
例を挙げ図面を参照して詳述する。
例を挙げ図面を参照して詳述する。
図面に於て、第1図は本発明に係る前後輪操舵
装置を装備した車両の基本構造を示す模式的平面
図である。先ず、本発明を明確にするため同図に
基づき車両の前後輪操舵装置の全体的概略構成に
ついて説明する。
装置を装備した車両の基本構造を示す模式的平面
図である。先ず、本発明を明確にするため同図に
基づき車両の前後輪操舵装置の全体的概略構成に
ついて説明する。
図中符号1はステアリングハンドルで、このハ
ンドル1のステアリング軸2は前輪側ギヤボツク
ス3に内装した例えばラツク&ピニオン方式によ
るステアリングギヤ機構に接続し、ハンドル1の
操舵回動をタイロツド4の車体幅方向への運動に
変換する。このタイロツド4の両端部は前輪5,
5を支持するナツクルアーム6,6に連結し、以
つてハンドル1の操舵は前輪5,5を転舵せしめ
る。
ンドル1のステアリング軸2は前輪側ギヤボツク
ス3に内装した例えばラツク&ピニオン方式によ
るステアリングギヤ機構に接続し、ハンドル1の
操舵回動をタイロツド4の車体幅方向への運動に
変換する。このタイロツド4の両端部は前輪5,
5を支持するナツクルアーム6,6に連結し、以
つてハンドル1の操舵は前輪5,5を転舵せしめ
る。
他方、7は後輪側ギヤボツクスであり、このギ
ヤボツクス7に内装した例えばラツク&ピニオン
方式によるリヤギヤ機構には増幅回路、駆動モー
タ等からなる後輪操舵サーボアクチエータ8を伝
達軸8aを介して接続する。ギヤボツクス7には
これに貫通し、伝達軸8aの回転によつて車幅方
向へ移動するタイロツド9が設けられ、このタイ
ロツド9の両端にはナツクルアーム10,10を
回動自在に連結する。ナツクルアーム10,10
は後輪11,11を支持し、以つて、前記前輪側
の転舵と同様に伝達軸8aの回転によつて後輪1
1,11を所要の方向へ転舵せしめる。
ヤボツクス7に内装した例えばラツク&ピニオン
方式によるリヤギヤ機構には増幅回路、駆動モー
タ等からなる後輪操舵サーボアクチエータ8を伝
達軸8aを介して接続する。ギヤボツクス7には
これに貫通し、伝達軸8aの回転によつて車幅方
向へ移動するタイロツド9が設けられ、このタイ
ロツド9の両端にはナツクルアーム10,10を
回動自在に連結する。ナツクルアーム10,10
は後輪11,11を支持し、以つて、前記前輪側
の転舵と同様に伝達軸8aの回転によつて後輪1
1,11を所要の方向へ転舵せしめる。
一方、車両には車載コンピユータ12を搭載
し、このコンピユータ12を前記アクチユータ8
へ接続することにより、コンピユータ12の出力
でアクチユータ8を制御する。コンピユータ12
の入力データとしては各種センサから得る車両の
走行状態を示すデータが用いられ、例えば前輪5
の転舵角を検出する前輪転舵角センサ14、車速
を検出する車速センサ15から夫々得る前輪転舵
角データ及び車速データをコンピユータ12へ入
力し、これら各データによつて演算処理した後輪
転舵制御情報を得、これにより例えば後輪を高速
走行時には前輪に対し同位相方向へ、又低速走行
時には逆位相方向へ夫々前輪転舵角に略比例して
転舵せしめる。
し、このコンピユータ12を前記アクチユータ8
へ接続することにより、コンピユータ12の出力
でアクチユータ8を制御する。コンピユータ12
の入力データとしては各種センサから得る車両の
走行状態を示すデータが用いられ、例えば前輪5
の転舵角を検出する前輪転舵角センサ14、車速
を検出する車速センサ15から夫々得る前輪転舵
角データ及び車速データをコンピユータ12へ入
力し、これら各データによつて演算処理した後輪
転舵制御情報を得、これにより例えば後輪を高速
走行時には前輪に対し同位相方向へ、又低速走行
時には逆位相方向へ夫々前輪転舵角に略比例して
転舵せしめる。
次に、第1図及び第2図を参照し本発明の要部
の構成及び機能について具体的に説明する。な
お、第2図は本発明の要部である後輪操舵のため
の情報処理系の機能ブロツク図である。
の構成及び機能について具体的に説明する。な
お、第2図は本発明の要部である後輪操舵のため
の情報処理系の機能ブロツク図である。
先ず、要部の構成及び各部の機能を述べる。本
発明に於て、コンピユータ12には前記した前輪
転舵角センサ14、車速センサ15を接続する。
前輪転舵角センサ14から得る転舵角データを
δf、センサ15からの車速データをuとすれば各
データはコンピユータ12に入力し、転舵角デー
タδfは第1演習処理イによつて、この転舵角デー
タδfに略比例した前記後輪転舵制御情報δ1を得
る。つまり、メモリロ内の記憶データによつて比
例定数k1が与えられ、第1演算処理イは δ1=k1・δf … となる。なお、第1演算処理イには必要により車
速データuが与えられ、この車速データuに対応
して複数の比例定数k1から大きさが選択され
る。
発明に於て、コンピユータ12には前記した前輪
転舵角センサ14、車速センサ15を接続する。
前輪転舵角センサ14から得る転舵角データを
δf、センサ15からの車速データをuとすれば各
データはコンピユータ12に入力し、転舵角デー
タδfは第1演習処理イによつて、この転舵角デー
タδfに略比例した前記後輪転舵制御情報δ1を得
る。つまり、メモリロ内の記憶データによつて比
例定数k1が与えられ、第1演算処理イは δ1=k1・δf … となる。なお、第1演算処理イには必要により車
速データuが与えられ、この車速データuに対応
して複数の比例定数k1から大きさが選択され
る。
一方、車速データu及び転舵角データδfはヨー
角加速度r〓の算出のための演算処理ホされる。つ
まり、ヨー角加速度r〓はu及びδfの関数として求
められるからメモリロ内のデータによつて算出さ
れる。このヨー角加速度データr〓は第2演算処理
ハによつて、このヨー角加速度に略比例した後輪
転舵補正情報δ2を得る。つまり、メモリロ内の
記憶データによつて比例定数k2が与えられ、第
2演算処理は δ2=k2・r〓 … となる。なお、比例定数k2は予め固定された大
きさでもよいし、又必要により走行条件等によつ
て選択できるようにしてもよい。また、ヨー角加
速度r〓はコンピユータによる演算処理によつて求
めたが、直接ヨー角加速度を検出するジヤイロセ
ンサ、又はガスレイトセンサ等を用いてもよい。
さらにまた、第2演算処理ハには車速データuが
付与され、一定車速以上に於てのみ、前記補正情
報δ2が生成されるようにする。
角加速度r〓の算出のための演算処理ホされる。つ
まり、ヨー角加速度r〓はu及びδfの関数として求
められるからメモリロ内のデータによつて算出さ
れる。このヨー角加速度データr〓は第2演算処理
ハによつて、このヨー角加速度に略比例した後輪
転舵補正情報δ2を得る。つまり、メモリロ内の
記憶データによつて比例定数k2が与えられ、第
2演算処理は δ2=k2・r〓 … となる。なお、比例定数k2は予め固定された大
きさでもよいし、又必要により走行条件等によつ
て選択できるようにしてもよい。また、ヨー角加
速度r〓はコンピユータによる演算処理によつて求
めたが、直接ヨー角加速度を検出するジヤイロセ
ンサ、又はガスレイトセンサ等を用いてもよい。
さらにまた、第2演算処理ハには車速データuが
付与され、一定車速以上に於てのみ、前記補正情
報δ2が生成されるようにする。
そして、各情報δ1及びδ2は加算処理ニされ
最終転舵情報δを得る。つまり、 δ=δ1+δ2 … となり、この最終転舵情報δはコンピユータ12
から出力し、前記したアクチエータ8へ供給され
る。
最終転舵情報δを得る。つまり、 δ=δ1+δ2 … となり、この最終転舵情報δはコンピユータ12
から出力し、前記したアクチエータ8へ供給され
る。
次に、斯かる電気的後輪操舵系の全体的機能を
述べると、式の如く最終転舵情報δはδ2、つ
まりヨー角加速度データr〓が大きくなる程当該情
報δは大きくなる。このことは旋回後半でヨー角
加速度が大きくなると、より後輪は前輪に対し同
位相方向側へ大きく転舵されることを意味し、旋
回初期に於て車両の回転運動が大きくなるように
後輪転舵が制御されていても、旋回後半では回転
運動がヨー角加速度に対応して減衰されることに
なる。なお、この減衰の大きさは前記比例定数k
2の大きさの設定により最適な旋回運動モードが
得られるようにする。また、実施例ではヨー角加
速度を算出することによつて補正情報を得たがヨ
ー角加速度の代わりにヨー角速度を算出すること
によつて同様に処理し当該補正情報を得てもよ
い。
述べると、式の如く最終転舵情報δはδ2、つ
まりヨー角加速度データr〓が大きくなる程当該情
報δは大きくなる。このことは旋回後半でヨー角
加速度が大きくなると、より後輪は前輪に対し同
位相方向側へ大きく転舵されることを意味し、旋
回初期に於て車両の回転運動が大きくなるように
後輪転舵が制御されていても、旋回後半では回転
運動がヨー角加速度に対応して減衰されることに
なる。なお、この減衰の大きさは前記比例定数k
2の大きさの設定により最適な旋回運動モードが
得られるようにする。また、実施例ではヨー角加
速度を算出することによつて補正情報を得たがヨ
ー角加速度の代わりにヨー角速度を算出すること
によつて同様に処理し当該補正情報を得てもよ
い。
以上、コンピユータ12における各処理は予め
メモリに記憶された制御プログラム(ソフトウエ
ア)に従つて実行される。また、図面においてコ
ンピユータ12を機能させる入出力インタフエー
ス等の付属装置類は省略してある。なお、コンピ
ユータ12の代わりに同機能を有する電気的回路
でもよいし、或いは機械的な構成、例えば前輪側
と後輪側をリンク部材で接続したり、油圧シリン
ダー等を利用し同様の機能を付加することによつ
て構成してもよい。
メモリに記憶された制御プログラム(ソフトウエ
ア)に従つて実行される。また、図面においてコ
ンピユータ12を機能させる入出力インタフエー
ス等の付属装置類は省略してある。なお、コンピ
ユータ12の代わりに同機能を有する電気的回路
でもよいし、或いは機械的な構成、例えば前輪側
と後輪側をリンク部材で接続したり、油圧シリン
ダー等を利用し同様の機能を付加することによつ
て構成してもよい。
また、コンピユータ12において設定される比
例定数K1,k2は所定の変数に対応した関数と
しても適用することができる。
例定数K1,k2は所定の変数に対応した関数と
しても適用することができる。
(発明の効果)
このように、本発明に係る車両の前後輪操舵装
置は後輪を少なくとも一定の車速以上で前輪の転
舵角に略比例し且つ前輪と同位相方向へ転舵せし
める後輪操舵系を備えるものにおいて、後輪の転
舵をヨー角加速度又はヨー角速度によつて制御す
ることにより、車両の旋回初期には回転運動を大
きくし、他方旋回後半には回転運動を適度に減衰
させることができるため、旋回走行時の運動モー
ドが円滑に行われ、高速走行時の操縦応答性等の
旋回性能を飛躍的に向上させることができる。
置は後輪を少なくとも一定の車速以上で前輪の転
舵角に略比例し且つ前輪と同位相方向へ転舵せし
める後輪操舵系を備えるものにおいて、後輪の転
舵をヨー角加速度又はヨー角速度によつて制御す
ることにより、車両の旋回初期には回転運動を大
きくし、他方旋回後半には回転運動を適度に減衰
させることができるため、旋回走行時の運動モー
ドが円滑に行われ、高速走行時の操縦応答性等の
旋回性能を飛躍的に向上させることができる。
第1図は本発明に係る前後輪操舵装置を装備し
た車両の基本構造を示す模式的平面図、第2図は
本発明の要部である後輪操舵のための情報処理系
の機能ブロツク図、第3図は従来技術における不
具合の説明図である。 尚図面中、12は車載コンピユータ、14は前
輪転舵角センサ、15は車速センサ、イは第1演
算処理、ロはメモリ、ハは第2演算処理、ニは加
算処理、ホは演算処理、δ1は後輪転舵制御情
報、δ2は後輪転舵補正情報、δは最終転舵情報
である。
た車両の基本構造を示す模式的平面図、第2図は
本発明の要部である後輪操舵のための情報処理系
の機能ブロツク図、第3図は従来技術における不
具合の説明図である。 尚図面中、12は車載コンピユータ、14は前
輪転舵角センサ、15は車速センサ、イは第1演
算処理、ロはメモリ、ハは第2演算処理、ニは加
算処理、ホは演算処理、δ1は後輪転舵制御情
報、δ2は後輪転舵補正情報、δは最終転舵情報
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 後輪を少なくとも一定の車速以上で前輪の転
舵角に略比例し且つ前輪と同位相方向へ転舵せし
める後輪操舵系を備える車両の前後輪操舵装置に
おいて、次の手段を具備することを特徴とする車
両の前後輪操舵装置。 (イ) 車両のヨー角加速度又はヨー角速度を検出す
るヨー方向運動検出手段、 (ロ) 前記検出手段からの検出データによつてヨー
角加速度又はヨー角速度に略比例した所定の後
輪転舵補正情報を得る演算手段、 (ハ) 一定車速以上のとき前記後輪転舵補正情報を
前記後輪操舵系における後輪転舵制御情報に加
える加算手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4988784A JPS60193773A (ja) | 1984-03-15 | 1984-03-15 | 車両の前後輪操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4988784A JPS60193773A (ja) | 1984-03-15 | 1984-03-15 | 車両の前後輪操舵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60193773A JPS60193773A (ja) | 1985-10-02 |
JPH0316304B2 true JPH0316304B2 (ja) | 1991-03-05 |
Family
ID=12843543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4988784A Granted JPS60193773A (ja) | 1984-03-15 | 1984-03-15 | 車両の前後輪操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60193773A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0729613B2 (ja) * | 1987-05-07 | 1995-04-05 | トヨタ自動車株式会社 | 前後輪操舵車の後輪操舵制御装置 |
JP2595485B2 (ja) * | 1987-07-30 | 1997-04-02 | スズキ株式会社 | 車両の操舵装置 |
GB8913212D0 (en) * | 1989-06-08 | 1989-07-26 | Lotus Group Plc | A wheeled vehicle steering system |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60161256A (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-22 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の補助操舵方法 |
-
1984
- 1984-03-15 JP JP4988784A patent/JPS60193773A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60161256A (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-22 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の補助操舵方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60193773A (ja) | 1985-10-02 |
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